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CSR報告書 2004

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や
さ
し
さ
で
世
界
は
変
え
ら
れ
る
。
CSR 報告書 2004
Corporate Social Responsibility Report 2004
h2 C O N T E N T S
「CSR報告書2004」編集にあたって ………………01
ユニ・チャームのCSR
ユニ・チャームの使命と責任 ……………………02
ユニ・チャームのCSRビジョン …………………04
CSR推進体制 ……………………………………06
NOLA&DOLAと介護ケア ………………………08
ユニ・チャーム製品とお客様
ユニ・チャームの製品づくり ……………………10
品質保証体制 ……………………………………12
製品の安全性 ……………………………………13
品質保証の取り組み ……………………………14
ユニ・チャームの研究開発(R&D)………………16
消費者座談会 ……………………………………17
お客様とのコミュニケーション …………………18
ユニ・チャームの企業経営
株主の信頼と事業の成長 ………………………20
ユニ・チャームの協力体制
取引先との関わり ………………………………22
ユニ・チャームの職場づくり
雇用と労働 ………………………………………24
人材育成 …………………………………………26
CSR教育と環境教育 ……………………………28
会社概要
社 名
ユニ・チャーム株式会社
英社名
Unicharm Corporation
設 立
1961年2月10日
環境マネジメント …………………………………30
資本金
15,992百万円(04年3月末)
事業活動と環境との関わり ……………………32
発行済株式数
68,981,591株(04年3月末)
環境目標とアクションプラン ……………………34
本 社
愛媛県四国中央市金生町下分182番地※
環境負荷の少ない製品開発 ……………………36
本社事務所
東京都港区高輪3丁目25番23号
省資源と廃棄物リサイクル ………………………39
電話
03
(3447)
5111(大代表)
省エネルギー ……………………………………40
社員数
987名[グループ合計5,057名]
(04年3月末)
環境リスクマネジメント …………………………42
上場証券取引所 東京証券取引所 市場第1部
海外拠点での活動 ………………………………44
環境コミュニケーション活動 ……………………45
事業内容
ベビーケア関連製品、フェミニンケア関連製品、ヘ
ルスケア関連製品、化粧パフ、ハウスホールド製品、
食品包材製品、産業資材製品等の製造および販売、
幼児教育事業
URL
http://www.unicharm.co.jp/
労働安全衛生 ……………………………………29
ユニ・チャームの環境保全活動
ユニ・チャームの社会活動
社会貢献活動 ……………………………………46
CSR会計・環境会計
……………………………48
第三者審査報告書・編集後記 …………………49
※総務省より1月15日付官報で、愛媛県川之江市、伊予三島市、宇摩郡土居町、
宇摩郡新宮村の合併による愛媛県四国中央市の新設が告示され、施行日の
2004年4月1日より当社本店所在地の表記が変更になりました。なお、連結子会
社の当該法人・事業所の住所表記も変更になります。今回の表記変更は、市町
村合併に伴うものであり、社屋・製造所等の移転はありません。
主な連結子会社および関連会社
日 本
2001年、ユニ・チャーム創業40周年を機に誕生した、コ
ーポレートブランドマーク「チャームリング」。この球体
の中に寄り添う2つのハートのようにも見えるシェイプ
は、いのちの暖かさとその力を表現しています。親と子、
介護する人と介護される人、飼い主とペット、そしてお
客様とユニ・チャームの「絆」をイメージしています。リン
グと社名のサイエンスブルーは、生活を科学する技術と
信頼を表現しました。人をやさしく包み、健やかで快適
な生活をサポートするユニ・チャームの目指す企業像を
形にしたものです。
海外
ユニ・チャームプロダクツ(株)
ユニ・チャームマテリアル(株)
国光製紙(株)
コスモテック
(株)
ユニ・チャームペットケア(株)
ユニ・ケアー
(株)
(株)ユービーエス
ユニ・チャームメンリッケ(株)
嬌聯股 有限公司(台湾)
Uni-Charm(Thailand)Co., Ltd.(タイ)
上海尤 佳有限公司(中国)
尤 佳生活用品(中国)有限公司(中国)
Uni-Charm Co., Ltd.(韓国)
PT Uni-Charm Indonesia(インドネシア)
Uni.Charm Mölnlycke B.V.(オランダ)
P08「NOLA&DOLA」
その他14社
01
ユニ・チャームの考えるサステナビリティ
「 や さ し さ で 世 界 は 変 え ら れ る 。」
サ ス テ ナ ビリティ、持 続 可 能 性 。
今 や、地 球 環 境 問 題 と 企 業 活 動 を 語 る 上 で、欠 か せ な い も の で す。
ユニ・チャームのCSR
資 源 枯 渇 の な い 生 産 活 動 、生 態 系 に 配 慮した 資 源 の 確 保 、
安 定した 事 業 運 営 を 支 える 経 済 基 盤 、そして、生 き 生 きと 働く社 員 。
ユ ニ・チャーム の 事 業 活 動 は 、これらす べ て の 上 に 成 り 立 ちま す。
そ の 原 点 に あ るも の は 、
「 やさしさ」。
製品とお客様
世 界 中 の 人 々 の 心 に あ る「 やさしさ」と、それを 実 行 する 勇 気 。
これ こそ が、不 可 能 を 可 能 に する 。
そして、持 続 可 能 な 社 会 を 実 現 する 。
これ が、私 た ち ユ ニ・チャーム の 考 えるサ ス テ ナ ビリティの あり 方 で す。
企業経営
「 C S R 報 告 書 2 0 0 4 」編 集 に あ た っ て
2001年より発行している「環境活動報告」は、4号目の本号から
対 象 範 囲
CSRビジョン、活動目標、体制、推進実績、会計デ
ータなど。新しい活動を中心に、過去からの推移や
今後の目標なども報告しています。
対 象 組 織
ユニ・チャームグループ連結ベースで記載していま
す。環 境 活 動 報 告 は 、当 社 グル ープ 企 業 のうち
ISO14001認証を取得したマネジメント範囲を対象
としています。
P30
「CSR報告書
(Corporate Social Responsibility Report)」となりました。
昨年度の発行以降、さまざまな立場のステークホルダーの皆様からい
ただいたご意見、ご提案を反映し、内容を大幅に変更しています。本
書は、当社の理念、事業活動、商品、サービスなどについて、複数の
ガイドラインを参考に、経済・物づくり(品質・環境・安全・薬事)
・社会
の3つの側面から、5つのステークホルダーの皆様ごとに編集しました。
また、数値、推進プロセスの透明性と信頼性を高めるため、第三者
対 象 読 者
すべてのステークホルダーの皆様
(お客様、株主、お取引先、社員および社会)
P04
対 象 期 間
2003年4月1日∼2004年3月31日
(一部に前後の活動や将来目標含む)
機関の審査を受け、その結果を
「第三者審査報告書」として付記してい
ます。
今後も、より多くの皆様への正確かつ有益な情報をご提供していき
たいと考えます。忌憚ないご意見をお聞かせいただければ幸いです。
参 考 指 針
表 紙 に つ いて
従来の「ユニ・チャーム環境活動報告」の表紙は、当社のコーポレー
トブランドマークが徐々に上昇するモチーフとし、環境活動の継続と発
展への誓いを込めました。
「CSR報告書」第1号の本紙は、希望と可能性
に満ちた「赤ちゃん」をモチーフに、
“やさしさ”があれば「世界は変えら
れる」
「未来は変えられる」
「どんなことも乗り越えられる」という力強い
協力体制
報告内容
・GRI「サステナビリティ・レポーティング・ガ
イドライン2002」
対照表は当社ホームページに掲載しています。
・環境省「環境報告書ガイドライン2000年版」
・経済産業省「ステークホルダー重視による環境レ
ポーティングガイドライン2001」
本 書 発 行 日
2004年6月29日
今後の発行予定
毎年6月下旬
掲 載 媒 体
当社ホームページ
http://www.unicharm.co.jp/eco/
サイトデータ・沿革は、ホームページに掲載してい
ます。
関連情報は、各頁記載アドレスをご参照下さい。
環境活動報告2001より本書まで、全号ダウンロード
できます。
本書担当窓口
コーポレート・ソシアル・レスポンシビリティ部
環境推進室
TEL.03-3449-3571
(直通)
FAX.03-3448-9335
財 務 情 報
P20-21
財務IR情報
http://www.unicharm.co.jp/ir/
・冊子「ユニ・チャーム アニュアルレポート2004」
は9月下旬発行予定です。
・財務情報に関するお問い合わせ先:
企画本部秘書広報IR室
TEL.03-3449-2858(直通)
気持ちを表現しました。
職場づくり
環境保全活動
社会活動
02
ユニ・チャームの使命と責任
「やさしさ」と「実行する勇気」で、
世界を、未来を変えていきます。
代表取締役
社長執行役員
コーポレート・ソシアル・レスポンシビリティ
(CSR)の意義
「社会から真に信頼され続ける企業であること」。ユニ・
の事業活動の原点でした。創業から40年の2001年、私
たちは事業理念の対象を「女性」から「生活者」へ広げ、新
しいコーポレートポリシー「やさしさをつくる。やさしさ
チャームは創業以来、社会にとって、お客様にとって、一番
でささえる。
」
を掲げました。社会に、お客様一人ひとりに、
よいことは何かということを常に追求し、その実現に力を
やさしい心で尽くし続けたいとの思いは確かに継承され、
尽くしてきました。ボーダレスな価格競争に立ち向かい、
全社員のDNAとなっています。
コストダウンの工夫と快適便利な商品・サービス提供で勝
ち残っていくビジネスモデルは、
もはや過去のものとなり、
また、
「 規則性」や「一貫性」ある管理は重要ですが、その
一方で、時代の流れを先取りし、常に変化・革新をし、価値
社会と常に良好な信頼関係を築いている企業だけが繁栄
を創造し続けなければ、社会からの期待にそうことはでき
できる時代となりました。ここ数年、企業の社会的責任
ません。社会からの強い期待を常に満足させる、明快で差
(CSR)を求める動きが急速に高まりましたが、一時の潮流
別化された戦略を継続的に構築し、信頼にお応えしたいと
と終わらせることなく、企業と社会が持続的に相乗発展す
思います。
るよう戦略的に取り組んでいかなければならないと決意
しています。
社会と調和する中期経営計画、
「SAPS計画」
2004年度から、私たちは自らが大きな波を起こす決意
ユニ・チャームのCSR元年を振り返って
2003年4月、ユニ・チャームはCSR部を創設しました。
を込めて新中期経営計画「SAPS(サップス)計画」をス
タートさせました。全員で計画(Schedule)し、実行
当社の主力製品は紙おむつ、生理用品など肌に直接触れる
(Action)し、達成感(Performance)を味わい、変化対応
ものであり、安全性の確保はお客様の信頼を裏切らないた
のスパイラル(Spiral)を廻すというもので、過去の延長
めの重要なテーマです。製造業としての企業価値はどこに
線上や成功体験にとらわれず、殻を破って、大いに飛び出
あるべきかの議論を重ね、環境、品質保証、薬事、商品安全、
し、目立ち合うことを推奨したいとの宣言でもあります。
企業倫理の分野で本業に回帰したCSRをスタートさせま
私は、この中期計画の最重要課題のひとつに、
「CSRの先
した。社会に対する説明責任を果たし、誠実で透明な企業
端として、透明性の高い、誠実で尊敬される企業を目指す
であり続けたいとの思いが、社員に確実に浸透しているこ
こと」を掲げました。
とを嬉しく、
また誇りに思います。
社会へ、そして人々への「やさしさ」と「実行する勇気」
があれば、必ず世界を、未来を変えられる。
尽くし続けること、変化し続けること
生理用品ブランドとして、女性を束縛から解放し、より
多くの夢をかなえるお手伝いをすることがユニ・チャーム
私たちはこれからもひたむきに、着実に挑戦していき
ます。
03
ユニ・チャームのCSR
Baby Care
Feminine Care
Health Care
ベビーケア
フェミニンケア
ヘルスケア
製品とお客様
事業分野
1961年、建材事業としてスタートして以来、新たな事業機会へ
企業経営
の挑戦を続けてきました。不織布、パルプ、高分子吸収材の成形
および加工技術をコアコンピタンスとし、赤ちゃんからお年寄りま
Clean & Fresh
Pet Care
Education
で、快適な生活をサポートする商品・サービスを創造しています。
クリーン&フレッシュ
ペットケア
幼児教育
現在は、ベビーケア、フェミニンケア、ヘルスケア、クリーン&
フレッシュ、ペットケア、幼児教育の6つの事業が、さらなる顧客
満足の向上とグローバル展開を推進しています。
協力体制
P10-11
業
1 創
[
196 事 業
材
建
]
1960
1970
1980
パフ
粧用
8
197 ン・化
ポ
ン
タ
0
パー
200 ンペー
チ
ッ
キ
つ
7
198 用紙おむ
大人
むつ
1
198 用紙お
ー
ベビ
ン
3
196 用ナプキ
生理
1990
2
200 マスク
立体
職場づくり
2000
0
199 除シート
お掃
品
6
198 ケア製
業
ト
ペッ 教育事
幼児
海外事業戦略
環境保全活動
世界の人々への健やかで生きる喜びにあふれた暮らしの提
供を目指し、東アジアを中心に海外事業をスタートしました。
1984年の台湾での合弁会社設立を皮切りに、現在では、
アジア10カ国にサウジアラビア、オランダを加えた12カ国で
ビジネスを展開し、参入各国において順調に業容を拡大して
います。
社会活動
モンゴル
オランダ
サウジアラビア
中国
韓国
台湾
ベトナム
タイ
フィリピン
マレーシア
シンガポール
インドネシア
ユニ・チャームのCSRビジョン
「社員の幸福」
「社会的責任の達成」を一
ステークホルダーの信頼に応え、「企業の成長発展」
元化する企業経営は、ユニ・チャームの誓い。私たちは、
資材調達、商品設計、製造、流通から販売まで、事業活動
社会的責任を果たします
全てを通じステークホルダーの信頼に応え、貢献する企
業でありたいと考え行動しています。
ユ ニ・チャーム 社 是にお けるC S R
5つのステークホルダーに向けた“信念と誓い”と企業行動原則
社是にある「企業の成長発展、社
お届けするときも私たちは事業活動
で、5つのステークホルダーを明確
員の幸福、及び社会的責任の達成
すべてを通じて、いつもステークホ
にしました。商品・サービスをお求
を一元化する正しい企業経営の推
ルダーの皆様の信頼に応え、貢献
進に努める」は、ユニ・チャームの
する企業でありたいと考え、行動し
「株主」、共に働く「社員」、そして
誓いです。
ています。
「社会」とも深い絆を結び、尽くし続
め下さる「お客様」、
「お取引先」、
商品を企画するときも、素材を開
ユニ・チャームは1999年に発表し
発するときも、そして製品をつくり、
た「“ 信念と誓い”と企業行動原則」
けることを宣言しています。
■ユニ・チャームの企業理念体系
社是
境保全活
動・
ムの環
社
ャー
社会
動」
会活
P10∼
」
株 主
「ユニ
・チ
お客様
ャームの企業
・チ
営
経
「ユ
ニ
ム製品と
ャー
お
・チ
様」
客
「ユ
ニ
社 是
お客様への誓い
P20∼
P30∼
株主への誓い
社会への誓い
P22∼
社員への誓い
」
お取引先
お取引先への誓い
ムの職場
ャー
づ
・チ
社員
信 念 と 誓 い
我 が 五 大 精 神
社員行動原則
●
創造と革新
●
オーナーシップ
●
チャレンジャーシップ
●
リーダーシップ
●
フェアプレイ
※この報告書は、
「“信念と誓い”と企業行動原則」に基づく5つのステークホルダーとの関わりから、
ユニ・チャームの経済活動、社会活動、環境活動について報告します。それぞれの報告については、
理念体系図のページナビゲーションから読み進んで下さい。
」
くり
制
体
ャームの協力
・チ
「ユ
ニ
ユニ・チャーム
企業行動原則
「ユ
ニ
04
P24∼
05
ユニ・チャームのCSR
社 是
製品とお客様
1.我が社は、市場と顧客に対し、常に第一級の商品とサービスを創造し、日
本及び海外市場に広く提供することによって、人類の豊かな生活の実現に
寄与する。
1.我が社は、企業の成長発展、社員の幸福、及び社会的責任の達成を一元
化する正しい企業経営の推進に努める。
企業経営
1.我が社は、自主独立の精神を重んずると共に、五大精神の高揚に努め、誠
実と和協を旨として、全社員協働の実をあげる。
(1974年制定)
企業行動原則
協力体制
●お客さまへの誓い
私たちは、常に全力で尽くし続けることによって、No.1のご支持を頂くこと
を誓います。
●株主への誓い
私たちは、業界一級の利益還元を、実現することを誓います。
職場づくり
●お取引先への誓い
私たちは、公平で公正な関係を保つことによって、お互いの健全な成長の実現
を誓います。
●社員への誓い
私たちは、ひとりひとりに自信と誇りを提供し、社員及びその家族の幸福を
実現することを誓います。
環境保全活動
●社会への誓い
私たちは、全ての企業活動を通じて、そこに携わるひとびと、及び社会全体
の、経済的かつ精神的充足に貢献することを誓います。
(1999年制定)
社会活動
社員行動原則
●創造と革新
私たちは、社会に対し、新しい価値を創造することを尊重し、常に変革を求
める精神を持ち続けます。
●オーナーシップ
私たちは、創業者の精神を継承し、経営目標達成の為、全社的視野での課題
形成と解決に努めます。
●チャレンジャーシップ
私たちは、失敗を恐れず、限りない可能性への挑戦を信条とし、自らの能力
革新をし続ける、積極的姿勢を貫きます。
●リーダーシップ
私たちは、組織の進むべき道を明らかにし、自らの意志で人を動かすことが
できるリーダーとなります。
●フェアプレイ
私たちは、人間尊重の精神と、高い倫理観を持ちあわせた、公正な企業活動
を行います。
(1971年制定、1999年改訂)
06
CSR推進体制
2003年4月、
「コーポレート・ソシアル・レスポンシビリ
CSR部の創設で、
社会的責任と企業倫理を
全うします
ティ部」を設置しました。
「誠実に着実に社会に尽くし続
けるCSR先端企業」を目指す、2007年度までの中期経
営ビジョン。企業倫理を守り、社会的責任を果たしてい
きます。
ユニ・チャームのCSR元年
3つの優先課題
社会的責任達成のためのCSR「3つの優先課題」
2003年4月、
「コーポレート・ソシ
進室、品質保証室、薬事室、商品安
アル・レスポンシビリティ部」を設
全室の4室体制とし、企業倫理につ
置しました。
いてはプロジェクト化して横断的組織
製造業としての原点を見つめ直
メンバーにて構成。
(
執行責任者であるCSR部長は人材
成」を、社員の力を合わせてさらに
開発部長が兼任し、ガバナンスや人
具現化することで、社会から“ 信
事制度など、今後のCSR展開を念頭
頼される企業”により近づきたい
においた体制としました。
との願いからです。CSR部の創設
なお、2004年4月からは「企業倫
に際し、私たちは右に記す3つの優
理室」
「CSR企画チーム」を加え、よ
先課題を明確にしました。
りいっそう強化した体制となってい
CSR中期ビジョン
2.環境推進によってエコロジーとエ
コノミーの両立を達成し、無駄の
排除を実現し、企業の競争力を
高めること。
P07 )
し、社是に掲げる「社会的責任の達
この達成のため、CSR部は環境推
1.製品の安全、品質保証、環境保
全、法令遵守を強化し、ステーク
ホルダーの方々からの信頼を得
て期待の向上につなげること。
3.当社製品に対する安全性や環
境、社会との共生への問い合わ
せに対し、スピーディーに対応
し、安心、信頼していただける
体制を確立すること。
ます。
■2004年度CSR部組織体制
トリプルボトムラインを
ふまえた2007年までの
経営ビジョン
消費者
市民
社会貢献
地域貢献
安全な製品
QMS
社員
福利厚生
安全衛生
エコノミー
ンにおいて、「誠実に着実に社会に
お取引先
両立
尽くし続けるCSR先端企業」を目指
公平で公正な関係
2007年度までの中期経営ビジョ
企業倫理
安全」
「環境」においては高い自主基
法
規
制
・
自
主
基
準
法を遵守した製品
安心な商品
省資源
エコロジー
LCA
EMS
品質保証室
商品安全グループ
薬事グループ
品質保証グループ
省エネ
環境負荷低減
守る意識
企業倫理室
すことを明確にしました。「品質・
CSR企画チーム
環境推進室
環境汚染防止
環境配慮型商品
環境
準を設定、運用するとともに、倫
理理念を全社浸透させ、正しいこ
情報開示・CSR報告書
とをおこなうために、勇気と厳し
さを持った経営活動を貫くことを
誓っています。
社会における企業価値を高めて
■ユニ・チャームの考えるトリプルボトムライン
いくためには、「経済性」重視の考
持続可能性=Sustainability
え方から、「品質・安全・環境配慮」
にも重点をおき、次には「社会と調
和」していくというマネジメントス
タイルが不可欠です。私たちは、
着実に前進していきたいと考えて
います。
企
業
価
値
の
創
造
と
バ
ラ
ン
ス
企業倫理室
企業倫理委員会
社会的公正
企業倫理、社会貢献、
安心、情報開示、人
CSR部創設
社員・社会
物づくりの観点
リスクマネジメント
コンプライアンス
グローバル化
ISO化
信頼獲得
品質・環境・安全・薬事
ISO9001、ISO14001、薬事法
説明責任
消費者
法令遵守
経済的側面
経営体質、競争力、成長性、財務の健全性、
収益率、利益還元、株価、継続的取引
株主・取引先
外部環境変化への対応
透明性
07
ユニ・チャームのCSR
倫理コンプライアンス
企業倫理推進への専任組織設置
ユニ・チャームが、
「企業理念によ
実施、社内企業倫理相談窓口の設
り忠実な会社」となるよう、2003年4
置の3点と定め、推進しました。ま
実質的な活動は、2004年4月に発
月から本格的な活動を開始しまし
た、2004年1月、執行役員を対象に
足した「CSR部 企業倫理室」におい
た。2003年度は、
「企業倫理施策プ
企業倫理教育を実施しました。
て、教育・相談窓口運営をおこなう
ロジェクト」を設け、法務部・CSR
ユニ・チャームグループ社員を実
部・内部監査室・人材開発部よりメ
施対象とした「企業倫理に関するヒ
ンバーを選抜。企業倫理体制の柱
ヤリング」を計115名におこない、よ
を、専任組織の設置、倫理教育の
り働きやすい会社にするための提
案や課題を抽出しました。
製品とお客様
とともに、課題解決に向けた展開を
していきます。
企業経営
CSR会計方針
協力体制
CSR会計をスタート
導入の目的
今後の予定 集計範囲・方法
会計データでの評価に加え、企
CSR会計は、社会的にガイドライ
内部的には、各利害関係者のニー
業のCSR活動を評価する動きが世
ンなどによる手法が確立していま
ズを認識し、事業活動を展開する
界的に広がっています。その評価
せん。すべての企業活動にかかる
際に、どのような活動が妥当かを
は、定性的評価のみならず、定量
会計データは定量的に情報開示して
判断する際のツールとして活用し
的評価が求められています。しか
いますが、今年度はその中から報
ます。
し、消費者や取引先に対する信用
告書に記述している個別の取り組
外部的には、開示情報の透明性
や地域貢献活動などは、貸借対照
みにかかった費用をCSR会計として
を高め、ステークホルダーに対する
表や損益計算書に記載できるもの
集計しました(
P48)
。
なお、付加価値配分における利
今後は、付加価値の分配による
社会的責任を数値化し、CSRに関
益額・納税額・配当額など、および
分析や、ガイドラインが出た場合
する活動を客観的に評価するため
研究開発費などについては、有価
はその内容も考慮し、随時見直し
の情報提供を目的として、今年度
証券報告書で報告しています。
をおこなっていきます。
CSR部 環境推進室
Relay Talk >>>>
C S R リレートーク
1
内村 有希子
「倫理プロジェクトに参画しました。
」
2003年度の1年間、企業倫理施策プロジェクトメンバーとして、企業倫理体制を構築
しました。プロジェクトでは、
「社員が会社に対し何を求めているのか」
「何を変えてほし
いか」という生の声をできる限り多く聞き、
「社員のための組織」として2004年以降具現
化できるよう準備しました。
プロジェクトにて取り組んだ施策が、
「組織設置」という目に見える成果となったこと
を本当に嬉しく思います。また、共に試行錯誤しながら取り組んだメンバーへの感謝も
忘れません。
環境保全活動
説明責任を遂行するものとします。
ではありません。そこで、企業の
より「CSR会計」を導入しました。
職場づくり
社会活動
08
NOLA&DOLAと介護ケア
介護ケア事業が実現する、
ユニ・チャームの
新世紀ビジョン
女性の自由と社会への大きな飛躍を願って始まった、ユ
ニ・チャームの事業。その根底にあるのは、
「やさしさ」
です。21世紀を迎え、私たちは「女性」から、すべての
「生活者」に視野を広げた事業を展開しています。
NOLA&DOLAヒストリー
新世紀のNOLA&DOLA、
「女性」から「生活者」へ
「赤ちゃんからお年寄りまで、生活者がさまざ
まな負担から解放されるよう心と体をやさし
くサポートする商品を提供し、一人ひとりの夢
(ノーラ)
…Necessity of Life with Activities
&
をかなえるために力を尽くし続けていきます」
という決意が込められています。
(ドーラ)
…Dreams of Life with Activities
「社会で弱い立場にいる女性たち
当社は、女性の自由と社会への
多くが直面する育児に焦点を当て、
を助けたい。」それがユニ・チャーム
大きな飛躍を真摯に願い、日陰の
ベビー用紙おむつの普及啓発を開
の事業の始まりでした。1960年代、
存在だった生理用品を、ごく普通
始、1987年、介護という重労働に
米国では、生理用品がスーパーマー
に買える日用品に変え、社会や流
携わる方々の多くが女性であるこ
ケットでごく普通に山積みされて
通への製品PRを通じて女性への
とに課題を見出し、介護ケア事業
売られていたとき、日本では、薬
エールを贈り続けてきたのです。
に参入しました。
局のレジ裏で、そっとわからぬよ
1981年には、事業ビジョン
2001年、その対象を「女性」から
うに包装紙に包まれて販売されて
「 NOLA& DOLA( Necessity of
「生活者」に広げ、新しい事業ビジ
い
いました。生理は忌 むべきもの。
Ladies' Activities, Dreams of
ョンとして新世紀「NOLA&DOLA
女性は家庭を守るもの。その時代
Ladies' Activities)∼女性を各種の
(Necessity of Life with Activities,
の女性たちにとって、どちらも高
束縛から解放し、より多くの夢を
Dreams of Life with Activities)」を
い壁でした。
かなえる∼」を発表。同年、女性の
打ち出しました。
ヘルスケア事業本部 企画部企画グループ トレーナー
Relay Talk >>>>
C S R リレートーク
2
加藤 浩子
「一人でも多くの方を尊重しながら」
当社で介護の仕事に携わり6年が経過し、さまざまな排泄ケアのシーンに関わりました。寝
たきりの状態が長く、自立排泄がままならないあるお年寄りは、おむつをされることをまだ精
神的に受け入れられず、自分でおむつを外してしまうことがしばしばでした。ある機会に、
「今
日は下着をはきませんか?」と、当社の
「リハビリパンツ」をはいていただくと「そうか」とニッコ
リ顔!その後は外すことなく過ごされました。介護を受ける方の「人間らしさ」を尊重する排泄
ケアに取り組むことの大切さを実感しました。
これからも一人でも多くの方の笑顔が見られるよう、介護施設のスタッフや当社ケアアドバ
イザーと力を合わせて、介護品質の向上の実現に向けて頑張っていきたいと思います。
09
ユニ・チャームのCSR
NOLA&DOLAの実現
ユニ・チャームが介護問題で想うこと:すべては、微笑み合える介護のために
介護とは何なのか
ひ
ご
人は生まれた時、誰かの庇護なく
ユニ・チャームが
介護問題で目指すこと
は、単なる製品の提供にとどまりま
せん。高機能な製品により、清潔で
しては、ひとりで生きていくことはで
もし、介護されるご本人の尊厳を
簡便なケアを提案するだけでなく、
きません。そして、徐々に自立し、ひ
守り、介護者の労苦を軽減する排泄
ゆとりある介護、ご本人の「自尊心」
とりで生きていけるようになります。
ケアが実現できれば、ご本人の生き
と「社会との関係性」保持の実現の
しかしながら、加齢によって体力は
たいという意欲と、介護者のご本人
ために、多くのケアシステムサービス
低下し、最後には誰かの介護を必要
を想う気持ちが1つになって、理想
を開発しています。全国の施設に赴
とし、生を終えます。
の介護、
「微笑み合える介護」ができ
き、介護品質改善のアドバイスをす
るはずです。
るケアアドバイザーはお年寄り一人
このように介護とは、人の一生にお
いて必ず関わり合う営みといえます。
最期のその瞬間まで生命の歓び
をかみしめるために。
介護問題の現実
アを実践しています。排泄ケアを科
学的に研究し、日本とアジアの介護
しかし、介護には苛酷な現実があ
アの介護品質の向上を目指し、介護
品質を変えるケアノウハウを開発す
ります。人は、要介護状態になると、
に関わるすべての人々の幸福を実
る排泄ケア研究所、また、自治体へ
絶望し生きる気力を失ってしまいま
現することを使命と考えます。コア
介護品質向上提案をおこなうととも
す。また、寝たきりになると、死を願
テクノロジーの不織布・吸収体技術
に、適切な介護情報を収集できない
う人も少なくありません。そこには、
を駆使し、最高の製品と最高のケ
在宅介護者への価値伝達手法を開
人間の尊厳にかかわる排泄ケアの
アシステムサービスを広く提供する
発する在宅ケア推進部など排泄を通
問題が大きく横たわっています。
ことによって、生命の歓びを創造し
じたリハビリケアのプロフェッショナ
ていきます。
ルを配し、これからも新しい介護の
一度は自立を果たした人間が、最
す。自立歩行と自立排泄が難しくな
ったとき、自尊心は喪失、ご本人の
あり方、革新的なケアシステムを提
介護品質革命
立たなければ、立てなくなる。座ら
のです。また、そのようなご本人を
なければ、座れなくなる。」
介護する人も、心の負担を同様に
こころが寝たきりになると、から
感じるとともに、肉体的にも大きな
だが寝たきりになってしまいます。
負担を感じています。
自分の力で立ち、歩き、トイレへ行
2005年、日本は福祉先進国であ
く。その一歩を踏み出す勇気が自
る欧米諸国を抜いて、5人に1人が
分らしい生活を取り戻す第一歩に
高齢者という、
「世界一の高齢社会」
なるのです。
ユニ・チャームの考える介護ケア
環境保全活動
排泄介護に最適な商品情報
●無料介護相談
「ライフリーいきいきダイヤル」
0120-041062(よいおむつ)
介護の悩みに専門アドバイザーがお応えします
●在宅介護のための排泄ケア相談
「排泄ケアナビ」
●「ライフリーいきいき介護」
http://www.unicharm.co.jp/
kaigo/index.html
●女性のための尿漏れケア相談
「尿漏れケアナビ」
http://www.nyoucare.jp/
index.html
社会にとっても、ますます重要な問
題になってきています。家族を中心
としたファミリーケアでは限界とな
り、地域社会全体でのコミュニティー
ケアの必要性も高まるため、メーカ
ーや地域に密着した小売業など、企
なってきます。
職場づくり
案していきます。
専門医に直接相談できるコーナーもあります
でいくにしたがい、この介護問題は
業に求められる役割はさらに重要に
協力体制
「歩かなければ、歩けなくなる。
心の負担は計り知れない大きなも
となり、その後急激に高齢化が進ん
企業経営
ひとりの生きがいを尊重した個別ケ
ユニ・チャームは日本およびアジ
も見られたくないのは排泄の場面で
製品とお客様
施設の方への
コミュニケーション冊子
排泄リハビリケアシステムの
解説ビデオ
社会活動
10
ユニ・チャームの製品づくり
生活者の視点に立つ、
ユニ・チャーム6事業の
製品・サービスコンセプト
ベビーケア
私たちユニ・チャームは、NOLA&DOLAの事業ビジョン
のもと、ライフサポートインダストリーとして、6つの事
業をダイナミックに展開しています。高品質の追求とシ
ェアトップを目指す積極的なマーケティングで成長を続
け、皆様の生活をサポートします。
フェミニンケア
ヘルスケア
育児生活向上のために
女性の快適を科学する
介護品質の向上を目指して
ベビーケア事業本部
マーケティング部 国内ディレクター
フェミニンケア事業本部
マーケティング部ディレクター
ヘルスケア事業本部
AIマーケティング部ディレクター
岡 盟
米本 薫
池田 浩和
ベビーケア事業では、
「育児生活
生理用品の国内唯一の総合フル
「生命の歓びを追求する」
という事
向上企業」を事業理念に、育児生活
ラインメーカーとして、
「 女性の快
業理念のもと、介護品質の向上によ
での笑顔を増やしたいと製品づくり
適を科学し、自由を創造する」とい
る生活の質の向上を目指して、商品
をおこなっています。
う事業理念のもと、
「ソフィ」ブラン
とサービスの両輪での取り組みに
ドから安心と快適を実現する製品
日々邁進しています。
少子化と核家族化が進み、身近
な赤ちゃんは我が子が初めて、とい
の 開 発・改 良 に 注 力 し て い ま す 。
う家庭が増えています。
「生まれたば
2003年10月には生理用ナプキンで
かりの赤ちゃんに戸惑いの連続で、
初めてのワイドタイプ夜用新製品
慣れてきたらハイハイが始まって、毎
「ソフィワイドガード」を新発売し
日のおむつ替えは格闘です。」そんな
声が多数寄せられています。
ました。
「 寝 たきりゼ ロを目指して」をス
ローガンにした、1995年のリハビリ
パンツ発売に続き、2004年3月には、
「座ることから始まるリハビリ」をコ
ンセプトとして、安心して離床促進
生理期間中もっともトラブルの
に取り組める「ライフリー座っても
お子様の成長を喜ぶと同時に、新
多い夜用で高い満足度をご提供す
安心尿取りパッド」を発売しました。
たな頭痛の種を抱えるお母さんたち
ることによって、高い市場シェアを
「寝たきり」
と思われていた方の中
に、新しい価値を持ったベビー用品
獲得するとともに、夜用ナプキン市
には、実は座ることのできる方が多
を使ってもらうことで、少しでも身体
場を大きく成長牽引することがで
くいらっしゃいます。天井だけを見つ
的・心理的・時間的な負担を減らし
きました。
める生活から、ご家族と同じ目線で
たい。そして、笑顔あふれる育児生
活を応援したい。
1992年に発売した「ムーニーマン」
また、市場において圧倒的NO.1
シェアの生理用タンポンでは、啓発
過ごす生活により、ご本人の心身機
能の向上にもつながります。
活動の一貫として従来の媒体広告だ
ご本人の尊厳を守り、介護する方
は、世界初のパンツタイプ紙おむつ
けではなく、流通の皆様のご協力を
のゆとりが創出できれば、より理想
として育児生活を一変させました。リ
得ながら、店頭での「お知らせカー
的な介護が実現できます。
「すべては、
ニューアルを重ね、現在では下着に
ド」の設置、雑誌広告、Web情報サ
微笑み合える介護のために」このラ
限りなく近い紙おむつとして、市場ト
イトの充実などを進め、商品特長を
イフリーブランドのビジョン実現に向
ップの評価をいただいています。
理解促進する情報提供活動に努め
けて、今後ともケアシステムの創造
成長段階に合わせた紙おむつをメ
ました(
P18)
。このような
に力を尽くします。
インに、水の中でもふくらまない水遊
活動を通じて、消費者の皆様から
一方、メディカル事業では、2003年
びパンツ、おむつはずれを応援する
「信頼と親しみのあるブランド」とし
に新形状の不織布マスクを発売しま
トレーニングパンツ、一晩ぐっすり眠
てブランド支持率NO.1の評価をい
した。つらい風邪や花粉に悩む生活
れるおねしょパンツ、それぞれに合わ
ただいていることは、うれしい限り
が少しでも楽になるように、これからも、
せたおしりふき用ウェットティッシュを
です。私たちは、今後も、女性の自
お一人おひとりが身体能力を最大限
ラインナップし、お子様が快適に楽
由で快適な毎日を支えるため、新し
に活かし、また、笑顔にあふれた自分
しく紙おむつから卒業してくださるこ
い市場を創造していきます。
らしい生活を送るための商品、サービ
とを心から願っています。
スの開発に取り組んでいきます。
11
クリーン&フレッシュ
ペットケア
ユニ・チャームのCSR
幼児教育
清潔で美しく
快適なライフスタイルへ
健康と清潔で
ペットの暮らし快適に
一人ひとりとのふれあい教育
で、光り輝く子どもたちを育む
C&F事業本部
マーケティング部ディレクター
ユニ・チャームペットケア(株)
トイレタリー商品部長
ユニ・チャームエデュオ(株)
代表取締役社長
佐伯 博司
中井 忠
白石 靖
製品とお客様
企業経営
クリーン&フレッシュ事業は、ユ
ユニ・チャームペットケア(株)で
1 9 8 6 年 、N O L A & D O L A
ニ・チャームのコア技術である「不
は「健康と清潔でペットの暮らし快
織布、吸収体加工技術」を基盤とし
適に」を企業姿勢として、業界に対
スタートした幼児教育事業。17年間
た商品、サービスを通じて、お客様
して新しい価値を創造し続けていま
に大勢の子どもたちが巣立っていき
に清潔、衛生・新鮮を提供し、人・
す。企業姿勢にもあるように、当社
ました。
P08)ポリシーのもとに、
(
物・場の快適環境を創造することを
のお客様はペットであり、
その健康の
21世紀をむかえ、教育の質・環境
理念としています。不織布のもつ基
維持・増進を図ること、そしてペット
が大きく変化した今日、新たな視
本機能を活用して、忙しい主婦に革
たちが快適に飼い主と共に暮らせ
点でより豊かな教育サービスをご
新的なワイプス製品を提案し、
「簡
る環境を提供することで、結果とし
提供していくために、2003年、
(株)
単・便利・衛生的」な生活の実現に
て飼い主の方々から高い評価をい
ウィザス(本社:大阪)と共に、ユ
貢献しています。
ただけるものと考えています。
ニ・チャームエデュオ(株)を設立し
職場づくり
ました。
2001年に発売したお掃除用シー
当社では、ペット業界でも人間と
トのウェーブシリーズはホームケア
同じように高齢化が進んでいること
エデュオとは、エデュケーショ
市場に革命をもたらし、その技術は
に早くから着目し、
「愛犬元気」
「ね
ン(education)+デュオ(duo)を組み
世界各国で採用されています。また、
こ元気」
「ゲインズ」を中心に「7歳以
合わせた造語で、保護者の皆様と
1978年発売の化粧パフ「シルコッ
上用」
「11歳以上用」
といった高齢用、
私たち全講師・スタッフが二重奏を
ト」
、1998年発売の「シルコットウェッ
また、
「体重が気になる用」
「小型犬
奏でるように、子どもたちの明る
トティッシュ」シリーズは、
「お肌にや
用」
「毛玉ケア」などのフードの品揃
い未来を育んでいきたいとの願い
さしいスキンケア商品」として、お客
えをおこない、業界をリードし続け
が込められています。
様からNo.1のご支持をいただいてい
ています。
教育の柱は3つあり、0歳からの
ます。さらに、
「クックアップキッチン
またトイレタリー用品では、排泄
才能開発教育「どんちゃか才能教
クロス」は、
「クッキングペーパー」と
ケアカテゴリーを重点に商品を展
室」、幼稚園・小学校受験準備教育
いう常識を変え、ぬれても破れず、
開し、
「デオシート」
「デオトイレ」な
「理英会」を中心とした幼児教育事
何度も洗って使える「クッキングタオ
どは業界NO.1、
「デオサンド」も高
業に加え、2004年3月には、早期
ル」です。添加物を使用しない製法
いご支持をいただいています。また
英語教育の「ブルードルフィンズ」
で、食品やお子様にも安心してお使
一昨年に新発売した「ペット用紙お
を浦和に開校しました。私たちは
いいただけます。ワイプスを使用す
むつ」は、発売当初から国内のみな
これからも、一人ひとりを見つめ
ることで、水と洗剤使用量を軽減し
らず欧米企業・メディアからも注目
た教育を実践し、お子様のやる気
た環境配慮のキッチンライフを実現
され、特にテレビCMでは、コンクー
や笑顔を引き出していきます。
します。また、製品性能向上に加え、
ルにおいてペット業界で初受賞しま
詰替えや付替えシステムの提案によ
した(
り、廃棄物問題の解決にも力を尽く
健康と快適を願う気持ちは、今もこ
しています。
れからも変わることはありません。
P19)
。ペットたちの
協力体制
環境保全活動
社会活動
12
品質保証体制
製品の品質維持・向上は、ユニ・チャーム全事業の生命線
お客様満足度を指標に、
品質マネジメントシステム
を運用
品質に対する考え方
お客様満足度の向上を目
指して
です。私たちは、
「品質マネジメント=品質経営」という
視点に立ち、全社品質保証体制を構築。お客様の満足度
を指標にした、品質マネジメントシステムを運用してい
ます。
全社品質保証体制
「品質経営」という視点に立った
品質マネジメントシステム(QMS)の運用
ユニ・チャームの社是では、「市
品質マネジメントシステム=品
監査結果については、是正・予防
場と顧客に対し、常に第一級の商
質経営であるという考えから、「品
処置をとりながら継続的改善につ
品とサービスを創造し、日本及び
質方針=中期経営計画」
「品質目
なげるとともに、全社マネジメン
海外市場に広く提供する」とうたっ
標=中期経営計画に基づく半期毎
トレビューである品質保証委員会
ており、品質の維持と向上は各事
の各部門目標」と位置付けていま
(四半期毎に開催)で情報を共有し
業の生命線です。
す。各プロセスの目標進捗管理だ
仕組みの見直しなどを協議してい
品質は、製造部門だけの責任で
けではなく、運用の妥当性と有効
ます。(社内外のセミナーに参加し
はなく、商品の企画・マーケティン
性を確認するために内部品質監査
内部品質監査員の資格を有する者
グから設計・開発、購買、物流など
と外部審査機関による定期審査を
は142名、JAB認定のQMS審査員
全社一丸となってつくり込むもの
それぞれ年2回実施しています。
補は2003年度に3名養成)
です。ユニ・チャームは、グローバ
■ユニ・チャームの品質マネジメントシステム
ルスタンダードであるISO9001に
顧客志向
基づく品質マネジメントシステム
を開発から販売までの各プロセス
に適用して構築し、2002年7月に
認証を取得しました。現在では
2,000名以上の規模で取り組み、お
客様満足度の向上を目指してい
ます。
品質方針
お
客
様
の
求
め
る
も
の
マネジメントレビュー
品質保証委員会
(四半期毎)
品質目標(部門別)
資源の運営管理
顧
客
情
報
プ
ロ
セ
ス
製
品
開
発
プ
ロ
セ
ス
設
備
開
発
プ
ロ
セ
ス
資
材
購
入
プ
ロ
セ
ス
製
造
プ
ロ
セ
ス
販
売
計
画
・
納
品
継
続
的
改
善
測定・分析および改善
内部品質監査/外部定期審査(各年2回)
製造を担うユニ・チャームプロダクツにおける品質管理
品質管理部と品質管理グループが
お客様の声に応える品質改善を実行
ユニ・チャームプロダクツには品
製品の品質記録の保持、お客様か
質管理の本部機能として品質管理
らの製品へのご指摘に対する対応
部と各工場・製造所の品質管理グ
などです。また、年に1度、全社の
ループがあります。
品質向上の成果発表会を開催し、
品質管理部の役割は新商品・リ
ニューアル品の設計審査の運営、
定量的な成果の確認と品質意識の
向上につなげています。
お客様相談室に寄せられる情報の
2003年度のお客様からのご指摘
把握と品質改善の推進、資材品質
の声は、2000年度から半減し、最
の向上、製造委託先の品質指導、
も注力した異物混入に対しては、
海外現法の品質支援など。品質管
ラインへの視覚認識装置の導入で
理グループの役割は、品質目標に
大幅に改善されました。
対して製品の品質を近づけること、
海外工場 品質管理責任者の教育
お
客
様
満
足
製品の安全性
ユニ・チャーム製品の多くは、使用されるお客様の肌に
お客様に「安全」に
「安心」して使用いただける
製品のため
13
直接ふれるものです。人体への有害な化学物質の削減は
もちろん、薬事法の規制にのっとった法の遵守を全うし、
商品を買って使われるお客様の「安全」と「安心」を第一
に考えた“ものづくり”に努めています。
ユニ・チャームのCSR
安全性確保の取り組み
お客様の「安全と安心」のため製品の安全性確保に取り組んでいます
「有害物質を含有する家庭用品の
ています。現在、これらのデータは
規制に関する法律」
「 月経処理用タ
お客様に製品説明を正確におこな
ンポン基準」
「生理処理用品基準」の
う上で大切な役割を担っています。
製品とお客様
遵守はもとより、(社)日本衛生材
料工業連合会の自主基準である、
「紙おむつ自主基準」
「おしりふき自
■資材の安全性についての基本的な考え方
主基準」
「生理処理用品自主基準」に
企業経営
定められている試験を実施し、不
上
乗
せ
基
準
具合のないことを確認しています。
また、人体への有害性が明らか
な化学物質の混入を未然に防ぐよ
自社基準
物理刺激
業界基準
う、資材原料を納品しているサプ
有害物質
法規制
協力体制
ライヤー各社にご協力いただき、
製品安全のために情報共有を図っ
職場づくり
薬事法の遵守
薬事法に基づいた“ものづくり”
当社が販売している商品で、薬事
私たちは、当社製品をご使用いた
法の規制を受けている商品群は、
だいている皆様に、安心していただ
生理用品のうち、ナプキンは医薬部
ける製品づくりに努めています。
環境保全活動
外品、タンポンは医療用具として、
また、赤ちゃん用のおしり拭きは化
粧品として分類されています。
■薬事法に基づく法遵守
社会活動
薬事法の規制を受けた製品は、
品質
しなければなりません。また、その
製品を製造する工場は、建物の構
造設備、製造設備、試験検査設備、
管理者などにおいて工場で生産す
るための規制があり、その生産活動
工場への規制
製品への規制
品質、安全性および有効性を確保
製造管理
医薬部外品(生理用ナプキン)
医療用具(月経処理用タンポン)
●化粧品
(赤ちゃんのおしり拭き)
●
●
有効性
構造設備
安全性
も製造管理および品質管理面の規
制( GMP:Good Manufacturing
Practice)に基づいた管理をおこな
い、製品を市場に出しています。
品質管理
原材料検査
●製造管理
●製品検査
●
お客様へ
14
品質保証の取り組み
ユニ・チャームは、お客様に安心して使用いただくため
安全で品質の確保された
製品をつくるための
消費者視点での取り組み
の、資材と製品の安全検証をおこなっています。資材調
達、製品の設計・開発段階、製造、廃棄に至るライフサイ
クルすべての側面からとらえ、製品の品質保証を確実な
ものにしています。
資材調達から廃棄まで各工程での取り組み
資材調達
商品設計
製造工程
使用資材上の安全性
開発から生産移行までの
ゲートチェック
品質安定性の向上
厳しい安全性評価基準を
すべての使用資材に
商品開発から
生産にいたる責任もった
複眼的検査体制
品質マネジメントシステム
標準化で出荷までの
確実なチェック
製品の使用資材は、ユニ・
新商品・リニューアル開発に
品質マネジメントシステムに
チャームで定めた安全性評価
対し、開発から商品化、生産
基づき、資材受け入れから生
基準に適合したもののみ導入
移管までの各段階において、
産、出荷までを作業手順書な
し、製品の安全性を確立して
設計審査と設計評価を実施し
らびにチェックリストで各工程
います。
ています。関係部門が複眼的
での作業を標準化しています。
使用資材の安全性評価の基
に検討し、承認をおこなう設
また、実施した結果は、品質
準は、法規制化されている化
計審査、設計評価会議を通し
記録として保管しています。市
学物質の排除、皮膚刺激性の
て、品質のつくり込みをおこ
場に出荷した製品については、
確認、環境ホルモン等の有害
なっています。
ロットナンバーにより品質記録
物質の排除からなっており、こ
なお、薬事法規制対象品は、
を確認できる体制が整ってい
れらの基準を満たした資材の
製造する品目ごとに、厚生労
ます。
みを使用しています。これによ
働省および都道府県に承認申
さらに、薬事法規制対象品
り人・環境に対する化学的・物
請をおこない、品質・安全性
を製造する工場は、製造業の
理的要因によるリスク低減を
および有効性の審査により、
許可を受け、製造する品目は、
図ることができます。この仕組
承認を得ておくことが必要で
製造管理および品質管理の規
みにより、お客様からの問い
す。
制に基づく管理下で、商品の
合わせに対しても、資材の安
ロットごとに出荷判定をおこな
全データを提供することが可
い、市場に出荷しています。
能となっています。
お客様の声を活かした製品開発のために「お客様の声の共有会議」実施
資材調達から廃棄まで、すべての工程において、製品やサービスに対するお客様の声を反映することは、品質保証にとっ
て不可欠なプロセスです。
品質保証室では、お客様相談室の専任アドバイザーの気になる声の共有会議を毎月開催し、製品への具体的な要望に対
しては、関係部門と情報を共有し、品質向上につなげています。
2003年度は、共有会議で提示された課題の6割が改善できました。
P18 お客様情報のフィードバック
15
ユニ・チャームのCSR
流通
購 入・使 用
廃棄
輸送・保管時の取り組み
わかりやすい商品情報表示
製品・容器包装への取り組み
輸送・保管に伴う
品質保持への責任
Wチェック体制で
わかりやすく正しい
商品情報表示を
廃棄時のさまざまな
負担の軽減と安全性の
確保への取り組み
お客様のお手元まで、変わ
すべてのお客様にとって正し
らない品質をお届けできるよ
くわかりやすい情報表示をする
廃棄時の負担を軽減すること
う、輸送状況や保管状態を考
ために、商品設計の中に表示
は、消費財メーカ―である当
慮した段ボールやパッケージ
確認体制を明確に位置付けて
社の永遠のテーマです。紙お
包装の資材選定、設計をおこ
います。
むつは製品性能向上により、
なっています。
製品をより小さく薄くし、
パッケージなど表示に関する
9年前の40%以上の薄さとな
お問い合わせやご要望は年間
りました。1日当たりの使用
約600件あります。商品のコン
枚数も、1982年の7.7枚/日※1
セプトがわかりやすいか、正し
から2003年には4.4枚/日 ※2
く伝わるか、誤認を与えるよう
と減っています。
な表現はないか、使用方法は
トップブランドの「ムーニー
わかりやすいか、などを複眼的
マン」では、小さく丸めて捨て
な表示確認体制で改善に取り
られるテープを付け、リニュー
組んでいます。
アル発売をしました。
表示確認は週1回の表示確認
2003年度の容器包装排出量
会議である「コミュニケーション
は7,010トンで、売上増の影
保証会議」を開催し、4部門(事
響で増加しており、前年比で
業本部、お客様相談室、法務部、
は紙製容器包装+4.9%、プラ
品質保証室)
でのチェックをおこ
製容器包装+10.1%、総計
なうこと。さらに、表示確認表に
+8.6%となりました。
基づく版下での表示確認によ
また、最終工程の製品廃棄
る、Wチェック体制としています。
時の安全確認として、構成素
このように、お客様の声を反
材の焼却灰分・燃焼性ガス成
映した、使用者の立場からの商
分等の試験を実施し、環境・
品情報表示を心がけています。
人体への安全性確保に努めて
商品情報表示例①
紙パンツと組み合わせて使用していただく尿とりパッドは、パ
ッケージ正面に「パンツ用尿ガード」
と表示されていました。そ
れに対して、お客様から
「どんな時にどう使えばいいのかわから
ない」というご意見をお客様相談室にいただきました。そのよ
うなご意見を反映し「紙パンツ専用尿とりパッド」
という表示を
追記しました。
商品情報表示例②
生理用品タンポンに関しては、使い方がわかりにくいというご意見を
いただくことがあります。パッケージの裏面に商品説明をのせ、初め
てお使いになる方にもわかりやすく安心して使っていただけるよう工
夫をしました。
製品とお客様
います。
※1
※2
出所:日本衛生材料工業連合会「紙
おむつのQ&A」
ユニ・チャーム調べ
企業経営
協力体制
職場づくり
環境保全活動
社会活動
16
ユニ・チャームの研究開発(R&D)
お客様への「やさしさ」を
貫くための、研究と開発
お客様はより厳しく
「良いもの」を求めています。安全性、
品質、環境への負荷、さらに「使いやすさ」
「無駄のなさ」
といった実用性・機能性も含め、お客様の立場に立った
製品の研究開発をおこなっています。
消費者環境意識調査
安全性・品質と環境への負荷
高まる消費者意識
開発本部では2000年度より、消
費者環境意識調査を毎年実施して
重要である
まあ重要である
どちらともいえない
あまり重要でない
重要でない
不明
も重要課題として位置付けて日々
品質
開発しています。
安全性
います。その中で最近では特に、
今後もお客様に安心して使用し
製品の安全性・品質の強化を求める
ていただけるよう、安全・品質・環
声が高まってきました。環境へのニ
境と取り組みを強化していきます。
ーズも年々高まっており、私たち
48.6
価格
42.6
57.3
31.3
55.3
33.1
環境への 29.1
配慮
(%)0
39.1
50
100
消費者の日用雑貨品購入重視点
商品開発の基本的な考え方と2003年新製品の事例
「商品に込められた想い」
開発本部 第1開発部 三嶋 祥宜
ベビー用紙おむつの商品開発を担当する私たちの部門
では、育児に携わるお客様に「豊かな心と微笑み合える
関係を育む、やさしさを持った商品」を永続的にご提供
することをポリシーとして掲げています。
私は、新生児用紙おむつ「ムーニーおしりピュア」の開
発を担当しました。
生まれたばかりの赤ちゃんは、母乳やミルクのため、う
んちはゆるゆるの状態で、1日10回くらいうんちをします。
「ゆるゆるうんち」はおしりに広がりやすく、「こまめ
に交換しないと、カブレてしまう」
「背中からモレて服が
でゆるゆるうんちとの格闘を続けてきたおかげで、今で
は社内で「うんち博士」の異名をとるまでになりました。
そして、2004年2月「ムーニーおしりピュア」を発売す
ることができました。ゆるゆるうんちが広がらないよう
に、おしり部分のくぼみでせき止める「うんちポケット」
を新採用しました。ゆるゆるうんちが広がることによる
さまざまな問題を軽減することができ、その結果、86%
もの皆様方から「使いたい」とお声をいただくことができ
ました。
お客様とお話している時、赤ちゃんが笑顔を見せてく
汚れてしまう」
「 おしりをキレイに拭き取るのが大変!」
れると私たちもうれしくなり微笑んでしまいます。お母
というさまざまなご不満の声をお聞きしました。なんと
様の赤ちゃんへの愛情を肌で感じることができ、わずか
かその声にお応えしたい!と生まれたばかりの赤ちゃん
ながらお母様のお気持ちに一歩ずつ近づくことができる
特有の「ゆるゆるうんち」に着目して、「ムーニーおしり
この活動は、私たち商品開発者にとっての原点なのだと
ピュア」
を開発しました。
思います。「やさしさをつくる。やさしさでささえる。」
どうしたらこの大命題を解決できるのかと試行錯誤を
この想いを商品に込めて、これからもお客様のご要望に
繰り返しましたが、「絶対あきらめないぞ!」という執念
ますますお応えできるよう、商品の開発を続けていきます。
「ゆるゆるうんち」に着目した
『ムーニーおしりピュア』
開発スタッフ会議にも熱が入りました(中央:三嶋)
© DISNEY
Based on the "Winnie the Pooh" works,
by A.A.Milne and E.H.Shepard
消費者座談会
「もっと、お客様の声を」
ベビータウン座談会を
開きました
赤ちゃんを持つお母様の生の声に、もっともっと応えて
17
いきたい。顔を見て、膝をつけ合わせてじっくりとお話
をしたい。この思いが、座談会で実現しました。6名の
お母様のご意見は、おそらく多くのお母様の声を代弁し
ているのではないでしょうか。
ユニ・チャームのCSR
サイトユーザーのお母様6名をお招きし「紙おむつ
と環境」をテーマに、率直な生のご意見をお聞かせい
ただきました。
布おむつと紙おむつを比べて、
どんなことを感じますか?
「布おむつを使っていたとき、洗う水の量と洗剤につ
いて考え、疑問を感じました。」
製品とお客様
「子育てにはゆとりが大事です。その点で、育児を助
けてくれる存在が紙おむつですね。
」
「紙おむつのゴミの量が悩みの種です。もっと小さく
なれば捨てやすいと思います。」
企業経営
廃棄するときは、どうやって捨てていますか?
「臭いを吸収するので、新聞紙で包みます。
」
「レジ袋に、ごみを出す日まで入れておきます。
」
座談会に集まっていただいたお母様とお子様
「おしっこの付いたおむつは普通に捨ててます。
」
「捨てるときに、うんちは取るといった、使う側のマ
今使っている紙おむつの、
どんなところが気にいってますか?
協力体制
ナーが大切だと思います。」
「ビンや缶のように、紙おむつ専用の収集所があれば
「値段と品質のバランスです。」
いいのではないでしょうか。」
「子どもの体型に合ってることです。」
「お尻が蒸れやすいので、通気性が良いことですね。
」
この他にも、「パッケージの表示について」
「こんな
「プーさんの絵柄です。色つきおむつ ※ ができたら、
紙おむつがあったら…」など、多くのご意見をいただ
かわいいですね。」
きました。また、「子どもを託児室(本会場に隣接)に
※
2004年2月発売の新ムーニーマンLサイズ/ビッグサイ
ズは、男の子用はブルー、女の子用はピンクのカラーおむつです。
かわいい柄がおむつ全面に散りばめられていて、より下着のような
かわいさに近づきました。
http://www.unicharm.co.jp/products/ba_02.html
預けるのは不安でしたが、久しぶりに自分だけの時
間を取り戻せてうれしい」とのご感想もあり、実りあ
る楽しい会となりました。
環境保全活動
社会活動
ベビータウン
複数の企業で運営する、赤ちゃんとママ・パパのポータルサイト
「ベビータウン」は、赤ちゃんと
の暮らしを見つめ続けてきた企業
招きし、この「環境座談会」を実施
しました。
が提携し、これからパパ・ママにな
今後も、サイト内にてさまざま
る方や、21世紀の育児を応援する
な企画を実施し、お客様とのコミュ
ために育児情報をお届けするベ
ニケーションを図っていきます。
ビーポータルサイトです。
当社は、2003年度にサイト上で
環境アンケートを実施(3,656名回
答)、またサイトユーザー6名をお
職場づくり
●サイト運営企業
和光堂(株)
、(株)千趣会、
コンビ(株)、ユニ・チャーム
(株)
http://www.babytown.jp/
18
お客様とのコミュニケーション
お客様相談室を通じた
相互の信頼づくりと情報発信
「こんな商品があったら」という声に、いち早く耳をかた
むけること。私たちは、お客様相談室に寄せられた、あ
らゆる声に誠意をもって応え、製品の改善と開発に反映
しています。また、消費者が求める情報への丁寧で速や
かな発信を心がけています。
お客様情報のフィードバック
お客様相談室のフィードバックでより良い製品開発に取り組んでいます
お客様相談室では、年間約7万件
から介護のご相談まで幅広くいただ
様情報データベース
(ACVIS)にて、
の貴重なご意見をいただいています。
いています。サンプルの提供や使用
関係部門と共有できるシステムを構
ご意見をお寄せいただいたお客様
方法の説明など、お客様のニーズに
築しており、お客様相談室主催でお
に対して、迅速で誠意ある対応を心
合った情報をご提供し、安心して製
客様の声の報告会をブランドごとに
がけ、満足の向上を目指しています。
品をお使いいただけるよう努力してい
毎月開催し、商品・サービスへの反映
お問い合わせの内容は、製品の特長
ます。また、寄せられたご意見はお客
に努めています。
お客様への情報発信
タンポン消費者への啓発活動を実施
2003年5月、TSSに関する正し
先に考え、お得意様のご理解とご
い情報提供のため、全国タンポン
協力を得て、いち早くこの情報を
同業会と共に、タンポンの正しい
提供することを第一に、さまざま
使用を呼びかける啓発活動を実施
な活動を実施しました。
しました。
店頭への「お知らせカード」の掲
当社は、調査の結果、タンポン
示、女性誌やホームページへの情
の過度な長時間使用などによって、
報掲載、パッケージへの記載、お
ごくまれに「トキシックショック症
客様相談室でのお問い合わせ対応
候群(TSS)」※ を発症するおそれが
などをおこなっています。また、
ある事実を確認しました。
2003年5月の第102回日本皮膚科学
タンポン使用時のTSSは、「使用
会総会では、医師の方々と当社生
前には必ず手指を清潔にする」
「過
活科学研究所が、TSSとタンポン
度に長時間使用しない」
「 経血量に
使用に関する共同発表をおこない
合わせて必ずこまめに取りかえる」
ました。
など、使用上の注意で予防するこ
とができます。
消費者の皆様の安全確保を最優
今後もタンポン製造販売企業と
して、TSSに関する調査・研究に取
り組んでいきます。
タンポン使用の際の
注意事項を記載した
「お知らせカード」
※トキシックショック症候群:
TSS(Toxic Shock Syndrome)
TSSは、特定の黄色ブドウ球菌が産生する毒
素が原因で起こる急性疾患で、タンポンの使
用の有無に関係なく、切り傷や火傷でも発症
する可能性があり、年齢や性別に関係なく発
症することが報告されています。TSSを発症
すると急な発熱、めまいを伴う血圧の低下、
嘔吐、発疹などの症状が現れます。
消費者コミュニケーション
ステークホルダーとの双方向コミュニケーションサイト「CSR Consortium」
当社は、(株)ディ・エフ・エフの
をお伝えし、読者が直接ご意見・ご
主催する
「CSR Consortium」
を通じ、
質問を記載できるシステムとなっ
ステークホルダーの方々との双方
ています。
向コミュニケーションをおこなっ
ています。
サイト上では、CSR部長が当社
のCSRの考え方や今後のビジョン
寄せられた声の一つひとつにき
ちんと回答し、事業活動への反映
に努めています。
http://www.csrc.jp/
19
ユニ・チャームのCSR
お客様の声を活かした製品/受賞報告①
発売直後からNo.1商品「超立体マスク」の高い評価
発売直後にNo.1商品になった「超
立体マスク」には、花粉用、かぜ用
の2種類があります。従来のガーゼ
や、プリーツマスクにない差別化
同商品は多くのメディアを通じ
て ご 紹 介 い た だ き 、「 点 字 毎 日 」
(2003年10月23日号)にも掲載され
ました。
機能が消費者のご支持をいただき
ました。「花粉用」は、顔にぴった
りフィットし花粉の進入を防ぎ、
「かぜ用」は、のどの痛みがつらい
時にのどをうるおします。2品に共
通し、口元にできる空間で息もし
やすく、耳も痛くならない機能は
「超立体マスク」でしか実現できな
い特徴として高く評価をいただい
ています。
●日経BP社
「日経デザイン賞2003年プロダクト部門
銀賞」
●日経ホーム出版社
「日経トレンディBest 30 for 2003 23位」
●サンケイリビング社
「第10回助かりました大賞家庭用品部門
入賞」
●ダイヤモンド社
「Chain Store Age金の棚賞2004非食品
部門入賞」
他
>>>受賞担当者コメント ①
「超立体マスク」は、花粉症で
悩む多くの方々に、かぜでのどが
痛む方々にお役立ちできる商品で
す。とりわけ生活環境の悪化した
中で忙しく生活する現代人にセル
フケアを提案できた商品となりま
した。結果的に消費者の方々から
「もう、無くてはな
らな い 必 需 品 で
す。」
「本当に助か
った。」といった評
価は、商品担当と
して最高に喜ばし
い瞬間です。
ヘルスケア事業本部
製品とお客様
企業経営
協力体制
メディカルマーケティング部 坂本 裕 お客様の声を活かした製品/受賞報告②
職場づくり
ウェーブマルチワイパーが第9回「助かりました大賞」を受賞
2003年2月、ウェーブマルチワ
イパーが、第9回「助かりました大
賞」を受賞し、サンケイリビング新
聞社より感謝状と盾を授与されま
した。
「助かりました大賞」とは、リビン
グ新聞読者である消費者6,000人が
選考し、
「使ってみて、便利だった、
>>>受賞担当者コメント ②
ウェーブマルチワイパーの開発は
「手軽に楽しくお掃除したい。でもどう
したら? 」の 声 から
始まり、操作性や色、
形まで、社内も含め
た多くのお客様、と
りわけ主婦の皆様の
声をもとに完成しま
した。この商品には、
お客様の「これ、いいよね」という思い
が詰まっています。
今後も、
「これ便利なんだよ。知っ
てる?」と話題にしていただける商品
を生み出せるよう、努力していきます。
開発本部 第4開発部 土屋 明美
助かった」新商品に贈られる賞です。
お客様の声を活かした製品/受賞報告③
「ペット用紙おむつ」テレビCMが、
「第43回消費者のためになった広告コンクール」銅賞を受賞
ユニ・チャームペットケア(株)の
「 ペ ッ ト 用 紙 お む つ 」の テ レ ビ コ
マーシャルが、2003年11月に「第
43回消費者のためになった広告コ
ンクール」で銅賞を受賞しました。
(社)日本広告主協会による同コ
ンクールは、消費者の視点で真に
役に立った優れた広告を評価する
ものです。
「自分でしてるのわからないんです」 「家族だから…」
環境保全活動
「最期まで家にいるんだね…」
社会活動
20
株主の信頼と事業の成長
めまぐるしい社会の変動の中、常に信頼に応えられる企
安定した経営と企業価値の
向上による、株主利益の確保
業であるため、コーポレート・ガバナンスの強化に取り組
んでいます。1999年の執行役員制度の導入による公正
な運営、そして経営を支えていただく株主の皆様への利
益還元を確保しています。
ガバナンス体制
コーポレート・ガバナンスの強化で、公正な経営を維持
当社は、社是に基づいた「正しい
者として毎年、株主総会終了後の取
議長が設定した業務執行上の重点
企業経営」推進のため、コーポレー
締役会にて選任。取締役会は、執
課題について常任メンバーと関連
ト・ガバナンス強化およびCSR推進
行役員を兼務しない取締役の中か
執行部門が全社の経営状況に鑑み
を最重要課題として取り組んでい
ら監督機関の長として取締役会会長
て、適切かつ迅速に課題解決にあ
ます。日経ビジネス誌「コーポレー
を選任することで、監督と執行の分
たっていきます。
トガバナンス総合ランキング」
離を進めていきます。
さらに、当社は監査役会設置方
( 2 0 0 3 年 1 2 月 1 日 号 )で は 、 上 場
また、業務執行に対する取締役
式会社として、半数以上の社外監
2,259社中8位の評価をいただきま
の監督強化と業務執行上の課題に
査役選任を法施行より2年先駆けて
した。
対する迅速な意思決定強化のため、
実施します。これにより、社内監
当社の経営管理機構の整備は、
取締役兼執行役員を常任メンバー
査役2名に社外監査役2名が加わっ
従来の取締役と監査役という経営
として構成する「業務執行会」を新
た計4名の監査役会により、取締役
形態の中、1999年6月に執行役員
設。業務執行会は、代表取締役兼
会に対する監査機能を強化してい
制度を導入しました。2004年3月
社長執行役員を議長として、毎月
きます。
現在の経営体制は、取締役5名、執
行 役 員 2 6 名( う ち 取 締 役 兼 務 者 5
■ガバナンス体制図
名)、監査役3名(うち社外監査役1
名)でした。ここから、さらなる企
業価値の拡大を目指し、2004年4
月に経営管理機構の改革を実施し
株主総会
監査役会
社内監査役 2名
社外監査役 2名
ました。
取締役会
監査
代表取締役兼取締役会会長
代表取締役 1名、取締役 3名
報告
監督、選任、決定の委任
執行体制
2004年6月29日開催の株主総会
代表取締役 兼
社長執行役員
後は、取締役の「社長」
「常務」など
の役付を廃止し、執行役員に対し
指揮
役を付し、社長執行役員は執行機
関の長として業務執行にあたりま
監査
内部監査室
監督
業務執行会
代表取締役兼社長執行役員
指揮
報告
監督
報告
執行部門
執行部門
執行役員
執行役員
取締役兼常務執行役員 3名
す。執行役員は各執行部門の責任
株主への利益還元
株主の支援に応える基本方針の確立
当社は、株主の皆様に利益を還
また、フリーキャッシュフロー
なお、株主の皆様とより良いコ
元することを最も重要な経営方
の活用については、将来の企業価
ミュニケーションを図るため、事
針の1つと考え、そのためにキャッ
値増大の観点から海外および国内
業報告書送付にあたりアンケート
シュ・フローの創出による企業価値
事業の業容拡大、研究開発、情報
葉書を同封し、頂戴したご意見を
の増大に努めています。株主配当
システム整備などの事業投資に対
経営に反映させるとともに、翌期
については、収益力向上のため企
して重点配分するとともに、株主
の事業報告書にてアンケート結果
業体質の強化および積極的な事業
の皆様への利益還元としての自己
を報告させていただいています。
拡大を図りながら、配当の安定か
株式の取得も適時おこなうなど、
つ継続的な増加の方針を堅持して
長期的な視点で経営効率化を進め
いきます。
ていきます。
今後とも、株主の皆様の信頼に
応える経営を進めていきます。
21
決算概況
ユニ・チャームのCSR
■財務ハイライト(2002年度∼2004年度)
過去最高の収益を達成
項目
2003年度(2004年3月期)は、国
連結決算
売上高(百万円)
単独決算
2002.3
2003.3
2004.3
2002.3
2003.3
2004.3
206,707
223,168
240,109
150,799
155,829
165,508
内外とも主力事業で順調に売上を
営業利益(百万円)
18,974
25,793
30,726
9,036
12,105
14,644
伸 ばし 、2 , 4 0 1 億 円( 前 年 同 期 比
経常利益(百万円)
19,147
25,895
31,120
11,627
14,995
18,645
11,658
当期純利益(百万円)
7.6%増)
と過去最高の売上高を達
1株当り当期純利益(円)
8,851
12,879
16,239
7,002
9,130
126.78
185.29
240.26
100.29
131.28
172.46
成しました。さらに、利益について
総資産(百万円)
187,060
187,987
209,002
122,771
123,112
141,135
は、国内事業では増収効果と販売
株主資本(百万円)
109,305
113,136
123,708
93,793
94,525
101,617
促進費などの経費の効率的な活用
株主資本比率(%)
58.4
60.2
59.2
76.4
76.8
72.0
8.3
11.6
13.7
7.6
9.7
11.9
株主資本当期純利益率【ROE】
(%)
により、また、海外事業においては
設備投資額(百万円)
12,916
14,811
19,049
―
―
―
売上拡大に伴う利益率の向上によ
減価償却費(百万円)
10,500
11,023
11,616
―
―
―
って、営業利益(前年同期比19.1%
研究開発費(百万円)
4,749
4,529
4,688
―
―
―
増)、経常利益(前年同期比20.2%
1株当り年間配当金(円)
―
―
―
20.00
24.00
28.00
■事業別売上高(単位:百万円)
■所在地別売上高(単位:百万円)
その他 11,266
した。
その他
ペットケア
今後も、長引く国内消費の低迷と
企業経営
協力体制
増 )、当 期 純 利 益( 前 年 同 期 比
26.1%増)
とも過去最高益となりま
製品とお客様
16,690
23,553
激化するグローバル競争の下、すべ
ての事業において、絶え間ない商
パーソナルケア
アジア
205,290
32,700
合計
合計
240,109
240,109
職場づくり
日本
190,718
品革新による付加価値の向上に、よ
りいっそう注力していきます。また、
■所有株式数分布状況(単位:%)
企業価値の向上と企業の社会的責
自己株式 3.63%
任を積極的に果たすため、経営管
理機構の整備とともに、全社員に対
12.12%
いっそう、強化していきます。
外国人
32.22%
22.79%
金融機関
http:// www.unicharm.co.jp/ir/
28.46%
企画本部 秘書広報IR室 広報IRグループ マネージャー
Relay Talk >>>>
C S R リレートーク
3
亀高 由佳
「企業価値の持続的向上を目指して」
企業活動に対して、社会から厳しい目が向けられるようになった昨今、企業の社会的責任や、それ
を継続的に実現するためのコーポレートガバナンスに、高い関心が寄せられています。当社は、時代
の要請による環境変化に敏感に反応し、常に大多数に先駆けた経営改革に取り組んでおり、外部か
らの評価も高いことを誇りに思います。
今後も、当社の正しい企業経営の姿を、お客様、株主を含むステークホルダーに、より適切にディ
スクローズ(情報開示)
し、ご理解とご支持をいただくことによって、持続的な企業価値向上を図って
いきたいと考えています。
環境保全活動
国内法人
個人、
その他
する「 正しい 企 業 経 営 」の 浸 透 を
証券会社 0.77%
社会活動
22
取引先との関わり
サプライチェーンマネジメント
による、信頼される製品流通
お客様に満足いただく品質のために、資材サプライヤー
各社との協力体制は不可欠です。私たちは、綿密なサプ
ライチェーンマネジメントのほか、物流、小売業、販売会
社などの取引先との協力関係をもって、責任ある製品流
通に取り組んでいます。
サプライヤーとのコミュニケーション
社会的責任を果たすためのサプライヤーとの協力関係
当社の事業規模が拡大する中で、
おこなってきました。
社の目指すものづくりの基礎にあ
製品を製造する上で、資材のサプ
説明会では、当社に寄せられた
たる部分です。今後も、国内外問わ
ライヤー各社は大切なパートナー
クレームやお客様の声を報告し、
ず各社と協力して、世界の皆様に
です。新素材や新機能の共同開発
製品を安全に安心してお使いいた
安心して使っていただける製品を
や安定供給だけでなく、近年、お
だくために「互いの品質保証体制の
提供していきたいと考えています。
客様が重視してきている、製品の
維持・徹底」、「資材に使用されてい
「安全性」
「 品質保証」
「 環境配慮」に
る全化学物質成分の調査徹底」およ
関する推進のためにも各社の協力
び、当社自主基準による「使用禁止
は不可欠です。
物質情報」について共有しました。
当社では、2002年度よりサプラ
P13-14
イヤー各社を対象に「品質方針説明
2003年は海外のサプライヤー各
会」を開催し、品質重視の姿勢を明
社にも範囲を広げ、国内同様の施
確に示すとともに、ご協力依頼を
策を推進してきました。資材は当
品質説明会(タイ)
グリーン調達の推進
アンケート実施による、環境取り組み状況の把握
2003年は新たに、グリーン調達
ました。
2004年は、当社からサプライヤー
推進の足がかりにするべく、サプラ
当社のLCA調査の結果から、サプ
各社に直接働きかけることで、まず
イヤー各社の環境問題に対する取
ライヤー各社での環境負荷が、当社
はサプライヤー各社の環境への取
り組み状況のアンケートを実施しま
の環境負荷で最も大きいことがわ
り組みのレベル向上を目指していき
した。アンケート結果から、企業に
かりました。グリーン調達は今後の
ます。
よって 環 境 対 策 へ の 取 り 組 み 状
環境負荷削減推進のためにはサプ
況が大きく分かれることがわかり
ライヤー各社の対応が不可欠です。
■サプライヤーアンケートの評価基準(一部抜粋)
評価項目
環境管理体制の
整備
資材材料の選定
省資源化
再資源化
表示
1.0点:十分
物流ロジスティック施策
省エネルギー
包装
ISO14001を取得しているか?取得予定はあるか?
2005年までに取得予定・
取得済
2005年以降に取得予定
取得予定なし
環境に対する取り組みを社外に発信しているか?
定期的に発信
不定期に発信
発信していない
原料の「グリーン調達」を定義づけて、
管理推進しているか?
グリーン調達実施中
グリーン調達の定義づけ
および推進計画中
計画もない
リサイクルを考えた原料選定を
行なっているか?
(リサイクル可能か?)
50%以上の資材が
リサイクル可能原料使用
50%未満の資材が
リサイクル可能原料使用
リサイクル不可能
資材原料の統一は行なっているか?
50%以上の資材の
原料を統一している
統一を計画中
計画もない
情報の開示
新システム導入で
物流の安定化を実現
当社はサードパーティーロジス
製品・資材の小型化・減量化を推進しているか?
推進している
推進計画中
計画もない
ティクス制を導入し、荷役指示系統
不良低減・歩留まり向上を推進しているか?
前年度に比べ歩留まり向上
前年度と同じ歩留まり
前年度に比べ歩留まり悪化
の統一による製品輸送の迅速化を
クレーム・返品率*の低減に努めているか?
前年度に比べ返品率低下
前年度と同じ返品率
前年度に比べ返品率悪化
20%以上の資材に使用
20%未満の資材に使用
使用していない
梱包ごとに明記有り
資材規格書に明記有り
明記なし
再生材料の使用を行なっているか?
(リサイクル品を使用しているか?)
納入資材に材料・原料名の明記を
行っているか?
UCが禁止・削減依頼している
物質は管理されているか?
生産工程・設備使用・待機時の
エネルギー削減に努めているか?
再利用が可能な包装になっているか?
(構造的に再使用可能か?)
包装に再生材料の使用または
再生可能な材料を使用しているか?
包装材に材料名を表示しているか?
物流
0点:不十分
0.5点:一部不足
法令に規制されている物質の使用をしていないか? 未使用
化学物質管理
P37
環境を意識した物流を推進しているか?
(積載効率向上・クリーンエネルギー車配車など)
管理している
努めており管理している
計画中
50%以上の包装で
50%未満の包装で
再利用実施
再利用実施
50%以上の包装で再生原
50%未満の包装で再生原料を
料を使用または再生可能原料使用 使用または再生可能原料使用
図っています。
物流委託企業とは、施策の共有
使用
と物流品質向上のため毎月1回合同
未管理
で会議を開催しています。2003年
管理していない
再利用していない
未使用
度は「安定供給」をメインテーマとし
て取り組みました。情報の流れをス
ムーズにし、誤納や納期遅れをなく
包装ごとに表示あり
資材規格書に明記有り
表示なし
推進している
推進計画中
計画もない
し、卸店、小売店にご迷惑のかから
求められたら全面開示
未開示・一部開示
ないよう仕組みを見直しています。
UCの求めている情報を可能な限り開示しているか? 定期的に全面開示
23
ユニ・チャームのCSR
「業界総資産拡大」のための売り場提案
卸、小売店との相互協力で全員が利益を上げられる体制づくりを
当社営業本部では、お取引先であ
います。2003年度、フェミニンケ
態調査」
(日本商業新聞社2003年12
る多くの流通各社とのコラボレー
アカテゴリーでは、サブカテゴリー
月15日号)では、売上伸長率第1位
ションにより「業界総資産の拡大」
の認知度アップに注力し、ヘルス
メーカー(本社規模100億円以上の
を目的にした消費者基点の売り場
ケアカテゴリーではフルラインで
卸売業回答による。全規模トータル
の品揃え強化とともにADL
づくりに重点をおいています。
年2回、全国の会場で開催してい
※2
別陳
列提案を実施しました。なかでも
る「新製品発表会」には、各地の小
ドラッグストアでは、2004年3月、
売業・卸売業の皆様にご参加いただ
売り場サポートシステム「ライフ
き、当社新製品のご案内と消費者基
リーAI※3ケアナビゲーション・シス
点の売り場のご提案をしています。
テム」を革新し、商品パッケージと
また、安心と信頼の相互取引の
売り場の棚に共通したサインを記
継続のため、年1回実施している
すことで、ご使用になる方の身体
「営業方針説明会」に加え、卸売各
に最もフィットする商品を探しや
社との協働体制の推進とカテゴ
リー拡大のための定番売り場のご
提案についても力を入れています。
日常の営業活動においても、
CDT ※1 に基づいた提案を実施して
すくしました。
これらの活動により、流通各社と
では第2位)、利益貢献度第3位メー
カーの評価をいただきました。
企業経営
協力体制
新製品発表会
※1 CDT :Consumer Decision Tree=消費者
のそのカテゴリーに対する購買意思
決定プロセスモデル
当社との協力体制をより強固なもの
にしています。卸売各社を対象とし
た「日用品・化粧品卸売業の経営実
製品とお客様
※2 ADL :Activity of Daily Living=日常生活の
職場づくり
活動性
※3 AI
:Adult Incontinence=成人失禁
環境保全活動
営業本部 ナショナルアカウント部
Relay Talk >>>>
C S R リレートーク
4
井口 毅
「営業力の強化もCSRには欠かせません」
得意先とユニ・チャームの継続的な協力関係を構築することが、営業の最も重要な役割の1つだ
と考えています。関係強化に向けての仮説を立てて課題となるものの先を読み、対策や工夫を実践
している毎日です。コストを価値に変えることができる唯一の部門として、明日も靴底をすり減ら
しながら自分自身とユニ・チャームを得意先に売り込んでいきます。
開発本部 購買部 コストデザイングループ
Relay Talk >>>>
C S R リレートーク
5
古屋 光大
「“CSR”
というとなかなか難しく考えてしまいますが」
私たちはサプライヤー各社との取り組みの中で、
「品質」
「安全」
「環境」
を重視した活動を進めています。
「CSR」
というとなかなか難しく考えてしまいますが、
「お客様に安心して使ってもらえる商品を提供する」
と
いうメーカーとしての最も基本的な姿勢を大切にし、サプライヤー各社と協力して皆様に安心して使って
いただける商品資材を選択しています。
社会活動
24
雇用と労働
私たちは、ユニ・チャームグループ全社を通じ、社員一人
「企業価値の源泉は人」
働きがいある職場づくり
ひとりが夢を実現し、幸福になれる会社であることを目
指しています。
「企業価値の源泉は人にあり」の人事理念
の下、個人を尊重し、差別のない雇用と労働条件の確立
に取り組んでいます。
人事理念
「企業価値の源泉は人にあり」を人事理念に、社員が夢を実現できる会社づくりを目指す
ユニ・チャームグループは、「企
業価値の源泉は人にあり」を根本に
■人事関連データ
項目
単位
2001年度
2002年度
2003年度
「人事理念」を明文化し、経営にお
① UC社員数【単独】
名
967
952
987
ける人の位置付けとあり方を表明
② UC社員数【連結】
名
4,367
4,753
5,057
③ UC社員離職率(定年退職者を除く)
%
3.8
2.5
2.0
④ 年間給与(一人当たり平均)
%
100
101.4
103.0
⑤ 障害者雇用率(年間平均)
%
1.46
1.52
1.80
⑥ 女性社員比率
%
17.5
18.1
20.7
個人の自己責任と自発性を尊重す
⑦ 女性管理職比率
%
3.1
3.0
3.0
る人間観をモットーに、その理念
⑧ 新卒採用者数
名
29
33
37
を実現できる会社づくりに取り組
⑨ 女性新卒採用比率
%
27.6
36.4
54.1
んでいます。
⑩ 教育・研修費(一人当たり平均)
%
100
67.4
64.1
しています。
社員一人ひとりの成長と創造、
組織と個人の相乗効果による成長、
ユニ・チャームグループの未来は
社員の手の中にあることを認識し、
その社員の夢の実現のための最大
限の努力をしています。
雇用状況
※1
※2
※3
※4
※5
※6
各年度末3月31日基準(⑧⑨は期初4月1日基準)
②社員数は【連結】のみグループ対象。その他データはユニ・チャーム(株)単独
①②④⑥⑦⑧⑨は正社員対象
④年間給与=((基準内給与+基準外給与)×12+年間賞与)/社員数の2001年度比伸長率
⑦女性管理職比率=女性管理職数/全管理職数
⑩教育・研修費は2001年度比伸長率
労働条件・労使関係
際立つ女性の新卒採用比率
と今後の課題
業務と個人生活の
調和を実現する社員の
主体性を尊重した労働制度
東アジアを中心に、海外事業基
採用ポリシー
指針は
「出る杭はどんどん伸ばす」
チャレンジ精神を積極的に応援する
盤の拡大を加速化しており、連結
退職した社員を再び雇用する「キ
企業風土を持つ当社の採用指針は
社員数は年々増加しています。毎
ャリアリカバー再雇用制度」や、社
「21世紀を高い目標と願望で自ら行動
年実施する「モチベーションサーベ
員の主体性を尊重し、業務と個人
していく自立型の人材」です。新卒採
P27 )から、人事上
生活の調和を実現するための「フ
用・キャリア採用・海外大学生採用・
の課題を抽出し、人事制度改革に
レックス・タイム制勤務」など、社
障害者採用の4つの採用形態を設け、
努めており、離職率は前年度の
員一人ひとりの成長発展を尊重し
公正な採用活動を進めています。
2.5%から2.0%に改善しています。
た職場環境整備に努めています。
イ」
(
障害者雇用率は大きく改善し、
法定雇用率1.8%を達成しました。
女性社員比率は、新卒女性の積
新卒採用では、マーケティングの
なお、ユニ・チャームユニオン規
基本をご理解いただくため、
「ユニ・チ
約により、対象者は全員組合に加
ャームマーケティングセッション」を開
盟しています。
催しました。セッションを受講されな
極採用(2003年度54.1%)や育児支
また、セクハラに関する正しい
援制度拡充などから、前年度より
教育・広報活動や、セクハラに関す
版 マーケティング講座」
(協力/(株)
2.6ポイント上昇し、20.7%となり
る相談窓口「セクハラほっとらい
ジョブウェブ)をWeb上で開講し、マ
ました。
ん」を人事担当部に設置するなど、
ーケティングの成績、順位、アドバイ
かった方のために、E-learning「Web
すべての人事制度が男女公正に
男女差別のない、全社員にとって
スなどをフィードバックし、学生の皆様
規定されていますが、女性管理職
の快適で働きやすい職場づくりに
がよりマーケティングに興味をもって
比率は、いまだ3.0%に留まってお
取り組んでいます。
いただくよう支援しています。
り女性が活躍できる環境整備は、
今後も重要課題です。
http://www.unicharm.co.jp/company/
saiyo/index.html
25
育児・介護支援
ユニ・チャームのCSR
福利厚生
「こども看護休暇」新設など、さまざまな支援制度で
育児・介護と仕事の両立を可能に
社員負担を軽減する
社宅規定など
充実した福利厚生施策
ユニ・チャームは、社員個々人の
育児中の社員は、有給休暇の多
キャリアプラン・ライフプランに合
くを子どもの看病にあて、自らの
入社してから退職するまでの職業
わせて育児・介護と仕事の両立がで
疾病や余暇などを目的とした休暇
人生の中で、結婚、出産・育児、マ
きるよう、さまざまな支援制度を
の取得は難しいのが現状です。
イホーム購入…など、年代別にさま
制定しています。
当社の育児支援制度は、対象期
育児・介護それぞれでの「休業制度」
ざまなライフイベントがあります。そ
間が長いこと、また男女公正に取
れらのライフイベントをサポートし、
「短時間勤務制度」、契約社員やパー
得可能であることが特長です。小
社員と家族の生活をよりいっそう充
トタイマー対象の「契約社員等育児
学校へ就学しても、学童保育待機
実してもらうため、ユニ・チャームで
休業制度」の他、傷病などの際の「短
など、課題を抱える地域は数多く
はさまざまな福利厚生施策に力を入
時間勤務制度」も設けています。
あります。当社の育児短時間制度
れています。
また、2004年4月に「こども看護
(1日5時間以上勤務)、「こども看護
例えば、借上げ社宅制度では、社
休暇制度」を新設しました。育児し
休暇制度」とも小学校3年生までの
員の家賃負担を最大で24%(同居
やすい環境を整備し、仕事と子育
子どもを対象にしています。
家族のいる世帯主、首都圏在住の
ての両立の負担を軽減することが目
製品とお客様
すべての社員が、就業中に築き
一般社員の場合)にまで軽減するな
的です。子どもが負傷・疾病した際、
上げた能力をうずもれさせること
ど、社員と家族の生活安定を支援し
その看護のために、年間5日を上限
なく、積極的に発揮できる職場環
ています。
に、休暇を取得することができます。
境を目指しています。
協力体制
職場づくり
環境保全活動
Relay Talk >>>>
C S R リレートーク
企業経営
6
人材開発部
住田 美生
勤続30年の梁間さんが、
東京労働局長表彰を受賞しました
「“育児短時間勤務制度”で
充実した毎日を送っています。」
現在、
「育児短時間勤務制度」を利用して1日6時間勤務
2003年9月2日、ユ
としています。短時間で定められた成果を出さなくてはな
ニ・チャーム企画本部情
らないので、勤務時間中は一時も気を抜けませんし、毎
報システム部梁間耕平
朝、家を出るまではドタバタですが、お迎えに行った私の
さんが優秀勤労障害者
顔を見て笑顔で駆け寄ってくる子どもの姿を見ると疲れ
として「東京労働局長表
も吹っ飛び、その小さな身体を抱き締めると幸せが満ち
彰」を東京労働局と社団
てきます。
法人東京都障害者雇用
職場の皆さんと
促進協会から授与され
家族の協力に感謝
ました。障害を克服し長年にわたり職業人として業
しな がら、充 実し
績を上げたことが認められたものです。
た 毎日を 送 って い
梁間さんは勤続30年で、現在は企画本部情報シス
テム部国内企画グループマネージャーとして活躍し
ています。
ます。
社会活動
26
人材育成
すべての社員の自己実現を
促す、教育プログラムと
支援体制
すべての社員の自己実現が、ユニ・チャームという企業を
大きく成長させます。私たちは、さまざまな教育プログ
ラムで、社員を「起業家」という視点で育成し、その「多様
性」
「専門性」
にも、最大限のサポートをおこなっています。
教育プログラム・能力開発体系
社内起業家の育成
「社員起業家育成」
「多様性」
「専門性」3つの視点に立った、
全社員の能力開発
社員一人ひとりの自己革新と成
積極的な若手社員の意欲に
応え、ユニ・チャーム内の
社員起業家を育成
容については、自らに「投資」をし
長が企業の飛躍につながると認識
て学習機会を獲得することを求め、
若い感性を経営に取り入れ、若
し、社員の自己実現を最大限に支
希望者を募る形式で研修を用意し、
手社員が自由な考えや意見を言え
援する教育プログラムと能力開発
社員各々の必要に応じて活用をよ
る場としての「ジュニア・ボード制
体系を構築しています。
びかけています。
度」、ビジネスリーダーを目指す社
「社員起業家の育成」
「多様な価値
受け身の教育でなく自立的な学
員のためのユニ・チャーム企業内大
観の網羅」
「 専門性の向上」という3
習意欲を育み、恒常的に自己啓発
学「ビジネスカレッジ」、国内外の
つの視点に立ち、さまざまな教育
を支援することが、ユニ・チャーム
研究機関等での研修のための入学
プログラムと支援制度を制定して
の人材育成の基本姿勢です。
金や授業料を負担する「社外トレー
います。自らが必要と判断した内
ニー制度」など、社員起業家の育成
という視点で、さまざまな教育支
■ユニ・チャームの教育プログラム一覧
UCバリュー創造プログラム
資格
マネジメント/
リーダーシップ開発
取締役
執行役員
海 慶
外 一
朗
派 塾 ユ
ニ
遣
・
前
チ
研
ャ
ー
修
ム
ビ
ジ
ネ
ス
カ
レ
ッ
ジ
執行役員研修
C1
C2
S
C3
C4
ランク8
ランク7
・マネジメント研修 新
・トータルマーケティング 任
育
成
責
任
T1
者
訓
練
ランク6
T2
LM(ロワーマネジメ
ント)研修
ランク5
ランク4
T3
ランク
3∼1
BM(ビギナーマネジ
メント)研修
・フォローアップ研修
・新入社員導入研修
リーダー
育成
イ
ン
ス
ト
ラ
ク
タ
ー
研
修
ジ
ュ
ニ
ア
ボ
ー
ド
ト
レ
ー
ニ
ー
︵
社
外
ト
レ
ー
ニ
ー
/
海
外
現
地
法
人
ト
レ
ー
ニ
ー
︶
援をおこなっています。
自己成長プログラム
キャリア
デザイン
UCビジネス
リテラシー
英
語
・
中
国
語
・・
工お
場客
見様
学相
会談
・室
営実
業習
体
験
︵
W
A
C
S
︶
O
G
│
M
S
A
勉
強
会
︵
経
マ
ネ
︶
マ財
ー務
ケ/
テ人
ィ材
ンマ
グネ
/ジ
経メ
営ン
戦ト
略
パ
ソ
コ
ン
︵
情
報
シ
ス
テ
ム
部
︶
自
己
診
断
ラ
イ
フ
・
キ
ャ
リ
ア
デ
ザ
イ
ン
50
ラ
イ
フ
・
キ
ャ
リ
ア
デ
ザ
イ
ン
40
キ
ャ
リ
ア
カ
ウ
ン
セ
リ
ン
グ
本部別
教育プロ
グラム
ビジネスリテラシー
選
択
型
研
修
自
己
啓
発
●●●●▲●●●●■
・・・
一ビM
般ジS
通ネD
信ス︵
教キ図
育ャ書
講リ購
座ア読
制支
度援
認制
定度
通︶
信
教
育
講
座
創課企ロ戦デプア上ケ
造題画ジ略ィレカ級ー
力探・カ思ベゼウマス
開求発ル考ーンンーで
発力想シ力トテテケ学
研開力ント研ーィテぶ
修発をキレ修シンィマ
講磨ンー ョグンー
座くグニ ン研グケ
研ン 研修研テ
修グ 修 修ィ
講
ン
座
グ
ラ
イ
フ
・
キ
ャ
リ
ア
デ
ザ
イ
ン
30
本
部
別
教
育
プ
ロ
グ
ラ
ム
︵
O
J
T
・
O
F
F
J
T
︶
本
部
別
導
入
研
修
大野原製造所石川さんが、香川県商工労働部長賞を受賞しました
2003年11月27日、高松厚生年金会館において、ユニ・チャームプロダクツ大野
原製造所の石川精一さんが、技能検定の機械組立仕上げに対する表彰で、香川
県職業能力開発協会より
「香川県商工労働部長賞」
を受賞しました。
当日は技能五輪大会などで成績が優秀だった人や、職業能力開発に功労のあっ
た人・企業、そして前期技能検定における成績優秀者が表彰されました。100名以
上が出席した表彰式は、緊張した雰囲気の中、厳かにおこなわれました。さまざま
な職種の人たちが技能検定にチャレンジし、たくさんの企業も積極的に推進してい
ることを実感した「香川県職業能力開発促進大会」でした。
27
ユニ・チャームのCSR
多様なキャリア・価値観のサポート
キャリアプラン・ライフプランに合わせ、全社員の多様性に応えるさまざまな制度
社員個々人のキャリアプランやラ
もったナビゲートをしています。
現のため、自助努力する社員を積極
イフプランに合わせ、一人ひとりが個
「キャリアチェンジ制度」は社員
的に応援しています。
性・能力・適性を活かせるよう、さま
の自己申告で部門、職種異動を可
また、45歳以上を対象にした「キャ
ざまな制度や研修を設けています。
能とする制度です。自分が異動した
リア・ライフデザイン研修」など、年
「キャリア選択制度」
「キャリアチェ
い部署の部門長に直接手を挙げ、
齢にとらわれない全社員の多様性に
ンジ制度」
「キャリアカウンセリング
必要性をPRする選考面談を実施。
応えています。
研修」などを通じ、社員が最も適し
部門長に認められれば、異動決定と
た部署や職種につけるよう、責任を
なります。当社はキャリアプラン実
モチベーションサーベイ
企業経営
専門性向上をサポート
プロジェクトによるモチベーション向上促進の取り組み
社員が安心して働く環境を整え
るとともに、心の環境も整えて、
個性的社員の意欲に応える
語学・通信教育の支援
がわかりました。
社員の自己啓発意欲を積極的に
これらの解決のため、プロジェ
支援する教育プログラムを整備し
よう、モチベーション課題の取り
クトを立ち上げ活動しています。
ています。研修スタイルの講座は
組みをしています。2003年度にグ
また、サーベイ結果については、
効果が期待できるのに対し、コス
ループ社員全員に「モチベーション
執行役員研修時に教育を実施し、
トが高いのが現状です。この一助
サーベイ」※ を実施し、より具体的
現状把握と今後必要な取り組みや
となるべく、複数企業の研修担当
に社員のモチベーションが高まる
課題について、それぞれ確認しま
と協力して「スキル」を中心に異業
要因、阻害している要因を抽出し
した。今後、プロジェクトで立案
種企業との合同研修を企画し、コ
ました。その結果、社員は、会社
した施策を人材開発部と共に運営
スト面でも支援する「選択型研修制
の事業の将来性や社会への貢献感
しながら、さらなる改善を図ります。
度」があります。
に対して魅力を感じている一方、
自己の専門能力の獲得機会・時間が
少ないことや全社の組織風土、就
※グループ社員対象。一部法人を除く。有効回
収:2,888名、回収率:95.2%
支援制度」
「図書購読支援制度」な
ど、多様な選択肢を用意し、会社が
員の能力開発を支援しています。
P26教育プログラム一覧
人材開発部 キャリア開発グループ マネージャー
7
大川 勝規
「個人として、志大きく働ける環境を」
社員全員が心身ともに健康で、志大きく働くことができる環境をつくっていく事が、人
材開発部員としても、プロジェクトリーダーとしても自分に課せられた役割であると認識
しております。活動の基軸を、社是とNOLA&DOLAの実践により、
「経営者と社員の信
頼関係」をより強固なものとして、企業の永続的成長と社員の笑顔をつなげられるよう
に活動していきたいと思います。
職場づくり
環境保全活動
また、
「通信教育制度」
「語学学習
全額または一部費用を負担し、社
Relay Talk >>>>
協力体制
業実態への不満も抱いていること
より高い意識で業務に取り組める
C S R リレートーク
製品とお客様
社会活動
28
CSR教育と環境教育
企業の社会的責任も、環境への取り組みも、社員がその
正しい理解と意識向上で、
ユニ・チャーム社員の
全社的成長を
意識を共有できてこそ果たされるものです。私たちは、
CSR教育・環境教育などのさまざまな勉強会を重ね、ユ
ニ・チャーム全社員の正しい理解と意識の向上に取り組
んでいます。
CSR教育
勉強会で「企業の社会的責任」意識の向上へ
「企業の社会的責任(CSR)」への
で推進すべきかについてなど、2時
認識強化に向けた勉強会を実施し
間にわたり充実した勉強会となり
ました。講師は当社の平田監査役
ました。
が務め、会長・社長・常務・CSR部長、
この勉強会を通じ、当社らしい
CSR部メンバー、企業倫理施策プ
独自のCSR事業活動をおこなう意
ロジェクトメンバーなどが参加し
義、また、経済価値+社会価値の実
ました。概要は、CSRがクローズ
現など、今後の課題を確認するこ
アップされた背景、CSR先進国の
とができました。
歴史と現状、当社がどのような形
P07企業倫理教育
平田監査役が講師を務めました
環境教育
社員の理解と環境意識向上のため「環境報告書を読む会」を実施
「3Rとは何でしょう?」
「 690ト
元にあるというだけで、内容を読
ンというこの数字は何の数字でし
むまでにはいたっていない社員が
ょう?」このようなクイズを随所に
多いのが実情でした。
取り入れて「環境報告書を読む会」
このような中、社員にこそ「我が
はスタートしました。環境推進室
社もこんな環境活動を推進してい
が本社各部門の月例会議の時間を
るのか」
「このような環境負荷が
1時間ほど割いて実施し、本社で
あったのか」を理解してもらうこと
は207名もの社員の参加となりま
を目指し、初めての試みとしてス
した。
タート、大変好評で開発本部でも
「環境活動報告2003」を6月に発
実施しました。
行し、社員に配布しましたが、手
CSR部 環境推進室
Relay Talk >>>>
C S R リレートーク
多くの社員の環境意識が向上しました
8
尾野 昭宏
「北海道庁から企業派遣研修に来ています。
」
ユニ・チャームでは、
「企業価値の源泉は人にあり」という人事理念に基づき、人材育
成が最重要課題として位置付けられていますが、北海道庁からの研修生である私に対し
ても、社員と同様な扱いで、研修機会を与えていただきました。このため、企業におけ
る人材育成のあり方や顧客満足に対する企業活動を勉強させていただき、大変有意義
な研修となりました。
ユニ・チャームでのこの経験を活かして、2004年4月に北海道庁に戻ってからも道民
から信頼される行政サービスの向上にむけて努力していきたいと思います。
(2004年3月現在)
労働安全衛生
「こころとからだの健康」と、
災害と事故のない
職場のために
社員の健康と安全は、安定した企業活動を支える生命線
29
です。ユニ・チャームは、からだの健康はもちろん、ここ
ろの健康を維持するメンタルヘルスケアを心がけ、また
工場では、労働安全衛生マネジメントシステムに取り組
んでいます。
ユニ・チャームのCSR
こころとからだの健康
健康診断と予防接種で守る「からだの健康」
メンタルヘルスケアで維持する「こころの健康」
ユニ・チャームでは、社員の健康
インフルエンザ予防接種を実施しま
く)
し、対象外の社員に対しても接種
を守るという観点でさまざまな支援
した。初期症状がSARS(重症急性
奨励を呼びかけました。
をおこなっています。
呼吸器症候群)
と似ており、見分け
また、
「からだの健康」だけでなく
「からだの健康」では、35歳未満の
ることが難しいインフルエンザの予
「こころの健康」にも配慮し、
「こころ
社員には定期健康診断(年1回)
を実
防接種を、過去にWHOが指定した
の健康問題」について相談できる窓
施、35歳以上の社員は年1回人間ド
SARS伝播地域に勤務する社員、当
口を設けています。社員にフリーダ
ックを受診することができます。また、
該地域に出張する可能性の高い社
イヤルの電話番号を告知し、いつで
家族(被扶養の配偶者対象)への健
員、国内外の生産工場に勤務する社
も 専 門 のカウンセラーによる、相
康診断も年1回、案内しています。
員、病院・介護施設などの医療機関
談・指導が受けられます。相談内容
さらに、2003年度は、社員の安全
との接触がある社員に対して、費用
によっては、メンタルヘルスの専門機
確保およびSARSリスク対応のため、
全額負担で実施(一部現地法人は除
関への紹介などもおこなっています。
製品とお客様
企業経営
協力体制
労働安全衛生
「設備安全仕様基準書」見直しと厳重チェックによる
「安全審査書」提出
ユニ・チャームでは、工場設備の安
もとになる「設備安全仕様基準書」
全対策のため、新規設備やリニュー
は、その内容が常に現状に合った
アル工事時の「安全審査書」の提出
ものであるよう、改正をおこなっ
を義務付けています。この安全審
ています。
査のチェック体制は3段階あり、設
また、管理・監督者には、腕章の
備製作図面、組立て段階、生産開
着用を義務付けるとともに、各工
始前の3回の厳重なチェックをおこ
場ともに年間を通じた安全企画キ
なっています。この安全審査実施の
ャンペーンを実施しています。
ユニ・チャームマテリアルが労働安全認証OHSAS18001を取得
大型装置を扱うユニ・チャームマテリアルでは、労働安全衛生のシ
ステム化を進めてきました。
労働安全衛生マネジメントシステム構築のため、労働安全認証
「OHSAS18001」の認証取得を目標に活動し、2004年3月に認証を取
得しました。工場内の危険個所を全項目把握し、全社の積極的な協力
体制をもって改善活動がスムーズにおこなわれ、社員の意識も大きく
変わりました。認証取得の表明をした2003年10月以降、災害は発生
していません。
職場づくり
環境保全活動
社会活動
30
環境マネジメント
環境ポリシーに基づく、
全社的な
環境マネジメント体制
ユニ・チャームグループは、社是にのっとり環境方針と
環境行動指針を定めました。この2つの環境ポリシーの
下、ISO14001を認証取得し、環境委員会を中心とした
全社的な環境マネジメントを推進しています。
環 境 ポリシ ー( 環 境 方 針 と 環 境 行 動 指 針 )
社是に基づく環境方針と環境行動指針
ユニ・チャームは、社是「我が社
る正しい企業経営の推進に努め
は、企業の成長発展、社員の幸福、
る」ための環境方針と環境行動指針
及び社会的責任の達成を一元化す
を定め、環境活動に取り組んでい
ユニ・チャームグループ 環境方針
ます。
P04社是
ユニ・チャームグループ 環境行動指針
私たちユニ・チャームは、私たちの提供する商品とサービスを
通じて、世界の人々が健やかで生きる喜びを謳歌できることを
願っています。
同時に私たちユニ・チャームは、使い捨て商品を提供する責任
を真摯に受け止め、快適な暮らしと地球環境保護の両立を目指
すとともに、新しい価値の創造と社会の継続的発展を見据え地
球にやさしい循環型社会の実現に向けて貢献していきます。
1.環境負荷の抑制
私たちは、未来の地球環境を考え、省資源・省エネルギー・廃棄
物の削減・リサイクルの推進に努めていきます。
2.法規制・自主基準の遵守
私たちは、関連する環境法規制・合意事項を守り、事業活動を
通して人類の安全な生活の実現を目指します。
3.環境行動指針の設定
私たちは、事業活動が環境に与える影響を的確に把握し、環境
行動指針を定め効率的に推進していきます。
4.環境適応商品・サービスの開発
私たちは、環境保護と新しい価値創造を両立するための研究開
発・技術開発を推進し、地球環境への負荷が小さい商品・サービ
スを提供していきます。
5.環境情報の開示
私たちは、環境方針・環境管理の取り組み内容を適切に社会に
伝えます。
6.環境意識の向上
私たちは、社会の一員として、環境保全活動へ積極的に参画・支
援し、広報・啓発活動を通し、環境保護意識の向上に努めます。
1.環境負荷の抑制
・省エネルギーを推進し、温暖化ガスの排出を抑制します。
・資源を有効利用し、省資源を目指し廃棄物を減らします。
・排出した廃棄物はリサイクルを推進し、ゼロエミッションを目指
します。
・生産活動での有害化学物質の使用・排出を最小限に抑えます。
・社員一人ひとりが業務改善を行い、継続的に環境負荷を削減し
ます。
・資源の循環性に配慮し、森林保護活動に積極的に取り組みます。
2.法規制・自主基準の遵守
・定常的に情報を入手し、法規制の遵守に努めます。
・管理基準との適合性を定期的に監視し、管理します。
3.環境行動指針の設定
・環境影響を効果的に削減する為、地球環境に配慮した経営方針
を作成します。
・部門方針に則した各個人の環境目標を作成します。
・環境行動指針は、必要都度見直し、常に最新とします。
4.環境適応商品・サービスの開発
・商品に有害化学物質は使用しません。
・科学的に環境負荷を把握し、生分解性素材・再生素材を積極的
に導入します。
・環境に配慮した、新しい廃棄方法・サービスを提供します。
・技術革新により製造工程での環境負荷を低減します。
5.環境情報の開示
・定期的に環境報告書を発行し、また必要都度情報を開示します。
・社内外から広く意見を求め、環境改善活動を効果的に推進します。
6.環境意識の向上
・各階層、各職種毎に計画的に環境教育を実施します。
・社会貢献活動に参画し、積極的に支援します。
■報告対象組織
本報告書の環境活動についての報
告対象組織は右のとおりです。
2005年度予定対象範囲
本報告書対象範囲
2003年度対象範囲
2002年度対象範囲
2001年度対象範囲
四
福
掛
国
島
川
中
工
地
央
場
区
地
区
事
事
業
業
所
所
川
之
江
製
造
所
ユ
ニ
・
チ
ャ
ー
ム
マ
テ
リ
ア
ル
大
野
原
製
造
所
金
生
製
造
所
豊
浜
製
造
所
開
発
地
区
事
業
所
本
社
地
区
事
業
所
ユ
ニ
・
チ
ャ
ー
ム
ペ
ッ
ト
ケ
ア
ユ
ニ
・
ケ
ア
ー
そ
の
他
31
ユニ・チャームのCSR
環境推進体制/環境委員会
環境委員会を中心に全社的環境マネジメントを推進
全社横断組織である環境委員会
は、常務取締役CQO(チーフクオ
製品とお客様
リティオフィサー)を委員長とする
組織です。
分科会では、商品ライフサイク
■推進体制図
ルに関わるそれぞれの部門が連携
し、アクションプランに沿って活
動を展開しています。
環境委員会
企業経営
● 委員長:常務取締役 チーフクオリティオフィサー
● 企画本部副本部長兼経営企画部長
事務局:CSR部環境推進室
協力体制
製品環境委員会
省エネ対策委員会
委員長:執行役員 開発本部
TRM部長
委員長:開発本部
TRM部情報技術マネジメントGM
廃棄物処理・リサイクル委員会
委員長:ユニ・チャームプロダクツ
執行役員常務
チーフオペレーティングオフィサー
工場環境委員会
委員長:四国工場長
2004年3月現在
職場づくり
ISO14001認証取得状況
非製造部門の認証取得で全グループの推進体制確立
■ ISO14001認証取得事業所一覧
初回認証取得日 審査機関
ユニ・チャームグループは、全社環
と認識し、2004年度以降は、製品に
掛川地区事業所
1997.10.17
JQA
境アクションプランを確実に実施する
おける環境配慮を最重要課題とし、
四国中央地区事業所
2000. 5. 2
JQA
ことで事業全体の環境負荷を低減す
グループ全体で推進していきます。
るために、ISO14001を認証取得し、
環境活動を計画的に推進しています。
2003年度は、非製造部門である本
社地区事業所、開発地区事業所に
おいても認証取得しました。非製造
部門での認証取得を再スタート地点
■今後の予定
年度 予定事業所(国内)
予定事業所(海外)
2001. 3. 9
JQA
川之江製造所
2001. 7. 6
JQA
ユニ・チャームマテリアル
2002. 2.15
JQA
大野原製造所
2002. 5.10
JQA
金生製造所
2003. 5.16
JQA
タイ
2003. 11.14
JQA
台湾
2003. 12. 1
SGS
豊浜製造所
2004. 3. 5
JQA
韓国
開発地区事業所
2004. 3.12
JQA
上海
本社地区事業所
2004. 4. 9
JQA
2004 ユニ・チャームペットケア
ユニ・ケアー
2005 国光製紙
2007 コスモテック
福島工場
本社EMS認証取得
当社の環境活動は、非製造部門の参画が必須であると認識し、2003年10月
より本社地区事業所においてISO14001構築に向けて取り組んできました。
2003年度は、製品や販売促進ツールの環境配慮、またオフィスの省エネ・廃
棄物削減・リサイクル推進を柱とし、事務局および部門の環境責任者・担当者
を中心に取り組んできました。
認証取得を機に、今後も新たな気持ちで他の拠点と共に今後の環境活動を
展開していきます。
EMS責任者:丸山茂樹常務取締役
環境管理責任者:石川英二執行役員常務・CSR部長
環境保全活動
社会活動
32
事業活動と環境との関わり
ライフサイクル全体で見る、
ユニ・チャーム製品の
環境影響
ユニ・チャームグループでは、不
織布・吸収体の成形・加工技術を中
使い捨てを主とするユニ・チャーム製品は、その環境影
響をライフサイクル全体で把握する必要があります。私
たちは、製造工場での環境負荷削減に加え、使用後の廃
棄物による負荷低減を重要課題と位置付け、取り組んで
います。
■製品のライフサイクルと環境影響
心とした事業を展開し、ベビー
用/大人用紙おむつ、生理用ナプ
キン、タンポン、ウェットティッシュ
などの製造をおこなっています。
今回、範囲に加えた本社地区の
事業本部では、お客様ニーズの分
析・商品コンセプトの提案を、また
開発本部では商品の開発・設備の開
発をおこなっており、製造段階、
使用後の環境影響に関して密接な
活動をおこなっています。2003年
度も環境委員会での推進体制のも
と、各拠点でのEMSによる環境負
荷低減活動を推進しました。
製品ライフサイクルでの環境影
響を評価し、当社の活動が直接的
に環境に与える影響を削減すると
ともに、製品自体の環境に与える
資源
資材メーカー
輸送
不織布※1
高分子吸収材※2
●パルプ など
間接影響の低減にも努めています。
パルプの環境負荷について
パルプは針葉樹木材を原料
としていますが、
この原木は
種子から立ち木への育成、
伐採にいたるまですべて計
画的に管理されているもの
です。
したがって、使用される
パルプが森林破壊につなが
ることはないと考えられます。
※1 不織布
不織布(nonwoven fabric)は、織らない布という意味で、厚いフエルト状のものから衛生材料に用
いられる比較的薄いシート状のものまで、多くの種類があります。紙おむつや生理用品などの表面
材( 皮膚にあたる部分)に用いられている不織布は、レーヨン、ポリエステル、ポリプロピレン、ポ
リエチレンなどの繊維が用いられ、繊維を織らずに並べて絡み合わせ、結合させて布状にしたもの
です。表面がさらさらした感じがするのは、紙や布と比較して、繊維自体の吸水性が少なく、また尿
などを速やかに下の吸収体に導き、後戻りさせない性質を持っているからです。
※2 高分子吸収材
高分子吸収材(Super Absorbent Polymer、略してSAP)は、1974年に米国で開発されました。現在、
日本で紙おむつに使用されている高分子吸収材のほとんどはポリアクリル酸塩で、白色∼淡黄色の
無臭の粉末です。最大の特長は吸水性と保水性で、純水で自重の200から1000倍、尿の場合でも
50∼100倍と極めて高い吸水能力を持っています。また一度吸水した水分は、外から多少の圧力が
かかってもほとんど放出しないなど、高い保水力も併せ持っています。
参考文献:
(財)
日本衛生材料工業連合会「紙おむつのQ&A」
33
ユニ・チャームのCSR
原材料・副資材
資源
製品とお客様
・原材料・副資材
276,017ton
・PRTR対象物質
39.2ton
・電気 188,102千kWh
11,759kR
・重油
・水
1,200,085ton
資源
・軽油 10,179kR
企業経営
ユニ・チャーム
協力体制
サ
ー
マ
ル
リ
サ
イ
ク
ル
製品 269,977ton
輸送
卸・小売店
消費
職場づくり
・排出物 28,747ton
・焼却物
6,245ton
・NOx
・排水・蒸気
266.0ton
1,200千ton
・SOx
136.5ton
・CO2
109,630ton
・PRTR対象物質
13.9ton
・廃棄物* 965千ton
・容器包装 7千ton(見込)
・CO2 26,912ton
・NOx
186ton
環境保全活動
・敷地外排出物
22,866ton
22,158ton
708ton
リサイクル
委託処分
社会活動
河川放流、大気放出
廃棄・焼却
大気放出
*使用後の総重量の推定値です。
金属
2.0%
燃え殻、
ばいじん 1.3%
油 0.2%
その他 0.2%
汚泥
2.7%
紙
30.0%
一般廃棄物ほか
7.3%
紙くず
3.0%
金属くず 7.9%
リサイクル内訳
22,158ton
プラスチック
63.6%
燃え殻、
ばいじん
13.4%
廃プラ 18.8%
委託処分内訳
708ton
廃油 49.6%
34
環境目標とアクションプラン
第6次中期計画に合わせ、
実行力強化による目標達成
中長期目標によるアクションプランの下、2003年度は
一部を除いて、おおむねの目標を達成しました。2004
年は、本年度から始まる第6次中期計画に合わせ、さらな
る実行力の強化をもって目標達成を目指します。
2003年度は、省エネルギー計画
については、トリム(製品のカットロ
の増加および生産量増加による工
の前倒しにより、省エネルギー率の
ス)の削減を継続して推進しました
程廃棄物の増加があり、目標未達成
目標を大きく上回りました。廃棄物
が、新商品の立上げに伴う排出物
となりました。その他の項目について
■2003年度実績と2004年度の目標・長期目標
テーマ
製
品
分
野
2003年度 実績
指 標
技術開発
設
計
省資源・
CO2削減
設
計
CO2削減商品比率
(前年度比)
グリーン
購入
設
計
グリーン購入比率
目 標
実 績
評価
・環境負荷低減素材の技術確立
(パッケージを含む)
・LCAを考慮した商品設計
15.2%
△
30%
・トリムロス排出抑制
・資材低目付け化
33.9%
⃝
グリーン調達推進
・サプライヤー環境アンケー
トの実施結果集計
アンケート実施結果分析
⃝
-5.2%
・高効率機器化
・ポンプ、ファンインバーター化
・省エネルギー型生産設備の
-7.0%
開発
・電力ビジュアル化
(静岡工場)
⃝※
×
環境配慮型商品比率 20%
省エネルギー
製
造
省エネルギー率
(1999年度比)
廃棄物削減
製
造
総排出重量
(1999年度比)
+17%
・不良品の削減
(モデル号機の横展開)
・資材梱包材のリユースとス
リム化
・設備の標準化、共通化の推進
環境負荷
低減
製
造
リサイクル率
(主要3拠点、
サーマル分含む)
トータルリサイクル率93%
グループ内資源循環の推進
・マテリアルリサイクル化され 96.2%
た資源(資材)の活用による 集塵ロスのペットシート原材
エコ製品化推進
料化
⃝
ISO
14001
展開
間
接
−
海外・国内グループの
取得拡大
・本社、開発本部、豊浜製造
所、台湾工場
⃝
環境報告書
発行
間
接
−
サステナビリティレポー
トへの進展
・開示量の拡大(海外含む)
CSR報告書作成
・社会貢献への取り組み開示強化
⃝
環境会計
導入
間
接
−
SCM的全社環境会計の
導入
・全社環境会計データベース
の構築
CSR会計への進展
⃝
間
接
グリーン購入比率
全社100%
・本社基準の全社展開
・グリーン化対象品の範囲拡大
本社85.7%
ユニ・チャームマテリアル96.3%
△
間
接
廃棄物排出重量
コピー用紙購入量
電気使用量
業績評価項目への
組み込み
・各部門での目標値設定
・目標進捗管理実施
本社、開発EMSでの目標化管
理実施
△
環境教育
間
接
−
・個人別環境目標管理実施
社会貢献意識の醸成
部門別目標管理実施
環境高感度社員比率の向上 ・全部門長へのEMS内部監査員教育実施 社会貢献判断基準作成、運用
△
環境負荷
低減
物
流
CO2排出量
(2000年度比)
その他
間
接
−
生
産
廃
棄
物
処
理
・
リ
サ
イ
ク
ル
アクションプラン
マ
事務用品
ネ
ジ グリーン購入
メ
ン
ト 省エネルギー・
省資源
+21.5%
本社、開発本部、豊浜製造所
台湾工場
代替指標による管理実施
各サイトEMSによる管理実施
・各サイトのEMSによる管理
モーダルシフト検討
実施
ロジス環境会議への参画
△
環境適応企業としての
イメージ定着
・環境広報の強化
・環境/社会貢献ボランティア制度化
⃝
[評価] ⃝:目標達成 △:達成率70∼100% ×:達成率70%未満
取り組み適正開示によるイメー
ジランク向上
35
は、おおむね目標を達成しています。
います。この目標は、社会情勢の変
当社では、中長期目標を設定し、
その達成のためのプランを策定して
化などにより、必要に応じ、その都
度見直しを実施していきます。
2004年度 目標
課題など
目 標
30%
定義に曖昧な部分があ
(CO2削減商品
るため見直しが必要
比率を含む)
アクションプラン
・V A 推 進 に よ る 軽 量 化 の
推進
・事業本部とのコラボレー
ションによる
長期目標
環境会計の考え方
ユニ・チャームのCSR
環境負荷低減の費用対効
果把握と環境情報の透明
性確保が目的
当社の環境会計は、環境負荷低
製品とお客様
減の費用対効果の分析を内部目的
としており、廃棄物を処理する際
50%(2010年度)
の効果的な処理方法の選択などに
活用しています。
企業経営
外部的には、環境情報の透明性
20%
(2003年度比)
・トリムロス排出抑制
・資材低目付け化
を高めることを目的としており、
各テーマのアクションプラン実行
アンケート内容分 ・協同推進による全体レベル
析取り組み要請
の向上
資材グリーン購入比率
50%(2010年度)
にかかったコストを集計し、開示
しています。なお、投資額は当期
協力体制
取得額のみの計上であり、減価償
・高効率機器化
・ポンプ、ファンインバーター化 CO2排出量
1999年度比 -14%
・電力監視システムの展開
(2010年度)
・風力発電検討
・ガスエンジン発電検討
-8.3%
生産量増加に伴う工程
排出物の増加および、
+23.1%
新規開発商品の初期調
整時ロスの排出
・トリム削減推進
・開発との情報共有による計
画立案
有害化学物質使用量
-50%(2010年度)
却費は計上していません。
2003年度環境会計集計結果
2003年度は、省エネルギー前倒
・中央製造所・川之江製造所
ゼロエミッショ
でのゼロエミッション
ンの拡大、維持 ・福島工場おむつロスリサイ
クル化
・ユニ・チャームペットケアで 国内マルチサイト化
(2005年)
の構築、運用
QMSとの統合(2007年)
・ユニ・ケアーでの構築
CSR報告書
作成
・海外データの集計
・英語版の検討
管理会計化の
推進
・マテリアルフローコスト会計
の導入
・CSR会計精度強化
−
(継続実施)
デ ー タ の 蓄 積 が な い 項 本社、開発での
・手順に従った運用の実施
目があり、定量化目標と EMS目標の
・指標の見直し検討
なっていないものがある 達成
内部監査員の絶対数がまだ
環境監査員の
少なく、EMSレベルの向上
育成
につながっていない
・自社養成システムによる
育成
費用対効果の
最大化
・ロジス環境会議の取り組み
への参画
費用対効果の
最大化
環境適応企業と
・環境広報の積極実施
して評価の向上
※当初の目標は達成しましたが、期中で設定された前倒し計画(-8.3%)には届きませんでした。
環境保全活動
し計画推進により、投資額が前年
度より多く発生しました(前年比
+65.2%)。その結果、省エネルギー
効果は、前年度より77,124千円の
ペットケアでの
認証取得
職場づくり
省エネルギー前倒し計画
推進に伴う投資額の増加
と成果UP
削減と成果を上げることができま
した。合計金額は、省エネルギー
投資増加に伴い増加しています。
また、リサイクル推進・法規制遵
守のため、前年度12月より中央製
造所・大野原製造所の焼却炉を休・
廃止したことなどに伴い、2003年
度においてもリサイクル委託費用
が継続的に発生しています。
P48
社会活動
36
環境負荷の少ない製品開発
技術開発の取り組みで、
製品の使用と廃棄時の
環境負荷を低減
製品の環境負荷は、その上流までさかのぼることで、大幅
な 低 減 が 可 能 に なりま す。2 0 0 4 年 3 月の 開 発 本 部
ISO14001認証取得により、開発・設計段階からのLCA
を構築し、ライフサイクルでの環境負荷削減を推進します。
開発本部EMS
2004年3月開発本部がISO14001認証取得
2003年8月よりキックオフした
EMS構築の活動は、2004年3月に
設備の上流からの対策を中心に活
動してきました。
ISO14001認証取得という1つの目
今後も、製品設計、設備設計段
標を達成しました。研究開発とい
階からの根本的な環境負荷削減を
うセクションの特徴から、紙・ゴ
メインテーマとして継続的改善活
ミ・電気だけではなく、製品や製造
動を推進していきます。
開発本部 キックオフ
環境配慮商品の事例紹介
赤ちゃんの快適な装着感と、廃棄カットロスゼロを実現
赤ちゃんのおなかはミルクを飲
むと3cmも大きくなると言われて
います。今まで窮屈だったおなか
部分を、赤ちゃんに優しい装着と
なるよう「ムーニーのび∼るフィッ
ト」を新しく開発しました。最大の
特長は、伸縮するウエストです。
これは、赤ちゃんに「より快適な状
態を提供したい」、「おむつ交換を
赤ちゃんの窮屈さを解消した「ムーニーのび∼るフィット」
少しでも素早くしたい」というお母
さんの思いから生まれました。
■トリムゼロプロセスによる環境負荷低減効果
今回の伸縮ウエストを実現する
ために製造工程も大幅に変更。同
時に工程設計上、どうしても廃棄
トリムゼロなど新規加工プロセスを導入することにより、
ムダに廃棄される部分が 大幅削減
されていたカットロスゼロも実現
し、赤ちゃんやお母さんだけでな
不要部分
く、地球環境にも配慮した設計を
実現しました。
© DISNEY
Based on the "Winnie the Pooh" works,
by A.A.Milne and E.H.Shepard
従来のムーニー
新ムーニーのび∼るフィット
製造時に不要部分発生
↓
カットロスとして、廃棄(リサイクル)
される
↓
ムダが発生していた
製造時に不要部分発生しない
↓
カットロスとして、廃棄される部分なし
↓
ムダな部分が大幅削減
37
ユニ・チャームのCSR
LCAの取り組み
LCAシステム構築からLIME導入で、開発段階での環境負荷削減へ
2003年度は前年度からの引き続き
経営フォーラム特別研究会の協力
境負荷削減活動を推進していきます。
の項目として、ベビー用紙おむつにつ
を得て、LIME※について学習を重ね
商品開発の観点では現在のような
いてLCA(Life Cycle Assessment)
ました。
結果の比較ではなく、開発段階で事
を実施しました。今回は新旧商品の
今回、LIMEを用いて新しいムーニ
環境負荷を比べることで、研究開発
ーマンLとの環境負荷データの比較を
開発本部EMSに取り入れて2007年
への応用に向けた活動をメインの活
おこないました。新しいムーニーマン
度には仕組みとして稼動するように、
動としてきました。
は製造工程の変更により、最も問題
システム構築を目指します。
だった資材の無駄を大幅に削減し、
※日本版被害算定型影響評価手法(LIME :Lifecycle Impact assessment Method based on
Endpointmodeling)
LIMEは経済産業省が主体の第一次LCAプロ
ジェクト内のインパクト評価研究会で開発されま
した。自然科学的知見に基づいた特性化と被
害評価、および、社会科学における分析評価を
利用した統合化を1つの評価体系のもとで実施
することが可能になりました。LIMEの特長として、
統合化された数値を貨幣価値に換算し、より分
かりやすく、かつ使いやすく工夫されています。
前年度「環境活動報告2003」で報
告しました、ムーニーマンのLCAにつ
使用する資材量を削減しました。こう
きましては、
( 社)産業環境管理協会
して新ムーニーマンの環境面での優
によるクリティカルレビューを受け、
位性を具体的に数値で立証しました
ISOに準拠したLCAの活動内容を精
(詳細は図表参照)
。1ピース当たりで
査してきました。今年度、その経験を
は効果は少ないですが、前年度の販
基に、新しいムーニーマンLについて
売数量から換算すると社会全体では
LCAを実施しました。
大きな負荷削減となりました
(LIMEに
前に環境負荷削減ツールとなるよう、
企業経営
職場づくり
商品ライフサイクルでの
外部コスト
部コストの削減となりました)
。
2003年度は従来の活動と並行し
て、衛生用品を製造する企業の責任
今後に向けて
として、使用済み紙おむつのリサイク
0.439point/p
今後は中長期ビジョンに示すように、
ルなど、従来の処理方法と異なる処
経営的な観点ではLIME手法を用いて
理方法を検討しています。その際に、
環境影響を一元化するだけの利用で
異なる環境影響を科学的に解析する
はなく、LIME手法の特長である、外部
必要があると判断し、
(独)産業技術
コストの考え方も活用して環境会計と
総合研究所ライフサイクルアセス
のつながりを意識して、環境投資をお
メント研究センター・日経BP環境
こなう際の指標として、より効果的な環
環境保全活動
新しくなって
社会活動
0.437point/p
■ユニ・チャームのLCA中期ビジョン
環境経営への応用
0.002point/p
環境配慮製品への応用
LCA
の
改善効果
検証
株
式
市
場
で
の
評
価
環
境
報
告
書
/
環
境
広
報
EMS
ISO14001
・
法
規
制
遵
守
・
ゼ
ロ
エ
ミ
ッ
シ
ョ
ン
製品の
環境配慮
・
省
エ
ネ
ル
ギ
ー
推
進
・
設
備
設
計
の
見
直
し
・
新
し
い
廃
棄
方
法
の
提
etc. 案
etc.
企業価値
UP!
協力体制
■LIMEを用いたコスト比較
よる金額換算で約340万円/年の外
LIMEの導入
製品とお客様
検証
環境会計
・
グ
リ
ー
ン
購
買
製
品
市
場
で
の
評
価
環
境
ラ
ベ
ル
© DISNEY
Based on the "Winnie the Pooh" works,
by A.A.Milne and E.H.Shepard
■新ムーニーマン プロセス別環境負荷比率
使用
0%
物流
11%
企業利益
UP!
製品
製造
29%
廃棄
6%
原料採掘∼
素材製造
54%
社会の利益と企業利益の両立
神戸大学大学院経営学研究科/経営学部 國部克彦教授作成の図に基づいています。
今回の評価対象は、原油・石炭・LNG・水・CO2・
NOx・SOx・PM10・COD・埋立廃棄物です。
38
製品廃棄に関する取り組み
容器包装の取り組み
使用済み紙おむつの
リサイクルへの取り組み
省資源のディスプレイ兼用段ボールや
ユニバーサル・デザインのパッケージ
ユニ・チャームは紙おむつリサイ
容器包装の取り組み対象として
クル事業に賛同して、同事業を行
は大きく2つあります。1つは商品
の顔です。パッケージも商品同様、
うトータル・ケアシステム(株)に資
を小売店まで届けるのに必要な輸
お客様を意識した開発に取り組ん
本参加しました。
送用段ボール。もう1つはお客様が
でいます。最近では使用する方の
直接、店頭で目にしている商品パッ
視点に立ったユニバーサル・デザイ
ケージです。
ンを意識したパッケージ開発を進
これは、経済産業省・環境省・福
岡県・大牟田市の支援・補助を得て、
最初に商品に触れる、まさに商品
初めての紙おむつリサイクル事業
輸送用段ボールでは従来の運ぶ
へ、排出事業者・販売事業者と共同
だけの段ボールでは小売店で単純
参画して、使い捨て商品を製造す
にゴミとして発生します。そこで、
ロス」のデザインが評価され、JPC
る当社の社会的責任としての取り
店頭でディスプレイとして利用で
(ジャパン・パッケージング・コンペ
組みです。
きるよう「ディスプレイ兼用段ボー
ティション)日本印刷産業連合会長
ル」を導入しました。
賞を受賞しました。
使用済みの紙おむつリサイクル
の技術的可能性としては、トータ
めています。
また、「クックアップキッチンク
商品パッケージはお客様が一番
ル・ケアシステム(株)のリサイクル
システムである、使用済み紙おむ
つを破砕・水溶化処理をして、①パ
ルプ成分を再生②プラスチックを
分離除去してサーマルリサイクル
③汚水を浄化処理して低質パル
プ・汚泥を土壌改良剤として活用す
る技術があります。
この他にも、施設などの使用済み
紙おむつをRPF化・コンポスト化す
る全量リサイクルシステムもテス
第43回JPC展授賞式にて
ト実施しています。
開発本部 購買部 包装材グループ
Relay Talk >>>>
C S R リレートーク
9
小林 進一郎
「
“もっと便利に・もっと簡単に”にチャレンジしています」
「10cmの隙間に置けて、片手で1枚ずつ取り出せる」新しいキッチンペーパー用パッケージ
を開発しました。おかげさまで、2004年JPCにて日本印刷産業連合会長賞をいただきました。
このパッケージはユーザビリティ
(お客様にとっての使用勝手)
を高めたと同時に紙使用重量
を13%削減し、ユーザビリティと環境配慮の両立を実現しました。ユーザビリティの点で最も
工夫したのは開封構造です。お菓子箱に使用される一般の開け方がなじまなかったので、これ
までにない開け方ではありますが、できるだけお客様の頭の中にある「開封行為のイメージ」に
沿った開封構造にすることが重要なポイントでした。
こういったお客様の心理面に配慮した開発は、ますます重要になってくると思います。今後も
お客様の立場に立ったパッケージ開発にチャレンジしていきます。
P38リレートーク
39
省資源と廃棄物リサイクル
資源有効活用と、
リサイクル拡大による
ゼロエミッション達成
水使用量
主要拠点のリサイクル率は、マテリアルリサイクルとサ
ーマルリサイクルの拡大により、目標を大きく上回りま
した。また、四国中央地区事業所のゼロエミッション達
成など、廃棄物リサイクルは着実な成果を上げています。
廃棄物発生量
開発部門で31万トンの
水循環再利用
2003年度の水使用量は、前年に
比べ若干減少しました。今回対象範
ユニ・チャームのCSR
リサイクル率
生産量増加により、
廃棄物発生量が増加
主要3拠点で
リサイクル率96.2%達成
2003年度は、生産量の増加により
廃棄物の発生総量は増加しました。
主要3拠点では、目標の93%を大
きく上回る96.2%のリサイクル率を
囲に加えた開発部門では、水の循
製造工程での排出物の少ない商
達成しました。各拠点のEMS担当
環利用をおこなっており、年間31万
品製造設備の導入をおこないました
者が、より環境負荷が少なくリスク
トンを再利用しました。
が、加工機械の立上げ時のロスが発
の少ない処理方法を検討しリサイク
生し、原単位も悪化してしまいました。
ル化を進めた結果です。
また、四国工場では、新たに排出
水の定常監視システムを導入し、継
製品とお客様
企業経営
グループ内資源循環施策として、
続的な監視を続けています。
工程ロスを分離しペットシートの原
材料化を実施していますが、この利
30,000
0.300
1,000,000
25,000
0.250
800,000
20,000
0.200
600,000
15,000
400,000
10,000
技術者は継続して着実な活動を推
進しています。
主要3拠点実績
マテリアルリサイクル+サーマルリサイクル
100
水使用量推移
02
24,607
28,747
22,801
01
.3
89
.1
.0
0.100
80
環境保全活動
0.050
0
(%) 99 00
0
03 (ton)
廃棄物発生量推移
01
02 03
リサイクル率推移
社会活動
※主要3拠点:掛川地区事業所・四国中央地区事業所・福島工場
ゼロエミッション
ゼロエミッション達成
工場が拡大
Relay Talk >>>>
C S R リレートーク 10
ユニ・チャームプロダクツ四国工場 品質管理グループ
平井 智和
昨年の福島工場に続き、大野原
製造所、金生製造所、ユニ・チャー
ムマテリアル3Gにおいてもゼロエ
ミッションを達成しました。
「地道な活動が大きな成果につながってきます」
ゼロエミッションを達成するために、3R(廃棄物発生抑制・
廃棄物の再使用・廃棄物の再生利用)
を各部門と協力して続
2004年度は、中央製造所、川之
けてきました。その成果として、資材梱包材をメーカーへ返却
江製造所でのゼロエミッション達
し再利用したり、キッチンペーパーロスをトイレットペーパー化
成を目指しています。リサイクル
したり、おむつのパッケージロスを再袋化して、グループ内で
内容についても、グループ内での
使用しています。こういった活動は、環境負荷の削減だけでは
資源循環をさらに進めるとともに、
マテリアルリサイクル化比率の向
上に努めます。
職場づくり
85
88
11 9
90
0.
10
6
0.
0.150
0.
0
117
6
0.
12
12
0.
0.
0
(ton/年) 99 00
19,962
03
13
2
02
21,011
736,575
1,200,085
01
5,000
20,241
849,649
0
(ton) 99 00
798,746
945,121
673,645
200,000
協力体制
92
1,200,000
用率をさらに向上させるため、担当
.2
全体実績
全体原単位
全体発生量
.8
96
主要3拠点実績
主要3拠点原単位
主要3拠点発生量
なく、コスト削減にもつながってきます。今後も全工場でゼロ
エミッションを達成すべく、工場間のみでなく全社を巻き込ん
だ形での環境活動を進めていきたいと思います。
省エネルギー
中長期計画に基づき、
全社的な省エネルギーの
実施
当社製造工程での環境負荷は、エネルギー使用量がCO2
排出量に直結しています。私たちは、第6次経営計画に
基づく省エネルギー中長期計画を作成し、推進していき
ます。
エネルギー使用と省エネルギー施策
計画前倒しと電力監視体制による省エネルギー推進
2003年度はエネルギー使用量・
CO 2 排出量は増加しましたが、原
幅に上回る成果を得ることができ
の切り替えや、高効率トランスの
ました。
導入など、通常使用する機器のエネ
P34-35
単位では改善できました。増加の
具体的には、新規付帯設備導入
主な原因は生産数量の増加に加え、
は当初予算よりも多少割高でも、
新規設備導入に伴う付帯設備の増
インバータや運転制御機能を有す
設です。しかし新規設備は従来機
る省エネルギー効果の高い機器な
よりも設計上、生産能力が高く、
どを導入しました。
設備設計段階からの改善と生産現
生産設備では設計段階から見直
ルギー使用量の削減にも取り組み
ました。
電力監視体制でエネルギーを
マネジメント
2004年度からは静岡工場をモデ
場の努力により生産性が向上し、
し、熱処理工程を順次廃止し、製
ルに詳細な電力監視体制を構築し、
原単位は改善しました。
造工程で使用する熱エネルギーを
今まで以上に科学的な検証を増や
削減しました。その他に、比較的
すことで、より効率的な省エネル
計画前倒しで大きな成果
小型動力源のサーボモーター化や、
ギー推進を目指します。また、
生産数量増加による排出量増加
一部のファンにインバータを導入
ISO14001のEMSに基づく改善の
傾向を受け、丸山環境委員会委員
するなど、生産時の電力使用量削
中で、日常の些細な活動からもエ
長を中心として省エネルギー案件
減と、非生産時の無駄な電力消費
ネルギー使用量の削減を実施し、
の前倒し実施がおこなわれました。
削減を推進してきました。これら
他工場へ展開したいと考えていま
その結果、担当者の迅速な対応で
の成功案件は、今後、すべての生
す。現状の省エネルギー担当者の
今年度の省エネルギー率は、期中
産機への水平展開を検討・推進して
レベルと同様に、全員が省エネル
で設定された前倒し計画には至ら
いきます。
ギーを意識し、全社一丸で推進す
なかったものの、当初の目標を大
主要3拠点原単位
主要3拠点実績
全体原単位
全体実績
また、省エネルギー型の照明へ
主要3拠点原単位
主要3拠点実績
る体制を構築します。
全体原単位
全体実績
0.600
120,000
0.800
50,000
0.500
100,000
0.700
40,000
0.400
80,000
0.300
60,000
0.200
40,000
0.100
20,000
4
0.500
電力モニター
01
02
0
94,469 .40
6
109,630
92,812
0
(ton) 99 00
86,884
95,364
0
03 (kR/ton)
91,746
0.
0.
45
7
6
52
47
0.
エネルギー使用量推移
0.
6
02
0
45,292 .20
3
54,924
01
21
23
22
0.
0.
44,038
0
(kR) 99 00
39,090
10,000
39,924
20,000
9
6
9
0
24
24
0.
0.
30,000
0.600
4
57
0.
0.
59
9
60,000
38,160
40
0.400
0.300
0.200
03 (ton/ton)
CO2排出量推移
インバ−タ
41
ユニ・チャームのCSR
省エネルギーキャンペーン
夏季冬季の省エネルギーキャンペーンを実施
国内ユニ・チャームグループを対
月末までの冬季期間は、室温20℃
象に、夏季冬季期間それぞれに、
空調温度調節を、全社員によびか
省エネルギーキャンペーンを実施
けています。
しています。6月∼9月末までの夏
社内の協力体制により、季節に
季期間は、室温28℃空調温度調節
限定されない省エネルギー効果を
と服装の軽装化推奨を、12月∼3
実現しています。
製品とお客様
オフィスでの省エネルギーキャンペーン
企業経営
省エネルギー中期計画
環境予算マトリックスの導入で省エネルギー中長期計画の実現へ
当社の活動の中で、温暖化ガス
算では2010年の目標達成のために
ト面での費用対効果を重視してき
としては、エネルギー使用におけ
はこの4カ年経営計画に基づいた
た従来の活動と異なり、環境面で
るCO2排出が大半を占めています。
省エネルギー計画を実現する必要
の費用対効果も確認しながら、経
そのような観点から、当社では省
があります。現状の改善活動に加
営と環境を直結したEconomyと
エネルギーを積極的に推進するこ
え、大型設備の導入を含めた、抜本
Ecologyの両立を目指すものです。
とで地球温暖化問題に取り組んで
的な省エネルギー対策を推進して
まずは省エネルギー活動にて効果
います。
います。
検証し、他の環境改善活動にも積
2004年度は第6次経営4カ年計画
また、省エネルギー活動をより
に基づき、省エネルギー計画も
効果的に推進するために今年度よ
2010年の目標達成に向けた中長期
り、環境予算マトリックス※の考え
計画を作成していきます。当社試
方の導入を検討しています。コス
協力体制
職場づくり
極的に応用していきます。
※環境予算マトリックス
環境活動の優先順位付けや、費用対効果の確
認を事前におこない、戦略的に環境施策を実
施するためのツールの1つ。
環境保全活動
社会活動
開発本部 生産技術部 テクニカルサポートグループ
Relay Talk >>>>
C S R リレートーク
11
石川 計治
「担当者レベルの取り組みから、全社員の取り組みへ。
」
1998年より省エネルギー法対応から始めた省エネルギー推進ですが、当初は認知度が低く、
担当者から「実際の省エネルギー実務労力より、説得するための労力の割合の方が大きい」との
声をよく聞いていました。
その頃は省エネルギー案件が多く、やれば成果が出るのに、なぜ進めないのかいらいらしてい
ました。その後、世界的に地球温暖化がクローズアップされ、会社の対応も変わってきて、成果
も急速に上がりました。
今後は、担当者レベルの取り組みから、外部専門家の力を借りた取り組みへ、また全社員の
実務に直結した取り組みへシフトさせていき、新たな展開から成果を上げていきたいと考えてい
ます。
42
環境リスクマネジメント
ISO14001に基づく
環境リスク予防と
汚染物質削減
PDCAサイクルと内部監査・外部審査による環境マネジ
メントシステム運用で、あらゆる事態に備えた環境リス
クを予防。製造工程で発生する大気・土壌・水質への汚
染物質は、各拠点ごとの施策で削減に取り組んでいます。
環境リスクマネジメント
ISO14001に基づく
PDCAサイクルで
環境リスクを予防
ユニ・チャームグループでは、環
境委員会を軸とし、ISO14001に基
づいた環境活動を展開しています。
ISO14001の認証取得・運用につい
ては、環境委員会事務局のCSR部
環境推進室が関与し、全体最適を
考慮した活動となるよう取り組ん
でいます。今後も、グループ全体
の環境負荷低減と環境リスク予防
■環境リスク予防のPDCAサイクル
● 環 境 委 員 会・各 拠 点 の 経 営
層と確 認し、パフォーマンス
向 上 のためのアクションプラ
ン の 設 定 、方 針 の 見 直し 有
無の検討などを実施
継続的改善
P lan
計画
A ction
● 全 社 方 針をもとに、拠 点
経営層による
見直し
ごとに重点事項を追加し、
方針を設定
● 環 境 委 員 会 にて 決 定し
点検および
是正処置
C heck
たアクションプランを拠
点ごとに推進
Do
実施および運用
● 毎月環境会議を実施( 拠点ごと)
● 内部監査の実施( 年1回以上 )
● アクションプラン 実 施 徹 底を図
るべく、部 門 開 催 の 会 議におい
てその都度確認しながら実施
に全力で取り組んでいきます。
内 部 環 境 監 査・外 部 審 査
定期的な審査実施で環境リスクを予防
当社では、EMS内部審査・外部
摘レベルのバラつきをなくし、環
審査を環境リスク予防およびパフ
境マネジメントとしての効果を最
ォーマンス向上のための重要な機
大限に高めるため、チェックリス
会と認識し、それぞれ年1回以上実
ト(全社統一)を作成し、内部監査
施しています。
員への監査も実施しました。
内部監査では、内部監査員の指
外部審査の様子
法規制遵守
厳しい監視・測定により
法規制を遵守
各拠点において環境マネジメン
トシステムに基づく法規制の監
視・測定を実施しています。2003
年度は、法規制違反などによる罰
金や課金はありませんでした。
環境クレームは1件発生していま
す。ユニ・チャームマテリアルの
排水口付近において泡が発生して
いるとの連絡がありました。調査
した結果、排水には問題はなく、
結果について報告しました。
環境方針
43
ユニ・チャームのCSR
大気汚染
NOx排出量、SOx排出量は増加
オゾン層破壊物質は変化なし
中央地区での焼却炉廃止および
主要3拠点重量原単位
主要3拠点NOx実績
福島工場での焼却炉改良工事によ
1.500
125.0
1.200
100.0
0.900
75.0
0.300
100
0.600
50.0
0.200
50
0.300
25.0
0.100
53
53
0.
0.500
0.400
企業経営
■オゾン層破壊物質
5
1 .2
65
39
0.
50
6
57
0.
2
6
0.
44
10
1.3
1.3
11
10
4
1.5
1.3
200
0.
増加しました。
250
製品とお客様
0.600
7
150.0
8
1.800
重油ボイラーの運転時間が増加し
たため、NOx・SOx排出量はともに
全体重量原単位
全体SOx実績
0.
300
主要3拠点重量原単位
主要3拠点SOx実績
34
る停止に伴い、蒸気確保のために
全体重量原単位
全体NOx実績
福島工場
0.37
冷媒
掛川地区
1.94
冷媒
中央地区
0.34
冷媒
0
(ton) 99 00
01
02
0
03 (kg/ton)
01
02
協力体制
0
03 (kg/ton)
0
豊浜
0.12
冷媒
金生
0.01
冷媒
掛川地区
0.65
冷媒
NOx排出量推移
SOx排出量推移
職場づくり
土壌・水質汚染
有害化学物質
土壌撤去のグループ会社で、監視測定を継続
水質の測定結果については、特
■BOD・COD発生量
に問題ありませんでした。土壌に
地区
関しても、開発部門において周辺
土壌の調査をした結果、問題はあ
BOD
りませんでした。
昨年土壌調査の結果、異常が発
見された個所があったグループ会
社については、土壌の撤去・処理を
完了。環境マネジメントシステム
を導入し、管理を強化することに
しました。
0
(ton) 99 00
118.7
136.5
消火剤
104.8
0.07
89.3
中央地区
73.4
消火剤
60.6
1.55
261.5
266.0
掛川地区
大野原
CFC
用途
255.6
代替フロン
(ton)
217.1
ハロン
事業所
217.9
物質名称
235.1
0.
98
150
保管量
福島工場
掛川地区
中央地区
COD
川之江製造所
ユニ・チャームマテリアル
大野原製造所
環境保全活動
焼却炉廃止で
有害化学物質削減
発生量
(ton/年)
0.21
0.31
1.27
0.03
3.78
0.02
焼却炉の廃止およびリサイクル化
の推進で、燃焼によって非意図的に
発生するダイオキシン類の発生量は
減少しました。
福島工場および金生製造所では、
PCBを法に基づき適正保管してい
ます。
■PRTR対象物質取扱量
PRTR
対象物質
トルエン
エチレンオキシド
ダイオキシン類
年度
主要3拠点
報告書
範囲
※
(全体)
2002年
11.8ton/年
13.7ton/年
2003年
12.0ton/年
13.9ton/年
2002年
9.6ton/年
24.6ton/年
2003年
9.3ton/年
25.2ton/年
2002年
9.0mg-TEQ/年 9.1mg-TEQ/年
2003年
2.9mg-TEQ/年 2.9mg-TEQ/年
※2002年度実績は、豊浜・金生製造所を含ん
でいません。
社会活動
44
海外拠点での活動
海外拠点のISO14001認証
取得と、さまざまな取り組み
事業の海外進出に伴い、東アジア各地のユニ・チャーム
海外拠点でも、環境マネジメントシステムの導入を推進
しています。2003年度は、台湾・タイ・上海において、
大きな成果がありました。
台湾
環境マネジメントシステムの現場への定着が課題
年々環境への意識が高まるなか、
に最も重要視している点は、環境マ
当社もディスポーザブル製品の販売
ネジメントシステムの現場への定着
を業務としており、環境負荷への改
です。環境影響・負荷に対し自主基
善に取り組む必要性を強く感じて
準に基づく積極的な対応へシフトし
いました。そのため、環境管理手法
ていき継続的に改善され、かつ改善
として 国 際 標 準 規 格 で あ る
効果を認識可能とするよう努めてい
ISO14001の導入を目指し、認証を
きます。
取得しました。しかし、認証取得後
タイ
スタッフ全員の力によるISO14001認証取得
上海
海外法人として、
初のISO14001認証取得
関 係 各 部 署 の 協 力 を 得 て、
廃棄物対策と省エネルギーの取り組み強化
上海工場では、ISO14001認証取
得準備や作業環境改善などのため、
ISO14001を取得し、人で言えば「ハ
廃 棄 物 処 理 対 策 およ び 省 エ ネ ル
イハイ期」を卒業して立って歩き始め
ギー対策に取り組んでいます。廃棄
た段階になりました。タイ工場では、
物対策としては、処理の効率化とし
製品ロスの削減やリサイクルの推進
て圧縮梱包システムによるトリムと
を中心に活動してきましたが、現在で
ロスの減容化と集塵粉体の固形化
は法律面の整備により、タイの規制
システムを導入しました。
をよく理解したうえで、遵守できるよ
また、省エネルギー・騒音対策と
うになりました。今後は他工場の事
しては、生産機器の付帯設備を天井
例に学び、環境負荷の低減が達成
裏に設置し、作業空間から隔離する
できるよう努力を継続していきます。
ことにより、空調負荷低減、低騒音
化を図るとともに、空調ダクトや照
明の配置の適正化による省エネル
ギーなどを実施しています。
圧縮梱包システムで廃棄物処理を効率化
厳しい審査と苦労を経て、認証を取得
45
環境コミュニケーション活動
継続的な
環境活動情報の発信と、
相互コミュニケーション
環境情報発信
環境活動に伴う情報発信は、ステークホルダーへのアカ
ウンタビリティを果たす大切な活動です。私たちは、環境
報告書発行やインターネットを通じ、相互コミュニケー
ションに取り組んでいます。
環境報告書とアンケート
お客様相談室へ
寄せられた声
いただいた
アンケートを元に
本報告書が完成しました
環境活動サイト
環境コミュニケーション
サイト「ユニ・チャーム
with ECO」オープン
お客様相談室に寄せられた環境
に関する声は270件
(昨年度282件)。
当社は、2001年度より「環境活
2004年2月、当社ホームページ
昨年同様、最も多いお問い合わせ
動報告」を発行しています。2003
内 に 環 境 サ イ ト「 ユ ニ・チ ャ ー ム
は、製品やパッケージの分別に関す
年度版は、発行部数7,612冊(2004
with ECO」をオープンしました。
る内容でした。
年3月末時点)を配布し、社内外の多
インターネットを通じた、お客様
また、全製品への識別表示マーク
くのステークホルダーの方々から
とユニ・チャームの意見交換から
表記完了を受け、パッケージの「プ
ご意見・ご感想をいただきました。
「快適な暮らしと地球環境保護が両
ラマーク」についてのご質問もいた
アンケートは、2004年3月末で
立し、人々が生きる喜びを謳歌する
だいています。後処理テープにより
185名の方のご回答をいただきま
社会」実現を目指していくコミュニ
コンパクト廃棄が可能となった「ムー
した。いただいたご意見にはすべ
ティスペースと位置付けています。
ニーマン」については、
「股ギャザー
て目を通し、本「CSR報告書」の編
2001年度から発行している当報
からうんちが出ずに左右のテープで
集にあたって、多くを反映できる
告書「ユニ・チャーム環境活動報告」
たたみこめる」など、賛同のうれし
よう努力しました。
のダウンロードもできます。
い声も頂戴しました。
ユニ・チャームのCSR
製品とお客様
企業経営
協力体制
また、本報告書にもアンケート
を添付していますので、ぜひご協
(主なご質問に関する回答)
http://www.unicharm.co.jp/eco/
職場づくり
力をお願いします。
■項目別内訳(2003年度)
※個人情報は、当社プライバシーポリシーに基
づき管理しています。
●プライバシーポリシーおよび個人情報保護に
関するお問い合わせ先
「お客様相談ダイヤル」
0120-573-001
土壌・生分解
3
その他
17
リサイクル
環境経営 4
7
ダイオキシン・有害ガス
7
減容化・コンパクト化
15
使用後衛生処理
41
270件
ゴミ分別
130
環境保全活動
「Your Voice」では、お客様の声を公募
社会活動
水溶性・水質
46
マーケティングコミュニケーション部 パッケージ制作2G
Relay Talk >>>>
C S R リレートーク
12
横山 由美子
「環境マスコット社内公募に応募して」
私の作成しました「かんガエル」が環境マスコットに決定し、うれしく思い
ます。今回のマスコットを制作するにあたっては、
「環境問題を考えていこ
う!」というテーマを決め→環境を考える(?)→かん+カエル→かんガエ
ル!
!といった感じで言葉が進化し、それによってキャラクターも「カエル」と
すんなり決定しましたので、わりとスムーズに制作することができたような気
がします。
これからこの「カエルくん」がさまざまな場所に登場し環境問題に貢献する
ことで、皆さんからかわいがられる存在のキャラクターになっていってくれる
ことを願っています。
46
社会貢献活動
各事業所の
地域コミュニケーションと
企業市民としての社会活動
清掃美化活動
定期的清掃活動による地
域と密着した工場づくり
工場周辺の清掃活動を定期的に
各事業所は、工場見学の実施、地域清掃美化活動、学校
教育への協力など、各々の地域社会に根ざした貢献活動
に取り組んでいます。また、良き企業市民として、ユニ・
チャーム事業の特性を活かし、福祉・文化・社会活動へ
の協賛をおこなっています。
工場見学・会社見学
ユニ・チャーム工場の
事業活動を広範な
見学者に公開
2003年度は、福島工場で4回、
インターンシップ
インターンシップで未来
を担う子どもたちと交流
当社は、中学生・高校生のための
おこない、周辺地域の美化に努めて
掛川地区事業所で4回の合計8回の
インターンシップによる受け入れ
います。
工場見学と、本社での会社見学会
を毎年おこなっています。2003年
がおこなわれました。
度は、
2月と7月に2回実施しました。
2003年度は、福島工場、掛川地
区事業所、四国中央地区事業所、ユ
小学生、中学生、高校生、商工
工場実習や会社説明を通じ当社
ニ・チャームマテリアルで、計14回
会、看護学校など幅広い見学者に
の取り組みを知っていただき、地
の清掃をおこない、延べ400人以上
来ていただき、事業活動への理解
域社会と未来を担う子どもたちと
が参加しました。
と、製品へのふれあいの場としま
の交流に努めています。
した。これらの活動に寄せ、多くの
方々からいただくお礼状は、当社
のいっそうの励みになっています。
川之江製造所の余木工業団地清掃活動
地元中学生のインターンシップ
会社見学会で当社製品にふれる中学生
インドネシア現地社員の孤児院慰問と献血ボランティア参加
ユニ・チャームインドネシアでは、創業記念日に
現地社員が孤児院慰問と献血ボランティアを毎年実
施しています。
「商品・サービス以外でも、ユニ・チャーム社員
として社会に貢献したい」「困っている人に何かを
したい」と、現地社員が創業記念日の行事として自
主的に始めたボランティア活動です。
現地社員が慰問に訪れた孤児院
献血ボランティアに参加した現地社員
47
ユニ・チャームのCSR
協賛活動
地域行事の活性化とお子様の支援・思い出づくり
当社の社会コミュニケーション
■2003年度の協賛活動一覧
棚倉城祭
福島工場
5月
連合メーデーチャリティーバザー
掛川地区事業所
7月
ルネッサンス棚倉花火大会
福島工場
金や商品提供に取り組んでいます。
7月
棚倉夏祭
福島工場
祭りやイベントへの協賛活動で、
7月
四国かわのえ紙祭
四国中央地区事業所
地域に根ざしたコミュニケーショ
7月
川之江花火大会
四国中央地区事業所
8月
袋井花火大会
掛川地区事業所
8月
紙まつり
経営企画部
伝いしています。また、当社事業
8月
松山まつり
経営企画部
の特性を活かし、「社会的弱者」サ
9月
掛川市民スポーツフェスティバル
掛川地区事業所
ポートの視点で、チャリティや福
10月
掛川商工まつり
「赤ちゃんオリンピック」
掛川地区事業所
10月
掛川祭り
掛川地区事業所
10月
日本チャリティ協会「映画音楽世界をめぐる」
活動は、各事業所ごとの活動を中
2003年 4月
心に、経営企画部においても協賛
ンに努め、地域行事活性化をお手
祉活動、さらに、幼稚園・保育
園・学校行事への協力により、お
チャリティショー広告
経営企画部
経営企画部
子様の支援と思い出づくりに力を
11月
日本てんかん協会「てんかんふれあいフェスタ」
入れています。
11月
障害児の将来を守る父の樹会「父の樹バザー」
経営企画部
11月
社会福祉恩賜財団「サンライズ世田谷バザー」
経営企画部
2003年度、当社が協賛、商品提
2004年 1月
供、寄贈をおこなったイベント・
福祉活動は、右の表のとおりです。
企業経営
協力体制
成人式での新成人女性への商品提供
(川之江市、豊浜町、大野原町)
年1回
製品とお客様
四国中央地区事業所
職場づくり
地元中学校クラブ活動助成(川之江市立北
中学校、南中学校、豊浜町立豊浜中学校)
四国中央地区事業所
年1回
豊浜町社会福祉協議会
四国中央地区事業所
年1回
川之江市内の小中学校への図書寄贈
四国中央地区事業所
年1回
幼稚園・保育園バザー
四国中央地区事業所
環境保全活動
サンライズ世田谷バザー
社会活動
CMでおなじみの白石美帆さんからも、製品へのご意見をいただきました。
フェミニンケア事業本部商品である「ソフィワイドガード」のCMでおなじみ
の白石美帆さんが、品川本社に来て下さいました。
社長対談では、商品や企業イメージについてのお話や、
「これからも、地球
環境を考えながら、役に立つ、安心して使える商品を開発して下さいね。」と
激励のお言葉をいただきました。また、環境面では、白石さん自身が「化粧品
などの容器が使い捨てであることが時々気になる」とのことで、当社のウェッ
トティッシュは必ず詰替用を購入しているとのこと。
この対談を通じ、製品面での顧客満足と環境配慮をおこなう必要性を再
確認することができました。
高原社長に率直なご意見を下さった白石さん
48
CSR会計
利害関係者 目的(企業行動原則)
主要なテーマ
実行プラン
製品開発
品質保証
品質保証取り組み
わかりやすい商品情報の表示
お客様情報のフィードバック
安全性確保の取り組み
自主基準・法の遵守
製品開発 その他
お客様との
コミュニケーション
ベビータウン調査・座談会
お客様相談室対応
お客様情報モニタリング
市場調査
広告、PR実績、
キャンペーン その他
NO.1のご支持
(顧客満足の最大化)
お客様
費用(千円)
76,530
効果
関連ページ
主要カテゴリー販売金額シェア 全国
(スーパー・コンビニエンスストア・薬局薬店・ホームセンター)
・ベビー用紙おむつ49.2%
・大人用おむつ37.8%
・ナプキン36.6%(エーシーニールセン2003年度データより)
連結売上高伸長率 前年同期比 +7.6%
お客様の声の共有会議での、
お客様の声に対する反映率 60%
P08-19
1,983,234
2,059,764
合計
株主
連結売上高 前年同期比 +7.6%
連結当期純利益 前年度比 +19.1%
EPS 前年度比 +54円97銭 ※一株あたりの当期純利益
64,310 株主資本利益率(ROE) 前年度比 +18.1%
コーポレートガバナンスランキング順位 8位
(2003年12日1日付 日経ビジネスより)
IR関連費用、総会費用
報告書作成、発送費用
IR説明会 その他
株主との
業界一級の利益還元
コミュニケーション
P20-21
64,310
合計
(お互いの)健全な
成長の実現
お取引先
業界総資産の拡大
サプライヤーとの
コミュニケーション強化
各種説明会
納品環境整備
サプライヤーの環境配慮検討 その他
雇用と労働
雇用活動
モチベーションサーベイ実施
福利厚生
メンタルヘルス その他
人材育成
社内起業家の育成
キャリア支援
各種教育支援制度
CSR教育 その他
環境保全
環境会計データ
社会貢献
工場見学
地域の子どもたちとの関わり
地域協賛
海外ボランティア
各種フォーラム・イベント協賛
商品提供
福祉活動協賛 その他
144,761
卸先からみた評価→売上伸長率第1位、利益貢献度第3位 化粧品・日用品卸売業の経営実態調査(本社規模100億
以上の卸売り業回答。2003年12月15日付 日本商業新聞)
より
調達先からの評価指標は、今後検討
P22-23
144,761
合計
社員及びその家族の
幸福を実現
社員
1,222,356
187,289
社員による各種教育受講
ビジネスカレッジ・・・21名、
ジュニア・ボード・・・11名
通信教育利用者・・・231名、選択型研修・
・
・117名
福利厚生制度加入率 100%(パート、
アルバイトを除く)
P24-29
高い給与を払える会社主要1000社業種別ランキング 化学5位(2004年4月3日付 週刊東洋経済より)
1,409,644
合計
ひとびと、及び社会全体
の、経済的かつ精神的
充足に貢献
社会
1,025,431
環境経営度ランキング 214位
トーマツ環境格付け Aランク
地域コミュニケーション活動実施 美化清掃活動
協賛活動 21件
120,671 ※その他「環境効果」については、環境会計集計表の
効果欄をご覧下さい。
P30-47
1,146,102
合計
※効果については、実行プランごとの評価指標がないため、利害関係者ごとの目的に対するものを挙げています。個別指標については、今後検討していきます。
環境会計
テーマ
設計
技術開発
省エネルギー
廃棄物削減
製造
環境負荷低減
具体的な取り組み
環境配慮型商品の開発
LCAの実施
省エネルギー機器導入
不良品の削減
適正処理の推進
リサイクル推進
投資(千円) 費用(千円) 合計(千円)
0
75,540
75,540
137,568
3,823
141,391
48,752
26,153
74,905
0
406,540
406,540
10,291
322,886
333,177
0
134,653
134,653
監視・測定の実施
法規制遵守
法規制対応設備整備
容器包装リサイクル法対応
ISO14001運用
マネジ
メント
分野
環境報告書・会計
環境教育
その他
EMS運用
外部審査、内部監査
効果
CO2削減商品比率(前年度比)33.9%
環境配慮型商品比率 15.2%
エネルギー費用の削減額 77,124千円
省エネルギー率 -7.0%
廃棄物処理費用 2,207千円増加
(主要3拠点)
リサイクル素材売却収入 29,733千円
リサイクル率 96.2%
EMSの監視測定などの法規制遵守活動を
継続しています。
関連ページ
P16、36-38
P40-41
P39
P39
P42-43
P31、36、42、44
EMSの範囲を拡大し、改善の範囲を拡大し
環境報告書作成
12,341
0
環境会計集計
講習会実施
外部コミュニケーション実施
(座談会、情報公開ツールなど)
合計
12,341
0
608
608
0
42,888
42,888
196,611
1,025,431
1,222,042
P45、48
ています。
同時に情報開示範囲の拡大もおこないました。
P28
P17-19、45-47
表の説明
集計範囲:本社環境管理部門、製品開発部門、四国中央地区、掛川地区、福島工場、川之江製造所、ユニ・チャームマテリアル、大野原製造所、金生製造所、豊浜製造所
期 間:2003年度(2003年4月1日∼2004年3月31日)
注 記:①減価償却費は費用に含めていません。
②「効果」は確実なもののみで、偶発的効果や推定効果は算出していません。
③本社ISO14001取得に伴い、環境推進室の費用を「ISO14001運用」に含めています。
④容器包装リサイクル法による再商品化委託料については、請求書に基づき当期に支払った金額を計上しています。
前年度との比較(主要3拠点)
項目
廃棄物処理費用
リサイクル委託費用
設備工事(法規制遵守)
2002年度(千円) 2003年度(千円) 増減額(千円)
主な内容
11,397
13,604
2,207
201,006
344,881
143,875
焼却炉休廃止に伴う外部へのリサイクル委託費用の増加(中央製造所、大野原製造所)
ゼロエミッション推進によるリサイクル費用の増加および調整池汚泥のリサイクル(福島工場)
おむつロスリサイクル費用の増加(掛川地区事業所)
45,205
10,291
-34,914
前年度は焼却炉法規制適合化工事により投資額が発生
本年度としては、掛川地区事業所の焼却炉工事のため発生
生産増および焼却炉休廃止に伴う外部処理費用の増加
49
ユニ・チャームのCSR
製品とお客様
企業経営
第三者審査手続の補足説明
第三者審査報告にあたり、審査手続の概要を補足説明として以下に示します。
ス
テ
ッ
プ 事前調査
ス
テ
ッ
プ 審査実施
ス
テ
ッ
プ 審査報告
ス
テ 最終版
ッ 報告書の
プ
1
2
3
4
●報告書の情報シス
テムの状況確認
●事務局および
現場の審査
チェック
1. 今回訪問した事業所
四国中央地区事業所
掛川地区事業所
ユニ・チャームマテリアル
金生製造所
開発本部
2. 訪問事業所は、ローテーション計画に基づき実施してい
ます。
提出
今回訪問しなかった事業所については、記録類の閲覧・照
合を本社で実施しました。
●審査結果指摘
(修正・提案)
●訪問事業所の特定
●審査事項の特定
●ステップ3での
指摘事項の
事項報告
協力体制
豊浜製造所
ス
テ 第三者
ッ 審査報告書
プ
5
本社
●第三者審査報告書
の提出
職場づくり
3. 審査手続の詳細は(株)
トーマツ環境品質研究所のホーム
ページ(
フォローアップ
http://www.teri.tohmatsu.co.jp)に掲
載しています。
環境保全活動
環境パフォーマンス指標について
当社は、環境報告書の発行に際し、環境保全活動
の効果を定量的に把握し、具体的な活動状況を判断
するための「環境パフォーマンス指標」
を設定しました。
設定にあたっては、WBCSD※の環境効率指標、GRIガ
イドライン、環境省ガイドライン、ISO14031環境パフォ
ーマンス評価といった各種ガイドラインや国際規格を参
考とし、当社の業態に適していると判断できる管理指標
を設定しました。
なお、マネジメントパフォーマンスについては、環境省
2002年版指標の数が多いため、今回はオペレーション
指標のみ記載しています。
本報告書内で使用している主な指標は以下の内容です。
(ゼロエミッション)
排出物に対する埋立物の重量の割合が年間を通して
1%以下の場合をいいます。
(排出原単位)
分母は生産重量を使用しています。
(CO2排出係数)
改善効果をみるため、昨年と同一数値を使用してい
ます。
(省エネ率)
累計省エネ量
(kr)
/1999年度総量
(kr)
また今回、NOx、SOxの算出基礎数値の見直しおよび
エネルギー使用量、CO2算出における重複個所の修正
を実施したため、昨年度までの数値についても一部修
正しています。
※WBCSD:World Business Council for Sustainable
Development(世界環境経済人協議会)
<本報告書に用いた指標>
項目
生
産
▲:GRI−任意指標 環境省−サブ指標
編集後記
共通性※1 組織単位
当社指標
W G K 全体 サイト
単位
ステークホルダーの皆様
総物質投入量
● ● ●
●
ー
原材料、副資材使用量
総エネルギー消費量
● ● ●
●
▲
電力使用量、重油使用量
水消費量
● ● ●
●
●
上水、地下水の総量
ton
オゾン層破壊物質
● ● ●
●
●
冷房装置、消火設備の保管量
ton
さしい気持ち」と困難が伴
GHG排出量/CO2含む
● ● ●
●
ー
燃料燃焼、購入電力の発電時、廃棄物排出
ton
ってもあきらめない「強い意
非生産廃棄物総量
● ● ●
●
●
発生総量
ton
● ●
●
●
依託処分量
ton
志」
があれば、きっと世界は、
固形廃棄物処理内容別
有害廃棄物
● ▲
●
ー
廃棄物処分量
ton
リユース/リサイクル
● ▲
●
ー
リサイクル量
ton
●
●
ー
海・河川への放流、蒸気放出量
ton
COD・BOD
● ▲
ー
●
総量、測定値
その他排出規制項目
● ▲
ー
●
測定値
● ▲
●
ー
PRTR届出対象物質重量総計
総排水量
PRTR対象物質
ton
kWh/kR※2
ton、mg/R
mg/R
ton
が望まれることを、一つひ
とつ実現していく。その「や
未来は変わっていくのだと
信じています。
「信頼される企業経営」
と
は何か、議論を重ね、製造
業としての原点を見つめ直
m3N/hr
し、社是に謳った理念を社
ー
●
排ガス量(MAX)
NOx
● ▲
●
●
燃焼による総発生量
ton
員全員であらためて徹底し
SOx
● ▲
●
●
燃焼による総発生量
ton
● ▲
ー
●
ダイオキシン濃度
ng-TEQ/m3N
ていく枠組みとして位置付
その他排出規制項目
mg/R
非生産排出物:大気総量
土壌・地下水汚染
輸送に伴うCO2
輸 輸送に伴うNOx
送 輸送に伴う燃料消費量
低公害車導入台数、導入率
製 総製品生産量
品 容器包装重量
けた、当社の考える
「CSR」
。
● ▲
ー
●
各規制物質測定量
▲
●
●
発生総量
ton
多くの皆様と意見を交換し
▲
●
ー
発生総量
ton
ていきたいと思います。
▲
●
ー
軽油使用量
kR
●
●
ー
導入台数、比率
台、%
● ▲
●
ー
生産重量総計
ton
▲
●
ー
容器包装排出量
ton
※1 W:WBCSD、G:GRI、K:環境省 ※2 原油換算
すべては、やさしさと笑顔
にあふれた社会のために。
社会活動
や さし さ を つ くる 。
やさしさでささえる。
東京都港区高輪3-25-23 京急第2ビル
〒108-8575
Telephone 03-3447-5111
http://www.unicharm.co.jp/
本報告書は、古紙配合率100%再生紙を使用し、
アロマフリータイプ「大豆油インキ」で印刷しています。
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