September 9月1日、今日は私がこれから通う予定の現地の学校と音楽学校に行きま した。私が日本でヴァイオリンを習っていたので、ホストファミリーの方のご 配慮でベルギーでもレッスンを続けられるそうです。でも私はフランス語を話 せないので、ベルギーの人との会話がなかなか成り立ちません。学校でも周り に迷惑をかけそうで、少し不安です。 音楽学校では楽譜を出されて音符を読めるか確認したり、何年習っていた か訊かれたりしました。その面談のためにかなりの時間待ったのですが、面談 を終えてレッスンのスケジュールを決めるまでにも長い間待たなければなりま せんでした。ホストマザーが学校に関するフランス語の単語を教えてくれたの で、私はそれを覚えながら待っていました。フランス語の発音は難しいので何 度も読みます。最近やっと“r”の発音が出来るようになりました。 今日は学校までのバスの乗り方を確認しました。こちらではバスに乗るとき に並ぶ習慣がないので押し合いながら乗ります。バスが走るスピードはとても 速く、留学前まで乗っていたバスが懐かしく思われます。よって、安全のため に席を確保しようとするのですが、バスの中では席が不規則に並んでいるので 少し座りにくかったです。向かい合わせの席に座ると電車に乗っているような 気分になります。バスに乗るために買ったチケットは10回乗車できる回数券 で、私は持っていないのですが他の人たちは顔写真入りのカードを使って乗っ ていました。家の近くの Mortbeek が終点なので、乗り方はすぐに覚えられま した。しかし、バッグを開けていると危ないだとか、街中で電子辞書を使って はいけないとか気をつけなければいけないことはたくさんあるようです。 明日からいよいよ学校です。同級生との顔合わせの日でもあります。とても 不安ですが頑張ります。 9月2日、今日は学校に初めて登校しました。ベルギーの学校は使用言語が 様々で、ホストブラザーは家ではフランス語を話していますが、学校はオラン ダ語の学校です。私の通う学校はフランス語です。英語は科目に入っています が、フランス語が基本なので先生方も英語はあまり得意ではないようです。私 がフランス語を話せないと聞くと渋い顔をされます。 学校に着くと少し待つように言われました。初登校の記念にホストマザーに 写真を一枚撮ってもらいました。基本的にカメラは学校で使ってはいけないそ うなので、明日から学校の写真は撮ることができません。しばらく待ったあと 、 日本語を少し話せる先生が来て下さって、私に日本語を勉強している学生の方 を紹介してくれました。その女の子は日本のアニメが好きだそうで、日本語で 話しかけてくれました。目が赤かったのは少し驚きました。後で聞くと目はカ ラーコンタクトを入れているらしいです。 クラスに行くともう他の人は席に着いていて、先生の説明が始まっていまし た。先生は英語が話せる生徒の隣に私の席をくっつけてくれました。私はその 子達に説明してもらいました。ホームルームが終わるとすぐ解散で、私は再び ホストマザーとバスで帰りました。今度は私が一人でバス停まで行けるかを確 認するために、私が先に立って歩きました。バス停と学校の距離が近いので覚 えやすかったです。 帰りのバスで2番目のホストファミリーのマイクに会いました。向かい合わ せの席に座ってホストマザーが学校であったことをマイクに話していました。 ホストマザーも目が赤い日本語を話せる女の子のことが印象深かったようです 。 最近ホストファミリーが自分に関することを話していると、細かいことはまだ まだですが、何となく会話の内容が読み取れるようになってきました。 明日から通常の授業が始まります。一日目からフランス語やオランダ語の授 業があり、私にとってはハードなスケジュールです。とりあえず、周りの人と コミュニケーションがとれるよう頑張ります。 9月3日、今日は学校で授業を受けました。教室が分からず困っていると、 昨日私を手伝ってくれた子達が手を振ってくれました。英語で、どこに行けば いいか分からないと伝えると、連れて行ってあげると言われました。教室は特 に決まっておらず、授業ごとに変わるので、スケジュール表を見ながら行動し ます。そして授業開始時刻にブザーが鳴ってから教室へ移動。5分前行動が当 たり前の日本の学校から考えるとかなりのんびりとしています。制服はありま せん。服をほとんど持って行かなかった私にはちょっとつらいです。 クラスの子が、私は日本から来た留学生であることと、フランス語がほとん ど話せないことを先生に説明してくれるので、今のところ授業中は周りの子を 見て必要な事のみをノートに写しているだけです。皆、筆記体を常用している ので私は時々読み取れず、絵を描くような要領でゆっくり紙に写しています。 時々周りの子が書いてくれます。 二時間目はオランダ語の授業があるはずだったのですが、先生が来なかった ため、私たちは図書室に行ってハンコをもらい、フリータイムを校外で楽しみ ました。私はお世話してもらっているクラスメートと共に学校の近くの書店に 行きました。本屋では日本の漫画を見つけることが出来ました。もちろんフラ ンス語です。日本語の例文にフランス語の対訳がついている本をクラスメート が見つけたので、それで遊んでいました。 それからお昼ご飯を食べに友だちの家に集まり、私はホストマザーの作って くれたサンドウィッチを食べました。クラスの子達は日本のお弁当を期待して いたらしいです。私のホストスクールの中には日本語を少し話せる人や日本で 流行しているマンガやドラマを知っている人が意外に多いと思いました。お昼 を一緒に食べた子の中にも日本語を少し話せる子がいました。ルーシーという 女の子です。彼女は日本のキャラクターや街並みに関心があって、iPod にはア ジアのアーティスト達の歌がたくさん入っています。私に日本語で挨拶してく れました。私はまだ留学して間もないですが、外国語を話す難しさや楽しさに ついてはかなり多くの体験をしました。特に、その言語を母国語として話す人 に話しかけるのは、今の私にとってはちょっと勇気がいります。だからこそ ルーシーのような子を見習おうと思いました。 それから家に帰ると従姉妹のメロディとムードが来ていました。二人で私の 部屋に来て何か面白そうな物がないか探していたので、今のところまだ使って いない浴衣を着せてあげました。人に着せる練習はおろか、自分で着られるか もあやしいのに、何とか着せることが出来たのでほっとしました。二人ともと ても喜んでくれて、私も持ってきた甲斐があったなと思います。 ↑メロディ(左)とムード(左) 9月4日、今日はホストファミリーやその親戚の方とショッピングに行きま した。学校でいる物があったのでそれを揃えるためです。それから、衣類をほ とんど持って行かなかったため、こちらで人気の H&M や LL、pimkie などの洋 服屋にも寄りました。量はあまり買えませんでしたが、何にでもあうような白 のパーカーと黒い長袖のシャツを購入できました。しかし、今度の体育の授業 で要る運動靴が決まらず、必要な物を充分に揃えることは出来ませんでした。 家の近くにあるショッピングモールなので、また今度来て買おうということに なりました。閉店時間は8時と日本と比べると少し早いです。ベルギーの人は あまり夜遅くに外出することがないので、おそらく、夜遅くまで開いていても 人が来ないのでしょう。 買い物をするときもフランス語を教えてもらいながらです。日常生活に使え そうな単語はやはり生活しながら覚えていくのが一番だと思いました。でも何 度も覚え直さないとなかなか覚えにくい単語ばかりで苦しんでいます。早く自 分のしたいことが言えるくらいになりたいです。 9月5日、今日は昼からホストブラザーの従兄弟のメロディが来ていて、私 の部屋でフランス語を教えてくれました。私と同い年です。でも下に2人兄弟 がいて、私よりしっかりしていると思います。昨日買ったものを見せながら、 色と服の種類の名前を教えてもらいました。今までも何回か聞いてはいるので すが、なかなか頭に入らずとてももどかしいです。 そのあとは下に降りて庭でお茶をしていました。その頃にはホストマザーの 親友の方とその息子さんのミカエル、それからホストブラザーの友達が家に来 ていました。ミカエルは私と同じくらいの年です。お茶会に参加したのは大人 4人と私とメロディです。ホストマザーの親友の方が自家製のパテを持ってき てくれました。パンにつけて食べたのですが、とてもおいしかったです。お茶 をしながら私に振られる話題は最近行き始めた学校のことやフランス語が上達 したかどうかなどです。 今のところ、フランス語に関しては日々の生活の中で人と交流しながら勉強 していきたいと思っています。学校に関しては言葉の弊害のためコミュニケー ションがなかなか取りにくいと感じています。周りの方にそれを伝えると、み んなそれが普通だと言って励ましてくれます。ちょっと最近焦り気味で疲れて いたので今週末最後の日はホストファミリーやその友達の方とおしゃべりでき る時間を大切に、ゆっくり休みたいと思います。 メロディやホストブラザーの友達が帰った後は、ホストブラザーとミカエル と3人でモノポリーをして遊びました。モノポリーで遊んだのはこれが初めて です。楽しく遊びながらフランス語も勉強できて一石二鳥ですね。でもどうし てもルールが分からないとゲームにならないので2人に手伝ってもらいながら 遊びました。結果はホストブラザーのニコが優勝。私はビリでしたがゲームで 遊んだことでホストブラザーやミカエルと打ち解けることが出来た気がします。 晩ご飯はホストマザーの親友一家とともに家でムール貝とフリッツを食べま した。一番定番のベルギー料理でみんなすごい量をあっというまに食べてしま います。フリッツにつけるソースで SAMOURAI というのがあるのですが、と てもおいしいです。いろんなソースの中で私はこれが一番気に入っています。 ご飯を終えるとみんなの提案で私のヴァイオリンの演奏を披露することになり ました。予想外だったので緊張して上手く弾けませんでしたが、それでも最後 まで弾ききりました。弾いたのは日本の国歌です。日本の国歌は伴奏が無くて もとても美しいメロディなので一応断りを入れてから弾かせてもらいました。 ベルギーの国歌はどちらかというとみんなで歌って盛り上がるような歌なので 、 日本の国歌とは対照的です。留学中にベルギーの国歌が歌えるようになりたい です。 明日はまた学校です。今度は体育の授業があるので少し楽しみです。 9月8日、今日は水曜日です。水曜日は学校が午前中で終わるので、午後は ゆっくりと自分のしたいことができます。今日は友達とバス停まで帰った後、 私は市民プールに行ってきました。しかし、今回私は泳がなかったのでみんな が泳いでいるのを一緒に見ていたメロディと先に歩いて帰りました。プールに はたくさんの遊具やアスレチックがあってとても面白そうでした。また機会が あれば泳ぎに行きたいと思います。 今日家に帰る途中、ホストブラザーのニコとその友達とニコの従兄弟に会い ました。3人とも帰りがけに買ったフリッツを食べながら歩いていました。私 もそれを少しもらって4人で帰りました。ニコはオランダ語の学校に通ってい るので、その友達は普段からオランダ語で生活しています。だから突然話がオ ランダ語になったりフランス語に戻ったりすることがよくあります。プールか ら帰ったときはニコとその友達は2人でオランダ語の漫才を見ていました。 夕方なってみんなが帰った後、ホストマザーが昨日から準備していたブイヤ ベースを温め始めました。ブイヤベースを作るのは初めてだそうですが、私に スペシャル料理を食べさせてくれるためにインターネットのレシピを確認しな がら作ってくれました。魚介類はみんなあまり好きではないようなので、食べ るとなると大量のブイヤベースは半分くらい残ってしまいました。魚やエビが 好きな私は久しぶりにお代わりまで頼んで食べました。ホストマザーはそれを 見て喜んでくれました。 ←晩ご飯のブイヤベース 9月11日、今日は私がベルギーで行く、初めてのロータリー交換留学生の 地区での集まりがあった日でした。朝起きて支度を済ませ、車に乗ってホスト ペアレンツと一緒にブリュッセルの中心部へと向かいました。会場に着くまで の道には高級ブティックの建ち並ぶ通りや、ベルギーの王室が見える公園など があり、ホストマザーの案内で私は車の中でのベルギー観光を楽しめました。 会場にはもうロータリー関係者の方がたくさん集まっていました。ロータ リーのブレザーを着た私と同じ交換留学生もたくさんいました。写真を撮って いる人や同じ国同士で集まっている人、他の国からの留学生と交流している人 など様々です。説明を受ける場所まで移動し、それぞれ席に着きました。私は ホストペアレンツと一緒に座りましたが、中には留学生同士で座っている人も いました。説明はフランス語と英語でありました。フランス語はほとんど分か らないので私が聞くのは英語でしたが、英語でも分からないことがあり、少し 不安になりました。でも基本的に私の地区ではフランス語でコミュニケーショ ンを取るようです。改めて、フランス語を勉強しなければと思いました。 ←会場には各留学生たちの国旗が飾ってありまし た 今日の活動は留学に関することやトリップの説明を受けた後、バーベキュー の時間でした。バーベキューが終わった後はローテックスの方たちのプレゼン テーションを聞きました。人数が多いのでなかなか全員の名前を覚えることは できません。自己紹介の時間がありましたが、とても簡単なものでした。バー ベキューの前にグループに分かれてそれぞれのグループ内で交流しましたが、 短時間で初対面の人と不慣れな英語で話すのは難しかったです。このグループ の分け方がとてもユニークで、配られた紙に書いてある動物の鳴き声を真似し て同じ動物の人を見つけた人から解散というものでした。でもほとんどの人は 動物の鳴き声を真似するというのが恥ずかしいので、紙を見せ合いながら集 まっていました。ちなみに私はネコだったので割と簡単に仲間が見つかりまし た。 自己紹介の時に本当は日本に行きたかったという女の子がいて私はとても気 になったのですが、残念ながら違うグループでその時は話せませんでした。し かし、その後にその子から話しかけてくれて、知っている日本語を使って自己 紹介をしてくれました。その子は日本の漫画が好きで日本語をいくつか知って いて日本に留学するつもりだったそうです。とてもフレンドリーな子でおしゃ べりがはずみました。 バ ー ベ キ ュ ー で は 買 っ た 4 枚 の チ ケ ッ ト に そ れ ぞ れ “BBQ”、“DRINK”、“CAFE”、“DESERT”と書いてあって、それで食事を行いま した。留学生同士で話しながら並んで待っていました。アジアからの留学生は 人数が少なく、台湾の留学生を見たホストペアレンツにあの人達は日本人?と 訊かれました。でもこの地区では日本人は私一人です。アメリカやカナダ、メ キシコからの留学生が多かった印象があります。並んでいるときに私の前にホ ストペアレンツが私に日本人かどうか訊いた台湾人の男の子と女の子が二人並 んでいました。最初は二人で中国語を話していたので声を掛けづらかったので すが、いきなりこっちを向いて男の子の方に日本語で「こんにちは」と言われ ました。それからはインドネシアとオーストラリアからの留学生も交えてみん なでおしゃべりをしていました。食事をとる場所でも台湾の女の子と一緒に彼 女のホストファミリーの隣に座りました。 台湾の男の子も一緒に座り、食後に休憩していると、台湾の男の子のホスト ファミリーに話しかけられました。驚くことでもないのかも知れませんが、彼 が今お世話になっているホストファミリーは私の家に今ステイしているアナイ スの家族だったのです。それから私の家族やアナイスの事についていろいろと 話しました。留学前は自分のことで精一杯でしたが、留学生活がスタートして 、 日本の家族とアナイスがどうしているか気に掛ける余裕が出来てきました。だ からアナイスの家族に会えたことがとても嬉しかったです。 すべて終わった後、ホストペアレンツの所へ帰ると、ホストペアレンツはホ ストブラザーのニコのお姉さんのアレクシアがステイしている家の女の子のホ ストファミリーと話していました。こういうことは交換留学ならでは、また ロータリーならではなのでとてもおもしろいと思います。 ロータリーの集まりを終えて次に“足の夢(そのまま日本語に訳しました)”とい う大きな公園に寄りました。そこは湖があったり、植物があったり自然に溢れ ていました。湖には鳥が泳いでいて、魚もいるらしく、釣りをしている人がた くさんいました。ここはホストブラザーのニコやアレクシアが小さいときに遊 びに来たところだそうです。湖の周りを一周すると、ホストファザーがアルメ ニアの人に声を掛けられ、その人達に付いていくことになりました。彼らはお 誕生会をここで開いていました。人がたくさん集まっていて、アルメニアの音 楽が流れていてとても賑やかでした。みんなとても親切で、伝統料理のカバブ やラバッシュ、羊肉の煮込み料理などをたくさん食べるように勧めてくれまし た。ホストファザーはウォッカを飲んでいました。アルメニアの人とはいって もみんなフランス語を話せます。ホストペアレンツは今日の出来事やロシアの こと、アルメニアのことなどいろんな話をしていました。ベルギーは本当にい ろんな国の人が集まっていていろんな文化に触れることができる面白いところ だと思います。最後にケーキやフルーツを食べて私たちは帰りました。6時か ら8時くらいまで約二時間そのお誕生会に参加していました。 ↑アルメニアのみなさん、親切な方ばかりでした 公園を出た後、今度はブリュッセルの中心部へ向かいました。今日はお祭り がある日だそうです。コミックストリップという、街中で大きなキャンバスに イラストを描くイベントが行われていました。ベルギーはヨーロッパのマンガ 大国と言えるほど、ユニークなキャラクター達をたくさん生み出しています。 その代表がタンタンです。大きな警官のキャラクターのエアバルーンがあり、 その近くに本当の警察が集まっていて、何とも面白かったです。夜遅い時間で すが、お祭りはこれからということで、人が溢れていました。私たちはいった ん楽器博物館(Musée des Instruments de Musique)で休憩しました。この建 物の外観はとても美しく、最上階からはブリュッセルの歴史的建物を見渡すこ とも出来ます。 ↑ポップなイラストが描かれていました 休憩をした後、今度は実際に有名な建物を見て歩きました。お祭りの日以外 にも当然観光スポットとして賑わっていますが、今日は一段と人が多く、街中 の至る所でパフォーマンスが行われていました。音楽にのってみんなダンスを していたので少し驚きました。どの人も気分が高揚していて、私としては車に 誰か轢かれるんじゃないかなど心配事がたくさんありました。ホストペアレン ツとコンサートを見ていたとき、人混みの中で学校の友達の顔を見つけました 。 そのうちの一人が私に気づいてくれて3人でホストペアレンツと私に挨拶をし に近くまで来てくれました。いつもお昼ごはんを一緒に食べている男の子たち です。意外なこともあり、驚いて上手く今の状況を説明できませんでしたが、 これだけ人が集まっていればあり得ることなんだろうなと思いました。日本人 の観光客ともすれ違いました。最後に帰る前に花火を見ました。日本のものよ り規模は小さいですが、お祭りを盛り上げる最後の締めとしてぴったりだと思 います。 ↑ベルギーで見つけたお寿司屋さん(左)、完成した絵(右) 今日は車で少し遠い所まで出て行ったので、様々な体験ができました。明日 はゆっくり休んで疲れを取りたいと思います。 9月14日、今日は Anderlcht の学校は基本的に休みの日だそうで、私の学 校も休みでした。特に予定もないので家にいたのですが、昼にあったホストマ ザーからの電話を私が取らなかったので、心配したホストマザーが家に帰って きて家に掛かってきた電話はすべて取るようにと注意されました。また、うち で飼っているスコッティをリビングに一人にしないようにということも言われ ました。その後はホストマザーとソファに座ってフランス語の勉強をしました 。 内容はとても基本的なことで、主語と動詞の活用の変化などです。そのあたり は事前に自習を少ししていたのでホストマザーと確認の意味も兼ねて改めて学 習をしました。発音などはやはり自分一人では分からないので良い機会でした。 昼は従姉妹のメロディが来て、私が今日学習した覚えたてのフランス語を披 露することになりました。まだ初めてで使い慣れていないので、みんな見守る ような姿勢で聞いてくれました。若干不完全なフランス語でしたが、褒めても らえたことが嬉しかったです。 夜は夕食をホストマザーと一緒に作ることになりました。一昨日の夜、ホス トマザーから、家事は気づいたことがあれば手伝ってほしいと言われ、それか ら一週間のうちのどれか一日選んで夕食を一緒に作ることを決めたからです。 それが今日、火曜日の夜で、今日はカルボナーラを作りました。作り方自体は とてもシンプルだったので無事に料理を終えることが出来ました。ホストマ ザーと会話を続けられるようにいろいろと考えながら料理をしていました。日 本では母の手伝いをあまりしていなかったのですが、今回料理をするのがとて も楽しかったので、日本に帰ったら母の料理を手伝いたいなと思いました。カ ルボナーラはホストブラザーの大好物だそうで、たくさん食べていました。私 も、おいしかったのでいつもより多めに食べました。 9月15日、今日は学校が午前中で終わる水曜日だったので、午後は日本か ら母が送ってくれた宅配を取りに行った後、ソルフェージュとヴァイオリンの レッスンに行きました。宅配を取りに行ったのは家の近くにある WEST LAND というショッピングモールの中の郵便局です。関税は10ユーロでした。思っ たより安い金額で済んだので安心しました。宅配を取りに行くのには従姉妹の ムードとそのお母さんも一緒に付いてきてくれたので、その後に洋服を見て 回ったりお茶をしたりしました。私は喫茶店でジュースを買ったのですが、 てっきり普通のフルーツジュースだろうと思い、何回か振ってしまいました。 でもそれは実は炭酸飲料で、開けるときにドキドキしました。ベルギーは売ら れているジュースのうちの炭酸飲料の割合が高く、リプトンの紅茶も炭酸、 ファンタやコーラが人気の飲み物と私にとっては少しつらいです。 その後、ソルフェージュの時間が近づいてきたのでムードたちを家まで送っ て急いで音楽学校へ向かいました。ソルフェージュは今日が初めてなので少し 緊張しました。私が教室に入ったときにはもう授業が始まっていて、英語が話 せる人の横に座らせてもらい、その人に先生が何を話しているのか教えてもら いながら授業を受けました。しかし、内容は音楽家の話や歴史などだったので ほとんど分かりませんでした。ソルフェージュを終えたら、そのすぐ後にヴァ イオリンのレッスンです。フランス語があまり話せないので先生も最初は不安 だったようですが、なんとか意志を伝えることができたので楽しくレッスンを 終えることが出来ました。新しい曲ももらったので家でも練習を頑張ろうと思 います。これからのレッスンが楽しみです。 ↑今日の夕食のピザ屋さんにて(左)、ヴァイオリンを弾くムード(右) 9月27日、今日は学校の友達とブリュッセルの中心部で遊びました。私が 住んでいる所もブリュッセルですが、ブリュッセルの中心にはもっと観光ス ポットが集まっています。今朝は友達のお父さんが運転する車で移動しました 。 車の中から街を眺めていると、建物の壁にマンガが描かれていることに気づき ました。写真は撮れなかったのですが、いろいろなところにおもしろいイラス トが描かれていて見ているだけで楽しかったです。到着した後は徒歩でした。 降りた場所の近くにはあの有名な小便小僧の像があります。こちらでは彼をマ ネケンピス(Mannken Pis)と呼びます。マネケンピスにまつわる伝説は多々 ありますが今日聞いたのは、魔女の家の近くで用を足していた少年が魔女に見 つかり、そのまま石に変えられてしまったというものでした。他にもいろいろ あるので、気になった方は探してみてはいかがでしょうか。 ↑小さなマネケンピス、周辺のお店にはマネケンピスのディスプレイがたくさんあり ます このマネケンピスのある辺りはお店がたくさん集まっています。ここに来る のは今日でニ回目ですが、お店に入るのは初めてです。初めに来た時から気に なっていた可愛いお菓子のお店、やはり外観の可愛らしさが目をひくようで、 友達の方から入ろうと言われました。私たちはそれぞれ棒付きキャンディを買 いました。お店を出てキャンディを舐めながら今度は H&M や ZARA などの洋 服屋さんが並ぶ通りへ向かいました。今日はどこのお店にも入りませんでした が、時間があるときにまた来たいなと思います。今日は人が多かったです。 ↑キャンディを買ったお店 そのあとは小便少女の方へ向かいました。こちらはジャネケンピスと言いま す。鉄格子が掛けられていて、よく見えませんが小さな通りにひっそりと建っ ていました。割と新しいものでこちらは由来などがありません。見に来る人も 少なかったです。場所も分かりずらいですが。ジャネケンピスを見た後はワッ フルを買ってグランプラス(Grand Place)で食べることになりました。ここ は世界遺産に登録されています。それだけとても美しい建物です。彫刻が細か く、それぞれの建物に意味があります。今日も観光客の人々がたくさん集まっ ていて、日本人の観光客も少し見かけました。 ↑チョコレートフォンデュの機械とワッフル ワッフルを食べ終わり、メトロで帰ることになりました。メトロを利用する のも今回で二回目です。人が多いので、友達と手をつないで歩きました。メト ロに着く少し前から雨が降り出したので小走りで向かいました。みんなでお揃 いのものを買おうということで、メトロを出てバスに乗り継ぎ、WESTLAND SHOP へ向かいました。ここはいつも行き慣れているショッピングセンターで す。いろんなお店をまわった結果、C&A というお店で指輪を買うことに決まり ました。ちょうど人数分セットになった指輪がありました。少しデザインが違 うので自分の気に入った物を選びました。日本でこういった事はした経験が無 かったので、とても嬉しかったです。 9月29日、今日は学校が午前中に終わった後、学校の友達と遊びに行きま した。場所は二日前にも行ったブリュッセルの中心です。しかし今日はメン バーが替わり、人数も増えたのでお昼ご飯を食べたり、アジア系のお店が並ぶ 通りに行ったりしました。移動手段はメトロです。学校のそばにメトロがある ので助かっています。まず最初にアジアの雑貨店やサブカルチャーのお店に行 きました。そこの通りにはアジア各国の文字で書かれた看板がたくさんあり、 雰囲気が他と異なっていました。一緒に行った友達は日本のドラマやマンガが 好きということで、私と趣味が合致し、今日はそういったものがたくさん置い てあるお店に案内してもらいました。いわゆるオタク文化と呼ばれるものが中 心に置いてあり、フランス語に翻訳された漫画などが大量にあったので驚きま した。日本語の“かわいい”という言葉も結構知られているようで、友達も日本 のグッズを見ながらなんども“かわいい”と繰り返していました。 お店を大方見終わり、お腹が空いた所で、日本食が食べれるレストランに行 きました。”ANATA”という名前のお店です。メニューには天ぷらやお寿司、 ラーメンなどがあり、私たちはみんなで味噌かつラーメンを選びました。店内 では壁に設置されたテレビで日本や韓国の歌手のプロモーションビデオが流れ ていました。時には少し前の日本のバラエティも。お箸で食べるのは慣れてい ないようで、みんな私が食べるのを見ながらまねしていました。私がレンゲを スープを飲むためではなく、麺を一旦冷ますために使っていたので、そこまで まねしてくれました。麺が熱かったみたいです。 レストランに入る前にみんながお土産屋さんで買ってくれたプレゼントを、 レストランの中で渡してくれました。中身はワッペンとバッジ、それからグラ ンプラスのスノードームでした。スノードームはみんなで選んでくれたという ことで嬉しさも一入です。家に帰ってすぐロータリーのブレザーにワッペンと バッジをつけました。食事を終えた後、二日前にも行ったショッピング街に 行ったのですが、時間に追われて何も買えませんでした。でも、今日はとても 楽しかったです。今度はゆっくり時間があるときにまた遊びにいきたいと思い ます。 ↑パレロワイヤルに行ったときの写真、ホストファミリーとその親戚と共に
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