「カナリヤの家」の設置及び管理に関する条例(案)

美濃加 茂市福 祉型 児童 発達支 援セ ン ターの 設置及 び管 理に
関する 条例( 案) につ いて
◎ 条 例 制定の趣旨
法改正に伴い平成24年4月1日から18歳未満の障害児通所支援お
よ び 入 所支援は児童福祉法のもと、市町 村が主体となって児童の発達支援
体 制 整 備を進めていくことになりました 。
カ ナ リヤの家は、今まで美濃加茂市の 単独事業施設でしたが、これを機
に 福 祉 型児童発達支援センターとして指 定申請を行い、法に基づいた施設
と し て 整備をすることになりましたので 、条例を新規に制定します 。
◎ 条 例 の概要
( 設置 )
第 1条
児 童 福 祉法 ( 昭和 2 2 年 法 律第 1 6 4 号。 以 下「 法」 と い う。) 第 4
3条第1号の福祉型児童発達支援センターとして、美濃加茂市児童
発 達支 援 セ ン タ ーカ ナ リ ヤ の 家( 以下「 カ ナ リ ヤの 家 」と い う。) を
設 置す る 。
[説 明]
福 祉 型児童発達支援センターとは 、児 童福祉法に規定されている 通所施
設です。
( 位置 )
第 2条
[説
カ ナ リ ヤの 家 の 位 置 は、 美 濃 加 茂 市 本 郷町 二 丁 目 8 番2 5 号 と す る。
明]
カ ナ リヤの家の位置を定めています。
( 職員 )
第 3条
[説
カ ナ リ ヤの 家 に 所 長 及び 必 要 な 職 員 を 置く 。
明]
必 要 な職員とは、嘱託医、児童指導員、保育士、言語機能訓練担当職員、
児 童 発 達支援管理責任者及び調理員をい います。
(事 業)
第 4条
市 長 は 、カ ナリ ヤ の 家 に おい て 、法 第 6 条の 2 第 2 項 の児 童 発 達 支 援、
同条第5項の保育所等訪問支援及び同条第6項の障害児相談支援に
係 る事 業 ( 以 下 「事 業 」 と い う。) を 行う 。
[説
明]
児 童 発 達支援とは、カナリヤ の家で日常 生 活における基本的動作の指導 、
知 識 技 能の付与 及び集団生活へ の適応訓 練 等 を することを いいます 。
保 育 所等訪問支援とは、保育所等を訪問 し、その施設における 集団生活
の 適 応 のための専門的支援 等をすること をいいます 。
障 害 児相談支援とは 、障害児支援 利用援 助及び継続障害児支援利用援助
を 行 う ことをいいます。この 二つの支援 は、新規又は見直しの時期に 障害
児 の 心 身の状況や環境、通所支援に 関す る意向その他の事情を勘案し利用
に 関 す る種類及び内容等を定めた計画を 作成し、通所給付決定 等 が行われ
た 後 に 障害児支援利用計画を作成するこ とをいいます。
(定 員)
第 5条
[説
カ ナ リ ヤの 家 の 定 員 は、 市 長 が 別 に 定 める 。
明]
・ 一 日 当たり30人 を予定しています 。
( 事業 の 対 象 者 )
第 6条
事 業 の 対象 者( 以 下「 対 象 者 」と い う 。)は 、法 第4 条 第 2 項 に規 定 す る
障害児であって市内に在住の乳児(法第4条第1項第1号の乳児をい
う 。) 及 び 幼 児 ( 法 第 4 条 第 1 項 第 2 号 の 幼 児 を い う 。) の う ち 、 市 長 が
認 めた も の と す る。
[説
明]
法では、障がいのある児童と発達支援を 必要とする児童 のことを合わせ
て 障 が い児と規定しています。
「 市 長 が認めたもの」とは、法第21条 の5の5第1項に規定する通所
給 付 決 定を受けた者をいいます。
( 利用 契 約 )
第7条
カナリヤの家を利用しようとする対象者の保護者(法第6条に規定す
る 保護 者 を い う 。以 下 同じ 。)は 、法 第 2 1条 の 5の 7 第 9 項 に規 定 す
る 通所 受 給 者 証 を提 示 し て 、市 長 と利 用 契 約 を 結 ばな け れ ば な らな い 。
[説 明]
児 童 福祉法に基づく施設となるため 、利 用するために は対象者 の保護者
は 市 長 と利用契約を結ぶことになります 。
( 利用 制 限 )
第 8条
市 長 は 、カ ナ リ ヤ の 家を 利 用 し よ うと す る者 が 感 染 性 の疾 病 に か か って
い ると き そ の 他 管理 上 適 当 で ない と 認 め る と き は、カ ナ リ ヤ の家 を 利 用
さ せな い こ と が でき る 。
[説 明]
感染症とは、学校保健安全法施行規則第 1 8条で定められている「学校
に お い て予防すべき感染症」のことをい います 。また、その 他管理上適当
でないとは、施設内での営 業 や宗教の勧 誘、破壊行為、その 他療育の妨げ
に な る ような行為をい います 。
( 開所 時 間 )
第 9条
カ ナ リ ヤの 家 の 開 所 時間 は 、午 前 8 時 3 0分 か ら 午 後 5時 1 5 分 ま でと
す る 。ただ し 、市 長 は 、特 に 必要 と 認 め る とき は 、こ れ を変 更 す る こ と
が でき る 。
[説 明]
カ ナ リヤの家の開所時間は、午前 8時 30分から午後5時15分までと
なりますが、行事 を行ったり 、やむを得 ず通常の開所時間以外に相談をう
け る よ うな 場合には変更することがあり ます。
( 休日 )
第10条
事 業 を 行 わ な い日 ( 以 下 「 休 日 」 と い う。) は 、 美 濃加 茂 市 の 休 日 を
定 める 条 例( 平成 元 年 美 濃 加茂 市 条 例 第 24 号 )第 1 条 第 1 項に 定 め
る 市の 休 日 と す る 。た だし 、市 長 は 、特 に 必 要 と 認め る と き は 、休 日
に 事業 を 行 い 、 又は 事 業 を 行 う日 を 休 日 と す る こと が で き る 。
[説 明]
カ ナ リヤの家の休日は、土日、祝日と 12月29日から翌年1月3日 ま
で と な りますが、行事 をするような場合 には変更することがあります。
(委 任)
第11条
この条例に定めるもののほか、カナリヤの家の管理に関し必要な事
項 は、 規 則 で 定 める 。
[説
明]
こ の 条例に定めている事のほかで 、カ ナリヤの家を管理するために必要
な 事 項 については、規則で定めます。
附
則
1
こ の条例 は、平成25年4 月1日か ら施行する。
2
美 濃加茂市カナリヤの家設置及び管 理に関する条例(昭和52年美濃
加 茂 市 条例第3号)は、廃止する。