帝人グループの保有する賃貸ビル事業の譲渡についての

平成 16 年 12 月 8 日
各位
会 社 名
代表者名
代表取締役社長
(コード番号 3401
問合せ先
帝人株式会社
長島
徹
東証第一部)
IR担当部長
市田
潤一
(TEL.03−3506−4407)
帝人グループの保有する賃貸ビル事業の譲渡についてのお知らせ
平成 16 年 12 月 7 日開催の当社取締役会において、当社は自己の保有する賃貸ビルと子会社の帝人
殖産で保有運営している賃貸ビル事業について、モルガン・スタンレー・グループが運営する不動産
ファンドによる出資を受けた特別目的会社に譲渡することを決議いたしましたので、お知らせいたし
ます。
記
1. 譲渡の理由
帝人グループでは、集中と選択によるノンコア事業の整理とグループ資産の圧縮を進めており、賃
貸ビル事業の譲渡についてもこの基本戦略に基づくアクションとして事業譲渡の交渉を行ってまいり
ました。その結果、日本において積極的な不動産事業展開を図っていますモルガン・スタンレー・グ
ループが運営する不動産ファンドと譲渡条件等について合意に至り 12 月 7 日に契約を締結いたしまし
た。
帝人グループの賃貸ビル事業は、平成 17 年 1 月(予定)に譲渡することとし、その後はモルガン・
スタンレー・グループが運営する不動産ファンド傘下で新たに事業運営を行っていくことになります。
これにより当該ビル事業の資産、ノウハウ、従業員はモルガン・スタンレー・グループが運営する不
動産ファンドに引き継がれることとなり、強力な資本力に加えて優れたビル事業の運営能力を融合し、
東京、大阪を中心としたエリアで不動産事業の一層の拡大を推進することができます。
2. 譲渡の概要
当社が保有する物件については信託設定の上信託受益権譲渡、帝人殖産株式会社が保有する物件に
ついては、帝人殖産株式の株式譲渡を行う事によって実施する予定です。株式譲渡後は、帝人殖産は
株式会社ティーエスプロパティーズ(予定)に社名変更します。また、帝人殖産で行ってきました賃
貸ビル事業以外の保険代理店事業などは、平成 17 年 1 月度より帝人グループ内の会社に移管し継続し
て運営いたします。
3. 帝人殖産株式会社の概要
設立
:昭和 36 年
資本金
:350 百万円
所在地
:
(東京本社)
東京都港区虎ノ門1−1−21
新虎ノ門実業会館6F
(登記上の本社) 大阪市西区江戸堀1−10−8
代表者
:代表取締役社長
古谷
勝彦
従業員
:33 名
総資産
:194.2 億円 (平成 16 年 9 月末)
(平成 16 年 9 月現在)
営業収益:41.7 億円 (平成 15 年度)
4. 譲渡株式数及び譲渡前後の所有株式の状況
(1)譲渡前の所有株式数
(議決権の数
(所有割合
100%)
(所有割合
0%)
700,000 株)
(2)譲渡株式数
(議決権の数
700,000 株
700,000 株
700,000 株)
(3)譲渡後の所有株式数
(議決権の数
0株
0 株)
5. 譲渡対象物件の概要
ビル名
西新橋TSビル
本郷TSビル
神田TSビル
二番町TSビル
肥後橋センタービル
帝人殖産ビル
肥後橋ユニオンビル
江戸堀ヤタニビル
住所
港区西新橋3丁目
文京区本郷2丁目
千代田区神田東松下町
千代田区二番町
大阪市西区江戸堀1丁目
大阪市西区江戸堀1丁目
大阪市西区江戸堀1丁目
大阪市西区江戸堀1丁目
竣工年
1992
1991
1962
1986
1977
1983
1989
1993
備考
帝人区分所有
帝人・帝人殖産共有
帝人所有
帝人殖産所有
帝人殖産所有
帝人殖産所有
帝人殖産区分所有
帝人殖産区分所有
6. 譲渡先(予定)
(1) 信託受益権の譲渡先
鎌倉ホールディング特定目的会社(モルガン・スタンレー・グループが運営する不動産フ
ァンドによる出資を受けた特別目的会社)
(2) 帝人殖産株式の譲渡先
有限会社恵比寿プロパティーズ(モルガン・スタンレー・グループが運営する不動産ファ
ンドによる出資を受けた特別目的会社)
7. 譲渡の日程
平成 16 年 12 月 7 日
取締役会決議
平成 16 年 12 月 7 日
譲渡契約締結
平成 17 年 1 月(予定) 信託受益権、株式の譲渡
8. 業績への影響
賃貸ビル事業の譲渡に伴い、当社業績及び当社の連結決算上、特別損失として約 40 億円強の事業譲
渡損失が発生しますが、これらは 11 月 2 日に公表いたしました当期の業績予想数値及び連結業績予想
数値には織り込み済みです。
以
上