1(補装具・日常生活用具等の申請手続き)

「 在 宅 生 活 ハ ン ド ブ ッ ク No.1 」
補装具・日常生活用具等
の申請手続
別府重度障害者センター
( 支 援 課 2 01 3 )
もくじ
はじめに・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1
Ⅰ
補装具費支給制度の概要
1
補装具とは・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1
2
補装具費の支給・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2
(1)対象者・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2
(2)実施主体・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3
(3)補装具費の支給・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3
①償還払い・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3
②代理受領・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5
(4)補装具費支給の判定と決定・・・・・・・・・・・・ 6
(5)更生相談所の名称・・・・・・・・・・・・・・・・ 7
(6)補装具の種目一覧・・・・・・・・・・・・・・・・ 8
( 参 考 ) 補 装 具 種 目 の 例 (肢 体 不 自 由 者 用 )・ ・ ・ ・ ・ ・ 1 0
Ⅱ
日常生活用具給付等事業の概要
1
日常生活用具とは・・・・・・・・・・・・・・・・・12
2
日常生活用具の支給・・・・・・・・・・・・・・・・14
(1)対象者・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・14
(2)実施主体・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・14
(3)支給の仕組み・・・・・・・・・・・・・・・・・・14
①償還払い・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・15
②代理受領・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・16
( 4 ) 日 常 生 活 用 具 種 目 一 覧 (例 示 ) ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 1 7
( 参 考 ) 日 常 生 活 用 具 種 目 の 例 (肢 体 不 自 由 者 用 )・ ・ ・ 2 3
はじめに
利 用 者 の皆 さんの中 には、当 センター利 用 中 に車 いすや装 具 を作 ったり、終
了 前 にベッドやマットレスを購 入 した方 が多 いと思 います。これらの多 くは、補 装
具 や日 常 生 活 用 具 の支 給 制 度 を利 用 したもので、申 請 手 続 はPTやOT、ケー
スワーカーなどが代 行 していました。しかし、終 了 後 にこれらの制 度 を利 用 して
新 たに車 いすを作 製 したり、日 常 生 活 用 具 を購 入 したりする場 合 は、みなさん
自 身 が申 請 手 続 を行 うか、家 族 や地 域 の支 援 者 の協 力 を得 て行 う必 要 があり
ます。このため、在 宅 生 活 に欠 かせない補 装 具 、住 宅 改 修 、日 常 生 活 用 具 の
申 請 手 続 など最 も一 般 的 な福 祉 制 度 について説 明 します。
なお、今 回 説 明 します補 装 具 や日 常 生 活 用 具 の支 給 制 度 以 外 に、健 康 保
険 や介 護 保 険 、労 働 災 害 保 険 制 度 などによるものもありますので、今 後 、他 の
制 度 についても別 冊 にて詳 しくご紹 介 していきます。
Ⅰ 補 装 具 費 支 給 制 度 の概 要
1.補 装 具 とは
補 装 具 とは、法 律 上 は「障 害 者 等 の身 体 機 能 を補 完 し、又 は代 替 し、か
つ、長 期 間 にわたり継 続 して使 用 されるものその他 の厚 生 労 働 省 令 で定 め
る基 準 に該 当 するものとして、義 肢 、装 具 、車 いすその他 の厚 生 労 働 大 臣
が定 めるもの」(障 害 者 総 合 福 祉 法 第 5条 第 24 項 )とされており、さらに、細
かな基 準 としては、厚 生 労 働 省 令 で次 の各 号 のいずれにも該 当 するものと
されています。
(1) 障 害 者 等 の身 体 機 能 を補 完 し、又 は代 替 し、かつその身 体 への適 合 を
図 るように製 作 されたものであること。
(2) 障 害 者 等 の身 体 に装 着 することにより、その日 常 生 活 において又 は 就
労 若 しくは就 学 のために、同 一 の製 品 につき長 期 間 に渡 り継 続 して使 用
されるものであること。
(3) 医 師 等 による専 門 的 な知 識 に基 づく意 見 又 は診 断 に基 づき使 用 される
ことが必 要 とされるものであること。
-1-
厚 生 労 働 大 臣 が定 めるもの
障害の種類
種
目
義 肢 ( 義 手 、 義 足 )、 装 具 ( 上 下 肢 装 具 、 体 幹 装 具 等
肢体不自由
〔 ポ ー タ ブ ル ス プ リ ン グ バ ラ ン サ ー 含 む 〕)、 座 位 保
持装置、車いす、電動車いす、歩行器、歩行補助つ
え(松葉づえ、カナディアン・クラッチ、ロフスト
ランド・クラッチ、多点杖、プラットフォーム杖)
※ 18 歳 未 満 の み 座 位 保 持 い す 、 起 立 保 持 具 、 頭 部 保
持具、排便補助具
重度の肢体不自
由かつ音声・言
重度障害者用意思伝達装置
語障害
視覚障害
盲人安全つえ、義眼、眼鏡(矯正眼鏡、遮光眼鏡、
コンタクトレンズ、弱視眼鏡)
聴覚障害
補聴器
難病患者等
車いす、電動車いす、歩行器、意思伝達装置等
※ ただし、予 備 のための補 装 具 、または日 常 生 活 以 外 の用 途 (スポーツに
使 用 する車 いすなど)の補 装 具 を支 給 することはできません。
※ 装 具 (上 肢 装 具 )として、自 動 車 ハンドル旋 回 装 置 が申 請 できるかにつ
いては自 治 体 に確 認 して下 さい。
※ 原 則 として費 用 支 給 は、1 種 目 につき 1 個 分 となっていますが、教 育 上
や職 業 上 等 特 に必 要 と認 めた場 合 は、2 個 分 まで支 給 される場 合 があり
ますので、自 治 体 に確 認 して下 さい。
2.補 装 具 費 の支 給
補 装 具 の購 入 又 は修 理 に要 した費 用 (基 準 額 )の 100 分 の 90 に相 当 する
額 (補 装 具 費 )が支 給 されます。
(1)対 象 者
満 18 歳 以 上 :身 体 障 害 者 手 帳 の交 付 を受 けている身 体 障 害 者 又 は
難病患者等
満 18 歳 未 満 :身 体 障 害 者 手 帳 の交 付 を受 けている児 童 又 は身 体 に
同 程 度 の障 害 のある児 童 及 び難 病 患 者 等
※ 平 成 25 年 4 月 から施 行 された障 害 者 総 合 支 援 法 では、障 害
-2-
者 の範 囲 に一 部 の難 病 患 者 等 が加 えられたため、難 病 患 者 等 に
つい ては 身 体 障 害 者 手 帳 の有 無 にかかわらず、必 要 と 認 められ
た場 合 には支 給 の対 象 となりました。
※ 介 護 保 険 制 度 や労 働 災 害 など、他 の制 度 により給 付 が可 能 な場
合 は他 の制 度 が優 先 され、この制 度 の対 象 にならないことがありま
す。
(2)実 施 主 体
市町村
(3)補 装 具 費 の支 給
障 害 者 (障 害 児 の 場 合 は 扶 養 義 務 者 )が市 町 村 長 に申 請 し、更 生 相
談 所 等 の判 定 等 に基 づく市 町 村 長 の決 定 により、補 装 具 費 の 支 給 を 受
けます。法 律 上 は償 還 払 いとなっていますが、高 額 な補 装 具 もあることか
ら、一 般 的 には市 町 村 による代 理 受 領 方 式 の仕 組 みが取 られています。
償 還 払 いと代 理 受 領 について説 明 しましょう。
① 償還払い
償 還 払 いとは、市 町 村 から補 装 具 費 の支 給 決 定 を受 けた後 、皆 さ
ん自 身 が補 装 具 業 者 に費 用 全 額 を一 旦 立 て替 えて支 払 い、後 日 、
自 己 負 担 分 を除 いた支 給 額 を市 町 村 に請 求 して還 付 してもらう方 法
です。補 装 具 は高 額 であり、一 時 的 に購 入 費 を全 額 支 払 うことにな
るため、償 還 払 いよりは代 理 受 領 方 式 がお勧 めです。
※利 用 者 負 担
原 則 として1割 (定 率 )を負 担 します。ただし、世 帯 の所 得 に応 じて
利 用 者 負 担 に上 限 額 が設 定 されます。また、障 害 者 本 人 又 は世 帯
員 のいずれかが一 定 所 得 以 上 の場 合 (本 人 又 は世 帯 員 のうち市 町
村 民 税 所 得 割 の最 多 納 税 者 の納 税 額 が 46 万 円 以 上 )には、補 装
具 費 の支 給 対 象 とはなりません(全 額 自 己 負 担 )ので注 意 が必 要 で
す。
-3-
ア.
利 用 者 は「補 装 具 費 (購 入 ・修 理 )支 給 申 請 書 」と以 下 の添 付 書 類 を市
町 村 に提 出 します。
【添 付 書 類 】
・ 補 装 具 判 定 に関 する医 学 的 意 見 書
・ 世 帯 状 況 ・収 入 等 申 告 書 兼 調 査 同 意 書
・ 補 装 具 の購 入 または修 理 に要 する費 用 に係 る
見積書
※その他 、処 方 箋 等 の提 出 を 求 められる場 合 があります。
イ.
市 町 村 は更 生 相 談 所 等 の意 見 を基 に補 装 具 費 の支 給 を行 うことが適
切 であるか審 査 し、適 当 であると認 められた場 合 は、利 用 者 に対 し て補
装 具 費 支 給 決 定 通 知 書 及 び補 装 具 費 支 給 券 を交 付 します。
ウ.
利 用 者 は市 町 村 から補 装 具 費 の支 給 決 定 を受 けた後 、補 装 具 業 者
に補 装 具 費 支 給 券 を提 示 し、補 装 具 の購 入 (修 理 )について契 約 (口
頭 )を結 びます。
エ.
補 装 具 業 者 は、契 約 に基 づき補 装 具 の納 品 又 は修 理 等 を行 います。
オ.
利 用 者 は、補 装 具 業 者 から補 装 具 の納 品 又 は修 理 等 を受 けたときは、
その費 用 を支 払 います。
カ.
利 用 者 は、領 収 書 と補 装 具 支 給 券 を添 えて、市 町 村 に補 装 具 費 を請
求 します。
キ.
市 町 村 が、利 用 者 からの請 求 を正 当 と認 めた場 合 は、指 定 された口
座 へ補 装 具 費 が振 り込 まれます。
-4-
② 代理受領
代 理 受 領 とは、市 町 村 に代 理 受 領 の届 出 をしている補 装 具 業 者 から購
入 等 を行 った場 合 には、その費 用 を 市 町 村 が直 接 補 装 具 業 者 に支 払 う
方 法 です。
これにより皆 さんは、補 装 具 購 入 (修 理 )等 にかかる自 己 負 担 分 の金 額
のみを補 装 具 業 者 に対 して支 払 えばよいことになります。
ア. 利 用 者 は「補 装 具 費 (購 入 ・修 理 )支 給 申 請 書 」と以 下 の添 付 書 類
を市 町 村 に提 出 します。
【添 付 書 類 】 ・補 装 具 判 定 に関 する医 学 的 意 見 書
・世 帯 状 況 ・収 入 等 申 告 書 兼 調 査 同 意 書
・補 装 具 の購 入 または修 理 に要 する費 用 に係 る
見積書
※その他 、処 方 箋 等 の提 出 を求 められる場 合 があります。
イ. 市 町 村 は更 生 相 談 所 等 の意 見 を基 に補 装 具 費 の支 給 を行 うことが
適 切 であるか審 査 し、適 当 であると認 められた場 合 は、利 用 者 に対 し
て補 装 具 費 支 給 決 定 通 知 書 及 び補 装 具 費 支 給 券 、代 理 受 領 に係 る
委 任 状 を交 付 します。
ウ. 利 用 者 は市 町 村 から補 装 具 費 の支 給 決 定 を受 けた後 、補 装 具 業
者 に補 装 具 費 支 給 券 、代 理 受 領 に係 る 委 任 状 を 提 示 し 、補 装 具 の
購 入 (修 理 )について契 約 を結 びます。
-5-
エ. 補 装 具 業 者 は、契 約 に基 づ き補 装 具 の納 品 又 は修 理 等 を 行 いま
す。
オ. 利 用 者 は、補 装 具 業 者 から補 装 具 の納 品 又 は修 理 等 を受 けたとき
は、その要 した費 用 のうち、利 用 者 負 担 額 を支 払 います。
カ. 補 装 具 業 者 は 、利 用 者 負 担 額 に係 る領 収 書 を 発 行 するとともに、
利 用 者 から代 理 受 領 に係 る委 任 状 及 び補 装 具 費 支 給 券 を受 け取 り
ます。
キ. 補 装 具 業 者 は、市 町 村 に対 し 、代 理 受 領 に係 る委 任 状 及 び補 装
具 費 支 給 券 を添 えて、補 装 具 費 を請 求 します。
ク. 市 町 村 は、補 装 具 業 者 からの請 求 を正 当 と認 めた場 合 は、補 装 具
費 の支 給 を行 います。
(4)補 装 具 費 支 給 の判 定 と決 定
補 装 具 費 支 給 の判 定 と決 定 については、地 元 の更 生 相 談 所 等 の判 定 に
基 づいて市 町 村 が決 定 するものと、都 道 府 県 が認 めた医 師 の意 見 書 だけで
市 町 村 が決 定 できるものとがあります。ただし、電 動 車 いす、義 肢 、装 具 、座
位 保 持 装 置 の新 規 作 製 や特 例 補 装 具 の判 定 については、更 生 相 談 所 に出
向 いて更 生 相 談 所 の判 定 医 が障 害 状 況 を直 接 診 察 して決 定 することとなっ
ています。
都 道 府 県 が認 めた医
更 生 相 談 所 の判 定 により市 町 村 が決 定
師の意 見書により市
町 村 が決 定
更 生 相 談 所 の判 定 医
医 師 の 意 見 書 に 基 づ ・車 いす(レディメイド)
の診 察 が必 要
き更 生 相 談 所 が判 定
・電 動 車 いす(簡 易 電
・ 車 い す(オーダーメ イ ・歩 行 補 助 つえ
動 含 む)の新 規 購 入
・歩 行 器
(一 本 つえを除 く)
ド)
・義 肢
・補 聴 器
・義 眼
・装 具
・重 度 障 害 者 用 意 思
・眼 鏡
・座 位 保 持 装 置
伝 達 装 置 の購 入
・盲 人 安 全 つえ(市 町
村 の判 断 により、意 見
・特 例 (基 準 外 )補 装 具
書の提出を省略でき
る)
-6-
(5)更 生 相 談 所 の名 称
皆 さんが利 用 する更 生 相 談 所 は、法 律 上 の正 式 名 称 は「身 体 障 害 者 更
生 相 談 所 」で、各 都 道 府 県 ・政 令 指 定 都 市 には必 ず 1 か所 以 上 設 置 されて
います。ただし、名 称 については自 治 体 ごとに異 なる場 合 もあり、「○○県 総
合 福 祉 センター」「○○市 福 祉 プラザ」などと呼 ばれている場 合 もありますの
で、詳 細 は各 市 町 村 の窓 口 に確 認 してください。
-7-
(6)補 装 具 の種 目 一 覧 (肢 体 不 自 由 関 係 のみ)
種目
名 称
(単 価 :円 )
H25 基 準
耐用年数
義 肢 (注 1,2)
354,000
1~5
装 具 (注 1,2)
8,400
1~3
326,000
普通型
100,000
リクライニング式 普 通 型
120,000
ティルト式 普 通 型
148,000
リクライニング・ティルト式 普 通 型
173,000
手 動 リフト式 普 通 型
232,000
前方大車輪型
100,000
リクライニング式 前 方 大 車 輪 型
120,000
片手駆動型
117,000
リクライニング式 片 手 駆 動 型
133,600
レバー駆 動 型
160,500
車 い す
座 位 保 持 装 置 (注 1)
手 押 し型 A
82,700
手 押 し型 B
81,000
電 動 車 いす
リクライニング式 手 押 し型
114,000
ティルト式 手 押 し型
128,000
リクライニング・ティルト式 手 押 し型
153,000
普 通 型 (4.5km/h)
314,000
普 通 型 (6.0km/h)
329,000
手動
切替式
157,500
兼用
アシスト式
212,500
リクライニング式 普 通 型
343,500
電 動 リクライニング式 普 通 型
440,000
電 動 リフト式 普 通 型
701,400
電 動 ティルト式 普 通 型
580,000
電 動 リクライニング・ティルト式 普 通 型
982,000
歩 行 器
六輪型
63,100
四 輪 型 (腰 掛 付 )
39,600
四 輪 型 (腰 掛 なし)
39,600
三輪型
34,000
二輪型
27,000
-8-
3
6
6
5
意思伝達装置
重度障害者用
固定型
22,000
交互型
30,000
文字等走査入力方式
簡 易 なもの
143,000
簡 易 な環 境 制 御 機 能 が付 加 されたもの
450,000
高 度 な環 境 制 御 機 能 が付 加 されたもの
450,000
生体現象方式
450,000
松 葉 づえ
歩 行 補 助 杖
木
A 普通
3,300
製
B 伸縮
3,300
軽
金
属
A 普通
3,300
B 伸縮
4,000
カナディアン・クラッチ
4,500
ロフストランド・クラッチ
8,000
多点杖
8,000
プラットフォーム杖
6,600
5
2
4
座 位 保 持 いす(児 のみ)
24,300
3
座 位 保 持 具 (児 のみ)
27,400
3
頭 部 保 持 具 (児 のみ)
7,100
3
排 便 補 助 具 (児 のみ)
10,000
2
(注 1)
義 肢 ・装 具 ・座 位 保 持 装 置 の基 準 額 ついては、平 成 23 年 度 交 付 実 績
1 件 当 たり平 均 単 価 を記 載 。
(注 2)
義 肢 ・装 具 の耐 用 年 数 について、18 歳 未 満 の児 童 の場 合 は、成 長 に
合 わせて 4 ヶ月 ~1 年 6 ヶ月 の耐 用 年 数 となっている。
※ 重 度 障 害 者 用 意 思 伝 達 装 置 の対 象 者 は、「重 度 の両 上 下 肢 及 び言
語 機 能 障 害 者 であっ て、重 度 障 害 者 用 意 思 伝 達 装 置 によらなければ
意 思 の伝 達 が困 難 な者 」と定 められています。
※ 意 思 伝 達 装 置 の中 には、環 境 制 御 装 置 の機 能 を付 加 したものや、環
境 制 御 装 置 の中 に意 思 伝 達 装 置 が組 み込 まれたものもありますが、基
本 的 には意 思 伝 達 装 置 と環 境 制 御 装 置 は異 なるものです。そのため、
環 境 制 御 装 置 については、補 装 具 としては申 請 することはできません。
※ 神 奈 川 県 ・岐 阜 県 ・高 知 県 ・東 京 都 千 代 田 区 など、環 境 制 御 装 置 に
係 る費 用 助 成 を独 自 に行 っている自 治 体 もあります。
-9-
(参 考 ) 補 装 具 種 目 の例 (肢 体 不 自 由 者 用 )
1.装 具
短下肢装具
長下肢装具
BFO(食 事 動 作 補 助 具 )
商品名
「ポータブルスプリングバランサー(PSB)」
自 動 車 ハンドル旋 回 装 置
※ 補 装 具 として申 請 できる都 道 府 県 があります。お住 まいの市 町
村 にご確 認 ください。
- 10 -
2.車 いす
普通型
電 動 車 いす(普 通 型 )
電 動 車 いす(手 動 兼 )
電 動 リクライニング・ティルト普 通 式
3.歩 行 器
六輪型
四 輪 型 (腰 掛 なし)
4.歩 行 補 助 つえ
ロフストランドクラッチ
多点杖
- 11 -
Ⅱ 日 常 生 活 用 具 給 付 等 事 業 の概 要
1 日 常 生 活 用 具 とは
日 常 生 活 用 具 の品 目 は、以 前 は国 が一 律 に定 めていましたが、現 在 は国
の通 知 によって以 下 の3つの要 件 を 満 たすものであれば 、具 体 的 な種 目 は
都 道 府 県 の裁 量 で決 められるようになっています。
なお、日 常 生 活 用 具 はあくまでも在 宅 の障 害 者 の生 活 支 援 のための制 度
ですので、長 期 入 院 中 の 方 や施 設 入 所 し ている方 は、支 給 対 象 と ならない
場 合 がありますので注 意 が必 要 です。
(1) 障 害 者 等 が安 全 かつ容 易 に使 用 できるもので実 用 性 が認 められるも
の
(2) 障 害 者 等 の 日 常 生 活 上 の困 難 を 改 善 し 、自 立 を 支 援 し 、かつ、社 会
参 加 を促 進 すると認 められるもの
(3) 用 具 の製 作 、改 良 又 は開 発 に当 たって障 害 に関 する専 門 的 な知 識 や
技 術 を要 するもので日 常 生 活 品 として一 般 に普 及 していないもの
(参 考 1) 日 常 生 活 用 具 の種 目 別 の用 途 及 び形 状 について
種 目
介 護 ・訓 練 支 援 用 具
自立生活支援用具
在宅療養等支援用具
情 報 ・意 思 疎 通
支援用具
排泄管理支援用具
用 具 の用 途 及 び形 状
特 殊 寝 台 、特 殊 マットその他 の障 害 者 等 の身 体 介 護
を 支 援 す る 用 具 並 び に 障 害 児 が 訓 練 に 用 い るい す
等 のうち、障 害 者 等 及 び介 助 者 が容 易 に使 用 できる
ものであって、実 用 性 のあるもの
入 浴 補 助 用 具 、聴 覚 障 害 者 用 屋 内 信 号 装 置 その他
の障 害 者 等 の入 浴 、 食 事 、移 動 等 の自 立 生 活 を 支
援 する用 具 のうち、障 害 者 等 が容 易 に使 用 するこ と
ができるものであって、実 用 性 のあるもの
電 気 式 たん吸 引 器 、盲 人 用 体 温 計 その他 の障 害 者
等 の在 宅 療 養 等 を支 援 する用 具 のうち、障 害 者 等 が
容 易 に使 用 することができるものであって、実 用 性 の
あるもの
点 字 器 、人 工 喉 頭 その他 の障 害 者 等 の情 報 収 集 、
情 報 伝 達 、意 思 疎 通 等 を支 援 する用 具 のうち、障 害
者 等 が容 易 に使 用 することができるものであって、実
用 性 のあるもの
スト ー マ 装 具 その 他 の 障 害 者 等 の 排 泄 管 理 を 支 援
する用 具 及 び衛 生 用 品 のうち、障 害 者 等 が容 易 に使
用 することができるものであって、実 用 性 のあるもの
- 12 -
居宅生活動作
補助用具
障 害 者 等 の居 宅 生 活 動 作 等 を円 滑 にする用 具 であ
って、設 置 に小 規 模 な住 宅 改 修 を伴 うもの
(参 考 2) 日 常 生 活 用 具 の品 目 例 (肢 体 不 自 由 関 係 )
品 目
対 象 者
介 護 ・訓 練 支 援 用 具
特殊寝台
特 殊 マット
特殊尿器
入浴担架
下 肢 又 は体 幹 機 能 障 害
体位変換器
移 動 用 リフト
訓 練 いす(児 のみ)
訓 練 用 ベッド(児 のみ)
自立生活支援用具
入浴補助用具
下 肢 又 は体 幹 機 能 障 害
便器
頭部保護帽
平 衡 機 能 又 は下 肢 もしくは
T字 状 ・棒 状 のつえ
体幹機能障害
移 動 ・移 乗 支 援 用 具
在宅療養等
支援用具
特殊便器
上肢障害
火災警報機
障 害 種 別 に関 わらず火 災
自動消火器
発 生 の感 知 ・避 難 困 難 者
透析液加温器
腎臓機能障害等
ネブライザー(吸 入 器 )
呼吸器機能障害等
電 気 式 たん吸 引 器
排泄管理
支援用具
酸 素 ボンベ運 搬 車
在宅酸素療法者
ストーマ装 具 (ストーマ用 品 、洗 腸 用
・ストーマ造 設 者
具)
・高度の排便機能障害
紙 お む つ 等 ( 紙 お む つ 、 サラ シ ・ ガ ー ゼ 者 、 脳 原 性 運 動 機 能 障 害
居宅生活
動作補助
用具
等衛生用品)
かつ意 思 表 示 困 難 者
収尿器
・高 度 の排 尿 機 能 障 害 者
下 肢 、体 幹 機 能 障 害 又 は
住宅改修費
乳幼児期非進行性脳病変
※ 情 報 ・通 信 支 援 用 具 とは、障 害 者 向 けのパーソナルコンピュータ周 辺
機 器 やアプリケーションソフトをいいます。
- 13 -
2 日 常 生 活 用 具 の支 給
市 町 村 が行 う日 常 生 活 用 具 給 付 等 事 業 として、障 害 者 等 の日 常 生 活 がよ
り円 滑 に行 われるために必 要 な用 具 が給 付 又 は貸 与 されます。
(1)対 象 者
満 18 歳 以 上 : 身 体 障 害 者 手 帳 の交 付 を受 けている身 体 障 害 者 又 は
難病患者等
満 18 歳 未 満 : 身 体 障 害 者 手 帳 の交 付 を受 けている児 童 又 は身 体 に
同 程 度 の障 害 のある児 童 及 び難 病 患 者 等
※ 難 病 患 者 等 については身 体 障 害 者 手 帳 の有 無 にかかわらず、
必 要 と認 められた場 合 には支 給 の対 象 となります。ただし、対 象
種 目 は限 られています。
※ 介 護 保 険 制 度 や労 働 災 害 など、他 の制 度 により給 付 が可 能 な
場 合 は、他 の制 度 が優 先 され、本 事 業 の対 象 とはならないことが
あります。
(2)実 施 主 体
市町村
(3)支 給 の仕 組 み
障 害 者 ( 障 害 児 の場 合 は扶 養 義 務 者 )が市 町 村 長 に申 請 し 、市 町 村 が
給 付 決 定 した後 に給 付 を受 けることができます。
日 常 生 活 用 具 給 付 等 事 業 は、市 町 村 の判 断 により 決 定 されるため 、市
町 村 により申 請 手 続 、給 付 の上 限 額 、品 目 、自 己 負 担 額 の割 合 等 が若 干
異 なります。このため 、皆 さ んのお 住 まいの市 町 村 では、どのよう な品 目 が
給 付 されているのか、自 己 負 担 額 はいくらになるのかなどについては、市 町
村 の障 害 福 祉 の窓 口 にご確 認 ください。
参 考 までに、日 常 生 活 用 具 給 付 等 事 業 の一 般 的 な手 続 の流 れを例 示 し
ておきましょう。償 還 払 いと代 理 受 領 によって手 続 が異 なりますが、補 装 具 と
同 様 、代 理 受 領 方 式 が一 般 的 です。
※利 用 者 負 担
原 則 として1割 (定 率 )を負 担 します。ただし、世 帯 の所 得 に応 じて利
用 者 負 担 に上 限 額 が設 定 されます。また、障 害 者 本 人 又 は世 帯 員 の
いずれかが一 定 所 得 以 上 の場 合 (本 人 又 は世 帯 員 のうち市 町 村 民 税
所 得 割 の最 多 納 税 者 の納 税 額 が 46 万 円 以 上 )には、日 常 生 活 用 具
の給 付 対 象 とはなりません(全 額 自 己 負 担 )ので注 意 が必 要 です。
- 14 -
① 償還払い
ア. 利 用 者 は「日 常 生 活 用 具 給 付 申 請 書 」と以 下 の添 付 書 類 を市 町 村
に提 出 します。
【添 付 書 類 】 ・世 帯 状 況 ・収 入 等 申 告 書 兼 調 査 同 意 書
・日 常 生 活 用 具 購 入 に係 る見 積 書
・給 付 を受 けたい用 具 の詳 細 が確 認 できるカタログ等
※ その他 、意 見 書 や診 断 書 等 の提 出 を求 められる場 合 があります。
※ 市 町 村 に指 定 された販 売 業 者 であれば、利 用 者 が 自 由 に選 ぶ
ことができます。
イ. 市 町 村 は、必 要 な調 査 等 を 行 い 、適 当 であると 認 められた場 合 は、
利 用 者 に対 して日 常 生 活 用 具 給 付 決 定 通 知 書 及 び日 常 生 活 用 具 給
付 券 を交 付 します。
ウ. 市 町 村 は、日 常 生 活 用 具 販 売 業 者 に、日 常 生 活 用 具 給 付 を委 託 し
ます。
エ. 利 用 者 は市 町 村 から日 常 生 活 用 具 の給 付 決 定 を受 けた後 、市 町 村
が指 定 した日 常 生 活 用 具 販 売 業 者 に日 常 生 活 用 具 給 付 券 を提 示 し、
日 常 生 活 用 具 の購 入 等 について契 約 (口 頭 )を結 びます。
オ. 日 常 生 活 用 具 販 売 業 者 は、利 用 者 に契 約 に基 づき日 常 生 活 用 具 給
付 品 を渡 します。
カ. 利 用 者 は、日 常 生 活 用 具 販 売 業 者 から日 常 生 活 用 具 の納 品 を受 け
たときは、それに要 した費 用 を支 払 います。
キ. 利 用 者 は、領 収 書 と日 常 生 活 用 具 給 付 券 を添 えて、市 町 村 に自 己 負
担 額 を除 いた負 担 分 を請 求 します。
ク. 市 町 村 は、利 用 者 からの請 求 を正 当 と認 めた場 合 は、公 費 負 担 金 を
支 払 います。
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② 代理受領
ア. 利 用 者 は「日 常 生 活 用 具 給 付 申 請 書 」と以 下 の添 付 書 類 を市 町 村 に
提 出 します。
【添 付 書 類 】 ・世 帯 状 況 ・収 入 等 申 告 書 兼 調 査 同 意 書
・日 常 生 活 用 具 購 入 に係 る見 積 書
・給 付 を受 けたい用 具 の詳 細 が確 認 できるカタログ等
※その他 、意 見 書 や診 断 書 等 の提 出 を求 められる場 合 があります。
イ. 市 町 村 は、必 要 な調 査 等 を行 い、適 当 であると認 められた場 合 は、利
用 者 に対 して日 常 生 活 用 具 給 付 決 定 通 知 書 及 び日 常 生 活 用 具 給 付
券 、代 理 受 領 に係 る委 任 状 を交 付 します。
ウ. 市 町 村 は、日 常 生 活 用 具 販 売 業 者 に、日 常 生 活 用 具 給 付 を委 託 し
ます。
エ. 利 用 者 は市 町 村 から日 常 生 活 用 具 の給 付 決 定 を受 けた後 、日 常 生
活 用 具 販 売 業 者 に日 常 生 活 用 具 給 付 券 、代 理 受 領 に係 る委 任 状 を提
示 し、日 常 生 活 用 具 の購 入 等 について契 約 (口 頭 )を結 びます。
オ. 日 常 生 活 用 具 販 売 業 者 は、利 用 者 に契 約 に基 づき日 常 生 活 用 具 給
付 品 を渡 します。
カ. 利 用 者 は、日 常 生 活 用 具 販 売 業 者 から日 常 生 活 用 具 の納 品 を受 け
たときは、それに要 した費 用 のうち、利 用 者 負 担 額 を支 払 います。
キ. 日 常 生 活 用 具 販 売 業 者 は、代 理 受 領 に係 る委 任 状 と日 常 生 活 用 具
給 付 券 を添 えて市 町 村 に対 し、公 費 での負 担 分 を請 求 します。
ク. 市 町 村 は 、日 常 生 活 用 具 販 売 業 者 からの 請 求 を 正 当 と 認 めた場 合
は、公 費 負 担 金 を支 払 います。
- 16 -
(4)日 常 生 活 用 具 種 目 一 覧 (肢 体 不 自 由 関 係 の例 示 )
種 目
対象者
性能等
下肢又は体幹機能障
腕 、脚 等 の訓 練 の
基準額
耐用
(円 )
年数
介護訓練支援用具
特殊寝台
154,000
8
19,600
5
67,000
5
82,400
5
15,000
5
害 2 級 以 上 の障 害 者 ・ で き る 器 具 を 付 帯
児 (原 則 として学 齢 児 以
し、原 則 として使 用
上 のもの)
者 の頭 部 及 び脚 部
の傾 斜 角 度 を個 別
に調 整 できる機 能
を有 するもの
特 殊 マット
下肢又は体幹機能障
褥 瘡 の防 止 又 は失
害 1級 (常 時 介 護 を要 す 禁 等 に よ る 汚 染 又
る者 に限 る)の障 害 者 、 は 損 耗 を 防 止 で き
下肢又は体幹機能障
る機 能を有するも
害 2 級 以 上 の障 害 児
の
(原 則 として 3 歳 以 上 の
もの) 及 び知 的 障 害 者 ・
児として判 定され障 害
の程 度 が重 度 又 は最 重
度 であるもの(原 則 とし
て 3 歳 以 上 のもの)
特殊尿器
下肢又は体幹機能障
尿 が自 動 的 に吸 引
害 1 級の障害者・児
されるもので、障 害
(原 則 として学 齢 児 以 上
者 等 又 は介 護 者 が
のもの)
容 易 に使 用し得る
もの
入浴担架
下肢又は体幹機能障
障 害 者 ・児 を担 架
害 2 級 以 上 の障 害 者 ・ に 乗 せ た ま ま リ フ ト
児 ( 入 浴 に 当 たっ て、 家
装置により入 浴さ
族 等 他 人 の介 助 を要 す せるもの
る者 に限 る)
体位変換器
下肢又は体幹機能障
- 17 -
障 害 者 ・児 又 は介
害 2 級 以 上 の障 害 者 ・ 護 者 が容 易 に使 用
児 (原 則 として学 齢 児 以
し得 るもの
上 ) 。( 下 着 交 換 等 に 当
たって家 族 等 他 人 の介
助 を要 するものとする)
移 動 用 リフト
下肢又は体幹機能障
介 護 者 が障 害 者 ・
害 2 級 以 上 の障 害 者
児 を移 動 させるに
等 (原 則 として 3 歳 以 上
あたって容 易 に使
のもの)
用 し得 るもの(ただ
159,000
4
33,100
5
159,200
8
90,000
8
4,450
8
し、天 井 走 行 型 そ
の他 住 宅 改 修 を伴
うものを除 く)
訓 練 いす
下肢又は体幹機能障
原 則 として付 属 の
害 2 級 以 上 の障 害 児
テーブルをつけるも
(原 則 として 3 歳 以 上 の のとする
もの)
訓 練 用 ベッド
下肢又は体幹機能障
腕 又 は脚 の訓 練 が
害 2 級 以 上 の障 害 児
できる器 具 を備 え
(原 則 として学 齢 児 以 上
たもの
のもの)
自立生活支援用具
入浴補助用具
下肢又は体幹機能障
入 浴 時 の移 動 、座
害 であって、入 浴 に介
位 の保 持 、浴 槽 へ
助 を要 する障 害 者 ・児
の入 水 等 を 補 助 で
(原 則 として 3 歳 以 上 の き 、 障 害 者 等 又 は
もの)
介護者が容易に
使 用 し得 るもの。た
だし、設 置 に当 たり
住 宅 改 修 を伴うも
のを除 く
便器
下肢又は体幹機能障
障 害 者 ・児 が容 易
害 2 級 以 上 の障 害 者 ・ に使 用 し う るもの 。
児 (原 則 として 3 歳 以 上
- 18 -
(手 すりをつけるこ
のもの)
とができる。)ただ
し、取 替 えに当 たり
住 宅 改 修 を伴うも
のは除 く
頭部保護帽
平 衡 機 能 又 は下 肢 若 し 転 倒 の衝 撃 から頭
A 15,200
くは体 幹 機 能 障 害 であ 部 を 保 護 できるも
B 36,750
る障 害 者 ・児 、知 的 障
3
の
害 者 ・児 として判 定 され A ( ス ポ ン ジ 、 革 を
障 害 の程 度 が重 度 又 は 主 材 料 に 製 作 し た
最 重 度 で あ る も の 及 び もの)
精 神 障 害 者 でてんかん B(スポンジ、革 、プ
の 発 作 等 に よ り 頻 繁 に ラスチックを主 材 料
転 倒 するもの
に製 作 したもの)
T 字 杖 ・棒 状 の 平 衡 機 能 又 は下 肢 若 し 一 本 杖 のもの
杖
4,400
3
60,000
8
くは体 幹 機 能 障 害 であ
る障 害 者 ・児
移動・移乗支
平 衡 機 能 又 は下 肢 若 し 概 ね 次 の よ う な 性
援用具
くは体 幹 機 能 障 害 であ 能 を 有 す る 手 す
る 障 害 者 ・ 児 ( 原 則 と し り、スロープ等 であ
て 3 歳 以 上 のもの)
ること
ア 障 害 者 ・児 の身
体 機 能 の状 態 を十
分 踏 まえたもので
あって、必 要 な強
度と安 全 性 を有 す
るもの
イ 転 倒 予 防 、立 ち
上 がり動 作 補 助 、
移 乗 動 作 の補 助 、
段差解消等の用
具 とする。ただし、
設 置 に当 たり住 宅
改 修 を伴 うものを
除 く。
- 19 -
特殊便器
上肢機能障害 2 級以
足 踏 ペ ダルで温 水
151,200
8
15,500
8
28,700
8
51,500
5
36,000
5
56,400
5
上 の障 害 者 ・児 (原 則 と 温 風 を 出 し 得 る も
して学 齢 時 以 上 )及 び の 及 び 知 的 障 害
知 的 障 害 者 ・児 として判
者・児を介護して
定 さ れ た 障 害 の 程 度 が い る者 が容 易 に 使
重 度 又 は最 重 度 であり 用 し 得 る も の で 温
訓 練 を行 っても自 ら排
水 温 風 を出 し得 る
便 後 の 処 理 が 困 難 な も もの。 ただし 、 取 替
の
えに当 たり住 宅 改
修 を伴 うものを除
く。
火災報知機
障 害 等 級 2 級 以 上 の 室 内 の火 災 を煙 又
障 害 者 ・児 及 び知 的 障
は熱 により感 知 し、
害 者 ・児 として判 定 され 音 又 は光 を発 し屋
障 害 の程 度 が重 度 又 は 外 に も 警 報 ブ ザ ー
最 重 度 であるもの(火 災
で知 らせ得 るもの
発 生 の感 知 及 び避 難 が
著 しく困 難 な障 害 者 の
みの世 帯 及 びこれに準
ずる世 帯 )
自動消火器
上 記 に同 じ
室内温度の異常
上昇又は炎の接
触 で自 動 的 に消 火
液 を噴 射 し初 期 火
災を消 火 し得 るも
の
在宅療養等支援用具
透析液加温器
腎臓機能障害 3 級以
透 析 液 を加 温 し一
上 の障 害 者 ・児
定 温 度 に保 つもの
ネブライザー
吸器機能障害 3 級以
障害者等が容易
(吸 入 器 )
上又は同程度の障害
に使 用 し得 るもの
者 ・児 で、必 要 と認 めら
れるもの
電気式たん吸
上 記 に同 じ
上 記 に同 じ
- 20 -
引器
酸 素ボンベ運
医 療 保 険 における在 宅
障害者等が容易
搬車
酸 素 療 法 を行 うもの
に使 用 し得 るもの
携帯用会話補
音声言語機能障害者
携 帯 式 で、言 葉 を
助装置
(児 )又 は 肢 体 不 自 由 者
音声又は文章に
(児 )であって、発 声 発 語
変 換 する 機 能 を 有
17,000
10
98,800
5
100,000
6
に著 しい 障 害 を 有 する し、障 害 児 が容 易
者
に使 用 し得 るもの
情報・通信支
視 覚 障 害 2 級 以 上 、上
障 害 者 向 けのパー
援用具
肢機能障害 2 級以上
ソナルコンピュータ
及 び乳 幼 児 期 以 前 の非
の周 辺 機 器 及 びア
進 行 性 の脳 病 変 による プリケーションソフ
運 動 機 能 障 害 (上 肢 機
ト
能 のみ)2 級 以 上 の障
害 者 ・児 で当 該 用 具 の
給 付 により社 会 参 加 が
見 込 まれるもの
排泄管理支援用具
ストーマ装 具
直 腸 機 能 及 び膀 胱 機 能
A 蓄便袋
障 害 である障 害 者 ・児 。 B 蓄 尿 袋
A
8,600
B 11,300
1ヶ
月
(ストーマ造 設 したもの)
紙 おむつ等
高 度 の排 便 又 は排 尿 機
紙 おむつ、洗 腸 用
能 障 害 者 ・児 、脳 原 性
具 、サラシ・ガーゼ
12,000
1ヶ
月
運 動 機 能 障 害 を 有 し 、 等衛生用品。
かつ、意 思 表 示 困 難 な
者等
収尿器
膀 胱 機 能 障 害 で ある 障
採 尿 器 と蓄 尿 袋 で
A 7,700
害 者 ・児 及 び脊 椎 損 傷
構 成 し、尿 の逆 流
B 5,700
等 による下 肢 機 能 障 害
防 止 装 置 をつけた
C 8,500
等 の随 伴 症 状 として神
もの。
D 5,900
経 因 膀 胱 による排 尿 の A 男性用普通型
コ ン ト ロ ー ル が 困 難 な B 男性用簡易型
者。
C 女性用普通型
D 女性用簡易型
- 21 -
1
居住生活動作補助用具
住宅改修費
下 肢 、体 幹 機 能 障 害 又
障 害 者 (児 )の移 動
は乳 幼 児 以 前 の非 進 行
等 を円 滑 にする用
性 の脳 病 変 による運 動
具 で設 置 に小 規 模
機 能 障 害 (移 動 機 能 障
な住 宅 改 修 を伴 う
害 に限 る)を有 する学 齢
もの。
200,000
児 以 上 のものであって、
障害程度等級 3 級以
上 のもの(特 殊 便 器 へ
の取替えをする場合
は、上 肢 障 害 2 級 以 上
のもの)。
※
上 記 の 日 常 生 活 用 具 の支 給 対 象 者 や基 準 額 、 耐 用 年 数 等 はあく まで
一 例 です。市 町 村 により対 象 者 や種 目 、基 準 額 等 が異 なる場 合 がありま
す。また、上 記 の日 常 生 活 用 具 以 外 にも、市 町 村 が独 自 に給 付 対 象 とし
ている種 目 がある場 合 もあります。詳 細 についてはお住 まいの市 町 村 の障
害 福 祉 の窓 口 にお尋 ねください。
- 22 -
-
(参 考 ) 日 常 生 活 用 具 種 目 の例 (肢 体 不 自 由 者 用 )
特殊寝台
特 殊 マット
体位変換器
移 動 用 リフト
入浴補助具
- 23 -
T 字杖
移 動 ・移 乗 支 援 用 具
情 報 ・通 信 支 援 用 具
商 品 名 「クチマウス」
4ボタントラックボール
※ 市 町 村 により情 報 ・通 信 支 援 用 具 の対 象 となる場 合 があります。
詳 しくは、お住 まいの市 町 村 にご確 認 ください。
- 24 -
国立障害者リハビリテーションセンター 自立支援局
別府重度障害者センター
(支援マニュアル作成委員会編)
〒 874-0904
大分県別府市南荘園町2組
電 話 : 0977-21-0181
HP:http://www.rehab.go.jp/beppu/
初版
改訂
平成26年3月発行