第3回ゆめまちメッセ開催される

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夏号
NEWS 第6号
第3回ゆめまちメッセ開催される
平成 21 年 3 月 15 日、第 3 回ゆめまちメッセが盛大に執り行われました。今回は中央生涯学習センターを
借り切り、市民による市民のためのイベントとして多くの方々の目を釘付けにしました。
今年は天候にも恵まれ、春の日差しの中、盛りだくさんのコーナーを飛び回る親子連れの姿がとても印象
的でした。主催者側のゆめまちネットでは、昨年から実行委員会を立ち上げて、準備を進めてきましたが、
多忙な会員が多く、その合間を縫っての実行委員会、最後まで苦労の連続。でも、第 3 回ゆめまちメッセ大
成功でした。本当にご苦労さまでした。
ゆめまちメッセ名物・1000人すいとん
文化ホール
星加 敦子
文化ホールでは、午前1 0 時から午後3 時まで、多彩なプログラムが満載でした。
開会セレモニーで池辺市長にご挨拶を頂いた後、ゆめまちネットの坂弘毅会長による講演「牛久の歴史再発
見」では、6500 万年前の白亜紀から篤姫の時代までの、我が街牛久の歴史が紹介され、教科書の中の遠く
離れた出来事が、いきなり自分のふるさと牛久の出来事につながる感動を覚えました。1 時間程の講演の後
は、がらりと変わって元気いっぱいのふたばランド保育園(牛久市中央)の園児の皆さんと先生方の体操や
手遊びで、舞台に一斉に花が咲いたように明るくなりました。この日はお天気上々の日曜日。ふたばランド
の皆さんはゆめまちメッセに来てくれるだろうか? という心配を見事に吹き飛ばす、60 名にも及ぶ園児の皆さ
んの参加で、会場は熱気でむんむん。園長の都築淳先生は、まるで NHK の体操のお兄さんの様に、舞台
と客席を往復しながら、園児以外の子どもたちも巻き込んで下さいました。
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ふたばランド保育園のみなさん
都築園長
園児の体操
元気な園児たち
午後は、我が街牛久で人気急上昇中の「歌声」です。ギターの橋本実さんのリードで
♪四季のうた♪学生時代などお馴染みの曲を 10 曲程、そして愛媛県松山市の町興しのイベントで選ばれた
市民の方の詩に新井満が曲をつけた「この街で生まれ」という新しい歌を覚えました。
♪♪
この街で生まれ
この街で育ち この街でおばあちゃんになって
おじいちゃんになったあなたと 歩いて行きたい ♪♪
どうです? 素敵な歌詞でしょう? メロデイも簡単で、直ぐに覚えてしまいました。ふるさと牛久にもぴったりで
すので、皆さんもぜひご一緒に歌いませんか? 毎月第 4 土曜に刈谷自治会館で、次回1 0 月1 8 日(日)に
は小坂自治会館で、橋本さんのギターで歌いますよ∼。
橋本さんと星加さん
歌声の会場
多目的ホール・学びのひろば
坂 弘毅
今回の多目的ホールは、「学びの広場」と銘打って、つくばの三つの研究所に科学実験等の出展をお願
いしました。森林総合研究所からは貴重なツキノワグマの剥製が展示され、子供たちは剥製の前でおっかな
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びっくり。シロアリの実験には子どもも親も真剣に見とれていました。その他に木偏の漢字テストや木材の積
み木など、自然に親しんでもらうという楽しいコーナーでした。
ヒグマの剥製
木材のサイコロ
二つ目の研究所は防災科学研究所です。ここでは、ちびっ子に有名な「ドクター・ナダレンジャー」が登
場し、巧みな話術によって、怖い雪崩や液状化現象を分かりやすく解説していただきました。
防災研からはもうお一方山本英二さんによる「地震波ってどんな波」という科学実験がありました。
地震波ってどんな波
ドクター・ナダレンジャー
そして三つ目の研究所が物質材料研究機構の小森和範さ
んによる、
「とても冷たい世界のできごと」という液体窒素を
使った実験で、普段見られない不思議な現象を親子で夢中
になっていました。
研究所以外では、牛久市からバイオマスタウン構想に関す
る資料展示と、B D F (バイオディーゼル燃料 (Bio-Diesel
Fuel)の元となる菜の花が展示されました。菜の花は満開ま
でまだしばらく時間がありましたが、この日のため
とても冷たい世界のできごと
にビニールハウスに入れて促成栽培をしていただ
いたそうです。メッセの会場に来た菜の花は可愛
い花をつけてくれました。牛久自然観察の森から
は間伐材を利用した丸太タワーに子どもたちは夢
中で高さ競争を繰り広げました。
その他には、牛久おもちゃ教室、手話教室、昔
のおもちゃ教室など広いはずの多目的ホールはす
し詰め状態となっていました。
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味の広場
根本 たけ
おいしいすいとん&混ぜご飯!
その源は・・・主婦の底力! !
メッセの前日、
「味のひろば」部隊の本陣、調理室はさながらの戦場だった。各会からつわもの? 達がは
せ参じ、頭には兜ならぬ三角巾、身体には鎧ならぬエプロン・割烹着、手には刀ならぬ包丁といった出で立
味のひろばの本陣
行列のできたすいとん販売
ちである。このつわもの達はイザ合戦・・・ではなく、すいとん、混ぜご飯の下準備がはじまった。用意するの
は1 0 0 0 人分、半端な数ではない。しかし、山のように積み重なった大根、人参、ごぼう、白菜がトント
ントンと刻まれていく。横ではすいとん部隊が小麦粉をこね、丸めるのに悪戦苦闘しつつも次々に茹であげて
いく。混ぜご飯部隊は具材の味付けに余念がない。それぞれが見事な働きで、作業は時間内に終了。さす
がなのだった。
当日は、調理室と外の炊き出し用の大釜二つを使い、すいとん作りだ。今回は前回好評だった味噌味に絞
っている。販売開始時間を見据えて火を入れる。前日の準備よろしきを得て、順調な滑り出しだ。が、やっ
ぱりアクシデントが起こった。今回のすいとん、混ぜご
飯は一般用の売り出しの他スタッフ、ステージ出演者
ゆめまちメッセ本部
の昼食用でもある。ステージに立つ保育園児達が当初
見込みより大幅増となり、調理室の分が足りなくなりそ
うだ。外の分を廻すしかない。1 0 0 0 人分あるのだ
から十分間に合うと思ったが、人出が多かったらどうし
ようかとハラハラしながら見守った。結果はちょうどう
まい具合にいって、ほっとした。天は我に味方したか。
「味のひろば」の実施に当たっては、多くの方々の協
力をいただきました。感謝、感謝です。ありがとうござ
いました。
味のひろばではもう一つのコーナーがありました。牛久の食材・名産品コーナーです。牛久市観光協会
から市内の商店の即売コーナーが設けられ、牛久名物の落花生やお茶、お味噌、餅菓子などコーナーの店
頭に並びました。
展示ホール・再発見のひろば
坂 弘毅
牛久には昨年重要文化財に指定された「シャトー・カミヤ」をはじめ多くの歴史的遺産があります。それ
らの遺産を一昔前の時代に遡り、眺めてみようという試みです。シャトー・カミヤのご協力によって、明治時
代のシャトーの写真を極限まで補正して、セピアの世界に入り込んでみました。古いよき時代を彷彿とさせる
シーンに無我の境地でじっと眺める方も多かったようです。次は市内の古い写真を集めてみました。市生涯
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学習課のご協力により市の広報に掲載された古い写真を幾つかお借りして展示しました。懐かしい牛久駅の
写真、駅前ひろばの賑わい、洪水で濁流と化した小野川、古い町並みの牛久宿等々。次のコーナーは、ひ
たち野うしくの開発史です。ひたち野東在住の太田さんが航空写真で記録するひたち野うしくの変遷です。
科学万博の頃より、現在までの変遷を時系列的に見られるという貴重なコーナーでした。
ひたち野うしく開発史
牛久大仏のできるまで
そして四つ目のコーナーは牛久大仏のできるまでの1 7 6 5 日記録写真です。写真グループの荒海さ
ん・牛久さん・大谷さんによる力作を一同に集めて展示しました。今回の再発見のひろばでは、牛久に住ん
でいながら普段見られない写真を集めたことで、牛久の良さを感じ取っていただけたのではないかと思いま
す。
ロータリー・福祉のひろば
根崎 直仁
三回目を迎えた「うしくゆめまちメッセ」において、
目玉の一つである福祉のひろばでは、市内各種団体や
関係機関の皆様のご協力のもと福祉用具・福祉車両体
験コーナー、起震車体験コーナー、福祉バザーコーナ
ーなど様々なブースを準備してきました。同時に、福
祉のひろばは中央生涯学習センターのロータリー部
分を会場としていたため、天候次第では出店場所の変
更や参加の中止など様々な事情を抱えており、福祉の
ひろばの担当としては、他のスタッフ以上に当日の天
福祉車両展示
気が気になっていたのを覚えています。
当日は朝から風が強かったものの天気は見事に晴
れ、福祉のひろばも無事にスタートできたことに安堵し
ました。天候に恵まれたことから、昼近くになると来場
者もどんどん増え、どのコーナーも多くの方々で賑わ
っていました。福祉のひろばは販売や体験コーナーが
中心だったので、お客さんとのコミュニケーションが直
にできたことから、
「これかわいいね」
「すごく美味しい
よ」
「また乗りたい」などと一人ひとりの生の声を聞け
福祉車両展示
たことが良かったと思います。出店を依頼した団体の皆様からも、メッセに参加できて良かったとの声はもち
ろんのこと、より良いイベントになるようたくさんのご意見をいただくことができました。
市民による市民のためのイベントであるゆめまちメッセはもちろんのこと、ゆめまちネットの活動がさらなる
飛躍を遂げるために、社会福祉協議会では今後も協力していきたいと思います。
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ゆめまちネット年次総会
名児耶 清吉
牛久市ボランティア・市民活動ネットワーク(ゆめまちネット)の平成 21 年度総会が、4 月 25 日(土)午後、
牛久市役所4 階で行われました。
池辺牛久市長、宮本保健福祉部長、清水市民生活部長を来賓としてお迎えし、坂会長の挨拶と池辺市長
の挨拶がありました。
坂会長は長谷川准教授の「こういう会は三年で跡形も無くなる」といわれたのが、よほど悔しくてならない
らしく、ことある度にそれを持ち出します。でも、考えるとこのことばがバネとなって、奮起して今日に至って
いるかも知れないので、まんまと長谷川さんの術中に陥ったのかも知れませんね。
議長に尾上容子さんが選出され、平田紀久子、安達美子さんのお二人が書記に任命されました。議事の
内容は「総会次第」に詳しく載っていますので、省略させて貰います。
その他のところで、池辺牛久市社会福祉協議会会長より「ゆめまちネット」への感謝状が披露されました。
これは、
「ゆめまちネット」の活動が認知された証拠の一端であり、すべての会員の健闘に与えられたものと
素直に喜びをともにして、より深く、より広い活動をこ
れからも一層展開していかなければと痛感しました。
議事も恙なく終了し、交流会に移りました。各会員
の活動紹介が済んだところで、突如美女軍団が出現し
ました。
「フラハイビスカス」メンバーの(昔の)諸嬢た
ちです。
私は近眼で耳が遠いため、一番前の席に座っていた
ので、その迫力に圧倒され、たじたじとなって、尻尾
を巻いて退却しました。いまだに夢の中に出てきます。
稲北ブロックボランティア活動研究集会
フラ・ハイビスカスの皆さん
牛久市社会福祉協議会 根崎 直仁
去る平成2 1 年2 月2 3 日(月)に稲北ブロックボランティア活動研究集会が、利根町にある布川地区コ
ミュニティセンターにて開催されました。当日は、龍ヶ崎市・取手市・牛久市・守谷市・稲敷市・河内町・
利根町から4 0 名を超える関係者が集り、各市町の代表のボランティア団体が、日頃のボランティア実践活
動の発表を行いました。
牛久市はボランティア活動が盛んであるということから2 団体の発表依頼があり、ゆめまちネットでは「牛
久子育てネットワーク紡ぎの輪」と「N P O 法人うしく里山の会」の2 団体を推薦させていただきました。
「牛
久子育てネットワーク紡ぎの輪」の活動発表は発足の経緯の説明から始まり、年度ごとにテーマを決めてプ
ロジェクト制で活動していること、そしてこれまでの主な取り組み、活動の成果と今後の課題を一つひとつ丁
寧にお話しされていました。
続いて、「N P O 法人うしく里山の会」では健康な森林作りのためのエコアップ作戦をテーマに、現在日
本を取り巻く環境問題の説明から始まり、自分たちが取り組んでいるエコアップ活動をパワーポイントで写真
を使用して分かりやすく発表されていました。
今回発表があった各市町のボランティア活動は、それぞれのまちの生活課題が反映されており、各団体と
も特徴がありとても印象に残りました。また、他市町の関係者の方々にも、牛久市のボランティア団体の活動
発表が刺激になっていただけたら幸いに思います。生活している地域は違いますが、このような活動発表の
場を通して、お互いに良い刺激となりさらなる活動の発展につながるものと思います。
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コラム
最近の出来事から
黒木喜久子
あなたからそんなことを言われる筋合いはない、施設と話し合ったらいいでしょう。S さん! だから家族と相談
しなさいと言ったでしょう? それにキーパーソン(先妻の子供)は本人に任せると言いましたね。あなたがここで
いいと決めたのでしょう? 入居3 ヶ月後S さんが病院へ診察の折にホームを紹介した病院の中にある地域連携室
の社会福祉士にホームの様子を伝えたところ、えらい剣幕で怒り始めた。
東京都に住んでいるS さんは 81 歳、マンションで一人暮らしをしていたが、3 年ほど前よりうつ病となり入退院
を繰り返していた。本年 1 月に大腿骨骨折で手術をし、車いすを使用しながらの退院となった。退院と同時に都内
の有料老人ホームへ入居した。
群馬県在住のS さんの姉(86 歳)からS さんが劣悪な老人ホームへ入ってしまったので行ってみてほしいとの
電話があった。定員 6 名のホームはビルの 6 階・7 階にありエレベーターは 6 階まで、S さんの住む 7 階までは
階段を使用しなければならない。S さんの部屋は小窓と天窓があり6 畳ぐらいの屋根裏部屋で見えるのは空と隣
のビルの窓のみ。廊下や階段は約9 0 c m幅、自分で操作する車イスは使用不可能、階段にはリストが設置され
ていてやっと通れるほどの狭さである。
S さんはF A X つきの電話器を持参して入居した。しかし再三、設置を催促しても準備中の返事だった。外部と
の連絡は全く断たれ、まるで牢獄のような生活になってしまった。契約書には付属設備に外線電話回線があると書
いてあるのに。 この病院から何人もの患者を紹介しているが不満を言う人は一人もいなかった。老人ホームは星
の数ほどあるのに内容など把握できませんよ。もう入居して 3 か月になるからもっと良いホームを探したらいかが
ですか?
と言われた。
(何百万円もの入居金を払ったのに・・・・)
本人を取り巻く人々も高齢者が多く適切な相談や判断ができなくなっている。
病院では在院日数に制限があり早期に退院させなければなりません。受け入れてくれるホームならどこでも紹介
し、患者は情報は少なく、知識もない中で選択など出来ず決定せざるをえません。そして最後は「自己責任でし
ょう」と言われてしまう。
安心して老後を過ごすには一体私たちはどうしたらいいのでしょうか。 誰か教えてください。
『地球のステージ ありがとうの物語』の上映へむけて
今回『地球のステージ
佐々江 健治
ありがとうの物語』
の上映を実施するに当たり、発起人としての思
いを述べてみたいと思う。この映画との出会い
は今年 1 月 17 日、読団連の「著者を囲む集
い」にドキュメント作家遠藤雅子氏をお招きを
して、講演して頂いたことに始まる。講演終了
後、講演内容を会報『やまびこ』に掲載する
ためのやりとりの中で、氏よりこの映画は大変
素晴らしい映画で、多くの人に是非見て欲しい
と、映画のチケットとパンフレットを送っていた
だいた。そして牛久でも出来たら自主上映して
頂けたらありがたい。実はこの映画の監督は息子の嫁の父親だという話をされた。とりあえず東京東中野でこの映画を
見て、桑山医師と佐藤監督の熱い思いに触れて、私もまたこの映画を全ての人に、特に若い世代、小中高生の皆さん
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に是非見せたいと、そのためには、ワンコインで、誰でも気軽に見てもらえるようにしようと、熱くなってしまったわけで
ある。気が付いたら「牛久で上映します」と、事務局に連絡していた。
しかしこの様な事業の経験が全く無い私にとって、何から始めればよいのか全然分からない。とりあえず勧められて
会場だけは押さえたものの、3 ヶ月間「ありがとうの物語」の事務局から「どうなりましたか」「どんな具合ですか」と
の問い合わせも黙殺して、どうすれば実現できるか、何をしなければいけないのかを考え続けた。無知な私は話をし
て、チラシを見せれば、多くの人が賛同してくれるはずだと思っていたのである。
そして辿り着いたのは「ゆめまちネット」であった。さすが「ゆめまち」には多彩な才能を持った人ばかりでなく、熱
い心の持ち主の集まりだった。
「ゆめまち」と出会った事がこの映画の上映を決定付けたといえる。そして、ポスター、
チラシの印刷、チケットの作成など多くの実務を、「ゆめまち」にお願いする事によって加速度的に実現へと進んでいく
事になった。そして 7 月始めの現在チケットの販売までこぎつける事ができた。残り約 2 ヶ月、どこまで販売できるか分
からないが、熱き心を信じて、チケットを売りさばいて行きたいと思う。
8 月 28 日(金)
牛久市エスカード生涯学習センター・多目的ホール
上映開始:
(昼の部)午後 2 時 (夜の部)午後 6 時
一般 500 円・高校生以下 100 円
★15 時 45 分から佐藤監督に映画のエピソードを伺います ★命がけで撮った紛争地域ガザの記録写真展同時開催
チケット取扱所:浩文堂書店 ハモナ・カフェ
連絡先:090-4388-3769(佐々江) 090-6186-6900(吉岡)
主 催:牛久市読書団体連合会
後 援:牛久市、牛久市教育委員会、牛久市ボランティア・市民活動ネットワーク「ゆめまちネット」、牛久市文化協会
牛久市 PTA 連絡協議会、牛久市子ども会育成連合会、牛久市青少年育成市民会議
先進地視察研修―那須塩原なじみ庵・アジア学院に学ぶ!
渡部 仁
★本年のゆめまちネット先進地視察研修の視察先は、那須塩原市のなじみ庵とアジア学院です。7/7(火)
牛久市のバスを利用し、午前 7:20 出発。10:00 東北自動車道の西那須野塩原I C のゲートを出たところ
から、なじみ庵代表の飯島
恵子代表(N P O 法人ゆい
の里理事長)がバスに同乗
し、終日、ガイド役まで務
めてくださいました。
★
なじみ庵
は地域の
方々自らが活動する「生き
がいづくり」、自主的に活
動しながら介護予防へとつ
ながる場の提供、高齢者の
持つ貴重な知恵や技を伝
える伝習会、地元商店街や
なじみ庵の前で飯島代表と
市街地の活性化につなげ
ようと、市民と行政(那須塩原市)の協働のもとに平成1 7 年に発足しました。本年3 月末現在の会員は、
6 0 歳∼9 8 歳までの1 5 0 名です。われわれが なじみ庵 に顔を出すと、会員とボランティアの方々が、
青い山脈のメロディーにのせて自作のテーマソングで歓迎いただき、リズムに合わせた手足の体操を元気に
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披露してくれました。目玉は、ボランティアの方が調理する地場野菜たっぷりのお昼の人気メニュー日替わり
のコーヒーつき「お袋の味ランチ」。一般5 0 0 円、会員はなんと3 0 0 円と大好評です。介護保険による
ディサービスは本人負担が1 割ではあるが、1 日1 万円以上もかかるが、なじみ庵では 1 ヶ月1 0 0 円の
会費で終日利用できます。今後の地域のあり方を考える上で大いに参考になりました。
★午後はなじみ庵の飯島代表の案内でアジア学院に向かいました。同校は1 9 7 3 年に設立されたキリスト
教関連の国際人材養成機関で、アジア・アフリカなどの農村地域の民間開発団体(N G O )から、その土
地に根を張り、その土地の人々とともに働く 草の根 の農村開発従事者を学生として招き、自国のコミュニ
ティの自立を共に目指す指導者を養成しています。研修期間は1 年。学生にかかる費用は授業料1 6 0 万
円、渡航費(平均)2 5 万円にも達するが、全額アジア学院が負担しています。運営は、後援会員の会費
や寄付などによる浄財で賄っており、政府等公的機関の助成は一切受けていないとのことで、参加者からは
感嘆の声が上がりました。食料は、学院内外の畑で有機栽培した米、野菜、池で養殖した鯉、養豚、養鶏
等で自給自足しており、余った分はお土産として販売したりしています。このような施設が日本にあることに
誇りを感じてしまいました。
★ 本年度から地域コミ
ュニティを担当した牛久市社
会福祉協議会の若きエース
高橋さんは、「一番印象に残り
勉強になったことは、ゆいの里
7月25日(土曜)・26日(日曜)
第28回
午後1時 ∼ 5時 30 分頃
うしくかっぱ祭り
代表の飯島さんをはじめとする
スタッフやボランティアの方々
牛久市役所脇 近隣公園
のパワフルな熱意でした。地域
の方々とのつながりをもっと
もっと強め牛久の現状を把握
することが急務と痛感した。ま
ずは、ボランティアや ふれあ
いサロン の方々、各学校関係
者、行政等できるだけ、多くの
ビーズ球の
昔なつかしい味
立体模型作り体験!
方に自分の顔を売り込んでい
きたい。いろいろな人たちの悩
みや不安を知り、人と人とのつ
ながりの中で牛久の課題を知
楽しい
ヨ∼ヨ∼
つり
コ ー ナ ー
地上デジタルテレビの魅力を紹介
り、地域の方々とともにまちづく
りをすすめていきたいと思いま
す」と新たな決意を語ってくれ
ました。
レジ袋撲滅大作戦!& ベーゴマ大会!
環境とリサイクルコーナー
森においでよ!!
オリジナル・ミニうちわを作ろう!
自然観察の森コーナー
大人気です!!
福祉のお店 コーナー
わくわく・身障デイ(社協)
ホットピア工房
都合により変更になることがあります
ゆめまちネットは、今年もうしくかっぱ祭りの遊びの広場を担当します。
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編集後記
早いもので、今年も半年が経過してしまいました。地球温暖化は相変わらず大きな問題として捉
えられ、レジ袋の有料化(削減)
、エコカーの開発競争とそれに伴うエコカー減税等々、何となく環境に配慮する
ことが現代人のモラルと言った風潮が浸透してきました。これまでの贅沢がここで見直され、あらゆることに「もっ
たいない」が叫ばれ、汚れた地球を美しい水のある星に戻すためには一人ひとりが環境に配慮した意識ある行動
をとらなくてはならない時代になっています。
先日、散歩の途中で城中町の城中貝塚に立ち寄ってみました。稲敷台地の南の外れ、台地の上に縄文時代の
貝塚が静かに時を刻んでいました。畑の中に散らばる海の貝殻。そして小さな土器の欠片が今から 6000 年前、
縄文人たちはここに集落をつくり本当のエコの生活を営んでいたことと考えられます。貝塚だからゴミ捨て場という
短絡的な考えではここで終わってしまいますが、貝塚のすぐ下には古鬼怒湾という太平洋の内海が入り込み、渚
では豊富な貝が重要な食料となっていたはずです。この当時は地球が今よりも遙かに暖かく、両極の氷は殆どが
溶けて、海水面は3 m∼4 m近くも上昇していました。当然牛久沼は海の底、城中の中に入り込む谷津の奥深く
まで海水が入り込んでいたのです。貝塚には貝殻の他、土器片が無数散在すること考えますと、ここでは、縄文
人たちが豊富な海の幸を採り、保存食として加工していた工場跡地で、その近くには土器を焼く窯(茨城町小幡に
は縄文土器の製作工房跡・上り窯があります)があったかもしれません。縄文人のエコな生活を想像しながら夢
を膨らませてみると、今の現代人が如何に無駄な生活を営んでいるか、古代まで遡らなくても良いのですが、便
利さに慣れきった生活から、時々スローライフに身を任せては如何でしょうか。(坂)
平成 21年度活動計画
活動
総会
代表者会議
運営委員会
研修会
協働活動
啓発活動
ゆめまちメッセ
日程
4月25日
13:30∼15:30
7月11日
13:30∼15:00
11月5日
15:00∼16:30
毎月第一木曜日
13:30∼15:00
7月7日
9月
日
2月6日∼7日
7 月25日
8月28日
10月1日
12月 5 日
随時
内容
備考
市役所4階第三会議室
ボラセン
ボラセン
街中サロン・なじみ庵&アジア学院
栃木県那須塩原市
リーダー研修 13:30∼15:30
会員の研修と親睦
かっぱ祭り遊びの広場
ありがとうの物語上映
赤い羽根募金活動
うしく・せいかつ・環境祭り
人にやさしいまちづくりプロジェク
ト
総合福祉センター
福島県猪苗代町
近隣公園
エスカード生涯学習C
中央生涯学習C
HP、会報発行他
別途検討
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入会はいつでも受け付けています。ぜひ、お気軽にご連絡ください。
連絡先 牛久市社会福祉協議会内 ゆめまちネット事務局(担当 伊藤・高橋)
TEL 029-871-1295 FAX 029-871-1296
10
編集責任
ゆめまちネット広報委員会
渡部 仁、 岡野 健
坂 弘毅