1 JaGra ニュース Vol.316 (2013 年 11 月 14 日収録分~11 月 18 日

JaGra ニュー ス Vol.316
(2013 年 11 月 14 日収録分~11 月 18 日配信予定)
1 週 間 の ニュースか ら
²
ピックアップ(11/7~ 11/14)
【印 刷 業 界 ニュース】
u
凸版印刷、高性能タッチパネルモジュールの量産体制を構築(11/12:朝日新聞)
http://www.asahi.com/tech_science/nikkanko/NKK201311120002.html
http://news.mynavi.jp/news/2013/11/11/223/
(マイナビ)
http://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1311/11/news069.html (ITMedia)
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20131111_622964.html (PC Watch)
凸版印刷は11日、静電容量型タッチパネル向けに超微細な銅配線のパターンを形成したタッチパネル
モジュールを開発、世界で初めて量産可能な生産体制を構築したと発表した。
主に10―27インチクラスのタブレット端末(携帯型情報端末)向けに11月中旬から提供する。2015年
度に今回の銅タッチパネルモジュール事業での売上高200億円を目指す。
子会社のオルタステクノロジー(東京都日野市)と共同で、タッチパネルの企画・設計からモジュールの
生産まで一貫した生産体制を構築した。
3マイクロメートル(マイクロは100万分の1)の配線線幅の電極を形成、配線を黒化処理したことで視認
性を大幅向上させた。液晶パネルとの位相差で発生する虹ムラを抑えられる。
パネルモジュールを企画・設計段階から内製化することでセンサーの特性を合わせ込み、コントロールI
Cや使用する材料などと最適化した高性能なタッチパネルモジュールの提供が可能となる。
u
うどんのゆで汁を使った石鹸「うどん鹸」登場(11/8:マイナビウーマン)
http://woman.mynavi.jp/article/131108-112/
http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/economy/20131108000122
(四国新聞社)
タナカ印刷(香川県)は11月1日、うどんのゆで汁を原料にした石鹸「うどん鹸」のインターネット通販を開
始した。
同商品は、うどん県として有名になった香川県の老舗印刷会社が考案した”うどんのゆで汁”を使った石
鹸。栄養価が高いうどんのゆで汁が河川などの汚染に繋がっていることから、ゆで汁の再利用と環境保
全を目的に開発された。
同社では、うどん汁に含まれるでんぷん粒子が”油汚れ”をよく落とすことに目をつけ開発を開始。その
ため、食器やコンロ周り、換気扇、風呂の湯あか、皮脂よごれ、Yシャツの襟袖など、さまざまな油汚れに
強いという。また、無添加にこだわり、昔ながらの釜炊き製法で完全に手作りしている。
価格は、スポンジ付きで500円。インターネットと同社のほか、讃州井筒屋敷、岡製麺所などでも販売し
ているとのこと。
1
u
大日本印刷、ドライラミネート機向け脱臭装置の排熱リサイクルシステムを開発(11/8:日経B
P)
http://business.nikkeibp.co.jp/article/emf/20131108/255633/
大 日 本 印 刷 (D NP)は 、100% 出 資 す る 印 刷 機 械 製 造 ・販 売 子 会 社 、デ ィー ・エ ヌ ・ケ ー ととも に 、
ドライラミネート機向け脱臭装置の排熱をリサイクル利用するシステムを開発した。包装材を生
産する筑後工場(福岡県筑後市)に7月にシステムを導入して効果の検証を進めている。乾燥
装置のエネルギー使用量の30%削減を目標にした。
ラミネー トは印 刷 したフィル ムに違 うフィル ムを貼 り合 せ る工 程 で、ドライラミネー トは接 着 剤 を一
方のフィルムに塗布して乾燥させ、一方のフィルムに圧着する方法を指す。
ドライラミネート機などに付随する乾燥装置はエネルギー使用量が大きいため、脱臭装置の排
熱 を 再 利 用 す る 。同 機 の 乾 燥 装 置 の 排 気 に は 揮 発 性 有 機 化 合 物 (V O C )が 含 ま れ 、V O C を 濃
縮して脱臭装置により800℃で燃焼・除去し、脱臭する。燃焼に使う熱エネルギーの余剰分は
蒸気ボイラーの熱源にするが、100℃前後の排気は排出していた。
開 発 し た シ ス テ ム は 、こ の 100℃ 前 後 の 排 気 を 乾 燥 用 温 風 の 熱 源 に 有 効 利 用 す る 。こ れ ま で 乾
燥 用 の温 風 は乾 燥 装 置 で 必 要 な温 度 まで 暖 めていた。システムで は、あらか じめ熱 を持 った排
気を乾燥装置の温風に活用することができ、エネルギー使用量を削減する。温度が一定でな
い 回 収 排 気 に 対 応 し て 温 度 調 整 す る 熱 交 換 器 を 設 置 し た 。D N P と デ ィ ー ・ エ ヌ ・ ケ ー は 、 ド ラ イ
ラミネー ト機 を使 用 している社 内 の他 工 場 へ の導 入 を促 進 す ると同 時 に、別 の生 産 機 の乾 燥 装
置向けシステムも開発する。
u
大日本印刷、家計簿アプリ「レシーピ!」30万ダウンロード突破(11/13:印刷ジャーナル)
http://www.pjl.co.jp/news/major/2013/11/5846.html
大日本印刷(株)が生活者に提供しているスマートフォン向けの人気家計簿アプリ「レシーピ!」が、7月1
日の配信開始から4ヵ月で累計30万ダウンロードを突破した。
同アプリはiPhoneおよびAndroid端末向けに無料で提供している家計簿アプリで、レシートをスマートフ
ォンで撮影するだけで簡単に家計簿をつけることができる。
テレビやウェブサイト、新聞、雑誌などの多くのメディアで紹介され、操作がわかりやすい画面表示、速く
て精度の高いレシート認識機能、かわいくて親しみやすいデザインやキャラクターなどが人気を集めて
いる。20〜30代の女性を中心に、家計簿ニーズの高い多くの生活者が利用しており、「楽しくて家計簿
が初めて続いている」「節約できるようになってきた」などの声も寄せられているという。
2
u
DNPデジタルコム、キャンペーン事務局業務の代行サービス開始(11/7:印刷ジャーナル)
http://www.pjl.co.jp/news/major/2013/11/5828.html
(株)DNPデジタルコムは、「キャンペーン事務局バリューパック」の販売を開始した。
キャンペーン受付やコンタクトセンター、レポート作成などの事務局業務を全て代行する「キャンペーン
事務局」と、各種Web応募受付サービスをセットで申し込むことで、キャンペーン事務局の運営に必要な
サービスを特別価格で提供する。
「キャンペーン事務局バリューパック」は、「Web応募受付サービスとキャンペーン事務局業務をリーズナ
ブルにアウトソースしたい」という企業のニーズに応えたサービス。高い情報セキュリティ環境によるスム
ーズな運用を安価に提供する。
u
京印工組、京都ものづくりフェア2013で奨励賞を受賞(11/11:印刷ジャーナル)
http://www.pjl.co.jp/news/group/2013/11/5838.html
京都府印刷工業組合(瀧本正明理事長)は京都府印刷関連団体協議会と連携して、11月9日と10日の
2日間にわたり京都パルスプラザにおいて開催された「京都ものづくりフェア2013」に出展した。
同工組は今回、「ものづくりコラボ展」をテーマに、展示や体験、即売、舞台上のイベントなどを運営し、
京都市民に対して印刷・関連業界の魅力をアピール。今回も主催団体より、「京都ものづくりフェア作品
展示等小間創作コンクール」の「奨励賞」を受賞。同賞の受賞は今回で4年連続4回目となる。
なお、主催者発表によると、2日間の来場者は延べ3万人。
u
【調査報告】12年印刷通販市場、19%増の489億7200万円(11/8:ASCII.jp)
http://ascii.jp/elem/000/000/840/840915/
http://www.yano.co.jp/press/press.php/001175
(矢野経済研究所)
http://www.yano.co.jp/press/pdf/1175.pdf
(詳細PDF)
矢野経済研究所は11月7日、「印刷通販市場に関する調査」を実施し、その結果を発表した。
調査結果によると、2012年度の印刷通販市場規模は前年度比19.7%増の489億7200万円
(事業者売上高ベース)となった。市場は本格的に形成されて以来、拡大を続けているが、参
入事業者数の増加で特に2009年度以降は価格競争が激化し、成長率は鈍化傾向にある。
2013年度の印刷通販市場規模は、同11.1%増の543億9000万円の見込み。リピーターの増
加 と 売 上 上 位 の 事 業 者 の 自 己 資 本 比 率 の 水 準 低 下 に よ り、新 規 顧 客 の 拡 大 ス ピ ー ド が 鈍 化 す
ると予測した。しかし、潜在需要自体は未だ大きく、最大の武器である「低価格」の威力を鑑み
ると、今後も成長は続くと考えられ、印刷通販市場の2012年度から2018年度までの年平均成
長率は11.1%と予測した。
調 査 期 間 は 6月 ~ 9月 。 調 査 対 象 は 印 刷 通 販 事 業 者 。 調 査 方 法 は 同 社 専 門 研 究 員 に よ る 直 接
面談、電話・e-mailによるヒアリング、ならびに郵送アンケート調査併用。
3
u
朝日印刷増収増益 売上高・経常利益は過去最高(11/11:富山チューリップテレビ)
http://www.tulip-tv.co.jp/sp/news/detail/20131111190856
医薬品や化粧品パッケージ大手の朝日印刷の第2四半期決算は、売上高、経常利益ともに中間期とし
ては過去最高を更新しました。
売上高は、前の年の同じ時期より3・5パーセント増の157億9300万円、経常利益は8・6パーセント増
の14億1000万円で、3期連続の増収増益です。
製薬業界の物流量の増加などから、全体の7割以上を占める医療用や一般用医薬品向けの印刷包装
事業が堅調に推移したことが主な要因で、おおむね予想通りに推移しているとして通期の業績予想は
据え置きました。
京都工場、敷地2倍に 朝日印刷(11/12:北國新聞)
http://www.hokkoku.co.jp/subpage/K20131112302.htm
朝日印刷の連結は、売上高と経常利益が中間期として過去最高を更新し、3期連続の増収増益となっ
た。主力の医薬品向け包装材が堅調だった。
部門別売上高は、印刷包材が前年同期比1・7%増の148億6千万円、包装システム 販売が58・0%
増の8億1800万円、人材派遣が5・1%減の1億1500万円だった。
u
大日本印刷と凸版が営業増益 4~9月、スマホ向け販売好調(11/7:日本経済新聞)
http://www.nikkei.com/markets/kigyo/gyoseki.aspx?g=DGXNZO6227198007112013DT3000
印刷大手2社の業績が回復している。7日発表した2013年4~9月期の連結決算は大日本印刷の営業
利益が2.1倍の240億円、凸版印刷の営業利益が82%増の108億円だった。スマートフォン(スマホ)の
普及や円安を追い風に液晶パネル関連部材の採算が改善。生産体制の見直しによるコストの削減効
果も寄与した。
業績をけん引したのはエレクトロニクス事業の回復だ。市場が拡大しているスマホやタブレット(多機能
携帯端末)向け液晶パネル関連部材の販売が増えたほか、円安も追い風となった。
両社は前年にそれぞれ、テレビなどの大型液晶パネル向け製品の生産部門を売却。赤字を出していた
部門を整理したことも採算改善を支えた。事業損益は大日印が67億円の黒字(前年同期は34億円の赤
字)、凸版が50億円の黒字に転換した。
売上高は凸版が前年同期比2%増の7433億円だった。消費増税前の駆け込み需要を背景に、住宅関
連資材の販売が伸びた。大日印は雑誌など紙媒体の印刷が振るわず2%減の7096億円にとどまった。
14年3月期通期については「半導体向け製品の需給動向が不透明」(凸版印刷の垣谷英孝常務取締
役)、「円安で原材料価格が上昇している」(大日印の山田雅義副社長)などの懸念から従来予想を据
え置いた。
4
u
【インタビュー:ラクスル】5万円で5000枚の新聞折込チラシがまける!29歳のベンチャー社長
が6兆円市場の変革に挑む(11/13:日経ビジネス)
http://business.nikkeibp.co.jp/article/interview/20131111/255688/?rt=nocnt
「印刷業界」というと、大日本印刷や凸版印刷といった大手、もしくは街場の小さな印刷会社の
いずれかを想像される方が多いだろう。どちらも昔からある「オールドエコノミー」の代表例で、
市場規模が徐々に縮小している業界でもある。そんな印刷業界で今、注目されているベンチャ
ー企業がラクスルだ。
自らは印刷設備を持たず、インターネット経由で顧客から名刺やチラシなどの印刷を受注し、
連携した中小の印刷会社に印刷を依頼するモデルを確立。中小の印刷会社の設備の稼働率
は常に低く、非効率なところに目を付け、工場の空き時間を有効活用しようという試みだ。提携
する印刷会社は11月時点で1600社にまで増えた。
今年の春以降は、新聞の折込チラシやポスティングを低価格で提供するサービスも開始。詳し
くは後述するが、5~10万円程度で、指定したエリアに5000枚の折込チラシを配れるという低価
格を実現。これだけ安ければ、個人経営の店舗なども、販促に折込チラシを手軽に利用できる
ようになる。
元外資系コンサルティング会社出身で、「他の人ができることはいい。自分だけができることを
やりたい」と話すラクスルの松本恭攝社長に話を聞いた。
u
事業立地の戦略論(5) 小型の成熟事業が高収益(11/14:日本経済新聞)
http://www.nikkei.com/paper/article/?ng=DGKDZO62518260T11C13A1KE8000
立地の悪い事業を好転させる道はないものか。確かに売却してしまえば話は早いが、それでは問題を
誰かに押しつけるだけで、社会全体からみれば真の解決策と言いがたい。そう考えて私の研究室は日
本企業の個別事業を丹念に調べている。
研究成果の一端を報告すると、日本の高収益事業は大半が好立地を最初から狙いうちにしたものと判
明している。好立地の条件としては、マイケル・ポーターの「5つの力」が弱いことに加えてステルス性(目
立たなさ)を挙げておきたい。高収益事業には一般に広く知られていない小型の成熟事業が多いので
ある。
高収益事業には好ましくない事業立地を好転させたケースも目立つ。その手法には多様性があるもの
の、共通項として事業立地を絞ると同時に微妙にずらす側面が浮かびあがっている。
印刷業を例にとって説明してみよう。総合印刷業を営む大日本印刷や凸版印刷は、売上高を兆の桁
(けた)にのせている。これは称賛に値するが、この業界で高水準の売上高営業利益率を誇るのはプロ
ネクサスと宝印刷である。この2社は事業立地を印刷業から上場企業のディスクロージャー(情報開示)
支援に移してきた。この決断に高い利益率の秘訣がある。
これは極端な比較だ。宝印刷の利益率は大日本印刷よりも高いが、売上高はざっと100分の1にすぎな
い。売上高が100分の1に縮小するくらいなら利益率は低くても構わないという立場は理解できる。それ
でもあえて比べたのは、この対比に収益力向上の定石が描かれているからだ。
5
u
製紙4社、4~9月の営業損益悪化 海外収益力で明暗(11/13:日本経済新聞)
http://www.nikkei.com/markets/kigyo/gyoseki.aspx?g=DGXNZO6254387013112013DT2000
製紙大手の業績で明暗が分かれている。13日出そろった6社の2013年4~9月期の連結決算では、王
子ホールディングスなど2社が営業増益を確保した一方、日本製紙など4社は2ケタの営業減益だった。
円安で国内工場は原燃料価格が上昇しており、新興国を中心にした海外事業の収益力が利益差に表
れた。
王子HDは東南アジアの段ボール事業、昨年6月に買収したブラジルのパルプ製造事業が増益をけん
引した。4~9月期の海外売上高は1299億円と55%増え、連結売上高に占める比率は初めて20%を超
えた。大王製紙は中国やロシアの紙おむつが好調で、海外売上高は倍増した。
一方、苦戦したのは国内が主体の製紙会社。日本紙は主力の洋紙事業は円安で輸入紙との競合は減
ったが、燃料や原料となる木材チップの仕入れ価格が上昇した。この日、決算発表した北越紀州製紙も
原燃料高が32億円の減益要因となり、連結営業利益は約6億円と7割強減った。
【PC・プリンタ・ハ ー ドウ ェア】
u
新ものづくり研、中小の3Dプリンター対応の遅れを危惧-政府支援など検討(11/13:中小企
業ニュース)
http://j-net21.smrj.go.jp/watch/news_tyus/entry/20131113-11.html
経済産業省は3Dプリンターによる製造業のイノベーションと可能性を探る「新ものづくり研究会」の第4
回会合を12月17日に開き、政府支援のあり方などを含めた取りまとめの骨子案を示す。
12日に開いた第3回会合では、活用を模索しているパナソニックから優位性と課題などをヒアリングした。
同社は樹脂材料や金属造形の3Dプリンターが抱える課題を克服することで「リードタイムを100分の1
にするモノづくり」が可能になると指摘。政府に企業の取り組みを支援する制度の整備を要請した。
第3回では委員から第4回に向けた取りまとめの論点として、製作時間の短縮や複雑形状部品のモノづ
くりの優位性といった「価値の源泉」のポイントが提示された。また、モノづくりの「新しい価値創造」に向
けては複数の企業が研究開発から生産・サービスなど幅広い事業領域で協業できるように、ビジネスモ
デルと環境を提供する「バリューアグリゲーター」の重要性などが示された。
中小企業の3Dプリンター活用では3次元CADの普及が遅れており、大手が活用を本格化した場合に
サプライチェーンとして「対応が遅れかねない」などの問題点が出された。
パナソニックは2005年以降、外部調達したインクジェット方式の3DプリンターをAV・白物家電、自動車
部品の試作に導入。量産での活用に向けては、材料の強度や耐久性が低いことで量産品の検証が難
しいとした。さらに、材料コストが割高なほか、完成した製品の反りやうねりなど、加工精度の限界といっ
た課題があると指摘した。
一方、一部製品で金属粉末材料の3Dプリンターを金型製作に活用している。本格活用では適用でき
る金型サイズの拡大、耐用ショット数の引き上げ、中国製品と競合できる低コスト化が必要などと課題を
示した。
6
u
コニカミノルタ、クラウドサービスと連携した複合機7モデル発売(11/13:印刷ジャーナル)
http://www.pjl.co.jp/news/product/2013/11/5843.html
コニカミノルタ(株)(本社/東京都千代田区、松﨑正年社長)は、「bizhub(ビズハブ)」シリーズの新商品
としてA3モノクロ高速複合機(MFP)2機種「bizhub 754e/654e」および中低速複合機5機種「bizhub 554
e/454e/364e/284e/224e」を11月25日より発売する。
今回、発売されるシリーズは現在、利用中のカラー、モノクロの様々な複合機が混在する環境下で、より
セキュアなクラウド環境を提供すべく、シスコシステムズ合同会社と共同で開発したセキュアソリューショ
ンを活用した「INFO-Palette Cloud」と連携。これにより出先の事業所にあるbizhubからモバイル機器を
通じてクラウド上の共有データをプリントアウトしたり、保存場所を意識せずにスキャンデータをアップロ
ードすることが可能。また複数のクラウドサービスがひとつのID で利用可能となり、さらにクラウドサービ
スと複合機の費用も一元管理できる。
u
船井電機、業務印刷用インクカートリッジを自社生産(11/8:日本経済新聞)
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDD080AH_Y3A101C1TJ1000/
船井電機は業務印刷用のインクカートリッジ事業に参入する。チケットやラベルの印刷に使うカートリッ
ジの生産を2014年初めに開始し、印刷機メーカーに供給する。16年度に売上高20億円を目指す。同社
は売り上げの6割以上をテレビが占めており、プリンター関連事業を育成している。
船井は今春に米レックスマーク・インターナショナルからインクジェットの技術や工場を取得しており、こ
れをもとにカートリッジの自社生産に乗り出す。フィリピンの工場で生産する。消耗品のカートリッジで安
定した収益を得られるビジネスモデルを確立する狙いがある。
生産するカートリッジは2ミリメートル離れた印刷対象にきれいに印字できるほか、表面に凹凸や湾曲の
ある対象物にも印刷しやすい。主な用途は空港でのチケット発行、薬品の錠剤や卵への印字。それぞ
れの印刷機向けにカートリッジを供給する。14年度中にはカートリッジの容器の素材を改良し、油性イン
クなど多種類のインクに対応させる計画だ。
船井はテレビ事業の苦戦などから今年4~6月期の連結営業損益が17億円の赤字となった。テレビへ
の依存度を下げるため、プリンターや音響機器の分野で相次ぎ海外企業からの事業買収を決めた。こ
のうちプリンターでは一般消費者向け製品の事業化も準備している。
7
u
東大、家庭用インクジェットプリンタを用いた電子回路印刷技術を開発(11/8:マイナビ)
http://news.mynavi.jp/news/2013/11/08/237/
東京大学は、家庭用インクジェットプリンタを用いてさまざまな電子回路素子を印刷する技術を開発した
と発表した。
同成果は、同大大学院 情報理工学系研究科 電子情報学専攻の川原圭博准教授によるもの。英Micr
osoft Research(MSR)、米Georgia Institute of Technologyと共同で行われた。詳細は、9月にチューリッ
ヒで開催された国際会議「UBICOMP 2013」にて発表された。
紙やシート状のプラスチックなど、柔らかく変形可能な素材の上にセンサや電子回路を実装するフレキ
シブルエレクトロニクス技術が注目を集めている。これまで、最先端の研究成果では、厚さ約2μmの極
薄フィルム上に有機半導体を用いて電子回路を作成することにも成功している。しかし、こうした電子回
路を作成するためには、特殊な装置と高度な知識とスキル、時間が必要だった。例えば、回路素子用の
配線を印刷するだけでも、スクリーン印刷技術ではマスクを製作する手間を要し、高価な産業用インクジ
ェットプリンタを用いる場合でも、ヘッドの動きとノズルを数μm単位で精密に制御するため、その代償と
して印刷速度が遅く、手のひらサイズのパターンを印刷するのに数時間を要していた。
今回、研究グループは、一般的に入手可能な家庭用インクジェットプリンタと市販の銀微粒子を含むイ
ンク、写真用紙やPETフィルム、導電性テープなど、従来の1/100程度の価格の機器・部材を使って、こ
れまでの1/100以下となる1分程度の時間で、高度な電子回路素子を作成することに成功した。中でも、
銀ナノ粒子インクにおいては、従来品は印刷後に加熱などの後処理が必要だったが、三菱製紙が市販
している後処理が不要な化学焼結銀ナノ粒子インクを利用することで、大幅な時間短縮を図ることに成
功したとする。
u
手書きイラストを年賀状スタンプに カシオ、インク付きキット(11/12:日本経済新聞)
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFL080UU_S3A111C1000000/
カシオ計算機(6952)は14日、手書きのイラストや独自の写真からスタンプが作れる機械「ポムリエ」の年
賀状作成用キットを発売する。様々な形のスタンプを組み合わせてレイアウトを工夫できるよう、大きさが
違う5つのスタンプ本体と、3つの専用インクをセットにした。
絵柄は「ポムリエ」専用アプリが内蔵する基本の約700種に加え、公衆無線LANサービス「WiFi(ワイフ
ァイ)」経由でパソコンやスマートフォン(スマホ)から取り込める、午(うま)など年賀状専用の素材も用意
した。手書きのイラストや写真もワイファイで取り込み、スタンプにできる。
価格はオープンだが、店頭では1万3000円前後を想定している。スタンプ面に専用インクを染み込ませ
ることで、50回程度は繰り返して押すことができる。
8
u
ソニー、企業や大学向けデジタルペーパー「DPT-SI」を商品化(11/8:Japanese Internet)
http://japan.internet.com/webtech/20131108/2.html
ソニーは企業や大学などに向けて、A4 サイズ相当のデジタルペーパー「DPT-S1」を12月3日に発売す
る。さらに2014年4月を目処に、ネットワークを介し同製品を活用するソリューションも順次提供していくと
いう。市場推定価格は9万9,000円前後。
同製品は、ディスプレイにA4 サイズ相当のフレキシブル電子ペーパーを採用しており、画面に触れて
メニューやページ送りの操作ができることに加え、付属のペンで書くこともできる。Wi-Fi 機能も搭載して
いるため、ワイヤレスネットワークを介してファイルを共有することもできる。
一方で、会議資料の配布や検索などを支援する「デジタルペーパー会議ソリューション」や学生への教
材の配布やレポート/テストの回収、添削結果のフィードバックを一元管理できる「デジタルペーパー授
業支援ソリューション」も今後提供していく予定だという。
同製品の動作時間は Wi-Fi 機能オフ時には最長3週間、オン時には最長2週間。厚さは約6.8mm、質
量は約358gと、9型以上のモバイル製品の中では世界最薄、最軽量となった。
u
Apple、大型サイズ曲面ディスプレイを搭載した iPhone を来年発売か?(11/11:Japanese
Internet)
http://japan.internet.com/allnet/20131111/1.html
米国 Apple は来年後半の公開に向け、大型の曲面ディスプレイを搭載した複数モデルの iPhone を
開発しているという。米国メディア Bloomberg が伝えている。
同メディアはこの件に詳しい匿名の情報提供者の話として、Apple が 4.7インチと5.5インチサイズの曲
面ディスプレイを搭載した新型 iPhone を開発していると伝えている。新型 iPhone はまだ開発段階に
あるため、仕様は決定してはいないが、来年の第3四半期にリリースされる見込みだという。
Apple が開発しているのは、曲面ディスプレイだけではないようだ。同社は新型タッチセンサーも開発し
ているという。Bloomberg は、新型タッチセンサーは、2015年以降の製品に搭載される可能性があるとし
ている。
「後続のモデルには、利用者が画面を強くタッチしたか、軽くタッチしたかを判別できるセンサーが実装
される可能性があると、情報提供者は語っている」
Apple が大画面の iPhone を開発しているといううわさは、10月初旬にも流れていた。このときは、投資
銀行 Jefferies & Co. のアナリスト Peter Misek 氏が公開したリサーチノートがうわさの発生源だった。
同リサーチノートは、現在市場に出回っているスマートフォンの半分以上に大画面ディスプレイが搭載さ
れており、4インチサイズの製品しか持っていない Apple は、市場の半分を失っていると分析している。
曲面ディスプレイを搭載したスマートフォンとしては、Samsung が10月上旬に「GALAXY ROUND」を、L
G が10月下旬に「G Flex」を発表している。
9
u
【コ ン パ ク ト プ リ ン タ ー 】買 っ た 後 で 後 悔 し な い ! 最 新 プ リ ン タ ー の “正 し い ”選 び 方 ( 11/12:日
経トレンディ)
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/pickup/20131108/1053377/?rt=nocnt
今年もプリンター複合機の新モデルが出そろった。本体のコンパクト化が進み、カラーバリエーションも
用意され、スマホ/タブレットやクラウドと連携して楽しく使える機能も増えた。手差しでA3印刷ができる
機種にも注目だ。購入時のチェックポイントとともに、各社の注目モデルを紹介しよう。
u
3D印刷用材料調査レポートが発刊(11/8:ドリームニュース)
http://www.dreamnews.jp/press/0000083944/
http://www.dri.co.jp/auto/report/idt/idt3dpmat.html
(データリソース)
DTechExは、3D印刷用材料市場を詳細に調査・分析した英文調査レポート「3D印刷用材料の状況、将
来性、市場予測 2014-2025年:フォトポリマー、熱可塑性材料、粉末の価格、特性、計画 - 3D Printi
ng Materials 2014-2025: Status, Opportunities, Market Forecasts」を出版しました。
【ソフトウ ェア・Web サ ービス・ネットワーク】
u
Pinterest、 日 本 語 版 サ ー ビ ス の 提 供 開 始 と 日 本 法 人 設 立 を 発 表(11/12:Japanese Interne
t)
http://japan.internet.com/busnews/20131112/5.html
ピンタレスト・ジャパンは、写真共有 SNS「Pinterest(ピンタレスト)」の日本語版サービスの提供開始と、
日本法人設立を発表した。
Pinterest は、ユーザーが気に入った画像を集めてオンラインボードに貼り付け、ほかのユーザーに紹
介できる画像特化型 SNS。2010年3月に米国で開始後、女性を中心に利用者数を伸ばし、2011年8月
には TIME 紙の「2011年のベストウェブサイト50」に選出されている。
日本語版では、インターフェイスの日本語化に加えて検索機能を改善したほか、日本向けのカテゴリー
およびサブカテゴリーを追加。サブカテゴリーについては、「ヘアスタイル」「ペーパークラフト」「現代建
築」など100種類以上を用意している。
同社は日本語版発表に先立ち、日本のユーザーコミュニティの協力を得てサービスに関するフィードバ
ックを受けたと説明。インターフェイスの改善により、よりよい経験をユーザーに提供していくとしている。
10
u
オートショップ福井、ネット通販「プリントタイヤ.jp」開設(11/7:印刷ジャーナル)
http://www.pjl.co.jp/news/product/2013/11/5827.html
福井県で地元整備工場向けに自動車部品・用品を卸販売する(株)オートショップ福井(福井市)は、新
品プリントタイヤの全国向けネット通販サイト「プリントタイヤ.jp」をオープンした。
同サイトは、「くまモン」を含む多彩なテンプレートデザイン(現在134種類、デザイン費0円)を予め用意。
ネットユーザーが車体カラーや好みのテイストに合うデザインを選び、タイヤサイズや扁平率、タイヤ本
数を指定すると、約1週間でプリント済みタイヤが届くサービス。
タイヤ専用に開発されたラバー塗料を使ってプリントする世界初のタイヤ専用プリンターを北陸地区で
初導入したことで提供が可能となった。同型のタイヤプリンターを導入しプリント技術のみをネット販売す
る形態での前例はあるが、プリント費用込みで新品プリントタイヤを全国通販するのは全国初。
u
コニカミノルタ、電子業界のCSR推進団体「EICC」に加盟(11/13:印刷ジャーナル)
http://www.pjl.co.jp/news/enterprise/2013/11/5845.html
コニカミノルタ(株)(本社/東京都千代田区、松﨑正年社長)は、このほど電子業界のサプライチェーン
におけるCSR推進団体「EICC(Electronic Industry Citizenship Coalition)」に加盟した。
EICCは、世界の電子機器メーカーや大手サプライヤーなど約90社で構成され、グローバルなサプライ
チェーンを通じて社会・倫理・環境側面でCSRの質の向上を目指している。加盟企業は、EICCの「行動
規範(Code of Conduct)」を自社の統一基準としてサプライヤーに展開。さらにEICCが構築した共通ツ
ールを活用し、加盟企業はシンプルかつ効率的に「行動規範」の遵守状況を評価し、また取り組みの強
化に必要な施策を検討することができる。
【印 刷 サ ー ビスプレスリリー ス】
u
株式会社 野毛印刷社が、もしもの時の防災SNS「防災家族」を公開! iphoneアプリ(無料)
も同時リリース!(11/8:ValuePress)
http://www.value-press.com/pressrelease/118077
https://bousai-kazoku.jp/page/about
(防災ポータルサイト)
https://itunes.apple.com/jp/app/id698130978?mt=8
(アプリダウンロード)
株式会社野毛印刷社(神奈川県横浜市、代表取締役 森下治)は、地震・津波・火山情報閲覧、家族や
友人と安否連絡ができる、防災SNS「防災家族」(https://bousai-kazoku.jp/)を公開。無料iphoneアプリ
を利用すれば、大地震発生時にプッシュ通知や位置情報通知機能をご利用いただけます
印刷業である、株式会社 野毛印刷社(神奈川県横浜市、代表取締役 森下治)は、11月1日に地震・
津波・火山情報閲覧や、大地震発生時に家族や友人と安否連絡ができる、もしもの時の防災SNS「防災
家族」(https://bousai-kazoku.jp/)を公開しました。同時リリースのiphoneアプリ(無料)をご利用いただ
ければ、地震情報のプッシュ通知や安否連絡時に位置情報を相手に伝えることができますので、もしも
の時に備えてぜひご利用ください。
11
u
送 り た い 人 に 合 わ せ て 最 大 10種 類 の デ ザ イ ン が 選 べ る 新 し い 印 刷 年 賀 状 サ ー ビ ス 「年 賀 状 わ
くわくセレクト」を発売開始(11/12:SankeiBiz)
http://www.sankeibiz.jp/business/news/131112/prl1311120937001-n1.htm
http://www.myprint.co.jp/corporate/item/
株式会社マイプリント(本社:東京都多摩市、代表取締役社長:木村 健一、以下 マイプリント)は、年賀
状印刷サービスの新企画として、いろいろ選べるかわいい年賀状「年賀状わくわくセレクト」(印刷済み年
賀状)を発売いたしました。
マイプリントでは、年賀状印刷サービスと印刷済み年賀状のパック売りを34年にわたり展開しており、幅
広い年齢層のお客様に支持をいただいております。
本商品は、従来の年賀状に差出人の名前を印刷するサービスとは違い、年賀状を相手によってデザイ
ンを変えて出したいというニーズに応えた新サービスです。
u
やっぱ猫でしょ!干支にいない猫をテーマにした年賀状印刷「にゃん賀状」(11/8:MdN)
http://www.mdn.co.jp/di/newstopics/32975/?rm=1
http://nenga.aisatsujo.jp/neko/
(挨拶状ドットコム にゃん賀状)
株式会社にっこう社は、挨拶状印刷の専門サイト「挨拶状ドットコム」において、猫をテーマにした年賀
状印刷「にゃん賀状」の提供を開始した。
干支にいない猫だが、「猫が主役の年賀状を作って欲しい」という猫好きの声から「にゃん賀状」をサー
ビス化。「猫好きのための年賀状」をコンセプトに、猫好きクリエイター12名が手掛けたオリジナルイラスト
による年賀状を作成することが可能だ。また、ユーザーが撮影した猫写真をはめ込んで年賀状を作成
することもできる。さらに、「にゃん賀状」の売上げの一部は、国税庁認定のNPO法人「日本アニマルトラ
スト」へ寄付。猫のデザインを楽しめるだけでなく、猫社会への支援も同時に行えるのも魅力だ。
【出 版 ・電 子 書 籍 】
u
神保町に大活字専門書店 弱視、高齢者に配慮(11/12:日本経済新聞)
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG08075_S3A111C1CR0000/
文字を読むのが不自由な弱視者や高齢者が気軽に読書を楽しめるよう、普通の本より文字を大きくした
「大活字本」を扱う専門書店「Viva神保町」が東京・神保町にオープンし、話題になっている。同店によ
ると、専門店は全国初という。
通常の書籍の文字は3ミリ角程度だが、大活字本では7.5ミリ角程度に拡大。出版社や著作者と契約を
結び、少部数を発行している。弱視者でも読みやすいよう白黒を反転させた本や、開いたままにしやす
いようリングでとじた本もある。
約50平方メートルの店内には、人気作家の村上春樹さんや池井戸潤さんらの大活字本が約2千冊並ぶ
ほか、拡大読書器やルーペも販売している。本を買う場合は会員(会費年1200円)になる仕組みだ。
文字を大きくするため、1冊の内容を2~3冊に分けて印刷しなくてはならず、1冊1890円と割高だ。それ
でも店には「祖父母に薦めたい」との声が寄せられる。
12
弱視の当事者でつくる弱視者問題研究会の新井愛一郎さん(62)は「楽しい読書は、苦しみでもあった」
と話す。普通の本を読む時は、ルーペを手に顔が本に触れるまで近づき、読み終えると鼻の頭が真っ
黒になるほど。
開店に向け助言をしてきた新井さんは「まだ点数が少なく弱視者の本との出合いは貧弱だ。この店をき
っかけに、いつか全ての本が大きな文字で楽しめるようになってほしい」と期待を寄せた。
店を運営する大活字文化普及協会の相賀昌宏理事長は「今はベストセラー優先だが、少部数の本も置
き、古本の売買や貸本もできるようにしたい」と意気込んでいる。
問い合わせはViva神保町((電)03・3259・2200)。
u
「iPad mini Retina」販売開始(11/12:eBookUser)
http://ebook.itmedia.co.jp/ebook/articles/1311/12/news101.html
正式な発売日が確定していなかったアップルの新型タブレット「iPad mini Retinaディスプレイモデル」に
関して、11月12日の夕方にメンテナンスを終えたApple Storeが販売を開始した。
出荷予定日は16Gバイト/32Gバイトモデルが1~3日、64Gバイト/128Gバイトモデルが5~10日営業
日(11月12日午後5時5分現在)。
iPad mini Retinaは、2048×1536ドット表示に対応する7.9型タブレット。従来のiPad miniと比較して4倍
の解像度(326ppi)を持つほか、64ビットアーキテクチャの「A7」チップや、M7モーションコプロセッサを搭
載し、従来比でCPU処理性能が4倍、描画性能が8倍に向上している。
当初、部材調達などを理由に出荷の遅れが懸念されており、クリスマス商戦が本格化する11月後半発
売(Thanksgiving Day前後)とする見方が強かったが、予想よりも大きく前倒しになった格好だ。
なお、Wi-Fi+Cellularモデルは現在Apple Storeでは取り扱っていない。
u
シャープ・パナソニック・ACCESS・セルシスなど、Tizen Associationのメンバー企業に加盟(1
1/13:eBookUser)
http://ebook.itmedia.co.jp/ebook/articles/1311/13/news056.html
韓国SamsungやNTTドコモなどが中心となって開発を進めているLinux/HTML5系の新型スマートフォ
ンOS「Tizen」の開発者団体Tizen Asssociationに新たに36社が加盟した。シャープ、パナソニック、AC
CESS、セルシス、ネオス、コナミ、アートスパーク、エイチアイ、NTTデータMSEなど日本企業が多く名を
連ねている。
Tizenは、主に韓国Samsungが中心となって開発が進められているLinuxベースのオープンソースモバイ
ルOSで、最大の特徴は、1)完全オープンソースであるためメーカー各社による独自改造が自由、2)HT
ML5/CSS/Javascriptだけでアプリ開発が行なえること(レンダリングエンジンはWebKit2)。最新のバ
ージョン3.0は2014年第2四半期にリリース予定で、そのタイミングでNTTドコモなどからも何らかの製品
が登場するものと予想されている。
13
u
【イ ベ ン トレ ポ ー ト】“非 常 に 薄 い が 意 外 に 頑 丈 ”A4サ イ ズ の デ ジ タル ペ ー パ ー が 狙 う市 場 (11/
13:eBookUser)
http://ebook.itmedia.co.jp/ebook/articles/1311/13/news028.html
ソニービジネスソリューションは11月8日、「教育ソリューションフォーラム2013」を都内で開催した。副題
に「大学におけるデジタルペーパーの効用とその期待について」とあるように、早稲田大学、立命館大
学、法政大学などで行われているデジタルペーパーの実証実験に関する最新情報や、ソニーが12月3
日から発売するデジタルペーパー「DPT-S1」を体験できるとあって、多くの教育関係者が来場してい
た。
u
入 手 困 難 な 歴 史 漫 画 、 電 子 書 籍 で 復 活 小 城 鍋 島 家 三 代 の 物 語 / 佐 賀 県 ( 11 /8 :朝 日 新 聞
朝刊)
http://forum-ogi.org/rekishi.html
(漫画「小城歴史物語」)
「ふるさとの歴史を知ってほしい」と、約20年前に小城市のまちづくり団体が作った漫画「小城歴史物
語」が10月、電子書籍でよみがえった。今は手に入りづらい、全10章からなる小城鍋島家三代の物語
が無料で読める。
団体は「フォーラム小城」。10月開設したホームページ(http://forum-ogi.org/)で、電子書籍
を読めるアプリが入ったスマートフォンやタブレット型端末、パソコンを使えば読めるようにした。ページを
めくるような感覚で楽しめる。
漫画はフォーラムが「子どもたちにふるさと教育を」と、全国の小城出身者に呼び掛けた募金などで1千
万円を集め、1992年に約100ページのハードカバーで出版。約6千部を旧小城町の小中学校や全戸
に無料で配ったが、今は手にするのが難しくなっていた。
ICT(情報通信技術)を利用した教育に力を入れる県から、「こんなに良い本があるなら、電子書籍にし
てはどうか」と提案があり、フォーラムの会員である音成印刷がホームページを制作した。
折しも、小城市は10月から市内の小中学校全12校に計700台のタブレット型端末を配置したばかり。
まだ、「小城歴史物語」を自由に閲覧できる環境ではないが、フォーラムは市教委に、タブレットでも読
めるようにするよう働きかけている。代表の七田利秀さん(74)は「家のパソコンでも読めるようになった。
今の時代の子どもたちにも親しんでもらえたら」。
u
主婦の友社、KDP人気作品を改稿、紙書籍や他の電子書店でも発売へ(11/11:eBookUser)
http://ebook.itmedia.co.jp/ebook/articles/1311/11/news104.html
主婦の友社は11月14日、Kindleダイレクト・パブリッシング(KDP)の人気作品『お前たちの中に鬼がい
る』(梅原涼著)に大幅修正を加えた増補版を、紙書籍や他の各電子書店で発売する。価格は1260円。
同作品はKDPで出版され、「プロ作家の覆面作品かもしれない。それほどに完成度が高い」という憶測
が出るほど評価の高いミステリーホラー作品。増補版では改訂に加え、本編の過去を描いた書きおろし
短編作品『1993年(平成5年)』も追加する。
主婦の友社では「電子の個人出版からの作家デビュー」というハイブリッド出版戦略の第一弾として、本
作品を発売するとのこと。
14
u
米Amazon、Kindleの販売代理店制度「Amazon Source」を発表(11/8:eBookUser)
http://ebook.itmedia.co.jp/ebook/articles/1311/08/news114.html
米Amazon.comは11月6日(現地時間)、電子書籍端末「Kindle」シリーズを書店店頭でも販売するため、
中小書店向けの販売代理店制度「Amazon Source」を発表した。
Amazon Sourceは、同社が昨年英国の大手書店チェーンWaterstonesと行なった共同実験を基に設計
された販売制度で、書店側は販売したKindle端末で購入された電子書籍代金の10%をもらえるという仕
組み。さらに資金繰りの苦しい書店経営を配慮して、Kindle本体の6カ月返品にも応じるとのこと。
Kindleシリーズはここ数年、大手量販チェーンのWalmartやTargetによる商品撤去などもあって、実店舗
での販売網確立に苦労しており、Barnes & Noblesや楽天グループの加Koboなどに遅れをとっていた。
u
ソニー、13.3インチの業務用デジタルペーパーを12月発売へ(11/7:eBookUser)
http://ebook.itmedia.co.jp/ebook/articles/1311/07/news072.html
ソニーは11月7日、13.3インチ(1200×1600ドット)のフレキシブル電子ペーパーを採用したデジタルペ
ーパー「DPT-S1」を12月3日に発売する。価格はオープン(市場推定価格は9万8000円前後)。
同製品は、5月に発表され、同月の第4回教育ITソリューションEXPOで試作機として展示されていたもの。
E Inkのフレキシブル電子ペーパー「E Ink Mobius」を採用(ただし同端末では折り曲げなどは行えな
い)。電子ペーパー端末としてはひときわ大きいA4サイズ相当のサイズでありながら、厚さ約6.8ミリ、重さ
約358グラムを実現、「9型以上のモバイル製品で世界最薄・最軽量」(ソニー広報発表時点)としてい
る。
内蔵メモリは4Gバイト(ユーザー使用可能領域は2.8Gバイト)で、microSDカードスロットも用意される。ま
た、スタイラスペンも同梱される。
主に企業や大学向けの業務用として提供開始予定で、「紙のデジタル化」を推進していく考え。同製品
を用いた「デジタルペーパー会議ソリューション」「デジタルペーパー授業支援ソリューション」などを201
4年4月を目処に順次提供予定としている。
u
【続 報 】イ ン プ レ ス R &D が m asterpeaceと の デ ジ タ ル フ ァ ー ス ト の 共 同 出 版 事 業 を 開 始 第 一 弾
『おもてなし経営 はじめの一歩』(11/13:JBPRESS)
http://jbpress.ismedia.jp/ud/pressrelease/5283190c6a8d1e4f58000003
イ ン プ レ ス グ ル ー プ で 電 子 出 版 事 業 を 手 が け る 株 式 会 社 イ ン プ レ スR& D (本 社 :東 京 都 千 代 田
区 、 代 表 取 締 役 社 長 : 井 芹 昌 信 ) と 株 式 会 社 m a ste rp e a ce ( 本 社 : 東 京 都 港 区 、 代 表 取 締 役 社
長:磯部 純一)は共同出版契約を締結し、次世代型出版メソッド「NextPublishing」を使った
電子・印刷書籍のハイブリッド出版事業を展開します。
第一弾として、株式会社OMOTENASHI チーフおもてなしオフィサー/おもてなし感動研究
所 所長を務める濱川 智氏による『おもてなし経営 はじめの一歩』を刊行いたしました。
今後、両社は発行形態の可能性を追求しながら、電子・印刷書籍の双方の特徴を生かした編
集・出版・流通の次世代モデルの確立を目指します。
15
【その 他 ・地 域 】
u
スマホかざして動画再生 新式パンフで穴水アピール(11/6:中日新聞)
http://www.chunichi.co.jp/article/ishikawa/20131106/CK2013110602000045.html
スマートフォン(多機能携帯電話)を紙面にかざすと動画が再生される技術を活用して、観光情報や企
業広告などを紹介する取り組みが県内で広まっている。穴水町観光物産協会は、この仕組みを取り入
れた観光パンフレットを県内の自治体に先駆けて発行した。写真や文字で伝えきれない臨場感を音と
動画でPRする。
デジタル機器を使った「拡張現実」と呼ばれる技術で、金沢市の印刷会社「田中昭文堂印刷」がサービ
スの提供を始めた。専用アプリを入れたスマホが紙面上の情報を読み取り、動画を再生させる仕組み。
穴水町観光物産協会のパンフレットは一見すると見慣れたカラー紙面だが、印刷された写真にスマホを
かざすと、観光スポットや特産品の魅力を紹介する十五秒ほどの動画が流れる。カキの写真にかざすと、
ぐつぐつと焼き上がる動画が流れ、食欲を誘う。紙媒体よりも視覚的に訴えられる利点がある。
高校生にスマホが普及していることから、金沢大は大学案内のパンフレットに活用した。動画では在学
生が手を振りながらキャンパスライフの楽しさを伝えている。
田中昭文堂印刷によると、いしかわ動物園(能美市)も導入を検討しており、郵便局は、セール情報を動
画で紹介できる年賀状を企業や商店向けに売り込んでいる。自社CMを見てもらおうと名刺に採用する
営業マンもいるという。
穴水町観光物産協会の担当者は「簡単な操作なので幅広い世代が親しめるはず。特産カキのおいしさ
をより伝えられそうだ」と話している。
u
小中全校の校歌、CDで歌い継ぐ 周南の印刷会社、60周年事業で作成 /山口県(11/13:
朝日新聞朝刊)
周南市立の小中学校の校歌をCDと冊子にまとめた校歌集「学舎の歌」を、同市の赤坂印刷が作った。
創業60周年記念事業として、全46校の子どもたちの協力で録音。休校や廃校になった3校も卒業生ら
の協力で収録した。
「5年ほど前にあった中学校の同窓会で、みんなが校歌を歌えなかったんです」。赤坂徳靖社長(51)は
自身の経験から、何らかの音源があった方が卒業後も校歌を歌いやすいことに気づき、地域に喜んでも
らえる記念事業として全集の作成を選んだ。
市内の30の小学校、16の中学校で、子どもたちの歌声を収録。今春の統廃合でなくなった粭島小と大
島小、休校中の翔北中の校歌も録音した。過去に廃校や休校になったうち18校は、入手できた歌詞を
冊子に載せた。
「瀬戸わたる風 光る波」(大津島小)、「青空高く 舞う鶴の」(八代小)など、校歌は地域の風物を描い
た歌詞も多い。地域の記録としても貴重な資料になりそうだ。
各校や図書館に配るほか、市のホームページでダウンロードできるようにする。赤坂社長は、10月の
「周南萌(も)えサミット」で対談したアニメーターの貞本義行さんと脚本家の福田靖さんと住吉中の同級
生。「県外に出て活躍している市出身者は多い。ダウンロードして同窓会などで活用してもらったり、ふ
るさとを思い出したりしてもらえたら」と話している。
16
u
暦に漂う、一杯の記憶 立川の印刷所、「クラブ&バー」で2014年版製作 /東京都(11/1
0:朝日新聞朝刊)
昭和のなつかしい風景写真を収集している立川市富士見町5丁目の「立川印刷所」が、2014年版のカ
レンダー「ザ サウンド オブ オールディーズ イン立川」を製作した。テーマは、基地の街だった立川
で繁盛した「クラブ&バー」だ。
立川の昭和の風景写真を集めたカレンダー「昭和色 立川の風景」シリーズの8作目。編集したのは専
務の鈴木武さん(49)。市内で最も古いという印刷所の3代目だ。
14年版「クラブ&バー」の表紙を飾るのは立川駅南口にあった「キャバレーモナコ」。カラー撮影された
1枚で、夜景に浮かぶ店名「CABARET MONACO」のネオンサインが華やかだ。当時の駅北口は
白人が、西立川は黒人が遊ぶ所として区分されたという。モナコ(富士見町2丁目)は西立川にあった。
戦後まもない日本でカラーフィルムの入手は困難だった。「基地に関係した米国人だからこそ撮影でき
たのだろう」と鈴木さん。
3・4月は「バー クイーン」、5・6月は駅北のシネマ通り付近にあった「クラブ ナイト&デイ」、9・10月は
立川基地メインゲート近くにあった「ラストチャンス バー『49クラブ』」だ。
苦労したのは最終ページに掲載した店の地図だという。今回は写真が多数入手できたため、カレンダ
ーに未採用の24店の写真を、店が当時あった場所を示す地図とともに紹介した。
写真の店がどこにあったのか、場所の特定作業は同社スタッフの協力で約半年かかった。戦後の立川
市内の地図を都内の図書館などを探し回り、都立中央図書館で1962年の立川市内の住宅地図を探し
出した。この地図を元に、写真提供者の記憶を重ねて特定していった。24店のうち、今も残るのは駅前
の「バー・ジミー」だけ。現在は「潮」という店名で営業している。
鈴木さんは「僕が子どものころ、立川の駅北には普通に基地があり、そこは立ち入れない特殊なところだ
った。戦闘機がいつも飛んでいた。偽物じゃないアメリカが立川にあった」と振り返る。
カレンダーは1部1200円(税込み)。問い合わせは立川印刷所(042・524・3268)。
u
JTに岡山市での新事業要望へ 市長、工場閉鎖発表受け(11/13:山陽新聞)
http://www.sanyo.oni.co.jp/news_s/news/d/2013111312134770
岡山市の大森雅夫市長は13日の定例記者会見で、日本たばこ産業(JT)が岡山印刷工場(同市北区
御津高津)を2015年3月末で閉鎖すると発表したことを受け、JTに対して市内で新たな事業展開を検
討するよう要望する考えを示した。
14日に岡山県の高橋邦彰産業労働部長とともにJT本社(東京)を訪れ、佐伯明副社長らと面談する予
定。
会見で市長は「工場閉鎖で地域経済への深刻な影響を憂慮している。JTは医薬品や食品・飲料分野も
展開しており、新たな事業を前向きに検討するよう働き掛ける」と述べた。工場従業員112人の処遇に
関しては「雇用確保について誠実な対応を求める」とした。
同工場は県営御津工業団地にあり、たばこのフィルターに巻くチップぺーパーを主に製造している。
17
u
「ぽんちゃん名刺」作ろう
館林市観光協会が販売開始(11/8:上毛新聞)
http://www.jomo-news.co.jp/ns/5913838714247233/news.html
館林市観光協会は市民向けに、観光マスコットキャラクター「ぽんちゃん」をモチーフにした名刺の作製
と販売を開始した。同協会は「ぽんちゃんの認知度向上と町の活性化につなげたい」と利用を呼び掛け
ている。
名刺の上半分にぽんちゃんをあしらった台紙に、肩書や名前、住所などを印刷する。背景の色は5色
(黄、緑、ピンク、紺、黒)から選択できる。
販売は100枚単位で、100枚2000円。申し込みは市役所内の同協会窓口のほか、電話、ファクスでも
受け付ける。印刷内容の校正を含め1週間程度で完成する。問い合わせは同協会(市花のまち観光課
☎0276・72・4111)へ。
u
白花豆やイトウ、神輿川渡御…温根湯の魅力いっぱい シャッター画、温泉街に完成 留辺蘂、
来年度も継続へ(11/8:北海道新聞)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki4/502948.html
温根湯温泉街(北見市留辺蘂町)の空き店舗のシャッターを、留辺蘂の特産品や観光名所の絵や写真
で飾る「シャッターアート」が完成した。同地区では山の水族館が人気を集めており、企画した留辺蘂商
工会議所は「観光客が温泉街にも立ち寄るきっかけにしたい」としている。
温泉街中心部の温泉ゆめ広場に面した空き店舗のシャッター8枚に、絵や写真を印刷したフィルムを貼
り付けた。中央には温泉につかる留辺蘂特産の白花豆のキャラクターが描かれ、山の水族館のイトウや
8月のおんねゆ温泉まつりの神輿(みこし)川渡御のほか、キタキツネやエゾムラサキツツジなどの観光
資源の写真があしらわれた。
温根湯温泉は昭和中期まで栄え、中心部に飲食店などが軒を連ねていたが、現在は数店舗が営業を
続けるのみ。中央通りで民宿を営む山本八重子さん(84)は「昔はオホーツクの漁場の親方が毎晩飲み
会を開いていた。昔の活気が少しでも戻ってくれたらうれしい」と、活性化策に期待を寄せる。
商店街にはシャッターを下ろした店が多く、同会議所は来年度以降も北見市などの協力を得てシャッタ
ーアートを継続したいとしている。
u
手のひらで楽しむ3D映像 バンダイ(11/13:日本経済新聞)
http://www.nikkei.com/article/DGXNZO62492750S3A111C1TJG000/
建物などに大型映像を映し出す「プロジェクションマッピング」を手のひらサイズで実現する。箱の中に
は東京駅の駅舎などのフィギュアが仕込まれている。
開封したパッケージにフィギュアなどをセットしたうえで、箱の側面に印刷されたQRコードをスマートフォ
ンで読み取り、画面上に出た映像を、箱の中に投影させると立体映像が楽しめる。
第1弾は東京駅のイルミネーションの再現、東京国立博物館のイベントの2種類。箱の本体は高さ59ミリ
メートル、横幅85ミリメートル、奥行き65ミリメートル。
18
u
古紙持ち去りをGPS追跡、埼玉県自治体で広がる 所沢市など(11/13:日本経済新聞)
http://www.nikkei.com/article/DGXNZO62481440S3A111C1L72000/
埼玉県内の自治体で、住民が出した古紙の不正持ち去りを全地球測位システム(GPS)で追跡する試
みが相次いでいる。所沢市などは今春、持ち去り先を特定して警告を出し、吉川市などもGPS追跡調
査を行った。古紙の売却益を失う自治体では、被害額が1000万円を超えるとの推計も。回収制度の信
頼を維持するため、官民連携で監視を強める構えだ。
古紙買い取りの業界団体「関東製紙原料直納商工組合」(東京・台東)が約100万円を負担し、警備会
社からGPS機器をレンタル。各自治体に無償で貸し出し、追跡調査している。古紙の束にGPS機器を
忍ばせ、位置情報で持ち去り先を確認する手法で調べる。同組合によると、今年に入り、県内では8自
治体・地域と連携し、GPS調査したという。
所沢市は今春、狭山市や入間市、飯能市と共同で、同組合とGPS調査を実施。所沢市内で3回調査し
たところ、県内の特定の古紙買い取り業者に2回持ち込まれたことを確認した。同市などは不正持ち去り
の古紙を買い取らないよう、業者に警告した。
所沢市によると、2012年度に不正持ち去りで失った古紙の売却収入は推計で1500万円。収入を失うう
え、自治体が回収を手掛ける古紙が不正な手段で横流しされることになり、リサイクルの信頼性にもかか
わる。同市は「不正持ち去りは見過ごせない」(資源循環推進課)と強調する。
吉川市も同組合と連携し、9月にGPS調査を実施した。同市は10年に古紙の不正持ち去りに20万円以
下の罰金を科す改正条例を施行しているが、年間300万~400万円とみられる被害が続くことから、調査
に踏み切った。
同組合によると、古紙の不正持ち去りの背景には中国の古紙需要があるといい、「ルールに沿って経営
する事業者が成り立たなくなれば、古紙回収制度の基盤が揺らぎかねない」と危機感を強める。同組合
は10月、常習的に不正持ち去りの古紙を買い取る事業者名を公表する対応策も決めている。
もっとも、持ち去った業者に対しては、「持ち去り被害が少額で、警察の立件が期待しにくい」(ある自治
体担当者)という面もある。抜本的な解決は簡単ではないようだ。
u
【WBS:とれたま】「家庭で印刷できる電子回路」(11/11放映:TV東京)
http://www.tv-tokyo.co.jp/mv/wbs/trend_tamago/post_53924
【商品名】未定
【商品の特徴】
家庭用のインクジェットプリンターで電気が通る電子回路を印刷できる。市販の銀粒子インクを使って、
家庭用プリンターで印刷しても電子回路になる技術を開発。
【企業名】東京大学大学院情報理工学系研究科
【住所】東京都文京区本郷7-3-1東大工学部2号館11F
【価格】未定
【発売日】未定
【その他】三菱製紙が販売する「銀ナノ粒子インク」を使用
19
u
【インタビュー:シーズクリエイト】社会課題解決に向けた仕組みをデザインすることで、世の中
を元気にする印刷会社「シーズクリエイト」(11/11:greenz.jp)
http://greenz.jp/2013/11/11/seedscreate/
「CSR」という言葉は、もう随分と一般的になってきたと思いますが、みなさんはどんなイメージをお持ちで
しょうか? 大企業が本業の“傍ら”に行う社会貢献活動、というイメージを持っている方も少なくないかも
しれません。
ところが、大阪の八尾に本社を構える印刷会社「シーズクリエイト」は、このCSRに大きな力を注いで、社
会課題解決に向けたさまざまなプロジェクトを産官学民と協働しながら進めています。結果、企業価値を
高めて本業に良い影響をもたらすだけでなく、そこから新たなビジネスの芽も生まれはじめています。
今回は、なぜ印刷会社がCSRに大きく力を割くのか、シーズクリエイトCSR室長の前田展広さんに各プロ
ジェクトの概要を踏まえてお聞きし、そこには一体どのような“ほしい未来”があるのかを探っていきたいと
思います。
【イベ ント・セミナ ー ・公 募 】
u
【イベント】竹尾 見本帖本店2F 「紙と構造 ハンドメイド・ストラクチュア」11月28日から開催
(11/12:印刷タイムス)
http://www.monz.co.jp/news/2013/11/12/8694
竹尾 見本帖本店2Fでは、2013年11月28日から2014年1月17日まで、「紙と構造 ハンドメイド・ストラク
チュア」を開催する。
柔らかい平面の紙は立体にすることで様々な形態を生みだすとともに自立する剛性を持つことができ
る。
そのような構造体を生みだしていく手法も多様だ。
新しい建築に挑戦する構造設計家と、美しくて機能的な橋梁など土木構造物の設計をするエンジニア
デザイナーが新たな紙の魅力と可能性を構造という視点から提案する。
参加クリエイターは、小西泰孝氏+北村直也氏、佐藤淳氏、ローラン・ネイ氏+渡邉竜一氏
なお、 会期中、スペシャルトーク「紙で形をつくる楽しさ」 が開催される。
開催概要は次のとおり。
▽日時=12月19日18:30~20:00 ▽会場=見本帖本店2F
▽出演=小西泰孝氏、佐藤淳氏、渡邉竜一氏
司会:中﨑隆司氏
参加希望者は、会社名・名前・Tel・Faxを記入の上、11月29日までに、
WEB(www.takeo.co.jp/seminer.html)またはFAX:03-3292-3668より申し込むこと。
なお定員を超えた場合は抽選となる。結果は12月6日までに返送する。
20
u
【セミナー】2015年には市場規模が2.5倍に 今,オバマ大統領や日本政府も注目する3Dプリ
ンタ市場(11/11:gihyo.jp)
http://gihyo.jp/ad/pr/2013/NRR2013117818
http://www.funaisoken.co.jp/seminar/313789.html
(セミナー申込み)
「3Dプリンタ出力サービス事業で年商1億円作る」セミナー開催のお知らせ
株式会社船井総合研究所では,印刷業向けに,3Dプリンタ出力サービス事業への新規参入方法を紹
介するセミナーを2013年12月6日(金)に東京で開催いたします。
このセミナーを開催する背景として,下記のような国家レベルの動きがあります。これらの戦略を受けて,
3Dプリンタの出力サービス事業への参入企業が増加し,出力サービス事業の市場規模が拡大すること
が予測されます。
このセミナーでは,拡大するであろう3Dプリンタ出力サービス事業に着目し,この事業単体で,まずは年
商1億円を作る方法を具体的にお伝えいたします。
■ セミナーのみどころ&メリット
•
ゲスト講師 株式会社イグアス 3D営業部部長 鈴木修氏の講演
•
初期投資1500万円からスタート可能!3ヶ年収支計画全て見せます!
•
スタート時の人員体制,ランニングコストはどのくらいかかるのか?
•
初期導入設備を全て公開!
•
3D出力サービス事業の商品構成・価格案,全て出します!
•
月間100件受注する“お店”の作り方
<開催要項>
主 催:株式会社船井総合研究所
日 時:2013年12月6日(金)13:00~17:00
会 場:株式会社 船井総合研究所 芝セミナープレイス
東京都港区芝3-4-11 芝シティビル (都営地下鉄 三田線 芝公園駅A2出口より徒歩1分)
u
【セミナー】スクリーン印刷 セミナー in大阪(11/11:ECOネット)
http://www.eic.or.jp/event/?act=view&serial=31489&category=
http://www.johokiko.co.jp/seminar_chemical/AC131261.php
(申込み)
『 スクリーン印刷のトラブルを解決するために!
‐失敗例から学ぶトラブル発生メカニズム‐ 』 in大阪
■日時 2013年12月13日(金)10:30-16:30
■詳細 http://www.johokiko.co.jp/seminar_chemical/AC131261.php
■講師 3DPowers,Inc. 代表取締役 村野俊次 先生
21
u
【イベント】印刷博物館P&P、世界のブックデザイン2013 11月30日〜3月2日(11/11:印刷ジ
ャーナル)
http://www.pjl.co.jp/news/event/2013/11/5836.html
http://www.printing-museum.org/exhibition/pp/131130/index.html
(印刷博物館)
印刷博物館P&Pギャラリーは、11月30日から来年3月2日まで、「世界のブックデザイン2013」を開催す
る。
同展では、本年3月に開催された「世界で最も美しい本コンクール2013」の受賞作25点に加えて、日本、
ドイツ、オランダ、スイス、オーストリア、カナダ、中国、ベルギーで開催された各国コンクールの受賞作
およそ200点を展示。会場では、全ての本を実際に手に取って確かめ、世界最高峰のブックデザインと
造本技術を楽しむことができる。
u
【キャラクターデザイン公募】佐賀県が幸せキャラを募集 結婚・出産応援(11/7:佐賀新聞)
http://www.saga-s.co.jp/news/saga.0.2577908.article.html
http://digitalpr.jp/r/5642
(詳細)
http://www.pref.saga.lg.jp/sy-contents/418project/
(418プロジェクト)
佐賀県は、少子化対策として結婚や出産を応援する「418(しあわせいっぱい)プロジェクト」のPRキャラ
クターのデザインを募集している。最優秀賞は着ぐるみになるほか、ホームページや印刷物で使用す
る。
418プロジェクトは2017年までに県の合計特殊出産率を現在の1・61から0・1ポイント上昇させる取り
組みで、出生数で418人増加を目指す。婚活イベントや不妊治療費の助成拡大、男性の育児支援など、
さまざまな施策を展開している。
募集キャラは「しあわせいっぱい」をイメージでき、幅広い世代に親しまれるもの。副賞として、最優秀賞
に10万円、優秀賞に1万円を贈る。締め切りは11月29日(消印有効)。応募用紙は、県か同プロジェク
トのホームページから取り寄せる。問い合わせは県こども未来課、電話0952(25)7381。
22
u
【セミナー】創業100年を超える長寿企業の存続の秘訣を探る「100年企業探究会」 東京・神
奈 川 などの 中 小 企 業 の 経営 者が 長 寿 企業へのインタビューからの学びを発表 (11/14:財 経 新
聞)
http://www.zaikei.co.jp/releases/136064/
今回で7回目の開催となる「100年企業探究会」。長寿企業をベンチマークし、企業の永続の秘訣を探究
する。中小企業経営者が自社経営のヒントとなるべくポイントをプレゼンテーションし、具体的なアクショ
ンプランとして自社に持ち帰ることを目的に企画された経営者同士のワークショップ形式の研究発表
会。
経営塾運営の株式会社創新ワールド(所在地:神奈川県川崎市、代表取締役社長:斉藤貴之)は、創
業100年を超える長寿企業の存続の秘訣について異業種の経営者と真剣に探究する『創新ネットシティ
100年企業探究会』を2013年11月22日に開催します。
創新ネットシティとは、1997年に発足した異業種交流会で、会員数は現在約180名。創新ワールドが主
宰する、川崎・横浜などを中心にした首都圏の中小企業経営者のための経営塾『創新塾』の現・卒塾生
有志で構成され、経営者としての学びをさらに高めあい、実際の経営に活かすことを目指しています。
『創新塾』は、1994年に第1期を開講し現在83期目を開講中で、中小企業経営者500名以上が2012年ま
でに卒塾しています。
「100年企業探究会」は中小企業にとって依然として続く厳しい経営環境の中、100年以上続く長寿企業
をベンチマークし、企業の永続を目指して自社の経営のヒントとして持ち帰ることを目的に企画されたワ
ークショップ形式の研究発表会です。
『創新塾』第80期~82期の塾生、計14名が、創業100年以上の長寿企業をそれぞれ訪ね、経営者に直
接インタビューを実施しヒアリングした内容をもとに“企業存続”のポイントを各期が1社ずつ計3社につい
て発表します。その発表内容を受けて、参加者の異業種の経営者たちが「100年企業とは?」「自社が
存続するために重要なポイントは?」「その本質は何か?」を質疑応答し自社経営のヒントを探究し合い
ながら、同時に互いの交流を深め、各企業の活性化を図ることを狙いとしています。同会の概要は以下
のとおりです。
■開催概要
・日時:2013年11月22日(金) 18:30~20:30
・会場:新溝ノ口ビル5階 川崎市高津区久本3-5-7
・ 一般参加費:3,000円
・定員:70名
・発表対象の長寿企業
80期:株式会社大川印刷(印刷、企画・デザイン、製本)1881年創業
81期:株式会社岡田屋(仏壇・仏具・寺院用品の販売)1866年創業
82期:株式会社電業社機械製作所(風水力機械の製造、販売)1910年創業
23
u
【イベント】12月3日“カレンダーの日”、明治神宮にて来年の暦を奉告する「新暦奉告参拝(し
んれきほうこくさんぱい)」を斎行(11/13:財経新聞)
http://www.zaikei.co.jp/releases/135997/
旧暦から新暦に切り替わった12月3日は「カレンダーの日」です。明治改暦から140年目にあたる今年、
日本カレンダー暦文化振興協会(暦文協)は明治神宮において新暦奉告参拝をおこない、あわせて同
神宮参集殿において記念講演を開催。明治改暦の意義や暦・カレンダー有する日本文化をあらためて
考えます。
[文化イベント]
12月3日は“カレンダーの日”
明治神宮にて「新暦奉告参拝(しんれきほうこくさんぱい)」斎行
- 来年(平成26 年)の暦原本を奉告し、国民の平和と幸福を祈願する神事 -http://www.rekibunkyo.or.jp/
24