JA1BML - 30Pty Manual 1/3 ページ 30Pty 取扱説明書 30Pty Manual 30Pty 取扱説明書 JA1BML 山田 正寛 2007.06.13 1.30Ptyとは KCJ(全国CW同好会)が、設立30周年を記念して開催しているQSOパーティーの 成績集計を行うプログラムです。 Hamlogのテキストバックアップファイルを入力として、サマリ情報とログを出力します。 処理は、次のように行っています。 (1) バックアップファイル中のQSOデータの日付時刻をJSTに変換して、2007年6月1日0:00から 2007年11月30日23:59までのデータを抽出します。 (2) 各QSOの得点を計算します。 KCJ会員とのQSOは2点、非会員とのQSOは1点、同一局との同一バンドでのQSOは 1日の中で2回目以降であれば0点。 なお、0点になるQSOは ログには出力しません。 (3) マルチを計算します。 各バンド毎に、国内のプリフィクスの数を計算します。 (4) サマリリストとログリストを出力します。 2.使用上の留意事項 AWKで書いてあるがために、別途 AWK の処理系が必要です。 また、Hamlog5では、テキストバックアップファイルがHamlogから直接作れなく なってしまったため、JE4IVNさんのDGP2HL5を使用するか、DOS版のHamlogを使用する ことが必要です。 3.インストール (1) AWK処理系のインストール 「付録B.AWK処理系の入手とインストール」を参考に、AWKをインストールします。 (2) 圧縮ファイルの解凍 この圧縮ファイル(30Pty-v.r.zip)を任意のディレクトリに解凍することで インストールは完了します。 4.使用法 (1) バッチファイルの編集 30Pty.batを使用する環境にあわせて編集します。 といっても、実際に編集する必要があるのは 次に示す1行目だけです。 gawk -f 30Pty.awk KCJmem.txt BAK0001.txt > xvqtemp2.txt BAK0001.txt:入力となるHamlogテキストバックアップを指定します。 テキストバックアップファイルを30Ptyのプログラムと異なる ディレクトリに置いた場合はパスも指定します。 (2) 実行 ・Hamlogのバックアップファイルを作成する。 ・エクスプローラで 30Pty.bat をダブルクリックする。 ・30Pty.batが置かれたディレクトリに30Pty.txtが出来上がる。 http://homepage3.nifty.com/JA1BML/Download/30Pty-M.html 2007/07/02 JA1BML - 30Pty Manual 2/3 ページ (3) 出力例 Band ----1.9 7 10 14 18 21 24 28 50 430 1200 Sat ----Total QSO Point Multi ----- ----- ----1 1 1 3 3 3 5 5 5 11 12 10 20 22 15 7 7 6 6 7 6 7 7 6 6 6 6 1 1 1 1 1 1 53 65 25 ----- ----- ----121 137 85 * Total Score = Date Time 070601 0850J 070601 1024J 070601 2123J 070601 2251J 070601 2258J 070602 0904J 070602 1456J ・・・ ・・・ 11645 * Callsign JA1TCF JA1KI JE6BPK/6 JE6QFP JE1TNL/2 JO2ASQ/2 JE2WQU/2 Band Sat Sat Sat Sat Sat Sat 10 Snt 599 599 599 599 599 599 599 Rcv 599 599 599 599 599 599 599 P 2 1 1 2 1 1 1 Multi 1 JA1 0 1 JE6 0 1 JE1 1 JO2 1 JE2 付録A.テキストバックアップの作成 30Ptyの入力は、Hamlogのテキスト形式のバックアップファイルです。 Hamlog V4では、テキスト形式のバックアップファイルは容易に作成出来ましたが、 Hamlog V5以降では、テキスト形式のバックアップファイルを直接作成することが 出来なくなりました。 このため、次の何れかの方法で テキストバックアップファイルを作成します。 ・DGP2HL5を使用する JE4IVN 児島OMのHPからDGP2HL5をダウンロードして、hdbからHamlog4形式の テキスト・バックアップ・ファイル(HL5BAK0001.txt)を作成する。 ・DOS/V版のHamlog(Turbo HAMLOG Ver3.41L)を使用する。 DOS/V版のHamlogをインストールしたディレクトリにhamlog.hdbをコピーする。 次のコマンドを順次入力する。 hamlog -c hamlog.dbs hamlog -h hamlog.hdb hamlog -t hamlog.dbs BAK0001.TXT DOS/V版のドキュメント(HAMLOG.DOC ← テキストファイルです)を熟読の上、 データ破壊などのないよう慎重に作業して下さい。 付録B.AWK処理系の入手とインストール (1) AWKとは テキスト処理用のスクリプト言語です。 スクリプトの記述能力が高い(少ない行数で複雑な処理が実現出来る)ので、 30Ptyも この言語のスクリプトとして実現しています。 (2) 入手方法など AWKの処理系は、ベクター からダウンロードすることが出来ます。 http://www.vector.co.jp/soft/win95/util/se015007.html http://homepage3.nifty.com/JA1BML/Download/30Pty-M.html 2007/07/02 JA1BML - 30Pty Manual 3/3 ページ AWK関連の参考資料としては、次のものがあります。 ・AWKの入門ガイド http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/Hanasi/Algo/awk.html ・ユーザーズガイド http://www.kt.rim.or.jp/~kbk/gawk-30/gawk_toc.html ・クイックリファレンス http://www.forest.shimane-u.ac.jp/nagayama/etc/awk.html (3) インストール AWK処理系のインストールは 次のように行います。 ① ベクター から gawk2154.zip をダウンロードする。 ② gawk2154.zipを解凍する。 ③ 解凍して出て来たファイルのうち gawk.exe を「パスの通ったディレクトリ」に コピーします。 パスの通し方などが判らない方は、 Windows98であれば、C:\Windows\COMMAND へコピーする、 Windows2000/XPであれば、C:\Windows\system32 へコピーする、 といった乱暴な方法でも動くと思います。 付録C.バッチファイルの編集 30Ptyプログラムの実行には、バッチファイルの編集が 必要となることがあります。 バッチファイルの編集はテキストエディタ(例えば、メモ帳)で行います。 バッチファイルをメモ帳で編集するには、 ① メモ帳を開いておいて、そこにバッチファイルをエクスプローラからドラッグする。 ② メモ帳のアイコンにバッチファイルをエクスプローラからドラッグする。 ③ エクスプローラで バッチファイルをポイントして右クリックメニューから 「編集」を選ぶ。 などの いくつかの方法があります。 http://homepage3.nifty.com/JA1BML/Download/30Pty-M.html 2007/07/02
© Copyright 2024 Paperzz