平成27年度派遣者 加納高等学校 小塚 浩二

研修報告書
1 研修名:平成27年度サイエンス・リーダーズ・キャンプ
2 研修先:東北大学
3 研修者職・氏名:教諭・小塚
浩二
4 研修期日・期間:平成27年8月17日(月曜)~8月20日(木曜)
5 研修成果の報告
(1)実施内容
「革新的な未来を拓く医工連携人材育成の現場」というテーマのもと、東北大学大学
院医工学研究科/NPO法人REDEEM開催の3泊4日合宿研修に参加した。研修内容は以
下のとおりである。
基調講演:「医工連携の歩みと医療機器開発の現状」
講義内容:「最先端テクノロジーで感覚を代行する・感覚を拡張する」、「スポーツ
の科学」、「理工系女性研究者育成支援の取り組み」
実習内容:「基本操作練習」、「自分のゲノムDNAを取り出してPCRで増やそう」、「あ
なたの遺伝子はお酒に強い?」、「DNAペンダント作製」、「遺伝子配列
を読む」、「蛍光顕微鏡を組み立てて光る細胞を観察」
施設・研究室見学: 手術室「医療機器の実物に触れる」、太田研究室「医用流動工
学分野」、石山研究室「マイクロ磁気デバイス医工学分野」、運動負荷
試験「運動能力の限界に挑む」、共通機器室「超解像顕微鏡の世界」、
渡部研究室「医工放射線情報分野」、吉信研究室「バイオセンシング医
工学分野」
受講者交流会
講師・研究者との懇親会
グループ討論「学習指導と人材育成」
総括討論:「地域のサイエンスコミュニケーターとして」
(2)研修成果および還元計画・研修成果
「医工学」という境界領域研究の最前線について学び、物理・化学・生物・地学の
枠にとらわれず「サイエンス」としての理科教育の重要性を再認識した。また、実
習においては、
自分自身の技術を磨くとともに、
科学の楽しさをあらためて体感し、
実習には生徒への意欲・関心を引き立てる大きな要素があることを再認識し、授業
における実験の重要性を感じた。次世代の科学技術分野の研究・開発を担う人材の
育成に貢献できるよう、今後の教育活動に務めていきたい。
・還元計画
校内における教員への研修報告、授業及び自然科学部を通して生徒への還元