が哨戒飛行 中、中 国艦艇から 火器管制レ-ダ-から 照 射 を 受 け 、‘ チ ャ フ ’ を 空 中 散 布 し て 辛 う じ て 遁 れた事件が あった 。 (チャフ: 電波欺 瞞紙、電波 を乱反射させる目的で 散布する欺 瞞紙で 、アルミや グラスハイバ-を短冊 形に加工し たもの で空中に大 量に散布し、火器管制 レ - ダ - の 電 磁 波 を 錯 乱 さ せ 、そ の 隙 に 遁 れる防御兵器の一種) もし日本以外の国の艦船や航空機が照射 を受けたならば即攻撃開始に成るかもしれ ない。事実イラクの火器管制用レ-ダ-の 照射を感知して米英軍機は即座に攻撃を開 始しイ ラン・レ- ダ-基地を 空爆した。 戦闘は先手 必勝、火器 管制レ-ダ -照射を 感知したら即反撃するのが各国軍部の常識であり、現地指揮官に与えられた責務だ。 中国海軍は日本の自衛隊は絶対に反撃しないだろうと判断していたから数分間と いう長時間照射し続けたのだろうか。 日本側の抗議に対して中国側の回 答は最初はそのようなことは関知し ていない、現場に聞けのような無責 任な回答であったが、その後はその ような事実は全くない航行用レ-ダ -を運用していたにすぎない。日本 側が捏造した悪質なデマ宣伝である と逆襲してきた。 日本側は阿部総理が公の場で「不 測の事態を招きかねない危険な行為 である」と述べたが、中国高官は完 全無視 、報道官が 恫喝ともい うべき日本 側の捏造で あることを 強調してお り、これ が公式見解だろうが唖然とするような問題意識だ。 これは中国政府の常套手段であってすべての責任を相手国に転嫁する、捏造だ、 いわれ なき中傷だ 、と強烈な 反撃、恫喝 とも言うべ き反論を繰 り返せば、 相手国は 怯むと多寡をくくった大国意識が根底にある。 火器管制レ-ダ-照射があったことは事実として、問題はその指令がどこから発 令され たかが問題 だ。海軍フ リゲ-ト艦 独自の行動 であったの か、即ち艦 長個人の 判断で 照射を命じ たのか、あ るいは指揮 命令系統の どの段階か らの指令で あったの か、海 軍司令部か らなのか、 政府中枢か らの指令だ ったのか、 それによっ ても対応 は異なるものがある。 これだけの重大事件を艦長個人の判断で命令したとは考え難い、やはり上からの 指令と考えるべきでだ。 -2-
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