巨大な後腹膜神経線維腫を合併した小児 von Recklinghausen病の 14/1J

日消外会誌 29(8)│
1830∼1834,1996年
巨大な後腹膜神経線維腫 を合併 した小児
von Recklinghausen病の 14/1J
北九州市立若松病院外科
末原 伸 泰
青 木 康 明
永井 英 司
岸
伊 藤 隆 康
川 英 樹
von Recklinghausen病(以下,R病 )の 小児 に,後 腹膜 お よび馬 尾神経 か ら多発性 に発生 した巨大
な腫瘍 の 1例 を経験 したので報告す る。症例 は 9歳 の男児.生 下時 よ リカ フェオ ー レ斑 お よび頚部 ・
躯幹 に多発性 の皮 下腫瘤 を認 めていた。脱肛 と肛 門刺激症状 のため受診.下 腹部 に巨大 な腫 瘤 を触知
し,経 直腸 的針生検 にて神経線維腫 と診断 され た.CT,MRIの
所見 で は骨盤 か ら膵 臓 に至 る後腹膜 に
巨大 な腫瘍 が認 め られ,仙 骨管腔 を通 じて馬尾 神経腫瘍 と連 なって い た。手術 はまず,仙 骨部 の両側
にわた る馬尾 神経腫瘍 を切 除 した後, 2期 的 に開腹術 を施行 した。腫瘍 は骨盤 内か ら後腹膜 を広範 に
占拠 し,さ らに神経 に沿 って S状 結腸 や直腸 ,勝 洸壁 にび まん性 に広が って い た。手術 は両 親 の希望
に よ り下部直腸 と勝眺 は残 し,腫 瘍 を S状 結腸 とともに可及的 に切 除 した。小児 R病 の患者 で,後 腹
膜 に巨大腫瘍 を形成 す る ことは極 めて まれで,類 似症例 は文献上 2例 しか見 いだせ なか った。
Key words:
von Recklinghausen's
disease,retroperitonealneurofibroma,spinal tumor
は じめに
von Recklinghausen病 (以下,R病 )は /Jヽ
児期 のカ
フェオ ー レ斑 と思 春期以後 に著 明 とな る多発性神経線
お よび類幹 に米粒大 か ら栂指頭大 の多発性 ・弾性軟 の
皮下腫瘤 を認 めた。上腹部 には特記 す べ き所見 は認 め
なか ったが ,下腹部 に弾性軟 の巨大 な腫瘤 を触知 した.
維腫 を主徴 とし,主 に常染色体優性 の遺伝形式 を とる
また,肛 門部 に軽 度 の脱肛 を認 め,直 腸 指診 で も,左
疾 患 とされ てい る。R病 が 巨大 な後腹膜腫 瘍 を形成 す
る ことは極 めて まれで あ るが 1),今回,馬 尾神経腫瘍 と
これ に連 な る巨大 な後腹膜腫 瘍 を伴 った 1例 を経験 し
前壁 に腹部腫瘤 と連 な る腫瘤 を触知 した。
入院時検査成績 :血 液,生化学校査 に異常 を認 めず,
たので若子 の文献 的考察 を加 えて報告 す る。
症
Talbe I
例
患者 :9歳 ,男 児
主訴 :脱 肛,肛 門刺激症状
家族歴 :両 親 に R病 な し.
既往歴 :特 にな し,
WBC
RBC
Hb
Ht
Plt
Labolatory data on admission
5800/mm3
502×
104/mm3
14_Og/dl
41 1%
24 4× 104/mm3
生活歴 :特 にな し.
現病歴 :生 下時 よ リカ フェオ ー レ斑,多 発性 の皮 下
腫瘤 を認 めていた 。 1993年 7月 27日,脱 肛 と肛 門刺激
CRP
Urinalysis: sugar (一 )
症状 のた め当科 を初診.下 腹部 に巨大 な腫瘤 を触知 し
たた め精査加療 目的 にて, 8月 5日 入院 とな る。
入院時現症 :132cm,28kg.躯 幹 を中心 に大小 さ ま
ざ まな褐色 のカ フェオ ー レ斑 と (Fig。la),頭 ・頚部
<1996年 3月 6日 受理>別 刷請求先 :末原 伸 泰
〒81282 福 岡市東区馬出 3-1-1 九
州大学医学
部第 1外 科教室
<03mg/dI
protein(一)
ketOn (一 )
CEA
CA19 9
FP
2‐
VMA
HMA
<l ong/ml
64U/ml
<3 0ng/ml
1 9mg/day
2 6mg/day
TP
7 3 g / d l
Alb
4 7 g / d l
T Bll
0 36g/dl
D
0 03g/dl
Bll
GOT
1 9 U
GPT
7U
LDH
3 1 0 U
ChE
088△ pH
16 0 KAU
ALP
T―Chol
198 mg/dl
AMY
108 Somogi
BUN
16 1 mg/dl
Cr
0 5mg/dl
Na
141 mEq/′
K
4 3 mEq/′
Cl
104 mEq/′
FBS
84 ng/dl
1996年 8月
111(1831)
Fig. 1 (a) Multiple caf6-au-lait spots were seen on the trunk (arrow). (b)
Barium enema examination showed wall irregularity at the left side of the
rectum. (c) Pyelogramshowedan irregular filling defectin the urinary bladder
and the left ureter.
Fig. 2 Abdominal CT showeda large low density
mass of the retroperitoneum.A tumor developed
from the pelvic cavity and extendedto the dorsal
spaceof the pancreas.A tumor occupiedthe most
part of the pelvic cavity and involved the urinary
bladder and the rectum.
Fig. 3 Abdominal MRI demonstrateda retroperitoneal tumor continued to a spinal tumor
through the sacral canal (arrow).
腫瘍 マ ー カー の上 昇 も認 めなか った (Table l)。なお,
血液型 で Rh(― )で あった。
腹部 単 純 X線 検 査 :腸 管 ガ ス像 の 右 上 方 へ の圧 排
が認 め られた。
注腸造影検査 :直 腸壁 の左側 は伸展不良 で,直 腸壁
頭側 は膵 臓 背部 まで達 していた (Fig.2).
腹部 magnedc resonance imaging検 査 (以下,
MRI):第
2∼ 4仙 骨神経本幹 が 約 6cmの 脊髄 腫瘍 を
へ の浸潤 が示 唆 された (Fig.lb).
形成 し,前 仙骨管腔 を通 じて骨盤 内の後腹膜腫瘍 と連
点滴静注腎孟造影検査 :腫 瘍 の圧排浸潤 による と思
われ る勝眺 の右方 へ の偏位 と,勝 脱 ・左尿管壁 の不整
な っていた (Fig。3).
を認 めた (Fig.lc).
上 よ り脊髄 腫瘍 と,そ れ に連 な る巨大 な後腹膜腫瘍 を
腹部 computed tomography検 査 (以下,CT):腹
経直陽 的針生検 にて神経線維腫 との診 断 を得 た。以
形成 した R病 と診 断 した。
部 の左 後腹膜 か ら骨盤腔 の大部分 を占拠す る巨大腫 瘍
手術所見 :腫 瘍 が 巨大 なため,ま ず脊髄腫瘍 に対 し
が認 め られ,尾側 は勝眺 お よび直腸壁 へ連続 してお り,
手術 を行 った。 9月 8日 ,仙 骨後 方 よ り入 り観察 した
112(1832)
巨大 な後腹膜 神経線維腫 を合併 した小児 R病 の 1例
Fig. 4 (a) Gross appearanceof the resectedspinal tumor showed a smooth whitish surface and
elastic soft consistency.(b) Grossappearanceof
the retroperitoneal tumor showed a nodular
brownish surface and elastic soft consistency,
measuring41x 10x Scm by size, 5759by u'eight.
The cut surface showedan uneven,nodular, and
whitish solid tumor. (c) Microscopicview of the
retroperitonealtumor shoin'sinterlacing bundles
of elongatedSchwann cells having wavy nuclei
which are intimately associatedwith wire-like
collagenfibrils and thick collagenbundles.There
was no evidenceof malignancy(H & E, x50).
日
消外会誌 29巻
8号
Fig. 5 Autoradiogramsfrom Southernblot analysis of DNAs, hybridizedwith pYZN22,the VNTR
marker of 17p13at the locus of the p53 gene,
demonstrated retained constitutional heterozygosity in DNAs from normal (N) tissue,
retroperitoneal tumor (T1) and spinal tumor
(T2) in this patient. Each DNA sample was
digested with an appropriate restriction enzyme
indicated on the above.kb, kilobases.
Taql
ciza
,
_BamHl,
kb ilh?rern 11 12. N r1 r2
6.15.1 -
r*r
'dr
譲 1義
1攀拳1墓
し,腫 場 を S状 結腸 ・上 部直腸 とともに可及 的 に切 除
した。下部直腸 や勝眺 で は壁 に沿 って切 離 をすすめ,
周囲 の腫 瘍 を可及的 に切 除 したが ,壁 内 に広 く浸潤 し
た腫瘍 は遺 残 す る こととなった。再建 は端 々 吻合 で行
い,骨 盤底 の広 範 な腹膜 欠損部 には授 動 した回盲 部 を
縫着 して手 術 を終 了 した。
切 除標本 :脊 髄腫瘍 は灰 白色 で表面平滑,境 界明瞭
な腫瘍 で あった (Fig。4a)。 後腹膜腫瘍 は大 きさ41×
10×5cm,重 さ575gで 弾性軟 を呈 し,割 面 は灰 白色 で
結節状 に発育 して い た (Fig.4b)。 なお腫瘍 は馬尾神
経部 を含 め肉眼的 に多発性 に発生 して い たが ,脊 髄 腫
瘍 が仙骨管腔 か ら後腹膜 に進 出 し,そ れが さ らに大 き
く発育進展 した もの と推察 された。
病理組織学所見 :均 一 な小型 の紡錘形細胞 と繊細 な
線維 とが 同一 方向 に配列 した神経線維腫 で あ り,各 所
の 多 数切 片 にお い て組 織 内 に悪 性 所 見 は認 め られ な
か った (Fig。4c).
ところ,腫 場 は第 2∼ 4仙 骨神経根 その ものが両側 と
また,将 来 の悪 性化 の可能性 をみ るために17番染色
も腫瘍化 した馬尾神経腫瘍 であ り,可 及 的 に これ らを
体上 の p53遺伝 子 の異 常 を調 べ た。腫瘍組織,正 常組織
よ りそれ ぞれ,SDS‐ プ ロ テ アー ゼ 法 に よ り genOmic
DNAを 抽 出 し,制 限酵素 Taq Iお よび BamH Iで 切
断 した。次 いで,0,8%ア ガ ロー スゲル上 で電 気泳動 し,
切 除 した。髄液 の漏 出 が止 まった ところで,同 月28日,
2期 的 に開腹術 を施行 した。腫 瘍 は上 部 で は境界 は明
瞭 であったが S状 結腸 か ら下 部 にか けて は,腸 間膜 か
らの神経線維,血 管 に沿 って はい上 が るようにび まん
性 に発育 し,大 陽壁 や勝眺壁 に広 く浸潤 していた。根
治 手術 を行 うに は直 腸切 断術,勝 批 全 摘 術 が 必 要 で
あつたが,両 親 の強 い希望 もあ り下部直腸 と勝眺 は残
17番染色体短腕 の VNTR(variable number of tan‐
dem repeat)プ ロー ブで あ る pYNZ22を 用 いて サザ ン
ブ ロ ッテ ィング を行 ったが,明 らか な LOH(10ss of
heterozygosity)は認 め られ なか った (ng.5).
1996年 8月
113(1833)
考
察
1882年 von Reckhnghausenは
,皮 膚腫瘍 と多発 の
神経腫瘍 とが合併 す る こ とが 多 い ことを指摘 し,そ れ
らを神経線維腫症 (neuronbrOmatosis:以
下,NF)と
い 突 然 変 異 が 約 60%位 あ り,そ の 突 然 変 異 率 は 1
∼ 14× 104程 度 で あ る と考 え られ て い る31ま た ,
3,000∼5,000人に 1人 の率 で発生 し,人 種差 や性差 は
み られ な い4)。
なお現在 ,R病 は NFl型 に分類 され,両
命名 した。 その後 さ らに皮膚色素斑 を合併 す る ことが
狽1聴神 経腫瘍 を特 徴 とす る NF2型 とは臨床 的 に も遺
知 られて以 来,こ れ ら 3症 候 を呈 す る疾患 を広 く,R病
伝 的 に も異 な る疾 患 と考 え られ てい る。
と称 す るよ うになった。
1990年,17番 染色体 長腕 に存在 し,R病 の責 任遺伝
子 と考 え ら れ る NFl遺 伝 子 が ク ロー エ ン グ さ れ
1987年 National lnstitutes of Health Consensus
Development Conference2)の
専門委員会 にお い て, R
病 の明確 な診 断基準 の設 定 が行 われ ,以 下 の 2つ 以上
をもつ場合 と提唱されている。すなわち,① 15cmを
越えるカフェオー レ斑 (小児では0.5cm以上)6個 以
上,② 腋奮または鼠径部の色素沈着,③ 神経膠腫,④
複数の神経線維腫, とくに蔓状神経線維腫,⑤ 虹彩の
Lisch結節 2個以上,⑥ 家族発生,② 蝶形骨形成異常,
長管骨皮質の非薄化。なお,本 症例では上記の診断基
準のうち, ① , ④ を満たしている。
R病 は,最 も頻度の高い常染色体優性の遺伝性疾患
の 1つ とされているが,遺 伝的には,両 親 に問題 のな
Table 2 Malignant tumor complicated H′ ith von
Recklinghausen's disease reported in Japan3)
Malignant tumor
Percentage
Malignant schwannoma
63%
Gastric cancer
06%
Leiomyosarcoma
r ..-^ ^^^^^-
04%
Intestinal cancer
02%
02%
Leukemia
02%
Myeloma
02%
Malignant melanoma
01%
Other carcinoma
03%
Other sarcoma
02%
No malignacy
913%
1000%
Total
た。●.腫 瘍 発生 にお け る この NFl遺 伝 子 の 役割 とし
て,現 在 の ところ 2つ の可 能性 が考 え られてい るの。ま
ず第 1の 可 能 性 は,NFl蛋 白 の 異 常 に よって 活 性 型
ras蛋 白が増加 し,増 殖 シグナル として働 くとい う も
ので あ る。 もう 1つ の可能 性 は,R病
患者細胞 の遺伝
子 的不安定状 態 (genOmic instability)が
基盤 となっ
て,他 の重要 な遺伝 子 の損傷 を引 き起 こし,腫 瘍化 に
向 か うとい う考 え方で あ る。
R病 で は,学 童期以後 になる と皮 膚腫場 が発現 して
くるが,悪 性化 は青年期 に達 してか らが多 く,四 肢 ・
躯幹 の深部神経 や諸臓器 に分布 す る神経 に発生 した神
経 腫 瘍 の 2∼ 29%に 悪 性 化 が 生 じ る とい わ れ て い
る41新 村 ら3)は,本 邦 R病 2,513例を集計 し,悪 性疾 患
の合併 について は,悪 性 Schwann腫 が158例 (6.3%)
と最 も多 く,以 下 胃癌 14例 (06%),平
滑筋 肉腫 10例
(04%)と 報 告 して い るが,悪 性 Schwann腫 以外 の悪
性疾 患 の合併 は まれで あ る (Table 2).
腫瘍発生 を防止す る手段 は今 の ところな く,腫 瘍 に
対 して は適切 な手術 にふ み きるこ とが重 要 であ る。脳
腫瘍 や悪性化 が な けれ ば,生 命 予後 は一 般人 と大差 は
な い ようであ る。.
ところで後腹膜 腫瘍 は比 較 的 まれ な疾 患であ り,全
腫瘍 の0.2%を 占め るにす ぎな い。.し か も後腹膜 にお
ける神 経線維腫 の報 告 は極 めて少 な く,Braaschら 1)
は,Lahey Clinた にお ける後腹膜腫瘍 の30年の再調査
で,3例 だ け神経線維腫 を報告 した。また,小 川 らりが,
Table 3 Reported casesof retroperitoneal neurofibroma with von Recklinghausen'sdiseasein a child
in the literatures
No
Author
Pimentelll)
2
Freudlり
3
Our case
Tumor size
& weight
Age
F M M
1
Year
Therapy
S品
酷』獄
澄
Follow―up Period)
12×14cm
Exploratory
laparotomy
Unknown
8× 10cm
Exploratory
laparotomy
Death
(6M)
l×10× 5 cm
575g
Resection
No reccurence
(28M)
Pathological
diagnosis
Neurofibroma
Neurofibroma
Neurofibroma
114(1834)
巨大 な後腹膜神経線維腫 を合併 した小児 R病 の 1例
本邦 にお け る R病 に合併 した 後腹膜 神 経 原性 腫瘍 の
22例 を集計 してい るが,16例 が悪 性 であ り,良 性例 は
本症例 を含 めて 7例 で あ る。一 方,小 児 R病 で後腹膜
に神経線維腫 を合併 した もの は,本 邦 で 角 田 ら1の
の1
例 が あるが,臨 床 的 には肺転移 を きた した悪 性例 で あ
り,良 性 例 は 我 々が 調 べ え た 限 り で は,欧 米 で
Pimentelら 11)による無症 候性 の腹 部 腫 瘤 を呈 した 1
よる原 発性播種性 の神経線維腫症 を
例,Freudら 12)に
呈 した 1例 以外 に認 め られ なか った (Table 3).
本症例 は,組 織学 的 に悪性像 を認 めなか ったが,肉
眼的 な腫場 の残存 が あ り,今 後,腫 瘍 の悪性化 を含 め,
厳重 な経過 観察 が必 要で あ る。現在,術 後約 2年 4か
月経過 してい るが ,CTお
よび MRIに て特 に腫瘍 の増
大 を認 めていない。 なお,術 後 に尿失禁 お よび便失禁
を認 めていたが,そ の後 自然 に軽 快 して い る。
文 献
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Cel1 62: 193--201, 1990
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1 0 ) 角田 和 之, 中 山 健, 加 治 木 邦 彦 : R e c k l i n g ‐
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Ziv J et ali Congeni‐
tal disse■
linated neuronbromatOsis Z Kinder‐
chir 42:378--380, 1987
A, Huge Retroperitoneal Neurofibroma in a Child with
von Recklinghausen's Disease
Nobuhiro Suehara, Yasuaki Aoki, Takayasu Itoh,
Eishi Nagai and Hideki Kishikawa
Department of Surgery, Kitakyushu City Wakamatsu Hospital
We report on a 9-year-old boy with von Recklinghausen's disease who developed a huge retroperitoneal tumor continuous with spinal tumors. He had a history of caf6-au-lait spots and multiple subcutaneous tumors on his entire body from birth. He was admitted to our hospital with complaints of anal
prolapse and anal discomfort. A large lower abdominal tumor was detected by palpation. The tumor was
diagnosed as a neurofibroma based on transrectal needle biopsy. CT scan and MRI demonstrated alarge
retroperitoneal tumor occupying the pelvic cavity. The tumor communicated with spinal tumors through
the sacral canal, and extended to the dorsal space of the pancreas. First we excised the bilateral caudal
spinal tumors. Laparotomy was performed secondarily. The tumor invaded to the urinary bladder and the
colon along the nervous system and vessels.We resected the tumor together with the sigmoidal colon, but
preserved the lower rectum and the urinary bladder at his parents'request. The notworthy feature of this
case is the rarity of a huge retroperitoneal tumor in a child with von Recklinghausens disease. Except for
two cases, similar cases have not been reported in the literature.
Reprint requests: Nobuhiro Suehara Department of Surgery I, Faculty of Medicine, Kyushu University
3-1-1 Maidashi, Higashi-ku, Fukuoka, 812-82JAPAN
majo