平成 22 年度千葉県ケーブルテレビ杯 千葉県少年サッカー選手権 3 年生

平成 22 年度千葉県ケーブルテレビ杯
千葉県少年サッカー選手権 3 年生大会
日付
場所
キックオフ
2010 年 11 月 7 日
浦安市 明海球技場(人工芝
10:30
<決勝>
56m×50m)
Penya. F.C Barcelona .Japan(千葉市)
VS
マリーナ FC(浦安市)
以下「PBJ」
以下「マリーナ」
0- 0
PBJ
0
0- 0
延長
0
マリーナ
0- 0
0- 0
PK
3
-
2
近年各学年とも上位に顔を出し、ゲーム運び、個の力とも優れた進境著しい両チーム。
8 人制になって初めての 3 年生県大会、ピッチコンディション、天候とも申し分なく楽しみ
な決勝となった。
立ち上がり硬さの見えるマリーナに対し、中盤のつぶしが早く先にペースをつかんだの
は PBJ、5 分コーナーキックから 13 番奥田君がゴール近距離からシュート、立て続けに 10
番深山君がスルーパスで抜け出し決定的なチャンスを作るがマリーナ GK 高橋君が冷静な
判断でセーブし得点ならず。マリーナもようやく 12 分過ぎ、33 番石田君、18 番山田君が
得意のドリブルから抜け出し反撃するも無得点。
後半に入るとマリーナが左右両サイドから持ち味のワイド攻撃が出だし、再三のチャン
スを作り出す。後半 13 分 PBJ コーナーキックの逆襲から右サイドを突破、33 番石田君の
決定的なシュートは小柄ながら抜群の反応をみせる PBJ、GK 西野君が足に当てファイン
セーブ。両チーム無得点のまま延長となる。
PBJ は選手全員出場し総力戦、延長前半は安定した守備を見せる PBJ7 番藤原君が重心
の低いバルサらしいドリブルからシュートを放つが得点なし。
延長前後半通じて 7 割がたボールを支配し攻め立てるマリーナ、粘り強く安定した守備
で集中を切らさない PBJ。双方譲らず PK 戦での決着となった。
◇Penya F.C Brcelona Japan
背番号 13 番の奥田君、体に使い方が素晴らしい 10 番深山君、DF の要 7 番藤原君を中心
にしたチームだが、全員でバランス良くゲームを運び、決勝の舞台でもそれぞれの選手が
持ち味を十分に発揮していた。ワイドな攻撃が組み立てられるようになれば安定感はさら
に増し対戦相手は相当対応に困ることになるでしょう。
◇マリーナ FC
最後まで硬さが抜けず、本来の幅と深さのあるゲームができなかったが、緊張感のある
このゲームは今後のためにとても良い経験になったのではないでしょうか。
11 番レフティー松本君、カバーリングが良くクレバーな動きが目立っていた 15 番宗岡君
その他どの選手も個性的で可能性のある選手が多く、今後、高学年でのゲームがとてもて
も楽しみなチームであった。
第一ブロック技術委員
浦安市サッカー協会
小代
康明
記
千葉県ケーブルテレビ杯
千葉県少年サッカー選手権 3 年生大会
戦評
3位決定戦
エンデバーFC
2
0―0
2-0
0
花園 FC
平成 22 年 11 月 7 日(日)
浦安市少年サッカー場
9:30キックオフ
浦安市少年サッカー場の素晴らしい人工芝の中、3 位決定戦に向けて気持ちを盛り上げな
がらウォーミングアップをする両チーム。 3位決定戦はエンデバーFC と花園 FC の対決
となった。
ボールを持つと、落ち着いて考え、短いパスからロングパスを巧く組み合わせ相手ゴー
ルに迫るエンデバーFC。フィールド選手の役割がはっきりしていてキックが非常に上手な
選手が多く、スペースをうまく使っていた。また、前線から素早くボールに寄せ、ボール
を奪ってチャンスを作っていた。
対する花園 FC は全員攻撃全員守備で、スペースを潰していた。ドリブルでチャレンジし、
チャンスを作っていた。また、1対1の DF では、寄せの早さと体入れの強さが目立った。
前半 10 分エンデバーFC のフリーキック。ゴールまで20mから 11 番:川俣航大が素
晴らしいコントロールでゴール上隅を狙うが、花園 DF のヘディングクリアーでコーナーキ
ックへ逃れた。その後はお互いにチャンスを作れず、中盤でのボールの奪い合いとなった。
前半 13 分、再三左サイドをドリブルでチャレンジしていた花園 6 番:野沢風我がドリ
ブルでペナルティーエリア内を攻め、マイナスのセンターリングに 10 番:松山亮祐がシュ
ート。センターリングを巧く合わせた素晴らしいシュートだったが、わずかにゴールを外
れた。
前半終了間際にエンデバーは左サイドから中央、右サイドへと展開し、DF 裏のスペース
へ飛び出した 10 番:飯沼駿太が GK と 1 対 1 となる。しかし、決定的な場面で花園 GK:
尾前歩斗がキャッチし、ピンチを防ぎ前半終了となった。
序盤の攻防からお互いの良さを存分に出し合い、一歩も譲らないまま前半が終了となっ
た。全員守備でピンチを防ぐ花園に対し、パスで効果的に展開するエンデバーがチャンス
をより多く作るようになってきた。
後半開始 3 分、エンデバーFC、DF5 番:長大翔が FW へ鋭い縦パスを通した。FW2 番:
石井悠貴が素晴らしいファーストタッチでターンし、DF を振り切ってシュート、ゴール左
へ突き刺した。決定的な場面を何度も作っていただけに、先制点が決まって選手たちは全
員で喜びを表現した。
その後は、エンデバーFC がショートパスから縦へのロングパスや逆サイドへの展開を見
せ、ボール支配率も 7 割ほどとなる。花園 FC は全員守備で応戦するが、クリアーが精一
杯となり、ボールを奪った後がなかなかつながらなくなった。後半6分、ゴール前の混戦
からこぼれたバウンドボールをエンデバーFC11番:川俣航大がボレ―気味で抑えた素晴
らしいシュートを打った。
後半 13 分エンデバーFC9 番:影山晴人が左サイドをドリブルで突破。ペナルティーエ
リアの角あたりから逆サイドのゴール右隅に目の覚めるようなシュートを決め、追加点を
奪い、ゲームを決定づけた。
後半は圧倒的なボール支配率でエンデバーFC が 2 点を奪い、試合終了。花園 FC は全員
守備で何とかチャンスをしのいだが、ボールを奪った後がなかなかつながらず、再三の攻
撃に疲れ、隙を見せる形となった。
県大会の3位決定戦。テレビ撮影があり、観客も多い中、両チームともに前半開始から
選手が生き生きと試合に臨んでいるのが印象的だった。良い緊張感の中、全力を出し合い、
スペースをより上手に攻めたエンデバーFC が3位という結果だった。お互いにドリブル、
キック力、身体能力など様々な面で3年生とは思えないほどの選手ばかりだった。この選
手たちが今後、年代が上がった時に、またゲームを見られることができ、より成長してい
ることを期待したい。
(市川市サッカー協会
技術委員
大﨑
誠)