DJI PHANTOM - 日本語クイックスタートマニュアル

PHANTOM Quick Start Manual v1.7
2013.09.25 発行版
発行者&製造元:DJI Innovations www.dji.com
翻訳: 有限会社エアクラフト www.aircraft-japan.com
本マニュアルは以下のソフトウェアに対応しています。
NAZA-M ファームウェア V3.12
アシスタントソフトウェア V2.12
本製品をお買い上げいただきありがとうございます。まずは DJI のウェブサイト www.dji.com の PHANTOM
製品関連ページにアクセスし、同梱の製品マニュアルが最新であるかどうかご確認ください。最新のマニュア
ルは DJI ウェブサイトよりダウンロードをすることができます。
このクイックマニュアルを全てお読みになり、記載の注意事項や使用方法にしたがって本製品を安全にお楽し
みください。クイックマニュアルはできるだけシンプルに、ユーザーがすぐに飛行を楽しめるように配慮して
作成されています。より詳しいマニュアルは DJI のウェブサイトより入手が可能です。PHANTOM のより詳
細な設定、たとえばアシスタントソフトウェアを使用したコンフィギアパラメーターの設定、送信機のモード
変更、送信機と受信機の周波数の同調などを行いたい方はそちらをご参照ください。
ファームウェアのアップグレードやパラメーター設定を行う際は、必ず NAZA-M アシスタントソフトウェア
のバージョンが 2.0 もしくはそれよりも新しいものをお使いください(バージョン 2.0 より古いものには対
応をしておりません。絶対に使用しないでください)。
本製品に内蔵されているオートパイロット機能は NAZA-M です。お使いのアシスタントソフトウェアにより、
現行の NAZA-M ファームウェアを入手することができます。過去に一度でも NAZA-F ファームウェアをアッ
プグレードしたことのあるユーザーは、付属のリリースノートとファームウェアのクイックスタートガイドを
お読みください。
商標について
DJI と PHANTOM は DJI Innovations 社が保有する登録商標です。本マニュアルに記載のその他の製品名や
ブランド名などは、 すべてそれぞれの企業に帰属する商標 です。本製品とマニュアルの著作権は DJI
Innovations 社が保有します。DJI Innovations 社の書面による同意や承認無しに本製品およびマニュアル
の一部もしくは全てをその方法に関係なく無断で複製してはいけません。本製品の使用またはマニュアルに記
載された情報に関していかなる特許を侵害するものではありません。
1
目次
目次.............................................................................................................2
免責および警告事項......................................................................................... 3
使用上の注意..................................................................................................4
バッテリーの使用方法および充電時の注意事項.........................................................5
セット内容.....................................................................................................6
別途ユーザーにご用意いただくもの.......................................................................6
製品特長........................................................................................................7
クアッドコプターと送信機の基本操作....................................................................8
フライトの準備...........................................................................................9-10
フライトの方法.........................................................................................11-13
フローチャート解説:フェールセーフ機能と制御復帰の方法........................................14
低電圧時の警告について...................................................................................15
LED 点その他システムステータス表示一覧............................................................15
製品の仕様...................................................................................................16
トラブルシューティング...................................................................................17
2
免責および警告事項
PHANTOM および付属製品をお使いになる前に、こちらの免責事項をよくお読みください。本製品を使用し
た時点より、ユーザーはこの免責事項を十分に理解し同意したこととみなします。本製品の使用対象年齢 は
18 歳以上です。18 歳未満の方への使用には適しておりません。PHANTOM は優れたラジコン飛行プラット
フォームとして、ユーザーにすばらしいフライト体験を提供しますが、必ず適切な操作および条件で使用され
る必要があります。PHAMTOM にはオートパイロットシステムが内蔵されており、またできるだけ安全に操
作できるように作られていますが、キャリブレーションやパラメーター設定を行うために PHANTOM とバッ
テリーを接続する際は、安全のため本体からプロペラを取り外してください。ファームウェア更新、システム
キャリブレーションまたパラメーター設定を行う際は、全て適切に接続されていることを確認し、絶対に子供
や動物を製品に近づけないようにしてください。
DJI 社は下記に明示した条件下で本製品の使用を原因とした、直接的または間接的に発生したいかなる人的傷
害および物的損害についての責任を一切負いかねます。
1. 飲酒、薬物摂取、目眩、疲労、嘔吐、その他いかなる身体的もしくは精神的な障害下にあるユーザーが機
器を正常に操作できないことにより被った人的傷害および物的損害。
2. ユーザーの故意によって発生した人的傷害および物的損害。
3. 事故によって被った精神的な損害に対する賠償請求。
4. 製品の組み立てもしくはその操作において、マニュアルに正しく従わなかった場合。
5. ユーザーによる改造もしくは DJI 社が承認していない他社が製造するアクセサリーもしくはパーツを取り
付けたことに起因する製品の異常。
6. 他社製品もしくは DJI 社を模倣した製品を使用したことに起因する人的傷害および物的損害。
7. ユーザーの誤操作もしくは誤判断に起因して発生した人的傷害および物的損害。
8. 経年劣化および腐食などを原因とする機器異常に起因して発生した人的傷害および物的損害。
9. バッテリーの低電圧警告下で飛行を継続したことによって発生した人的傷害および物的損害。
10. 製品内への水、油、土、砂、その他不明な物質の混入、不完全な組み立て、必要部品の逸失、主要構成
部品の明らかな不良や異常など、製品が正常に機能しない状態であることを承知で飛行させたことを原因とし
て発生した人的傷害および物的損害。
11. 磁気や他の電波により通信が阻害される地域、飛行禁止地域、逆光、障害物、霧や煙など視界が不明瞭
な地域、その他正常に飛行ができない条件下で発生した人的傷害および物的損害。
12. 雨、強風(微風以上)、雪、霧、雷、竜巻など悪天候下の飛行よって発生した人的傷害および物的損害 。
13. 飛行機の衝突、出火、爆発ほか冠水、津波、地盤沈下、雪滑り、雪崩、土石流、地すべり、地震の条件
下で発生した人的傷害および物的損害。
14. 製品を利用して記録した写真、音声、動画などのデジタルデータを原因とする法律の侵害によって発生
した人的傷害および物的損害。
15. バッテリ-、保護回路、RC モデルおよび充電器の誤用に起因して発生した人的傷害および物的損害。
16. その他 DJI Innovation 社の責任範囲に無いあらゆる損害。
3
使用上の注意
飛行前に下記の注意事項をご確認ください。
1. フライトシミュレーターや熟練者の指導を受けるなど一定のフライトトレーニングを行ってから、本製品
をお使いください。
2. マルチローターのすべての部品に異常が無いことをご確認ください。劣化もしくは損傷した部品をつけた
まま飛行しないでください。
3. モーターとプロペラが適切にしっかりと取り付けされていることをご確認ください。各プロペラの回転方
向が正しいことをご確認ください。重大な事故につながる恐れがあるため、動いているモーターおよびプロペ
ラには近づかないでください。
4. 全重量が 1200g を超えないようにしてください。
5. 送信機バッテリーと動力用バッテリーは満充電にしてからお使いください。
6. お使いの送信機が他の無線機器に干渉されていないことをご確認ください。
7. 飛行前、機器の電源を入れる順番は、まず送信機が先で次いでマルチロータ本体です。着陸後に電源を切
る際は、マルチローター本体の電源を先に切り、次いで送信機の電源を切ってください。
8. 高速回転しているプロペラは大変危険です。ユーザー、ユーザー以外の第三者、建物、電線その他の障害
物からは常に 3m以上離して飛行させてください。安全第一に、節度と責任ある飛行を心がけください。
9. 本製品には小さい部品が多く使われています。喉につまるなどの事故の恐れがありますので、本製品を子
供が触れることのできる場所に置かないでください。万が一、子供がパーツを飲み込んだ場合は、至急近くの
医療施設にて処置をしてください。
10. 内蔵のコンパスモジュールを磁石に近づけないください。コンパスモジュールに磁気障害を引き起こし、
動作不良や制御不能に陥る原因となることがあります。
11. PHANTOM 用に同梱されている送信機および受信機を、PHANTOM 以外の他社製品向けに使用をし
ないでください。
12. ファームウェアのアップグレードやパラメーター設定を行う際は、必ず NAZA-M アシスタントソフ
トウェアのバージョンが 2.0 もしくはそれよりも新しいものをお使いください(バージョン 2.0 より古
いものには対応をしておりません。絶対に使用しないでください)
。
13. PHANTOM 内蔵の ESC は電源として 3S(11.1V)のリチウムポリマーバッテリーにのみ対応しています。
14. DJI 社純正のモーターおよび 8 インチプロペラ以外の製品を使用しないでください。
15. PHANTOM を車載する際は、できるだけスピーカーに近づけないようにしてください。内蔵のコンパス
モジュールに磁気障害を及ぼすことがあります。
16. 同様の理由で磁石付スクリュードライバーをできるだけ使用しないでください。どうしても使用する場
合は、コンパスモジュールから 10cm 以上離してください。
17. 他社製品(GoPro3 といったカメラ)を使用する際は、WiFi 機能をオフにしてください。送信機に影響
を及ぼし、PHANTOM のフェールセーフ機能が予期せず有効化され、事故につながる恐れがあります。
18. オペレーションシステムが Mac であるコンピューターをお使いのユーザーは、Windows Parallels (Max
PC 上で仮想的に Windows を使用するソフトウェア)を利用して、PHANTOM のアシスタントソフトウェア
をお使いください。
4
バッテリーの使用方法および充電時の注意事項
1. バッテリーを水に触れさせてはいけません。保管は乾燥した涼しい場所で行ってください。
2. 指定されたバッテリーを正しくお使いください。
3. バッテリーを子供に近づけないでください。万が一、子供がバッテリーを飲み込んだ場合は、至急近くの
医療施設にて処置をしてください。
4. 火の近くでバッテリーを使用および保管しないでください。
5. 充電は信頼性の高い高品質な充電器を使用してください。
6. バッテリーと充電器および製品に取り付ける際に逆接(プラス、マイナスを逆に接続)しないでください。
7. バッテリーを直接コンセントや車載バッテリーのソケットにつなげないでください。
8. バッテリーを火の中に入れたり、熱しないでください。
9. ショートの恐れがありますので、バッテリーのプラス端子とマイナス端子を接触させないでください。
10. バッテリーを金属製のものと一緒に保管したり、運搬しないでください。
11. バッテリーに衝撃を与えたり、投げないでください。
12. バッテリーのプラス端子とマイナス端子を溶接しないでください。
13. バッテリーに釘を打ち込んだり、ハンマーで叩いたり、踏んだりしないでください。
14. バッテリーを分解したり改造しないでください。
15. バッテリーを直接日光のあたるところや、車内など温度が極端に高くなる環境に置かないでください。
そのような環境下では、バッテリーが過熱状態となり、性能の著しい低下や最悪自然発火を引き起こす恐れが
あります。
16. 静電気が強い環境下で使用しないでください。機器の保護回路が破壊され、火災などの事故の原因にな
る恐れがあります。
17. バッテリーの電解質が万が一誤って目に入ってしまった場合、目をこすらないでください。まずは清潔
な水で目を洗い、至急医療施設にて処置をしてください。適切な処置が行われない場合、目の機能を損傷する
恐れがあります。
18. バッテリーから異臭や異常な熱が認められる場合、または変色や変形など、正常でないバッテリーを使
用しないでください。使用中に異常が見つかった場合は、ただちに使用を中止してください。
19. バッテリーの端子が汚れていた場合、使用前に乾燥した布などできれいにしてください。汚れた状態で
使用すると、接触不良が起こり、充電不良やパフォーマンスの低下につながる恐れがあります。
20. 使用しなくなったバッテリーを処分する場合は、火災など事故予防のため、かならず完全に放電を行っ
た後に端子が露出することのないよう絶縁テープでとめてください。
21. PHANTOM を使用しないとき、バッテリーを接続したままにしないでください。低電圧警告が出たら、
事故防止のため、できるだけ早く安全に着陸するようにしてください。
5
セット内容
別途ユーザーにご用意いただくもの
6
製品特長
PHANTOM はマルチローター好きのユーザーのために作られた、必要なものが全てそろった”オールインワ
ン”の小型クワッドコプターです。工場出荷前に、メーカーによって調整とテストが行われているので、ユー
ザー側で面倒な設定は必要ありません。
● 多彩な内蔵システム
NAZA-M オートパイロットシステム
(詳細は NAZA-M のマニュアルをご覧ください)
GPS およびコンパスモジュール
R/C 受信機
飛行用のパワーシステム
LED インジケーター
USB インタフェース
(バッテリーボックス内にあり)
● 機能ハイライト
ATTI./GPS ATTI. モード
インテリジェント方向制御機能
強力なフェールセーフ機能
低電圧警告機能
●
カメラフレーム(GoPro 用)
●
飛行重量
1200g 以下
動作周波数
2.4Ghz ISM
送信機の制御チャンネル数:7
通信最大距離: 1000m
受信機感度(1%PER): > - 100dBm
出力: < 20dBm
動作電流/電圧: 52mA @ 6V
バッテリー: 単三バッテリー x 4 個
7
クアッドコプターと送信機の基本操作
送信機のスティック操作と機体の動きの関係図
機体
送信機
GPS ATTI.モード
モード/ATTN.モード
モード
モード
は機首の方向
スロットル
・スロットルスティックの操作により機体の上昇と下降を制御します。
・スロットルスティックが中央にあるとき機体は自動的にそのときの高さを保ちます。
・離陸/上昇はスロットルスティックを中央より上に操作します。
・下降はスロットルスティックを中央より下に操作します。
・着陸後スロットルスティックを一番下まで下げて 3 秒以上保持するとモーターが停止
します。
ロール
・ロールスティックは機体を左右に傾けて横移動を制御します。
・ピッチスティックは機体を前後に傾けて前進/後進を制御します。
機体後方から見た図
・ロール/ピッチスティックの操作量に応じて、傾斜角が増加します。
・ロール/ピッチスティックがニュートラルのときは機体は水平を保持します。
ピッチ
※GPS モードでは、全スティックを中央位置にすると機体は定点ホバリングします。
(風があっても現在位置を保持します)
※ATTI.モードでは、全スティックを中央位置にすると機体は水平になりますが、
外的要因(風や慣性)により水平方向に移動します。
ヨー
・ヨースティックは機体の左右への方向転換を制御します。
・ヨースティックを右に操作すると、機体が時計回りに回転します。
・ヨースティックを左に操作すると、機体が反時計回りに回転します。
・左右方向のスティック操作量に応じて、速く方向を転換します。
コントロールモードスイッチ:送信機右上の3ポジションスイッチ(S1)はコントロー
コントロールモードスイッチ:
ルモードの選択に使用します。GPS ATTI.は GPS 信号とコンパスデータを用いて定点ホ
バリングが可能です。ATTI.は機体を水平安定させますが外的要因により機体が移動しま
す。GPS 通信が3秒間途切れると自動的に ATTI.モードに切り替わります。
※ マニュアルモードもしくはフ
ェールセーフモードはソフトウ
ェア上で割り当て可能
機体とパソコンを USB 接続してアシスタントソフトウェア(メニュー:
Basic>R/C>Control Mode)にて、マニュアルモードかフェールセーフモードをスイッ
チに割り当てることができます。
インテリジェント方向制御機能スイッチ(IOC):送信機左上の3ポジションスイッチ
インテリジェント方向制御機能スイッチ(
(S2)は IOC のモード選択に使用します。通常のフライトではスイッチをオフにしてく
ださい。この機能はデフォルトではオフに設定されています。本機能を使用する場合は 、
詳細マニュアルを参照し、アシスタントソフトウェアにてオンに設定してください 。基本
的なフライトをマスターしてから IOC 機能を使用されることをおすすめします。
送信機のオペレーションモードは必要に応じて変更することが可能です。詳しくは詳細マニュアルをお読みください。
8
フライトの準備
① 送信機バッテリーの取り付け
1. 送信機バッテリーボックスのカバーを開いてください。
2. プラスマイナスの方向に注意しながら、単三電池を4個取り付けてください。
3. 送信機バッテリーボックスのカバーを閉めてください。
※
付属の送信機および受信機を DJI 社の PHANTOM 以外の製品に使用しないでください。
※
指定した種類以外のバッテリーを使用した場合、爆発など事故の恐れがありますのでご注意ください。
※
バッテリーを廃棄するときはバッテリーの説明書に記載された方法にしたがってください。
※
バッテリーの電圧が 4V 以下になると、送信機より”ビビビ....”と警告音が鳴りますので、すみやかに
新しいバッテリーに交換してください。
② リチウムポリマーバッテリーを充電する
フル充電した 3S のリチウムポリマーバッテリーをお使いください(おすすめのバッテリー: 品番 Hyperion
社製 2500mAh 20C 11.1V PHANTOM 用バッテリー)。
注意:PHANTOM に内蔵されているESCは、3S(11.1V)のリチウムポリマーバッテリーにのみ対応しています。
大変危険ですので、これより高電圧のバッテリーは絶対に使用しないでください。
③ プロペラの取り付け
1. PHANTOM 機体とプロペラ(付属の 8 インチペラ)を準備してください。
2. プロペラを機体に取り付けてください(回転マークが印刷されたほうが上になるようにします )。その際、
プロペラの回転マークと機体フレームアームの回転マークの方向が一致していることを確認してください 。回
転マークの方向は、モーターの回転方向を示しています。
3. 最後にプロペラナットで固定してください。
注意: ナットを留める際にスレッドロック剤などを使用しないでください。ネジをしっかり留めるだけで結
構です。
9
④ ランディングギアとコンパスモジュールの取り付け(ユーザーが必要とする場合のみ)
GPS ATTI,モードをお使いになりたい場合は、コンパスモジュールを取り付けたランディングギアを PHANTOM
本体に取り付ける必要があります。
1. PHANTOM 本体とランディングギアを準備してください。
2. コンパスモジュールを取り付けたランディングギアを PHAMTOM の右側に固定してください(下図参照)。5
ピンケーブルは必ずランディングの穴に通してください。ランディングギアを付属のネジ(M3x6)で機体に固
定してから、5 ピンケーブルをコンパスモジュールに接続してください。
3. もう片方のランディングギアを機体左側に同様に固定してください。
4. アンテナと5ピンケーブルを白の粘着テープを使用してランディングギアに固定してください。
※
飛行中、コンパスモジュールがしっかりと固定されていることを確認してください。
※
ランディングギアとコンパスモジュールが衝撃などで変形してしまった場合は、新品に交換し同様の方法
で取り付けてください。
※
コンパスモジュールを耐水・耐油仕様ではありません。
※
磁石付スクリュードライバーをできるだけ使用しないでください。どうしても使用する場合は、コンパス
モジュールから 10cm 以上離してください。
10
フライトの方法
① 送信機の電源を入れます。
1.IOC
スイッチは OFF ポジション、コントロールモードスイッチは GPS ポジションに入れてください。
1.
IOC スイッチ
2.送信機の電源を入れてください。
② PHANTOM 本体の電源を入れます。
1.地面に機体を置いてください。
1.
2.機体前面のバッテリーボックスを開けてください。
2.
3.電源コードが外側になるようにしてバッテリーをバッテリーボックスに入れてください。
3.
4.バッテリーと機体のコネクターを接続し、ESC
が正常に作動することを確認してください。
4.
(異常が無い場合、ESC より応答サウンドが鳴ります)
5.システムが始動しセルフチェックが始まります。
完了するまで送信機に触れず、機体を動かさないでくだ
5.
さい。
正常に完了した際の LED 表示:
※LED インジケーターが黄色に4回すばやく点滅することがあります。このときシステムがウォーミングア
ップ中なのでしばらくお待ちください。ウォーミングアップ中の LED 表示:
6.電源ケーブルをバッテリーボックスの中に収めてください。
6.
7.バッテリーボックスを閉じてください。
7.
※初飛行の場合は、
初飛行の場合は、【③GPS アンテナ&
アンテナ&コンパスのキャリブレーション】に進んでください。2フライト目以降の場
合は、
合は、【④GPS 電波捕捉】へ進んでください。エラーが出る場合、
電波捕捉】へ進んでください。 エラーが出る場合、17
エラーが出る場合、 17 ページのトラブルシューティングをお読みく
ださい。
11
③ GPS & コンパスのキャリブレーション
初めての飛行、もしくは搭載機器を変更した場合はコンパスのキャリブレーションを実行してください。キャリ
ブレーションの実行は、強磁性の物体(テレビ、スピーカー等)から十分に離れた場所で行ってください。
※1度キャリブレーションを行うと、通常は次回以降行う必要はありません
1度キャリブレーションを行うと、通常は 次回以降行う必要はありません。
次回以降行う必要はありません 。
キャリブレーションの手順
1.送信機右上のコントロールモードスイッチを
GPS ATTI.モードから ATTI.モードに入れ、また GPS ATTI.モード
1.
に戻す動作をすばやく 6~10 回ほど繰り返してください。LED インジケーターが黄色に点灯します。
2.LED
インジケーターが黄色から緑色に変わるまで、機体を手に持ち水平方向に 360°回してください。
2.
※回転方向はどちらでも構いません。
3.次に緑色に点灯している
LED インジケーターが消灯するまで、機体を垂直方向に 360°回してください(ノーズ
3.
を地面方向に向けます)。LED の消灯は、キャリブレーションが完了したことを示します。
4.キャリブレーションが正常に完了した場合、キャリブレーションモードは自動的に終了します。
4.
エラーがある場合、LED インジケーターが赤色に点滅し続けます。コントロールモードスイッチを GPS ATTI.→
ATTI. → GPS ATTI.モードとすばやく動かしてキャリブレーションモードを強制終了させ、再度ステップ1から
キャリブレーションを行ってください。
12
④GPS 電波捕捉(
電波捕捉(捕捉まで数分かかる場合があります)
捕捉まで数分かかる場合があります)
1.必ず 6 機もしくはそれ以上の数の GPS 衛星の捕捉が確立されてから離陸してください(
(赤 LED が 1 回点滅
もしくは全く点滅しないなら離陸 OK)
)
。
※GPS ATTI.モードを使用する場合、周辺に GPS 電波を遮る木や建物の無い広い場所で飛行させてください。
GPS捕捉状況 LED インジケーター表示
GPS 信号感度最高
最高(GPS
衛星数 6 以上): 赤 LED 点滅無し
最高
GPS 信号感度良い
良い(GPS
衛星数 6):
良い
GPS 信号感度悪い
悪い(GPS
衛星数 5):
悪い
GPS 信号感度最低
最低(GPS
衛星数 5 以下):
最低
※ATTI.モードを使用する場合は、ここの部分は無視して次のステップに進んでください。
⑤モーター始動
※PHANTOM は安全のため、
は安全のため、スロットルスティックを上げただけではモーターが始動しないようになっています 。
1.事故の予防のため機体をユーザー自身または周囲の他人より 3m 以上離して地面に置いてください。
2.機体を地面に置いたまま下記スティック操作のいずれかを行い、モーターが始動するまでその位置で保持して
ください。
3.モーターが始動したら左右スティックをニュートラル位置に戻します。
⑥フライト
1.スロットルスティックをニュートラルより上に操作すると上昇します。また、ニュートラルより下へ操作する
と下降します。注意:危険ですのでスロットルスティックの急激な操作はお控えください。
注意:危険ですのでスロットルスティックの急激な操作はお控えください。
2.機体の動きに常に注意を払い、必要に応じてスティックを動かして機体の向きを調整してください。
ホバリングしたい場合は、全てのスティックをニュートラルポジションに戻します。
3.着陸の際は機体が地面と接するまでゆっくりと高度を下げてください。
⑦モーター停止
1.モーターを停止する場合、スロットルスティックを一番下まで下げて 3 秒以上保持するか、上記【⑤モーター
始動】のスティック操作を行ってください。
⑧フライト終了後
1.電源を切る場合、まずは機体とバッテリーのコネクターを外します。
2.送信機の電源を切ります。
3.機体からバッテリーを取り外します。
●ここまではフライトまでの最低限の操作方法を記載しています。詳しくは、詳細マニュアルをご参照ください 。
13
フローチャート解説:フェールセーフ機能と制御復帰の方法
機体の帰還(Go Home 機能)と着陸の概要
ホームポイント:電源を入れるたび、初回のモーター始動後、そして 10 秒以上 6 機以上の GPS 衛星との通信確立時(赤 LED 一度点滅または点
滅無し)
、そのときの機体の位置が、送信機との通信トラブル時に機体の帰還先となるホームポイントとして自動的に記録されます。
1.飛行中、ホームポイントがどこにあるかを把握してくだい。
2.Go-Home 機能作動時、機体のノーズはホームポイントを向き、現在の位置からホームポイントまで最短距離で帰ってきます。
フローチャート解説:フェールセーフ機能と制御復帰の方法(下記内容はファームウェア V3.12 向け)。
フェールセーフの作動要因
ここではフェールセーフ機能の作動パターンと制御復帰の方法について解説します。これらの機能や
フェールセーフ発動時の機体挙動
操作方法は下記の条件を満たす場合にのみ有効です。
制御復帰の方法
1. 飛行中であること。 2. GPS が正常に作動していること、かつ信号が良好であること(GPS 衛星
注意事項
6 機以上との通信確立、赤 LED が一回点滅もしくは点滅無しの状態)
(1) 機体が遠くまで
ATTI モード:(1)機体が姿勢をただちに自動的に水平にする。(2)
3秒後フェールセーフ機能が発動し機体はホームポイントに
戻り始める。(3) 信号が上記(1)もしくは(2)の間に復帰し、正
常な通信が可能になれば、ただちに通常のフライトに戻る。
ATTI モードでは、信号が一旦復帰し、
送受信機間の通信が再開できれば、ただ
ちに通常のフライトに復帰します。
GPS モード:(1)機体の速度が落ちホバリング状態になる。(2)
信号が 3 秒以内に正常になり送信機と受信機間の通信が再開で
きたら通常のフライトに戻る。フェールセーフ機能は発動しな
い。(3)3 秒以内に信号が復帰しない場合、フェールセーフ発動。
これ以降信号が復帰しても、フェールセーフ機能は継続する 。
GPS モードでは、送信機のモードスイッチ
S1 を真ん中(ATTI モード)に動かしてく
ださい。受信機との通信ができれば、通常
通り機体の制御ができるようになります。
飛行。送信機は正常
だが信号が弱い。
(2)アシスタントソフトウェアで S1 スイッチの一つが
フェールセーフ機能に設定されていて、飛行中にユーザ
がスイッチ操作によりフェールセーフ機能を作動。
(3)送信機の電源を切る(フェー
ルセーフ機能を発動するため)
機体の速度が落ちホバリング状態になる。3 秒
後にシステムがフェールセーフ機能を発動。
このときの機体の挙動は他のケースと同じ。機体を Go-Home 機
能によりホームポイントへ帰還すること望む場合は、3秒以内※
に送信機の電源を入れないでください。さもなければ、システ
ムがただちにフェールセーフモードを終了させてしまいます。
次の理由によりユーザーが”送信機を切る”ことは控えてください。
1:ホームポイントが着陸に適しているかわからない(ホームポイントの定
義とフェールセーフ時の挙動とプロセスを十分に理解する必要がありま
す)
。
2: 周囲に高い建物がある場合、途中で機体が衝突する可能性があります。
3: GPS 信号が弱い、または GPS が作動していない場合、フェールセーフ機
能は作動しません。
注意!ユーザーがモーターを始動し、スロットルを上げて離陸をしない場
合、機体が自動的に離陸するので、この状況で送信機の電源を切ることは
大変に危険ですのでお止めください。
S1 スイッチを真ん中(ATTI モー
ド)に動かしてください。通常
のフライトに復帰します。
送信機の電源を切る場合、ユーザー
は制御復帰の方法をよく知ってお
く必要があります。詳しくは以下の
通りです。よくお読みください。
送信機の電源を切った場合、以下の方法で復帰をしてください。
(1)送信機の S1 スイッチを GPS.ポジションに動かす。
(2)そして、スロットルスティックを一番下のボトムポジションに動か
す。ここで送信機の電源を再び入れてください(重要!電源を切ってか
ら5秒以上経過していること)。次にスロットルスティックをただちに
センターポジションに動かしてください。送信機からアラーム音が鳴る
場合は、一旦スロットルスティックをボトムポジションに動かしてから、
センターポジションに動かしてください。
(3)最後に送信機の S1 スイッチを真ん中の ATTI モードに動かしてくだ
さい。この一連の操作により機体の制御が復帰します。
※信号ロストが3秒以上継続するとフェールセーフ機能が発動します。3秒以内に信号が復帰した場合、フェールセーフ機能は解除されます 。
14
低電圧時の警告について
低電圧警告は、バッテリーが飛行機の動力に十分なパワーを供給できなくなったことを示します。警告が出た
ら、できるだけ早く着陸してください。2段階にわたって警告および保護機能が作動します。警告にもかかわ
らず飛行を継続した場合、最終的にバッテリーが切れ墜落など怪我など重大な事故につながる恐れがあります
ので、ただちに着陸を開始してください。
ATTI モードおよび GPS ATTI モードにおける警告の内容:
① 第一段階では、LED 点滅による警告が行われます。
② 第二段階では、LED 点滅の警告に加え、飛行機が自動的に着陸します。その間、スロットルスティックの
センターポイントがエンドポイントの 90%までゆっくりと上昇するので、機体を墜落から防ぐためにただち
に着陸してください。センターポイントがエンドポイントの 90%に達しても、スロットルスティックを上げ続
ければゆっくりと上昇させることができます。ピッチ、ロール、ヨーの操作は通常通り機能します。
備考
(1) フェールセーフ機能の設定はアシスタントソフトウェア>”Advanced”>”F/S”で行うことができます。
詳しくはマニュアルをご参照ください。
(2)
低電圧警告機能の設定はアシスタントソフトウェア>”Advanced”>”Voltage”で行うことができます。
詳しくはマニュアルをご参照ください。
LED 点滅やその他システムステータス表示一覧
システムステータス
LED 点滅
システム始動とセルフチェック
IMU データー異常
電源ON後のシステムウォームアップ
センサーバイアス過大
コンパスエラー過大
送信機シグナルロスト
低電圧警告
前方方向もしくはホームポイントの記録
制御モードインジケーター
マニュアルモード:無し
ATTI モード:
GPS モード:
IOC モード:
(スティックがセンター外の位置のとき
(スティックがセンター外の位置のとき
(スティックがセンター外の位置のとき
GPSシグナル状態インジケーター
GPS 信号感度最高(GPS 衛星数 > 6): 無し
(GPS/コンパスモジュールが必要)
GPS 信号感度良い(GPS 衛星数 = 6):
)
)
)
GPS 信号感度悪い(GPS 衛星数 = 5):
GPS 信号感度最低(GPS 衛星数 < 5):
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コンパスキャリブレーション
LED 点滅
水平方向キャリブレーションの開始
垂直方向キャリブレーションの開始
キャリブレーションもしくはその他のエラー
ESC サウンドステータス
ESC の状態
サウンド
始動準備完了
♪1234567
スロットルスティックが一番下にきていない
BBBBBB...
入力信号異常
B-------B-------B
入力電圧異常
BB---BB---BB---BB
送信機ステータス
送信機の状態
サウンドもしくは LED 点滅
電源を入れた後、スロットルスティックが一番下にきてない
B--------BB
送信機と受信機がリンクされた
オペレーション正常
低電圧警告(バッテリーを新品に交換してください)
BB........
製品の仕様
パラメーター
レンジ
動作温度
-10°~ 50°
消費電力
3.12W
使用可能なバッテリー
3 セルのリチウムポリマーバッテリーのみ使用可
飛行全備重量
1200g以下
飛行精度(GPS モード)
垂直:0.8m 水平:2.5m
最大ヨー角速度
200°/秒
最大傾斜角度
35°
最大上昇/下降速度
6m/秒
最大飛行速度
10m/秒
モーター間の距離
350mm
重量
670g
重量(バッテリー込み)
800g
本製品に使用されている部品のバージョンにより、USB インタフェースをお使いになる際は、USB2.0 またはそ
れ以降のバージョンのものをお使いください。Power USB(PC など USB インターフェースを持つ機器の主電源
を入れなくても給電できる特別な USB のこと)には接続しないでください。
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トラブルシューティング
- PHANTOM 本体の電源を入れた後のセルフチェックが完了しない。
セルフチェックが正常に完了しない場合(4つの LED が赤く点滅)は販売店までお問い合わせください。
- セルフチェック後、LED
セルフチェック後、LED が赤色→
が赤色→黄色→
黄色→緑色と連続的に点滅する。
IMU データに異常があります。この状態では PHANTOM は作動しませんので、アシスタントソフトウェアに接続
し、Tools タブを選択し、IMU Calibration に表示される指示にしたがってください。
- セルフチェック後、LED
セルフチェック後、LED が赤色と黄色に交互に点滅する。
コンパスに異常があります。下記のような環境や状態にないかお調べください。
1. 周囲に強磁性の物体が存在する可能性があります。まずコンパスモジュールが正しくキャリブレーション
してください。地面より1mほど機体を持ち上げ、周囲の強磁性が疑われる物体より離れてください。地面か
ら1mほど機体を持ち上げた際、LED の赤色と黄色の交互点滅が消えた場合、飛行に影響はありません。
2. コンパスモジュールが磁石の近くに置かれたことにより、異常が発生した可能性があります。新しいコン
パスに交換してください。異常をきたしたコンパスモジュールによる飛行は、予期しない動作や制御不能につ
ながる恐れがあります。
3. コンパスが正しくキャリブレーションされていない可能性があります。再度コンパスを適切にキャリブレ
ーションしてください。
- GPS モジュールが正常に機能しない。
GPS モジュールは磁性フィールドセンサーを内蔵しており地磁気を計測します。地磁気は場所によって異なり
ます。GPS モジュールはコンパスモジュールを接続しなければ使用できません。GPS モジュールを使用する際
は、コンパスモジュールが正しく接続されていることを確認してください。コンパスモジュールに磁石などの
磁性を持つ物体を決して近づけないでください。PHANTOM を車内に置く場合はスピーカーからできるだけ離し
てください。コ磁石等を誤って近づけるとコンパスモジュールが故障することがあります。故障の際は、飛行
前に新品に交換してください。異常なコンパスモジュールを装着したままの飛行は、機体がユーザーの予期し
ない方向に動いたり、最悪制御不能に陥る恐れがあります。初めての飛行、もしくは飛行場所を変更した場合
はコンパスのキャリブレーションを実行してください。
- モーター初回始動時、
モーター初回始動時、システムチェック後に LED が緑色に点滅(
が緑色に点滅(
)して、
して、モーターが始動しない。
モーターが始動しない。
無視できないセンサーエラーが発生しています。アシスタントソフトウェアに接続し、Tool メニューにてI
MU Calibration を選択し、キャリブレーションを実行してください。一度モーター始動が成功すると、こ
のチェック機能は無効になり、次回以降はモーター始動時に機体を固定する必要はありません。
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