第13回日本乳癌学会関東地方会 コーヒーブレイクセミナー 2 Partners for Better Health ~女性の健康を守るベストパートナーとして~ 個別化診療におけるABUSと デジタル・ブレスト・トモシンセシス 2016 年 12 3 月 日 (土) 15:10 ~15:50 第 2会場(ソニックシティホール 4F 国際会議室) 演題1 個別化検診における各モダリティの役割と Invenia ABUSの可能性 演者 社会医療法人博愛会 相良病院附属ブレストセンター 放射線科部長 戸﨑 光宏 先生 演題2 デジタル・ブレスト・トモシンセシス(DBT)の 位置付けとこれから 演者 帝京大学ちば総合医療センター 外科(乳腺・甲状腺外科) 宮澤 幸正 先生 進行 GEヘルスケア・ジャパン株式会社 本社営業本部 德山 佳織 販売名称:乳房用超音波画像診断装置 Invenia ABUS 医療機器認証番号:226ABBZX00065000号 Imagination at work 共催:第 13 回日本乳癌学会関東地方会 GE ヘルスケア・ジャパン株式会社 販売名称:セノグラフ 2000DS シリーズ 医療機器認証番号:21600BZY00218000 号 JB31651JA 第13回日本乳癌学会関東地方会 コーヒーブレイクセミナー2 演題1: 個別化検診における各モダリティの役割とInvenia ABUSの可能性 演者 社会医療法人博愛会 相良病院附属ブレストセンター 放射線科部長 戸﨑 光宏 先生 現在、マンモグラフィ検診の死亡率低減効果の議論、不利益である過剰診断およびデンスブレストの問題が盛 んに取り上げられている。さらに、J-START の結果を受けて、国内では視触診の撤廃が進められ、超音波検診の 導入の準備がなされている。すなわち、マンモグラフィ検診をすべての女性に行う従来型の検診はすでに崩壊し 、リスクに合わせた『個別化検診』が具体的に議論され始めている。 一方、 海外では遺伝的なリスクや乳腺濃度を取り入れる『個別化検診』のプロジェクトがスタートしており、 そこに は再現性の高い自動超音波や MRI の役割が重要視されている。今回の発表では、 特に自動超音波の役割に 注目して『個別化検診』のあり方や国内外での方向性について提示し議論したいと考えている。 演題2: デジタル ・ ブレスト ・ トモシンセシス(DBT)の位置付けとこれから 演者 帝京大学ちば総合医療センター 外科(乳腺・甲状腺外科) 宮澤 幸正 先生 デジタル ・ ブレスト ・ トモシンセシス(DBT)機能を加えた乳房 X 線撮影装置が使用できるようになったが、 まだ 、 DBT を導入している施設は限られている。我々は、 我々の施設および関連病院に、 GE 社製の Senographe Essential を導入し診療を行っている。今後 DBT 導入を考えられている方への一助となればと考え、 我々の使 用経験に基づいた知見を報告する。 トモシンセシスとは、 tomography(断層)と synthesis(合成、 統合)を組み合わせた造語であり、 1 回の撮影で 任意の断層面を再構成できる撮像技術である。マンモグラフィ領域では、 高濃度乳腺で、 病変との重なりが解 消され病変の描出能にすぐれること、 小さな distortion の描出にすぐれているという利点を認める。また、 従 来の FBP 法では、石灰化が不明瞭になることが多かったが、逐次近似法(ASiRDBT)にて改善を認めている。米 国医師会(JAMA)による報告では、デジタルマンモグラフィ単独群に比べ、トモシンセシス併用群では、乳癌検出 率が 29% 向上しているとされ、今後の乳癌診断へ大いに貢献することが期待される。 Imagination at work
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