リリースおよびアップグレードノート LabVIEW™ Real-Time モジュール バージョン 2012 このドキュメントには、LabVIEW 2012 Real-Time モジュールのシステム要件、イン ストール⼿順、新機能の説明、およびアップグレードと互換性の問題が記載されてい ます。 Real-Time モジュールの使用⽅法を習得するには、『LabVIEW Real-Time モジュール スタートアップガイド』マニュアルの演習をご利用ください。 ヒント LabVIEW Real-Time モジュールを使用したアプリケーションの設 計、開発、実装を⾏う際のプログラミングの推奨事項については、 『LabVIEW ヘルプ』の Real-Time モジュールでのベストプラクティスブッ クを参照してください。このブックを表⽰するには、『LabVIEW ヘルプ』の 目次タブで Real-Time モジュール→ Real-Time モジュールでのベストプラ クティスを選択します。 目次 システム要件 ....................................................................................................................................................2 Real-Time モジュール 2012 をインストールする ..........................................................................2 Real-Time モジュールをアクティブ化する .......................................................................................3 Real-Time ターゲットを構成する ..........................................................................................................3 Real-Time モジュール 2012 の新機能 ...................................................................................................4 使用していないインラインサブ VI を接続解除することによる パフォーマンスの向上....................................................................................................................4 Real-Time Execution Trace(実⾏トレース)ツールキット ....................................................4 Real-Time Execution Trace(実⾏トレース)ツールキットをアクティブ化する....4 アップグレードおよび互換性の問題 ....................................................................................................5 Real-Time モジュール 2012 の既知の問題 .........................................................................................5 その他の情報 ....................................................................................................................................................5 関連ドキュメントおよびサンプル ...............................................................................................5 ナショナルインスツルメンツのウェブサイト .......................................................................6 サポート ....................................................................................................................................................6 システム要件 以下のセクションでは、LabVIEW 2012 Real-Time モジュールを実⾏するためのシス テム要件について説明します。Real-Time モジュールのシステム要件は、『LabVIEW Readme』に記載される LabVIEW のシステム要件への追加事項です。 ホストコンピュータは以下の仕様を満たしている必要があります。 • • • • LabVIEW 2012 開発システムおよび LabVIEW プロフェッショナル開発システム (32 ビット) LabVIEW で推奨される最⼩容量プラス 200 MB のディスク容量。 RT ターゲットハードウェアおよびドライバソフトウェア。 以下のオペレーティングシステムのうちの 1 つ : – Windows 7(32 ビット) – Windows 7(64 ビット)(LabVIEW 32 ビットがインストールされている) – Windows Server 2003 R2(32 ビット) – Windows Server 2008 R2(64 ビット)(LabVIEW 32 ビットがインストール されている) – Windows Vista(32 ビット) – Windows Vista(64 ビット)(LabVIEW 32 ビットがインストールされている) – Windows XP Pro (Service Pack 3) メモ ホストコンピュータの LabVIEW で設計するアプリケーションのサイ ズによっては、LabVIEW で推奨される最⼩メモリよりも多くのメモリが必 要な場合があります。 Real-Time モジュール 2012 をインストールする 以下の⼿順で開発用コンピュータに LabVIEW と Real-Time モジュールをインストー ルします。 1. 2. 管理者または管理者権限を持つユーザとして開発用コンピュータにログインします。 LabVIEW プラットフォーム DVD 1 を挿⼊します。 メモ LabVIEW 2012 プラットフォーム DVD を追加注⽂するには、ナショ ナルインスツルメンツのウェブサイトをご参照ください。この製品を NI ソ フトウェアスイートまたは NI 製品バンドルの⼀部として購⼊した場合は、 それらのインストールメディアからこの製品をインストールできます。 2 | ni.com/jp | LabVIEW Real-Time モジュール リリースおよびアップグレードノート 3. 画⾯の指⽰に従って、以下のソフトウェアのインストールとアクティブ化を⾏い ます。 • LabVIEW • • • Real-Time モジュール PID and Fuzzy Logic(PID/ ファジーロジック)ツールキット デバイスドライバ メモ 適切なデバイスドライバのインストールについては、各ハードウェ アのドキュメントを参照してください。 Real-Time モジュールをアクティブ化する Real-Time モジュールの使用にはライセンスのアクティブ化が必要です。評価期間の 終了後に Real-Time モジュールを継続して使用するには、有効な Real-Time モジュー ルのライセンスをアクティブ化する必要があります。ソフトウェアをアクティブ化す るには、ni.com/jp のユーザプロファイルを作成する必要があります。 ナショナルインスツルメンツの製品のアクティブ化には、NI License Manager (スタート→すべてのプログラム→ National Instruments → NI License Manager) を使用できます。ナショナルインスツルメンツの製品のアクティブ化については、 NI License Manager でヘルプ→目次を選択してアクセスできる 『National Instruments License Manager ヘルプ』を参照してください。 Real-Time ターゲットを構成する Measurement & Automation Explorer(MAX)を使用して、RT ターゲットを構成し、 ターゲットにソフトウェアとドライバをインストールします。MAX は LabVIEW プ ラットフォーム DVD からインストールできます。 • ネットワーク接続された RT ターゲット —MAX でヘルプ→ MAX ヘルプを選択し て表⽰される『Measurement & Automation Explorer ヘルプ』の MAX リモート システムヘルプブックを参照してください。 • デスクトップコンピュータターゲット — デスクトップコンピュータをネットワー ク RT ターゲットとして構成する⽅法については、『デスクトップコンピュータを LabVIEW の RT ターゲットとして使用する』ドキュメントを参照してください。 スタート→すべてのプログラム→ National Instruments → LabVIEW 2012 → LabVIEW マニュアルを選択して、JPN¥RT_Using_PC_as_RT_Target.pdf をダ ブルクリックしてドキュメントを開きます。 メモ NI Web-Based Monitoring and Configuration を RT ターゲットにイ ンストールすると、ウェブブラウザを使用して、ターゲットで⼀般的な監 視およびタスクの構成を⾏うことができます。ウェブベースの監視および 構成の情報については、『LabVIEW ヘルプ』の目次タブから基本機能→プ ロジェクトとターゲットを操作する→操作⼿順→ウェブブラウザでリモー トデバイスを監視および構成するトピックを参照してください。 LabVIEW Real-Time モジュール リリースおよびアップグレードノート | © National Instruments | 3 Real-Time モジュール 2012 の新機能 以下は Real-Time モジュール 2012 の新機能です。これらの機能については、ヘルプ→ LabVIEW ヘルプを選択してアクセスできる『LabVIEW ヘルプ』を参照してください。 使用していないインラインサブ VI を接続解除すること によるパフォーマンスの向上 ロード時間を短縮して、インラインサブ VI が含まれるスタンドアロンアプリケー ション、ソース配布、およびウェブサービスのメモリ使用量を削減するには、ビルド 仕様のその他の除外項目ページで使用していないインラインサブ VI を接続解除 チェックボックスをオンにします。こうすることにより、ビルドされたアプリケー ションをロードするときに、未使用のインラインサブ VI がメモリにロードされない ようにできます。LabVIEW は、ビルド内の VI がサブ VI をサブ VI ノード経由でスタ ティックに呼び出すだけの場合に、そのインライン VI を未使用とみなします。 Real-Time Execution Trace(実⾏トレース) ツールキット LabVIEW Real-Time モジュールには、30 ⽇の評価期間が設けられた Real-Time Execution Trace ツールキットが含まれています。Real-Time Execution Trace(実⾏ トレース)ツールキットには、Real-Time 実⾏トレースツールと実⾏トレースツール VI が含まれています。実⾏トレースツール VI を使用して、VI のタイミングおよび実 ⾏データと、RT ターゲットで実⾏されているすべてのアプリケーションのスレッド イベントを取得することができます。Real-Time 実⾏トレースツールは、タイミング とイベントデータ、またはトレースセッションをホストコンピュータに表⽰します。 LabVIEW では、ツール→ Real-Time モジュール→ Execution Trace Toolkit を選択し て、Real-Time 実⾏トレースツールを表⽰します。 Real-Time Execution Trace(実⾏トレース)ツールキットを使用して Real-Time アプ リケーションをデバッグする⽅法については、『LabVIEW ヘルプ』の Real-Time Execution Trace Toolkit ブックを参照してください。ヘルプ→ LabVIEW ヘルプを選 択して、『LabVIEW ヘルプ』を表⽰します。『LabVIEW ヘルプ』でツールキット→ Real-Time Execution Trace Toolkit を選択し、Real-Time Execution Trace Toolkit ブッ クを表⽰します。 Real-Time Execution Trace(実⾏トレース)ツール キットをアクティブ化する Real-Time Execution Trace(実⾏トレース)ツールキットの使用にはライセンスのア クティブ化が必要です。⼀時ライセンスは、30 ⽇間の評価期間が設けられています。 評価期間の終了後に Real-Time Execution Trace(実⾏トレース)ツールキットを継 続して使用するには、有効な Real-Time Execution Trace(実⾏トレース)ツール キットのライセンスをアクティブ化する必要があります。 4 | ni.com/jp | LabVIEW Real-Time モジュール リリースおよびアップグレードノート ナショナルインスツルメンツの製品のアクティブ化には、NI License Manager (スタート→すべてのプログラム→ National Instruments → NI License Manager) を使用できます。ナショナルインスツルメンツの製品のアクティブ化については、 NI License Manager でヘルプ→目次を選択してアクセスできる『National Instruments License Manager ヘルプ』を参照してください。 アップグレードおよび互換性の問題 Real-Time モジュール 2011 から Real-Time モジュール 2012 にアップグレードする 際、以下の互換性の問題が発⽣する場合があります。Real-Time モジュールの旧バー ジョンにおける変更点については、ni.com/jp で利用可能な、旧バージョンの 『LabVIEW Real-Time モジュールリリースおよびアップグレードノート』を参照して ください。 デスクトップ環境から削除された RT ユーティリティ VI デスクトップ環境の RT ユーティリティ VI は、LabVIEW Real-Time でもインストール されるシステム構成 VI に置き換えられました。置換された VI のリストを参照するに は、ナショナルインスツルメンツのウェブサイト ni.com/jp/info で Info Code と して RT_Utility_Replaceja と⼊⼒してください。 LabVIEW に移動した FTP VI FTP パレットは Real-Time モジュールでインストールされなくなりました。現在この パレットは LabVIEW ベース開発システムでインストールされ、プロトコル VI および 関数パレット上に表⽰されます。 Real-Time モジュール 2012 の既知の問題 Real-Time モジュールの既知の問題については、ni.com/jp/info で Info Code とし て LVRT2012KILJP と⼊⼒してください。 その他の情報 ナショナルインスツルメンツでは、NI 製品を使用する上で役⽴つ豊富なリソースを 提供しています。LabVIEW および Real-Time モジュールのご使用に際して、以下の リソースをご利用いただけます。 関連ドキュメントおよびサンプル LabVIEW および Real-Time モジュールの詳細については、以下のリソースをご使用 ください。 • 『LabVIEW ヘルプ』—LabVIEW でヘルプ→ LabVIEW ヘルプを選択して表⽰しま す。Real-Time モジュールの概要については、目次タブで Real-Time モジュール ブックを参照してください。 • 詳細ヘルプウィンドウ — ヘルプ→詳細ヘルプを表⽰を選択して表⽰します。詳 細ヘルプには、VI、関数、およびダイアログボックスの簡単な説明が表⽰されま LabVIEW Real-Time モジュール リリースおよびアップグレードノート | © National Instruments | 5 す。VI および関数の詳細ヘルプには通常、VI および関数の詳細なリファレンス へのリンクが含まれています。 • ハードウェアドキュメント — ⼀部の RT ターゲットには印刷版ドキュメントが付 属し、『LabVIEW ヘルプ』にも情報が記載されています。LabVIEW で RT ター ゲットを使用する⽅法やハードウェアの仕様については、ハードウェアのドキュ メントを参照してください。 • サンプル —LabVIEW でヘルプ→サンプルを検索を選択してアクセスできる NI サ ンプルファインダを使用して、RT のサンプル VI を参照および検索することがで きます。また、labview¥examples¥real-time ディレクトリからサンプル VI にアクセスすることも可能です。 ナショナルインスツルメンツのウェブサイト Real-Time モジュールの最新の NI Developer Zone の記事、サンプル、およびサポー ト情報については、ni.com/jp/info から、Info Code として jp4cw4 と⼊⼒してく ださい。 Real-Time モジュールのオンライントレーニングについては、ni.com/jp/info にア クセスし、Info Code に jprjnk と⼊⼒してください。 サポート 技術サポートリソースの⼀覧は、ナショナルインスツルメンツのウェブサイトでご覧 いただけます。ni.com/jp/support では、トラブルシューティングやアプリケー ション開発のセルフヘルプリソースから、ナショナルインスツルメンツのアプリケー ションエンジニアの E メール / 電話の連絡先まで、あらゆるリソースを参照すること ができます。 ナショナルインスツルメンツでは、⽶国本社(11500 North Mopac Expressway, Austin, Texas, 78759-3504)および各国の現地オフィスにてお客様にサポート対応して います。⽇本国内でのサポートについては、ni.com/jp/support でサポートリクエ ストを作成するか、0120-527196(フリーダイヤル)または 03-5472-2970(大代表) までお電話ください。⽇本国外でのサポートについては、ni.com/niglobal(英 語)の「Worldwide Offices」セクションから、お問い合わせ先、サポート電話番号、 電⼦メールアドレス、現在実施中のイベントに関する最新情報を提供する各⽀社の ウェブサイトにアクセスできます。 6 | ni.com/jp | LabVIEW Real-Time モジュール リリースおよびアップグレードノート LabVIEW、National Instruments、NI、ni.com、National Instruments のコーポレートロゴ及びイーグルロゴは、National Instruments Corporation の商標です。その他の National Instruments の商標については、ni.com/trademarks に掲載されてい る「Trademark Information」をご覧下さい。本⽂書中に記載されたその他の製品名および企業名は、それぞれの企業の商標ま たは商号です。National Instruments の製品 / 技術を保護する特許については、ソフトウェアで参照できる特許情報 ( ヘルプ→ 特許情報 )、メディアに含まれている patents.txt ファイル、または「National Instruments Patent Notice」(ni.com/ patents)のうち、該当するリソースから参照してください。エンドユーザ使用許諾契約(EULA)に関する情報および他社製 品の法的注意事項は LabVIEW Readme にあります。ナショナルインスツルメンツの輸出関連法規遵守に対する⽅針について、 「輸出関連法規の遵守 また必要な HTS コード、ECCN、その他のインポート / エクスポートデータを取得する⽅法については、 に関する情報」 (ni.com/legal/export-compliance)を参照してください。 © 2000–2012 National Instruments. 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