佐野市市政モニター 意見・要望一覧 (平成25年9月∼平成26年3月)

佐野市市政モニター
意見・要望一覧
(平成25年9月∼平成26年3月)
【案件】
1.市民体育祭の実施時期について
2.佐野市のプールの運用改善について
3.佐野市のデジタル運用(Web、システム、SNS 等)について
4.公園のトイレについて
5.旧庁舎の田村耕一の陶壁について
6.教育委員会のあり方
7.佐野市の少子化対策と成熟した社会について
8.佐野小学校と佐野東高校間の通行規制について
9.新庁舎建設工事について
10.自治会単位の防災訓練について
11.市ホームページへの審議会等の情報掲載について
12.市政モニター制度の改善について
13,不戦条例・平和のまち宣言について
平成26年4月
佐野市総合政策部政策調整課広報広聴係
【おことわり】
市政モニターの皆さまからのご意見は、可能な限り、原文のまま掲載しております。
ただし、個人が特定される可能性がある部分につきましては、一部削除しております。
あらかじめご了承ください。
案件 No.1
市民体育祭の実施時期について
【市政モニターからの意見の要旨】
佐野市主催の市民体育祭と支部体育祭がありましたが、それらの実施時期を猛暑の時期か
らずらしてはどうかと思います。
支部によっては実施時期が異なるかもしれませんが、市民体育祭が9月上旬のため、その
予選的位置づけの支部体育祭がそれ以前の8月中・下旬に開催されることが多いようです。
そのため、今年は8月の暑い時期に支部体育祭があった地区が多かったと聞きます。そして、
その支部体育祭では救急車が出動した地区もあったようです。
この猛暑の時期や暑さの続く時期に開催しなければならない理由がなにかあるのかもし
れません。しかし、競技によっては高齢者や小学生も参加すると思います。体力のない人々
も参加することを考慮して、実施時期を今よりも少しでも涼しい時期に移動することを検討
をしてはどうかと思います。暑さが原因で参加者になにか事故が起きてからでは取り返しの
付かないことになってしまうかと思います。
【意見に対する市の考え方】
市民体育祭、支部体育祭の実施時期については、平成 25 年 9 月市議会においても取り上
げられたところでございます。
支部体育祭は支部の代表者選考という要素のほかに、町内交流等の地域コミュニティーの
観点からも実施され、開催時期はそれぞれの支部の諸事情で決定されているところでござい
ます。支部によっては、既に熱中症対策として開催時期をずらして実施されているところも
ございます。
市としましても熱中症の注意喚起を行っておりましたが、今後は佐野市体育協会と連携し
ながら予防策を講じてまいりたいと考えております。
また、市民体育祭の開催日程が定着していることから、変更するためには各地域や学校行事、
体育協会等の各種大会にも影響を及ぼすことが想定されますので、慎重に検討してまいりた
いと考えております。
スポーツ立市推進課
1
【担当課】
電話(26)0065
案件 No.2
佐野市のプールの運用改善について
【市政モニターからの意見の要旨】
子供の学校の夏休みに市内のプールへ行きましたが、赤見運動公園プールと中運動公園プ
ールはプールの水がお湯のように温かく、赤見運動公園プールは夏休み期間中最後の土日に
はもう閉まっていました。
暑い季節だからこそ、冷たいプールへ涼みに行きたいと思います。また、
「夏休み最後の
土日だから、プールに行こう!」と行ってみたら閉まっているのでは、子どもたちが落胆し
ます。夏休み最後の土日に佐野市のプールは閉まっているのに、足利市のプールは開いてい
る。残念でなりません。
このような運用ではプールの魅力が失われ、ますますプールの利用者が減少してしまい、
収入減になり、維持管理費が捻出できなくなり、更なるプールの水の節約と利用期間の短期
化を図るという悪循環に陥ってしまうのではないでしょうか。
プールの管理内容(水温を含める、温かくて不快な温度にしない)とオープン期間(市内の
学校の夏休み期間と合わせる)の見直し、そして根本的にはこの少子化の中でも利用者数を
増加させるための取り組みの検討、つまり魅力あるプールの運営を検討することが必要なの
ではないかと思います。
【意見に対する市の考え方】
ご指摘いただいた運動公園プールにつきましては、指定管理者による営業をしているとこ
ろでございます。
まず、水温につきましては、大変暑い日が続き、水温が上がってしまい利用者の皆さまに
は大変ご迷惑をおかけいたしました。水温を下げるため、水を流水させておりましたが、高
温になったプールの水温を下げるまでには至らなかった次第です。今後、対応策を検討させ
ていただきます。
次に、オープン期間につきましては、夏休み期間中でございます7月20日から8月30
日までの営業とさせていただきました。プールの営業期間につきましても今後指定管理者と
協議し、検討してまいりたいと考えております。また、平成25年度につきましては、指定
管理者による水泳教室が開かれたところでございますが、さらなる利用者増加の取り組みと
魅力あるプールの運営を指定管理者と協議の上、検討させていただきます。
【担当課】
スポーツ立市推進課
2
電話(26)0065
案件 No.3
佐野市のデジタル運用(Web、システム、SNS 等)について
【市政モニターからの意見の要旨】
佐野市は佐賀県武雄市のように Facebook やスマートフォンのアプリを使用して市民から
の情報を集めたり、発信したりする手段を導入してはと思います。
その理由として、これからは、行政はさまざまな情報伝達手段(双方向)を用意し、市民と
さまざまな種類の方法でコミュニケーションを図らなければ、実態が把握できなくなると思
います。また、それが当たり前の時代に突入しています。それらはありがたいことに低コス
トで導入できます。また、リアルタイムでコミュニケーションができ、災害時にも役に立つ
などのメリットもあります。
各種の情報伝達手段で市民とコミュニケーションを図るためには、デジタル・ネット・SNS
等をどのように活用するかイメージできるような人材が必要です。そのような人材を採用し
たり、アドバイザーとして契約したりする必要があるかと思います。
現在の職員の中にそのような知識があったとしても、組織体質的に安定・着実・慎重とい
うことに適した職員が、新しいことに挑戦することは苦手でしょうから、外部の人材が必要
であり、専任の部署も必要かと思います。また、それらのデジタルに詳しくない職員が上司
にいると、理解できないことに決済が下りるまで時間がかかるでしょうし、いつまで経って
も「栃木県内の他の市が導入したから」という理由でしか導入できないと思います。
情報伝達・取得の手段として、いいものはいいと判断でき、活用できる人材が必要です。
そして、具体的な手段としての Facebook ですが、市民への発信や市民からの情報収集に活
用できる SNS であると思います。その理由は基本的に実名であるため、他の SNS に比べ理性
が働く点です。理性が働けば、過激な発言や虚偽の発言が極端に少なくなると思います。こ
れらを導入している武雄市の例を調査してみてはいかがでしょう。また、私が提案した
Facebook にこだわる必要はないと思います。少しでも今以上に市民と行政の情報伝達が良
好になればいいと思います。(千葉市もスマートフォンを活用して市民から情報を得る方法
を導入しています。NHK で放送済み)
それ以外にも、使用する市民の使い勝手を考えたファイル形式やシステム・ソフト・プロ
グラム・アプリ等を使用していくといいと思います。これからの時代は、スマートフォンや
タブレット端末で移動しながらの使用を想像、想定しなければ、選択するファイル形式がと
ても扱いにくくなり、市民への情報が伝わりにくい、活用されにくいものとなります。
いつまでも PC で閲覧することを想定したファイルやシステムでは、不十分であり、十分
に活用される手段ではありません。それらの意識改革や計画の見直しが必要かと思います。
3
スマートフォンやタブレット端末であれば、現地にいて、分かりやすい案内や誘導が出来る
可能性があります。例えば、観光案内、防災マップ(ハザードマップ)など、どちらへ歩いて
いけばいいのか、シームレスで現在地に即した案内や誘導で分かりやすく伝えられるでしょ
う。(今までのような PDF ファイルで地区ごとに保存したものでは、重要な情報が伝わらず、
また Windows 用の特別なプログラムでは、現在は PC の役割が在宅用であるため、情報が限
定的にしか伝わりません。移動可能で便利かつ利用者の多いスマートフォンやタブレットで
の閲覧・利用がこれからのデジタル情報伝達のための端末の主流となります。)
【意見に対する市の考え方】
Facebook につきましては、本市も平成 25 年 8 月より運用を開始したところでございます。
ご指摘されていられるとおり、導入費用がなく、リアルタイムで情報伝達ができ、拡散性も
あり、高いメリットがあると考え、導入いたしました。
本市では、市民の皆様はじめ、市外にも広く佐野市の魅力を発信していくため、市公式ホ
ームページを幹に、それを補完するツールとして、普段は行政・観光・イベント、そして万
一の災害時に対応する災害情報伝達の役割を持たせております。
また、SNS 等を活用する人材につきましては、スキルを持った職員の配置、育成を考慮し
て体制作りを行っております。「理解できないことに決済が下りるまで時間がかかる」とのこ
とでございますが、「他市が導入したから」という理由ではなく、情報伝達手段として有効な
ものを積極的に用いるよう努めております。当然、導入後も、他市の良い点は見習うという
姿勢も大切ですので、少しでも運用内容の更新役立つものは積極的に参考にして参りたいと
考えております。
そのため、武雄市の運用例も参考にさせていただき、本市の場合は、全てを Facebook に
よる発信ではなく、市公式ホームページをあらゆる行政情報のデータベースと位置づけ、ツ
イッター(平成 23 年 7 月運用開始)、Facebook の SNS ツールを組み合わせて、複合的な情報
発信体制を築いてまいりたいと考えております。
なお、ご指摘のとおり PDF ファイルを用いた運用では、移動時のリアルタイム情報に難が
あるようです。そのため、携帯性を重視したスマートフォンやタブレット端末で観光案内、
防災情報等の提供ができるよう、研究してまいりたいと思っております。
政策調整課
4
広報広聴係
【担当課】
電話(20)3037
案件 No.4
公園のトイレについて
【市政モニターからの意見の要旨】
昨今、中国の公共心のなさが報道されています。わが日本はモラルが高いと世界から評価
されています。しかし、佐野市の公園トイレは汚れが目立ちます。特に栄公園(2 か所)、田
沼総合グランド、中公園の汚れが目立ちます。その中でも田沼総合グランドの女子トイレは、
蚊の棲家と思われるほど悪い状況です。私は学童野球の関係で各市町村のトイレを良く利用
しますが、これほど汚れているのは見たことがありません。残念でなりません。
佐野市公園課として、どのように考えますか?掃除はしていると思います。問題は、どう
管理するかです。提案ですが、各公園の管理責任者に公園のチェックリストを渡し、月に 1
度提出させて管理してはどうでしょうか?綺麗なトイレは汚さないと思います。
7 年後は東京オリンピックが決定しました。モラル向上のいい機会と思います。佐野市全
体でレベルアップをめざし、行政と市民が一体になって推進してはと思います。
【意見に対する市の考え方】
(スポーツ立市推進課からの回答)
「佐野市の公園トイレの汚れが目立つ」とのことですが、ご指摘の運動場の運営について
は、指定管理者に委託しております。栄公園野球場、田沼総合運動場、中運動公園のトイレ
についても指定管理者が管理しておりまして、トイレの清掃については、週に 1 回から 2
回定期的に実施しており、清掃日以外にも施設の点検時に汚れ等異常があれば、その都度対
応しております。
しかし、職員が常駐していない施設については、清掃状況等の管理に行き届かなない場合
もあると思われますので、今後、指定管理者と連絡を密にし、トイレを含め体育施設全体の
適正な管理に努めたいと考えております。
(都市整備課からの回答)
ご指摘いただきました箇所のうち栄公園(2 か所のうち 1 か所)のとみあさ公園トイレの管
理をしております。この度はご不快な思いをさせてしまって申し訳ございません。
都市整備課の管理している公園のトイレについては清掃業者に週3回の清掃を委託して
おり、とみあさ公園トイレについても週3回、清掃業者が清掃を行っております。
今回の件を受けて清掃業者へ指導を行いました。
【担当課】
スポーツ立市推進課
都市整備課
5
電話(26)0065
電話(61)1119
案件 No.5
旧庁舎の田村耕一の陶壁について
【市政モニターからの意見の要旨】
田村耕一氏の壁面タイルは新庁舎建設に伴い、どこかに保存されているものと思いますが、
新庁舎には使用するのでしょうか。それとも別の場所に移すのでしょうか。それとも廃棄さ
れるのでしょうか。できれば、新庁舎の壁面を飾ってほしいと思います。
【意見に対する市の考え方】
(財産管理課からの回答)
市役所本庁舎に展示されていた田村耕一先生の陶壁「伸びゆく佐野」につきましては、庁
舎解体工事の際、壁面から分離をし、現在、文化会館の倉庫に保管しております。
(新庁舎建設課からの回答)
旧庁舎の1階には、田村先生の作品がございました。複数の作品が展示された旧庁舎1階
のロビースペースそのものが、全体としてひとつの先生の作品であると聞き及んでおります。
新庁舎は、旧庁舎と同じ環境にはなっておりません。仮に、新庁舎に設置しても、田村先
生の制作意図を十分踏まえたものではなくなるものと考えます。田村先生のコンセプトやイ
メージどおりに復元するつもりが、逆に作品の価値を損ねる結果になるかもしれません。
こうした事情を十分に勘案し、新庁舎に従前の田村先生の作品を復元することが現実的に
不可能でございますので、残念ながら、新庁舎には、解体した旧庁舎1階にございました先
生の作品を設置いたしません。
財産管理課
新庁舎建設課
6
【担当課】
電話(20)3050
電話(20)3058
案件 No.6
教育委員会のあり方
【市政モニターからの意見の要旨】
教育長は、教育委員会の中から選任され教育事務を行うので、これは必要な事務職である。
教育委員会、教育委員長は、建前としては佐野市の教育のあり方を考える委員会であり、重
要な職務を担っている。ただ、その任務を最大に発揮できる学校長の任命権がない。
教育委員会については、地方六団体(知事、道府県議会議長、市長会、市議会議長、町村
会長、町村議会議長会)が、教育長の任命、罷免権を持つ首長に指揮監督権も認められるべ
きで、教育委員会の必置規制を緩和し、首長の責任の下に教育行政を行うことができるよう
にすることを求めている。
これは、問題である。行政の長が教育にあまり立ち入るのは避けるべきで、できれば教育
の独立を図り、金は出しても、口は出さないことを貫くべきである。首長は住民の選挙で選
ばれているが、教育の継続性、独立性を守るためには、その内容にまで立ち入らせることは
拒否すべきであろう。また、教育委員会が行政から独立していれば、文部科学省、国、県の
干渉をはねのけて佐野市独自の教育のあり方を追求できるだろう。しかし、これは実現され
ていない。
教育委員会制度は現在、あるいは当初から機能していないのかもしれず、逆にいじめ問題
への対応などでは批判の対象になっている。佐野市教育委員会の構成について資料請求をし
たが、委員の出自が分からず、判断はできないが、教職関係者が中心の委員会では、偏った
判断しかできなくなる恐れがあり、教育委員会の価値が半減する。一般市民がその子弟の教
育のあり方に関与し、教育の自由を守ることができるようにしておかないと、戦前の二の舞
になる。逆に大政翼賛会のごとく国の手先と化した市民が教育をゆがめるかもしれない。
六団体の要望が出ている今、教育委員会のありかた、委員の選出法、構成について再考し
てみる必要がある。ちなみに、両毛線沿線の某市では、教育委員長は教育関係者ではないし、
教育長も事務方で、教育関係者ではない。教育委員会の構成員を市長が指名するとしても、
オブザーバーとして児童生徒の父母(PTA 関係者)の代表、現場の教員の代表を加えることで
進化できないだろうか。まずは、校長指名に教育委員会が関与できるようになってほしい。
【意見に対する市の考え方】
教育委員会委員の任命につきましては、市長が任命することとなっておりますが、その人選
に当たっては、地方教育行政の組織及び運営に関する法律により「委員の年齢、性別、職業
等に著しい偏りが生じないように配慮するとともに、委員のうちに保護者である者が含まれ
るようにしなければならない」とされております。現在の本市の委員につきましては、教員
7
経験者 3 名、僧侶 1 名、会社役員 1 名で構成されており、そのうちに保護者が含まれており
ます。
また、「校長指名に教育委員会が関与できるようになって欲しい」との御意見をいただきまし
た。ご指摘のとおり、佐野市立各小中学校の校長は県費負担教職員であり、教育公務員特例
法により、任命権者である栃木県教育委員会が校長の任用を行っております。
今後も適切な任用が行われるよう、栃木県教育委員会にはたらきかけてまいりたいと考えて
おります。
【教育委員の任命について】
○地方教育行政の組織及び運営に関する法律
(任命)
第 4 条委員は、当該地方公共団体の長の被選挙権を有する者で、人格が高潔で、教育、学術
及び文化(以下単に「教育」という。)に関し識見を有するもののうちから、地方公共団体の長
が、議会の同意を得て、任命する。
(中略)
4 地方公共団体の長は、第一項の規定による委員の任命に当たっては、委員の年齢、性別、
職業等に著しい偏りが生じないように配慮するとともに、委員のうちに保護者(親権を行う
者及び未成年後見人をいう。第四十七条の五第二項において同じ。)である者が含まれるよ
うにしなければならない。
【校長の任用について】
○教育公務員特例法
(採用及び昇任の方法)
第 11 条公立学校の校長の採用並びに教員の採用及び昇任は、選考によるものとし、その選
考は、大学附置の学校にあっては当該大学の学長、大学附置の学校以外の公立学校にあって
はその校長及び教員の任命権者である教育委員会の教育長が行う。
○地方教育行政の組織及び運営に関する法律
(市町村委員会の内申)
第 38 条都道府県委員会は、市町村委員会の内申をまって、県費負担教職員の任免その他の
進退を行うものとする。
(以下省略)
教育総務課
8
【担当課】
電話(61)1171
案件 No.7
佐野市の少子化対策と成熟した社会について
【市政モニターからの意見の要旨】
佐野市の人口はわずかながら増加している。しかし高齢化の進行は加速している。特に市中
心部での 65 歳以上の人口比率は 30%を超えており、この傾向が続けば 35 年ほどで中心部の
出生数は「0」近くなり、100 年で無人となる。勿論この傾向が続くとは言えないが、出生数
の減少は周辺の若い地域でも始まっており、全体でも 25 年ほどで人口は減少に転ずるもの
と思われる。その問の人口増は文字通り高齢者の増加によるものである。
少子化対策について私見を述べる。景気の悪化があるというものの、衣食住についての不安
は少なく、個人的な満足を得ることに若者は熱心である。夜は短く、あるいは夜は消滅し、
配偶者を求めずとも生活に足らざるものは無く、コンビニには手軽に購える日々の糧が並ぶ。
マスコミは自分らしく生きる、個人主義的な、他にとらわれぬ生活を賛美し、女性が家庭を
守りこどもを育む生活を女性に対する蔑視によるものの如く言う。男性と女性とが全く同等
の生活を送ることが良いことであるとして、日本で長年かけて形成されてきた男女の住み分
け、家庭あるいは家のあり方を全て捨て去ろうとしている。子供は社会で育てる、親は自分
の生活を思うままに生き、その合間にこどもと接することでよしとする。この傾向を変える
ことは困難である。
我々にできる方策としては、夜を取り戻すことである。夜間のテレビ放送を規制し、コンビ
ニの深夜営業を規制する。夜の街を暗くし人間本来の生活様式に近づけることで、家庭の崩
壊をくい止め、出生数増加を促す。児童手当や、託児所、保育施設の充実、育児休暇が出生
数増加につながるとは思えない。
人口減少は、成熟した社会を迎えるためにはある程度必要だろうと思う。人口増加は経済の
拡大を必要とし、社会の安定は得られなし。現在の出生率低下は過度で、社会の衰退の兆し
というべきだが、地域の経済がある大きさを維持して行けばそれに見合った人口増が自然と
起こるだろうと思う。日本あるいは世界経済と連動するような華々しい地域経済を目標にせ
ず、地域農業を大切にし、小規模小売業、地場産業を主とし、一部に日本あるいは世界を相
手にした産業を配する、そんな安定した田舎町、それを佐野市に望みたい。東京の外郭都市
となることを目指すことには反対である。団塊の世代と呼ばれる我々が死ねば高齢化の問題
は解決され、社会も安定するだろう。大店舗と夜間営業、核家族化が町を壊し、文化を壊し
た。再開発では再生しない。経済発展なしで持続する成熟した町を模索したい。
【意見に対する市の考え方】
本市におきましても、少子化対策、定住人口増加策は喫緊の課題であると認識しております。
本市は、本年度が総合計画中期基本計画の最終年度でありまして、現在、来年度から始まる
9
総合計画後期基本計画策定の大詰めの段階にあり、その中で、これらの課題解決に向けた取
組を行うための施策を検討しているところでございます。
しかしこれらの課題解決には企業誘致などによる住環境の整備や雇用の確保、子育て支援、
高齢者対策など市政全般にわたる総合的な取り組みが重要であると考えておりますので、今
後とも、より大きな成果を図れるよう積極的に取り組んでまいります。
政策調整課
10
【担当課】
電話(20)3000
案件 No.8
佐野小学校と佐野東高校間の通行規制について
【市政モニターからの意見の要旨】
表記のT字路の信号は時間により南から北へは直進できず、佐野小学校に沿って西に左折
させられる。直進したい場合は、以下の方法しかない。
①左折して反転して戻り同信号を右折する
②左折して次を右折さらに右折して土屋小児科のT字路を左折する
③南手前の東武線寄りで左折して佐野小学校に沿って回り同信号を左折する
そして現状では、殆どの車が規制に違反して北へ直進している。
この北への直進規制の理由が何であるかは知らないが、この規制のため佐野小学校児童の交
通の危険度は増しているとしか思えない。再考を願いたいが、どこに意見を述べてよいのか
わからないので。
【意見に対する市の考え方】
交通規制に関しましては、公安委員会(警察)の管轄となっておりますので、佐野警察署に御
相談ください。
<参考>
佐野警察署 交通課
TEL 24-0110(代表)
交通生活課
11
【担当課】
電話(61)1159
案件 No.9
新庁舎建設工事について
【市政モニターからの意見の要旨】
新庁舎については、設計段階で市民代表の一人として検討会に参加したが、実に不毛な検討
会の進め方、意見集約の仕方に腹を立てるだけに終わった経緯がある。
今回は、昨年末の新聞折り込みでも話題となった、岩舟問題に絡む設計変更、入札の件であ
る。だれから見ても納得できそうもない、入札制度を馬鹿にした施工業者選定の結果には多
くの市民が呆れている。
この責任は建設委員会、あるいは建設委員長にあるのか、市長にあるのか分からないが、市
民に向かつてその経緯を説明すべきであり、最終的には責任を取らねばならないだろう。う
やむやに建設を終えることは許されないのではないか。
【意見に対する市の考え方】
設計段階におきましては、「新庁舎設計における市民ワークショップ」におきまして、市民
の方々から貴重なご意見をいただき、可能な限り設計へ反映いたしました。
設計変更、入札につきましては、法令等に基づき適正に行った結果でございます。これらの
経緯や結果につきましては、本市ホームページ等で公表いたしております。
新庁舎建設課
12
【担当課】
電話(20)3058
案件 No.10.自治会単位の防災訓練について
【市政モニターからの意見の要旨】
東日本大震災以来、防災訓練の重要性が叫ばれている。佐野市でも、避難所単位、自治会
ごとの防災訓練を市全体で実施してほしい。
佐野市では、総合的な防災訓練や、一部自治会での避難訓練は実施されているが、訓練が
実施されていない町会、自治会も多いと思われる。
(私の町内でも、避難訓練等実施された
ことは無い。)
佐野市はこれまで、災害の少ない恵まれた地域にあり、住民の危機意識が高いとは言えな
いと思う。地震だけでなく、最近は竜巻や豪雨などの被害も想定されるので、地域ごとの防
災・避難訓練を実施し、危険地域の確認、災害弱者の把握、非常物資の保管場所の確認、防
火対策、消火栓の使い方周知等、住民が地域の実情を把握して災害に備えるべきであると思
う。
避難所を運営しなくてはならなくなったとき、どのような体制にするのか、実際に役割分
担を決めてみて、災害時にうろたえることが無いようにしたい。行政の手がすぐには届かな
い場合も想定して、男性だけでなく、地域の女性も含めて、運営ができるように備えたい。
そのためには、自治会の自主的な活動に任せるのでなく、市としての訓練実施を望みます。
【意見に対する市の考え方】
全国各地で発生した大規模災害の経験などから、「自助」、「共助」の地域防災力強化が、
防災・減災に極めて重要であると言われております。
佐野市では、
「自主防災組織育成事業」として、
「共助」の中心的な役割を担う自主防災組
織の立ち上げと合わせて、モデル町会の指定をし、町会の希望を聞きながら資機材の貸与を
しておりますが、平成25年度からは、モデル町会数を年度あたり10町会に拡充をいたし
ました。
この事業を推進し、全町会に自主防災組織をつくっていただき、組織の平時の活動として
地域の危険箇所の確認や避難行動要支援者の把握と併せて、定期的な避難訓練、初期消火
訓練などを実施していただきたいと考えております。
この避難訓練や、初期消火訓練の実施に当たっては、支援してまいりたいと考えておりま
すし、実際に幾つかの町会からは要請を受け、消防と連携し協力をしているところでござい
ます。
13
ご提案の市が地域の訓練を市全体で実施することにつきましては、モデルケースとして一
部の町会での実施は検討したいと思いますが、市全体の実施としては、今までと同様に、町
会に訓練の内容を検討していただき、町会からの協力要請により実施に協力することを基本
とさせていただきたいと考えております。
危機管理課
14
【担当課】
電話(20)3056
案件 No.11
市ホームページへの審議会等の情報掲載について
【市政モニターからの意見の要旨】
市で行われる審議会等についての情報を、一覧表等にしてホームページに掲載し、傍聴し
やすいようにしてほしい。
パブリックコメントの募集は市のトップページから簡単にわかるが、審議会等については、
情報の掲載が、各行政課に分かれているので、直近のどの審議会がどこでいつ開催されるの
か検索しにくい。
私の所属する審議会では今までに傍聴があったのは一回だけで、できればもっと一般の
方々に興味を持っていただきたいと思っている。他の審議会でも傍聴は少ないようなので、
市民に開かれたものとして、わかりやすい情報掲載を望む。
【意見に対する市の考え方】
市で行われる審議会等の情報につきましては、次のページに一覧としてまとめております。
また、直近に開催する審議会については、【会議開催の案内】としてまとめております。掲
載場所は以下の通りです。
佐野市ホームページ TOP
取り組み欄)
⇒
行政情報
⇒
付属機関等会議公開(改革・改善に向けた
しかしながら、ご意見の通り、パブリックコメントのように簡単にアクセスできないため、
今後の改善が必要かと思います。今後は、行政経営課とも協議して、市民の方に興味を持っ
ていただけるよう広報していきたく思います。
政策調整課
15
広報広聴係
【担当課】
電話(20)3037
案件 No.12
市政モニター制度の改善について
【市政モニターからの意見の要旨】
市政モニター制度を実施するにあたって、意見を出しやすくする方法を考えていただきた
い。たとえば、意見を出す項目を月ごとなどに区切って、市からの情報をモニターに配り、
そのことに対しての意見を述べるようにした方が、意見が出しやすい。〈たとえば:ゴミの
収集について、医療体制(健診、予防接種、救急医療等)について、道路・交通について、
中心市街の活性化について、市主催の催しについて、国際交流について…等〉
また、モニターに対しての研修を行い、市政に対しての知識を得られるようにしてほしい。
足利市ではモニターへの研修があると聞いている。
市政モニターとしてもっと意見を述べるべきだと思っているが、ただ単に生活する中で気
が付いたことを送るということは、一見、なんでも言いやすいようだが、かえって漠然と範
囲が広すぎて意見が出しにくいように思う。
モニター制度というのは、いろいろな製品などを実際に使ってみての感想をいうもので、
毎日生活している中で、改めて気が付くことは限られてしまい、いくつかの意見を出した後
は、意見が途絶えがちになってしまう。
【意見に対する市の考え方】
市政モニターの職務につきましては、
「佐野市市政モニター設置要綱」第2条第1項に「市
政に対する建設的な意見、要望等を随時自発的に提出すること」と定められているところで
ございます。
しかしながら、ご意見のとおり「範囲が広すぎて意見が出しにくい」面もあるかと思いま
す。このため、今後、市の施策などについて提供しながらご意見を頂くなど、柔軟な取組み
について検討して参りたいと思います。
また、ご指摘いただきました足利市さんのモニター制度でございますが、様々な問題を検
討した結果、3年前に制度が廃止となっております。本市におきましても、他市の事例を検
証しながら、より良いモニター制度になるよう研鑽し、市政モニターの皆様と歩んで参りた
いと考えております。
政策調整課
16
広報広聴係
【担当課】
電話(20)3037
案件 No.13
不戦条例・平和のまち宣言について
【市政モニターからの意見の要旨】
世界中に内戦、隣国との小競り合い、隣国との緊張、軍備拡張、軍事同盟の拡大があり、
日本においても軍事カを背景にした外交をめざす首相が人気を博して党勢を伸ばしていま
す。
今こそ、地方自治のカの発揮しどころです。佐野市は不戦の誓いをし、佐野市民は自らの意
思に反して徴兵されることはない。意志に反して紛争地域に送られることはない。条例を作
り、それを佐野市が守りますと発表しましょう。
【意見に対する市の考え方】
今回、ご提言いただきました不戦条例・平和のまち宣言についてでございますが、平和のま
ち宣言につきましては、世界の恒久平和の実現と核兵器の全面撤廃を推進するため、平成
19 年 3 月 22 日に「非核・平和都市」を宣言しております。また、佐野市は平成 19 年 5 月
に「日本非核宣言自治体協議会」へ加入、平成 22 年 4 月には「平和市長会議(現・平和首長会
議)」へ加盟しました。
不戦条例につきましては、外交防衛は、国の専権事項でございますので、市としては現在
のところ制定は考えておりませんのでご理解くださいますようお願い申し上げます。
行政経営課
17
【担当課】
電話(20)3005