pdf版はこちら - 弘前大学教育学部

学部共通科目
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
人間教育論 I(教育の理念と
授業題目: 教育の意義及び基礎理論
歴史)
授業内容
(教育原理)
教育の個人的・社会的意義、教育観、教育の目標などを追求することに
より、教育の本質の理解に迫ると共に、現実の教育目的や教育や教育内容
の構造について概説する。
大坪正一・小澤熹・平田淳
1 年・後期・C
水・5∼6 時限
達成目標
人間教育論 II(発達教育総
授業題目: 発達教育総論
論)
授業内容
(発達心理学 I・II)
平岡・柴田・田上・松本・菅野
1 年・後期・C
月・3∼4 時限
課程別編成により授業を行
う平田 (中、看、幼、養学、
養教)、小澤 (生涯教育)、大
坪 (小)。テキスト、参考文献
は講義の中で示す。小学校課
程は皇晃之、若井彌一編「要
説教職入門」をテキストとし
て使う。
現実の教育の諸問題を理解することによって、これから教育を学んでい
く上での問題意識を作る。
小・中・障、教材は、
講義日に配布する。
教育における発達 (幼児の心理を含む)、学習、測定、社会的側面等、及
び障害児の心理・教育についての基本的理解を得させ、次学年以降の教育
過程の心理学的な理解の導入として位置づける。
達成目標
幼児教育及び障害児教育を含む学校教育全般の基礎的概念を学び、心理
学的観点から人間教育を考えることができる。
特別な評価基準
出席点 30 %、期末試験 70 %で評価する。
人間教育論 II(発達教育総
授業題目: 発達教育総論
論)
授業内容
(発達心理学 I)
平岡・柴田・田上・松本・菅野
1 年・後期・C
月・5∼6 時限
養教・生涯、教材は、
講義日に配布する。
教育における発達 (幼児の心理を含む)、学習、測定、社会的側面等、及
び障害児の心理・教育についての基本的理解を得させ、次学年以降の教育
過程の心理学的な理解の導入として位置づける。
達成目標
幼児教育及び障害児教育を含む学校教育全般の基礎的概念を学び、心理
学的観点から人間教育を考えることができる。
特別な評価基準
出席点 30 %、期末試験 70 %で評価する。
教育の社会制度論 I
(教育社会学概論)
大坪正一
授業題目: 教育の社会史
授業内容
2 年・前期・C
月・3∼4 時限
従来の教育学に対して新しい教育原理としてつくりだされた教育社会学
の独自の方法を提示し、教育の社会性や社会現象としての教育の特殊性に
ついて講義する。具体的な事例として日本資本主義発達と教育の関連をと
りあげ、教育の社会史的理解を深める。
教育の社会制度論 II
授業題目: 教育を受ける権利の保障原理と学校教育制度
(教育制度論)
平田淳
2 年・前期・C
月・5∼6 時限
授業内容
公教育制度の「教育を受ける権利」の保障原理としての側面に焦点を当
て、第二次世界大戦後の教育改革関連文書や日本国憲法第 26 条、教育基
本法等を読み解いていく。その際、子どもの権利条約等の国際的状況も併
せて理解する。これら諸点を理解した上で、現在の公教育制度を特に学校
教育制度に焦点を当てて、「教育を受ける権利の保障」という観点から考
察する。
達成目標
学校教育制度が持つ歴史的・現代的意味合いを理解し、それが現実にど
のような形で制度化され、運用されているのか、特に関連実定法規や制度
と現実との相互関係について自らの考えを構成し、批判的に考察する能力
を育成する。
特別な評価基準
出席及びレポートあるいはテストによって総合的に評価する。
1
参考文献:黒崎勲『教
育 行 学 』岩 波 書 店 、
1999 年。
学部共通科目
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
教育の社会制度論 III
(日本教育史)
遠藤孝夫
2 年・後期・C
木・3∼4 時限
授業題目: 明治以降の日本の学校と教育の歴史
授業内容
毎回、関連プリント
を配布する。
明治以降から 1980 年代までの日本の学校と教育の歴史的展開を概説す
る。主として義務教育学校に関する教育政策とその問題点を検討する。合
わせて、現代日本の様々な教育問題の歴史的背景と今後の在るべき姿につ
いても検討する。
達成目標
明治以降の日本の教育の歴史的展開に関する基礎的知見を獲得するとと
もに、今後の在るべき姿について自分なりの意見を述べることができる。
特別な評価基準
出欠確認を兼ねたミニレポート、課題図書レポート、期末試験を総合し
て評価する。
生涯学習論
(社会教育概論)
野口伐名 (非常勤講師)
2 年・前期・C
集中
生涯学習論
(社会教育概論)
石橋修 (非常勤講師)
2 年・前期・C
金・7∼8 時限
授業題目: 生涯学習の基礎理論
小・中・障害以外
授業内容
「いつでも・どこでも・誰でも、学びたいときに、学びたいことを、学
ぶことができる学習・教育論」としての生涯学習論について、主として生
涯発達論と社会教育論の視点から概説する。
授業題目: 生涯学習の基礎理論
小・中・障害のみ
授業内容
今日、生涯学習社会の実現をめざして生涯学習振興のための体制整備が
進行している。生涯発達論や社会教育論をふまえ生涯学習についての全体
的理解を深める。
達成目標
学校中心の教育観から生涯学習を前提にした教育・学習観への転換が求
められている。これらの背景を理解し、教育改革の方向を展望する。
特別な評価基準
毎回の授業に参加することが前提である。ミニレポートや試験の成績を
ふまえ総合的に評価する。
教育情報演習
学務委員
2 年・後期・C
水・9∼10 時限
授業題目: 情報収集の方法
授業内容
教育に関わる情報収集の方法を体験的に学ぶ。前半は、特定の課題につ
いてグループごとに異なった方法での情報収集を試み、それぞれの方法の
長所や問題点について理解を深める。後半は、それぞれの指導教官のもと
で専門分野に関する情報収集の方法を学び、今後の学習に応用できるよう
にする。
達成目標
情報の収集に際してさまざまな方法を実践してみることがこの授業の最
も大きな目標である。土日など設定授業時間外の活動を含み、試行錯誤を
伴うため、余裕を持った取り組みが必要である。
特別な評価基準
前半部と後半部の成績を個別に出しその総和によって評価する。
2
学部共通科目
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
環境教育論
猪瀬武則他
3 年・後期・C
金・5∼6 時限
授業題目: 環境教育を学ぶ、教える
授業内容
環境教育に関して、その目標論、内容論、方法論から講じる。目標は、
文部省資料を中心に日本と世界の環境教育の理念を、内容論は、自然・生
活・社会科学などに関連する教科目に即した、具体的な授業実践や内容構
成を、方法論は、科学的な分析手法のみならず、現場実践と参加・体験型
の授業手法の習得をめざす。
資料やテキストは。
展開と共に提示しま
す。
達成目標
・環境教育の目標・内容・方法を説明できる。・科学的な分析手法及び
現場実践での方法論の習得。
・
・環境教育に関連した情意と価値を対象化で
きる。
特別な評価基準
・シャトルカードやグループワークでの参加を評価する。(一部)
国際理解教育
(外国語コミュニケーション)
学務委員
3 年・後期・C
金・5∼6 時限
授業題目: 国際理解教育とは、
「地球市民教育」であるともいわれる。 授業内容
地球市民への展望を込めて、複数の教官がそれぞれの専門性と「世界・
地球」の視野構造のもとに、諸問題・諸現象を論及する。
達成目標
それぞれの専門分野を通して、教育の視点から、国際理解について認識
を深めることができる。
国際理解教育
(外国語コミュニケーション)
J.N.WESTERHOVEN
1 年・後期・C
集中
言語教育演習
(外国語コミュニケーション)
J.N.WESTERHOVEN
1 年・後期・C
集中
授業内容
アメリカ、メーン州
立大学での集中講義。
費用約 40 万円。5 月
下旬に第一回説明会を
開催予定 (全学共通)。
授業内容
アメリカ、メーン州
立大学での集中講義。
費用約 40 万円。5 月
下旬に第一回説明会を
開催予定 (全学共通)。
異文化間コミュニケ?ション、多文化社会の生活、並びに異なる文化圏へ
の移行・順応など、知的刺激に満ちた問題に挑戦すること。また、人種、
性 (gender)、階級並びに個人としてのアイデンティについて一般的な基本
概念を学習した後、国際理解の基礎として、アメリカ合衆国の文化の要¡か
なめとなる制度、及びアメリカ文化の基盤である建国時の理念について調
べること。
「聴解」、
「作文」、及び「口頭発表」の能力を高める。英語を話すだけで
なく、英語を聞き取ることにも重点を置き、活発なディスカッションをお
こなう能力を養成する。また、メモの取り方、要約や言い換えの方法、計
画書の作成、基本的な手紙の書き方などについても指導を行なう。
達成目標
英語・フランス圏の人々と、臆することなくコミュニケーションができ
るようになること。言葉が通じない場合は、身振り手振りを交えてでも構
わない。
特別な評価基準
積極的にコミュニケーションを取ろうとする姿勢・態度が評価の基準と
なる。
3
学校教育教員養成課程・小学校教育専攻・小学校教員養成課程
小学校教員養成課程
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
小学専門音楽 I
平成 15 年度は、開
講せず。平成 16 年度
より開講。
小学専門音楽 II
平成 15 年度は、開
講せず。平成 16 年度
より開講。
小学専門音楽 III
平成 15 年度は、開
講せず。平成 17 年度
より開講。
小学専門国語 I(書写を含
授業題目: 小学校国語科の基礎
む)
授業内容
(小学専門国語国語学・国文学・
漢文学・国語科教育)
小学校国語科の指導内容に関して、国語学・国文学・漢文学・書道 (書
写) の立場からその基礎となる部分を選んで講義していく。
山口爲廣・児玉忠・山本欣司
達成目標
1 年・後期・C
月・7∼8 時限
やむを得ぬ場合をのぞき欠席しないこと、および指示された課題に正し
くこたえること。
小学専門国語 II(書写を含
履修は、学生番号が
奇数の学生に限る。偶
数番号の学生は「小専
国語 II」(平成 16 年度
の前期開講) を履修す
ること。テキスト:随時
プリントなどを配布す
る。
平成 15 年度は、開
講せず。平成 16 年度
より開講。
む)
小学専門国語 (書写)
書道又は、書道演習
をもって替える
小学専門国語 (日本語学)I
日本語学 I をもって
替える
小学専門国語 (日本語学)II
日本語学 II をもって
替える
小学専門国語 (日本文学)I
日本文学 I をもって
替える
小学専門国語 (日本文学)II
日本文学 IV をもっ
て替える
小学専門国語 (漢文学)I
漢文学 I をもって替
える
小学専門国語 (漢文学)II
漢文学 II をもって替
える
小 学 専 門 国 語 (国 語 科 教
国語科教育購読 I を
もって替える
育)I
4
学校教育教員養成課程・小学校教育専攻・小学校教員養成課程
小学校教員養成課程
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
小 学 専 門 国 語 (国 語 科 教
国語科教育購読 II を
もって替える
育)II
小学専門社会 I
社会科教育教官
1 年・後期・C
火・3∼4 時限
授業題目: 小学校社会科の内容的基礎
授業内容
地理・歴史・公民系の諸学問から、教科内容に関わるテーマを取り上げ、
小学校社会科の内容についての理解を深める。
達成目標
小学校社会科の内容を各学問分野から理解できたか。
小学専門社会 II
平成 15 年度は、開
講せず。平成 16 年度
より開講。
小学専門社会 (歴史)I
日本史 I をもって替
える
小学専門社会 (歴史)II
西洋史をもって替え
る
小学専門社会 (地理)I
日本地誌をもって替
える
小学専門社会 (地理)II
地図学をもって替え
る
小学専門社会 (公民)I
法学概論、政治学原
論、経済学概論 I・II を
もって替える。
小学専門社会 (公民)II
社会学概論、哲学原
論 I・II、論理学概論 I・
II をもって替える。
小学専門数学 (基礎)
平成 15 年度は、開
講せず。
小学専門数学 (数と計算)
(小学専門数学 II)
新藤皓治
1 年・後期・C
月・5∼6 時限
授業題目: 数と計算
授業内容
数や各種の計算 (演算) の中に現れる基本的な性質、およびそれらの考え
方の移り変わりなどを見てゆく。
達成目標
数や計算についての基礎的な性質や考え方を理解し、正しく運用出来る
こと。
5
学校教育教員養成課程・小学校教育専攻・小学校教員養成課程
小学校教員養成課程
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
小学専門数学 (図形)
(小学専門数学 I)
山形昌弘
2 年・前期・C
水・5∼6 時限
授業題目: 多角形と多面体
定規、コンパスを準
備すること.
授業内容
多角形と多面体を主な教材に、幾何学的性質を見つけ、それをもとに作
図をする。さらに、その作図の背景にある「もの」について考える。
達成目標
幾何学的性質を十分理解し、それを活用できるようになること。
特別な評価基準
レポート、試験などで総合的に評価する。
小学専門数学 (量と測量)
小学専門理科 (物理と化学)
(小学専門理科化学)
星野英興・長南幸安
1 年・前期・C
月・5∼6 時限
平成 15 年度は、開
講せず。
授業題目: 小学校理科の中の物理と化学
授業内容
星野と長南の総合評
価を合算して行う。
物理分野 (星野担当):電気・磁気、音・光・熱、天秤・てこ・振り子を題
材として、その基本的理解の修得を目指す。
・化学分野 (長南担当):小学校
における理科の意義と重要性を理解し、授業で実践できる能力の取得を目
指す。そのために実際の教育現場への参加形式の演習も行う。
達成目標
物理分野:「なぜ」、
「どうして」と疑問を持ち考えることで、物理を身近
なものと実感すること。化学分野:各学習論に基づいた授業の展開と各教材
の指導方法が考察できる。
特別な評価基準
物理分野:出席を取るとともに、感想、質問等を求める。自分で行う観察・
実験のレポートでは、試みた工夫を重視する。
・化学分野:出席、授業への
取り組み方、レポートの考察内容を評価の主な判断材料とする。
小学専門理科 (物理と生物)
(小学専門理科生物)
山下美樹・大高明史
1 年・前期・C
月・5∼6 時限
授業題目: 小学校理科の基礎を考える
授業内容
(物理分野) 電気、磁気、音、光、熱、また天秤とてこ、振り子など物理
分野の素材を用い、その基本的な理解を目指す。小学校教員として必要な
理科的資質とは何かについても考えたい。
・(生物分野) 生きものすべてが
持っている「いのち」を進化生物学的な視点からとらえなおし、生きてい
ることの生物学的意味を再検討する。
教科書は、物理分野は「文
化として学ぼう科学の心 (山
下芳樹、池田幸夫共著、丸善
出版) を用いる。また、参考
書として「Q & A でわかる
物理学 (山下芳樹、山本逸郎
他、丸善出版) をあげておく。
達成目標
小中高を見通した、題材に託された意図を把握できる。各学習論に基づ
いた授業展開と各教材の指導方法が考察できる。生物の本質である「いの
ち」について、進化論的な側面から説明できる。
特別な評価基準
物理分野は、毎回レポートを課す。生物分野は最後の試験で評価する。
最終評価は、それぞれの成績を総合して判断する。
小学専門理科 (物理と地学)
(小学専門理科地学)
山本逸郎・堀内弘之
1 年・前期・C
月・5∼6 時限
授業題目: 物理の基本とわれらの地球
授業内容
前半を小学校理科で展開される電気・磁気、音・光・熱、天秤・てこ・振
り子など物理分野の基本的理解へ向けた内容、後半を、私たちの地球の天
体における位置づけや地球に生じている自然現象の基礎的理解を身近なも
のとして子どもたちに関心を抱かせる動機となる内容を学ぶ。
達成目標
物理や地学に関する多くの基礎的理解、諸現象について授業だけで学ぶ
ことは到底できないので、この講義の受講を通して、自ら興味を抱き幅広
く学ぶきっかけとし、将来児童への指導のための力を養うこと。
特別な評価基準
自分の言葉で子どもたちや、物理や地学を学んでいない人に分かりやす
く説明できる力を評価する。出席など授業への取り組みの態度も評価の対
象となる。
6
授業の資料はその都
度配布するが授業目標
達成のためにも高校の
物理、地学教科書ある
いは関連のわかり易い
参考書を準備すること
が望ましい。
学校教育教員養成課程・小学校教育専攻・小学校教員養成課程
小学校教員養成課程
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
小学専門理科 (総合)
平成 15 年度は、開
講せず。
(小学専門理科物理)
小学専門音楽 (基礎)
授業題目: 音楽の基礎
島一夫
授業内容
2 年・前期・C
火・9∼10 時限
歌唱と鍵盤実技にそなえて楽譜の読み書きと、そこでの基本的な約束事
を学習します。毎回日々の練習を必要とする課題が出されますが学習が辛
いものにならないように工夫と配慮をいたします。
達成目標
自力で楽譜を読み、ある程度正確な音程とリズムを保ちつつ歌い、簡単
な和音による伴奏を付け、それを正確に楽譜に記す技術を身につけます。
教材は必要なときに
作成配布します。各自
五線紙と筆記用具を持
参すること。また音楽
通論、楽典、小型の音
楽事典等の書籍いずれ
かを持っていると大変
便利です。
特別な評価基準
自筆楽譜による演奏実技で成績を評価します、上手下手は問いません、
しかし練習不足については厳しい評価をします。
小 学 専 門 音 楽 (ピ ア ノ 実
授業題目: ピアノ基礎 I
技)I
授業内容
(小学専門音楽 I ピアノ)
基礎的な知識を基に、ピアノの鍵盤上で実際に音を出し、確認をとって
いきます。ピアノに向かう基本的な姿勢を習得します。
前田美樹 (非常勤講師)
2 年・後期・C
水・7∼8 時限
達成目標
課題の楽曲を正確に弾ける。弾き歌いができる。
特別な評価基準
教材は講義初日に配布する。
小 学 専 門 音 楽 (ピ ア ノ 実
授業題目: ピアノ基礎 II
技)II
授業内容
(小学専門音楽 I ピアノ)
基礎的なピアノ学習方法を身につけ、簡単な伴奏や音楽的な演奏への試
みを行う。
石郷勝彦 (非常勤講師)
3 年・前期・C
水・7∼8 時限
達成目標
課題の楽曲を正確に弾ける。弾き歌いができる。
小 学 専 門 音 楽 (ピ ア ノ 実
授業題目: ピアノ基礎 III
技)III
授業内容
(小学専門音楽 I ピアノ)
適切な伴奏や、より音楽的な演奏への試みを行う。
石郷勝彦 (非常勤講師)
達成目標
3 年・後期・C
水・7∼8 時限
課題の楽曲を正確に弾ける。弾き歌いができる。
小 学 専 門 音 楽 (ピ ア ノ 実
授業題目: ピアノ基礎 IV
技)IV
授業内容
(小学専門音楽 I ピアノ)
浅野清
4 年・前期・C
月・9∼10 時限
ピアノ基礎 I∼IV で得た技能を基に、芸術的演奏への導入および教育現
場に応用できるピアノ伴奏への試みを行う。
達成目標
課題の楽曲を適格に弾ける。適切な伴奏付けができる。
小学専門音楽 (声楽・合唱)
音楽:声楽 I、あるい
は声楽 II で振り替え
る。
7
学校教育教員養成課程・小学校教育専攻・小学校教員養成課程
小学校教員養成課程
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
小学専門音楽 (器楽・合奏)
(小学専門音楽 II 管弦打楽器)
和田美亀雄
3 年・前期・C
水・3∼4 時限
授業題目: 小学専門音楽 (器楽・合奏)
授業内容
小学校で扱う楽器、特にリコーダー、打楽器を中心に実践的に学習し、
更に身体リズムアンサンブルにも取り組む。
実 技 教 材「 基 礎 ト
レーニングテキスト」
を配布する。
達成目標
楽器を通して、基本的な「歌や踊り」が表現が可能になる。
特別な評価基準
実技研究の日々の積み重ねが重要視される。その為、毎時の授業課題の
習得度を厳密に評価する。
小学専門音楽 (作曲・理論)
小学専門音楽 (音楽史)
(小学専門音楽 III 音楽史)
今井民子
2 年・後期・C
金・7∼8 時限
平成 15 年度は、開
講せず。
授業題目: 音楽史の基礎研究
授業内容
西洋音楽史及び日本の伝統音楽、諸民族の音楽にふれ、その特性を理解
する。
達成目標
小学校の音楽教育に必要な音楽史の基礎的知識を習得する。
小学専門音楽 (歌唱及び教
授業内容
材研究)
表現、鑑賞両領域の共通教材を中心に、音楽教育に必要な基礎的音楽知
識、技能の習得を図る。また、具体的な指導法や授業展開方法など、実際
の教育現場での教材の扱い方も学ぶ。
(小学専門音楽 IV 歌唱及び教
材研究)
今田匡彦
4 年・前期・C
火・9∼10 時限
小学専門図画工作 (絵画)
(小学専門図画工作絵画)
岩井康頼
2 年・前期・C
水・5∼6 時限
小学校学習指導要領
小学校音楽教科書『音
さがしの本』(春秋社)
達成目標
小学校音楽科教育に必要な基礎的な知識、技能を修得する。
特別な評価基準
授業参加に基づく音楽実技 (ピアノによる弾き歌いなど) の習得度を中心
に評価する。
授業題目: 上手なだけの絵はいらない
授業内容
図画工作のうち、絵画 (平面) にとどまらず、日常身近な生活をテーマ
に芸術鑑賞を通して、芸術への理解を深める。表現の原点に戻り、身体感
覚 (視、聴、味、嗅、触) の五感による課題制作を中心とする。授業のサブ
テーマは「上手なだけの絵はいらない」。
達成目標
1「掌で観る絵本」では、視覚と触覚で表現できるようになる。2「色を
音で表現」では、視覚を聴覚で表現できるようになる。
・3「心の象 (かた
ち) を表現」では、水彩の技法を知る。
特別な評価基準
ものの根源、根拠を問い詰め、問い返すことができるかを見る。毎週課
すレポートと作品で評価する。
小学専門図画工作 (彫刻)
平成 15 年度は、開
講せず。
8
学校教育教員養成課程・小学校教育専攻・小学校教員養成課程
小学校教員養成課程
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
小学専門図画工作 (デザイ
ン)
(小学専門図画工作デザイン)
比良木高幸・佐藤光輝
2 年・後期・C
水・3∼4 時限
授業題目: 図画工作におけるデザイン
前半は佐藤、後半は
比良木が担当する。作
授業内容
品 (写真・コピー) や
前半は色面構成の作品制作を通して、構成と色彩の基礎を学習する。(佐
制作意図や経過などを
藤)・後半は紙や木、プラスチックなどを使って「動く玩具」を制作する。 ポートフォリオ (各自
図画工作教育での立体と構成能力と発想に対する指導力を強化し、基礎的 の作品集) に収録する
な機構造形の教授力を培う。(比良木)
こと。
達成目標
前半では基礎造形力、構成手法と色彩理論の理解。
・後半では立体発想力
と造形力、各種工作技法の習得と説明、説得力。
特別な評価基準
制作過程と制作結果の作品を評価する。出席も重視する。
小学専門図画工作 (工作)
(小学専門図画工作工芸)
冨田晃
2 年・前期・C
木・5∼6 時限
授業題目: 小学校における工作教材の研究
授業内容
小学校の図画工作の授業で展開できる工作教材について研究する。実際
に課題を設定し工作にとりくむ。
達成目標
小学校における工作教材について体験を通じて理解する。
小学専門体育 (実技)
授業題目: 器械運動・体ほぐしの運動・サッカー・水泳
(小学専門体育実技・後期開講
分)
授業内容
清水紀人・麓信義・佐藤光毅
2 年・前期・C
金・3∼4、5∼6 時限及び夏期
集中時限
小学校で取り扱われている器械運動およびサッカーの技の基本を初歩的
な動作から順に指導する。それによって、癖のないフォームの理解をうな
がすとともに、練習方法についても学ぶ。また体ほぐしの運動については
それらを紹介するとともに実際に体験する。水泳は、クロールと平泳ぎが
泳げるように指導する。
器械運動・体ほぐし、サッ
カーの 2 種目について 2 人の
教官が期間の半分ずつ担当。
水泳は 7 月末に集中で実施。
種目ごとに試験を行い、3 種
目を総合して評価するため、
分割履修は認めない。
達成目標
それそれの種目で与えられた運動課題を理解し、習得する。
小学専門体育 (実技)
授業題目: バスケットボール・表現運動 (ダンス)・スキー
(小学専門体育実技・前期開講
分)
授業内容
本間正行・佐野信子
2 年・後期・C
火・5∼6、7∼8 時限及び冬季
集中時限
小学校体育における運動領域のうちバスケットボール、表現運動 (ダン
ス)、スキーの実技を行なう。
達成目標
バスケットボール、表現運
動ダンスの 2 種目について 2
人の教官が期間の半分ずつ担
当。
・スキーは 2 月に集中で実
施。種目ごとに試験を行い、
3 種目を総合して評価するた
め、分割履修は認めない。
バスケットボール、表現運動 (ダンス)、スキーの基本的な技術を習得
する。
小学専門体育 (運動学)
スポーツ運動学 (運
動方法学も含む) をも
って替える
小学専門体育 (体育学)
体育原理をもってか
える
小学専門体育 (保健)
学校保健をもってか
える
9
学校教育教員養成課程・小学校教育専攻・小学校教員養成課程
小学校教員養成課程
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
小学専門家庭
(小学専門家庭食と健康・快適
な衣服・住まいと環境・家庭
生活)
家政教育全教官
1 年・後期・C
月・9∼10 時限
授業内容
家政教育講座に所属する教官達がそれぞれの専門をもとに家庭生活全般
について、小学校教員として児童に家庭科を授業する際に必要な学習内容
を中心に講義する。具体的には、学習主体である子ども達については、そ
の身体的・心理的特徴をふまえた「子どもの生活」(砂上)、食生活では「食
べる」
「健康」(加藤・斎藤) を、衣生活では「着る」
「衣服の管理」(羽賀・
日景) を、住生活では「住む」「快適な住生活環境」(北原)、家庭生活では
「購入」「選択」(丸山) などを講義する。
達成目標
小学校教員として家庭科指導をするために必要な衣食住の各分野に関し
て、基本的な知識を身につける。
小学専門家庭 (食と健康)
食物学 I をもって替
える
小学専門家庭 (快適な衣服)
被服学 I をもって替
える
小学専門家庭 (住まいと環
住居学 I をもって替
える
境)
小学専門家庭 (家庭生活)
小学専門生活
(小学専門生活)
生活科実施委員長他
2 年・前期・C
月・9∼10 時限
家庭経営学 I をもっ
て替える
授業題目: 生活科の理念とその基礎的知見
授業内容
小学校の生活科を指導する際に必要となる基礎的知見の獲得を目的とし、
生活科の理念と小学校低学年の発達特性、身近な自然、社会、人間の生活
の営みの仕組みと知恵などに関する講義を行うとともに、津軽の伝統工芸
の体験実習も行う。
達成目標
生活科の理念及び内容と方法に関する基礎的知見を獲得するとともに、
生活科に興味と意欲を持って取り組むことができるようになる。
特別な評価基準
出席状況と期末試験を総合して評価する。
小学専門科学実験
山下美樹他
2 年・前期・C
金・9∼10 時限
授業題目: 実験的手法の修得
「実験のてびき」を
オリエンテーション時
授業内容
に購入してもらう。最
「科学の方法、生活の科学、子どもの視点」をキーワードとし、知識、 終 日 に 事 後 指 導 を 行
技能を含む基礎的な手法の修得と、多様・多彩なアプローチの仕方を通し、 う。
来るべき実践の場において主体的、能動的に対処しうる能力・態度の育成
を図る。
「子どもの教育にとって、実験とはどうあるべきだろう」具体的活
動を通して考えてもらいたい。
達成目標
各群に属するテーマについて実験をし、各実験の狙いが分かる基礎的技
能の修得と、その実験の意義について把握できる。実験的手法が能動的ア
プローチの仕方に通じることを体得できる。
特別な評価基準
13 の実験テーマのすべてを履修することが評価の必要条件である。す
べての実験レポートの評価を総合的に判断し、最終評価とする。
10
学校教育教員養成課程・中学校教育専攻・国語科選修
中学校教員養成課程・国語科専攻
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
日本語学 I
(国語学概論)
郡千寿子
1 年・前期・C
水・3∼4 時限
授業題目: 日本語について多角的に再考する。
授業内容
日本語がどのような性格をもつ言語であるかについて考察してゆく。世
界の諸言語における日本語の位置づけについて概説し、日本語の諸特徴に
ついて講義する。・日本語学 I では、特に「文字表記」「音韻」「文法」と
いった分野別に日本語を考察検討する。
『国語概説』(和泉書
院)・日本語学 II も受講
することが望ましい。
達成目標
「言語学」「日本語学」「国語学」という学問領域を理解するとともに、
母語としての日本語を様々な側面から考察検討することを学ぶ。
特別な評価基準
期末試験による。従来の研究成果を理解するだけでなく、積極的に自己
の判断や見解を述べることを求める。
日本語学 II
(国語学概論)
郡千寿子
1 年・後期・C
月・3∼4 時限
授業題目: 日本語について多角的に再考する。
『国語概説』(和泉書
院)『全国アホバカ分布
日本語がどのような性格をもつ言語であるかについて考察してゆく。世 考』(新潮文庫)・日本
界の諸言語における日本語の位置づけについて概説し、日本語の諸特徴に 語学 1 も受講すること
ついて講義する。日本語学 II では、特に「語彙」
「標準語・共通語・方言」 が望ましい。
といった分野別に日本語を考察検討する。
授業内容
達成目標
「言語学」「日本語学」「国語学」という学問領域を理解するとともに、
母語としての日本語を様々な側面から考察検討することを学ぶ。
特別な評価基準
期末試験による。従来の研究成果を理解するだけでなく、積極的に自己
の判断や見解を述べることを求める。
日本文学 I
(国文学概論)
吉田比呂子
1 年・前期・C
火・5∼6 時限
授業題目: 古事記と日本書紀の説話ヤマトタケル
授業内容
記紀の神話や説話は漢字という中国語を表記するために作られた文字体
系によって書かれている。記紀や風土記は 7 世紀から 8 世紀に日本語・日
本文化・日本の歴史を異なった文化体系の文字である漢字を使って書き表
そうと努力した結果である。漢字を使用するために表意文字である漢字を
和語 (日本語) と対応させたり、表意文字である漢字を表音文字化して仮名
として使用したり様々な工夫をしている。このように書かれた記紀の説話
の中でヤマトタケルの説話の解釈をしつつ、上代の文献の取り扱い方の基
礎について講義する。また、各自問題を設定してレポートを作成する。
受け身ではなく自己
の問題意識を確認し、
問題設定を行えるよう
になること。
達成目標
7 回程度のヤマトタケル説話に関する講義を行う。その後、各自、仮説
を設定し、発表する。そしてこの仮説を証明するための文献資料等を作成
し検討した結果をレポートする。原稿用紙 400 字 7 枚程度にまとめて提出
する。与えられる問題ではなく自己で問題を設定出来るようになること。
特別な評価基準
5 回程度の課題に対する小レポートの提出と発表各自 1 回と最終レポー
ト (400 字詰め 7 枚程度) の提出。
日本文学 II
平成 15 年度は、開
講せず。
日本文学 III
平成 15 年度は、開
講せず。
11
学校教育教員養成課程・中学校教育専攻・国語科選修
中学校教員養成課程・国語科専攻
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
日本文学 IV
吉田比呂子
1 年・後期・C
火・5∼6 時限
授業題目: 万葉集「馬のつまづく」の歌の解釈・
・
・誤読の連鎖
授業内容
万葉集の歌の中に「馬つまづく」
「起ちてつまづく」と詠う歌がある。ど
の歌も「つまづく」という動作をするのは「馬」である。そしてこの馬の
動作の解釈として専ら馬の転倒という解釈がなされている。この解釈の問
題点を整理して誤読が重なり解釈の誤伝となった過程について講義する。
歌の解釈ということ
について、その意味目
的を考えてみる。
達成目標
古典文学の作品の解釈に付きまとう問題として、語の解釈という作業の
持つ意味について考える。解釈という合理化の問題を考えたい。合理的に
解釈するということが正しい解釈になるのかどうかということを検討する。
特別な評価基準
各自、レポートをする万葉集の歌を 1 首選び、その歌に対する注釈書を
比較検討し、それぞれの歌の解釈に関する問題点を整理し最終レポートと
してまとめ提出する。(400 字詰め 7 枚程度) また 1 回程度の発表を行う。
漢文学 I
(漢文学概論)
山口爲廣
1 年・前期・C
火・7∼8 時限
授業題目: 漢文学と日本文化
授業内容
漢字と日本語の関係より始めて、漢文学の我が国の古典としての意義や
漢文学の世界について学ぶ。具体的な漢字・漢語や、中国文学史上重要且
つよく知られた詩文を資料とし、訓読力養成と興味関心をそそる意味から、
漢詩文の読解鑑賞には特に留意したい。
テキストを用いず、
資料として適宜配布す
るプリントによる。
達成目標
日本語にとっての漢字の意義や、なぜ「漢文」が「国語」の古典なのか
を理解し、また漢詩文の読解鑑賞を通して漢文学の世界を把握するととも
に訓読力を身につける。
特別な評価基準
出席率と数回課すレポートの成績による。
漢文学 II
(漢文学概論)
山田史生
1 年・後期・C
火・1∼2 時限
授業題目: 基礎的な漢文読解力の養成
授業内容
道元『永平広録』巻四を読む。宗教文献としてではなく、純然たる漢文
テキストとして読む。
達成目標
漢文に対する苦手意識を克服する。
特別な評価基準
出席を極めて重視する。
日本語学特論 I
(国語学特殊講義 I)
郡千寿子
3 年・後期・C
月・5∼6 時限
授業題目: 『真名本方丈記』を国語学的に読む。
授業内容
『方丈記』を題材として、国語学的な諸問題について講義し、中世期の
日本語の諸現象を『方丈記』から読み解いてみる。文学作品を国語資料と
扱う際の注意点問題点について考えながら、諸本の位置づけについても試
みてみる。
達成目標
国語学的に文学作品を読み解く、という日本語研究領域の実践を学ぶ。
特別な評価基準
平常点として出席重視。授業中にレポートを課し、期末試験も行う。従
来の研究成果をふまえて、自己の判断や見解を述べることを求める。
12
新日本古典文学大系
『方丈記・徒然草』(岩
波書店)
学校教育教員養成課程・中学校教育専攻・国語科選修
中学校教員養成課程・国語科専攻
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
日本語学特論 II
(国語学特殊講義 II)
中村明 (非常勤講師)
3 年・前期・C
集中
授業題目: 日本語のセンス
授業内容
近現代の日本文学作品から抜粋した多様な文章例を対象に、表現の言語
的な性格を分析し、文学もことばのひとつの姿にほかならないことを実感
するとともに、スタイルとレトリックとの関連をことばの奥にいる人間の
問題として考える。
『文章読本笑いのセ
ンス』中村明 (岩波書
店・2002 年 2 月刊)
達成目標
文章表現の方法と伝達効果との関係をさぐりつつ、文学ということばの
在り方に様々な光をあてる。あわせて、作品のなかではたらく文体のふし
ぎな魅力をあじわい、日本語のセンスをみがきたい。
特別な評価基準
講義・テキストの内容に関する各自の意見を述べるレポートによる。
日本語学特論 III
平成 15 年度は、開
講せず。
日本語学特論 IV
平成 15 年度は、開
講せず。
日本文学特論 I
(国文学特殊講義 I)
丸山正道 (非常勤講師)
3 年・後期・C
金・1∼2 時限
授業題目: 新古今時代の和歌文学の研究
『拾遺愚草』の和本
をプリントにして、配
授業内容
布する。サブテキスト
新古今時代 (1156∼1241) の和歌文学は、承久の変 (1221) を境にして、 として、
「字典かなー出
その前の文学とその後の文学とでは、どう文学的質が、異なっているので 典明記ー」(笠間書院)
あろうか。藤原定家の和歌文学を取り上げて、考究する。
を用意すること。
達成目標
新古今時代の歌人達にとって、和歌は、それぞれの歌人達と、どう関わっ
てきたか、について学ぶ。
特別な評価基準
出席も重視する。
日本文学特論 II
(国文学特殊講義 III)
吉田比呂子
3 年・後期・C
水・1∼2 時限
授業題目: 万葉集の歌と新撰万葉集の歌
授業内容
万葉集に特徴的に見られる修辞 (枕詞・序詞・掛詞) の性格と新撰万葉集
の歌に特徴的に見られる見立てという技巧に焦点を絞り、双方の歌集での
修辞と技巧の使用される意味について考えたい。また、地名歌枕が歌の中
で使用される目的についても検討したい。
達成目標
400 字詰め 7 枚程度のレポートを作成し、各自 1 回の発表を行う。
特別な評価基準
レポートは必ず仮説を立て、これを証明する方法と資料を提示し、仮説
と証明の方法について説明すること。
13
古典文学の基礎的
な資料の調べ方・取り
扱い方を身につけるこ
と。
学校教育教員養成課程・中学校教育専攻・国語科選修
中学校教員養成課程・国語科専攻
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
日本文学特論 III
(国文学特殊講義 II)
山本欣司
3 年・後期・C
月・3∼4 時限
授業題目: 芥川龍之介を読む
授業内容
大正期を中心に活躍した芥川龍之介は、小説を書くにあたって、様々な
方法を模索した作家です。この授業で中心的に取り上げる、「地獄変」「藪
の中」「奉教人の死」の三作品も、『今昔物語集』などの原拠があったり、
〈語り手〉をめぐってたいへん工夫が凝らされていたりと、文芸創作の方法
を考える上でたいへん参考になるものです。これらの作品を通して、読者
に向かって小説世界が、どのような形で提示されているかを考えながら、
芥川龍之介という小説家の特徴を明らかにしていきたいと思います。なお、
受講者には作品ごとの小レポートを書いてもらう予定です。授業の具体的
な展開―1、芥川龍之介の生涯 2、「地獄変」を読む 3、「藪の中」を読む・
4、「奉教人の死」を読む
テキストとして、芥川龍之
介『地獄変』
『河童』(ともに
集英社文庫) を使用します。
この 2 冊をつねに使用する
ので、必ず買ってください。
参考書については、授業中に
指示します。
達成目標
授業内容の十分な理解。
特別な評価基準
出席を重視します。遅刻をカウントしないので、時間にルーズな人には
厳しいかもしれません。小レポートと期末試験・レポートのできを加味し、
単位の認定をおこないます。
日本文学特論 IV
平成 15 年度は、開
講せず。
日本文学特論 V
平成 15 年度は、開
講せず。
日本文学特論 VI
平成 15 年度は、開
講せず。
漢文学特論 I
(漢文学特殊講義 II)
山口爲廣
3 年・後期・C
水・3∼4 時限
授業題目: 中国古代の楽歌
授業内容
前漢第 7 代武帝時に始まる楽府 (がふ) の読解鑑賞を通して、中国古代
楽歌の内容・形態・意義について学び、あわせて、その背景となっている
民俗・社会について考える。尚、できるだけ諸注の引用に努め、本文・注
の訓読には特に力を注ぎたい。
テキストを用いず、
資料として適宜配布す
るプリントによる。
達成目標
楽府 (がふ) 文学について理解し、中国文学に於ける楽歌の位置づけがで
きること。また、楽歌の背景となっている民俗や社会に留意するなど、対
象の多面的、立体的考察ができること。
特別な評価基準
出席率・授業への取り組み方の積極性・レポートの成績による。
漢文学特論 II
(漢文学特殊講義 I)
山田史生
3 年・前期・C
水・1∼2 時限
授業題目: 基礎的な漢文読解力の養成
授業内容
道元『永平広録』巻二を読む。宗教文献としてではなく、純然たる漢文
テキストとして読む。
達成目標
漢文に対する苦手意識を克服する。
特別な評価基準
出席を極めて重視する。
漢文学特論 III
平成 15 年度は、開
講せず。
14
学校教育教員養成課程・中学校教育専攻・国語科選修
中学校教員養成課程・国語科専攻
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
漢文学特論 IV
平成 15 年度は、開
講せず。
国語科教育特論 I
平成 15 年度は、開
講せず。
国語科教育特論 II
平成 15 年度は、開
講せず。
日本文学講読 I
平成 15 年度は、開
講せず。
日本文学講読 II
(国文学講読 III)
吉田比呂子
2 年・前期・C
水・3∼4 時限
授業題目: 解釈と誤読
授業内容
古典作品は読み継がれ書き継がれる中で、それぞれの時代や文化を背景
とした解釈が行われてきた。読むことは解釈無くしては行われない行為で
ある。解釈という行為が持つ問題点として、それぞれの時代・文化・そし
て語感による合理化が行われていることを具体的に検討する。今回は儀礼
用語「あしずり」
「まろぶ」
「たふる」や解釈用語としての「人身御供」
「人
柱」「生け贄」について考える。
与えられた問題を解
くのではなく、自己で
問題を設定すること。
達成目標
前半 7 回程度の講義の後、各自のレポート作成のための作業を行う。解
釈という合理性が持つ問題点を整理し 400 字 7 枚程度の最終レポートを提
出する。3 回程度の課題の提出と発表を行う。
特別な評価基準
仮説を立てて、これを検証する形でレポートを作成すること。
日本文学講読 III
(国文学講読 II)
山本欣司
2 年・後期・C
木・7∼8 時限
授業題目: 読解力を高め、説明力を身につける
授業内容
小説や評論を読んだとき、自分がはたして、その内容を理解できたのか
不安に思うときがありませんか。教員として教えながら僕は「読んだけど
読めていない」という学生にしばしば出会います。文章にひととおり目を
通したとしても、それが頭に残らない。馬の耳に念仏式に、知識が頭に引っ
かかることなく、通過してしまうのです。理解できたかどうかは、説明さ
せると一目瞭然です。国語という教科の基本は、文章を理解するというこ
とです。教師は、自分の理解を噛み砕いた形で生徒に伝え、生徒の理解を
助けます。ですから、内容をうまく理解できないと説明ができず、立ち往
生してしまいます。文章をうまく理解するにはどうすればよいのでしょう
か。僕は、つねに文章と対話しながら読むといいのではないかと思います。
少しでも疑問に思う箇所があれば立ち止まり、問いかけるという姿勢が、
理解をおおいに助けます。疑問に答え、細部の解釈をつみかさねることで、
ようやく全体が見えてきます。この授業では、大学入試センター試験・国
語の現代文 (評論・小説) の問題を利用し、設問の答えを解説するという作
業を通して、他人に説明できるレベルまで文章を理解するということにつ
いて考えます。そして、最終的には教師に求められる高いレベルの読解力、
説明力の獲得を目指します。
・模擬授業形式で進めます。最初に 2∼3 回、
僕がモデル授業を行い、その後は、受講生に持ち回りで模擬授業を担当し
てもらうつもりです。イメージとしては、塾の現代文の授業という感じで
しょうか。受講生が多くなりすぎると、授業の進行に支障をきたすおそれ
がありますので、教師を真剣に目指す人、どうしても説明力を身につけた
いと願う人限定とします (採用試験に合格した 4 年生も大歓迎です)。
達成目標
読解力を高め、説明力を身につけること。
特別な評価基準
出席を重視します。遅刻をカウントしないので、時間にルーズな人には
厳しいかもしれません。模擬授業のできや生徒役としての授業参加の積極
性を加味し、単位の認定をおこないます。
15
使用テキストは、教
学社の大学入試セン
ター試験 2004 問題研
究『センター試験 [国
語 I・II]』(800 円程度)。
いわゆる赤本です。
学校教育教員養成課程・中学校教育専攻・国語科選修
中学校教員養成課程・国語科専攻
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
日本文学講読 IV
平成 15 年度は、開
講せず。
日本文学講読 V
平成 15 年度は、開
講せず。
日本文学講読 VI
平成 15 年度は、開
講せず。
漢文学講読 I
(漢文学講読)
山口爲廣
2 年・前期・C
水・1∼2 時限
授業題目: 『史記』(司馬遷) を読む
授業内容
「太史公自序」(『史記』巻 130) を『史記会注考証』(瀧川亀太郎) によっ
て読み、司馬遷の人柄・境涯・
『史記』執筆の経緯や立場について学ぶ。尚、
必要に応じて「任少卿に報ずる書」(司馬遷) や『漢書』司馬遷伝 (班固) 等
の文を引用して読む。訓読力養成には特に意を用いたい。
テキストを用いず、
随時配布するプリント
による。
達成目標
司馬遷や『史記』、更には中国に於ける史書の意義について理解し、あ
わせて訓読のコツを身につける。
特別な評価基準
試験の成績に出席率・平常の授業への取り組み方等を加味する。
漢文学講読 II
(漢文学講読)
山田史生
2 年・後期・C
月・1∼2 時限
授業題目: 基礎的な漢文読解力の養成
授業内容
道元『永平広録』巻三を読む。宗教文献としてではなく、純然たる漢文
テキストとして読む。
達成目標
漢文に対する苦手意識を克服する。
特別な評価基準
出席を極めて重視する。
漢文学講読 III
平成 15 年度は、開
講せず。
漢文学講読 IV
平成 15 年度は、開
講せず。
国語科教育講読 I
平成 15 年度は、開
講せず。
国語科教育講読 II
平成 15 年度は、開
講せず。
日本語学演習 I
平成 15 年度は、開
講せず。
16
学校教育教員養成課程・中学校教育専攻・国語科選修
中学校教員養成課程・国語科専攻
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
日本語学演習 II
(国語学演習 II)
郡千寿子
3 年・前期・C
月・5∼6 時限
授業題目: 辞書について考える。
授業内容
ことばを調べる際に最も頼りになり、私たちの生活のなかでも身近な存
在である『国語辞典』について考える。ことばについて、その説明や意味
が辞書によって違いがあることは、意外に知られていない。様々な辞書を
読み比べ、社会や生活の変化、外国文化の移入が、どのようにことばに影
響を及ぼすかについて考察検討してみる。
達成目標
自分で調査した考察検討結果を発表し、他者に理解してもらう。また一
方で他者の発表に対して、自分の意見を述べることができるようになる。
特別な評価基準
平常点として出席重視。自分の発表の仕方や意見の述べ方など、授業時
間内における積極的な演習への参加を求める。
日本語学演習 III
平成 15 年度は、開
講せず。
日本語学演習 IV
平成 15 年度は、開
講せず。
日本文学演習 I
平成 15 年度は、開
講せず。
日本文学演習 II
(国文学演習 I)
丸山正道 (非常勤講師)
3 年・前期・C
金・1∼2 時限
授業題目: 『平家物語』の研究
石母田正著『平家物
語』(岩波 新書) 佐藤
授業内容
謙三校注『平家物語』
『平家物語』を読解、演習する。語り本系、読み本系を視野に入れ、又、
(上・下)(角川文庫)
『玉葉』、
『百練抄』、
『愚管抄』、等を参照しながら読解していくのも、一つ
の方法かと思われる。
達成目標
平家興亡の時代を学び、平家の人々の心の綾を学ぶ。
特別な評価基準
一人一回以上、演習で発表することが、レポート提出資格の前提である。
日本文学演習 III
(国文学演習 I)
吉田比呂子
2 年・後期・C
火・1∼2 時限
授業題目: 歌語の性格
仮説を立て、これを
証明する方法と資料の
授業内容
使い方について説明す
万葉集の歌語・新撰万葉集の歌語・古今和歌集の歌語について検討し、 ることが出来ること。
それぞれの歌集の歌語の性格を明らかにする。
達成目標
発表を各自 2 回程度行い。400 字詰め 10 枚程度の最終レポートを作成
し提出する。
17
学校教育教員養成課程・中学校教育専攻・国語科選修
中学校教員養成課程・国語科専攻
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
日本文学演習 IV
(国文学演習 II)
吉田比呂子
3 年・前期・C
水・1∼2 時限
授業題目: 歌の解釈と説話の解釈
授業内容
解釈に伴う古典文学作品の誤読と誤伝について、検討し発表した後に最
終レポートを作成する。歌については万葉集から新撰万葉集そして王朝和
歌へと変遷する中での歌語形成という視点から考える。説話と物語につい
ては竹取物語の形成を中心に検討する。何れも 9 世紀の日本文学の形成期
を視野に入れて解釈・注釈という行為の意味を考えたい。
仮説と証明の方法・
手段について、その関
係性について説明する
ことが出来るようにす
ること。
達成目標
レポート作成の為の作業とレポート作成に使用した資料を整理し 400 字
詰め原稿用紙 10 枚程度にまとめ提出する。発表は各自 2 回行う。
特別な評価基準
検討する対象を各自、早い段階で決定し、問題点を古注釈や注釈書によっ
て整理検討し発表を行う。その後、問題点を絞り込みレポート作成に移行
する。問題点を絞り込むに際して仮説を立て、仮説を証明する方法等につ
いて説明すること。
日本文学演習 V
(国文学演習 II)
山本欣司
2 年・後期・C
木・3∼4 時限
授業題目: 夏目漱石「こゝろ」論を通して、日本文学研究にふれる
授業内容
夏休みの読書感想文の課題や「文学」の世界をちょこっと覗いてみたい
といった目的で、夏目漱石の代表作「こころ」を読んだことのある人は多
いと思います。何だか暗いけど心に突き刺さってくるような小説だという
印象を持ったのではないでしょうか。
・その「こころ」について書かれた論
文・評論を読み、小説を読むことの難しさ・楽しさを知ってもらおうとい
うのがこの授業のねらいです。大学ではじめて「論文」や「研究」という
ものに接し、とまどうことも多いでしょうが、最低限の知識を身につけれ
ば、これがなかなか楽しめます。特に「こころ」論は面白いので、文学研
究に興味のある人はどうぞ。
総合文学演習と合同
授業。使用テキストは、
夏目漱石『こころ』(新
潮文庫) です。つねに
このテキストを使用す
るので必ず買うこと。
達成目標
授業内容の十分な理解。
特別な評価基準
出席を重視します。遅刻をカウントしないので、時間にルーズな人には
厳しいかもしれません。小レポートと期末試験・レポートのできを加味し、
単位の認定をおこないます。
日本文学演習 VI
(国文学演習 II)
山本欣司
3 年・前期・C
月・9∼10 時限
授業題目: 樋口一葉「たけくらべ」を読む
授業内容
今から百年以上も前の作品である樋口一葉「たけくらべ」には、子ども
達の姿がたいへんいきいきと描かれている。彼らは、単純に無垢なものと
して描かれているわけではなく、残酷でありながら思いやりがあり、臆病、
正直、卑屈、乱暴といった人間らしい性質を併せもった存在である。この授
業では、一人ひとりの登場人物の複雑な内面を読みとりながら作品の構造
把握をめざし、明治の子ども達を取りまく時代状況についても考えていき
たいと思う。担当者の解釈を提示するだけでなく、受講者にも、小レポー
トの形で考えを述べてもらおうと思う。
達成目標
授業内容の十分な理解。
特別な評価基準
出席を重視します。遅刻をカウントしないので、時間にルーズな人には
厳しいかもしれません。小レポートと期末試験・レポートのできを加味し、
単位の認定をおこないます。
18
総合文学演習と合同授業。
使用テキストは、『一葉文学
選』(和泉書院、1200 円) で
す。たとえ文庫本を持ってい
たとしても、つねにこのテキ
ストを使用するので、必ず買
うこと。
学校教育教員養成課程・中学校教育専攻・国語科選修
中学校教員養成課程・国語科専攻
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
漢文学演習 I
(漢文学演習)
山口爲廣
3 年・後期・C
水・3∼4 時限
授業題目: 建安詩―三曹 (曹操・曹丕〈そうひ〉
・曹植) を中心として
―
授業内容
三国・魏の曹氏父子の詩の中から個人ないしグループで適宜選んで読解
考察し、調査検討した結果を発表する。またその発表内容については、受
講生全員で批評し合う。言語芸術の粋とも言える漢詩の本質を自ら探索す
るとともに、問題の捉え方や発表のしかたを身につけるというのがこの授
業の趣旨である。
テキストを用いず、作品選
択の拠り所となる書籍につい
ては、授業開始時に指示する。
平成 15 年度シラバス中学校
教育専攻・技術専修・電気関
係および開講不明科目のシラ
バスをお知らせします.
達成目標
中国文学の「覚醒期」或いは「自覚期」に当たる建安期の詩の考察を通
して、漢詩に於いて芸術とは何かを理解し、あわせて自らの考えを要領よ
く合理的に発表する力を身につける。
特別な評価基準
主として発表の内容や様子、最後に課すレポートの成績を以て評価する。
漢文学演習 II
(漢文学演習)
山田史生
3 年・前期・C
月・1∼2 時限
授業題目: 基礎的な漢文読解力の養成
授業内容
道元『永平広録』巻一を読む。宗教文献としてではなく、純然たる漢文
テキストとして読む。
達成目標
漢文に対する苦手意識を克服する。
特別な評価基準
出席を極めて重視する。
漢文学演習 III
平成 15 年度は、開
講せず。
漢文学演習 IV
平成 15 年度は、開
講せず。
日本文学史 I
(国文学史 I)
山本欣司
1 年・後期・C
火・1∼2 時限
授業題目: 日本近代文学史を学ぶ
授業内容
日本近代文学史上、著名な作品を順次取り上げ解説することで、日本近
代文学、特に明治文学の大まかな流れをつかんでもらおうというのが、こ
の授業の目的である。できるだけ無味乾燥なものにならないよう心がけ、
さまざまな作品 (小説・詩歌・評論) の果たした役割や意味を説明しながら、
実際に読んでいこうと思う。中学・高校の教科書でチラリと読んだ (気の
する) 小説、受験のために無理やり覚えさせられた作家・作品名が毎回登
場するので、懐かしさと嫌悪の入り混じった複雑な思いを噛み締める受講
者もいるだろうが、断片的な知識が整理されることで、すこしは「文学」
に興味を持つことができるかもしれない。いや、是非とも持ってほしいと
心から願う。
達成目標
授業内容の十分な理解。
特別な評価基準
出席を重視します。遅刻をカウントしないので、時間にルーズな人には
厳しいかもしれません。小レポートと期末試験・レポートのできを加味し、
単位の認定をおこないます。
19
使用テキストは、『日本文
学史』(おうふう、1900 円)
です。古典から現代文学まで
カバーした便利な本であり、
2 年で学ぶ「日本文学史 II」
でも使用しますので、受講生
は必ず買ってください。
学校教育教員養成課程・中学校教育専攻・国語科選修
中学校教員養成課程・国語科専攻
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
日本文学史 II
(国文学史 II)
山本欣司
2 年・前期・C
月・7∼8 時限
授業題目: 日本近代文学史をさらに学ぶ
授業内容
1 年後期で学んだ「日本文学史 I」にひきつづき、大正期を中心とした
日本近代文学史について学びます。・大学受験のために文学史の勉強をし
たが、作家・作品名を暗記しただけでつまらなかったという人も多いと思
います。でも、ある作品がどういう文脈で登場したかを深く掘り下げるこ
とで、ようやくそれがなぜ時代に受け入れられたか理解することができま
す。事実の羅列に終わらず、名作と呼ばれる作品の背景に迫ります。模擬
授業形式で行います。
使用テキストは、『日本文
学史』(おうふう、1900 円)
です。古典から現代文学まで
カバーした便利な本であり、
今後の自主学習においても必
ず役立ちますので、受講生は
必ず買ってください。
達成目標
授業内容の十分な理解。
特別な評価基準
出席を重視します。遅刻をカウントしないので、時間にルーズな人には
厳しいかもしれません。小レポートや期末試験・レポートのできを加味し、
単位の認定をおこないます。
書道 I
(書道 II)
工藤隆文 (非常勤講師)
1 年・後期・C
木・9∼10 時限
授業題目: 「書」その古典から現代まで
授業内容
1 書と漢字の歴史漢字の書体の変遷と表現技法漢字からわが国の仮名へ
2 現代の書現代の書の各分野これからの書の発達について※随時ビデオ・
古典作品レプリカによる学習を交える。
・※それぞれの学習理解を深めるた
めに実際に書いてみる。
テキスト:『改訂「書
道芸術」漢字編』(中央
出版)。随時プリント配
布。書道用具、ノート
などを準備すること。
達成目標
「書」という文化をできるだけ広く深く理解する。
特別な評価基準
普段の授業で書いてもらう作品と授業内容 1、2 についての理解度を測
るペーパーテストで判定する。
書道 II
平成 15 年度は、開
講せず。
書道 III
平成 15 年度は、開
講せず。
書道 IV
平成 15 年度は、開
講せず。
(書道 I)
書道演習 I
(書道演習)
工藤隆文 (非常勤講師)
2 年・前期・C
木・9∼10 時限
授業内容
学書者必修といわれる古典臨書とその応用である現代書の創作活動を通
して「書」そのものの理解を深めていく。
達成目標
「臨書」と「創作」を通して書に大切なバラエティーとユニティーの関
係を考えながらその作品制作ができること。
テキスト『改訂「書
道芸術」漢字編』(中央
出版)。随時プリント配
布。書道用具、ノート
などを準備すること。
特別な評価基準
各授業時において設定した歩音とが作品制作に生かされているか、段階
的にそれが上達しているかを判定する。
書道演習 II
平成 15 年度は、開
講せず。
20
学校教育教員養成課程・中学校教育専攻・社会科選修
中学校教員養成課程・社会科専攻
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
日本史 I
(日本史概説)
安野眞幸
1 年・前期・C
月・9∼10 時限
授業題目: 富士大宮楽市令
授業内容
ここでは、永禄九年四月に今川氏真が富士大宮の富士兵部小輔宛てに出
した折紙を採り上げ、分析する。富士大宮とは静岡県側の富士の裾野にあ
る「富士山本宮浅間大社」のことで、中世には当然「門前町」があった。
またここは甲州街道 (駿州中道往還) に沿った「宿場町」で、「神田市場」
があった。戦国期には「大宮城」もあった。この楽市令はこれまで永く城
下町振興策として説明されてきたが、はたしてそうだろうか。授業はテキ
ストを少しずつ読み進める形で進めて行きたい。
安野眞幸「富士大宮
楽市令」『教育学部紀
要』第 87 号 2002.3 を
使用。授業初めに配布。
達成目標
歴史を研究することは地理学と密接に関わっているなどを、実例に則し
て考えていきたい。中学・高校の歴史が「暗記科目」であり、教科書と先生
の話す「裏話」という二部構成をなしていたのに対して、歴史の研究、こ
とに、残された少ない史料から世界を復元する作業に学生諸君を誘いたい。
特別な評価基準
出席を重視します。レポートで評価。
日本史 II
(考古学概論)
三浦圭介 (非常勤講師)
2 年・前期・C
集中
授業題目: 北の地域の考古学
授業内容
わが国の基層文化を形成した三内丸山遺跡をはじめとする縄文文化や、
日本列島のなかで独自の文化を展開した本県の古代文化、さらには中世の
国際港湾都市として栄えた十三湊等を、遺跡の発掘調査の成果から当時の
社会を復元し、日本の歴史のなかでの位置付けを考察する。
生涯教育課程「地域
の文化と文化遺産」と
合同授業。
達成目標
最近の考古学研究の成果から本県を中心とした先史・古代・中世の文化
は「北の文化」と称され、日本歴史上で注目されているが、その重要性を
理解する。
特別な評価基準
理解力とともに、出土遺物や遺構・遺跡について実物やスライド等の機
器を利用して学習する機会が多いことから、授業に多く参加することが前
提である。
東洋史
人文学部「現代アジ
ア論」、
「中国史」、
「ア
ジア史」をもって替え
る。
(東洋史概説)
西洋史
(西洋史概説)
加来浩
1 年・後期・C
月・5∼6 時限
授業題目: 多文化主義
「文化と社会」と合
同授業
授業内容
移民国家であり、国民が多様な人種・民族から成るアメリカ・カナダ・
オーストラリアなどで近年しばしば「多文化主義」が語られていますが、
この「多文化主義」がいかなる歴史の中で生まれたのか、その主張がいか
なる意義を持つかを考えます。
達成目標
複雑な現象を理解するには、偏見や先入見にとらわれることなく、正確
な知識を持つこと、その上で一つの事象が異なる立場によって様々に解釈
されるのかはなぜかを理解できるようになること。
特別な評価基準
講議で聞いた話をそのまま答案に書くのではなく、自分の頭で良く噛み
砕き、自分の言葉で表現できれば、高い評価が与えられます。
21
学校教育教員養成課程・中学校教育専攻・社会科選修
中学校教員養成課程・社会科専攻
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
日本史特殊講義 I・III
(日本史特殊講義)
安野眞幸
2∼3 年・前期・C
水・1∼2 時限
授業題目: 鋳物師水野太郎左衛門
授業内容
永禄五年二月織田信長が鋳物師水野太郎左衛門に宛てて出した折紙を分
析する。ここではたった一つの史料を取り上げ、その史料の中に映し出さ
れている戦国期織田領国の世界を見て行く。戦国大名の領国は経済的に自
給自足の世界だったのか、それでは経済の中心地としての京都の役割とは?
等々の疑問に応えていきたい。授業はテキストを少しずつ読み進める形で
進めて行きたい。
安 野 眞 幸「 鋳 物 師
水野太郎左衛門」『ク
ロスロード』第 6 号
2002.10 を使用。授業
初めに配布。
達成目標
ここでは歴史学の方法、特に文献史学の方法について学んでもらいたい。
長引く不況、世界戦争の危機、先の見えない世界、希望を述べることの困
難な時代。このような中で、それでも歴史家は未来を語らなければならな
いとすれば、ミクロの世界に閉じこもることも、一つの方法なのではある
まいか。
特別な評価基準
出席を重視します。レポートで評価。
日本史特殊講義 II・IV
(日本史特殊講義)
齊藤利男
2∼3 年・後期・C
水・1∼2 時限
授業題目: 戦争と平和の日本史 (その 1)
教科書はありません
が、授業に合わせて適
授業内容
宜プリントを作成・配
日本の歴史を「戦争と平和」の視点から考える授業の 1 回目。人類が戦 布します。またビデオ
争を知らなかった旧石器・縄文時代から、「戦争の時代」を迎えた弥生時 などの映像教材も随時
代、軍事国家であった律令時代、そして武士による軍事政権=幕府の成立 使用します。
までを、
戦争の担い手「武人」と社会・文化システム、
戦争の歴史遺
産=防御施設「城」の、二つの視点から考察する。
達成目標
具体的な問題を通じて日本の歴史を学習し、基本的な事実を正確に理解
するとともに、日本という国家や社会のありかたを主体的に考える力を身
につけること。
特別な評価基準
とくにありません。期末評価として、課題を提示し、それについての理
解と考えをまとめる論述試験を、学期末に行います。
西洋史特殊講義 I
加来浩
2 年・前期・C
木・5∼6 時限
授業題目: ドイツ語圏近現代史
授業内容
1871 年のドイツ統一以後、1990 年の再統一に至るまでのドイツ及びド
イツ語諸国・諸地域の歴史について講議します。
達成目標
ヨーロッパの大国であり、20 世紀の二度に渡る世界大戦で「主役」を演
じたドイツの歴史を学ぶことで、ヨーロッパにおけるドイツの役割を理解
すること。
特別な評価基準
講議で聞いた話をそのまま答案に書くのではなく、自分の頭で良く噛み
砕き、自分の言葉で表現できれば、高い評価が与えられます。
西洋史特殊講義 II
平成 15 年度は、開
講せず。
22
学校教育教員養成課程・中学校教育専攻・社会科選修
中学校教員養成課程・社会科専攻
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
日本史基礎演習 I
(日本史基礎演習)
齊藤利男
1 年・後期・C
月・9∼10 時限
授業題目: 弘前城と弘前の研究
授業内容
弘前の町は、17 世紀初頭、津軽藩による弘前城と弘前城下町の建設に
よって、その歴史を始めました。そして、この弘前の町は、戦後の高度経
済成長によって近代化の波に洗われつつも、現在なお、独自の歴史と文化
を保持しています。この授業では、江戸時代から現代までの弘前について、
多面的な視点から調査・研究します。
教科書はありませ
ん。当方で授業用の資
料・教材を作成し、配
布します。
達成目標
「弘前」という具体的で身近なテーマを通じて、日本の歴史を学習し、
歴史への興味・関心を高めるとともに、実際にフィールドに出て調査を行
う力量を養います。
特別な評価基準
毎回の授業への参加と、与えられた課題に対する取り組み・レポートを
重視します。積極的な授業への参加を期待します。
日本史基礎演習 I
授業題目: 教会領長崎における《神の平和》
1 年・後期・C
水・9∼10 時限
地域文化総合演習と
合同授業。・「教会領
授業内容
長崎における《神の平
明治以来の日本近代歴史学は、日本史と西欧史の間に並行関係があり、 和》」[安野眞幸著『バ
共通点があるとしてきた。日本中世社会に封建制 (=フューダリズム) があ
テレン追放令-16 世紀
るは有名。近世日本にマニュファクチャーがある。鎌倉仏教を宗教改革と の日欧対決』所収日本
捉え、親鸞とルターとの比較論もあった。ユーラシア大陸両端の両世界が エディタースクール出
なぜ似た歴史を持てたのか。しかし日本前近代史上において、西欧と同じ 版部刊¥2500
ものが構築され、日本社会に西洋史が貫徹した事は、やはり驚くに値しよ
う。ここでは、日本社会に西欧中世と同じ「神の平和」が確立した歴史の
一齣を、テキストの輪読形式の中で共に考えて行きたい。
日本史基礎演習 II
授業題目: 考古学実践入門
(日本史基礎演習)
安野眞幸
(考古学基礎演習)
三浦圭介 (非常勤講師)
2 年・前期・C
集中
授業内容
考古学の実践的な入門講座。考古学の研究方法、とくに出土遺物の歴史
資料としての操作方法を、文献や実習を通して学習するとともに、遺跡の
発掘調査方法を、三内丸山遺跡や十三湊遺跡など、実際の発掘現場で体験・
学習する。
生涯教育課程「地域
の芸術文化実地演習」
と合同授業。
達成目標
遺跡の発掘調査や出土遺物の歴史資料としての操作方法の基礎を、実体
験しながら学習し、郷土の先史文化の重要性を理解する。
特別な評価基準
現地での発掘調査や出土遺物の現物を授業の対象とすることから、毎回
の授業に参加することが前提である。
日本史演習 I・III・V
(日本史演習)
安野眞幸
授業題目: 日本中世史上の諸問題
授業内容
史料を取り上げ、考察。
2∼4 年・後期・C
木・7∼8 時限
23
日本史演習 III と合
同授業
学校教育教員養成課程・中学校教育専攻・社会科選修
中学校教員養成課程・社会科専攻
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
日本史演習 I・III
(日本史演習)
齊藤利男
2∼3 年・後期・C
月・7∼8 時限
授業題目: 戦争と平和の日本史
授業内容
人類が戦争を知らなかった旧石器時代から、
「戦争の時代」ともいえる近
代までを通して、日本の歴史を「戦争と平和」の視点から考えます。テー
マは、戦争、戦士、城塞、兵器から、戦争と平和の思想、
「平和」政策、人
間の生き方まで、幅広く対象にし、事実を正しく理解しながら、人類の歴
史について考える授業にしたいと思います。
教科書はありませ
ん。当方で授業用の資
料・教材を作成し、配
布します。
達成目標
具体的な問題を通じて日本の歴史を学習し、基本的な事実を正確に理解
するとともに、日本という国家や社会・文化のありかたを主体的に考える
力量を養います。
特別な評価基準
毎回の授業への参加と、与えられた課題に対する取り組み・レポートを
重視します。積極的な授業への参加を期待します。
日本史演習 II・IV
(日本史演習)
安野眞幸
授業題目: 日本中世史上の諸問題
授業内容
日本史演習 IV と合
同授業
史料を取り上げ、考察。
3∼4 年・前期・C
木・7∼8 時限
日本史演習 II・IV
(日本史演習)
齊藤利男
3∼4 年・前期・C
水・5∼6 時限
授業題目: 中世都市鎌倉と鎌倉文化の研究
教科書はありませ
ん。当方で授業用の資
料・教材を作成し、配
日本の歴史において、初めて地方社会と民衆世界が「躍動」した時代で 布します。生涯教育課
ある鎌倉時代をとりあげ、「東国の首都」として登場した都市鎌倉と、こ 程「地域文化総合演習
の時代の社会・文化・思想について、文献、絵画、美術・建築、考古資料、 (2 学年)」と合同授業。
文学などを通じて研究します。そして、この時代に生きた様々な人々の息
吹を実感できるよう、力を入れたいと思います。
授業内容
達成目標
具体的な問題を通じて日本の歴史を学習し、基本的な事実を正確に理解
するとともに、日本という社会のあり方や、人々の生きざまについて、主
体的に考える力量を養います。
特別な評価基準
毎回の授業への参加と、与えられた課題に対する取り組み・レポートを
重視します。積極的な授業への参加を期待します。
日本史演習 V
(日本史演習)
齊藤利男
4 年・後期・C
水・5∼6 時限
授業題目: 日本文化・日本社会の研究
授業内容
これまで日本史演習 I∼IV で学んできたことをふまえ、「日本文化・日
本社会」の大きなテーマの中から、各自、具体的なテーマを設定し、それ
についての研究のまとめと整理を行います。大学生活最後の演習にふさわ
しく、テーマについての現在の研究の到達点を的確につかみながら、考え
をまとめてゆく作業を行います。
達成目標
専門的な研究を読みこなし正しく理解する力量、また、資料を集めて分
析し、結論を導き出す力量を養うことが目標です。
特別な評価基準
毎回の授業への参加と、与えられた課題に対する取り組みを重視します。
24
生 涯 教 育 課 程「 地
域文化総合演習 (4 学
年)」と合同授業。
学校教育教員養成課程・中学校教育専攻・社会科選修
中学校教員養成課程・社会科専攻
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
西洋史基礎演習
(西洋史基礎演習)
加来浩
2 年・前期・C
水・7∼8 時限
授業題目: 原書講読
西洋史演習 II、IV と
合同授業
授業内容
現代国際関係史に関する史料 (新聞資料を含む) を原語 (英語) で講読し
ます。
達成目標
外国語 (英語) の読解力を高め、現代国際関係史に関する基礎的な専門用
語を学ぶこと。
特別な評価基準
予習が十分にできているかどうかで評価します。期末試験は行いません。
西洋史演習 I・II・III・IV
(西洋史演習)
加来浩
4 年・前期・C
水・5∼6 時限
授業題目: ナショナリズム、民族問題、国際関係史の研究
授業内容
ナショナリズム、民族問題、国際関係史等に関する日本語の研究文献を
講読し、毎回発表を行います。
達成目標
様々な見解・解釈をバランス良く見ることができるようになること。
特別な評価基準
毎回出席するのはもちろん、発表の時には準備が十分できているか、そ
れ以外の時は文献を深く読み込んで、質問や意見を正確に表現できるかで
評価します。期末試験は行いません。
西洋史演習 V
(西洋史演習)
加来浩
授業題目: 卒業論文作成指導
授業内容
卒業論文作成指導のために、卒論の構想発表・中間発表をします。
4 年・後期・C
水・7∼8 時限
地理学概論
(地理学概論)
小岩直人
1 年・前期・C
月・5∼6 時限
授業題目: 地理学の諸分野
授業内容
地図帳を必ず用意す
ること
地理学は地表に生起する自然・人文現象の地域的差異を総合的に分析し
理解する学問である. 本講義では地理学の諸分野の研究成果を紹介すると
ともに、地理学全般の基礎事項を学ぶ。
達成目標
地理学の諸分野の基礎事項を理解し、地理学的なものの見方を身につ
ける.
地図学
(地図学)
後藤雄二
1 年・後期・C
金・9∼10 時限
参考書:五百沢智也著
1. 地図の歴史。2. 地図の作成法。3. 地形図の読図。
・4. 主題図の内容。 「2 万 5 千分の 1 図によ
る最新地形図入門」山
達成目標
と渓谷社、1999
地図に親しみ、その「読み方」を身につける。
授業内容
日本地誌 I
平成 15 年度は、開
講せず。
(日本地誌 I)
25
学校教育教員養成課程・中学校教育専攻・社会科選修
中学校教員養成課程・社会科専攻
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
世界地誌 I
(世界地誌 I)
後藤雄二
1 年・前期・C
集中
授業題目: 中国地誌
授業内容
中国を対象地域として、地域を総合的に認識する方法について、「動態
的地誌」、
「地域構造」、
「地域スケール」という地理学の概念をもとにして
説明します。
中学校、または、高
校で使用した地図帳を
持参してください。
・8
月上旬を予定。
達成目標
地域を認識する基本的な方法について理解すること。
日本地誌 II
世界地誌 II
(世界地誌 II)
村山良之 (非常勤講師)
1 年・後期・C
集中
世界地誌 I の単位を
修得した後、履修。平
成 15 年度は、開講せ
ず。
授業題目: 世界の中の東南アジア
授業内容
地図帳を必ず用意す
ること.
東南アジアという急速に変化しつつある途上地域を取り上げ、その特色
を自然と社会の両面から捉える。世界の中における東南アジアの位置を常
に意識しつつ、具体的テーマ (1 地形、2 モンスーン、3 農業、4 文化、5
都市化と工業化、6 自然災害) について考察する。
達成目標
学生の世界に対する知識や関心は先進地域に偏りがちと想定されるが、
途上地域の具体的題材に触れることにより、世界の様々な地域とそこで発
生している問題に対する好奇心が喚起される。
人文地理学 I
(人文地理学)
後藤雄二
2 年・前期・C
木・7∼8 時限
人文地理学 II・IV
(人文地理学)
後藤雄二
2∼3 年・後期・C
木・3∼4 時限
授業題目: 人文地理学概論
使用テキスト:浮田
典良著「地理学入門」
大明堂、1995・生涯教
人文地理学の基礎概念と理論を理解し、それに基づいて地域に生起する 育課程地域生活専攻開
人文地理的諸現象を分析・説明することを学びます。
講の「地域社会環境概
論 I」をもって代える。
達成目標
「地域社会環境概論 I」
人文地理学的な見方ができるようになる。
との合同授業。
授業内容
授業題目: 都市地理学 (都市システム)
授業内容
都市地理学における基礎概念と理論に基づいて都市システムを分析・説
明することを学びます。
同じ授業題目の授業
を重複して履修するこ
とはできません。
達成目標
都市地理学的な見方ができるようになる。
人文地理学 III
自然地理学 I
(自然地理学 I)
2 年・前期・H
木・5∼6 時限
平成 15 年度は、開
講せず。
授業題目: 青森県を自然地理学的に科学する
授業内容
人間が生活を営む自然的基盤となっている地形は、地球規模での環境変
化に対応して形成されていると考えられている. 本講義では青森県に分布
する身近な地形を取り上げ、その特徴・分布・成因などについて画像資料
等を活用しながら解説する。さらに地形環境と人間生活との関連について
もふれる予定である。
達成目標
自然地理学の基礎事項を理解するとともに、身近な地域の地形の成り立
ちを説明することができるようになる。
26
地図帳を必ず用意す
ること。
学校教育教員養成課程・中学校教育専攻・社会科選修
中学校教員養成課程・社会科専攻
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
自然地理学 II
(自然地理学 I)
小岩直人
2 年・後期・C
水・3∼4 時限
授業題目: 人間生活と自然環境の関わりを考える
授業内容
本講義は自然地理学 I で学んだ内容をふまえて、近年、世界各地におい
て生じている自然災害や環境問題を自然地理学的な観点から考察するもの
である。
本講義は自然地理学
I を履修済みであるこ
とが望ましい。地図帳
を必ず用意すること。
達成目標
自然災害や環境問題に対して、変動する自然環境をさまざまな空間・時
間スケールでとらえることができるようになること。
自然地理学 III
人文地理学基礎演習 I・III
(人文地理学演習 I)
後藤雄二
2∼3 年・前期・B
水・7∼8 時限
平成 15 年度は、開
講せず。
授業題目: 人文地理学基礎演習 I・III
授業内容
人文地理学の内容について、論文講読、および地図作業を通じて、より
深い理解を得る。
達成目標
人文地理学の文献を理解すること。
人文地理学基礎演習 II・IV
(人文地理学演習 I)
後藤雄二
2∼3 年・後期・B
水・7∼8 時限
授業題目: 人文地理学基礎演習 II・IV
授業内容
人文地理学の内容について、論文講読、および地図作業を通じて、より
深い理解を得る。
達成目標
人文地理学の文献を理解すること。
人文地理学演習 I・III
授業内容
後藤雄二
卒業研究テーマに関する地理学の国内外の文献を受講者が自分で選び出
し、解説・説明を行う. また、各発表者にコメンテーターがついて、論文の
理解を助ける.
(人文地理学演習 II)
3∼4 年・前期・C
木・9∼10 時限
達成目標
人文地理学演習 II・IV
授業内容
後藤雄二
卒業研究テーマに関する地理学の国内外の文献を受講者が自分で選び出
し、解説・説明を行う。また、各発表者にコメンテーターがついて、論文
の理解を助ける。
(人文地理学演習 II)
3∼4 年・後期・C
木・9∼10 時限
自然地理学基礎演習 I
(自然地理学演習 I)
小岩直人
3 年・前期・C
火・7∼8 時限
人文地理学で卒業研
究をする予定の 3・4
年次は必ず履修するこ
と。自然地理学演習 I・
III との合同授業。
論文内容を客観的に正しく解説できるとともに、紹介した論文のみなら
ず、関連した文献にまで目を通し、その研究の位置づけを理解することが
できる.
達成目標
人文地理学で卒業研
究をする予定の 3・4 年
次は必ず履修すること.
自然地理学演習 II・IV
との合同授業。
論文内容を客観的に正しく解説できるとともに、紹介した論文のみなら
ず、関連した文献にまで目を通し、その研究の位置づけを理解することが
できる。
2 学年開講の自然
自然環境を自然地理学的に理解するために、地形図や空中写真をベースと 地理学 I を履修済み
した各種の作業を中心とする演習である。また、各自が行った作業をもとに (あるいは同時に履修
野外実習を行う予定である (土曜日あるいは夏期休業中:交通費自己負担)。 中) であることが望ま
しい。
達成目標
授業内容
演習で行う作業、および野外調査を通じて、ある地域の自然環境を成立
させている法則性や規則性を見いだすことができる。
27
学校教育教員養成課程・中学校教育専攻・社会科選修
中学校教員養成課程・社会科専攻
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
自然地理学基礎演習 II
授業内容
小岩直人
自然環境を自然地理学的に理解するために、地形図や空中写真をベース
とした各種の作業を中心とする演習である。また、各自が行った作業をも
とに野外実習を行う予定である (土曜日を予定:交通費自己負担)。
自然地理学基礎演習
I および 2 年開講の自
然地理学 I を履修済み
(あるいは履修中) であ
ることが望ましい。
学年・期・曜日・時限
(自然地理学演習 I)
3 年・後期・C
月・7∼8 時限
達成目標
自然地理学演習 I・III
授業内容
小岩直人
卒業研究テーマに関する地理学の国内外の文献を受講者が自分で選び出
し、解説・説明を行う。また、各発表者にコメンテーターがついて、論文
の理解を助ける。
(自然地理学演習 II)
演習で行う作業、および野外調査を通じて、ある地域の自然環境を成立
させている法則性や規則性を見いだすことができる。
3∼4 年・前期・C
木・9∼10 時限
達成目標
自然地理学演習 II・IV
授業内容
小岩直人
卒業研究テーマに関する地理学の国内外の文献を受講者が自分で選び出
し、解説・説明を行う。また、各発表者にコメンテーターがついて、論文
の理解を助ける。
(自然地理学演習 II)
論文内容を客観的に正しく解説できるとともに、紹介した論文のみなら
ず、関連した文献にまで目を通し、その研究の位置づけを理解することが
できる。
3∼4 年・後期・C
木・9∼10 時限
達成目標
地理学巡検 I
授業題目: 地理学に関する野外調査実習
(地理学巡検 I)
小岩直人
2 年・前期・C
集中
自然地理学で卒業研
究をする予定の 3 年次
は必ず履修すること。
自然地理学演習 II(4
年) および人文地理学
演習 I(3 年)、人文地理
学演習 II(4 年) と合同
自然地理学で卒業研
究をする予定の 3 年次
は必ず履修すること。
論文内容を客観的に正しく解説できるとともに、紹介した論文のみなら
ず、関連した文献にまで目を通し、その研究の位置づけを理解することが
できる。
授業内容
地域の実地調査法を体得するため、毎年地域を変えて実施している。今
年度は北海道十勝地方を中心に、氷河地形、扇状地、河岸段丘およびをこ
れらと人間生活に関する自然地理学的な実習 (3 泊 4 日程度) を行う予定で
ある。
巡検場所、交通手段
の条件等によって人数
制限をすることがあ
る。地理学巡検 II と合
同。交通費・宿泊費は
全学自己負担。
達成目標
自分の目と足で地域を理解する。
地理学巡検 II
(地理学巡検 II)
小岩直人
3 年・前期・C
集中
授業題目: 地理学に関する野外調査実習
授業内容
地域の実地調査法を体得するため、毎年地域を変えて実施している。今
年度は北海道十勝平野を中心に、氷河地形、扇状地、河岸段丘およびをこ
れらと人間生活に関する自然地理学的な実習 (3 泊 4 日程度) を行う予定で
ある。
巡検場所、交通手段
の条件等によって人数
制限をすることがあ
る。地理学巡検 I と合
同。交通費・宿泊費は
全学自己負担。
達成目標
自分の目と足で地域を理解する。
法学概論
(法学概論)
1 年・後期・H
月・5∼6 時限
授業題目: 市民生活における法の役割
授業内容
法は、個々の市民、国家、行政機関、企業その他あらゆる社会的存在の
活動規範として機能している。この授業では、民法、刑法その他基本的な
法を中心に、身近な事例を通じて法的な思考法を学ぶ。また、法が形成さ
れ実現される動態に注目し、市民と法規範との関係性について考察する。
達成目標
日常の具体的事象を法的角度から構成し、紛争事例の解決に必要な法規
を適用し解釈できるようになることをめざす。
28
規則上前期開講だ
が、後期開講。地域活
性化論 II と合同授業
学校教育教員養成課程・中学校教育専攻・社会科選修
中学校教員養成課程・社会科専攻
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
政治学原論
(政治学原論)
西東克介 (非常勤講師)
1 年・前期・C
火・3∼4 時限
授業題目: 社会科学としての政治学
授業内容
序論・社会科学とは何か・日常生活から社会科学的発想を考える・教育
と行政 (政治) の関係を考える本論・なぜ政治が人間の社会に必要なのか
(政治とは?権力とは?権威とは?)・悪魔にもなりうるデモクラシー (民主主
義) について考える・政治とマスメディア (テレビを中心としたマスメディ
アと政治、そして私達との係)・政治おける集団主義と個人主義・官僚制に
ついて・結び・社会科学 (学問) と実践と精神性の関係
達成目標
今日、社会全体がどちらかといえば政治に無関心な状況が蔓延していま
す。そこでまずこの講義では、政治と私、および政治と私たちの社会がど
のような関係にあるのかを受講者に理解そして意識してもらうことにあり
ます。
※とにかく最初の講義
にはでること。最初の講
義に出ていない学生が、
その後最初の講義で話し
たことについて質問に来
ても、原則として質問に
は答えません。教科書:
真渕勝・久米郁夫・北山
俊哉著『はじめて出会う
政治学』(有斐閣アルマ
INTEREST1,700 円税
別)・レポートの課題図書:
橋爪大三郎著『政治の教
室』(PHP 選書 660 円
税別)
特別な評価基準
出席とレポートと試験。・出席が学部の規則を満たしていることを条件
として、レポートと前期末の試験の採点を行う。レポート・試験ともに 50
点で採点し、2 つを合計して成績を出す。
国際法
(国際法)
宮崎秀一
2 年・後期・C
水・3∼4 時限
授業題目: 私たちの生活と国際法
授業内容
規則上前期開講だ
が、後期開講。
現代は国家間の交流・紛争はいうまでもなく、市民の生活にも国境を越
えた法現象が一般化しつつある。国際社会における法体系を知るとともに、
現実に生起する国際的事象・事件について、国際的紛争解決の在り方を国
内法との関連に留意しつつ理解する。
達成目標
日々マスコミで報道される国際的事件がどのような国際的法規範 (条約
など) に関連し、解決の際に適用されるのかがわかるようになること。
国際政治学
(国際政治学)
西東克介 (非常勤講師)
1 年・後期・C
月・5∼6 時限
授業題目: 貧困と戦争を考えるために
授業内容
序論・社会科学と公共政策の関係を考える・日常生活から国際政治を考
える・日本政府・日本社会と国際政治 (日本国憲法第 9 条を中心にして) 本
論・国際政治と国内政治の違いは何か・国際政治 (国際行政) の歴史的展開
(20 世紀前半・20 世紀後半)・国際連合の機能と構造・国際政治の舞台とし
ての国際連合・地域的国際機構・NGO と国内政府と国際機構・結び・学
問 (社会科学・公共政策学) と国際政治における実践と精神性
達成目標
国際政治や国際社会の中で重要かつ重い課題である「戦争と貧困」の問
題を考察する一助となるように、国際政治学や関連する学問の基本的な知
識や原理を身につけます。
※とにかく最初の講義
にはでること。最初の講
義に出ていない学生が、
その後最初の講義で話し
たことについて質問に来
ても、原則として質問に
は答えません。教科書:福
田耕治著『国際行政学』
(有斐閣 2,200 円税別)・
レポートの課題図書:マッ
クス・ウェーバー著、濱
島朗訳・解説『社会主義』
(講談社学術文庫 540 円
税別)
特別な評価基準
出席とレポートと試験。・出席が学部の規則を満たしていることを条件
として、レポートと前期末の試験の採点を行う。レポート・試験ともに 50
点で採点し、2 つを合計して成績を出す。
法学特殊講義 I
平成 15 年度は、開
講せず。
法学特殊講義 II
平成 15 年度は、開
講せず。
政治学特殊講義 I
平成 15 年度は、開
講せず。
(法学特殊講義 I)
(政治学特殊講義 I)
29
学校教育教員養成課程・中学校教育専攻・社会科選修
中学校教員養成課程・社会科専攻
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
政治学特殊講義 II
平成 15 年度は、開
講せず。
(政治学特殊講義 II)
法学演習 I・III・V
(法学演習)
宮崎秀一
2∼4 年・前期・C
月・7∼8 時限
授業題目: 現代の家族と法
授業内容
少子・高齢化の進展、非婚・晩婚化、離婚の増大、家庭の教育力低下、
児童虐待、DV、育児と親扶養の社会化、など家族生活をめぐる法的課題
は山積している。具体的事例を題材として、民法を中心に戸籍法、家事審
判法、児童福祉法、児童虐待防止法、DV 防止法などの概要を学ぶ。
達成目標
家族に関する現状や具体的事例を素材として、現行法体系が、「個人の
尊厳と両性の本質的平等」(憲法第 24 条) の理念に照らして十分整備され
機能しているか、今後の課題は何かという視点から議論・検証すること。
法学演習 II・IV・VI
(法学演習)
宮崎秀一
2∼4 年・後期・C
水・7∼8 時限
授業題目: 子ども法としての少年法
授業内容
少年非行の増大、少年犯罪の凶悪化を背景として、2000 年、厳罰主義に
基づく少年法改正が行われた。改正前後の少年審判、刑事裁判の事例を分
析し、児童権利条約や外国における少年司法の現状も視野に入れ、現行少
年法および関連法律の妥当性について考察する。
達成目標
我が国における年齢に応じた未成年者刑事法制の概要を理解し、少年の
人権に配慮した刑事政策・行政・司法のあり方について意見をもつ。
政治学演習 I
平成 15 年度は、開
講せず。
政治学演習 III
平成 15 年度は、開
講せず。
政治学演習 IV
平成 15 年度は、開
講せず。
政治学演習 V
平成 15 年度は、開
講せず。
政治学演習 VI
平成 15 年度は、開
講せず。
(政治学演習)
(政治学演習)
(政治学演習)
(政治学演習)
(政治学演習)
経済学概論 I
(経済学概論)
秋葉まり子
1 年・前期・C
水・5∼6 時限
授業題目: 経済の仕組み
地域活性化論 I と合
同授業
授業内容
経済の基本的、理論的な仕組みについて考える手がかりを論じます。生
産や消費、交換や市場、貨幣や資本、労働といった経済の基本的事項や個々
の経済主体の基本的経済行動について講義します。
達成目標
経済の基本的な仕組みを理解する。
30
学校教育教員養成課程・中学校教育専攻・社会科選修
中学校教員養成課程・社会科専攻
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
経済学概論 II
(経済学概論)
秋葉まり子
1 年・後期・C
月・9∼10 時限
授業題目: 現代経済の現状と課題
授業内容
前期の概論 I で経済の基本的な仕組みを理解した上で、現代の複雑な経
済事象や政策の問題に対象を広げて講述します。
達成目標
現実的な経済現象や問題への興味、関心を高める。
社会学概論
(社会学概論)
山田等 (非常勤講師)
1 年・前期・C
火・3∼4 時限
授業題目: 常識をひっくり返す視点
授業内容
テキスト『命題コレ
クション社会学』
テキスト『命題コレクション社会学』から、毎回一命題ずつを解説して
いく。
達成目標
常識をひっくり返す視点の理解。
国際経済学
(国際経済学)
秋葉まり子
2 年・前期・C
火・7∼8 時限
授業題目: 国際経済学入門
授業内容
伝統的な国際経済学の理論、自由貿易の果たした役割と直面する課題、
さらには今日のグローバルな市場における新たな貿易論を解説します。そ
して、それらの理論に照らし合わせながら現在世界で起きている様々なイッ
シューを取り上げ、議論を進めます。
達成目標
国際経済学の基本的な理論と経済事象への理解を深める。
比較社会学
(比較社会学)
山田等 (非常勤講師)
1 年・後期・C
集中
授業題目: 比較で見える社会学
授業内容
12 月 24、25、26 日
(予定)
家族、老年などについて、現代社会と過去、外国を比較し考察していく。
達成目標
現代日本を相対化する視点の理解。
経済学特殊講義 I・II
平成 15 年度は、開
講せず。
社会学特殊講義 I・II
平成 15 年度は、開
講せず。
(社会学特殊講義 I)
経済学演習 I
(経済学演習)
秋葉まり子
2 年・前期・C
火・9∼10 時限
授業題目: 経済システムの多様性
授業内容
歴史的経路依存性やシステム内部の制度的整合性の要求から異なってく
る各国の経済システムについて考えます。日本型システムや日本企業の組
織のあり方、アジア諸国の経済発展における政府の役割、また移行国のシ
ステム転換についても触れます。
達成目標
多元的な経済がどう普遍的に分析されているかを学ぶ。
31
学校教育教員養成課程・中学校教育専攻・社会科選修
中学校教員養成課程・社会科専攻
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
経済学演習 II
(経済学演習)
秋葉まり子
2 年・後期・C
火・7∼8 時限
授業題目: 経済システムの多様性
授業内容
歴史的経路依存性やシステム内部の制度的整合性の要求から異なってく
る各国の経済システムについて考えます。日本型システムや日本企業の組
織のあり方、アジア諸国の経済発展における政府の役割、また移行国のシ
ステム転換についても触れます。
達成目標
多元的な経済がどう普遍的に分析されているかを学ぶ。
経済学演習 III
(経済学演習)
秋葉まり子
3 年・前期・C
火・9∼10 時限
経済学演習 IV
(経済学演習)
秋葉まり子
3 年・後期・C
火・7∼8 時限
経済学演習 V
(経済学演習)
秋葉まり子
4 年・前期・C
火・9∼10 時限
授業題目: 経済学演習 III
授業内容
参加者各自の興味に即した研究文献を取り上げて、その書かれているバッ
クにある思考の進め方や概念枠組みを読み取る。それを、各自のケースに
当てはめながら、同じように問題設定を試みます。
授業題目: 経済学演習 IV
授業内容
参加者各自の興味に即した研究文献を取り上げて、その書かれているバッ
クにある思考の進め方や概念枠組みを読み取る。それを、各自のケースに
当てはめながら、同じように問題設定を試みます。
授業題目: 経済学演習 V
授業内容
参加者各自が、具体的な研究テーマを設定し、自らの論理的な推論や論
点の証明、データ等の適合性を確認しあいながら、説得的な発表や論文作
成を目指します。
達成目標
論文作成を通して、現実の事象を説明する仮説を立て、それを論証する
といった作業を身に付ける。
経済学演習 VI
(経済学演習)
秋葉まり子
4 年・後期・C
火・7∼8 時限
授業題目: 経済学演習 VI
授業内容
参加者各自が、具体的な研究テーマを設定し、自らの論理的な推論や論
点の証明、データ等の適合性を確認しあいながら、説得的な発表や論文作
成を目指します。
達成目標
論文作成を通して、現実の事象を説明する仮説を立て、それを論証する
といった作業を身に付ける。
社会学演習 I∼VI
平成 15 年度は、開
講せず。
(社会学演習)
32
学校教育教員養成課程・中学校教育専攻・社会科選修
中学校教員養成課程・社会科専攻
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
哲学概論 I・II
(哲学概論)
矢島忠夫
1 年・前・後期・C
月・7∼8、9∼10 時限
授業題目: 現代は近代の「精神と物体の二元論」を超えているんで
すか。
授業内容
精神と物体、心と身体を別の実体として切り離して見ることは、人間の
独立や、自由な自然探求と利用を可能にしましたが、身体を単なる物体と
見たり、自然を心のない物質として扱うことは、一つの極端でした。近代
の知の地平がはらんでいる基本的な困難とその限界を超えようとする試み
について考えます。
達成目標
哲学は、当たり前と信じて疑わないことを、ほんとうにそうなのか、そ
の根拠は何かを、あらためて問い直すことだということを理解でき、自分
自身で哲学的に考えることができるようになって下さい。
論理学概論 I
(論理学概論)
栗原靖
2 年・前期・C
木・5∼6 時限
授業題目: 論理学と論理学の哲学
参考書としては、野
矢茂樹『論理学』東大
出版、黒田亘編『ウイ
論理学の基礎の解説。論理学の哲学。論理学の哲学から哲学を考える、 トゲンシュタイン・セ
そのひとつのケースとして、現代論理学の形成の一翼を担ったウイトゲン レクション』平凡・社
シュタインの『論考』を紹介します。
「生の問題の解決は、この問題が消え その他、適宜に紹介し
去ることに見出される」とウイトゲンシュタインはいうのですが。
ます。
授業内容
達成目標
論理学の基礎的概念の理解。論理学の哲学の諸問題の理解。人生論の根
本問題の理解。
特別な評価基準
授業期間内に不意試験 (小テスト) をします (これは論理的に不可能だと
いう説もあるのですが、その理由は?)。積極的に授業に参加してください。
レポートと併せて、総合的に評価します。
論理学概論 II
平成 15 年度は、開
講せず。
倫理学概論 I・II
平成 15 年度は、開
講せず。
哲学特殊講義 I・II
平成 15 年度は、開
講せず。
(論理学概論)
(哲学特殊講義 I)
哲学演習 I∼VI
(哲学演習 III)
矢島忠夫
2∼4 年・前・後期・C
火・7∼8 時限
授業題目: 自分が信じていることを的確に表現できますか。
授業内容
自分が共感できる哲学者の著作を読み、その思想を的確に理解し、表現
し、討論することによって、自分が何を信じているのか、何を信じること
ができるのかを自覚するとともに、それが他の人にどれだけ説得力をもっ
て語ることができるかを、説得力をもたないのはなぜなのかを考えます。
達成目標
哲学者の思想を的確に理解し、自分自身の考えを批判的に表現できるよ
うになって下さい。
33
学校教育教員養成課程・中学校教育専攻・社会科選修
中学校教員養成課程・社会科専攻
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
社会科教育演習 I・III・IV
(社会科教育演習 I)
祇園全禄
2∼4 年・前期・C
木・3∼4 時限
授業題目: 社会科教育の固有理論の探究
テキスト:岩田一彦
『社会科固有の授業理
授業内容
論』・祇園作成による
我が国の社会科教育の授業理論の類型化をふまえた上で、1960 年代のア 社会科関係論文
メリカの科学主義・概念探究学習の立場に立った社会科教育論を岩田一彦
『社会科固有の授業理論-30 の提言』をテキストにして分担レポートし、意
見交換・協議を行い、社会科固有の授業理論を習得する。
達成目標
内容教育・社会認識教科としての社会科の特質を総合的な学習の時間と
比較して、内容知が方法知に優先することがわかる。また、授業者相互の
意見交換・協議ができる。
特別な評価基準
レポートの内容、相互の意見交換、共感・批判、討議の状況によって評
価する。その際、シャトルカード記入の内容も参考にする。
社会科教育演習 VII・IX・ 授業題目: 社会科授業づくり
XI
(社会科教育演習 I)
猪瀬武則
2∼4 年・後期・C
月・7∼8 時限
授業内容
ロールプレイ、シミュレーション教材は、作業体験学習として類型され
る。作業体験が奨励されつつも、日本の社会科教育において、この方法は、
中等教育はもちろんのこと、初等教育ですら一般化していない。これらの
教材を実践検討し、その原理について考察することにより、可能性と限界
を探究する。
達成目標
・シミュレーション教材の意義を説明できる。
・グループワークによる授
業づくり・検討・討議ができる。
特別な評価基準
・シャトルカードやグループワークでの参加を評価する。
社会科教育演習 II・IV・VI
別途
2∼4 年・後期・C
授業題目: 社会科教育の固有理論の探究
テキスト岩田一彦
『社会科固有の授業理
授業内容
論』明治図書・祇園作成
我が国の社会科教育の授業理論の類型化をふまえた上で、1960 年代のア による社会科関係論文
メリカの科学主義・概念探究学習の立場に立った社会科教育論を岩田一彦
『社会科固有の授業理論-30 の提言』をテキストにして分担レポートし、意
見交換・協議を行い、社会科固有の授業理論を習得する。
達成目標
内容教科・社会認識教科としての社会科の特質を総合的な学習の時間と
比較して、内容知が方法知に優先することがわかる。また、授業者相互の
意見交換・協議ができる。
特別な評価基準
レポートの内容、相互の意見交換、共感・批判、討議の状況によって評
価する。その際、シャトルカード記入の内容も参考にする。
社会科教育演習 VIII・X・ 授業内容
XII
(社会科教育演習 II)
猪瀬武則
2 年・後期・C
月・3∼4 時限
社会科教育は、社会認識を通して公民的資質を育成することになってい
る。しかし、その在り方展開は多様であり、各自の問題意識にそって、社
会科教育上の課題、問題領域、構成上の論争などの文献を渉猟し、発表・
討議を通して、実践的課題を考究する。
達成目標
・社会科教育関連の文献を読解し、極力、命題形式でまとめ、発表批評
することができる。
・他者の発表に対して、自己の価値や知識を対象化しつ
つ、討議できる。
特別な評価基準
・ガイダンスされたレジュメのまとめ方 (トップヘビー、ラベリング、要
旨の形式など) とともに、批評的観点がどの程度拡大したか。
34
資料やテキストは。
展開と共に提示しま
す。
学校教育教員養成課程・中学校教育専攻・数学選修
中学校教員養成課程・数学科専攻
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
線形数学
(線形数学後)
難波完爾
1 年・後期・C
月・7∼8 時限
授業題目: 線形代数学の基礎
授業内容
この授業では先ず、自然数、整数、有理数、実数、複素数など数につい
て復習をかねて学習する。次に平面や空間のベクトル、行列と線形写像の
基本的な諸概念と具体例を挙げながら講義する。
達成目標
数の体系およびその基本的な性質を理解し、平面や空間の図形に関する
長さ、角、面積などの諸概念の表記や意味を理解すること。
数論入門
(代数学前)
新藤皓治
2 年・前期・C
火・7∼8 時限
授業題目: 初等整数論
授業内容
主に整数についての性質を学ぶ。整数そのものの性質、演算から生ずる
性質などを基本から学ぶ。
達成目標
整数の性質をよく理解し、整数のもつ面白さを感じ取れるようなること。
群論入門
(代数学後)
新藤皓治
2 年・後期・C
水・3∼4 時限
授業題目: 群論入門
授業内容
1 つの演算に焦点をあてた集合である群についての入門。群の定義や基
本的な性質をいろいろな具体例を通して考えていく。
達成目標
抽象的な考え方をするので、まずそれに慣れることが第 1 です。そのう
えで、種々の定義をしっかり理解すること。
代数学 I
(代数学 I 前)
難波完爾
3 年・前期・C
月・5∼6 時限
授業題目: 代数学の諸概念
授業内容
群・環・体およびベクトル空間そして行列等の諸例を含む代数学の基本
概念や、その間の写像や分類等について講義する。
代数学 II
代数学 III
(代数学 I 後)
新藤皓治
3 年・後期・C
木・3∼4 時限
隔年開講
隔年開講、平成 15 年
度は、開講せず。
授業題目: イデアルと加群
隔年開講
授業内容
代数学の中で基本的な構造である環について考える。数の拡張として考
えられるイデアルおよびベクトルの拡張として考えられる環の上の加群に
ついて、出来るだけ具体的な例を通して考えていく。
達成目標
数やベクトルがどのように拡張され、それらがどのように使われていく
か理解すること。
代数学 IV
隔年開講、平成 15 年
度は、開講せず。
35
学校教育教員養成課程・中学校教育専攻・数学選修
中学校教員養成課程・数学科専攻
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
変換と幾何学
(線形数学前)
伊藤成治
2 年・前期・C
木・7∼8 時限
授業題目: 固有値と固有ベクトル
授業内容
「固有値と特性根」
「ユニタリ空間の正規変換」
「実計量空間の対称変換」
「2 次形式」「2 次曲線および 2 次曲面」「直交変換とくに 3 次元空間の回
転」について学習する。
達成目標
授業で学習した定理や理論の明解な理解に必要な問題や、いろいろな分
野への応用に必要な問題を解けるようになること。
位相数学入門
(幾何学後)
伊藤成治
2 年・後期・C
月・3∼4 時限
授業題目: 位相空間論の初歩
授業内容
距離空間とハウスドルフ空間について学習する。数多くある分離公理に
はふれないが、可算公理とコンパクト性についてはやや詳しく解説する。
達成目標
授業で学習した定理や理論の明解な理解に必要な問題や、いろいろな分
野への応用に必要な問題を解けるようになること。
幾何学 I
(幾何学 I 前)
山形昌弘
3 年・前期・C
水・3∼4 時限
授業題目: 微分幾何学
授業内容
平面曲線、空間曲線の局所的性質と大域性質について講義する。曲線の
曲率と基本定理、4 頂点定理、等周不等式、定幅曲線曲線。
隔年開講。極限と連
続、偏微分・重積分、線
形数学を履修している
こと。
達成目標
曲線の微分幾何学的計算ができるようになること、性質を理解できる
こと。
特別な評価基準
レポート、試験等で総合的に評価する。
幾何学 II
幾何学 III
(幾何学 I 後)
山形久美子 (非常勤講師)
3 年・後期・C
火・5∼6 時限
隔年開講、平成 15 年
度は、開講せず。
授業題目: 位相幾何学
授業内容
位相幾何の基本の一つであるホモトピー論を紹介する。被覆空間の理論
を使って、円周、円環面、射影空間など具体的空間の基本群を計算をする。
隔年開講。位相数学、
群論を履修しているこ
とを仮定する.
達成目標
基本群の計算ができるようになること。
特別な評価基準
レポートと数回のテストを総合的に判断して評価する。
幾何学 IV
論理・集合・写像
(幾何学前)
難波完爾
1 年・前期・C
火・3∼4 時限
隔年開講、平成 15 年
度は、開講せず。
授業題目: 論理と集合の理論入門
授業内容
論理学の初等的概念、例えば論理記号や束縛記号などの意味や記述法お
よび集合の概念の歴史などにふれる。そしてその基本的処理方法について
講義する。
達成目標
論理記号の意味と記述の為の方法を学習し、それを集合や数の体系に応
用できる能力を養う。
36
学校教育教員養成課程・中学校教育専攻・数学選修
中学校教員養成課程・数学科専攻
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
極限と連続
(解析学前)
授業題目: 1 変数の微分積分学
授業内容
北田俊之
数列と級数、関数の極限と連続性、微分法、積分法。
1 年・後期・C
月・5∼6 時限
達成目標
偏微分・重積分
授業題目: 偏微分・重積分
(解析学後)
山形久美子 (非常勤講師)
2 年・前期・C
火・5∼6 時限
上限下限等の新しい概念を正しく理解して自由に使えるようになる。
・微
積分法における基本的な計算法を身につける。
授業内容
極限と連続の講義を
履修していること.
一変数関数と多変数関数の間には、大分違いがある。その点に注意しな
がら次のような内容を講義する。全微分と合成関数の微分、高次の偏導関
数とテーラの定理、陰関数の定理、重積分とその応用
達成目標
多変数関数の偏微分、重積分ができるようになること。
特別な評価基準
レポートと数回の試験により、総合的に評価する。
解析学 I
(解析学 I 前)
伊藤成治
3 年・前期・C
月・7∼8 時限
授業題目: 複素関数の解析学
隔年開講
授業内容
複素数を変数とする関数の微分積分学を学習する。理論の理解を助け深
めていくために、演習問題を数多く解く。
達成目標
授業で学習した定理や理論の明解な理解に必要な問題や、いろいろな分
野への応用に必要な問題を解けるようになること。
解析学 II
解析学 III
(解析学 I 後)
北田俊之
3 年・後期・C
火・3∼4 時限
隔年開講、平成 15 年
度は、開講せず。
授業題目: フーリェ解析
隔年開講
授業内容
フーリェ級数やフーリェ変換による関数解析の方法とその応用について
学ぶ。フーリェ級数、総和法、ベッセルの不等式やパーセヴァルの等式、
及び代数学、幾何学、微分方程式、確率論等への応用について講義する。
達成目標
新しい概念や定理の意味を正しく理解し、具体的な例や問題に正しく適
用・応用できる。
解析学 IV
確率統計入門
(統計学前)
昆正博
2 年・前期・C
月・1∼2 時限
隔年開講、平成 15 年
度は、開講せず。
授業題目: 確率論と統計学の基礎
(テキスト)「理工系
の数学入門コース確率・
授業内容
統計」薩摩順吉著 (岩
順列と組み合わせ、確率の定義、確率変数、期待値と分散、モーメント、
相関係数、主な分布、中心極限定理、標本と統計量の分布について講義す 波書店) の前半部分を
る。演習問題を解く。世の中にあるさまざまな偶然から法則性を抽出し、そ 用いる。
れにもとづいて現象を説明したり、部分から全体を推し量ったりすること
を数学を用いて考える。学校数学における確率と統計についても説明する。
達成目標
確率と統計の基本的な定義と法則を理解することも目指す。
特別な評価基準
2 回の小テストを行い、その成績が良好な場合には定期テストの成績に
加算する。
37
学校教育教員養成課程・中学校教育専攻・数学選修
中学校教員養成課程・数学科専攻
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
統計学
(統計学後)
昆正博
2 年・後期・C
月・1∼2 時限
授業題目: 統計学
(テキスト)「理工系
の数学入門コース確率・
授業内容
統計」薩摩順吉著 (岩
確率、確率変数、主な分布、中心極限定理、記述統計、統計的推定法、
統計的検定法、数学教育における確率・統計について講義する。演習問題 波書店) の後半部分を
用いる。
を解く。
達成目標
確率と統計を実際の事象に応用し、基本的な推定と検定の問題を解決で
きることも目指す。
特別な評価基準
2 回の小テストを行い、その成績が良好な場合には定期テストの成績に
加算する。
応用数学 I
(応用数学 I 前)
北田俊之
3 年・前期・C
水・1∼2 時限
授業題目: 確率論
授業内容
身近な確率モデルを通して、公理論的確率論の基本的な事柄について学
ぶ。
・離散的標本空間のモデルから始め、順次一般的なモデルに話を進める。
隔年開講。(教科書)
鈴木武著、確率入門 [モ
デルで学ぶ]、培風館
達成目標
公理論的確率とはどういうものかを理解し、「確率統計入門」の授業で
学んだ事柄についての理解を更に深める。
応用数学 II
隔年開講、平成 15 年
度は、開講せず。
(応用数学 II 前)
応用数学 III
(応用数学 I 後)
難波完爾
3 年・後期・C
水・3∼4 時限
授業題目: 数学的構造とアルゴリズム
隔年開講
授業内容
整数、有理数などの数の構造や、その上の数学的構造の諸例を通じて算
法や計算手続についての歴史や事例にそって講義する。
達成目標
数学的な諸概念に応じて、それを処理する手順する手順やその記述方法
や判定についての能力を養う。
応用数学 IV
隔年開講、平成 15 年
度は、開講せず。
(応用数学 II 後)
情報数学
(情報数学後)
伊藤成治
2 年・後期・C
月・7∼8 時限
授業題目: 数値計算法
授業内容
表計算ソフト Excel を使って、微積分と線形代数を題材とした数値計算
の初歩的な問題を解くことを学習する。
達成目標
授業で学習した定理や理論の明解な理解に必要な問題や、いろいろな分
野への応用に必要な問題を解けるようになること。
数学の方法
北田俊之
1 年・前期・C
月・5∼6 時限
授業題目: 数学における論証
授業内容
数学のいろいろな基本的な定理を題材にして、数学の証明法 (論理的な
推論の進め方) について学ぶ。
達成目標
数学の論証に慣れると同時に、問題解決に実践応用できる。
38
学校教育教員養成課程・中学校教育専攻・数学選修
中学校教員養成課程・数学科専攻
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
数学特殊講義 I
平成 15 年度は、開
講せず。
数学特殊講義 II
平成 15 年度は、開
講せず。
数学特殊講義 III
平成 15 年度は、開
講せず。
数学特殊講義 IV
平成 15 年度は、開
講せず。
39
学校教育教員養成課程・中学校教育専攻・理科選修
中学校教員養成課程・理科専攻
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
基礎物理学 I
(基礎物理学)
星野英興
1 年・後期・C
月・1∼2 時限
授業題目: 熱と波動
後期前半開講。総合
的に評価する。
授業内容
身近な事柄・現象等を取り上げ、熱と波動 (光と音) に関する基礎的な物
理を学ぶ。
達成目標
「なぜ」、「どうして」と疑問を持ち考えることを通して、物理学のコン
セプトを身につける。
特別な評価基準
出席を取るとともに、感想、質問等を求める。各自で行う実験や課題に
関するレポートを課す。自問自答できる力を重視する。
基礎物理学 II
(基礎物理学)
山本逸郎
2 年・前期・C
木・5∼6 時限
授業題目: 力学
授業内容
1。質点の運動 (速度と加速度、ニュートンの運動の 3 法則、力学的エ
ネルギー保存則、運動量保存則、円運動と調和振動)、2。剛体の運動 (平
衡と重心、回転運動)、3。流体力学について学ぶ。物理量や法則を演示実
験を通して定性的に理解し、その上に、式のもつ物理的意味を考えていく。
また、必要に応じて実験も行う。
テキスト「力学」を
購入してもらう。また、
高校の物理学の教科書
も用意することが望ま
しい。
達成目標
力学に関する物理量や基本法則を使って、さまざまな運動を考察できる
ようになる。
特別な評価基準
毎回、授業内容に関する問題を出し、そのレポートを提出させる。また、
実験を行った場合は、実験レポートも提出させる。
基礎物理学実験
(基礎物理学実験)
授業題目: 基礎的な物理実験
授業内容
星野英興・山下美樹・山本逸
郎
物理学に関する種々の基礎的な実験を行う。
2 年・後期・C
木・1∼2∼3∼4 時限
教師として物理学に関する実験を行いうる力を身につける。
達成目標
星野、山本、山下の
総合的評価を合算して
行う。
「実験手引き」を
用いる。テキストは追
って指示する。
特別な評価基準
毎回レポートを提出する。実験に先立ち十分に予習し、実験では種々工
夫し、自力で考察できることを重視する。
物理学概論 I
(物理学概論)
山本逸郎
2 年・後期・C
木・1∼2 時限
授業題目: 電磁気学
授業内容
電場と磁場が、マクスウェル方程式を通して電磁波として統一的に理解
されることを学ぶ。具体的には、1。電気 (電場、ガウスの法則、電位、コ
ンデンサー、電流と抵抗、直流回路)、2。磁気 (磁場、磁場の発生、電磁
誘導、コイル、交流回路)、3。電磁波を扱う。
・物理量や法則を演示実験を
通して定性的に理解し、その上に、式のもつ物理的意味を考えていく。ま
た、必要に応じて実験も行う。
達成目標
電磁気学に関する物理量や基本法則を使って、電気・磁気・電磁波に関
するさまざまな現象を考察できるようになる。
特別な評価基準
毎回、授業内容に関する問題を出し、そのレポートを提出させる。また、
実験を行った場合は、実験レポートも提出させる。
40
テキスト「電磁気学」
を購入してもらう。ま
た、高校の物理学の教
科書も用意することが
望ましい。
学校教育教員養成課程・中学校教育専攻・理科選修
中学校教員養成課程・理科専攻
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
物理学概論 II
(物理学概論)
星野英興・山本逸郎
3 年・前期・C
木・1∼2 時限
授業題目: 現代物理学 (山本)、電磁波と物質のかかわり (星野)
授業内容
山本と星野の総合評
価を合算して行う。
山本 (前半 10 回担当):1) 黒体輻射、低温比熱、光電効果、波動性と粒子
性、不確定性原理等の前期量子論。2) アインシュタインの特殊相対性理論。
3) ボーアの原子理論、放射能、核分裂等の原子及び原子核物理学等、現代
物理学に関する内容を学ぶ。
・星野:理科実験に使われる物質の特性を述べ、
電磁波とのかかわりを考える。
達成目標
物理学の根本概念を学び、教師として考える力を身につける。
特別な評価基準
出席を取るとともに、感想、質問等を求める。(星野)
物理学 I
(物理学 I)
星野英興
3 年・前期・C
木・3∼4 時限
授業題目: 物質の成り立ちと性質
授業内容
電子とは何かを明らかにし、種々の物質の物性に関わる電子の役割を
学ぶ。
総合的に評価する。
「物質及び素材論 I」の
単位をもって代える。
達成目標
物質を構成する電子の振る舞いをミクロな立場から理解する力を身につ
ける。
特別な評価基準
出席を取るとともに、感想、質問等を求める。自分で調べ、考え、まと
める力を重視する。
物理学 II
(物理学 I)
授業題目: 物質の構造と物性
総合的に評価する。
授業内容
星野英興
物質の構造と物性を理解するための基本的な物理概念を学ぶ。
3 年・後期・C
金・3∼4 時限
達成目標
理解した概念をもとに、変化を予想し、量的な評価ができること。
特別な評価基準
出席を取るとともに、感想、質問等を求める。主体的に推論し、考えを
展開できる力を重視する。
物理学 III
山本逸郎
3 年・前期・C
火・1∼2 時限
授業題目: 熱物理学
授業内容
キッテル著、熱物理学 (丸善) をテキストとして使用し、熱力学及び統計
力学の基礎事項をゼミ形式で学ぶ。
達成目標
熱力学及び統計力学に関連する問題を考察できるようになる。
特別な評価基準
発表者は予習し、テキストの内容をレジメにまとめる。
物理学 IV
山本逸郎
3 年・後期・C
火・1∼2 時限
授業題目: 電磁気学
授業内容
ファインマン著、電磁気学 (岩波) をテキストとして使用し、電磁気学の
基礎事項をゼミ形式で学ぶ。
達成目標
マクスウェル方程式 (微分形) を理解し、電磁気学に関連する問題を考察
できるようになる。
特別な評価基準
発表者は予習し、テキストの内容をレジメにまとめる。
41
学校教育教員養成課程・中学校教育専攻・理科選修
中学校教員養成課程・理科専攻
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
物理学 V
平成 15 年度は、開
講せず。
物理学 VI
平成 15 年度は、開
講せず。
物理学実験
(物理学実験)
授業題目: 物理学実験
総合的に評価する。
授業内容
星野英興・山下美樹・山本逸
郎
物理学分野における種々の実験技術を修得する。
3 年・後期・C
水・1∼2∼3∼4 時限
実験を進めるのに不可欠な基礎的技術と応用力を身につける。
達成目標
特別な評価基準
工夫して実験を進め、背景の基礎的知識を整理・考察してレポートにま
とめる力を重視する。
物理学実験法
(物理学実験法)
授業題目: 物理学実験法
総合的に評価する。
授業内容
星野英興・山下美樹・山本逸
郎
物理学分野における種々の実験技術を修得する。
3 年・前期・C
月・5∼6 時限
実験を進めるのに不可欠な基礎的技術と応用力を身につける。
達成目標
特別な評価基準
工夫して実験を進め、背景の基礎的知識を整理・考察してレポートにま
とめる力を重視する。
基礎化学 I
(基礎化学)
長南幸安
1 年・後期・C
月・1∼2 時限
授業題目: 無機化学の基礎
授業内容
原子の性質は原子内の電子の配置と振る舞いによって決まるということ
を理解し、この電子配置と周期表との関係を学ぶ。また原子が結合し、分
子となった場合のその構造と性質に与えている電子配置の影響について理
解する。
達成目標
テキスト「基礎無機
化学」コットン・ウィル
キンソン・ガウス著; 中
原勝厳訳 (培風館)、ま
たは「基本無機化学」
荻野博著 (東京化学同
人)
中学校理科 1 分野・高校化学 I における原子・分子・元素・周期表に関
する化学的事項について、生徒に正確に理解させることができる基本的な
知識の修得。
特別な評価基準
出席、期末試験に加え、授業への取り組み方、レポートの考察内容を評
価の主な判断材料とする。
基礎化学 II
(基礎化学)
北原晴男
2 年・前期・C
水・1∼2 時限
授業題目: 有機電子論概説
授業内容
有機化学の基礎である有機電子論 (化学結合様式・分極・I 効果・E 効果・
共鳴) を学び、酸・塩基を具体的な例として取り上げ理解を深める。
達成目標
有機化合物の性質を支配する電子について理解し、酸・塩基の強さを判
断できるようにする。
42
(教科書)「有機化学
のしくみ」加藤明良ら
著・三共出版
学校教育教員養成課程・中学校教育専攻・理科選修
中学校教員養成課程・理科専攻
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
基礎化学実験
(基礎化学実験)
北原晴男・長南幸安
2 年・後期・C
月・5∼6∼7∼8 時限
授業題目: 化学に関わる基礎的実験
授業内容
将来教師となった時に必要な、化学実験に関わる基礎的な技術や教材を
習得し、実際に学校で実験のテーマ設定や実践が行えるような基礎学力を
身に付ける。
基礎化学実験 (平成
11 年度以前入学者科
目) と合同で行う実験
の手引き書などは事前
に連絡するので、掲示
に注意すること。
達成目標
実験の原理・手順などを予め良く理解してから実験室に臨み、実験を手
際良く行う。リポートには結果を良く整理して示す事は勿論、充分な考察
を加え、反省点、感想等も記述する。
化学概論 I
(化学概論)
授業題目: 有機電子論
授業内容
北原晴男
有機電子論を基礎に種々の有機化合物の性質を学ぶ。
2 年・後期・C
木・3∼4 時限
達成目標
基礎的な事項の積重ねによって思考力を身に付ける。
特別な評価基準
先ずは出席すること。
化学概論 II
(化学概論)
長南幸安
3 年・前期・C
火・9∼10 時限
授業題目: 無機化学および物理化学の基礎
授業内容
化学結合・溶液とコロイド・物質の変化 (酸と塩基・酸化と還元など) に
ついて学び、化学の基本的な概念や原理・法則を理解する。
達成目標
テキスト「基礎無機化学」
コットン・ウィルキンソン・
ガウス著; 中原勝厳訳 (培風
館)、または「基本無機化学」
荻野博著 (東京化学同人) お
よび「化学概論」杉浦・中谷・
山下・吉田共著 (化学同人)
中学校理科 1 分野・高校化学 I・II における化学結合・溶液とコロイド・
物質の変化に関する化学的事項について、生徒に正確に理解させることが
できる基本的な知識の修得。
特別な評価基準
出席、期末試験に加え、授業への取り組み方、レポートの考察内容を評
価の主な判断材料とする。
化学 I
(化学 I)
北原晴男
2 年・後期・C
月・3∼4 時限
授業題目: 有機電子論から有機反応序論
授業内容
有機電子論を土台として SN1、SN2 など求核置換や脱離の各反応機構
(反応論) を考えることにより論理性を養う。
達成目標
有機電子論に基づいて、有機化合物の反応機構を考え、生成物として何
が考えられ、どの物質が主になるかを合理的に考える力を取得する。
化学 II
(化学 II)
藤村勇一 (非常勤講師)
2 年・前期・C
集中
授業題目: 物理化学の基礎
授業内容
物質の状態 (物質の三態・気体の状態方程式など)・熱化学 (定容変化・定
圧変化・エンタルピーなど)・化学平衡 (自由エネルギー・エントロピーな
ど)・反応速度 (速度式・反応次数など) について学び、化学の基本的な概
念や原理・法則を理解する。
達成目標
中学校理科 1 分野・高校化学 I・II における物質の状態・熱化学・化学
平衡・反応速度に関する化学的事項について、生徒に正確に理解させるこ
とができる基本的な知識の修得。
特別な評価基準
出席、授業への取り組み方、レポートを評価の主な判断材料とする。
43
学校教育教員養成課程・中学校教育専攻・理科選修
中学校教員養成課程・理科専攻
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
化学 III
(有機化学特論)
平間正博 (非常勤講師)
3 年・前期・C
集中
授業題目: 生体機能性物質研究
授業内容
人工制限酵素を目標とした人工 DNA 切断分子の設計と合成、その DNA
切断特異性や、生理活性天然物や人工低分子と生体高分子間の相互作用と
分子認識機構、並びに猛毒海産物質のシガトキシンの合成研究、及び触媒
的不斉合成法の最新の研究を述べる。
達成目標
有機反応の各種の機構がおおよそ書ける程度。
特別な評価基準
テキストや最新の文献などは追って通知する。
化学 IV
(無機化学特論)
小林長夫 (非常勤講師)
3 年・後期・C
集中
授業題目: 「生活と物質」および「生命と物質」
授業内容
高校化学 II「生活と物質」の「材料の化学」の展開として、ポルフィリ
ン・フタロシアニンを代表としてその性質と機能性について学ぶ。また「生
命と物質」の展開として「環境無機化学」について学習する。
達成目標
「生活と物質」
「生命と物質」に関する化学的事項について、生徒に正確
に理解させることができる知識と方法論の修得。
特別な評価基準
出席、授業への取り組み方、レポートを評価の主な判断材料とする。
化学実験
(化学 I 実験、化学 II 実験)
北原晴男
3 年・前期・C
火・5∼8 時限
授業題目: 有機化学実験
実験書などは追って
配付する。
授業内容
化学物質の反応を実験することにより、観察力・集中力などを身に付け
る。t-ブチルアルコ-ルの求核置換反応、ベンゼンの Friedel-Crafts アルキ
ル化反応、化学発光物質 (ルミノ-ル) の合成、etc
達成目標
有機反応を実際に体験することにより、技術と思考力・観察力を・同時
に身に付ける。
化学実験
(化学 I 実験、化学 II 実験)
長南幸安
3 年・前期・C
月・7∼10 時限
授業題目: 物理化学・分析化学・無機化学実験
授業内容
物理化学、分析化学に関する定量的実験および錯体合成を行う。・主な
実験項目:容量および重量分析、酸化還元滴定、反応速度の決定、錯体合成
など。
達成目標
化学実験を進めるのに不可欠な基礎的な技術と応用力を身につける。そ
のために実験の原理・手順などを予めよく理解してから実験室に臨み、実
験を手際良く行うことを要求する。
特別な評価基準
出席、授業への取り組み方、レポートを評価の主な判断材料とする。特
にレポートには結果を良く整理して示すことは勿論、充分な考察を加え、
反省点、感想等も記述すること。
44
実験の手引書等は事
前に連絡するので、掲
示に注意すること。
学校教育教員養成課程・中学校教育専攻・理科選修
中学校教員養成課程・理科専攻
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
応用化学 III(00P のみ対
授業題目: 国際雑誌に発表された最近の論文の中から各人の卒業研
象)
究課題に
北原晴男・長南幸安
授業内容
01P 学生より応用化
学演習 III に名称変更。
文献などは追って通知
する。
学年・期・曜日・時限
4 年・前期・C
後期・水・7∼8 時限
最新の化学研究の動向
達成目標
国際雑誌に発表された最近の論文の中から各人の卒業研究課題に関係す
る話題を取り上げ、セミナー形式で解説討論する。
特別な評価基準
理解した内容を良く整理して、他の人に分かり易く説明できるように
する。
応用化学 III(00P のみ対
01P 学生より応用化
学演習 III に名称変更。
象)
化学実験法 I
(化学実験法)
北原晴男・長南幸安
3 年・後期・C
木・5∼6 時限
授業題目: 化学実験の実践指導法
授業内容
資料などは追って配
付する。
化学実験の教材を学び、生徒指導の実践の場として基礎化学実験の準備
および予備実験を行う。
達成目標
実験の手引き書にしたがって自分が実験を行うのではなく、指導する立
場で実験の準備、実験方法の工夫・改善などを行う。
化学実験法 II
(化学特別実験)
北原晴男・長南幸安
3 年・後期・C
水・5∼6 時限
授業題目: 卒業研究の方法とその技術
授業内容
資料などは追って配
付する。
化合物の分離精製法、気体取扱い法、各種分析機器による測定法とスペ
クトル。
達成目標
卒業研究の実践に必要な実験方法とその原理を理解する。
応用化学演習 I(01P より
授業題目: 身の回りの化学
対象)
授業内容
(応用化学 I)
身の回りの物質および現象を化学の目を通して理解する事を目的として、
各自が関心を持った課題を一つ選び、その課題について調べてまとめた結
果をセミナー形式で発表討論する。
北原晴男・長南幸安
2 年・C
後期・水・7∼8 時限
達成目標
応用化学演習 II(01P より
授業題目: 卒業研究課題の把握
対象)
授業内容
(応用化学 II)
各人の卒業研究に関係する事項について国際的な雑誌・書籍・論文など
を調べて、セミナー形式で発表討論する。
北原晴男・長南幸安
3 年・C
後期・水・7∼8 時限
文献などは追って通
知する。
各自が選んだ課題に関して責任を持って充分調査して、その内容を精確
に把握し良く整理した上で、発表・討論する。
文献などは追って通
知する。
達成目標
種々の文献を充分調査して、その主題の内容を精確に把握して良く整理
した上で、発表・討論する。
応用化学演習 III(01P よ
平成 15 年度は、開
講せず。
り対象)
45
学校教育教員養成課程・中学校教育専攻・理科選修
中学校教員養成課程・理科専攻
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
基礎生物学 I
(基礎生物学)
齋藤捷一
1 年・後期・C
月・9∼10 時限
授業題目: 基礎生物学
前半。資料は講議当
日配する。
授業内容
近年明らかになって来た生物の基本的細胞構造と遺伝子解析の結果から、
生物界の成り立ちを、進化・系統ならびに生物多様性の視点から探る。
達成目標
地球上に発生した唯一の起源生物から約 40 億年をかけて、現在 1 千万
種とも云われる多様な生物として進化してきた。この時間と空間で起こっ
て来た地球環境と生物の相互関係を想像できるように成って頂きたい。
特別な評価基準
生物の進化・系統、生物の多様性を明らかにした、生物の細胞構・造や
遺伝子解析の結果を理解できることが求められる。
基礎生物学 II
(基礎生物学)
村上修
2 年・前期・C
月・3∼4 時限
授業題目: 細胞生物学
授業内容
細胞の構造と機能、光合成、ATP 生成系、酵素、能動輸送、筋収縮、高
分子生合成。
達成目標
生物にいかに ATP が重要であるかを認識する。その生成系、利用系を
把握すると共に、酵素の機能を理解する。
基礎生物学実験
(基礎生物学実験)
村上修・齋藤捷一・大高明史
2 年・前期・C
月・5∼6∼7∼8 時限
授業題目: 生物の基礎的実験
授業内容
身近な動植物を材料とし、形態、生理、発生等に関する実験を行う。さ
らに様々な環境に生息する生物群集を採集して、その密度と種組成を調べ
比較考察する過程で基礎的な分類能力を養う。
達成目標
実験方法の習得と観察能力の向上。
生物学概論 I
(生物学概論)
村上修
2 年・後期・C
水・1∼2 時限
授業題目: 遺伝学
生命科学 III と合同
授業
授業内容
メンデル遺伝学から現代の分子遺伝学までの歴史的成果をたどり遺伝学
の基本原理について理解を深める。
達成目標
遺伝情報発現のしくみを理解する。
生物学概論 II
(生物学概論)
大高明史
3 年・前期・C
木・3∼4 時限
授業題目: 系統分類学
生命科学 IV と合同
授業
授業内容
地球上に生息する生物は長い時間をかけた進化の産物である。この授業
では多様な生物の系統性と階層性を理解するための枠組みとしての系統分
類学を学ぶ。特に、学校教育「理科」に取り上げられる、種子植物、節足
動物、脊椎動物の 3 群について、体のつくりの基本を理解した上で、それ
ぞれの群に見られる進化の筋道を比較形態学の観点から探る。
達成目標
相同という概念を把握し、それによって多様な生物を横断的にみること
ができるようになる。
46
学校教育教員養成課程・中学校教育専攻・理科選修
中学校教員養成課程・理科専攻
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
生物学 I
(生物学 I)
村上修・齋藤捷一・大高明史
2 年・前期・C
月・1∼2 時限
授業題目: 生物の系統と進化
授業内容
地球上にはウイルスや細菌から動植物まで、形態や生態的特性の大きく
異なる多様な生物が生息している。それらは長い進化の過程で生じた歴史
的な産物である。「進化とは何か」を基本課題として、多様な生物の類縁
関係を文献購読を通して考察する。
達成目標
地球に生息する生物群の大分類について理解するとともに、基本的体制の
違いに基づいて、それらの間の進化的関係について説明できるようになる。
生物学 II
平成 15 年度は、開
講せず。
(生物学 II)
生物学 III
(生物学 III)
齋藤捷一・大高明史
3 年・前期・C
木・7∼8 時限
授業題目: 動物生態学および植物生理学
授業内容
昆虫や哺乳類を中心とした動物の社会行動についてのたくさんの事例を
適応戦略の観点から再検討する。また、藻類の分類、形態、生態、生理的
特徴を調べ、その多様な生物群を理解する。
達成目標
生物の行動を適応戦略の観点から考えることができるようになる。藻類
を中心としたプロチスタ生物群の多様性を認識できるようになる。
生物学 IV
(生物学 IV)
村上修・齋藤捷一・大高明史
3 年・後期・C
月・1∼2 時限
授業題目: 細胞学の文献購読
授業内容
生物個体のさまざまな生命活動について、細胞レベルでの理解を深める
ために文献購読を行う。また、原生動物に関する分類や形態、生理、生態
に関する論文、総説、専門書の購読を通してその理解を深める。
達成目標
エネルギー獲得や同化・異化等の生物現象を細胞レベルで説明できるよ
うになる。単独の細胞からなる原生動物について、多様な生理・生態的特
性を横断的に理解する。
生物学 V
(生物学特論)
村上修・齋藤捷一・大高明史
4 年・前期・C
月・1∼2 時限
授業題目: 生態学の文献購読
授業内容
様々な変化に富む自然環境の中で生物がいかに適応し生活しているのか、
文献購読を通して生物の多様な生命活動を理解する。また地球環境におけ
る「水」の持つ重要性を認識するとともに、湖沼や河川に生息する生物の
生理生態学的特性を文献購読によって理解する。
達成目標
生物の環境適応について、生理学的、生態学的側面から考察できるよう
になる。水界生態系の構造や生物どうしの関係を理解する。
生物学 VI
生物学実験
(生物学実験法)
村上修・齋藤捷一・大高明史
3 年・前期・C
月・5∼6 時限
平成 15 年度は、開
講せず。
授業題目: 生物の基礎的実験
授業内容
身近な動植物を材料とし、形態、生理、発生等に関する実験を行う。さ
らに様々な環境に生息する生物群集を採集して、その密度と種組成を調べ
比較考察する過程で基礎的な分類能力を養う。
達成目標
実験方法の習得と観察能力の向上。
47
学校教育教員養成課程・中学校教育専攻・理科選修
中学校教員養成課程・理科専攻
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
野外実習 (臨海実習)
(野外実習・臨海実習)
小原良孝
2 年・前期・C
集中
授業題目: 潮間帯の生物群集
授業内容
本学農生学部附属「深浦実験所」で、3 泊 4 日の宿泊集中授業として磯
採集・採集動物の分類・同定、棘皮動物の解剖等に関する実習を行う。
達成目標
磯の動物を実際に採集・観察することにより、磯に生息する動物の多様
性を学び、更に自分の手で解剖することにより、棘皮動物の基本的体制を
理解する。
特別な評価基準
実習は実際に自分の手・目で体得することが求められるので、原則とし
て全日程出席することが前提。
野外実習 (高山植物実習)
(野外実習・高山植物実習)
内藤俊彦 (非常勤講師)
3 年・前期・C
集中
授業題目: 植物生態学
授業内容
海抜高度による植物群落の分布を観察し、その構成種、群落の構造およ
び生活のしかたを考察し自然界のしくみを把握することによって自然界に
おける植物の重要性を認識する。
達成目標
野外植物の観察法、データのまとめかたを習得する。
特別な評価基準
全日程 (4 日間) 出席すること。
臨湖実習
(臨湖実習 2 年後期)
齋藤捷一・大高明史
2・3 年・後・前期・C
集中
授業題目: 湖沼における生態学実習
授業内容
7 月∼8 月の期間に
集中で行う。
湖沼調査を通して生態学の研究方法を知り、環境と生物の関係を考察す
る。また、湖沼調査によって得られた各種生物の観察を通して、分類の基
礎を身につけるとともに、水界生態系に生息する生物群集についての理解
を深める。
達成目標
野外での観測や実験に関する基本的技術を身につけるとともに、実験や
観察を通して水界生態系の特徴を知る。
特別な評価基準
実習・観察への参加に加えて、観測・観察データをまとめたレポートの
提出をもって評価する。
生物学実験法 I
(生物学実験 I)
齋藤捷一・大高明史
3 年・前期・C
木・9∼10 時限
授業題目: 形態・培養実験
授業内容
さまざなま分類群に属する動植物について、形態観察を通して生物のか
らだつくりの基本を知り、相同形質を手がかりにして生物の進化プロセス
を考察する。また、微細藻類の培養を通して、細胞や個体群の増殖過程、
生活環についての理解を深める。
達成目標
解剖や組織切片の作成法、培養方法など、基礎的な生物の形態観察や実
験方法を体得する。同時に、生物の形や発生、成長の過程をみる視点を身
につけるとともに、その結果を表現する方法を知る。
生物学実験法 II
(生物学実験 II)
村上修
3 年・後期・C
水・5∼6 時限
授業題目: 実験計画とまとめ方
授業内容
生物学概論の内容に関して予備実験等により理解を深め、基礎生・物学
実験の内容および実験方法等の考察を行う。
達成目標
期末試験のほかに、講義内容に関連した課題を与え、レポート作成を
課す。
48
学校教育教員養成課程・中学校教育専攻・理科選修
中学校教員養成課程・理科専攻
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
基礎地学 I
(基礎地学)
鎌田耕太郎
1 年・後期・C
月・9∼10 時限
授業題目: 宇宙と地球
後半
授業内容
宇宙の中での太陽系、また太陽系の中での水惑星としての地球について
概観する。地球形成史を反映した地球内部のようす、内部物質の移動から
プレート運動に至る過程について学習し、水と生命を育む環境について理
解を深める。
達成目標
多様な生物と地球環境の共生について理解するために、自分をとりまく
自然環境の成立を、惑星地球の誕生一形成史の中でとらえることを目標を
する。
基礎地学 II
(基礎地学)
鎌田耕太郎・堀内弘之
2 年・前期・C
月・1∼2 時限
授業題目: 地球科学への入門
授業内容
講義前半では地球史 46 億年の概観と、地球表層部でおきている物質移
動と集積体の形成について講議し、層序学や古生物学の基礎について理解
を深める。後半では、宇宙における階層構造、太陽系の惑星としての地球、
地球大気、固体内部構造などの基礎を学び、地球表層・内部で生じている
諸事象への理解、太陽のエネルギーと地球大気との関わり、大気循環、降
雨・降雪、台風、フェーン現象など日常の生活に関わる地学現象への理解
を深める。
授業の資料はその都度配布
するが授業目標達成のために
も高校の物理、地学教科書あ
るいは関連のわかり易い参考
書を準備することが望ましい。
地域生活専攻科目「基礎地学」
と合同で行う。
達成目標
宇宙から地球物質を構成する原子に至る時空のスケール、地震や火山活
動など地球の表層で生じている事象と地球内部構造との関連、気象など太
陽の活動との関連などの理解を深めること。
特別な評価基準
現象の項目を単に覚えるのではなくて、自分自身の自然観を身につけ、
生徒に自分の言葉で語りかけることができるような基礎的理解力を評価す
る。出席など授業への取り組みの態度も評価の対象となる。
基礎地学実験
(基礎地学実験)
鎌田耕太郎・堀内弘之
2 年・前期・C
火・5∼8 時限
授業題目: 地球物質の観察と基礎的解析
授業内容
前半の 10 回は地球を形成する物質、とくに火成岩および火成岩を構成
する鉱物の分類、観察法、分析法の基礎知識の修得、および、それらの基
礎実験とデータ処理の基礎技術の修得を行い。後半の 5 回は、化石などの
古生物、堆積岩の標本や薄片の観察を行う。
授業の資料や参考書
などはその都度配布し
説明する。
達成目標
肉眼による主要な火成岩、堆積岩や鉱物、古生物の分類の基礎能力や光
学顕微鏡の観察技術の基礎力を身につけること、岩石用光学顕微鏡での光
学の基礎原理を理解すること、X 線回折法による鉱物同定の体験をするな
どを目標とする。
特別な評価基準
出席など授業への取り組みの態度、テーマ毎に提出するレポート、実験
に際して行われる質疑応答の内容などをもって評価の対象とする。
地学概論 II
(地学概論)
堀内弘之
3 年・前期・C
金・1∼2 時限
授業題目: 地球の構造と活動
授業内容
固体地球の表層での活動と内部構造の関係を概論する。この関係を理解
するための基礎となる鉱物の相平衡、岩石・鉱物に刻まれた地質学的時間
経過の解読、地球磁場記録とその時間経過から推定できる地殻移動、地球
深部での物質変化と地震波伝播速度との関係による固体地球内部構造の推
定などを述べる。
達成目標
大陸移動や地球内部構造を語るための物理的あるいは化学的な事象の基
礎の理解を深める。
特別な評価基準
現象の項目を単に覚えるのではなくて、その現象を説明するための基礎的
理解力を評価する。出席など授業への取り組みの態度も評価の対象となる。
49
本年度は 01P 以前対
象科目。授業の資料は
その都度配布するが授
業目標達成のためにも
高校の地学教科書ある
いは関連のわかり易い
参考書を準備すること
が望ましい。
学校教育教員養成課程・中学校教育専攻・理科選修
中学校教員養成課程・理科専攻
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
地学 I
(地学 I)
鎌田耕太郎
2 年・後期・C
木・3∼4 時限
授業題目: 地層学入門
授業内容
地球科学分野の基礎である層序学や堆積学を中心に学習する。また、堆
積相のとらえ方として堆積相解析の基礎理論について学び、地層の観察か
ら過去の環境をどのように復元できるのかについて各種堆積モデルを基に
学習する。
達成目標
地層が時空的な環境変化の結果を記録していることを把握できること。
また堆積体の形成は、海水準の変化に地域的な地殻変動の影響を受けなが
らできることを理解する。
特別な評価基準
必要な資料はプリントとして適宜配布する。
地学 II
(地学 II)
堀内弘之
3 年・前期・C
木・3∼4 時限
授業題目: 岩石と鉱物の理解
授業内容
授業の資料はその都
度配布する。
固体地球や隕石を構成する基礎物質としての鉱物について理解を深める
ための講義をする。鉱物の分類、結晶の示す対称、結晶構造と物理・化学
的性質、鉱物の相平衡関係、鉱物によって構成されている岩石組織などに
ついて解説する。
達成目標
岩石・鉱物を物質として把握し、物理的化学的に理解する力を深めるこ
とを目標する。あわせて結晶の性質について理解を深める。
特別な評価基準
岩石や鉱物の性質を理解する基礎的能力を評価する。出席など授業への
取り組みの態度も評価の対象となる。
地学 III
(地学 III)
中澤弘基 (非常勤講師)
3 年・後期・C
集中
授業題目: 分子進化のダーウィニズム―地球科学的生命起源論―
授業内容
原始地球に有機分子が出現し、重合して蛋白質や核酸など高分子となり、
更にそれらが組織化して生物としての機能を具備する過程を分子進化 (ま
たは化学進化) と言う。生命の発生に先立つこの過程も、生物進化と同じ
く「穏やかな古代海水」中で進行したとア・プリオリに信じられている。
本授業では、二十世紀後半に確立した新しい地球観、
「ダイナミックに流動
する地球」に立脚すれば、もっと別の、地球科学的に合理的な過程が見え
てくることを論ずる。
達成目標
新しい仮説を含む講義の内容を批判的に聞いて少しでも理解すること、
および科学の専門領域には境界がないことを実感して呉れれば良い。
地学 V(02P 以降対象)
地学 I 実験
(地学 I 実験)
鎌田耕太郎
3 年・前期・C
月・5∼6 時限
平成 15 年度は、開
講せず。
授業題目: 自然環境史の読み方
授業内容
我々を取り巻く自然環境が、地球史のひとコマであることを理解するた
めに、地質調査方法の基礎的技術を学び、地球史を解読する素養を身に付
ける。野外での地層観察を行ない、現在の地層形成場についても比較観察
する。
達成目標
地層観察からルートマップを作成し、柱状図にまとめる。その資料にも
とずいて堆積や環境変遷を考察する。
50
地学で卒論を作成す
るものは履修すること
が望ましい。
学校教育教員養成課程・中学校教育専攻・理科選修
中学校教員養成課程・理科専攻
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
地学 II 実験
(地学 II 実験)
堀内弘之
3 年・後期・C
火・5∼6 時限
授業題目: 岩石と鉱物の分析と解析
授業内容
地学実験法 II で学習した実験法のうち、結晶の光による偏光・屈折・回
折の実験、偏光顕微鏡観察のための岩石・鉱物薄片の製作と観察、粉末 X
線回折による構成鉱物の同定、熱分析実験による分解温度観察と生成物の
粉末 X 線回折による分析が主な実験テーマとなる。
地域自然応用実習 II と合
同授業。授業の資料や参考書
などはその都度配布し説明す
る。この実験を履修する者は
地学実験法 II と合わせて履
修すること、また地学 II を
履修することが望ましい。
達成目標
鉱物、岩石を独力で観察し、分類・同定する能力を身につける。
特別な評価基準
実験法を理解する基礎的能力とその実践力、および、実験結果を報告書
としてまとめる能力を評価する。出席など授業への取り組みの態度も評価
の重要な対象となる。
地質巡検 I
(地質巡検)
鎌田耕太郎・堀内弘之
3 年・前期・C
集中
授業題目: 地域地質実地観察 I
巡検地域に関する
資料は、事前に打ち合
わせをしながら作成す
特定の地域について実地調査を行い、そこにみられる地形や地質、岩石、 る。地学で卒論を作成
そして化石などを観察することによって、日本列島を構成する地質の成り するものは履修するこ
立ちについて理解する。
とが望ましい。
授業内容
達成目標
弘前近郊で見ることのできない地質や岩石、化石について理解を深める
こと。
特別な評価基準
事前に巡検地域の地質に関する文献調査を行い、資料作成を含む。
地質巡検 II
(地質巡検)
鎌田耕太郎・堀内弘之
4 年・前期・C
集中
授業題目: 地域地質実地観察 II
授業内容
特定の地域を構成する、さまざまな地質体を観察することによって、島
弧の成り立ちを理解し、地球史の流れを実体験する地質観察旅行。
達成目標
巡検地域に関する
資料は、事前に打ち合
わせをしながら作成す
る。地学で卒論を作成
するものは履修するこ
とが望ましい。
日本列島の基盤を構成する付加体と非付加体の違いや、新第三系の標準
層序について理解することを目標とする。
特別な評価基準
事前に巡検地域の地質に関する文献調査を行い、資料作成を含む。
地学実験法 I
(地学実験法、地質図学)
鎌田耕太郎
3 年・前期・C
火・1∼2 時限
授業題目: 地球史解読入門
授業内容
地球史を理解する基礎として、地質図の活用方法を習得するために地質
図学の原理を学び、さまざまな事例について演習する。またステレオネッ
トの原理と活用についても演習する。
達成目標
各種の地質図を読図することによって、特定地域の地史や構造、火山の
噴火活動の変化などを把握できるようになること。地層の測定資料から実
際に古流向の復元ができること。
51
プリントを配布す
る。
学校教育教員養成課程・中学校教育専攻・理科選修
中学校教員養成課程・理科専攻
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
地学実験法 II
(地学実験法)
堀内弘之
3 年・後期・C
火・3∼4 時限
授業題目: 岩石と鉱物の分析・解析法
授業内容
岩石・鉱物の観察法、分析法、解析法について講義する。結晶構造が示
す対称と光学的性質の関係、岩石薄片の観察方法、電子線を用いた鉱物組
織の観察法、化学組成の分析法、X 線回折による鉱物結晶の解析法、温度
変化に伴う物質の分解や反応などによる熱分析法、実験試料の製作法など
が主な内容となる。
達成目標
授業内容に示した諸実験方法の基礎の理解を深め、これを、実験に応用
できる能力を養う。
特別な評価基準
実験法を理解する基礎的能力を評価する。出席など授業への取り組みの
態度も評価の対象となる。
52
授業の資料や参考書などは
その都度配布し説明する。こ
の実験を履修する者は地学 II
実験と合わせて履修すること、
また地学 II を履修すること
が望ましい。地域生活専攻科
目「地域自然応用実習 II」と
合同で行う。
学校教育教員養成課程・中学校教育専攻・音楽選修
中学校教員養成課程・音楽科専攻
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
ソルフェージュI・III・V
(ソルフェージュ)
島一夫
1∼3 年・前期・C
金・9∼10 時限
授業題目: 音楽表現の基礎
教材は最初の授業時
に示します。受講時に
授業内容
は楽典の知識が必要で
聴き歌い演奏しながらメロディー、ハーモニー、リズム、フレーズ等、 す。IIIIV は合同授業
音楽表現の基本をくりかえし体験することで身につけます。音楽は音を扱 です、2 回目以降であっ
う約束事によって成り立っています、わずかな強弱とタイミングの変化を ても必ず新鮮な体験と
聞きわける集中力が必要です。
なります、それが音楽
です。
達成目標
正確な読譜と適切な演奏表現を目標に音感と身体感覚を高度に養うこと
です。
特別な評価基準
重要なポイントについては試験を行いますが、受講者の音楽経験、演奏
技術には大きな差があり同一の基準による評価は困難なため日頃の努力を
重視します。
ソルフェージュII・IV・VI
(ソルフェージュ)
島一夫
1∼3 年・後期・C
月・9∼10 時限
授業題目: 音楽表現の基礎応用
授業内容
ソルフェージュI の内容に和声と対位法及び音楽様式ごとの表現法を加
味し、ピアノまたは室内楽による実習を行います。評価の高い演奏 (録画
録音等による) を素材にソルフェージュ的分析も行います。また鍵盤和声
(移調奏、伴奏付け等) の基礎練習も可能です。ただし主観的な解釈、音楽
の内容等には触れません。
受講者の技能と希望
によって、相談のうえ
楽曲等を決定します。
IIIVVI は個別に開講
する場合もあります。
また違法なコピー楽譜
での受講等はイケマセ
ン。
達成目標
緻密な読譜、調性と各音楽様式に基づく的確な演奏、または聞きわける
技能。
特別な評価基準
集中力、努力、そこから生まれる進歩を評価します。
声楽 I(合唱を含む)
(声楽 I)
渡邊一夫
1 年・後期・C
水・7∼8 時限
授業題目: 声楽基礎
小学専門音楽 (声楽・
合唱) と合同授業教材:
授業内容
「コールユーブンゲン」
声のメカニズムについて発声法について解説しながら、声楽教材「コン
コーネ 50 番」を用いて発声法の実践研究及び歌唱基礎教材「コールユー 「コンコーネ 50 番」そ
ブンゲン」を用いて音感を養成する。さらに、幅広い声楽の領域を「鑑賞」 の他、実技教材「課題
曲」を指示する。
によって触れてみる。
達成目標
声とは、歌声 (楽音) とは、歌唱 (歌う) とは、声楽 (領域) とは、これら
の問いについて実践的に探りながら、音楽の感性について触れてみる。
特別な評価基準
主に実技研究のため、日々の技法修得への習慣化が大切になる。そのため
毎時の授業評価は勿論のこと、個々の教室外での学習の成果を重要視する。
声楽 II(合唱を含む)
(声楽 I)
渡邊一夫
2 年・前期・C
火・5∼6 時限
授業題目: 声楽研究
授業内容
声のメカニズム (生理学的)、特に「呼吸・声帯・共鳴腔」「変声期」に
ついて概説し、これらの「機能」を感知・覚醒させるため「身体の楽器化
(1)」(実技) のトレーニングを試みる。・声楽教材「コンコーネ 50 番」に
よる声楽発声法の実践研究及び学校教材「教科書」から歌唱教材 (小学校)
の実技研究 (合唱等含む)、さらに幅広い声楽の領域を「鑑賞」によって触
れてみる。
達成目標
声とは、歌声 (楽音) とは、歌唱 (歌う) とは、声楽 (領域) とは、これら
の問いについて実践的に探りながら、音楽の感性について触れてみる。
特別な評価基準
主に実技研究のため、日々の技法修得への習慣化が大切になる。そのため
毎時の授業評価は勿論のこと、個々の教室外での学習の成果を重要視する。
53
教材:「コンコーネ
50 番」その他、実技
教材「課題曲」を指示
する。
学校教育教員養成課程・中学校教育専攻・音楽選修
中学校教員養成課程・音楽科専攻
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
声楽 III(合唱を含む)
(声楽 II)
渡邊一夫
3 年・後期・C
火・5∼6 時限
授業題目: 声楽研究
授業内容
声のメカニズム (生理学的)、特に「呼吸・声帯・共鳴腔」について概説
し、これらの「機能」を感知・覚醒させるため「身体の楽器化 (2)」(実技)
のトレーニングを試みる。
・声楽教材「コンコーネ 50 番」による声楽発声
法の実践研究及び学校教材「教科書」から歌唱教材 (小学校) の実技研究
(合唱等含む)、さらに声楽の領域を広げ、ベンカルト唱法による「イタリ
ア古典歌曲」を加える。同時に、声楽の歴史を踏まえた「鑑賞教育」によっ
て歌唱教育の発展を辿る。
教材:「コンコーネ
50 番」その他、実技
教材「課題曲」を指示
する。
達成目標
声とは、歌声 (楽音) とは、歌唱 (歌う) とは、声楽 (領域) とは、これら
の問いについて実践的に探りながら、音楽の感性について触れてみる。
特別な評価基準
主に実技研究のため、日々の技法修得への習慣化が大切になる。そのため
毎時の授業評価は勿論のこと、個々の教室外での学習の成果を重要視する。
声楽 IV(合唱を含む)
(声楽 II)
渡邊一夫
3 年・前期・C
水・3∼4 時限
授業題目: 声楽研究
授業内容
声のメカニズム、特に「呼吸・声帯・共鳴腔」について、これらの「機
能」を感知・覚醒させるため「身体の楽器化 (3)」(実技) のトレーニング
を試みる。
・声楽教材「コンコーネ 50 番」による声楽発声法の実践研究及
び学校教材「教科書」から歌唱教材 (中学校) の実技研究 (合唱等含む)、さ
らに声楽の領域を広げ、芸術歌曲「ドイツ歌曲」を加える。同時に、声楽
の歴史を踏まえた「鑑賞教育」によって歌唱教育の発展を辿る。
教材:「コンコーネ
50 番」その他、実技
教材「課題曲」を指示
する。
達成目標
声とは、歌声 (楽音) とは、歌唱 (歌う) とは、声楽 (領域) とは、これら
の問いについて実践的に探りながら、音楽の感性について触れてみる。
特別な評価基準
主に実技研究のため、日々の技法修得への習慣化が大切になる。そのため
毎時の授業評価は勿論のこと、個々の教室外での学習の成果を重要視する。
声楽 V(合唱を含む)
(合唱重唱を含む)
渡邊一夫
4 年・後期・C
水・3∼4 時限
授業題目: 声楽研究
教材:「コンコーネ
50 番」
「コンコーネ 25
授業内容
番」その他、実技教材
声のメカニズム、特に「呼吸・声帯・共鳴腔」について、これらの「機 「課題曲」を指示する。
能」を感知・覚醒させるため「身体の楽器化 (4)」(実技) のトレーニング
を試みる。
・声楽教材「コンコーネ 50・25 番」による声楽発声法の実践研
究及び学校教材「教科書」から歌唱教材 (中・高等学校) の実技研究 (合唱
等含む)、さらに声楽の領域を広げ、芸術歌曲「ドイツ歌曲」を加える。同
時に、声楽の歴史を踏まえた「鑑賞教育」の発展を辿る。
達成目標
声とは、歌声 (楽音) とは、歌唱 (歌う) とは、声楽 (領域) とは、これら
の問いについて実践的に探りながら、音楽の感性について触れてみる。
特別な評価基準
主に実技研究のため、日々の技法修得への習慣化が大切になる。そのため
毎時の授業評価は勿論のこと、個々の教室外での学習の成果を重要視する。
声楽演習 I
声楽 IV で振り替え
る (別途課題を提示す
る。)
声楽演習 II
声楽 V で振り替え
る (別途課題を提示す
る。)
54
学校教育教員養成課程・中学校教育専攻・音楽選修
中学校教員養成課程・音楽科専攻
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
声楽演習 III
渡邊一夫
4 年・前期・C
水・7∼8 時限
授業題目: 声楽研究
授業内容
声楽研究ゼミ生を中心とした個人レッスン方式による発声法 (コンコー
ネ 25 番) 及び歌唱法 (日本・歌曲・イタリア歌曲・ドイツ歌曲・オペラ等
アリア・重唱等) の実技研究。さらに音楽 (声楽) の芸術性教育性について
幅広く考察する。
達成目標
歌唱研究における個々の専門性 (個性・能力) を模索しながら、声楽の様
式観を踏まえ考察する。
特別な評価基準
声楽の実技研究を通して、芸術性・教育性についての価値観を問う。
声楽演習 IV
渡邊一夫
4 年・後期・C
水・9∼10 時限
授業題目: 声楽研究
授業内容
声楽研究ゼミ生を中心とした個人レッスン方式による発声法 (コンコー
ネ 25 番) 及び歌唱法 (日本・歌曲・イタリア歌曲・ドイツ歌曲・オペラ等
アリア・重唱、等) の実技研究。さらに音楽 (声楽) の芸術性教育性につい
て考察を深める。
達成目標
歌唱研究における個々の専門性 (個性・能力) を基調にした「演奏プログ
ラム」を構成し、演奏会形式による「演奏」試みる。さらに音楽の芸術性・
教育性について論述 (小論文) する。
特別な評価基準
演奏形式による「演奏 (声楽)」及び「小論文」によって、研究の成果を
発表 (表現) する。
器楽 I(伴奏を含む)
(器楽 I 伴奏法を含む)
浅野清
1 年・後期・C
月・9∼10 時限
授業題目: ピアノ基礎
コピー楽譜の使用は
認めない
授業内容
ピアノという楽器の歴史的な変換や現代楽器の特徴・構造について学ぶ
とともに、バロック・古典派の作曲家による鍵盤作品の実技・実習を通し
て、楽曲構成の豊かさや美しさを引き出せる的確な奏法について考えます。
また、キーボードハーモニー (唱歌の伴奏研究)、三味線の実習も行います。
達成目標
バロック・古典派作品がもつ様式感を認識・表現できるようになる。唱
歌の伴奏に最低限必要なコード進行を弾けるようになる。
特別な評価基準
講義に出席するための準備として行う日々の練習量と成果を考慮します。
器楽 II(伴奏を含む)
(器楽 I 伴奏法を含む)
浅野清
2 年・前期・C
木・7∼8 時限
授業題目: ピアノ演奏・伴奏研究
授業内容
ロマン派の作曲家による鍵盤作品の実技・実習を通して、楽曲構成の豊
かさや美しさを引き出せる的確な奏法を探します。また、キーボードハー
モニー (唱歌の伴奏研究)、スコアリーディング、移調奏、三味線の実習も
あわせて行います。
達成目標
ロマン派の作品がもつ様式感を認識・表現できるようになる。唱歌の伴
奏を最適なコード進行で弾けるようになる。
特別な評価基準
講義に出席するための準備として行う日々の練習量と成果を考慮します。
55
コピー楽譜の使用は
認めない。
学校教育教員養成課程・中学校教育専攻・音楽選修
中学校教員養成課程・音楽科専攻
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
器楽 III(伴奏を含む)
(器楽 II 伴奏法を含む)
浅野清
2 年・後期・C
木・7∼8 時限
授業題目: ピアノ演奏・伴奏研究
授業内容
コピー楽譜の使用は
認めない
近代から現代にかけての東西の作曲家による鍵盤作品の実技・実習を通
して、楽曲構成の豊かさや美しさを引き出せる奏法について研究する。ま
た、キーボードハーモニー (唱歌の伴奏研究)、スコアリーディング、即興
伴奏、三味線実習もあわせて行います。
達成目標
近代・現代の作品がもつ様式感を認識・表現できるようになる。唱歌に
豊かなハーモニーをつけて伴奏できるようになる。
特別な評価基準
講義に出席するための準備として行う日々の練習量と成果を考慮します。
器楽 IV(合奏を含む)
(合奏)
和田美亀雄
1 年・後期・C
火・7∼8 時限
授業題目: 管打楽器演奏法
授業内容
適宜、資料を配布す
る。
音楽教科及び吹奏楽活動の指導に必要な、管打楽器個々の基本的な構造
と呼吸法・発音原理・音作りを中心に、基本的な音階を用いて合奏技術の
マニュアルを実習する。更に、日本の伝統音楽から和楽器の尺八を取り入
れ、その基本的奏法を実習する。
達成目標
基本的な音階と小品が演奏が可能になる。
特別な評価基準
実技研究の為、日々の積み重ねが重要視される。その為、毎時の授業課
題の習得度を厳密に評価する。
器楽 V(合奏を含む)
(合奏)
和田美亀雄
2 年・前期・C
水・5∼6 時限
授業題目: 管打楽器演奏法
授業内容
適宜、資料を配布す
る。
器楽 IV(合奏を含む) に続き、音楽教科及び吹奏楽活動の指導に必要な
管打楽器における呼吸法、発音法、チューニングやハーモニーの調整法、
小アンサンブル実技を経て合奏実習する。又、日本の伝統音楽から和楽器
の尺八を取り入れ、その基本的奏法を実習する。
達成目標
♯&♭ 3 つまでの長音階、短音階と小品の演奏が可能になる。
特別な評価基準
実技研究の為、日々の積み重ねが重要視される。その為、毎時の授業課
題の習得度を厳密に評価する
器楽 VI(合奏を含む)
(器楽 II 伴奏法を含む)
和田美亀雄
2 年・後期・C
金・7∼8 時限
授業題目: 管弦打楽器演奏法
授業内容
器楽 V(合奏を含む) に続き、音楽教科及び吹奏楽活動の指導に必要な管
打楽器における呼吸法、合奏基礎法について学習しながら実習する。又、
弦楽器の基礎的な演奏法を実習する。
達成目標
正しいレガート奏法による小品演奏が可能になる。又、弦楽器において
は、簡単な小品演奏が可能になる。
特別な評価基準
実技研究の為、日々の積み重ねが重要視される。その為、毎時の授業課
題の習得度を厳密に評価する。
56
適宜、資料を配布す
る。芸術表現演習合奏
II・IV・VI と合同授業。
学校教育教員養成課程・中学校教育専攻・音楽選修
中学校教員養成課程・音楽科専攻
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
器楽演習 I
(器楽実技・ピアノ)
浅野清・和田美亀雄
3 年・前期・C
月・3∼4 時限
授業題目: 楽器演奏研究
授業内容
「器楽 I∼VI」で習得した基礎技能の充実と演奏理論に基づき、芸術的
な音楽表現を試みる。任意の器楽作品に関する文献の調査、作品分析を行
いながら、作曲者の目指した音楽と演奏者の音楽性の関わりも検証する。
達成目標
ピアノ演奏研究の履
修希望者は器楽 I∼III
を 2 単位、管打楽器演
奏研究の履修希望者は
同 IV∼VI を 2 単位以
上取得済みのこと。器
楽演習 III と合同授業。
・完成度のあるピアノ演奏を行う。(浅野担当分)・
・発音及び創造的作音
原理の諸問題が把握できるようになる。(和田担当分)
特別な評価基準
実践的な研究の為、継続的な練習が不可欠である。その為、毎時の授業
課題の習得度を厳密に評価する。
器楽演習 II
(器楽実技・管打楽器)
浅野清・和田美亀雄
3 年・後期・C
月・3∼4 時限
授業題目: 楽器演奏研究
授業内容
「器楽 I∼VI」で習得した基礎技能の充実と演奏理論に基づき、芸術的
な音楽表現を試みる。任意の器楽作品に関する文献の調査、作品分析を行
いながら、作曲者の目指した音楽と演奏者の音楽性の関わりも検証する。
達成目標
ピアノ演奏研究の履
修希望者は器楽 I∼III
を 2 単位、管打楽器演
奏研究の履修希望者は
同 IV∼VI を 2 単位以
上取得済みのこと。器
楽演習 IV と合同授業。
・完成度のあるピアノ演奏を行う。(浅野担当分)・
・発音及び創造的作音
原理の諸問題が把握できるようになる。(和田担当分)
特別な評価基準
実践的な研究の為、継続的な練習が不可欠である。その為、毎時の授業
課題の習得度を厳密に評価する。
器楽演習 III
(器楽実技・弦楽器)
浅野清・和田美亀雄
4 年・前期・C
月・3∼4 時限
授業題目: 楽器演奏研究
授業内容
「器楽 I∼VI」で習得した基礎技能の充実と演奏理論に基づき、芸術的
な音楽表現を試みる。任意の器楽作品に関する文献の調査、作品分析を行
いながら、作曲者の目指した音楽と演奏者の音楽性の関わりも検証する。
達成目標
ピアノ演奏研究の履
修希望者は器楽 I∼III
を 2 単位、管打楽器演
奏研究の履修希望者は
同 IV∼VI を 2 単位以
上取得済みのこと。器
楽演習 I と合同授業。
・完成度のあるピアノ演奏を行う。(浅野担当分)・
・発音及び創造的作音
原理の諸問題が把握できるようになる。(和田担当分)
特別な評価基準
実践的な理論研究の為、継続的な練習が不可欠である。その為、毎時の
授業課題の習得度を厳密に評価する。
器楽演習 IV
(器楽実技・打楽器)
浅野清・和田美亀雄
4 年・後期・C
月・3∼4 時限
授業題目: 楽器演奏研究
授業内容
「器楽 I∼VI」で習得した基礎技能の充実と演奏理論に基づき、芸術的
な音楽表現を試みる。任意の器楽作品に関する文献の調査、作品分析を行
いながら、作曲者の目指した音楽と演奏者の音楽性の関わりも検証する。
達成目標
・完成度のあるピアノ演奏を行う。(浅野担当分)・
・発音及び創造的作音
原理の諸問題が把握できるようになる。(和田担当分)
特別な評価基準
実践的な理論研究の為、継続的な練習が不可欠である。その為、毎時の
授業課題の習得度を厳密に評価する。
57
ピアノ演奏研究の履
修希望者は器楽 I∼III
を 2 単位、管打楽器演
奏研究の履修希望者は
同 IV∼VI を 2 単位以
上取得ず済みのこと。
器楽演習 II と合同授
業。
学校教育教員養成課程・中学校教育専攻・音楽選修
中学校教員養成課程・音楽科専攻
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
指揮法
(指揮法)
授業題目: 指揮法基礎
授業内容
和田美亀雄
吹奏楽曲や管弦楽曲を示しながら、実践的な指揮法を実習する。
3 年・前期・C
火・5∼6 時限
達成目標
指揮法教本を使用す
る。大学院・指揮法特
論・集中講義と合同授
業。
基本的な指揮の技術と表現法を身につけ、適切な演奏の指示が与えられ
るようになる。
特別な評価基準
楽器や声での音楽表現ではない為、特に身体リズム感が重要視される。
作曲 I(編曲法を含む)
(作曲編曲法を含む)
島一夫
2 年・後期・C
木・5∼6 時限
授業題目: 作曲
授業内容
楽曲分析を行い、小規模なピアノ伴奏付きの歌曲と鍵盤楽器の変奏曲を
習作して演奏します。それは今までに学んできた様々な事柄に工夫を加え
て一つの形に統合することです。
芸術表現演習作曲
II、IV と合同授業。楽
曲分析に使用する楽譜
を、その都度指示しま
す。
達成目標
楽曲としての構成、形式、和声の適切な配置、正しく読みやすい記譜、
及び演奏のし易さといった基本的な事柄を身につけます。
特別な評価基準
個性的であったり名曲であることは必要有りません。格調のある音楽表
現の形と正確な楽譜を評価します。
作曲 II(編曲法を含む)
授業題目: 作曲
島一夫
授業内容
3 年・前期・C
火・5∼6 時限
楽曲の規模も拡大発展し、調性をより高度に活用したソナタ形式を分析
研究して習作を試みます。ここでは編曲に応用できる多くのアイデアと楽
曲による音楽表現の可能性を学ぶ事が可能です。
達成目標
旋律、和声等の断片から無数の音楽表現を引き出す真の創造力を身につ
けます。
特別な評価基準
完成までたどり着けない場合でも創作過程の創意工夫を評価する場合が
あります。
作曲演習 I・II・III
未定
3∼4 年・後期・C
授業題目: 作曲
授業内容
作曲 II で扱ったものから、更に楽曲の構成または編成、あるいはその両
方を拡大した作品について学び習作を試みます。また調性以外のシステム
による音の扱いについて具体的に学習します。
達成目標
調性音楽、また 12 音等の調性以外の音楽についても構成や構造の意味
と様式感覚を身につけます。
特別な評価基準
作品を完成させることよりも、様々な様式の音楽についてその意味 (存
在価値) を自分の言葉で説明できなければなりなせん。
58
作曲 II を習得済みで
希望者がいれば開講し
ます。作曲演習は、前
期開港になります。
学校教育教員養成課程・中学校教育専攻・音楽選修
中学校教員養成課程・音楽科専攻
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
音楽理論 I
(音楽理論 I)
島一夫
1 年・後期・C
金・9∼10 時限
授業題目: 和声
多分言葉の意味が理
解できない人が居ると
授業内容
思います、音楽通論か
調性と調のシステムを学びます。それは機能的和声とよばれています、 音楽事典が必要でしょ
理解するためには移動ド (階名) での読譜力が不可欠です、また固定ド (音 う (楽典では役に立ち
名) をそれと区別する必要からドイツ音名も使用します。そして常に音程 ません)。他に必要なも
が手がかりとなります。シンプルですが超弩級の発展性を秘めているとて のは一回目の授業で指
も愉快なシステムです。準備が出来たら受講に来て下さい。
示します。
達成目標
全終止、半終止を中心に転調を含まず、固有和音、準固有和音及び副属
和音による和音構成音のみの和声進行を習得します。これが基本のシステ
ムです。
特別な評価基準
達成目標を完全に理解できた場合のみ合格となります。わずかでも曖昧
な場合は不合格です。
音楽理論 II
(音楽理論 II)
島一夫
2 年・前期・C
木・5∼6 時限
授業題目: 和声
授業内容
機能的和声を発展拡張する方法が二つあります。基本システムをそのま
ま流用して周辺の調を組み込む (転調による調の拡大)。和音構成音に揺ら
ぎを導入して音響とリズムを拡張する (一般的な意味でのメロディーとは
このレベルです、飛躍的に表現力が向上します)。難しそうですが基本が出
来ていればとても簡単です。
達成目標
基本を使いこなす応用力を身につけます。
特別な評価基準
常に創造的で挑戦的、そして基本に忠実であること。いずれが欠けても
評価できません。
音楽理論 III
(音楽理論 III)
未定
2 年・後期・C
授業題目: 和声と対位法
受講希望者の有無で
開講。
授業内容
非和声音 (和音外音) を学び、九の和音∼十三の和音について考え、対位
法の基礎を学習します。可能なら鍵盤和声も実習します。音楽理論 II を習
得済みの受講希望者があれば開講します。
達成目標
機能的和声を確実に理解し、2 声対位法を身につけます。
特別な評価基準
和声と対位法の違いを自身の言葉で明快に説明できなければなりません。
音楽理論 IV
未定
3 年・前期・C
授業内容
音楽理論 III の続きです、できれば対位法は 3 声を目指しましょう。和
声 (少し広い意味での) のスタイル (様式) についても考えます。音楽理論
III を習得済みの受講希望者があれば開講します。
達成目標
調性音楽に於ける表記表現の様式を身につけます。
特別な評価基準
ここまでくれば、西洋クラシック (に限らず?) 音楽 (の仕組) について説
得力を持って語ることが出来るはずです。それができれば合格。
59
受講希望者の有無で
開講。
学校教育教員養成課程・中学校教育専攻・音楽選修
中学校教員養成課程・音楽科専攻
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
音楽史 I(日本の伝統音楽及
授業題目: 音楽史のテーマ別研究
び民族音楽を含む)
授業内容
(音楽史日本の伝統音楽及び民
族音楽含)
西洋音楽の変遷を社会や思想との関連からたどり、各時代の様式やジャ
ンル、作曲家、作品について考察する。また、日本の伝統音楽及び諸民族
の音楽にもふれる。
今井民子
2 年・前期・C
月・7∼8 時限
音楽史 II
(音楽史日本の伝統音楽及び民
族音楽含)
今井民子
達成目標
中学校の音楽教育に必要な基本的知識を修得する。
授業題目: 音楽史のテーマ別研究
西洋音楽史の特定の時代や地域、ジャンルの音楽を個別に取り上げその
特性を考察する。
達成目標
日本音楽実習 I∼IV
授業題目: 邦楽の実技
1∼4 年・前期・C
集中
授業内容
3 年・後期・C
金・9∼10 時限
岸辺百代 (非常勤講師)
特定のテーマにもとづく音楽を学び、西洋音楽史への理解を深める。
授業内容
山田流箏曲の実技を通して、古典邦楽の実際と理論を学ぶ。
集中講義 7 月下旬∼
8 月初旬実習で用いる
爪、譜本は各自求める
こと。
達成目標
中学校音楽の日本の伝統音楽教育に必要な邦楽器の演奏法と理論を修得
する。
音楽学演習 I∼IV
未定
3∼4 年・前・後期・C
授業題目: 音楽学研究
受講希望者の有無で
開講。
授業内容
各自の研究テーマに基ずき、音楽学の様々な分野に関する文献購読を
行う。
達成目標
研究レポート作成の具体的方法と手順を修得する。
音楽教育演習 I
吉田孝・今田匡彦
4 年・前期・C
水・7∼8 時限
授業題目: 音楽教育研究 (カルチュラル・スタディ-ズ)
授業内容
音楽教育に関する諸問題を、哲学、文化人類学、社会学、サウンドスケー
プ研究、ポストコロニアル研究、ジェンダー・セクシャリティ研究などと
関連付け考察する。
達成目標
音楽のウチとソトを分析し、音楽そのものを開示する能力を身に付ける。
特別な評価基準
到達目標に基づき、プレゼンテーション、タームペーパーにより評価する。
音楽教育演習 II
吉田孝・今田匡彦
4 年・後期・C
水・7∼8 時限
授業題目: 音楽教育研究 (カルチュラル・スタディ-ズ)
授業内容
音楽教育に関する諸問題を、哲学、文化人類学、社会学、サウンドスケー
プ研究、ポストコロニアル研究、ジェンダー・セクシャリティ研究などと
関連付け考察する。
達成目標
音楽のウチとソトを分析し、音楽そのものを開示する能力を身に付ける。
特別な評価基準
到達目標に基づき、プレゼンテーション、タームペーパーにより評価する。
60
学校教育教員養成課程・中学校教育専攻・美術選修
中学校教員養成課程・美術科専攻
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
素描
(素描 I)
佐藤光輝
1 年・後期・B
金・9∼10 時限
授業題目: 素描基礎
授業内容
身近なモチーフを観察し描写することを通して、造形全般に必要とされ
る素描の基礎的技術を習得する。
達成目標
じっくりと観察し、対象物と対話する姿勢と、形を創っていく技術を身
につける。
特別な評価基準
制作過程と制作結果の作品を評価する。出席も重視する。
素描
(素描 I)
佐藤光輝
2 年・前期・B
金・1∼2 時限
授業題目: 素描実習
授業内容
鉛筆による石膏デッサンを通して、形態の正確な把握、立体の構造、量
感、質感にせまる表現を学習する。
達成目標
単に表面的な描写技術を得るだけでなく、形態の構造をより簡明にとら
えるような表現力を身につける。
特別な評価基準
制作過程と制作結果の作品を評価する。出席も重視する。
絵画基礎
(絵画 I)
岩井康頼
1 年・後期・C
水・7∼8 時限
授業題目: 絵画表現の基礎
授業内容
絵画表現の基礎として必要な基本的描写力と画材の使用法について研究
する。室内及び静物をモチーフとして具体的表現を試みる。
達成目標
画材の正しい使用法と可能性について理解するとともに、ものの見方や
考え方について具体的表現ができるようになる。
特別な評価基準
基本的描写が身についたかを見る。各自の使用した様々な画材 (油彩、テ
ンペラ、水彩など) の特徴を活かした表現ができたかをみる。
絵画 I
(絵画 II)
岩井康頼
2 年・B
後期・金・5∼6 時限
授業題目: 平面による基礎的表現と素材研究
授業内容
絵画表現の基礎となる描写 (静物) に加えて、画面の構成 (コンポジショ
ン) について研究する。人物をモチーフに絵画表現の可能性を深め、さま
ざまな素材研究をする。
達成目標
絵画制作の基本になるコンポジションを研究し、平面による可能性と、
立体との差異を理解できるようになる。絵画表現における描写、構図、及
び適切な画材の選択ができるようになる。
特別な評価基準
平面としての絵画表現 (特にコンポジション) と画材の選択が適切かどう
かを見る。作品制作にあたって、コンポジションについて積極的に取り組
み、制作のプロセスを大事にしたかを見る。
61
芸術表現演習洋画
I(前期分) 芸術表現演
習洋画 II(後期分) と合
同授業
学校教育教員養成課程・中学校教育専攻・美術選修
中学校教員養成課程・美術科専攻
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
絵画 II
(絵画 III)
岩井康頼
3 年・前・後期・B
木・5∼6 時限
授業題目: 平面による表現研究と素材研究
授業内容
¡油彩画とテンペラ画¿、¡アクリル画とミクストメディア¿など、画材や
基礎的技法の応用により自己表現の可能性を研究する。
芸術表現演習洋画
III(前期分) 芸術表現
演習洋画 IV(後期分)
と合同授業
達成目標
さまざまな画材と技法についての知識と理解の体験を通して、自己表現
できるようになる。絵を通して自分自身の興味とセンスを活かし、自己の
「テーマとは何か」を探ることができるようになる。
特別な評価基準
絵画制作を通して自己のテーマが十分魅力的に発揮できたかを見る絵画
表現、素材研究におけるプロセスの大切さを認識できたかを見る。それら
が作品に十分活かされたかを見る。
版画
(版画)
岩井康頼
2 年・前期・C
火・7∼8 時限
授業題目: 版画表現の基礎
授業内容
版画における創作、彫り,刷りなどのプロセスの大事さを知り,手仕事
の意味を把握する。凹版の原理と特性を知る。テスト板を作り腐食版画の
時間の経過による変化,効果を様々な技法で確かめる。
芸術表現演習版画
III(前期分) と合同授
業
達成目標
腐食銅版画,木版画など種々の版形式を知ることにより,それ意外の版
の可能性など,考察が出来るようになる。
特別な評価基準
版画において,作業時の準備、あとかたずけなど基本的習慣を身にけ,
作品制作出来たかをみる。
版画
(版画)
岩井康頼
2 年・後期・C
木・7∼8 時限
授業題目: 版画表現の基礎
授業内容
芸術表現演習版画
IV(後期分) と合同授業
版画 1 でのテスト板をもとに習作及び作品を制作する。版画の基礎識と
その応用と実践により理解を深め,創るプロセスの大事さに創作の醍醐味
を体験する。
達成目標
制作途中のプロセスに生じるアクシデント (出合い) なども自分の作品
に取込み積極的に自分の世界と格闘しながら,創る喜びをあじわうように
なる。
特別な評価基準
版画において,作業時の準備,あとかたずけなどの基本的習慣を身につ
け制作出来たかをみる。
彫刻基礎
(彫刻 I)
岡田敬司
1 年・後期・C
金・7∼8 時限
授業題目: 彫刻表現の基礎
授業内容
点材、線材、面材、塊材などを用いて、立体空間表現の魅力や愉しさの
基礎を学ぶ。人体彫刻の基礎として模刻練習を課すこともある。
達成目標
彫刻素材と人間に係わる立体且つ心理的空間を詩的に構成表現する基礎
を理解し、小品制作ができるようになる。小品でも、潤いと余韻 (魅力) が
ある作品完成を目指す。
特別な評価基準
作品制作過程とその成果物、出席率を統合して評価する。
62
学校教育教員養成課程・中学校教育専攻・美術選修
中学校教員養成課程・美術科専攻
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
彫刻 I
(彫刻 II)
岡田敬司
2 年・前期・後期・B
火・9∼10 時限
授業題目: 彫刻表現の基本
授業内容
粘土、石膏、その他の材料を用いて、立体空間表現の面白さの基本を具
体的に学ぶ。人体彫刻表現基礎としてテラコッタ (首) 像制作を課すことも
ある。
前期は芸術表現演習
彫刻 I と、後期は芸術
表現演習彫刻 II と合同
授業
達成目標
立体的空間を詩的に構成する基本を理解し、表現できるようになる (首
像等を含む)。潤いと余韻 (魅力) がある作品完成を目指す。
特別な評価基準
作品制作過程とその成果物、出席率を統合して評価する。
彫刻 II
(彫刻 III)
岡田敬司
3 年・前期・後期・B
火・7∼8、3∼4 時限
授業題目: 彫刻表現の応用・展開
授業内容
様々な彫刻素材と自己との係わり方や詩的芸術的空間表現の探求、彫刻
に係わる立体表現の実験・応用・展開を試行する。後期は木彫 (首) 像制作
を課すこともある。
前期は芸術表現演習
彫刻 III と、後期は芸
術表現演習彫刻 IV と
合同授業
達成目標
自己の内的イメージ (心象) を立体的且つ具体的に表現できるようにな
る。潤いと余韻 (魅力) がある詩的作品の完成を目指す。
特別な評価基準
彫刻作品制作の過程とその成果物、出席率を統合して評価する。
彫刻 II
(彫刻 III)
岡田敬司
3 年・B
後期・火・3∼4 時限
授業題目: 彫刻表現の応用・展開
授業内容
様々な彫刻素材と自己との係わり方や詩的芸術的空間表現の探求、彫刻
に係わる立体表現の実験・応用・展開を試行する。後期は木彫 (首) 像制作
を課すこともある。
前期は芸術表現演習
彫刻 III と、後期は芸
術表現演習彫刻 IV と
合同授業
達成目標
自己の内的イメージ (心象) を立体的且つ具体的に表現できるようにな
る。潤いと余韻 (魅力) がある詩的作品の完成を目指す。
特別な評価基準
彫刻作品制作の過程とその成果物、出席率を統合して評価する。
デザイン基礎
(デザイン I)
比良木高幸・佐藤光輝
1 年・後期・C
月・9∼10 時限
授業題目: デザインの基礎
授業内容
前半は色面構成の作品制作を通して、構成と色彩の基礎を学習する。(佐
藤)・後半は立体デザインの基礎を学ぶ。目的と用途を考えて造形表現す
る。紙、木、プラスチックなど身近な素材を加工して、定めたテーマ (主
題) を表す立体物を計画的に制作する。(比良木)
達成目標
前半では基礎造形力、構成手法と色彩理論の理解。後半では主題発想力、
立体造形力、素材と加工の基礎技術力。
特別な評価基準
制作過程と制作結果の作品を評価する。出席も重視する。
63
前半は佐藤、後半は
比良木が担当する。作
品 (写真・コピー) や
制作意図や経過などを
ポートフォリオ (各自
の作品集) に収録する
こと。
学校教育教員養成課程・中学校教育専攻・美術選修
中学校教員養成課程・美術科専攻
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
デザイン I
(デザイン II)
比良木高幸・佐藤光輝
2 年・前・後期・B
木・5∼6 時限
授業題目: デザインの実際
授業内容
前期は木版印刷による「蔵書票」と「観察画」を制作し、木版画の制作
プロセスや凸版印刷技術の仕組みについて学習する。(佐藤)・後期は「生
活用品」のデザインを学ぶ。プロダクトデザインの基本を演習する。題材、
目的を考え、造形、機能、組み立て、素材と加工、発表法を習得する。制
作を通じてパソコンと実材料の基礎を知る。(比良木)
前期は佐藤、後期は比良木
が担当する。デザインの理解
とその多彩な魅力や技法を体
験的に知ること。作品 (写真・
コピー) や制作意図や経過な
どをポートフォリオ (各自の
作品集) に収録すること。
達成目標
前期では印刷メディアへの理解。木版画の制作プロセスと印刷技法の実
技習得。後期では生活用品のデザイン発想と模型制作の技法の習得。デザ
インプロセスとコンピュータと実材処理の基礎技法。
特別な評価基準
制作過程と制作結果の作品を評価する。出席も重視する。
デザイン II
(デザイン III)
比良木高幸
3 年・通・B
火・9∼10 時限
授業題目: プロダクト (立体) デザイン
授業内容
立体デザインの習得。社会や生活における役割を考え、「テーマ」を決
めて企画、形態発想と描画法、具体化プロセス、図面化、コンピュータ表
現、道具や工具の使い方、発表の方法等を学ぶ。
達成目標
3 学年からはビジュアル
デザイン (佐藤) か、プロダ
クトデザイン (比良木) を選
択して授業を選ぶこと。作品
(写真・コピー) や制作意図
や経過などをポートフォリオ
(各自の作品集) に収録する
こと。
計画の立案、独創的なテーマ発想、審美性と機能性ある造形、具体化各
種技法の習得、伝達説得力。
特別な評価基準
制作過程と制作結果の作品を評価する。出席も重視する。
デザイン II
(デザイン III)
佐藤光輝
3 年・通・B
後期・火・7∼8 時限
授業題目: ビジュアル (視覚) デザイン
授業内容
孔版 (スクリーンプリント) による写真印刷の作品制作を通して、印刷表
現の方法と発想を学習する。
達成目標
孔版印刷 (スクリーンプリント) の表現と発想、写真イメージの効果的な
演出と構成の方法を身につける。
3 学年からはビジュアル
デザイン (佐藤) か、プロダ
クトデザイン (比良木) を選
択して授業を選ぶこと。作品
(写真・コピー) や制作意図
や経過などをポートフォリオ
(各自の作品集) に収録する
こと。
特別な評価基準
制作過程と制作結果の作品を評価する。出席も重視する。
工芸
(工芸 I)
岡田敬司
2 年・前期・後期・B
木・9∼10 時限
授業題目: 陶芸の基礎
授業内容
土練り、玉づくり、抱え起こし、紐づくり、タタラ製法、電動ロクロ成
形、型起こしなどの実技を学ぶ。
粘土代は、原則的に
自己負担となる。授業
の中で指示する。
達成目標
陶芸の基礎を理解し、楽しんで自己の作品を創れるようになったり、焼
き物に対する鑑賞力を高められるようになる。潤いと余韻 (魅力) がある作
品完成を目指す。
特別な評価基準
制作の過程、完成作品、出席率を統合して評価する。
平成 15 年度は、開
講せず。
工芸史
64
学校教育教員養成課程・中学校教育専攻・美術選修
中学校教員養成課程・美術科専攻
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
美術概論
授業内容
芳野明
美術を対象とした研究を行い、それについて語る者として身に付けてお
かねばならない「芸術」
「美術」
「様式」
「表現」などの概念について、その
成立から現在に至るまでの歴史をたどりつつ詳細に考察します。また、美
術史研究の代表的な方法論を紹介し、作品を対象とした科学的考察法を学
びます。
(美術概論)
2 年・前期・C
火・5∼6 時限
達成目標
・美術が単なる個人の内面世界の表現といったものではないことを知る
こと。
・
・美術をめぐるさまざまな思考を知ること。
美術史 I
(美術史 I)
芳野明
2 年・後期・C
火・5∼6 時限
授業題目: アトリビューション入門
授業内容
東西の主要美術作品について、その特徴を抜きだし、それをもとにして
作品が制作された時代、地域を割り出し、最終的に作家を決定していく作
業を行います。単なる講義でなく、作品を前にしてその内容を言語化する
方法を実践的に学びます。
共通教育「美術の世界」、
21 世紀教育「美術の世界」
の美術史分野を履修してお
く と よ い で しょう。詳 細 は
http://siva.cc.hirosakiu.ac.jp/bijutsu/ah new/
を参照してください。
達成目標
作品を前にして主観的な印象を語るのではなく、より客観的・論理的に
美術作品を研究対象として扱うことができるようになることを目指します。
特別な評価基準
期末試験は口述試問の形式をとります。
美術史 II
(美術史 II)
芳野明
4 年・前期・B
木・5∼6 時限
授業内容
受講生が各自の関心に沿って西洋美術、日本美術 (伝統美術を含む)、ア
ジアの美術に関連する研究論文をもとに論題を設定し、発表をします。そ
の後、参加者全員で討論を行い、論文の内容、その妥当性等について吟味
します。
達成目標
発表担当者は以下のものを
準備してください。
・レジュメ
(発表内容を要約したもの)・
視覚資料 (スライドあるいは
デジタル画像) 発表前に以上
の配布・設置を完了し授業時
間開始時には発表をスタート
できるようにしてください。
・テーマにそった研究史を充分に理解し、それらを有機的に再構成でき
ること。
・レジュメ、プレゼン資料の作成と効果的な使用ができるようにな
ること。
・
・論理的に自己の意見を述べられるようになること。
特別な評価基準
参加者が一人欠けても成立しないものと考えてください。遅刻は欠席と
判断させていただきます。準備不足で発表開始時間が遅れるのも同様です。
発表時に休んだ場合は不合格となります。
美術教育学研究 I
(美術教育学研究 I)
冨田晃
2 年・前・後期・B
水・5∼6 時限
授業題目: 美術教育学入門
授業内容
人間の創造性発揚の場としての美術教育のあり方を理論と実践の両面か
ら研究する。
達成目標
美術と教育の基礎となる思考力と技能を身につける。
美術教育学研究 II
(美術教育学研究 II)
蝦名敦子
3 年・前期・C
火・5∼6 時限
授業題目: 美術教育のさらなる展望を求めて
授業内容
美術教育学研究 I の内容をふまえ、美術教育学についての見識をさらに
深め、展望を広げる。
達成目標
美術教育に対する問題意識について、広い視野から捉えなおし、さらに、
アプローチの方法を探ることができるようになる。
65
学校教育教員養成課程・中学校教育専攻・美術選修
中学校教員養成課程・美術科専攻
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
美術教育学研究 III
(美術教育学研究 III)
蝦名敦子
4 年・前期・B
水・1∼2 時限
授業題目: 美術教育学の研究
授業内容
美術科教育を卒業の研究分野とする学生のための授業である。それぞれ
の教官の指導のもとに、自分のテーマを決め、卒業論文や卒業制作の完成
を目指す。
達成目標
自らのテーマに基づいて、その方法論について具体化し、論文または制
作へと結実させていくことができるようになる。
美術教育学研究 III
(美術教育学研究 III)
冨田晃
4 年・前期・B
水・1∼2 時限
授業題目: 授業題目:美術教育学の研究
授業内容
「美術とは何か」「教育とは何か」を問い、人間の創造性発揚の場とし
ての美術教育のあり方をさぐる。研究形態は、論文、デザイン、マルチメ
ディア、模擬授業、イベント企画など、その如何を規定しないが、現代社
会に対する問題意識にもとづいた質の高い表現であること。
達成目標
美術科教育の卒業研究としてその成果を結実させる。
66
学校教育教員養成課程・中学校教育専攻・保健体育選修
中学校教員養成課程・保健体育科専攻
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
基本実技 I
佐藤光毅・大島義晴
1 年・前期・C
月・5∼6 時限
授業題目: 体操の基本・陸上競技の基礎
授業内容
基本姿勢と基本的運動内容の解説と実践。(体操) 走・跳・投の基本動作
の習熟を図りながら、合理的な動きづくり・とその指導法について学ぶ。
達成目標
基本的運動の仕組みを理解し実践することができるようになる。(体操)・
陸上競技に関する基本的な知識と技術を習得する。(陸上分)
特別な評価基準
運動能力の評価については、混成競技採点表に基づいて行う。
基本実技 II
清水紀人・麓信義・佐藤光毅
1 年・前期・C
金・5∼6 時限
授業題目: 器械運動 (器械運動の基礎)・サッカー (サッカーの基礎)
授業内容
中学校で取り扱われている器械運動・サッカーの基本を初歩的な動作か
ら順に指導します。それによって、癖のないフォームの理解をうながすと
ともに、練習方法についても学習します。
小専体育 (実技)、基
本運動実技 II と合同授
業。種目ごとに試験を
行い、2 種目を総合し
て評価するため、分割
履修は認めない。
達成目標
与えられた運動課題が理解でき、さらに実施できること。
特別な評価基準
平常評価:20 %・達成評価:80 % (実技試験)
基本実技 III
小山秀哉 (非常勤講師)・千田
勝弘 (非常勤講師)
1 年・前期・C
月・7∼8 時限
授業題目: テニスの基礎・バレーボールの基礎
授業内容
基本運動実技 III と
合同授業。
テニスの基礎としてもっとも大切な技術を知るとともに、その技術を効
果的に身につけるためにはどの溶暗方法があるか実践を通して学ぶ。(テニ
ス分)・バレーボールの基本となる技術について学習する。(バレー分)
達成目標
テニスの基礎技術がある程度安定してできるようになるとともにそれを
指導するにはどのような方法が効果的か覚える。(テニス分)・バレーボー
ルの基本技術の習得。(バレー分)
基本実技 IV
本間正行・佐野信子
1 年・後期・C
火・7∼8 時限
授業題目: バスケットボールの基本・ダンスの基本
授業内容
バスケットボールの基本となる技術について学習する。(バスケットボー
ル分)・ダンス (「創作ダンス」「フォークダンス」「現代的なリズムのダン
ス」) の基本となる技術と指導する上で必要となる基礎的な知識。(ダン
ス分)
小専体育 (実技)、基
本運動実技 IV と合同
授業。
達成目標
バスケットボールの基本技術の習得。(バスケットボール分)・それぞれ
のダンスの特徴を理解しながら、基本技術と指導上の基礎的知識を習得す
る。(ダンス分)
基本実技 V
高橋俊哉・工藤清行
1 年・前期・C
集中
授業題目: 柔道の基礎・剣道の基礎
授業内容
柔道の基本的技能を学習する。また、武道としての文化的背景について
も理解を深める。(柔道分)・剣道の基本的技能を学習する。また、武道と
しての文化的背景についても理解を深める。(剣道分)
達成目標
柔道・剣道の基本的技能を獲得し、安全な指導法を身につける。
67
2 人の総合評価によ
って単位を認定する。
種目ごとに試験を行
い、2 種目を総合して
評価するため、分割履
修は認めない。
学校教育教員養成課程・中学校教育専攻・保健体育選修
中学校教員養成課程・保健体育科専攻
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
基本実技 VI
授業内容
戸塚学
水泳・スキーに関する基本的な知識と技術を学び、自己の技能を高める
と共に、水泳・スキーの授業を実施する上での重要な安全管理や企画運営
についても学習する。
基本運動実技 VI と
合 同 授 業 。水 泳 と ス
キーの集中により単位
付与。
学年・期・曜日・時限
1 年・通・C
集中
達成目標
水泳・スキーに関する基本的な知識と技術を習得すると共に、安全な指
導法を身につける。
特別な評価基準
集中授業水泳 (7 月下旬∼8 月上旬) スキー (2 月中旬)・種目ごとに試験
を行い、2 種目を総合して評価するため、分割履修は認めない。
野外活動 I
高橋俊哉
1 年・前期・C
集中
授業題目: 野外活動
授業内容
野外活動の基礎的概念と技能を身につける。キャンプ、登山、野外ゲー
ム等を実施する。
基本運動実技 VII と
合同授業。集中授業 (9
月)。
達成目標
野外における主体的活動能力とマナーと安全に関する知識の獲得
体操
(体操 I、体操 II)
佐藤光毅
1∼2 年・後期・C
月・7∼8 時限
授業題目: 体操
応用運動実技 (体操)
と合同授業。
授業内容
テーマは体づくりと動きづくり、展開は基本姿勢と運動の組み合わせに
よる。すなわち、曲げる、伸ばす、ねじる (転)、まわす、倒す、振る、挙
げるなどである。
達成目標
合理的、効果的な体操が組み立てられる。合理的、効果的な実施能力お
よび指導能力
特別な評価基準
理解度、実技力、指導力など総合的に評価する。
陸上競技
(陸上競技)
大島義晴
2∼3 年・前期・C
月・5∼6 時限
授業題目: 走・跳・投
授業内容
走・跳・投全般に渡る陸上運動を通して、陸上競技の運動特性を理解し、
競技規則を含めた陸上競技の指導体系や各種トレーニング法について学ぶ。
特に、小・中学校の段階で扱われる運動教材は、それらの種目特性と指導
法についても十分に理解を深める。
達成目標
陸上競技の運動目標は、「より速く」・「より高く」・「より遠くへ」であ
る。この動きづくりの原点となる知識を理解し、それを実際の指導の場面
で生かせるようになることを目標とする。
器械運動
(器械運動 I、器械運動 II)
清水紀人
2∼3 年・前期・C
木・9∼10 時限
授業題目: 器械運動と幇助
授業内容
中学校における器械運動種目のうちマット・跳び箱・鉄棒の 3 種目を中
心とし、器械運動を行う際に必要な基礎的体力、基礎的運動感覚などを体
得し、基本的な技ができるようになるとともに、技についての指導方法及
び幇助方法の基礎を理解します。
達成目標
与えられた運動課題が実施できること。さらにお互いの運動を観察する
ことにより、指導方法や幇助方法の基礎を身につけること。
特別な評価基準
平常評価:20 %・達成評価:80 % (実技試験)
68
基本実技 II の単位を
修得した者に限る。
学校教育教員養成課程・中学校教育専攻・保健体育選修
中学校教員養成課程・保健体育科専攻
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
サッカー
(サッカー I、サッカー II)
麓信義
2∼3 年・前期・C
木・5∼6 時限
授業題目: サッカーの基礎技術の熟練とチーム戦術
『増補版:スポーツ心
理学からみたサッカー
授業内容
の理論』(麓信義著,三
基本運動実技 II で習得した技術を繰り返し練習でマスターするととも
一書房) を教科書とす
に、その技術を用いたチーム戦術を練習し、試合に応用できるようになる。
る。
・応用運動実技 (サ
達成目標
ッカー) と合同授業。
習得した技術が必要な場面で自動的に使えるようになるとともに戦術に
ついての知識を持って試合を行えるようになる。
特別な評価基準
試験時に説明する最低ラインに達しない者は、できるまで何回でもチャ
ンスを与える。
テニス
(テニス I,テニス II)
小山秀哉 (非常勤講師)
2∼3 年・前期・C
月・7∼8 時限
授業題目: テニス
平成 16 年度は、開
講せず。
授業内容
基本運動実技 III で学習した内容 (実技) をさらに洗練する。そのうえで
それを用いて生徒を指導するにはどうすればよいか実践を通して学ぶ。
達成目標
テニスの基礎技術を十分にマスターする。また、指導方法について理解
するとともに、指導内容の模範が示せるようになる。
平成 15 年度は、開
講せず。
バレーボール
バスケットボール
(バスケットボール I、バスケッ
トボール II)
本間正行
2∼3 年・後期・C
木・5∼6 時限
授業題目: バスケットボール
授業内容
基本実技 IV で習得した基本技術及び基本的な攻撃法、防御法について
より理解を深めるとともに、その指導法、ゲームの運営法 (ルールを含む)
について学習する。
応用運動実技 (バス
ケットボール) と合同
授業。
達成目標
バスケットボールの基本的な攻撃法、防御法を理解してそれらをゲーム
の中で生かすことができる。またゲームの運営をすることができる。
ダンス
(ダンス III,ダンス IV)
佐野信子
2∼3 年・後期・C
水・3∼4 時限
授業題目: ダンス
応用運動実技 (ダン
ス) と合同授業。
授業内容
基本実技 IV で習得した技術をもとにいろいろなダンスを踊ってみること
から、表現したり、交流したりする自己の身体の可能性を追求し、技術の
上達にも努める。具体的には、中学校体育のダンス領域の内容である「創
作ダンス」「フォークダンス」「現代的なリズムのダンス」の実技実習を行
い、指導法についても学習する。
達成目標
それぞれのダンスの特徴を理解し、基礎的・応用的な技術を用いながら、
イメージ通りに、また、リズミカルに踊れるようになる。そこから、実際
に指導する上での要点をつかむ。
平成 15 年度は、開
講せず。
柔道
剣道
(剣道)
工藤清行
2∼3 年・前期・C
水・5∼6 時限
授業題目: 剣道
平成 16 年度は、開
講せず。
授業内容
基本実技 V で学んだ内容に加え、中学保健体育科剣道の指導に必要な基
本動作に習熟させ、安全な指導法について解説する。
達成目標
中学保健体育科剣道の指導に必要な基本動作と安全な指導法の獲得。
69
学校教育教員養成課程・中学校教育専攻・保健体育選修
中学校教員養成課程・保健体育科専攻
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
水泳
(水泳 I、水泳 II)
戸塚学他
2∼3 年・前期・C
集中
授業題目: 水泳実技
集中授業プール実習
(7 月下旬∼8 月上旬)
授業内容
臨海実習 (8 月上旬)・
3 日間のプール実習において 4 泳法の基本的技術の習熟と水上安全の基
礎知識を学習する。その後、4 日間の臨海実習を体験し、海での泳法を習得 小学専門体育 (実技)・
すると共に、臨海学校や海浜実習の企画運営と安全管理について学習する。 応用運動実技 (水泳) と
合同授業。
達成目標
プール実習では、クロール、平泳ぎ、背泳ぎ、バタフライの 4 泳法を身
につけ、臨海実習では、遠泳 (約 1km∼2.5km) を完泳する。
特別な評価基準
プール実習の 4 泳法による個人メドレーのタイムと、海実習での遠泳の
結果とを合わせて評価する。
スキー
(スキー I、スキー II)
戸塚学他
2∼3 年・後期・C
集中
授業題目: スキー実技
集 中 授 業 (2 月 中
旬)。応用運動実技 (ス
授業内容
スキーに関して、知識・技術を学び自己の技能を高めることはもとより、 キー) と合同授業。
班編成、斜面の設定、隊形、安全管理、指導計画、運営組織についても学
習し、実際にスキー授業を指導する上でも大いに役立つ内容を展開する。
達成目標
日本スキー教程にある基本技術、基礎技術、応用技術、発展技術を理解
し、基本技術と基礎技術については具現化できるようにする。
野外活動 II
高橋俊哉
2∼3 年・後期・C
集中
授業題目: 野外活動
授業内容
野外活動 I で学んだ内容を基礎に、北国青森の地理的特性をいかした冬
季のプログラムに挑戦する。
集中 (3 月)。応用運
動実技 (野外活動) と合
同授業。
達成目標
冬季野外活動における基礎的技能の獲得。
平成 15 年度は、開
講せず。
ソフトボール
体育原理
(体育原理)
本間正行
2 年・前期・C
水・1∼2 時限
授業題目: 「体育」、「スポーツ」とは何か
授業内容
「体育」、「スポーツ」とは何かについて、世界史的変遷、社会的背景と
の関わりを学習する。また、それらを通して将来の体育やスポーツの目的、
内容、方法、在り方などについて考察する。
達成目標
「体育」、
「スポーツ」とは何か、どうあればよいかなどについて理解し、
自分の言葉、文章で表現することができる。
体育経営管理学
(体育経営管理)
清水紀人
3 年・前期・C
火・5∼6 時限
授業題目: 体育・スポーツ経営管理学
スポーツ経営学と合
同。テキストは体育経
授業内容
営管理学講義 (大修館)
体育・スポーツ活動の成立のために必要な運動施設の整備・運営 (A.S.)、
を使用します。
クラブの育成 (C.S.)、運動プログラムの提供 (P.S.) などについて理解し、
これらを学校・地域・職場の 3 つの側面から比較検討し、経営管理のため
の基礎を理解します。
達成目標
学校・地域・職場における個々の A.S.・C.S.・P.S. の目的とその意義が
理解できる。
特別な評価基準
平常評価:30 %・達成評価:70 % (筆記試験 40 %、レポートによる評価
30 %)
70
学校教育教員養成課程・中学校教育専攻・保健体育選修
中学校教員養成課程・保健体育科専攻
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
体育測定評価
(体育測定評価)
麓信義
2 年・前期・C
火・9∼10 時限
授業題目: 体育・スポーツ経営管理学
授業内容
テキスト・体育経営
管理学講義 (大修館)
体育・スポーツ活動の成立のために必要な運動施設の整備・運営 (A.S.)、
クラブの育成 (C.S.)、運動プログラムの提供 (P.S.) などについて理解し、
これらを学校・地域・職場の 3 つの側面から比較検討し、経営管理のため
の基礎を理解します。
達成目標
学校・地域・職場における個々の A.S.・C.S.・P.S. の目的とその意義が
理解できる。
特別な評価基準
平常評価:30 %・達成評価:筆記試験 40 %、レポートによる評価 30 %
体育心理学
(体育心理学)
麓信義
2 年・後期・C
月・5∼6 時限
授業題目: 運動・スポーツの心理学的研究
授業内容
あらゆる行動は、筋肉の収縮による運動によって成立していることを前
提にして人間の行動を再観察してみることからはじめて、人間の行動、特
に、スポーツのような運動行動の場面での行動をどう理解すべきかについ
て、総合的な視点を獲得する。
達成目標
運動技術の獲得、獲得した技術をいつ使うかの状況判断の良否、そして
練習や試合でのやる気の変化について考える時の理論的背景を理解する。
特別な評価基準
いくつかのミニレポートと試験で評価する。
平成 15 年度は、開
講せず。
体育社会学
(体育社会学)
体育史
(体育史)
本間正行
3 年・後期・C
火・3∼4 時限
『新しいスポーツ心理
学入門』(麓信義著、春秋
は)『運動行動の心理学』
(麓信義他著、高文堂出版
社) を教科書とする。
『子
どものからだとことば』
(竹内敏晴著、晶文社)『子
どものからだ』(宮下充正
著、東大出版会)『アヴェ
ロンの野生児』(イタール
著、福村出版) を冬休み
に読むこと。
・スポーツ心
理学と合同授業。
授業題目: 日本の幕末から現代にかけての体育、スポーツの歴史
授業内容
スポーツ史と合同授
業。
我が国における欧米近代スポーツの導入と展開、在来武術のスポーツ化、
学校体育の変遷を中心に、諸資料にあたりながら概観する。
達成目標
日本の幕末から現代にかけての体育、スポーツの出来事について理解し、
なぜそのようなことが生じたのか考察することができる
舞踊特論
(舞踊理論)
佐野信子
3 年・前期・C
火・9∼10 時限
授業題目: 舞踊と教育
授業内容
世界各地でみられるさまざまな舞踊が生まれた背景や変容について検討
しながら、人間と舞踊との関係性を探る。さらに、舞踊の持つ教育的側面
に注目し、現代社会における学校教育や社会教育の中で舞踊が果たすべき
役割について考察する。
達成目標
舞踊に包含される価値や意義について十分に理解し、教育的側面からも
舞踊を捉えることができる。
71
「舞踊学講義」(舞踊
教育研究・会編大修館
書店)
学校教育教員養成課程・中学校教育専攻・保健体育選修
中学校教員養成課程・保健体育科専攻
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
スポーツ運動学
(運動学運動方法学を含む)
大島義晴
2 年・後期・C
月・1∼2 時限
授業題目: 身体運動のメカニズム
授業内容
ヒトの運動を対象に、そこに内在する生理学的及び力学的諸法則につい
て学ぶとともに、運動を観察・分析するための手法や方法論について理解
を深める。講義では具体的な運動事例を取り上げ、身体運動を定量化する
実際的な方法についても触れたい。
小学専門体育 (運動
学)、運動機構特論と合
同授業。
達成目標
身体運動を科学的な視点から観察する能力を身につける。また、合理的
な運動のメカニズムについても深い理解を得る。
特別な評価基準
授業では、グループ発表を課題としてあげているので、その発表内容も
評価に含める。
解剖学 I
養護教諭養成課程の
同名科目をもって替え
る。
解剖学 II
養護教諭養成課程の
同名科目をもって替え
る。
保健体育基礎実験
(保健体育学実験 I)
佐藤光毅・大島義晴・戸塚学・
麓信義
1 年・後期・C
金・9∼10 時限
授業題目: 「運動する人間」を対象にした基礎的実験
授業内容
スポーツ科学基礎実
験と合同授業。
運動はスポーツに限らないが「人間が動く」ことを実験対象にした運動
生理学、バイオメカニクス、運動心理学の各分野の基礎的実験を通して、
体育学の分野の広がりを実感させる。
達成目標
運動生理学、バイオメカニクス、運動心理学に関する科学的な研究方法
や分析の手法を身につけ、実験レポートの作成ができるようになる。
特別な評価基準
個々の実験の内容に関するレポートの提出により評価する。
運動心理学実験
麓信義・本間正行
3 年・後期・C
木・9∼10 時限
授業題目: 卒業論文に結びつく具体的テーマの心理学実験
授業内容
卒業論文でやりたい分野の実験を本格的にいくつか行い、運動を扱う心
理学実験の奥深さを学ぶ。
達成目標
理論と結びついた心理学実験が、理論の発展とどのように関係するかを
理解しながら、創造的な発想ができるようになる。
バイオメカニクス実験
大島義晴
2 年・後期・C
金・5∼6 時限
授業題目: 身体運動の分析
授業内容
卒業研究を視野に入れた、バイオメカニクスの応用的な実験を行う。(画
像解析、歪信号処理、コンピュータ・プログラミング)
達成目標
画像解析や歪信号の処理方法について理解すると共に、VisualBasic を
使った、実験データ解析のための基礎的プログラミングの知識を習得する。
保健体育学特別演習
授業内容
保健体育教官
中学校課程専攻生のために設けられた授業。卒論研究の準備段階の性格
を持ち、卒業指導教官ごとにテーマが与えられる。
2 年・前期・C
水・7∼8 時限
達成目標
与えられたテーマを深く研究する方法を学ぶ。
72
学校教育教員養成課程・中学校教育専攻・保健体育選修
中学校教員養成課程・保健体育科専攻
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
生理学・運動生理学
(運動生理学)
佐藤光毅・戸塚学
2 年・後期・C
水・1∼2 時限
授業題目: 人間の生理機能と環境適応能
授業内容
人間が生来保持している生理機能について理解し、さらに、運動が生理
機能に及ぼす影響や運動を含む環境変化に対する人間の適応能について形
態と機能の両面から学習する。
スポーツ生理学と合
同授業。¡テキスト¿入
門運動生理学 (杏林書
院) 勝田茂編著、和田
正和、松永智著
達成目標
生理学・運動生理学に関する基礎的な知識を学習し、体育・スポーツを
通じた身体運動に対する健康科学的な洞察力を身につける。
トレーニング特論
大島義晴・戸塚学
3 年・後期・C
木・9∼10 時限
授業題目: トレーニング科学
授業内容
身体トレーニングに関する概念及びその科学的基礎から各種トレニング
方法について、特にバイオメカニクスと運動生理学的視点から概説する。
達成目標
トレーニングに関する理論的背景を理解し、それを実践・指導ができる
ようになること。
病理学
運動生理学実験
佐藤光毅・戸塚学
3 年・前期・C
木・9∼10 時限
養護教諭養成課程の
同名科目をもってかえ
る。(前期開講) 規則上
は後期開講だが前期開
講。
授業題目: 身体組成・体力測定法
授業内容
保健体育基礎実験で習得した実験知識と技術を洗練させ、運動が身体の
機能や構造に及ぼす影響に関する分析方法について学習する。
達成目標
身体組成・体力の専門的な測定方法を習得し、卒業論文作成のための研
究技術を確実なものとする。
衛生学・公衆衛生学 I
養護教諭養成課程の
同名科目をもって替え
る。
衛生学・公衆衛生学 II
養護教諭養成課程の
同名科目をもって替え
る。
学校保健
(学校保健小児保健・精神保健
を含む)
伊藤武樹
1 年・前期・C
木・7∼8 時限
授業題目: 学校における保健活動
授業内容
子どもの抱える様々な健康問題を学校教育の中での保健活動の機能と関
連づけて解説するとともに、学校現場での健康・安全教育の具体的問題点
も説明する。
達成目標
学校における保健活動の実態と保健教育の理念・理論を結合して考える
ことができるようになる。
平成 15 年度は、開
講せず。
スポーツ障害・救急処置
73
学校教育教員養成課程・中学校教育専攻・技術選修
中学校教員養成課程・技術科専攻
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
木材加工技術基礎
(木材加工概論)
古澤富志雄
1 年・後期・C
月・5∼6 時限
授業題目: 暮らしの中の木材加工
授業内容
住宅や家具など身の周りの木製品の原材料となる木材とその加工法に関
する基礎知識を習得するとともに、木材の観察、測定、加工に使用する工
具の操作などの演習も体験し木材加工技術に関する理解を深める。主要項
目は森林・樹木・木材、樹木の生長と木材の形成、木材の識別、木材の性
質、手工具の操作等である。
地域生活技術 I と合
同授業。履修者数によ
り内容を変更すること
がある。
達成目標
樹木の生長と木材の性質を知り、木材の識別と簡単な加工ができるよう
になる。また、木材製品を長期利用することが地球温暖化防止と密接に関
連していることを理解できるようになる。
木材加工技術
(木材加工演習)
古澤富志雄
2 年・前期・C
金・1∼2 時限
授業題目: 木材加工概論
授業内容
各種の木材製品は原材料に様々な加工操作を加えることにより完成する。
この授業では「木材加工技術」で修得した知識をベースに、木材加工技術
に関連する事項をやや詳細に解説する。主要な内容は製材、乾燥、切削、
接合など各種の加工技術、木材および木質材料の材質性質、用途、製造方
法なのである。
達成目標
木材資源の現状、木材材質に応じて加工操作の必要性、各種木製品に要
求される性能、再利用の方法などの理解を基本にして、それらを合理的な
木材利用の実践に活用できるようになる。
木材加工実習 I
(木材加工実習 I)
古澤富志雄
2 年・後期・C
火・7∼8 時限
授業題目: 木材の加工方法
授業内容
手工具と木工機械による木材の加工、釘・木ねじ・接着剤などを使用し
た木材の接合、塗装仕上げなどを修得しながら自分で設計した木製品を製
作する。また、工具や機械類の安全な操作法と調整技術を体得し、保守点
検作業に習熟することもこの実習の目的である。
地域生活技術実習 I
と合同授業。履修者数
により内容を変更する
ことがある。
達成目標
製作品に応じて必要となる性能を考え、それに適した材料を選択し、設
計図を作成できるようになる。加工の手順を計画し、使用する工具を選択
して正しい操作ができるようになる。
木材加工実習 II
(木材加工実習 II)
古澤富志雄
3 年・前期・C
火・9∼10 時限
授業題目: 木材の材質測定
授業内容
小径の生材丸太から試験材を採取し、これを材料として木材の物理的性
質 (含水率、比重、収縮率、収縮異方性) や機械的性質 (ヤング率、強度、強
度異方性) の測定を行い、木材特有の性質を実験を通して理解する。また、
この知識を木材製品の設計および製作に際して応用する方法を習得する。
達成目標
木材の含有率と収縮・膨張の関係を理解する。また、木材の比重、強度
や異方性を実験で確かめ、その知識を製品の設計や製作に応用できるよう
になる。
製図
(製図 I)
古澤富志雄
1 年・後期・C
月・9∼10 時限
授業題目: 製図
授業内容
製図は工業における国際語と言われるほど国際的に標準化されている
(ISO 規格)。このような製図の意義と重要性を理解するとともに、演習に
よって製図規格を無理なく習得できるようにする。また、読図と作図能力
のみならず、創造性に富んだ製品の設計とその製作図の作成能力を養う。
達成目標
製図器具を使用して第 3 角法による作図ができるようになる。等角図及
びキャビネット図が描けるようになる。2 学年後期の「木材加工実習 I」で
製作する作成できるよになる。
74
学校教育教員養成課程・中学校教育専攻・技術選修
中学校教員養成課程・技術科専攻
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
金属加工技術基礎
(機械材料)
志村元
1 年・後期・C
月・7∼8 時限
授業題目: 金属の特性と測定法
授業内容
地域生活技術 II と合
同授業
金属材料の基礎的な理解をするため、結晶構造、塑性変形、熱処理、合
金、機械的性質等について講述すると共に、工作測定法、手工具の使用法
について習得し、板金材料を用いて製作物を加工する。
達成目標
金属についての基礎的な理解をすると共に測定法、手工具の使用法を体
得し、簡単な工作物を加工することが出来るようになる。
金属加工技術
(金属加工概論)
志村元
2 年・前期・C
火・7∼8 時限
授業題目: 金属加工概論
授業内容
機械構造物を作り出す加工技術は多種多様にわたっている。この授業で
は鋳造、切削加工、研削加工、塑性加工、溶接等についての基礎的な事項
について学習すると共に、新しい加工技術についてもに述べたい。
達成目標
鋳造、切削加工、研削加工、塑性加工、溶接等の基礎的な内容について
理解すると共に、どのような加工法が機械構造物の各部品に応用されてい
るかを知ることが出来る。
金属加工実習 I
(金属加工実習 I)
志村元
2 年・後期・C
木・7∼8 時限
授業題目: 金属加工
地域生活技術実習 II
と合同授業
授業内容
日常使用されている金属製品の加工技術について、主として鋼板を使用
して、塑性加工、切削加工により製作物を加工すると共に、手工具、工作
機械の使用法について実習を通して体得する。
達成目標
薄板金に塑性加工、切削加工により製作物を加工することが出来ると共
に、手工具、工作機械を自由に使いこなすことが出来る。
金属加工実習 II
(金属加工実習 II)
志村元
3 年・前期・C
木・7∼8 時限
授業題目: 金属加工
授業内容
構造物の製作過程の理解を作業を通して習得するため、厚板、棒材、形
材等の鉄鋼材料について適した加工方法で加工し、溶接や機械的接合法で
構造物を製作すると共に材料の強度についても実験する。
達成目標
厚板、棒材、形材の鉄鋼材料を旋盤、形削り盤、ボール盤で目的とする
形状寸法に加工することが出来ると共に、溶接やリベット締めの加工が出
来る。
機械技術基礎
(原動機)
福地博 (非常勤講師)・高橋照
夫 (非常勤講師)
2 年・前期・C
木・3∼4 時限
授業題目: 機械工学の基礎
授業内容
地域生活技術 III と
合同授業
機械の三大力学である材料力学、熱力学、および流体力学の基礎を学習
するとともに、それぞれの分野の学理の基本的な測定を実習体験すること
によって、実生活にどのように役だっているかを会得する。
達成目標
材料力学、熱力学、および流体力学の基礎を理解するとともに、基本的
な物理測定法を習得することができる。
機械技術
(機械要素)
志村元
2 年・後期・C
水・5∼6 時限
授業題目: 機械要素
授業内容
機械が様々な要素によって構成されているかを学びそれらの機械要素と
機能について講述すると共に、各種の機械部品や機構についても学習する。
達成目標
結合用、運動伝達用、運動制御用等の機械要素について理解すると共に、
機構学の基礎を理解する。
75
学校教育教員養成課程・中学校教育専攻・技術選修
中学校教員養成課程・技術科専攻
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
機械実習 I
(機械工作実習 I)
志村元
3 年・前期・C
木・5∼6 時限
授業題目: 機械工作
地域生活技術実習
III と合同授業
授業内容
機械工作に必要な種々の加工技術について実習をとおして習得する。手
工具、工作機械の基本的な使用法や加工精度について体得すると共に、安
全教育についても留意する。
達成目標
機械工作に必要な加工技術について理解すると共に、それらの使用法、
加工精度について理解を深める。さらに、安全教育の重要性についても理
解する。
機械実習 II
(機械工作実習 II)
志村元
3 年・後期・C
火・5∼6 時限
授業題目: 機械工作
授業内容
旋盤、形削り盤、ボール盤等の工作機械を使用して、丸削り、平面加工、
穴あけ、ネジ切り等の加工法について、動く模型の製作を通して習得する。
達成目標
旋盤による丸削り、形削り盤による平面加工、ボール盤による穴あけ、
タップとダイスによるねじ切りの加工が出来ると共に、これらの加工法を
応用して、種々の部品を製作し、組み立てて機械が作り上げられているこ
とを理解する。
電気技術基礎
(電気理論)
佐藤雄二
2 年・前期・C
木・7∼8 時限
授業題目: 電磁気と電気回路
授業内容
電気についての基礎知識、電流 (直流・交流)、抵抗、電圧、計測、回路
素子、等価回路、線形回路網、電気応用の基本的な事項について講義と実
習を通して学ぶ。
地域生活技術 IV と
合同授業。電気電子工
学概論、酒井善雄、丸
善・基礎シリーズ「電
気・電子概論」、伊理
正夫、実教出版
達成目標
電気について基本的な現象と物理量を理解し、電気の有用性と広い応用
分野について自分なりのイメージを持てるようになる。
電気技術
(電気機器)
佐藤雄二
2 年・後期・C
水・3∼4 時限
授業題目: 電気・電子工学
使用テキスト・参考
文献等「電気電子工学
授業内容
概論、酒井善雄、丸善・
電気によるエネルギーと情報 (信号) の伝送・蓄積・処理について学び、 基礎シリーズ「電気・電
電流と電磁気現象からエネルギー変換、電気電子材料、電気・電子素子の 子概論」、伊理正夫、実
特性、電子回路による信号処理について学ぶ。
教出版
達成目標
エネルギー変換、電子回路による信号処理の原理を知り、電気機器の機
能、原理、構造への理解を深める。
電気実習 I
(電気工学実習)
佐藤雄二
3 年・前期・C
月・9∼10 時限
授業題目: 電気・電子概論実習
テキストは配布。
授業内容
電気電子工学における基本的な物理量の測定法を学び、基礎的な電磁気
現象、電気電子素子の特性、回路製作について実験的に学び、製作技術を
習得し、自ら設定した課題に取り組む。
達成目標
電気の基本的な現象や物理量の測定法、回路の作成法を習得し、自ら進
んでもの作りに電気を利用したり応用する楽しさを知るようになること。
電気実習 II
佐藤雄二
3 年・後期・C
木・7∼8 時限
授業題目: 電気・電子工学実験・実習
授業内容
電気電子素子の特性、電子回路、電気機器、制御回路について、演習・
実験を通して理解を深め、自らの創意工夫と調査・検討を通して設計・製
作し、その過程を発表して総合的に理解を深める。
達成目標
電気を利用したものづくりの過程を体験し、自分なりのものづくり観を
もつことができるようになること。
76
プリント配布、講義
中に参考書を指示しま
す。
学校教育教員養成課程・中学校教育専攻・技術選修
中学校教員養成課程・技術科専攻
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
栽培技術基礎
(栽培学 I)
肥田野豊
2 年・前期・C
月・7∼8 時限
授業題目: 農業の意義と作物栽培の基礎
授業内容
農業を人間生活を支える技術のひとつと位置づけ、その発生と果たして
きた役割、及び今後進むべき方向について、地球環境や生態系との関連を
踏まえて述べる。次いで、農業の一部門としての作物栽培の基本構造と、
それにかかわる栽培植物、栽培環境、栽培技術及びそれらの相互関係につ
いて概略を述べる。
地域生活専攻開講科
目の地域自然環境概論・
を履修していることが
望ましい。
達成目標
作物栽培を含めて農業は現実的、実利的な営みであるが、その基盤は地
球環境や生態系にある。この授業では、そのような視点に立って作物栽培
を実践するために必要な基礎的な知識の涵養を目標とする。
栽培技術
(栽培学 II)
肥田野豊
2 年・後期・C
月・7∼8 時限
授業題目: 栽培植物、栽培環境と栽培技術
授業内容
栽培技術基礎の内容を踏まえて、作物栽培の主体である栽培植物の生活
環や繁殖様式、構造や機能の特徴や多様性、及び植物の生育や物質生産を
左右する栽培環境について、個々の栽培技術と関連づけて説明する。また、
農業の視点からバイオテクノロジーをとらえて、その果たすべき役割につ
いて述べる。
達成目標
作物栽培は総合的な営みであるが、分析的な裏付けがあって初めて合理
的な実践が可能となる。この授業では、栽培植物や栽培環境について認識
を深め、個々の栽培技術の役割やあり方の理解を図る。
栽培実習 I
(栽培学実習 I)
肥田野豊
3 年・前期・C
木・9∼10 時限
授業題目: 基礎的な栽培実習-播種から収穫まで授業内容
植物は本来、その置かれた自然環境の下で自律的に生育し子孫を残すの
であるが、人間が収穫等の目的をもって行なう作物栽培においては、収穫
物の量や質などが問題となるので、栽培技術として様々な人為的働き掛け
がなされる。この授業では多種の栽培植物について、播種から収穫に至る
一連の栽培作業を実践する。
地域生活技術実習 V
と合同授業。栽培技術
基礎を履修しているこ
と。栽培技術も履修し
ていることが望まし
い。・なお、授業の一
部は夏季休業期間中に
実施する。
達成目標
栽培技術基礎及び栽培技術の講義で習得した知識を当てはめながら作物
栽培を行ない、実践的な栽培技術の習得を図る。
栽培実習 II
(栽培学実習 II)
肥田野豊
3 年・後期・C
金・9∼10 時限
授業題目: 応用的な栽培実習及び栽培植物に関する実験
授業の一部は、栽培
実習・に引き続き夏季
及び秋季休業期間中に
作物栽培の実践においては自ら栽培計画を立てることが必要であるので、 実施する。
この授業では、各自が栽培実習・の経験を踏まえて 2、3 の作物について
栽培計画を立てそれを実施する。また、栽培植物の形態や生理に関する実
験も行う。
授業内容
達成目標
実践的な作物栽培の能力を涵養するため、自ら栽培計画を立ててそれを
実践し、十分な収穫をあげることを目標とする。また、実験により、栽培
植物についての理解を深める。
情報技術基礎
(情報工学)
小山智史
2 年・前期・C
火・9∼10 時限
授業題目: プログラミング
授業内容
身近な題材を取り上げて、簡易言語を用いたプログラミングの演習を行
う。1CUI によるパソコン操作,2 プログラミングの基礎,3 プログラミン
グの応用 (対話型学習ソフト・教材分析・シミュレーション・パズルとゲー
ムなど)
達成目標
処理の流れを考えながら、簡単なプログラムを自分で作成できること。
77
生活情報技術と合同
授業
学校教育教員養成課程・中学校教育専攻・技術選修
中学校教員養成課程・技術科専攻
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
情報技術
授業内容
小山智史
情報量とエントロピー、情報源と通信路、符号化など、今日の情報化社
会を支える基礎的な理論について学ぶ。
2 年・後期・C
火・1∼2 時限
達成目標
情報の量についての基礎的な事項を理解できること。
情報技術実習 I
(情報工学実習 I)
小山智史
3 年・前期・C
月・3∼4 時限
授業題目: デジタル回路
地域生活技術実習
VIII と合同授業
授業内容
トランジスタ回路と論理素子、組み合わせ論理回路、順序論理回路など
のデジタル回路の基礎的な事項について実習を通して学ぶ。
達成目標
組み合わせ論理回路と順序論理回路の基礎的な事項を理解できること。
情報技術実習 II
(情報工学実習 II)
小山智史
3 年・後期・C
木・9∼10 時限
授業題目: コンピュータ応用技術
授業内容
コンピュータを用いた計測や制御の技術について、実習を通して学ぶ。
授業は電気技術実習 II(佐藤) と連携して行う。
達成目標
計測や制御の基礎的な事項を理解できること。
技術論
人間生活と科学技術
と合同授業
技術史
(技術史)
科学技術の歴史と合
同授業
図学
平成 15 年度は、開
講せず。
科学技術特殊講義
前期分は、家庭選修の「住
居学 III」又は生涯教育課程
地域生活専攻の「地域活性化
論 V」のいずれかをもって替
える。・後期分は、家庭選修
の「住居学 I」又は生涯教育
課程地域生活専攻の「エネル
ギー科学」のいずれかをもっ
て替える。
職業指導
教職科目の「進路指
導心理学」をもって替
える。
(技術概論)
78
学校教育教員養成課程・中学校教育専攻・家政科選修
中学校教員養成課程・家政科専攻
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
家庭経営学 I
(家庭経営学 I)
丸山千賀子
1 年・後期・C
月・7∼8 時限
授業題目: 生活の設計と経営
授業内容
生活とかかわりの深い社会問題や時事問題を題材に、生活の設計と経営
について考える。消費生活やライフプラン、家族や家庭経済学など、生活
全般からテーマを取上げる。
達成目標
家庭経営や生活設計に関する基礎的な知識を修得し、考察する姿勢を身
につける。
特別な評価基準
定期試験は行わないが、出席と随時行う小テスト・課題などで総合的に
評価する。
家庭経営学 II
(家庭経営学 II 家庭経済学を
含む)
丸山千賀子
2 年・前期・C
月・7∼8 時限
授業題目: 家庭経済学の基礎
授業内容
テキストは開講時に
指定する。
子どもの金銭教育に関するテキストを分担発表する。銀行のしくみや物
価、税金、クレジットカードなど家庭経済学の基礎について理解し、わか
りやすく説明する訓練をする。
達成目標
最近、注目されてきている「子どもの金銭教育」に関する理解を深め、
授業をする能力を養う。
特別な評価基準
分担発表を模擬授業形式で行い、各回の授業について小レポートを提出
する。
家庭経営学 III
家庭経営学基礎演習
(家庭経営学基礎演習)
丸山千賀子
2 年・通年・A
火・5∼6 時限
平成 15 年度は、開
講せず。
授業題目: 家庭経営学における調査と分析
授業内容
佐藤郁哉「フィール
ドワーク」(新曜社)
家庭経営学の研究に必要な実態調査の技法や方法の基礎を学ぶ。社会調
査の文献を購読し、家庭経営学の領域に応用する。
達成目標
社会調査の研究手法の基礎を学び、フィールドワークによって、家庭経
営学における研究領域の分析ができるようになることを目標とする。
特別な評価基準
テキストを分担して講読する。出席を重視する。
家庭経営学特別演習
丸山千賀子
4 年・前・後期・C
集中
授業題目: 家庭経営学に関するテーマ研究
授業内容
家庭経営学に関する現代的な課題についてテーマを設定し、それについ
て資料の収集、文献の講読を通して考察を進める。
達成目標
家庭経営学の領域における重要な課題を発見し、研究・分析をするため
の基礎的な訓練をする。
79
学校教育教員養成課程・中学校教育専攻・家政科選修
中学校教員養成課程・家政科専攻
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
被服学 I
(被服学 I)
羽賀敏雄
1 年・後期・C
月・5∼6 時限
授業題目: 人間だけがもつ衣生活の営み
授業内容
被服着装や被服退蔵を人間性と関わらせて論述する。あわせて衣料繊維
がなぜ衣料なのか、地域の伝統文化としての‘ こぎん’ を例にあげて考証す
る。また高齢者の生きがいに衣生活がいかなる役割を果たすか共に考える。
達成目標
学生自身が、人間性に基づく衣生活の営みについて考えをまとめること。
特別な評価基準
衣生活に関する基礎的な用語を修得し、それを用いて考えを組み立てる
ことができること。単なる知識の羅列では単位は出さない。
被服学 II
(被服学 II)
羽賀敏雄
2 年・前期・C
火・7∼8 時限
授業題目: 衣料素材の科学
授業内容
はじめに毛を例にして、私たちが着用している被服の性質と、被服素材
である繊維の性質との関わりを考える。次に伝統織物である‘ こぎん’ を
構成する二つの素材である綿と麻の性質を比較する。綿は最も消費量の多
い被服素材である。環境に優しい酵素を使った綿の改質を共に考える。さ
らに、しなやかな絹の構造と性質、及び成繊維に至るまでの絹の模倣の歴
史を概説する。
¡テキスト¿・中嶋利
誠編著、新版概説被服
材料学 (光生館)
達成目標
基礎的用語を習得し、これを用いて自分の考えをまとめることができる
こと。
特別な評価基準
単なる知識の羅列では単位は出さない。
被服学 III
(被服学 III)
羽賀敏雄
2 年・後期・C
火・7∼8 時限
授業題目: 被服を通した熱や水・染料の移動と衣生活
授業内容
身体から蒸発する水分の移動や恒温体としての身体から放散する熱移動
を、繊維、糸、布固有の構造に基づき数式を用いて考える。衣料素材に応
じた染色方法を共に考える。
‘ こぎん’ の保温性を、スティール缶を用いて
実際に測定し、寒冷地での衣生活を考える。また藍染めの実習を行い伝統
的な染色の仕組みを調べる。洗剤、カラードコットン等をを例に取り環境
と衣生活との関わりを考察する。
達成目標
体験的に学習し、自分の考えを創意的にまとめることができること。
特別な評価基準
レポートを複数回数にわたり課する。授業の中で意見や考えを積極的に
提示した学生には高い評価を与える。
被服学実験実習
(被服学実験実習被服製作実習
を含む)
宮野洋子 (非常勤講師)
3 年・前期・C
月・9∼10 時限
授業題目: 和裁の知識と製作
授業内容
和服は日本の風土に培われていた民族衣装である。我々が受け継ぎ伝え
て行きたいと思う。和服に関する広い知識と、最も基本である運針をはじ
め、縫製に関する基礎知識を習得するために単衣を製作する。
達成目標
和服に関する基礎的な知識と技術を習得する。
特別な評価基準
作品の仕上がり方と知識のテストの双方の結果に基づく。
80
学校教育教員養成課程・中学校教育専攻・家政科選修
中学校教員養成課程・家政科専攻
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
被服学実験実習
(被服学実験実習被服製作実習
を含む)
森洋子 (非常勤講師)
3 年・後期・C
水・5∼6 時限
授業題目: 被服構成の基礎理論と製作実習
授業内容
地域生活技術実習
VI と合同授業
立体構成諸要因を習得する過程で機能保持・技術の適合性について検討
する。1. 衣服の立体構成 (体型の把握、原型の設定と展開、上半身・下半
身の動作)2. 素材 (布地、裏地、芯地、糸) の物理的特性と取扱い・3. 基本
デザインの応用化、構成実習
達成目標
立体構成諸要因を習得するとともに、素材の物理的特性、それを生かし
たデザインの仕方を理解する。
特別な評価基準
作品の仕上がり方と知識のテストの双方の結果に基づく。
被服学特別演習
羽賀敏雄
4 年・前期・集中・C
授業題目: 地域と着装
授業内容
津軽地方は本州の最北端に位置する寒冷地であり、独特の風土と気風を
持つ。蓄積された研究室の分析結果を参照して地域の着装行動を素材面や
精神面から検討する。
達成目標
授業内容を踏まえて自分の考えをまとめ、表現することができる
食物学 I
(食物学 I)
加藤陽治
2 年・前期・C
月・1∼2 時限
授業題目: 食物の機能
授業内容
現代人の食生活内容と健康状態をふまえ、食品のもつ三つの機能、すな
わち、一次機能 (栄養素本来の機能)、二次機能 (味、色、香など嗜好に関
する感覚機能) および三次機能 (生体調節機能) などについて学びます。
テキスト「新しい食
物学-食生活と健康を
考える-」加藤陽治・長
沼誠子編 (南江堂)
達成目標
現代における食生活の課題を考え、食べ物のもつ働きを多面的に捉える
能力を身につける。
特別な評価基準
出席、授業時に課すレポート、および最終試験で、総合評価を行う。レ
ポートは積極的に資料を調べ、的確に要約してできるだけ独創性の高い内
容にまとめること。
食物学 II
(食物学 II 栄養学・食品学を含
む)
加藤陽治
2 年・後期・C
月・1∼2 時限
授業題目: 栄養素の機能と所要量
授業内容
健康を維持していくために必要な栄養素のもつはたらき、1 回に摂取す
べき栄養素の量、食品群の概念と食品の特性について学びます。
達成目標
健康を考えた食生活を営むために、自分にとって望ましい食べ方選択の
仕方を見つける。
特別な評価基準
出席、授業時に課すレポート、および最終試験で、総合評価を行う。レ
ポートは積極的に資料を調べ、的確に要約してできるだけ独創性の高い内
容にまとめること。
81
栄養学及び食品学と
合同授業テキスト「新
しい食物学-食生活と
健康を考える-」加藤陽
治・長沼誠子編 (南江
堂)
学校教育教員養成課程・中学校教育専攻・家政科選修
中学校教員養成課程・家政科専攻
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
食物学 III
(食物学 III)
斎藤尚子
3 年・前期・C
月・5∼6 時限
授業題目: 調理とおいしさの科学
授業内容
調理科学概論として、人間生活における調理の位置づけ、学問の対象とし
ての調理と調理科学、おいしさの科学、調理操作の理論、食品の調理特性、
食事計画の理論などを学び、これからの食べ方と調理について考えます。
達成目標
食品の食物化についての理論を理解するとともに、それを実践 (調理) に
反映させ得る能力を身につける。
特別な評価基準
出席、授業時に課すレポート、および最終試験で、総合評価を行う。
食物学実験実習
(食物学実験実習調理実習を含
む)
斎藤尚子
3 年・前期・C
火・9∼10 時限
授業題目: 調理科学基礎実験
授業内容
食物学 I を履修する
こと
調理科学に関する基礎実験および食品の調理科学実験を行い、調理現象
(食品の食物化) を科学的に捉え、その要因について考えます。また、実験
計画、官能検査、食物の物理特性の手法を習得します。
達成目標
単に、実験技術や調理技術を身につけるだけでなく、その背景にある理
論も併せて考え、応用能力を養う。
特別な評価基準
技術の習得だけでなく、応用能力が身についたか否かが評価の基準と
なる。
食物学実験実習
(食物学実験実習調理実習を含
む)
斎藤尚子
3 年・後期・C
火・9∼10 時限
授業題目: 調理実習
地域生活技術実習
VII と合同授業食物学
授業内容
I 及び食物学実験実習
食品材料の基礎的な取扱い方法や各種調理操作の要点などの調理技術を、 (調理科学基礎実験) を
調理理論に基づいて系統的に習得します。さらに調理された食物の試食も
履修すること
行い、主要な調理の特徴についての理解も深めます。
達成目標
単に、実験技術や調理技術を身につけるだけでなく、その背景にある理
論も併せて考え、応用能力を養う。
特別な評価基準
技術の習得だけでなく、応用能力が身についたか否かが評価の基準と
なる。
食物学特別演習
加藤陽治
4 年・前・後期・C
集中
授業題目: 機能性食品
授業内容
食品に含まれる三次機能性因子 (生体機能調節因子) について、特に地域
の特産品を中心に学び、あわせて健康食品、特定保健用食品などについて
学びます。また、文献調査を実施し、その内容のプレゼンテーションを行
います。
達成目標
「医食同源」および「疾病の予防は日常の食生活」を考える能力を養う。
また、プレゼンテーションを行う能力を身につける。
特別な評価基準
調査内容のプレゼンテーションが評価の重要ポイントです。
82
学校教育教員養成課程・中学校教育専攻・家政科選修
中学校教員養成課程・家政科専攻
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
住居学 I
(住居学 I)
北原啓司
1 年・後期・C
月・7∼8 時限
授業題目: 住環境の計画学
授業内容
地域生活技術 VIII
と合同授業
人間の住生活と空間との関わりをテーマとする住居学を概観するととも
に、現代の住宅及び住環境の諸問題を捉えた¡住環境の計画学¿を考察する。
講義は以下のような構成になる。(1) ライフスタイル論 (2) 住居計画論 (3)
住環境論
達成目標
住生活の基本となる住空間の機能と様相について、ライフスタイルとの
関連において理解でき、また自ら計画していくことができる能力を身につ
ける。
住居学 II
(住居学 II 製図を含む)
北原啓司
2 年・前期・C
木・5∼6 時限
授業題目: 住まいの計画学
授業内容
¡テキスト¿・図解住
まいの設計 (彰国社)
演習によって基本的な製図法を習得するとともに、製図能力および表現
手法の向上を目指した作品研究を行う。最終的には、体得した製図表現手
法の集大成として、小住宅の設計を実施する。製図のルールを学んだ後に、
住宅コピー、そして建築家による指導を含めた小住宅の設計を実施するこ
とになる。
達成目標
製図の基本をマスターするとともに、単なる製図ではなく、計画から設
計に至るプロセスを一通り経験してもらうことになる。
特別な評価基準
各演習課題をすべて提出することが基本であるが、最終課題の住宅設計
の講評会に出席することが条件となり、その作品の評価が、全体的な採点
の基準となる。
住居学 III
(食物学 IV)
北原啓司
3 年・前期・C
木・7∼8 時限
授業題目: まちづくりの科学
授業内容
地域活性化論 III と
合同授業
地域生活と空間との関わりをテーマとする本科目では、現代の住環境お
よび住宅政策上の諸問題を捉えた上で、住生活から地域を活性化するため
の様々な計画手法を学ぶこととなる。講義は住環境教育、参加型まちづく
り、NPO 論、集住の計画学、地域計画論で構成される。また住宅の見学
も含む予定である。
達成目標
まちづくりに関わる様々な要素を、客観的に把握することによって、主
体的にまちづくりに関わることのできる素養と実践能力を、身につける。
特別な評価基準
知識の習得を見る定期試験はなく、学んだことをもとに、まちづくりに
関わる生涯教育の企画立案を実施し、それを評価することとなる。
住居学実験実習
(住居学実験実習)
北原啓司
3 年・通年・A
木・9∼10 時限
授業題目: 空間を表現する技術
授業内容
建築家の設計による優れた住宅作品を各自で選択し、それを徹底的に研
究するとともに、その成果を、コンピュータ・グラフィックを用いて、作
品に仕上げる。また、1/50 のスケールで住宅模型を制作する。
達成目標
空間を表現するための技術を学んだ上で、それを様々に組み合わせなが
ら、自由にプレゼンテーションを行う能力を身につける。
特別な評価基準
課題の提出が評価のための最低条件となる。
83
学校教育教員養成課程・中学校教育専攻・家政科選修
中学校教員養成課程・家政科専攻
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
住居学特別演習
北原啓司
3 年・後期・C
集中
授業題目: 建築計画学演習
授業内容
二級建築士受験資格取得のために、建築計画に関わる知識を獲得するた
めに実施するものであり、医療・福祉施設の計画等、建築環境工学の基礎
知識を得た後に、問題演習を行う。
達成目標
建築計画の基本をマスターするとともに、単なる知識の習得ではなく、
演習問題の対応能力を高めることになる。
住居学特別演習
北原啓司
4 年・前期・C
集中
授業題目: 建築構造および施工
授業内容
二級建築士受験資格取得のために、建築構造や建築施工に関わる諸事項
を網羅していくことになる。問題集を用いながら、新しい工法等について
も理解を深めていくことになる。
達成目標
専門的な内容になることから、一般の講義では聴くことのできない建築
構造に関わる内容について、体系的に学びながら、構造技術と施工法につ
いて理解する能力を身につけることが、目標となる。
住居学特別演習
北原啓司
4 年・後期・C
集中
授業題目: まちづくりと法律
授業内容
二級建築士受験資格取得のために、建築基準法や都市計画法に関わる諸
事項を網羅していくことになるが、特に建築の形態制限や日照等の集団規
定について理解を深めていくことになる。
達成目標
専門的な内容になることから、一般の講義では聴くことのできない建築
法規に関わる内容について、体系的に学びながら、法規の必要性と可能性
を理解する能力を身につけることが、目標となる。
保育学 I
(保育学 I 家庭看護を含む)
砂上史子
2 年・前期・C
金・1∼2 時限
授業題目: 乳幼児期の発達と保育の基礎
授業内容
乳幼児期の子どもの発達、家族関係、家庭および集団保育施設における
保育のあり方、家庭看護等の保育に関する基本的事柄を概観し、保育現場
での実習も含め、子どもの発達と保育について総合的、体験的に学ぶ。
達成目標
乳幼児期の子どもの発達と保育に関する基本的知識を理解し、それらの
知識を関連づけて総合的に考察することができる。
特別な評価基準
幼稚園観察・家庭看護の実習・講義には必ず参加する。成績評価は、出
席、最終試験以外の小レポート等も考慮して総合的に行う。
保育学 II
(保育学 II)
砂上史子
3 年・後期・C
水・1∼2 時限
授業題目: 乳幼児期の遊びの発達的意義と保育
授業内容
乳幼児期の遊びとその特徴を、発達と関連づけて学ぶ。環境を通しての
保育、遊びを中心とする保育の特質について学ぶ。保育現場で実際の幼児
の遊びに触れ、その意義とそれを支える保育者の役割について学ぶ。
達成目標
乳幼児期の遊びの特徴を発達的に理解し、発達におけるその意義と保育
の役割を総合的に考察することができる。
特別な評価基準
保育現場での実習には必ず参加する。成績評価は、出席、最終試験以外
の小レポート等も考慮して総合的に行う。
84
学校教育教員養成課程・中学校教育専攻・家政科選修
中学校教員養成課程・家政科専攻
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
保育学特別演習
砂上史子
4 年・前・後期・C
集中
授業題目: 保育の理解と探究
授業内容
3 年生後期・4 年生
前期・後期集中で開講。
家庭および集団保育施設について社会文化的状況も視野に入れて、多面
的に学ぶ。
達成目標
保育における人間関係の発達的展開について理解し、総合的に考察する
ことができる。
家庭電気・機械
(家庭電気・機械)
北原啓司
2 年・前期・C
水・5∼6 時限
授業題目: 家庭生活と電気機器
授業内容
テキスト:新家庭機
械・電気 (医歯薬出版)
衣・食・住の各生活に関わる様々な家庭機器の基本的な構造および安全
対策等について学ぶ。暖房、照明、調理、洗濯、AV 等の様々な電気器具
に関して知識を得るだけでなく、米国で家庭機器が普及した背景等につい
ても学ぶことになる。
達成目標
電気機器に関する基本的な知識を習得することにより、家庭生活の様々
な場面でそれを活かすことのできる能力を身につける。
情報処理
(情報処理)
北原啓司
2 年・後期・C
水・3∼4 時限
授業題目: Basic プログラミング
授業内容
ベーシック・プログラミングの基本的な知識を習得した上で、単純な集
計やグラフの作成などのプログラムを作成し、実習により、コンピュータ
言語の可能性と限界を学ぶ。
達成目標
プログラムを解読し、それを応用する形で自らプログラムを作成するこ
とのできるような能力を身につける。
特別な評価基準
毎回の講義時に与えるプリント中の例題と最終講義時に提示する課題の
提出状況により総合的に評価をする。
家庭科特別演習
家政教育全教官
2 年・前期・C
集中
授業題目: 家庭科特別演習
授業内容
家庭科に関わる様々な事象について見学調査等を行う。概ね 5 回の演習
と 1 回の見学調査を予定している。詳細はガイダンス時に説明する。
達成目標
家庭科に関わる様々な事象について理解し、積極的に調査を行うことが
できるようになる。
特別な評価基準
出席状況、レポート等により総合的に評価する。
85
学校教育教員養成課程・中学校教育専攻・英語選修
中学校教員養成課程・英語科専攻
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
英文法 I
(英文法)
奥野忠徳
2 年・前期・C
月・5∼6 時限
授業題目: 生成文法入門
授業内容
科学的な言語理論である生成文法 (generativegrammar) の基礎概念を講
義する。
¡テキスト¿奥野忠徳
『変形文法による英語
の分析』(開拓社)
達成目標
phrase-marker や c-command 等のような構造的基礎概念を正確に把握
すること。
英文法 II
(英文法)
奥野忠徳
2 年・後期・C
月・5∼6 時限
授業題目: 生成文法
授業内容
基礎理論の応用として、広く英語のさまざまな言語現象や構文を科学的
に解明する。
¡テキスト¿奥野忠徳
『変形文法による英語
の分析』(開拓社)
達成目標
英語の構文に対する理解を深める。
英語学演習 I
(英語学演習)
奥野忠徳
2 年・後期・C
月・1∼2 時限
授業題目: 英語学各論
英語学演習 II と合同
授業
授業内容
英語のさまざまな構文について、その統語構造と意味構造を具体的に研
究する。
達成目標
英語の語彙や文型に対する理解を深める。
英語学演習 II
(英語学演習)
奥野忠徳
3 年・後期・C
月・1∼2 時限
授業題目: 英語学各論
英語学演習 I と合同
授業
授業内容
英語のさまざまな構文について、その統語構造と意味構造を具体的に研
究する。
達成目標
英語の語彙や文型に対する理解を深める。
英語学講読 I
(英語学講読)
奥野忠徳
2 年・前期・C
月・1∼2 時限
授業題目: 英語学の展開
英語学講読 II と合同
授業
授業内容
英語のさまざまな分野の統語現象、意味現象に関する文献を精読し、問
題点の指摘およびその解決法について考える。
達成目標
英語を正確に読めるようにする。
英語学講読 II
(英語学講読)
奥野忠徳
3 年・前期・C
月・1∼2 時限
授業題目: 英語学の展開
英語学講読 I と合同
授業
授業内容
英語のさまざまな分野の統語現象、意味現象に関する文献を精読し、問
題点の指摘およびその解決法について考える。
達成目標
英語を正確に読めるようにする。
86
学校教育教員養成課程・中学校教育専攻・英語選修
中学校教員養成課程・英語科専攻
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
英語学特殊講義 I・II
(英語学特殊講義)
奥野忠徳
II:4 年・前・後期・B
水・3∼4 時限
授業題目: 意味論 (論理意味論、認知意味論)
授業内容
前期は、言語の機能的意味を考察する。機能的意味のうちの一つが極性
(polarity) である。極性に関してもっともよく知られている現象が、いわ
ゆる some-any 交替現象である。極性については、さまざまな枠組みで研
究がおこなわれている。前期の講義では、極性現象に対して、厳密な論理
的含意計算によって否定極性表現の生起が予測できることを論証する。
・後
期は、語彙的意味を考察する。われわれ人間は、日々、判断し、推論し、
行動しているが、これらの活動は、メタファーやメトニミーなどによって
(無意識的に) 支配されていることが最近の認知言語学的研究によって明ら
かになってきている。まさに、MetaphorsWeLiveBy である。後期の講義
では、英語の言語表現を詳細に分析することにより、その背後に存在する
認知構造 (英語に特有なもの、及び普遍的なもの) を探求する。
¡前期のテキスト¿奥
野忠徳・小川芳樹『極
性と作用域』(研究社)
達成目標
前期:論理計算による NPI 分布の予測。後期:metaphor,metonymy な
どによる英語表現の分析。
英語音声学 I
(英語音声学)
小嶋英夫
2 年・前期・C
木・7∼8 時限
授業題目: 英語音声学入門
授業内容
英語音声学の基礎理論を踏まえ、英語音を作り出す発声器官とその発声
法を扱う。コミュニケーションを可能にする英語らしい発音法を身につけ
るために、個々の母音や子音に加えて強弱、リズム、語の結びつき、日本
語との発音比較などにも注意しながら実践的に学ぶ。
¡テキスト¿・根間&ス
マイリー『こうすれば
通じる英語の発音』(ジ
ャパンタイムズ)
達成目標
英語音声学の基礎理論を理解し、日本人にとって有効な英語発音法を身
につけることができる。
英語音声学 II
(英語音声学)
小嶋英夫
2 年・後期・C
木・7∼8 時限
授業題目: コミュニケーションのための英語音声学
授業内容
多様な英語によるコミュニケーション活動と関連させながら英語音声学
の応用を図る。英語教育の現場で採用される活動 (英語の歌、ジャズチャ
ンツ、スピーチ、スキットなど) を実際に体験しながら、英語音に対する実
質的な認識を深める。
達成目標
英語音声学の基礎知識をコミュニケーションの場で応用できる。
応用言語学
(応用言語学)
小嶋英夫
2 年・後期・C
金・3∼4 時限
授業題目: 英語学習者論
授業内容
英語学習の主体である学習者の持つ多様な個人的要因 (動機づけ、自信、
不安、曖昧さ耐性、リスク・テイキング、外向性・内向性、学習スタイル、
学習ストラテジーなど) を扱う。特に、自律的な言語学習を促進するため
の学習ストラテジーについては、英語授業への応用を念頭に置いて自ら体
験的に学ぶ。
達成目標
英語学習者の個人的要因を理解し、自らの体験を通して自律的言語学習
を促進できる。
87
学校教育教員養成課程・中学校教育専攻・英語選修
中学校教員養成課程・英語科専攻
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
英文学史 I
(英文学史)
市原聡子
2 年・前期・C
木・5∼6 時限
授業題目: 英文学史概論
〈 テ キ ス ト 〉WaldoClarke,AShort授業内容
HistoryofEnglishLit 古英語の時代から 17 世紀までの英文学の流れを概説する。歴史的背景、 erature(金星堂)
時代的特色等を把握するとともに、作品の一部を味わいながら授業を進
める。
達成目標
各時代の英文学の特徴を把握するとともに、詩、演劇、散文の流れを、
時代を越えて捉えられるようになること。
特別な評価基準
作者名、作品名、文学用語について、英語で書けることはもちろん、そ
れらについての英語による説明も理解できること。また、作品の簡単な分
析もできること。
英文学史 II
(英文学史)
市原聡子
2 年・後期・C
木・3∼4 時限
授業題目: 英文学史概論
授業内容
17 世紀から近代までの英文学の流れを概説する。歴史的背景、時代的
特色等を把握するとともに、作品の一部を味わいながら授業を進める。
〈 テ キ ス ト 〉WaldoClarke,AShortHistoryofEnglishLiterature(金星堂)
達成目標
各時代の英文学の特徴を把握するとともに、詩、演劇、散文の流れを、
時代を越えて捉えられるようになること。
特別な評価基準
作者名、作品名、文学用語について、英語で書けることはもちろん、そ
れらについての英語による説明も理解できること。また、作品の簡単な分
析もできること。
米文学史 I
授業内容
3 年・前期・C
月・5∼6 時限
達成目標
(米文学史)
J.N.WESTERHOVEN
Text-
AsurveycourseofAmericanliteraturefromitscolonialbegin- book:PeterHigh,
AnOutlineofAmericanningstotheTranscendentalistmovementandJamesFenimoreCooper.Studentsareexpectedtoreadshorttextsby
AbetterunderstandingofthedevelopmentofAmericanwritingasanindependentliteratureexpressiveofanew,independentcountry.
Literature(Longman,
¥1,900)Readingmaterialswillbedistributedinclass.Languageofinstruction:Englis
特別な評価基準
Studentsarenotonlyexpectedtomemorizerelevantfacts,buttodisplay・
analyticalinsightinthereadingmaterialsprovided.
米文学史 II
(米文学史)
J.N.WESTERHOVEN
3 年・後期・C
月・5∼6 時限
授業内容
達成目標
distributedinclass.Languageofinstruction:Englis
Text-
Wewillstudytheperiodbetween1840and1870,withspecialem- book:PeterHigh,
AnOutlineofAmericanphasisonEdgarAllanPoe,HermanMelville,andWaltWhitLiterature(Longman,
man.Studentsareexpectedtoreadshorttextsbytheassignedauthorsandtofamiliarizethemselveswith
・
¥1,900)Readingtheircontents.
materialswillbe Abetterunderstandingofthephilosophicalandpoliticalforcesgoverning・
thissuddenbloomingofAmericanliterature.
特別な評価基準
Studentsarenotonlyexpectedtomemorizerelevantfacts,buttodisplay・
analyticalinsightinthereadingmaterialsprovided.
88
学校教育教員養成課程・中学校教育専攻・英語選修
中学校教員養成課程・英語科専攻
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
英文学 I
(英文学)
市原聡子
2 年・前期・C
火・5∼6 時限
授業題目: 英文学の基礎知識
〈 テ キ ス ト 〉
LeonT.Dickinson,
授業内容
AGuidetoLiteraryS fiction,drama についての定義、諸要素、アプローチの方法等を学び、 tudy(南雲堂)
作品分析に適用する。
達成目標
英文学を理解・分析するための基礎知識を獲得し、実践的に活用するこ
とを目指す。
特別な評価基準
英文学についての基礎的な諸定義、諸要素、アプローチの方法等が把握
できていること。基礎的な知識を作品に応用して分析をおこなえること。
英文学 II
(英文学)
市原聡子
2 年・後期・C
火・3∼4 時限
授業題目: 英文学の基礎知識
授業内容
poetry についての定義、諸要素、アプローチの方法等を学び、作品分
析に適用する。
〈 テ キ ス ト 〉
LeonT.Dickinson,
AGuidetoLiteraryStudy(南雲堂)
達成目標
英文学を理解・分析するための基礎知識を獲得し、実践的に活用するこ
とを目指す。
特別な評価基準
英文学についての基礎的な諸定義、諸要素、アプローチの方法等が把握
できていること。基礎的な知識を作品に応用して分析をおこなえること。
米文学 I
授業内容
3 年・前期・C
月・9∼10 時限
達成目標
(米文学)
J.N.WESTERHOVEN
Photocopiesofthetex-
WewillreadTheLastoftheMohicansbyJamesFenimoreCooper, twillbedistributedinclass.Studentsneednotbuyatextbook.
supportedbyvideomaterials.Inprinciple,thisclassisonlyopentostudentswhoaretakingorhavetaken 米文学史 IorII.
Abetterunderstandingoftherelationshipbetweentheauthor,thework,
andthecultureandsocialdevelopmentsoftheday.
特別な評価基準
Studentsarenotonlyexpectedtomemorizerelevantfacts,buttodisplayanalyticalinsightinthereadingmaterialsprovided.
米文学 II
(米文学)
J.N.WESTERHOVEN
3 年・後期・C
月・9∼10 時限
授業内容
Inconsultationwiththestudents,onelongerworkofAmericanliteraturewillbeselectedandreadintheoriginal,ifpossiblesupportedbyvideomaterials.Inprinciple,thisclassisonlyopentostudentswhoaretakingorhavetaken 米文学史 IorII.
Text:TobeannouncedLanguageo
達成目標
Abetterunderstandingoftherelationshipbetweentheauthor,thework,
andthecultureandsocialdevelopmentsoftheday.
特別な評価基準
Studentsarenotonlyexpectedtomemorizerelevantfacts,buttodisplayanalyticalinsightinthereadingmaterialsprovided.
英米文学演習 I
授業内容
2 年・前期・C
水・5∼6 時限
達成目標
(英米文学演習)
J.N.WESTERHOVEN
WewillreadTheGreatGatsbybyF.ScottFitzgerald,supportedbyvideomaterials.
Abetterunderstandingoftherelationshipbetweentheauthor,thework,
andthecultureandsocialdevelopmentsoftheday.
特別な評価基準
Studentsarenotonlyexpectedtomemorizerelevantfacts,buttodisplayanalyticalinsightinthereadingmaterialsprovided.
89
Photocopiesofthetextwillbedistributedinclass.Studentsneednotbuyatextbook.・
Languageofinstruction:English
学校教育教員養成課程・中学校教育専攻・英語選修
中学校教員養成課程・英語科専攻
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
英米文学演習 II
(英米文学演習)
授業題目: 英文学作品講読
授業内容
市原聡子
大意を把握しながら、重要な部分は精読形式で読み進む。
2 年・後期・C
月・7∼8 時限
達成目標
英 米 文 学 演 習 IV
と 合 同 授 業〈 テ キ
ス ト 〉E.M.Forster,
APassagetoIndia
英語による独特の表現、言外の意味、作者の主張、文化的背景等を理解
すること。
特別な評価基準
レポート課題に即して、独自の論理展開で矛盾なく作品分析をおこなえ
ること。
英米文学演習 III
授業内容
3 年・前期・C
水・5∼6 時限
達成目標
(英米文学演習)
J.N.WESTERHOVEN
WewillreadTheGreatGatsbybyF.ScottFitzgerald,supportedbyvideomaterials.
Photocopiesofthetextwillbedistributedinclass.Studentsneednotbuyatextbook.
Abetterunderstandingoftherelationshipbetweentheauthor,thework,
andthecultureandsocialdevelopmentsoftheday.
特別な評価基準
Studentsarenotonlyexpectedtomemorizerelevantfacts,buttodisplayanalyticalinsightinthereadingmaterialsprovided.
英米文学演習 IV
(英米文学演習)
授業題目: 英文学作品講読
授業内容
市原聡子
大意を把握しながら、重要な部分は精読形式で読み進む。
3 年・後期・C
月・7∼8 時限
達成目標
英 米 文 学 演 習 IV
と 合 同 授 業〈 テ キ
ス ト 〉E.M.Forster,
APassagetoIndia
英語による独特の表現、言外の意味、作者の主張、文化的背景等を理解
すること。
特別な評価基準
レポート課題に即して、独自の論理展開で矛盾なく作品分析をおこなえ
ること。
英米文学特殊講義 I
(英米文学特殊講義)
市原聡子
3 年・前期・C
木・3∼4 時限
授業題目: 英文学批評の流れ
授業内容
英文学研究に必要な用語や主義主張について解説しながら、ルネッサン
ス期から 19 世紀まで、英文学における批評理論・詩論を紹介する。
英米文学特殊講義
III と合同授業。予め
英文学史の知識がある
ことが望ましい。
達成目標
近代英文学の思想的・美学的背景を理解すること。
特別な評価基準
個々の批評理論・詩論を個別に理解するのみならず、歴史的流れの中で
捉えられること。
英米文学特殊講義 II
(英米文学特殊講義)
市原聡子
3 年・後期・C
火・5∼6 時限
授業題目: 英文学批評の流れ
授業内容
英文学研究に必要な用語や主義主張について解説しながら、19 世紀から
20 世紀の英文学における批評理論・詩論を紹介する。
達成目標
近・現代英文学の思想的・美学的背景を理解すること。
特別な評価基準
個々の批評理論・詩論を個別に理解するのみならず、歴史的流れの中で
捉えられること。
90
英米文学特殊講義 II
と合同授業。予め英文
学史の知識があるこ
と、また平成 15 年度
前期の「英米文学特殊
講義 I」を受講してい
ることが望ましい。
学校教育教員養成課程・中学校教育専攻・英語選修
中学校教員養成課程・英語科専攻
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
英米文学特殊講義 III
(英米文学特殊講義)
市原聡子
4 年・前期・C
木・3∼4 時限
授業題目: 英文学批評の流れ
授業内容
英文学研究に必要な用語や主義主張について解説しながら、ルネッサン
ス期から 19 世紀まで、英文学における批評理論・詩論を紹介する。
英米文学特殊講義 I
と合同授業。予め英文
学史の知識があること
が望ましい。
達成目標
近代英文学の思想的・美学的背景を理解すること。
特別な評価基準
個々の批評理論・詩論を個別に理解するのみならず、歴史的流れの中で
捉えられること。
英米文学特殊講義 IV
(英米文学特殊講義)
市原聡子
4 年・後期・C
火・5∼6 時限
授業題目: 英文学批評の流れ
授業内容
英文学研究に必要な用語や主義主張について解説しながら、19 世紀から
20 世紀の英文学における批評理論・詩論を紹介する。
達成目標
近・現代英文学の思想的・美学的背景を理解すること。
英米文学特殊講義 II
と合同授業。予め英文
学史の知識があるこ
と、また平成 15 年度
前期の「英米文学特殊
講義 I」を受講してい
ることが望ましい。
特別な評価基準
個々の批評理論・詩論を個別に理解するのみならず、歴史的流れの中で
捉えられること。
コミュニケーション IA・IB
(コミュニケーション A)
A.S.Rausch
1 年・前期・C
月・9∼10 時限
授業題目: EnglishGrammarandCommunication
IA 前期/IB 後期
授業内容
IntroduceEnglishgrammarandprovideopportunitytopracticeEnglishcommunication.
達成目標
UnderstandEnglishgrammarandbeabletouseEnglishasappropriate.
特別な評価基準
Attendanceandparticipationisrequiredtopass;gradeswillbebasedonparticipation,homeworkandtests.
コミュニケーション IIA・ 授業題目: ListeningandDiscussionSkills
IIB
IIA 前期/IIB 後期
授業内容
(コミュニケーション B)
A.S.Rausch
Practicelisteningskillsbyuseofvideoeducationmaterialsandpracticediscussionskillsthroughstudentpresentations.
2 年・前期・C
月・7∼8 時限
達成目標
BeabletocomprehendEnglishandrespondanddiscussinEnglish.
特別な評価基準
Attendanceandparticipationisrequiredtopass;gradeswillbebasedonpreparatoin,participation,homeworkandtests.
英語作文 I
(英語作文)
A.S.Rausch
1 年・後期・C
水・9∼10 時限
授業題目: IntroductoryWritinginEnglish
授業内容
IntroducethebasicsofwritinginEnglishandprovideopportunitytopracticewritinginEnglish.
達成目標
BeabletocommunicatethroughwrittenEnglishasappropriate.
特別な評価基準
Attendanceandparticipationisrequiredtopass;gradeswillbebasedonpreparation,participation,homeworkandtests.
91
学校教育教員養成課程・中学校教育専攻・英語選修
中学校教員養成課程・英語科専攻
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
英語作文 II・III
(英語作文)
A.S.Rausch
3 年・前期・C
火・3∼4 時限
授業題目: EnglishCompositionthroughParagraphWriting
前期/後期
授業内容
IntroduceEnglishcompositionthroughparagraphwritingandprovideopportunitytopracticewritingEnglish.
達成目標
BeabletowriteparagraphsinEnglishasappropriate.
特別な評価基準
Attendanceandparticipationisrequiredtopass;gradeswillbebasedonpreparation,participation,homeworkandtests.
英語作文 IV
(英語作文)
J.N.WESTERHOVEN
4 年・前期・C
火・5∼6 時限
授業題目: 0
Text:Handoutswillbedistributed
授業内容
Studentswillprepareforthewritingofagraduationthesisbylearningtomakeoutlines,tocombineparagraphsintolongercompositions,
andtoincorporatequotationsandreferencestosecondarysourcesintoatext.
達成目標
TheabilitytoproduceagraduationthesisincompetentEnglish.
特別な評価基準
Studentsareexpectedtoproduceoriginalmaterials.Simplycopyingexampleswillnotresultinapassinggrade
比較文化 I
授業内容
1 年・前期・C
水・5∼6 時限
Text:ToddJayLeonard,
Thiscoursewillofferanintroductiontothestudyofcomparativeculture.ThroughavarietyofstudentCrossingCulcenteredinteractiveactivities(cross-culturalsimulations),studentswilltures:AmericaandJapan(Kenky
beencouragedtodevelopaninterestinthelivingenvironment,artifacts,
¥1,900)
andartsofothernations,soastodeepentheirunderstandingofforeigncultures.
比較文化 II
授業内容
(比較文化外国事情を含む)
T. レオナルド (非常勤講師)
(比較文化外国事情を含む)
T. レオナルド (非常勤講師)
1 年・後期・C
水・7∼8 時限
Unlike 比較文化 I,thiscoursewillbemorespecificallyorientedtowardsonespecificculture.Throughavarietyofprojects,includingsomeinvolvingtheuseoftheInternet,studentswillfamiliarizethemselveswithUScultureingeneral.Later,theclasswillbedividedintoworkinggroupsforanindepthstudyofindividualStates.
92
Languageofinstruction:MainlyEnglish
学校教育教員養成課程・中学校教育専攻・教育科学選修
中学校教員養成課程・教育学専門科目
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
地域ふれあい実習
遠藤孝夫
3 年・前期・C
集中
授業題目: 学校及び社会教育施設体験実習
授業内容
小学校・中学校及び社会教育施設で、子どもや地域の人々と直接交流し
ながら、学校及び地域の実態や課題を体験する。
達成目標
学校や社会教育施設における教育活動を体験することによって、学校及
び地域の実態や課題を自ら捉え、自分の意見を表明することができる。
教育情報調査実習
(教育調査法)
大坪正一
3 年・通・A
後期・火・7∼8 時限
授業題目: 教育調査の実習
教職科目、前期分
授業内容
一年間をかけて、教育に関する調査の計画=実査=集計分析を行う実習
である。テーマは各自が決め、グループ、個人で行うが、卒論やゼミで計
画している調査をこの授業で深めていく方式をとることも認める。特にや
りたい計画がない場合には、設定された調査に参加するという方式も用意
してある。
達成目標
とにかく一通りの調査を完成させることである。
特別な評価基準
計画
実査
集計分析・のそれぞれの段階を決められた日数までに完
了させること。それが出来ない場合は、その時点で脱落となる。
学校カリキュラム編成論
(教育学特殊講義)
村山正明
3 年・後期・C
水・3∼4 時限
授業題目: 学校教育課程の構造
授業内容
「総合的な学習の時間」が教育課程に位置づけられたが、しかし基礎・
基本との関連や個性化教育との関連など課題も多い。そこで「総合的な学
習の時間」の諸課題をさまざまな視点から調査・検討することによって、
特色ある教育課程をいかに策定すべきかを検証する。
達成目標
「総合的な学習の時間」のさまざまな課題を自ら発見し、自ら調べ、自
分なりの視点から解説できるようになる。
現代教育方法論演習
(教育学演習)
村山正明
3 年・前期・C
火・7∼8 時限
授業題目: J・デューイの教育思想
授業内容
アメリカの著名な教育学者 JohnDewey の「MyPedagogicGreed」をテ
キストにしながら、特に問題解決学習の在り方をも検討する。
達成目標
テキストを講読しながら、デューイの考え方を理解するとともに、日本
の教育との関連から自分なりの見方・考え方を表明できるようになる。
自律的学校論
遠藤孝夫
3 年・前期・C
木・1∼2 時限
授業題目: ドイツの学校の歴史的展開
授業内容
18 世紀以降から現代までのドイツにおける学校の歴史的展開を概説す
る。特にドイツの学校の歴史を、教会や国家によって支配・統制された学
校から、次第に自律的な学校への転換の歴史という視点から検討する。合
わせて、今後の日本の学校の在り方にも言及したい。
達成目標
ドイツの学校の歴史的展開についての基礎的知見を獲得するとともに、
今後の学校の在り方について自分なりの意見を述べることができる。
93
毎回、関連プリント
を配布する。
学校教育教員養成課程・中学校教育専攻・教育科学選修
中学校教員養成課程・教育学専門科目
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
生きる力教育論演習
(教育史演習)
遠藤孝夫
3 年・後期・C
水・5∼6 時限
授業題目: シュタイナー教育論から見た生きる力
授業内容
テキストは印刷して
配布します。
生きる力の育成は、現在の日本の教育の基本目的とされている。しかし、
その意味内容の教育学的熟考は未だ不十分な状態にある。そこで、この授
業では、シュタイナー教育論に関する英文テキストを手がかりにして、生
きる力とは何か、如何にして育成されるべきものなのかを検討する。
達成目標
シュタイナー教育論の基本的知見を用いて、生きる力について自分なり
の意見を述べることができるようになる。
特別な評価基準
出席を重視します。
現代教育政策論
平田淳
3 年・後期・C
木・5∼6 時限
授業題目: 現行教育改革の諸政策
授業内容
本講義は、二部構成を採る。第一部では、従来の日本の公教育制度を踏
まえた上で、現在進行中の教育改革を中央教育審議会等の答申を素材とし
て概説する。第二部においては、学校選択制度や教員の人事考課、アカウ
ンタビリティなど、改革の過程において議論・実施されている諸政策につ
いて個別に検討する。第一部は講師による講義形式、第二部は学生による
グループ発表形式とする。
テキスト・参考文献
は、リストにして最初
の授業時に示す。
達成目標
現在進行中の教育改革の理念と方向性を的確に理解し、それが具体的な
政策としてどのような形で実現されようとしているのかについて考察し、
もって現行改革に対する自らの考えを構成し、明確に発表する能力を育成
する。
特別な評価基準
出席、発表、発言 (頻度・内容)、レポートあるいはテストによって総合
的に評価する。
学校経営法規演習
平田淳
3 年・前期・C
木・9∼10 時限
授業題目: 学校組織運営の理念と制度
授業内容
現行教育改革の一側面として学校運営改革が挙げられる。具体的には、
各校における特徴的・自律的運営を可能にするための校長の裁量権限の拡
大強化、それにともなって、これまで学校意思決定において大きな影響力
を有していた職員会議の補助機関化、東京都における主幹制度の導入など
が実施されてきている。本講義では、これら改革事項の理念と制度実態が、
「学校」というものがもつ固有の組織体系の中でどのような意義をもつの
かを考察する。
テキスト・参考文献
は、リストにして最初
の授業時に示す。
達成目標
従来の学校運営組織を規定する法規の内容を理解し、その中で現行学校
運営改革諸事項がもつインパクトについて自らの考えを構成し、明確に発
表する能力を育成する。
特別な評価基準
授業は、適宜学生によるグループ発表を取り入れながら行う。評価は出
席、発表、発言 (頻度・内容)、レポートあるいはテストによって総合的に
評価する。
地域社会と教育論
(教育社会学特殊講義)
大坪正一
3 年・前期・C
火・9∼10 時限
授業題目: 現代日本の教育改革と地域
授業内容
臨教審以降、教育改革国民会議の提言に至る現代日本の教育改革の同行
をその社会的背景との関連で検討する。特に、新自由主義的改革と教育の
公共性をめぐる対立を捉える。また、生涯学習政策や教育の自由化など地
域と教育に関する問題の理論的検討を行うことによって、地域からの教育
改革を考察する。
達成目標
教育政策を批判的に検討できること。地域づくりと教育改革の関連を理
解すること。
94
学校教育教員養成課程・中学校教育専攻・教育科学選修
中学校教員養成課程・教育学専門科目
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
教育問題の社会学演習
(教育社会学演習)
大坪正一
3 年・後期・C
火・9∼10 時限
授業題目: 現代日本の教育問題
授業内容
現代日本の社会や教育をめぐる諸問題を学生の関心によって取り上げ、
社会学的視点から検討する。演習はディベート方式とし、テーマとして取
り上げた問題について、争点・論点を示し、他人を説得するという論争を
通じて教育の本質に迫る。
達成目標
他人の意見をよく理解し、自分の意見をきちんと主張できるようにする。
特別な評価基準
出席、報告、ディベートの勝利、による客観的評価基準を決め、加点法
で評価する。
子どもの社会教育論
(社会教育特殊講義)
石橋修
3 年・前期・C
金・9∼10 時限
授業題目: 学校教育と社会教育-地域の教育力編授業内容
現代社会と社会教育
と合同授業
今日、学校教育と社会教育の間に存在する「地域の教育力」の解体が危
惧され、再生の方途が模索されている。これらの状況をふまえ、「子ども
の学校外教育」から「子ども社会教育」への動きを視野にいれ「地域の教
育力」を考察する。
達成目標
従来、社会教育=成人教育という見方が一般的であったが、学校教育・社
会教育・地域の関連を念頭に、地域の教育力の概要内容を学ぶなかで「子
どもの社会教育」について考察する力を養う。
特別な評価基準
毎回の授業に参加すること前提である。ミニレポート、試験の成績をふ
まえ総合的に評価する。
成人教育内容論演習
(社会教育演習)
佐藤三三
3 年・前期・C
木・3∼4 時限
授業題目: 家族問題学習と社会教育
授業内容
家族が大きく揺れている。学校教育の基礎としての家庭教育および社会
教育 (成人教育) の必須の学習案内の一つである家族をめぐる諸問題を取り
上げる。そして、日本の家族の現状と課題をふまえつつ、学校教育と社会
教育 (成人教育) をつなぐ家族論・家庭論・家庭教育論を論ずる。
達成目標
家族の過去・現在・未来を理解し、学校教育・家庭教育・社会教育 (成
人教育) の三者の関係を理解することができるようになる。
特別な評価基準
講義への出席を重視する。
教育科学特殊講義 I(教育学
平成 15 年度は、開
講せず。
分野)
(教育学科特殊講義・教育学分
野)
教育科学特殊講義 II(教育
平成 15 年度は、開
講せず。
史分野)
(教育学科特殊講義・教育史分
野)
95
学校教育教員養成課程・中学校教育専攻・教育科学選修
中学校教員養成課程・教育学専門科目
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
教育科学特殊講義 III(教育
授業題目: 現代の教育改革と課題
制度分野)
授業内容
(教育学科特殊講義・教育制度
分野)
公教育の中心をなす学校教育が、現代社会の進展とともに、その時々の
社会状況等に対応しながら徐々に整備・充実されてきたが、最近では、国
家社会及び国民個人にとっても、不満や矛盾の多いものとして、大きな改
革の進行が見られている。学校週 5 日、教育内容 3 割減、カリキュラム・
学校編成、教育特区の特別措置や国立大学の独立行政法人問題等々一連の
規制緩和教育行政の意義や課題について検討する。
小澤熹 (非常勤講師)
3 年・前期・C
集中
出席、発問にたいす
る反応状況、レポート
等について総合的に行
う。
達成目標
多様化、自由化を目指す教育改革が持つ意義と課題に関する理解及び考
察力の育成。
教育科学特殊講義 IV(教育
平成 15 年度は、開
講せず。
社会学分野)
(教育学科特殊講義・教育社会
学分野)
教育科学特殊講義 V(社会
平成 15 年度は、開
講せず。
教育分野)
(教育学科特殊講義・社会教育
分野)
96
学校教育教員養成課程・中学校教育専攻・心理学科選修
中学校教員養成課程・心理学科専攻
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
心理学概論
(心理学概論)
平岡恭一
2 年・前期・A
月・9∼10 時限
授業題目: 基礎心理学概論
授業内容
歴史、方法に始まり、言語、思考、動機づけに至る心理学の基礎的諸分
野について概説する。専門概論として講ずべき諸事項を精選し、単なる知
識の羅列ではなく、体系的な提示に力点を置く。
達成目標
1 学年後期∼2 学年
前期の通年科目。隔年
開講のため、本年度後
期は開講なし。教科書:
大山正・杉本敏夫 (編
著) ホーンブック心理
学北樹出版
心理学の基本として学ばなければならない事項は何かを知り、それらの
事項について心理学全体の視点から考えることができる。
心理学実験
(心理学基礎実験)
平岡恭一・花屋道子・田上恭
子
1 年後期・2 年前期・A
後期:金・9∼10 時限
授業題目: 初級心理学実験演習
授業内容
知覚、記憶、学習、動機、社会的印象など基礎心理学の諸領域における代
表的ないくつかのテーマについて、実験演習を行う。複数名の教官がテー
マを分担し指導する。通常、実験は当該授業日あるいは翌週までに終了し、
その 1 または 2 週間以内にレポートを提出する。レポートは添削の上返却
される。
1 学年後期∼2 学年
前期の通年科目。実験
演習のため、授業が 5
時半に終了しないこと
がある。
達成目標
実験のしかたやレポートの書き方の基礎を身につけ、取り上げたテーマ
について、実験に根ざした具体的な内容を学ぶ。
心理学演習
(心理学演習)
授業題目: 専門書購読
授業内容
平岡恭一
心理学研究法 (統計法を含む) に関する英文の概説書を輪読する。
1 年・前期・C
月・5∼6 時限
達成目標
カウンセリング実習
授業題目: 集団カウンセリングとエンカウンター
花屋道子・豊嶋秋彦・柴田健・
田上恭子
授業内容
1∼4 年・後期・C
集中
外国語文献の読み方の基礎を身につけるとともに、心理学の研究につい
て、日本語文献によるよりも深く理解することができる。
10 月に合宿形式で実施するグループエンカウンターに参加した上で、ベ
イシック・エンカウンターグループや集団カウンセリングなど、教育臨床
に活用できる集団技法のクライアント体験と、カウンセラーまたはファシ
リテータ体験を重ねていく。
達成目標
カウンセリングの基本的態度を修得するとともに、他者理解と自己覚知
を深めていく。
特別な評価基準
自己覚知の進展度も評価対象とする。
臨床心理検査実習
(生徒指導実験)
豊嶋秋彦・柴田健・田名場美
雪 (非常勤講師)
3 年・前・後期・A
木・9∼10 時限
授業題目: 臨床心理査定の諸方法
授業内容
人格検査 (質問紙法・作業検査法・投影法)・知能検査など、教育臨床で
活用できる代表的心理テストや、ソシオメトリー、箱庭法まで、人間理解
と援助の重要な検査技法を広く体験する。受講者は、互いに被検者となっ
たり、自分のテスト結果を用いたりして、詳細な分析と考察を行っていく。
達成目標
教育臨床、心理臨床の現場で通用する最低限の水準に達すること。
特別な評価基準
検査結果を整理した上で深い考察を行うテストレポートを毎回提出し、
その総合成績で評価する。
97
自分自身のネガティ
ブな側面に直面し、客
観的に分析する力と、
守秘できる力が必要で
ある。
学校教育教員養成課程・中学校教育専攻・心理学科選修
中学校教員養成課程・心理学科専攻
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
心理測定と統計
授業題目: 心理測定・統計の意義と技法
2 年・前期・C
金・9∼10 時限
実際に鉛筆と紙を用
いて統計解析を行うの
授業内容
で、関数電卓・グラフ用
心理学的研究における測定の理解、
論文やレポート作成上、必要と
紙等を準備すること。
される統計的な諸種の手法に習熟することを目標とする。例題を用いて初 教科書「改訂版心理・
歩的な統計的検定とその結果の利用の仕方について演習を含めて講義する。 教育統計法-卒論・修論
作成のために-」高文堂
達成目標
基本的な心理統計的な考え方が出来ること。測定データの記述統計的な 出版
分析を行えること。統計的な検定のロジックとその意味について理解する
こと。
学校社会心理学
授業題目: 対人関係とリーダーシップの心理学
(心理測定と統計)
竹内史宗 (非常勤講師)
(社会心理学)
田名場忍
2 年・前期・C
月・3∼4 時限
授業内容
自分は他の人からどう思われているのだろうか、親密な関係はどのよう
に始まり進展するのだろうか、時として思わぬ人がリーダーシップを発揮
するのはなぜだろうか。この講義では、こうした対人関係やリーダーシッ
プに関する日常の疑問を例にとり、そのメカニズムを解説し、学校教育場
面に応用できる基礎的知識を提供する。
隔年開講。生涯教育
課程の「リーダーシッ
プの心理学」を読み替
える。
達成目標
自分や周囲の人々の行動について、講義内容の理解に基づいて検討でき
る力をつけること。
特別な評価基準
出席点 20 %、期末試験 80 %で評価する。
学校教育心理学
(教育心理学)
平岡恭一
2 年・後期・C
木・7∼8 時限
授業題目: 学習指導と評価の教育心理学
授業内容
学校の教育課程における学習指導と評価について、心理学の視点から概
説する。基礎的内容として、授業と学習指導、学習の転移、教育評価と心
理測定等について講義し、さらに授業の実際的側面について、義務教育の
現職教員が講義する。
隔年開講。教職科目:
学習指導と評価と合同
授業。
達成目標
教育心理学から見た指導と評価に関する基本概念を身につける。
平成 15 年度は、開
講せず
対人認知心理学
パーソナリティと発達
(人格心理学)
田上恭子
3 年・前期・C
木・3∼4 時限
授業題目: パーソナリティ論
授業内容
隔年開講。生涯発達
心理学と合同授業。
パーソナリティの意味、パーソナリティ論 (類型論、特性論、状況主義
論)、パーソナリティの発達、パーソナリティの障害について概説する。
達成目標
パーソナリティの理論や評価の方法等はさまざまであることを学び、パー
ソナリティと発達との関連について理解を深める。
平成 15 年度は、開
講せず。
学校不適応の心理学
(適応の心理と教育)
98
学校教育教員養成課程・中学校教育専攻・心理学科選修
中学校教員養成課程・心理学科専攻
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
発達と臨床課題実験
(心理学特殊実験)
平岡恭一・花屋道子・豊嶋秋
彦・田上恭子・柴田健
3 年・前期・C
木・5∼6 時限
授業題目: 上級心理学実験実習
授業内容
心理学の諸領域から各自テーマを選び、比較的小規模の実験や調査等を
含む個人研究を行う。研究の計画、遂行にあたっては、1 名の教官から適
宜個人指導を受けるが、授業時間には、研究計画発表、中間報告、結果発
表を行う。その上で論文提出が義務づけられている。
心理学実験を履修
していなければならな
い。
達成目標
心理学の専門論文を理解する力と、心理学の専門論文を作る基礎的能力
とスキルを身につけること。
特別な評価基準
授業時間中における、他学生の発表に対する質問や批判の回数と深さも
評価対象となる。
発達と臨床課題実験
(心理学特殊実験)
平岡恭一・花屋道子・豊嶋秋
彦・田上恭子・柴田健
3 年・後期・C
木・5∼6 時限
授業題目: 上級心理学実験実習
授業内容
心理学の諸領域から各自テーマを選び、比較的小規模の実験や調査等を
含む個人研究を行う。研究の計画、遂行にあたっては、1 名の教官から適
宜個人指導を受けるが、授業時間には、研究計画発表、中間報告、結果発
表を行う。その上で論文提出が義務づけられている。
心理学実験を履修
していなければならな
い。
達成目標
心理学の専門論文を理解する力と、心理学の専門論文を作る基礎的能力
とスキルを身につけること。
特別な評価基準
授業時間中における、他学生の発表に対する質問や批判の回数と深さも
評価対象となる。
発達と臨床演習
(発達心理学演習 A)
柴田健
1∼2 年・後期・C
火・9∼10 時限
授業題目: 専門書講読
授業内容
発達心理学に関する英文の概説書を輪読しながら、発達の原理と発達心
理学の研究法について学習する。
達成目標
外国語文献の読み方についての基礎を身につけると同時に、資料をもと
に自分なりの考えを展開できるようにすることを目標とする。
特別な評価基準
外国語文献の読み方についての基礎を身につけると同時に、資料をもと
に自分なりの考えを展開できるようにすることを目標とする。
発達と臨床発展演習
(発達心理学演習 B)
平岡恭一
3∼4 年・後期・C
火・5∼6 時限
授業題目: 専門書講読
授業内容
発達理論や発達臨床に関する内外の文献を輪読し、人間発達の本質的理
解を深める。
達成目標
かなり大量の英文を読むので、和訳の技術が向上し、子どもの発達過程
やその臨床について理論的に考えることができる。
特別な評価基準
外国語文献の読み方についての基礎を身につけると同時に、資料をもと
に自分なりの考えを展開できるようにすることを目標とする。
99
学校教育教員養成課程・中学校教育専攻・心理学科選修
中学校教員養成課程・心理学科専攻
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
教育問題の心理学演習
(教育心理学演習 A)
花屋道子
3∼4 年・前期・C
火・7∼8 時限
授業題目: 専門書購読
授業内容
教育問題に関する心理学の文献を輪読形式で読み進める。内外の文献の
読み方、研究の方法、まとめ方等について学びながら、教育問題への心理
学的理解を深める。
達成目標
外国語文献の内容を十分に理解し、資料を基に自分でよく考え、自分な
りの考えを展開できること。
100
学校教育教員養成課程・障害児教育専攻
養護学校教員養成課程
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
障害児教育学概論
授業内容
安藤房治
障害児教育の対象、理念、歴史、制度、教育課程、指導方法について概
説的に講義を行う。また、障害者福祉の理念、対象、制度についても概説
する。
(障害児教育学概論)
1 年・前期・C
水・5∼6 時限
達成目標
障害児教育史
授業内容
安藤房治
古代から現在に至るまでの障害者問題、障害児教育について講義する。
特に、明治期以降の学校制度と障害児教育との関連、障害者運動が果たし
た役割になどに触れながら、障害児教育の到達段階と将来的な課題を明ら
かにする。
(障害児教育史)
3 年・後期・C
木・3∼4 時限
障害児教育 (福祉も含む) に関する基本的用語、概念の理解と習得、理念
や制度、教育課程・方法についての基本的理解。
平成 15 年度は、開
講せず。
障害児教育学特殊講義
障害児心理学概論
(障害児心理学概論)
河田信之
1 年・後期・C
金・9∼10 時限
授業題目: 障害児心理学概論
授業内容
心理学の基礎 (知能、パーソナリティ) をもりこみながら、知的障害 (精
神遅滞)、自閉症、学習障害等について概説する。
達成目標
障害児の諸問題を、心理学の概念で理解し、基本的な説明ができるよう
になること。
障害児心理学特殊講義 I
(障害児心理学特殊講義 I)
松本敏治
3 年・前期・C
木・5∼6 時限
授業題目: 障害児・者の認知特性
授業内容
臨床教育的立場から、障害児、主にダウン症、自閉症、学習障害、ADHD
の認知的特性とその問題点について講述する。
達成目標
上述した障害の症状、原因、教育的配慮などについて適切な理解と必要
な配慮について把握できるようになること。
特別な評価基準
授業中におこなった発表内容等を評価に際して考慮する。
障害児心理学特殊講義 II
平成 15 年度は、開
講せず。
臨床心理学
平成 15 年度は、開
講せず。
(臨床心理学)
障害児心理学検査実験
(障害児心理学実験)
河田信之・松本敏治
1 年・前・後期・B
月・9∼10 時限
授業題目: 心理学基礎実験および心理検査実習
授業内容
前期は主として基礎的心理学実験をおこない、後期は心理検査の実習を
おこなう。どちらの場合も、受講者は自分でとったデータにもとづいいて
レポートを提出する。なおレポートの数は、前後期それぞれ 3 編、通年で
合計 6 編となる。
達成目標
正確なデータをとり、それにもとづいて考察を展開できるようになる
こと。
101
この授業は障害児教育
専攻の学生のみ対象です。
なお、単位は前期分 1 単
位、後期分 1 単位を分割
してだしますが、通年 2
単位をとらなければこの
授業を履修したことには
ならないので注意してく
ださい。1 回目の授業の
ときガイダンスをおこな
いますから、必ず聞いて
ください。
学校教育教員養成課程・障害児教育専攻
養護学校教員養成課程
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
障害児心理学演習 I
(障害児心理学演習)
松本敏治
2 年・前期・C
火・1∼2 時限
授業題目: 障害児の心理的特性と教育的理解
授業内容
障害児のもつ心理及び認知特性に関連したテーマを各自設定し発表・討
論を行う。
達成目標
障害児の認知的特性についての基本的理解とともに障害についての教育
的社会的側面から適切に問題の把握する。
障害児心理学演習 II
平成 15 年度は、開
講せず。
精神医学
平成 15 年度は、開
講せず。
感覚生理学
保健体育選修の「生
理学・運動生理学」を
もって替える
(障害児心理学演習)
(精神医学)
(感覚生理学)
精神衛生 I
(精神衛生)
河田信之
2 年・前期・C
金・9∼10 時限
授業題目: 精神衛生
授業内容
精神衛生は非常に範囲の広いものであるが、この授業では基礎としてフ
ラストレーションとそれに対する反応について、およびパーソナリティに
ついて述べ、さらに精神疾患や現代の精神病理についてもふれる予定。
達成目標
この分野は世間一般に誤解や偏見が多い。正しい認識をもてるようにな
ることが重要である。
精神衛生 II
(精神衛生)
河田信之
2 年・後期・C
火・9∼10 時限
授業題目: 精神衛生
授業内容
精神衛生 I で十分にできなかった精神疾患などを述べ、さらに、発達障害
の背景にある病理的条件 (たとえば染色体異常など) について述べる予定。
達成目標
精神衛生 I と同様である。
特別な評価基準
精神衛生 I を履修済みであることが望ましい。
障害児病理学 (生理学を含
授業内容
む)
障害を持った生存の普遍性に関する認識を深め、障害児・者と共に生きる
基本姿勢を培うことを目的として、生物学的観点から人の発生・発達過程
(遺伝を含む) 並びにその経過における障害の発生メカニズムを概説する。
谷口清 (非常勤講師)
3 年・後期・C
集中
102
学校教育教員養成課程・障害児教育専攻
養護学校教員養成課程
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
障害児教育方法 I
(障害児教育方法 I)
森博俊 (非常勤講師)
3 年・前期・C
集中
授業内容
参考文献・
「特別ニー
戦後日本の障害児教育方法論の展開を、「知的遅れ」を持つ子どもの教 ズ教育」「特別支援教
育を中心に概論する。授業の VTR や指導案等を参照しながら、代表的な 育」と障害児教育 (星
教育実践の考え方とそれらの相互関係について考えたい。具体的には、
雲社)
学習指導要領と「生活主義」の教育原理、
障害の「重度化」への対応、
「個に応じた指導」、
文化の中の育ちの挑戦―教科学習の探求―などを取
り上げる予定である。
達成目標
知的障害児教育実践の考え方及び実際について、歴史的な視野をもって
理解する一方、「特別支援教育」の展開する中で、子ども達の学習をどう
援助するか、実践的問題意識を育てる。
特別な評価基準
授業時に提出する感想 (講義内容の理解及び触発された問題意識など) に
基づく評価を重視する。
障害児教育方法 II
(障害児教育方法 II)
安藤房治・松本敏治
3 年・前期・C
木・9∼10 時限
障害児教育方法 III
授業内容
規則上は、後期開講だ
知的障害、LD、ADHD など発達・教育上の問題を抱える幼児・児童に対 が前期開講本授業は、心
して本学で行われる教育相談を観察し、実践についての予備的学習を行う。 身障害学科教室の教育相
達成目標
担当した子どもの観察により、障害の特徴、発達の課題を理解できる。
授業内容
談業務と関連づけて実施
するものであり、受講人
数を制限することがある。
また、本授業では、子ども
たちを実際に指導する場
合があるので、履修は「障
害児教育実習」履修条件
を満たしている人に限る。
3 年・後期・C
木・9∼10 時限
達成目標
担当した子どもの障害、発達に基づいた指導プログラムを作成すること
ができる。
本授業は、心身障害学科教
室の教育相談業務と関連づけ
て実施するものであり、受講
人数を制限することがある。
本授業を履修するには、対象
の子どもたちに関する予備知
識が必要であるため、
「障害児
心理学特殊講義 I」(松本) を
履修していなければならない。
障害児教育方法特殊講義
授業内容
(障害児教育方法 III)
安藤房治・松本敏治
(障害児教育学特殊講義)
前川久男 (非常勤講師)
2 年・後期・C
集中
知的障害、LD、ADHD など発達・教育上の問題を抱える幼児・児童に
対して本学で行われる教育相談に補助的に参加し、観察し、観察・指導に
ついての実践的学習を行う。
2002 年アメリカ精神遅滞学会が新しい精神遅滞の定義と分類のマニュア
ルを発表した。まずその定義について検討する。その後、精神遅滞あるい
は自閉症、学習障害、AD/HD 等の認知活動に何らかの問題を持っている
子どもについて述べる。さらに、子どもの認知活動をどのように考え、測
定し、教育的なはたらきを工夫するかについて、新しい心理教育的評価バッ
テリーを紹介するとともに、具体的なケースの検討、指導法を紹介する。
達成目標
新しい知能に関する考え方を把握し、その評価方法について知識を得る
とともに実施と解釈の仕方を学び、指導法への展開の具体例を通じて実践
的力量を高める契機とする。具体的には日本版 K-ABC 認知教育評価バッ
テリー、WISC-III、DN-CAS がどのような検査か知ることにより、それ
ら検査の実施の基礎となる知識を得る。
障害児教育方法学演習 I
授業内容
安藤房治
盲・聾・養護学校などの障害児学校、知的障害学級など障害児学級、そ
して通常学級など障害児教育の様々な教育の場の実際とそれぞれの特徴を
知る。特に、日本とアメリカの比較をしながら、障害児教育のシステムに
ついての理解を深める。そのために関連文献を読んで発表したり、学校参
観などを行い、その結果をレポートする。
(障害児教育方法学演習)
2 年・前期・C
火・3∼4 時限
達成目標
わが国の障害児学校や障害児学級の現状を認識し、子どもの教育にとっ
てのそれぞれの教育機関のメリットとデメリットを理解する。障害児教育
システムにおける日米の相違を考えながらわが国の障害児教育制度の課題
を把握する。
103
¡テキスト¿「インク
ルーシブ教育の真実
―アメリカ障害児教育
リポート」安藤房治著
(学苑社)
学校教育教員養成課程・障害児教育専攻
養護学校教員養成課程
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
障害児教育方法学演習 II
(障害児教育方法学演習)
安藤房治
2 年・後期・C
火・3∼4 時限
授業題目: 障害の理解と教育方法
授業内容
知的障害児や自閉症児の教育方法に関する文献の講読、附属養護学校で
の実際の指導場面での子どもや指導方法の観察をもとに行う討論を通して、
知的障害児や自閉症児の指導原理・指導方法を習得する。
達成目標
知的障害と自閉症の障害の実際を理解し、個々の子どもの障害と発達に
応じた教材・教具、教育課程の特徴を理解する。
障害児教育特選題目研究
授業内容
安藤房治
障害児教育学に関する文献収集、内容発表、討論などを通して、障害児
教育学の研究方法の基礎について学ぶ。
3 年・後期・C
水・9∼10 時限
4 年次学生との合同
ゼミの形式で行う。
達成目標
障害児教育学の研究方法の基礎を学び、自らの研究課題を見出す。
障害児心理学特選題目研究
授業内容
河田信之
この授業は障害児心理学のゼミと関連づけて行うもので、卒業研究の準
備段階として位置づけられるものである。各自が設定したテーマについて
研究を進め、ゼミで発表し、学期末にレポートを提出する。
3 年・後期・C
水・9∼10 時限
ゼミのガイダンスを
必ず聞くこと。
達成目標
卒論についての見通しを得ること。ただし、この授業の範囲では、研究
として完結したものは要求していない。
障害児教育方法特選題目研
授業題目: 障害児の指導と援助法
究
授業内容
松本敏治
3 年・後期・C
水・9∼10 時限
知的障害・自閉症・ADHD・LD 等の障害児への発達・教育的指導援助
を行うに当たって必要なその認知特性に基づいた指導援助の方法について
文献講読および事例検討を行う。
達成目標
上述の文献購読・および事例検討を通じて、卒業研究へ向けた問題意識
の形成と卒業研究のための基礎的研究方法を獲得すること。
特別な評価基準
文献購読・事例検討ともに主体的に取り組みを評価の基準とする。
104
幼児教育科目
幼稚園教員養成課程
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
幼児教育学
(幼児教育学 II)
吉川友能
3 年・後期・C
火・3∼4 時限
授業題目: 乳幼児の教育・保育の歴史
授業内容
主として欧米の乳幼児教育思想や教育制度の歴史と関連づけながら、日
本の乳幼児教育の歴史を考察する。
テキスト:佐伯胖『幼
児教育へのいざない』
東大出版会
達成目標
幼児教育・保育の歴史を学ぶ目的ないし理由を理解すること。
・
その
ために、幼児教育・保育史の全体的流れと代表的な人物の思想についての
基礎的知識を理解すること。
特別な評価基準
出席を含む授業への参加度+小レポート+期末テストまたはレポートの
総合で評価します。期末テストにするかレポートにするか、また配点は、
授業の進度を見ながら、授業最終日に告示します。
幼児教育学演習 I
(幼児教育学演習 I)
授業題目: 幼児教育に関する文献購読 A
*幼児教育演習室
授業内容
吉川友能
主として日本国内の幼児教育に関する文献を購読する。
4 年・前期・C
水・5∼6 時限
達成目標
幼児教育に関する理解を、自力で拡大深化させる学習法を身に付けます。
そのために、選定した文献の口述レポートを分担して行います。また全員
の口述レポート全体を、幼児教育の観点からレポートにまとめます。
特別な評価基準
出席を含む演習への参加度+文献の分担口述レポート+期末レポートの総
合で評価します。配点は演習の進度を見ながら、演習最終日に告示します。
幼児教育学演習 II
(幼児教育学演習 II)
授業題目: 幼児教育に関する文献購読 B
授業内容
吉川友能
主として日本国内の幼児教育に関する文献を購読する。
4 年・後期・C
水・5∼6 時限
達成目標
幼児教育学演習 I に同じ。
特別な評価基準
幼児教育学演習 I に同じ。
幼児心理学
(幼児心理学 II)
菅野幸宏
3 年・後期・C
金・9∼10 時限
授業題目: 子ども期の人格形成
授業内容
子ども期の人格形成を、一方で社会性を発達させながら他方で自己の認
識を深めていくプロセスとしてとらえ、愛着、気質、適合性の良さ、遊び、
共感、向社会的行動、養育態度、自己制御、内発的動機づけといった概念
を中心に考察していく。
達成目標
子ども期の人格形成をとらえる要点を理解し、より詳細な研究のための
基盤が備わる。
特別な評価基準
期末試験 60 %、レポート 20 %、出席 20 %の配点とする。
幼児心理学演習 I
(幼児心理学演習 I)
菅野幸宏
4 年・前期・C
金・1∼2 時限
授業題目: 発達とその支援を考える (1)
授業内容
乳幼児の発達とその支援について考究していく。ここでは特に発達支援
の理論と実際に焦点を置く。
達成目標
乳幼児期における発達支援の理論と実際に関する基本が理解できるよう
になる。
特別な評価基準
期末試験 60 %、レポート 20 %、出席 20 %の配点とする。
105
参考文献:臨床発達心
理士標準テキストとし
て刊行された日本発達
心理学会企画・シリー
ズ臨床発達心理学第 1
巻「臨床発達心理学概
論」(ミネルヴァ書房)
幼児教育科目
幼稚園教員養成課程
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
幼児心理学演習 II
(幼児心理学演習 II)
菅野幸宏
4 年・後期・C
金・3∼4 時限
授業題目: 発達とその支援を考える (2)
授業内容
乳幼児の発達とその支援について考究していく。ここでは特に育児・保
育現場に焦点を置く。
達成目標
育児・保育現場での発達とその支援に関する基本が理解できるように
なる。
特別な評価基準
期末試験 60 %、レポート 20 %、出席 20 %の配点とする。
106
参考文献:臨床発達心
理士標準テキストとし
て刊行された日本発達
心理学会企画・シリー
ズ臨床発達心理学第 5
巻「育児保育現場での
発達とその支援」(ミネ
ルヴァ書房)
特別教科 (看護) 教員養成課程
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
成人看護学 II 実習 (3)
4 学年・前期・C
火・木・1∼9 時限
授業題目: 成人の外科系看護学実習
授業内容
使用する参考書等は
事前に連絡する。
成人 (青年期・壮年期・老年期) の外科的治療を受ける人を対象に、「看
護過程」に基づいた周手術期および在宅看護について、臨地実習する。
達成目標
手術を要する主な疾患の病態、手術前後の看護の原則を基に、全人的理
解へのアプローチとニーズの把握・分析により個別的かつ退院後の生活を
含む看護計画を立て看護を展開ができる。
特別な評価基準
実習期間中の「知識」
「技術」
「態度」
「記録」の状況から、総合的に評価
する。
精神看護学実習
4 学年・前期・C
集中
授業題目: 精神疾患患者の看護実習
精神疾患患者を 1∼
2 名受け持ち、精神看
授業内容
護学及び精神看護学演
精神病院、精神障害者福祉施設において、精神疾患患者の医療、看護、 習で学んだ知識を活用
福祉活動を見学するとともに、精神疾患患者を受け持って看護を実践し、 して看護を行い、その
体験を通して看護に必要な知識、技術を習得するとともに、看護者として 過程と結果をレポート
の態度を養う。
する。
・9 月に集中実習
(月∼金) を行う。
達成目標
受け持ち患者における精神障害の発症、経過を患者の生育・生活環境、
体験との関連において説明し、必要な看護について考えを述べることがで
きる。
特別な評価基準
実習内容、特に、患者との接触を通して、患者をどのように理解したか、
どのような健康問題を把握し、援助を行ったか、それらが日々の実習記録
(ノート) に十分記述されているかを重視して評価する。
看護学概論
4 学年・後期 (前半)・C
集中
授業題目: 看護管理論
10 月上旬に集中講
義 (水∼金) で行う。
授業内容
看護を展開するために必要な看護管理について学習する。主な内容は、
看護とリ-ダーシップ、看護の組織と運営、看護マンパワー、看護の業務管
理、看護の継続教育、看護と倫理などである。
達成目標
看護管理のしくみを理解できる。
成人看護学 I 実習 (2)
4 学年・後期・C
集中
授業題目: 成人の内科系看護学実習
授業内容
成人期における疾患および健康障害を持つ人と家族の看護について、医
療・福祉施設において実際の看護過程展開を実習する。
達成目標
実習の手引きに示す各目標を達成すること。
107
8 月下旬から 9 月に
集中実習 (月曜日から
金曜日まで) で行う。
養護教諭養成課程
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
衛生学及び公衆衛生学 I(予
授業題目: 社会、環境、生活と健康
(衛生学及び公衆衛生学 I 予防
医学含む)
テキストは別途指示
する。社会と健康 (健
康生活専攻) と合同授
健康論、衛生行政、衛生統計、人口問題、疫学 (予防医学)、環境衛生、
業。
環境保全、産業保健、食品衛生等について概説する。
太田誠耕
達成目標
防医学を含む)
1 年・前期・C
月・9∼10 時限
衛生学及び公衆衛生学 II
(衛生学及び公衆衛生学 II)
太田誠耕
1 年・後期・C
月・3∼4 時限
授業内容
社会、環境、生活と健康の関わりを理解し、自分なりの健康観と健康な
生活を送ろうとする意識を持つ。
授業題目: 生活環境、学校環境と健康
授業内容
環境衛生の分野から、熱、光、空気、上水、下水、衣服、住居、害虫等
の生活環境及び学校環境について述べる。また、食品衛生の分野から、細
菌性食中毒、自然毒食中毒、化学性食中毒とその予防について述べる。
テキストは別途指示
する。環境健康論 (健
康生活専攻) と合同授
業。
達成目標
食生活を含む生活環境や学校環境と健康との関わりについて理解し、健
康な生活を送ろうとする意識を持つ。
衛生学及び公衆衛生学実習
(衛生学及び公衆衛生学実習)
太田誠耕・小玉正志
2 年・前期・C
火・7∼10 時限
授業題目: 学校環境衛生の検査と評価
授業内容
プリントを配布す
る。
学校環境で重要な問題となる照度、騒音、空気、飲料水、机いす等の検
査測定及び評価、それに基づく事後措置等について学校環境衛生の基準に
そって実習する。また、エネルギー代謝量の簡易測定、食品中の細菌の検
出、観察等も実習する。
達成目標
学校環境衛生検査の技術を習得し、快適な環境作りに対する意識を高揚
させるとともに自分自身の生活環境を見直すことができるようになる。
特別な評価基準
出席、実習態度、レポート、テストで総合的に評価する。
地域保健
(地域保健演習)
早川三野雄・面澤和子・佐藤
雄一・葛西敦子
3 年・後期・C
集中
授業題目: 地域の教育・保健・福祉施設における保健管理
授業内容
盲聾養護学校等の特殊教育諸学校、乳幼児・老人・リハビリテーション
等の施設における保健管理や保健教育、学校および地域住民に対する保健
所の保健活動などの理論と実際を、実地指導を含め理解します。訪問施設
の児童生徒の健康や障害について理解します。
テキスト:使用しませ
ん。交通費の自己負担
があります。
達成目標
見学参観する諸施設の担当者に保健管理に関する適切な質問ができる
ようにしましょう。保健行政と人々のニーズについて理解できるようにし
よう。
学校保健 (学校安全を含む)
(学校保健概論)
面澤和子
1 年・前期・C
月・7∼8 時限
授業題目: 子どもの健康を守る教育的な保健の探求
授業内容
学校保健の意義と構造、ヘルスプロモーションの考え方、学校保健の沿
革と児童生徒の健康問題等について、国際的にみた日本の特色をふまえな
がら講義する。保健管理、保健教育、保健組織活動の枠組みの中で、健康
診断等の中心となるテーマをとりあげる。
達成目標
日本の学校保健の特色を理解できる。児童生徒の健康問題の発見と解決
のための組織的取り組みの重要性、学校教育と学校保健の密接な関係を理
解し、具体的なテーマに即して課題をとらえられる。
特別な評価基準
なし。(出席し、課したレポートをきちんと提出することが基本である。)
108
参考書:「学校保健の動向・
平成 13 年度版」(財) 日本学
校保健会編 (東山書房)。
「学
校保健マニュアル・第 2 版」高
石昌弘、出井美智子編集 (南
山堂)。その他のテキストは
授業中に紹介する。
養護教諭養成課程
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
学校保健研究 I
(学校保健研究 I)
早川・佐藤 (雄一)・面澤・小
玉・太田・葛西
3 年・後期・C
水・1∼2 時限
授業題目: 保健情報処理の基礎
授業内容
保健情報処理の立場から数値処理の方法としての統計の基礎を学びます。
また、調査用紙の作成、実施計画の立て方、データ収集および解析の方法
について演習形式で行います。各学生が選択したテーマについての適切な
情報収集の仕方を学びます。
テキストを使用しま
せんが、資料を使うこ
とがあります。
達成目標
データと統計解析の適用を正しく理解できること。入出力のテクニック
を習得し、卒業研究に活用できること。
学校保健研究 II
(学校保健研究 II)
早川・佐藤 (雄一)・面澤・小
玉・太田・葛西
4 年・後期・C
水・1∼2 時限
授業題目: 保健情報のまとめ方
授業内容
収集された健康情報を適切に処理し、評価を加え、論文形式にまとめる
方法を学びます。さらに、わかりやすい発表の仕方についても実践的に学
びます。
達成目標
研究の楽しさ、発見の喜びを知り、研究に対する基本的な構えと、忍耐・
継続する力、優れた研究から学ぶ謙虚さを修得することを目指します。
性の発達と個人
(性の発達と個人)
小玉正志・早川三野雄
2 年・前期・C
水・5∼6 時限
授業題目: 性と性役割の発達
授業内容
この講義は前半に心理学的な分野、後半に生理・解剖学的な分野及び学
校における性教育について行います。前半は性役割通して個人の成長に、
後半にはヒトの発生から成人に至る過程を生理・解剖学的に理解し、身体
的肉体的に発達途上にある児童生徒のからだや心の悩みの現状と対応を講
述します。
達成目標
自分の性についてのアイデンティティ、自己と他者の性の受容について
広い視野から理解し考え、思春期・青年期の性に対する態度の形成に助言
できる力をつけていくことを目指します。
保健指導論
(保健指導論)
面澤和子
3 年・前期・C
木・3∼4 時限
授業題目: 学校における保健指導の諸問題に関する検討
保健教育方法論と合
同授業。参考書:「保健
指導の手引 (小学校、
学校における保健教育のうち、系統的な教科としての保健学習に対して
高等学校)、
「おもしろ
教科外の保健教育としての保健指導についての考え方や枠組みを講義する。
また具体的な保健指導の機会のうち、掲示物、保健だより等の作成や集団 健康教材第 1 集∼」健
保健指導について、具体物やビデオで事例を検討すると共に、実際に指導 学社。
して学生間で集団的な検討も行う。
授業内容
達成目標
学校における保健指導の特色や、様々な方法の特徴を理解する具体的な
資料や指導について分析し、基本的な観点をもとに評価する事ができる。
保健指導計画を作成することができる。
特別な評価基準
出席を重視し、数回の課題の提出とあわせて評価する。(出席し、きちん
と数回の課題を提出する。)
学校安全特論
(学校安全)
面澤和子
2 年・後期・C
金・5∼6 時限
授業題目: 学校を中心とした安全の理論的・実践的検討
授業内容
学校における安全管理、安全教育について、家庭や職場の安全との関連
や相違点を提示する。事故防止の理論や災害発生時の対処法等について講
議する。秋期休業中に消防署職員と消火訓練なども行う。
達成目標
学校における安全管理、教育の特色を理解する。事故の裁判例等につい
て分析し、自分なりの意見を持つことができる。事故防止の計画を立て、
点検の方法を考えることができる。
特別な評価基準
出席を重視し、数回の課題の提出とあわせて評価する。(出席し、きちん
と数回の課題を提出する。)
109
参考書:「安全指導の
手引」(小学校、中学
校)、学校保健実務必
携他。
養護教諭養成課程
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
養護学概論
(養護概論養護教諭の職務を含
む)
講師未定
2 年・前期・C
金・3∼4 時限
授業題目: 養護の概念と目的・機能
授業内容
養護
(養護教諭) とは何かを歴史、制度、実践の視点から考える
の考える過程で自己の子ども観、教育観を問い直してみる
学校教育での
養護の意義・機能について考える。
養護実践の構造化の試みを通して養
護の目標を考える。・
望ましい養護教諭像と養護教諭に必要な資質を考
える。
達成目標
養護教諭の役割に変化をもたらす要因を述べることができる。
学校
教育での養護の意義・機能について例をあげて説明できる。
・
自己の理想
とする養護教諭像と学習課題を述べることができる。
養護学演習 I
(養護活動演習 I)
講師未定
3 年・前期・C
木・7∼8 時限
授業題目: 養護活動過程と養護活動の展開
授業内容
養護活動過程にそって、どのような方法で、どのように活動を展開する
のかについて、原理、法的根拠等を踏まえながら検討する。特に演習 I で
は、健康実態の捉え方と健康問題を持つ児童生徒への支援方法を取り上げ、
校種による特徴についても考える。
履修条件として「養
護学概論」を修済みで
あること。また、養護
実習前に履修している
ことが望ましい。
達成目標
健康実態を把握するための活動を例示し、活動のねらいや活動を進め
るうえでの留意点について述べることができる。
・
児童生徒の発達や健康
レベルに応じた支援方法を説明できる。
養護学演習 II
(養護活動演習 II)
講師未定
3 年・後期・C
木・7∼8 時限
授業題目: 特別活動における養護活動と保健室経営
授業内容
養護活動演習 I と同様、養護活動の方法とその原理、法的根拠等につい
て検討する。特に演習 II では、学校行事に伴う保健管理・保健指導、児童
生徒保健委員会の指導といった特別活動における養護活動や保健指導と保
健室経営を取り上げる。
履修条件として「養
護学演習 I」を履修済
みであること。
・また、
養護実習前に履修して
いることが望ましい。
達成目標
自律的保健管理能力や保健の自治能力を育てるとはどういうことか、
について例をあげて説明できる。
・
実践事例から保健室の意義や機能につ
いて考察できる。
養護学基礎実習
(養護活動基礎実習)
講師未定
1 年・後期・C
月・7∼8∼9∼10 時限
授業題目: 健康診断の検査・測定法の原理と基礎的技術
授業内容
健康診断の実施項目である身体計測、視力・色覚検査、聴力検査、脊柱
側彎検査、肥満度測定等の検査・測定方法と結果の分析について実習する。
併せて、検査・測定の意義について考察し、児童生徒への事前指導・事後
指導のあり方について考える。
養護実習前に履修
していることが望まし
い。
達成目標
測定・検査の意義と原理を述べることができる。
測定器具・器械に
慣れ、正確に検査・測定できる。
・
事前指導、事後指導の留意点を述べる
ことができる。
養護学実習
(養護活動実習)
講師未定
3 年・後期・C
火・5∼6∼7∼8 時限
授業題目: 保健管理に伴う保健指導
授業内容
健康問題解決のための児童生徒への支援方法、中でも個別的、集団的保
健指導を取り上げ実習する。実習を通して、児童生徒の科学的保健認識の
発達を促す教材について検討する。
養護実習前に履修
していることが望まし
い。
達成目標
教材開発で生かせる養護教諭や保健室の特質を例示できる。
・
開発し
た教材を用いて模擬保健指導を行い、相互に評価し合い評価の観点につい
てまとめることができる。
110
養護教諭養成課程
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
健康相談活動の理論及び方
授業題目: 保健室の相談活動
法
授業内容
早川三野雄
健康相談活動の定義、理論、方法等を理解して、保健室で対応する心と
からだにかかわる相談活動を基礎づけている養護教諭と保健室の特性を講
述し、学生は討論に参加します。また、健康相談活動における学校・保護
者・児童生徒自身そして地域の人たちの連携の重要性について学びます。
3 年・後期・C
水・3∼4 時限
森田・三木共編健康
相談活動の理論と方法
ぎょうせい 2000
達成目標
保健室における相談活動の特徴を理解し、実践的な取り組みへの養護教
諭としての基本的な健康観と養護教諭としての自己の将来的な課題を展望
できるようになることを期待しています。
特別な評価基準
相談活動を実用的な技法としてだけ獲得しようとするのではなく、テキ
ストを基に自分なりに考えることが出来る力が重要視されます。
栄養学及び食品学
加藤陽治
2 年・後期・C
月・1∼2 時限
授業題目: 栄養素の機能と所要量
授業内容
健康を維持していくために必要な栄養素のもつはたらき、1 回に摂取す
べき栄養素の量、食品群の概念と食品の特性について学びます。
食物学 II と合同授
業テキスト・「新しい
食物学-食生活と健康
を考える-」加藤陽治・
長沼誠子編 (南江堂)
達成目標
健康を考えた食生活を営むために、自分にとって望ましい食べ方選択の
仕方を見つける。
特別な評価基準
出席、授業時に課すレポート、および最終試験で、総合評価を行う。レ
ポートは積極的に資料を調べ、的確に要約してできるだけ独創性の高い内
容にまとめること。
解剖学 I
(解剖学 I)
小玉正志
1 年・前期・C
火・3∼4 時限
授業題目: 人体の構造機能 I
入門人体解剖学、藤
田恒夫著、南江堂*人
授業内容
体の構造と機能 I(生涯
「人体とは?」という観点から、器官とその系統、組織とそのあらまし、
教育課程健康生活専攻
骨格系、筋系、脈管系について具体的事柄を取り上げながら、自分の体に
と合同授業)
興味を持てるように講義を行う。
達成目標
各部の名称や働きが理解でき、人の体に関心を持つことができるように
なる。
特別な評価基準
骨の名称を覚える試験、小テスト、期末テストより評価する。
解剖学 II
(解剖学 II)
小玉正志
1 年・後期・C
月・1∼2 時限
授業題目: 人体の構造と機能 II
入門人体解剖学、藤
田恒夫著、南江堂*人
授業内容
体の構造と機能 II(生
前期で講義したことをふまえながら、消化器系、呼吸器系、内分泌系、
涯教育課程健康生活専
神経系、感覚器系、泌尿生殖器系、発生学について講義する。
攻と合同授業)
達成目標
各部の名称や働きが理解でき、人の体に関心を持つことができるように
なる。
特別な評価基準
小テスト、レポート、期末テストより評価する。
生理学
運動生理学と合同授
業
111
養護教諭養成課程
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
生理学実習
(生理学実習)
早川三野雄・小玉正志
2 年・後期・C
月・3∼6 時限
授業題目: 生理・心理的検査測定法の基礎
授業内容
この実習は、生理系と心理系に分けて行う。生理系については、尿、血
液、視野、肺活量、皮膚感覚、心電図などについて検査・観察を行い、人
体の働きについて学ぶ。心理系では、認知的葛藤、両眼視の機制、色の好
悪などの実験を通して、実験の計画・実施・集計・発表の過程を学ぶ。
生理系では毎回プリントを
配布する。心理系では手引き
を配布する。両方の実験とも
毎回レポートを提出する。本
年 2 月発行の「弘前学校保
健科学 22」をレポートの参
考にするので、各自購入し準
備しておくこと。
達成目標
人の体に興味を持つようになる。科学的なレポートの作成ができるよう
になる。
微生物学 (免疫学を含む)
(微生物学免疫学を含む)
浅野宏司 (非常勤講師)
2 年・前期・C
月・1∼2 時限
授業題目: 微生物学、免疫学
授業内容
微生物の歴史、微生物の構造、増殖、感染、感染防御、滅菌・消毒、病
原微生物の種類。・免疫の種類、免疫応答と成立、体液性免疫・細胞性免
疫、感染防御、移植免疫。
教科書は使用しない
が、参考書として、系
統看護学講座 6 微生物
学 (医学書院) がある。
達成目標
微生物の増殖環境、感染経路、滅菌及び消毒法を理解させ、病原微生物
による感染防御に役立たせる。
特別な評価基準
毎回出席をとるので、2/3 以上の出席がなければ、受検資格はない。
薬理概論
(薬理概論)
瀬谷和彦 (非常勤講師)
1 年・後期・C
金・9∼10 時限
授業題目: 保健・医療と薬の役割
授業内容
様々な病態に使われる薬物のヒトへの作用、そして薬物に対するヒトの
反応。
・授業計画:薬理概論、中枢神経に作用する薬物、心臓・血管系作用
薬、血液・造血系作用薬、物質代謝関連薬、病原微生物・寄生虫に対する
薬物。
テキスト:鈴木正彦
著:ワークブック薬理、
医学芸術社 (1998)
達成目標
薬物のヒトへの作用、そして薬物に対するヒトの反応を理解する。保健・
医療に果たす薬の役割について理解する。
精神保健
(精神衛生学)
授業題目: 精神保健の歴史と今日の展開
授業内容
早川三野雄
精神保健の歴史と今日の展開
1 年・後期・C
月・7∼8∼9∼10 時限
達成目標
後半テキスト:講義の
時に紹介します。
精神障害や心の悩みを理解することが私たちの社会や人間観を確かめ、
また問題が児童生徒の住む地域、人々との対話であり、児童生徒こそ心の
主人公であることを知ろう。
特別な評価基準
出席点 20 %、授業時のレポート 20 %、論述テスト 60 %の配点とし、
学期を通じて、こころの健康についての視野、関心、理解を向上させてい
く継続性を重視します。
児童臨床心理学
(児童臨床心理学)
早川三野雄
2 年・前期・C
木・5∼6 時限
授業題目: 子どもの体験する心の世界
テキスト:馬場・永井
共編ライフサイクル
授業内容
の臨床心理学培風舘
乳幼児期から青年期に至る諸段階の臨床的な問題について特徴、支援方 1997 赤塚編精神保健
法などを学び、それらに関するパーソナリティの基礎を講述します。
の見方考え方 (1 年次
「精神保健」で使用)
達成目標
パーソナリティの発達的な考え方から子どもの問題が理解できることを
目標に、葛藤や危機などの事例を通して子どもの成長の力強い様相を想像
できる力を高めましょう。
特別な評価基準
心理臨床事例の読解センスがつくように幾つかのテキスト事例について
レポートの提出を求めます。
112
養護教諭養成課程
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
児童臨床心理学演習
(児童臨床心理学演習)
早川三野雄
2 年・後期・C
木・5∼6 時限
授業題目: 子どものための相談活動と自己理解
授業内容
テキスト・参考書:授
業の時に紹介します。
ロールプレイングによる面接実習を行い、カウンセリングプロセスの分
析とその過程に体験される自己についての理解を深め、相談に関わる相談
者個人への自己洞察を実践的に体験します。また、心理アセスメントの基
礎を学習し、質問紙法等の教育場面で利用されるテスト法について学習し
ます。
達成目標
事例検討の討議に参加してお互いの見方・聞き方の違いを知る、教師と
児童生徒の役割により理解図式の違いを体験する、相手の話を聞くことな
ど、自分自身を考えるようになろう。
特別な評価基準
レポートでは、事例の記録方法、分析方法、討論の進め方などを重視し
ます。
学校看護学
(学校看護学)
葛西敦子
2 年・前期・C
月・7∼8 時限
授業題目: 看護学概論および学校救急処置活動
授業内容
看護の概念、看護の歴史、ライフステージ各期の看護、看護過程と看護
診断、地域看護学における学校看護学、フィジカル・アセスメント、身体
的症状の訴えに対する対症看護、学校救急処置活動について学ぶ。
テキスト:学校救急処
置マニュアル、杉浦守
邦著、東山書房
達成目標
養護教諭に必要な看護学について理解する。
臨床実習
(臨床実習)
佐藤雄一・葛西敦子
4 年・前期・C
集中
授業題目: 臨床各科における診断・治療・看護の実際
授業内容
弘前大学医学部附属病院で 5 月下旬から 6 月中旬にかけて集中で行う。
院内各科で臨床の実際に接し,医療的ケア (吸引、導尿、自己注射等) につ
いて学ぶとともに,健康障害時の人々の精神的,身体的,社会的な問題に
ついて理解を深める。また,医療機関と学校との連携についても学ぶ。
集中講義 5 月∼6 月
中旬臨床各科の講義を
履修していること。
達成目標
臨床各科での診療・看護について理解し,経験した患者の病気について
科学的に説明できる。さらに、その経験を学校保健ケアへ適応できる。
特別な評価基準
実習内容・態度,レポート,出席
救急処置実習
(救急処置実習)
佐藤雄一・盛昭子・太田誠耕・
葛西敦子
3 年・後期・C
金・1∼4 時限
授業題目: ロールプレイングによる救急処置事例の検討
授業内容
救急蘇生法,止血法,包帯法,運搬法等の基本的な救急処置を実習する。
次いで頻度や重症度の高い事例を想定し,グループや個人毎にロールプレ
イング法により,問診,検診,判断,処置,養護指導等の総合的演習を行
い,事後に事例毎の検討を行う。
達成目標
救急処置の対象となる事例の病態を理解し,基本的な救急処置の技術を
実践できる。
特別な評価基準
筆記試験,実技試験,レポート、討論,出席
113
養護実習前に履修
していることが望まし
い。
養護教諭養成課程
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
小児科学 I(小児保健を含
授業題目: 小児の成長・発達と小児疾患の診断・治療
む)
授業内容
(II 救急処置を含む)
小児の生理的特徴をふまえて小児の成長・発達について,また,各種小
児疾患の病態・診断・治療・予防について講述する。その過程で,小児を
とりまく社会的問題,健康教育,救急処置等について言及する。小児の健
康と病気についての理解を深めながら小児保健,学校保健,小児看護につ
いて総合的に考察する。
佐藤雄一
3 年・前期・C
金・9∼10 時限
系統看護学講座専
門,
・小児看護学 1・2,
医学書院
達成目標
小児の成長・発達の特徴を理解できる。頻度の高い小児疾患について理
解し,科学的に説明でき,かつ学校保健ケアへ適応できる。
特別な評価基準
筆記試験,レポート
臨床医科学 I
(臨床医科学 I2 年後期必修分)
山辺英彰
2 年・後期・C
木・7∼8 時限
授業題目: 内科疾患の病因・病態・診断・治療
授業内容
成人の疾患の病因,病態,経過,診断学、検査法,治療について学習す
ることにより病気に対する取り組み方を学ぶ。
達成目標
頻度の高い成人疾患について理解し,科学的に説明でき,かつ学校保健
ケアに適応できる。
特別な評価基準
筆記試験
臨床医科学 III-1
(眼科・歯科・耳鼻科)
後期・B
3 年・月・9∼10 時限
授業題目: 各疾患の診断・治療
授業内容
耳鼻咽頭系・眼科系・歯科口腔系の代表的疾患の症状、検査、治療につ
いて学ぶ。
達成目標
各疾患の症状、病態生理、治療および看護を理解することができ、学校
保健ケアに適応できる。
特別な評価基準
テキスト:鈴木正彦著:ワークブック薬理、医学芸術社 (1998)
臨床医科学 III-1(皮膚科)
授業題目: 皮膚疾患の診断・治療
(臨床医科学 III3 年後期必・皮
膚科)
授業内容
今淳 (非常勤講師)
2 年・後期・B
水・7∼8 時限
皮膚の構造と機能,皮膚疾患の診断・治療について学習する。特に皮膚
疾患の特殊性,すなわち病変が眼で見える故の患者の悩み等についても,
看護面で対応できるように理解を深めていく。
達成目標
頻度の高い皮膚疾患について理解し,科学的に説明でき,かつ学校保健
ケアに適応できる。
特別な評価基準
筆記試験
臨床医科学 III-1(整形外
科)
(臨床医科学 III3 年前期必修
分)
西川真史 (非常勤講師)
3 年・前期・B
火・5∼6 時限
授業題目: 養護教諭に必要な整形外科の実際
前半開講・成人看護
学 II 各論演習 (2) と合
授業内容
同授業参考書:系統看護
1. 骨折総論、2. 上肢の骨折・外傷、3. 脊椎脊柱疾患、骨盤骨折・外傷、
学講座専門分野 14 成
4. 下肢の骨折・外傷、5. 再接着・創感染・創治療、6. 腰痛症・スポーツ障 人看護学〔10〕運動器
害、7. 整形外科と解剖総論について学習する。
疾患患者の看護、医学
書院
達成目標
整形外科疾患の病因・病態・診断・治療について理解し、学校保健ケア
に適応できる。
114
養護教諭養成課程
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
臨床医科学 II
(臨床医科学 II)
滝口雅博 (非常勤講師)
3 年・前期・C
火・9∼10 時限
授業題目: 救急処置理論と災害管理
授業内容
救命蘇生法、止血法、固定法、包帯法、運搬法等の基本的な救急処置理
論について、および災害管理について講義する。
達成目標
救急処置の対象となる疾患の病態・基本的な救急処置法の基礎的知識、
および災害管理について、科学的に説明でき、かつ学校保健ケアに適応で
きる。
特別な評価基準
筆記試験
臨床医科学 III-2(放射線
授業題目: 放射線医学の診断・治療
科)
授業内容
(臨床医科学 III3 年後期必・放
射線)
放射線医学の基礎事項,画像診断学および放射線検査時の看護,核医学
およびその検査時の看護,放射線治療学および治療時の看護,放射線障害
と放射線防護等について学習する。
三浦 (後半)(非常勤講師)
2 年・後期・C
月・7∼8 時限
後半
達成目標
放射線医学の基礎的事項・診断・治療・看護について理解し科学的に説
明でき,かつ学校保健ケアに適応できる。
特別な評価基準
筆記試験
臨床医科学 III-2(精神科)
授業題目: 養護教諭に必要な精神医学の知識について
(臨床医科学 III3 年後期選択
分)
授業内容
矢部博興 (非常勤講師)
総論 (記述精神医学、力動精神医学 (防衛機制、児童思春期心性など)、精
神症状と状態像、各論 (主な精神疾患) について学ぶ。
2 年・後期・C
月・7∼8 時限
達成目標
学校看護学演習
授業題目: 学校救急処置活動と慢性疾患をもつ患児の看護
(学校看護学演習)
葛西敦子
2 年・後期・C
金・7∼8 時限
前半
主な精神疾患の病因・病態・診断・治療について理解し、学校保健ケア
に適応できる。
授業内容
学校看護学の基礎的知識を踏まえ、学校における救急処置の事例 (急性
疾患を含む) について問題受理、問題分析、判断、処置、指導、後処理の
過程について学ぶ。さらに慢性疾患をもつ患児の看護についても学ぶ。
学校看護学を履修
していることが望まし
い。
達成目標
学校救急処置活動に必要な知識および慢性疾患患児の看護について理解
する。
学校看護学実習
(学校看護学実習)
葛西敦子
3 年・前期・後期・B
火・1∼2∼3∼4 時限
授業題目: 養護教諭に必要な看護の基礎的知識と看護技術
授業内容
前期ではベッドメーキング、就床患者のリネン交換と寝衣交換、バイタ
ルサインの測定、感染予防と滅菌と消毒、罨法などについて、後期では包
帯法、食事の援助、車椅子移動や松葉杖歩行、薬物療法における援助 (自
己注射の援助を含む)、酸素吸入、身体の清潔、排泄の援助 (導尿 (自己導
尿)、留置カテーテル、浣腸、ストーマケアを含む) などについて講義およ
び実習を行う。さらに慢性疾患をもつ子どもに必要な吸引・経管栄養・導
尿についても講義および実習を行う。
達成目標
養護教諭に必要な看護の基礎的知識を理解し、看護技術を実践できる。
115
前半テキスト:基礎看
護技術 I・II、氏家幸子
著、医学書院
養護教諭養成課程
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
臨床看護学演習
(臨床看護学演習)
佐藤雄一・葛西敦子
4 年・前期・C
集中
授業題目: 臨床各科における医療・看護の基礎と応用
授業内容
集中講義:5 月∼6 月
中旬
臨床実習を効果的に実施するために診療科別の医療・看護の現状につい
て理解する。又,実習終了後には経験した症例を基に学校保健ケアへの適
応について,ゼミ形式で考察する。
達成目標
医療・看護の方法を理解し,学校保健ケアへ適応できる知識を得る。
特別な評価基準
レポート,発表,討論,出席
母性保健
(母性保健)
葛西敦子
1 年・前期・C
月・5∼6 時限
授業題目: 母性各期の特徴と保健指導および女性の解剖学的特徴・ 前半
生理的特徴
授業内容
母性と人間の性、小児期・思春期・成熟期・更年期・老年期各期の特徴
と保健指導、女性の解剖学的特徴・生理的特徴、妊娠の成立、避妊法など
について学習する。統計資料や関係法規なども紹介する。
達成目標
小学校・中学校・高等学校において、思春期母性保健教育ができるよう
な基礎的知識を理解できる。
病理学
(病理学)
中村光男 (非常勤講師)
1 年・前期・C
水・1∼2 時限
授業題目: 病理学
授業内容
病理学は病気の本態を学ぶ学問です。病理学総論では主に病因論、先天
性疾患、細胞の基本病変、物質代謝障害、再生、炎症、腫瘍等に関する医
学用語について解説します。病理学各論では病理学総論で学んだことを基
本に、各臓器 (循環器、呼吸器、泌尿生殖器等) の主な疾患について理解し
ます。
達成目標
医学用語並びに各臓器の主な疾患について、正確で科学的な理解をもて
ること。
116
規則上は後期開講だ
が、前期開講テキスト:
中村他著医療系学生の
ための病理学第 2 版講
談社サイエンティフィ
ック
生涯教育課程・課程共通科目
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
ボランティア論
藤田昇治 (非常勤講師)
3 年・前期・C
水・3∼4 時限
授業題目: ボランティア社会に生きる
授業内容
ボランティア活動については、一方で「奉仕活動」として捉える意見もあ
るが、基本的には自己実現を図る活動として捉える。ボランティア・NPO
活動は、21 世紀の社会で重要な役割を果たす可能性を持つこと、福祉や生
涯学習の領域だけでなく様々な場面で展開され、その活動の中で主体形成
がなされていること、を明らかにする。
達成目標
ボランティア・NPO の具体的な活動状況やその社会的な成立条件等を
理解するとともに、自己のライフスタイルの中にボランティア・NPO 活
動を位置づけられるようにする。
福祉社会論
志村建一 (非常勤講師)
2 年・後期・C
金・5∼6 時限
授業題目: 福祉社会論
授業内容
現代社会のさまざまな福祉課題について、社会学的な考察を試みる。そ
のために社会福祉について概観し、社会福祉の全体像を理解するところか
らスタートする。そしてその社会福祉について社会学的に考察するための
枠組みを考えたい。
「社会学の定義は社会学者の数だけ存在する」といわれ
るが、本講では富永社会学の定義を学ぶ。そしてさらに福祉課題の分析に
システム思考を持ち込んでみたい。具体的な福祉課題を映像から抽出し、
考察してみたい。
達成目標
現代社会のさまざまな福祉課題について、社会学的な考察できる。
特別な評価基準
演習 4 回のレポートをそれぞれ 25 点とする。すなわち 4 回の演習レポー
トの合計点で総合評価とする。
学校外教育論
藤田昇治 (非常勤講師)
2 年・後期・C
火・3∼4 時限
授業題目: 学校外教育の現状と課題
授業内容
「学校完全週休二日制」の実施や「学社融合」論をふまえ、改めて学校
外における子どもの成長発達の条件を整えることが必要とされてきている。
家庭・学校・地域の教育力、図書館・博物館などの社会教育施設や野外施
設、地域のスポーツクラブ・文化芸術活動など、多様な学校外の教育活動
について、現状と課題を紹介する。
達成目標
学校以外で展開されている多様な教育学習活動、文化創造活動・スポー
ツ活動等について、その主体である子どもや地域住民の立場から理解でき
るようにする。
特別な評価基準
テキストは特に指定しない。
リーダーシップ心理学
田名場忍
2 年・前期・C
月・3∼4 時限
授業題目: 対人関係とリーダーシップの心理学
授業内容
自分は他の人からどう思われているのだろうか、親密な関係はどのよう
に始まり進展するのだろうか、時として思わぬ人がリーダーシップを発揮
するのはなぜだろうか。この講義では、こうした対人関係やリーダーシッ
プに関する日常の疑問を例にとり、そのメカニズムを解説し、学校教育場
面に応用できる基礎的知識を提供する。
達成目標
自分や周囲の人々の行動について、講義内容の理解に基づいて検討でき
る力をつけること。
特別な評価基準
出席点 20 %、期末試験 80 %で評価する。
117
生涯教育課程・課程共通科目
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
雪国の風土と文化
北原かな子 (非常勤講師)
1 年・前期・C
月・5∼6 時限
授業題目: 芸術と文化
授業内容
わが国の風土と文化を考えるとき、われわれは、芸術の各ジャンルごと
に、¡風土論¿を構想し展開してきた。今、新たな視点のもと、各ジャンル
の垣根を取りさり、例えば、文学を美術の眼で、美術作品を文学的に読み
解くような切り口を呈示してみる。¡風土¿地下水脈を探る試み、といって
もいい。受講者も創る人でありたい。
達成目標
東北に生を受けた文学者・美術家・音楽家などの作品に触れ、それぞれ
の世界に、¡風土¿がいかにかかわっているかを考察する。啄木、賢治、寺
山修司、画家の萬鐵五郎等に迫っていきたい。
特別な評価基準
文学作品、美術作品に直接触れ、深く分け入り、作品の持つ、¡風土¿の
力や、¡風土性¿について考察する。受講者自身の体験と重ね、レポート (数
回) の提出や、口答の発表によって評価したい。
人間生活と科学技術
授業題目: 科学技術と生活の関り
羽賀・山下・佐藤雄二・志村・
北原・小山智・久保 (非)
授業内容
1 年・前期・C
月・7∼8 時限
科学技術と人間生活の関りについて、次の観点から学ぶ。ガリレオ、ニュー
トンからアインシュタイン、プランク、ハイゼンベルグへいたるまで科学
的常識が如何に定着してきたか。エレクトロニクス技術の発展、金属、高
分子など新素材の発展が日常生活に如何に係わってきたか。地域生活を豊
かにする情報基盤や都市のデザインなど。
テ キ ス ト「 相 対 論
への探求 (コロナ社)」
(山下担当のみ)
達成目標
科学技術と人間生活の関りについて、学んだことを踏まえて自分の考え
をまとめることができること。
スポーツと人間
授業題目: スポーツの社会的意味と健康とスポーツの関係
麓信義・本間正行・佐藤雄一・
佐藤光毅
授業内容
1 年・前期・C
水・5∼6 時限
講義内容は、大きく二つに分かれる。社会におけるスポーツの歴史を扱
う部分と、社会における健康問題を扱う部分である。現代社会において健
康問題を扱う場合に運動との関係が切り離せないことを理解し、スポーツ
と健康の現代社会における意味を学ぶ。
達成目標
現代社会においては、健康とスポーツがキーワードであることを自然科
学的、社会科学的に理解できること。
118
生涯教育課程・健康生活専攻
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
運動と健康
佐藤光毅・戸塚学
1 年・後期・C
火・5∼6 時限
授業題目: 運動の実施と健康管理
授業内容
運動習慣の確立を通じた健康づくりについて、社会体育指導者の講習科
目内容である運動の実施と健康管理、子供の健康と運動、青年の健康と運
動、中高年の健康と運動、女性の健康と運動、疾病・障害を有する者と運
動等について学習する。
達成目標
スポーツ指導者の資質として必要な運動と健康の関わり合いの理論的裏
付けについて理解する。
健康と栄養
加藤陽治
2 年・前期・C
月・1∼2 時限
授業題目: 食物の機能
授業内容
現代人の食生活内容と健康状態をふまえ、食品のもつ三つの機能、すな
わち、一次機能 (栄養素本来の機能)、二次機能 (味、色、香など嗜好に関
する感覚機能) および三次機能 (生体調節機能) などについて学びます。
テキスト「新しい食
物学-食生活と健康を
考える-」加藤陽治・長
沼誠子編 (南江堂)
達成目標
現代における食生活の課題を考え、食べ物のもつ働きを多面的に捉える
能力を身につける。
特別な評価基準
出席、授業時に課すレポート、および最終試験で、総合評価を行う。レ
ポートは積極的に資料を調べ、的確に要約してできるだけ独創性の高い内
容にまとめること。
加齢と健康
佐藤雄一・山辺英彰
2 年・後期・C
木・7∼8 時限
授業題目: ライフサイクルからみた病気とその予防
授業内容
人の成長にともなう身体機能の変化とそのメカニズムをふまえながら、ラ
イフサイクルの各時期における特徴的な病気とその予防について講述する。
(後半) は養護教諭養
成課程と合同授業。前
半 (佐藤)、後半 (山辺)
達成目標
ライフサイクルの各時期における特徴的な病気を理解し、科学的に説明
できる。
特別な評価基準
筆記試験,レポート,発表・討論
社会と健康
太田誠耕
1 年・前期・C
月・9∼10 時限
授業題目: 社会、環境、生活と健康
テキストは別途指示
する。衛生学及び公衆
授業内容
衛生学 I(養護教諭養成
健康論、衛生行政、衛生統計、人口問題、疫学 (予防医学)、環境衛生、
課程) と合同授業。
環境保全、産業保健、食品衛生等について概説する。
達成目標
社会、環境、生活と健康の関わりを理解し、自分なりの健康観と健康な
生活を送ろうとする意識を持つ。
人体の構造と機能 I
小玉正志
1 年・前期・C
火・3∼4 時限
授業題目: 人体の構造と機能 I
授業内容
「人体とは?」と言う観点から、器官とその系統、組織学とそのあらま
し、骨格系、筋系、脈管系について具体的事柄を取り上げながら、自分の
体に興味を持てるように講義を行う。
・講義では、プリントを配布し、プリ
ントとテキストをもとに行う実習は、人体標本 (骨) の観察を行う。
達成目標
各部の名称や働きが理解でき、人の体に関心を持つことできるよように
なる。
特別な評価基準
骨の名称を覚える試験、小テスト、期末テストにより評価する。
119
入門人体解剖学、藤
田恒夫著南江堂*解剖
学 I(養護教諭養成課
程) 合同授業
生涯教育課程・健康生活専攻
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
社会体育概論
火・9∼10 時限 (後半)
2 年・後期・C
授業題目: 社会体育の理論と日本のスポーツ活動の現状
授業内容
「社会体育」という教育活動の理論的背景を理解し、実際に日本や世界
の学校外でのスポーツ活動の現状を把握する。
達成目標
「社会体育」の重要性を理解し、日本全体や青森県におけるこれからの
スポーツのあるべき姿を思い描けるようになる。
スポーツ心理学
麓信義
2 年・後期・C
月・5∼6 時限
授業題目: 運動・スポーツの心理学的研究
授業内容
あらゆる行動は、筋肉の収縮による運動によって成立していることを前
提にして人間の行動を再観察してみることからはじめて、人間の行動、特
に、スポーツのような運動行動の場面での行動をどう理解すべきかについ
て、総合的な視点を獲得する。
達成目標
運動技術の獲得、獲得した技術をいつ使うかの状況判断の良否、そして
練習や試合でのやる気の変化について考える時の理論的背景を理解する。
特別な評価基準
『新しいスポーツ心理
学入門』(麓信義著、春秋
は)『運動行動の心理学』
(麓信義他著、高文堂出版
社) 教科書とする。
『子ど
ものからだとことば』(竹
内敏晴著、晶文社)『子ど
ものからだ』(宮下充正著
東大出版会)『アヴェロン
の野生児』(イタール著、
福村出版)・冬休みに読む
こと。
いくつかのミニレポートと試験で評価する。
スポーツ生理学
佐藤光毅・戸塚学
2 年・後期・C
水・1∼2 時限
授業題目: 人間の生理機能と環境適応能
授業内容
運動が生体に及ぼす影響が生理機能に及ぼす影響や運動を含む環境変化
に対する人間の適応能について形態と機能の両面から学習する。
¡テキスト¿入門運動
生理学 (杏林書院) 勝田
茂編著、和田正和、松
永智著
達成目標
生理学・運動生理学に関する基礎的な知識を学習し、体育・スポーツを
通じた身体運動に対する健康科学的な洞察力を身につける。
運動スポーツ指導論
大島義晴・高橋俊哉
2 年・前期・C
金・1∼2 時限
授業題目: スポーツ指導の実際
授業内容
スポーツ指導の概念 (目標・意義) とその方法論 (対象に応じた指導計画)
を学ぶ。また、スポーツ指導者論、スポーツイベントの役割について学習
する。
達成目標
スポーツ指導の理論的背景について理解し、それを実際の指導場面で生
かせるようになることを目標とする。
運動スポーツ医学
中路重之 (非常勤講師)
1 年・前期・C
金・1∼2 時限
授業題目: スポーツ医学の基礎とマッサージ
授業内容
スポーツ指導者として必要なスポーツ医学の基礎知識について、スポー
ツにおける内科的障害、事故と対策、運動による予防と治療スポーツ指導
上の安全対策、マッサージ法について学習する。
達成目標
スポーツ指導者として必要なスポーツ医学の基礎知識と基礎実技を身に
つける。
120
生涯教育課程・健康生活専攻
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
スポーツ経営学
清水紀人
3 年・前期・C
火・5∼6 時限
授業題目: 体育・スポーツ経営管理学
体育経営管理学と合
同。テキストは体育経
営管理学講義 (大修館)
体育・スポーツ活動の成立のために必要な運動施設の整備・運営 (A.S.)、
を使用します。
クラブの育成 (C.S.)、運動プログラムの提供 (P.S.) などについて理解し、
これらを学校・地域・職場の 3 つの側面から比較検討し、経営管理のため
の基礎を理解します。
授業内容
達成目標
学校・地域・職場における個々の A.S.・C.S.・P.S. の目的とその意義が
理解できる。
特別な評価基準
平常評価:30 %・達成評価:70 % (筆記試験 40 %、レポートによる評価
30 %)
地域スポーツ行政
本間正行・清水紀人
4 年・前期・C
月・5∼6 時限
授業題目: 地域スポーツ行政
授業内容
行政の行うスポーツ振興対策や、行政の仕組みについて理解するととも
に、国・県レレベルのスポーツ行政の現状と課題について学習します。
達成目標
体育経営管理学また
はスポーツ経営学を履
修した者が履修できま
す。テキストは体育経
営管理学講義 (大修館)
を使用します。
スポーツ行政とは何か。さらに、スポーツの振興とはどのような組織・
運営・管理・管理の基に成り立っているのかを知る。
特別な評価基準
平常評価:30 %・達成評価:70 % (筆記試験 40 %、レポートによる評価
30 %)
スポーツ障害・救急処置
石橋恭之 (非常勤講師)・矢吹
知之 (非常勤講師)
2 年・前期・C
月・9∼10 時限
授業題目: スポーツにおける障害・救急処置とテーピングの実際
授業内容
社会体育指導員に必要なスポーツ障害とその予防・治療に関する基礎知
識について学習する。とくに、スポーツ現場において生じやすい外傷・障害
に対しては救急処置法ならびにテーピングの理論と実際について学習する。
達成目標
スポーツ障害の予防と治療および救急処置法の基礎的知識を身につける
とともに、テーピングの理論と技術の習得をする。
栄養学・スポーツ栄養学
齋藤和男
2 年・後期・C
月・3∼4 時限
授業題目: 健康の維持増進と競技力
授業内容
スポーツに関連した栄養について、「スポーツマンの食事」、「タンパク
質・脂質の栄養的意義」、「炭水化物の栄養効果」「エネルギー代謝」、「微
量栄養素の役割と種類」、「栄養と食事」等を中心に講義する。
達成目標
栄養素の必要量や接種するタイミングなど効果的な栄養のあり方を理解
するとともに、競技生活の中でこれらを生かすことができるようにする。
平成 15 年度は、開
講せず。
エイジングの心理学
障害者の教育と福祉
授業内容
安藤房治
障害児教育の対象、理念、歴史、制度、教育課程、指導方法について概
説的に講義を行う。また、障害者福祉の理念、対象、制度についても概説
する。
3 年・前期・C
水・5∼6 時限
達成目標
障害児の教育と関する基本的用語、概念の理解と習得、理念や制度、教
育課程・方法についての基本的理解。障害者福祉に関する基本的用語・概
念の理解と習得。課題の認識。
121
学校教育教員養成課
程開設科目「障害児教
育学概論」と合同して
実施する。
生涯教育課程・健康生活専攻
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
少年スポーツ指導実践
麓信義
3∼4 年・前期・C
集中
成年スポーツ指導実践
麓信義
3∼4 年・後期・C
集中
授業題目: 少年スポーツ指導の現場実習
指導の現実を知り、
そこで生じる様々な問
題への対処法を学ぶと
実際にスポーツ指導をしている現場に赴き、指導者のアシスタントをしな その対処法を実施する
がら、指導の実戦経験を積む。現場指導者の講義等も含まれる場合がある。 ために必要な知識の必
要性を理解する。
達成目標
指導の現実を知り、そこで生じる様々な問題への対処法を学ぶとその対
処法を実施するために必要な知識の必要性を理解する。
授業内容
授業題目: 成人スポーツ指導の現場実習
授業内容
実際にスポーツ指導をしている現場に赴き、指導者のアシスタントをしな
がら、指導の実戦経験を積む。現場指導者の講義等も含まれる場合がある。
達成目標
指導の現実を知り、現場で生じる様々な問題への対処法を学び、その対
処法を実施するためにどの分野の知識が必要かを理解する。
特別な評価基準
本人のレポートと、現場の指導員の評価を合わせて採点する。
高齢者スポーツ指導実践
平成 15 年度は、開
講せず。
成年・高齢者スポーツ指導
平成 15 年度は、開
講せず。
実践
平成 15 年度は、開
講せず。
成年・高齢者スポーツ指導
実践
平成 15 年度は、開
講せず。
成年・高齢者スポーツ指導
実践
平成 15 年度は、開
講せず。
成年・高齢者スポーツ指導
実践
レクリエーション指導実習
齋藤和男
2∼3 年・後期・C
金・3∼4 時限
授業題目: レクリエーション実技指導
授業内容
レクリエーション指導で必要な運動のとらえ方とその指導法を、実際の
実技指導の中で身につける。
達成目標
大人も子どもも、男子も女子も、そして、上手な人も下手な人もそれぞ
れの体力、技術、経験の度合に応じて楽しむことができるように、よりよ
く変化させ、工夫することができるようになる。
122
生涯教育課程・健康生活専攻
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
スポーツ科学基礎実験
授業題目: 「運動する人間」を対象にした基礎的実験
佐藤光毅・大島義晴・戸塚学・
麓信義
授業内容
1 年・後期・C
金・9∼10 時限
運動はスポーツに限らないが「人間が動く」ことを実験対象にした運動
生理学、バイオメカニクス、運動心理学の各分野の基礎的実験を通して、
スポーツ科学の広がりを実感させる。
達成目標
運動生理学、バイオメカニクス、運動心理学に関する科学的な研究方法
や分析の手法を身につけ、実験レポートの作成ができるようになる。
特別な評価基準
13 項目の実験内容に関するレポートの提出により評価する。
施設経営管理
清水紀人・高橋俊哉
3 年・後期・C
木・7∼8 時限
授業題目: 施設経営管理
授業内容
体育・スポーツ活動の成立のために必要な運動施設の整備・運営 (A.S.)
についての理解を深めるとともに、公共スポーツ施設及び商業スポーツ施
設の整備と運営管理について実地の視察も交えながら学習します。
体育経営管理学また
はスポーツ経営学を履
修した者が履修できま
す。テキストは体育経
営管理学講義 (大修館)
を使用します。
達成目標
公共スポーツ施設及び商業スポーツ施設の現状と課題、さらにそれらに
関する運営・管理についての基礎を理解する。
特別な評価基準
平常評価:50 %・達成評価:50 % (レポートによる評価 50 %)
運動機構特論
大島義晴
2 年・後期・C
月・1∼2 時限
授業題目: 身体運動のメカニズム
授業内容
生理学や解剖学および力学、心理学の視点から、身体の運動機構につい
て考察し、スポーツを実践する立場に立って、
「近代スポーツ科学」を再考
する。
達成目標
身体運動を科学的な視点から観察する能力を身につける。また、合理的
な運動のメカニズムについても深い理解を得る。
特別な評価基準
授業では、グループ発表を課題としてあげているので、その発表内容も
評価に含める。
トレーニング科学
大島義晴・戸塚学
3 年・後期・C
木・9∼10 時限
授業題目: トレーニング科学
授業内容
身体トレーニングに関する概念とその科学的基礎についてバイオメカニ
クスと運動生理学的視点から理解し、各種トレーニング方法についても学
習する。
達成目標
身体トレーニングに関する概念とその科学的基礎についてバイオメカニ
クスと運動生理学的視点から理解し、各種トレーニング方法についても学
習する。
特別な評価基準
身体トレーニングの科学的基礎について理解を深め、実際の指導現場で
その理論が生かせるようにする。
スポーツ史
本間正行
3 年・後期・C
火・3∼4 時限
授業題目: 日本の幕末から現代にかけての体育、スポーツの歴史
授業内容
我が国における欧米近代スポーツの導入と展開、在来武術のスポーツ化、
学校体育の変遷を中心に、諸資料にあたりながら概観する。
達成目標
日本の幕末から現代にかけての体育、スポーツの出来事について理解し、
なぜそのようなことが生じたのか考察することができる。
123
生涯教育課程・健康生活専攻
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
障害者スポーツ論
矢吹知之 (非常勤講師)
2 年・後期・C
集中
授業題目: 障害者とスポーツ
授業内容
リハビリテーションやレクリエーション、そして、健康の保持増進ばか
りでなく、パラリンピックに代表されるような競技スポーツにまで拡大し
ている障害者スポーツの現状と問題点を解説するとともに、今後の障害者
スポーツはどうあるべきかについて言及する。
達成目標
障害者スポーツの在るべき姿について意見を述べることができる程度の
知識を身につける。
運動指導論 I
授業題目: 個人スポーツの指導論
佐藤光毅・大島義晴・清水紀
人・佐野信子
授業内容
3 年・前期・C
木・3∼4 時限
4 人の総合評価によ
って単位を認定する。
個人スポーツの指導に際して重要となる、表現や技術指導の基本的課題、
あるいは、その評価法や安全管理の諸問題について講義します。
達成目標
運動観察の概念を理解し、表現方法、指導方法、さらに安全管理上必要
な幇助の意味を理解する。
特別な評価基準
平常評価:50 %・達成評価:50 % (レポートによる評価 50 %)
運動指導論 II
高橋俊哉・齋藤和男
3 年・前期・C
月・5∼6 時限
授業題目: 対人スポーツの指導法
授業内容
格技とラケットスポーツを中心に対人スポーツの指導の特性を学ぶ。
達成目標
対人スポーツの指導の特性、評価、安全管理を理解し実践する能力を身
につける。
運動指導論 III
麓信義・本間正行
3 年・後期・C
月・3∼4 時限
授業題目: 集団スポーツの指導法
授業内容
サッカーとバスケットボールを主として、集団的ボールゲームの指導法
を技術と戦術と戦略の観点から解説する。
達成目標
技術・戦術・戦略の違いと関連性を理解し、指導のための実践的知識の
習得する。
運動健康特論
健康生活専攻教官
2 年・前期・C
水・7∼8 時限
授業題目: 指導教官による卒業論文関連分野紹介
授業内容
卒業論文との関係で、基礎的に知っておかなければならない事柄で、他
の科目の聴講では代替できない内容の講義を行う。
達成目標
新しい研究方法や研究成果を学問的バックグランドと関連させて理解
する。
運動・健康理論演習
健康生活専攻教官
3∼4 年・前期・C
水・7∼8 時限
授業題目: 卒業論文への導入演習
授業内容
運動・健康に関連した分野から一つを選び、集中的に勉強する。
達成目標
研究上の疑問を解決するための実験の組み立て方 (非実験の場合は、資
料の読み方) について、理解を深める。
124
指導教官が特に必要とした
場合のみ、担当学生と相談し
て開講る。時間割上は左の時
間帯とすが、教授会等でつぶ
れる場合もるので、実際の授
業展開は教官生の合意で決め
る。評価は教官によって異な
る。
指導教官が特に必要とした
場合のみ、担当学生と相談し
て開講る。時間割上は左の時
間帯とすが、教授会等でつぶ
れる場合もるので、実際の授
業展開は教官生の合意で決め
る。評価は教官によって異な
る。
生涯教育課程・健康生活専攻
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
基本運動実技 I
佐藤光毅・大島義晴
1 年・前期・C
月・5∼6 時限
基本運動実技 I
佐藤光毅・大島義晴
1 年・前期・C
月・5∼6 時限
授業題目: 体操の基本
基本的運動の仕組みを理解し実践することができるようになる。
指導教官が特に必要とした
場合のみ、担当学生と相談し
て開講る。時間割上は左の時
間帯とすが、教授会等でつぶ
れる場合もるので、実際の授
業展開は教官生の合意で決め
る。評価は教官によって異な
る。
授業題目: 陸上競技の基本
授業内容
基本姿勢と基本的運動内容の解説と実践。
達成目標
授業内容
走・跳・投の基本動作の習熟を図りながら、合理的な動きづくりとその
指導法について学ぶ。
達成目標
陸上競技に関する基本的な知識と技術を習得する。
特別な評価基準
運動能力の評価については、混成競技採点表に基づいて行う。
基本運動実技 II
清水紀人・麓信義・佐藤光毅
1 年・前期・C
金・5∼6 時限
授業題目: 器械運動 (器械運動の基礎)・サッカー (サッカーの基礎)
授業内容
学校体育で取り扱われている器械運動・サッカーの基本を初歩的な動作
から順に指導します。それによって、癖のないフォームの理解をうながす
とともに、練習方法についても学習します。
種目ごとに試験を行
い、2 種目を総合して
評価するため、分割履
修は認めない。
達成目標
与えられた運動課題が理解でき、さらに実施できること。
特別な評価基準
平常評価:20 %・達成評価:80 % (実技試験)
基本運動実技 III
千田勝弘 (非常勤講師)・小山
秀哉 (非常勤講師)
1 年・前期・C
月・7∼8 時限
授業題目: テニスの基礎
授業内容
テニスの基礎としてもっとも大切な技術を知るとともに、その技術を効
果的に身につけるためにはどの溶暗方法があるか実践を通して学ぶ。
達成目標
2 人の総合評価によ
って単位を定する。種
目ごとに試験を行い、
2 種目を総合して評価
するため、分割履修は
認めない。
テニスの基礎技術がある程度安定してできるようになるとともにそれを
指導するにはどのような方法が効果的か覚える。
基本運動実技 III
千田勝弘 (非常勤講師)・小山
秀哉 (非常勤講師)
授業題目: バレーボールの基礎
授業内容
バレーボールの基本となる技術について学習する。
1 年・前期・C
月・7∼8 時限
達成目標
基本運動実技 IV
授業題目: バスケットボールの基本
本間正行・佐野信子
1 年・後期・C
火・7∼8 時限
基本運動実技 IV
本間正行・佐野信子
1 年・後期・C
火・7∼8 時限
バレーボールの基本技術の習得。
バスケットボールの基本技術の習得。
2 人の総合評価によ
って単位を認定する。
種目ごとに試験を行
い、2 種目を総合して
評価するため、分割履
修は認めない。
授業題目: ダンスの基本
授業内容
バスケットボールの基本となる技術について学習する。
達成目標
授業内容
ダンス (「創作ダンス」
「フォークダンス」
「現代的なリズムのダンス」)
の基本となる技術と、指導する上で必要となる基礎的な知識。
達成目標
それぞれのダンスの特徴を理解しながら、基本技術と指導上の基礎的知
識を習得する。
125
生涯教育課程・健康生活専攻
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
基本運動実技 V
高橋俊哉・工藤清行
1 年・前期・C
集中
授業題目: 柔道の基礎
授業内容
柔道の基本的技能を学習する。また、武道としての文化的背景について
も理解を深める。
達成目標
柔道の基本的技能を獲得し、安全な指導法を身につける。
基本運動実技 V
高橋俊哉・工藤清行
1 年・前期・C
集中
授業題目: 剣道の基礎
授業内容
剣道の基本的技能を学習する。また、武道としての文化的背景について
も理解を深める。
達成目標
2 人の総合評価によ
って単位を認定する。
種目ごとに試験を行
い、2 種目を総合して
評価するため、分割履
修は認めない。
剣道の基本的技能を獲得し、安全な指導法を身につける。
基本運動実技 VI
戸塚学
1 年・後期・A
集中
授業題目: 水泳・スキーの基礎
授業内容
水泳・スキーに関する基本的な知識と技術を学び、自己の技能を高める
と共に、水泳・スキーの指導する上での重要な安全管理や企画運営につい
ても学習する。
集中授業水泳 (7 月下旬∼
8 月上旬)・スキー (2 月中
旬)・2 種目の総合評価によっ
て単位認定する。種目ごとに
試験を行い、2 種目総合して
評価するため、分割履は認め
ない。
達成目標
水泳・スキーに関する基本的な知識と技術を習得すると共に、安全な指
導法を身につける。
基本運動実技 VII
高橋俊哉
1 年・前期・C
集中
授業題目: 野外活動の基礎
集中授業 (9 月)
授業内容
野外活動の基礎的概念と技能を身につける。キャンプ、登山、野外ゲー
ム等を実施する。
達成目標
野外における主体的活動能力とマナーと安全に関する知識の獲得。
応用運動実技 (体操)
授業題目: 体操
佐藤光毅
授業内容
1∼2 年・後期・C
月・7∼8 時限
テーマは体づくりと動きづくり、展開は基本姿勢と運動の組み合わせに
よる。すなわち、曲げる、伸ばす、ねじる (転)、まわす、倒す、振る、挙
げるなどである。
達成目標
合理的、効果的な体操が組み立てられる。合理的、効果的な実施能力お
よび指導能力。
特別な評価基準
理解度、実技力、指導力など総合的に評価する。
応用運動実技 (陸上競技)
授業題目: 走・跳・投
大島義晴
授業内容
2 年・前期・C
月・5∼6 時限
走・跳・投全般に渡る陸上運動を通して、陸上競技の運動特性を理解し、
競技規則を含めた陸上競技の指導体系や各種トレーニング法について学ぶ。
特に、小・中学校の段階で扱われる運動教材は、それらの種目特性と指導
法についても十分に理解を深める。
達成目標
陸上競技の運動目標は、「より速く」・「より高く」・「より遠くへ」であ
る。この動きづくりの原点となる知識を理解し、それを実際の指導の場面
で生かせるようになることを目標とする。
126
生涯教育課程・健康生活専攻
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
応用運動実技 (器械運動)
授業題目: 器械運動と幇助
清水紀人
授業内容
2∼3 年・前期・C
木・9∼10 時限
学校体育における器械運動種目のうちマット・跳び箱・鉄棒の 3 種目を
中心とし、器械運動を行う際に必要な基礎的体力、基礎的運動感覚などを
体得し、基本的な技ができるようになるとともに、技についての指導方法
及び幇助方法の基礎を理解します。
基本運動実技 II の
単位を修得した者に限
る。
達成目標
与えられた運動課題が実施できること。さらにお互いの運動を観察する
ことにより、指導方法や幇助方法の基礎を身につけること。
特別な評価基準
平常評価:20 %・達成評価:80 % (実技試験)
応用運動実技 (サッカー)
授業題目: サッカーの基礎技術の熟練とチーム戦術
麓信義
授業内容
2∼3 年・前期・C
木・5∼6 時限
『増補版:スポーツ心
理学からみたサッカー
の理論』(麓信義著,三
基本運動実技 II で習得した技術を繰り返し練習でマスターするととも
一書房) を教科書とす
に、その技術を用いたチーム戦術を練習し、試合に応用できるようになる。
る。
達成目標
習得した技術が必要な場面で自動的に使えるようになるとともに戦術に
ついての知識を持って試合を行えるようになる。
特別な評価基準
試験時に説明する最低ラインに達しない者は、できるまで何回でもチャ
ンスを与える。
応用運動実技 (テニス)
小山秀哉 (非常勤講師)
2∼3 年・前期・C
月・7∼8 時限
授業題目: テニス
授業内容
基本運動実技 III で学習した内容 (実技) をさらに洗練する。そのうえで
それを用いて生徒を指導するにはどうすればよいか実践を通して学ぶ。
達成目標
テニスの基礎技術を十分にマスターする。また、指導方法について理解
するとともに、指導内容の模範が示せるようになる。
応用運動実技 (バレーボー
平成 15 年度は、開
講せず。
ル)
応用運動実技 (ダンス)
授業題目: ダンス
佐野信子
授業内容
2∼3 年・後期・C
水・3∼4 時限
基本実技 IV で習得した技術をもとにいろいろなダンスを踊ってみること
から、表現したり、交流したりする自己の身体の可能性を追及し、技術の
上達にも努める。具体的には、中学校体育のダンス領域の内容である「創
作ダンス」「フォークダンス」「現代的なリズムのダンス」の実技実習を行
い、また、指導法についても学習する。
達成目標
それぞれのダンスの特徴を理解し、基礎的・応用的な技術を用いながら、
イメージ通りに、また、リズミカルに踊れるようになる。そこから、実際
に指導する上での要点をつかむ。
応用運動実技 (柔道)
平成 15 年度は、開
講せず。
127
生涯教育課程・健康生活専攻
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
応用運動実技 (剣道)
授業題目: 剣道
工藤清行
授業内容
2∼3 年・前期・C
集中
基本運動実技 V で学んだ内容に加え、中学保健体育科剣道の指導に必要
な基本動作に習熟させ、安全な指導法について解説する。
達成目標
中学保健体育科剣道の指導に必要な基本動作と安全な指導法の獲得。
応用運動実技 (水泳)
授業題目: 水泳・スキーの基礎
戸塚学他
授業内容
2∼3 年・前期・C
集中
3 日間のプール実習において 4 泳法の基本的技術の習熟と水上安全の基
礎知識を学習する。その後、4 日間の臨海実習を体験し、海での泳法を習
得すると共に、海浜でのスポーツ指導に関する企画運営・安全管理につい
て学習する。
集中授業プール実習
(7 月下旬∼8 月上旬・
臨海実習 (8 月上旬)
達成目標
プール実習では、クロール、平泳ぎ、背泳ぎ、バタフライの 4 泳法を身
につけ、臨海実習では、遠泳 (約 1km∼2.5km) を完泳する。
特別な評価基準
プール実習の 4 泳法による個人メドレーのタイムと、臨海実習での遠泳
の結果とを合わせて評価する。
応用運動実技 (スキー)
授業題目: スキー
戸塚学他
授業内容
2∼3 年・後期・C
集中
集中授業 (2 月中旬)
スキーに関して、知識・技術を学び自己の技能を高めることはもとより、
班編成、斜面の設定、隊形、安全管理、指導計画、運営組織についても学
習し、実際にスキー指導をする上でも大いに役立つ内容を展開する。
達成目標
日本スキー教程にある基本技術、基礎技術、応用技術、発展技術を理解
し、基本技術と基礎技術については具現化できるようにする
応用運動実技 (野外活動)
授業題目: 0
高橋俊哉
授業内容
2∼3 年・後期・C
集中
集中 (3 月)
基本運動実技 VII で学んだ内容を基礎に、北国青森の地理的特性をいか
した冬季のプログラムに挑戦する。
達成目標
冬季野外活動における基礎的技能の獲得。
応用運動実技 (ソフトボー
平成 15 年度は、開
講せず。
ル)
人体の構造と機能 II
環境健康論
太田誠耕
1 年・後期・C
月・3∼4 時限
入門人体解剖学、藤
田恒夫著南江堂・*解剖
学 II(養護教諭養成課
程) と合同授業
授業題目: 生活環境と健康
(テキスト) 講義中に
指示する。
・
「衛生学及
び公衆衛生学 II」(養護
環境衛生の分野から、熱、光、空気、上水、下水、衣服、住居、害虫等
の生活環境について述べる。また、食品衛生の分野から、細菌性食中毒、 教諭養成課程) と合同
自然毒食中毒、化学性食中毒とその予防について述べる。さらに、学校環 授業
境衛生についても解説する。
授業内容
達成目標
食生活を含む生活環境や学校環境と健康との関わりについて理解し、健
康な生活を送ろうとする意識を持つ。
128
生涯教育課程・健康生活専攻
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
健康教育学
伊藤武樹
1 年・前期・C
木・7∼8 時限
授業題目: 健康管理と健康教育
授業内容
人々が主体的に健康問題の発見と解決ができる「健康の自己管理」を身
につけるための支援となる健康の概念や健康管理の方法について、基礎的
な理論と方法を理解する。
達成目標
健康概念や健康維持活動の実態と健康教育の理念・理論を結合して考え
ることができるようになる。
健康心理学
早川三野雄
2 年・後期・C
火・5∼6 時限
授業題目: 健康行動と個人
授業内容
(テキスト) 授業中に
指示する。
健康に関わる個人の経験や行動に働きかける健康心理学の成果の内、習
慣・パーソナリティ・コーピング・ライフスタイルなどについて予防と教
育を含めながら学習します。
達成目標
健康行動・病気行動等の 5W1H を考えることができる知識の枠組を獲得
し、個人と社会の問題として健康に施策的な提案ができるようになりたい。
健康心理学
早川三野雄
2 年・後期・C
火・5∼6 時限
授業題目: 健康行動と個人
出 席 点 、数 回 の レ
ポート、テストから総
授業内容
合的な成果を重視しま
健康に関わる個人の経験や行動に働きかける健康心理学の成果のうち、 す。
広義の健康概念を理解し、それを踏まえて習慣、パーソナリティ、ストレ
ス、ライフスタイルなどの要因と健康との関連について講述する。
達成目標
健康を行動・生活として捉え、健康行動・病気行動を考える概念および
日常生活について、予防と教育の視点から理解できるように学んでほしい。
特別な評価基準
出席点、数回のレポート、テストから総合的な成果を重視します。
適応行動論
隔年開講。
・発達心理
選修科目:学校不適応の
心理学をもって代える。
129
生涯教育課程・芸術文化専攻
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
芸術とは何か
今田匡彦・芳野明・島一夫
1 年・前期・C
金・3∼4 時限
授業内容
音楽、美術、文学、演劇.... 芸術は私たちの身の回りにあふれています。
けれども私たちは「これは芸術である」とどうしてわかるのでしょう。ま
た「これは芸術ではない」とどうして感じるのでしょう。この授業では芸
術について「考える」ことの初歩を学んでいきます。
達成目標
芸術に関して、常に「なぜか」と問う態度を身につけ、漠然と感覚的に
ではなく、論理的に思考できることを目指します。
文化とは何か
授業内容
市原聡子・今井民子・冨田晃・
郡千寿子
原始時代から人は自然、社会、そして闇の世界を含めて、周辺の環境に
取り組んできた。その時、人々は様々な形で、感情及び精神の表現手段・
媒体を生み出した。工芸品、デザイン、美術、音楽、演劇、文学等、これ
ら全てをひとことで¡文化¿と称しているが、この授業では、¡文化とは何か
¿について、様々な分野と視点から考察する。
1 年・前期・C
月・3∼4 時限
¡文化とは何か¿につ
いて、様々な分野と視
点から考察すべく、4
分野の教官がオムニ
バス形式で授業を行な
う。
達成目標
¡文化¿という表現の意味について自分の考えを深めること。
特別な評価基準
それぞれの教官の授業を参考にして、¡文化¿について独自の解釈を行な
えることを評価の基準とする。
人間とは何か
山田史生
1 年・後期・C
月・3∼4 時限
授業題目: 言葉とは何か
授業内容
人間にとって言葉はどれくらい固有の意味を持つものであるかという問
題を考える。
達成目標
日常的に使用している言葉について反省する。
特別な評価基準
出席を極めて重視する。
文化と社会
(西洋史)
加来浩
1 年・後期・C
月・5∼6 時限
授業題目: 多数文化主義
「西洋史」と合同授
業
授業内容
移民国家であり、国民が多様な人種・民族から成るアメリカ・カナダ・
オーストラリアなどで近年しばしば「多文化主義」が語られていますが、
この「多文化主義」がいかなる歴史の中で生まれたのか、その主張がいか
なる意義を持つかを考えます。
達成目標
複雑な現象を理解するには、偏見や先入見にとらわれることなく、正確
な知識を持つこと、その上で一つの事象が異なる立場によって様々に解釈
されるのかはなぜかを理解できるようになること。
特別な評価基準
講議で聞いた話をそのまま答案に書くのではなく、自分の頭で良く噛み
砕き、自分の言葉で表現できれば、高い評価が与えられます。
芸術文化史
授業内容
今井民子・山本欣司・芳野明
音楽、美術、文学の視点から、人類の歴史における芸術文化の変遷をた
どります。伝統が形成され、それが継承されていく過程、また新たなもの
が創造され革新が起こる過程を、作品を鑑賞しながら考察していきます。
1 年・前期・C
火・3∼4 時限
達成目標
それぞれの講義分野の内容を理解し、芸術を単に個人的なものと考える
のでなく、文化史を形作るもののひとつとして把握できるようになること。
130
生涯教育課程・芸術文化専攻
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
東西の美術史
芳野明
2 年・後期・C
火・5∼6 時限
授業題目: アトリビューション入門
授業内容
東西の主要美術作品について、その特徴を抜きだし、それをもとにして
作品が制作された時代、地域を割り出し、最終的に作家を決定していく作
業を行います。単なる講義でなく、作品を前にしてその内容を言語化する
方法を実践的に学びます。
共通教育「美術の世界」、
21 世紀教育「美術の世界」
の美術史分野を履修してお
くとよいでしょう。・詳細は
http://siva.cc.hirosakiujp/bijutsu/ah/を 参 照 し
てください。
達成目標
作品を前にして主観的な印象を語るのではなく、より客観的・論理的に
美術作品を研究対象として扱うことができるようになることを目指します。
特別な評価基準
期末試験は口頭試問の形式をとります。
東西の思想
矢島忠夫
1 年・後期・C
月・7∼8 時限
授業題目: 存在するものの絶対的な根拠が存在するんですか。
授業内容
なぜ東西の思想が区別して考えられるのか、その区別には根拠があるの
か、その違いはどこにあるのかなどの問いを手がかりにして、「存在する
ものにはそれが存在する根拠が存在するんですか」という問いに対して、
二つのタイプの回答の仕方がありうることを考えます。
達成目標
東西の思想の区別を、人間にとって可能な二つの基本的な思考のスタイ
ルとして理解でき、存在するものの根拠について自分自身の考えを的確に
表現できるようになって下さい。
東西の文学
市原聡子
2 年・後期・C
火・5∼6 時限
授業題目: 英文学批評の流れ
授業内容
英文学研究に必要な用語や主義主張について解説しながら、19 世紀から
20 世紀の英文学における批評理論・詩論を紹介する。
達成目標
近・現代英文学の思想的・美学的背景を理解すること。
特別な評価基準
個々の批評理論・詩論を個別に理解するのみならず、歴史的流れの中で
捉えられること。
地域の芸術文化演習
岩井康頼他
1∼2 年・後期・C
金・9∼10 時限
授業題目: 演劇とテレビ制作
授業内容
演劇では,津軽を拠点に「方言」で活躍している劇団夜行館・笹原茂朱
氏と弘前劇場・長谷川孝治氏の二人。朝日放送テレビ制作,プロデュ-サ松本修氏の 3 人のオムニバス形式で構成する。演劇では,ワークショップ
も取り入れ演習形式の授業です。朝日放送の松本修氏からはテレビ制作の
現場,送り手による表現を学ぶ。
達成目標
[演劇][テレビ] を鑑賞する側からではなく,創る側,演じる側から授業
を通じて体験し,創り手の表現や意図が考察出来るようになる。
特別な評価基準
講師 3 人のオムニバス形式の為 1/3 以上の欠席の場合,単位不可とな
る。評価は 3 人の講師が問題を課しその平均点とする。
131
生涯教育課程・芸術文化専攻
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
地域の芸術文化演習
齊藤利男・芳野明
2 年・前期・C
木・9∼10 時限
授業題目: 地域の美術・建築と寺社・宗教・考古遺産の研究
参 考 書:鈴 木 博 之 、
『見える都市/見えない
都市―まちづくり・建
北の地に花開いた芸術文化や文化遺産のうち、
美術・建築
(東北地方 築・モニュメント―』
の近代絵画) と、
寺社・宗教・考古遺産
(具体的には平泉仏教文化とその (岩波近代日本の美術
背後の浄土教文化) の 2 つを取り上げ、北の文化の特徴と、それをになっ 3)、岩 波 書 店 、1996
た人々や風土の独自性について考察します。
年。
授業内容
達成目標
「北の文化作品・文化遺産」の独自性と素晴らしさを知るとともに、単
に「美術」作品、文化遺産としてだけでなく、時代と人間をさぐる素材と
して考察する視点と方法を身につけること。
特別な評価基準
受講者全員による作業や、グループに分かれての課題研究、発表をもと
にした討論などを通じて授業を進めるので、毎週の授業に参加することが
前提となります。
地域の芸術文化実地演習
授業題目: 地域の美術・工芸実践入門
2 年・後期・C
集中
達成目標
小山陽久 (非常勤講師)・古川
寿伯 (非常勤講師)・小田桐宏
(非常勤講師)・岡田敬司 (世話
教官)
土・日曜、冬期休業
中、春期休業中などに
授業内容
分割して行う。集合日
地域の芸術文化のうち美術・工芸品について、中でも陶芸と装飾金物に 時等は掲示物で指示す
精通する製作現場のエキスパートから生産に係わる諸条件や作業の手順、 る。年度によっては、
津軽焼きの歴史と伝統技術などを学ぶ。大学の設備を活用したり、実際の 参加費用 (実費) を徴収
生産現場に赴き、見学したり製作したりして実地に演習する。
することもある。
津軽の自然と人間との係わりや、ものづくりに対しての理解を深め、工
芸品を生み出す労苦と喜びを知り、プロ意識や職人魂などにまつわる郷土
文化理解を深められるようになる。
特別な評価基準
講師 3 人のオムニバス形式の為、1/3 以上の欠席は単位保留となる。翌
年補充参加を認める。評価は世話教官が参加態度、成果物、感想文などを
総合して単位認定する。
地域の芸術文化実地演習
三浦圭介 (非常勤講師)
2 年・前期・C
集中
授業題目: 考古学実践入門
教員養成課程「日本
史基礎演習 II(考古学
授業内容
基礎演習)」と合同授
芸術文化専攻における実践入門講座の一つで、考古学分野を対象とした
業。
授業。考古学の研究方法、とくに出土遺物の歴史資料としての操作方法を、
文献や実習を通して学習するとともに、遺跡の発掘調査方法を、三内丸山
遺跡や十三湊遺跡など、実際の発掘現場で体験・学習する。
達成目標
遺跡の発掘調査や出土遺物の歴史資料としての操作方法の基礎を、実体
験しながら学習し、郷土の先史文化の重要性を理解する。
特別な評価基準
現地での発掘調査や出土遺物の現物を授業の対象とすることから、毎回
の授業に参加することが前提である。
芸術の現在
岩井康頼・立木祥一郎 (非常勤
講師)
2 年・前期・C
月・9∼10 時限
授業題目: 現代美術の動向とサブカルチャー
授業内容
これからの人間の創造活動にとって、現代美術と映像メディア表現は切
り離しては考えられないほどの影響力を持つと思われる。青森県芸術パー
ク推進室学芸員の立木祥一郎氏には、映像メディアと建築、特に「映画か
ら現在を読む」を展開していただき、映画を中心とした考察。現代美術の
動向については、岩井が現在から過去にさかのぼって考察する。
達成目標
現代美術及び映像メディアが人間の精神的生活や物質的生活に如何に関
わってきたか様々な分野の視点から考察できるようになる。
特別な評価基準
現代美術の本質的意議を学習する。映像メディア、特に映画の可能性を
学習する。二人の教官がそれぞれレポートを課す。1/3 以上の欠席は不可
とする。
132
生涯教育課程・芸術文化専攻
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
芸術教育
島一夫
3 年・後期・C
月・7∼8 時限
授業題目: 民間の音楽教育とその方法
授業内容
大手の音楽教室ではその教育システム開発に巨額の費用と人材をを投入
し国内ばかりか海外にまで同一のカリキュラムで音楽教育を行い評価を得
ています。これはまた優れた多数の講師がいてこそ実現できることです。
この講座は将来そのような場に職を求める人のために、必要な知識と技能
の習得を図ります。
講義科目となってい
ますが、鍵盤実技と和
声の能力が必要です。
達成目標
一年間の努力で某 Y 音楽教室の指導グレード (理論のほかに実技もあり
ます、ハードです)5∼4 級合格ラインを目標とします。
特別な評価基準
達成目標が明確でハードルは非常に高いです、大学の授業としては努力の
成果を評価しますが開講の趣旨を十分に理解したうえで受講してください。
比較音楽文化論
島一夫・安田寛 (非常勤講師)
2 年・後期・C
火・集中・7∼8 時限
授業題目: 音楽の異文化交流と国際理解
授業内容
まずアジア、中近東、東ヨーロッパの芸術音楽と民族音楽あるいは民俗
音楽の相互の影響を分析し、次に 19 世紀以降、アジア太平洋地域の国々
や民族の音楽が英米の讃美歌によって影響され、ハワイアンや日本の演歌
など新しい大衆音楽が生まれてくる過程を分析します。
安田教官は 12 月下
旬に集中で 15 時間授
業。それ以前は島教官
が教材として必要な音
源をそのつど厳選し提
示します。
達成目標
音楽文化の影響関係や変容関係を学ぶことによって、異文化交流や国際
理解といった口当たりの良い言葉の背後にある、厳しい問題に眼が向けら
れるようになること。
特別な評価基準
適度な間隔で与えられた課題についての口頭発表やそれに基づく討論な
どを行い、理解度、問題意識の高まりなどを評価します。
芸術表現論
今井民子
2 年・C
後期・月・9∼10 時限
授業題目: 音楽学テーマ別研究
授業内容
音楽学上の特定のテーマとして、音楽の本質、音楽の様式、音楽と言葉、
オペラ論、古楽演奏論などを取り上げ考察する。
達成目標
具体的な作品や資料にふれながら、取り上げたテーマに対する理解を深
め、芸術の創造や享受の一助とする。
作業・芸術療法
斎藤繁 (非常勤講師)
3 年・前期・C
金・5∼6 時限
授業題目: 芸術療法と臨床的実験
授業内容
心理療法としての芸術療法には、音楽療法、絵画療法、劇化法などがあ
るが、工作的内容を主とする作業療法や日常的な生活療法との関連も視野
に入れていく。先ず、心理療法の理論的基礎と心理療法各論の学習から始
め、つぎに各療法の実際と臨床的実践について学ぶ。
達成目標
代表的な人格理論に基づく治療方法の特質の理解、各療法の目標と適応
症の理解、模擬的実践を通し心理療法の実際を体験して、心理臨床的対応
ができるようになる。
特別な評価基準
心理療法理論の理解度はペーパーテストによる。作業・芸術療法の実際
は、準備状況、その実行における精度、創意工夫、並びにプロセスの査定
をする。
133
生涯教育課程・芸術文化専攻
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
芸術文化産業論 I(音楽領
授業題目: コンサートを開催するための「アートマネジメント」入門
域)
授業内容
岡田照行 (非常勤講師)
コンサートの企画立案から企画書・収支予算案の作成方法とプロデュー
サー、ディレクターの役割を論じます。
2 年・後期・C
火・9∼10 時限
達成目標
企画書作成が評価のポイント。?売れる企画を立てる?魅力的なキャッチ
コピーを作る?企画書と収支予算案を作成する
特別な評価基準
プロデューサー、ディレクターの役割を語ることができない場合は、単
位を出しません。
芸術文化産業論 II(美術領
授業題目: デザイン文化と産業
域)
授業内容
比良木高幸
この講義では、文化が産業技術との関係で創り出す事業やソフトハード、
そしてデザインについて事例をもとに、その意義、意味と効果を知り、方
法を習得する。時代の価値観を捉え、社会や市場を洞察し、仮説を創り、
デザインする方法について理解する。さまざまな産業市場の実例を考察し
ながら、情報の再生産と開発発想と造形のプロセスを学ぶ。
2 年・前期・C
木・7∼8 時限
達成目標
時代の価値観の仮説化方法、開発実例によるデザイン開発のプロセスと
発想方法の理解。
特別な評価基準
産業界の事業や商品デザインの発想法は、時代と地域とそこに存在する
人間の心理生理の深い洞察が不可欠である。また、専門家としての企画発
想は、他の関係する人々や使用対象者などに、いかに説得力を持って発表
し、共感と納得を得られるかが、具現化できるか否かを決定する。したがっ
て「発想」とともに「説得力」を重視する。総合的な理解のために、出席
は評価に反映する。
地域の文化と文化遺産
齊藤利男
2∼3 年・後期・C
月・5∼6 時限
授業題目: 都市平泉と平泉文化の研究
授業内容
12 世紀初め、東北に生まれた都市平泉と平泉文化は、わずか 1 世紀た
らずの生命であったが、東北の歴史に空前絶後、しかも日本の他の地方に
例を見ない華やかなものであった。この平泉文化について、「みちのくに
生まれた京都風の都市」平泉に焦点を合わせ、現在解明されつつある実像
と、この地で花開いた都市文化を紹介する。
達成目標
ユネスコの「世界遺産」候補に指定された平泉の素晴らしさを知るとと
もに、中尊寺に象徴される仏教文化だけでなく、平泉という都市の姿にふ
れ、「平泉文化」の奥の深さを学ぶ。
特別な評価基準
とくにありません。期末評価として、課題を提示し、それについての理
解と考えをまとめる論述試験を、学期末に行います。
134
プロダクトデザインの
意義を理解するとともに、
現状の問題点を探り、今
後の学習や研究に際して
広く、かつ柔軟に発想し、
自らの視点や主張を持つ
こと、そしてこの意見を
いかに発表できるか、と
いう姿勢や態度を養いた
い。自分と自らの創造し
たもの (レポートや論文
や企画や作品) とを、人
に説明し納得させ目的を
達する機会は、学生のと
きも、就職時の面接でも、
その後の仕事の場でも無
数にある。説得力、伝達
力は最終の成果を得るた
めの極めて重要な力であ
る。この授業での各自の
発表資料は、今後の活動
における自分の説明資料
として、制作意図や経過
などを付して、ポートフォ
リオ (各自の作品集) に収
録することが望ましい。
教科書はありません
が、授業に合わせて適
宜プリントを作成・配
布します。またビデオ
などの映像教材も随時
使用します。
生涯教育課程・芸術文化専攻
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
地域の文化と文化遺産
三浦圭介 (非常勤講師)
2∼3 年・前期・C
集中
授業題目: 北の地域の考古学
授業内容
わが国の基層文化を形成した三内丸山遺跡をはじめとする縄文文化や、
日本列島のなかで独自の文化を展開した本県の古代文化、さらには中世の
国際港湾都市として栄えた十三湊等を、遺跡の発掘調査の成果から当時の
社会を復元し、日本の歴史のなかでの位置付けを考察する。
教員養成課程「日本
史 II(考古学概論)」と
合同授業。
達成目標
最近の考古学研究の成果から本県を中心とした先史・古代・中世の文化
は「北の文化」と称され、日本歴史上で注目されているが、その重要性を
理解する。
特別な評価基準
理解力とともに、出土遺物や遺構・遺跡について実物やスライド等の機
器を利用して学習する機会が多いことから、授業に多く参加することが前
提である。
文学と文化
山本欣司
3 年・後期・C
月・3∼4 時限
授業題目: 芥川龍之介を読む
授業内容
大正期を中心に活躍した芥川龍之介は、小説を書くにあたって、様々な
方法を模索した作家です。この授業で中心的に取り上げる、「地獄変」「藪
の中」「奉教人の死」の三作品も、『今昔物語集』などの原拠があったり、
〈語り手〉をめぐってたいへん工夫が凝らされていたりと、文芸創作の方法
を考える上でたいへん参考になるものです。これらの作品を通して、読者
に向かって小説世界が、どのような形で提示されているかを考えながら、
芥川龍之介という小説家の特徴を明らかにしていきたいと思います。なお、
受講者には作品ごとの小レポートを書いてもらう予定です。授業の具体的
な展開―1、芥川龍之介の生涯 2、「地獄変」を読む 3、「藪の中」を読む・
4、「奉教人の死」を読む
テキストとして、芥川龍之
介『地獄変』
『河童』(ともに
集英社文庫) を使用します。
この 2 冊をつねに使用する
ので、必ず買ってください。
参考書については、授業中に
指示します。
達成目標
授業内容の十分な理解。
特別な評価基準
出席を重視します。遅刻をカウントしないので、時間にルーズな人には
厳しいかもしれません。小レポートと期末試験・レポートのできを加味し、
単位の認定をおこないます。
ことばと文化
吉田比呂子
3 年・前期・C
水・3∼4 時限
授業題目: 解釈と誤読
授業内容
古典作品は読み継がれ書き継がれる中で、それぞれの時代や文化を背景
とした解釈が行われてきた。読むことは解釈無くしては行われない行為で
ある。解釈という行為が持つ問題点として、それぞれの時代・文化・そし
て語感による合理化が行われていることを具体的に検討する。今回は儀礼
用語「あしずり」
「まろぶ」
「たふる」や解釈用語としての「人身御供」
「人
柱」「生け贄」について考える。
与えられた問題を解
くのではなく、自己で
問題を設定すること。
達成目標
前半 7 回程度の講義の後、各自のレポート作成のための作業を行う。解
釈という合理性が持つ問題点を整理し 400 字 7 枚程度の最終レポートを提
出する。3 回程度の課題の提出と発表を行う。
特別な評価基準
仮説を立てて、これを検証する形でレポートを作成すること。
人間生活と芸術文化
浅野清・今井民子
2 年・後期・C
月・5∼6 時限
授業題目: 人間生活と芸術文化
授業内容
諸地域の音楽文化を、その成立の背景となる風土・歴史・宗教との関連
から考察し、その特質を明らかにする。例えば、ヨーロッパの南北、ある
いはヨーロッパとアジアの音楽文化の相違、日本の伝統芸能などをとりあ
げます。
達成目標
音楽や伝統芸能のなかに、普段の何気ない生活との接点を見出せるよう
になる。
135
00P、01P の 学 生
は、課程共通の必修と
して取得すること。
生涯教育課程・芸術文化専攻
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
人文学部:博物館概論
博物館学
美術館学
授業内容
芳野明
美術館学という学問そのものについて、それが存在しうるのかという本
質的な問題を考察した後、とくに現代日本における美術館の様態をさまざ
まな側面から概観していきます。
2 年・後期・C
集中
変則集中。
達成目標
美術館が存在する意義を、たんに芸術上の文脈からだけでなく、政治・
経済・社会などの多角的な側面から考察できるようになること。美術館の
活動について理解すること。
平成 15 年度は、開
講せず
図書館学
翻訳論
J.N.WESTERHOVEN
2 年・前期・C
木・5∼6 時限
授業題目: 0
Text:Handoutswillbedistributed
授業内容
Anintroductiontothebasicprinciplesoftranslation.Afterdiscussingsometheoreticalapproachestotranslation,examplesofcommercialtranslating(letters,manuals,guidebooks,
etc.)willbeexaminedtoseeiftheyfulfillthecriteriaforgoodtranslations.
達成目標
Abetterinsightintothepurposeandeffectofatranslatedtext.
特別な評価基準
StudentsareexpectedtobeabletoanalyzeandcompareJapaneseandEnglishtexts.
翻訳演習
J.N.WESTERHOVEN
2 年・後期・C
木・7∼8 時限
授業内容
Aseriesofworkshopsaimedatproducingviablecommercialtranslations(letters,manuals,guidebooks,
etc.).Attentionwillalsobepaidtotranslationtools,suchasdictionariesandthevariousresourcesoftheInternet.
Text:Handoutswillbedistributed
達成目標
Abetterinsightintothepurposeandeffectofatranslatedtext.
特別な評価基準
StudentsareexpectedtobeabletotranslateEnglishtextsintoJapanese,
andpreferablyalsoviceversa.
コミュニケーション論
平成 15 年度は、開
講せず。
コミュニケーション演習
平成 15 年度は、開
講せず。
ソルフェージュ演習 I・III
教員養成課程で開講
のソルフェージュI・III
に同じ、合同授業です。
ソルフェージュ演習 II
教員養成課程で開講
のソルフェージュII に
同じ、合同授業です。
音楽理論演習 I
教員養成課程で開講
の音楽理論 I に同じ、
合同授業です。
136
生涯教育課程・芸術文化専攻
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
音楽理論演習 II
芸術表現演習声楽 I
渡邊一夫
2 年・前期・C
火・5∼6 時限
教員養成課程で開講
の音楽理論 II に同じ、
合同授業です。
授業題目: 声楽研究
授業内容
声のメカニズム (生理学的)、特に「呼吸・声帯・共鳴腔」「変声期」に
ついて概説し、これらの「機能」を感知・覚醒させるため「身体の器楽化
(1)」(実技) のトレーニングを試みる。
・声楽教材「コンコーネ 50 番」によ
る声楽発声法の実践研究、歌唱教材による実技研究 (アンサンブル含む)、
さらに幅広い声楽の領域を「鑑賞」によって触れてみる。
「コンコーネ 50 番」
その他、実技教材「課
題曲」を指示する。
達成目標
声とは、歌声 (楽音) とは、歌唱 (歌う) とは、声楽 (領域) とは、これら
の問いについて実践的に探りながら、音楽の感性について触れてみる。
特別な評価基準
主に実技研究のため、日々の技法修得への習慣化が大切になる。そのため
毎時の授業評価は勿論のこと、個々の教室外での学習の成果を重要視する。
芸術表現演習声楽 II
渡邊一夫
2 年・後期・C
火・5∼6 時限
授業題目: 声楽研究
授業内容
声のメカニズム (生理学的)、特に「呼吸・声帯・共鳴腔」について概説
し、これらの「機能」を感知・覚醒させるため「身体の楽器化 (2)」(実技)
のトレーニングを試みる。
・声楽教材「コンコーネ 50 番」による発声法の
実践研究及び歌唱教材による実技研究 (アンサンブル含む)、さらに声楽の
領域を広げ、ベルカント唱法による「イタリア古典歌曲」を加える。同時
に、声楽の歴史を踏まえた「鑑賞教育」によって歌唱教育の発展を辿る。
「コンコーネ 50 番」
その他、実技教材「課
題曲」を指示する。
達成目標
声とは、歌声 (楽音) とは、歌唱 (歌う) とは、声楽 (領域) とは、これら
の問いについて実践的に探りながら、音楽の感性について触れてみる。
特別な評価基準
主に実践研究のために、日々の技法修得への習慣化が大切になる。その
ため毎時の授業評価は勿論のこと、個々の教室外での学習の成果を重要視
する。
芸術表現演習声楽 III
渡邊一夫
3 年・前期・C
水・3∼4 時限
授業題目: 声楽研究
授業内容
声のメカニズム (生理学的)、特に「呼吸・声帯・共鳴腔」について、こ
れらの「機能」を感知・覚醒させながら「身体の楽器化 (3)」(実技) のト
レーニングを試みる。
・声楽教材「コンコーネ 50 番」による発声法の実践
研究及び歌唱教材による実技研究 (アンサンブル含む)、さらに声楽の領域
を広げ、芸術歌曲「ドイツ歌曲」を加える。同時に、声楽の歴史を踏まえ
た「鑑賞教育」によって歌唱教育の発展を辿る。
達成目標
声とは、歌声 (楽音) とは、歌唱 (歌う) とは、声楽 (領域) とは、これら
の問いについて実践的に深めながら、論理的に確認し、音楽の感性の価値
(芸術性・教育性) について考察する。
特別な評価基準
主に実践研究のために、日々の技法修得への習慣化が大切になる。その
ため毎時の授業評価は勿論のこと、個々の教室外での学習の成果を重要視
する。
137
「コンコーネ 50 番」
その他、実技教材「課
題曲」を指示する。
生涯教育課程・芸術文化専攻
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
芸術表現演習声楽 IV
渡邊一夫
3 年・後期・C
水・3∼4 時限
「コンコーネ 50 番」
声のメカニズム (生理学的)、特に「呼吸・声帯・共鳴腔」について、こ 「コンコーネ 25 番」そ
れらの「機能」を感知・覚醒させながら「身体の楽器化 (4)」(実技) のト の他、実技教材「課題
レーニングを試みる。
・声楽教材「コンコーネ 50 番・25 番」による発声法 曲」を指示する。
の実践研究及び歌唱教材による実技研究 (アンサンブル含む)、さらに声楽
の領域を広げ、芸術歌曲「ドイツ歌曲」を発展させる。同時に、声楽の歴
史を踏まえた「鑑賞教育」によって歌唱教育の発展を辿る。
授業内容
達成目標
声とは、歌声 (楽音) とは、歌唱 (歌う) とは、声楽 (領域) とは、これら
の問いについて実践的に深めながら、論理的に確認し、音楽の感性の価値
(芸術性・教育性) について考察する。
特別な評価基準
主に実践研究のために、日々の技法修得への習慣化が大切になる。その
ため毎時の授業評価は勿論のこと、個々の教室外での学習の成果を重要視
する。
芸術表現演習声楽 V
渡邊一夫
4 年・前期・C
水・7∼8 時限
授業題目: 声楽研究
授業内容
声楽研究ゼミ生を中心とした個人レッスン方式による発声法 (コンコー
ネ 25 番) 及び歌唱法 (日本歌曲・イタリア歌曲・ドイツ歌曲・オペラ等ア
リア・重唱、等) の実技研究。さらに音楽 (声楽) の芸術性・教育性につい
て幅広く考察する。
達成目標
歌唱研究における個々の専門性 (個性・能力) を模索しながら、声楽の様
式観を踏まえて考察する。
特別な評価基準
声楽の実技研究を通して、芸術性・教育性についての価値観を問う。
芸術表現演習声楽 VI
芸術表現演習ピアノ I
浅野清
2 年・前期・C
木・5∼6 時限
平成 15 年度は、開
講せず。
授業題目: ピアノ演奏表現基礎・舞曲
授業内容
バッハの「インヴェンション」
「平均律クラヴィーア曲集」学習の目的と
意義、メヌエットをはじめポロネーズ、ジーグ等のリズムについて文献お
よび実技・実習の両面から検証する。歌曲の伴奏演習や三味線実習も行い
ます。
教員免許認定科目
「器楽 (伴奏及び和楽
器)」
達成目標
完成度のあるピアノ演奏を行う。
特別な評価基準
公開演奏及び日々の練習による成果を加える
芸術表現演習ピアノ II
浅野清
2 年・後期・C
木・5∼6 時限
授業題目: ピアノ演奏表現基礎・古典派ソナタと変奏曲
授業内容
ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ及び変奏曲
の楽曲理解と実技を伴う演奏表現の研究を行います。
達成目標
完成度のあるピアノ演奏を行う。
特別な評価基準
公開演奏及び日々の練習による成果を加える
138
生涯教育課程・芸術文化専攻
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
芸術表現演習ピアノ III
浅野清
3 年・前期・C
木・3∼4 時限
授業題目: ピアノ演奏表現・ロマン派のピアノ曲
授業内容
芸術表現演習ピアノ
V と合同授業
古典派からロマン派の時代にかけて作曲されたピアノ独奏曲の解釈、お
よび実技を伴う演奏表現の研究。連弾や歌曲の伴奏実習も行います。
達成目標
完成度のあるピアノ演奏および伴奏を行う。
特別な評価基準
公開演奏及び日々の練習による成果を加える
芸術表現演習ピアノ IV
浅野清
3 年・後期・C
木・3∼4 時限
授業題目: ピアノ演奏表現・フランス印象派のピアノ曲
授業内容
芸術表現演習ピアノ
VI と合同授業
他分野の芸術との関連性も視野に入れながら、ドビュッシー、ラヴェル、
フォーレ等によるピアノ作品の演奏研究を行います。
達成目標
完成度のあるピアノ演奏および伴奏を行う。
特別な評価基準
公開演奏及び日々の練習による成果を加える
芸術表現演習ピアノ V
浅野清
4 年・前期・C
木・3∼4 時限
授業題目: ピアノ演奏表現・伴奏と室内楽
授業内容
芸術表現演習ピアノ
III と合同授業
歌曲・器楽伴奏、室内楽や小アンサンブルにおけるピアノの役割と技術
について実習を通して考えます。
達成目標
完成度のあるピアノ演奏および伴奏を行う。
特別な評価基準
公開演奏及び日々の練習による成果を加える
芸術表現演習ピアノ VI
浅野清
4 年・後期・C
木・3∼4 時限
授業題目: ピアノ演奏表現の可能性
授業内容
芸術表現演習ピアノ
IV と合同授業
任意のピアノ楽曲を理論的な分析、文献の調査、解釈の比較を通して演
奏表現の可能性を探ります。
達成目標
完成度のあるピアノ演奏および伴奏を行う。
特別な評価基準
公開演奏及び日々の練習による成果を加える
芸術表現演習合奏 I
和田美亀雄
2 年・前期・C
月・7∼8 時限
授業題目: 管打楽器の演奏法基礎
授業内容
管打楽器個々の歴史的な変遷について講義し、特に現代の各楽器の簡単
な構造や性能について学習する。又、各楽器の基礎的な演奏法について講
義すると共に基本的な呼吸法、チューニング調整法、ハーモニー感覚を身
につけながら合奏実習する。
達成目標
吹奏楽やアンサンブル指導で必要な各楽器の構造や特徴を理解し、基本
的な演奏が段階別に可能になる。
特別な評価基準
実技研究の為、日々の積み重ねが重要視される。その為、毎時の授業課
題の習得度を厳密に評価する。
139
芸術表現演習合奏
III,V と合同授業。教
員免許認定科目「器楽
(合奏及び和楽器を含
む)」
生涯教育課程・芸術文化専攻
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
芸術表現演習合奏 II
和田美亀雄
2 年・後期・C
金・7∼8 時限
授業題目: 管弦打楽器の演奏法基礎
授業内容
芸術表現演習合奏
IV、VI と合同授業。
管打楽器個々の基礎的な演奏法について講義すると共に、呼吸法理論を
研究し「ブレスコントロール」において実践する。又、チューニング調整
法や、純正律の音程調整法を訓練しながら合奏実習する。更に、弦楽器の
基礎的な演奏法を実習する。
達成目標
吹奏楽やアンサンブル指導で必要な各楽器の構造や特徴を理解し、基本
的な演奏が段階別に可能になる。又、弦楽器の基本が習得でき、小品の演
奏が可能になる。
特別な評価基準
実技研究の為、日々の積み重ねが重要視される。その為、毎時の授業課
題の習得度を厳密に評価する。
芸術表現演習合奏 III
和田美亀雄
3 年・前期・C
月・7∼8 時限
授業題目: 管打楽器演奏法と指揮法入門
授業内容
芸術表現演習合奏 I、
V と合同授業。
小編成による管打楽実習を通して、パートの分奏からセクション、全体
合奏までを実習していく。移調楽器について講義し、初歩的な指揮法の導
入を図る。
達成目標
合奏実習により、基本的な合奏技術と正しいサウンドづくりが可能にな
る。指揮の正確なテンポ・リズム・打点表現と簡単なスコアリーディング
が可能になる。
特別な評価基準
実技研究の為、日々の積み重ねが重要視される。その為、毎時の授業課
題の習得度を厳密に評価する。
芸術表現演習合奏 IV
和田美亀雄
3 年・後期・C
金・7∼8 時限
授業題目: 管弦打楽器の演奏法
授業内容
芸術表現演習合奏
II、VI と合同授業。
小編成による管打楽実習を通して、パートの分奏からセクション、全体
合奏まで実習していく。又、弦楽器の基礎的な演奏法と指導法を実習する。
達成目標
合奏実習において、より複雑な和声による響きが理解できるようになる。
又、弦楽器においては、簡単な楽曲演奏が可能になる。
特別な評価基準
実技研究の為、日々の積み重ねが重要視される。その為、毎時の授業課
題の習得度を厳密に評価する。
芸術表現演習合奏 V
和田美亀雄
4 年・前期・C
月・7∼8 時限
授業題目: 管打楽器演奏法と合奏指導法
授業内容
小編成による管打楽実習を通して、パートの分奏からセクション、全体
合奏までを実習していく。合奏指導法についての演習を指揮法を含めて実
習する。
達成目標
個人、パート、セクション、全体。又、正しい指揮法による合奏指導が
できるようになる。
特別な評価基準
実技研究の為、日々の積み重ねが重要視される。その為、毎時の授業課
題の習得度を厳密に評価する。
140
芸術表現演習合奏 I、
III と合同授業。
生涯教育課程・芸術文化専攻
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
芸術表現演習合奏 VI
和田美亀雄
4 年・後期・C
金・7∼8 時限
授業題目: 管弦打楽器の演奏法
授業内容
芸術表現演習合奏
II、IV と合同授業。
小編成による管打楽器実習を通して、パートの分奏からセクション、全
体合奏までを実習する。合奏指導法についての演習を弦楽器実習を含めて
実習する。
達成目標
個人、パート、セクション、全体を通して実践的演奏法を段階別に完成
させる。又、弦楽器においては、簡単な楽曲演奏が可能になる。
特別な評価基準
実技研究の為、日々の積み重ねが重要視される。その為、毎時の授業課
題の習得度を厳密に評価する。
芸術表現演習作曲 I
島一夫
2 年・前期・C
火・7∼8 時限
授業題目: 調性音楽作編曲基礎演習
授業内容
調性 (機能和声) による小規模な楽曲を分析、創作、編曲しながら作曲技
術を学びます。初めのうちは音楽の内容よりも楽譜としての書式、楽曲と
しての構成と適切な和声法を重視します。
この授業が教員免許法の単
位、作曲に該当します。授業
はすべて五線譜で行います、
五線譜への習熟はソルフェー
ジュ演習を受講することで得
られます。事前に音楽理論演
習 I を受講して下さい。
達成目標
構成、形式、和声、書式の基本についての完成された理解です。
芸術表現演習作曲 II
授業内容
未定
調性音楽作編曲演習・ピアノでソナタ形式と変奏曲について徹底した楽
曲分析と習作を行います。そこから無意味な音を一切排除した楽曲の構成
美と格調を学びます。
2 年・後期・C
芸術表現演習作曲 I
の単位を取得済みの希
望者が居れば開講しま
す。
達成目標
洗練された様式感覚と楽譜の書式を身につけます。
芸術表現演習作曲 III
未定
3 年・前期・C
授業題目: 作曲技法演習
授業内容
まず複数の楽器による室内楽を作曲します、そして対位法を学びフーガ
を書きます。その過程で楽器の特性、リズム、メロディー、ハーモニー (一
般的な意味での) といった個々の要素と音楽表現上に占める役割、意味合
いについて考えます。
芸術表現演習作曲 II
の単位を取得済みの希
望者が居れば開講しま
す。
達成目標
手段としての音楽に固有の表現への自覚にもとづく創作姿勢です。
芸術表現演習作曲 V
平成 15 年度は、開
講せず。
芸術表現演習作曲 VI
平成 15 年度は、開
講せず。
芸術表現演習洋画 I
岩井康頼
2 年・前期・C
水・7∼8 時限
授業題目: 絵画の基礎
授業内容
絵画表現の基礎として必要な基本的描写力と画材の使用法について研究
する。モチーフは,室内及び静物画による具体的表現を試みる.
達成目標
画材の正しい使用法と可能性についての理解すると共に,ものの見,及
び考え方について具体的表現が出来るようになる。
特別な評価基準
基本的描写が各自の使用した様々な画材 (油彩,テンペラ,水彩,アリ
ルなど) を通じて,特徴を生かした表現が出来たかをみる。
141
生涯教育課程・芸術文化専攻
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
芸術表現演習洋画 II
岩井康頼
2 年・後期・C
金・5∼6 時限
授業題目: 平面による基礎的表現と技法研究
授業内容
絵画表現の基礎となる描写に加えて,画面の構成 (コンポジション) につ
いて研究する。油彩,テンペラ,水彩 (アクリル) など,基礎技法による表
現研究をする。
達成目標
絵画表現における様々な画材についての知識と理解をもち,体験をじて
実践出来るようになる。
特別な評価基準
絵画表現における素材研究は,切っても切れない関係にあり,その・重
要性を認識し,制作時のプロセスの大切さに重点をおく。
芸術表現演習洋画 III
岩井康頼
3 年・前期・C
木・5∼6 時限
授業題目: 平面による表現研究と素材研究
授業内容
[油彩画とテンペラ画],[アクリル画とミクストメデア] などの画材基礎
的技法の応用により,自己表現の可能性を研究する。
達成目標
様々な画材・技法について理解することが,自己表現の可能性を知手が
かりになることがわかる。
特別な評価基準
作品制作時,自分自身で選んだ画材が,絵画表現・素材研究に十分に生
かされたかをみる。
芸術表現演習洋画 IV
岩井康頼
3 年・後期・C
木・5∼6 時限
授業題目: 平面による表現研究と実践
授業内容
卒業制作を念頭におき,各自のテーマに即した具体的な表現と制作法の
プロセスを研究する。油彩画,テンペラ画,ミクストメデイアと基礎的技
法の応用により自己表現の可能性を研究する。現代美の表現なども参考に
比較検討する。
達成目標
自己表現の核になる [テーマとは何か] について素材研究を通じて実践出
来るようになる。
特別な評価基準
絵画制作を通じて,テーマにそった自己表現 (作品) が出来たか,また実
感出来たかをみる。絵画表現,素材研究の成果が十分に作品にかされたか
をみる。
芸術表現演習日本画 I
蝦名敦子
2 年・前期・C
木・5∼6 時限
授業題目: 日本画・基礎
芸術表現演習日本画
III と合同授業
授業内容
写生やスケッチ、素描を通して、造形的要素について基本的理解の充実
を図るとともに、日本画の素材・用具の扱い方や基本的な技法を習得する。
また、植物をモチーフとして、小品を制作する。
達成目標
日本画制作の基礎を理解し、さらに小品の制作にとりくむことができる
ようになる。
芸術表現演習日本画 II
蝦名敦子
2 年・後期・C
木・5∼6 時限
授業題目: 日本画・基本
芸術表現演習日本画
IV と合同授業
授業内容
芸術表現演習日本画 I に引き続き、制作を通して基礎・基本の充実を図
る。小動物と風景を題材として、制作にとりくむ。
達成目標
基礎力がさらに身につき、制作にとりかかれるようになる。
142
生涯教育課程・芸術文化専攻
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
芸術表現演習日本画 III
授業内容
蝦名敦子
これまでの基本的技法をさらに応用して、自らの表現したいテーマにそっ
て制作する。
3 年・前期・C
木・5∼6 時限
芸術表現演習日本画
I と合同授業
達成目標
自らの表現したい題材に基づいて、制作に取り組むことができる。
芸術表現演習日本画 IV
授業内容
蝦名敦子
日本画の画材に関する素材研究と自らのテーマに基づいた表現の追求を
する。
3 年・後期・C
木・5∼6 時限
芸術表現演習日本画
II と合同授業
達成目標
日本画の素材について、多角的に取り組むことにより、自己の表現の追
求ができるようになる。
芸術表現演習版画 I
岩井康頼
2 年・前期・C
火・7∼8 時限
授業題目: 版画の基礎
芸術表現演習版画
III と合同授業
授業内容
版画における創作、彫り,刷りなどのプロセスの大事さを知り,手仕事
の意味を把握する。凹版の原理と特性を知る。テスト板を作り腐食版画の
時間の経過による変化,効果を様々な技法で確かめる。
達成目標
腐食銅版画,木版画など種々の版形式を知ることにより,それ意外の版
の可能性など,考察が出来るようになる。
特別な評価基準
版画において,作業時の準備、あとかたずけなど基本的習慣を身にけ,
作品制作出来たかをみる。
芸術表現演習版画 II
岩井康頼
2 年・後期・C
木・9∼10 時限
授業題目: 版画基礎と技法研究
授業内容
芸術表現演習版画
IV と合同授業
版画 1 でのテスト板をもとに習作及び作品を制作する。版画の基礎識と
その応用と実践により理解を深め,創るプロセスの大事さに創作の醍醐味
を体験する。
達成目標
制作途中のプロセスに生じるアクシデント (出合い) なども自分の作品
に取込み積極的に自分の世界と格闘しながら,創る喜びをあじわうように
なる。
特別な評価基準
版画において,作業時の準備,あとかたずけなどの基本的習慣を身につ
け制作出来たかをみる。
芸術表現演習版画 III
岩井康頼
3 年・前期・C
木・7∼8 時限
授業題目: 版画表現と版画技法
授業内容
版画表現の制約,制作時のプロセスに起こるアクシデントなど版画可能
性とその限界に挑みつつ版画とは何かを研究する。
達成目標
版画表現の難しさと面白さを体験し,また,完成作品を生む為に計画性
をもって制作出来るようになる。
特別な評価基準
人の手による手仕事の意味が如何に大事か,作品を通じて理解出来かを
みる。
143
芸術表現演習版画 I
と合同授業
生涯教育課程・芸術文化専攻
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
芸術表現演習版画 IV
岩井康頼
3 年・後期・C
木・7∼8 時限
授業題目: 版画表現と実践
授業内容
芸術表現演習版画 II
と合同授業
卒業制作を念頭におき,版画基礎,版画技法を駆使し各自のテーマに即し
た表現とプロセスを研究する。現代美術の表現なども参考に比較検討する。
達成目標
自己表現の核になる [テーマとは何か] について版画の実践を通じて獲得
できる。
特別な評価基準
版画制作を通じてテーマ沿った自己表現ができたかをみる。版画という
限られた条件の中で,どこまで表現できたかみる。
芸術表現演習彫刻 I
岡田敬司
2 年・前期・C
火・9∼10 時限
授業題目: 彫刻の基礎
彫刻 I と合同授業
授業内容
粘土、石膏、その他の材料を用いて、立体空間表現の基礎を具体的に学
ぶ。人体彫刻表現の基礎としてテラコッタ (首) 像制作を課すこともある。
達成目標
立体的空間を詩的に構成する基礎を理解し、潤いと余韻 (魅力) がある作
品として表現できるようになる。
特別な評価基準
作品制作過程、成果物、出席率を統合して評価する。
芸術表現演習彫刻 II
岡田敬司
2 年・後期・C
火・9∼10 時限
授業題目: 彫刻の基本
彫刻 I と合同授業
授業内容
粘土、石膏、その他の材料を用いて、立体空間表現の基礎を具体的に学
ぶ。人体彫刻表現の基礎として木彫 (首) 像制作を課すこともある。
達成目標
立体的空間を詩的に構成する基礎を理解し、潤いと深い余韻 (魅力) があ
る作品として表現できるようになる。
特別な評価基準
作品制作過程、成果物、出席率を統合して評価する。
芸術表現演習彫刻 III
岡田敬司
3 年・前期・C
火・7∼8 時限
授業題目: 彫刻表現の応用
彫刻 II と合同授業
授業内容
身辺材料を用いて、彫刻や陶芸の応用・展開を試み、卒業制作の予備段
階として、模型 (マケット) づくりや諸実験を学習体験する。
達成目標
潤いと更に深い余韻 (魅力) がある作品完成を目指し、卒業制作の見通
し、展望を確固たるものにすることができるようになる。
特別な評価基準
作品制作過程、成果物、出席率を統合して評価する。
芸術表現演習彫刻 IV
岡田敬司
3 年・後期・C
火・5∼6 時限
授業題目: 彫刻表現の展開
授業内容
立体空間表現に係わる各自のテーマに基づき、彫刻・陶芸の展開を試み、
卒業制作の予備段階としての模型 (マケット) づくりや陶芸の釉薬実験など
を学習体験する (木彫を含む)。
達成目標
潤いと更に深い余韻 (魅力) がある作品完成を目指し、卒業制作の展望を
確かなものにすることができるようになる。
特別な評価基準
作品制作過程、成果物、釉薬実験成果物、出席率などを統合して評価する。
144
彫刻 II と合同授業
生涯教育課程・芸術文化専攻
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
芸術表現演習デザイン I
比良木高幸・佐藤光輝
2 年・前期・C
木・9∼10 時限
授業題目: デザインの造形と表現
授業内容
前半は色面構成の作品制作を通して、構成と色彩の基礎を学習する。(佐
藤)・後半は立体デザインの基礎を習得する。テーマ企画発想、具体化方
法、模型制作、発表方法。(比良木)
達成目標
前半は佐藤、後半は
比良木が担当する。作
品 (写真・コピー) や
制作意図や経過などを
ポートフォリオ (各自
の作品集) に収録する
こと。
前半では基礎造形力、構成手法と色彩理論の理解。
・後半ではデザイン企
画力、立体造形力、具体化手法。
特別な評価基準
制作過程と制作結果の作品を評価する。出席も重視する。
芸術表現演習デザイン II
山田弘和 (非常勤講師)
2 年・前期・C
集中
授業題目: デザイン描画法と形状モデル技法
授業内容
造形アイデアから、提案のための描法としての彩色マーカーを用いた描
画法 (レンダリング) と、モデルボードを使った形状検討モデル (ペーパー
モックアップ) の制作技法を講義と演習により学ぶ。
達成目標
立体物の描画と、三次元立体モデルの基本的表現技法の習得。色と形の
素材に応じた適切な表現方法。アイデア展開から正確な描画、立体化まで
の効率的作業工程を把握し、技法を習得する。
夏 期 集 中 授 業 (演
習)。TA 福井竜彦 (院
生) 作品 (写真・コピー)
や制作意図や経過など
をポートフォリオ (各
自の作品集) に収録す
ること。
特別な評価基準
効果的な表現のための工夫と、描画、立体化までの制作を、規定時間内
に進める作業手順の計画性及び制作作品による評価を行う。
芸術表現演習デザイン III
比良木高幸
3 年・前期・C
木・3∼4 時限
授業題目: プロダクト (立体) デザインの技法
授業内容
プロダクトデザイン (立体デザイン) の各種の技法を学ぶ。時代性研究の
手法、インタフェース発想、アイデアスケッチ、ハイライトレンダリング、
構造、図面、工作の技法と工作機械の操作法を学ぶ。
達成目標
3 学年からはビジュアル
デザイン (佐藤) か、プロダ
クトデザイン (比良木) を選
択して授業を選ぶこと。作品
(写真・コピー) や制作意図
や経過などをポートフォリオ
(各自の作品集) に収録する
こと。
時代性把握法。発想法。デザインスケッチ、図面。機械工具の操作法。
特別な評価基準
発想と制作過程と制作結果の作品を評価する。出席も重視する。
芸術表現演習デザイン III
佐藤光輝
3 年・前期・C
木・3∼4 時限
授業題目: ビジュアル (視覚) デザインの技法
授業内容
サイアノタイプ (日光写真) と針穴写真機による作品制作を通して、写真
制作の方法と表現について学習する。
達成目標
写真制作の知識、技術と表現力を身につける。
3 学年からはビジュアル
デザイン (佐藤) か、プロダ
クトデザイン (比良木) を選
択して授業を選ぶこと。・作
品 (写真・コピー) や制作意
図や経過などをポートフォリ
オ (各自の作品集) に収録す
ること。
特別な評価基準
制作過程と制作結果の作品を評価する。出席も重視する。
芸術表現演習デザイン IV
比良木高幸
3 年・後期・C
木・3∼4 時限
授業題目: プロダクト (立体) デザイン演習
授業内容
産業界のプロダクトデザインについて、具体的な情報をもとにして、考
察しつつ、実際のデザイン企画、発想、表現、発表の手順を研究しながら、
今後のデザイン現場での活用を想定して、課題制作を行う。
達成目標
デザイン企画力、情報受信・創造・発信力、発想力、造形表現力、各種
技法、発表伝達力、デザイン界情報。
特別な評価基準
発想と制作過程と制作結果の作品を評価する。出席も重視する。
145
3 学年からはビジュアル
デザイン (佐藤) か、プロダ
クトデザイン (比良木) を選
択して授業を選ぶこと。作品
(写真・コピー) や制作意図
や経過などをポートフォリオ
(各自の作品集) に収録する
こと。
生涯教育課程・芸術文化専攻
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
芸術表現演習デザイン IV
佐藤光輝
3 年・後期・C
木・3∼4 時限
授業題目: ビジュアル (視覚) デザイン演習
授業内容
凹版印刷による課題作品制作を通して、凹版印刷のプロセスと表現につい
て学習する。制作はグループ作業でおこない、集合作品の作成に取り組む。
達成目標
凹版印刷の技術と表現、画面や文字のレイアウトの効果的な演出と構成
の方法を身につける。
3 学年からはビジュアル
デザイン (佐藤) か、プロダ
クトデザイン (比良木) を選
択して授業を選ぶこと。作品
(写真・コピー) や制作意図
や経過などをポートフォリオ
(各自の作品集) に収録する
こと。
特別な評価基準
制作過程と制作結果の作品を評価する。出席も重視する。
平成 15 年度は、開
講せず。
地域文化総合演習
地域文化総合演習
芳野明
4 年・前・後期・C
木・5∼6 時限
授業内容
受講生が各自の関心に沿って西洋美術、日本美術 (伝統美術を含む)、ア
ジアの美術に関連する研究論文をもとに論題を設定し、発表をします。そ
の後、参加者全員で討論を行い、論文の内容、その妥当性等について吟味
します。
達成目標
発表担当者は以下のものを
準備してください。
・レジュメ
(発表内容を要約したもの)・
視覚資料 (スライドあるいは
デジタル画像) 発表前に以上
の配布・設置を完了し授業時
間開始時には発表をスタート
できるようにしてください。
・テーマにそった研究史を充分に理解し、それらを有機的に再構成でき
ること。
・レジュメ、プレゼン資料の作成と効果的な使用ができるようにな
ること。
・論理的に自己の意見を述べられるようになること。
特別な評価基準
参加者が一人欠けても成立しないものと考えてください。遅刻は欠席と
判断させていただきます。準備不足で発表開始時間が遅れるのも同様です。
発表時に休んだ場合は不合格となります。
地域文化総合演習
齊藤利男
3 年・前期・C
水・5∼6 時限
授業題目: 中世都市鎌倉と鎌倉文化の研究
教科書はありませ
ん。当方で授業用の資
授業内容
料・教材を作成し、配
日本の歴史において、初めて地方社会と民衆世界が「躍動」した時代で 布します。教員養成課
ある鎌倉時代をとりあげ、「東国の首都」として登場した都市鎌倉と、こ 程「日本史演習 I・III」
の時代の社会・文化・思想について、文献、絵画、美術・建築、考古資料、 と合同授業。
文学などを通じて研究します。そして、この時代に生きた様々な人々の息
吹を実感できるよう、力を入れたいと思います。
達成目標
具体的な問題を通じて日本の歴史と文化を学習し、日本という社会や文
化のあり方、今に残る文化遺産について、人類の未来社会を見すえて考え
る力量を養います。
特別な評価基準
毎回の授業への参加と、与えられた課題に対する取り組み・レポートを
重視します。積極的な授業への参加を期待します。
地域文化総合演習
齊藤利男
3 年・後期・C
月・7∼8 時限
授業題目: 戦争と平和の文化史
授業内容
人類が戦争を知らなかった旧石器時代から、「戦争の時代」ともいえる
近代までを通して、日本の文化と文化遺産を「戦争と平和」の視点から考
えます。テーマは、戦争、戦士、城塞、兵器から、戦争と平和の思想、
「平
和」政策、人間の生き方まで幅広く対象にし、人類の歴史とその遺産につ
いて考える授業にしたいと思います。
達成目標
具体的な問題を通じて日本の歴史と文化を学習し、日本という社会や文
化のあり方、今に残る文化遺産について、人類の未来社会を見すえて考え
る力量を養います。
特別な評価基準
毎回の授業への参加と、与えられた課題に対する取り組み・レポートを
重視します。積極的な授業への参加を期待します。
146
教科書はありませ
ん。当方で授業用の資
料・教材を作成し、配
布します。教員養成課
程「日本史演習 I・III」
と合同授業。
生涯教育課程・芸術文化専攻
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
博物館概論
人文学部:博物館概論
で振替
博物館経営論・情報論
人文学部:博物館経営
論・情報論で振替
地域文化総合演習
齊藤利男
4 年・前期・C
水・5∼6 時限
授業題目: 中世都市鎌倉と鎌倉文化の研究
教科書はありませ
ん。当方で授業用の資
授業内容
料・教材を作成し、配
日本の歴史において、初めて地方社会と民衆世界が「躍動」した時代で 布します。教員養成課
ある鎌倉時代をとりあげ、「東国の首都」として登場した都市鎌倉と、こ 程「日本史演習 II・IV」
の時代の社会・文化・思想について、文献、絵画、美術・建築、考古資料、 と合同授業。
文学などを通じて研究します。そして、この時代に生きた様々な人々の息
吹を実感できるよう、力を入れたいと思います。
達成目標
具体的な問題を通じて日本の歴史と文化を学習し、日本という社会や文
化のあり方、今に残る文化遺産について、人類の未来社会を見すえて考え
る力量を養います。
特別な評価基準
毎回の授業への参加と、与えられた課題に対する取り組み・レポートを
重視します。積極的な授業への参加を期待します。
地域文化総合演習
齊藤利男
4 年・後期・C
水・5∼6 時限
授業題目: 日本文化・日本社会の研究
授業内容
教員養成課程「日本
史演習 V」と合同授業。
これまで地域文化総合演習で学んできたことをふまえ、「日本文化・日
本社会」の大きなテーマの中から、各自、具体的なテーマを設定し、それ
についての研究のまとめと整理を行います。大学生活最後の演習にふさわ
しく、テーマについての現在の研究の到達点を的確につかみながら、考え
をまとめてゆく作業を行います。
達成目標
専門的な研究を読みこなし正しく理解する力量、また、資料を集めて分
析し、結論を導き出す力量を養うことが目標です。
特別な評価基準
毎回の授業への参加と、与えられた課題に対する取り組みを重視します。
地域文化総合演習
安野眞幸
3 年・後期・C
水・9∼10 時限
授業題目: 教会領長崎における《神の平和》
授業内容
イエズス会が日本に所領を持ち、長崎を教会領としていた。キリスト教
徒でなければ、長崎に住むことが出来ない時代があった。そうした歴史の
前提として、長崎に西欧中世と同じ「神の平和」が確立した歴史の一齣を、
テキストの輪読形式の中で共に考えて行きたい。
特別な評価基準
出席とレポートを重視する。
147
社会選修:日本史基礎演習
と合同授業。「教会領長崎に
おける《神の平和》」[安野
眞幸著『バテレン追放令-16
世紀の日欧対決』所収日本エ
ディタースクール出版部刊¥
2500]
生涯教育課程・芸術文化専攻
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
総合文学演習
山本欣司
3 年・前期・C
月・9∼10 時限
授業題目: 樋口一葉「たけくらべ」を読む
使用テキストは、
『一
葉文学選』(和泉書院、
1200 円) です。たとえ
今から百年以上も前の作品である樋口一葉「たけくらべ」には、子ども
達の姿がたいへんいきいきと描かれている。彼らは、単純に無垢なものと 文庫本を持っていたと
して描かれているわけではなく、残酷でありながら思いやりがあり、臆病、 しても、つねにこのテ
正直、卑屈、乱暴といった人間らしい性質を併せもった存在である。この授 キ ス ト を 使 用 す る の
業では、一人ひとりの登場人物の複雑な内面を読みとりながら作品の構造 で、必ず買うこと。
把握をめざし、明治の子ども達を取りまく時代状況についても考えていき
たいと思う。担当者の解釈を提示するだけでなく、受講者にも、小レポー
トの形で考えを述べてもらおうと思う。
授業内容
達成目標
授業内容の十分な理解。
特別な評価基準
出席を重視します。遅刻をカウントしないので、時間にルーズな人には
厳しいかもしれません。小レポートと期末試験・レポートのできを加味し、
単位の認定をおこないます。
総合文学演習
山本欣司
3 年・後期・C
木・3∼4 時限
授業題目: 夏目漱石「こゝろ」論を通して、日本文学研究にふれる
授業内容
夏休みの読書感想文の課題や「文学」の世界をちょこっと覗いてみたい
といった目的で、夏目漱石の代表作「こころ」を読んだことのある人は多
いと思います。何だか暗いけど心に突き刺さってくるような小説だという
印象を持ったのではないでしょうか。
・その「こころ」について書かれた論
文・評論を読み、小説を読むことの難しさ・楽しさを知ってもらおうとい
うのがこの授業のねらいです。大学ではじめて「論文」や「研究」という
ものに接し、とまどうことも多いでしょうが、最低限の知識を身につけれ
ば、これがなかなか楽しめます。特に「こころ」論は面白いので、文学研
究に興味のある人はどうぞ。
使用テキストは、夏
目漱石『こころ』(新潮
文庫) です。つねにこ
のテキストを使用する
ので必ず買うこと。
達成目標
授業内容の十分な理解。
特別な評価基準
出席を重視します。遅刻をカウントしないので、時間にルーズな人には
厳しいかもしれません。小レポートと期末試験・レポートのできを加味し、
単位の認定をおこないます。
博物館実習 (00P 対象)
人文学部:博物館実習
で振替
博物館概論
人文学部:博物館概論
で振替
博物館経営論・情報論
人文学部:博物館経営
論・情報論で振替
博物館資料論
人文学部:博物館資料
論で振替
視聴覚教育メディア論
授業内容
芳野明
生涯教育、学校教育の現場で用いられる視聴覚機器についての基本的操
作と応用を、実際の機器操作をまじえて学びます。ビデオ、各種プロジェ
クター、コンピュータを中心に行います。
3 年・前期・C
木・3∼4 時限
達成目標
・視聴覚機器の的確な接続ができるようになること・さまざまな視聴覚
機器の特性を理解し、情況に即した使用ができるようになること。
特別な評価基準
受講人数に応じて期末試験の内容が変わります。少数の場合は機器の設
置から接続に至る作業を期末試験に含めます。
148
生涯教育課程・芸術文化専攻
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
博物館実習 I
人文学部:博物館実習
I で振替
博物館実習 II
人文学部:博物館実習
II で振替。対象年次無
し。
149
生涯教育課程・地域生活専攻
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
地域生活環境概論
北原啓司・日景弥生
1 年・後期・C
月・1∼2 時限
授業題目: 地域生活環境と人とのかかわり
授業内容
本講義では、生活環境を人間の生活と生存にかかわる人的・社会的・自
然的諸条件と広義にとらえ講義を展開する。すなわち、人間・家族・社会
と環境とのかかわりや持続可能な社会形成のための考え方などについて具
体的に講義する。
達成目標
地域生活環境を理解するとともに、自分と地域生活環境とのかかわりを
理解することができる。
地域社会環境概論 I
後藤雄二
2 年・前期・C
木・7∼8 時限
授業題目: 人文地理学概論
授業内容
人文地理学の基礎概念と理論を理解し、それに基づいて地域に生起する
人文地理的諸現象を分析・説明することを学びます。
使用テキスト:浮田典
良著「地理学入門」大
明堂、1995・学校教育
教員養成課程「人文地
理学 I」との合同授業。
達成目標
人文地理学的な見方ができるようになる。
地域社会環境概論 II
地域自然環境概論 I
加藤陽治・村上修・肥田野豊
1 年・後期・C
月・3∼4 時限
社会学概論と合同授
業。
授業題目: 自然における物質循環と人間生活
授業内容
地域自然環境における生態系を中心とした物質の循環やエネルギーの流
れの中でヒトの関わる農産物の生産と消費をとらえ、またさまざまな物質
が生体に利用される場合の栄養学的側面も含めて概説し、地域生活におけ
るそれらのあり方を考える。
達成目標
上記の授業内容を、地域生活における実践に反映させ得る資質能力の涵
養を図る。
特別な評価基準
出席、および最終試験で評価を行う。最終試験では単なる知識の習得を
みるのではなく、授業内容を地域生活における実践に反映させ得る資質が
身についたか否かで評価する。
地域自然環境概論 II
自然科学科教室教官
2 年・前期・C
木・9∼10 時限
授業題目: 自然環境と生活
授業内容
地域自然環境と生活との関わりを、自然科学の立場でいろいろな角度か
らの切り口でとらえて論じる。主として、地球そのものの理解と地域自然
との関係、生活に密着するエネルギー及び物質に関する問題、身の周りに
生じている自然現象の基礎的理解、産業と自然に関わる環境問題、生物の
生息環境とわれわれの生活との関わり、などが講義のテーマとして取り上
げられる。
授業の資料や参考書
などはその都度配布し
説明する。
達成目標
地域自然環境と生活との関わりについて、自然科学の立場からみても多
様な考察の仕方、問題があることを理解し、自らも問題点の発掘とその改
善・解決へ向けた意識を高めることを目標とする。
特別な評価基準
テーマを担当する教官から与えられた課題に対してのレポート作成、お
よび、出席など授業への取り組みの態度も評価の対象となる。
地域活性化論 I
経済学概論 I と合同
授業。
150
生涯教育課程・地域生活専攻
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
地域活性化論 II
宮崎秀一
2 年・後期・C
月・5∼6 時限
授業題目: 市民生活における法の役割
授業内容
「法学概論」(1 年)
と合同授業
法は、個々の市民、国家、行政機関、企業その他あらゆる社会的存在の
活動規範として機能している。この授業では、民法、刑法その他基本的な
法を中心に、身近な事例を通じて法的な思考法を学ぶ。また、法が形成さ
れ実現される動態に注目し、市民と法規範との関係性について考察する。
達成目標
日常の具体的事象を法的角度から構成し、紛争事例の解決に必要な法規
を適用し解釈できるようになることをめざす。
地域活性化論 III
北原啓司
3 年・前期・C
木・7∼8 時限
授業題目: まちづくりの科学
授業内容
地域生活と空間との関わりをテーマとする本科目では、現代の住環境お
よび住宅政策上の諸問題を捉えた上で、住生活から地域を活性化するため
の様々な計画手法を学ぶこととなる。講義は住環境教育、参加型まちづく
り、NPO 論、集住の計画学、地域計画論で構成される。また住宅の見学
も含む予定である。
達成目標
まちづくりに関わる様々な要素を、客観的に把握することによって、主
体的にまちづくりに関わることのできる素養と実践能力を、身につける。
特別な評価基準
知識の習得を見る定期試験はなく、学んだことをもとに、まちづくりに
関わる生涯教育の企画立案を実施し、それを評価することとなる。
地域活性化論 IV
北原晴男・肥田野豊
3 年・前期・C
金・7∼8 時限
授業題目: 地域活性化実践論
授業内容
資料などは追って配
付する。
「地域活性化をどのように捉え、また実践しているか」を公的期間・企
業・非営利団体の立場から講義する。すなわち、県内の個人や組織が地域
活性化のためにどのようなことを考え、進めているかを実戦例を交えて講
義する。
達成目標
上記のことを理解し、実践に生かしうる能力を高める。
地域活性化論 V
生活情報技術
小山智史
2 年・前期・C
火・9∼10 時限
平成 15 年度は、開
講せず。
授業題目: プログラミング
授業内容
身近な題材を取り上げて、簡易言語を用いたプログラミングの演習を行
う。1CUI によるパソコン操作,2 プログラミングの基礎,3 プログラミン
グの応用 (対話型学習ソフト・教材分析・シミュレーション・パズルとゲー
ムなど)
達成目標
処理の流れを考えながら、簡単なプログラムを自分で作成できること。
地域生活調査
地域生活専攻担当教官
1 年・前期・C
水・7∼8 時限
授業題目: 地域生活の特質
授業内容
青森県の各地域を対象として、そこに暮らす人々の生活と環境を実地調
査する。その結果を比較検討し、各地域の生活の特質を明らかにする。
達成目標
各地域の特徴を把握し、その地域に適した方策を考えレポ-トにまとめる。
151
地域生活専攻所属の
学生は必ず履修するこ
と。
生涯教育課程・地域生活専攻
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
地域生活調査実習
授業題目: フィールド調査実習
北原啓・後藤・丸山千・小岩・
宮崎・秋葉・大坪
授業内容
2 年・前期・C
月・9∼10 時限
青森県内のある地域をフィールドとして、複数の分野においてグループ
別の調査実習を行う。実習成果は、地域においてプレゼンテーションを実
施し、自治体職員、地域住民との議論を展開する。
達成目標
自ら立てた課題を、実際にフィールドでの調査を積極的に行いながら、
明らかにすることができ、またそこから、提案をすることのできる能力を
身につける
特別な評価基準
グループとしての成果に対する評価とは別に、個人の取り組みについて
も評価に加えていくこととなる。
地域自然環境基礎実験
古澤・星野・山本逸・北原晴・
長南・村上修・鎌田・山下・佐
藤雄二・肥田野・志村・加藤・
羽賀
1 年・後期・C
金・9∼10 時限
授業題目: 自然と環境に関わる基礎実験
授業内容
身近にある動物・植物の顕微鏡観察、金属・木材の計測、水質測定、積
雪寒冷地に関係した雪の観察、伝統衣服の保温性と藍染めの仕組み、生活
に必要なエネルギーの理解、電気を利用するための計測と回路作製、飲料
や果物の糖度測定とアルコール発酵等、自然と環境に関する基礎実験を行
なうことを通して、地域に関心を抱き、自らの科学的観察力と理解力・分
析力を育てるための基礎を形成する。本授業の課題は、将来どんな専門や
職業を持つにしても、地域を考える上で必要なものであることに留意する
こと。
達成目標
各種の機器の操作方法や実験技術を習得するとともに、各自の行なった
実験の目的、実験の内容、結果の記述と考察などをレポートにまとめる力
を養う。
特別な評価基準
出席など授業への取り組みの態度、予習・資料調査を含め期限までに適
切にまとめて提出するレポートの内容などをもって評価する。
地域自然環境基礎実習
授業題目: 地域自然環境の理解と生活
鎌田・大高・肥田野・齊藤捷・
小岩
授業内容
2 年・前期・C
集中
一部は宿泊を伴った
集中授業となる。実施
方法については 1 回
地域の自然環境や生態系を理解するために県内の特定地域を選び、そこ 目の授業の際に説明す
にみられる地形や地質、動植物の観察を中心とした野外実習を行う。また、 る。地域生活専攻所属
水質管理や作物の栽培実習もあわせて行う。環境を捉える手がかりとして の学生は必ず履修する
の観察や解析の方法については事前に実習を受け、事後には採集試料の観 こと。
察などを行う。
達成目標
身近な自然環境や生態系のしくみを理解するために、野外観察の基本的
方法を身に付ける。また生態系の持続性について、自分達が実践できる事
柄を実験や実習を通して身に付けることを目標とする。
特別な評価基準
集中授業としての野外実習や、室内での実習のそれぞれについて、レポー
トの提出をもとめる。
社会教育の計画
教職科目:社会教育計
画論と合同授業。
社会教育行財政
教職科目:教育行財政
と合同授業。
現代社会と社会教育
教育科学選修:子ども
の社会教育論と合同授
業
152
生涯教育課程・地域生活専攻
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
地域教育論演習 I
平成 15 年度は、開
講せず。
地域教育論演習 II
平成 15 年度は、開
講せず。
地域教育論演習 III
平成 15 年度は、開
講せず。
地域教育論演習 IV
大坪正一
3 年・前期・C
集中
授業題目: 地域教育調査
授業内容
学生がテーマを決めて地域と教育に関する調査を実施する。
日程に関しては協議
するので、参加希望者
は掲示板に注意するこ
と。
達成目標
調査に関する
を完成する。
問題意識
課題
仮説を明らかにし、仮説検証型の調査
地域教育論演習 V
平成 15 年度は、開
講せず。
地域教育論演習 VI
平成 15 年度は、開
講せず。
雪国活性化論
北原啓司・星野英興
2 年・後期・C
月・3∼4 時限
授業題目: 楽しい雪国の生活
授業内容
北原と星野の総合評
価を合算して行う。
北原 (前半 7 回担当):雪国であるという条件を決してハンディキャップと
するのではなく、むしろ一つの武器としてまちづくりや地域計画に活用し
ている自治体が、国内にいくつかある。その紹介を含めながら、雪国の都
市計画の新たな可能性を探る。星野 (後半 7 回担当):雪の誕生から消滅ま
でを調べ、H2O の固体状態である氷の特性を学び、積雪の有効利用、アイ
スバーン対策、雪遊び、雪が青く見えること等について考える。
達成目標
雪とともに暮らす生活を楽しいものにするための意識改革を目指す。
特別な評価基準
出席を取るとともに、感想、質問等を求める。(星野) 各自で行う実験や
課題に関するレポートを課す。(星野)・レポートの提出を課す。(北原)
地域行政関係法論
宮崎秀一
3 年・前期・C
水・5∼6 時限
授業題目: 地方自治の法制度
授業内容
「地方自治の本旨」(憲法第 92 条) を具現化する目的で制定された地方
自治法を柱とする地方自治法制の概要を学ぶと同時に、教育や福祉など市
民生活に直結する領域について近隣市町村や都道府県の行政運営の実態を
調査し、国と地方のあるべき関係について考察する。
達成目標
行政機関の権限が、国、都道府県、市町村でどのように配分されている
かを理解し、地域住民への行政処分や提供される行政サービス、住民から
の異議申し立てについて関係法規を援用し説明できること。
153
生涯教育課程・地域生活専攻
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
生活設計論
丸山千賀子
3 年・後期・C
金・9∼10 時限
授業題目: 生活の設計と経営
授業内容
生活とかかわりの深い社会問題や時事問題を題材に、生活の設計と経営
について考える。消費生活やライフプラン、家族や家庭経済学など、生活
全般からテーマを取上げる。
達成目標
家庭経営や生活設計に関する基礎的な知識を修得し、考察する姿勢を身
につける。
特別な評価基準
定期試験は行わないが、出席と随時行う小テスト・課題などで総合的に
評価する。
平成 15 年度は、開
講せず。
地域子育て支援論
科学技術の歴史
授業題目: 科学技術の変遷と人間の幸福
羽賀敏雄・志村元・佐藤雄二・
山下美樹
授業内容
3 年・後期・C
火・9∼10 時限
生活を支える科学技術の変遷の歴史を、科学的な認識・思考の歴史とと
もに、エレクトロニクス、金属、衣服など具体的な例を挙げて学ぶ。科学
技術の発展とともに生起した環境問題を、人間が如何に克服しようとして
いるかを考え、人間がすすむべき道を探る。
達成目標
授業内容を背景に自分の考えをまとめることができること。
特別な評価基準
4 人の教官が連続して 3 コマづつ担当する。教官毎に個別にレポートを
提出する。単なる知識の羅列は避けること。
地球環境史
鎌田耕太郎
3 年・前期・C
木・1∼2 時限
授業題目: 地球と地域の環境変遷史
授業内容
地球の形成過程で生命が誕生し、現在のような多様な自然環境の中にさ
まざまな生物がみられるようになった過程について概観する。特に地球的
規模で起きた大量絶滅を伴うような環境変化について、地球史七大事件を
中心に学習する。また身近な例として、主に北日本の地層中に記録された
環境変遷の事例についても検討する。
授業時にプリントを
配布する。テキスト:川
上神一著「生命と地球
の共進化」日本放送出
版協会
達成目標
人間とそれを取り巻く自然環境が、46 億年の歴史を背景とする共生関係
にあることを理解し、自然環境への意識を高めることを目標とする。
特別な評価基準
期末試験以外に数回程度、講義内容について小テストまたはレポート作
成あり。出席など授業への取り組みの態度も評価の対象となる。
物質及び素材論 I
星野英興
3 年・前期・C
木・3∼4 時限
授業題目: 物質の成り立ちと性質
授業内容
電子とは何かを明らかにし、種々の物質の物性に関わる電子の役割を
学ぶ。
達成目標
物質を構成する電子の振る舞いをミクロな立場から理解する力を身につ
ける。
特別な評価基準
出席を取るとともに、感想、質問等を求める。自分で調べ、考え、まと
める力を重視する。
154
総合的に評価する。
生涯教育課程・地域生活専攻
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
物質及び素材論 II
羽賀敏雄・加藤陽治
3 年・後期・C
金・1∼2 時限
授業題目: 身近な高分子
授業内容
日常の身近な素材として、天然及び合成高分子をとりあげ、特に、
綿、
絹、毛、ポリエステルについて衣生活との関わりで、
多糖とタンパク質
について食生活との関わりで学びます。
達成目標
天然繊維や合成繊維が衣生活に、また、多糖類やタンパク質が食生活にい
かに利用されてきたか、授業内容を背景に自分の考えをまとめる力を養う。
特別な評価基準
衣生活、食生活に関する基礎的な用語を修得し、それを用いて考えを組
み立てることができること。単なる知識の羅列では単位は出さない。
物質及び素材論 III
長南幸安
3 年・前期・C
金・1∼2 時限
授業題目: 金属の利用と反応化学
授業内容
身の回りに利用されている物質や素材のうち、金属類について実生活や
産業にどのような用途に利用されているかを化学的な視点で捉える。さら
に深い理解を得るため、有機金属化合物についての性質と反応の基礎を学
習する。
達成目標
有機金属を含めた金属類の性質と反応を修得するとともに、実際の利用
法について理解・考察できる能力の獲得。
特別な評価基準
出席、期末試験、授業への取り組み方、レポートなどの総合的評価。
物質及び素材論 IV
エネルギー科学
山本逸郎・山下美樹
2 年・後期・C
水・1∼2 時限
本年度は地学 III を
もって替える。
授業題目: エネルギーの物理学的基礎
授業内容
エネルギーをキーワードに、地域生活を科学的にとらえる視点の育成を
目指す。まず、エネルギーに関する物理学的基礎を踏まえ、自然エネルギー
(太陽エネルギー、風力エネルギー) や原子力エネルギーについて学んでい
く。さらに、エネルギーの科学史を通して、省エネやエネルギー資源の有
効利用等の問題を考える。
基礎物理学を履修
していることが望まし
い。
達成目標
エネルギーに関する物理学的基礎事項をよく理解し、地域生活に関連す
る様々な事柄や現象をエネルギーの立場で科学的に考察できるようになる。
特別な評価基準
エネルギーに関する実験 (実験レポートの提出) を行ったり、原書 (英語)
の輪講をする場合もある。
生命科学 I
生命科学 II
北原晴男
3 年・前期・C
火・3∼4 時限
平成 15 年度は、開
講せず。
授業題目: 生命現象と物質論
授業内容
資料などは追って配
付する。
生物の生命現象には、情報伝達や生体触媒作用を持つ多種多様な低分子
化合物 (有機化合物) が関わっている。有機電子論に基づいて、これらの低
分子化合物の性質や反応について考える。
達成目標
生体を構成する物質の性質や反応など化学的な事柄を理解する。
生命科学 III
生物学概論 I と合同
授業。
155
生涯教育課程・地域生活専攻
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
生命科学 IV
生物学概論 II と合同
授業
保全生態学
農学生命科学部:野生
生物管理学で振替
基礎物理学
山本逸郎
2 年・前期・C
木・5∼6 時限
授業題目: 力学
授業内容
1. 質点の運動 (速度と加速度、ニュートンの運動の 3 法則、力学的エネ
ルギー保存則、運動量保存則、円運動と調和振動)、2. 剛体の運動 (平衡と
重心、回転運動)、3. 流体力学について学ぶ。物理量や法則を演示実験を
通して定性的に理解し、その上に、式のもつ物理的意味を考えていく。ま
た、必要に応じて実験も行う。
基礎物理学 II と合同
で行う。
・テキスト「力
学」を購入してもらう。
また、高校の物理学の
教科書も用意すること
が望ましい。
達成目標
力学に関する物理量や基本法則を使って、さまざまな運動を考察できる
ようになる。
特別な評価基準
毎回、授業内容に関する問題を出し、そのレポートを提出させる。また、
実験を行った場合は、実験レポートも提出させる。
基礎化学
北原晴男
2 年・前期・C
水・1∼2 時限
授業題目: 生体構成物質の基礎
授業内容
生体を構成する物質にはタンパク質など高分子だけでなく、種々の低分
子化合物が存在し、生命活動に大きな役割を担っている。これら低分子化
合物を電子の視点から考察し、生命化学の基礎を学ぶ。
達成目標
(教科書)「有機化学
のしくみ」加藤明良ら
著・三共出版。
・学校教
育教員養成課程・中学
校教育専攻・理科選修
の基礎化学 II と合同で
行う。
化学物質の性質を支配する電子について考え、生体における物質間の相
互作用を理解する。
基礎生物学
学校教育教員養成課
程・中学校教育専攻・
理科選修の基礎生物学
II と合同で行うので、
この項を参照のこと。
基礎地学
学校教育教員養成課
程・中学校教育専攻・
理科選修の基礎地学 II
と合同で行うので、こ
の項を参照のこと。
地域自然環境応用実験 I
星野英興
3 年・後期・C
月・7∼8 時限
授業題目: 物理・化学の実験
授業内容
物理・化学に関する種々の実験を行う。
達成目標
実験を通して、身の回りのもの・事象等についての関心を深める。
特別な評価基準
毎回レポートを提出する。実験を行い、背景の基礎知識を整理・考察し、
まとめる力も重視する。
156
総合的に評価する。
生涯教育課程・地域生活専攻
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
地域自然環境応用実験 II
北原晴男・長南幸安
3 年・後期・C
月・5∼6 時限
授業題目: 化学基礎実験
基礎化学実験 (5∼8)
の 5、6 時限と合同授業
授業内容
基礎的な化学実験の方法を学び、卵・タマネギ・ジャガイモなど身近な
物質が化学的にどのような性質を持っているかを実験を通じて理解する。
達成目標
実験を通して基礎的な化学実験の技術や知識を習得する。
特別な評価基準
実験書などは追って配付する。
地域自然環境応用実習 I
地域自然環境応用実習 II
堀内弘之
3 年・後期・C
火・5∼6 時限
理科選修・生物学実
験法 II と合同授業
授業題目: 自然に見る物質の分析・解析法
授業内容
自然が作った固体である岩石・鉱物の光学的観察を理解するための光の
偏光・屈折・干渉の実験、偏光顕微鏡観察のための岩石・鉱物薄片試料の
製作と観察、粉末 X 線回折による構成鉱物の同定のための基礎実験、温度
上昇による分解・反応を理解するための熱分析実験主な実験テーマとなる。
達成目標
自然の無機物質を独力で観察し、分類・同定する能力を身につける。
特別な評価基準
実験法を理解する基礎的能力とその実践力、および、実験結果を報告書
としてまとめる能力を評価する。出席など授業への取り組みの態度も評価
の重要な対象となる。
地域生活技術 I
地域生活技術 II
志村元
1 年・後期・C
月・7∼8 時限
中学校教育専攻・理科
選修の教科科目「地学 II
実験」と合同で行う。授
業の資料や参考書などは
その都度配布し説明する。
この実験を履修する者は、
地学実験法 II と併せて履
修することが強く望まれ
る。また、地学概論 II、あ
るいは地学 II のいずれか
を受講し鉱物、岩石の基
礎的知識を身に付けてい
ることを前提とする。
技術選修:木材加工技
術基礎と合同授業
授業題目: 金属の特性と測定法
授業内容
金属材料の基礎的な理解をするため、結晶構造、塑性変形、熱処理、合
金、機械的性質等について講述すると共に、工作測定法、手工具の使用法
について習得し、板金材料を用いて製作物を加工する。
達成目標
金属についての基礎的な理解をすると共に測定法、手工具の使用法を体
得し、簡単な工作物を加工することが出来るようになる。
地域生活技術 III
技術選修:機械実習 I
と合同授業。
地域生活技術 IV
技術選修:電気技術基
礎と合同授業。
地域生活技術 V
肥田野豊
2 年・前期・C
月・7∼8 時限
授業題目: 生物生産技術の基礎
授業内容
地域自然環境概論・の内容を踏まえて、農業を人間生活を支える生物生
産技術と位置づけ、その発生と果たしてきた役割、及び今後進むべき方向
について述べる。次いで、農業の一部門としての作物栽培の基本構造と、
それにかかわる栽培植物、栽培環境、栽培技術及びそれらの相互関係につ
いて概略を述べる。
達成目標
農業は現実的、実利的な営みであるが、その基盤は地球環境や生態系に
ある。この授業では、そのような視点に立って農業を理解し実践するため
に必要な基礎的な知識の涵養を目標とする。
157
より深い学習のため
には、引き続き中学校
教育専攻技術選修の栽
培技術を履修すること
が望ましい。
生涯教育課程・地域生活専攻
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
地域生活技術 VI
羽賀敏雄
2 年・前期・C
火・7∼8 時限
授業題目: 衣料素材の科学
授業内容
はじめに毛を例にして、私たちが着用している被服の性質と、被服素材
である繊維の性質との関わりを考える。次に伝統織物である‘ こぎん’ を
構成する二つの素材である綿と麻の性質を比較する。綿は最も消費量の多
い被服素材である。環境に優しい酵素を使った綿の改質を共に考える。さ
らに、しなやかな絹の構造と性質、及び成繊維に至るまでの絹の模倣の歴
史を概説する。
達成目標
基礎的用語を習得し、これを用いて自分の考えをまとめることができる
こと。
特別な評価基準
単なる知識の羅列では単位は出さない。
地域生活技術 VII
加藤陽治
3 年・前期・C
集中
授業題目: 食品技術
授業内容
伝統的な生活文化の中で築かれてきた食品加工・貯蔵技術の進歩、食品
加工・貯蔵の基本原理、農・水・畜産物の加工法の実際例などを学びます。
達成目標
食品の加工・貯蔵について理論を理解するとともに、それを実践 (食品
技術実習) に反映させ得る能力を身につける。
特別な評価基準
出席、授業時に課すレポート、および最終試験で、総合評価を行う。レ
ポートは積極的に資料を調べ、的確に要約してできるだけ独創性の高い内
容にまとめること。
地域生活技術 VIII
北原啓司
1 年・後期・C
月・7∼8 時限
授業題目: 住環境の計画学
授業内容
人間の住生活と空間との関わりをテーマとする住居学を概観するととも
に、現代の住宅及び住環境の諸問題を捉えた¡住環境の計画学¿を考察する。
講義は以下のような構成になる。(1) ライフスタイル論 (2) 住居計画論・(3)
住環境論
達成目標
住生活の基本となる住空間の機能と様相について、ライフスタイルとの
関連において理解でき、また自ら計画していくことができる能力を身につ
ける。
地域生活技術実習 I
地域生活技術実習 II
志村元
2 年・後期・C
木・7∼8 時限
技術選修:木材加工実
習 I と合同授業
授業題目: 金属加工
授業内容
日常使用されている金属製品の加工技術について、主として鋼板を使用
して、塑性加工、切削加工により製作物を加工すると共に、手工具、工作
機械の使用法について実習を通して体得する。
達成目標
薄板金に塑性加工、切削加工により製作物を加工することが出来ると共
に、手工具、工作機械を自由に使いこなすことが出来る。
158
生涯教育課程・地域生活専攻
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
地域生活技術実習 III
志村元
3 年・前期・C
木・5∼6 時限
授業題目: 機械工作
授業内容
機械工作に必要な種々の加工技術について実習をとおして習得する。手
工具、工作機械の基本的な使用法や加工精度について体得すると共に、安
全教育についても留意する。
達成目標
機械工作に必要な加工技術について理解すると共に、それらの使用法、
加工精度について理解を深める。さらに、安全教育の重要性についても理
解する。
地域生活技術実習 IV
地域生活技術実習 V
肥田野豊
3 年・前期・C
木・9∼10 時限
技術選修:電気技術基
礎と合同授業。
授業題目: 基礎的な栽培実習-播種から収穫まで授業内容
植物は本来、その置かれた自然環境の下で自律的に生育し子孫を残すの
であるが、人間が収穫等の目的をもって行なう作物栽培においては、収穫
物の量や質などが問題となるので、栽培技術として様々な人為的働き掛け
がなされる。この授業では多種の栽培植物について、播種から収穫に至る
一連の栽培作業を実践する。
地域生活技術 V を
履修していること。中
学校教育専攻技術選修
の栽培技術も履修して
いることが望ましい。
なお、授業の一部は夏
季休業期間中に実施す
る。
達成目標
地域生活技術・等の講義で習得した知識を当てはめながら作物栽培を行
ない、実践的な栽培技術の理解と習得を図る。
地域生活技術実習 VI
宮野洋子
3 年・前期・C
月・9∼10 時限
地域生活技術実習 VII
斎藤尚子
2 年・後期・C
火・9∼10 時限
授業題目: 食品技術実習
授業内容
食品材料の基礎的な取扱い方法や各種調理操作の要点などの調理技術を、
調理理論に基づいて系統的に習得します。さらに調理された食物の試食も
行い、主要な調理の特徴についての理解も深めます。
達成目標
単に、実験技術や調理技術を身につけるだけでなく、その背景にある理
論も併せて考え、応用能力を養う。
特別な評価基準
技術の習得だけでなく、応用能力が身についたか否かが評価の基準と
なる。
地域生活技術実習 VIII
小山智史
3 年・前期・C
月・3∼4 時限
授業題目: コンピュータ応用技術
授業内容
コンピュータを用いた計測や制御の技術について、実習を通して学ぶ。
授業は電気技術実習 II(佐藤) と連携して行う。
達成目標
計測や制御の基礎的な事項を理解できること。
統計処理演習
山形昌弘
2 年・後期・C
木・5∼6 時限
授業題目: 統計処理演習
授業内容
データの整理、確率変数と確率分布、検定、推定。
達成目標
データを使って、統計処理ができるようになること.
特別な評価基準
レポート、試験等で総合的に評価する.
159
微積分、統計を履修
していることが望まし
い.
生涯教育課程・地域生活専攻
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
博物館学
人文学部:博物館学で
振替
博物館経営論・情報論
人文学部:博物館経営
論・情報論で振替
博物館資料論
人文学部:博物館資料
論で振替
視聴覚教育メディア論
授業内容
芳野明
生涯教育、学校教育の現場で用いられる視聴覚機器についての基本的操
作と応用を、実際の機器操作をまじえて学びます。ビデオ、各種プロジェ
クター、コンピュータを中心に行います。
3 年・前期・C
木・3∼4 時限
達成目標
・視聴覚機器の的確な接続ができるようになること・さまざまな視聴覚
機器の特性を理解し、情況に即した使用ができるようになること。
特別な評価基準
受講人数に応じて期末試験の内容が変わります。少数の場合は機器の設
置から接続に至る作業を期末試験に含めます。
博物館実習
人文学部:博物館実習
で振替
博物館実習 I
人文学部:博物館実習
I で振替
地域生活演習
地域生活専攻担当教官
2∼4 年・後期・C
集中
授業内容
課題や実施方法につ
地域生活にかかわる諸課題を各教官が提示し、それについて各教官の下で いては、年度初めにガ
演習を行なう。課題によっては実験、実習、調査等が含まれる場合もある。 イダンスや掲示によっ
て周知する。
達成目標
各課題ごとに提示される。
160
教職科目
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
教職入門
教育学部教官
2 年・前期・C
水・9∼10 時限
授業題目: 教職の意義と教員の役割
授業内容
教職論と進路選択論を、「人間教育論 I 及び II」と関連させて講じたの
ち、現職教員から、教師としての自己形成課程を自己開示してもらい、さら
に各教科・各分野からみた教師論と教科論を各教室の立場から論じていく。
達成目標
教職の意義と教員の役割について理解を深め、教職への準備性が向上す
ること。
人間教育論 I(教育の理念と
授業題目: 教育の意義及び基礎理論
歴史)
授業内容
(教育原理)
教育の個人的・社会的意義、教育観、教育の目標などを追求することに
より、教育の本質の理解に迫ると共に、現実の教育目的や教育や教育内容
の構造について概説する。
大坪正一・小澤熹・平田淳
1 年・後期・C
水・5∼6 時限
達成目標
西洋の子どもと学校史
授業題目: 西洋の子どもと学校の歴史的展開
(西洋教育史)
遠藤孝夫
2 年・後期・C
金・1∼2 時限
課程別編成により授業を行
う平田 (中、看、幼、養学、
養教)、小澤 (生涯教育)、大
坪 (小)。テキスト、参考文献
は講義の中で示す。小学校課
程は皇晃之、若井彌一編「要
説教職入門」をテキストとし
て使う。
現実の教育の諸問題を理解することによって、これから教育を学んでい
く上での問題意識を作る。
授業内容
毎回、関連プリント
を配布する。
古代ギリシアから 20 世紀までの西洋 (アメリカを含む) における子ども
と学校の歴史を、教育思想、学校制度、教育政策の展開に留意しながら概
説する。関連して、西洋の子どもや学校の在り方が、明治以降の日本のそ
れとどのように関連しているのかについても言及する。
達成目標
西洋の子どもと学校の歴史的展開に関する理解を深め、21 世紀における
子どもと学校の在り方について自分なりの考えを持つことができること。
特別な評価基準
出欠確認を兼ねたミニレポート、課題図書レポート、期末試験を総合し
て評価する。
人間教育論 II(発達教育総
授業題目: 発達教育総論
論)
授業内容
(発達心理学 I・II)
平岡・柴田・田上・松本・菅野
1 年・後期・C
月・3∼4 時限
小・中・障、教材は、
講義日に配布する。
教育における発達 (幼児の心理を含む)、学習、測定、社会的側面等、及
び障害児の心理・教育についての基本的理解を得させ、次学年以降の教育
過程の心理学的な理解の導入として位置づける。
達成目標
幼児教育及び障害児教育を含む学校教育全般の基礎的概念を学び、心理
学的観点から人間教育を考えることができる。
特別な評価基準
出席点 30 %、期末試験 70 %で評価する。
人間教育論 II(発達教育総
授業題目: 発達教育総論
論)
授業内容
(発達心理学 I・II)
平岡・柴田・田上・松本・菅野
1 年・後期・C
月・5∼6 時限
養教・生涯、教材は、
講義日に配布する。
教育における発達 (幼児の心理を含む)、学習、測定、社会的側面等、及
び障害児の心理・教育についての基本的理解を得させ、次学年以降の教育
過程の心理学的な理解の導入として位置づける。
達成目標
幼児教育及び障害児教育を含む学校教育全般の基礎的概念を学び、心理
学的観点から人間教育を考えることができる。
特別な評価基準
出席点 30 %、期末試験 70 %で評価する。
161
教職科目
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
生涯発達心理学
田上恭子
3 年・前期・C
木・3∼4 時限
授業題目: 発達とパーソナリティ
隔年開講。
授業内容
発達の意味、発達段階、発達理論について概説し、発達とパーソナリティ
及び発達とパーソナリティ障害との関連について論じる。
達成目標
児童・生徒理解において重要であると思われる発達とパーソナリティと
の関連について理解する。
学習の心理
(学習心理学)
平岡恭一
3 年・後期・C
水・5∼6 時限
授業題目: 行動と認知の学習
隔年開講。
授業内容
学習は行動的学習と認知的学習とに分けられる。この授業では両方に同
程度の重点をおき、条件づけに基づいた行動理論体系と情報処理に基づい
た認知的アプローチについて要説する。基礎を中心とし、教育活動への応
用も考慮しつつ進めたい。
達成目標
学ぶということの心理学的過程について基本的な概念を身につけ、その
視点から教育活動をとらえることができる。
教育の社会制度論 I
(教育社会学概論)
大坪正一
授業題目: 教育の社会史
授業内容
2 年・前期・C
月・3∼4 時限
従来の教育学に対して新しい教育原理としてつくりだされた教育社会学
の独自の方法を提示し、教育の社会性や社会現象としての教育の特殊性に
ついて講義する。具体的な事例として日本資本主義発達と教育の関連をと
りあげ、教育の社会史的理解を深める。
教育の社会制度論 II
授業題目: 教育を受ける権利の保障原理と学校教育制度
(教育制度論)
平田淳
2 年・前期・C
月・5∼6 時限
授業内容
公教育制度の「教育を受ける権利」の保障原理としての側面に焦点を当
て、第二次世界大戦後の教育改革関連文書や日本国憲法第 26 条、教育基
本法等を読み解いていく。その際、子どもの権利条約等の国際的状況も併
せて理解する。これら諸点を理解した上で、現在の公教育制度を特に学校
教育制度に焦点を当てて、「教育を受ける権利の保障」という観点から考
察する。
参考文献:黒崎勲『教
育行政学』岩波書店、
1999 年。
達成目標
学校教育制度が持つ歴史的・現代的意味合いを理解し、それが現実にど
のような形で制度化され、運用されているのか、特に関連実定法規や制度
と現実との相互関係について自らの考えを構成し、批判的に考察する能力
を育成する。
特別な評価基準
出席及びレポートあるいはテストによって総合的に評価する。
教育の社会制度論 III
(日本教育史)
遠藤孝夫
2 年・後期・C
木・3∼4 時限
授業題目: 明治以降の日本の学校と教育の歴史
授業内容
明治以降から 1980 年代までの日本の学校と教育の歴史的展開を概説す
る。主として義務教育学校に関する教育政策とその問題点を検討する。合
わせて、現代日本の様々な教育問題の歴史的背景と今後の在るべき姿につ
いても検討する。
達成目標
明治以降の日本の教育の歴史的展開に関する基礎的知見を獲得するとと
もに、今後の在るべき姿について自分なりの意見を述べることができる。
特別な評価基準
出欠確認を兼ねたミニレポート、課題図書レポート、期末試験を総合し
て評価する。
162
毎回、関連プリント
を配布する。
教職科目
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
生涯学習論
(社会教育概論)
野口伐名 (非常勤講師)
2 年・後期・C
金・9∼10 時限
生涯学習論
(社会教育概論)
石橋修 (非常勤講師)
2 年・前期・C
金・7∼8 時限
授業題目: 生涯学習の基礎理論
小・中・障害以外
授業内容
「いつでも・どこでも・誰でも、学びたいときに、学びたいことを、学
ぶことができる学習・教育論」としての生涯学習論について、主として生
涯発達論と社会教育論の視点から概説する。
授業題目: 生涯学習の基礎理論
小・中・障害のみ
授業内容
今日、生涯学習社会の実現をめざして生涯学習振興のための体制整備が
進行している。生涯発達論や社会教育論をふまえ生涯学習についての全体
的理解を深める。
達成目標
学校中心の教育観から生涯学習を前提にした教育・学習観への転換が求
められている。これらの背景を理解し、教育改革の方向を展望する。
特別な評価基準
毎回の授業に参加することが前提である。ミニレポートや試験の成績を
ふまえ総合的に評価する。
平成 15 年度は、開
講せず。
学校経営
教育行財政
平田淳
3 年・前期・C
火・5∼6 時限
授業題目: 教育行財政の理念と実態
授業内容
教育行財政制度の理念と実態について、教育の「公共性」という観点か
ら考察を行う。具体的には、現代日本の公教育制度の中で、文科省-教育委
員会-校長他管理職-教職員という権限-義務関係の中で、ヒト (人事)・モノ
(カリキュラム他教育活動)・カネ (財政) が理念的にはどのように動かされ
るべきなのか、そして実際にはどのように動かされているのかを、現行教
育行政・学校運営改革の流れの中で概観する。
社会教育行財政と合
同授業。
・¡テキスト¿参
考文献等については、
初回講義時に示す。
達成目標
現行教育行財政制度における権限配分と役割分担に関する理念と実態に
ついて理解を深めると同時に、現行改革の流れを理解し、その上で自らの
考えを構成し、発表する能力を育成する。
特別な評価基準
講義は、適宜学生による発表を含むものとなるので、評価は出席、発表、
レポートあるいはテストに基づいて総合的に行う。
社会教育計画論
佐藤恵子 (非常勤講師)
3 年・後期・C
木・3∼4 時限
授業題目: 「女性・男性問題とジェンダー」
授業内容
女性問題は、社会教育及び生涯学習・教育における主要なテーマであり、
現在では、男女共同参画学習として現場でも広く取り組まれようになって
いる。本講義では、主要な女性問題への取り組みの現状について、男性問
題をも視野に入れながら、具体的かつ体系的に教授する。
達成目標
女性問題および男性問題について体系的に理解すると共に、その主要な
原因であるジェンダーについても認識を深め、自らの問題として捉えるこ
とができる。
特別な評価基準
出席と筆記試験により評価する。
163
教科書は、使用せず、
毎回必要に応じてレジ
メ・資料を配付する。
教職科目
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
子どもとカリキュラム
(教育内容論)
村山正明・成田洋子 (非常勤講
師)
2 年・後期・C
金・3∼4 時限
授業題目: 日本の教育課程と学習指導要領
課程・専攻を以下の
よ う に 分 け る 。村 山
(障害児教育専攻・養護
学校の教育課程編成の意義、目的及び編成原理について概観し、教育課
教諭養成課程・涯教育
程編成の基準である学習指導要領の性格、歴史的展開、及び教科、道徳、
課程) 成田 (小学校教育
特別活動、総合的な学習の時間との関連について検討する。
専攻・中学校教育専攻)
授業内容
達成目標
日本における教育課程の全体構造や学習指導要領の基本的性格を理解す
るとともに、
「総合的な学習の時間」や「指導要録」などについても正しい
認識を持つことができる。
特別な評価基準
出席・レポート・期末試験などによる総合評価
小専国語科教育法
(小専国語科教育法)
児玉忠・新任
2 年・後期・C
火・9∼10 時限
授業題目: 小学校における国語科教育
授業内容
小学校の国語科教育に関する目標・内容・方法についての理解を深める
とともに、授業構想力・実践力の基礎を養うことをめざす。
テキスト:『新版小学
校国語科教育研究』(全
国大学国語教育学会編
学芸図書)
達成目標
やむを得ぬばあいをのぞき欠席しないこと (評価においては出席状況を
重視する)、および指示された課題に正しくこたえること。
特別な評価基準
学期末に課すレポート以外に、毎回の講義の最後にその時間に学んだこ
とについての課題を与え、受講生の理解度を評価する。
小専社会科教育法
(小専社会科教育法)
祇園全禄
2 年・後期・C
木・5∼6 時限
授業題目: 初等社会科の基礎・基本
授業内容
初等社会科教育の意義・目的・小学校学習指導要領『社会』の目標・内
容、教科書の性格、教科書記述の知識の質の分類、地域素材の教材化、作
業的・体験的な学習と社会認識の関連、多面的な考察の意義・手法、問い
と知識、評価等についてその・基礎・基本を取り上げる。附属小学校等の
教員による実践事例を提示、その意味づけも行う。
平成 17 年度より前期のみ
開講テキスト文部省「小学校
学習指導要領解説『社会編』」、
星村平和監修『社会科教育へ
のアプローチ』-社会科教育
法現代教育社祇園作成による
社会科関係論文
達成目標
初等社会科の基礎・基本 (上記授業内容) の習得に意欲的に取り組むとと
もにその内容を習得する。あわせて教師・社会人としての社会常識の再確
認ができる。
特別な評価基準
授業時間ごとの予定内容、評価の観点を事前に提示通告。
・評定はシャト
ルカード 28 点、題目自己設定の小論文 20 点、学習指導案 20 点、考査 32
点、計 100 点 (予定)
小専算数科教育法
(小専算数科教育法)
太田伸也
2 年・後期・C
水・5∼6 時限
授業題目: 算数科教育法
授業内容
算数教育の歴史と目標・内容 (「数と計算」の領域を中心に扱い、関連し
て「量と測定」
「図形」
「数量関係」の一部に触れる)・指導計画・評価・学
習指導法などについて、具体的な指導場面の事例を中心に総合的に学習す
る。その中で、数学的な見方や考え方を育てることの意味と意義を考える。
達成目標
算数教育の目標を理解し、具体的な教材についてねらいを明確にしてそ
の指導のあり方を考えることができるようになる。特に小学校における数
の指導についてその重点と背景を理解する。
特別な評価基準
毎回の授業で提出物がある。また、途中で 2 回程度レポートを課す。授
業への出席、試験、レポートなどから総合的に成績をつける。
164
テキスト松原元一著
「算数教材の考え方教
え方」(国土社)
教職科目
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
小専理科教育法
(小専理科教育法)
山下美樹・齋藤捷一・大高明
史
2 年・後期・C
火・3∼4 時限
授業題目: 初等教育の理科教育法
授業内容
小学校理科に関する 1) 具体的教科内容の展開とその問題点 2) 教材開発
とその問題点を具体的課題として、日本人の自然観や科学・技術観を考察
し、環境や自然の重要性を鑑み、今後の小学校の理科教育のあり方を探る。
教科書は、物理分野は「文
化として学ぼう科学の心 (山
下芳樹、池田幸夫共著、丸善
出版) を用いる。また、参考
書として「Q & A でわかる
物理学 (山下芳樹、山本逸郎
他、丸善出版) をあげておく。
達成目標
現状の小学校理科の教科内容を自然理解のステップとして捉え、教材研
究の方法を会得すると同時に、小学校理科のあり方を追求し、各人が独自
の理科教育観を持つことを望む。
特別な評価基準
提出されるレポート課題等に 21 世紀の小学校理科のあり方に、あなた
自身の建設的提言が含まれることを期待し、評価の要としたい。
小専音楽科教育法
授業内容
今田匡彦
音楽とは何か、小学校での音楽教育で何をすべきかについて、以下のキー
ワードに基づき考察して行く。1) 実体概念と関係概念 2) ポストコロニア
ル、マルチ・カルチュラリズム 3) 学習指導要領 4) ポピュラー音楽・5) サ
ウンドスケープ、クリエイティヴ・ミュージック・エデュケーション
(小専音楽科教育法)
2 年・後期・C
木・7∼8 時限
達成目標
学籍番号奇数。
『音さがしの
本』(春秋社);『クラシックっ
てなんだろう?』(ポプラ社)
及びハンドアウトの配布。ま
た授業中、各自好きな音楽を
紹介させるので、音源 (CD、
MD、カセットテープ) を毎
時間持参すること。
音楽とは何か、小学校での音楽教育で何をすべきかについて、自分の頭
で考え、言葉にできるようにする。
特別な評価基準
到達目標に基づき、授業参加度及びタームペーパー (2000∼4000 字) に
より評価する。
小専音楽科教育法
(小専音楽科教育法)
吉田孝
2 年・後期・C
木・7∼8 時限
授業題目: 小学校音楽科の授業づくり
テキスト:小学校学
習指導要領解説音楽編
授業内容
(文部省) 芥川也寸志
音楽科のおける授業づくりと授業実践のための基礎的な概念と知識を身
『音楽の基礎』(岩波新
につける。それをもとにして、一時間または一単元 (題材) 分の授業プラン
書)(学籍番号末尾が偶
の作成法について学びその実習を行う。
数の者を対象とする)
達成目標
授業づくりのための基礎的な概念を理解している。単位時間および一単
元分の授業づくりの方法を理解している。
小専図画工作教育法
(小専図画工作教育法)
蝦名敦子
2 年・後期・C
月・5∼6 時限
授業題目: 図画工作教育の指導法
授業内容
小学校学習指導要領
解説図画工作編
小学校の学習指導要領を分析考察し、図画工作教育の指導法や理想的教
材について研究する。また、実際に作品を作るなどの機会を設け、教育内
容を体験的に修得させる。
達成目標
小学校における図画工作の指導について、基本的理解を得ることがで
きる。
小専体育科教育法
(小専体育科教育法)
清水紀人
2 年・前期・C
水・3∼4 時限
授業題目: 小学校体育科教育法
授業内容
小学校学習指導要領ならびに学習指導要領解説書 (体育編) を中心に各運
動領域の内容、学習指導計画の作成方法、児童の発育・発達の特性を踏ま
えた教授方法などについて解説し、体育授業や体育的活動の基礎について
学習します。
達成目標
小学校学習指導要領ならびに学習指導要領解説書 (体育編) の概要が理解
できるようにする。学習指導計画が理解でき、指導案を作成することがで
きる。
特別な評価基準
平常評価:30 %・達成評価:70 % (筆記試験 50 %、レポートによる評価
20 %)
165
テキストは小学校学
習指導要領解説体育編
(文部科学省) を使用し
ます。
教職科目
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
小専家庭科教育法
(小専家庭科教育法)
日景弥生・砂上史子・斎藤尚
子
2 年・後期・C
月・7∼8 時限
授業題目: 小学校家庭科学習論
授業内容
学校教育における家庭科の独自性や、小・中・高校の一貫性について解
説する。さらに、小学校家庭科の学習指導要領や教科書等を用いて学習内
容、指導計画および評価等について説明する。
達成目標
テキスト・小学校家
庭科学習指導要領解説
(文部省)・小学校家庭
科指導資料「新しい学
力観に立つ家庭科の授
業の工夫」(文部省)・小
学校家庭科教科書
家庭科教育の独自性や、小・中・高校の一貫性について理解する。また、
学習内容等を理解するとともに、指導計画 (特に、指導案) 等を作成する。
特別な評価基準
成績評価は実地指導講師、「小物」や指導案を含む成績を総合して行う。
小専生活科教育法
(小専生活科教育法)
三上英治
2 年・後期・C
月・9∼10 時限
授業題目: 自らの体得と確かな理解を目指して
授業内容
生活科新設の要因と意義・生活科教育の特質・目標や内容・指導計画立
案の要素と学習活動展開における教師の対応の仕方・評価の仕方・実践上
の主要事項等の修得を図る。それと共に、生活科の目標・内容に基づいた、
学生自身の体験実習によって実践上重視される事項の会得を図り、授業内
容の修得を充実させる。
達成目標
生活科の学習活動を進めるための要件を身に付けることができる。
特別な評価基準
教科の性質上、講義による基本的な事項の「理解」、及び体験実習によっ
て得る、活動の教育機能や望ましい対応の観点、等の「体得」、その双方
を通して、生活科の学力観に基づく学習活動を展開していくための要素・
児童の活動の見方・対応の仕方・他主要事項の「修得」、等の「達成度」が
評価基準。
国語科教育法
(国語科教育法)
児玉忠
2 年・前期・C
木・7∼8 時限
授業題目: 中学校・高等学校における国語科教育
授業内容
中学校・高等学校の国語科教育に関する目標・内容・方法についての理
解を深めるとともに、授業構想力・実践力の基礎を養うことをめざす。
・生活科教育法に関す
る文部科学省の発刊資料
等を紹介し、内容把握を
薦める。
・授業内容の理解
を確かにするため、要点
記載・記入スペース設定
の講義レジメを配布し活
用させる。
・講義の要所に
実際状況の実写を取り入
れ、修得の充実を図る。
・
体験実習の表現記録を行
い、学生自身の「体得事
項」の自覚を図ると共に、
その内容を確認し、生活
科の主旨を基に「修得度」
を把握する。
・
・体験実習に
よる修得度に留意し、継
続する講義内容の充実に
配慮する。
テキスト:『新版中学
校・高等学校国語科教
育研究』(全国大学国語
教育学会編学芸図書)
達成目標
やむを得ぬばあいをのぞき欠席しないこと (評価においては出席状況を
重視する)、および指示された課題に正しくこたえること。
特別な評価基準
学期末に課すレポート以外に、毎回の講義の最後にその時間に学んだこ
とについての課題を与え、受講生の理解度を評価する。
国語科授業論
新任教官が担当予
定。決まり次第掲示し
ます。
(新任教官)
2 年・後期・C
水・3∼4 時限
国語科教材論
新任教官が担当予
定。決まり次第掲示し
ます。
(新任教官)
3 年・後期・C
金・7∼8 時限
166
教職科目
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
国語科教育方法論
児玉忠
3 年・後期・C
木・3∼4 時限
授業題目: 中学校・高等学校における国語科教育の方法
授業内容
テキスト:随時プリン
トを配布する。
わが国の国語科教育の歴史を俯瞰してみると、さまざまな授業方法や指
導過程が提案されてきている。それらのなかからいくつかを取り上げ、そ
の有効性について検証する。
達成目標
やむを得ぬばあいをのぞき欠席しないこと (評価においては出席状況を
重視する)、および指示された課題に正しくこたえること。
特別な評価基準
学期末に課すレポート以外に、毎回の講義の最後にその時間に学んだこ
とについての課題を与え、受講生の理解度を評価する。
社会科教育法
(社会科教育法)
祇園全禄
2 年・前期・C
火・3∼4 時限
授業題目: 中学校社会科の基礎・基本
授業内容
中学校社会科 (地理・歴史・公民的分野含む) の意義・目的、我が国の社
会科授業理論の類型化、「中学校学習指導要領『社会』」の目標・内容等、
教科書記述の知識の分類、多面的・多角的考察の意義・手法、社会科の評
価等の基礎・基本を講義、グループ討議、カード対話等「参加・体験・獲
得型」方法によって習得する。
テキスト文部省「中
学校学習指導要領解説
『社会編』」、星村平和
監修『社会科教育への
アプローチ』-社会科教
育法・現代教育社祇園
作成による社会科関係
論文
達成目標
中学校社会科の基礎・基本 (上記授業内容) の習得に意欲的に取り組むと
ともに、その内容を習得する。あわせて、教師、社会人としての社会常識
の再確認ができる。
特別な評価基準
授業時間ごとの予定内容、評価の観点を事前に提示・通告。評定はシャ
トルカード対話・グループ討議 28 点、題目自己設定の小論文 32 点、考査
40 点、計 100 点 (予定)
社会科授業論
猪瀬武則
3 年・前期・C
火・7∼8 時限
授業題目: 授業を創る
授業内容
社会科系授業を実際に構成し、実践検討することにより、実践的能力を
高める。実践は、グループによる授業実践と個人による導入授業の二つで
ある。右記テキストにある授業構成、ないし、グループ独自の授業構成に
よって実践発表・討議・検討する。個人は、資料による導入の構成と実践。
テキスト:社会認識教
育学会編『改訂新版公
民科教育』学術図書出
版
達成目標
・慣習的指導計画案と森分・岩田理論による指導計画案を書くことがで
きる。
・
・資料を活用した導入授業を構成実践できる。
特別な評価基準
・シャトルカード、グループワークによる参加を評価する。
社会科授業構成論 (地理・ 授業題目: 中等社会系教科教育教材構成
歴史)
授業内容
祇園全禄齊藤利男・小岩直人
中学校社会科、高等学校地理歴史科を社会認識教科としてとらえ、社会
諸科学・人文諸科学の研究成果 (内容知) が方法知に優先す立場をとる。か
かる立場から、中学校社会科、高等学校地理歴史科の教科内容・教材構成
にかかわる基礎・基本 (教材構成・開発、資料探索・解釈、内容批判等) を
講ずる。
2 年・後期・C
木・1∼2 時限
達成目標
上記の授業内容の習得に意欲的に取り組むとともに、その内容を習得す
る。特に、上記の教科は内容教科であり、内容知が方法知に優先すること
が具体的な事例を通してわかる。
特別な評価基準
各授業時間ごとの予定内容、評価の観点は事前に提示・通告。評定はシャ
トルカードによる対話 28 点、考査 72 点、この内訳は考査前に観点別に受
講者に通告。計 100 点
167
テキスト星村平和監
修『社会科教育へのア
プローチ』現代・教育
社祇園作成の社会科関
係論文
教職科目
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
社会科授業構成論 (公民)
授業題目: 中等社会系教科教育教材構成
猪瀬武則
授業内容
2 年・後期・C
木・7∼8 時限
公民科諸科目、公民的分野の内容構成、授業構成を論じる。授業構成上
では社会認識の基本を、理解型、説明型、認識型、問題解決型、意思決定
型の 5 類型から論じる。内容構成からは、理念・制度、社会科学、社会問
題の三つのアプローチからの構成を論じる。また、様々な授業手法につい
て模擬演習する。
テキスト:社会認識教
育学会編『改訂新版公
民科教育』学術図書出
版
達成目標
・理解型、説明型、認識型、問題解決型、意思決定型の 5 類型を説明で
きる。
・理念・制度、社会科学、社会問題の三アプローチを説明できる。
・
・
様々な授業手法を説明できる。
特別な評価基準
・シャトルカード、グループワークによる参加を評価する。
地理歴史科教育法
(地理歴史科教育法)
猪瀬武則
2 年・前期・C
火・9∼10 時限
授業題目: 授業を創る
授業内容
地理歴史科の目標・内容・方法を論じる。地理歴史科の目標は、「文化
理解を通じた国際的資質の育成」(学習指導要領) であるとするが、地理教
育、歴史教育の歴史的展開を通して、この理念の整合を吟味する。また、
地理歴史の内容構成を類型化し、その課題・問題点を論じる。導入の模擬
授業を試みる。
テキスト:社会認識教
育学会編『改訂新版地
理歴史科教育』学術図
書出版
達成目標
・地理歴史科の目標・内容・方法を説明できる。
・理解型・説明型の指導案
を書くことができる。
・資料を使って発問を設定した授業の導入ができる。
特別な評価基準
・シャトルカード、グループワークによる参加を評価する。
公民科教育法
(公民科教育法)
猪瀬武則
2 年・前期・C
金・9∼10 時限
授業題目: 授業を創る
授業内容
公民科の目標・内容・方法を論じる。社会科成立以来の歴史的な展開を
踏まえて、その理念を探究する。「現代社会」、「政治経済」、「倫理」の内
容構成を検討し、現実と理想の乖離を明らかにし、求めるべき社会認識教
育の在り方を探究する。なお、指導計画の作成とともに、導入の模擬授業
を試みる。
テキスト:社会認識教
育学会編『改訂新版公
民科教育』学術図書出
版
達成目標
・公民科の目標・内容・方法を説明できる。
・理解型・説明型の指導案を
書くことができる。
・
・資料を使って発問を設定した授業の導入ができる。
特別な評価基準
・シャトルカード、グループワークによる参加を評価する。
数学科教育法
(数学科教育法)
山形昌弘
2 年・前期・C
月・7∼8 時限
授業題目: 数学科教育法
授業内容
学校教育の中の幾何教育を、公理、定理等から厳密に講義を進める。あ
わせて論理にも注意しながら証明を考えていく。
達成目標
論理的に証明ができるようになること、幾何を順序立てて構築できる
こと。
特別な評価基準
演習、レポート、試験などで総合的に評価する。
168
教職科目
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
数学科授業論
(数学科教育法)
半田進 (非常勤講師)
2 年・後期・C
集中
授業題目: 数学科授業論
授業内容
生徒に考えさせる授業のあり方、その構成の仕方について学習する。特
に、授業の中で数学的な見方・考え方をどのように育成しようとするのか
を、教材や実践例をもとに考える。また、あわせて数学教育の目標につい
て考える。
集中講義 (9 月中旬
∼下旬の予定) テキス
ト松原元一編著「考え
させる授業」(東京書
籍)
達成目標
生徒に考えさせる授業の構成のしかたを理解し、具体的な題材を授業で
扱うための教材研究ができる。数学教育の目標を理解し、数学的な見方・
考え方を育てることの意味と意義を理解できる。
特別な評価基準
授業での課題、レポート、試験、出席状況などから総合的に成績をつける。
数学科教材論
授業内容
太田伸也
具体的な教材研究を通して数学教育がどのように子どもの成長に関わる
かを考える。「数学をわかりやすく子どもに与える」という数学教育観か
ら脱却し、考えさせる授業のあり方を追究する。あわせて、中学校数学の
各領域の指導の重点、指導内容の背景にある数学や数学的な見方考え方に
ついて理解できるようにする。
3 年・前期・C
水・5∼6 時限
テキスト松原元一編
著「考えさせる授業」
(東京書籍)・授業では
定規・コンパス・はさ
み・セロハンテープを
用意する。
達成目標
中学校数学の指導内容を把握し、具体的な教材の背景にある数学や数学
的な見方・考え方を明確にとらえる。また、その教育的価値を論じること
ができる。
特別な評価基準
授業での課題、レポート、試験、出席状況などから総合的に成績をつける。
数学科教育方法論
授業内容
太田伸也
教育における評価の意味を理解する。授業の評価のあり方を中心に、数
学的な見方・考え方を育てるためのいろいろな指導法の工夫、教材の開発
や発展のさせ方などについて、具体的な教材研究を通して学ぶ。
3 年・後期・C
木・5∼6 時限
達成目標
「授業の評価」の意味と意義を理解する。目標にあった教材の開発や指
導法の工夫、発展のさせ方について理解し、いろいろな教材を発展的に考
えていくことができるようにする。
テキスト松原元一編
著「考えさせる授業」
(東京書籍)・授業では
定規・コンパス・はさ
み・セロハンテープを
用意する。
特別な評価基準
授業での課題、レポート、試験、出席状況などから総合的に成績をつける。
理科教育法
(理科教育法)
山下美樹・齋藤捷一・大高明
史
3 年・後期・C
火・7∼8 時限
授業題目: 中等教育の理科教育法
授業内容
学校教育の中・高等学校の教科「理科」に関する 1) 具体的教科内容の展
開とその問題点、2) 教材開発とその問題点を課題として、日本人の自然観
や科学・技術観を考察、環境や自然教育の重要性を鑑み、今後の中・高等
学校の理科教育やその授業のあり方を探る。
達成目標
現状の中・高等学校教科・理科の教科内容を自然理解の一つのステップ
として捉え、教材研究の方法を会得すると同時に、各自の理科教育のあり
方を思考し、各人が独自の普遍的な考え方を構築することを望む。
特別な評価基準
提出されるレポート課題等に 21 世紀の中・高等学校理科のあり方を含
むあなたを自身の建設的提言が含まれることを評価の要とする。
169
教職科目
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
理科授業論
授業題目: 理科授業研究の方法とその実践
山下美樹・齋藤捷一・大高明
史
授業内容
2 年・後期・C
火・5∼6 時限
理科に関する授業研究の方法とその実践として、良い授業とはなにかに
ついて扱う。具体的には、学習理論、教授理論に基づいた理科の学習指導
とその方法、教科に関する授業研究の方法と授業形態、授業の展開とその
実践例について講義する。
教科書は、物理分野は「文
化として学ぼう科学の心 (山
下芳樹、池田幸夫共著、丸善
出版) を用いる。また、参考
書として「Q & A でわかる
物理学 (山下芳樹、山本逸郎
他、丸善出版) をあげておく。
達成目標
理科の授業について、教師の立場から考察できる。理科の授業について、
学習論、教授法の立場から考察できる。理科の授業の視点で、新しい科学
観について考察できる。
特別な評価基準
理論面、及び実践面それぞれについて、各担当者から出されるレポート
課題を評価の基準とする。
理科教材方法論
(理科教育法特殊講義 II)
理科教官全員
2 年・後期・C
金・7∼8 時限
授業題目: 理科教材を用いた実践的な方法論
授業内容
「理科における教材の意義とその特性」、「理科学習指導に関わる教材
化」、「観察・実験の教材論」などについて、大学での理論的な内容と、附
属学校での実践的な探究活動を通じて、教材方法論の理論的、実践的側面
の学習を行う。
達成目標
理科教材の成り立ちのあり方が理解でき、素材の学問としてのあり方と、
教材としてのあり方の違いがわかること。素材の加工を通じて、子供の視
点で捕らえた教材化の意義が把握できる。
特別な評価基準
出席、授業への取り組み方、レポートを評価の主な判断材料とする。特
にレポートには結果を良く整理して示すことは勿論、充分な考察を加え、
反省点、感想等も記述すること。
理科教材方法論
理科教官全員 (非常勤講師も含
む)
3 年・前期・C
水・5∼6 時限
授業題目: 現場から教材としての素材の活かし方を学ぶ。
授業内容
実地指導講師による教育現場における「理科教材構築の実態」を講義す
る。理科離れ、嫌い等が叫ばれて久しいが、この原因はどこにあるのか。
教材にあるのか、それとも授業形態か・
・
・各講義には、解決に向けてのヒ
ントがあると考えて欲しい。
達成目標
授業実践の立場から、教材の成り立ちのあり方が理解できる。教材に活
かし方を、授業実践の立場から把握することが出来る。様々な教材の特徴
を授業者の視点から把握できる。
特別な評価基準
各担当者から出される課題を総合して評価とする。
平成 15 年度は、開
講せず。
理科教育法特殊講義
音楽科教育法 I
授業内容
今田匡彦
音楽とは何か、中学校での音楽教育で何をすべきかについて、以下のキー
ワードに基づき考察して行く。1) 構造主義、ポスト構造主義哲学 2) ポス
トコロニアル、マルチ・カルチュラリズム 3) 学習指導要領・4) サウンド
スケープ、クリエイティヴ・ミュージック・エデュケーション
(音楽科教育法)
2 年・前期・C
火・7∼8 時限
達成目標
音楽とは何か、中学校での音楽教育で何をすべきかについて、自分の頭
で考え、言葉にできるようにする。
特別な評価基準
到達目標に基づき、プレゼンテーションを含む授業参加度、タームペー
パー (2000∼4000 字) により評価する。
170
『音さがしの本』(春
秋社);『クラシックって
なんだろう?』(ポプラ
社) 及びハンドアウト
の配布
教職科目
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
音楽科教育法 II
吉田孝
2 年・後期・C
火・7∼8 時限
授業題目: 音楽科教育の制度と教育課程
授業内容
音楽科教育の制度とカリキュラムの歴史と現状について学ぶ。それを基
礎にしてこれからの音楽科教育の在り方や現在の制度の中での教育実践の
在り方について考える。
達成目標
音楽科教育と制度とカリキュラムについて基礎的な知識を身につけ理解
している。これからの音楽科教育の在り方な実践の在り方について自らの
考えを持つことができる。
特別な評価基準
毎週レポートを課す。この課題を遂行することが最低の基準である。
音楽科教育法 III
今田匡彦
3 年・後期・C
木・3∼4 時限
授業内容
音楽科教育法 I、II を踏まえ、音楽とは何か、中学校での音楽教育で何
をすべきかについて、I に於けるキーワードの考察を中心に更に考察して
行く。また、現在の音楽教育の基盤となっている 19 世紀ヨーロッパ形而
上学、本質主義哲学及び心理学的規範を、ポスト構造主義を用いて再検討
する。
『音さがしの本』(春
秋社);『クラシックって
なんだろう?』(ポプラ
社) 及びハンドアウト
の配布
達成目標
音楽とは何か、中学校での音楽教育で何をすべきかについて、自分の頭
で考え、言葉にできるようにする。
特別な評価基準
到達目標に基づき、プレゼンテーションを含む授業参加度、タームペー
パー (2000∼4000 字) により評価する。
音楽科教育法 III
吉田孝
3 年・前期・C
火・3∼4 時限
授業題目: 中学校音楽科の授業づくり
授業内容
中学校音楽科における授業づくりと授業実践のための基礎的な概念を身
につける。それをもとにして、年間授業計画、1 単元分または 1 時間分の
授業プランの作成法について学びその実習を行う。
達成目標
授業づくりのための基礎的な概念を理解している。年間指導計画の作成
や一時間または一単元分の授業づくりの方法を理解している。
特別な評価基準
毎週授業プラン作成などのレポートを課す。この課題を遂行することが
最低の基準である。
美術科教育法
(美術科教育法)
蝦名敦子
2 年・後期・C
火・7∼8 時限
授業題目: 美術教育の指導法の研究
授業内容
主専と副専の学生を対象としたものである。中学校学習指導要領を検討
分析し、指導案の作成と模擬授業を行う。
テキスト:中学校学
習指導要領解説ー美術
編ー
達成目標
中学校の学習指導について、学習指導要領と模擬授業から、基礎的な理
解ができるようになる。
美術科授業研究
蝦名敦子
2 年・前期・C
火・7∼8 時限
授業題目: 美術科の授業研究
授業内容
美術科の授業のあり方について、教科書の分析や実践研究から考察し、
とくに基礎・基本の問題について、授業の中にどのように展開できるかに
ついて、着目する。
達成目標
美術科の授業について、基礎・基本をどのように位置づけるかについて
の考察を深めることができる。
171
教職科目
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
美術科教育法演習
冨田晃
3 年・前期・後期・B
火・3∼4 時限
授業題目: 美術教育に関する研究発表
授業内容
美術教育に関する諸理論を実際の授業に役立てるための演習である。美
術科教育に関し各自が研究課題を決めて、発表・協議し研究ノートを作成
する。
達成目標
美術科の教育法について、多角的な視点から考察し、理解を深める。
体育科教育法
佐野信子
2 年・前期・C
火・7∼8 時限
授業題目: 体育科教育法
『中学校学習指導要
領 (平成 10 年 12 月)
授業内容
解説―保健体育編―』
・
中学校保健体育科の体育分野について、目標および内容の理解に努める。
を持参すること。
各運動領域の特性、ねらい、内容等に関する知識を学び、また実際に行わ
れる学校での指導を想定しながら、指導計画を作成してみる。さらに、ジェ
ンダーの視点から捉えてみるなど、学校体育の現状についてさまざまな角
度から分析する。
達成目標
中学校における体育の目標および内容に対する理解を深め、実際に指導
にあたる上での十分な知識をもつ。それらをふまえた上で、指導計画を作
成できる。さらに、学校体育の現状について多角的な考察ができる。
保健科教育法
(保健科教育法)
面澤和子
2 年・前期・C
金・1∼2 時限
授業題目: 保健科教育の基礎理論とより良い授業づくりの視点
授業内容
小学校の体育 (保健分野)、中学校、高校の保健体育科の指導に必要な考
え方を講義する。保健科教育の歴史、目標、教育内容、方法、評価、授業
研究の方法、教師の資質の概略を講義する。ビデオ教材や実際の授業を録
画したビデオの検討を行う。
保健科教育概論と合同授業。
¡テキスト¿小・中・高等学校
学習指導要領小・中学校指導
書 (体育,保健体育)「保健の
授業づくり入門」、「授業書」
方式による保健の授 (中学及
び高校)(大修館書店)
達成目標
学習指導要領に示された保健体育科の指導に関わる基本的内容を知り、
多角的に分析できる。保健科の学習指導案の構成を知り、自分なりに指導
案の作成ができる。
特別な評価基準
出席を重視し、数回の課題の提出と合わせて評価する。
体育科教育方法論
清水紀人
3 年・前期・C
木・7∼8 時限
授業題目: 体育科教育方法論
授業内容
体育科教育における実践的運動研究の基礎として、運動指導に不可決な
運動習得の理論を理解するとともに、指導形態の系統性・順次性などの基
礎について学習します。
テキストは教師のた
めの運動学運動指導の
実践理論 (大修館) を使
用します。
達成目標
体育 (運動) 指導のための方法学的基礎知識と方法論の基礎が理解できる。
特別な評価基準
平常評価:50 %・達成評価:50 % (レポートによる評価)
保健体育科実践 I
戸塚学
3 年・前期・C
集中
授業題目: 水泳の指導法
集中授業 (7 月下旬)
授業内容
基本実技 VI、水泳の授業で習得した知識・技術を基礎とし、実際に水泳
指導のアシスタントを経験することにより、その指導法・安全管理等を学
習する。
達成目標
水泳の安全で効果的な指導法を身につける。
172
教職科目
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
保健体育科実践 II
戸塚学
3 年・後期・C
集中
授業題目: スキーの指導法
集中授業 (2 月中旬)
授業内容
基本実技 VI、スキーの授業で習得した知識・技術を基礎とし、実際にス
キー指導のアシスタントを経験することにより、その指導法・安全管理等
を学習する。
達成目標
スキーの安全で効果的な指導法を身につける。
保健科教育概論
(保健科教育法)
面澤和子
2 年・前期・C
金・1∼2 時限
授業題目: 保健科教育の基礎理論とより良い授業づくりの視点
授業内容
小学校の体育 (保健分野)、中学校、高校の保健体育科の指導に必要な考
え方を講義する。保健科教育の歴史、目標、教育内容、方法、評価、授業
研究の方法、教師の資質の概略を講義する。ビデオ教材や実際の授業を録
画したビデオの検討を行う。
保健科教育法と合同授業。
テキスト:小・中・高等学校学
習指導要領、小・中学校指導
書 (体育、保健体育)、
「保健
の授業作り入門」、「授業書」
方式による保健の授業 (中学
及び高校)(大修館書店)
達成目標
学習指導要領に示された保健体育科の指導に関わる基本的内容を知り、
多角的に分析できる。保健科の学習指導案の構成を知り、自分なりに指導
案の作成ができる。
特別な評価基準
出席を重視し、数回の課題の提出と合わせて評価する。
保健授業論
面澤和子
2 年・前期・C
木・7∼8 時限
授業題目: 保健教科書と授業、及び保健授業の実際
授業内容
小学校から高校までの学習指導要領及び指導書の内容を検討する。保健
授業の要素に関する理論、及び教材構成の重要性を講義する。学生は教科
書を分析して内容の系統性などについてまとめて発表し、討論する。優れ
た保健授業実践家を招き、授業づくりに必要な要素を理解する機会とする。
テキスト:小・中・高
等学校学習指導要領、
小・中学校指導書 (体
育、保健体育)、小・中・
高等学校の教科書
達成目標
学習指導要領及び指導書の内容を自分なりに分析できる保健授業の要素
に関する理論を理解する。教科書を分析して内容の系統性などについてま
とめ、発表できる。
特別な評価基準
出席を重視し、数回のレポート提出と発表の一方を合わせて評価する。
保健教材論
面澤和子
2 年・後期・C
金・1∼2 時限
授業題目: すぐれた保健教材づくりの理論を学ぶ
授業内容
すぐれた保健教材の例を示し、教材づくりの理論を講義する。また発問
を中心とした教材づくりを指示し、学生は発問に対するいくつかの説明例
を情報収集等を行って用意し、発表して全員で検討する。またすぐれた実
践家を講師として招き、教材づくりのプロセスを理解する機会とする。
達成目標
教材づくりの理論を理解する。吟味した教材を念頭においた発問づくり
と解答、説明例を作成し、発表できる。講師の話を理解できる。
特別な評価基準
出席を重視し、数回のレポート提出と発表の一方を合わせて評価する。
保健教育方法論
面澤和子
3 年・前期・C
木・3∼4 時限
授業題目: 模擬授業に挑戦する
授業内容
自分の選んだ領域の指導案を計画し、1 時間分の指導案を作成し、同級
生に対して模擬授業を行って、集団的に検討する。教育内容を重視した授
業と共に、ロールプレイ、デイベート、スキル学習の方法等も具体的に実
施して、学生がそれらの反応をつかむ機会を設ける。
達成目標
・選んだ領域の指導計画、1 時間分の指導案を作成できる。
・同級生に対
して模擬授業を行い、検討の話題を提供できる。
・
・様々な教材、教育方法
を工夫できる。
173
保健指導論と合同授
業
教職科目
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
看護科教育法 I
医学部保健学科の同
名科目をもって替える
看護科教育法 II
医学部保健学科の同
名科目をもって替える
技術科教育法 I
(技術科教育法)
大谷良光
2 年・前期・C
金・3∼4 時限
授業題目: 技術教育入門
授業内容
技術科教育の対象である技術および労働の世界の面白さと深さ、また技
術教育の視野を広げるため、工業教育、職業教育、企業内教育等や諸外国
の技術教育について学ぶ。その中で、技術・職業教育の問題と課題を把握
し、自らの研究課題を模索する。また授業を通し、大学での学び方を実践
的に理解するためディベート等主体的な授業とする。
達成目標
技術教育の概観と問題・課題について理解、把握し、調査発表、レポー
ト、ディベート等で意見表明ができる。
技術科教育法 II
(技術科教育法演習)
大谷良光
2 年・前期・C
集中
授業題目: 技術科教育内容研究
授業内容
普通教育としての技術教育が高等学校にないという日本の特殊事情を考
慮し、教科専門科目と技術科教科書内容・教材の橋渡しをする教育内容研
究を実践的に行う。特に機械工学、電気工学、通信 (ネットワーク) 工学と
教科書内容のギャップが大きいためそれらを対象に、実習、製作を含め集
団的に行う。
9 月 9 日∼12 日を予
定。○教科書『新しい
技術・家庭、技術分野』
東京書籍。演習、実習
的性格の授業が含まれ
るため、時間外授業あ
り。
達成目標
技術科における設定領域の教育内容を理解し、実習、製作の課題が完成
できる。
特別な評価基準
実習、製作が含まれるため、1 つでも課題が完成しない場合は単位取得
とならない。
技術科教育法 III
大谷良光
3 年・前期・C
水・3∼4 時限
授業題目: 技術科教育授業研究
授業内容
技術科教育の歴史と現実を概観して問題と課題を把握し、教育実習で指
導できる教育技術と考え方を学ぶ。授業は、技術・家庭科の歴史、技術科
教育の目的、教育内容、教材・教具、指導過程・学習形態、授業評価につ
いて、特に教育実習中の対象となる領域を中心に、教材・教具の検討と製
作、学習指導案の制作等実践的に行う。
○教科書『新しい技術・家
庭、技術分野』東京書籍○文
部省『中学校学習指導要領解
説-技術・家庭編-』東京書籍
○河野・大谷・田中編著『技
術科の授業を創る-学力への
挑戦』学文社。演習的性格の
授業が含まれるため、時間外
授業あり。
達成目標
技術科のカリキュラムを理解し、学習指導案が作成できる。
技術科教育法 IV
大谷良光
3 年・前期・C
集中
授業題目: 技術科カリキュラム開発と技術教育の課題と展望
授業内容
教育実習での経験を踏まえ、学校教育、技術科授業、技術と社会等の広
い視野の中で課題意識を深める。授業は、自主教材の開発、ある単元の指
導計画と授業書の作成、人間と技術、技術と社会、技術教育と科学技術教
育政策、技術教育研究方法等を行う。授業の方法は、講義と討論、課題別
グループで研究して発表する方法により行う。
達成目標
技術科のカリキュラム開発について理解し、課題と展望について意見表
明ができる。また、一つ以上の自主教材・指導計画が開発できる。
174
8 月 25 日∼28 日を
予定。テキスト永野・
田中監修『IT の授業革
命「情報とコンピュー
タ」』東京書籍。参考
文献技術科教育法 I か
ら III で使用した文献、
資料。
教職科目
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
工業科教育法 I
大谷良光
3 年・前期・C
火・3∼4 時限
授業題目: 工業高校の現実と復権の試み-現場実践から学ぶ授業内容
高校職業教育検討委
員会編『高校工業教育
の復権』技術教育研究
会
工業科教育を幅広く捉えるため、高等学校制度、職業教育、工業科の教
育課程の概要を理解する。そして工業科の現状から出発し、困難な工業高
校の現実を中心に、その背景とその中で奮闘している教師の実践報告を検
討する。項目は、
困難に直面している日本の工業教育、
工業教育の困
難さの原因はどこにあるか等。
達成目標
職業教育の概観と工業科教育の現状を理解し、それらの問題と課題を把
握できる。
特別な評価基準
工業学校の参観を実施するので未参加の場合は単位保留となる。
工業科教育法 II
大谷良光
3 年・前期・C
集中
授業題目: 職業教育と工業科の教育課程
9 月 16 日∼19 日
を予定。参考文献文部
授業内容
省『高等学校学習指導
職業教育の意義と在り方を探り、その中に工業科を位置づけて考察する。 要領の解説専門教育 I』
そのために、
・高等学校制度の歴史的背景、
・職業教育と工業教育の変遷、
・ 学事出版
職業教育の諸制度と教育課程、
・工業教育の意義と役割、
・工業科の目的と
教育内容、
・工業科の学習指導、
・技能指導と実習、
・工業科の諸課題につい
て、講義とレポートの発表形式で行う。
達成目標
工業科教育の歴史と制度、カリキュラムについて理解し、課題と展望に
ついて意見表明ができる。
家庭科教育法 I
(家庭科教育法)
斎藤尚子
2 年・前期・C
木・7∼8 時限
授業題目: 中・高校家庭科教育概論
授業内容
学校教育における家庭科の独自性や、小・中・高校の一貫性について解
説する。さらに、学習指導要領や教科書等を用いて中・高校家庭科の学習
内容や、他教科との関連について説明し、今後の家庭科の課題や展望につ
いて考える。
テキスト・中学校家
庭科学習指導要領解説
(文部省)・高等学校家
庭科学習指導要領解説
(文部省)・中学校家庭
科教科書
達成目標
家庭科教育の独自性や、小・中・高校の一貫性について理解する。また、
学習内容等を理解し、今後受講する家庭科教育法 II の基礎を築く。
特別な評価基準
成績評価は実地指導講師の成績も含め、総合して行う。
家庭科教育法 II
斎藤尚子・砂上史子
2 年・後期・C
金・1∼2 時限
授業題目: 家庭科教育内容論
授業内容
家庭科の学習内容について、小・中・高校のそれぞれについて講義する
とともに、小学校から高校までを見通した学習内容について論ずる。さら
に、家庭科における学習内容の基礎基本について考究する。中でも、保育
や介護の学習内容について理解を深めることができる。
達成目標
小学校から高校までの家庭科の学習内容を理解し、その基礎基本につい
て理解を深めることができる。
特別な評価基準
成績評価は実地指導講師を含む各教官の成績を総合して行う。
175
教職科目
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
家庭科教育法 III
日景弥生
3 年・後期・C
集中
授業題目: 家庭科教育方法論
授業内容
生徒に家庭科の学習内容を理解させるためのさまざまな方法や形態 (一
斉指導・グループ指導、個別指導、ディベートなど) を講義する。さらに、
実際の授業を想定し、指導案の作成とそれを用いた模擬授業を行い、その
授業を分析・評価する。
達成目標
家庭科で行われている学習方法を理解し、学習方法と学習方法との関連
について考える。また、指導案を作成することができ、それを用いた模擬
授業を実践する。
特別な評価基準
成績評価は実地指導講師の成績も含め、総合して行う。
家庭科教育法 IV
日景弥生
3 年・後期・C
木・1∼2 時限
授業題目: 家庭科教育目標論
授業内容
家庭科教育法 I∼III を踏まえ、家庭科教育の目標について解説する。ま
た、いくつかの授業例を分析しながら、それらの事例は家庭科教育の目標
をどのように捉えているかを考える。
達成目標
家庭科教育の目標について理解する。目標を達成するための授業展開を
考える。
英語科教育法
(英語科教育法)
小嶋英夫
2 年・前期・C
火・3∼4 時限
授業題目: 英語教育の基礎理論
授業内容
今日における英語教育の意義や目的を確認し、基礎理論を理解しながら
実践的英語コミュニケーション能力育成のための新しいアプローチを考察
する。各種英語教授法の特性、学習者・指導者の新しい役割、コミュニケー
ション能力、4 技能の統合、異文化理解、早期英語教育、生涯英語教育な
どを項目とする。
達成目標
英語教育の基礎理論を理解し、英語教育の現状認識と自らの教育観を深
めることができる。
英語科授業論
(英語科教育法演習)
小嶋英夫
2 年・後期・C
水・3∼4 時限
授業題目: 英語授業の実際
授業内容
教室における英語授業の実際を理解し、指導能力の深化・拡充を図る。4
技能・文法力・語彙力を強化する授業、多様なタスクに基づく授業、マル
チメディアを利用した授業、ティーム・ティーチング、テストと評価など
に加え、教育実習における授業と学習指導案も扱う。
達成目標
効果的な英語授業のあり方を考え、指導者となる自らの教育力を高める
ことができる。
特別な評価基準
講義内容に関する試験のみならず、自ら作成した学習指導案を評価の対
象とする。
英語科教材論
小嶋英夫
3 年・前期・C
月・3∼4 時限
授業題目: コミュニケーション能力を育成する英語教材
授業内容
英語教育における教材研究の意義、教材の評価・分析などを扱う。検定
教科書を初めとする教材には、使用の目的や形態、カリキュラムなどとの
関係から多くの種類がある。ここでは特に学習者のコミュニケーション能
力を育む上で効果的な教材を研究する。
達成目標
英語教材に対する認識を深め、コミュニケーション能力の育成に有効な
教材を創意工夫できる。
特別な評価基準
英語教科書の分析・評価に加え、自ら考案した教材を評価の対象とする。
176
教職科目
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
英語科教育方法論
小嶋英夫
3 年・後期・C
木・5∼6 時限
授業題目: 実践研究とリサーチ・ペーパー
授業内容
英語教育研究への実践的アプローチを扱う。アクション・リサーチなど
を生かした事例研究を考察する中で、研究実践や研究論文への認識を深め
るとともに卒論その他のリサーチ活動に自ら取り組むことができるように
支援する。
達成目標
英語教育に関するリサーチのあり方を理解し、研究活動と論文作成に取
り組むための基礎的能力を身につけることができる。
道徳の歴史と方法
授業題目: 学校における道徳教育の歴史と実践
3 年・前期・C
金・5∼6 時限
課程・専攻を以下の
ように分ける村山 (小
授業内容
学校教育専攻 3 年次の
道徳とは何か、そして如何にあるべきかという問題を、特に日本におけ
み) 吉川 (中学校教育専
る道徳教育の歴史的展開、主要な道徳教育理論及びその教育実践などを検
攻・看護教員養成課程)・
討する。
遠藤 (障害児教育専攻・
達成目標
養護教諭養成課程・生
道徳教育の歴史的展開や主要な道徳理論及び実践を理解できるともに、 涯教育課程)
自分なりの道徳観を考えたり、意見を言うことができる。
特別活動
授業題目: 特別活動の意義や理論と実際
村山正明・吉川友能・遠藤孝
夫
(特別活動 I∼III)
鈴木弘 (非常勤講師)
3 年・前期・C
金・7∼8 時限
特別活動
(特別活動 I∼III)
野呂徳治
3 年・後期・C
金・7∼8 時限
授業内容
特別活動の意義や内容を歴史的に正しく理解するとともに、その展開の
あり方や学級経営について考える。その際、実践例をもとに討論したり、
演習的な学習も取り入れる。
授業題目: 特別活動の意義と実践
授業内容
特別活動の理論的背景を概観し、特に、現代の学校教育における特別活
動の意義を考察するとともに、特別活動の実践事例を基にその効果的な展
開方法を検討する。
達成目標
特別活動の理論的背景及び意義を理解した上で、特別活動の各分野ごと
にテーマを設定し、その展開を構成することができる。
特別な評価基準
講義内容に関する期末試験の他に、適宜課されるレポート及び指導案も
評価資料の重要な部分とする。
特別活動実習 A
羽賀敏雄・野呂徳治
2 年・前期・C
木・9∼10 時限
授業題目: 学校外体験活動
授業内容
「農業体験学習」、「野外宿泊研修」、または「子ども会研修会」のいず
れかに参加し、子どもとのふれあいを通して子どもの気持ちや行動を理解
し、実践的指導力の基礎を培う。事前指導として青森県立梵珠少年自然の
家での集団宿泊研修を実施し、グループ活動とリーダーシップについて体
験的に学ぶ。
達成目標
地域や家庭の教育力にふれ、子ども理解の基礎を体得するとともに、子ど
もとのふれあい場面において、自発的かつ主体的に行動することができる。
177
教職科目
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
特別活動実習 B
羽賀敏雄・野呂徳治
2 年・後期・C
木・9∼10 時限
授業題目: 学校内体験活動
授業内容
市内公立小学校と連携し、「特別活動」、「総合的な学習の時間」、「生活
科」などにおける体験活動の支援、指導補助活動を通して、子どもとふれ
あい、子どもの気持ちや行動を理解し、実践的指導力の基礎を培う。事後
指導として、前期の活動内容も含めた体験活動の発表と報告書の作成に取
り組む。
達成目標
学校における様々な体験活動に参加し、子ども理解を実践的に深めると
ともに、自発的かつ主体的に子どもとのふれあい活動を企画し、運営する
ことができる。
特別な評価基準
本授業では、衛星通信教育システム (SCS) による全国の学生との交流
や、近県の大学との合同シンポジウムなどのオプションを用意している。
積極的に活動に参加して自己啓発に努めたものには高い評価を与える。
特別活動実習 C
羽賀敏雄・野呂徳治
3 年・通・C
集中
授業題目: 体験活動支援
授業内容
附属校園及び市内・近隣の公立小学校や社会教育施設等と連携し、野外
宿泊研修等の体験活動の支援、指導補助活動を通して、実践的指導力の基
礎を培うとともに、体験活動の企画・運営の実際について実践的に学ぶ。
達成目標
学校及び社会教育施設における様々な体験活動に参加し、子ども理解を
実践的に深め、さらに、学校教育と社会教育の連携・融合のあり方につい
ても理解することができる。
特別な評価基準
指導講師による観察と活動のふりかえりとして提出する感想文により評
価する。積極的に活動に参加して自己啓発に努めたものには高い評価を与
える。
特別活動実習 (不登校)
授業題目: 不登校児童生徒の適応支援
豊嶋秋彦・田名場忍
授業内容
3 年・通・A
集中
弘前市教委の学校適応指導教室において、通級中の不登校生徒の適応支
援活動を通年にわたり実施する。週一日の支援日を決め毎週支援するとと
もに、ふれあい自然体験や社会体験等にも参加し支援する。更に、適応指
導教室主催の事例研究会と、担当教官がスーパーバイザーをつとめる特別
事例研究会に出席し研鑚を深める。事前指導と中間指導も行うので、これ
にも必ず出席すること。
達成目標
対人関係職にふさわしい他者理解と自己表出のあり方を体得するととも
に、教師的かかわりの前提である斜めの関係の作り方を体得する。
変則集中特別活動実習
を履修済みの学生から希
望者をつのり、適性を評
価して選抜する。単位は
通年の支援終了時にまと
めて前・後期 1 単位ずつ
計 2 単位付与する。なお
4 年次学生でこの事業に
参加を希望する者につい
ては、別の選抜基準と別
の単位付与を行うことが
ある。希望者は説明会に
出席のこと (集合日時等
は掲示する)。
特別な評価基準
体得の度合いを、レポートおよび詳細な調査面接によって査定する。
教育工学演習
(教育工学)
小山智史
2 年・前期・後期・C
金・9∼10 時限
授業題目: Web 教材の作成
授業内容
グループ単位で Web 教材を作成する。4∼5 人 1 グループで、相談して
テーマを決め、分担してマルチメディア教材を作成し、最後に作成した教
材のプレゼンテーションを行う。
達成目標
メンバー同士互いに協力しながら、オリジナルの Web 教材を作成でき
ること。
178
前期は養護教諭養成
課程、生涯教育課程。
後期は学校教育教員養
成課程 (小・中・障)。各
期前半と後半のクラス
分けについては 4 月初
めに掲示する。
教職科目
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
子どもと授業
(教育方法論)
村山正明
3 年・前期・C
水・3∼4 時限
授業題目: 授業の成立
授業内容
子どもが自ら学び・考える授業がいかに成立するのかを、授業を構成す
る要素や教育内容と教材との関連を検討しながら、問題解決学習、体験学
習、総合学習及びディベートなどの学習方法をとりあげ検討する。
達成目標
戦後日本のさまざまな教育方法の発展過程を理解しながら、子ども自ら学
び・考える授業について、自分なりに考え、意見を表明することができる。
学習指導と評価
(学習指導と評価)
平岡恭一
3 年・後期・C
木・7∼8 時限
授業題目: 学習指導と評価の教育心理学
隔年開講。
授業内容
学校の教育課程における学習指導と評価について、心理学の視点から概
説する。基礎的内容として、授業と学習指導、学習の転移、教育評価と心
理測定等について講義し、さらに授業の実際的側面について、義務教育の
現職教員が講義する。
達成目標
教育心理学から見た指導と評価に関する基本概念を身につける。
幼稚園教育課程論
(幼稚園教育総論前半)
野口伐名 (非常勤講師)
2 年・前期・C
月・3∼4 時限
授業題目: 幼稚園のカリキュラム
授業内容
テキスト:後日指示す
る。
幼稚園のカリキュラムについて、その背景、意義、編成の方法などを考
究する。
達成目標
幼稚園のカリキュラムに関する背景、意義、編成方法などを理解し、幼
稚園教育に対する適切な見方が可能になる。
幼稚園教育基礎論 I
(幼児教育学 I)
吉川友能
2 年・前期・C
月・7∼8 時限
授業題目: 就学前教育の教育学的基礎
授業内容
幼稚園教育のカリキュラムを支える基礎について、教育学的側面から研
究する。
テキスト:佐伯胖『幼
児教育へのいざない』
東大出版会
達成目標
新たな育児情報を取り入れながら、幼児教育ないし保育の根本的な意義
と課題を設定します。そして、その課題の設定と実現のために必要不可欠
な、子ども理解と保育者自身の自己理解を確かなものとします。
特別な評価基準
出席を含む授業への参加度+ビデオ・レポート+期末テストまたはレポー
トの総合で評価します。期末テストにするかレポートにするか、また配点
は、授業の進度を見ながら授業最終日に告示します。
幼稚園教育基礎論 II
(幼児心理学 I)
菅野幸宏
2 年・前期・C
水・5∼6 時限
授業題目: 就学前教育の心理学的基礎
授業内容
幼稚園教育のカリキュラムを支える発達心理学的知見を考察する。発達
の要因、理論、メカニズムなどについてふれることになろう。
達成目標
幼児期の心理発達に関する基礎的な事実と概念等を習得し、発達現象に
対する適切なアプローチがとれるようになる。
特別な評価基準
期末試験 60 %、レポート 20 %、出席 20 %の配点とする。
179
教職科目
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
保育内容指導法 I(健康)
(保育内容の研究 I 健康)
安藤正樹 (非常勤講師)
2 年・後期・C
集中
授業題目: 領域「健康」からの保育内容指導法
授業内容
幼稚園教育要領における領域「健康」の指導法について研究する。運動
遊びの実践とその発達的意義についての考察を含む。
達成目標
領域「健康」の指導法について理解し、保育のこの側面に対する一層具
体的で適切なアプローチが可能になる。
保育内容指導法 II(人間関
授業題目: 領域「人間関係」からの保育内容指導法
係)
授業内容
(保育内容の研究 II 人間関係)
幼稚園教育要領における領域「人間関係」の指導法について研究する。
野口伐名 (非常勤講師)
達成目標
3 年・後期・C
月・3∼4 時限
幼稚園教育要領における領域「人間関係」の指導法について理解し、保
育のこの側面に対する一層具体的で適切なアプローチがとれるようになる。
保育内容指導法 III(環境・ 授業題目: 領域「環境」と領域「言葉」からの保育内容指導法
言葉)
授業内容
(保育内容の研究 III 環境+保
育内容の研究 III 言葉)
幼稚園教育要領における領域「環境」と領域「言葉」の指導法について
研究する。
菅野幸宏
達成目標
2 年・後期・C
水・7∼8 時限
幼稚園教育要領における領域「環境」と領域「言葉」の指導法について
理解し、保育のこの側面に対する一層具体的で適切なアプローチがとれる
ようになる。
特別な評価基準
期末試験 60 %、レポート 20 %、出席 20 %の配点とする。
保育内容指導法 IV(表現)
(保育内容の研究 IV 表現 I)
蝦名敦子・佐藤光輝
3 年・前期・C
月・7∼8 時限
授業題目: 幼児期の美術的表現と保育
授業内容
幼稚園教育要領における領域「表現」の指導法について研究する。美術
科の教官がオムニバス方式で担当し、つくることや表すこと、鑑賞を通し
て、理論と表現の両面から指導法を検討していく。
達成目標
幼稚園教育要領における領域「表現」の指導法について理解し、保育の
この側面に対する一層具体的で適切なアプローチがとれるようになる。
保育内容指導法 V(表現)
(保育内容の研究 V 表現 II)
菅野美津子 (非常勤講師)
3 年・前期・C
水・5∼6 時限
授業題目: 領域「表現」(音楽的表現) からの保育内容指導法
授業内容
幼稚園教育要領における領域「表現」(音楽的表現) の指導法について研
究する。
達成目標
幼稚園教育要領における領域「表現」(音楽的表現) の指導法について理
解し、保育のこの側面に対する一層具体的で適切なアプローチがとれるよ
うになる。
保育内容指導法 V(表現)
(保育内容の研究 V 表現 II)
島一夫
3 年・後期・C
水・5∼6 時限
授業題目: 領域「表現」(音楽的表現) からの保育内容指導法
授業内容
幼稚園教育要領における領域「表現」(音楽的表現) の指導法について研
究する。
達成目標
幼稚園教育要領における領域「表現」(音楽的表現) の指導法について理
解し、保育のこの側面に対する一層具体的で適切なアプローチがとれるよ
うになる。
180
原則として幼稚園
実習の履修予定者は前
期、それ以外の者は後
期に履修することにな
ります。同一年度にど
ちらも受けることはで
きません。
原則として幼稚園
実習の履修予定者は前
期、それ以外の者は後
期に履修することにな
ります。同一年度にど
ちらも受けることはで
きません。
教職科目
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
幼稚園教育方法論
(幼稚園教育総論後半)
吉川友能・菅野幸宏
2 年・後期・C
月・3∼4 時限
授業題目: 幼稚園教育の方法
授業内容
幼稚園教育の原理、幼稚園教育要領の教育方法、保育の計画と実践、環
境構成、保育形態、指導・援助の在り方などを考究する。
達成目標
幼稚園における教育方法の基本を理解することによりある程度現実的な
保育者像を描くことができ、以後の学習に対して一層明確な目標をもつよ
うになる。
特別な評価基準
吉川と菅野の評価を総合 (平均) して評価とする。但し、どちらの評価で
も 60 %以上の得点がなければ不合格となる。
生徒指導心理学
(生徒指導 I、生徒指導 II)
豊嶋秋彦
3 年・前期・C
金・3∼4 時限
授業題目: 生徒指導・進路指導
養護教諭養成課程、
看護教員養成課程、お
授業内容
よび生涯教育課程の学
児童生徒の適応・自己実現・社会性の伸張を図る教育活動である生徒指 生を対象とする。¡テキ
導の理論と方法を、児童期から初期成人期までの全人的発達に関する理論 スト¿「生徒指導」
・小
と、学校不適切の予防-克服の具体例、高次の学校適応や社会適応を達成し
野直広編 (中央法規出
た事例などをもとに論じる。さらに生徒指導活動の最終目標の 1 つである
進路先での適応についても、生き方在り方の指導-援助の骨格を考察する。 版刊)
達成目標
「気になる子どもたち」、学校不適応の子どもたちを理解し指導するた
めの基礎的な視点を獲得すること。
生徒指導心理学
(生徒指導 I、生徒指導 II)
豊嶋秋彦
2 年・後期・C
金・7∼8 時限
授業題目: 生徒指導・進路指導
養護教諭養成課程、
看護教員養成課程、お
授業内容
よび生涯教育課程の学
児童生徒の適応・自己実現・社会性の伸張を図る教育活動である生徒指 生を対象とする。¡テキ
導の理論と方法を、児童期から初期成人期までの全人的発達に関する理論 スト¿「生徒指導」
・小
と、学校不適切の予防-克服の具体例、高次の学校適応や社会適応を達成し
野直広編 (中央法規出
た事例などをもとに論じる。さらに生徒指導活動の最終目標の 1 つである
進路先での適応についても、生き方在り方の指導-援助の骨格を考察する。 版刊)
達成目標
「気になる子どもたち」、学校不適応の子どもたちを理解し指導するた
めの基礎的な視点を獲得すること。
隔年開講。平成 15 年
度は、開講せず。発達
心理選修科目:学校不適
応の心理学をもって代
える。
学校不適応の心理
進路指導心理学
(進路指導 I、進路指導 II)
豊嶋秋彦
2 年・前期・C
水・3∼4 時限
授業題目: 「生き方・在り方」の進路指導
授業内容
近年強調されている「生き方・在り方の指導としての進路指導」につい
て、進路先での自己実現・適応・アイデンティティ達成という観点と、キャ
リア成熟の観点から、社会心理学的に考察を深める。
達成目標
自分自身の進路形成過程と進路展望を分析できる力、自分の受けてきた
進路指導に対する批判力まで身につけること。
特別な評価基準
授業中の質問に対する反応も評価対象である。
181
教職科目
授 業 科 目
担当教官名
授 業 の 概 要
備 考
学年・期・曜日・時限
幼児理解と教育相談
(保育内容総論+保育学 I 家庭
看護を含む)
菅野幸宏
3 年・後期・C
木・3∼4 時限
授業題目: 幼児理解と教育相談
授業内容
保育者の役割と姿勢、幼児理解の在り方、幼児期の心理的諸問題や育児・
保育相談への理解と対応などを考究する。
達成目標
保育内容総論前半 2
単位分については「保
育学 I」(砂上) をもっ
て替える。後半 2 単位
分については本講義を
もって替える。
幼稚園などにおいて発生するさまざまの教育的諸問題を適切に理解し、
対応することが基本的に可能になる。
特別な評価基準
期末試験 60 %、レポート 20 %、出席 20 %の配点とする。
カウンセリング基礎論
(進路指導 I・II、カウンセリン
グ)
花屋道子・豊嶋秋彦・佐藤昭
雄 (非常勤講師)
3 年・前期・C
金・7∼8 時限
授業題目: 教育相談の理論と技法
授業内容
講義部分と技法学習部分に分かれる。カウンセリングの基礎となる人格
理論と人間関係の理論、不登校論等の講義ののち教育現場で活用できる構
成的エンカウンター、解決志向のブリーフセラピーも含む教育相談技法、
「斜めの関係」による不登校支援技法を、体験的に理解する。
達成目標
生徒理解の基本的視点と、生徒の適応と自己実現を促す技法を修得する。
特別な評価基準
講義部分、技法部分のいずれも、授業中に発表やロールプレイ、技法の
試行をさせるが、これも成績評価の対象となる。
カウンセリング基礎論
(進路指導 I・II、カウンセリン
グ)
花屋道子・豊嶋秋彦・佐藤昭
雄 (非常勤講師)
3 年・後期・C
金・7∼8 時限
授業題目: 教育相談の理論と技法
授業内容
講義部分と技法学習部分に分かれる。カウンセリングの基礎となる人格
理論と人間関係の理論、不登校論等の講義ののち教育現場で活用できる構
成的エンカウンター、解決志向のブリーフセラピーも含む教育相談技法、
「斜めの関係」による不登校支援技法を、体験的に理解する。
達成目標
生徒理解の基本的視点と、生徒の適応と自己実現を促す技法を修得する。
特別な評価基準
講義部分、技法部分のいずれも、授業中に発表やロールプレイ、技法の
試行をさせるが、これも成績評価の対象となる。
総合演習
言語教育演習
(外国語コミュニケーション)
J.N.WESTERHOVEN
1 年・後期・C
集中
学校教育教員養成課程
の学生を対象とするが、
看護教員養成課程の学生
の受講も認める。講義部
分は、開講第 1 週から 5
回、所定の講義室で受講
生全員を対象に花屋・豊
嶋が実施する。技法部分
は、3 クラスに分け、土曜
日の集中講義を並行して
3 教室で実施。各学生は、
集中講義を 3 回受講する。
1 回は 3 コマである。非
常勤講師、実地指導講師
3 名が、それぞれ教育現
場で実践してきた技法を
伝える。〈テキスト〉「生
徒指導」小野直広編 (中
央法規出版刊)。
養護教諭養成課程、看
護教員養成課程、および
生涯教育課程の学生を対
象とする。講義部分は、開
講第 1 週から 5 回、所
定の講義室で受講生全員
を対象に花屋が実施する。
技法部分は、2 クラスに
分け、土曜日の集中講義
を実施。各学生は、集中
講義を 3 回受講する。1
回は 3 コマである。非常
勤講師、実地指導講師 3
名が、それぞれ教育現場
で実践してきた技法を伝
える。
詳細に関しては、別
途掲示します。
授業内容
「聴解」、
「作文」、及び「口頭発表」の能力を高める。英語を話すだけで
なく、英語を聞き取ることにも重点を置き、活発なディスカッションをお
こなう能力を養成する。また、メモの取り方、要約や言い換えの方法、計
画書の作成、基本的な手紙の書き方などについても指導を行なう。
達成目標
英語・フランス圏の人々と、臆することなくコミュニケーションができ
るようになること。言葉が通じない場合は、身振り手振りを交えてでも構
わない。
特別な評価基準
積極的にコミュニケーションを取ろうとする姿勢・態度が評価の基準と
なる。
182
アメリカ、メーン州
立大学での集中講義。
費用約 40 万円。5 月下
旬に第一回説明会・を
開催予定 (全学共通)。