問題 不倫ゆえの配偶者殺害 <step1> 無実のデズデモーナを嫉妬のあまり殺したオセローは、自らを「 賢く愛することはなかったが あまりに深く愛した男」(『 オセロー』 第 5 幕第 2 場 344)と自己批評しています。このよ うな「深い愛」は相手の幸せを願うタイプの愛でないから、「賢く」ないという意見がありま す。あなたはこの意見に賛成ですか、反対ですか。次の条件にしたがって書きなさい。 条件 1. 文字数は 160 字以上、200 字以内とすること。 2. 2 段落で構成すること。書き出しや段落の始まりは、1 字下げて書くこと。 3. 段落の内容は次のようにすること。 第 1 段落 このテーマについて「賛成」か「反対」かの立場を、1 行以内で書くこと。 第 2 段落 そうした立場をとる理由のもとになる言葉や例を文学作品などのなかから引 用し、理由を説明すること。 ■参考■ 「周知のようにオセロは、イアゴーの詭弁に乗じられ、ありもしない彼女の不貞を信じて殺意 を固めた今でも、なおデズデモーナは彼の愛妻なのである。眼に入れても痛くないほどの恋女 房なのである。だが、不貞を働いたとあるからには、単に嫉妬ばかりではない、男子、しかも 武将の面子としても、このまま放置することは名誉が許さぬ。愛する妻をさえ制裁しなければ ならないというのが、いまの彼の苦しい立場である。」中野好夫『シェイクスピアの面白さ』 1 2
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