Osaka Gas Co., Ltd. その他セグメント 情報処理事業(オージス総研グループ) ファイン材料・炭素材事業 ㈱オージス総研は大阪ガスのシステム開発を主体と (大阪ガスケミカルグループ) して発足しましたが、現在では大阪ガスグループ外へ 大阪ガスケミカルグループでは、大阪ガスで蓄積して も、システムの設計・コンサルティング、開発及び運用・ きた石炭化学の技術をベースにさまざまな産業分野に 維持管理業務など幅広いサービスを提供しています。ま 進出しています。ファイン材料分野では、液晶ディスプ た、効率的なシステム開発を行う上で有効なUMLモデ レイ用フィルム、高画素携帯電話向けカメラレンズなど リングに関しては、我が国有数の技術を有しています。 の高機能材料の製造販売を行っています。炭素材分野 2008 年3月期のオージス総研グループは、グループ では、太陽電池製造炉向け断熱材用などの炭素繊維、 外向けシステム開発の受注が好調に推移し、売上高が 浄水器カートリッジ用の繊維状活性炭などの製造販売 増加しました。また、2008 年 4 月には、2006 年 7 月よ を行っています。上記のほか、日本エンバイロケミカル り業務資本提携を行っていたさくら情報システム㈱との ズ㈱が幅広い用途の活性炭と木材保護塗料などの保存 関係をより強固なものとするため、㈱三井住友銀行から 剤を製造販売しています。 同社の株式を追加取得して同社を子会社とし、事業の さらなる拡大を図っています。 2008 年 3 月期の大阪ガスケミカルグループは、ファ イン材料事業の販売が好調であり売上高が増加しまし 今後は、強みであるUMLモデリングを活かした「モデ た。今後は、成長事業であるファイン材料事業に注力 ルベース開発」による外販部門の売上成長、さくら情報 するとともに、炭素繊維などの炭素材事業についても システム㈱との連携強化によるビジネスの拡大、M&A 拡大を図り、事業を成長させていきます。 を含めた戦略的アライアンスを通じた収益の拡大によ り、トータルソリューションプロバイダーとしての存在感 を一層確かなものとしていきます。 レンズなどオプトエレクトロニクス分野の機能性新素材「フルオレン誘導品」 (右) (左) と汎用炭素繊維の 1 つである「成形断熱材」 IT戦略策定からシステム構築・運用までトータルなソリューションを提供しています 日本エンバイロケミカルズ㈱の木材保護着色塗料「キシラデコール」は、数々 の国宝や重要文化財で使用されています(写真は熊本城) 29 30 Annual Report 2008 サービス関連事業 サービス関連事業として、ホームセキュリティ「アイ ルス」などのセキュリティサービス関連事業・マンション 管理事業(大阪ガスセキュリティサービス㈱ほか)、 フィットネスクラブ「コ・ス・パ」をはじめとしたスポーツ 施設運営などのフィットネス事業(㈱オージースポー ツ)、エンジニアリング事業(大阪ガスエンジニアリング ㈱)、リース事業(大阪ガスオートサービス㈱、㈱オー ジック)、地域情報事業(㈱エルネット)、施設管理事 業・人材派遣事業(大阪ガスビジネスクリエイト㈱)、有 料老人ホーム事業(㈱アクティブライフ) などを行ってい ます。 2008 年 3 月期は、フィットネス事業については、 フィットネスクラブ「コ・ス・パ」を、近畿圏外への初の めいのはま 出店となる姪浜店(福岡県)、松原店(埼玉県) を含め4 店舗を開業しました。セキュリティサービス関連事業・ マンション管理事業などにおいては、新規顧客獲得によ 近畿圏外への初めての出店となった、㈱オージースポーツのフィットネスクラブ 「コ・ス・パ姪浜店(福岡県)」 (上) と「コ・ス・パ松原店(埼玉県)」 (下) り売上高を増加させています。 今後は、多様なグループ事業の選択と集中をさらに 推進し、フィットネス事業、セキュリティ事業・マンショ ン管理事業など、成長が見込める事業へ積極的に経営 資源を投入することにより、収益の拡大を目指します。 大阪ガスセキュリティサービス㈱のセキュリティサービス「アイルス」では、防 犯・防災サービスのほか、携帯電話を使って自宅の照明・給湯器などの住宅設 備の操作が出来る一歩進んだ便利なサービスも提供しています ㈱アクティブライフが運営する介護付き有料老人ホーム「アクティブライフ豊中 (大阪府)」
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