今日も、MS Excel(スプレッドシート)の使い 方について練習しましょう。 1

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情報科学A(竹内)2011 年 第5回 入力して下さい。これは、C3 (B3)
情報科学A
2
10000 のこ
とです。それから、D3 を、D4 から D10 にコピー
2011 年 第5回
してください。各人の BMI が計算できました。ホ
ームリボンの
今日も、MS Excel(スプレッドシート)の使い
方について練習しましょう。
1.パソコンのスイッチを入れ、前回作ったブッ
クをマイドキュメントにコピーする
前回作ったブックを USB メモリからマイドキ
ュメントにコピーしてください。
前回、提出していなかった人は、前回の分をや
り終えて「提出」-「竹内」-「竹内情報 A」-「第
で小数第1位まで表示さ
せてください。
4.2種類のグラフを含むグラフ
A2 から B10、Ctrl キーを押して、さらに、D2
から D10 を選びます。そのまま、「挿入」リボン
「グラフ」の「縦棒」から 2-D 縦棒の一番左の絵
を選んで下さい。それから「デザイン」リボン「グ
ラフのレイアウト」から凡例と軸ラベルのあるレ
イアウトを選んでください。
4回」に提出してください。そして、マイドキュ
「レイアウト」リボンの「現在の選択範囲」の
メント等にあるご自分のファイルをそのまま編
一 番 上 を ( 必 要 な ら ▼ を ク リ ッ ク し て )「 系
集してください。また、USBメモリを忘れた人
列”BMI”」にして下さい。BMI を表す棒を選択し
は、新規作成をして、下の名前-身長-体重の表を
たことに対応します。「レイアウト」リボン「現
入力し、3.からやってください。
在の選択範囲」から「選択対象の書式設定」を選
2.前回作ったブックをダブルクリックで開く
び、出てきたメニューで、左側を「系列のオプシ
ョン」、右側の下の「使用する軸」を第 2 軸にし
今コピーしたマイドキュメントのファイルを
ダブルクリックして、Excel を開いて下さい。
「配布」ではなくて、マイドキュメントのファ
イルを開いて下さい。
3.式の入力
て閉じて下さい。BMI を選択したまま、「デザイ
ン」リボン「種類」から「グラフの種類の変更」
をクリック、折れ線の一番左をクリックして OK
して下さい。
身長を左軸で棒グラフ、BMI を右軸で折れ線
グラフのグラフが出来たでしょうか。「レイアウ
さて、今日も新しいペ
ト」リボン「ラベル」で「軸ラベル」から、
「第 2
ージを作って、そこに青
縦軸ラベル」を表示させて下さい。あとは、軸ラ
木さんたちの身長と体
ベル等を入力して完成させて下さい。
重の表をコピーして下
さい。
D2 に「BMI」、D3 に「=C3/B3^2*10000」と
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情報科学A(竹内)2011 年 第5回 5.和を計算させる(1)
A11 をクリックして「和」と入力してください。
B11 に各人の身長の和を入れましょう。和の計算
は、たびたび行われるので、メニューバーから求
められるようになっています。
スクロール
まず、数字の入力されている B3 から B10 まで
をマウスを使って選択します。そして、そのまま
「ホーム」リボン「編集」に「Σ」(シグマと呼
ぶ、大文字のSに当たるギリシャ文字)をクリッ
クして下さい。B11 に和が入るはずです。
B11 をクリックすると、数式バーには、
=SUM(B3:B10)
関数名のリストの一番上は、多分「SUM」と
書いてあるはずです(直前に使ったのが出てく
る)。その場合は、SUM の文字をクリックして下
と出ているはずです。これは、セルの範囲 B3 か
さい。無い場合は、スクロールして探すか、上の
ら B10 までの和を取るという意味の式です。SUM
検索の窓に SUM を入れて検索開始をクリックし
は summation の略です。確認して下さい。
てください。選んだ後で「OK」をクリックする
B3:B10 を、上の数式バーをクリックして直接
と、下図の様なメニューが出てきます。今は多分、
直すことにより、範囲を変更することもできます。
数値1の欄に、C3:C10 と書いてあると思います。
B3:B5 にして、和の値が変わっていることを確か
数値2の欄は、引数(SUM の後のかっこの中に
めて下さい。
書かれるもの)を2つ以上指定するために用意は
さて、今の方法で部分和も取ることが出来ます。
B3 から B8 までを選択し、もう1度、「Σ」をク
されていますが、今は使用しません。OK をクリ
ックして、和が入ったのを確認して下さい。
リックして下さい。B11 にはいっている和は B3:B8
になっています。つまり、下の方に向けて初めて
の空欄のセルに和が入る訳です。
6.和を計算させる(2)
まだ保存をしていない人はそろそろ保存して
下さい。
今度は別の方法で、和の計算をしてみましょう。
結果的にセルに入る式は同じなのですが、今度は、
和だけでなく、他の関数にも応用できる方法でや
ってみましょう。
まず、C11 のセルをクリックし、そのまま、数
式バーの左の「fx」をクリックして下さい。関数
を入れるメニューになります。
7.和を計算させる(3)
D11 を選択したまま、もう 1 度、「fx」をクリ
ックして SUM を選んで下さい。再度、関数の引
数のメニューになります。D3:D10 と書いてある
欄の右端に、小さなセルの絵が描いてある所があ
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情報科学A(竹内)2011 年 第5回 ります(図の○印)。ここをクリックすると、メ
数式バーの左に、前回使った関数名が出てきます。
ニューが小さくなり、セル範囲を指定できるよう
そこをクリックしてもいいし、その横の▼をクリ
になります。そのまま D3:D5 を選ぶと、セルの周
ックして、その少し前に使った関数を選ぶことも
りが点滅する点線になります。「Enter」キーを押
出来ます。
(ここら辺は、Excel のバージョンによ
すと前のメニューに戻ります。今度は、数値 2 の
って少し違うところですが、いずれかの方法で関
欄の右側の小さなセルの絵をクリック、D8 を選
数を指定できると思います。)
びます。「Enter」で元のモードに戻り、OK で和
が計算されます。
これで、とびとびのセルの和が取れました。
C11 のセルをクリックすると、数式バーには、
=SUM(D3:D5,D8)
どのような関数があるのかは、先ほどの関数を
選ぶ所でリストを見ることが出来ます。数式バー
の左の「fx」をクリックし、メニューの下の窓を
スクロールしてみると、色々な種類の関数がある
ことが分かります。さらに、
「関数の分類」で、
「す
と書かれ、下のセルには合計した値が入っていま
べて表示」とすると、ABS(絶対値)から、ZTEST
す。確認して下さい。
(統計に使う関数)まで、たくさんの関数がある
8.平均を計算させる
A12 に「平均」と入力して下さい。B12 をクリ
ことがわかります。STDEV で標準偏差も計算さ
れます。電卓でやると、必ず間違えそうな計算も、
楽に出来ます。
ックしてから数式バーの左の「fx」をクリックし
和
SUM
ます。今度は「AVERAGE」を選択して下さい。
平均
AVERAGE
すると、また、関数の引数を入れるメニューにな
最大
MAX
ります。
最小
MIN
数値1の欄は、多分 B3:B11 となっていると思
標準偏差
STDEV
います。このままだと、和まで平均に入ってしま
ケース数
COUNT
いますので、これを B3:B10 にして下さい。
を計算させて下さい。
「3.式の入力」に習って小数第1位まで表示
するよう書式を変更して下さい。B12 を C12 と
D12 にコピーして、体重と BMI の平均も、それぞ
れ表示して下さい。
9.色々な関数を使う
結果は同じでも、上記メニューを使わずに関数
を入力することも出来ます。セルに直接関数の名
前を書き込んでもかまいません。AVERAGE の代
わりに MAX や MIN を書き込むと、最大値や最
10.IF と COUNTIF
小値が出てきます。COUNT を書き込むと、選択
範囲に含まれる数字の入ったセルの数が出てき
ます。また、セルに「=」だけ入力すると、上の
E2 に「チェック」と入力、E3 に
「
」
と入力して下さい。(「 」はダブルコーテーショ
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情報科学A(竹内)2011 年 第5回 ンです。)
それから、E3 を E4 から E10 までコピーして
下さい。BMI が 25 以上の所だけ、注意という文
字が出たでしょうか。
また、E16 に
「
」
と入力します。もし、「注意」が入っていたら数
える、という関数です。結果を確認して下さい。
1000)を計算させて下さい。式は、3.でやった
BMI の計算を参照のこと。
13.Excel の終了
11. ウィンドウ枠の固定
保存し終わったら、MS Excel を終えましょう。
さて、ちょっと大きなデータを扱ってみましょ
う。「配布」-「竹内情報 A」から「人口動態統計
時系列」というファイルをマイドキュメントにコ
ピーして下さい。
開いたら、
「表示」リボン「ウィンドウ」の「ウ
ィンドウ枠の固定」から、
「ウィンドウ枠の固定」
を選んで下さい。そして、データを上下左右にス
クロールしてみて、どう動くか確認して下さい。
12.応用(グラフ)
自分の Excel のファイルに、新しいシートを作
り、「人口動態統計時系列」というシート名に変
14.ファイルの名前の変更と提出
前回と同じく、「12090150 竹内幸子」というよ
うな、学籍番号と名前を入れたファイル名にして、
「提出用」-「竹内」-「竹内情報 A2011」-「第 5
回」に
コピーしてください。
また、USB メモリ(F:リムーバブルディスクと
して現れます)にコピーして、マイドキュメント
のファイルは削除してください。
15.パソコンを消す
シャットダウン してください。お疲れ様でした。
更して下さい。そのシートに、1947 年から 2009
年の西暦、出生数、乳児死亡数をコピーし、D 列
に「出生千対乳児死亡率」(乳児死亡数 出生数
今日の課題
ファイルとチェックシートを提出して下さい。