校内の昆虫[シオヤアブ]7月12日

校内の昆虫[シオヤアブ]7月12日
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側面
シオヤアブ
街なかでよく見かける大型のアブ
がアオメアブとこのシオヤアブです。
2種とも昆虫食で、自分より遙かに
大きなトンボや凶暴なハチまで襲う
そうです。割に大きな体を音もなく
まっすぐに移動させて行く姿をよく
見かけますが、相当の飛行能力を持
っているのでしょう。獲物を捕まえ
ると太い針状の口を突き刺して体液
を吸い取ります。ウシアブなどのよ
うに家畜や人の血を吸うアブもいま
すが、この仲間は人は襲わないようです。
戸締まり当番で校内を回っているとき4館の階段の踊り場の隅にうずくまっているのを見つけました。
生きているのかなと棒でつついてみるとよじ登ってきました。まるで逃げる様子はありません。物怖じ
しない、人なつっこい。近づけたカメラのレンズにも毛むくじゃらの手を伸ばしてきます。少しかわい
らしく思いました。
お尻の先の白い毛はシオヤアブの雄の特徴ですが、どんな意味があるのか分かりません。足先の2本
の長い爪を隠すように生えたふさふさの毛の意味も分かりません。足先の毛は同じ昆虫食のムシヒキア
ブ科に共通に見られるので、昆虫の体をしっかり捕まえるのに効果があるのかも知れません。