有限会社ベンダーズによる認可保育所「ましゅまろ保育園」運営事業と東町1丁目11番へ の設置を見直す陳情 地域に暮らす人々が、安全と思える場所で、信頼のおける事業者による保育所の設置であれば、当該予定 地の隣接・近隣住民はもとより、東町のコミュニティも、大いに歓迎するところであります。これまでも 私たちは、大きな土地のご相続やお引越しと聞けば、子育て施設の可能性を探ってまいりましたし、今も そうした地域情報ネットワークのもと、日々暮らしているのが私たち東町の市民です。しかしながら、こ のたびの有限会社ベンダーズによる東町1丁目11番地「認可保育所ましゅまろ保育園」設置について は、当該事業者による戸別の挨拶回りや、説明会に接し、地域住民が、事業者に対して、強い違和感や不 信感を禁じえませんでした。さらに、陳受28第46号提出以降、まず以下の事実がわかりました。 ① 有限会社ベンダーズは、埼玉県入間郡三芳町にて「都市計画法違反」で「監督指導中」であること ② 有限会社ベンダーズ代表取締役と取締役は、埼玉県の「有限会社YU吉」という不動産事業を、埼玉 県入間郡三芳町1204-1の同敷地を、平成19年4月19日まで本社登記していたこと。 さらに、平成28年9月13日(火)に開示された市が契約する「神宮前アカウンティングファーム公認 会計士植田哲氏」による「有限会社ベンダーズ財務診断結果」には、以下の表記がありました。 ③ 「役員以外の従業員の平均給与が低く、賞与や退職金制度もない会社のようですので、今後、従業員 の働く環境にどの程度、配慮していくようになっていくかが注意すべき点と思われます」 ④ 「代表取締役(女性出資)と取締役(男性出資)との関係がどのようなものか(会社設立時からの関 係)を確認する必要あり。ここの信頼関係が壊れると、経営が迷走する可能性もあり」とあります。 ⑤ さらに、補足コメントとして、重ねて「役員報酬で役員個人はある程度、報われている面はあります が、従業員の給与は低いですので、これまで以上に「ヒト」を扱う保育事業で、顧客と従業員を大事 に健全な経営を営むことができるかどうか、といった経営者の力量、人物評価を重要視する必要があ ります」と指摘されています。 以上のことから、以下の点について、改めて武蔵野市議会で中立かつ厳正なご審議をお願い申し上げま す。 記 1. ましゅまろ保育園問題は、異業種でかつ保育事業経験皆無の事業者にもかかわらず、 所管の 武蔵野 市子ども家庭部が当該事業者の生業を現認しなかった上に、市長を始め担当の副市長や所管部長も当 該事業者の経営層への面接も行わずに、武蔵野市長を本部長とした認可保育園待機児童緊急対策本部 で当該事業者による保育園設置を認めた。加えて市長は、当該事業者の法令違反さえも些細な違反と 発言するなど、市行政のコンプライアンス(法令遵守)とガバナンス(組織管理体制)の根本が問わ れる問題であり、なぜこのような前代未聞の事態に至ったのか、原因の究明を求める。 2. 武蔵野市が保有する未利用地の活用や民間が保有する建物の有効活用などにより、保育事業または社 会福祉事業に実績があり、コンプライアンス(法令遵守)やガバナンス(組織管理体制)に信頼の置 ける事業主体による吉祥寺地区での認可保育園の早期開設を求める。 3. 武蔵野市立南保育園と公益財団法人武蔵野市こども協会立東保育園の早期建て替えを図ることによ って、吉祥寺地区の待機児童対策をさらに継続して進めることを求める。
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