1 平成27年度 産業部の仕事目標 目標設定 ↓ 達成状況 2 中・長期目標 内 容 H27.4.1 1 交流人口増による活力あるまちづくり 魅力ある駒ヶ根市を創造し、定住人口の増加を図るととも に、交流人口の増加を図ることで、リニア・三遠南信道路開 通後には、人口5万人規模の都市と同等の経済効果を生み出 し、活力ある地域づくりを進めます。 H28.3.31 産業部長 萩原 浩一 達成目標 達成時期 リニア中央新幹線(H39度開通予定)・三遠 南信道路開通後には、 平成39年度 交流人口200万人増 一人当たりの観光消費額を1万円 ・利用者延数 H25=127.7万人 ⇒+200万人 ・観光消費額 H25=49.8億円 ⇒+200億円 ・一人当たり観光消費額H25=3,898円 (平成25年観光地利用者統計調査から) 1 部の使命・基本方針 ① 活力と笑顔あふれるまちづくり 市民生活の基盤となる農業・商業・工業・観光業など の産業の発展・振興を通じ、事業活動の活性化と働く場 を確保・拡大し、活力とにぎわいのあるまちづくりをめ ざします。 ② 10Sの実践による人脈の拡大 産業部の職員は、事業者や関係団体の要望を掌握し、 国・県をはじめとして関係する経済団体と幅広いネット ワークを構築し、スピード感を持って課題解決に努めま す。 <産業部の10S> ・スピード ・サービス ・サプライズ ・宣伝 ・スペシャリスト 3 まちなかの賑わいの創出と中心市街地の再生 歩いて暮らせる生活に便利な居住地、みんなが集まるイベ 中心市街地の歩行者交通量 平成30年度 ントエリア、空き店舗を活用した文化芸能、趣味の発表の場 H26度=882人→1,000人 所、手作りアートや特産品の店舗など、回遊できる、ゆった りできる、誘客できる空間という視点で、街並みづくりや活 空き店舗を活用した出店者数(延数) H26度まで=8件→13件 性化を進めます。 また、JR飯田線の利便性の向上や利用促進を図るととも に、JR駒ヶ根駅を活用した賑わいの創出を進めます。 4 第3セクターの経営健全化 第3セクターに対する損失補償が厳しい状況にあることか 駒ヶ根観光開発㈱債務超過額の解消 平成28年度 ら、専門家による経営改善意見を踏まえ、3年間延長される H26.3.31=40,993千円→0円 こととなった「第3セクター等改革推進債」を活用した抜本 的に改革します。(債務超過解消と安定した経営体制の構築) ・スマイル ・親切 ・誠実 ・真摯さ ・しあわせ 「ともに創ろう! 笑顔あふれるまち 駒ヶ根」 2 企業誘致・6次産業化など新たな産業振興の推進 健康、食品関連など内需型産業振興や学術研究、先端技術 製造業の製造品出荷額(工業統計調査) 産業の拠点となるよう企業誘致を進めます。 H25度=1,170億円→1,600億円 平成30年度 農商工連携による6次産業化や特産品の開発など地域ブラ ンドの創造を進めます。 企業誘致・工場増設数 +5件 農商工連携・6次産業化認定数 +5件 5 咲顔あふれるおもてなし を合言葉に 「愛と誇りと活力に満ちた駒ヶ根市」 を築こう !! ① 職員のスキル向上、人脈の拡大 ・ 地域産業活性化の研修に参加し、個々の職員のスキルの 向上と人脈の拡大を図る。 ・ 産業部の10Sの共有 ・市町村産業振興関係者研修 ・全国市町村国際文化研修所研修 ・国内研修制度を活用した重点プロジェ クトワーキンググループの研修 ② 個人情報保護対策の徹底 ・ 個人台帳や申請書類の確実な保管 ・ 職場の整理整頓、机上の整理整頓の徹底 ・窓口相談スペースの確保 ・事務室内の整理整頓の徹底 1 毎年度継続 毎年度継続 (産業部) 2 3 今年度の取組みと目標 評価欄 ◎=目標以上、○=概ね目標、△=目標未満、×=進捗なし 1 交流人口増による活力あるまちづくり 具体的内容 ① ひとの流れを創りだす地 方創生「総合戦略」の策 定 目的 目標・指標 総合戦略の策定 H27.8 ② 地方創生交付金を活用 プレミアム宿泊プラン支援事業 した事業の推進 ・公共施設無線LAN整備事業 ・観光案内拠点機能強化事業 ・外国人旅行者受入環境整備事業 ・観光プロモーション活動推進事業 ・竜東への新たな人の流れ創造事業 ③ フットパスの整備などに ワーキンググループや職員 地区担当制度を活用し、 よるまちづくりの推進 ④ 広域連携による交流人 口の拡大 地域資源を活かした観光地域づくりを進め、国内外からの誘客、地域間交流を進 め、観光産業の振興を図る。また、田舎暮らしの取り組みを強化し、UIターンによる 定住促進を図る。 達 成 状 況 (実績) 評価 ・10月に総合戦略を策定し、地方創生先行型交付金を活用し、①信州シルクロードを核とした広 域観光連携事業、②サテライトオフィスによる移職住推進事業、③中央アルプスジオパーク推進 事業に取り組む。 ・国の補正予算を受け、地方創生加速化交付金を活用し、①魅力ある仕事創造・働き方改革推進 事業、②地域資源活用と交流人口倍増戦略、③中央アルプスジオパーク構想を活用した観光地 域づくり連携事業、④信州シルクロードを核とした広域観光連携事業、⑤外国人旅行者倍増に向 けた誘致強化事業、⑥「信州・上伊那」の地域力向上推進・移住交流推進事業に着手した。 ・プレミアム宿泊プランを5/10~8/31まで販売し、2,325件の利用があり、560万円の消費効果を創 出した。 ・インバウンド対策として、7か所の公衆無線LAN設置に対し助成した。 ・菅の台バスセンターや駒ヶ根ファームスの案内看板のリニューアルを行い、機能強化を図った。 ・観光協会ホームページの4か国語対応と台湾への観光プローションを実施。観光協会が関係し た外国人ツアーは、18ツアー670名を受け入れた。 ・駒ヶ根ふるさとの家へ早太郎温泉からの運び湯を2回実施し、竜東地区への誘客手段を検討。 セミナーハウスの体験施設の改修し、機能向上を図った。 ・フットパスジャンボリーの開催支援や公民館のフットパス講座開催などを行いフットパスモデル コースの試作を行った。 駒ヶ根フットパスの研究・整 備 H28.3 山岳観光の安全確保 ・空木登山道整備 ・案内看板改修 ・空木岳・檜尾岳登山道の整備により登山者の安全確保を図り、長野県が制定した登山安全条例 H27.11 の啓発や中央アルプス遭難対策協会の相談員会の活性化により、受け入れ態勢の整備を図っ た。 絹の道広域連携プロジェク ・絹の道広域連携プロジェクトの自治体連携会議に参加し、関係市町村との情報交換を行い、シ 経産局と トの活用 ルクミュージアムの活性化を図った。 の連携 信州シルクロード連携協議 ・4月に信州シルクロード連携協議会を設立し、地方創生交付金を活用した信州シルクロードを核 事業検討 とした広域観光連携事業により、シルクミュージアムの機能強化・モデルツアーの造成を行った。 会への参加・活用 ◎ ○ ○ ○ ○ ○ ◎ 中央アルプスの国定公園 ・10月に中央アルプス国定公園化研究部会を設置し、長野県自然保護課と連携し中央アルプス 指定・ジオパーク認定への 機運の醸 の国定公園化への機運の醸成・調査事業に着手した。 取り組み ・上伊那6市町村で中央アルプスのジオパーク化の会議を発足し、地方創生加速化交付金を活 成 用した調査や環境整備に着手した。 ◎ 田舎暮らし駒ヶ根推進協 ・田舎暮らし駒ヶ根推進協議会による平成27年度の移住者は、23組52名で、第4回日本「住みた 議会との連携による移住の 移住者30 い田舎」総合ランキングで24位、移住者の受け入れ人数は全国37位のランキングとなった。 人以上 促進 ◎ 2 (産業部) 3 2 企業誘致・6次産業化など新たな産業振興の推進 具体的内容 ① 農商工連携と6次産業 化の推進 目標・指標 目的 次世代につながるものづくり産業の振興と地域資源を活かした6次産業化を進 め、農林業の振興を図り、地域産業の活性化と雇用の創出、人材育成を進める。 達 成 状 況 (実績) 評価 信州大学農学部や伊那谷 営農組合 ・伊那谷アグリイノベーション機構に参加している市内企業と連携し、ウコンやベニバナなどの生 アグリイノベーション機構と 単位で1品 薬の試験栽培を市内の農事組合法人が取り組むこととなった。 目 連携した6次産業化の推進 ・信大農学部との連携によるゴマの優良系統の選抜、伝統食・在来種の調査を実施した。 地元産の原料による地 ビール・ウイスキー開発の 研究 ② 企業誘致の推進とモノづ 次世代成長産業などター ゲットを明確にした企業誘 くり産業戦略の策定 致の推進 産業構造・産業力調査に 基づくモノづくり産業戦略 の策定 テクノネット駒ヶ根事業、産 学官連携事業による人材 育成 ③ 農業生産基盤整備の推 農業基盤整備事業の推進 ・県営圃場整備事業 進と鳥獣被害対策 (宮の前) ・団体営農業基盤整備 (北原) 基幹水利施設等の防災対 策の推進 ・県営農村災害対策事業 (下の井・大沼湖) ・耐震性調査点検 (中央道水路橋・ため池) 鳥獣被害対策の実行 ・ニホンジカ対策(800頭) ・ニホンザル対策の検討 ④ 森林の整備・保全と林道 森林の里親事業の推進 などの基盤整備の推進 林道整備の推進 ・古城線改良 L=100m ・天白高烏谷線開設 L=150m 試験栽培 ・二条大麦の試験栽培を宮田村と合わせ5圃場15アールで実施し、生育調査を実施中。 ・あんぽ柿、ほし柿チップスなどの新商品の開発支援を行った。 新規増設 ・アンケート調査や訪問調査から問い合わせ件数は増加傾向にあるが、新たな企業の誘致には 1件以上 至らなかった。また、地方創生交付金を活用し、サテライトオフィスによる移職住推進事業により、 従来とは違う分野の企業誘致の可能性に取り組んだ。 ○ ○ △ H28.3 ・市内の産業構造・産業力調査により、リニア中央新幹線や三遠南信自動車道の開通を視野に 入れた新たなものづくり産業戦略の構築を進めた。 ○ H28.2 ・テクノネット駒ヶ根事業に新入職員教育セミナーを新たに開設し、人材育成を図るとともに、雇用 対策協議会では地元出身者のUターン就職を進めるため、首都圏での企業研究会を開催した。 ○ 県と 調整 ・市場割宮の前地区の県営圃場整備を進める地元の実行委員会が4月に設立され、事業採択に 向けた事業計画案を作成し、3月には国の事業認定を受けた。 ○ H28.3 ・北割北原地区の団体営農業基盤整備事業は、国の予算の関係から調査設計業務のみとなり、 工事は来年度以降となった。 ・県営農村災害対策事業により、下の井と大沼湖の改修工事を行った。 ・多面的機能支払交付金を活用するため、駒ヶ根東部地区の組織立ち上げを支援し、2月に組織 が立ち上がった。 H28.3 ・中央道の水路橋については、国の予算の関係から調査のみ実施し、改修設計は来年度以降と なった。 ○ 随時 ・ニホンジカの捕獲頭数は、431頭となり、減少傾向にある。 ・ニホンザルの観光客への被害が発生したため、大型捕獲檻を設置し、駆除体制を整えた。 ・中央アルプスの野生動物対策を進めるため、関係機関による協議会を立ち上げた。 ◎ ・協定を締結した企業4社の協力により、間伐作業などを実施した。また、大曽倉の市有林を活用 H27.11 し、クロモジやイカリソウなどの試験栽培を実施した。 ・林道古城線の改良 延長150mを実施 H27.10 ・林道天白高烏谷線開設 延長 99mを実施 ○ ○ ○ H27.12 3 (産業部) 4 3 まちなかの賑わいの創出と中心市街地の再生 目的 具体的内容 目標・指標 ① 地域消費喚起交付金を プレミアム付商品券支援事業 活用した消費喚起事業 6/7販売開始 12月まで の実行 プレミアム宿泊プラン支援事業 ② まちなかの賑わいの創 出 ③ 小規模事業者・新規創 業者の支援 (再掲) 5/10~8/31実施 商店街活性化事業 ・中心市街地空き店舗等活 用事業 新規 2件 10件 小規模事業者活性化支援 事業 5件 特別小口資金の創設・活用 ④ 市街地再生の推進 達 成 状 況 (実績) まちなか賑わいイベント支 援 こまがね創業サポート事業 再開発準備組合の活動支 援 市街地全体の再開発に向 けた調査・計画策定 相談 30件 融資 30件 H28.3 H28.3 4 第3セクターや指定管理施設のの経営健全化 具体的内容 目標・指標 ① 駒ヶ根観光開発㈱の抜 直営施設の事業再生 本的改革 ステークホルダーとの調整 ② 指定管理施設の経営の すずらん荘の経営方針 健全化 こまくさの湯のリニューアル 検討 シルクミュージアムの経営 方針 地域の商店や商店街の経営基盤の強化を支援し、賑わいを創出する取り組みや創業支 援を通じ商業の活性化を図る。また、中心市街地の都市機能を更新・充実し、街なかの魅力 づくりを進める。 ・5/30に8,000セット9,600万円相当のプレミアム付商品券を販売。10/31までで99.6%が利用さ れ、地元の中小小売店の消費喚起に貢献した。 ・プレミアム宿泊プランを5/10~8/31まで販売し、2,325件の利用があり、560万円の消費効果を創 出した。 ・空き店舗活用事業の補助金を利用し、飲食店、商店街利便施設、スポーツ施設がオープンした が、老舗である書店やビジネスホテルの閉店など商店街の活性化を図る上で厳しい状況であっ た。 ・まちなかのイベント10件に支援した。冬季のイルミネーションについて当初の期間を延長し好評 であった。また、こまちバルや美酒フェスタは集客力や街の活気の演出という面で、地域に根付い てきた。 ・新たにやる気のある小規模事業者を支援する制度を立ち上げ、5件の利用があり一定の役割を 果たしている。 ・創業サポート事業は、20事業者から相談を受け、そのうち9件が創業された。制度のPRを金融 機関と連携し強化していく必要がある。 ・新たに特別小口資金を創設したところ目標を大きく上回る123件、3億1千万円の融資となり、小 規模事業者の支援策として効果を発揮した。 ・広小路地区全体での検討組織と協議を進めることとした。 ・外部の専門機関の目線も取り入れ、「まちづくり勉強会」を開催し、関係者が一丸となって、目指 すべきまちの姿・まちの価値を高める地域ブランディングを協議している。 目的 H28.3 評価 ○ ○ △ ◎ ○ △ ◎ △ ○ 駒ヶ根観光開発㈱の抜本的改革を進めるとともに、すずらん荘やこまくさの湯、シ ルクミュージアムの経営改善を図る。 達 成 状 況 (実績) 評価 ・ビューホテル四季の不動産鑑定などを進め、事業承継者を募集する準備を整えた。 ・抜本的改革には株式の一本化が必要との観点から、補正予算を編成し市が株式の買取を進 H27.6 め、約97%の株式の集約を図り、改革の環境を整えた。 ・指定管理施設として運営を継続することとし、向こう3年間の指定管理者として㈱トヨタエンタプラ H27.8 イズを選定した。 ・向こう3年間の指定管理者として㈱トヨタエンタプライズを選定した。 H27.11 ・老朽化した施設・設備の更新を新たな指定管理者と協議の上、計画的に行うこととした。 ・絹の道広域連携プロジェクトや信州シルクロード協議会と連携し、展示のリニューアルや新たな H27.11 観光ツアーを造成し利用者増を図り、桑の栽培や絹の活用を通じ、6次産業化につなげる施設と して活用していく。 4 ○ ○ ○ ○ ○ (産業部) 5 5 咲顔あふれるおもてなし 具体的内容 ① 職員のスキル向上 ② 関係機関との連携によ る人脈の拡大と情報収 集 目的 「ともに創ろう! 笑顔あふれるまち 駒ヶ根」を合言葉に、関係するすべての皆 様とのコミュニケーションを大切にし、課題解決に努める。 目標・指標 達 成 状 況 (実績) 評価 地域産業関係研修機関で の研修参加 H28.3 ・企業立地担当者研修 2名 ・中心市街地研修 1名 ・移住定住担当者研修 1名 ・6次産業化企画リーダー研修 2名・4回 ・ほ場整備換地計画研修 2名・2回 ・ごまプロジェクト販売研修 など ○ 国内研修制度を活用した 先進地等への視察研修 H28.3 ・中央アルプス現地踏査2回 延べ19名 ・日本ジオパークネットワーク研修 1名 ・フットパスコース体験 2名 ・中心市街地視察研修 6名 ・6次産業化視察研修 7名 ○ 国、県など行政機関との連 携強化 随時 ・長野県商工労働部、観光部、農政部、林務部 ・関東経済産業局 ・北陸信越運輸局 ・総務省 ・内閣府 ・宮内庁などと相談・連携 ・絹の道広域連携プロジェクト、信州シルクロード協議会、シルクのまちづくり市区町村会議、ジオ パーク関係市町村会との連携 ○ 商工会議所、農業協同組 合などとの連携強化 随時 ・駒ヶ根商工会議所、JA上伊那、観光協会など公共的団体との定期的な情報交換 ・磐田市、二本松市、かほく市、台湾台中市などとの観光、産業連携 ○ 5 (産業部)
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