チュニジア概略

2010
SERVICED 71 86 12 19
開発国際協力省
外国投資振興庁FIPA-チュニジア
Invest in Tunisia
Rue Slaheddine El Ammami
Centre Urbain Nord - 1004 Tunis
Tel.: (216-71) 752 540 - Fax: (216-71) 231 400
E-Mail: fi[email protected]
www.investintunisia.tn
チュニジアに投資を
分かち合う成果
5
チュニジア概略 6
競争力ある優れた経済 8
大陸間交通の中枢 10 知の社会 12 高密度な近代的産業基盤 14 ビジネスに適した環境 16 投資に最適な立地 18 群を抜く住み易さ 20 FIPA-チュニジア Bizerte
Tabarka
Tunis
Béja
Kélibia
Jendouba
Zaghouan
El Kef
Nabeul
Hammamet
Siliana
Enfidha
Sousse
Kairouan
Mahdia
Kasserine
主な都市
ハイウェイ
Monastir
El Djem
Sidi Bouzid
港湾
Sfax
鉄道
Gafsa
空港
Skhira
Gabès
国道
Djerba
Tozeur
Kébili
Zarzis
Mednine
Tataouine
ラトビア
デンマーク
アイルランド
リトアニア
オランダ
英国
ベルギー
ドイツ
Paris
スペイン
スイス
オーストリア
コルシカ
イタリア
サルデイニア
ポルトガル
チュニス
Tunisie
チュニジア
アルジェリア
4
ハンガリー
ルーマニア
ブルガリア
ギリシャ
地中海
モロッコ
ウクライナ
チェコ
Francfort
フランス
ベラルーシ
ポーランド
リビア
トルコ
チュニジア概略
地理
面積 162,155平方km
位置
アフリカ北部, イタリアから140 km
地中海沿い1300 kmの海岸線
気候
地中海性気候
時間帯 GMT + 1
首都
チュニス(郊外も含め240万人)
主な都市
Sfax, Sousse, Bizerte, Nabeul, Gabès, Kairouan, El Kef, Jendouba, Béja...
人口
人口
1043万人
就業人口 総人口の47.3%
中産階層
80%
国民1人当たりの収入
5,142 TND
平均寿命
74.3歳
公式言語 アラビア語
通用言語 仏、英、伊語
制度
体制 大統領制
行政組織
24 の地方府
通貨
チュニジア・ディナール(TND)
1 TND = 1,000ミリム
為替
2009年度平均レート
1 TND = 69.428円
= 0.741 USD
= 0.532 EURO
主要指標
2009
2010 (推)
GDP(時価100万TND)
53,419,1
57,553,8
輸出 (百万TND)
26,680,7
28,868,7
投資率 (対GDP %)
25.9%
26.5%
貯蓄率 (対 国民総可処分所得)
23.1%
23.3%
3.8%
3.6%
対外負債率 (対 国民総可処分所得)
41.5%
39.5%
デット・サービス・レシオ(債務返済比率)
11.4%
9.6%
財政赤字率 (対GDP比%)
開発国際協力省 2010年度予算ベース
5
競争力ある優れた経済
競争力ある経済
欧州に近接していること、社会・政治的な安定、人的資源の質
の高さ、
さらに 欧州地中海圏への実質的な一本化など、チュ
ニジアは数多くの強いカードをもっており、
これが地中海地
域での真のサクセス・ストーリーを生み出してきました。
複数の国際機関がチュニジアを経済的な成功例としてあげ、
アフ
リカや南地中海での競争力ナンバーワンの国としてランク付けし
ています。
ダヴォスの 世 界 経 済フォーラム がまとめ た
2009-2010年の総合競争力報告で
はチュニジアは地中海南岸諸国とアフリカの
中でナンバー 1、 先進国・新興国を含めた世界
133か国中40位にランクされました。
総合競争力指数
順位
国名
スコア
7
ドイツ
5.37
16
フランス
5.13
18
ベルギー
5.09
33
スペイン
4.59
40
チュニジア
4.50
48
イタリー
4.31
61
トルコ
4.16
70
エジプト
4.04
73
モロッコ
4.03
ダヴォスの世界経済フォーラム 国際競争力報告2009-2010年
多様化、成長を持続する経済
チュニジア経済の特色は過去10年に及ぶ持続的な成長を維持し
ている点です。
世界経済の不安定が続く中で、チュニジアは知識・高度技術集約型
の活動をベースにした産業の多様化、経済建設をあくまで追求して
いく方針です。
2008年の世界経済危機にもかかわらずチュニジアは2009
年に 3%台、2010年には 4%の成長を維持しています。
サービス業と製造業の比率はそれぞれGDPの 42.7%と17.6%を占
めています。
抑制されたインフレ
過去5年にわたり年率平均3.6%に抑えら
れたインフレ率 は競争政策と生産性向上
の成果がもたらしたものです。2008年
と2009年に石油、食料価格の大きな
変動がありましたが、インフレ率はそれぞ
れ5%、3.7%にとどまっています。
2009年度のGDPに占める産業部門別の構成比
%
農業・漁業
11.0
非製造業
35.1
17.4
インフレ率の推移
%
2008
製造業
2006
観光
運輸
17.6
6.7
6.4
6
5.8
開発国際協力省 2010年度予算
5.0
4.5
3.1
2007
通信
2.0
その他のサービス
2005
国立統計研究所 2010年
3.7
2009
外に開かれた経済
2009年に財・サービスの輸出はGDPの50%を占めました。前年比で6.5%の減少で、チュニジアの主要貿易
相手であるEU=欧州連合の経済危機が影響しました。
この輸出の減退はとりわけ機械、エレクトロニクス、繊維、エネルギーなどの部門に大きな影響を与えました。一
方でサービスの輸出では観光などがわずかながら増加しました。チュニジアの輸出は多様化が進んでおり、基礎
素材(石油、リン鉱石)への直接的な依存は少なくなってきています。機械産業やエレクトロニクスが輸出産業の主
役(20.2%)
であり、繊維がこれに続いています(19.7%)。
2009年の経済現況は景気停滞に対する抵抗力を示した。欧州地域向けの輸出の減退は観光部門の
がんばりと鉱物資源(鉄、
リン鉱石)の生産増加で一部カバーされた。内需は公共事業の下支えを受け、
ま
た公務員と民間企業の給与引き上げが家計の消費を刺激した。
仏COFACE=フランス貿易保険会社 2009年
低リスク経済
1 9 9 4 年以降、金融機関や格付け機関によるチュニジアの投資評価がなされています。
2009年の主要格付け機関によるチュニジアの格付け
米国
スタンダード&プアーズ
BBB
ムーデイーズ
Baa2
フィッチ レーテイング
BBB
欧州
IBCA
BBB
日本
R&I
A-
「マクロ経済的な安定とショック時の抵抗力の強さはチュ
ニジア経済を格付けする際、大きな強味となっている」
「フィツチ」
グループ企業役員 シャルル・セヴィル氏 2009年
7
大陸間交通の中枢
戦略的な位置
欧州の主要都市や中東の大都市から3時間足らずにあ
るチュニジアは、8億人の大市場への接近を目指す企業
に最適な投資先です。
チュニジアは地中海南岸諸国
で初めて2008年1月から欧州
連合との自由貿易圏を結成し
ました。
定期的な交通の便
欧州と中東市場は容易にアクセスが可能です
■ 九つの空港と124の外国航空会社によって欧州内で毎週1400便が運航されています。
週間の平均航空便数
国名
運航便数
フランス
571
イタリー
172
ドイツ
169
ベルギー
73
英国
68
スイス
54
スペイン
32
モロッコ
30
アラブ首長国連邦 17
エジプト
16
サウジアラビア
14
民間航空空港局 2009年
■いくつかの港湾と近代的な商船団の存在が安全かつ迅速な輸送を求める荷主の要望に応えます。
これら港湾の多
様な活動、港湾間の相互補完性や配船などによってあらゆるタイプの船舶を受け入れ、貨物を取り扱うことが可能
です。2009年の海上輸送貨物の取扱量は3100万トンに達しました。
海上貨物輸送の週間定期便数(ラデス港を基点)
都市
運航便数
Mマルセイユ(仏)
7
ジェノア
(イタリー)、
ラ・ヴァレッタ(マルタ)
5
バルセロナおよびヴァレンシア(スペイン)
5
リヴォルノ
(イタリー)
2
ジオイアータウロ、ポッザーロ、
カグリアリ、
ラスぺチアおよびトラパーニ
1
海上輸送港湾局 2009年 ■アフリカ大陸で最高のテレコミュニケーションネットワーク。実際国民の33.3%がインターネットを利用しており、
2009年の契約者数は38万1982人と、2007年の12万8352人から大幅に増加しました。
電話の普及は住民100人当たり105.2%です。
8
EU市場への自由なアクセス
EUはチュニジアにとって最大の貿易相手です。
チュニジアは2008年1月以降、地中海南岸諸国で初めてEU自由貿易圏との連合関係に入り、
これにより5
億人を超す消費市場の門戸が開放されました。
チュニジアのEU向け輸出は目覚しい増加を見せています。輸出全体に占めるEU向けのシェアは1976年の
51%から2009年は73.8%へと上昇、その80%近くが工業製品で占められています。
エルンスト・ユンクが2008年にまとめた「2016年展望の国家産業戦略」によるとチュニジアは地
中海南岸諸国中で最大のEU向け工業品輸出国となっています。
統合が進むマグレブおよびアラブ市場
過去5年でチュニジアはマグレブ・中東諸国向け輸出を3倍に増やし、その輸出額は2004年当時の8億
1500万TNDから2009年は23億7700万TNDとなりました。
この背景は
■ マグレブ・アラブ諸国との優遇通商協定
■トルコ、エジプト、
ヨルダン、イラクそしてリビヤとの二国間協定にもとずく自由貿易圏形成
■ 1998年に成立したアラブ自由貿易圏の地域協定
■ 2004年調印のヨルダン、エジプト、モロッコおよびチュニジアを結ぶアガデイール自由貿易協定。
特恵関税適用市場
チュニジアからのアメリカ、カナダ、
日本、
スイス、オーストラリア向け工業製品、農作物、手工芸品は、一般特恵
制度(GPS) に基づき低率関税が適用されます。
また同様にアフリカの数カ国の市場で双務協定により特恵関税
を享受しています。
「ARDIA」
「は私たちACTIAグループの主要な研究開発
センターとなっています。チュニジアに集約されたこの基
地からフランス、イタリア、英国などヨーロッパ全域、そし
て米国や中国の子会社までカバーし、
グループ関連会社
へのサービス提供に当たります。同センターは私たちグ
ループ企業を発展させる上で素晴らしい成功例となって
います。」
シリル・ロシャール ARDIA(ACTIAグループ)社長
9
知の社会
近代的な教育システム
チュニジアは国家予算の4分の1、GDPに対して6.9%を教育
投資(研究開発投資は1.19%)のために割いています。経済のニ
ーズに対応するために教育システムへの投資を中断すること
なく継続しており、無償かつだれにでも自由にアクセスできる
という点で、チュニジアは世界でも上位に位置する国として認
められています。
ダヴォスの 世 界 経 済フォーラムによる
2009年ー2010年競争力報告は次の諸点
でチュニジアを南地中海・アフリカ諸国中
「ナンバーワン」の国と認定しています。
■
教育システムの質
順位
国名
スコア
7
ベルギー
5.6
19
チュニジア
4.9
24
フランス
4.8
27
ドイツ
4.7
78
スペイン
3.4
79
トルコ
3.4
87
イタリア
3.3
112
モロッコ
2.9
123
エジプト
2.6
理工系の人材やエンジニアの供給力
■
科学技術研究機関の質の高さ
■
先端技術の利用可能性
(1=競争的な経済のニーズに応えていない、7=競争経済のニースに応えている)
世界経済フォーラム 総合国際競争力報告2009-2010年
競争力ある労働コストの下での豊富な人材供給余力
チュニジアは多数の有能、上質な高学歴の若者たちを競争力のある
労働コストで雇用市場に投入していることが世界的に知られていま
す。欧州諸国と対比すると、同レベルの資格や能力をもつ労働者の賃
金は5分の1程度です。
適合性のある職業訓練
チュニジアの職業訓練対策(2009年)は全国に公立訓練センターが212配置され、11万600人の訓練生を擁していま
す。
また広範囲な経済産業部門をカバーするため、451の専門分野での訓練生の育成が進められています。
質的レベルの高い高等教育
国立の高等教育(大学以上)を受ける学生数は1975年の1万7252人から大幅に増えて、2009年は36万人に達しまし
た。女子学生数は全体の59.5%を占めています。益々多くの学生がサイエンスや情報通信、エンジニアリングさらに
その他の技術系分野に進むようになっています。
各種専門分野の高等教育学位取得者数は2008年に6万613人にのぼり、
このうち3834人はエンジニアです。
エルンスト&ユンクが2008年にまとめた「2016年展望の国家産業戦略」によるとチュニジアは地中海の南岸諸
国中国民一人当たりにつきエンジニア・技術者を最も多く輩出している国です。
10
研究開発分野での能力
工科大学や職業訓練センターの新卒者たちは産業
界が求めるより高い能力への要求に応えるだけでな
く、技術革新を進め、明日の製品を開発するため企業
と協力していきます。
す で に 数 多 くの 国 際 的 企 業 が チ ュ ニ ジ ア
に 研 究 開 発 セ ン タ ー を 置 い て い ま す 。S T
MICROELECTRONICS、ACTIA、ALCATEL、KROMBERG
&SHUBERT、SAGEM そして SIEMENS などで、
これ
ら企業は数百人のチュニジア人エンジニアや中堅管
理職 者を雇用しています。
工学・技術系学生の供給力比較
順位
国名
スコア
9
チュニジア
5.4
11
フランス
5.3
17
ベルギー
5.1
35
ドイツ
4.6
37
スペイン
4.6
39
イタリア
4.5
51
トルコ 4.4
53
エジプト
4.3
64
モロッコ
4.2
(1=工学・技術系学生が不在かきわめて少ない国 7=同学生が多数存在する国)
ダヴォスの世界経済フォーラム 総合競争力報告 2009-2010年
「チュニジアでは技術者や専門家、管理職そして現場での作業員まで基礎訓練がなされており、短時間で
グループ作業を理解し、
こちらの業務活動に対応する能力がある
無断欠勤率は欧州諸国の平均値の半分である。
チュニジアのスタッフたちの規律、責任感、優れた適応能力(多機能で多様な能力)のおかげで私たちの
企業グループはチュニジアから国際的な規模へと事業を拡大発展させることができました」
ギャビー・ロペス ZODIACアエロスペース チュニジア社長
技術革新と研究開発重視の政策
過去10年にわたり政府当局は民間の研究開発活動を強力に支援、奨励してきました。研究開発制度は
持続的な発展を遂げています。チュニジアには1万9623人の研究者と143のラボラトリー、640の研究機
関があります(2008年)。2009年には政府機関ANPRI=研究開発・技術革新推進庁が設立されました。
研究開発費のGDPに占める割合
%
2001年度
0.53
2006年度
1.07
2011年度
1.25
2014年度
1.50
開発国際協力省
「多くの人たちがチュニジアで生まれた技
術についてまだ気がついていない。
チュニ
ジア人たちは優れた応用能力をもってい
る。彼らはマルチタスクな人たちであり、私
たちはそうした方向に向けて彼等を育てて
いく。規律がある上に、彼等は技能の先天
的なセンスがあり、私たちのしていることが
大好きだ」
トーマス・ウェント EUROCAST社長 11
高密度な近代的産業基盤
道路・鉄道インフラ
道路網は約2万キロメートルの舗装道路と360キロメートル
の高速道路があります。
鉄道網は2167キロメートルで、全国を網羅します。
チュニジアの鉄道は2008年に1050万トンの貨物輸送と3920
万人の旅客輸送を請け負っています。
空と海のインフラ
空港は九つの国際空港があり、年間1900万人の旅客輸送能力を
もっています。チュニス、タバルカ、モナステイール、エンフィダ、ジ
ェルバ、スファクス、ガフサ、
トズール、ガベス。国内線はチュニジ
アのすべての地域に連絡しています。
ダヴオスの世界経済報告がまとめた
2009-2010年競争力報告の「イン
フラの質」でチュニジアは地中海南
岸およびアフリカ諸国でナンバーワ
ン、世界133か国中35位でした。
海上輸送のインフラは七つの商業港から成ります:ラグーレット、
ラデス、ビゼルテ、
スース、
スファクス、
ガベス、ザル
ジスそれに石油ターミナルのスキラです。
もうひとつの新しい深水港湾をエンフィダに建設する計画が進められています。
国名
空港インフラの質
港湾インフラの質
順位
スコア
順位 スコア
ドイツ 4
6.6
5
6.4
フランス
9
6.3
10
5.9
ベルギー
14
6.2
6
6.3
チュニジア
30
5.8
41
4.9
スペイン
37
5.5
33
5.2
エジプト
44
5.3
57
4.3
トルコ 54
5.1
78
3.7
モロッコ
70
4.7
62
4.2
イタリー
85
4.1
83
3.7
(1=きわめて遅れている 7=充実し効率的)
ダヴォスの世界経済フォーラム2009-2010年 総合競争力報告
通信インフラ
通 信 技 術 の 分 野 は 最もダイナミックに 発 展している業 種 の ひとつで、最も高 い 成 長 率 を 記 録しています
(2009年は15%) 。
この部門への投資額も大きく、1992年ー1996年の期間中わずか4億3000万デイナールだったのが、2007年ー2011
年の期間は63億デイナールの規模に達しています。
すべてのタイプのネットワークが利用可能で、外国企業はほとんどすべての地域と低料金で交信できます。
通信伝送におけるシステムと設備の高性能、多様性および供用性は次のようなシステムとの共存のお陰です。
■ ペア・ゲイン・システム
■ Pleysychrone、SDHなどのシステム
■ WLL
■ ISDN、X25 、ATM、フレーム・リレー
12
■ LS, ADSL
■ VSAT
■ MOBIRIF(農村地域のGSM技術)
■ GFA、WIFI、GPS.
グローバル・インフォメーション・テクノロジーの2009-2010年レポートによるとチュニジアはネットワーク活
用指数でアフリカ諸国で第一位、世界133カ国中39位にランクされています。
ネットワーク活用指数(NRI)2009-2010年国際比較
順位
国名
スコア
14
ドイツ
5.16
18
フランス
4.99
22
ベルギー
4.86
34
スペイン
4.37
39
チュニジア
4.22
48
イタリー
3.97
69
トルコ
3.68
70
エジプト
3.67
88
モロッコ
3.43
グローバル・インフォメーション・テクノロジー レポート2009-2010年 世界経済フォーラム
テクノロジー・インフラ
チュニジアには現在八つのすでに稼動中のテクノポリスと建設中の二つのテクノポリスがあります。
さらに十一
のサイバーパークが各地に配置されて、各種の専門分野をカバーしています。
チュニジアには全国にガスタービンや蒸気タービン、
コンバインド・サイクル、水力、風力など23の発電施設があ
り、設備の能力は3314メガワットです。
1キロワット時生産の環境対応効率をあげることで環境保護目標を達成できるよう、いくつかの選択肢の中か
ら風力発電技術に特化しています。現在最初の55メガワット風力発電所が稼動しており、同じ程度の出力の発電
所が完成間近かです。第二発電所は120メガワット規模で、
これは目下建設途上にあります。
Bizerte
Béja
Jendouba
チュニジアには
■ 現在八つのすでに稼動中のテクノポリスと二つの建設中のものがあります
El Kef
■ さらに十一のサイバーパークが各地に配置され、それぞれの専門分野をカバーします。
■ 中期的にはすべての地方行政府にテクノパークが配備されることになっています。
Ariana
Borj Cédria
Sidi Thabet
Zaghouan
Sousse
Monastir
Siliana
Kairouan
Kasserine
Sfax
工業団地と産業特区
全体で100カ所程度の工業団地が全国に点在し、
このうち83のゾーンは工業
用地庁が造成、その規模は延べ面積で2500ヘクタールに及びます。
Gafsa
Kébili
第11次五ヵ年計画期間中(2007-2011年)、31の工業団地造成が見込まれ
2011年時点での延べ面積は4500ヘクタールに達する予定です。
同様に、産業特区は現在、ビゼルトとザルジス-ジェルバの二カ所で運用さ
れており、ビゼルト特区は市の港湾内にあり
(チュニス空港から60キロの地
点)、ザルジスはジェルバ空港から30分程度の場所にあります。
Mednine
Tataouine
テクノポリス(稼動中)
テクノポリス(建設中)
サイバーパーク
「チュニジアの工業インフラのお陰でこの5年間に数百人規模を雇用する競争力のある事業基
盤を確立することができました。当初700万ユーロの投資でスタートし、今は1500万ユーロに近
い売り上げを計上するところまできています」
マシュー パスカロット SAFAS社長
13
ビジネスに適した環境
安定した国
チュニジアは経済、社会的に安定した国です。いくつか
の指標がそれを示しています。
人材開発指数
購買力平価
貧困率
女性の就業率
0.769
$7,900
3.8%
ダヴォスの世界経済フォーラム
がまとめた2009-2010年競争
力報告ではチュニジアは地中海
南岸諸国とアフリカの中で最も
外国直接投資を優遇する法制
度を取っている国とされ、
また世
界133カ国中では第7位にラ
ンクされました。
25.4%
投資の自由
国内、海外いずれの投資家にとっても大部分の業種において投資は自由です。
通常、外国投資家は特別の許可なく当地での事業資本の100%出資が認められます。
主な投資優遇策
投資優遇法は多くの優遇策を提供しています。
税制上の優遇策 ■ 輸出による収入、農業プロジェクトについては10年間利益に対する課税
を免除。
■ また、地域開発ゾーンに立地したプロジェクトについては当該ゾーンの優
先度に応じて 5-10年間利益に対する課税を免除。
補助金の交付
地域開発ゾーンのプロジェクトについては当該ゾーンの優先度に応じ、費用
の8%、15%、25%を32万TND-100万TND を限度に補助する。農業プロジ
ェクトの補助は7%。
雇用者負担社会保険料
■ 地域開発上の優先度に応じて第一グループのゾーンで新規に雇用を創
出した場合は5年間に わたり100%-20%を国が負担、第二グループゾー
の国庫負担
ンの新規雇用には5年間、全額を負担する。
■ さらに優先開発ゾーンとされた地域での雇用について5年間は全額を、次
の5年間については80%-20%の範囲で国が負担する。
インフラ費用の 地域開発ゾーン内のプロジェクトに対して優先度に応じてインフラ費用の
25%、50%、75% を国が負担する。
一部国庫負担
国境付近の経済および地域への特別の利益をもたらす投資については追加的な恩典が与えられます。
14
簡素化された工場建設手続き
企業の設立や工場建設手続きは簡単で、窓口はAPII=工業・技術革新促進庁に一本化されています(チュニス、
ス
ファクス、
スース、ナブール、ガフサ、ガベス、ベジャ)。各省庁にまたがる問題をここで統合し、
またネットを通じて
工場設立のプロジェクト申請、企業設置の法律上の規定などを処理できます。www.tunisieindustrie.nat.tn 。
契約にもとずくコンセンサス型労使関係
チュニジアでは企業経営者と社員の関係は対立的ではなく法規にしたがってコンセンサスを探っていくやり方を
とっています。従業員の給与は3年ごとに改定され、それは関係者間の話し合いの下に行われます。
従業員ー雇用者関係のあり方
順位
国名
スコア
24
ドイツ
5.0
29
チュニジア
5.0
46
エジプト
4.6
73
ベルギー
4.3
86
スペイン
4.2
107
モロッコ
3.9
115
トルコ
3.8
123
イタリー
3.5
126
フランス
3.5
(1=全体として対立的、7=全体として対話的)
ダヴォスの世界経済フォーラム 世界競争力報告2009-2010
競争力ある生産コスト
エンジニアや上級技能者、一般労働者の給与は他国と比べて大変競争力をもっています。給与水準のこうした推
移は為替レートの相対的安定とインフレ率抑制がもたらしたものです。
最低賃金水準=SMIGはおよそ120ユーロです。
こうした賃金コストの優位性のほか、他の製造コストの要素も競争力があります。
産業用ガスと電気の税引き前 平均価格指数
(チュニジアを基準値100とした場合)
国名
チュニジア
電気料金
天然ガス料金
50kW−2000MWメガワッ
ト/年
239−2390石油換算ト
ン/年
100
100
フランス
113
317
ポルトガル
152
319
ギリシャ
166
-
ドイツ
171
353
ベルギー
180
284
スペイン
192
284
イタリー
-
331
ユーロススタット 2009年上期
「ビジネスをする上でチュニジアは最良の環境を提供する国である。私たちの企業が投資先としてここを
選ぶのはチュニジアが本質的に信頼できるパートナーだからである。
チュニジアはこれまで国際的な信用
を得るために多くの努力を払い、
そして今は、投資の成果を強調することでわれわれの中小企業に戦略的
な進路を提示している」
ロベルト・ズッカート コンフィンドストリア ヴィチェンザ会長
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投資に最適な立地
外国投資の飛躍的な増加
チュニジアは引き続き魅力のある外国投資受け入れ国です。
2009年に外国企業の投資は国内生産投資の13.7%を占め、GDP
に対しては4%、外国からの資本流入総額の37%を占めていま
す。
また年間の新規雇用の26%がこの外国企業投資で生み出
されます。
エルンスト&ユンクが2008年にまと
めた「2016年展望の国家産業戦略」
によるとチュニジアは南地中海で最
も多くの欧州企業を誘致している
国、誘致企業数でナンバーワンの国
とされています。
国内固定資本形成に占める外国直接投資の割合 2008年
%
イタリー
3.5
ドイツ
3.6
モロッコ
トルコ
スペイン
フランス
9.1
12.3
13.9
18.8
チュニジア
エジプト
27.0
29.2
ワールド・インベストメント・レポート 国連貿易開発会議 2009円
2009年の外国投資動向は満足のいくものでした。その総額は23億5700万
TND に達し、2005年当時の10億8820万TNDを大きく上回っています。直接
投資の流入は製造業が中心で、その金額は過去5年間で倍増し、2005年の3
億7500万TNDから2009年は7億7200万TNDに増えています。
2009年末時点で3069の外国企業あるいは合弁企業がチュニジアで操業し31万4299人を雇用しています。1987年当
時にはこれが455社、5万9932人にとどまっていました。
外国直接投資の業種別分布(2009年)
%
製造業
33.9
農業
54.1
サービスその他
3.8
7.5 0.7
FIPA-チュニジア, 2010
16
観光・不動産
エネルギー
サクセス・ストーリー
AEROLIA, ACTIA, AKZO NOBEL, AIR LIQUIDE, ALCATEL, ALUTHEA, ANJOU ÉLECTRONIQUE, ASTEEL, AUTOLIV, AVENTIS
SANOFI, BANCO DE SANTANDER, BAXTER, BENETTON, BG, BNP, BOSCH, CARREFOUR, CASCO, COFIDUR, COS,
CROWN CORK, DANONE, DEFONTAINE, DRÄXLMAIER, ELECTROLUX, EUROCAST, ESSO, FAURECIA, FRAM, GÉANT,
GENERAL ELECTRIC, GM, GROUPE BPCE, GRUNER, HAIER, HEINRICH KOPP, HENKEL, HUTCHINSON, ISUZU, ITOCHU
CORPORATION, JAL GROUP, JOHNSON CONTROLS, KASCHKE, KBE ELEKTROTECHNIK, KROMBERG & SCHUBERT,
LACROIX ELECTRONIQUE, LATÉCOÈRE, LEAR CORPORATION, LG, LEONI, LUCENT TECHNOLOGIES, MARZOTTO,
MECAHERS, MENTOR, MICROSOFT, MIROGLIO, NESTLÉ, NIGGELER, ORANGE, ORASCOM, PFIZER, PHILIPS, PHOENIX,
PIRELLI, RIEKER, SAFAS, SAFRAN, SCANIA, SEWON, SIEMENS, SIOEN, SOCIÉTÉ GÉNÉRALE, SOMFY,
ST MICROELECTRONICS, STREAM, SUMITOMO, SYLVANIA,TÉLÉPERFORMANCE, THOMSON MULTIMEDIA, TOTAL,
TOYOTA TSUSHO, UNILEVER, VALEO, VAN DE VELDE, VAN LAACK, VEGE MOTOR, VOLVO, YAMAICHI ELECTRONICS,
YAZAKI, YURA CORPORATION, ZODIAC, 3 SUISSES …
機械産業、電気・電子産業:発展が見込める部門
外国直接投資(IDA)は一段と高度技術分野に流入するようになっています。機械、電気・電子産業部門に向かった
IDAはダイナミックな成長を遂げ、特に繊維・服飾産業に取って代わりました。過去三年間でそのシェアは繊維産
業の二倍以上に増加しています。
製造業における機械、
電気・電子産業と繊維・服飾産業の推移 %
年
機械、電気・電子
繊維・衣服
2000
5.2
13.6
2007
30.6
18.6
2008
15.9
7.9
2009
27.1
12.8
FIPA-チュニジア, 2010
チュニジア進出外国企業の地域・国別分布 %
4.3 4.5
7.7
欧州連合
アラブ諸国
8.6
74.9
北米諸国
アジア諸国
その他
FIPA-チュニジア, 2010
「当初は製造業としてスタートしたが、二年もたたないうちに、
航空機製造部門に進出していった。現在は欧州やその他の航空
機産業向け主要設備の製造に従事しているが、数年を経ずして
生産水準は五割り増しになるだろう」
ルネ メルル LACROIX ELECTRONIQUE 社長
17
群を抜く住み易さ
チュニジアでは生活環境は快適そのもので、いくつかの点で
南欧の国に よく似通っています。
世界各地の「暮らしの質」
を調査・観察
している 「インターナショナル・リビン
グ」誌の2010年ランキングによりま
すと、
チュニジアはアラブおよび地中海
南岸諸国中、「最も住みやすい国」とな
っています。
最も快適な生活の諸条件
■ 家賃が割安で上質な住居が集まった近代的な住宅地域
■ 数多くの商業センターやスーパー(カルフール、
ジェアン、
シャンピオン、
ブリコラマなど)
■ 外国人学校(フランス、米国)
■ モダンで専門治療に対応できるクリニックの全国網など、高度の医療サ
ービス体制
■ 完備した施設の下で楽しめる各種スポーツ
■観光地やそれ以外の地域にも配置されたアトラクシヨンサイト、各種レ
ジャー施設
■多くの国際フェステイバル(カルタゴ映画大会、
タバルカのジャズフェス
テイバル、コリゼ・デルジェムの交響楽祭、カルタゴおよびハマメットの
祭り、
ドゥーズのサハラ祭りなど)。
チュニジアは伝統と現代性を見事に調和させている国です。
チュニジア人は寛容で親切、生きる喜びに溢れ、成功への強い決意を備え
ています。
観光立国の伝統
世界の中心地としてチュニジアには毎年700万人のツーリストがヴァカン
スや業務目的、
さらに国際イヴェントや数多くのシンポジューム、集会など
に参加するためにやってきます。
外国人訪問者への対応比較
18
順位
国
スコア
19
ベルギー
6.7
20
チュニジア
6.7
42
トルコ
6.6
53
スペイン
6.5
54
エジプト
6.5
67
ドイツ
6.5
71
フランス
6.4
78
イタリー
6.3
90
モロッコ
6.3
(1=外国人に対するもてなし度の低い国 7=同もてなし度の高い国)
世界経済フォーラム「旅行・ツーリズム競争力報告2009」
「チュニジアは住みやすい国で、だれにとって
もモダンな暮らしが可能です。
ですから欧州の
人がやってきて、
ここに住もうとするのは全く問
題がありません」
ギャビー・ロペス ZODIACアエロスペース
チュニジア社長
「この地中海の小さな国には現代の暮らしに
必要なあらゆる生活関連設備があり、
チュニジ
アの人々の暖かいホスピタリテイ―にあふれた
格別な雰囲気があります。」
EUROCAST社 トーマス・ウェント社長
ダヴォスの世界経済フォーラムがまとめた「旅行・観光の競争力2009年」によりますとチュニジアは地中
海南岸諸国中、観光渡航先きとしてナンバーワン、世界全体では44位にランクされています。
最も安価に暮らせる都市
首都チュニスとその郊外住宅地はアフリカでめったに見ら
れないほど快適な暮らしができますが、そうした外見と異
なり、生活費は他より安く上がります。 実際、チュニスは
世界で最も物価の安い都市にランクされています。マーサ
ー・ヒューマン・リソース社の2009年調査では物価の高い
国の順位でチュニスは143都市中134位です。
保全された環境
チュニジアでは環境保護は完全な資格を備えた国の政策となっています。
実際、チュニジアはアラブ・アフリカ諸国の中にあって1990年代の初めから環境保護の包括的なプログラムを掲
げた数少ない国のひとつです。
現在、GDPの1.2%を上回る投資を環境保護や永続可能な経済発展のために投入しています。
チュニジアは、経済成長と企業の競争力を高めながら、一方で環境保護の義務を受け入れ、天然資源を保全する
という
「至上命題」に取り組んでいます。
これはとりわけ必要な関連技術を習得するとともに、環境という最も先端
的な産業部門での自国の競争力を強化するということでもあります。
チュニジアが天然資源保護や市民の生活環境を守ろうと取り組んでいることは広く認知されています。最近の研
究調査結果では環境悪化がもたらすコストがチュニジアの場合GDPの2.1%以内に留まるとされ、先進諸国の水
準にかなり近いことが分かっています。
自然環境のよさ
順位
国
スコア
18
ドイツ
5.6
28
チュニジア
5.2
32
フランス
5.2
69
スペイン
4.5
84
ベルギー 4.3
87
イタリー
4.2
101
モロッコ
3.9
116
トルコ
3.6
131
エジプト
2.6
(1=世界的にみて汚染や公害がひどい国 7=汚染度が少ない国)
世界経済フォーラム「旅行・ツーリズム競争力2009」
同様に、チニジアはおよそ30の国際協定に参加して、海中環境保護、オゾン層ホール縮小化、砂漠化防止、優れた
景観地や歴史遺産の保全などに関わっています。
「チュニジアは再生可能エネルギーの産業利用に参加する上で、必要な条件を
すべて備えている。
まず熱い太陽光があり、国土的なスペースがあり、自然条件
が整っている。次に、欧州に地理的に近いのでこのエネルギーを欧州に輸出でき
る。
これからの20年から40年間というもの、われわれが取り組むのはこの仕
事である」
ルネ・ブッシュラー シーメンス・チュニジア社長
19
FIPA –チュニジア
外国投資振興庁“FIPAチュニジア”は開発国際協力省が1995年に設
立した国の機関で、その役割は、外国人投資家に必要な支援を与
え、チュニジアにおける外国投資促進を図ることにあります。
FIPA-チュニジアと海外のオフィスは ネットワークを構成しています。
■ チュニジアへの投資機会と、チュニジアが外国直接投資の魅力的投資先である理由に関する情報提供。チュニジ
ア経済、人材、インフラ、投資優遇措置など有用な情報が種々の言語による資料で用意されています。
■チュニスや外国から連絡を受け、投資家のニーズに応じて、事前調査活動や連絡業務を行います。国際化を目指
す企業に、最も満足の行くチュニジア側提案をするのが私たちの方針です。
■ 事業を成功に導く適切な条件、立地する地域、投資形態、資金調達法などについてアドバイスします。
■チュニジアでの事前調査やプロジェクト実施諸段階で、投資家に同行します。投資家の希望する産業分野や関心
に従って、関連機関および企業との折衝予定を、FIPAの責任者が作成いたします。
■個々の企業フォローと、関連省庁、組織、地方当局等において継続的援助を続け、投資企業の存続性を高める為
の支援を致します。
FIPA –チュニジアの事務所:
20
チュニス
Rue Salaheddine El Ammami
Centre Urbain Nord
1004 Tunis
Tel.: (216-71) 75 25 40
Fax: (216-71) 23 14 00
E-mail: [email protected]
www.investintunisia.tn
ロンドン
63-66 Hatton Garden
London EC1N 8LE
Tel.: (44-207) 430 13 15
Fax: (44-207) 430 14 00
E-mail: [email protected]
ブラッセル
31/33, rue Montoyer, Bte 4
1000 Bruxelles
Tel.: (32-2) 512 93 27
Fax: (32-2) 511 17 57
E-mail: [email protected]
マドリード
Avenida Alfonso XIII, 68
Madrid-28016, España
Tel.: (34-91) 510 48 47
Fax: (34-91) 510 48 95
E-mail: [email protected]
ケルン
Hohenstaufenring 44-46
50674 Köln
Tel.: (49-221) 240 33 46 • 240 33 47
Fax: (49-221) 240 34 46
E-mail: [email protected]
ミラノ
Via M. Gonzaga, 5
(Piazza Missori)
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8, rue de la Bienfaisance
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Fax: (33-1) 45 22 68 53
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FIPA-チュニジアは
2003年、ISO9001の
認証を取得しました。
2010
SERVICED 71 86 12 19
開発国際協力省
外国投資振興庁FIPA-チュニジア
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