第3号

J-BILAT Newsletter
No. 3
June 2010
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J-BILAT Newsletter No. 3 (june 2010)
J-BILAT 月刊ニュースレター 第3号 (2010年6月)
ュース
目次ュ
ース
1.
ニュース
1.1 欧州委員会のウェブサイト更新情報
on page 3
on page 3
先月の催し
1.2
在京EU加盟国科学技術参事官会議、5月25日、東京
on page 3
今後の関連する催し
1.3
J-BILAT第二回セミナー、6月30日、横浜
on page 4
1.4
FP7参加に関するセミナー、7月15日、東京
on page 4
2.
日本の機関が関わっている欧州プロジェクト紹介 その3
on page 5
3.
FP7について日本語で書かれた文献紹介 その3
on page 7
4.
公募情報
on page 8
5.
4.1
Clean Sky
on page 8
4.2
Galileo
on page 9
プロジェクトデータベースへの登録のお願い
on page 10
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J-BILAT Newsletter No. 3 (June 2010)
1. ニュース
1.1 欧州委員会のウェブサイト更新情報
6月11日より、欧州研究領域(ERA)に関する新しいポータルが以下のURLに出来ました。ERA
につい
ては、順次概要をまとめて掲載の予定でおります。
日本語で書かれた文献でご紹介している NEDO 海
外レポート他もご参照ください。
http://ec.europa.eu/research/era/index_en.htm
先月の催し
1.1在京EU加盟国科学技術参事官会議 (2010月5月25日)
1.2 在京EU加盟国科学技術参事官会議 (2010月5月25日)
定期的に開かれているEU加盟各国の科学技術参事官会合が、5月には欧州の科学機関とFP7に参加
している機関を招いての拡大会議となり、J-BILATもプレゼンテーションを行い、情報交換及び個々の
活動の紹介を行いました。会合では、以下の各機関・プロジェクトの代表がプレゼンテーションを行い
ました。詳細は下記欧州連合代表部のサイトからダウンロードができます
•
ロレンツ・グランラート 「フラウンホーファー日本代表部」
•
段原昭久「スペイン政府・産業技術センター日本事務所」所長
•
ヴォーツォレック「DFG(ドイツ研究振興協会)
日本代表部」
•
ナターシャアベリーヌ
「フランス国立科学研究センター東京事務所」
•
ホルガー・フィンケン「ドイツ学術交流会(DAAD)
」
•
リー・ウルガー 「EURAXESS Japan プロジェクト」
•
ファブリツィオ・ムラ
「J-BILAT プロジェクト」
http://www.deljpn.ec.europa.eu/modules/media/news/2010/100531.html
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J-BILAT Newsletter No. 3 (June 2010)
今後の関連する催し
1.3 J-BILAT第2回セミナー「エネルギー・物質科学における日欧協力と利用可能な助成」
1.
趣旨:
J-BILAT主催第2回セミナーでは、特にエネルギーや物質科学の領域で、日欧間の研究協力の現状と
今後の可能性を探る。駐日欧州連合の代表者よりEUの研究枠組についての概説と今後予想される助
成に関する講演を頂き、NEDOによる助成活動及び実際にFP7プロジェクトに関わっておられるNIMS
の研究者からの報告に続いて欧州とのつながり形成に有益なヴルカヌスプログラム
(日欧産業協力セ
ンター)の紹介をし、最後にFP7参加の具体的な方法及びJ-BILATによるサポートの内容をお話する。
2.
対象:大学、研究機関および企業の研究者他50−100名
3.
日時:2010年6月30日13:00 ∼ 15:00 (受付開始12:30)
4.
会場:パシフィコ横浜アネックスホール204、横浜
詳細は以下のサイトを参照のこと
http://www.pacifico.co.jp/
http://www.renewableenergy.jp/forum_seminar.html
5.
使用言語:原則として日本語(通訳なし)
6.
参加費:
無料、但し事前登録が必要。
プロジェクトのウェブサイトよりオンライン登録をされるか、
もしくは氏名
(ふりがな及びアルファベット)、所属(和名・英名)、役職(和名・英名)、電話番号、
メールアドレスをご
明記の上、担当者まで直接お申込み下さい(プロジェクトマネージャー 市岡利康 、Email:toshiyasu.
ichioka[at]eu-japan.gr.jp)。尚、本セミナーは再生可能エネルギー世界フェアの一角で行われますが、
フェアへの参加登録等は特に必要ありません。
1.4 FP7参加に関するセミナー
今後7月末にかけて開始の予想されるFP7関連の公募(航空、太陽光発電、宇宙、超電導他)に関する
情報を提供するセミナーが、駐日欧州連合代表部の科学技術部により企画されています。 現時点での
予定は以下の通りです。
日時: 2010年7月15日、14:00-17:00
会場: 駐日欧州連合代表部6階
J-BILATでは、詳細が判り次第、
メールサービス等で情報を提供いたします。
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2. 日本の機関が関わっている欧州プロジェクト紹介 その3
LABSYNC プロジェクト
プロジェクト名
Laboratory Compact Light Sources
短縮名
契約番号
プロジェクト開始日
期間
助成金
ウェブサイト
LABSYNC
213126
2008年1月1日
42 ヶ月
1,600,000 ユーロ
http://www.kuleuven.be/labsync/index.html
第3回は、基盤整備(Capacities)の中の研究インフラストラクチャーに属するプロジェクト、Laboratory
Compact
Light
Sources(研究室サイズのコンパクトな光源)
、LABSYNCプロジェクトです。
コーディ
ネータのルーヴェン・カトリック大学(Katholieke Universiteit Leuven、ベルギー)を中心に、国立科学
研究センター(CNRS-Grenoble、
グルノーブル、
フランス)
、BESTEC
GmbH(ベルリン、
ドイツ)
、SPECS
Surface Nano Analysis GmbH(ベルリン、
ドイツ)
、
フェラーラ大学(University of Ferrara、
イタリア)に
加え、
日本から立命館大学と
(株)光子発生技術研究所のグループが参加しています。
プロジェクトの計
画全体は、
日本グループの開発した世界最小のシンクロトロンからなる卓上型放射光発生装置「みらく
る」の成功に基づいており、その意味で日本グループの果たす役割は大きいといえます。
プロジェクトの目的は、みらくる のための分析ビームラインを開発してヨーロッパに広めることで
す。みらくる は大型放射光ともX線管とも異なる光源ですから、その特性に合わせたビームラインの
開発が必要であり、それをEUグループが担当することになりました。日本グループは、みらくる を提
供して、共同で みらくる の特性を計測するのが役割になりますので、EUグループが日本を訪れて共
同研究するという形になったそうです。EUグループが希望したビームラインは、①X線構造解析、②
医療診断イメージング、③軟X線光電子分光、④遠赤外線分光等で、それぞれ、CNRS、University
of
Ferrara、BESTECとSPEC、Katholieke Universiteit Leuven が担当することになりました。
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J-BILAT Newsletter No. 3 (June 2010)
EUグループは、ESRF(グルノーブル、
フランス)
という大型放射光へのアクセスが困難であることから、
かねてより卓上型放射光に目を付けて検討していましたが、みらくる の性能が最も高いという結論に
到達して、共同研究を発明者の山田教授に打診してきたところから話がスタートしたそうです。実際、卓
上型放射光装置で日本は最先端に位置付けられています。1∼20MeVという低エネルギー電子を用
い、軌道半径8cmというシンクロトロンで高輝度の遠赤外線、EUV、ハードX線を発生する装置は他国
ではまだ開発されていませんし、数ミクロンという焦点サイズで、10keV以上のハードX線を発生する
装置も有りません。
一辺35cm、軌道半径8cm、電子エネルギ
ー4MeVの世界最小放射光装置内部に設置
した極微小ターゲットに電子が繰り返し衝
突することにより高輝度のX線を発生。焦点
の大きさが放射光より小さく、かつ放射角が
大きいのが特徴。
写真提供:立命館大学 山田廣成 氏
予算は、
インフラストラクチャーに属するものなので、従来は、EU参加国にしか下りなかったのですが、
今回は、
日本グループの参加無しには研究開発が成立しないために、
日本グループにも予算をつけると
いう異例の措置がとられました。
プロジェクトは既に2年が経過したのですが、色々な問題点も浮き彫り
になったそうです。山田教授らが最も驚かれたのは習慣の違いです。
日本ならば1年ごとに予算を閉じ
て、
その年の予算を使い切ることに腐心するのですが、EUではそれをしません。
満足する結果が出るまで1年目をやり続け、2年目のプログラムに移行しないというやり方です。1年
目に雇ったスタッフを2年目にも引き続き雇用されたそうですが、
この費用を自前で持たなければなら
ないという事態が発生しました。
これは日本−EU共同研究を推進する上で、文化の違いとして知ってお
く必要があるでしょう。
山田グループの詳しい研究内容及び、光子発生技術研究所の詳細につきましては、以下のリンクをご
参照ください。
http://www.ritsumei.ac.jp/se/re/yamadalab/home1.htm
http://www.photon-production.co.jp/
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3. FP7について日本語で書かれた文献紹介その3
NEDO海外レポート No.1039 (2009年2月25日版) (新エネルギー・産業技術総合開発機構 (NEDO)
)
NEDOの海外レポートは、海外の産業技術 (ライフサイエンス、情報通信技術、
ナノテクなど) 、環境、新・
再生可能エネルギー、及び省エネルギーに関する最新動向他を紹介する情報誌で、以前は隔週、現在
では一カ月に一度程度発行されています。外語で書かれたレポートを多数翻訳され、必要に応じて注
釈を付けておられるのが一つの大きな特徴で、日本語で概要をつかみ、原典にあたったりするのに非
常に有益なものです。
昨年発行の1039号は研究開発政策を特集テーマとして取り上げ、特に欧州の研究領域(ERA)策定に
関する情報に多くの紙面が割かれています。ERAに関するまとまったレポートとして、皆さんのお役に立
つものだと思われます。
ご参考までに、以下に関連の深い章のタイトルを転載します。
1.
科学技術および競争力に関する主要統計報告書2008 から (欧州)
2.
欧州研究領域(ERA)創設への歩み (EU)
3.
欧州研究領域(ERA)ビジョン2020 (EU)
4.
10 の新たな研究施設の計画 (欧州)
5.
第7 次研究開発枠組み計画(FP7)における産官共同技術開発構想 (EU)
6.
欧州研究評議会による研究開発への新しい取り組み (EU)
以下のサイトにて、全文もしくは章毎のダウンロードが可能です。
http://www.nedo.go.jp/kankobutsu/report/1039/index.html
尚、文書中には、各所で出典が記されており大変役にたちますが、いくつかのリンク等はその後変更さ
れており、
たとえばERAに関するメインサイトは現在以下の場所にあります。
ご留意ください。
http://ec.europa.eu/research/era/index_en.htm
本レポートを含むNEDO海外レポートへのお問い合わせは下記まで、
またFP7に関するお問い合わせ
は末尾のJ-BILATコンタクト先までお寄せください。
独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構 総務企画部
TEL:044-520-5150
FAX:044-520-5162
E-mail:q-nkr[at]nedo.go.jp
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4. 公募情報
4月及び5月号で紹介したマリーキュリーフェローに加え、現時点で以下の公募についての情報があります。今後、7月末に
かけていろいろな分野で数多くの公募が発表される予定ですので、今後の動きにご注目ください。
4.1 Clean Sky
欧州研究枠組計画は、元来応用可能な研究開発を主な助成対象としてきましたが、FP7の実施に当たり、特に産業技術の
振興を目的として官民共同技術開発構想、Joint Technology Initiative (JTI) が取り入れられました。現在、そのうちの一つ、
「航空及び航空輸送(Clean Sky)
」に関する研究の公募がされています(公募番号SP1-JTI-CS-2010-03)。 JTIは通常のプ
ログラムと異なり、状況に応じてかなり限定された内容のプロジェクトを募集します。今回は以下の領域での公募がされて
おり、その中の各テーマにつき1つのプロジェクトが、
あらかじめ期間を限定して助成される事になっています・
•
エコデザイン(EcoDesign)
•
グリーンリージョナル航空機(Green Regional Aircraft)
•
グリーン回転翼機(Green Rotorcraft)
•
持続可能なグリーンエンジン(Sustainable and Green Engines)
•
スマート固定翼航空機(Smart Fixed Wing Aircraft)
•
環境に負荷の少ない運航のためのシステム(Systems for Green Operations)
•
テクノロジーの評価(Technology Evaluator)
日本からの参加も可能ですが、助成金が得られる可能性は低く、手持ちの資金で参加することが必要になります。以下が公
募に関するスケジュールです。
2010年4月30日
2010年7月20日17時(ブリュッセル時間)
2010年9月13∼17日
(予定)
2010年11月1日
(予定)
公募開始
公募終了
選考開始
最終候補との交渉開始
具体的な助成対象研究項目他、詳細は以下をご覧ください。
http://cordis.europa.eu/fp7/dc/index.cfm?fuseaction=usersite.FP7DetailsCallPage&call_id=242
締切:2010年8月17日17時(ブリュッセル時間)
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4.2 Galileo
Galileo は、世界で最初の民生衛星測位及び航法システムであり、民生制御の下で設計・運用されます。
また、他のシステム
と統合利用できるような相互運用性を有することになっています。
まだ公募は正式にされておりませんが、以下のような情
報を得ましたので、提供先の了解を得て公開いたします。
こちらも、日本の機関が参加する場合、基本的には別のところから研究費を得るか、
もしくはEU加盟国及びFP7に関し特別
な協定を結んでいる13カ国の現地法人を通じて応募することが必要になりますが、EUの側としては、日本をはじめとする
域外との共同研究開発に対する興味は非常に高いそうです。
公募の予想される領域
•
プロ用のアプリケーション(Professional applications)
•
科学的アプリケーションと新領域での革新的なアプリケーション (Scientific applications and innovative
applications in new domains)
•
生命の安全に関わるサービスのためのアプリケーション(Safety Of Life applications)
•
アプリケーション(Applications)
:SMEを特に対象とした公募
•
革新的なレシーバー技術( Innovative receivers technology)
•
大学・研究機関のネットワーク・オブ・エクセレンス(Networks of excellence with universities & research institutes)
•
国際連携(International activities)
日本からの参加も可能ですが、助成金が得られる可能性は低く、手持ちの資金で参加することが必要になります。以下が公
募に関するスケジュールです。
2010年7月30日
2010年9月22日
2010年10月中旬
2010年12月中旬
2011年1月中旬
2011年5月
公募開始:
ブリュッセルでのインフォメーションデイ
SME 関連の公募の第一段階締切
一般の公募終了
SME 関連の公募の第二段階締切
最終候補との交渉開始
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5. プ ロジェクトデータベースへの登録のお願い
プロジェクトに関する情報をお送りするために、
データベースへの登録をお願いしております。
プロジェク
トウェブサイトからの登録に加え、
メールやファックスにて、以下の情報をお送りいただいても結構です。
Registration form
Title (Mr. /Mrs./ Dr. /Prof.)
Surname
姓
Name
名前
Position
役職
Affiliation
所属
Mailing address
所属先住所
E-mail address
メー ルアドレス
Telephone No.
電話
Fax No.
ファックス
Area of interest
興味のある分野
Health
保健
Food
食料
Agriculture and Biotechnology
バイオテクノロジ
information and communication technologies (ICT)
情報通信技術
Nanosciences
ナノ科学
Nanotechnologies
ナノ科学及びナノテクノロジー
Materials and new production technologies
材料及び新生産技術レス
Energy
エネルギー(原子力を除く)
Environment (including climate change)
環境(気候変動を含む)
Transport (including aeronautics);
運輸(航空を含む)分野
Socio-economic sciences and the humanities
社会経済科学及び人文科学
Security and space research
宇宙・安全・原子力
Other
その他
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J-BILAT Newsletter No. 3 (June 2010)
日本におけるFP7情報サービス事業(J-BILAT)
プロジェクト名
短縮名
契約番号
プロジェクト開始日
期間
予算
BILAT in Japan
J-BILAT
244310
2010年1月1日
36 ヶ月
612,090ユーロ
(内500,000ユーロがFP7からの助成金)
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本ニュースレターに含まれるFP7関連
その他の情報は得られた時点で最新の
ものを正確にお伝えするよう努めており
ますが、意見等は関係機関の公式見解
を表わすものではなく、また本文にEU
の公式文書その他の日本語訳が含まれ
る場合にも、原典と同等の内容の正当
性を保証するものではありません。
本ニュースレターに関するご意見・ご要
望・配信の停止を含むお問い合わせは、
右記の担当、市岡までお寄せください。
Fabrizio Mura
プロジェクト代表
E-mail: fabrizio.mura [at] eu-japan.gr.jp
市岡 利康、PhD
プロジェクトマネジャー(J-BILAT担当)
E-mail: toshiyasu.ichioka [at] eu-japan.gr.jp
日欧産業協力センター
〒102-0082 東京都千代田区一番町13-3
ラウンドクロス一番町4階
Tel.:
+81 - (0)3-3221-6161
Fax:
+81 - (0)3-3221-6226
Bilat in Japan is co-funded under the 7th Framework
Programme for RTD under the Capacities Programme - International Cooperation
(Grant agreement No.: 244310)
© 日欧産業協力センター
EU-Japan Centre for Industrial Cooperation
編集:市岡利康、Andiol Burguete
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