初の試み!輸血を受けた人と献血した人が交流するサイト 「M+ station

平成 25 年 3 月 1 日
報道機関 各位
初の試み!輸血を受けた人と献血した人が交流するサイト
「M+ station」を開設
輸血を受けて回復された方からの投稿を募集中!
日本赤十字社関東甲信越ブロック血液センターは、輸血を受けて回復された方と献血にご協力くださった方の
投稿サイト〔「M+ station(ミー・クロス・ステーション)」〕を平成24年12月21日から開設し、現在、投稿を募集して
います。
特に募集をしたいのは、輸血を受けて回復された方からの投稿です。献血者にとって、自分の献血が誰かの
命を救っているという実感が、献血への大きな原動力になります。
日本赤十字社では、個人情報の保護や倫理的な観点等の理由により、献血者に「このような病気の人にあな
たの血液が使われ、元気に回復しました」という報告は行っていません。しかし、献血が多くの人の命を救ってい
るという事実を、皆さまに実感していただけるよう、本サイトの周知と投稿募集の呼びかけにご協力をよろしくお
願い申し上げます。メッセージはどなたでも投稿が可能です。
■ M+ station
http://www.mecross.jrc.or.jp/
■M+ station より抜粋したメッセージ
(輸血をされた方 / 20代 / 女性)
20歳目前、交通事故で内蔵を損傷。命をと
りとめたのは10人の方たちからの輸血でし
た。なんとなく献血はしていたけれど、献血
の大切さを実感し、自分にできることを「今」
行動につなげることが大切だと思います。
(輸血をされた方 / 30代 / 男性)
5年前までの約15年間は常に「輸血」が必
要な身体で、自分にとって「栄養素」みたいな
ものでした。献血をしようと思った方たちの一
M+ station トップページ
歩目の勇気と善意で生かされているんだな
と、今は日々感謝をしています。
■これまでの経緯と今後の動き
平成24年11月から関東甲信越内の街頭や献血会場などでインタビューを開始し、現在までに輸血を受けた
/献血をされた方あわせて100名以上の声が集まりました。そこで集めた声を平成25年3月に冊子にまとめ、
関東甲信越内の大学などで配布したり、献血会場に来所者の閲覧用として置いたりすることにより、冊子を活用
する予定です。
将来の輸血医療を支える10・20代の
献血者減少を食い止めるために
輸血を受ける方の約85%が50歳以上、献血を支える方の約76%が50歳未満!
現在、輸血を受ける方の大半は、50歳以上で全体の約85%になります。一方、献血にご協力くださる方の年齢層を
見ると、約76%が50歳未満(その内の約25%が16~29歳)であり、健康な若い世代の献血が高齢者医療の多くを
支えているのが現状です。しかし、今後の輸血医療を支える10・20代の献血者は少子高齢化の進展以上の速度で
年々減少しており、近年10年間で40%も減少しています(詳細は当センターHPをご覧ください)。
現時点では血液を人工的に作ることはできませんので、輸血用の血液はすべて献血によってまかなわれています。
このまま10・20代の献血者が減り続けると、必要な量の血液が集まらず、輸血を受けることができない方が出てくる
可能性もあります。そのような状況に陥らないために、10・20代の若い方々に対して献血の大切さを伝える必要があ
りますので、ご協力をお願いいたします。
【問い合わせ先】
日本赤十字社 関東甲信越ブロック血液センター 企画課(中村・篠崎・石川)
TEL:03-5534-7668
URL:http://www.ktks.bbc.jrc.or.jp(献血ルームの場所はこちらから)
※上記HPからも取材のお申込みができます。