シオカラトンボとムギワラトンボについて

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シオカラトンボとムギワラトンボについて
平地の明るい池を好む中型のトンボです。
各地にもっとも普通に見られるトンボの一種
で、市街地の公園や社寺などの池でも見るこ
とができます。
草原や道ばたなどのくいや棒(ぼう)の先
にとまり、近くに飛んでくる小型の昆虫を待
ちぶせています。
若いうちは、黄褐色(おうかっしょく)と
黒の縞模様(しまもよう)です。(写真右上)
雌(めす)は成熟しても「ムギワラ色」の
ままで、
「ムギワラトンボ」と言われています。
(写真右下)
雄(おす)も若いうちは雌と同じ「ムギワ
ラ色」をしていますが、しだいに腹部の表面
に白っぽい粉がふいてきて、体色は青くなっ
てきます。つまり、
「ムギワラトンボ」が白っ
ぽい塩のような殻(から)をかぶってくるの
で「シオカラトンボ(塩殻蜻蛉)」と言われて
います。(写真左下)
シオカラトンボ♂(未熟)
シオカラトンボ♀
シオカラトンボ♂
別のいわれは、雄の白っぽい粉を「塩辛
昆布(しおからこんぶ)」の白い塩にみたて
て「シオカラトンボ(塩辛蜻蛉)」とも言わ
れています。
トピックス
2種類のトンボ確認
今回確認されたのは、サナエトンボ科の小型のヒメサナエ(69種目)と中型のアオ
サナエ(70種目)です。2種類とも幼虫(ヤゴ)の生育場所が河川であるため、大田
川から飛来したと思われます。
アオサナエ
ヒメサナエ
体長4cm位のスリムな体つき
をした可憐(かれん)なトンボで
す。翅胸(しきょう)前面の背隆
線(はいりゅうせん)下方にえり
状に連なる細い黄色条がありま
す。幼虫は川を下って下流で羽化
をします。おもに、山間の渓流(け
いりゅう)や河川の上・中流域に
生息します。東海地方では、成虫
は5月下旬から出現します。
緑色の強いややがっしりした中型(体長6c
m位)のトンボです。翅胸前面に平仮名の
「い」の字形をした太い黄緑色条があり、胸
側も広く黄緑色をしています。雄は成熟する
と黄緑色部が鮮やかな緑色に変色します。お
もに、平地や丘陵地の清流に生息します。東
海地方では4月下旬から出現します。
最初、「オオサナエ」の名で記録されました
が、雄は成熟すると鮮やかな緑色に変色する
ことから「アオサナエ」と改称されました。
*
参加はすべて無料です。
参加申し込みはビジターセンターへ
8月の行事予定
◎ 「竹笛工作教室」8月8日(日)
・日 程
9:00 ∼
受
9:30
∼11:30
付
工作教室
・場
所
桶ケ谷沼ビジターセンター視聴覚室
・対
象
一般(小学生以下は保護者同伴で)
・内
容
ブタ笛、ウグイス笛、セミしぐれなどを作ります。
・持ち物
特にありません。
◎ 「アカトンボ調査会」8月22日(日)8:00∼17:00頃
・募集定員は若干名、詳細は「桶ケ谷沼ビジターセンター」または、「桶ケ谷沼を考
える会」まで