指導案

2012/09/19
【英語教育実践演習】
C班 H.S., T.A., R.S., K.T.
英語科学習指導案

指導目標
(1)行ってみたい国を尋ねるという目的を意識しながら比較級を用いた会話をすることで、比較
級を確実に習得することができる。
(2)英語でコミュニケーションすることの楽しさを味わうことができる。

展開
過程
導入
10 分
活動内容
指導上の留意点
(1)Greeting
①始めの挨拶
Hello, everyone.
・テンポよく挨拶し、楽しく活動的に学ぶ雰囲
気をつくる。
Nice to meet you.
②院生の自己紹介
・自己紹介の中に、比較級を使った表現を用い
My name is ~.
る。(好きな食べ物・スポーツ、旅行、海外
I’m from ~.
の国々などに関して)
I like baseball better than soccer.
(2)Warm-up
①世界地図に示された国々の位置や、特徴 ・国の位置、国土の広さ、日本からの距離など
についての話を聞いたり、それらに関す
る質問に答えたりする活動
が視覚的に分かりやすい資料にする。
・韓国、中国、アメリカ、ブラジル、インド、
・黒板に、大きな世界地図を提示する。各
エジプト、オーストラリア、スペイン、ロシ
地域から10カ国選び、位置や国土の広
ア、バチカン市国の10カ国を取り上げる。
さ、国旗、有名な建物(食べ物)などを ・比較級の表現を多用し、何と何を、どんな形
示す。(絵、写真、文字)
・複数の教師がいるので、地図から読み取
れる情報について、教師同士が行う会話
を聞く。
・教師同士の会話の合間に、生徒にも簡単
な質問を投げかける。
(全体に、個人に)
容詞を使って表現しているかを、生徒が聞き
取れるよう、速さや声の大きさなどを工夫す
る。
・会話例
T1:T2, what country do you like?
T2:I like Brazil.
T1: Why?
T2:Because I like soccer.
T1:I see.
I think Spain is famous for soccer, too.
T2: Yes,I know it.
T1:I want to eat churrasco. So, I want to go
to Brazil better than Spain.
②①で聞いた話や、提示された地図からの ・ワークシート
情報を使って、比較級の確認ワークを行
会話を聞いたり、地図を見たりして、適切な語
う
を選んだり、書いたりしましょう。
・適切な比較級を選んだり、書き入れたり
1.China is (large/larger/largest)than
Japan.
する、基本的な問題を解く。
・一斉に答え合わせをする。
2.Eiffel Tower is (high/higher/highest)
than the Tokyo Sky Tree.
3.Korea is the (
) country to
Japan of the ten.
・・・・
・生徒の答え方を観察したり、机間巡視をし
てワークシートを見たりしながら比較級の
習熟度合いをつかむ。
・習熟度が高い場合には次の活動に進む。習熟
度が今ひとつの場合には、比較するものを絵
で提示しながら、口頭で比較級の文をつくる
パターン・プラクティスを行う。
展開
33 分
(3)本時の学習目標の確認
2つの国を比べて、自分が行ってみたい方
の国について、理由も含めて友だちと話し
合ってみよう。
(4)Activity『行ってみたい国を話し合おう』
①比較級を使った会話のしかたを覚える。
・アメリカと韓国のどちらの国に行きたい
かを話し合っている教師の会話を聞く。
・スクリプトを見て、会話の内容や、会話
・Warm-up で出てきた10カ国の特長を、ワ
ークシートにまとめた表を配付する。
・10カ国のうち、まずは「アメリカ」と「韓
国」の2カ国のみに注目させる。
アメリカ
の進め方を確認する。特に、比較級の表
韓国
面積
930 万 km2
98 万 km2
渡航時間
12 時間
2 時間 30 分
食べ物
ハンバーガー
キムチ
観光名所・遺跡
自由の女神
青瓦台(南大門)
同様に練習し、会話の内容や流れに慣れ
旅 行 す る なら こ
広大な自然観光
ブランド品の買い
させる。
れだ
現に注目させる。
・2人組になって、アメリカと韓国のどち
らかを選ぶ会話を行う。
・1回目とは違う相手と2人組をつくり、
物
・スクリプト例 →( )内を入れ替えて言う
A:Which country do you want to go to,
America or Korea?
B:I want to go to (Korea).
A:Why?
B:Because( Korea is closer to Japan
than America).
( I like shopping better than sightseeing.)
I think (Korea is the most interesting
country) in the world.
・スクリプトにある表現以外にも、会話の受け
応えとして既習の表現を、積極的に使うこと
を奨励する。(Oh!/Wow!/Really?
/Mmm…/ Is that right?/Let me see…/How
about you?など)
②①の練習成果を発表する。
・スクリプトを見ないで言えるよう、また、相
・5組程度の生徒に、発表させる。
手の目を見て言えるように何度も練習させ
・できれば、スクリプトを見ないで、すら
る。
すら言えるように、また、相手の目をみ
たり、ジャスチャーを用いたりするなど、
より自然な日常会話に近い形を目指す。
③自分たちが実際に行ってみたい国につ
・①や②の練習を生かして、自分たちが本当に
いて、①のスクリプトを使って、比較級
行きたい国と、その理由を尋ねるインタビュ
を使った理由を含めて会話する。
ーを自力でできるようにさせる。
・Warm-up で使用した国々の旅行情報を一 ・スクリプトは、①②と同じものを使う。既習
覧表にまとめたもの(①の活動で配付し
の表現は積極的に使うよう助言する。
たワークシート)を見ながら、2人組で ・スムーズに活動に入れるように、例示を徹底
インタービュー活動を行う。
する。
・ペアの交換は、少なくとも2回行う。
(3 ・相手の目を見て自分の表現として会話できて
人以上の相手と会話する。
)
いるか、日本語を使わないで英語で話してい
るか、よく聴く。
・時間に余裕がある場合、かつ、生徒の発表へ
の意欲が高い場合には、ここでも発表を行
う。
(②で発表しなかったペア優先)
終末
(5)本時の振り返りと復習をする
7分
・ワークシート(A4 半分の大きさ)を使い、 ・ワークシート
(4)③で行った会話をもとにした比較級の
あなたが行ってみたい国と、その理由を比較級
英作文をすることで、本時の比較級の習得
を使った英文で書いてみましょう。
状況を確認する。
<例>
・英作文のワークシートに本時の授業に関す
る感想を簡単に書く。
I want to go to China.
Because China is larger than Korea.
China is famous for the Grate Wall of China.
It is the longest wall in the world. I want to
see it.
(6)Greeting
That’s all for today.
Your activities are wonderful.
Good bye.
・本時の熱心な取り組みをほめ、今後の英語学
習への意欲をもたせる。
・比較級以外の表現も、しっかり習得すること
で英会話に生かせることを話す。