リリースおよびアップグレードノート LabVIEW Real-Time モジュール ™ バージョン 2015 このドキュメントには、LabVIEW 2015 Real-Time モジュールのシステム要件、イン ストール手順、新機能の説明、およびアップグレードと互換性の問題が記載されてい ます。 Real-Time モジュールの使用方法を習得するには、『LabVIEW Real-Time モジュール スタートアップガイド』マニュアルの演習をご利用ください。 ヒント LabVIEW Real-Time モジュールを使用したアプリケーションの設 計、開発、実装を⾏う際のプログラミングの推奨事項については、 『LabVIEW ヘルプ』の「Real-Time モジュールでのベストプラクティス」 ブックを参照してください。このブックを表示するには、『LabVIEW ヘル プ』の目次タブで Real-Time モジュール→ Real-Time モジュールでのベス トプラクティスを選択します。 目次 システム要件 ....................................................................................................................................................2 LabVIEW 2015 Real-Time モジュールをインストールする .......................................................2 日本語および簡体字中国語をインストールする ..................................................................3 Real-Time モジュールをアクティブ化する .......................................................................................3 Real-Time ターゲットを構成する ..........................................................................................................4 新機能 ...................................................................................................................................................................4 NI Linux Real-Time ターゲットの共有ライブラリ ................................................................4 Real-Time アプリケーション入門 .................................................................................................4 RT ターゲット検出の NI デバイスモニタ通知.........................................................................4 新規のハードウェアサポート .........................................................................................................5 NI Linux Real-Time カーネルのアップデート ..........................................................................5 NI Linux Real-Time ターゲットでの SELinux のサポート ...................................................5 組込 UI のタッチスクリーンモニタをキャリブレーションする....................................5 アップグレードおよび互換性の問題 ....................................................................................................5 Real-Time モジュールの既知の問題......................................................................................................6 その他の情報 ....................................................................................................................................................6 関連ドキュメントおよびサンプル ...............................................................................................6 NI ウェブサイト .....................................................................................................................................6 サポート情報 ....................................................................................................................................................7 システム要件 『LabVIEW Readme』に記載される LabVIEW のシステム要件に加えて、LabVIEW 2015 Real-Time モジュールには以下の要件があります。 • LabVIEW 2015 開発システムおよび LabVIEW プロフェッショナル開発システム (32 ビット) • • • LabVIEW で推奨される最⼩容量プラス 200 MB のディスク容量 RT ターゲットハードウェアおよびドライバソフトウェア アプリケーション開発用に以下のオペレーティングシステムのうちの 1 つ : – Windows 8(32 ビット) – Windows 8(64 ビット)(LabVIEW 32 ビットがインストール済み) – Windows 7(32 ビット) – Windows 7(64 ビット)(LabVIEW 32 ビットがインストール済み) – Windows Server 2003 R2(32 ビット) – Windows Server 2008 R2(64 ビット)(LabVIEW 32 ビットがインストール 済み) – Windows Vista(32 ビット) – Windows Vista(64 ビット)(LabVIEW 32 ビットがインストール済み) – Windows XP Pro (Service Pack 3) メモ ホストコンピュータの LabVIEW で設計するアプリケーションのサイ ズによっては、LabVIEW で推奨される最⼩メモリよりも多くのメモリが必 要な場合があります。 LabVIEW 2015 Real-Time モジュールをインス トールする 以下の手順で開発用コンピュータに LabVIEW と Real-Time モジュールをインストー ルします。 1. 管理者または管理者権限を持つユーザとして開発用コンピュータにログインし ます。 2. LabVIEW 2015 プラットフォームメディアを挿入します。 追加のメディアをダウンロードするには、ナショナルインスツルメ ンツのウェブサイトをご参照ください。この製品を NI ソフトウェアスイー トまたは NI 製品バンドルの一部として購入した場合は、それらのインス トールメディアからこの製品をインストールできます。 メモ 画面の指示に従い、以下の順序でソフトウェアをインストールします。 a. LabVIEW 3. b. 2 | Real-Time モジュール ni.com | LabVIEW Real-Time モジュール リリースおよびアップグレードノート c. デバイスドライバ 適切なデバイスドライバのインストールについては、各ハードウェ アのドキュメントを参照してください。 メモ Real-Time モジュールでは、以下のリアルタイムオペレーティングシステム(RTOS) がインストールされます。RT ターゲットがどの RTOS を使用するかについての情報 は、RT ターゲットハードウェアのドキュメントを参照してください。 • NI Linux Real-Time • • Phar Lap ETS VxWorks 日本語および簡体字中国語をインストールする RT ターゲットにインストールして日本語および中国語を使用するには、Real-Time モ ジュールを開発用コンピュータにインストール後に以下の手順を実⾏してください。 1. NI Measurement & Automation Explorer (NI MAX) で LabVIEW Real-Time ソフト ウェアインストールウィザードを使用して、RT ターゲットに Language Support for Japanese または Language Support for Simplified Chinese ソフト ウェアコンポーネントをインストールします。LabVIEW Real-Time ソフトウェア ウィザードの詳細については、『Measurement & Automation Explorer ヘルプ』 を参照してください。 2. システム設定タブを開き、ロケールから日本語または簡体中国語を選択します。 RT ターゲットのディレクトリ名またはファイル名には、日本語や簡 体字中国語を使用できません。 メモ Real-Time モジュールをアクティブ化する Real-Time モジュールの使用にはライセンスのアクティブ化が必要です。評価期間の 終了後に Real-Time モジュールを継続して使用するには、有効な Real-Time モジュー ルのライセンスをアクティブ化する必要があります。ソフトウェアをアクティブ化す るには、ni.com のユーザプロファイルを作成する必要があります。 NI 製品のアクティブ化には、NI License Manager(スタート→すべてのプログラム→ National Instruments → NI License Manager)を使用できます。 (Windows 8)NI 起動 ツールをクリックして、表示されるウィンドウで NI License Manager を選択します。 NI 製品のアクティブ化については、NI License Manager でヘルプ→目次を選択してア クセスできる『National Instruments License Manager ヘルプ』を参照してください。 LabVIEW Real-Time モジュール リリースおよびアップグレードノート | © National Instruments | 3 Real-Time ターゲットを構成する NI MAX を使用して、RT ターゲットを構成し、ターゲットにソフトウェアとドライバ をインストールします。NI MAX は LabVIEW プラットフォームメディアからインス トールできます。 • ネットワーク接続された RT ターゲット —MAX でヘルプ→ MAX ヘルプを選択し て表示される『Measurement & Automation Explorer ヘルプ』の MAX リモート システムヘルプブックを参照してください。 • デスクトップコンピュータターゲット — デスクトップコンピュータをネットワー 『デスクトップコンピュータを ク RT ターゲットとして構成する方法については、 LabVIEW の RT ターゲットとして使用する』ドキュメントを参照してください。 labview¥manuals ディレクトリを開き、RT_Using_PC_as_RT_Target.pdf を ダブルクリックしてドキュメントを開きます。 NI Web-Based Monitoring and Configuration を RT ターゲットにイン ストールすると、ウェブブラウザを使用して、ターゲットで一般的な監視 およびタスクの構成を⾏うことができます。NI Web-based Configuration & Monitoring に関する情報は、『LabVIEW ヘルプ』の目次タブで、基本機能→ プロジェクトとターゲットを操作する→操作手順→ウェブブラウザでリ モートデバイスを監視および構成するを選択してください。 メモ 新機能 以下は LabVIEW 2015 Real-Time モジュールの新機能です。これらの機能の詳細は、 ヘルプ→ LabVIEW ヘルプを選択してアクセスできる『LabVIEW ヘルプ』を参照して ください。 NI Linux Real-Time ターゲットの共有ライブラリ LabVIEW 2015 Real-Time モジュールには、NI Linux Real-Time ターゲットでの共有ラ イブラリの作成サポートが含まれています。共有ライブラリを使用して、VI の機能 を他の開発者と共有することができます。 Real-Time アプリケーション入門 LabVIEW 2015 Real-Time モジュールには、リアルタイムアプリケーションの作成方 法を説明するチュートリアルが付属しています。このチュートリアルでは、RT ター ゲットでデータの集録と処理を実⾏し、そのデータをホストコンピュータ上に表示す る VI を紹介します。チュートリアルを⾒るには、『LabVIEW ヘルプ』の「チュート リアル : Real-Time アプリケーションを作成する」トピックを参照してください。 RT ターゲット検出の NI デバイスモニタ通知 LabVIEW 2015 Real-Time モジュールには、簡易化されたデバイス検出と構成のサ ポートが含まれています。USB 接続でイーサネットを使用して NI Linux Real-Time ターゲットをホストコンピュータに接続すると、NI デバイスモニタに RT ターゲット の IP アドレスが表示され、LabVIEW、NI MAX、NI Web-based Configuration & 4 | ni.com | LabVIEW Real-Time モジュール リリースおよびアップグレードノート Monitoring を起動できるほか、ni.com/getting-started から使用できるスタート アップガイド情報にもアクセスできます。 新規のハードウェアサポート LabVIEW 2015 Real-Time モジュールでは、sbRIO-9607、sbRIO-9627、sbRIO-9637、 および NI 3173 RT 工業用コントローラなどの新しい RT ターゲットがサポートされて います。 NI Linux Real-Time カーネルのアップデート LabVIEW 2015 Real-Time モジュールには、NI Linux Real-Time カーネルの更新が付属 しています。この更新には、ネットワークの改善、バグ修正、セキュリティ更新など が含まれています。NI Linux Real-Time リポジトリの新しいパッケージも提供されて います。これらのパッケージには、GCC 4.8、MySQL、PHP が含まれています。 (ARM ベースのターゲット)LabVIEW 2015 Real-Time モジュールでは、NI Linux Real-Time ターゲットのカーネルが、バージョン 3.2 からバージョン 3.14 に更新され ています。 (Intel x64 ベースのターゲット)LabVIEW 2015 Real-Time モジュールでは、 NI Linux Real-Time ターゲットのカーネルが、バージョン 3.10 からバージョン 3.14 に 更新されています。 NI Linux Real-Time ターゲットでの SELinux のサポート LabVIEW 2015 Real-Time モジュールには、NI Linux Real-Time ターゲットの SELinux セキュリティポリシーが含まれています。SELinux を構成した後に、アプリケーショ ンとリソース間のアクセスを制御して、アプリケーションのサンドボックスから限定 リソースセットに対するユーザ制限まで、幅広いセキュリティ目標を実施することが できます。セキュリティ問題に関する詳細は、ni.com/jp/info で Info Code に 「RTSecurity」と入⼒してください。 組込 UI のタッチスクリーンモニタをキャリブレーショ ンする LabVIEW 2015 Real-Time モジュールの RT ユーティリティパレットには、「RT タッチ スクリーンを校正」VI が含まれています。この VI では対話式ウィザードが表示され るので、組込 UI をサポートする RT ターゲットのタッチパネルモニタを校正すること ができます。 アップグレードおよび互換性の問題 LabVIEW 2014 Real-Time モジュールから LabVIEW 2015 Real-Time モジュールにアッ プグレードする際に、互換性の問題が発生する場合があります。Real-Time モジュー ルの旧バージョンにおける変更点については、ni.com/manuals で利用可能な、旧 バージョンの『LabVIEW Real-Time モジュールリリースおよびアップグレードノー ト』を参照してください。 LabVIEW Real-Time モジュール リリースおよびアップグレードノート | © National Instruments | 5 Real-Time モジュールの既知の問題 LabVIEW 2015 Real-Time モジュールの既知の問題を参照するには、NI ウェブサイト (ni.com/jp/info)で Info Code に「LVRT2015KILJP」と入⼒してください。 その他の情報 ナショナルインスツルメンツは、NI 製品を使用する上で役⽴つ豊富なリソースを提 供しています。LabVIEW および Real-Time モジュールのご使用に際して、以下のリ ソースをご利用いただけます。 関連ドキュメントおよびサンプル LabVIEW および Real-Time モジュールの詳細については、以下のリソースをご使用 ください。 • 『LabVIEW ヘルプ』—LabVIEW でヘルプ→ LabVIEW ヘルプを選択して表示しま す。Real-Time モジュールの概要については、目次タブで Real-Time モジュール ブックを参照してください。 • 詳細ヘルプウィンドウ — ヘルプ→詳細ヘルプを表示を選択して表示します。詳 細ヘルプには、VI、関数、およびダイアログボックスの簡単な説明が表示されま す。VI および関数の詳細ヘルプには通常、VI および関数の詳細なリファレンス へのリンクが含まれています。 • ハードウェアドキュメント — 一部の RT ターゲットには印刷版ドキュメントが付 属し、『LabVIEW ヘルプ』にも情報が記載されています。LabVIEW で RT ター ゲットを使用する方法やハードウェアの仕様については、ハードウェアのドキュ メントを参照してください。 • サンプル —LabVIEW でヘルプ→サンプルを検索を選択して利用可能な NI サンプ ルファインダを使用して、RT のサンプル VI を参照および検索することができま す。また、labview¥examples¥Real-Time Module ディレクトリからサンプル VI にアクセスすることも可能です。 NI ウェブサイト Real-Time モジュールの製品サポートページにアクセスするには、ni.com/jp/info で Info Code に「rttrn」と入⼒してください。 6 | ni.com | LabVIEW Real-Time モジュール リリースおよびアップグレードノート サポート情報 技術サポートリソースの一覧は、ナショナルインスツルメンツのウェブサイトでご覧 いただけます。ni.com/support では、トラブルシューティングやアプリケーショ ン開発のセルフヘルプリソースから、ナショナルインスツルメンツのアプリケーショ ンエンジニアの E メール / 電話の連絡先まで、あらゆるリソースを参照することがで きます。 ni.com/jp/services からは、NI インストールサービス、修理、保証期間延⻑、そ の他のサービスをご利用いただけます。 ナショナルインスツルメンツ製品は、ni.com/register で登録できます。製品を登 録すると、技術サポートをより簡単に受けることができ、NI から重要な最新情報を 確実に受けることができます。 ナショナルインスツルメンツでは、⽶国本社(11500 North Mopac Expressway, Austin, Texas, 78759-3504)および各国の現地オフィスにてお客様にサポート対応して います。日本国内でのサポートについては、ni.com/support でサポートリクエス トを作成するか、0120-527196(フリーダイヤル)または 03-5472-2970(大代表)ま でお電話ください。日本国外でのサポートについては、ni.com/niglobal(英語) の「Worldwide Offices」セクションから、お問い合わせ先、サポート電話番号、電 子メールアドレス、現在実施中のイベントに関する最新情報を提供する各支社のウェ ブサイトにアクセスできます。 National Instruments の商標については、ni.com/trademarks に掲載されている「NI Trademarks and Logo Guidelines」をご 覧ください。本書中に記載されたその他の製品名及び企業名は、それぞれの企業の商標又は商号です。National Instruments の 製品を保護する特許については、ソフトウェアで参照できる特許情報(ヘルプ→特許)、メディアに含まれている patents.txt ファイル、又は ni.com/patents からアクセスできる National Instruments Patent Notice(英語)のうち、該当するリソース から参照してください。エンドユーザ使用許諾契約(EULA)及び他社製品の法的注意事項はご使用の NI 製品の Readme ファイ ルにあります。National Instruments の輸出関連法規遵守に対する方針について、また必要な HTS コード、ECCN(Export Control Classification Number)、その他の輸出入に関する情報の取得方法については、「輸出関連法規の遵守に関する情報」 (ni.com/legal/ja/export-compliance)を参照してください。NI は、本書に記載の情報の正確性について、一切の明示又 は黙示の保証を⾏わず、技術的な誤りについて一切の責任を負いません。⽶国政府のお客様へ : 本書に含まれているデータは、 ⺠間企業の費用により作成されており、⺠間機関用の連邦調達規則 52.227-14 と軍事機関用の国防省連邦調達規則補⾜ 252.227-7014 及び 252.227-7015 に基づく限定権利及び制約付データ権利の条項の適用を受けます。 © 2000–2015 National Instruments. 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