投薬禁忌リスト List for Contraindication

投薬禁忌リスト
List for Contraindication
平成 28 年版
本書の内容と使い方
本書は原則として薬価基準に収載されている医療用医薬品(平成 28 年 3 月 4 日告示まで)
および,
低用量ピル,ED 治療薬など一部の薬価基準収載外医薬品を収録,添付文書に警告,禁忌等の記
載のあるものを製品ごとにまとめ,医薬品の臨床使用にあたり“警告”や“投与禁忌”等がある
か否かについての判断の一助となるよう編集した。
【内容】
1. 収録医薬品
1)添付文書に[警告],[禁忌],
[原則禁忌]の記載のあるもの。
ただし,
“本剤又は本剤の成分に対する過敏症(およびその既往)
”のみが禁忌関連情報とな
る製品については本書から除いた(ii ページ,4)-(2)参照)。
2)[相互作用]で[併用禁忌]の記載のあるもの。
3)[妊婦],
[授乳婦],
[小児],[高齢者]に対して“投与を避ける”等の記載のあるもの。
ただし,“投与しないことが望ましい”と記載のあるものについては本書から除いた。
4)重大な副作用があるものは,代表的な症状を列記した。
2.添付文書に基づき警告および各禁忌の内容を記載し,その理由が付記されているものについて
はその理由も記した。
3.併用禁忌のある製品については相手薬となる医薬品の一般名,代表的な製品名,薬物群名等を
記載し,禁忌の理由も記した。なお,対象薬剤は巻末にまとめて例示した。
4.授乳婦については,
“授乳中止”等の投与条件の記載のあるものはそれを記載し,理由を〔 〕
内に記した。
5.収録内容は添付文書(3 月 4 日まで入手のもの)および Drug Safety Update:医薬品安全対
策情報(日本製薬団体連合会)等に依った。
【記載形式】
1.見出し語と配列
製品名の基本的名称でまとめ五十音順に配列し,基本的名称に付随した「注射用」
「強力」
「乾燥」
等の文字,「錠」「3mg」等の剤形・規格単位等の部分は省いた(例 1)
。ただし,製品を特定しや
すくするなどの利便性には配慮した(例 2)。
(例 1)エリスロシン錠 100mg
エリスロシンドライシロップ 10% → エリスロシン
エリスロシン点滴静注用 500mg
(例 2)産婦人科用イソジン → イソジン〔産婦人科用〕
(基本的名称を先に出して修飾語を後に置く)
ケフラール細粒小児用 → ケフラール小児用(剤形のみを省略)
強力ネオミノファーゲンシー → 強力ネオミノファーゲンシー
i
2.会社名
表組みを採用し,見やすくした。さらに,“上昇”
“増強”
“増加”“延長”等の表現に
見出し語の後の( )中に記載し,3 社以上の場合は省略した。なお,会社名を英字略称で表
ついては「↑」
,
“低下”“減弱”“減少”等は「↓」の記号を適宜用いて表すなど,表現
記したものについては後述 6.に示した。
を簡潔にした。
3.薬効分類名
例)
見出し語枠の右肩に記載した。一部の製品については包括的表現にした。
4.一般名
薬効分類名の下に記載し,一部のものについては塩基等を省略した。
5.警告・禁忌事項等
1)添付文書に警告・禁忌事項等の記載のある製品の内用薬,注射薬,外用薬,歯科用薬の別
および該当剤形等を略号・符号で表示した。また,各項目についても下記略号で表示し,
(4)[妊婦への投与]について
その内容を記載した。
〔内・注・外・歯の別〕
内……内用薬
注……注射薬
外……外用薬
歯……歯科用薬
“投与しないこと”という記載のあるもので,その理由を〔 〕中に記した。
〔警告・禁忌事項等〕
あい……警告
うえ……次の患者には投与しないこと
おとか…次の患者には投与しないことを原則とするが,
特に必要とする場合には慎重に投与すること
きく……併用禁忌,併用しないこと
おなけ…原則として併用しないこと
こさ……妊婦への投与
しすさ…授乳婦への投与
せそ……小児等への投与
たにち…高齢者への投与
つて……重大な副作用
なお,剤形符号はまとめて後述 6.に示した。
2)基本的製品名が同じで,警告・禁忌事項およびその内容等に違いがあるものについては破
線で区分し,製品が特定できるよう,内・注・外・歯の別および剤形を表示した。また,
同一剤形で規格によって記載内容に違いのあるものについては剤形符号の後に規格単位を
表示した。
3)各会社の改訂文書や
「Drug Safety Update」
等で,
最新の改訂情報が得られたものについては,
原則としてそれに準じた。
4)表記上の統一
「∼するおそれ」「∼の報告がある」等の表現は,原則として省略した。
(1)[警告]について
(5)[授乳婦への投与]について
「授乳婦に投与する場合には授乳を中止させること」
「やむを得ず投与する場合は授乳
を避けさせること」等の表現は“授乳中止”と表記し,その理由を〔 〕中に記した。
(6)[小児への投与][高齢者への投与]について
“投与しない”という記載のあるもので,その理由を〔 〕中に記した。
(7)[重大な副作用]について
副作用のみを記載し,発現頻度は,具体的な数字を表記しているもの以外は略した。
6.略号・符号および会社名略称
1)略号・符号
ア………末剤
パジザ…複粒カプセル剤
イ………散剤
コ………液剤(ゾルを含む)
ウ………細粒剤
サ………ゼリー(ゲルを含む)
エ………顆粒剤
シ………注射剤
オ………複粒剤
ズゴ……注射用剤
ガギ……徐放細粒剤
ス………筋注用剤
カ………錠剤
セ………静注用剤
ガグ……徐放錠剤
ゼゾダ…油性注射液
キ………丸剤
ヂヅダ…懸濁注射液
ク………シロップ剤
ソ………キット類
ゲゴ……シロップ用(ドライシタ………トローチ
ロップ,懸濁用を含む)
チ………含嗽剤
ケ………カプセル剤
ツ………吸入剤
テ………パウダー
ガザ……徐放カプセル剤
ピペグ…腸溶錠
ホ………バッカル
ト………パスタ
ナ………クリーム
ニ………軟膏・硬膏
デド……眼軟膏
ヌ………噴霧剤
バビ……点眼剤
バブ……点鼻剤
バベ……点耳剤
ネ………ゲル剤
ハ………貼付剤
ヒ………坐剤
フ………腟用剤
ヘ………浣腸剤
ズボ……注腸剤
赤枠で囲み,原則として添付文書の記載どおりとした。
(2)[禁忌],[原則禁忌]について
内容を損わない範囲で表記統一を行った。ただし,“本剤又は本剤の成分に対する過敏
2)会社名略称
AMO ……エイエムオー・ジャパン
症(およびその既往)”等についての内容は割愛した。
JMS ……ジェイ・エム・エス
CHO ……シー・エイチ・オー新薬
JPS
……ジェーピーエス製薬
例)・本剤の成分およびバルビツール酸系化合物に対し過敏症の患者
GEH ……GE Healthcare Limited
SBI
……SBI ファーマ
GSK ……グラクソ・スミスクライン
UCB ……ユーシービージャパン
→ バルビツール酸系化合物に過敏症
例)・妊婦または妊娠している可能性のある婦人 → 妊婦・妊娠している可能性の婦人
例)・緑内障の患者 → 緑内障
JCR ……JCR ファーマ
(3)[併用禁忌],
[原則併用禁忌]について
ii
iii
アイソ
アイエーコール( 日本化薬 ) 【本書ご使用時の注意】
抗悪性腫瘍剤
アイセントレス( MSD ) シスプラチン
医薬品の実際の使用にあたっては,添付文書の改訂が頻繁に行われているため,当該製品の添
注 ズゴ 付文書を確認されたい。
あい 本剤は,緊急時に十分に措置できる医療施設において,癌化学療法
及び肝動注化学療法に十分な経験を持つ医師のもとで,本剤の投与が適切
と判断される症例についてのみ投与すること
「投薬禁忌リスト 平成 28 年版」についてのご意見・ご感想を,お寄せください。
U R L https://www. iyaku. info/contact/
(Yahoo などの検索からも「医薬情報研究所」→お問い合わせページヘジャンプできます)
Email opinion @ iyaku.info
うえ 1重篤な腎障害〔腎障害が増悪。 また,腎からの排泄
が遅れ,重篤な副作用が発現〕2他の白金含有薬剤に過敏症
の既往歴3妊婦・妊娠している可能性の婦人
おとか 高度な肝機能低下( 肝障害度 C 等 )
〔 肝障害が増悪。
やむを得ず投与する場合には,適宜減量又は亜区域投与等〕
こさ 投与しない〔ラットで催奇形作用,胎児致死率の増加。
ウサギで胎児致死率の増加。 マウスで催奇形作用,胎児致
死作用〕
しすさ 授乳中止〔母乳中へ移行〕
つて 1急性腎不全等の重篤な腎障害2汎血球減少症等の骨髄抑制3血
小板減少(1.4%)4ショック,アナフィラキシー5劇症肝炎,肝機能障
害(35.4%)
,黄疸6肝・ 胆道障害7心筋梗塞,狭心症,うっ血性心不全,
不整脈8肺結核9聴覚障害A乳頭浮腫,球後視神経炎,皮質盲B脳梗塞
C溶血性尿毒症症候群Dクームス試験陽性の溶血性貧血E間質性肺炎F
抗利尿ホルモン不適合分泌症候群G消化管出血,消化性潰瘍,消化管穿孔
H急性膵炎I高血糖,糖尿病の悪化J横紋筋融解症
アイオナール・ナトリウム( 日医工 ) 催眠鎮静剤
セコバルビタールナトリウム
注 ズゴ うえ バルビツール酸系化合物に過敏症の既往歴
おとか 1心障害〔バルビツール酸系化合物の大量投与で血
管拡張作用,心拍出量の減少,血圧下降が増強〕2肝障害,
腎障害〔代謝・ 排泄の遅延で副作用が発現〕3呼吸機能低下
〔呼吸中枢抑制作用により,症状が悪化〕4急性間歇性ポル
フィリン症〔酵素誘導によりポルフィリン合成を促進,症状
が悪化〕5薬物過敏症
つて 1皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson 症候群)2チアノーゼ,
呼吸抑制3薬物依存4禁断症状
アイオピジン UD( アルコン ) レーザー術後眼圧上昇防止剤
アプラクロニジン塩酸塩
外 バビ うえ 1クロニジンに過敏症の既往歴2モノア
ミン酸化酵素阻害剤を投与中
きく
HIV インテグラーゼ阻害剤
ラルテグラビルカリウム
内 カ しすさ 授乳中止〔ラットで乳汁中へ移行。 ヒトの
乳汁中への移行は不明。 乳汁を介して HIV 母児感染〕
つて 1皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson 症候群)2薬剤性過敏症
症候群3過敏症4横紋筋融解症,ミオパチー5腎不全(0.1%)6重篤な
肝炎(0.1%)7重篤な胃炎(0.3%)8重篤な陰部ヘルペス(0.1%)
アイソボリン( ファイザー) 活性型葉酸製剤
レボホリナートカルシウム
注 ズゴ あい 1レボホリナート ・ フルオロウラシル療法及び持続静注併用療法は
フルオロウラシルの細胞毒性を増強する療法であり,本療法に関連したと
考えられる死亡例が認められている。 本療法は高度の危険性を伴うので,
緊急時に十分に対応できる医療施設において,癌化学療法に十分な知識・
経験を持つ医師のもとで,適応患者の選択を慎重に行い,本療法が適切と
判断される症例についてのみ実施すること。適応患者の選択にあたっては,
両剤の添付文書を参照して十分注意すること。 また,治療開始に先立ち,
患者又はその家族に有効性及び危険性を十分説明し,同意を得てから施行
すること2本療法は重篤な骨髄抑制,激しい下痢等が起こることがあり,
その結果,致命的な経過をたどることがあるので,定期的(特に投与初期
は頻回)に臨床検査(血液検査,肝機能 ・ 腎機能検査等)を行うなど患者の
状態を十分観察し,異常が認められた場合には,速やかに適切な処置を行
うこと3本療法以外の他の化学療法又は放射線照射との併用,前化学療法
を受けていた患者に対する安全性は確立していない。 重篤な骨髄抑制等の
副作用の発現が増強するおそれがあるので,患者の状態を十分観察し,異
常が認められた場合には,速やかに適切な処置を行うこと4本剤の成分又
はフルオロウラシルに対し重篤な過敏症の既往歴のある患者には本療法を
施行しないこと5テガフール・ ギメラシル・ オテラシルカリウム配合剤
との併用により,重篤な血液障害等の副作用が発現するおそれがあるので,
本療法との併用を行わないこと
うえ 1重篤な骨髄抑制〔骨髄抑制の増悪により重症感染症
を併発,致命的となる〕2下痢〔下痢が増悪して脱水,電解
質異常,循環不全を起こし,致命的となる〕3重篤な感染症
を合併している者〔骨髄抑制により感染症が増悪,致命的と
なる〕4多量の腹水,胸水〔重篤な副作用が発現,致命的と
なる〕5重篤な心疾患・その既往歴〔症状の増悪又は再発で,
致命的となる〕6全身状態が悪化している者〔4に同じ〕7
フルオロウラシルに重篤な過敏症の既往歴8テガフール・
ギメラシル・ オテラシルカリウム配合剤を投与中・ 投与中
止後 7 日以内
きく
しすさ 授乳中止〔ヒト母乳中への移行は不明〕
つて ねの 幻覚,錯乱
アイスフラット( 長生堂 ) 消化性潰瘍・胃炎治療剤
水酸化アルミニウムゲル・水酸化マグネシウム
内 ゲゴ うえ 透析療法を受けている者〔長期投与により
アルミニウム脳症,アルミニウム骨症,貧血等が発現〕
iv
しすさ 授乳中止〔安全性未確立〕
つて 1激しい下痢2重篤な腸炎3骨髄抑制4ショック,アナフィラキ
シー5白質脳症,精神・ 神経障害6うっ血性心不全,心筋梗塞,安静狭心
症7肝機能障害,黄疸8急性腎不全等の重篤な腎障害9間質性肺炎A消
化管潰瘍,重篤な口内炎B手足症候群C播種性血管内凝固症候群D嗅覚脱
失E高アンモニア血症F急性膵炎ねの 劇症肝炎,肝硬変,心室頻拍,ネ
─1─
ア
アイト
アクチ
フローゼ症候群,皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson 症候群)
,中毒
性表皮壊死融解症(TEN)
,溶血性貧血
アイトロール( トーアエイヨー) 狭心症治療用 ISMN 製剤
一硝酸イソソルビド
ア
内 カ うえ 1重篤な低血圧 ・ 心原性ショック〔血管拡張
作用でさらに血圧を低下させ,症状が悪化〕2閉塞隅角緑内
障〔眼圧が上昇〕3頭部外傷・ 脳出血〔頭蓋内圧が上昇〕4
高度な貧血〔血圧低下で貧血症状(めまい,立ちくらみ等)が
悪化〕5硝酸 ・ 亜硝酸エステル系薬剤に過敏症の既往歴6
ホスホジエステラーゼ 5 阻害作用を有する薬剤,グアニル
酸シクラーゼ刺激作用を有する薬剤を投与中〔降圧作用が増
強,過度に血圧を低下〕
きく
体拮抗剤やアンジオテンシン変換酵素阻害剤を投与された
高血圧症の患者で羊水過少症,胎児・ 新生児の死亡,新生
児の低血圧,腎不全,高カリウム血症,頭蓋の形成不全及び
羊水過少症によると推測される四肢の拘縮,頭蓋顔面の奇形,
肺の発育不全等。 アムロジピンは動物で妊娠末期に投与す
ると妊娠期間・分娩時間が延長〕
しすさ 授乳中止〔イルベサルタンではラットで乳汁中へ移
行。 また,動物(ラット出生前及び出生後の発生ならびに母
体の機能に関する試験)の 50mg/kg/ 日以上で哺育期間
において出生児の体重増加抑制。 アムロジピンでは動物で
母乳中へ移行〕
外 ア うえ 1重度・ 広範囲の熱傷〔酸化亜鉛が創傷部位
に付着,組織修復が遷延〕2湿潤している患部〔吸水性粉末
を滲出液がたくさんでている傷口に散布すると固まって痂
皮になり,剥がれにくくなる〕
亜鉛華( 10% )単軟膏 収斂・消炎・保護剤
亜鉛華単
外 ニ うえ 重度・ 広範囲の熱傷〔酸化亜鉛が創傷部位に
付着,組織修復が遷延〕
亜鉛華デンプン 収斂・消炎・保護剤
亜鉛華デンプン
つて 1血管浮腫2高カリウム血症3ショック,失神,意識消失4腎不
全5劇症肝炎,肝機能障害,黄疸6低血糖7横紋筋融解症8無顆粒球症,
白血球減少,血小板減少9房室ブロック
外 ア うえ 1重度・ 広範囲の熱傷〔酸化亜鉛が創傷部位
に付着,組織修復が遷延〕2患部の浸潤〔デンプンの保湿作
用で,患部が悪化〕
アイリーア( バイエル ) 亜鉛華軟膏 眼科用 VEGF 阻害剤
収斂・消炎・保護剤
亜鉛華
アフリベルセプト(遺伝子組換え)
しすさ 授乳中止〔ラットで乳汁中へ移行〕
つて 肝機能障害,黄疸
アイピーディ( 大鵬薬品 ) アレルギー性疾患治療剤
スプラタストトシル酸塩
内 ケ ゲゴ しすさ 授乳中止〔ラットで乳汁中へ移行〕
つて 1肝機能障害,黄疸2ネフローゼ症候群
アイファガン( 千寿 ) 緑内障・高眼圧症治療剤
ブリモニジン酒石酸塩
外 バビ うえ 低出生体重児,新生児,乳児,2 歳未満の
幼児
しすさ 授乳中止〔ラット(経口投与)で乳汁中へ移行〕
せそ 投与しない( 低出生体重児,新生児,乳児,2 歳未満
の幼児 )
〔外国での市販後において,乳児に無呼吸,徐脈,
昏睡,低血圧,低体温,筋緊張低下,嗜眠,蒼白,呼吸抑制
及び傾眠の報告〕
アイミクス HD( 大日本住友 ) アイミクス LD 長時間作用型 ARB /
持続性 Ca 拮抗薬配合剤
イルベサルタン・アムロジピンベシル酸塩配合剤
内 カ うえ 1ジヒドロピリジン系化合物に過敏症の既往
歴2妊婦・ 妊娠している可能性の婦人3アリスキレンを投
与中の糖尿病( ただし,他の降圧治療を行ってもなお血圧の
コントロールが著しく不良の者を除く )
〔非致死性脳卒中,
腎機能障害,高カリウム血症及び低血圧のリスク増加〕
こさ 投与しない。 投与中に妊娠が判明した場合は,直ちに
投与中止〔妊娠中期 ・ 末期に他のアンジオテンシン II 受容
─2─
注 シ うえ 1眼・眼周囲に感染のある者,あるいは感染
の疑いのある者〔眼内炎等の重篤な副作用が発現〕2眼内に
重度の炎症のある者〔炎症が悪化〕3妊婦・ 妊娠している可
能性の婦人
こさ 投与しない。 妊娠可能な女性には,本剤投与中( 最終
投与後 3 ヶ月以上 )
,適切な避妊法を用いるよう指導。 なお,
本剤投与中止後の適切な避妊期間は明らかでない〔ウサギの
胚 ・ 胎児毒性試験(3 ∼ 60mg/kg を器官形成期に静脈内
投与)で,母動物の体重減少,流産,着床後胚死亡及び胎児
奇形(外表,内臓及び骨格奇形)の増加。 別のウサギ胚 ・ 胎
児毒性試験(0.1 ∼ 1mg/kg を妊娠 1 日∼器官形成期に
皮下投与)で,胎児奇形(外表,内臓及び骨格奇形)の増加。
妊娠ウサギで,本剤の胎盤通過性が認められた〕
しすさ 授乳中止〔ヒト母乳中への移行は不明〕
つて 1眼内炎(0.2%)
,眼圧上昇(4.4%)
,硝子体剥離(1.3%)
,外傷性
白内障(0.7%)
,網膜出血(0.6%)
,網膜色素上皮裂孔(0.4%)
,硝子体
出血(0.4%)
,網膜剥離(0.06%)
,網膜裂孔(0.1%)
,網膜色素上皮剥離
(0.03%)2脳卒中(0.3%)
アウドラザイム( ジェンザイム ) ムコ多糖症 I 型治療剤
ラロニダーゼ(遺伝子組換え)
注シ あい 本剤の投与当日に,本剤に関連する症状として発現する Infusion
associated reaction のうち,アナフィラキシー反応が現れる可能性
があるので,本剤は,緊急時に十分な対応のできる準備をした上で投与を
開始し,投与終了後も十分な観察を行うこと。 また,重篤な Infusion
associated reaction が発現した場合には,本剤の投与を中止し,適
切な処置を行うこと
うえ 本剤( 成分 )にアナフィラキシーショックの既往歴
しすさ 授乳中止〔安全性未確立〕
つて 重篤な infusion associated reaction
亜鉛華( マイラン ) 外 ニ うえ 重度・ 広範囲の熱傷〔酸化亜鉛が創傷部位に
付着,組織修復が遷延〕
アーガメイト( 三和化学 ) 高カリウム血症改善剤
ポリスチレンスルホン酸カルシウム
内 エ サ うえ 腸閉塞〔腸管穿孔を起こす〕
心不全治療薬
ピモベンダン
内 ケ しすさ 授乳中止〔ラットで乳汁中へ移行〕
つて 1心室細動2心室頻拍,心室性期外収縮等の不整脈3肝機能障害,
黄疸
食後過血糖改善剤
アカルボース アカルボース OD( テバ製薬,ファイザー) アカルボース
内 カ うえ 1重症ケトーシス,糖尿病性昏睡又は前昏睡
〔輸液及びインスリンによる速やかな高血糖の是正が必須と
なるので本剤投与は適さない〕2重症感染症,手術前後,重
篤な外傷〔インスリンによる血糖管理が望まれるので本剤投
与は適さない〕3妊婦・妊娠している可能性の婦人
こさ 投与しない〔安全性未確立〕
つて 1低血糖2腸閉塞3肝機能障害,黄疸ねの 重篤な肝硬変例での意
識障害を伴う高アンモニア血症
アキネトン( 大日本住友 ) 抗パーキンソン剤
ビペリデン製剤
内 ウ カ 注 シ うえ 1緑内障〔抗コリン作用により眼内
圧が亢進,症状が悪化〕2重症筋無力症〔抗コリン作用によ
り症状が悪化〕
つて 1悪性症候群2依存性
アクセノン( 大日本住友 ) 抗てんかん剤
エトトイン
収斂・消炎・保護剤
酸化亜鉛
アクタリット 抗リウマチ剤
アクタリット
内 カ うえ 妊婦・妊娠している可能性の婦人・授乳婦
こさ 投与しない〔安全性未確立。 ラットで胎児へ移行〕
しすさ 投与しない〔ラットで乳汁中へ移行〕
つて 1ネフローゼ症候群2間質性肺炎3再生不良性貧血,汎血球減少,
無顆粒球症,血小板減少4肝機能障害5消化性潰瘍,出血性大腸炎ねの
急性腎不全,肺線維症,天疱瘡様症状
アクチオス( テバ製薬 ) 抗ウイルス化学療法剤
アシクロビル
注 ズゴ うえ バラシクロビル塩酸塩に過敏症の既往歴
しすさ 授乳中止〔ヒト母乳中へ移行〕
つて 1アナフィラキシーショック,アナフィラキシー2汎血球減少,無
顆粒球症,血小板減少,播種性血管内凝固症候群,血小板減少性紫斑病3
急性腎不全4精神神経症状5中毒性表皮壊死融解症(TEN)
,皮膚粘膜眼
症候群(Stevens-Johnson 症候群)6呼吸抑制,無呼吸7間質性肺炎
8肝炎,肝機能障害,黄疸9急性膵炎
アクチット( 興和 ) 血液代用剤
酢酸維持液
つて 腸管穿孔,腸閉塞,大腸潰瘍
アカルディ( 日本ベーリンガー) 血,汎血球減少,無顆粒球症,単球性白血病,血小板減少,溶血性貧血,赤
芽球癆5劇症肝炎,肝機能障害,黄疸6間質性肺炎7悪性リンパ腫,リン
パ節腫脹8小脳萎縮9横紋筋融解症A急性腎不全,間質性腎炎
内 ア うえ ヒダントイン系化合物に過敏症
つて ねの 1皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson 症候群)
,中毒性
表皮壊死症(Lyell 症候群)2過敏症症候群3SLE 様症状4再生不良性貧
注 シ うえ 1高カリウム血症,乏尿,アジソン病,重症
熱傷,高窒素血症〔血清カリウム値が上昇〕2高リン血症,
低カルシウム血症,副甲状腺機能低下症〔血清リン値が上昇〕
3高マグネシウム血症,甲状腺機能低下症〔血清マグネシウ
ム値が上昇〕
つて アナフィラキシーショック
アクチバシン( 協和発酵キリン ) 血栓溶解剤( rt-PA 製剤 )
アルテプラーゼ(遺伝子組換え)
注 ズゴ あい 1本剤の投与により脳出血による死亡例が認められているため,適
応患者の選択を慎重に行った上で,本剤投与による頭蓋内出血等の出血性
有害事象の発現に十分注意して経過観察を行うこと2虚血性脳血管障害
急性期患者への使用は,重篤な頭蓋内出血を起こす危険性が高いので,以
下の基準を満たす状況下に使用すること : 1)随時コンピューター断層撮
影(CT)や核磁気共鳴画像(MRI)の撮影が可能な医療施設の SCU,ICU
あるいはそれに準ずる体制の整った施設 2)頭蓋内出血が認められた場合
等の緊急時に,十分な措置が可能な設備及び体制の整った医療施設 3)虚
血性脳血管障害の診断と治療,CT 等画像診断に十分な経験を持つ医師の
もとで使用すること3虚血性脳血管障害急性期患者への使用により,胸部
大動脈解離の悪化あるいは胸部大動脈瘤破裂を起こし死亡に至った症例が
報告されているため,胸痛又は背部痛を伴う,あるいは胸部 X 線にて縦
隔の拡大所見が得られるなど,胸部大動脈解離あるいは胸部大動脈瘤を合
併している可能性がある患者では,適応を十分に検討すること
うえ[虚血性脳血管障害急性期 ]1出血している者( 頭蓋
内出血,消化管出血,尿路出血,後腹膜出血,喀血 )2く
も膜下出血の疑いのある者3脳出血を起こすおそれの高い
者 : 1 )投与前に適切な降圧治療を行っても,収縮期血圧
が 185mmHg 以上又は拡張期血圧が 110mmHg 以上の
─3─
ア
アクテ
ア
アコニ
者 2 )投与前の血糖値が 400mg/dL を超える者 3 )投与
前 CT で早期虚血性変化( 脳実質の吸収値がわずかに低下あ
るいは脳溝の消失 )が広範に認められる者 4 )投与前 CT( 又
は MRI )で正中線偏位などの圧排所見が認められる者 5 )頭
蓋内出血の既往又は頭蓋内腫瘍,動静脈奇形,動脈瘤など
の出血性素因のある者 6 )脳梗塞の既往歴( 3 ヶ月以内 )7 )
頭蓋内あるいは脊髄の手術又は傷害を受けた者( 3 ヶ月以
内 )4出血するおそれの高い者〔出血を助長〕: 1 )消化管出
血又は尿路出血の既往歴( 21 日以内 )2 )大手術後,日の浅
い者( 14 日以内 )3 )投与前の血小板数が 100,000/mm3
以下5経口抗凝固薬やヘパリンを投与している者において
は,投与前のプロトロンビン時間 - 国際標準値( PT-INR )
が 1.7 を超えるか又は活性化部分トロンボプラスチン時間
( aPTT )が延長している者6重篤な肝障害〔肝障害が悪化,
又は出血〕7急性膵炎〔急性膵炎が悪化,又は出血〕8投与
前の血糖値が 50mg/dL 未満〔低血糖状態による意識障害
との鑑別が困難であるため〕9発症時に痙攣発作が認められ
た者〔てんかんによる痙攣発作との鑑別が困難であるため〕
[ 急性心筋梗塞]1出血している者( 頭蓋内出血,消化管出血,
尿路出血,後腹膜出血,喀血 )2出血するおそれの高い者〔出
血を助長〕: 1 )頭蓋内出血の既往又は頭蓋内腫瘍,動静脈
奇形,動脈瘤などの出血性素因のある者 2 )脳梗塞の既往歴
( 3 ヶ月以内 )3 )頭蓋内あるいは脊髄の手術又は傷害を受
けた者( 3 ヶ月以内 )4 )消化管出血又は尿路出血の既往歴
( 21 日以内 )5 )大手術後,日の浅い者( 14 日以内 )3重篤
な高血圧症〔脳出血を起こす〕4重篤な肝障害〔肝障害が悪
化,又は出血〕5急性膵炎〔急性膵炎が悪化,又は出血〕
つて 1重篤な出血2出血性脳梗塞(脳 :14.4%)3脳梗塞(脳:0.6%)
4ショック(脳:0.07%,心:0.1%)
,アナフィラキシー5心破裂(心:
0.2%)
,心タンポナーデ(脳:0.01%,心:0.08%)6血管浮腫(脳:0.03%)
7重篤な不整脈(脳 :0.13%,心 :0.08%)※発現頻度は脳: 虚血性脳
血管障害急性期使用時,心:急性心筋梗塞使用時を表す
アクディーム( あすか製薬 ) 消炎酵素製剤
リゾチーム塩酸塩
内 ウ カ ケ ク うえ 卵白アレルギー〔本剤の成分は卵白
由来の蛋白質で,卵白アレルギーを有する患者においてアナ
フィラキシー・ ショックを含む過敏症状〕
つて 1ショック,アナフィラキシー2中毒性表皮壊死融解症(TEN)
,皮
膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson 症候群)
アクテムラ( 中外 ) ヒト化抗ヒト IL-6 レセプターモノクローナル抗体
トシリズマブ(遺伝子組換え)
注シ あい 1[感染症]本剤投与により,敗血症,肺炎等の重篤な感染症が現れ,
致命的な経過をたどることがある。 本剤は IL-6 の作用を抑制し治療効果
を得る薬剤である。 IL-6 は急性期反応(発熱,CRP 増加等)を誘引する
サイトカインであり,本剤投与によりこれらの反応は抑制されるため,感
染症に伴う症状が抑制される。 そのため感染症の発見が遅れ,重篤化する
ことがあるので,本剤投与中は患者の状態を十分に観察し問診を行うこと。
症状が軽微であり急性期反応が認められないときでも,白血球数,好中球
─4─
数の変動に注意し,感染症が疑われる場合には胸部 X 線,CT 等の検査を
実施し,適切な処置を行うこと2治療開始に際しては,重篤な感染症等
の副作用が現れることがあること及び本剤が疾病を完治させる薬剤でない
ことも含めて患者に十分説明し,理解したことを確認した上で,治療上の
有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ本剤を投与すること3
関節リウマチ患者及び多関節に活動性を有する若年性特発性関節炎患者で
は,本剤の治療を行う前に,少なくとも 1 剤の抗リウマチ薬の使用を十
分勘案すること。 また,本剤についての十分な知識といずれかの疾患の治
療経験をもつ医師が使用すること4全身型若年性特発性関節炎患者では,
本剤についての十分な知識と全身型若年性特発性関節炎治療の経験をもつ
医師が使用すること
うえ 1重篤な感染症を合併している者〔感染症が悪化〕2
活動性結核〔症状を悪化〕
しすさ 授乳中止〔安全性未確立〕
つて 1アナフィラキシーショック,アナフィラキシー(0.1%)2感染
症3間質性肺炎(0.4%)4腸管穿孔(0.1%)5無顆粒球症,白血球減少
(4.4%)
,好中球減少(1.6%)
,血小板減少(2.1%)6心不全
注ソ あい 1[感染症]本剤投与により,敗血症,肺炎等の重篤な感染症が現れ,
致命的な経過をたどることがある。 本剤は IL-6 の作用を抑制し治療効果
を得る薬剤である。 IL-6 は急性期反応(発熱,CRP 増加等)を誘引する
サイトカインであり,本剤投与によりこれらの反応は抑制されるため,感
染症に伴う症状が抑制される。 そのため感染症の発見が遅れ,重篤化する
ことがあるので,本剤投与中は患者の状態を十分に観察し問診を行うこと。
症状が軽微であり急性期反応が認められないときでも,白血球数,好中球
数の変動に注意し,感染症が疑われる場合には胸部 X 線,CT 等の検査を
実施し,適切な処置を行うこと2治療開始に際しては,重篤な感染症等の
副作用が現れることがあること及び本剤が疾病を完治させる薬剤でないこ
とも含めて患者に十分説明し,理解したことを確認した上で,治療上の有
益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ本剤を投与すること3本
剤の治療を行う前に,少なくとも 1 剤の抗リウマチ薬の使用を十分勘案
すること。 また,本剤についての十分な知識と関節リウマチの治療経験を
もつ医師が使用し,自己投与の場合もその管理指導のもとで使用すること
うえ 1重篤な感染症を合併している者〔感染症が悪化〕2
活動性結核〔症状を悪化〕
しすさ 授乳中止〔安全性未確立〕
つて 1アナフィラキシーショック,アナフィラキシー(0.1%)2感染
症3間質性肺炎(0.4%)4腸管穿孔(0.1%)5無顆粒球症,白血球減少
(4.7%)
,好中球減少(1.9%)
,血小板減少(2.1%)6心不全
アクトス( 武田 ) アクトス OD
インスリン抵抗性改善剤 -2 型糖尿病治療剤 ピオグリタゾン塩酸塩
内 カ うえ 1心不全 ・ その既往歴〔動物で循環血漿量の
増加に伴う代償性の変化と考えられる心重量の増加,また,
臨床的にも心不全を増悪・ 発症〕2重症ケトーシス,糖尿
病性昏睡又は前昏睡,1 型糖尿病〔輸液,インスリンによる
速やかな高血糖の是正が必須〕3重篤な肝機能障害〔主に肝
臓で代謝されるため蓄積〕4重篤な腎機能障害5重症感染
症,手術前後,重篤な外傷〔インスリン注射による血糖管理
が望まれるので本剤の投与は適さない〕6妊婦・ 妊娠して
いる可能性の婦人
こさ 投与しない〔安全性未確立。 器官形成期投与(ラッ
ト)で は,40mg/kg 以 上 の 群 で 胚・ 胎 児 死 亡 率 の 高
値,出生児の生存率の低値,器官形成期投与(ウサギ)では,
160mg/kg 群で親動物の死亡または流産がそれぞれ 1 例,
胚・胎児死亡率の高値〕
しすさ 授乳中止〔ラットで乳汁中へ移行〕
つて 1心不全の増悪 ・ 発症2浮腫3肝機能障害,黄疸4低血糖症状5
横紋筋融解症6間質性肺炎7胃潰瘍の再燃
アクトネル( EAファーマ ) 骨粗鬆症・骨ページェット病治療剤
リセドロン酸ナトリウム水和物
内 カ うえ 1食道狭窄又はアカラシア( 食道弛緩不能症 )
等の食道通過を遅延させる障害のある者〔本剤の食道通過が
遅延することにより,食道局所における副作用発現の危険性
が高くなる〕2他のビスフォスフォネート系薬剤に過敏症の
既往歴3低カルシウム血症〔血清カルシウム値が低下,症状
が悪化〕4服用時に立位あるいは坐位を 30 分以上保てない
者5妊婦・ 妊娠している可能性の婦人6高度な腎障害〔ク
レアチニンクリアランス値が約 30mL/ 分未満の患者では
排泄が遅延〕
こさ 投与しない〔他のビスフォスフォネート系薬剤と同様,
生殖試験(ラット)で,低カルシウム血症による分娩障害の
結果と考えられる母動物の死亡,胎児の骨化遅延等〕
しすさ 授乳中止〔ラットで,乳児へわずかに移行〕
つて 1上部消化管障害2肝機能障害,黄疸3顎骨壊死・ 顎骨骨髄炎4
大腿骨転子下及び近位大腿骨骨幹部の非定型骨折
アクプラ( 塩野義 ) 抗悪性腫瘍剤
ネダプラチン
注セ あい 1本剤の投与に際しては,頻回に臨床検査(血液検査,肝機能検査,
腎機能検査等)を行うなど患者の状態を十分に観察し,異常が認められた
場合には,適切な処置を行うとともに,投与継続の可否について慎重に検
討すること〔本剤は強い骨髄抑制作用,腎機能抑制作用等を有する薬剤で
あり,臨床試験において本剤に関連したと考えられる早期死亡例が認めら
れている。 臨床試験において,本剤を投与した患者の 28.5%に重篤な血
小板減少が,21.1%に重篤な白血球減少が発現している。 その結果,致
命的な出血及び感染症等を引き起こすことがある〕2本剤の投与は,緊急
時に十分対応できる医療施設において,癌化学療法に十分な経験を持つ医
師のもとで行うこと。 また,慎重に患者を選択し,本剤の投与が適切と判
断される症例にのみ投与すること3本剤の使用にあたっては,添付文書を
熟読すること
うえ 1重篤な骨髄抑制〔骨髄抑制が増悪〕2重篤な腎障害
〔腎障害が増悪〕3他の白金を含む薬剤に重篤な過敏症の既
往歴4妊婦・妊娠している可能性の婦人
こさ 投与しない〔ラットで催奇形作用及び胎児致死作用,
ウサギで胎児致死作用〕
しすさ 授乳中止〔類薬シスプラチンで母乳中へ移行〕
つて 1ショック,アナフィラキシー2骨髄抑制3腎不全等の重篤な腎障
害4アダムス・ ストークス発作5難聴,聴力低下,耳鳴6間質性肺炎7
抗利尿ホルモン不適合分泌症候群
アクマルト( 光 ) アセテート維持液
酢酸維持液
注 シ うえ 1高カリウム血症,乏尿,アジソン病,重症
熱傷,高窒素血症〔血清カリウム値が上昇〕2高リン血症,
低カルシウム血症,副甲状腺機能低下症〔血清リン値が上昇〕
3高マグネシウム血症,甲状腺機能低下症〔血清マグネシウ
ム値が上昇〕
つて アナフィラキシーショック
アクラシノン( マイクロバイオ ) 抗腫瘍性抗生物質
アクラルビシン塩酸塩
注 ズゴ うえ 心機能異常・その既往歴〔心筋障害が発現〕
つて 1心筋障害2骨髄抑制ねの ショック
アクリノール・チンク油( 吉田製薬 ) 消炎鎮痛剤
アクリノール・チンク油
外 コ うえ 重度・広範囲の熱傷
アグリリン( シャイアー) 本態性血小板血症治療剤
アナグレリド塩酸塩水和物
内ケ あい 本剤は緊急時に十分対応できる医療施設において,造血器悪性腫瘍
の治療に対して十分な知識・ 経験を持つ医師のもとで,本剤の使用が適切
と判断される症例についてのみ投与すること。 また,治療開始に先立ち,
患者またはその家族に有効性及び危険性を十分に説明し,同意を得てから
投与を開始すること
うえ 重度・広範囲の熱傷
しすさ 授乳中止〔ラットで乳汁中へ移行〕
つて 1動悸(34%)
,心嚢液貯留(3.8%)
,頻脈(3.8%)
,心拡大(1.9%)
,
プリンツメタル狭心症(1.9%)
,上室性期外収縮(1.9%)
,心室性期外収縮
(1.9%)
,うっ血性心不全,心房細動,上室性頻脈,心筋梗塞,心筋症,狭
心症2QT 間隔延長(3.8%)
,心室性不整脈3間質性肺疾患(1.9%)4鼻
出血(9.4%)
,歯肉出血(7.5%)
,皮下出血(3.8%)
,メレナ(1.9%)
,網膜
出血(1.9%)
,紫斑(1.9%)
,喀血(1.9%)
,胃腸出血,脳出血5脳梗塞(3.8%)
等の血栓塞栓症6貧血(49.1%)
,血小板減少(5.7%)
,白血球減少(3.8%)
,
ヘモグロビン減少(1.9%)
,リンパ球減少(1.9%)
,好中球減少(1.9%)
アクロマイシン( ポーラファルマ ) アクロマイシン V
TC 系抗生物質
テトラサイクリン塩酸塩
内 ケ 外 タ ニ ア うえ テトラサイクリン系薬剤に過敏
症の既往歴
しすさ[経口]授乳中止〔母乳中へ移行〕
アコアラン( 協和発酵キリン ) 血液凝固阻止剤
アンチトロンビン ガンマ(遺伝子組換え)
注 ズゴ うえ 本剤( 成分 )にショックの既往歴
しすさ 授乳中止〔安全性未確立。 ラットで乳汁中へ移行〕
つて ねの ショック,アナフィラキシー
アコニップ( テイカ製薬 ) 経皮吸収型鎮痛消炎貼付剤
インドメタシン
外 ハ うえ 1他のインドメタシン製剤に過敏症の既往歴
2アスピリン喘息・その既往歴〔重症喘息発作を誘発〕
─5─
ア
アコフ
アコファイド( ゼリア ) アスケ
機能性ディスペプシア (FD) 治療剤
アコチアミド塩酸塩水和物
内 カ しすさ 授乳中止〔ラットで乳汁中へ移行〕
アザクタム( エーザイ ) モノバクタム系抗生物質
アズトレオナム
つて 1血液障害2ショック様症状3肝機能障害,黄疸4悪性新生物5
感染症6間質性肺炎7重度の下痢8進行性多巣性白質脳症
注 ズゴ うえ 本剤( 成分 )にショックの既往歴
しすさ 授乳中止〔ヒト母乳中へ移行〕
つて 1ショック2急性腎不全等の重篤な腎障害3偽膜性大腸炎等の血便
を伴う重篤な大腸炎4中毒性表皮壊死症(Lyell 症候群)ねの 溶血性貧血
ア アサコール( ゼリア ) 潰瘍性大腸炎治療剤
メサラジン
内 カ うえ 1サリチル酸塩類に過敏症の既往歴〔交叉ア
レルギーを発現〕2重篤な腎障害〔更に悪化〕3重篤な肝障
害〔更に悪化〕
しすさ 授乳中止〔ヒト乳汁中へ移行〕
つて 1骨髄抑制,再生不良性貧血,汎血球減少症,無顆粒球症,白血球減少症,
好中球減少症,血小板減少症2心筋炎,心膜炎,胸膜炎3間質性肺疾患4
膵炎5間質性腎炎,ネフローゼ症候群,腎不全6肝炎,肝機能障害,黄疸
アザセトロン塩酸塩( シオノ,テバ製薬 )
5-HT3 アンタゴニスト( 制吐剤 )
アザセトロン塩酸塩
注 シ しすさ 授乳中止〔ラットで乳汁中へ移行〕
アザルフィジン EN( ファイザー) 免疫抑制剤
抗リウマチ剤
サラゾスルファピリジン
内 ピペグ うえ 1サルファ剤・ サリチル酸製剤に過敏
症の既往歴2新生児・低出生体重児
しすさ 授乳中止〔母乳中へ移行。 乳児に血便,血性下痢〕
せそ 投与しない( 新生児,低出生体重児 )
〔高ビリルビン血
症を起こす〕
つて 1再生不良性貧血(0.03%)
,汎血球減少症(0.06%)
,無顆粒球症,
血小板減少(0.3%)
,貧血,播種性血管内凝固症候群(0.03%)2中毒性表
皮壊死融解症(TEN)
,皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson 症候群)
(0.03%)
,紅皮症型薬疹(0.08%)3過敏症症候群,伝染性単核球症様症
状4間質性肺炎(0.03%)
,薬剤性肺炎(0.06%)
,PIE 症候群,線維性肺
胞炎5急性腎不全,ネフローゼ症候群,間質性腎炎6消化性潰瘍,S 状結
腸穿孔7脳症8無菌性髄膜炎9心膜炎,胸膜炎A SLE 様症状B劇症肝炎,
肝炎(0.03%)
,肝機能障害(2%)
,黄疸Cショック,アナフィラキシー
アシクロビル アシクロビン( 日医工 ) つて ショック,アナフィラキシーショック
アザニン( 田辺三菱 ) 例。 本剤を妊娠期間中に投与された婦人(特に副腎皮質ステ
ロイドを併用した場合)で,早産及び低出生体重児が出産。
両親のいずれかへの本剤投与に引き続き,自然流産が発現。
また,ウサギ,ラット,マウスで催奇形作用〕
しすさ 授乳中止〔安全性未確立〕
アシクロビル
内カ あい 1臓器移植における本剤の投与は,免疫抑制療法及び移植患者の管
理に精通している医師又はその指導のもとで行うこと2治療抵抗性のリ
ウマチ性疾患に本剤を投与する場合には,緊急時に十分対応できる医療施
設において,本剤についての十分な知識と治療抵抗性のリウマチ性疾患治
療の経験を持つ医師のもとで行うこと
つて 1アナフィラキシーショック,アナフィラキシー2汎血球減少,無
顆粒球症,血小板減少,播種性血管内凝固症候群,血小板減少性紫斑病3
急性腎不全4精神神経症状5中毒性表皮壊死融解症(TEN)
,皮膚粘膜眼
症候群(Stevens-Johnson 症候群)6呼吸抑制,無呼吸7間質性肺炎
8肝炎,肝機能障害,黄疸9急性膵炎
うえ 1白血球数 3,000/mm3 以下〔白血球数が更に減少〕
2フェブキソスタットを投与中3妊婦 ・ 妊娠している可能
性の婦人
きく
外 デド ニ うえ バラシクロビル塩酸塩に過敏症の既往
歴
アジスロマイシン アジスロマイシン小児用
15 員環マクロライド系抗生物質
アジスロマイシン水和物
内 ウ カ ケ しすさ 授乳中止〔ヒト母乳中へ移行〕
つて 1ショック,アナフィラキシー2中毒性表皮壊死融解症(TEN)
,皮
膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson 症候群)3薬剤性過敏症症候群4
肝炎,肝機能障害,黄疸,肝不全5急性腎不全6偽膜性大腸炎,出血性大
腸炎等の重篤な大腸炎7間質性肺炎,好酸球性肺炎8QT 延長,心室性頻
脈9白血球減少,顆粒球減少,血小板減少A横紋筋融解症
アシテア( 塩野義 ) 減感作療法薬( アレルゲン免疫療法薬 )
アレルゲンエキス
内カ こさ 投与しない〔リンパ球に染色体異常を有する児の出生
─6─
つて ショック,アナフィラキシー,咽頭浮腫・喉頭浮腫
アシドレス( 中北 ) 制酸・消化性潰瘍・胃炎治療剤
あい 本剤は,緊急時に十分に対応できる医療機関に所属し,本剤に関す
る十分な知識と減感作療法に関する十分な知識・ 経験を持ち,本剤のリス
ク等について十分に管理・ 説明できる医師のもとで処方・ 使用すること。
おとか[シアン及びシアン化合物による中毒]1心筋梗塞
急性期〔心筋梗塞の急性期では血圧低下が見られ,本剤によ
り末梢血管が拡張,さらに血圧が低下,心原性ショックを誘
発〕2閉塞隅角緑内障〔眼圧が上昇〕3頭部外傷・脳出血〔頭
蓋内圧が上昇〕4高度な貧血〔血圧低下により貧血症状(め
まい,立ちくらみ等)が悪化〕5硝酸・ 亜硝酸エステル系薬
剤に過敏症の既往歴6ホスホジエステラーゼ 5 阻害作用を
有する薬剤を投与中
きく[狭心症]
ア
水酸化アルミニウムゲル・水酸化マグネシウム
内 コ うえ 透析療法を受けている者〔長期投与によりア
ルミニウム脳症,アルミニウム骨症,貧血等が発現〕
アシノン( ゼリア ) H2 受容体拮抗剤
ニザチジン
内 カ しすさ 授乳中止〔ラットで,乳汁中へ移行及び新
生仔の発育障害〕
つて 1ショック,アナフィラキシー2再生不良性貧血,汎血球減少症,
無顆粒球症,血小板減少3肝機能障害,黄疸ねの 間質性腎炎,皮膚粘膜
眼症候群(Stevens-Johnson 症候群)
,中毒性表皮壊死症(Lyell 症候群)
,
房室ブロック等の心ブロック,不全収縮,横紋筋融解症
アシビル( 日医工 ) おなけ[シアン及びシアン化合物による中毒]
抗ウイルス化学療法剤
アシクロビル
抗ウイルス化学療法剤
内 エ カ ク ゲゴ 注 シ ズゴ ソ うえ バラシクロビル塩
酸塩に過敏症の既往歴
しすさ 授乳中止〔ヒト母乳中へ移行〕
アザチオプリン
薬剤師においては,調剤前に当該医師を確認した上で調剤を行うこと
うえ 1本剤にショックの既往歴2重症の気管支喘息〔喘息
発作を誘発〕3悪性腫瘍,または免疫系に影響を及ぼす全身
性疾患( 自己免疫疾患,免疫複合体疾患,免疫不全症等 )
〔免
疫系に異常がある場合,本剤の有効性,安全性に影響を与え
る。 また,本剤投与によりこれらの疾患に影響を与える〕
しすさ 授乳中止〔安全性未確立〕
内 サ うえ バラシクロビル塩酸塩に過敏症の既往歴
しすさ 授乳中止〔ヒト母乳中へ移行〕
つて 1アナフィラキシーショック,アナフィラキシー2汎血球減少,無
顆粒球症,血小板減少,播種性血管内凝固症候群,血小板減少性紫斑病3
急性腎不全4精神神経症状5中毒性表皮壊死融解症(TEN)
,皮膚粘膜眼
症候群(Stevens-Johnson 症候群)6呼吸抑制,無呼吸7間質性肺炎
8肝炎,肝機能障害,黄疸9急性膵炎
アジャスト A( 興和 ) 緩下剤
センナエキス
内 カ うえ 1センノシド製剤に過敏症の既往歴2急性
腹症の疑い・ 痙攣性便秘〔蠕動運動亢進作用で,腹痛等の症
状が増悪〕3重症の硬結便〔下剤の経口投与では十分な効果
が得られず,腹痛等の症状が増悪〕4電解質失調( 特に低カ
リウム血症 )のある者には大量投与を避ける〔下痢が起こる
と電解質を喪失,状態が悪化〕
おとか 妊婦・妊娠している可能性のある婦人
亜硝酸アミル( 第一三共 ) 血管拡張・シアン化合物解毒剤
亜硝酸アミル
外 ツ うえ[ 狭心症]1心筋梗塞急性期〔心筋梗塞の急性
期では血圧低下が見られ,本剤により末梢血管が拡張されさ
らに血圧が低下,心原性ショックを誘発〕2閉塞隅角緑内障
〔眼圧が上昇〕3頭部外傷・脳出血〔頭蓋内圧が上昇〕4高度
な貧血〔血圧低下により貧血症状(めまい,立ちくらみ等)が
悪化〕5硝酸・ 亜硝酸エステル系薬剤に過敏症の既往歴6
ホスホジエステラーゼ 5 阻害作用を有する薬剤,グアニル
酸シクラーゼ刺激作用を有する薬剤を投与中
つて 1メトヘモグロビン血症2チアノーゼ3溶血性貧血
アジルバ( 武田 ) 持続性 AT1 レセプターブロッカー
アジルサルタン
内 カ うえ 1妊婦・ 妊娠している可能性の婦人2アリ
スキレンフマル酸塩を投与中の糖尿病( ただし,他の降圧治
療を行ってもなお血圧のコントロールが著しく不良の者を
除く )
〔非致死性脳卒中,腎機能障害,高カリウム血症及び
低血圧のリスク増加〕
こさ 投与しない。 また妊娠が判明した場合には直ちに投与
中止〔妊娠中期・ 末期に本剤を含むアンジオテンシン II 受
容体拮抗剤やアンジオテンシン変換酵素阻害剤を投与され
た高血圧症の者で,羊水過少症,胎児・ 新生児の死亡,新
生児の低血圧,腎不全,高カリウム血症,頭蓋の形成不全及
び羊水過少症によると推測される四肢の拘縮,頭蓋顔面の変
形,肺の低形成等〕
しすさ 授乳中止〔ラットの周産期及び授乳期に強制経口投
与すると,0.3mg/kg/ 日以上の群で出生児に腎盂拡張が
認められ,10mg/kg/ 日以上で体重増加の抑制〕
つて 1血管浮腫2ショック,失神,意識消失3急性腎不全4高カリウム
血症5肝機能障害6横紋筋融解症
アスケート( 共和薬品 ) 無機質製剤
L- アスパラギン酸カリウム
内 カ うえ 1前日の尿量が 500mL 以下あるいは投与
直前の排尿が 1 時間当たり 20mL 以下の重篤な腎機能障
─7─
アスコ
アスヒ
害〔カリウムの排泄低下で,高カリウム血症を呈する〕2副
腎機能障害( アジソン病 )
〔アジソン病ではアルドステロン
分泌低下により,カリウム排泄障害をきたしているので,高
カリウム血症を呈する〕3高カリウム血症4エプレレノン
を投与中
きく
しすさ 授乳中止〔安全性未確立〕
ア
しすさ 授乳中止〔ジフェンヒドラミンは,ラットで乳汁中
へ移行〕
内 ゲゴ うえ バラシクロビル塩酸塩に過敏症の既往歴
しすさ 授乳中止〔ヒト母乳中へ移行〕
アストーマ( 日医工 ) つて 1アナフィラキシーショック,アナフィラキシー2汎血球減少,無
顆粒球症,血小板減少,播種性血管内凝固症候群,血小板減少性紫斑病3
急性腎不全4精神神経症状5中毒性表皮壊死融解症(TEN)
,皮膚粘膜眼
症候群(Stevens-Johnson 症候群)6呼吸抑制,無呼吸7間質性肺炎
8肝炎,肝機能障害,黄疸9急性膵炎
鎮咳剤
ジプロフィリン・メトキシフェナミン配合剤
内 ケ うえ 1緑内障〔抗コリン作用により眼圧上昇,緑
内障が増悪〕2前立腺肥大等下部尿路の閉塞性疾患〔抗コリ
ン作用により排尿困難,尿閉等,症状が増悪〕3本剤( 配合
成分 )に重篤な副作用の既往歴
つて 無顆粒球症,再生不良性貧血
つて 心臓伝導障害
アスコンプ( ケミファ) 胃炎・消化性潰瘍治療剤
アルジオキサ
内 ウ エ うえ 透析療法中〔他のアルミニウム含有製剤で
長期投与によりアルミニウム脳症・ 骨症〕
アズサレオン( シオノ ) アズサレオン小児用 アストマリ( 鶴原 ) 鎮咳剤
デキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物
内 ウ カ うえ MAO 阻害剤を投与中
きく
アレルギー性疾患治療剤
エピナスチン塩酸塩
内 カ ゲゴ しすさ 授乳中止〔ラットで母乳中へ移行〕
つて 1呼吸抑制2ショック,アナフィラキシー
つて 1肝機能障害,黄疸2血小板減少
アスゾール( 富士製薬 ) 抗原虫剤
メトロニダゾール
内 カ うえ 1血液疾患( 特発性血小板減少性紫斑病の患
者を除く )
〔白血球減少が発現〕2脳・脊髄の器質的疾患〔中
枢神経系症状が発現〕3妊娠 3 ヶ月以内の婦人( 有益性が危
険性を上回ると判断される疾患の場合は除く )
こさ 経口投与しない( 妊娠 3 ヶ月以内 )
( 有益性が危険性
を上回ると判断される疾患の場合は除く )
〔胎盤関門を通過
し胎児移行。 胎児に対し安全性未確立〕
しすさ 授乳中止〔母乳中へ移行〕
つて 1末梢神経障害2中枢神経障害3無菌性髄膜炎4中毒性表皮壊死融
解症(TEN)
,皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson 症候群)5急性膵
炎6白血球減少,好中球減少7出血性大腸炎
アステマリン 3 号 MG( マイラン ) 喘息治療剤
アストモリジン M( マルホ ) プロキシフィリン ・ エフェドリン配合剤
アストモリジン D
内 カ ピペグ うえ 1キサンチン系薬剤による重篤な
副作用の既往歴〔本剤にプロキシフィリンが含まれている
ため〕2バルビツール酸系化合物に過敏症の既往歴3カテ
コールアミンを投与中4急性間欠性ポルフィリン症〔本剤に
含まれるフェノバルビタールにより,ポルフィリン合成が増
加し,症状が悪化〕5ボリコナゾール,タダラフィル( アド
シルカ )
,リルピビリン,アスナプレビル,ダクラタスビル,
バニプレビル,マシテンタンを投与中
きく
維持液
維持液
注 シ うえ 1高乳酸血症〔症状が悪化〕2高カリウム血
症( 乏尿,アジソン病,重症熱傷,高窒素血症等 )
〔症状が悪化〕
3高マグネシウム血症( 甲状腺機能低下症等 )
〔症状が悪化〕
アストフィリン( サンノーバ ) アスパラ( 田辺三菱 ) K,Mg アスパルテート製剤
L- アスパラギン酸カリウム・L- アスパラギン酸マグネシウム
内 カ 注 シ うえ 1前日の尿量が 500mL 以下あるい
は投与直前の排尿が 1 時間当たり 20mL 以下の重篤な腎
機能障害〔カリウムの排泄低下で,高カリウム血症を呈する〕
2副腎機能障害( アジソン病 )
〔アジソン病ではアルドステ
ロン分泌低下により,カリウム排泄障害をきたしているので,
高カリウム血症を呈する〕3高カリウム血症・ 高マグネシ
ウム血症4[ 内用のみ ]消化管通過障害〔カリウムイオンの
局所的な粘膜刺激作用により潰瘍,狭窄,穿孔を来す:1)
食道狭窄のある者(心肥大,食道癌,胸部大動脈瘤,逆流性
食道炎,心臓手術等による食道圧迫)2)消化管狭窄または
消化管運動機能不全のある者〕5高カリウム血性周期性四肢
麻痺〔発作を誘発〕6エプレレノンを投与中
きく
しすさ 授乳中止〔安全性未確立〕
つて 心臓伝導障害
アスパラカリウム( 田辺三菱 ) K アスパルテート製剤
L- アスパラギン酸カリウム
内 イ カ 注 シ うえ 1前日の尿量が 500mL 以下ある
いは投与直前の排尿が 1 時間当たり 20mL 以下の重篤な
腎機能障害〔カリウムの排泄低下で,高カリウム血症を呈す
る〕2副腎機能障害( アジソン病 )
〔アジソン病ではアルド
ステロン分泌低下により,カリウム排泄障害をきたしている
ので,高カリウム血症を呈する〕3高カリウム血症4[注射
のみ]高カリウム血性周期性四肢麻痺〔発作を誘発〕5エプ
レレノンを投与中
きく
喘息治療薬
ジプロフィリン・ノスカピン配合剤
内 カ うえ 1緑内障〔抗コリン作用により眼圧上昇〕2
前立腺肥大等下部尿路の閉塞性疾患〔抗コリン作用により排
尿困難,尿閉等〕3カテコールアミンを投与中4キサンチ
ン系薬剤 ・ パパベリン製剤に重篤な副作用の既往歴
きく
しすさ 授乳中止〔本剤に含まれるフェノバルビタールがヒ
ト母乳中へ移行,新生児,乳児に嗜眠,哺乳量低下を起こす〕
しすさ 授乳中止〔安全性未確立〕
つて 1中毒性表皮壊死融解症(TEN)
,皮膚粘膜眼症候群(StevensJohnson 症候群)
,紅皮症2過敏症症候群3顆粒球減少,血小板減少4
呼吸抑制5肝機能障害6重篤な血清カリウム値の低下ねの 1ショック,
アナフィラキシーショック2肝機能障害3痙攣及びせん妄,昏睡等の意識
障害4急性脳症5横紋筋融解症6依存性,離脱症状
アスパラギン酸カリウム( テルモ ) K アスパルテート製剤
アストリック( 日本化薬 ) 抗ウイルス化学療法剤
アシクロビル
─8─
つて 心臓伝導障害
L- アスパラギン酸カリウム
注 ソ うえ 1前日の尿量が 500mL 以下あるいは投与
直前の排尿が 1 時間当たり 20mL 以下の重篤な腎機能障
害〔カリウムの排泄低下で,高カリウム血症を呈する〕2副
腎機能障害( アジソン病 )
〔アジソン病ではアルドステロン
分泌低下により,カリウム排泄障害をきたしているので,高
カリウム血症を呈する〕3高カリウム血症4高カリウム血
性周期性四肢麻痺〔発作を誘発〕5エプレレノンを投与中
きく
しすさ 授乳中止〔安全性未確立〕
つて 心臓伝導障害
アスパラ -CA( 田辺三菱 ) Ca アスパルテート製剤
L- アスパラギン酸カルシウム水和物
内 カ うえ 1高カルシウム血症〔高カルシウム血症を増
悪〕2腎結石〔腎結石を増強〕3重篤な腎不全〔カルシウム排
泄低下により,高カルシウム血症が発現〕
アスピリン 解熱鎮痛消炎・川崎病用剤/抗血小板剤
アスピリン
内 ア うえ[川崎病を除く効能又は効果に使用する場合]
1サリチル酸系製剤に過敏症の既往歴2消化性潰瘍〔胃出
血の発現・ 潰瘍の悪化(ただし,非ステロイド性消炎鎮痛剤
の長期投与による消化性潰瘍のある者で,本剤の長期投与
が必要であり,かつミソプロストールによる治療が行われ
ている者には慎重投与)
〕3アスピリン喘息・その既往歴〔重
篤なアスピリン喘息発作を誘発〕4妊婦( 出産予定日 12 週
以内 )5重篤な血液異常〔血液の異常が悪化〕6重篤な肝障
害・ 腎障害〔症状が悪化〕7重篤な心機能不全〔心機能を悪
化〕
[川崎病( 川崎病による心血管後遺症を含む )に使用する
場合]1∼4川崎病を除く効能又は効果に使用する場合と
同じ5出血傾向のある者〔出血を増強〕
こさ 投与しない( 出産予定日 12 週以内 〔
) 妊娠期間の延長,
動脈管の早期閉鎖,子宮収縮の抑制,分娩時出血の増加につ
ながる。 海外での大規模な疫学調査では,妊娠中のアスピ
リン服用と先天異常児出産の因果関係は否定的であるが,長
期連用した場合は,母体の貧血,産前産後の出血,分娩時間
の延長,難産,死産,新生児の体重減少・ 死亡などの危険
が高くなるおそれを否定できない。 また,ヒトで妊娠末期
に投与された患者及びその新生児に出血異常が発現。 さら
に,妊娠末期のラットで弱い胎児の動脈管収縮〕
しすさ 授乳中止〔母乳中へ移行〕
つて 1ショック,アナフィラキシー2頭蓋内出血,肺出血,消化管出
血,鼻出血,眼底出血3中毒性表皮壊死融解症(TEN)
,皮膚粘膜眼症候
群(Stevens-Johnson 症候群)
,剥脱性皮膚炎4再生不良性貧血,血小
板減少,白血球減少5喘息発作6肝機能障害,黄疸7消化性潰瘍,小腸・
大腸潰瘍
内 ピペグ うえ 1サリチル酸系製剤に過敏症の既往歴
2消化性潰瘍〔プロスタグランジン生合成抑制作用により,
胃の血流量が減少,消化性潰瘍が悪化〕3出血傾向〔血小板
機能異常が発現,出血傾向を助長〕4アスピリン喘息・ そ
の既往歴〔重篤なアスピリン喘息発作を誘発〕5妊婦( 出産
予定日 12 週以内 )6低出生体重児,新生児,乳児
─9─
ア
アスフ
ア
アセル
こさ 投与しない( 出産予定日 12 週以内 〔
) 妊娠期間の延長,
動脈管の早期閉鎖,子宮収縮の抑制,分娩時出血の増加につ
ながる。 海外での大規模な疫学調査では,妊娠中のアスピ
リン服用と先天異常児出産の因果関係は否定的であるが,長
期連用した場合は,母体の貧血,産前産後の出血,分娩時間
の延長,難産,死産,新生児の体重減少 ・ 死亡などの危険
が高くなるおそれを否定できない。 また,ヒトで妊娠末期
に投与された患者及びその新生児に出血異常が発現。 さら
に,妊娠末期のラットで弱い胎児の動脈管収縮〕
しすさ 授乳中止〔母乳中へ移行〕
せそ 投与しない( 低出生体重児,新生児,乳児 )
〔錠剤であ
る本剤の嚥下が不能〕
つて 1ショック,アナフィラキシー2頭蓋内出血,肺出血,消化管出
血,鼻出血,眼底出血3中毒性表皮壊死融解症(TEN)
,皮膚粘膜眼症候
群(Stevens-Johnson 症候群)
,剥脱性皮膚炎4再生不良性貧血,血小
板減少,白血球減少5喘息発作6肝機能障害,黄疸7消化性潰瘍,小腸・
大腸潰瘍
アスファーゲン( 共和薬品 ) 肝臓疾患・アレルギー用剤
グリチルリチン・グリシン・システイン配合剤
注 シ うえ アルドステロン症,ミオパチー,低カリウム
血症〔低カリウム血症,高血圧症等が悪化〕
つて 1ショック,アナフィラキシーショック2アナフィラキシー3偽ア
ルドステロン症
アスファネート A81( 中北 ) 抗血小板剤
アスピリン・ダイアルミネート
内 カ うえ 1サリチル酸系製剤に過敏症の既往歴2消
化性潰瘍〔胃出血の発現,消化性潰瘍が悪化〕3出血傾向〔出
血を増強〕4アスピリン喘息 ・ その既往歴〔重症喘息発作を
誘発〕5妊婦( 出産予定日 12 週以内 )6低出生体重児,新
生児,乳児〔錠剤である本剤の嚥下が不能〕
こさ 投与しない( 出産予定日 12 週以内 〔
) 妊娠期間の延長,
動脈管の早期閉鎖,子宮収縮の抑制,分娩時出血の増加につ
ながる。 海外での大規模な疫学調査では,妊娠中のアスピ
リン服用と先天異常児出産の因果関係は否定的であるが,長
期連用した場合は,母体の貧血,産前産後の出血,分娩時間
の延長,難産,死産,新生児の体重減少 ・ 死亡などの危険
が高くなるおそれを否定できない。 また,ヒトで妊娠末期
に投与された患者及びその新生児に出血異常が発現。 さら
に,妊娠末期のラットで弱い胎児の動脈管収縮〕
しすさ 授乳中止〔母乳中へ移行〕
せそ 投与しない( 低出生体重児,新生児,乳児 )
〔錠剤のた
め,嚥下不能〕
つて 1ショック,アナフィラキシー2頭蓋内出血,消化管出血,肺出
血,鼻出血,眼底出血3中毒性表皮壊死融解症(TEN)
,皮膚粘膜眼症候
群(Stevens-Johnson 症候群)
,剥脱性皮膚炎4再生不良性貧血,血小
板減少,白血球減少5喘息発作6肝機能障害,黄疸7消化性潰瘍,小腸・
大腸潰瘍
─ 10 ─
アスプール( アルフレッサファーマ ) 吸入用気管支拡張剤
dl- イソプレナリン塩酸塩
外 ツ うえ 1カテコールアミン製剤,エフェドリン製剤,
メチルエフェドリン製剤を投与中2頻脈性不整脈を合併す
る者〔本剤の心刺激作用で,症状が悪化〕
きく
ショック〔心機能を抑制,症状を悪化〕4肺高血圧による右
心不全〔3に同じ〕5うっ血性心不全〔3に同じ〕6未治療
の褐色細胞腫〔本剤の単独投与により急激に血圧が上昇する
ことがあるので,α遮断剤で初期治療を行った後に本剤を投
与し,常にα遮断剤を併用〕7妊婦・ 妊娠している可能性の
婦人,授乳婦
こさ 投与しない〔安全性未確立〕
しすさ 投与しない〔ラットで乳汁中へ移行〕
つて 1心不全,房室ブロック2SLE 様症状3間質性肺炎
アセテート維持液 3G( 光 ) アスペノン( バイエル ) 不整脈治療剤
アプリンジン塩酸塩
内 ケ 注 シ うえ 1重篤な刺激伝導障害( 完全房室ブ
ロック等 )
〔刺激伝導障害が増悪〕2重篤なうっ血性心不全
〔心筋収縮力低下により,心不全が悪化〕3妊婦・ 妊娠して
いる可能性の婦人
こさ 投与しない〔動物で母体の一般状態悪化による二次的
影響と考えられるが,経口投与(ラット)による胎児の発育
抑制,静脈内投与(ウサギ)による生存胎児数の減少及び胎
児死亡数の増加〕
しすさ 授乳中止〔ラット(経口投与)で乳汁中へ移行〕
つて 1(注射のみ)痙攣2催不整脈3(カプセルのみ)無顆粒球症4(カ
プセルのみ)間質性肺炎5肝機能障害,黄疸
アズマネックス( MSD ) 吸入ステロイド喘息治療剤
モメタゾンフランカルボン酸エステル
外 ツ うえ 有効な抗菌剤の存在しない感染症,深在性真
菌症〔症状を増悪〕
おとか 結核性疾患〔症状を増悪〕
つて アナフィラキシー
アースレナン( 高田 ) 血液代用剤
酢酸維持液(ブドウ糖加)
つて 重篤な血清カリウム値の低下
消化管運動改善剤
ドンペリドン
外 ヒ うえ 1妊婦・ 妊娠している可能性の婦人2消化
管出血,機械的イレウス,消化管穿孔〔症状が悪化〕3プロ
ラクチン分泌性の下垂体腫瘍( プロラクチノーマ )
〔抗ドパ
ミン作用によりプロラクチン分泌を促す〕
こさ 投与しない〔ラットで骨格,内臓異常等の催奇形作用〕
注 シ うえ 1高カリウム血症,乏尿,アジソン病,重症
熱傷,高窒素血症〔血清カリウム値が上昇〕2高リン血症,
低カルシウム血症,副甲状腺機能低下症〔血清リン値が上昇〕
3高マグネシウム血症,甲状腺機能低下症〔血清マグネシウ
ム値が上昇〕
アセトアミノフェン アセトアミノフェン小児用
解熱・鎮痛剤
アセトアミノフェン
内 ア ウ カ ゲゴ 外 ヒ あい 1本剤により重篤な肝障害が発現するおそれがあることに注意,
(以
下,小児用シロップは除く)1 日総量 1500mg を超す高用量で長期投与
する場合には,定期的に肝機能等を確認する等慎重に投与すること2本剤
とアセトアミノフェンを含む他の薬剤(一般用医薬品を含む)との併用によ
り,アセトアミノフェンの過量投与による重篤な肝障害が発現するおそれ
があることから,これらの薬剤との併用を避けること
うえ 1( 内用のみ )消化性潰瘍〔症状が悪化〕2重篤な血液
異常〔重篤な転帰をとる〕3重篤な肝障害〔2に同じ〕4重
篤な腎障害〔2に同じ〕5重篤な心機能不全〔循環系のバラ
ンスが損なわれ,心不全が増悪〕6アスピリン喘息・ その
既往歴〔アスピリン喘息の発症にプロスタグランジン合成阻
害作用が関与〕
つて 1ショック,アナフィラキシー2中毒性表皮壊死融解症(TEN)
,皮
膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson 症候群)
,急性汎発性発疹性膿疱症
3喘息発作4劇症肝炎,肝機能障害,黄疸5顆粒球減少症6間質性肺炎
7間質性腎炎,急性腎不全
注シ あい 1本剤の投与は,緊急時に十分に対応できる医療施設において,造
血器悪性腫瘍の治療に対して,十分な知識・ 経験を持つ医師のもとで,本
剤の投与が適切と判断される症例のみに行うこと。 また,治療開始に先立
ち,患者またはその家族に有効性及び危険性を十分に説明し,同意を得て
から投与を開始すること2アナフィラキシー様症状,発熱,悪寒,発疹,
疼痛,咳嗽,呼吸困難,気管支痙攣,血圧下降,徐脈,心筋梗塞,肺水腫
等の infusion reaction が認められている。 Infusion reaction は
投与回数にかかわらず投与開始後 3 時間以内に多く認められるが,それ
以降でも発現が報告されている。 また,infusion reaction により本
剤の投与を中断後に再開した場合にも infusion reaction が再び認め
られているので,本剤投与中はバイタルサイン(血圧,脈拍,呼吸数等)の
モニタリングや自他覚症状の観察を行うとともに,投与後も患者の状態を
十分観察すること。 Infusion reaction が現れた場合には,本剤の投
与を直ちに中止し,適切な処置を行うこと3B 型肝炎ウイルスの再活性化
により肝不全に至り死亡した例が報告されている。 本剤の治療期間中また
は治療終了後は,肝炎の増悪,肝不全が発現するおそれがあるので,B 型
肝炎ウイルスの再活性化の徴候や症状の発現に注意すること
しすさ 授乳中止〔安全性未確立。ヒト IgG は母乳中へ移行〕
つて 1Infusion reaction(49.8%)2腫瘍崩壊症候群(0.4%)3進
行性多巣性白質脳症(0.4%)4B 型肝炎ウイルスによる劇症肝炎,肝炎の
増悪5肝機能障害,黄疸(0.9%)6汎血球減少,白血球減少(2.2%)
,好
中球減少(15.2%)
,貧血(5.8%)
,血小板減少(1.8%)7感染症(19.7%)
8間質性肺炎9心障害A中毒性表皮壊死融解症(TEN)B腸閉塞C腎不
全等の重篤な腎障害D血圧下降ねの 1消化管穿孔2可逆性後白質脳症症
候群等の脳神経症状
アゼラスチン塩酸塩 アレルギー性疾患治療剤
アゼラスチン塩酸塩
内 カ しすさ 授乳中止〔ラットで乳汁中へ移行〕
アセリオ( テルモ ) 解熱鎮痛剤
アセトアミノフェン
注シ あい 1本剤により重篤な肝障害が発現するおそれがあることに注意,1
日総量 1500mg を超す高用量で長期投与する場合には,定期的に肝機能
等を確認する等慎重に投与すること2本剤とアセトアミノフェンを含む
他の薬剤(一般用医薬品を含む)との併用により,アセトアミノフェンの過
量投与による重篤な肝障害が発現するおそれがあることから,これらの薬
剤との併用を避けること
内 エ カ しすさ 授乳中止〔安全性未確立〕
うえ 1重篤な肝障害〔重篤な転帰をとる〕2消化性潰瘍
〔症状が悪化〕3重篤な血液異常〔1に同じ〕4重篤な腎障
害〔1に同じ〕5重篤な心機能不全〔循環系のバランスが損
注 シ うえ 1高カリウム血症,乏尿,アジソン病,重症
なわれ,心不全が増悪〕6アスピリン喘息・ その既往歴〔ア
熱傷,高窒素血症〔血清カリウム値が上昇〕2高リン血症,
低カルシウム血症,副甲状腺機能低下症〔血清リン値が上昇〕 スピリン喘息の発症にプロスタグランジン合成阻害作用が
関与〕
3高マグネシウム血症,甲状腺機能低下症〔血清マグネシウ
つて 1ショック,アナフィラキシー2中毒性表皮壊死融解症(TEN)
,皮
ム値が上昇〕
アセタノール( サノフィ) アゼプチン( エーザイ ) つて 1ショック,アナフィラキシー2錐体外路症状3意識障害,痙攣
アズロキサ( 寿 ) 胃潰瘍治療剤
エグアレンナトリウム水和物
高血圧・狭心症・不整脈治療剤
アセブトロール塩酸塩
内 ケ うえ 1糖尿病性ケトアシドーシス,代謝性アシ
ドーシス〔アシドーシスに基づく心筋収縮力抑制を増強〕2
高度の徐脈( 著しい洞性徐脈 )
,II ・ III 度の房室ブロック,
洞房ブロック〔心刺激伝導系を抑制,症状を悪化〕3心原性
アセトキープ 3G( 共和クリティケア ) 血液代用剤
酢酸維持液(ブドウ糖加)
アレルギー性疾患治療剤
アゼラスチン塩酸塩
内 エ カ しすさ 授乳中止〔ラットで乳汁中へ移行〕
アーゼラ( ノバルティス ) 膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson 症候群)
,急性汎発性発疹性膿疱症
3喘息発作4劇症肝炎,肝機能障害,黄疸5顆粒球減少症6間質性肺炎
7間質性腎炎,急性腎不全
アゼルニジピン オファツムマブ(遺伝子組換え)
持続性 Ca 拮抗剤
アゼルニジピン
抗悪性腫瘍剤
内 カ うえ 1妊婦・妊娠している可能性の婦人2アゾー
─ 11 ─
ア
アソセ
アテテ
ル系抗真菌剤,HIV プロテアーゼ阻害剤,コビシスタット
を含有する製剤を投与中
きく
人
こさ 投与しない〔妊娠初期(約 3 ヶ月)で,蓋裂等の奇形を
有する児を出産したとの報告。 また,妊娠中の投与で,出
産後新生児に傾眠,筋緊張低下,離脱症状,錐体外路障害,
間代性運動,中枢神経抑制等の精神神経系症状,新生児低酸
素症〕
しすさ 授乳中止〔ヒト母乳中への移行は不明だが,授乳中
の新生児に中枢神経抑制,緊張低下〕
つて 1ショック,アナフィラキシー2QT 延長,心室頻拍3肝機能障害,
黄疸4(注射のみ)注射部位の壊死,皮膚潰瘍
ア
こさ 投与しない〔ラットで,妊娠前∼初期の投与において,
着床前・ 着床後胚死亡率の増加,出生児の体重低下,妊娠
期間及び分娩時間延長。 また妊娠末期の投与において,妊
娠期間及び分娩時間延長〕
しすさ 授乳中止〔ラットで乳汁中へ移行〕
つて 1肝機能障害,黄疸2房室ブロック,洞停止,徐脈
アゾセミド( 長生堂 ) 持続型ループ利尿剤
アゾセミド
内 カ うえ 1無尿〔効果が期待できない〕2肝性昏睡〔低
カリウム血症によるアルカローシスの増悪により肝性昏睡
が悪化〕3体液中のナトリウム ・ カリウムの明らかな減少
者〔電解質失調を起こす〕4スルホンアミド誘導体に過敏症
の既往歴
しすさ 授乳中止〔類薬で母乳中へ移行〕
つて 電解質異常
アゾルガ( アルコン ) 緑内障・高眼圧症治療剤
アダラート( バイエル ) アダラート CR アダラート L
つて 1眼類天疱瘡2気管支痙攣,呼吸困難,呼吸不全3心ブロック,うっ
血性心不全,脳虚血,心停止,脳血管障害4全身性エリテマトーデス
アタラックス( ファイザー) アタラックス -P
抗アレルギー性緩和精神安定剤
ヒドロキシジン製剤
内 イ カ ケ ク ゲゴ 注 シ うえ 1セチリジン,ピペラ
ジン誘導体,アミノフィリン,エチレンジアミンに過敏症の
既往歴2ポルフィリン症3妊婦 ・ 妊娠している可能性の婦
─ 12 ─
ニフェジピン
内 ガグ ケ うえ 1妊婦( 妊娠 20 週未満 )・ 妊娠してい
る可能性の婦人2心原性ショック〔血圧低下により症状が悪
化〕3[ CR,L を除く]急性心筋梗塞〔急激な血行動態の変
化により,病態が悪化〕
こさ 妊娠 20 週未満 ・ 妊娠している可能性の婦人〔動物で
催奇形性 ・ 胎児毒性〕
しすさ 授乳中止〔母乳中へ移行〕
つて 1紅皮症2無顆粒球症,血小板減少3(CR を除く)ショック4意識
障害5肝機能障害,黄疸
アダント( MeijiSeika ) 関節機能改善剤
ヒアルロン酸ナトリウム
注 シ ソ しすさ 授乳中止〔ラットで乳汁中へ移行〕
つて ショック症状
アーチスト( 第一三共 ) 持続性高血圧・狭心症・慢性心不全・
頻脈性心房細動治療剤
ブリンゾラミド ・チモロールマレイン酸塩
外 バビ うえ 1気管支喘息 ・ その既往歴,気管支痙攣,
重篤な慢性閉塞性肺疾患〔β- 受容体遮断による気管支平滑筋
収縮作用により,喘息発作の誘発・ 増悪〕2コントロール
不十分な心不全,洞性徐脈,房室ブロック( II ・ III 度 )
,心
原性ショック〔β- 受容体遮断による陰性変時 ・ 変力作用に
より,これらの症状が増悪〕3重篤な腎障害〔使用経験がな
い。 ブリンゾラミド・ その代謝物は,主に腎より排泄され
るため,排泄遅延により副作用が発現〕
しすさ 授乳中止〔安全性未確立。 ブリンゾラミドでは動物
で乳汁中へ移行,チモロールマレイン酸塩ではヒト母乳中へ
移行〕
Ca 拮抗剤/高血圧・狭心症治療剤
カルベジロール
内カ あい 慢性心不全患者に使用する場合には,慢性心不全治療の経験が十分
にある医師のもとで使用すること
うえ 1気管支喘息,気管支痙攣のおそれのある者〔気管支
筋を収縮させるため,喘息症状の誘発・ 悪化〕2糖尿病性
ケトアシドーシス,代謝性アシドーシス〔心筋収縮力の抑制
が増強〕3高度の徐脈( 著しい洞性徐脈 )
,II ・III 度の房室
ブロック,洞房ブロック〔症状が悪化〕4心原性ショック〔循
環不全症が悪化〕5強心薬・ 血管拡張薬を静脈内投与する
必要のある心不全〔心収縮力抑制作用により,心不全が悪化〕
6非代償性の心不全〔5に同じ〕7肺高血圧による右心不
全〔心拍出量が抑制され症状が悪化〕8未治療の褐色細胞腫
9妊婦 ・ 妊娠している可能性の婦人
こさ 投与しない〔安全性未確立。 ラットの妊娠前・ 妊娠初
期投与試験で,臨床用量の約 900 倍(300mg/kg)で黄体
数減少 ・ 骨格異常(13 肋骨の短小)の増加〕
しすさ 授乳中止〔ラットで乳汁中へ移行〕
つて 1高度な徐脈,ショック,完全房室ブロック,心不全,心停止2肝
機能障害,黄疸3急性腎不全4中毒性表皮壊死融解症(TEN)
,皮膚粘膜
眼症候群(Stevens-Johnson 症候群)5アナフィラキシー
アチネス( あすか製薬 ) エペリゾン塩酸塩
内 カ うえ 1血管浮腫の既往歴( アンジオテンシン変換
酵素阻害剤等の薬剤による血管浮腫,遺伝性血管浮腫,後天
性血管浮腫,特発性血管浮腫等 )
〔高度の呼吸困難を伴う血
管浮腫が発現〕2デキストラン硫酸固定化セルロース,トリ
プトファン固定化ポリビニルアルコール又はポリエチレン
テレフタレートを用いた吸着器によるアフェレーシスを施
行中〔ショックを起こす〕3アクリロニトリルメタリルスル
ホン酸ナトリウム膜( AN69 )を用いた血液透析施行中〔ア
ナフィラキシーが発現〕4妊婦・ 妊娠している可能性の婦
人5アリスキレンフマル酸塩を投与中の糖尿病( ただし,他
の降圧治療を行ってもなお血圧のコントロールが著しく不
良の者を除く )
〔非致死性脳卒中,腎機能障害,高カリウム
血症及び低血圧のリスク増加〕
きく
つて 1ショック,アナフィラキシー2中毒性表皮壊死融解症(TEN)
,皮
膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson 症候群)
ドパミン作動薬
ブロモクリプチンメシル酸塩
内 カ うえ 1麦角アルカロイドに過敏症の既往歴2妊
娠高血圧症候群〔産褥期における痙攣,脳血管障害,心臓発
作,高血圧が発現するリスクが高い〕3産褥期高血圧〔2に
同じ〕4心エコー検査により,心臓弁尖肥厚,心臓弁可動制
限・これらに伴う狭窄等の心臓弁膜の病変が確認された者・
その既往歴〔症状が悪化〕
しすさ 投与しない〔乳汁分泌を抑制。 母乳中への移行は認
められていない〕
つて 1ショック,急激な血圧低下,起立性低血圧2悪性症候群3胸膜炎,
心膜炎,胸膜線維症,肺線維症4心臓弁膜症5後腹膜線維症6幻覚・妄想,
せん妄,錯乱7胃腸出血,胃・ 十二指腸潰瘍8痙攣,脳血管障害,心臓発
作,高血圧9突発的睡眠
アップノン( コーアイセイ ) ACE-I 降圧剤
デラプリル塩酸塩
内 カ しすさ 授乳中止〔ラットで乳汁中へ移行〕
アップノール B( 高田 ) アデカット( 武田 ) 筋緊張・ 痙性麻痺改善剤
鎮痛・抗炎症剤
フルルビプロフェン
内 カ うえ 1消化性潰瘍( ただし,非ステロイド性消炎
鎮痛剤の長期投与による消化性潰瘍のある者で,本剤の長
期投与が必要であり,かつミソプロストールによる治療が
行われている者には慎重投与 )
〔消化性潰瘍が悪化〕2重篤
な血液異常〔血液の異常が更に悪化〕3重篤な肝障害〔肝障
こさ 投与しない。 妊娠が判明した場合には直ちに投与中止
害が更に悪化〕4重篤な腎障害〔プロスタグランジン合成阻
害作用による腎血液流量の低下等により,腎障害が更に悪化〕 〔妊娠中期・ 末期にアンジオテンシン変換酵素阻害剤を投与
された高血圧症の者で,羊水過少症,胎児・ 新生児の死亡,
5重篤な心機能不全〔プロスタグランジン合成阻害作用によ
新生児の低血圧,腎不全,高カリウム血症,頭蓋の形成不全
る水,Na 貯留傾向があるため,心機能不全が更に悪化〕6
重篤な高血圧症〔プロスタグランジン合成阻害作用による水, 及び羊水過少症によると推測される四肢の拘縮,頭蓋顔面の
変形等。 また,海外で実施されたレトロスペクティブな疫
Na 貯留傾向があるため,血圧が更に上昇〕7アスピリン喘
学調査で,妊娠初期にアンジオテンシン変換酵素阻害剤を投
息 ・ その既往歴〔喘息発作が誘発〕8エノキサシン水和物,
与された患者群において,胎児奇形の相対リスクは降圧剤が
ロメフロキサシン,ノルフロキサシン,プルリフロキサシン
投与されていない患者群に比べ高かったとの報告〕
を投与中9妊娠後期の婦人
しすさ 授乳中止〔ラットで乳汁中へ活性代謝物が移行〕
きく
つて 1血管浮腫2急性腎不全3重篤な高カリウム血症
アデシノン P( わかもと ) 代謝性製剤
アデノシン三リン酸二ナトリウム水和物
注 シ うえ 脳出血直後〔脳血管拡張により再出血〕
こさ 投与しない( 妊娠後期 )
〔妊娠後期のラットで,胎児の
動脈管収縮〕
しすさ 授乳中止〔母乳中へ移行〕
つて 1ショック,アナフィラキシー2急性腎不全,ネフローゼ症候群3
胃腸出血4再生不良性貧血5喘息発作6中毒性表皮壊死融解症(TEN)
,
皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson 症候群)
,剥脱性皮膚炎ねの 痙
攣
つて ショック様症状
アテディオ( EAファーマ ) 選択的 AT1 受容体
ブロッカー/持続性 Ca 拮抗薬合剤
バルサルタン・シルニジピン配合剤
内 カ うえ 1妊婦・ 妊娠している可能性の婦人2アリ
スキレンを投与中の糖尿病( ただし,他の降圧治療を行って
もなお血圧のコントロールが著しく不良の者を除く )
〔非致
─ 13 ─
ア
アテネ
ア
アテフ
死性脳卒中,腎機能障害,高カリウム血症及び低血圧のリス
ク増加〕
こさ 投与しない。 また投与中に妊娠が判明した場合には,
直ちに投与を中止すること〔バルサルタンを含むアンジオテ
ンシン II 受容体拮抗剤ならびにアンジオテンシン変換酵素
阻害剤で,妊娠中期∼末期に投与された患者に胎児 ・ 新生
児死亡,羊水過少症,胎児 ・ 新生児の低血圧,腎不全,高
カリウム血症,頭蓋の形成不全,羊水過少症によると推測さ
れる四肢の拘縮,脳,頭蓋顔面の奇形,肺の発育形成不全等。
また,海外で実施されたアンジオテンシン変換酵素阻害剤に
おけるレトロスペクティブな疫学調査で,妊娠初期にアン
ジオテンシン変換酵素阻害剤を投与された患者群において,
胎児奇形の相対リスクは降圧剤が投与されていない患者群
に比べ高かったとの報告。 また,シルニジピン(ラット)で,
胎児毒性ならびに妊娠期間及び分娩時間の延長〕
しすさ 授乳中止〔バルサルタン(ラット,授乳期経口投与,
3mg/kg/ 日)で乳汁中へ移行。 シルニジピン(ラット)も,
母乳中へ移行。 また,バルサルタン(ラット,周産期及び授
乳期経口投与)で,600mg/kg/ 日で出生児の低体重 ・ 生
存率の低下,200mg/kg/ 日で外表分化の遅延〕
つて 1血管浮腫2肝炎,肝機能障害,黄疸3腎不全4重篤な高カリウム
血症5ショック,血圧低下に伴う失神,意識消失6無顆粒球症,白血球減
少,血小板減少7間質性肺炎8低血糖9横紋筋融解症A中毒性表皮壊死
融解症(TEN)
,皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson 症候群)
,多形紅
斑B天疱瘡,類天疱瘡
アテネジン( 鶴原 ) 精神活動改善・パーキンソン症候群治療・
抗 A 型インフルエンザウイルス剤
アマンタジン塩酸塩
内ウカ あい 1[A 型インフルエンザウイルス感染症に本剤を用いる場合]1)本
剤は医師が特に必要と判断した場合にのみ投与すること 2)本剤を治療に
用いる場合は,本剤の必要性を慎重に検討すること 3)本剤を予防に用い
る場合は,ワクチンによる予防を補完するものであることを考慮すること
4)本剤は A 型以外のインフルエンザウイルス感染症には効果がない 5)
インフルエンザの予防や治療に短期投与中の患者で自殺企図の報告がある
ので,精神障害のある患者又は中枢神経系に作用する薬剤を投与中の患者
では治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合のみ投与すること
2てんかん又はその既往歴のある患者及び痙攣素因のある患者では,発作
を誘発又は悪化させることがあるので,患者を注意深く観察し,異常が認
められた場合には減量する等の適切な措置を講ずること3催奇形性が疑
われる症例報告があり,また,動物実験による催奇形性の報告があるので,
妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与しないこと
うえ 1透析を必要とするような重篤な腎障害〔本剤は大部
分が未変化体として尿中に排泄されるため,蓄積により意
識障害,精神症状,痙攣,ミオクロヌス等の副作用が発現。
また,本剤は血液透析によって少量しか除去されない〕2妊
婦 ・ 妊娠している可能性の婦人・授乳婦
こさ 投与しない〔催奇形性が疑われる症例。 ラットで催奇
形〕
しすさ 投与しない〔ヒト母乳中へ移行〕
─ 14 ─
つて 1悪性症候群2中毒性表皮壊死融解症(TEN)
,皮膚粘膜眼症候群
(Stevens-Johnson 症候群)3視力低下を伴うびまん性表在性角膜炎,
角膜浮腫様症状4心不全5肝機能障害6腎障害7意識障害,精神症状,
痙攣,ミオクロヌス8横紋筋融解症
アデノシン( 富士フイルムRI ) 心臓疾患診断補助剤
アデノシン
つて 1心停止,心室頻拍,心室細動,心筋梗塞2過度の血圧低下3洞房
ブロック,完全房室ブロック4呼吸障害5肺浮腫6脳血管障害
つて 1心停止,心室頻拍,心室細動,心筋梗塞2過度の血圧低下3洞房
ブロック,完全房室ブロック4呼吸障害5肺浮腫6脳血管障害
アデノスキャン( 第一三共 ) アテノロール 心臓疾患診断補助剤
アデノシン
注ソ 注シ あい 1本剤投与により,次の副作用等が発現するおそれがあるので,蘇
生処置ができる準備をしておくこと。 負荷試験中(本剤投与開始から心筋
シンチグラフィ施行終了時まで)は血圧及び心電図の継続した監視を行い,
注意深く患者を観察すること。 また,検査の継続が困難と判断した場合に
は検査を中断し,本剤投与中であれば直ちに投与を中止すること : 1)致
死的心停止,心室頻拍,心室細動,非致死性心筋梗塞を発現することがあ
る。 特に不安定狭心症患者では,その危険性が増大するおそれがあるので,
薬物治療によっても安定化しない不安定狭心症の患者には投与しないこと
2)房室ブロックが発現することがある。 特に房室ブロックを有している
患者では,症状が増悪するおそれ 3)過度の血圧低下を起こすことがある。
特に交感神経機能異常,狭窄性心臓弁疾患,心膜炎や心膜滲出,脳血流不
全を伴う狭窄性頸動脈疾患,未処置の循環血液量減少等の患者では症状が
増悪するおそれ 4)呼吸困難が発現することがある。 特に慢性閉塞性肺疾
患(肺気腫,慢性気管支炎等)のある患者ではその危険性が増大するおそれ
があり,負荷試験後の回復期間も含め,注意深く観察すること2喘息等の
気管支攣縮性肺疾患のある患者,その既往のある患者あるいはその疑いの
ある患者に本剤が投与された場合,呼吸停止を含む重篤な呼吸障害を発症
することがあるので,これらの疾患に関する病歴調査を必ず行い,疑わし
い場合は本剤を投与しないこと
あい 1本剤投与により,次の副作用等が発現するおそれがあるので,蘇
生処置ができる準備をしておくこと。 負荷試験中(本剤投与開始から心筋
シンチグラフィ施行終了時まで)は血圧及び心電図の継続した監視を行い,
注意深く患者を観察すること。 また,検査の継続が困難と判断した場合に
は検査を中断し,本剤投与中であれば直ちに投与を中止すること :1)致
死的心停止,心室頻拍,心室細動,非致死性心筋梗塞を発現することがあ
る。 特に不安定狭心症患者では,その危険性が増大するおそれがあるので,
薬物治療によっても安定化しない不安定狭心症の患者には投与しないこと
2)房室ブロックが発現することがある。 特に房室ブロックを有している
患者では,症状が増悪するおそれ 3)過度の血圧低下を起こすことがある。
特に交感神経機能異常,狭窄性心臓弁疾患,心膜炎や心膜滲出,脳血流不
全を伴う狭窄性頸動脈疾患,未処置の循環血液量減少等の患者では症状が
増悪するおそれ 4)呼吸困難が発現することがある。 特に慢性閉塞性肺疾
患(肺気腫,慢性気管支炎等)のある患者ではその危険性が増大するおそれ
があり,負荷試験後の回復期間も含め,注意深く観察すること2喘息等の
気管支攣縮性肺疾患のある患者,その既往のある患者あるいはその疑いの
ある患者に本剤が投与された場合,呼吸停止を含む重篤な呼吸障害を発症
することがあるので,これらの疾患に関する病歴調査を必ず行い,疑わし
い場合は本剤を投与しないこと
うえ 1薬物療法によっても安定化しない不安定狭心症〔刺
激伝導抑制作用及び陰性変力作用が増強,症状が増悪〕2II
度 ・ III 度房室ブロックのある者( 人工ペースメーカーが装
着されている者を除く )3洞不全症候群又は症候性の著しい
洞性徐脈( 2に同じ )
〔 刺激伝導抑制作用により,症状が増悪〕
4QT 延長症候群〔刺激伝導抑制作用により,徐脈が発現し
た場合,torsades de pointes を惹起〕5高度な低血圧
〔末梢血管拡張作用により,症状が増悪〕6代償不全状態に
ある心不全〔陰性変力作用により,心不全の急性増悪〕7喘
息等の気管支攣縮性肺疾患・その既往歴・その疑い
きく
うえ 1薬物療法によっても安定化しない不安定狭心症〔刺
激伝導抑制作用及び陰性変力作用が増強,症状が増悪〕2II
度・III 度房室ブロックのある者( 人工ペースメーカーが装
着されている者を除く )3洞不全症候群又は症候性の著しい
洞性徐脈( 2に同じ )
〔 刺激伝導抑制作用により,症状が増悪〕
4QT 延長症候群〔刺激伝導抑制作用により,徐脈が発現し
た場合,torsades de pointes を惹起〕5高度な低血圧
〔末梢血管拡張作用により,症状が増悪〕6代償不全状態に
ある心不全〔陰性変力作用により,心不全の急性増悪〕7喘
息等の気管支攣縮性肺疾患・その既往歴・その疑い
きく
心臓選択性β遮断剤
アテノロール
内 カ ゲゴ うえ 1糖尿病性ケトアシドーシス,代謝性
アシドーシス〔アシドーシスによる心筋収縮力の抑制を増
強〕2高度又は症状を呈する徐脈,II・III 度の房室ブロック,
洞房ブロック,洞不全症候群〔症状が悪化〕3心原性ショッ
ク〔心機能を抑制,症状が悪化〕4肺高血圧による右心不全
〔3に同じ〕5うっ血性心不全〔3に同じ〕6低血圧症〔3
に同じ〕7重度の末梢循環障害( 壊疽等 )
〔症状が悪化〕8未
治療の褐色細胞腫〔急激な血圧上昇があるため単独で投与し
ない。α遮断剤で初期治療を行った後に本剤を投与,常にα
遮断剤を併用〕
しすさ 授乳中止〔母乳中へ高濃度に移行。 新生児に低血糖,
徐脈〕
つて 1徐脈,心不全,心胸比増大,房室ブロック,洞房ブロック,失神を
伴う起立性低血圧2呼吸困難,気管支痙攣,喘鳴3血小板減少症,紫斑病
アデビロック( コーアイセイ ) 合成カルシトニン誘導体/骨粗鬆症治療剤
エルカトニン
注 シ うえ 妊娠末期
こさ 投与しない( 妊娠末期 )
〔妊娠末期のラット(静脈内投
与)で,血清カルシウムの急激な低下,テタニー様症状〕
つて 1ショック,アナフィラキシー2低カルシウム血症性テタニー3喘
息発作4肝機能障害,黄疸
アデフロニック( テバ製薬 ) 鎮痛 ・解熱・抗炎症剤
ジクロフェナクナトリウム
内 カ うえ 1消化性潰瘍( ただし,非ステロイド性消炎
鎮痛剤の長期投与による消化性潰瘍のある者で,本剤の長
期投与が必要であり,かつミソプロストールによる治療が
行われている者には慎重投与 )
〔消化性潰瘍が悪化〕2重篤
な血液異常〔血液異常がさらに悪化〕3重篤な肝障害〔肝障
害がさらに悪化〕4重篤な腎障害〔腎血流量低下作用がある
ため腎障害をさらに悪化〕5重篤な高血圧症〔プロスタグラ
ンジン合成阻害作用に基づく Na ・ 水分貯留傾向があるた
め血圧をさらに上昇〕6重篤な心機能不全〔プロスタグラン
ジン合成阻害作用に基づく Na ・ 水分貯留傾向があるため,
心機能が悪化〕7アスピリン喘息・ その既往歴〔重症喘息発
作を誘発〕8妊婦・ 妊娠している可能性の婦人9トリアム
テレンを投与中Aインフルエンザの臨床経過中の脳炎・ 脳
症〔主として小児への投与例で予後不良が多い。 インフルエ
ンザ脳炎・脳症例の病理学的検討で脳血管損傷。 ジクロフェ
ナクナトリウムは血管内皮修復に関与するシクロオキシゲ
ナーゼ活性の抑制作用が強い〕
─ 15 ─
ア
アテフ
アトス
きく
ア
こさ 投与しない〔妊娠中の投与で,胎児に動脈管収縮・閉鎖,
徐脈,羊水過少,胎児死亡例。 分娩に近い時期での投与で,
胎児循環持続症(PFC)
,動脈管開存,新生児肺高血圧,乏尿,
新生児の死亡例〕
しすさ 授乳中止〔母乳中へ移行〕
せそ 原則として投与しない( 水痘,インフルエンザ等のウ
イルス性疾患 )
つて 1ショック,アナフィラキシー2出血性ショック又は穿孔を伴う消
化管潰瘍3再生不良性貧血,溶血性貧血,無顆粒球症,血小板減少4中毒
性表皮壊死融解症(TEN)
,皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson 症候
群)
,紅皮症5急性腎不全,ネフローゼ症候群6重症喘息発作7間質性肺
炎8うっ血性心不全,心筋梗塞9無菌性髄膜炎A重篤な肝障害B急性脳
症C横紋筋融解症D脳血管障害
外ヒ あい 幼小児・ 高齢者または消耗性疾患の患者は,過度の体温下降・ 血圧
低下によるショック症状が現れやすいので,慎重に投与
うえ 1消化性潰瘍( ただし,非ステロイド性消炎鎮痛剤の
長期投与による消化性潰瘍のある者で,本剤の長期投与が
必要であり,かつミソプロストールによる治療が行われて
いる者には慎重投与 )
〔消化性潰瘍が悪化〕2重篤な血液の
異常〔血液の異常が悪化〕3重篤な肝障害〔肝障害が悪化〕4
重篤な腎障害〔腎血流量低下作用があるため腎障害が悪化〕
5重篤な高血圧症〔プロスタグランジン合成阻害作用による
Na ・ 水分貯留傾向により血圧上昇〕6重篤な心機能不全
〔プロスタグランジン合成阻害作用による Na ・ 水分貯留傾
向により心機能悪化〕7直腸炎,直腸出血,痔疾〔粘膜刺激
作用により症状が悪化〕8アスピリン喘息 ・ その既往歴〔重
症喘息発作を誘発〕9インフルエンザの臨床経過中の脳炎・
脳症〔主として小児への投与例で予後不良が多い。 インフル
エンザ脳炎・ 脳症例の病理学的検討で脳血管損傷。 ジクロ
フェナクナトリウムは血管内皮修復に関与するシクロオキ
シゲナーゼ活性の抑制作用が強い〕A妊婦 ・ 妊娠している
可能性の婦人Bトリアムテレンを投与中
きく
化管潰瘍3再生不良性貧血,溶血性貧血,無顆粒球症,血小板減少4中毒
性表皮壊死融解症(TEN)
,皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson 症候
群)
,紅皮症5急性腎不全,ネフローゼ症候群6重症喘息発作7間質性肺
炎8うっ血性心不全,心筋梗塞9無菌性髄膜炎A重篤な肝障害B急性脳
症C横紋筋融解症D脳血管障害
外 ネ うえ アスピリン喘息・ その既往歴〔重症喘息発作
を誘発〕
つて 1ショック,アナフィラキシー2接触皮膚炎
アデホス -L( 興和 ) 代謝賦活剤
アデノシン三リン酸二ナトリウム水和物
注 シ うえ 脳出血直後〔脳血管拡張により再出血〕
つて ショック様症状
アデムパス( バイエル ) 可溶性グアニル酸シクラーゼ(sGC)刺激剤
リオシグアト
内 カ うえ 1妊婦・ 妊娠している可能性の婦人2重度
の肝機能障害( Child-Pugh 分類 C )
〔使用経験がなく,本
剤の血中濃度が著しく上昇〕3重度の腎機能障害( クレアチ
ニン・クリアランス 15mL/min 未満 )
・透析中〔1に同じ〕
4硝酸剤 ・ 一酸化窒素( NO )供与剤を投与中5ホスホジエ
ステラーゼ( PDE )5 阻害剤を投与中〔症候性低血圧を起こ
す〕6アゾール系抗真菌剤,HIV プロテアーゼ阻害剤を投
与中〔本剤の血中濃度が著しく上昇〕
きく
しすさ 授乳中止〔ラットで乳汁中へ移行〕
つて 喀血(0.2%)
,肺出血
アデール( 日本化薬 ) 急性心不全治療剤
コルホルシンダロパート塩酸塩
注 ズゴ うえ 1肥大型閉塞性心筋症〔流出路閉塞が悪
化〕2高度の大動脈弁狭窄又は僧帽弁狭窄等〔血圧低下又は
肺動脈圧上昇,肺動脈楔入圧上昇により状態が悪化〕
しすさ 授乳中止〔ラットで乳汁中へ移行〕
つて 心室頻拍(3%)
,心室細動
アテレック( EAファーマ ) 持続性 Ca 拮抗降圧剤
シルニジピン
内 カ うえ 妊婦・妊娠している可能性の婦人
こさ 投与しない〔ラットで胎児毒性,妊娠期間・ 分娩時間
の延長〕
しすさ 授乳中止〔ラットで母乳中へ移行〕
つて 1ショック,アナフィラキシー2出血性ショック又は穿孔を伴う消
─ 16 ─
うえ 1硝酸剤・ 一酸化窒素( NO )供与剤を投与中2可溶
性グアニル酸シクラーゼ( sGC )刺激剤を投与中3重度の腎
障害〔本剤の血漿中濃度が上昇すること,使用経験が限られ
ていること及び透析によるクリアランスの促進は期待され
ない〕4重度の肝障害〔重度の肝障害のある患者における使
用経験がない〕5チトクロム P450 3A4( CYP3A4 )を強
く阻害する薬剤を投与中6CYP3A4 を強く誘導する薬剤
を長期的に投与中
きく
つて 1肝機能障害,黄疸2血小板減少
アテロパン( あすか製薬 ) EPA 製剤
イコサペント酸エチル
内 ケ うえ 出血( 血友病,毛細血管脆弱症,消化管潰瘍,
尿路出血,喀血,硝子体出血等 )
〔止血が困難〕
しすさ 授乳中止〔ラットで乳汁中へ移行〕
つて 肝機能障害,黄疸
アーテン( ファイザー) パーキンソン症候群治療剤
トリヘキシフェニジル塩酸塩
内 イ カ うえ 1緑内障〔抗コリン作用により症状が増
悪〕2重症筋無力症〔1に同じ〕
しすさ 授乳中止〔安全性未確立〕
つて 1悪性症候群2精神錯乱,幻覚,せん妄3閉塞隅角緑内障
アドエアエアゾール( GSK ) アドエアディスカス 喘息・COPD 治療配合剤
サルメテロールキシナホ酸塩・フルチカゾンプロピオン酸エステル
外 ツ うえ 有効な抗菌剤の存在しない感染症,深在性真
菌症〔ステロイドの作用により症状が増悪〕
おとか 結核性疾患〔ステロイドの作用により症状が増悪〕
しすさ 授乳中止または投与中止〔サルメテロールキシナホ
酸塩をラットに大量(1mg/kg)に静脈内投与で,あるいは
フルチカゾンプロピオン酸エステル 10μg/kg をラットに
皮下投与で,乳汁中へ移行〕
つて 1ショック,アナフィラキシー2血清カリウム値低下3肺炎
こさ 投与しない〔妊娠中の投与で,胎児に動脈管収縮・閉鎖,
徐脈,羊水過少,胎児死亡例。 分娩に近い時期での投与で,
胎児循環持続症(PFC)
,動脈管開存,新生児肺高血圧,乏尿,
新生児の死亡例〕
しすさ 授乳中止〔母乳中へ移行〕
せそ 原則として投与しない( 水痘,インフルエンザ等のウ
イルス性疾患 )
酸化窒素吸入療法と本剤の併用が治療上必要と判断される場合は,緊急時
に十分対応できる医療施設において,肺動脈性肺高血圧症の治療に十分な
知識と経験を持つ医師のもとで,慎重に投与すること
アドシルカ( リリー) ホスホジエステラーゼ 5 阻害剤
タダラフィル
内カ こさ 投与しない。 妊娠可能な女性には,適切な避妊を行う
よう指導〔ラットで,心室中隔欠損,骨化遅延(胸骨分節)
,
全胚吸収がヒトの 8.1 倍の全身曝露量で発現。 また,ウサ
ギで,流産,全胚吸収がそれぞれヒトの 3.8 倍及び 12.6
倍の全身曝露量で発現〕
あい 本剤と硝酸剤または一酸化窒素(NO)供与剤(ニトログリセリン,亜
硝酸アミル,硝酸イソソルビド等)との併用により降圧作用が増強し,過
度に血圧を下降させることがあるので,本剤投与の前に,硝酸剤または一
酸化窒素(NO)供与剤が投与されていないことを十分確認し,本剤投与中
及び投与後においても硝酸剤または一酸化窒素(NO)供与剤が投与されな
いよう十分注意すること。 ただし,肺動脈性肺高血圧症の治療において一
しすさ 授乳中止〔母乳中への移行は不明〕
つて 過敏症
アドステロール -I 131( 富士フイルムRI )
副腎疾患診断薬
ヨウ化メチルノルコレステノール(131I)
注 シ うえ 1ヨード過敏症2妊婦・ 妊娠している可能
性の婦人・ 授乳婦3副腎疾患が強く疑われる者以外の者4
18 歳未満の者には性腺,ことに卵巣への被曝が多いので投
与しないことを原則とする5ジスルフィラム,シアナミド,
プロカルバジン塩酸塩を投与中
きく
─ 17 ─
ア
アトセ
アトレ
つて ショック,アナフィラキシー
アドセトリス( 武田 ) 抗悪性腫瘍剤
ブレンツキシマブ ベドチン(遺伝子組換え)
注 ズゴ ア
あい 1本剤を投与する場合は,緊急時に十分対応できる医療施設におい
て,造血器悪性腫瘍の治療に対して十分な知識と経験を持つ医師のもとで,
本剤が適切と判断される症例についてのみ投与すること。 また,治療開始
に先立ち,患者またはその家族に有効性及び危険性を十分説明し,同意を
得てから投与すること2外国で実施された臨床試験において,中等度及び
重度の肝機能障害を有する患者に対して本剤を投与後に真菌感染症により
死亡に至った例が報告されていることから,これらの患者への投与の可否
を慎重に判断すること
うえ ブレオマイシンを投与中
きく
態を十分に監視すること3本剤の感受性は個人差が大きく,少量でも過強
陣痛になる症例も報告されているので,ごく少量からの点滴より開始し,
陣痛の状況により徐々に増減すること。 また,精密持続点滴装置を用いて
投与すること4プロスタグランジン製剤(PGF2α,PGE2 )との同時併用
は行わないこと。 また,前後して投与する場合も,過強陣痛を起こすおそ
れがあるので,十分な分娩監視を行い,慎重に投与すること5患者に本剤
を用いた分娩誘発,微弱陣痛の治療の必要性及び危険性を十分説明し,同
意を得てから本剤を使用すること。 本剤の使用にあたっては添付文書を
熟読すること
うえ 1類似化合物に過敏症の既往歴2分娩誘発,微弱陣
痛の治療の目的で使用するにあたって:1 )プロスタグラン
ジン製剤を投与中 2 )児頭骨盤不均衡〔経腟分娩が成立せず,
胎児に障害を及ぼすおそれ〕3 )全前置胎盤〔胎盤が胎児より
先に娩出され,胎児への危険性〕
おとか[ 分娩誘発,微弱陣痛治療の場合 ]1前置胎盤〔出血
及び胎盤の圧迫により,胎児に障害〕2常位胎盤早期剥離〔外
科的処置の方が確実性が高い〕3過強陣痛,子宮切迫破裂又
は胎児仮死の場合〔子宮破裂,胎児仮死,胎児死亡〕
きく
しすさ 授乳中止〔ヒト乳汁中への移行は不明〕
つて 1末梢神経障害(53%)2感染症(17%)3進行性多巣性白質脳症
4骨髄抑制(21%)5infusion reaction(11%)6腫瘍崩壊症候群
(0.6%)7皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson 症候群)
(0.6%)8
急性膵炎9劇症肝炎,肝機能障害(4%)A肺臓炎(0.6%)
,呼吸不全,肺
浸潤,急性呼吸窮迫症候群,間質性肺疾患,器質化肺炎等の肺障害
アドソルビン( 第一三共 ) 消化管用吸着剤
天然ケイ酸アルミニウム
つて 1ショック2過強陣痛,子宮破裂,頸管裂傷,羊水塞栓症,微弱陣痛,
弛緩出血3胎児仮死
アドビオール( 田辺三菱 ) β受容体遮断剤
ブフェトロール塩酸塩
内 ア うえ 1腸閉塞〔症状が悪化〕2透析療法を受けて
内 カ うえ 1気管支喘息,気管支痙攣のおそれのある者
いる者〔長期投与により,アルミニウム脳症 ・ 骨症が発現〕
〔気管支平滑筋のβ受容体を遮断し気管支筋を収縮するため,
3出血性大腸炎〔腸管出血性大腸菌(O157 等)や赤痢菌等
症状が悪化〕2糖尿病性ケトアシドーシス,代謝性アシドー
の重篤な細菌性下痢のある者では,症状の悪化,治療期間の
シス〔血液の pH 低下により生体でのカテコールアミンの反
延長〕
応性が低下,心血管系に対して心筋収縮力の抑制等〕3高度
おとか 細菌性下痢患者〔治療期間の延長〕
の徐脈( 著しい洞性徐脈 )
,II・III 度の房室ブロック,洞房
アドソルボカルピン( 日本点眼薬 ) 緑内障治療用縮瞳剤
ブロック〔症状が悪化〕4心原性ショック〔3に同じ〕5肺
ピロカルピン塩酸塩
高血圧による右心不全〔心拍出量を抑制するため,症状が悪
外 バビ うえ 虹彩炎〔縮瞳により虹彩の癒着を起こす。
化〕6うっ血性心不全〔心筋収縮抑制作用のため,症状が悪
炎症を悪化〕
化〕7未治療の褐色細胞腫8妊婦・ 妊娠している可能性の
つて 眼類天疱瘡
婦人
脳下垂体後葉ホルモン剤
アトニン -O( あすか製薬 ) こさ 投与しない〔安全性未確立〕
オキシトシン
注シ あい 本剤を分娩誘発,微弱陣痛の治療の目的で使用するにあたって,過
強陣痛や強直性子宮収縮により,胎児仮死,子宮破裂,頸管裂傷,羊水塞
栓等が起こることがあり,母体あるいは児が重篤な転帰に至った症例が報
告されているので,本剤の投与にあたっては以下の事項を遵守し慎重に行
うこと: 1母体及び胎児の状態を十分観察して,本剤の有益性及び危険
性を考慮した上で,慎重に適応を判断すること。 特に子宮破裂,頸管裂傷
等は経産婦,帝王切開あるいは子宮切開術既往歴のある者で起こりやすい
ので,注意すること2分娩監視装置を用いて,胎児の心音,子宮収縮の状
─ 18 ─
つて うっ血性心不全
アトピクト( 共和薬品 ) 4血小板減少
アドフィード( リードケミカル ) 経皮吸収型鎮痛消炎貼付剤
フルルビプロフェン
外 ハ うえ 1他のフルルビプロフェン製剤に過敏症の既
往歴2アスピリン喘息・その既往歴〔喘息発作を誘発〕
つて 1ショック,アナフィラキシー2喘息発作
アドマック( テバ製薬 ) 関節機能改善剤
ヒアルロン酸ナトリウム
注 シ しすさ 授乳中止〔ラットで乳汁中へ移行〕
つて ショック症状
アドリアシン( 協和発酵キリン ) 抗悪性腫瘍剤
ドキソルビシン塩酸塩
注 ズゴ あい 1本剤を含む癌化学療法は,緊急時に十分対応できる医療施設にお
いて,癌化学療法に十分な知識・ 経験を持つ医師のもとで,本療法が適切
と判断される症例についてのみ実施すること。 適応患者の選択にあたって
は,各併用薬剤の添付文書を参照して十分注意すること。 また,治療開始
に先立ち,患者又はその家族に有効性及び危険性を十分説明し,同意を得
てから投与すること2本剤の小児悪性固形腫瘍での使用は,小児の癌化学
療法に十分な知識・経験を持つ医師のもとで実施すること
こさ 投与しない〔動物で出生児数の減少・ 生存・ 発育に
対する影響,胎児の生存率低下・ 発育抑制。 他の HMGCoA 還元酵素阻害剤の大量投与(ラット)で胎児の骨格奇
形。 ヒトで,他の HMG-CoA 還元酵素阻害剤を妊娠 3 ヶ
月までの間の服用により,胎児に先天性奇形〕
しすさ 投与しない〔ラットで乳汁中へ移行〕
つて 1横紋筋融解症,ミオパチー2劇症肝炎,肝炎,肝機能障害,黄疸
3血管神経性浮腫,アナフィラキシー反応,蕁麻疹4無顆粒球症,汎血球
減少症,血小板減少症5皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson 症候群)
,
中毒性表皮壊死融解症(TEN)
,多形紅斑等の水疱性発疹6高血糖,糖尿病
7間質性肺炎
アドレナリン( テルモ ) アドレナリン
注 ソ うえ 1ブチロフェノン系・フェノチアジン系等の
抗精神病薬,α遮断薬を投与中2イソプロテレノール等のカ
テコールアミン製剤,アドレナリン作動薬を投与中( ただし,
蘇生等の緊急時はこの限りでない )3[点眼・ 結膜下注射使
用時( 本剤には点眼・ 結膜下注射の適用はない )
]狭隅角や前
うえ 心機能異常・その既往歴〔心筋障害が発現〕
房が浅い等の眼圧上昇の素因のある者〔閉塞隅角緑内障の発
しすさ 授乳中止〔安全性未確立〕
作を促進〕
つて 1心筋障害,心不全2骨髄機能抑制,出血3ショック4間質性肺炎
5萎縮膀胱(0.9%)
おとか 1交感神経作動薬に過敏な反応を示す者〔アドレナ
リン受容体が本剤に高い感受性を示す〕2動脈硬化症〔本剤
HMG-CoA 還元酵素阻害剤
アトルバスタチン の血管収縮作用により,閉塞性血管障害が促進,冠動脈や
アトルバスタチン OD( 東和薬品 ) アトルバスタチンカルシウム水和物
脳血管等の攣縮及び基質的閉塞が発現〕3甲状腺機能亢進症
内 カ うえ 1肝代謝能が低下していると考えられる者: 〔同症では頻脈,心房細動がみられ,本剤により悪化〕4糖
急性肝炎,慢性肝炎の急性増悪,肝硬変,肝癌,黄疸〔肝硬
尿病〔肝におけるグリコーゲン分解の促進やインスリン分泌
変において,本剤の血漿中 HMG-CoA 還元酵素阻害活性
の抑制により,高血糖を招く〕5心室性頻拍等の重症不整脈
体濃度が健常者に比べて上昇した(AUC で 4.4 ∼ 9.8 倍) 〔本剤のβ刺激作用により不整脈を悪化〕6精神神経症〔一般
臨床試験成績がある。 したがってこれらの患者では本剤の
に交感神経作動薬の中枢神経系の副作用として情緒不安,不
血漿中濃度が上昇,副作用発現頻度が増加。 本剤は主に肝
眠,錯乱,易刺激性及び精神病的状態等があるため悪化〕7
臓において作用し代謝されるので,肝障害を悪化〕2妊婦・
コカイン中毒〔コカインは交感神経末端でのカテコールアミ
妊娠している可能性の婦人 ・ 授乳婦3テラプレビルを投与
ンの再取り込みを阻害するので,本剤の作用が増強〕
中
きく
おとか 腎機能に関する臨床検査値に異常が認められる者に
本剤とフィブラート系薬剤を併用する場合には,治療上やむ
を得ないと判断される場合に限る〔横紋筋融解症が発現〕
きく
アレルギー性疾患治療剤
オキサトミド
内 カ うえ 妊婦・妊娠している可能性の婦人
こさ 投与しない〔ラットで口蓋裂,合指症,指骨の形成不
全等の催奇形作用〕
しすさ 授乳中止〔イヌで乳汁へ移行〕
つて 1肝炎,肝機能障害,黄疸2ショック,アナフィラキシー3中毒性
表皮壊死融解症(TEN)
,皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson 症候群)
アドレナリン注射液
おなけ
しすさ 授乳中止〔安全性未確立〕
つて 1肺水腫2呼吸困難3心停止
─ 19 ─
ア
アトロ
アハス
アトロピン( テルモ,日本点眼薬 ) 鎮痙剤/散瞳・調節麻痺剤
アトロピン硫酸塩
アトロピン硫酸塩( 田辺三菱,扶桑 ) 注 シ ソ うえ 1緑内障〔抗コリン作用により房水通路が
狭くなり眼圧が上昇,緑内障が悪化〕2前立腺肥大による排
尿障害〔抗コリン作用による膀胱平滑筋の弛緩,膀胱括約筋
の緊張により,排尿困難が悪化〕3麻痺性イレウス〔抗コリ
ン作用により消化管運動を抑制,症状が悪化〕
つて ショック,アナフィラキシー
ア
外 バビ うえ 緑内障及び狭隅角や前房が浅いなどの眼圧
上昇の素因のある者〔急性閉塞隅角緑内障の発作を起こす〕
アトロベント( 帝人ファーマ ) アナフラニール( アルフレッサファーマ )
うつ病・うつ状態・遺尿症・情動脱力発作治療剤
クロミプラミン塩酸塩
内 カ 注 シ うえ 1緑内障〔抗コリン作用により眼圧を
上昇〕2三環系抗うつ剤に過敏症の既往歴3回復初期の心
筋梗塞〔症状が悪化〕4尿閉( 前立腺疾患等 )
〔抗コリン作用
により症状が悪化〕5モノアミン酸化酵素阻害剤を投与中,
あるいは投与中止後 2 週間以内〔発汗,不穏,全身痙攣,異
常高熱,昏睡等が発現〕6QT 延長症候群〔心室性不整脈を
起こす〕
きく
抗コリン性気管支収縮抑制剤
うえ 1消化管 ・ 尿路の器質的閉塞〔蠕動運動を亢進,排尿
筋を収縮〕2迷走神経緊張症〔迷走神経興奮作用を有する〕
3脱分極性筋弛緩剤を投与中4緑内障〔抗コリン作用によ
り房水通路が狭くなり眼圧が上昇,緑内障を悪化〕5前立腺
肥大による排尿障害〔抗コリン作用による膀胱平滑筋の弛緩,
膀胱括約筋の緊張により排尿困難を悪化〕6麻痺性イレウス
〔抗コリン作用により消化管運動を抑制,症状を悪化〕
きく
しすさ 授乳中止〔ヒト母乳中へ移行〕
つて 1(注射のみ)ショック2悪性症候群3セロトニン症候群4てんか
ん発作5横紋筋融解症6無顆粒球症,汎血球減少7麻痺性イレウス8間
質性肺炎,好酸球性肺炎9抗利尿ホルモン不適合分泌症候群A QT 延長,
心室頻拍,心室細動B肝機能障害,黄疸
アナペイン( アストラゼネカ ) 長時間作用性局所麻酔剤
ロピバカイン塩酸塩水和物
注 シ うえ[ 硬膜外麻酔 ・ 伝達麻酔 : 共通 ]アミド型局
所麻酔薬に過敏症の既往歴[硬膜外麻酔のみ]1大量出血や
ショック状態〔過度の血圧低下が起こる〕2注射部位・ その
周辺の炎症〔化膿性髄膜炎症状を起こす〕3敗血症〔敗血症
性の髄膜炎を生じる〕
つて 1ショック2意識障害,振戦,痙攣3異常感覚,知覚・運動障害
アナミドール( 岩城 ) 副腎皮質ホルモン外用剤
ジフロラゾン酢酸エステル
つて 1コリン作動性クリーゼ2不整脈3ショック,アナフィラキシー
アナストロゾール 閉経後乳癌治療剤
アナストロゾール
内 カ うえ 1妊婦・ 妊娠している可能性の婦人〔ラット
で胎児の発育遅延。 ラット ・ ウサギで胎児へ移行〕2授乳
婦
こさ 投与しない〔安全性未確立。ラットで胎児の発育遅延。
ラット及びウサギで胎児へ移行。 本剤は,閉経後患者を対
象とするものであることから想定していない〕
しすさ 授乳中止〔安全性未確立。 使用経験なし〕
つて 1皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson 症候群)2アナフィラキ
シー,血管浮腫,蕁麻疹3肝機能障害,黄疸4間質性肺炎5血栓塞栓症
つて 1ショック2痙攣,錯乱3再生不良性貧血,無顆粒球症
ベンゾジアゼピン受容体拮抗剤
注 シ うえ 1ベンゾジアゼピン系薬剤に過敏症の既往歴
2長期間ベンゾジアゼピン系薬剤を投与中のてんかん患者
〔痙攣が生ずる〕
しすさ 授乳中止〔動物で乳汁中へ移行〕
つて 1アナフィラキシー2上室性頻脈,心房細動
あい 非脱分極性筋弛緩剤の作用の拮抗に本剤を静脈内注射するにあたっ
ては,緊急時に十分対応できる医療施設において,本剤の作用及び使用法
について熟知した医師のみが使用すること
d- クロルフェニラミンマレイン酸塩
内 ク うえ 1類似化合物に過敏症の既往歴2緑内障〔抗
コリン作用により眼内圧が上昇,緑内障が増悪〕3前立腺肥
大等下部尿路の閉塞性疾患〔抗コリン作用により排尿困難,
尿閉等が現れ,症状が増悪〕4低出生体重児・新生児
せそ 投与しない( 低出生体重児,新生児 )
〔中枢神経系興奮
等の抗コリン作用に対する感受性が高く,痙攣等の重篤な反
応〕
フルマゼニル
外 ツ うえ 1アトロピン系薬剤に過敏症の既往歴2緑
内障〔眼圧を上昇〕3前立腺肥大症〔排尿障害を起こす〕
注ソ 抗ヒスタミン剤
アネキセート( アステラス ) イプラトロピウム臭化物水和物
副交感神経興奮剤
アトワゴリバース( テルモ ) ネオスチグミンメチル硫酸塩・アトロピン硫酸塩水和物
アニミング( 日新製薬 ) 外 ニ ナ うえ 1細菌・ 真菌・ スピロヘータ・ ウイルス
皮膚感染症及び動物性皮膚疾患( 疥癬,けじらみ等 )
〔免疫
機能を抑制,症状が悪化〕2鼓膜に穿孔のある湿疹性外耳道
炎〔穿孔の治癒障害を起こす〕3ベーチェット病を除く潰瘍,
第 2 度深在性以上の熱傷・ 凍傷〔創傷修復を抑制,症状が
悪化〕
つて ショック,アナフィラキシー
アネトカイン( 小林化工 ) アネトカインビスカス
粘滑・表面麻酔剤
リドカイン塩酸塩
内 コ 外 サ うえ アミド型局所麻酔薬に過敏症の既往歴
つて 1ショック2意識障害,振戦,痙攣
アネメトロ( ファイザー) 嫌気性菌感染症治療剤
メトロニダゾール
注 シ うえ 1脳,脊髄に器質的疾患のある者( 化膿性髄
膜炎,脳膿瘍の患者を除く )
〔中枢神経系症状が発現〕2妊
娠 3 ヶ月以内( 有益性が危険性を上回ると判断される疾患
の場合は除く )
こさ 投与しない( 妊娠 3 ヶ月以内 )
( 有益性が危険性を上
回ると判断される疾患の場合は除く )
〔胎盤関門を通過し胎
児へ移行。 胎児に対し安全性未確立〕
しすさ 授乳中止〔母乳中へ移行〕
つて 1中枢神経障害2末梢神経障害3無菌性髄膜炎4中毒性表皮壊死融
解症(TEN)
,皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson 症候群)5急性膵
炎6白血球減少,好中球減少
アノプロリン( アルフレッサファーマ ) 高尿酸血症治療剤
アロプリノール
つて 1皮膚の細菌 ・ 真菌感染症2下垂体・ 副腎皮質系機能抑制3眼圧
亢進,緑内障,後嚢白内障
内 カ しすさ 授乳中止〔ヒト母乳中へ,本剤及びその代
謝物が移行〕
アニスーマ( 長生堂 ) つて 1中毒性表皮壊死融解症(TEN)
,皮膚粘膜眼症候群(StevensJohnson 症候群)
,剥脱性皮膚炎,過敏症症候群等の重篤な皮膚障害又は
過敏性血管炎2ショック,アナフィラキシー3再生不良性貧血,汎血球減少,
無顆粒球症,血小板減少4劇症肝炎等の重篤な肝機能障害,黄疸5腎不全,
間質性腎炎を含む腎障害6間質性肺炎7横紋筋融解症
感冒・上気道炎,急性気管支炎治療剤
dl- メチルエフェドリン塩酸塩・ ジプロフィリン
外 ヒ うえ 1キサンチン系薬剤に重篤な副作用の既往歴
2カテコールアミン製剤を投与中
きく
アノレキシノン( 東和薬品 ) 消化器機能異常治療剤
メトクロプラミド
内 カ うえ 1褐色細胞腫の疑い〔急激な昇圧発作を起こ
─ 20 ─
す〕2消化管の出血,穿孔又は器質的閉塞〔本剤には消化管
運動の亢進作用があるため,症状が悪化〕
しすさ 授乳中止〔母乳中へ移行〕
つて 1ショック,アナフィラキシー2悪性症候群3意識障害4痙攣5
遅発性ジスキネジア
アノーロ( GSK ) COPD 治療配合剤
ウメクリジニウム臭化物・ビランテロールトリフェニル酢酸塩
外 ツ うえ 1閉塞隅角緑内障〔抗コリン作用により,眼
圧が上昇し症状悪化〕2前立腺肥大等による排尿障害〔抗コ
リン作用により,尿閉を誘発〕
しすさ 授乳中止または投与中止〔ラット(授乳期)に,ビ
ランテロールを経口投またはウメクリジニウムの皮下投与
で,生後 10 日の出生児血漿中にそれぞれが検出(それぞれ
1/54,2/54)
〕
つて 心房細動
アバスチン( 中外 ) 抗悪性腫瘍剤
ベバシズマブ(遺伝子組換え)
注シ あい 1本剤を含む癌化学療法は,緊急時に十分対応できる医療施設にお
いて,癌化学療法に十分な知識 ・ 経験を持つ医師のもとで,本療法が適切
と判断される症例についてのみ実施すること。 適応患者の選択にあたっ
ては,本剤及び各併用薬剤の添付文書を参照して十分注意すること。 ま
た,治療開始に先立ち,患者又はその家族に有効性及び危険性を十分説明
し,同意を得てから投与すること2消化管穿孔が現れ,死亡に至る例が報
告されている。 本剤の投与中に,消化管穿孔と診断された場合は,本剤の
投与を中止し,適切な処置を行い,以降,本剤を再投与しないこと3創傷
治癒遅延による合併症(創し開,術後出血等)が現れることがある:1)手
術後の患者に本剤を投与する場合は,術創の状態を確認し,投与の可否を
検討すること。 大きな手術の術創が治癒していない場合は,治療上の有益
性が危険性を上回ると判断される場合を除き,本剤を投与しないこと 2)
本剤の投与中に創傷治癒遅延による合併症が現れた場合は,創傷が治癒す
るまで本剤の投与を中止し,適切な処置を行うこと 3)本剤の投与終了後
に手術を行う場合は,本剤の投与終了からその後の手術まで十分な期間を
おくこと4本剤の投与により腫瘍関連出血のリスクが高まる可能性があ
る。 脳腫瘍(脳転移を含む)を有する患者に本剤を投与した場合,脳出血
が現れるおそれがある。 本剤の投与中に重度の出血が現れた場合は,本剤
の投与を中止し,適切な処置を行い,以降,本剤を再投与しないこと5本
剤の投与により,肺出血(喀血)が現れ,死亡に至る例が報告されている。
観察を十分に行い,肺出血(喀血)が現れた場合は,本剤の投与を中止し,
適切な処置を行い,以降,本剤を再投与しないこと6脳血管発作,一過性
脳虚血発作,心筋梗塞,狭心症,脳虚血,脳梗塞等の動脈血栓塞栓症が現
れ,死亡に至る例が報告されている。 観察を十分に行い異常が認められた
場合には,本剤の投与を中止し,適切な処置を行うこと。 動脈血栓塞栓症
が現れた患者には,本剤を再投与しないこと7高血圧性脳症又は高血圧性
クリーゼが現れ,死亡に至る例が報告されている。 これらの事象が現れた
場合は,本剤の投与を中止し,適切な処置を行うこと。 このような患者に
は,以降,本剤を再投与しないこと。 また,本剤の投与期間中は血圧を定
期的に測定すること8可逆性後白質脳症症候群が現れることがある。 可
逆性後白質脳症症候群が疑われた場合は,本剤の投与を中止し,適切な処
置を行うこと
うえ 喀血( 2.5mL 以上の鮮血の喀出 )の既往歴〔肺出血(喀
血)が現れ,死亡に至る〕
─ 21 ─
ア
アハフ
アフテ
しすさ 授乳中止〔ヒト IgG は乳汁中へ移行,乳児に影響を
及ぼす。 また,投与終了後も最低 6 ヶ月間は授乳しないこ
とが望ましい〕
つて 1ショック,アナフィラキシー(1.9%)2消化管穿孔(0.9%)3
瘻孔(0.3%)4創傷治癒遅延5出血(19.4%)6血栓塞栓症7高血圧性脳
症,高血圧性クリーゼ8可逆性後白質脳症症候群9ネフローゼ症候群A骨
髄抑制B肺炎(0.6%)
,敗血症(0.2%)
,壊死性筋膜炎等の感染症(8.4%)
Cうっ血性心不全D間質性肺炎(0.4%)E血栓性微小血管症
アバプロ( 大日本住友 ) ア
長時間作用型 ARB
イルベサルタン
内 カ うえ 1妊婦・ 妊娠している可能性の婦人2アリ
スキレンを投与中の糖尿病( ただし,他の降圧治療を行って
もなお血圧のコントロールが著しく不良の者を除く )
〔非致
死性脳卒中,腎機能障害,高カリウム血症及び低血圧のリス
ク増加〕
こさ 投与しない。 投与中に妊娠が判明した場合は,直ちに
投与中止〔妊娠中期 ・ 末期に他のアンジオテンシン II 受容
体拮抗剤やアンジオテンシン変換酵素阻害剤を投与された
高血圧症の患者で羊水過少症,胎児 ・ 新生児の死亡,新生
児の低血圧,腎不全,高カリウム血症,頭蓋の形成不全及び
羊水過少症によると推測される四肢の拘縮,頭蓋顔面の奇形,
肺の発育不全等〕
しすさ 授乳中止〔ラットで乳汁中へ移行〕
つて 1血管浮腫2重篤な高カリウム血症3ショック,失神,意識消失4
腎不全5肝機能障害,黄疸6低血糖7横紋筋融解症
アバルナート( 東和薬品 ) 低血圧治療剤
ミドドリン塩酸塩
内 カ うえ 1甲状腺機能亢進症〔甲状腺機能亢進症の者
はノルアドレナリン等と類似の作用を持つ交感神経刺激薬
により過度な反応を起こす可能性が知られ,本剤は薬理学的
にこれら薬剤と同様の反応を起こす〕2褐色細胞腫〔褐色細
胞腫の者はカテコールアミンの過剰放出があり,本剤が病態
を悪化〕
しすさ 授乳中止〔ラットで乳汁中へ移行〕
アピスタンディン( 富士製薬 ) 性心疾患の患者は除く )
〔心不全,肺水腫を増悪〕2出血( 頭
蓋内出血,出血性眼疾患,消化管出血,喀血等 )
〔出血を助長〕
3妊婦 ・ 妊娠している可能性の婦人
こさ 投与しない〔アルプロスタジルに子宮収縮作用有り〕
つて 1ショック,アナフィラキシー2心不全,肺水腫3脳出血,消化管
出血4心筋梗塞5無顆粒球症,白血球減少6肝機能障害,黄疸7間質性
肺炎8無呼吸発作9持続勃起症
注 ズゴ 500μg うえ 1重症の動脈硬化症及び心あるい
は脳に高度な循環障害〔低血圧により症状が悪化〕2重症の
肝 ・ 腎疾患〔低血圧により症状が悪化〕3非代償性の高度の
出血,ショック状態,呼吸不全,未治療の貧血〔低血圧によ
り症状が悪化〕4妊婦・妊娠している可能性の婦人
こさ 投与しない〔アルプロスタジルに子宮収縮作用有り〕
つて ショック
アービタックス( メルクセローノ ) セツキシマブ(遺伝子組換え)
注シ あい 1本剤は,緊急時に十分対応できる医療施設において,癌化学療法
に十分な知識・ 経験を持つ医師のもとで,本剤が適切と判断される症例に
ついてのみ投与すること。 また,治療開始に先立ち,患者又はその家族に
有効性及び危険性を十分説明し,同意を得てから投与すること2重度の
infusion reaction が発現し,死亡に至る例が報告されている。 症状
としては,気管支痙攣,蕁麻疹,低血圧,意識消失,ショックが現れ,心
筋梗塞,心停止も報告されている。 これらの症状は本剤の初回投与中又は
投与終了後 1 時間以内に観察されているが,投与数時間後又は 2 回目以
降の本剤投与でも発現することがあるので,患者の状態を十分に確認しな
がら慎重に投与すること。 また,重度の infusion reaction が発現し
た場合は,本剤の投与を直ちに中止し,再投与しないこと。 なお,本剤使
用にあたっては添付文書を熟読すること
しすさ 授乳中止〔ヒト IgG1 はヒト乳汁中へ排出。 セツキ
シマブの消失半減期を考慮し,本剤の投与期間中,最終投与
後 60 日間は授乳中止を指導〕
つて 1重度の infusion reaction 2重度の皮膚症状3間質性肺疾患
4心不全5重度の下痢6血栓塞栓症7感染症
アピドラ( サノフィ) 超速効型インスリンアナログ製剤
インスリン グルリジン(遺伝子組換え)
PGE1 製剤
アルプロスタジル アルファデクス
注 シ ソ うえ 低血糖症状を呈している者
注 ズゴ 20μg つて 1低血糖2ショック,アナフィラキシー
あい 1動脈管依存性先天性心疾患に投与する場合には,本剤投与により
無呼吸発作が発現することがあるので,呼吸管理設備の整っている施設で
投与すること2[勃起障害の診断で投与する場合]1)本剤投与により 4 時
間以上の勃起の延長または持続勃起症(6 時間以上持続する勃起)が発現す
ることがあるので,勃起が 4 時間以上持続する症状がみられた場合,速
やかに適切な処置を行うこと。 持続勃起症に対する処置を速やかに行わな
いと陰茎組織の損傷または勃起機能を永続的に損なうことがある 2)本剤
投与により勃起の延長または持続勃起症,不整脈,一過性の低血圧等が発
現することがあるので,本剤を用いた勃起障害の診断は,勃起障害の診断
及び治療に精通し,本剤投与時の副作用への対処が可能な医師が,緊急時
の対応が可能な状況で行うこと
アビリット( 大日本住友 ) うえ 1重篤な心不全,肺水腫( ただし,動脈管依存性先天
─ 22 ─
抗悪性腫瘍剤
消化性潰瘍治療・精神情動安定剤
アフィニトール( ノバルティス ) 抗悪性腫瘍剤
エベロリムス
内カ アフタゾロン( あゆみ製薬 ) あい 1本剤の投与は,緊急時に十分対応できる医療施設において,がん
化学療法又は結節性硬化症治療に十分な知識 ・ 経験を持つ医師のもとで,
本療法が適切と判断される症例についてのみ投与すること。 また,治療開
始に先立ち,患者またはその家族に有効性及び危険性(特に,間質性肺疾
患の初期症状,服用中の注意事項,死亡に至った例があること等に関する
情報)を十分に説明し,同意を得てから投与を開始すること2本剤の投与
により,間質性肺疾患が認められており,死亡に至った例が報告されてい
る。 投与に際しては咳嗽,呼吸困難,発熱等の臨床症状に注意するとともに,
投与前及び投与中は定期的に胸部 CT 検査を実施すること。 また,異常
が認められた場合には適切な処置を行うとともに,投与継続の可否につい
て慎重に検討すること3肝炎ウイルスキャリアの患者で,本剤の治療期間
中に肝炎ウイルスの再活性化により肝不全に至り,死亡した例が報告され
ている。 本剤投与期間中または治療終了後は,劇症肝炎または肝炎の増悪,
肝不全が発現するおそれがあるので,定期的に肝機能検査を行う等,肝炎
ウイルスの再活性化の徴候や症状の発現に注意すること4アフィニトー
ル錠とアフィニトール分散錠の生物学的同等性は示されていないので,切
り換えに際しては,血中濃度を測定すること
うえ 1シロリムス誘導体に過敏症の既往歴2妊婦・ 妊娠
している可能性の婦人
きく
つて 1悪性症候群2痙攣3QT 延長,心室頻拍4肝機能障害,黄疸5
遅発性ジスキネジア6無顆粒球症,白血球減少7肺塞栓症,深部静脈血栓
症
外 ニ おとか 口腔内に感染を伴う者〔感染症の増悪を招
く。 やむを得ず使用する場合には,あらかじめ適切な抗菌剤,
抗真菌剤による治療を行うか,これらとの併用を考慮〕
アフタッチ( 帝人ファーマ ) 外 ハ おとか 口腔内に感染を伴う者〔感染症の増悪を招
く。 やむを得ず使用する場合には,あらかじめ適切な抗菌剤,
抗真菌剤による治療を行うか,これらとの併用を考慮〕
アプテシン( 科研 ) リファンピシン製剤
リファンピシン
内 ケ うえ 1胆道閉塞症・ 重篤な肝障害〔症状が悪化〕
2HIV 感染症治療薬,ボリコナゾール,プラジカンテル,
タダラフィル( アドシルカ )
,テラプレビル,シメプレビル
ナトリウム,ダクラタスビル塩酸塩,アスナプレビル,バニ
プレビルを投与中
きく
癌疼痛治療剤
フェンタニルクエン酸塩
内カ あい 小児が誤って口に入れた場合,過量投与となり死に至るおそれがあ
ることを患者等に説明し,必ず本剤を小児の手の届かないところに保管す
るよう指導する
しすさ 授乳中止〔ヒトで母乳中へ移行〕
つて 1呼吸抑制(0.9%)2依存性,退薬症候3意識障害4ショック,ア
ナフィラキシー5痙攣
アフタシール( 帝國製薬 ) アフタ性口内炎治療剤
トリアムシノロンアセトニド
つて 1間質性肺疾患(15%)2感染症(19.6%)3重篤な腎不全(1.1%)
4高血糖(10%)
,糖尿病の発症又は増悪(2.5%)5貧血(16.8%)
,ヘモ
グロビン減少(2.6%)
,白血球減少(6.3%)
,リンパ球減少(5.3%)
,好中
球減少(6%)
,血小板減少(11.6%)6口内炎(59.6%)7アナフィラキ
シー8急性呼吸窮迫症候群(0.2%)9肺塞栓症(0.5%)
,深部静脈血栓症
(0.1%)A悪性腫瘍(0.1%)B進行性多巣性白質脳症C BK ウイルス腎症
D血栓性微小血管障害E肺胞蛋白症F心嚢液貯留(0.2%)
アブストラル( 協和発酵キリン ) 口腔粘膜用剤
デキサメタゾン
こさ 投与しない。 妊娠可能な婦人には,本剤投与期間中お
よび治療終了から最低 8 週間は適切な避妊法を用いるよう
指導〔ラットおよびウサギで,胚・ 胎児毒性を含む生殖発生
毒性〕
しすさ 授乳中止〔ラットで乳汁中へ移行〕
スルピリド
内 カ うえ 1プロラクチン分泌性の下垂体腫瘍( プロラ
クチノーマ )
〔抗ドパミン作用によりプロラクチン分泌が促
進,病態を悪化〕2褐色細胞腫の疑い〔急激な昇圧発作を起
こす〕
しすさ 授乳中止〔母乳中へ移行〕
く。 やむを得ず使用する場合は,あらかじめ適切な抗真菌剤,
抗菌剤による治療を行うか,これらとの併用を考慮〕
アフタ性口内炎治療剤
トリアムシノロンアセトニド
外 ハ おとか 口腔内に感染を伴う者〔感染症の増悪を招
─ 23 ─
ア
アフニ
アホカ
こさ 投与しない〔ラットで催奇形作用〕
しすさ 授乳中止〔類薬で,ラットで乳汁中へ移行〕
ア
つて 1白血球減少などの骨髄抑制2感染症3末梢神経障害(57.4%)
,
麻痺(0.1%)4脳神経麻痺(0.2%)5ショック,アナフィラキシー(0.2%)
6間質性肺炎(0.8%)
,肺線維症7急性呼吸窮迫症候群(0.1%)8心筋梗
塞(0.1%)
,うっ血性心不全(0.2%)
,心伝導障害(0.1%)9脳卒中(0.2%)
,
肺塞栓(0.2%)
,肺水腫(0.2%)
,血栓性静脈炎(0.1%)A難聴(0.1%)
,
耳鳴(0.2%)B消化管壊死,消化管穿孔,消化管出血(0.5%)
,消化管潰
瘍(0.1%)C重篤な腸炎D腸管閉塞(0.2%)
,腸管麻痺E肝機能障害(2%)
,
黄疸(0.1%)F膵炎(0.1%)G急性腎不全(0.4%)H中毒性表皮壊死融解
症(TEN)
,皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson 症候群)I播種性血
管内凝固症候群(0.1%)
つて 1SLE 様症状2劇症肝炎,肝炎,肝機能障害,黄疸3うっ血性心不
全,狭心症発作4麻痺性イレウス5呼吸困難6急性腎不全7溶血性貧血,
汎血球減少8多発性神経炎9血管炎
アプリンジン塩酸塩( ニプロ ) アフロクアロン( 沢井 ) 不整脈治療剤
アプリンジン塩酸塩
つて 1劇症肝炎等の重篤な肝障害2ショック,アナフィラキシー3腎不
全,間質性腎炎,ネフローゼ症候群4溶血性貧血5無顆粒球症,血小板減
少6偽膜性大腸炎等の血便を伴う重篤な大腸炎7中毒性表皮壊死融解症
(TEN)
,皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson 症候群)
,扁平苔癬型皮疹,
天疱瘡様及び類天疱瘡様皮疹,紅皮症8間質性肺炎
アプニション( エーザイ ) 未熟児無呼吸発作治療剤
アミノフィリン水和物
注 シ うえ 本剤・ 他のキサンチン系薬剤による重篤な副
作用の既往歴
つて 1ショック,アナフィラキシーショック2痙攣,意識障害3急性脳
症4横紋筋融解症5消化管出血6赤芽球癆7肝機能障害,黄疸8頻呼吸,
高血糖症
アプネカット( 興和 ) 未熟児無呼吸発作治療剤
テオフィリン
内 コ うえ 他のキサンチン系薬剤に重篤な副作用の既往
歴
つて 1ショック,アナフィラキシーショック2痙攣,意識障害3急性脳
症4横紋筋融解症5消化管出血6赤芽球癆7肝機能障害,黄疸8頻呼吸,
高血糖症
アブラキサン( 大鵬薬品 ) 抗悪性腫瘍剤
パクリタキセル(アルブミン懸濁型)
注 ズゴ あい 1本剤を含むがん化学療法は,緊急時に十分対応できる医療施設に
おいて,がん化学療法に十分な知識・ 経験を持つ医師のもとで,本療法が
適切と判断される症例についてのみ実施すること。 また,治療開始に先立
ち,患者またはその家族に有効性及び危険性を十分説明し,同意を得てか
ら投与すること2骨髄抑制(主に好中球減少)等の重篤な副作用が起こる
ことがあるので,頻回に臨床検査(血液検査,肝機能検査,腎機能検査等)
を行うなど,患者の状態を十分に観察すること3本剤の使用にあたっては,
添付文書を熟読し,本剤の投与方法,適応症,薬物動態等が他のパクリタ
キセル製剤と異なることを理解して投与すること
うえ 1重篤な骨髄抑制〔骨髄抑制は用量制限毒性(Dose
Limiting Toxicity)であり,感染症を伴い,重篤化〕2感
染症を合併している者〔骨髄抑制により,感染症を増悪〕3
妊婦 ・ 妊娠している可能性の婦人
─ 24 ─
及び高心拍出性心不全( 甲状腺中毒症等 )
〔本剤の反射性交
感神経亢進作用及び血管拡張作用により,症状が悪化〕4肺
高血圧症による右心不全〔本剤の反射性交感神経亢進作用及
び血管拡張作用により症状が悪化〕5解離性大動脈瘤〔本剤
の反射性交感神経亢進作用及び血管拡張作用により,症状が
悪化〕6頭蓋内出血の急性期〔血管拡張作用により,頭蓋内
出血が悪化〕
しすさ 授乳中止〔ヒト母乳中へ移行〕
内 ケ うえ 1重篤な刺激伝導障害( 完全房室ブロック等 )
〔刺激伝導障害が増悪〕2重篤なうっ血性心不全〔心筋収縮力
低下により,心不全が悪化〕3妊婦・ 妊娠している可能性
の婦人
こさ 投与しない〔動物で母体の一般状態悪化による二次的
影響と考えられるが,経口投与(ラット)による胎児の発育
抑制,静脈内投与(ウサギ)による生存胎児数の減少及び胎
児死亡数の増加〕
しすさ 授乳中止〔ラットで乳汁中へ移行〕
つて 1催不整脈2無顆粒球症3間質性肺炎4肝機能障害,黄疸
アプルウェイ( サノフィ) 2 型糖尿病治療剤
トホグリフロジン水和物
内 カ うえ 1重症ケトーシス,糖尿病性昏睡,前昏睡〔輸
液,インスリンによる速やかな高血糖の是正が必須となるの
で本剤の投与は適さない〕2重症感染症,手術前後,重篤な
外傷〔インスリン注射による血糖管理が望まれるので本剤の
投与は適さない〕
こさ 投与しない。 インスリン製剤等を使用すること〔安全
性未確立。 類薬(ラット)で,ヒトの妊娠中期及び後期にあ
たる幼若動物への曝露により,腎盂及び尿細管の拡張。 また,
ラットで胎児へ移行〕
しすさ 授乳中止〔ラットで乳汁中へ移行〕
つて 1低血糖2腎盂腎炎,敗血症3脱水4ケトアシドーシス
アプレース( 杏林 ) 胃炎・ 胃潰瘍治療剤
トロキシピド
内 ウ カ しすさ 授乳中止〔ラットで乳汁へ移行〕
筋緊張性疾患治療剤
アフロクアロン
内 カ しすさ 授乳中止〔安全性未確立〕
アベマイド( 小林化工 ) 血糖降下剤
クロルプロパミド
内カ あい 重篤かつ遷延性の低血糖症を起こすことがある。 用法・ 用量,使用
上の注意に留意
うえ 1重症ケトーシス,糖尿病性昏睡・ 前昏睡,インス
リン依存型糖尿病〔インスリンの適用〕2重篤な肝・ 腎機能
障害〔代謝や排泄が低下,低血糖を起こす〕3重症感染症,
手術前後,重篤な外傷〔1に同じ〕4下痢・ 嘔吐等の胃腸障
害〔食物の吸収不全により,低血糖を起こす〕5スルホンア
ミド系薬剤に過敏症の既往歴6妊婦 ・ 妊娠している可能性
の婦人
こさ 投与しない〔スルホニルウレア系薬剤で胎盤通過。 新
生児の低血糖,巨大児。 死産例多数〕
つて 1低血糖2再生不良性貧血,無顆粒球症
アベロックス( バイエル ) ニューキノロン系経口抗菌剤
モキシフロキサシン塩酸塩
内 カ うえ 1他のキノロン系抗菌剤に過敏症の既往歴
2重度の肝障害〔安全性未確立〕3QT 延長のある者( 先
天 性 QT 延 長 症 候 群 等 )
〔心 室 性 頻 拍(torsades de
pointes を含む)
,QT 延長が増悪〕4低カリウム血症〔心
室性頻拍(torsades de pointes を含む)
,QT 延長を
起こす〕5クラス 1A 又はクラス 3 の抗不整脈薬を投与中
6妊婦・妊娠している可能性の婦人7小児等
きく
つて 1ショック,アナフィラキシー2肝機能障害,黄疸
アプレゾリン( ノバルティス ) アヘン( 第一三共プロファーマ,武田 ) 鎮痛・止瀉剤
アヘン
内 ア イ うえ 1重篤な呼吸抑制〔呼吸抑制が増強〕2気
管支喘息発作中〔気道分泌を妨げる〕3重篤な肝障害〔昏睡
に陥る〕4慢性肺疾患に続発する心不全〔呼吸抑制や循環不
全を増強〕5痙攣状態( てんかん重積症,破傷風,ストリキ
ニーネ中毒 )
〔脊髄の刺激効果が発現〕6急性アルコール中
毒〔呼吸抑制を増強〕7アヘンアルカロイドに過敏症8出血
性大腸炎〔腸管出血性大腸菌(O157 等)や赤痢菌等の重篤
な細菌性下痢のある者では,症状の悪化,治療期間の延長〕
おとか 細菌性下痢患者〔治療期間の延長〕
しすさ 授乳中止〔ヒト母乳中へ移行〕
つて 1依存性,退薬症候2呼吸抑制3錯乱,せん妄4無気肺,気管支痙
攣,喉頭浮腫5麻痺性イレウス,中毒性巨大結腸
アヘンチンキ( 第一三共プロファーマ,武田 ) 鎮痛・止瀉剤
アヘンチンキ
内 コ うえ 1重篤な呼吸抑制〔呼吸抑制が増強〕2気管
支喘息発作中〔気道分泌を妨げる〕3重篤な肝障害〔昏睡に
陥る〕4慢性肺疾患に続発する心不全〔呼吸抑制や循環不全
を増強〕5痙攣状態( てんかん重積症,破傷風,ストリキニー
ネ中毒 )
〔脊髄の刺激効果が発現〕6急性アルコール中毒〔呼
吸抑制を増強〕7アヘンアルカロイドに過敏症8出血性大
腸炎〔腸管出血性大腸菌(O157 等)や赤痢菌等の重篤な細
菌性下痢のある者では,症状の悪化,治療期間の延長〕9ジ
スルフィラム,シアナミド,カルモフール,プロカルバジン
塩酸塩を投与中
おとか 細菌性下痢患者〔治療期間の延長〕
きく
しすさ 授乳中止〔ヒト母乳中へ移行〕
つて 1依存性,退薬症候2呼吸抑制3錯乱,せん妄4無気肺,気管支痙
攣,喉頭浮腫5麻痺性イレウス,中毒性巨大結腸
アポカイン( 協和発酵キリン ) 血圧降下剤
抗パーキンソン剤
アポモルヒネ塩酸塩水和物
ヒドララジン塩酸塩
内 イ カ 注 ズゴ うえ 1虚血性心疾患〔反射性交感神経
亢進により心臓の仕事量が増加,症状が悪化〕2大動脈弁狭
窄,僧帽弁狭窄及び拡張不全( 肥大型心筋症,収縮性心膜炎,
心タンポナーデ等 )による心不全〔本剤の反射性交感神経亢
進作用及び血管拡張作用により,症状が悪化〕3高度の頻脈
腸炎等の血便を伴う重篤な大腸炎4腱炎,腱断裂等の腱障害5痙攣6精
神症状7失神,意識消失8中毒性表皮壊死融解症(TEN)
,皮膚粘膜眼症
候群(Stevens-Johnson 症候群)9劇症肝炎,肝炎,肝機能障害,黄疸
A低血糖B重症筋無力症の悪化ねの 1横紋筋融解症2間質性肺炎3急
性腎不全4過敏性血管炎
注ソ こさ 投与しない〔安全性未確立。 サル(経口)で流産〕
しすさ 授乳中止〔ラット(経口)で乳汁中へ移行〕
せそ 投与しない〔安全性未確立〕
あい 前兆のない突発的睡眠及び傾眠等がみられることがあるので,患者
に本剤の突発的睡眠及び傾眠等についてよく説明すること。 本剤投与中に
は,自動車の運転,機械の操作,高所作業等危険を伴う作業に従事させな
いよう注意すること
つて 1ショック,アナフィラキシー2心室性頻拍,QT 延長3偽膜性大
うえ 重度の肝機能不全( Child-Pugh ClassC )
─ 25 ─
ア
アホコ
アマン
しすさ 授乳中止〔ラットで母乳中へ移行〕
つて 1突発的睡眠,傾眠(21.2%)2QT 延長,失神3狭心症(1%)4
血圧低下(7.1%)
,起立性低血圧(4%)5幻視(6.1%)
,幻覚(1%)
,幻聴
(1%)
,妄想(1%)
アボコート( 佐藤製薬 ) 合成外用副腎皮質ホルモン剤
ヒドロコルチゾン酪酸エステル
ア
外 ニ うえ 1細菌 ・ 真菌 ・ スピロヘータ ・ ウイルス皮
膚感染症 ・ 動物性皮膚疾患( 疥癬,けじらみ等 )
〔感染症及
び動物性皮膚疾患症状が悪化〕2鼓膜に穿孔のある湿疹性外
耳道炎〔穿孔部位の治癒が遅延・ 感染〕3ベーチェット病を
除く潰瘍,第 2 度深在性以上の熱傷 ・ 凍傷〔皮膚の再生が
抑制され治癒が著しく遅延・感染〕
つて 眼圧亢進,緑内障,白内障
アボネックス( バイオジェン ) インターフェロンβ-1a 製剤
インターフェロン ベータ -1a(遺伝子組換え)
注ソ あい 1本剤又は他のインターフェロン製剤の投与により,うつ病や自殺
企図が報告されているので,投与に当たっては,うつ病,自殺企図の症状
又は他の精神神経症状が現れた場合には直ちに医師に連絡するように注意
を与えること2間質性肺炎が現れることがあるので,投与に当たっては,
患者の状態を十分に観察し,呼吸困難等が現れた場合には,直ちに医師に
連絡するように注意を与えること
うえ 1他のインターフェロン製剤に過敏症の既往歴2妊
婦・ 妊娠している可能性の婦人3重度のうつ病 ・ 自殺念慮
のある者又はその既往歴4非代償性肝疾患〔症状が悪化〕5
自己免疫性肝炎〔肝炎が悪化〕6治療による管理が十分なさ
れていないてんかん〔4に同じ〕7小柴胡湯を投与中8ワ
クチン等生物学的製剤に過敏症の既往歴
きく
の消化性潰瘍〔潰瘍を悪化〕4てんかん〔痙攣を増強〕5パー
キンソン病〔症状が悪化〕6徐脈等の著明な迷走神経亢進状
態〔迷走神経亢進状態をさらに悪化〕7妊婦・ 妊娠している
可能性の婦人
こさ 投与しない〔安全性未確立〕
アポプロン( 第一三共 ) 高血圧症・精神神経疾患治療剤
レセルピン
内イカ注シ あい 重篤なうつ状態が現れることがある。 使用上の注意に留意
うえ 1うつ病・うつ状態・その既往歴( 特に自殺傾向 )
〔重
篤なうつ状態を発現。自殺に至ったとの報告〕2消化性潰瘍,
潰瘍性大腸炎〔胃酸分泌が亢進,症状が悪化〕3ラウオルフィ
アアルカロイドに過敏症の既往歴4電気ショック療法を受
けている者〔重篤な反応を起こす〕5[内用のみ]妊婦・ 妊娠
している可能性の婦人
きく
こさ 投与しない〔ラットで催奇形作用〕
しすさ 授乳中止〔ヒト母乳中へ移行。 新生児に気道内分泌
物増加 ・ 鼻充血・チアノーゼ・食欲不振等〕
つて うつ状態
アポラキート( 東和薬品 ) 頻尿治療剤
フラボキサート塩酸塩
内 カ うえ 1幽門・ 十二指腸・ 腸管閉塞〔弱い副交感神
経抑制作用により,腸管運動が抑制〕2下部尿路の高度の通
過障害〔弱い副交感神経抑制作用により,排尿筋を弛緩,膀
胱括約筋が収縮〕
つて 1ショック,アナフィラキシー2肝機能障害,黄疸
アボルブ( GSK ) つて 1うつ病,自殺企図,躁状態,攻撃的行動2アナフィラキシー3白
血球減少,血小板減少,汎血球減少4てんかん等の痙攣性疾患5心疾患6
自己免疫障害7劇症肝炎,肝炎,肝機能障害8間質性肺炎9敗血症A甲
状腺機能異常B注射部位壊死ねの 1間質性肺炎2糖尿病3自己免疫現象
によると思われる症状・ 徴候4ショック5皮膚粘膜眼症候群(StevensJohnson 症候群)6急性腎不全7溶血性尿毒症症候群8脳出血,消化管
出血,球後出血9認知症,麻痺,心不全,狭心症Aネフローゼ症候群
内 ケ うえ 1他の 5α還元酵素阻害薬に過敏症の既往歴
2女性3小児等4重度の肝機能障害〔本剤は主に肝臓で代
謝されるため,血中濃度が上昇〕
こさ 投与しない( 女性 )
〔ラット・ ウサギ(経口)で,雄胎
児の外生殖器の雌性化が見られ,本剤の曝露により血中ジヒ
ドロテストステロンが低下,男子胎児の外生殖器の発達を阻
害〕
しすさ 投与しない〔乳汁中への移行は不明〕
せそ 投与しない〔安全性未確立〕
鎮暈剤
イフェンプロジル酒石酸塩
内 カ うえ 頭蓋内出血発作後,止血が完成していないと
考えられる者〔出血を助長,再出血を促す〕
アボビス( 富山化学 ) 消化管運動機能賦活剤
アクラトニウムナパジシル酸塩
内 ケ うえ 1気管支喘息〔気管支を収縮,喘息発作を誘
発〕2甲状腺機能亢進症〔心房細動を誘発 ・ 悪化〕3活動期
─ 26 ─
変患者において,アトルバスタチンの血漿中 HMG-CoA 還
元酵素阻害活性体濃度が健康成人に比べて上昇した(AUC
で 4.4 ∼ 9.8 倍)臨床試験成績がある。 したがって,これ
らの者ではアトルバスタチンの血漿中濃度が上昇し,副作用
の発現頻度が増加。 また,アトルバスタチンは主に肝臓に
おいて作用し代謝されるので肝障害を悪化〕3妊婦・ 妊娠
している可能性の婦人,授乳婦4テラプレビルを投与中
おとか 腎機能に関する臨床検査値に異常が認められる者
に,本剤とフィブラート系薬剤を併用する場合には,治療上
やむを得ないと判断される場合にのみ併用すること〔横紋筋
融解症が発現〕
きく[アトルバスタチン]
おなけ[アトルバスタチン]
こさ 投与しない〔サルで,本剤の高用量の投与で流産促進〕
しすさ 授乳中止〔ヒト母乳中への移行は不明〕
アポノール( あすか製薬 ) 心筋梗塞を含む重篤な虚血性心疾患様症状が現れる〕2脳血
管障害,一過性脳虚血性発作の既往〔脳血管障害や一過性脳
虚血性発作が現れる〕3末梢血管障害〔症状を悪化〕4コン
トロールされていない高血圧症〔一過性の血圧上昇を引き起
こす〕5重度の肝機能障害,重度の腎機能障害〔本剤は肝臓
で代謝されるとともに,腎臓から排泄されるので血中濃度が
上昇〕6エルゴタミン,エルゴタミン誘導体含有製剤,他の
5-HT1B / 1D 受容体作動薬を投与中
きく
前立腺肥大症治療薬
デュタステリド
つて 肝機能障害(1.5%)
,黄疸
アマージ( GSK ) 5HT 受容体作動型片頭痛治療剤
ナラトリプタン塩酸塩
内 カ うえ 1心筋梗塞の既往歴,虚血性心疾患又はその
症状 ・ 兆候,異型狭心症( 冠動脈攣縮 )
〔不整脈,狭心症,
しすさ 授乳中止〔ラットで経口投与後,乳汁中へ移行〕
つて 1アナフィラキシーショック,アナフィラキシー2狭心症あるいは
心筋梗塞を含む虚血性心疾患様症状
アマリール( サノフィ) アマリール OD
スルホニルウレア系血糖降下剤
グリメピリド
内カ あい 重篤かつ遷延性の低血糖症を起こすことがある。「用法・用量」
「使
用上の注意」に特に留意
うえ 1重症ケトーシス,糖尿病性昏睡・ 前昏睡,インス
リン依存型糖尿病( 若年型・ ブリットル型等 )
〔インスリン
の適用〕2重篤な肝 ・ 腎機能障害〔低血糖を起こす〕3重症
感染症,手術前後,重篤な外傷〔1に同じ〕4下痢・ 嘔吐等
の胃腸障害〔2に同じ〕5妊婦・妊娠している可能性の婦人
6スルホンアミド系薬剤に過敏症の既往歴
こさ 投与しない〔スルホニルウレア系薬剤は胎盤を通過。
新生児の低血糖,巨大児。 グリメピリド製剤の実験(ラット,
ウサギ)で催奇形作用〕
つて 1低血糖2汎血球減少,無顆粒球症,溶血性貧血,血小板減少3肝
機能障害,黄疸ねの 再生不良性貧血
アマルエット 持続性 Ca 拮抗薬/ HMG-CoA 還元酵素阻害剤
アムロジピンベシル酸塩・アトルバスタチンカルシウム水和物
内 カ うえ 1ジヒドロピリジン系化合物に過敏症の既往
歴2肝代謝能が低下していると考えられる次のような者:
急性肝炎,慢性肝炎の急性増悪,肝硬変,肝癌,黄疸〔肝硬
こさ 投与しない〔アムロジピンの動物実験で,妊娠末期の
投与で,妊娠期間・ 分娩時間が延長。 アトルバスタチンの
動物実験で,出生児数の減少・ 生存・ 発育に対する影響,
胎児の生存率低下 ・ 発育抑制。 他の HMG-CoA 還元酵素
阻害剤の大量投与(ラット)で胎児の骨格奇形。 ヒトで,他
の HMG-CoA 還元酵素阻害剤を,妊娠 3 ヶ月までの間に
服用時,胎児に先天性奇形〕
しすさ 投与しない〔アムロジピンおよびアトルバスタチン
の動物実験で乳汁中へ移行〕
つて [ アムロジピン ] 1劇症肝炎,肝機能障害,黄疸2無顆粒球症,白
血球減少,血小板減少3房室ブロック4横紋筋融解症[アトルバスタチ
ン]1横紋筋融解症,ミオパチー2劇症肝炎,肝炎,肝機能障害,黄疸3
過敏症4無顆粒球症,汎血球減少症,血小板減少症5皮膚粘膜眼症候群
(Stevens-Johnson 症候群)
,中毒性表皮壊死症(Lyell 症候群)
,多形
紅斑6高血糖,糖尿病7間質性肺炎
アマンタジン塩酸塩 精神活動改善・パーキンソン症候群治療・
抗 A 型インフルエンザウイルス剤
アマンタジン塩酸塩
内イウカ あい 1[A 型インフルエンザウイルス感染症に本剤を用いる場合]1)本
剤は医師が特に必要と判断した場合にのみ投与すること 2)本剤を治療に
用いる場合は,本剤の必要性を慎重に検討すること 3)本剤を予防に用い
る場合は,ワクチンによる予防を補完するものであることを考慮すること
4)本剤は A 型以外のインフルエンザウイルス感染症には効果がない 5)
インフルエンザの予防や治療に短期投与中の患者で自殺企図の報告がある
─ 27 ─
ア
アミオ
アミノ
ので,精神障害のある患者又は中枢神経系に作用する薬剤を投与中の患者
では治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合のみ投与すること
2てんかん又はその既往歴のある患者及び痙攣素因のある患者では,発作
を誘発又は悪化させることがあるので,患者を注意深く観察し,異常が認
められた場合には減量する等の適切な措置を講ずること3催奇形性が疑
われる症例報告があり,また,動物実験による催奇形性の報告があるので,
妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与しないこと
ア
アミグランド( テルモ ) アミノ酸・ビタミン B1 加総合電解質液
アミノ酸・糖・電解質 ・ビタミン
注 ソ うえ 1肝性昏睡 ・ そのおそれ〔アミノ酸の代謝が
十分に行われないため,症状が悪化・ 誘発〕2重篤な腎障
害・ 高窒素血症〔水分,電解質の過剰投与に陥りやすく,症
状が悪化。 アミノ酸の代謝産物である尿素等が滞留し,症
状が悪化〕3アミノ酸代謝異常〔投与されたアミノ酸が代謝
されず,アミノ酸インバランスが助長〕4高度のアシドー
シス( 乳酸血症 )
〔乳酸血症が悪化〕5高カリウム血症,欠
尿,アジソン病〔高カリウム血症が悪化・ 誘発〕6高リン血
症・副甲状腺機能低下症〔高リン血症が悪化・誘発〕7高マ
グネシウム血症・ 甲状腺機能低下症〔高マグネシウム血症が
悪化・誘発〕8高カルシウム血症〔高カルシウム血症が悪化〕
9うっ血性心不全〔循環血液量が増すことから心臓に負担を
かけ,症状が悪化〕A閉塞性尿路疾患により尿量が減少して
いる者〔水,電解質 ・ 窒素代謝物が蓄積〕Bビタミン B1 に
過敏症の既往歴
しすさ 授乳中止〔安全性未確立〕
うえ 1透析を必要とするような重篤な腎障害〔本剤は大部
分が未変化体として尿中に排泄されるため,蓄積により意
識障害,精神症状,痙攣,ミオクロヌス等の副作用が発現。
また,本剤は血液透析によって少量しか除去されない〕2妊
婦 ・ 妊娠している可能性の婦人・授乳婦
こさ 投与しない〔催奇形性が疑われる症例。 ラットで催奇
形〕
しすさ 投与しない〔母乳中へ移行〕
つて 1悪性症候群2中毒性表皮壊死融解症(TEN)
,皮膚粘膜眼症候群
(Stevens-Johnson 症候群)3視力低下を伴うびまん性表在性角膜炎,
角膜浮腫様症状4心不全5肝機能障害6腎障害7意識障害,精神症状,
痙攣,ミオクロヌス8横紋筋融解症
アミオダロン塩酸塩 不整脈治療剤
アミサリン( 第一三共 ) 内カ うえ 1重篤な洞不全症候群〔洞機能抑制作用により,洞不
全症候群を増悪〕22 度以上の房室ブロック〔刺激伝導抑制
作用により,房室ブロックを増悪〕3ヨウ素に過敏症の既往
歴4リトナビル,サキナビル,サキナビルメシル酸塩,イ
ンジナビル硫酸塩エタノール付加物,ネルフィナビルメシル
酸塩,スパルフロキサシン,モキシフロキサシン塩酸塩,バ
ルデナフィル塩酸塩水和物,シルデナフィルクエン酸塩,ト
レミフェンクエン酸塩,テラプレビル,フィンゴリモド塩酸
塩,エリグルスタット酒石酸塩を投与中
きく
─ 28 ─
アミトリプチリン塩酸塩( 沢井 ) 三環系抗うつ剤
アミトリプチリン塩酸塩
内 カ うえ 1緑内障〔抗コリン作用を有するため,緑内
障が悪化〕2三環系抗うつ剤に過敏症3回復初期の心筋梗
塞〔循環器系に影響を及ぼし,心筋梗塞が悪化〕4尿閉( 前
立腺疾患等 )
〔抗コリン作用を有するため,症状が悪化〕5
モノアミン酸化酵素阻害剤を投与中あるいは投与中止後 2
週間以内
きく
つて ショック
アミオダロン塩酸塩
あい 1施設の限定: 本剤の使用は致死的不整脈治療の十分な経験のあ
る医師に限り,諸検査の実施が可能で,緊急時にも十分に対応できる設備
の整った施設でのみ使用すること2患者の限定: 他の抗不整脈薬が無効
か,又は副作用により使用できない致死的不整脈患者にのみ使用すること
〔本剤による副作用発現頻度は高く,致死的な副作用(間質性肺炎,肺胞炎,
肺線維症,肝障害,甲状腺機能亢進症,甲状腺炎)が発現することも報告
されているため〕3患者への説明と同意: 本剤の使用に当たっては,患者
又はその家族に本剤の有効性及び危険性を十分説明し,可能な限り同意を
得てから,入院中に投与を開始すること4副作用に関する注意: 本剤を
長期間投与した際,本剤の血漿からの消失半減期は 19 ∼ 53 日と極めて
長く,投与を中止した後も本剤が血漿中及び脂肪に長期間存在するため,
副作用発現により投与中止,あるいは減量しても副作用はすぐには消失し
ない場合があるので注意すること5相互作用に関する注意 : 本剤は種々
の薬剤との相互作用が報告されており,これらの薬剤を併用する場合,ま
た本剤中止後に使用する場合にも注意すること
いる可能性の婦人
こさ 投与しない〔[ 3H]で標識した本剤を用いた動物実験
(ラット)で,放射能の胎児への移行。 また,モルモットで
胎児喪失〕
しすさ 授乳中止〔[ 3H]で標識した本剤を用いた動物実験
(ラット)で,放射能の乳汁中への移行〕
不整脈治療剤
プロカインアミド塩酸塩
しすさ 授乳中止〔動物・ヒト母乳中へ移行〕
つて 1間質性肺炎,肺線維症,肺胞炎2既存の不整脈の重度の悪化,
torsades de pointes,心不全,徐脈,徐脈からの心停止,完全房室ブ
ロック,血圧低下3劇症肝炎,肝硬変,肝障害4甲状腺機能亢進症,甲状
腺炎,甲状腺機能低下症5抗利尿ホルモン不適合分泌症候群6肺胞出血7
急性呼吸窮迫症候群
アミカシン硫酸塩 アミカマイシン( MeijiSeika ) アミノグリコシド系抗生物質
アミカシン硫酸塩
内 カ 注 シ うえ 1刺激伝導障害( 房室ブロック,洞房
ブロック,脚ブロック等 )
〔刺激伝導抑制作用により,障害
がさらに悪化〕2重篤なうっ血性心不全〔不整脈(心室頻拍,
心室細動等)の発現・ 増悪が極めて高い〕3モキシフロキサ
シン塩酸塩,バルデナフィル塩酸塩水和物,アミオダロン塩
酸塩( 注射剤 )
,トレミフェンクエン酸塩を投与中4重症筋
無力症〔筋力低下が亢進〕
きく
注 シ ズゴ うえ アミノグリコシド系抗生物質・ バシト
ラシンに過敏症の既往歴
おとか 本人・ その血族がアミノグリコシド系抗生物質に
よる難聴 ・ その他の難聴〔難聴が発現・増悪〕
アミノ酸加総合電解質液
アミノ酸 ・ 糖・ 電解質
注 シ うえ 1肝性昏睡・ そのおそれ〔肝性昏睡が悪化・
誘発〕2重篤な腎障害・高窒素血症〔高窒素血症が悪化・誘
発〕3アミノ酸代謝異常〔アミノ酸インバランスが助長〕4
乳酸血症〔乳酸血症が悪化〕5高カリウム血症,乏尿,アジ
ソン病〔高カリウム血症が悪化・ 誘発〕6高リン血症,副甲
状腺機能低下症〔高リン血症が悪化 ・ 誘発〕7高マグネシウ
ム血症,甲状腺機能低下症〔高マグネシウム血症が悪化・ 誘
発〕
しすさ 授乳中止〔安全性未確立〕
つて 1悪性症候群2セロトニン症候群3心筋梗塞4幻覚,せん妄,精神
錯乱,痙攣5顔・ 舌部の浮腫6無顆粒球症,骨髄抑制7麻痺性イレウス
8抗利尿ホルモン不適合分泌症候群
アミニック( エイワイファーマ ) 総合アミノ酸製剤
高カロリー輸液用総合アミノ酸製剤
注 シ うえ 1肝性昏睡 ・ そのおそれ〔アミノ酸インバラ
ンスを助長し,肝性昏睡を悪化・ 誘発〕2重篤な腎障害・
高窒素血症〔窒素化合物の負荷により症状が悪化〕3アミノ
酸代謝異常〔アミノ酸インバランスを助長〕
しすさ 授乳中止〔安全性未確立〕
アミノ安息香酸エチル 局所麻酔 ・鎮痛・鎮痒剤
アミノ安息香酸エチル
つて 1ショック2第 8 脳神経障害3急性腎不全等の重篤な腎障害
アミカリック( テルモ ) しすさ 授乳中止〔ヒト母乳中へ移行〕
しすさ 授乳中止〔ヒト母乳中へ移行〕
つて 1心室頻拍,心室粗動,心室細動,心不全2SLE 様症状3無顆粒球
症
アミゼット B( テルモ ) 総合アミノ酸製剤
内 ア うえ 乳幼児
せそ 投与しない( 乳児,幼児 )
〔メトヘモグロビン血症〕
アミノトリパ 1 号( 大塚工場 ) 高カロリー輸液用アミノ酸・
糖・電解質液
アミノトリパ 2 号
アミノ酸・糖・電解質
高カロリー輸液用総合アミノ酸製剤
注 シ うえ 1肝性昏睡・ そのおそれ〔肝性昏睡が悪化・
誘発〕2重篤な腎障害・高窒素血症〔高窒素血症が悪化・誘
発〕3アミノ酸代謝異常〔アミノ酸インバランスが助長〕
しすさ 授乳中止〔安全性未確立〕
アミティーザ( スキャンポ ) クロライドチャネルアクチベーター
ルビプロストン
内 ケ うえ 1腫瘍,ヘルニア等による腸閉塞が確認され
ているまたは疑われる者〔腸閉塞を悪化〕2妊婦・ 妊娠して
注ソ あい ビタミン B1 を併用せずに高カロリー輸液療法を施行すると重篤な
1日
アシドーシスが発現することがあるので,必ずビタミン B(必要量
1
3mg 以上を目安)を併用すること。 ビタミン B1 欠乏症と思われる重篤
なアシドーシスが発現した場合には,直ちに 100 ∼ 400mg のビタミ
ン B1 製剤を急速静脈内投与すること。 また,高カロリー輸液療法を施行
中の者では,基礎疾患及び合併症に起因するアシドーシスが発現すること
があるので,症状が現れた場合には高カロリー輸液療法を中断し,アルカ
リ化剤の投与等の処置を行うこと
─ 29 ─
ア
併用禁忌に記載のある薬剤名等一覧
併用禁忌に記載のある薬剤名等一覧
薬剤名/一般名
併用禁忌に記載のある薬剤名等一覧
アップノン/フルルビプロフェン
併用薬
エノキサシン水和物〈フルマーク〉
ロメフロキサシン〈ロメバクト等〉
ノルフロキサシン〈バクシダール等〉
プルリフロキサシン〈スオード〉
本文中の[併用禁忌]の項に記載のある薬剤のみを抜粋し,確認しやすいよう一覧にした。
[薬剤名/
一般名]は本書の見出し語に準じ,五十音順に並べた。[併用薬]では本文中に記載のある成分と製品
名を掲載し,薬物群の記載があるものは薬物群のみを掲載した。 ※
[併用禁忌]における臨床症状・措置方法,また機序・危険因子については,各薬剤の本文該当ページ
を参照。
薬剤名/一般名
併用薬
アデカット/デラプリル塩酸塩
デキストラン硫酸固定化セルロース
トリプトファン固定化ポリビニルアルコール又はポリエチレンテレフタレー
トを用いた吸着器によるアフェレーシスの施行
アクリロニトリルメタリルスルホン酸ナトリウム膜を用いた透析
アデノシン/アデノシン
ジピリダモール〈ペルサンチン〉
メチルキサンチン類
カフェインを含む飲食物
アデノスキャン/アデノシン
ジピリダモール〈ペルサンチン〉
メチルキサンチン類
カフェインを含む飲食物
アイオピジン UD /アプラクロニジン塩酸塩
モノアミン酸化酵素阻害剤
アイソボリン/レボホリナートカルシウム
テガフール・ギメラシル・オテラシルカリウム配合剤〈ティーエスワン〉
アイトロール/一硝酸イソソルビド
ホスホジエステラーゼ 5 阻害作用を有する薬剤
アデフロニック/ジクロフェナクナトリウム
トリアムテレン〈トリテレン〉
グアニル酸シクラーゼ刺激作用を有する薬剤
アデムパス/リオシグアト
硝酸剤・NO 供与剤
PDE5 阻害剤
アザニン/アザチオプリン
亜硝酸アミル/亜硝酸アミル
生ワクチン
フェブキソスタット〈フェブリク〉
ホスホジエステラーゼ 5 阻害作用を有する薬剤
グアニル酸シクラーゼ刺激作用を有する薬剤
アスケート/アスパラギン酸カリウム
エプレレノン〈セララ〉
アストフィリン/ジプロフィリン・ ノスカピン配合剤
カテコールアミン製剤
アストマリ/デキストロメトルファン臭化水素酸塩
MAO 阻害剤
アストモリジン M /プロキシフィリン・エフェドリン配合剤
カテコールアミン
ボリコナゾール〈ブイフェンド〉
タダラフィル〈アドシルカ〉
リルピビリン〈エジュラント,
コムプレラ配合錠〉
アストモリジン D /プロキシフィリン・エフェドリン配合剤
アゾール系抗真菌剤
HIV プロテアーゼ阻害剤
[狭心症]
アドシルカ/タダラフィル
硝酸剤・NO 供与剤
sGC 刺激剤
CYP3A4 を強く阻害する薬剤
CYP3A4 を強く誘導する薬剤
アドステロール− I 131 /ヨウ化メチルノルコレステノール(131I) ジスルフィラム
シアナミド
プロカルバジン塩酸塩
アドセトリス/ブレンツキシマブ ベドチン
アトニン− O /オキシトシン
ブレオマイシン〈ブレオ〉
[分娩誘発,
微弱陣痛治療の場合]
PGE2)
プロスタグランジン製剤
(PGF2α,
アスナプレビル〈スンベプラ〉
ダクラタスビル〈ダクルインザ〉
アトルバスタチン/アトルバスタチンカルシウム
テラプレビル〈テラビック〉
バニプレビル〈バニヘップ〉
アトルバスタチン OD /アトルバスタチンカルシウム
テラプレビル〈テラビック〉
マシテンタン〈オプスミット〉
アドレナリン/アドレナリン
抗精神病薬
カテコールアミン
ボリコナゾール〈ブイフェンド〉
α遮断薬
カテコールアミン製剤
タダラフィル〈アドシルカ〉
リルピビリン〈エジュラント,
コムプレラ配合錠〉
アスナプレビル〈スンベプラ〉
ダクラタスビル〈ダクルインザ〉
バニプレビル〈バニヘップ〉
マシテンタン〈オプスミット〉
アスパラ/ L- アスパラギン酸カリウム・L- アスパラギン酸マグネシウム エプレレノン〈セララ〉
アスパラカリウム/アスパラギン酸カリウム
エプレレノン〈セララ〉
アスパラギン酸カリウム/アスパラギン酸カリウム
エプレレノン〈セララ〉
アスプール/イソプレナリン塩酸塩
カテコールアミン製剤
アゼルニジピン/アゼルニジピン
アゾール系抗真菌剤
HIV プロテアーゼ阻害剤
アドレナリン作動薬
アトワゴリバース/ネオスチグミンメチル硫酸塩・ アトロピン硫酸塩 脱分極性筋弛緩剤
水和物
アナフラニール/クロミプラミン塩酸塩
モノアミン酸化酵素阻害剤
アニスーマ/ dl- メチルエフェドリン塩酸塩・ジプロフィリン
カテコールアミン
アフィニトール/エベロリムス
生ワクチン
コビシスタットを含有する製剤
付 16
付 17
妊婦「投与しない」
,授乳婦「授乳中止」に該当する薬剤早見表
妊婦「投与しない」
,授乳婦「授乳中止」に該当する薬剤早見表
薬剤名
妊婦「投与しない」,授乳婦「授乳中止」に該当する薬剤早見表
本文中の[妊婦]
[授乳婦]の項に,妊婦「投与しない」,授乳婦「授乳中止(もしくは,投与しない)」
と記載のある薬剤のみを抜粋し,該当する項目を一目で確認できるようまとめた。一部,条件や補足も
加えた(ただし,避妊に関する事項は除く)。なお,複数の剤形が存在する薬剤については,剤形によ
る区分を省略しているものもあるので,各薬剤の本文該当ページを参照。
妊婦
授乳婦
投与不可
授乳中止
アゾルガ
アイエーコール
●
授乳婦
授乳中止
妊婦
投与不可
薬剤名
授乳婦
授乳中止
授乳婦
授乳中止
アバルナート
●
アピスタンディン
●
●
アービタックス
●妊娠 20 週未満
●
アビリット
アダラート CR
●妊娠 20 週未満
●
アフィニトール
アダラート L
●妊娠 20 週未満
●
アブストラル
●
アブラキサン
●
●
●
アプリンジン塩酸塩
●
●
アチネス
●
アプルウェイ
●
●
アップノール B
●
アプレース
●
●
●
アタラックス -P
アダラート
アーチスト
妊婦
投与不可
妊婦
投与不可
●
アタラックス
アダント
薬剤名
薬剤名
●
●
●
●
●
●
●
●
●
アシクロビン
●
アップノン
●妊娠後期
●
アプレゾリン
アイオピジン UD
●
アジスロマイシン
●
アデカット
●
●
アフロクアロン
アイセントレス
●
アジスロマイシン小児用
●
アテディオ
●
●
アベマイド
●
アイソボリン
●
アシテア
●
アテネジン
●
●
アベロックス
●
アイトロール
●
アシノン
●
アテノロール
●
アヘン
●
アイピーディ
●
アシビル
●
アデビロック(注 40)
●妊娠末期
アヘンチンキ
●
アイファガン
●
●
アジルバ
●
アデフロニック
●
●
アポカイン
アイミクス HD
●
●
アスケート
●
アデムパス
●
●
アボネックス
●
アイミクス LD
●
●
アズサレオン
●
アデール
●
アボビス
●
アイリーア
●
●
アズサレオン小児用
●
アテレック
●
アポプロン
●
●
●
アスゾール
●
アテロパン
●
アボルブ
●女性投与不可
●
アーテン
●
アマージ
アドエアエアゾール
●
アマリール
アウドラザイム
アカルディ
●
アカルボース OD
●
アクタリット
●
●妊娠 3 ヶ月以内
( 有益性>危険性の
場合を除き, 経口
投与不可)
●
アカルボース
●
●
●
●
●
●
●
アストフィリン
●
アドエアディスカス
●
アマリール OD
●
●
アストモリジン M
●
アドシルカ
●
アマルエット
●
●投与しない
アクチオス
●
アストモリジン D
●
アドセトリス
●
アマンタジン塩酸塩
●
●
アクテムラ
●
アストリック
●
アドビオール
●
●
アトピクト
●
アミオダロン塩酸塩
●
●
アミカリック
●
アクトス
●
●
アスパラ
アクトス OD
●
●
アスパラカリウム
●
アドマック
●
アミグランド
●
アクトネル
●
●
アスパラギン酸カリウム
●
アドリアシン
●
アミサリン
●
アクプラ
●
●
アスピリン
●
アトルバスタチン
●
●
アミゼット B
アトルバスタチン OD
●
●
アミティーザ
●
アミトリプチリン塩酸塩
●
●
●
アミニック
●
アナフラニール
●
アミノフィリン
●
アネキセート
●
アミユー
●
アムノレイク
●
●
アノプロリン
●
アムバロ
●
●
アノレキシノン
●
アムビゾーム
アノーロ
●
アムロジピン
●
アバスチン
●
アムロジピン OD
●
●
●
アムロジン
●
●
アグリリン
●
アクロマイシン
●
アクロマイシン V
●
●出産予定日 12
週以内
アスファネート A81
●出産予定日 12
●
週以内
アナストロゾール
アコアラン
●
アスペノン
●
アコファイド
●
アースレナン
●
アザクタム
●
アズロキサ
アサコール
●
アセタノール
アザセトロン塩酸塩
●
アゼプチン
●
●
アーゼラ
●
アザルフィジン EN
●
アゼラスチン塩酸塩
●
アシクロビル
●
アゼルニジピン
アザニン
●
アゾセミド
付 66
●
●
●
●
アドレナリン
●
●
アネメトロ
アバプロ
●妊娠 3 ヶ月以内
●
●
付 67
●
●
●
●
●
●
飲食物・嗜好品等と医薬品の相互作用一覧
飲食物・嗜好品等と医薬品の相互作用一覧
製品名/一般名
飲食物・嗜好品等と医薬品の相互作用一覧
アスゾール/メトロニダゾール
アストフィリン/ジプロフィリン・ ノスカ
ピン配合剤
アストーマ/ジプロフィリン・メトキシフェ
添付文書中の医療用医薬品と飲食物・嗜好品等との関係について,
相互作用の項を中心にまとめ,
医療用
医薬品を製品名順に一覧表にした。該当する飲食物・嗜好品等については一部,
医薬品
(例:Al または
Mg 含有制酸剤等)
も対象とした。なお,
製品名,
一般名は本書の見出し語に準じた。
ナミン配合剤
アストモリジンM /プロキシフィリン・
エフェドリン配合剤
アストモリジンD /プロキシフィリン・
エフェドリン配合剤
製品名/一般名
アイオナール・ナトリウム/セコバル
ビタールナトリウム
アイスフラット /水酸化アルミニウムゲ
添文記載箇所
併用注意
飲食品
アルコール
作用,
処置法等
相互に中枢神経抑制作用↑。 減量等
アスピリン/アスピリン
アスファネートA81/アスピリン・
ダイアルミネート
❶大量の牛乳,
Ca 製剤❷
❶ミルク ・ アルカリ症候群が発現。 投与中止❷併用薬の効果↓。 同時
アセトアミノフェン/アセトアミノフェ
添文記載箇所
飲食品
作用,
処置法等
併用注意
アルコール
腹部の疝痛,嘔吐,潮紅が発現。 投与期間中は飲酒×
併用注意
アルコール
本剤の作用↑
併用注意
❶カフェイン❷アルコー
ル
本剤の作用↑
併用注意
アルコール
相互に作用↑
併用注意
アルコール
相互に作用↑
併用注意
アルコール
消化管出血↑
併用注意
アルコール
消化管出血↑
併用注意
アルコール
アルコール多量常飲者のアセトアミノフェン服用で肝不全の報告
併用注意
アルコール
アルコール多量常飲者のアセトアミノフェン服用で肝不全の報告 ( た
だし,本剤は小児用 )
アルコール多量常飲者のアセトアミノフェン服用で肝不全の報告
併用注意
Fe 剤 ❸ 活 性 型 ビ タ ミ ン
服用×❸高 Mg 血症を起こす
D3 製剤
ン
アイセントレス/ラルテグラビルカリウム
併用注意
制酸剤(Al,
Mg 含有)
キレートを形成,本剤の吸収↓。 本剤の血漿中濃度↓
ミノフェン
アイトロール/一硝酸イソソルビド
併用注意
アルコール
血管拡張作用↑,血圧低下等↑。 減量または投与中止。 昇圧剤の投与等
アセリオ/アセトアミノフェン
併用注意
アルコール
アイファガン/ブリモニジン酒石酸塩
併用注意
アルコール
鎮静作用↑
アゼルニジピン/アゼルニジピン
併用注意
グレープフルーツジュース 本剤の血中濃度↑,降圧作用↑。 本剤服用中は飲用×
併用注意
グレープフルーツジュース アムロジピンの血中濃度↑,降圧作用↑。 同時服用×
アタラックス/ヒドロキシジン塩酸塩
併用注意
アルコール
相互に中枢神経抑制作用↑。 減量等
併用注意
アルコール
相互に中枢神経抑制作用↑。 減量等
アダラート/ニフェジピン
併用注意
グレープフルーツジュース 本剤の血中濃度↑,作用↑。 本剤を減量等。 同時服用×
アダラートCR/ニフェジピン
併用注意
グレープフルーツジュース 本剤の血中濃度↑,作用↑。 本剤を減量等。 同時服用×
アダラートL/ニフェジピン
併用注意
グレープフルーツジュース 本剤の血中濃度↑,作用↑。 本剤を減量等。 同時服用×
併用注意
アルコール
併用注意
グレープフルーツジュース シルニジピンの血中濃度↑
ル・水酸化マグネシウム
アイミクスHD/イルベサルタン・ アムロ
ジピンベシル酸塩配合剤
アイミクスLD/イルベサルタン・ アムロ
ジピンベシル酸塩配合剤
アーガメイト/ポリスチレンスルホン酸カ
ルシウム
アクトス/ピオグリタゾン塩酸塩
アクトスOD/ピオグリタゾン塩酸塩
アクトネル/リセドロン酸ナトリウム
アセトアミノフェン小児用 /アセトア
アタラックス−P /ヒドロキシジンパモ
併用注意
併用注意
慎重投与
慎重投与
グレープフルーツジュース アムロジピンの血中濃度↑,降圧作用↑。 同時服用×
Al,
Mg または Ca を含有
する制酸剤または緩下剤
アルコール
本剤の作用↓。 全身性アルカローシス等の報告
過度のアルコール摂取で低血糖発現
アルコール
過度のアルコール摂取で低血糖発現
❶ 水 以 外 の 飲 物(Ca,
Mg
等の含量の特に高いミネ
ラルウォーターを含む)
,
食物
❶用法・用量 食物❷水以外の飲料,
本剤の吸収↓。 起床後,最初の飲食前に服用し,本剤を服用後,少なくと
乳製品などの高
( 起床時 ) (特に牛乳,
も 30 分はこれらの飲食物や薬剤の摂取×
,
多価陽イ
❷併用注意 Ca 含有飲食物)
オン(Ca,
Mg,
Fe,
Al 等)含
有製剤(制酸剤,
ミネラル入
酸塩
アップノールB/ブロモクリプチンメシル
酸塩
アテディオ/バルサルタン・ シルニジピン
配合剤
アデノシン/アデノシン
併用禁忌
カフェインを含む飲食物
虚血診断に影響を及ぼす。 メチルキサンチン類を投与されている場合
( コ ー ヒ ー,紅 茶,日 本 茶,
は 12 時間以上空ける。 なお,検査の 2 時間前から食事×
コーラ,
チョコレート等)
アデノスキャン/アデノシン
併用禁忌
( コ ー ヒ ー,紅 茶,日 本 茶,
カフェインを含む飲食物
コーラ,
チョコレート等)
りビタミン剤等)
アクロマイシンV /テトラサイクリン塩
酸塩
アザルフィジンEN/サラゾスルファピ
リジン
アジスロマイシン/アジスロマイシン
アジスロマイシン小児用/アジスロマイ
シン
アシドレス/水酸化アルミニウムゲル・
水酸化マグネシウム
亜硝酸アミル/亜硝酸アミル
併用注意
Ca,
Mg,
Al,
Fe 剤
本剤の吸収↓,効果↓。 服用間隔を 2 ∼ 4 時間とする
併用注意
葉酸
葉酸の吸収↓,葉酸欠乏症を起こす。 葉酸欠乏症が疑われる場合は葉酸
を補給
併用注意
併用注意
併用注意
制酸剤(水酸化 Al,水酸化
本剤の最高血中濃度↓
Mg 含有)
制酸剤(水酸化 Al,水酸化
Mg 含有)
服用×❸高 Mg 血症を起こす
併用注意
アルコール
セイヨウオトギリソウ含
併用注意
アテレック/シルニジピン
併用注意
グレープフルーツジュース 本剤の血中濃度↑
アトピクト/オキサトミド
併用注意
アルコール
併用注意
❶ニコチン酸製剤❷グ
❶急激な腎機能悪化を伴う横紋筋融解症が発現❷本剤の AUC ↑
レープフルーツジュース
アトルバスタチン /アトルバスタチンカ
ルシウム
ンカルシウム
アナフラニール/クロミプラミン塩酸塩
アニスーマ /dl−メチルエフェドリン塩
酸塩 ・ ジプロフィリン
併用注意
有食品
本剤の血中濃度↓
眠気,倦怠感等が強く発現
❶ニコチン酸製剤❷グ
レープフルーツジュース
❶急激な腎機能悪化を伴う横紋筋融解症が発現❷本剤の AUC ↑
併用注意
アルコール
相互に中枢神経抑制作用↑
併用注意
カフェイン
過度の中枢神経刺激作用が発現。 減量または中止
血圧低下を起こす
付 96
虚血診断に影響を及ぼす。 メチルキサンチン類を投与されている場合
は 12 時間以上空ける。 なお,検査の 2 時間前から食事×
アデムパス/リオシグアト
アトルバスタチンOD/アトルバスタチ
本剤の最高血中濃度↓
❶大量の牛乳,
Ca 製剤❷
❶ミルク ・ アルカリ症候群が発現。 投与中止❷併用薬の効果↓。 同時
Fe 剤 ❸ 活 性 型 ビ タ ミ ン
D3 製剤
相互に作用↑。 胃腸系の副作用やアルコール不耐性を起こす
付 97