新社長インタビュー

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ジーフット
ジーフット 社長
社長 松井
松井 博史
博史 氏
氏
「4つのシフト」で年商を1000億円の大台に
「4つのシフト」で年商を1000億円の大台に
¾元気なシニア層が増えており、ウオーキングやトラベルなど余暇スタイルも活動
的なものとなっているため、靴へのニーズも高まっています。また、最近は服と
のコーディネートでカラフルな靴が売れるようになってきました。靴の分野は、
これからさらに期待できる市場だと思います。
¾今期の目標は年商を1000億円の大台に乗せること。そのために、4つの戦略を立
てています。業態開発では「シニアシフト」と「都市シフト」。大規模SC内で展開
する店舗面積の広い「アスビー」とレディスの「フェミニンカフェ」に続く第3の柱
として、シニア対象のウオーキングやトラベルをテーマとした業態を考えていま
す。また、今後の出店ロケーションとしては、NSC(近隣型SC)やSM、DSを考え
ており、都市部や小商圏への出店機会が増えると思います。1億円以下の年商で
も利益の出る業態を考えていきたいです。
¾ 3つめは「アジアシフト」。アジア地区にイオンはすでに50店舗展開しています。
アスビー、フェミニンカフェの両業態は展開できる可能性があります。最後の4
つめが「デジタルシフト」です。
¾現在、ネット販売の規模は10億円程度ですが、イオングループがサイトの整備・
拡大を進めており、今後は当社もリアル店舗とも連動させて業態別にセグメント
したサイトも立ち上げ、きめ細かく対応したいと考えています。
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メフィストジャパン
メフィストジャパン 社長
社長 上杉
上杉 謙治
謙治 氏
氏
メフィストの世界観を見せながら店舗の特性に応じてMDを強化
メフィストの世界観を見せながら店舗の特性に応じてMDを強化
¾「メフィスト」が日本での展開を始めてから27年。現在では30店舗ほどの百貨店
と100店舗ほどの専門店で展開しています。数年前から定番中心の品ぞろえに絞っ
たことで、顧客とともに商品も年をとってしまいました。これを打破するために、
ブランドの世界観を見せる売場に転換していこうと考えています。
¾露出の少ない、または店頭SKUの少ない売場では、可能な限りメフィストの世界
観を見せる売場に変えていき、店舗特性に応じたMD戦略を展開したい。シニア層
が強い店舗では、定番商品の色使いを増やし、40代が強い店舗ではスタイリッ
シュ・コンフォート商材を充実させます。同時に接客力の強化や店頭での販促推
進の強化も行い、ある程度成功体験が身に付いたら積極的に店舗数を拡大してい
く予定です。これとは別に、メフィストの持つすべてのブランドのラインアップ
を見せるフラッグシップショップの出店も考えています。
¾メフィストのような高機能商材は、店頭で実際にはいてもらって初めてそのよさ
が実感できるもの。そのため、試しばきの機会を増やすプロモーションを、売場
で行っていきたいと考えています。全世界のメフィスト売上げに対し、日本市場
はわずか3%を占めているにすぎません。
¾まだまだ伸びると思っています。
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東都製靴工業協同組合
東都製靴工業協同組合 理事長
理事長 藤原
藤原 仁
仁氏
氏
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つくり手が消費者に近づくことが業界の活性化につながる
つくり手が消費者に近づくことが業界の活性化につながる
¾大手メーカーは製品の安定供給やコストダウンのために海外に生産拠点を設け、中
小メーカーは国内生産でいかにQR(クイックレスポンス)で商品を供給できるかに力
を注いでいるというのが、現状だと思います。今年、日本皮革産業連合会が純国産
商品をアピールする場として東京・銀座に「国内ショールーム」を、海外マーケット
を開拓しようとする企業のために「上海ショールーム」を開設しましたが、当組合と
してもその活動を支援しています。組合としては、メイド・イン・ジャパンの商品
が、最終的にエンドユーザーに対して貢献できる事業を展開していきたいと考えま
す。
¾現在「靴のサイズ革命」をめざしており、規制服のスーツが「A体」「Y体」と表記され
ているように、靴も「足長」「足囲」というサイズ表記とともに、よりフィットした靴
をわかりやすく提供したいと考えています。国内ショールームは、その一つの窓口
としてとらえています。メーカーも製造小売業という意識をもって、市場やお客さ
まに近づくべきです。
¾カスタマイズについても取り組んでいます。中小メーカー1社で対応することは難
しいと考え、2006年に「東都テクノロジーセンター構想」を打ち出しました。個性あ
るメーカーが協力しあい、IT技術を駆使したネットワークを構築することによって、
マスプロダクションのなかでカスタマイズに対応していく提案です。つくり手が消
費者に近づき、その喜ぶ姿に感動と誇りを感じることが、積極的に次代の人材を育
て用という気持ちにつながり、業界の活性化を導くと考えます。
新社長インタビュー
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((社)日本皮革産業連合会(JILA)
社)日本皮革産業連合会(JILA) 会長
会長 岩崎
岩崎 幸次郎
幸次郎 氏
氏
各団体が横につながり市場獲得の努力を
各団体が横につながり市場獲得の努力を
¾ JLIAは、今年2月に上海にショールームを開設し、貿易実務講座や出店する企業
スタッフの販売研修など、さまざまな活動を行っています。制度も違えば商習慣
も違うなかで、いろいろなことを経験しつつがんばってほしいというわけです。
日本では8月に銀座にショールームを開き、つねに情報を発信して広げていく努力
をしたいと思っています。日本のレザーを使った日本製のもの以外はショールー
ムに置きません。日本の革は、モノづくりはこんなに優れているのだということ
をお伝えする。JAPANをブランド化していくのです。タンナーも、メーカーも、
小売りもJILAに参加しています。この銀座のショールームを十二分に活用し、団
体同士が結びついて横に広がり、メイド・イン・ジャパンをアピールし、ビジネ
スチャンスにつなげ、市場の獲得に役立ててほしいです。
¾ 日本のメーカーもサプライヤーも、自分たちのできる最高のパフォーマンスをす
るべきです。中高級品以上のもので、マーケットに連動して機敏に動くこと。ま
た、サプライヤーを含めて感度の高いモノづくりをしていくこと、在庫のリスク
を持たないこと、などを実現できたメーカーが生き残っていくのだと思います。
¾ せっかくさまざまな団体が集まっているのに、横につながって何かを実行するこ
とができていません。もっと自信と誇りを持ってブランドを立ち上げ、マーケッ
トに対して理解を深めてほしいと思っています。
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