商船学科 - 鳥羽商船高等専門学校

平成25年度
授 業 計 画
(シラバス)
商 船 学 科 1年
鳥羽商船高等専門学校
は じ め に
鳥羽商船高等専門学校は、大学、短大と同じように高等教育を行う高等教育機関であり、君達
は入学してすぐ自主性と積極性を求められる本校の学生になるのです。
与えられて勉強するのではなく、自ら意欲的かつ積極的に求めて学び取る姿勢が必要です。
本校に在学している5年あるいは5年半の間に、君達個人個人の隠れた、自分でも気の付いて
いない才能、資質までも引き出して、最大限に発展させて下さい。それを可能にするのが君達青
年の特権です。期待しています。
そんな君達の学習の手助けの一助になればと、先生方が大いに努力して、全教科全科目につい
てシラバス(授業計画)を作りました。科目ごとに記述方法が異なり、ばらばらになっていると
見にくく理解に手間がかかる等の煩雑さを避けるために、まず書き方を統一して見易くしました。
その内容は、各授業科目ごとに、最初に授業の大要を知るための授業概要と目標、授業方法、
評価方法、学習方法、必要な予備知識等について記述してありますので、まず一読して下さい。
次に授業項目、項目ごとの目標・ポイント、スケジュール(時間数)、さらに教科書、参考書も
載せてあり、コンパクトで理解し易く、かつ密度のこいものになっています。これを見れば履修
する科目の大要が一目で分るので、最初にこの科目について、何の目的で、何を得ようとするの
かをつかんで下さい。
よく各時間毎の授業は分るが、それが全体のどんな所に位置するのか、また全体あるいは前後
の相関関係が分らないままに、何となくぼやけてしまい、試験にも失敗する学生がいますが、こ
のシラバスを見ればそんな失敗はなくなるでしょう。
このシラバスは同じ科目の中の時間配分、
その内容、あるいは他の学科目との関連がよくわかるようになっています。
項目と項目ごとの目標・ポイント、スケジュールを見れば、どの辺に講義の山があるのか、こ
の時間の講義は次に続くのか完結なのか等も分り授業履修準備・態度の助けにもなります。
また職業につくと、その専門以外の分野のことは忘れがちになりますが、必要に応じてこのシ
ラバスを見れば、先生の顔と共にどんなことを学んだか思い出す助けになりましょう。
先生の立場にたつと、授業していて学生の反応がなかったり、少ないと、学生の不勉強さをあ
げるまえに、自分自身にむかってむつかしすぎるのかな、あるいは説明がまずいのかなと反省し
気になります。
そのとき、このように全体をまとめてみると、意外に何となく見えてきて、現状での不備も見
つかるものです。さらにその先についても問題が見えてくるものです。
その意味で授業方法の改善、関連する先生方のシラバスと比較する等による科目間の調整にも
役立ちます。
このシラバスは、まだ十分な内容とまではいえないと思いますが、時間をかけて完成品にして
いきたいと思います。そのときに、先生の方からだけでなく君達の方からも先生がたじたじとな
る位の意欲で積極的に意見を述べ、また授業に参加し、先生と共にこのシラバスを完成品に近づ
け、後輩に引継いでいってもらいたいと思います。
鳥羽商船高等専門学校長
1
商船学科の教育目標
【 商船学科の教育目標 】
物流の国際化と船舶の技術革新に適応した船舶の運航技術者として活躍できる専門知識
と技術を習得した人材および海事関連産業で活躍できる人材を育成する。
【 商船学科の教育の内容と水準 】
1.船舶の運航技術者として必要な資質を身に付ける。
(a) 個々の学生にあわせた生活指導等を通じての全人教育によって、船舶職員としての
誇りとジェントルマンシップを身に付ける。
(b) 海技実習や練習船実習といった特色あるカリキュラムを通じて、柔軟性と臨機応変
に対応できる行動力を養う。
(c) 無冠の外交官として世界で活躍できる国際性とコミュニケーション能力を身に付け
る。
2.船舶の運航に関する技術と専門知識を習得し、船舶職員として必要な資格試験に合格
する。
(a) 2 年間の基礎勉強を踏まえた上で,3 年次に航海コースと機関コースに分かれ,専門
分野の習得を目指す。
(b) 航海コースは船長・航海士を目指し、そのために必要な知識と技術を習得する。
(c) 機関コースは機関長・機関士を目指し、そのために必要な知識と技術を習得する。
3.海上輸送と海事関連技術に関する専門知識を身に付ける。
(a) 貴重な人命と船の安全を確保し、高価な積荷を安全にかつ経済的に目的地に送り届
ける重要な任務を全うできる知識と技術を習得する。
(b) 港湾管理や陸上の流通等,海事関連産業において即戦力となり得る素養を身に付け
る。
(c) 時代とともに変動する国際物流や船舶の技術革新に対応できる知識や情報を自ら収
集する向上心を持つ。
2
目
次
教育課程表
一
般
科
目 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7
専
門
科
目 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8
一 般 科 目
商 船 学 科 第 1 学 年 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 17
商 船 学 科 第 2 学 年 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 33
商 船 学 科 第 3 学 年 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 47
商 船 学 科 第 4 学 年 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 57
商 船 学 科 第 5 学 年 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 67
専 門 科 目
共通必修科目
商 船 学 科 第 1 学 年 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 75
商 船 学 科 第 2 学 年・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 81
商 船 学 科 第 3 学 年 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 89
商 船 学 科 第 4 学 年 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 97
コース必修科目
(航 海 コース)
商 船 学 科 第 3 学 年 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 103
商 船 学 科 第 4 学 年 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 113
商 船 学 科 第 5 学 年 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 129
3
(機 関 コース)
商 船 学 科 第 3 学 年 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 135
商 船 学 科 第 4 学 年 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 143
商 船 学 科 第 5 学 年 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 155
選 択 科 目
共通選択科目
商 船 学 科 第 4 学 年 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 163
商 船 学 科 第 5 学 年 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 169
コース選択科目
(航 海 コース)
商 船 学 科 第 5 学 年 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 177
(機 関 コース)
商 船 学 科 第 5 学 年 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 183
4
教育課程表
5
6
一 般 科 目 (各 学 科 共 通)
学 年 別 配 当
授 業 科 目
単位数
国
ページ
2 年
ページ
3 年
ページ
4年
ページ
3
19
2
35
2
49
1※
59
1
36
2
50
語
8
会
3
哲
学
1
1
60
法
学
1
1
61
学
1
1
62
歴
史
4
2
20
地
理
2
2
21
1※
63
現
人
文
・
社
会
1 年
代
経
社
済
2
37
基
礎
数
学
A
4
4
22
基
礎
数
学
B
2
2
23
自
微
分
積
分
A
5
3
38
然
微
分
積
分
B
2
2
38
科
代
数
・
何
4
2
39
学
物
理
5
2
24
3
40
化
学
5
2
25
2
41
生
物
1
1
42
育
8
2
43
保
芸
術
外
国
語
健
・
幾
体
書
道
美
術
音
楽
2
26
51
2
52
1
53
2
54
2
2
6
3
30
3
44
英
語
B
5
3
31
2
45
総
合
英
語
8
ド
イ
ツ
語
3
合 計
80
27
25
15
3
1
1
1
科
目
特
別
教
育
活
動
69
29
A
般
1※
3科目のうちいずれか1科目選択
28
語
一
ページ
27
英 英
語
2
5 年
4
55
3※
64
1※
70
2※
65
1※
71
10
3
学年配当欄の※印は学修単位である。
外国人留学生については、国語、経済学、法学又は哲学の振り替え科目として、日本語と専門教科の補講を開講
する。
学修単位とは、当該授業による教育効果及び授業時間外に必要な学習等を考慮して評価する科目である。
7
専 門 科 目 (商船学科)
授 業 科 目
共
通
必
修
科
目
ス
必
修
科
目
―
―
コ
航
海
コ
応 用 数 学
工 業 力 学
材 料 力 学
流 体 力 学
電気電子理論
情 報 処 理 Ⅰ
計測制御工学Ⅰ
航 海 概 論
機 関 概 論
小型船舶概論
船 舶 工 学
船舶安全学Ⅰ
海 事 法 規 Ⅰ
* 海 技 実 習
*実験実習Ⅰ
*練習船実習
小 計
貿易物流概論
海 運 経 済 論
専 門 英 語
船舶通信概論
船舶安全学Ⅱ
航 海 測 位 論
航海システム論
海 洋 環 境 論
操
船
論
載
貨
論
気 象 通 論
船 舶 整 備 論
海 事 法 規 Ⅱ
航 海 法 規
*実験実習Ⅱ
*練習船実習
* 卒 業 研 究
小 計
熱
力
学
電 気 機 器 学
電 子 工 学
計測制御工学Ⅱ
情 報 処 理 Ⅱ
専 門 英 語
工 業 材 料 学
設 計 製 図
燃料・潤滑工学
内 燃 機 関 学
蒸 気 機 関 学
舶用補助機関学
*実験実習Ⅱ
*練習船実習
* 卒 業 研 究
小 計
ス
―
機
関
コ
ス
単位数
2
1
1
1
2
2
2
2
2
1
2
1
2
3
3
2
29
2
1
2
1
1
4
3
1
2
2
2
1
1
2
3
2
4
34
1
2
1
1
1
1
2
4
1
4
4
3
3
2
4
34
1年
ペ-ジ
学 年 別 配 当
ペ-ジ 3年 ペ-ジ 4年
2
91
1
92
1
93
1
83
84
2
94
85
86
87
2
1
2
95
2年
2
2
1
1
77
78
3
79
1
80
1
1
1
3
1
5年
ペ-ジ
99
100
101
96
88
8
6
ペ-ジ
4
11
2
1
105
106
1
1
107
108
1
109
1
110
1
111
2
1
1
1
1
2
2
115
116
117
118
119
120
121
1
1
1
122
123
124
1
1
3
1
125
126
127
128
1※
131
1※
132
1※
133
4
8
1
19
7
1
2
145
146
1
147
137
2
138
2
1
1
139
140
141
1
142
2
2
148
149
2
3
2
3
1
150
151
152
153
154
1※
1※
157
158
1※
159
4
8
8
19
7
授 業 科 目
単位数
1
1
共
1
通
1
選
択
1
科
1
択 目
1
1
航
1
コ 海
1
コ
1
ス
科
1
ス
選 機
1
択 関
1
科 コ
1
目
1
ス
目 開設選択科目単位数合計
12
修得科目単位数
4以上
専 必修科目単位数合計
63
門 選択科目単位数合計
4以上
一 開設科目単位数合計
80
般 修得科目単位数合計
80
選
1年
ペ-ジ
学 年 別 配 当
ペ-ジ 3年 ペ-ジ 4年
2年
―
ー
―
船舶工学特論
環境科学特論
防食防汚特論
制御工学特論
先端材料特論
海 技 実 務 Ⅰ
海 技 実 務 Ⅱ
海 技 実 務 Ⅲ
航 海 特 論
操 船 特 論
船 貨 特 論
航 法 特 論
内燃機関特論
タービン特論
設備機械特論
電力変換特論
修得単位数合計
147以上
1
ペ-ジ
5年 ペ-ジ
1 ※ 171
165
1※
1※
1
1
166
167
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
6
8
19
27
27
25
25
15
15
3
1以上
23
1以上
10
10
33
33
34
34以上
大 型 練 習 船 実 習
172
173
※ 174
※ 175
※
※ 179
※ 180
※ 181
※ 185
※ 186
※ 187
※ 188
9
3以上
7
3以上
3
3
13以上
上記単位数以外12月実施する
授業科目名欄の*印は各学年ごとに必ず修得しなければならない科目であり、この科目が1科目でも不認定と
なった場合は進級は認められない。 また、学年配当欄の※印は学修単位である。
商船学科は、すべての一般科目を修得しなければならない。
学修単位とは、当該授業による教育効果及び授業時間外に必要な学習等を考慮して評価する科目である。
9
10
教育課程系統図
11
12
商船学科(航海コース)教育系統図
1年
商船学科
語
学
系
社
会
科
学
系
2年
商船学科
3年
商船学科・航海コース
4年
商船学科・航海コース
5年(6ヶ月)
商船学科・航海コース
国語
国語
国語
国語
英語A・B
英語A・B
総合英語
総合英語
総合英語
ドイツ語
ドイツ語
専門英語
専門英語
地理
現代社会
歴史
歴史
現代社会
法学
経済学
芸術
哲学
海運経済論
貿易物流論
海事法規Ⅰ
海事法規Ⅱ
航海法規
航海法規
航法特論
船舶安全学Ⅰ・Ⅱ
航海概論
機関概論
海
事
科
学
系
航海概論
航海測位論
航海測位論
電気電子理論
航海システム論
航海システム論
機関概論
小型船舶概論*
情報処理Ⅰ
自
然
科
学
系
1年
航海特論
船舶通信概論
操船論
操船論
操船特論
載貨論
載貨論
船貨特論
船舶整備論
船舶工学
船舶工学特論
工業力学
流体力学
材料力学
先端材料特論
防食防汚特論
制御工学特論
計測制御Ⅰ
気象通論
気象通論
環境科学特論
海洋環境論
保健・体育
保健・体育
保健・体育
実験実習Ⅰ*
実験実習Ⅱ
代数幾何
代数幾何
応用数学
基礎数学A・B
微分積分A・B
微分積分A
化学
化学
化学
物理
物理
卒
業
研
究
航
海
訓
練
所
で
の
練
習
船
実
習
生物
保健・体育
海
事
技
術
系
保健・体育
海技実習*
海技実務Ⅰ
海技実務Ⅱ
海技実務Ⅲ
練習船実習
練習船実習
練習船実習
練習船実習
① 船舶の運航に関する技術と専門知識を身に付けさせる。
② 海上輸送と海事関連技術に関する専門知識を身に付けさせる。
③ 三級海技士(航海)の口述試験に合格する水準とする。
④ 第一級海上特殊無線技士試験に合格する水準とする。
一般教養科目
専門必修科目
三級海技士(航海)養成施設の必修科目
*
13
印は一級小型船舶養成施設の必修科目
専門選択科目
商船学科(機関コース)教育系統図
学年
1年
2年
3年
4年
国語
国語
国語
国語
地理
現代社会
現代社会
哲学
歴史
歴史
5年
海技試験との対比
法学
経済学
一
般
教
育
基礎数学A
微分積分A
基礎数学B
微分積分B
微分積分A
代数・幾何
物理
物理
化学
化学
芸術 ※
生物
保健・体育
保健・体育
英語A
英語A
英語B
英語B
代数・幾何
化学
保健・体育
総合英語
保健・体育
保健・体育
ドイツ語
ドイツ語
総合英語
総合英語
情報処理Ⅰ
専
門
基
礎
情報処理Ⅱ
専門英語
応用数学 航海概論
航海概論
船舶安全学Ⅰ
海事法規Ⅰ
小型船舶概論 *
機関概論
環境科学特論
機関概論
設計製図
卒
業
研
究
執務一般
設計製図
先端材料特論
材料力学
工業材料学
防食防汚特論
機関その3
流体力学
熱力学
講
義
科
目
船舶工学
電気電子理論
実
習
科
目
練習船実習
船舶工学特論
蒸気機関学
蒸気機関学
タービン特論
内燃機関学
内燃機関学
内燃機関特論
舶用補助機関学
舶用補助機関学
設備機械特論
計測制御工学Ⅰ
計測制御工学Ⅱ
制御工学特論
電子工学
電気機器学
電力変換特論
実験実習Ⅰ*
実験実習Ⅱ
海技実習 *
練習船実習
燃料・潤滑工学
練習船実習
海技実務Ⅰ
海技実務Ⅱ
練習船実習
海技実務Ⅲ
一般科目
*印 一級小型船舶操縦士養成施設の必修科目
専門必修科目
※印 書道、美術、音楽から1科目選択
専門選択科目
三級海技士(機関)養成施設の必修科目
14
機関その1
機関その2
一 般 科 目
15
16
商 船 学 科 1年
17
18
授 業 科 目 名
【24Hss1101】
国
語
担 当 教 員 名
豊
田
尚
子
学 科
学年
商船学科
1
開講期 単位数
通年
必・選
3
必修
(授業目的(目標))
1.継続的な漢字の学習、原稿用紙の使い方の練習などから、基礎的な国語の力を養う。
2.文学史の基礎知識を学習し、説明できる文章作成能力を身につける。
(授業内容)
1.ガイダンス(4週) 漢字テキストの使い方、国語辞典の種類と活用法
2.国語表現①原稿用紙のルール(4週) 行末の処理の仕方、括弧の種類と使い方、参考文献の挙げ方
3.国語表現②口語文法(4週) 文節の判定、単語の判定、品詞の種類と識別
4.近現代文学史(10週) 写実主義から反自然主義余裕派までの作家と作品
5.古典文学史(8週) 上代の文学
(達成目標)
1.原稿用紙を正しく使用し、引用の方法・参考文献の挙げ方を習得し、実践できるようにする。
2.口語文法の基本を学習し、文法体系の概念を理解する。
3.文学史を学習することにより、一般に広く知られている作品の背景を知る。
(注意事項)
毎回の授業開始時に、漢字の演習プリントを実施する。テストではなく、提出物扱いとなる。
(あらかじめ要求される基礎知識の範囲等)
漢字や文法の知識は、中学での学習範囲までを理解していることが望ましい。
(レポート等)
年に4回、漢字の演習プリントを提出する。他に、必要に応じて提出を課するプリントがある。
(教科書) 板書やプリントが中心となる。
(参考書) 常用漢字クリア(尚文出版) 新国語要覧(大修館書店) 現代文学名作選(明治書院)
(評価方法)
評価は、中間・定期試験及び提出物などを総合して評価し、60点以上を合格とする。
得点率は、中間・定期試験を50、提出物・授業態度を50とする。
19
授 業 科 目 名
【24Hss1110】
歴
担 当 教 員 名
史
中
平
希
学 科
学年
商船学科
1
開講期 単位数
通年
2
必・選
必修
(授業目的(目標))
日本がどのような過程を経て、現在の姿に至ったのかを、周囲の国々との関係を含めて理解する。
(授業内容)
1 近代以前の日本(5週)
2 開国と維新(2週)
3 近代国家の形成と発展(5週)
4 第一次世界大戦と大正デモクラシー(5週)
5 第二次世界大戦と日本(5週)
6 日本の自立と経済成長(5週)
7
現代の世界と日本(3週)
(達成目標)
現代の社会のあり方が、最初からそのかたちのままあったものではなく、歴史のなかで育まれてきた関
係のうえに成り立っていることを理解する。
(注意事項)
授業方法は講義を中心とする。ノートはしっかり取ること。また、日頃から新聞やニュースに目を通し、
現在、日本や世界で起こっていることについて、広い関心を持ってほしい。
(あらかじめ要求される基礎知識の範囲等)
中学校で学んだ社会科の知識。
(レポート等)
授業の進行に合わせて小テストをおこなう。
(教科書)
『現代の日本史(日本史A)』(山川出版社)
(評価方法)
評価は、中間・定期試験及び小テスト等を総合して評価し、60点以上を合格とする。
得点率は、中間・定期試験を80%、平常点を20%とする。
20
授 業 科 目 名
【 24Hss1212】
地 理
担当教員名
豊
嶋
学
孝
科
商船学科
学年
1
開講期
通年
単位数
必・選
2
必修
( 授 業 目 的 ( 目 標 ))
我々の身近な自然環境や人びとの活動に目を向け、現代世界についての地理的認識を一層深める。
そして、世界的視野から、人類の共生と日本の果たすべき課題について考察する。
(授業内容)
1.私たちの地球をみつめる
(1)球面上の世界と地域構成
私達の星・地球、地球面のとらえ方と球面上の位置、球面と平面の世界、世界地図の種類と特
徴、時差の求め方、国家と地域区分
(2)結びつく現代世界
結 び つ き を 強 め る 現 代 世 界 、世 界 を 結 ぶ 交 通 、世 界 を 一 つ に 結 ぶ 通 信 、国 際 化 す る 人 々 の 移 動 、
拡大する世界の貿易
2.さまざまな地域の生活と環境
(1)人間生活を取り巻く環境
生活に影響を与える環境条件、地形、気候、社会環境
(2)世界の諸地域の生活・文化
中国、東南アジア、インド、中央アジア・西アジア・サハラ以南のアフリカ、ヨーロッパ、ア
メリカ合衆国、ラテンアメリカ、オーストラリア
3.地球的に広がる課題
(1)地球的課題と私たち
複雑にからみ合う地球的課題、世界の人口問題、世界の食糧問題、世界の林業・水産業、世界
の環境問題、世界の鉱工業
(達成目標)
現代世界の地理的な諸課題を地域性を踏まえて考察し、現代世界の地理的認識を養うとともに、地理
的な見方や考え方を培い、国際社会に主体的に生きる日本人としての自覚と資質を養う。
(注意事項)
学習に、主体的・意欲的に取り組む姿勢・態度を持つこと。
(あらかじめ要求される基礎知識の範囲等)
中学校での地理的学習分野、即ち①「日本や世界の地域構成」②「地域の規模に応じた調査」③「世
界と比べて見た日本」の基礎・基本の知識を身に付けていること。
(レポート等)
必要に応じて課題を与えることがある。
(教科書)
高校新地理 A 初訂版【帝国書院】
(参考書)
新地理Aノート初訂版【帝国書院】
新詳高等地図初訂版【帝国書院】
(評価方法)
評価は、中間・定期試験及び授業態度・出欠状況等を総合して評価し、60点以上を合格とする。
21
授 業 科 目 名
【24Mat1113】
基礎数学A
担 当 教 員 名
佐
波
学
学 科
商船学科
学 年 開講期 単位数
1
通年
4
必・選
必修
(授業目的(目標))
商船学科の専門科目では、その説明として数学の様々な知識を道具として用いる力を必要とする。最も基
礎となる「式の計算」「方程式と不等式」、さらに物事の変化の様子を捉えるために欠かせない「関数とグラ
フ」について学習する。
(授業内容)
1.式の計算
Ⅰ.整式
Ⅱ.整式の除法
Ⅲ.分数式・無理式
2.方程式と不等式
Ⅰ.2次方程式
Ⅱ.いろいろな方程式
Ⅲ.不等式
(3週)
(3週)
(3週)
3.関数とグラフ
Ⅰ.2次関数
Ⅱ.2次関数の応用
Ⅲ.分数関数・無理関数
Ⅳ.グラフの対称移動
(3週)
(3週)
(3週)
(2週)
(4週)
(3週)
(3週)
(達成目標)
「展開」「因数分解」「2次方程式の解の公式」「連立方程式」「2次関数」の内容の理解と基本的な計算が
できる。
(注意事項)
整式の四則演算(加減乗除)はこれから高等専門学校で学ぶすべての数学の基礎となる重要な内容である。
「因数分解」と「展開」は式の計算の最も重要な問題である。計算練習を数多くこなして計算ができるよう
にする。また中学校で学習してきた平方根を始めとする「無理数」についても、もう一度復習しながら数に
ついて考える。
方程式と不等式では式の計算を利用して、中学校で学習した内容である2次方程式をさらに発展させてい
く。解を見つける方法として非常に重要な「解の公式」を学習する。
関数は物事の変化の様子を捉えるための便利な道具である。中学校では比例、反比例、1次関数、そして
2乗に比例する関数を学習してきたが、「2次関数」と呼ばれる関数について学習する。グラフの書き方を通
じて「基本変形」と呼ばれる非常に重要な変形を習得する。またグラフから式を読み取る問題を通じて、グ
ラフから情報を読み取る力を養う。2次関数は自然界の摂理に準じた非常に応用の広い関数である。最大、
最小値を求める問題も幅広い応用がある。
基礎数学Aに限らず数学は内容の積み重ねが大切である。疑問点は残さず解決して学習を進めること。
(あらかじめ要求される基礎知識の範囲等)
中学校3年生までに学習した内容。
(レポート等)
長期休暇の前など適宜レポートを課す。
(教科書) 基礎の数学 改訂版 裳華房
(参考書) 問題集 基礎の数学 裳華房
(評価方法)
定期試験に加えてレポート課題等を含めた評価を行い、60点以上を合格とする。
22
授
業
科
目
【24Mat1114】
基礎数学B
名
担
当
上
野
教
員
康
名
平
学
科
商船学科
学年
1
開講期 単位数
通年
2
必・選
必修
(授業目的(目標))
「三角関数」と呼ばれる関数は商船学科での専門科目の学習には欠かすことのできない関数である。まず
は「三角比」と呼ばれる数量について学習し、さらにその発展として「三角関数」を学習する。「三角比」に
関わる様々な公式が登場するがどれも非常に重要なので、これらの計算が素早くできる力を身につける。
(授業内容)
1.三角関数
Ⅰ.三角比
Ⅱ.三角関数
Ⅲ.加法定理
(10 週)
(10 週)
(10 週)
(達成目標)
特に「三角比(sin、cos、tan)」「弧度法」「三角関数」の内容を理解し、基本的な計算ができる。
(注意事項)
sin、cos、tan で表記される「三角比」と呼ばれる数量は商船学科における最も重要な数学の内容の一つで
ある。海上で必要とされる様々な計算にこの「三角比」が登場し、専門科目での授業を受講するにはこれら
の数量を理解することが必要不可欠である。専門科目では身に付いているものとして授業が進められるので、
これらの数量の計算が当たり前のようにできるようになるまで練習を行うこと。また図形の角の大きさを表
現する方法についても新しく「弧度法」と呼ばれる表現方法を学ぶ。
「三角関数」と呼ばれる関数は数学上の関数の一つというだけでなく応用上、例えば波の様子を記述する
際に用いられ、まさに商船学科のための関数といえる。その他、船舶が移動する状況での予想位置を求める
問題でも「三角関数」が役に立つ。よって基礎知識として要求されるので、しっかり身につけること。
「加法
定理」と呼ばれる定理の他「三角比」に関連した様々な公式が体系的に導かれる。単に公式を覚えるだけで
なく、公式を導くその手法についても理解を深めることが、「三角関数」を使いこなす近道である。関数の知
識は第2学年以降で学習する「微分積分」と密接な関わりを持っている。
(あらかじめ要求される基礎知識の範囲等)
中学校3年生までに学習した内容。
(レポート等)
長期休暇の前などにレポートを課すことがある。
(教科書) 基礎の数学 改訂版 裳華房
(参考書) 問題集 基礎の数学 裳華房
(評価方法)
定期試験に加えてレポート課題等を含めた評価を行い、60点以上を合格とする。
23
授 業 科 目 名
【24Sci1120】
物 理
担 当 教 員 名
冨
澤
明
学 科
学年
商船学科
1
開講期 単位数
通年
2
必・選
必修
(授業目的(目標))
物理の学習を通じ、自然の事物・現象への理解を深めること。同時に、学習の過程において科学する方法を
体得することにある。
(授業内容)
速度、変位、速さと速度、加速度 (4週)
等速度運動、等加速度直線運動 (3週)
平面運動、速度ベクトル、速度の合成、相対速度(2週)
落下運動 (4週)
力、力の成分表示、力の合成・分解 (2週)
力のつりあい、作用反作用の関係とつりあいの関係 (2週)
重力、張力、弾性力、抗力 (4週)
運動の三法則(慣性の法則、運動の法則、作用反作用の法則) (1週)
運動方程式、運動方程式の応用 (4週)
運動量、力積 (1週)
運動量保存則 (1週)
反発係数 (2週)
(達成目標)
物理学の基本事項に関する知識や考え方を習得する。
物理現象や事物を、数式による表現で理解する。
数式による定量的な取り扱いに習熟する。
(注意事項)
授業は、主に講義と演習とで行い、授業の内容はノ-トに書き留めておくこと。学んだことを確認するの
に役立ちます。疑問があれば、自分で調べ、考えてみよう。解決できなければ、遠慮なく質問してください。
多くの練習問題を解くのも一つの学習方法です。日々の学習努力が求められます。
(あらかじめ要求される基礎知識の範囲等)
中学校卒業程度の理科、及び数学の知識があればよい。
(レポート等)
授業で課される演習問題や課題への解答の提出を求めます。演習問題解答は満点を取るまで再提出のこと。
演習問題は、必ず自力で取り組むこと。他人に教わることを厳禁するものではないが、他人の解答を丸
写ししてはいけない。いつも丸写ししている者のほとんどは、試験で落第点をとっている。学習内容を理
解する努力をする、しないは、基本的に受講者の責任である。
(教科書) 大日本図書 柴田、勝山、他著 初歩から学ぶ基礎物理学 力学Ⅰ
数研出版 数研出版編集部編 新課程 リードα物理基礎・物理
(参考書) 数研出版 都築 嘉弘、他著 チャート式シリーズ新物理
(評価方法)
評価は、中間・定期試験及びレポート等を総合して評価し、60点以上を合格とする。
得点率は、中間・定期試験を80、演習・レポート等を20とする。
24
授 業 科 目 名
【24Sci1122】
化
学
担 当 教 員 名
澤
田
圭
樹
学 科
学年
商船学科
1
開講期 単位数
通年
2
必・選
必修
(授業目的(目標))
物質を化学的に調べるには,物質を分類することが必要である。そのために必要な物質の構成粒子について
学び,粒子の立場から物質の性質の変化,物質の相互関係,物質を支配する原理や法則について学習する。
(授業内容)
1. 化学と人間生活 (2週)
2. 物質の構成 物質の分類とその成分・三態・熱運動 (6週)
3. 物質の構成粒子 原子の構造と電子配置・イオン・周期表 (7週)
4. 粒子の結合 イオン・分子・金属の結合と結晶(7週)
5. 物質量と化学反応式 原子量・分子量と物質量,化学反応式と量的関係 (8週)
(達成目標)
・ 物質の構成粒子としての原子・分子・イオンについて正しく理解し分類できる。
・ 化学的な現象を,構成物質を通じて説明でき,化学的ルールに従って記述できる。
・ 学習した化学的内容を,一般的な状況に適用して活用する方法を身につける。
(注意事項)
授業方法は講義を中心とし,同時に演習問題や課題他を設定する。
また,授業ごとの予習は特に要求しないが,既習事項の復習に関しては評価の対象とする。
(あらかじめ要求される基礎知識の範囲等)
特に無し。
(レポート等)
学習事項の練習問題,発展問題を逐次課題として課する。
既習事項の確認を,適宜小テストとして行う。
(教科書)教科書(啓林館,新編化学基礎),問題集(啓林館,ラプラシア化学基礎)を用いる。
(参考書)高校生向け学習参考書全般が参考となるので利用してほしい。
(評価方法)
評価は,中間・定期試験および平常点(出席・小テスト・レポートほか)を総合して評価し,
60点以上を合格とする。ただし得点率は,中間・定期試験を80%以下,平常点を20%以上とする。
25
授 業 科 目 名
【24Sci1126】
保 健
体
育
担 当 教 員 名
学 科
学年
前期
後期
重永貴博・山田英生
各科共通
1
開講期 単位数
通年
2
必・選
必修
(授業目的(目標))
1. 球技種目や陸上競技を通して、発育発達に応じた体力の維持増進を図る。
2. 保健で得られた知識を日常の生活に生かす。
(授業内容) *天候等の事情により変更することはありうる。
(前期)第1・2週 体力テスト
第3週 バレーボール(基本技術 パスの練習)
第4週 バレーボール(基本技術 スパイク、サーブの練習)
第5週 バレーボール(基本技術 ルールの説明、ゲームの練習)
第6~10週 バレーボール(6人制のゲーム)
第11~15週 レクリエーション(各種球技等)
(後期)第1・2週 陸上競技(短距離走、ハードル、持久走)
第3週
保健(健康の意義)
第4・5週 陸上競技(砲丸投、持久走)
第6週
保健(たばこ、アルコール)
第7・8週 陸上競技(走高跳、持久走)
第9週
保健(医薬品と健康、薬物)
第10・11週 陸上競技(走幅跳、持久走)
第12・13週 保健(応急手当、人間と性、エイズ)
第14~16週 保健復習、レクリエーション
(達成目標)
1. 体力テスト及び陸上競技の記録により、自己の体力水準を把握する。
2. バレーボールの基礎的技術を習得するとともに、ルールを理解してゲームを行う。
3. 保健で取り上げた各項目について理解し、日常生活への取り入れ方について考える。
(注意事項)
実技時には運動に適したコンディション(体調管理、服装、シューズ、着替え準備等)を整えて参加すること。
体調不良時は早めに担当教員に申し出ること。
(あらかじめ要求される基礎知識の範囲等)
自分の健康維持に関心を持ち、実技を行えるように体調管理をしっかり行うこと。
健康・保健・スポーツ関連の時事問題に関心を持ち、それらに対する自分なりの考えを持っておくこと。
(レポート等)
授業に用いる記録用紙等をしっかり整理する。その他、必要に応じて課題を与えることがある。
(教科書)現代高等保健体育 大修館書店
(評価方法)
出席状況、授業態度、実技内容及び保健の定期試験等を総合して評価し、60点以上を合格とする。
得点率は、出席状況及び授業態度を50、実技内容及び保健の定期試験を50とする。
26
授 業 科 目 名
【24Hss1231】
書
道
担 当 教 員 名
学 科
世古口 祐子
各科共通
学 年 開講期 単位数
1
通年
2
必・選
必修
(授業目的(目標))
書道の諸活動を通して書写能力を高め、古典から表現と鑑賞の基礎的な能力を育てるとともに
愛好心を養う。
(授業内容)
1.漢字仮名混じりの書の学習・・・漢字仮名混じりの詩歌や文章、語句などを素材として、漢字と仮名
を調和させて表現する。
2.楷書の学習 ・・・・・・・・・・唐の四大家を学ぶ
・執筆、腕法、姿勢について
・用筆について(起筆、送筆、収筆)
・点画の形(止め、長さ、払いなど)
・抑揚、筆脈(線の細太の変化、筆脈の配慮)
・向勢、背勢の造形方
・方筆、円筆の表現法
3.行書の学習 ・・・・・・・・・・行書の用筆法について、王義之の行書作品等を学ぶ。
4. 仮名の書の学習 ・・・・・・・・仮名の流動美を学ぶ。
5. 硬筆の学習 ・・・・・・・・・・硬筆の書写能力を高め、実用的な書に触れる。
(達成目標)
書道を通して、精神的感性を豊かにし、書写能力を伸ばすとともに書を愛好する心情を養う。
(注意事項)
用具、用材は各自で持参し、制作した作品の提出を守ってください。
(あらかじめ要求される基礎知識の範囲等)
特になし。
(レポート等)
特になし。
(教科書) 「新編 書道Ⅰ」(教育出版)
新訂 ペン習字教本(教育出版)
(評価方法)
評価は、毎回提出する作品、出席状況、授業中の努力度合い、態度等を総合的に評価します。
60点以上を合格とする。
27
授 業 科 目 名
【24Hss1232】
美
術
担 当 教 員 名
大
西
雅
子
学 科
学年
各科共通
1
開講期 単位数
通年
2
必・選
必修
(授業目的(目標))
美に対する感性を高めるとともに、生涯にわたって芸術を愛好する心情を育て、豊かな情操を養う。
(授業内容)
1.人物を描く
・・・・・・・・ 素描による自画像、友達像。(クロッキー・デッサン)
2.楽しい私的空間への憧れを箱に
“ボックスアート”
・・・・・ 自己の内面を深く掘り下げ、意識下の世界を箱の中に創造する。
既存の素材にとらわれず、さまざまの材料を活用した造形表現
を楽しむ。
3.デザインの働きを考える ・・・ ユニークな発想による広報デザイン等。(絵文字、平面構成など)
4.東西美術の代表的作品の観賞 ・ 超現実の世界をペン画で表現する。
(達成目標)
創造活動を通して、美的体験を豊かにし、表現と観賞の能力を伸ばすとともに美術を愛する
心情を養う。
(注意事項)
テストは実施しません。 制作した作品の提出を守ってください。
(あらかじめ要求される基礎知識の範囲等)
最小限の知識として、色彩に関すること、レタリング、鉛筆によるクロッキー・デッサン等。
あとは各自の持つ感性、個性による。
(レポート等)
特になし。
(教科書) 「美・創造へⅠ」(日本文教出版)
(評価方法)
評価は、授業中に制作した作品が中心となります。(全体の80%くらい)
作品以外に授業中の集中力、学習態度等も大切に考える。60点以上を合格とする。
28
授 業 科 目 名
【24Hss1233】
音
楽
担 当 教 員 名
廣
惠
学 科
学年
各科共通
1
開講期 単位数
通年
2
(授業目的(目標))
一人一人の感性や創造性を育て、個性を生かした音楽活動を持てるようにする。
(授業内容)
1.歌唱(独唱、合唱)
2.楽
典
3.鑑
賞
オ・ソーレ・ミーオ、野ばら、この道、故郷
少年時代、Tonight、手紙
音符、音階
「海の上のピアニスト」
「HELP!」
「セロ弾きのゴーシュ」
交響曲第9番(ベートーベン)
ボレロ(ラヴェル)
(達成目標)
1 音符を読んでしっかり発表できる。
2 音楽の構造を理解する。
3 感想を述べる。
(注意事項)
楽典、鑑賞については、随時ノートを提出する。
(あらかじめ要求される基礎知識の範囲等)
特になし
(レポート等)
授業内で課題が出たときは、レポートを提出する。
(教科書) 「高校音楽Ⅰ Music View」(教育芸術社)
(評価方法)
授業態度、出席状況とレポート課題、実技試験の総合評価。 60点以上を合格とする。
得点率は、実技試験を60%、授業時(出席状況、授業態度、レポート)を40%とする。
29
必・選
必修
授 業 科 目 名
【24Hss1134】
英 語
担 当 教 員 名
A
橋
爪
仙
彦
学 科
学年
商船学科
1
開講期 単位数
通年
必・選
3
必修
(授業目的(目標))
1. 積極的に言語活動を行ない、コミュニケーションを図ろうとすることができる。
2. 聞いたり読んだりして、情報や考えなどを的確に理解することができる。
3. 話したり書いたりして、情報や考えなどを適切に伝えることができる。
4. 言語や運用についての知識を身につけ、背景にある文化を理解することができる。
(授業内容)
授業では All Aboard! Communication English I を使用し、以下のような予定で進める。英単語 VALUE 1000 も併用する。
第1週
オリエンテーション(辞書の使い方、発音記号について、ノートの取り方、英語の学び方など)
第2週
Warm-Up 1,2,3
英語の音、アルファベット、よく使う表現になれる
第3週
Pre-Lesson 1,2
2種類の動詞、否定文と疑問文
第 4,5 週
Lesson 1
Hello, Everyone!
動詞の過去形
第 6,7 週
Lesson 2
A Letter to Australia
現在進行形 / 過去進行形
第 8,9 週
Lesson 3
Kawaii Culture
助動詞(can / should / will)
第 10,11 週
Lesson 4
A Symphony of Soup and Noodles
不定詞
第 12,13 週
Lesson 5
Lifelong Friends
動名詞
第 14,15 週
Lesson 6
A Funny Pictures from the Edo Period
受け身
第 16,17 週
Lesson 7
Living on Ice
現在完了形
第 18,19 週
Lesson 8
A Garden in Hokkaido
It の用法
第 20,21 週
Lesson 9
Pigs from across the Sea
関係代名詞
第 22,23,24 週
Lesson 10
Memories on Trees
比較表現
第 25,26, 27 週
Lesson 11
A Window on the Universe
仮定法過去
(達成目標)
1.簡単な英語で書かれた文章を理解し、同程度の英語を使って何らかの考えや情報を伝えることができる。
2.辞書を使って必要な単語の意味を調べることができる。 3.英検3級程度の問題を解くことができる。
(注意事項)
講義を中心とした授業を行なう。授業内容は確実に授業中に習得する。教科書、ノート、ワークブック、
英和辞典は 毎時間必ず持参のこと。提出物は締め切り厳守。
(あらかじめ要求される基礎知識の範囲等)
中学校で習得した基礎的な英語知識。入学前課題『基礎からの英文法総復習 フレッシュノート』(増進堂)
を解答しておく。
(レポート等)
教科書ワークや課題プリントなどを、各パート終了時や各レッスン終了時に課す。長期休暇中には課題が
ある。長期休暇中には成績不振者に対して補習を行なう予定である。
(教科書)
All Aboard! Communication English I(東京書籍)、All Aboard! Communication English I WORKBOOK 基礎編
(東京書籍) 、 英単語 VALUE 1000 (数研出版)、英単語 VALUE 1000 Drill Book(1)STEP1~STEP2 (数研出版)
(参考書)Surfing English(海文堂)、『ビーコン英和辞典』(三省堂)
(評価方法)
評価は、以下の事柄を総合して60点以上を合格とする。
中間・定期試験を70点、課題・提出物・出席状況・授業態度を30点として評価する。
30
授 業 科 目 名
【24Hss1136】
英語B(文法)
担 当 教 員 名
学 科
学年
鏡 ますみ
商船学科
1
開講期 単位数
通年
②/3
必・選
必修
(授業目的(目標))
中学時代に習得した英語の文法の基礎知識をもとに、さらに詳しい文法を学び、理解することによって、
英文を正しく読む習慣をつける。将来的に、専門科目に関する英文を読むための基礎をつくる。
(授業内容)
『高校英語へのステップ』
『英語マスターノート』
L.1
be動詞
(第1週)
L.1
省略
(第17週)
L.2
一般動詞
(第2週)
L.2
三人称の主語
(第18週)
L.3
進行形・命令文
(第3週)
L.3
名刺の単数形・複数形
(第19週)
L.4
助動詞
(第4週)
L.4
be動詞、現在形1
(第20週)
L.5
現在完了
(第5週)
L.5
be動詞、現在形2
(第21週)
L.6
いろいろな疑問文
(第6週)
L.6
一般動詞、現在形1
(第22週)
L.7
5つの文構造
(第7週)
L.7
一般動詞、現在形2
(第23週)
L.8
不定詞
(第8週)
L.8
助動詞1
(第24週)
L.9
動名詞
(第9週)
L.9
助動詞2
(第25週)
L.10
比較
(第10週)
L.10
疑問詞
(第26週)
L.11
受け身
(第11週)
L.11
命令文
(第27週)
L.12
分詞
(第12週)
L.12
be動詞、過去形
(第28週)
L.13
関係代名詞
(第13週)
L.13
一般動詞、過去形1
(第29週)
L.14
注意すべき前置詞・接続詞
(第14週)
L.14
一般動詞、過去形2
(第30週)
L.15
長文読解の方法
(第15週)
確認テスト
(第16週)
(達成目標)
基礎的な英文法の知識を理解し、英文読解に役立てることができる。
英検3級レベルの長文を理解でき、同レベルの問題では70パーセント以上の正解を得ることができる。
(注意事項)
授業は講義と演習を中心として行なう。授業中では小テスト、宿題などが課される。英和辞典は常に持参すること。
(あらかじめ要求される基礎知識の範囲等)
中学校で習得した基礎的な英語知識。入学前課題『基礎からの英文法総復習 フレッシュノート』(増進堂)を
解答しておくこと。
(レポート等)
課題などは期限を守って提出すること。
(教科書)『高校英語へのステップ』(東京書籍)を使用。その後『英語マスターノート』(増進堂)を使用する予定。
(参考書)Surfing English (海文堂)、『ビーコン英和辞典』(三省堂)
(評価方法)
中間試験、定期試験及び小テスト、提出物などによって達成目標の 60%を達成していること。中間試験・
定期試験を 70%、小テスト・提出物・出席状況を 30%として評価する。英語 B は最終的には「LL」とあ
わせて評価されるが、その場合「文法」の占める割合は 70%である。
31
授 業 科 目 名
担 当 教 員 名
【24Hss1136】
英語B(L.L)
鈴
木
聡
学 科
学年
商船学科
1
開講期 単位数
通年
①/3
必・選
必修
(授業目的(目標))
1. 基本的な英文を聞いて理解できるだけでなく、書き取れる能力を養成する
2. 日常生活に関する表現を学び、積極的に英語で表現する姿勢を養成する。
(授業内容)
Introduction:座席指定・機材・授業内容説明
Lesson1 New Friends :未来表現/不定詞[名詞用法]
Lesson2 Free Time:現在形/過去形
Lesson3 Are you okay?:助動詞 should
Lesson4 Our School: There is/are~
Lesson5 Weather:助動詞 will
Lesson6 TV Programs:動名詞
Lesson7 Talking on a Cell Phone:現在完了
Lesson8 Telling the Way: SVOO
Lesson9 Kyoto:How long~
Lesson10 Shopping:現在進行形/SVC
Lesson11 Restaurant:不定詞[形容詞用法]
Lesson12 Making a Plan: Let’s /Shall we~?
Lesson13 Future Jobs:Why~Because/不定詞[副詞用法]
(達成目標)
1 基本的な英文を聞いて理解することが出来る。
2 聞いた内容を書き取り、口頭で発表することが出来る。
3 様々な演習問題に取り組むことが出来る。
(注意事項)LL教室での演習を中心とし、テスト期間中にテストは実施せず、定期テスト前に行うLLテストと
授業中に行う小テスト、自宅で行う課題レポートによって各自の理解度を確認する。小テスト・課題レポートは
評価に占める割合が大きいので、小テストは必ず合格し、課題レポートは必ず出すこと。尚、授業内容に関する
質問は随時受け付ける。
(あらかじめ要求される基礎知識の範囲等)
1.中学3年間で習得した英語に関する基本的な知識。
2.春休みの課題を最後まで終了しておくこと。
(レポート等)小テストは毎回授業開始時に行い、60点以上を合格とする。必ず合格できるように準備してお
くこと。課題レポートは中間試験・定期試験後及び各長期休暇の計5回課す。1レポートあたり5点から0点程度で
ある。日頃からテレビやラジオの英語番組等を良く聴いて勉強しておくこと。なお、小テスト・課題レポートは
1回でも未受験があると、小テスト点、課題レポート点は0点になるので注意しておくこと。
(教科書)New Edition SELECT English Conversation Ⅰ(三省堂) 5分間英語発音(南雲堂)
(参考書)ビーコン英和辞典(三省堂)
(評価方法)
[単位認定方法] LL試験・小テスト・課題レポートによって、達成目標の60%以上を達成していると判定され
ること。
[成績評価基準] LL試験を70%、小テスト、課題レポート及び出席状況を30%とする。
32
専 門 科 目
73
74
共 通 必 修 科 目
商船学科1年
75
76
授 業 科 目 名
航 海 概
論
担 当 教 員 名
吉 田
南穂子
学 科
学年
商船学科
1
開講期 単位数
前期
1
必・選
必修
(授業目的(目標))
1.船舶の運航に必要な基本的知識を習得する。
2.船長・航海士の職務を理解し、航海・運用・法規に関する事項について学ぶ。
(授業内容)
1.船舶に関する一般的な知識(2週)
1) 船で使用する用語
2) 船長や航海士の職務
3) 船の種類や用途
2. 運用の基礎(2週)
1) 船舶の構造(各部および船の大きさの名称)
2) 船舶設備(種類と用途)
3) 復原性及び損傷制御
3. 航海の基礎(11週)
1) 航海計器(使用目的と種類)
2) 航路標識(種類と意味)
3) 水路図誌(種類と用途)
4) 潮汐及び海流(種類)
5) 航海の方法(船位測定法と航法)
(達成目標)
船舶運航に必要となる基本的な知識を理解し身に付ける。
海技士の試験制度を理解することで、免許取得への意欲を持つ機会を作る。
(注意事項)
授業方法は講義を中心として、必要に応じて資料などを配布する。
復習が行われていることを前提に授業を進める。
(あらかじめ要求される基礎知識の範囲等)
特にないが、『海技実習』や『練習船実習』での実務に係わる部分については体験的に理解しておくこと
が望ましい。
(レポート等)
必要に応じて課題等を課す
(教科書)航海学概論(成山堂)、小型船舶操縦士学科教本Ⅰ・Ⅱ(船舶職員養成協会編、舵社)
小型船舶操縦士実技教本(海洋レジャー安全・振興協会編、舵社)
(評価方法)
中間・定期試験及び課題等を総合的に判断して評価する(60点以上が合格)。
配点は、中間・定期試験を70%とし、課題・出席状況等を30%として算出する。
77
授 業 科 目 名
機 関 概
論
担 当 教 員 名
嶋
岡 芳 弘
学 科
学年
商船学科
1
開講期 単位数
後期
必・選
1
必修
(授業目的(目標))
低学年で専門知識を身につける数少ない専門科目であり、舶用機関全般の基礎部分を学習する。
(授業内容)
1.機関の概要
(1週)
2.船舶の機関に関する用語の一般的な知識 (2 週)
1)原動機の分類
3.船舶の出力装置
(10 週)
1)出力装置の全体の構成
2)船舶の出力装置の作動原理
内燃機関(ディーゼル機関、ガソリン機関)
外燃機関(蒸気タービンの概要)
3)内燃機関、蒸気タービン、ボイラおよび補機などの機器の見学
4)エンジンの主な系統(燃料油、潤滑油、冷却水、空気、電気)
5)発航前の点検、基本操作(暖機、試運転)、整備、その他、中間試験
4.船舶の補機に関する一般的な知識
1)船舶の補機の概要
(2週)
(達成目標)
1) 船舶の主機関の分類を理解する。
2) 船舶の出力装置の作動を理解する。
3)舶用機関の基礎知識を身につける。
(注意事項)
授業方法は講義を中心とする。また舶用機関の概要を理解するために、視聴覚教材や実際の機器および模
型を活用する。必要に応じて資料等を配布する。予習と既習事項の練習定着は基本的に受講者の責任である
が、質問は随時受付ける。
(あらかじめ要求される基礎知識の範囲等)
中学校までに履修した数学や理科の基礎知識が身に付いていることが望ましい。
(レポート等)
必要に応じて課題レポート等を課します。
(教科書)小型船舶操縦士 学科教本Ⅰ、Ⅱ:日本船舶職員養成協会(舵社)
(参考書)機関学概論、大島商船高専編(成山堂)、機関算法のABC、折目耕一、升田政和(成山堂)、
プリント配布
(評価方法)
評価は、中間・定期試験及び課題レポート等を総合して評価し、60点以上を合格とする。
得点率は、試験を60%,及び課題レポート・出席状況等を40%とする。
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授 業 科 目 名
【24Abi1216】
海 技 実
担 当 教 員 名
学 科
学年
商船学科教員
商船学科
1
習
開講期 単位数
通年
3
必・選
必修
(授業目的(目標))
小型舟艇の取扱い、カッターのとう漕、帆走、結索、各種信号の取扱いなどを通して、海や船に慣れることを目
的とする。
(授業内容)
前期
1.端艇
船体構造 (1週)
とう漕法 (9週)
後期
1.端艇
帆走法 (4週)
2.通信
2.小型船舶 (2週)
小型船舶の取扱い、基本操縦
旗りゅう信号、国際信号書(3週)
通話表を用いた無線電話通信 (3週)
応用操縦、2軸船の実技
GMDSS関連機器
(2週)
重要通信、無線のルール (1週)
電波の伝搬特性
(2週)
3.結索 (3週)
ロープの取扱い
結索法
なお、授業内容については気象・海象の状態により変更することがある。
(達成目標)
1.端艇に関する船体構造や操縦方法、各種号令を体得し、海上で必要な協調性や忍耐力を身につける。
2.各種小艇を操縦することにより小型船舶の運用を体得する。また海技に関する一般的な知識、技能、
技術を理解・習得する。
3.船舶職員として要求される各種通信法について学習する。
(注意事項)
・時間厳守(5分前行動)、服装の確認、心身の準備、実習に取り組む姿勢を怠らないこと。
・欠席しないこと。(欠席者には卒業時に小型船舶の免許は与えられない場合があるので注意すること。)
(あらかじめ要求される基礎知識の範囲等)
(レポート等)
必要に応じてレポートを課す。
(教科書) 端 艇
(本校作成)
船舶通信の基礎知識
小型船舶操縦士実技教本
(参考書) 船舶知識のABC
(成山堂)
(財団法人 日本海洋レジャー安全・振興協会)
(評価方法)
評価は、定期試験・出席状況・課題を評価し、60点以上を合格とする。
得点率は、中間・定期試験を40,出席状況及び課題の取り組みを60とする。
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授 業 科 目 名
【24Abi1118】
練 習 船 実 習
担 当 教 員 名
学 科
学年
鈴木秀司 竹内和彦
尾形民雄 大野伸良
商船学科
1
開講期 単位数
通年
1
必・選
必修
(授業目的(目標))
実船による実習と船内生活の体験を通じて、船舶の運航に必要な基礎的な技術・知識を養い、また、船員の職務・
習慣を認識することを目的とする。
(授業内容)
1.船舶要務
3.運用実習
(1)船舶の構造、設備、復原
(1)船内要務
性及び損傷制御
5.機関管理
( 1) 機 関 要 目
( 2)機 器・装 置 の 性 能 検 査
(2)運航概要
(2)操船法
( 3) 機 関 整 備 法
(3)乗組員の管理及び訓練
(3)出入港法
( 4) 機 関 要 務
2.当直実習
(4)投抜錨法
6.保安応急法
(1)船橋当直法
(5)保守・整備法
( 1) 非 常 措 置
(2)機関当直法
(6)甲板機器の取り扱い
( 2) 環 境 汚 染 の 防 止
(3)機関運転法
(7)性能測定
( 3) 救 命 実 習
(4)停泊当直法
4.航海実習
( 4) 損 傷 制 御
(5)海上衝突予防法
(1)航海計器
( 5) 応 急 運 転 法
(6)海上交通安全法
( 2) 潮 汐 及 び 海 流
( 6) 船 内 作 業 の 安 全
(7)港則法
( 3) 地 文 航 法
(8)軸系及びプロペラ運転法
( 4) 天 文 航 法
(9)発電機及び電動機運転法
( 5) 電 波 航 法
(10)各補機運転法
( 6) 航 海 計 画
(達成目標)
乗船実習は、座学で学んだ内容を実船で実習して体得することを目標とする。従って、座学で学んだ内容を単な
る知識で終らせないため、船舶の運航に必要な技術を習得し、航海士・機関士として船舶を運航するために必要な
知識を確実に身に付ける。
(注意事項)
各自が安全に留意すること。時間の厳守の他、船内秩序維持のための種々の習慣を守ること。(実習ノート記載
の船内秩序および実習生心得を守ること)
(あらかじめ要求される基礎知識の範囲等)
前回までに実施した実習内容は、すべて体得していることを前提として実習を行う。従って前回までの実習内容
は必ず復習しておくこと。
(レポート等)
乗船実習終了後、一週間の期限で実習内容に関連した課題を提出させる。なお、下船試験を実施する場合は、レ
ポートの提出はなし。
(教科書)「 鳥羽丸実習ノート」:鳥羽商船高等専門学校 練習船 鳥羽丸
(参考書) 実習内容に応じて座学で使用している教科書・参考書を乗船時に持参するように指示する。また、課業内容
に応じて、適宜、作成資料を配布する。
(評価方法)
評価は、レポート、下船試験および出席(乗船)等を総合して評価し、60点以上を合格とする。病欠等やむをえ
ない事由で乗船できなかった場合は、補講を行い、可能な限り乗船実習に替える。
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