http://www.kyoto-seinenkai.com/※当新聞は、左記HP(京都青年司法書士会)に掲載しています よのなかのあるきかた 「RMT(リアル・マネー・トレーディング) 」の恐怖 かわらばん オンラインゲームで発生するトラブルで最近増えてきているのが、「RMT(リアル・マネー・ 世の中の歩き方 トレーディング)」に関するものです。 瓦版 2011年 ※RMTとは・・・ 1学期号 オンラインゲームに関するトラブルにご用心! 現金 交換 ゲーム内のアイテム プレイヤー同士でゲーム内でのアイテムなどを実際のお金で売買する取引のことで、 ほとんどのゲーム運営会社の規約で禁止されています。 自分が持っているアイテムを売ったが、お金を支払ってもらえなかった アイテムを売ってくれると言われ、お金を払ったのにアイテムを譲ってもらえなかった 等といった被害の例が多く寄せられています。 そもそもRMTはほとんどのゲーム運営会社の規約で禁止しているため、RMTを行っている ことが発覚すれば、そのゲームを続けられなくなるというペナルティーを科せられる可能性が高 くなります。そのため、RMTでだまされたとしても泣き寝入りしてしまうといったことも考え られます。また、相手を訴えても、必ずしも渡したアイテムやお金が返ってくるわけではなく、 さらには、相手が誰かわからないケースも多々あり、根本的な解決ができない可能性が高いと言 えるでしょう。だから、RMTを持ちかけてくるような怪しいユーザーなどには近づかないよう にしましょう。 インターネットの普及に伴い、インターネット上で繋がったプレイヤー同士が冒険をし、ゲー ムの世界内でのコミュニケーションができるオンラインゲームが人気を高めています。しかし最 近、オンラインゲームに関する多くのトラブル情報が消費生活センター等に寄せられています。 『無料のはずが…』高額請求を受けるトラブル事例 ■無料で登録できるゲームサイトで、キャラクターに服を着せたり武器を装備させたりと、多 数のアイテムを購入しながら数日遊んでいたら、後日高額な請求書が届いた。 ☝多くのオンラインゲームでは、ポイントを購入し、そのポイントでアイテムを買うシステムに なっています。夢中になってアイテムを入手しているうちに、どんどん請求金額が膨らんでいる かも!? ■無料のゲームサイトで知らない人とメールをしながら遊んでいたら、なぜか異様に高額な請 求書が届いた。 ☝一部のオンラインゲームでは、他のプレイヤーと交流するためのメール交換サイトが有料であ る場合があります。メール交換するごとに料金がかさんでいきますので、ゲームサイトに登録す るときに注意が必要です。 オンラインゲームの依存性にご注意を!! 不特定多数のプレイヤーが同時接続するオンラインゲームには強い依存性があり、不登校や引 きこもりなど、現実の生活に支障をきたす人が続出して社会問題化しています。多くのオンライ ンゲームでは、同時にプレイする人たちの中で人間関係ができることにより、 「つきあい」や「責 任」が生まれ、 「大事な局面で自分が抜けたら、全滅してしまう・・・。」と思ってやめられなく なることもあるようです。韓国では、何日も食事も睡眠もとらずにオンラインゲームを続けた人 が、ついに過労死するという事件まで起こっています。 オンラインゲームにはそういった面もあることを理解し、一日何時間やるかを決めて、学校や 部活、オンラインゲーム上以外での友達との時間も大切にしてくださいね! ★オンラインゲームでトラブルに巻き込まれた場合の相談先★ ◎京都府警察本部 電話 (075)451-9111 ■ゲームサイト内であるボタンを操作したら、アダルトサイトに飛び「登録完了」と表示され、 料金の支払いを請求された。 ◎京都府消費生活安全センター 電話 (075)671-0004 ☝ゲームサイト内に、アダルトサイトや出会い系サイトにつながる仕組みがあることがあります。 そのようなサイトが表示されたらすぐに消し、もし請求書が届いたらご両親や先生、消費生活セ ンター等に相談しましょう。 ◎京都司法書士会 電話 (075)241-2666 ◎京都弁護士会 電話 (075)231-2378 発行元:京都青年司法書士会(http://www.kyoto-seinenkai.com/) 事務局:0771-23-3040
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