長 崎 市 立 茂 木 中 学 校 平成28年度学校便り NO.9 平成28年9月1日発行 文責:校長 竹 市 保 男 【社会を明るくする弁論大会 】 7月25日(月)12:00~ 平安閣 サンプリエール 「みんなでつくる地域の輪」という演題で、3年山﨑友梨さんが、本校の代表で「社会を明るく する弁論大会」に参加しました。挨拶の大切さ、地域の大切さと温かさ、人と人とのつながりの大 切さを発表しました。原稿を読むことなく、胸を張って堂々と発表しました。 茂木地区原爆慰霊式典が開催されました。式典前に茂木中3名(1年田川穂佳さん、森山美空さ ん、森山麻姫さん)が、潮岬見崎公園内の原爆慰霊碑に参拝をしました。式典では、「献水」を茂 木中3年「堤 喜代斗君」 、2年「佐賀里 樹君」が、 「献花」を茂木中2年「藤本亜耶さん」 、 「杉山 千奈さん」が行いました。小学生の「キャンドル点火」に続き「千羽鶴献上」を茂木中3年「濵﨑 湖」さんが行い、 「黙祷」の後に、 「中学生代表挨拶」を茂木中3年「草野深月」さんが行いました。 1年生平和学習発表 平和公園へ行って、 長崎原爆遺構巡りを実 施し、現地で調べたこ とを発表しました。 発表後に、1年生全 員で、平和の思いを込 めて「クスノキ」を合 唱しました。 2年生平和学習発表 七三一部隊、東京大 空襲、湾岸戦争をテー マに調べ学習をグルー プ別に発表しました。 全員で平和標語と 平和新聞をつくり展 示しました。 3年生平和学習発表 平和の象徴長崎市の平和への取組を発表しました。 茂木中学校平和実行委員 による平和宣言文の提案が なされ、承認されました。 平和宣言文の内容は以下 のとおりです。 8 月 9 日、今年もこの日を迎えました。 71 年前の今日、浦上の上空500mで一発の原子爆弾が炸裂し、美しい長崎の町は一瞬のうち に廃墟と化しました。7万4千人もの人々が命を奪われ、生き残った被爆者の方々は、71 年が過 ぎた今でも、その後遺症に苦しんでいらっしゃいます。また、被爆者の方々や戦争を体験された 方々の高齢化が進み、原爆や戦争の悲惨さを伝えていくことが年々難しくなってきていると言わ れています。 私たちは戦争を体験したことはありませんが、幼いころから被爆者の方々のお話を聞いたり、 写真や映像を見たり、調べ学習をしたりして、原爆がどんなに恐ろしいものであるかということ を知っています。平和が善で戦争が悪だということは誰もがよくわかっていることであるはずな のに、いまだに戦争がなくならないのはどうしてなのでしょうか。私たちはそのことに目を向け、 関心を持ち、今後の日本について、人々の命が守られ安心して生活ができるようになるにはどう していくのがいいのか、しっかり考えていかなければなりません。 今回、被爆体験講話の講師としておいでいただいた築城先生のお話を聴き、私たちは原爆の恐 ろしさを改めて認識するとともに、8 月 9 日の出来事を決して忘れない、これからの世界へ伝え ていきたいと強く誓いました。今なお多くの人々が戦争の被害を受け苦しんでいると思います。 二度とそういう状況をつくらないためにも、私たちは戦争のことについて学習を深め、しっかり とした判断ができる大人にならなければいけないと思います。 以上のことを踏まえ、私たちは次のことを実践し続けることをここに誓います。 一、私たちは、何に対しても感謝の気持ちを忘れずに生活し、相手の気持ちを大切にします。 一、私たちは、悪いことは悪いと言える勇気を持ち、困っている人がいたら、お互いに助け合い ます。 一、私たちは、一日一日を笑顔で過ごし、私たちから笑顔の輪を広げていきます。 一、私たちは、人とのつながりや絆が深まるよう、元気なあいさつを行います。 私たちにできること、それは、被爆体験・戦争体験を語り継ぎ、被爆者の方々の思いをここ被 爆地長崎から日本中へ、さらに世界中へ、そして未来へと伝えていくこと。私たちは微力だけれ ど、決して無力ではありません。平和の大切さを力強く訴え続けていきましょう。 平成 28 年 8 月 9 日 長崎市立茂木中学校生徒会一同
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