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映画音声ガイドの現状 - y

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画像電子学会
The Institute of Image Electronics
Engineers of Japan
年次大会予稿
Proceedings of the Media Computing Conference 映画音声ガイドの現状 The current state of movie audio guide
-ユニバーサルシアターの設立に向けて- -Towards the establishment of the Universal Theater-
平塚 千穂子‡
Chihoko Hiratsuka
†バリアフリー映画鑑賞推進団体シティ・ライツ †Barrier -free movie promotion organizations City Lights
E-mail:
†[email protected]
1. バ リ ア フ リ ー 映 画 と は
「 バ リ ア フ リ ー 映 画 」と は 、映 画 を 鑑 賞 す る 上 で 様 々
盟団体と協力しながら支援しています。
2. 映 画 音 声 ガ イ ド と は
な ア ク セ ス バ リ ア を か か え た 人 た ち と 、共 に 映 画 を 楽
しむことができるよう環境を整える映画のことです。
映画は視覚によるところの大きい芸術です。ですか
最 も 映 画 鑑 賞 が 困 難 と さ れ る 目 の 不 自 由 な 方 々 も 、セ
ら「見る」ことにバリアがあるのは言うまでもありま
リフの合間に場面の視覚的情報を補う音声ガイドナ
せ ん が 、映 画 の 面 白 さ は 、「 見 る 」こ と だ け が す べ て で
レ ー シ ョ ン( 副 音 声 )を 聴 く 環 境 を 整 え れ ば 、映 像 を
はありません。ストーリー、音楽、音響、役者の演技
想 像 し な が ら 楽 し む こ と が で き ま す 。ま た 、耳 の 不 自
など、作品の一部を直に感じながら、見えないことで
由 な 方 々 も 、日 本 映 画 に 字 幕 を つ け る 、手 話 を つ け る
リンクしない視覚的な情報を、言葉で補うナレーショ
な ど の 環 境 を 整 え れ ば 、日 本 映 画 を 楽 し む こ と が で き
ン が あ れ ば 、作 品 の 伝 え る 情 報 を 100% と い わ ず と も 、
ます。
50 % で も 60 % で も 受 け 取 っ て も ら え る の で は な い
か?と考え、私たちは「見えること」を言葉で補いな
2. City Lights の 紹 介
がら、一緒に映画を楽しむ方法を考えてきました。こ
れが「映画音声ガイド」です。まず、字幕スーパーで
団 体 名 は 、チ ャ ッ プ リ ン の サ イ レ ン ト 映 画『 街 の 灯 』
しか上映されない外国映画については、字幕を読み、
か ら と り ま し た 。「 目 が 見 え な い 人 た ち に も 、映 画 に 出
重要なセリフの情報を伝えます。それから日本映画と
会 っ た 喜 び や 感 動 を 伝 え た い 」 と い う 想 い か ら 、 2001
外国映画、共に必要なのは、場面状況の説明ですが、
年 4 月 、バ リ ア フ リ ー 映 画 鑑 賞 推 進 団 体 City Lights を
これはテレビドラマに付いている副音声と同じように、
立ち上げました。
セリフの合間や場面転換などでナレーションを挿入し
活 動 の メ イ ン は 、 映 画 館 に ご 協 力 い た だ き 、 映 写 室
ます。ただ時や場所、動作を説明するだけではなく、
で行う場面解説の音声ガイドを、FMラジオのイヤホ
映画的なカメラワークや演出なども分析し、作風を崩
ンで聴きながら鑑賞できる「シアター同行鑑賞会」の
さないように表現します。これはより映画を、映画と
開催や、音声ガイド勉強会・講習会の開催の他、映画
して楽しんでいただく工夫の一つです。言葉の選び方
情報のサポート活動として、音声ガイドだけでは説明
にもとても気を使います。
し き れ な い 映 画 の 詳 し い 解 説 や 、音 声 ガ イ ド 付 き DVD
の発売情報、各地のバリアフリー上映情報等をお伝え
3. 音 声 ガ イ ド づ く り の ノ ウ ハ ウ
するメーリングリストの運営も行っています。また、
3.1 鉄 則
行政や福祉施設・団体から、バリアフリー上映会の開
セリフや重要な音に被せない
催方法のお問い合わせや、音声ガイドの制作依頼も増
= 映 画 の 音 ・ 音 声 を き ち ん と 聴 か せ る 。
え て き た た め 、2009 年 に 、バ リ ア フ リ ー 上 映 の 様 々 な
ノウハウや取り組みを紹介するため、全国バリアフリ
= セ リ フ や 音 で わ か る 情 報 は 説 明 し な い 。
例 )( 電 話 の 音 ) リ リ リ リ ー ン ×電 話 が な る
ー 上 映 サ ポ ー ト ネ ッ ト ワ ー ク( ABC ネ ッ ト )も 作 り ま
恵 子 「 こ こ は ど こ ? 」 ×場 所 を た ず ね る 恵 子
し た 。現 在 は 、全 国 か ら 20 団 体 が 加 盟 。シ テ ィ・ラ イ
恵子「・・・・」
ツが事務局を担当し、全国のバリアフリー上映会を加
3.2 何 を 説 明 す る か
×無 言 の 恵 子 。
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The Institute of Image Electronics
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年次大会予稿
Proceedings of the Media Computing Conference (1) 字 幕 ・ テ ロ ッ プ 等 の 文 字 情 報
例 ) ×目 が 大 き く て 、 耳 の 垂 れ た 、 足 が 短 い 、 毛
(2) 何 が 起 き た か 。 人 物 の 動 作 ・ 行 動 な ど 。
がふさふさとした、小さな茶色い犬。
○ 茶 色 い 小 さ な 犬 。 垂 れ た 耳 に 大 き な 目 。 足
4W1H (When、 Where、 Who、 What、 How)
は短く、毛がふさふさとしている。
い つ 、ど こ で 、誰 が 、何 を 、ど ん な 風 に し た の か ?
・主 体 が 最 後 に く る 3 文 節 以 上 の 長 い 文 章 を つ
<特にシーン変わりのどこ?は重要>
くらない。
※ Why ( な ぜ ) ま で 説 明 す る と 、 想 像 の 余 地 が
例 ) ×楠 の そ ば ま で い き 、 コ ー ト を 脱 ぎ 、 大 き く
な く な り 、自 分 で 感 じ 取 る 楽 し み が な く な っ て し ま
枝分かれした巨木の姿をまじまじとみつめる誠吾。
うので注意しましょう。
○ 楠 の 側 ま で い き 、 コ ー ト を 脱 ぐ 誠 吾 。 大 き
(3) 画 面 に 映 し だ さ れ た 物 や 風 景 く枝分かれした巨木の姿をまじまじとみつめる。
・同 じ 言 い 回 し 、 同 じ パ タ ー ン の 文 章 を 、 頻 繁
主 観 的 に 感 じ 取 っ た 印 象 を 、断 定 的 に 押 し つ け な
に繰り返さない。
い よ う に 。映 っ て い る も の を 、客 観 的 表 現 す る よ う
同 じ 言 い 回 し ば か り だ と 単 調 な イ メ ー ジ を い だ
心がける。
い て し ま い ま す 。「 見 る 」「 見 つ め る 」「 微 笑 む 」 な
(4) セ リ フ の 中 の 指 示 語
ど は 使 わ れ る 機 会 が 多 く な り ま す 。い ろ い ろ な 表 現
登場人物の話の流れについていくため。
ができるように心がける。
例 )視 覚 的 な 表 現:見 る 、目 を 向 け る 、目 が 合 う 、
3.3 耳 で イ メ ー ジ す る 人 の 立 場 に た っ た 配 慮
町を見渡す、チラッと見る、視線を移す
(1) 主 要 な 人 物 や 場 所 は 、 は じ め て 登 場 し た 時 に 、
歩 く・走 る の 表 現:そ っ と 近 づ く 、歩 み 寄 る 、
できるだけ早 い段 階 で説 明 をし、先 にイメージを構
にじり寄る、とぼとぼ歩く、駆け込む、走りだす
・作 風 に あ っ た 言 葉 を 選 ぶ
築 する。
例)外国映画:風呂場→シャワールーム
(人 物 の風 貌 、関 係 、名 前 、建 物 の構 造 、雰 囲 気 など?
居間→リビング
<名 前 について>
時代劇:キッチンでごはんを炊く
・誰 かわかるまで言 わないか言 うかは、その人 物 のガイド
廚 で 飯 を 炊 く
の頻 度 によって決 める。
・後 でしっかり紹 介 される場 合 は最 初 から言 わない。
3.4 カ メ ラ 演 出 の 意 図 を 読 み 取 る
・登 場 人 物 が多 すぎる場 合 は、名 前 で言 う人 と関 係 性
や職 業 で言 う人 と使 い分 ける。
カ メ ラ 演 出 は 、 決 し て 無 意 味 に 行 わ れ て い る も の で
・音 声 ガイドで呼 び名 を決 めたら、最 後 まで一 貫 させる。
はありません。その演出意図を考えれば、何を優先し
(人 物 の声 と名 前 を一 致 させ、記 憶 させるため。)
て音声解説すべきか、自ずとわかってきます。
(2) 感 情 を 表 す し ぐ さ や 表 情 は 、 解 釈 を 押 し 付 け ず 、
聴 く人 の想 像 の余 地 を残 すよう客 観 的 に説 明 する。
例 ) 悔 し そ う な 様 子 → 拳 を 握 り し め る 。
唇 を か む 。
悲 し そ う な 様 子 → う つ む く
視 線 を お と す
肩 を お と す
×「 仕 方 な い 」 と い う 顔 で 出 て い く 。
○ あ き ら め た よ う に 出 て い く 。 (3)聞 き や す く 、 わ か り や す い 文 章 を つ く る 。
→ 思 考 が と ま り 、映 画 か ら 気 持 ち が 途 切 れ な い
ようにするため
・漢 字 を 見 な い と 瞬 時 に 意 味 が 伝 わ り に く い 熟
語はつかわない。
例 ) 月 光 の 下 → 月 あ か り の 下
痩 身 の 男 → 痩 せ 型 の 男 。
・対 象 に 3 つ 以 上 修 飾 語 を つ け な い 。
・ 被 写 体 が 大 き け れ ば 大 き い ほ ど 、ド ラ マ チ ッ ク な 意
味合いも大きくなる。
・ 下からあおると、被写体が大きく・強く見える。
逆に見下ろすと、被写体が小さく・弱く見える等
【 クロースアップ 】=人物や物への接写
わ ざ わ ざ ア ッ プ に す る の に は 強 調 の 意 図 が み え ま す 。 → 音 声 ガ イ ド 優 先
★「体言止め」を使うと強調される。
被写体が大きい程、見る人の集中度も強いので、見せ
る時間が短い →「体言」でコンパクトに表現する。
・ 人物の心理をあらわしたい時
( 例 ) 〜 の 不 安 げ な 表 情 。
・ 細部を説明したい時
( 例 ) 〜 の 目 に 光 る 涙 。
・ はっきりと明示したい時
( 例 ) メ モ に は 「 さ よ う な ら 」 の 文 字 。
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年次大会予稿
Proceedings of the Media Computing Conference 【 ズームイン 】=遠くから近くへ
だ見えていた頃の記憶が鮮明なので、できるだけ見え
遠 く か ら 眺 め て い た も の に 、 わ ざ わ ざ 近 づ き 、 大 き
て い る 時 の よ う に 、音 声 ガ イ ド で 像 を 結 び た い と 思 う 。
くみせていくのにも強調の意図が見えます。
髪型、顔立ち、体格、年齢、服装など細かい視覚情報
→音声ガイド優先
を音声ガイドに求める傾向があります。
・ 人物の注目したものをみせたい時
( 例 ) 〜 の 視 線 の 先 に は △ △ が あ る 。
5. 音 声 ガ イ ド を 聴 く 環 境
・人物の回想への前触れ
( 例 ) 〜 の 脳 裏 に △ △ が 浮 か ぶ 。
(1)ラ ジ オ の FM 受 信
劇場で視覚障害者が一般の方と一緒に映画鑑賞を
4. 視 覚 障 害 者 の 意 見 を 聴 く
楽 し む た め に 、最 初 に 試 み た の は ボ ラ ン テ ィ ア が 隣 に
座 っ て 耳 も と で コ ソ コ ソ 解 説 を 行 い 、一 緒 に 鑑 賞 す る
視 覚 障 害 と 一 括 り に 言 っ て も 、 先 天 盲 、 中 途 失 明 、
方 法 で し た 。し か し 、こ れ で は 映 画 を 静 か に 鑑 賞 し た
弱視、視野狭窄など視覚経験はさまざまです。見え方
い 一 般 の お 客 さ ま に 迷 惑 と な っ て し ま い ま す 。そ こ で
の違いによって音声ガイドへの要望も異なりますが、
導 入 し た の が F M 送 信 シ ス テ ム で す 。音 声 ガ イ ド を F
複数の目でチェックして意見交換することで、独善的
M の 微 弱 電 波 で 客 席 に 飛 ば す の で 、F M ラ ジ オ の 周 波
なフィルターを通さない、客観的な見方ができます。
数 を あ わ せ れ ば 、イ ヤ フ ォ ン で こ の 音 声 ガ イ ド を 聴 く
作りはじめのうちは特に、複数の目と、複数のモニタ
ことができます。
ーと意見交換をしながら、多様な見方があるというこ
(2)赤 外 線 ヘ ッ ド フ ォ ン
と を 理 解 し た 上 で 、音 声 ガ イ ド づ く り に 取 り 組 み ま す 。
ア メ リ カ で は 97 年 か ら 、DTS シ ア ト リ カ ル と い う
副 音 声 シ ス テ ム を 搭 載 し た 劇 場 が 登 場 し 、100 館 以 上
・色について
の映画館で「スター・ウォーズ」や「タイタニック」
先天盲の視覚障害者は実際には色を見たことがなくて
な ど の 娯 楽 系 の 超 大 作 が 、公 開 初 日 か ら バ リ ア フ リ ー
も 経 験 や 学 習 に よ る イ メ ー ジ を 持 っ て い ま す 。( 例:赤
上 映 さ れ て お り 、受 付 で 音 声 ガ イ ド 用 の ヘ ッ ド フ ォ ン
= 情 熱 的 な イ メ ー ジ 白 = 清 潔 な イ メ ー ジ な ど )色 の 説
を 借 り る こ と が で き る そ う で す 。( 日 本 で は 、 こ の よ
明が無駄ではないかという質問をよくいただきますが、
う な 常 設 映 画 館 は あ り ま せ ん 。)
演出上効果的に使われている色については説明を推奨
(3)ス マ ー ト フ ォ ン ・ タ ブ レ ッ ト 端 末
します。
近 年 、日 本 で も 、配 給 会 社 が 自 社 で 音 声 ガ イ ド や 字
・特に先天盲の視覚障害者がイメージしにくい表現
幕 を 制 作 し 、劇 場 公 開 時 に も 期 間・場 所 限 定 で バ リ ア
例 ) 遠 近 法 で 見 え 方 が か わ る イ メ ー ジ
フ リ ー 上 映 を 行 う ケ ー ス が 年 間 数 本 で す が 、増 え て き
×去 っ て い く 姿 が 、 小 さ く な っ て い く 。
ま し た 。 NPO 法 人 メ デ ィ ア ・ ア ク セ ス ・ サ ポ ー ト セ
ン タ ー が 開 発 協 力 を し た 「 UDCast」 と い う サ ー ビ ス
○ 去 っ て い く 姿 が 、 次 第 に 遠 ざ か っ て い く 。
〜 外 観 。 〜 遠 景 。 〜 の 俯 瞰 映 像 。 な ど の 表 現 も 、
を使って提供されることが主流となってきています。
わ か り に く い 表 現 で す 。
こ の サ ー ビ ス は 、映 画 や 映 像 作 品 の 音 声 か ら 同 期 情 報
・〜風の、〜のような、のように、あるものを例えて
を 得 る こ と で 、ス マ ー ト フ ォ ン や タ ブ レ ッ ト 端 末 を 使
表現する場合も、例えとして取り上げているものを見
っ て 、様 々 な 言 語 を バ リ ア フ リ ー 化 さ せ る ア プ リ ケ ー
たことがある、知っている前提がなければ、イメージ
シ ョ ン サ ー ビ ス で す 。( 無 線 LAN 等 の 電 波 は 一 切 不
が で き な い た め 、具 体 的 に 表 現 す る こ と を 心 が け ま す 。
要 )音 声 を 解 析 す る「 フ ィ ン ガ ー プ リ ン ト 」又 は 、人
例 ) ×イ ギ リ ス 風 の 建 物
間 の 耳 に 聞 こ え な い「 音 声 電 子 透 か し 」を 使 っ て 、ス
○ レ ン ガ 造 り の 建 物
マ ー ト フ ォ ン 等 の マ イ ク で 時 間 情 報 を 認 識 し 、「 日 本
×ダ ー ス ベ イ ダ ー の よ う な 男
語 字 幕 」「 音 声 ガ イ ド 」「 外 国 語 字 幕 」「 手 話 」 等 の デ
○ 全 身 、 黒 尽 く め の 大 男 。
ー タ が 完 全 に 同 期 さ れ ま す 。「 ワ ン ソ ー ス 」( ひ と つ
の 映 像 ・ 音 声 ) で 「 マ ル チ ユ ー ス 」( 多 言 語 の 字 幕 、
(補足)先天盲と中途失明の要望の違い
音 声 ガ イ ド 、 手 話 ...etc.) を 実 現 す る 新 し い 仕 組 み で
先天盲の方…耳に集中し、耳から認識する能力が発達
す 。し か し 、ユ ー ザ ー で あ る 視 覚 障 害 者 が 端 末 を 使 い
しているので、ちょっとした動きや声色などで、動作
こ な せ な い た め 、劇 場 で も 端 末 の 貸 出 や 操 作 の サ ポ ー
や年齢、体格までも察してしまうため、細かい視覚的
ト ま で ス タ ッ フ の 対 応 が で き ず 、普 及 が 遅 れ て い ま す 。
情報を音声ガイドに求めない。
中途失明の方…見えなくなって間もない方は特に、ま
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The Institute of Image Electronics
Engineers of Japan
年次大会予稿
Proceedings of the Media Computing Conference 熊 本 で は 大 規 模 な 震 災 が 起 き 、 未 だ 原 発 も 止 ま ら
5. 常 設 の ユ ニ バ ー サ ル シ ア タ ー 設 立 へ
ない。無力さや不安に打ちのめされそうな日本で、
今 年 、2016 年 は 、シ テ ィ・ラ イ ツ が 団 体 を 設 立 し て
多様な人々と共に映画を観て、心のコミュニケーシ
15 年 目 。立 ち 上 げ 当 初 は 、暗 中 模 索 だ っ た 音 声 ガ イ
ョ ン を と る こ と 。想 像 力 を 養 う こ と 、夢 を み る こ と 、
ドや映画のバリアフリー環境も、今ではたくさんの
共に学び、共に泣き、共に笑うことは、とても大き
方々の努力でノウハウも構築され、技術の進歩によ
な エ ネ ル ギ ー に な る は ず で す 。障 害 を も の と も せ ず 、
り広がりもみせています。
なんでも楽しもうとチャレンジするエネルギー、思
特に、今年 4 月から施行された「障害者差別解消
いやりと工夫を重ね、誰もが心地よいモノを探求す
法」の影響もあり、さまざまな事業者が、今、障害
るエネルギーは、たくさんの可能性の扉を開いてい
者に対してどのような“合理的配慮”を行ったらよ
くことでしょう。
いのか?を考慮しているところ、未だにこのような
私 た ち は こ の シ ア タ ー を“ ユ ニ バ ー サ ル デ ザ イ ン ”
差別があっていいのか?と、耳を疑うような事件も
の発想から開発された様々なツールをお試しいただ
起こっています。
けるようにし、開発業者と共に、誰にとっても心地
障 害 の 有 無 に 関 わ ら ず 、 誰 も が 映 画 を 通 じ て 心 の
のよい音・気・振動等の可能性も追求していきたい
交流ができる場所。誰もがいつでも安心して映画を
と思っていす。
楽しみ、仲間同士になれる場所。そんな、映画館の
こ の 資 料 を お 読 み く だ さ っ た 方 が 、 一 人 で も 夢 の
モデルとなるような、ユニバーサルシアターを創り
映画館・ユニバーサルシアターの設立にご協力をい
ただけましたら幸いです。
たい!
施設のイメージは以下です。
・ 音 声 ガ イ ド 付 き 上 映
(視覚障害のある方がいつでも映画を楽しめます)
夢の映画館・ユニバーサルシアター設立支援に関す
る詳細ページ
http://www.citylights01.org/bokin.html
・車椅子スペースと車いす対応トイレの設置
・親子連れ鑑賞室の設置
問合せ先:
(小さなお子様連れでも映画を楽しめます)
バ リ ア フ リ ー 映 画 鑑 賞 推 進 団 体 City Lights 事 務 局
・字幕付き上映
〒 114-0013 東 京 都 北 区 東 田 端 2-8-4
(聴覚に障害のある方がいつでも楽しめます)
・手話活弁士付きの上映
(先 天 的 に 聴 覚 の 障 害 が あ る 方 で も 楽 し め る よ う
に定期的に行います)
・カフェタイムの設定
(映画鑑賞後に、障害のある人もない人も、感想
をシェアすることができます)
もちろん晴眼者(=目が見える人)の来場も大歓
迎です。障害のあるなしに関わらず、誰もが一緒に
映画の感動を共有できる「ユニバーサルシアター」
が私たちの目指す姿です。
6. ユ ニ バ ー サ ル シ ア タ ー 設 立 支 援 募 金 開 始
本格的な映画館の工事となると、かかる費用も莫
大でした。防音工事や内装設計、すべて見積もって
い た だ い た と こ ろ 、 お よ そ 1500 万 円 ほ ど の 費 用 が
かかります。とても膨大な金額ですので、悩みまし
た が 、多 く の 方 が 、少 し ず つ で も 支 援 し て く れ た ら 、
叶えられるはずだ!と思い直して、チャレンジに踏
み出しました。
マ ウ ン ト サ イ ド TABATA 201 号
TEL (03) 3917-1995
FAX (03) 3917-1995
e-mail: [email protected]
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