CO2・水・ポリエステルの循環の“輪”

財務ハイライト
1 増収・大幅増益
2 持分法損益改善で営業外損益黒字化
経営実績
(億円)
2010年度
増減金額(前期比)
3 特別損失大幅減
4 当期純利益、大幅改善し黒字化
売上高と売上高営業利益率
売上高
売上高営業利益率
8,157
498
486
351
(億円)
(%)
503
483
10,000
10
当期純利益
252
609
5,000
5
減価償却費
564
設備投資
292
△ 55
0
研究開発費
315
FCF
494
売上高
営業利益
経常利益
15,000
△ 71
△ 19
15
2007年度
2008年度
2009年度
当期純損益と 1 株当たり当期純損益
24
当期純損益
1 株当たり当期純損益
500
50
(億円)
25
0
0
△ 615
△250
△25
△ 529
△500
(億円)
7,615
総資産
有利子負債
2,674
自己資本
2,842
※
増減金額(前期比)
129
増減金額(前期比)
当期純利益
25.59
61.85
年間配当金
5.00
3.00
288.80
12.56
自己資本(期末)
(注)2009年度:2009年4月1日~2010年3月31日
2010年度:2010年4月1日~2011年3月31日
1
ROA
(円)
2010年度
2007年度
経営指標
※「自己資本」=「純資産−少数株主持分−新株予約権」
1株当たり情報
(円)
250
財務状況
2010年度
0
2010年度
2008年度
2009年度
ROE
2010年度
△50
D/Eレシオ
15
1.5
10
1.0
5
0.5
(%)
0
0
△5
△0.5
△10
△1.0
△15
2007年度
2008年度
2009年度
2010年度
△1.5
(注)ROA=「営業利益÷総資産」 ROE=「当期純利益÷自己資本」 D/Eレシオ=「有利子負債÷自己資本」
株主の皆様へ
株主の皆様には、平素より格別のご高配を賜り厚
た、設備投資の抑制や運転資本の圧縮等の緊急対策
本年3月の東日本大震災により被災されました皆
494億円となり、2009年度からの2年間では964億円
地の一日も早い復旧をお祈り申し上げます。
東日本大震災の影響や、中東・北アフリカの政情不
くお礼申し上げます。
の成果も加わり、フリー・キャッシュ・フローは
様には心よりお見舞い申し上げますとともに、被災
を確保し、財務体質が改善しました。2011年度は、
2010年度の世界経済は総じて順調に推移しました。
中国やASEAN諸国は内需を中心に引き続き好調に
推移し、米国・欧州・日本も緩やかな回復基調が続
きました。
このような状況のもと、2010年度の連結決算は、
売上高は需要回復を背景に前期比6.5%増加し8,157
億円となりました。営業利益は需要回復と構造改革
の効果発現により化成品事業を中心に素材事業が大
幅な増益となり、前期比3.6倍の486億円となりまし
た。前期に赤字だった高機能繊維事業とポリエステ
ル繊維事業は大きく改善し、黒字化しました。経常
利益は持分法損益の大幅な改善により、483億円増
安など、不確定要素の多い状況でのスタートとなり
ましたが、技術革新を核に、成長軌道への回帰に向
けた一歩を踏み出す重要な年と位置づけ、既存事業
の収益力の更なる強化と、成長に向けた事業基盤の
構築に注力していきます。
なお、東日本大震災では帝人デュポンフィルム㈱
の茨城事業所と宇都宮事業所の操業を休止しました
が、茨城事業所は3月25日に復旧し、宇都宮事業所
も4月末より順次生産を再開しています。また、在
宅医療分野では、全国の支店からの応援要員の派遣、
携帯用酸素ボンベの集中手配等、被災地の患者様へ
の全面的な支援を実施しています。
加して503億円となり、更に特別損失の大幅な減少
株主の皆様におかれましては、今後ともなお一層
252億円の黒字と大きく改善しました。
りますようお願い申し
もあり、当期純利益は、前期の357億円の赤字から
これらにより、期末の配当は、1株当たり3.0円
のご支援、ご鞭撻を賜
上げます。
とさせていただきました。年間の配当金は中間配当
と合わせまして、1株当たり5.0円となります。
帝人グループは、2010年度を「構造改革を完了し、
黒字化を実現する年」と位置づけ、緊急対策と構造
改革を進めてきました。構造改革はほぼ完了し、目
2011年6月
代表取締役社長執行役員
CEO
標であった当期純利益の黒字化を達成しました。ま
2
特 集
CO 2・水・ポリエステルの循環の“輪”
帝人グループはさまざまな環境ビジネスを展開していますが、
ここでは資源循環を目指す技術やソリューションを、
3つの「循環」として紹介していきます。
資源の「循環型リサイクル」に貢献する、
テイジンのクラゲ。
使い古した繊維やプラスチック、水を何度も
新しくして、再び使えるようにしてくれる。
CO 2 の循環
再生可能資源を利用したバイオプラスチック
帝人が開発した「PLANTPET」は、バイオマス(サ
トウキビなど)から作られるバイオ燃料を原料として
おり、成分の30%強が植物由来です。石化由来のPET
と全く同等の物性・品質を持っています。
「バイオフロント」は、バイオマスを原料とするほ
全てのプラスチックパーツにバイオプ
ラスチックが採用されたキャサリン・
ハムネットのメガネ
石油由来の繊維やプラスチックに
替わり、採用が拡大しています
ぼ100%植物由来のプラスチックです。従来のバイオ
プラスチックに比べ、耐熱性などに優れており、エレ
クトロニクスや自動車分野への用途開発を目指してい
ます。使用後に燃やしたとしても、発生するCO2は
自然界を循環して再び植物に吸収されるため、地球環
境に配慮した素材と言えます。
植物由来でありながら、
高耐熱性や耐加水分解
APEC首脳配偶者の皆さんに着用された「バイオ 性などの機能を有した
「バイオフロント」
フロント」製ガウンドレス
「バイオフロント」採用拡大中
「バイオフロント」は、環境配慮に優れるととも
ムネット)
」ブランドのメガネに採用されました。
評 価 さ れ、 世 界 的 な デ ザ イ ナ ー が 展 開 す る
2010」で来日中の首脳夫人の衣装に採用され、世界
に、メガネに要求される特性を満たしていることが
「KATHARINE E HAMNETT(キャサリン・E・ハ
3
また、昨年11月に横浜で開催された「APEC JAPAN
各国にアピールする機会となりました。
水の循環
地球環境にやさしい水処理技術
■ 多段型生物処理装置「MSABP」の処理原理
帝人グループの水処理ビジネスは、排水の循環・再
利用を基本に技術開発、事業化を進めています。その
原 排 水
中心である多段型生物処理装置「MSABP」は、微生
処 理 水
物の食物連鎖を利用した排水処理装置です。化学食品、
製薬など、従来法では対処できない排水を処理するこ
とができ、加えて一般的な排水処理設備に比べ、省エ
ネルギー、低コストを実現することができます。また、
原排水にオゾンガスと過酸化水素水を加えることで起
こる化学反応を利用した水処理装置「HiPOx」や、
電気分解により排水中に含まれる染料や難分解性有機
物を分解する装置「ELCAT」といった高度な水処理
技術を併せ持ち、これらを顧客ニーズに応じて組み合
生 物
担持体
微生物
有機物
空 気
散気管
バクテリア類
原生生物類
わせた総合排水処理ソリューションを展開することで、
後生生物類
省エネルギー及びCO2排出量削減に貢献していきま
す。
生物相が下流に向かって秩序的に進化
特殊な生物担持体で微生物を固定し、曝気槽を多段化した画期的な生物
処理法
国内外で幅広い水処理ソリューションを提供
「MSABP」 については、信越化学工業の中国新工
おいて農村集落での実証試験を実施しています。ま
展開する工場廃水処理設備への採用など、産業排水
「HiPOx」の再生水への導入を検討しており、更に
す。一方、下水分野では、日本下水道事業団と共同
国内外で多様な水処理ソリューションを展開してい
場への導入や、アンゴラ政府と丸紅子会社が共同で
分野で日本、及び海外での受注・納入実績がありま
研究を終了し市場展開を図るほか、中国・宜興市に
た、 シ ン ガ ポ ー ル で は、PUB( 公 益 事 業 庁 ) と
「ELCAT」も、中国国内で初めて導入されるなど、
ます。
4
特 集
ポリエステルの循環
世界初のケミカルリサイクル技術
「エコサークル」は、帝人が世界で初めて開発した
ケミカルリサイクル技術を核とする循環型リサイクル
システムです。ポリエステル製品を化学的に分解する
ことにより、品質を劣化させることなく、何度でも新
使い終わったポリエステル繊維製品
を回収します
たな製品として再生でき、現在では国内外140社以上
の企業がこの取り組みに参加しています。
廃棄物の削減効果や新たな石油資源の使用抑制に加
え、石油から新しくポリエステル原料(DMT)を作
る場合と比較して、エネルギーの消費量やCO2排出
量を約80%削減できます。
※
独自のケミカルリサイクル技術で、
新しい繊維として生まれ変わります
また、帝人はポリカーボネートのケミカルリサイク
ル技術も確立しています。将来的には、お客様と協同
で、リサイクルしやすい製品の開発、回収システムの
確立を目指し、循環型社会に向けて更なる貢献をして
いきます。
※出典:経済産業省「繊維製品のLCA調査報告書」
。CO2排出量は焼却を加え
た場合。
高機能を要求されるア
ウトドアウェアにも数
多く採用。これらも使
用後には回収され、再
び新しいポリエステル
繊維になります
世界の舞台で認められる「エコサークル」
昨年10月に東京で開催された「東京国際映画祭」
また、化学業界で国際的に定評のある専門誌であ
ジャンパーに、「エコサークル」で再生されたリサ
ベーション・アワード2010」において、
「エコサー
で、関係者が身につけるグリーンタイやスタッフ
イクルポリエステル繊維「エコペットプラス」が使
用されました。
5
るICIS(アイシス・英国)主催による「ICISイノ
クル」は独自のケミカルリサイクル技術や環境貢献
度などが評価され、環境部門賞を受賞しました。
業 績 概 況
2010年度決算
増収・大幅増益
当期純利益大幅改善し、黒字化
2010年度の連結決算は、売上高が8,157億円、営
帝人グループは、2010年度を「構造改革を完了し、
た。
改革を進めてきました。構造改革はほぼ完了し、目
業利益は486億円、当期純利益は252億円となりまし
売上高は、不採算事業の撤収等によりポリエステ
ル繊維事業が減収となったものの、その他の素材事
業を中心に、需要回復を背景として増収となりまし
た。
営業利益は、需要回復と構造改革の効果発現によ
り、化成品事業を中心に素材事業が大幅な増益とな
りました。前期に赤字だった高機能繊維事業とポリ
エステル繊維事業は、大きく改善し黒字化しました。
当期純利益は、事業構造改善費用等の特別損失が
大きく減少したこともあり黒字化しました。
黒字化を実現する年」と位置づけ、緊急対策と構造
標であった当期純利益の黒字化を達成しました。ま
た、緊急対策の一環として大型設備投資を凍結し、
キャッシュ・フローの確保に努めてきました。この
対策の成果も加わり、フリー・キャッシュ・フロー
は494億円となり、2009年度からの2年間では964億
円を確保し、財務体質が改善しました。2011年度は、
財務健全性の維持・向上に引き続き留意しながら、
将来の成長に貢献する有望な投資やプロジェクトに
は積極的に取り組んでいきます。
■売上高、営業利益と当期純損益
■フリー・キャッシュ・フロー
売上高
12,000
(億円)
営業利益
10,366
9,000
6,000
3,000
当期純損益
1,200
9,434
+498億円
+7%
8,157
7,658
652
126
+351億円
+261%
180
134
(億円)
1,000
(億円)
500
600
486
252
0
2年間累計で+964億円
900
300
470
494
2009年度
2010年度
94
0
△255
0
+609億円
△430
2007年度
2008年度
△500
△300
△357
2009年度
2010年度
△600
△1,000
△759
2006年度
2007年度
2008年度
6
業 績 概 況
事業別業績概況
高機能繊維
事業
売上高
営業利益
1,034億円
44億円
売上高
899
営業利益
1,034
44
売上高
2010.3 2011.3
△77
2010.3 2011.3
【アラミド繊維分野】
各用途で需要回復
パラアラミド繊維「トワロン」
「テクノーラ」の
需要は好調に推移しました。
「トワロン」においては、
一部の生産ラインを休止していたオランダのエメン
工場も、昨年9月半ばより全ラインの稼働を再開し
ました。メタアラミド繊維「コーネックス」も製
鉄・アスファルト業界、電機業界の回復に合わせ、
需要が回復しています。
また、新規タイヤコード、次世代消防服等の新規
用途開発を積極的に推進しています。11月には高機
能ポリエチレン製品の事業化を決定しました。
【炭素繊維分野】
需要は回復基調
営業利益
1,035億円
30億円
30
1,035
2010.3 2011.3
△54
2010.3 2011.3
不採算事業に対する構造改革や固定費削減等の対
策効果が発現したことに加え、需要の回復が見られ
たこと等により、営業利益は黒字化しました。
日本では、産業資材用途が全般的に堅調に推移し、
衣料用テキスタイルも回復基調にあります。タイの
子会社は、産業用途が自動車向けを中心に回復基調
にあることや、帝人ファイバー㈱からの生産移管の
順調な進捗により、業績が回復しました。
化成品
事業
売上高
2,171億円
234億円
復基調で推移し、設備稼働率は前期に比べ向上しま
【樹脂分野】
圧力容器メーカーとの供給契約締結等、顧客との
営業利益
営業利益大幅改善し黒字化
炭素繊維「テナックス」では、航空機、スポー
した。
売上高
1,221
※「原料・重合事業」を含む
営業利益
ツ・レジャー、一般産業の各分野において需要が回
売上高
営業利益
2,171
234
1,778
89
2010.3 2011.3
2010.3 2011.3
ポリカーボネート樹脂の需要堅調
ポリカーボネート樹脂「パンライト」は、内需が
関係強化に注力するとともに、製品価格の着実な値
好調な中国やアジア等を中心に需要が伸張し、中
ツの新設備も順調に稼働を続けています。
した。主原料価格の高騰に対し、製品価格の是正に
戻しを図りました。昨年9月に稼働を開始したドイ
7
ポリエステル
繊維事業※
国・シンガポールの生産工場は高い稼働を継続しま
努めました。また、光拡散難燃グレードがLED照明
用途での高シェア確保に寄与しました。
内販売名「フェブリク錠」)が国内における製造販
WR」は順調に推移しています。また、透明導電性
しました。北米・欧州でも販売エリアを拡大しつつ、
樹脂加工品では、位相差フィルム「ピュアエース
フィルム「エレクリア」は静電容量方式向けの技術
開発を完了し、商品化を進めています。
各地域で需要回復、米国・欧州の構造改革完了
日本では、FPD(フラットパネルディスプレイ)
反射板向け需要が前期に引き続き堅調であったこと
に加え、太陽電池バックシート向けの需要が前期を
大きく上回りました。
インドネシア・中国の生産ラインはフル稼働を継
続し、特に中国合弁会社の業績は設立以来最高とな
りました。
米国・欧州においては一連の構造改革がほぼ完
了したことに加え、太陽電池向けを中心に需要も
回復し、米国・欧州とも業績は過去最高となりま
した。
膝関節症の疼痛緩和剤「サイビスクディスポ関節注
【在宅医療分野】
HOT、CPAPはともに順調
日本では、酸素濃縮装置(HOT)は、高水準のレ
ンタル台数を維持し、睡眠時無呼吸症候群治療器
(CPAP)等も順調に売上を伸ばしています。
また海外では、米国・スペイン及び韓国で順調に
レンタル台数を伸ばしています。
流通・リテイル
事業
売上高
営業利益
医薬医療
事業
営業利益
順調に推移しています。昨年12月に上市した変形性
2mL」も順調に販売を伸ばしています。
【フィルム分野】
売上高
売承認を取得し、5月17日より国内での販売を開始
1,364億円
229億円
売上高
1,317
1,364
営業利益
243
229
2,169億円
47 億円
売上高
2,053
営業利益
2,169
47
34
2010.3 2011.3
2010.3 2011.3
衣料繊維は主力のOEM事業が拡大、
産業資材は全般的に好調
衣料繊維部門では、主力の衣料OEM事業におい
2010.3 2011.3
2010.3 2011.3
【医薬品分野】
新規高尿酸血症治療剤(TMX−67)は
国内で販売開始・欧米では販売拡大
2011年1月に新規高尿酸血症治療剤TMX−67(国
て重点取引先との取り組み強化により販売を拡大し、
増収、増益となりました。
産業資材部門では、ゴム資材・エアーバッグ資材
や車輌用内装資材の販売が大幅に伸長しました。一
般資材、化成品とも販売は好調に推移しました。
8
Q & A
Q
構造改革は終了したのか?
Q
2020年近傍のイメージと中期的な方向性は?
2008年からの経済危機を受けて、コスト削減と事
中長期的には、技術革新を核として「グリーンケ
にほぼ完了しました。
社会のニーズにマッチした商品・サービスを提供す
業の構造改革を実施してきましたが、2010年度まで
ポリエステル繊維では、不採算事業の抜本的見直
し、タイ子会社を基幹工場とするグローバル最適生
産体制の構築を中心とした事業構造の改革に取り組
んできました。PETフィルムの事業構造改革は、欧
米の不採算工場・ラインの閉鎖・休止を中心に行い
ました。本年2月の米国フローレンス工場の完全閉
鎖により、欧米の生産拠点・生産ラインの再編が全
て完了しました。
これらの結果、稼働率70%でも黒字が確保できる
事業構造をほぼ確立し、当期純利益の黒字化に寄与
しました。
Q
2011年度の運営方針は?
2011年度は、東日本大震災や原燃料価格の高騰を
はじめ、欧州での金融不安、米国での景気回復に対
する懸念など、極めて不確定要素の多い状況でのス
タートとなりましたが、
「成長軌道への回帰」の年と
して、
「構造改革の成果のフル発現」
「営業力と研究
基盤の強化」
「効率的なリスク管理の継続」
「震災へ
の緊急対応と事業活動の速やかな復旧」に注力して
いきます。また、財務健全性の維持・向上に留意し
ながら、将来の成長に貢献する有望な投資・プロジェ
クトには、積極的に取り組んでいきます。
ミストリー」事業と「ヘルスケア」事業の両分野で
ることにより、持続的な成長を実現していきます。
「グリーンケミストリー」事業では、先端素材・複
合材料、バイオ素材やリサイクルシステムなどを通
じて軽量化・安全・エネルギー再生などのソリュー
ションの提供を目指します。この結果、汎用素材の
売上高比率は、現在の約50%から25%へと半減しま
す。「ヘルスケア」事業では、大型新薬、次世代医薬
品、新規在宅医療サービスなどのソリューションの
提供を目指していきます。
地域別には、今後の消費地として大きな発展が期
待される、BRICsを中心とする新興国での売上拡大
に努めていきます。
Q
2011年度の配当は?
2010年度の業績は増収・増益となり、3期ぶりに
黒字回復したことから、通期配当金は、2009年度の
2.0円から5.0円に増配しました。
当社は、
「連結業績に連動した配当」を行うことを
基本方針とし、併せて「財務体質の健全性や中長期の
配当の継続性」を勘案して実施することとしています。
2011年度の配当については、現時点で第146期の業
績見通しを合理的に算定できないことから、未定と
しています。今後、業績動向を見極め、開示が可能
となった時点で速やかに開示します。
9
トピックス
帝人ファーマ
(株)
帝人
(株)
ノーベル化学賞受賞の根岸英一氏が
帝人グループ名誉フェローに就任!
新規高尿酸血症治療剤「フェブリク錠」の
日本における製造販売承認を取得
かつて帝人に勤務され、
2010年 ノ ー ベ ル 化 学 賞 を
受賞された、米パデュー大
学特別教授根岸英一氏に、
2010年11月5日付で「帝人
グループ名誉フェロー」に
根岸英一氏
(右)
と
帝人 大八木CEO
(左)
ご就任いただきました。帝
人グループの研究・技術開発力向上のための技術
アドバイザーとしてご支援いただきます。
帝人ファーマは、自社創
製品である新規高尿酸血症
治療剤「フェブリク錠」の
国内での製造販売承認を取
得しました。5月17日より
「フェブリク錠」
パッケージ
販売を開始しています。
本剤は既に導出先企業を通じてアメリカ・イギ
リスなど世界主要国で販売しており、今後も引き
続き販売エリアの拡大を進めていきます。
2010年 10月
2011年 1月
11月
12月
(株)
帝人
2月
3月
帝人
(株)
高機能ポリエチレン事業へ参入
世界初!CFRPを1分以内で成形可能に
帝人は、超高分子量ポリエチレンの事業化を決定
しました。これに伴い、テイジン・アラミドB.V.工
場内に新たに生産設備を建設し、2011年後半より商
業生産を開始する計画です。
超高分子量ポリエチレンは、高い耐衝撃性と強度
を持ち、防護製品や医療分野など幅広い用途展開
が期待されています。また、アラミド繊維・炭素繊
維などの高機能素材と組み合わせたハイブリッド製
品の提供などを通じ、事業の拡大を図っていきます。
帝人は、熱で軟らかくな
る熱可塑性樹脂を使用する
ことで成形時間の大幅短縮
に成功し、世界で初めて炭
素繊維複合材料(CFRP)を
1分以内で成形する技術を
オール熱可塑性CFRPの
コンセプトカー
確立しました。この技術に
より、量産型自動車への採用の可能性が大きく前
進することになります。
http://www.teijin.co.jp/news/
詳しくは当社ホームページをご覧ください。
10
財 務 情 報
連結貸借対照表(要旨)
科 目
(単位:億円)
当連結会計年度末 前連結会計年度末
2 0 1 1 年
2 0 1 0 年
(3月31日現在
)
(3月31日現在
)
増減金額
科 目
3,369
286
1,561
1,055
488
△ 21
3,327
231
1,590
1,063
470
27
△
4,246
有形固定資産
2,597
機械装置及び運搬具(純額)
1,213
その他(純額)
1,383
無形固定資産
676
投資その他の資産
974
投資有価証券
570
その他
423
貸倒引当金
△ 20
資産合計
7,615
4,903
3,169
1,630
1,539
774
960
584
396
△ 20
8,231
現金及び預金
受取手形及び売掛金
たな卸資産
その他
貸倒引当金
固定資産
資産の推移
(単位:億円)
■ 総資産 ■ 自己資本 ● 自己資本比率
12,000
(%)
60
40
8,000
20
4,000
0
2007.3 2008.3 2009.3 2010.3 2011.3
※自己資本=純資産−少数株主持分−新株予約権
11
0
41
55
△ 28
△ 8
17
6
△657
△572
△417
△156
△ 98
14
△ 14
27
0
△615
2 0 1 1 年
2 0 1 0 年
(3月31日現在
)
(3月31日現在
)
〈負債の部〉
流動負債
〈資産の部〉
流動資産
当連結会計年度末 前連結会計年度末
支払手形及び買掛金
短期借入金
その他
固定負債
社債・長期借入金
その他
負債合計
1
株主資本
資本金
資本剰余金
利益剰余金
自己株式
その他の包括利益累計額
新株予約権
少数株主持分
純資産合計
負債純資産合計
(単位:億円)
1
2,938
843
541
1,555
2,339
1,885
455
5,278
△491
30
△ 96
△425
△249
△196
△ 53
△740
3,074
708
1,014
1,354
2
△
△ 232
4
230
3,077
7,615
2,844
708
1,013
1,130
8
△
△ 130
4
236
2,953
8,231
231
ー
0
224
6
△101
0
△ 6
124
△615
2.0
3,000
1.5
2,000
1.0
1,000
0.5
2
0
フリー・キャッシュ・フローを原資
として有利子負債を削減しました。
3
2007.3 2008.3 2009.3 2010.3 2011.3
大型設備投資の凍結と減価償却の
進捗により減少しました。
● D/Eレシオ
4,000
0
2,448
873
446
1,129
2,091
1,689
402
4,538
2
2
2
〈純資産の部〉
有利子負債・自己資本の推移
■ 有利子負債 ■ 自己資本 増減金額
当期純利益の計上により増加しま
した。
4
需要回復を背景として素材事業を
中心に増収となりました。
5
事業構造改革に伴う費用などが大
幅に減少しました。
3
連結損益計算書(要旨)
科 目
当連結会計年度
( 2010年4月1日〜
( 2009年4月1日〜
2011年3月31日 )
2010年3月31日 )
売上高
増減金額
8,157
7,658
498
売上原価
5,863
5,739
123
売上総利益
2,294
1,919
375
販売費及び
一般管理費
営業利益
1,808
1,785
24
486
134
351
営業外収益
87
27
60
営業外費用
69
140
△ 71
21
483
経常利益
503
特別利益
41
95
△ 53
特別損失
100
482
△ 382
税金等調整前当期純利益又は
税金等調整前当期純損失(△)
445
△ 366
811
法人税等
162
△
15
177
31
6
25
252
△ 357
609
少数株主利益
当期純利益又は
当期純損失(△)
売上高の内訳
連 結 キャッシュ・フロー計 算 書 ( 要 旨 )
(単位:億円)
(単位:億円)
前連結会計年度
当連結会計年度
科 目
4
税金等調整前当期純利益又は税金等調整前当期純損失(△) 減価償却費及びその他の償却費
減損損失
法人税等の支払額
△
△
運転資本の増減額(増加:△)
金銭信託の追加拠出額
その他
営業活動によるキャッシュ・フロー
有形固定資産の取得による支出
投資有価証券の取得による支出
その他
投資活動によるキャッシュ・フロー
有利子負債の純増減額(減少:△)
5
(単位:億円)
前連結会計年度
( 2010年4月1日〜
( 2009年4月1日〜
2011年3月31日 )
2010年3月31日 )
配当金の支払額
その他
財務活動によるキャッシュ・フロー
現金及び現金同等物に係る換算差額
現金及び現金同等物の増減額
△
△
△
△
△
△
△
△
△
現金及び現金同等物の期首残高
連結の範囲の変更に伴う現金及び現金同等物の増減額
現金及び現金同等物の期末残高
キャッシュ・フロー
445
564
18
117
87
ー
51
771
255
44
21
277
349
39
32
421
19
54
230
1
285
△ 366
619
44
△ 40
378
△ 72
241
804
△ 341
△ 12
19
△ 334
△ 414
△ 20
4
△ 429
1
41
188
0
230
(単位:億円)
■ 営業活動によるキャッシュ・フロー ● フリー・キャッシュ・フロー 5%
13%
その他
高機能繊維
383
27%
流通・リテイル
2,169
17%
医薬医療
1,364
1,034
売上高
8,157
億円
13%
ポリエステル繊維
1,035
■ 投資活動によるキャッシュ・フロー
1,200
800
400
0
27%
化成品
2,171
※「その他」の区分は報告セグメントに含まれない事業セグメントで
あり、ITサービス分野等を含んでいます。
△400
△800
△1,200
2007.3
2008.3
2009.3
2010.3
2011.3
12
事業にフォーカス
東京研究センター
−研究拠点に継承される技術革新の熱き精神−
■帝人の進化・発展の一翼を担う重要拠点
きた高分子化学、薄膜加工技術に、生物工学、ナノ
2010年10月に開所50周年を迎えた帝人グループの
テクノロジーを加えた基盤技術を融合し、高次元か
念である“Quality of Life”の向上を実現する製品
すべく、先端医療材料やバイオエレクトロニクス等、
研究拠点「東京研究センター」
。開所以来、企業理
つ迅速な「新事業創出と技術競争力の強化」を実現
を数多く生み出してきました。
融合技術の研究開発に取り組んでいます。
高分子及びエレクトロニクス関連では、高強力ア
ラミド繊維「テクノーラ」や透明導電性フィルム
東京研究センター研究室
「エレクリア」など数多くの先端素材を開発しました。
医薬品関連では、帝人から発売された最初の医薬品
「ベニロン」のほか、世界で40年ぶりの新薬であり、
現在世界各地で販売を拡大している新規高尿酸血症
治療剤「TMX−67」
(日本販売名「フェブリク錠」)
といった主要製品が誕生しています。
■先端医療材料など融合領域の最前線に
帝人グループでは、
「グリーンケミストリー領域」
と「ヘルスケア領域」を両輪として持続的な成長を
目指していますが、これに次ぐ第3の柱として期待
をしているのが、両分野の「融合領域」です。その
中心となる融合技術研究所では、素材事業で培って
13
透明導電性フィルム
「エレクリア」
CSR活動レポート
東日本大震災による帝人グループの被害状況と対応
帝人グループでは、CSR(企業の社会的責任)を事業活動と並ぶ
重要なものと位置づけています。今回の震災では以下の取り組み
を行いました。
東日本大震災への帝人グループの対応
事業継続計画(BCP)
帝人デュポンフィルム㈱の宇都宮事業所と茨城事
帝人グループでは、多様化するリスクに備えて、
商品の供給責任を果たすべく、帝人グループの総力
た。 今 回 の 地 震 に 際 し て は「 緊 急 通 報 シ ス テ ム
業所が被災し、生産が休止しましたが、お客様への
2006年度に「事業継続計画(BCP)※」を策定しまし
を挙げて早期復旧に取り組み、現在は両事業所とも
(EMC)
」を利用し、従業員及びその家族の安否確認
被災地を広くカバーしている在宅医療分野でも、
制限を想定し、在宅勤務が可能となるよう、環境の
運転を再開しています。
被災地の患者様へのサービスの提供を全うすべく、
全国の支店からの応援要員と携帯用酸素ボンベを集
中手配するなど、最大限の支援を行いました。ま
た、放射能問題への対応としては、宇都宮・茨城両
を行いました。また、今後の東京地区での電力使用
整備を実施しました。
※事業継続計画(BCP:Business Continuity Plan)
:企業が事故や災害等
の緊急事態発生時においても、事業活動を中断させないか、又は中断し
ても短期間で再開させ、中断に伴う企業価値の低下から企業を防衛する
ための行動計画。
事業所及び被災地区で活動する医薬医療事業の従業
員について、放射線の被曝量をモニタリングして、
各人の安全確保に努めています。
義援金等の被災地への支援
被災地域に対する支援としては、義援金1億円の
拠出に加え、毛布、マスク、防炎マット、保温ウェア
などの支援物資の提供を行いました。
それ以外の支援として、被災地の幼児、小学生、
女性向け物資詰め合わせ作業ボランティアに当社従
業員が参加しました。
在宅仙台営業所に届
いた災害用備蓄酸素
ボンベ
14
帝人オンラインショップ「くらし@サイエンス」
株主様限定商品割引のご案内
帝人オンラインショップ
「くらし@サイエンス」
では、
下記の期間、
株主様に限定して、
同封のリーフレットに掲載
された商品を10%割引にてご提供する商品割引サイトをオープンいたします。インターネットに加えて電話での
お申し込みも受け付けます。
お申し込みをお待ちしています。
株主様限定商品割引サイト掲載期間 2011年6月23日
(木)
~2011年9月16日
(金)
1
インターネットでのお申し込み
株主様限定商品割引サイトのURLに
直接アクセスする。
帝人オンラインショップ「くら
し@サイエンス」の株主様限定
商品割引サイトのURL(http://
www.kurashi-science.com/
kabunushi-yutai.html) に 直
接アクセスしてください。
(通
常サイトからは、株主様限定
商品割引サイトにアクセスで
きません。)
2
お好きな商品を選び、
「買い物かごへ入れる」
ボタンを押す。
株主様限定商品割引サイト
で、お 好 き な 商 品 を 選 び、各
商品ページの「買い物かごへ
入れる」ボタンを押すと、商品
が買い物かごに入ります。価
格は既に割引価格になって
います。
お買い物ポイントプレゼント
(3%)
の特典
インターネットで
「くらし@サイエンス」
の会員登録をしていただ
ければ、
株主様限定商品割引とは別に、
ご購入金額
(送料、
消費税別)
の3%をポイントとしてプレゼントします。
ポイントは
「1ポイント
=1円」
として、
次回のお買い物より使用できます。
ポイントは、
商品
出荷時に付与されます。
( ポイントの有効期限は
「最終購入日から
1年間」
です。
ただし、
お買い物の度に期限が延長されます。
株主様限
定商品割引期間とは関係なく通常サイトで使用できます。
)
15
3
送付先の情報入力画面へ移る。
「会員ログイン」からお進みいただくと、
10%の価格割引に加え、次回のお買い
物からご使用いただける3%のお買い
物ポイントもプレゼントします。
4
「注文内容を確定する」
ボタン
を押し、
お買い物を完了する。
最終画面で
「注文内容を確定する」
ボタ
ンを押し完了です。
続いてクレジット
カード決済の方は、
カード情報入力画
面にて決済完了までお手続きください。
電話でのお申し込み
お申し込み電話番号
(☎
(03)
3506-4475)
にお電話の上、
「商品名」
「数
量」
「お届け先の名前と住所」
「電話番号」
の順でお申し込みください。
営業時間:月~金 9:30-12:00、
13:00-17:00
(土・日・祝日はお休み)
・電話でのお申し込みには、
お買い物ポイントは付きませんので、
ご了承ください。
配達の時期、
お支払い方法
商品はお申し込み後、1週間前後で到着いたします。また、お支払い方
法はクレジットカード払いと代金引換がございます。
(電話によるご注文の場合は、代金引換のみになります。
)
お問い合わせ先
・お
申し込み方法・ご注文などに関するお問い合わせ
帝人株式会社 広報・IR室 担当 川上
〒100-8585 東京都千代田区霞が関3-2-1 霞が関コモンゲート西館
電話
(03)
3506-4466 ファックス
(03)
3506-4150 E-mail:[email protected]
・掲載商品に関するお問い合わせ
電話:0120-396-451(月~金 9:00~17:00、土・日・祝日はお休み)
株主の皆様へお知らせ
1 期末配当金について
「単元未満株式の買取請求」又は「単元未満株式の買
2011年5月9日開催の当社取締役会決議により、第145
増請求」を希望する株主様は、下記の口座管理機関へお
期(2010年4月1日から2011年3月31日まで)の期末配
問い合わせください。手数料はいずれも無料です。
当金のお支払いにつきましては、下記の通りとさせてい
(1) 証券会社等に口座をお持ちの株主様
ただきました。
お取引のある証券会社等(口座管理機関)へお問
い合わせください。
1. 期末配当金
1株につき 3.0円
2. 支払対象者
2011年3月31日の最終の株主名簿
に記載又は記録された株主又は
登録株式質権者の方
3.
効力発生日及び
配当支払開始日
2011年5月30日(月)
2 単元未満株式(1,000株に満たない株式)の
買取請求・買増請求のご案内
単元未満株式(1,000株に満たない株式)は、市場での
売買ができません。以下の方法にてご所有の単元未満株
式を整理することもできますので、ご案内いたします。
当社に対し、買取請求(ご売却)していただ
買取請求 くことで、ご所有の単元未満株式を代金と引
き換えることができます。
●具体例
ご所有 330株
330株を売却
売却代金
ご所有1,450株
450株を売却
売却代金と
1,000株
(2)特別口座に記録された株主様
三 菱UFJ信託銀行(特別口座管理機関)へお問
い合わせください。
〒137-8081
東京都江東区東砂七丁目10番11号
お問い合わせ先
三菱UFJ信託銀行株式会社 証券代行部
電話 0120-232-711(通話料無料)
3 帝人株式会社「経営説明会」及び
「未来スタジオ見学会」開催のご案内
昨年に引き続き、株主の皆様に当社へのご理解を一層
深めていただけるよう、
「経営説明会」と「未来スタジオ
見学会」をそれぞれ開催いたします。詳細は、本「株主
通信」同封のリーフレットに、また、応募については、
本 「株主通信」 貼付のはがきをご覧ください。
株主の皆様のご参加をお待ちしています。
ご所有の単元未満株式につき、1単元(1,000
買増請求 株)までの不足分を当社に対し買増請求してい
ただくことで、単元株式とすることができます。
●具体例
ご所有 330株
670株を買増
ご所有1,450株
550株を買増
1,000株
(1単元)
2,000株
(2単元)
未 来スタジオに展 示
されている軽量コンセ
プトカー
「PU–PA EV」
16
会 社 概 要 (2011年6月22日現在)
コーポレート・データ
社
取締役及び監査役
役 名
名 帝人株式会社
(最高経営責任者)
代表取締役社長執行役員 大八木 成 男 CEO
立 1918年(大正7年)6月17日
資 本 金 70,816百万円(2011年3月31日現在)
本
社 大阪本社 〒541−8587
大阪市中央区南本町一丁目6番7号
(帝人ビル)
<受付案内 (06)6268−2132>
東京本社 〒100-8585
東京都千代田区霞が関三丁目2番1号
霞が関コモンゲート西館
<受付案内 (03)3506-4529>
従業員数 (2011年3月31日現在)
会 社 数 (2011年3月31日現在)
国内 海外 計
親会社・連結子会社 40 37 77
持分法適用会社ほか 32 41 73
計 72 78 150
アドバイザリー・ボード・メンバー
長
島
役職または経歴
徹
元デュポン社 上席副社長
レオン・ブリタン卿
UBSインベストメントバンク 副会長
兼 UBSリミテッド会長
鈴
木
雄
株式会社商船三井 相談役
澤
部
肇
TDK株式会社 代表取締役会長
飯 村 豊
日本国政府代表
(中東地域及び欧州地域関連)
大 八 木 成 男
17
当社 取締役会長
ジョン・W.ハイムズ
邦
代表取締役副社長執行役員
森 田 順 二 CMO(グループマーケティング責任者)
取締役専務執行役員
西 川 修
代表取締役専務執行役員
亀 井 範 雄 炭素繊維・複合材料事業グループ長
CIO
(グループ情報責任者)
CSRO
(グループCSR責任者)
(グループ技術責任者)
取締役常務執行役員 谷田部 俊 明 CTO
取締役常務執行役員 福 田 善 夫 経営企画部門長
独 立 社 外 取 締 役 鈴 木 邦 雄 株式会社商船三井 相談役
独 立 社 外 取 締 役 澤 部 肇 TDK株式会社 代表取締役会長
独 立 社 外 取 締 役 飯 村 豊 日本国政府代表(中東地域及び欧州地域関連)
常 勤 監 査 役 佐 野 喜八郎
常 勤 監 査 役 天 野 篤 男
独 立 社 外 監 査 役 林 良 造 東京大学 公共政策大学院 特任教授 従業員数 前年比
帝人連結 17,542人 △1,236人
氏 名
担当または主な職業
取 締 役 会 長 長 島 徹
英 文 名 TEIJIN LIMITED
創
氏 名
当社 代表取締役社長執行役員 CEO
独 立 社 外 監 査 役 守 屋 俊 晴 法政大学 会計大学院 教授
独 立 社 外 監 査 役 林 紀 子 はやし法律事務所 代表 弁護士
帝人グループ 事業グループ長
担
当
事
業
アラミド繊維事業
グ ル ー プ
炭素繊維・複合材
料事業グループ
ポリエステル繊維
事 業 グ ル ー プ
樹 脂 事 業
グ ル ー プ
フ ィ ル ム 事 業
グ ル ー プ
医 薬 医 療 事 業
グ ル ー プ
流通・製品事業
グ ル ー プ
IT事業グループ
新事業開発グループ
役 名
氏 名
帝 人 グ ル ー プ
専 務 執 行 役 員
アイソ・W.A.アルバータ・
フォン・エッケンシュタイン
帝人㈱代表取締役
専 務 執 行 役 員
帝 人 グ ル ー プ
常 務 執 行 役 員
帝 人 グ ル ー プ
専 務 執 行 役 員
帝 人 グ ル ー プ
専 務 執 行 役 員
帝 人 グ ル ー プ
専 務 執 行 役 員
帝 人 グ ル ー プ
執
行
役
員
帝 人 グ ル ー プ
執
行
役
員
帝 人 グ ル ー プ
常 務 執 行 役 員
亀
井
範
雄
福
島
敏
秀
酒
井
和
幸
高
橋
卓
荒
尾
健 太 郎
竹
中
哲
嗣
山
本
員
裕
久
保
健
二
株 式 状 況 (2011年3月31日現在)
大株主の状況(上位10名)
株式数及び株主数
発行可能株式総数
発行済株式総数
株
主
数
3,000,000,000株
984,758,665株
120,366名
日本トラスティ・サービス信託銀行(株)
(信託口)
株価及び出来高推移
株価月足
500
400
6.29
日本生命保険
(相)
44,033,509
4.47
全国共済農業協同組合連合会
24,675,000
2.50
22,329,000
2.26
20,694,935
2.10
19,259,030
1.95
17,439,931
1.77
17,411,200
1.76
13,966,353
1.41
ステート ストリート バンク アンド
トラスト カンパニー 505223
帝人従業員持株会
200
SSBT OD05 OMNIBUS ACCOUNT-
TREATY CLIENTS
ステート ストリート バンク アンド
トラスト カンパニー 505104
100
0
4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4
09
10
11
出来高
250,000
配当利回り
5.0
(%)
(千株)
200,000
4.0
150,000
3.0
100,000
2.0
50,000
1.0
0
0.0
4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4
09
10
1株当たり配当金の推移
(円)
中間
期末
6.5 6.5 6.5 6.5 6.5
11
04
05
外国法人等
(458名)26.3%
所有者別
金融機関
(113名)37.7%
個人・その他
(118,974名)30.0%
0%
5.0
50%
100%
06
07
08
09
2004年3月末
2007年3月末
2010年3月末
2.0
03
金融商品取引業者
(95名)1.9%
その他の法人
(726名)4.1%
2001年3月末
5.0
02
株式分布状況
8.0
5
2000 01
(注1)持株比率は、自己株式(457,729株)を控除して計算しています。
(注2)
「信託口」
:信託銀行等の金融機関が、
契約者との信託契約に基づいて管理
をしている口座で金融機関の自己勘定とは区別して管理されています。
株式分布推移
10.0
7.5
%
6.71
日本マスタートラスト信託銀行(株)
(信託口) 62,010,000
(株)三菱東京UFJ銀行
300
0
株
66,086,000
日本トラスティ・サービス信託銀行(株)
(信託口9)
(円)
10
当社への出資状況
持株数
持株比率
株主名
2011年3月末
10(年度)
金融機関
外国法人等
個人・その他
その他の法人
金融商品取引業者
18
テイジン「ニュースメール」を約2万名の方に好評配信中!
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ニュースリリース
IR情報
特集
耳寄りな情報
ニュースメールのお申し込みは、当社ホームページ
http://www.teijin.co.jp/にアクセスしていただき、
画面右下のテイジン「ニュースメール」のボタンからお入りください。
株主メモ
●事業年度
4月1日から翌年3月31日まで
●定時株主総会
6月
●基準日
定時株主総会・期末配当金
3月31日
中間配当金
9月30日
●株主名簿管理人
三菱UFJ信託銀行株式会社
(特別口座の口座管理機関) 東京都千代田区丸の内一丁目4番5号
●同事務取扱場所
三菱UFJ信託銀行株式会社 証券代行部
東京都千代田区丸の内一丁目4番5号
●特別口座に記録された株式についてのお手続き用紙のご請求は、次の
三菱UFJ信託銀行の電話及びインターネットでも24時間承っております。
電話(通話料無料)0120−244−479
インターネットホームページ
http://www.tr.mufg.jp/daikou/
●単 元 株 式 数 1,000株
●公 告 の 方 法 電子公告の方法により行います。
ただし、事故その他やむを得ない事由によって電子
公告をすることができない場合は、日本経済新聞に
<書類送付先及びお問い合せ先>
三菱UFJ信託銀行株式会社 証券代行部
〒137−8081
東京都江東区東砂七丁目10番11号
電話(通話料無料)0120−232−711
(ご注意)
1.株主様の住所変更、買取請求・買増請求、その他各種お手続きにつ
きましては、原則、口座を開設されている口座管理機関(証券会社
等)で承ることとなっております。口座を開設されている証券会社等
にお問い合わせください。株主名簿管理人(三菱UFJ信託銀行)では
お取り扱いできませんのでご注意ください。
2.特別口座に記録された株式に関する各種お手続きにつきましては、
三菱UFJ信託銀行が口座管理機関となっておりますので、上記三菱
UFJ信託銀行 証券代行部にお問い合わせください。なお、同銀行全
国各支店にてもお取り次ぎいたします。
3.配当金計算書について
同封の「配当金計算書」は、租税特別措置法の規定に基づき作成す
る「支払通知書」を兼ねております。配当金をお受取りになった後の
配当金額のご確認や確定申告の資料としてご利用いただけます。
なお、配当金を証券口座でお受取り(株式数比例配分方式)の株主様
は、お取引のある証券会社へご確認ください。
4.未受領の配当金につきましては、三菱UFJ信託銀行本支店でお支払
いいたします。
掲載いたします。
(当社のホームページ
http://www.teijin.co.jp/japanese/ir/ir21.htmlに掲載しています。
)
●上場証券取引所 東京証券取引所及び大阪証券取引所
決算情報をはじめ各種IR情報や企業情報に関して、より詳細な資料
(会社案内、アニュアルレポート、ファクトブック、CSR報告書など)
をご希望の方は、下記窓口にご請求いただくか、当社ホームページ
(http://www.teijin.co.jp/)にアクセスください。
帝人株式会社 広報・IR室 〒100-8585東京都千代田区霞が関3-2-1
霞が関コモンゲート西館
連絡先【東 京】TEL:
(03)
3506-4407 FAX:
(03)
3506-4150
【大 阪】TEL:
(06)
6268-2763 FAX:
(06)
6268-3010
【E-mail】[email protected]
◦本誌に掲載されている商品の名称、サービス名称等は、帝人グループの商標もしくは登録
商標です。また、その他の商品の名称、サービス名称等は各社の商標もしくは登録商標です。
◦ⓒ2011 帝人株式会社 All Rights Reserved.
見やすく読みまちがえにくい
ユニバーサルデザインフォントを
採用しています。
株主の皆様へ
「経営説明会」及び「未来スタジオ見学会」開催のご案内
株主の皆様に当社へのご理解をより一層深めていただけるよう、昨年度に引き続き、本年度も
「経営説明
会」及び
「未来スタジオ見学会」
をそれぞれ開催いたします。
今回開催の概要は、
各々下記の通りです。
株主の皆様のご参加をお待ちしています。
経営説明会
■内容
■実施日時
医薬医療事業の成長戦略:荒尾 専務執行役員 医薬医療事業グループ長
2011年9月10日
(土)午後1時30分~午後3時30分
大手町サンケイプラザ 周辺図
(入場開始時刻:午後1時)
首都高速
KDDI
大手町ビル
大手町サンケイプラザ4階ホール
または、JR「東京駅」下車丸の内北口より徒歩7分)
■対象者
内堀通り
(地下鉄「大手町駅」下車A4番・E1番出口直結
りそな
マルハビル
2011年3月31日時点の単元株(1,000株)以上を
ご所有の株主様(株主様ご本人1名様及び
同伴者1名様、計2名様までご参加いただけます。
)
JA ビル
逓信総合博物館
大手町サンケイプラザ
大手町ファースト
スクエア WEST
新大手町
ビルヂング本館
大手町駅
新住友ビル
三井住友銀行本店
ビルディング
三菱 UFJ 信託銀行
本店ビル
■参加費
無料
■申込要領
本「株主通信」貼付のはがきに、住所、氏名など必要事項をご記入の上、
■締切日
2011年7月25日
(月)
、当日消印有効
■募集人数
大手町駅
A4番出口
JR
(TEL:
(03)3273-2257〜9)
大手町駅
E1番出口
大手町駅
三井物産
ビル
大手町駅
東京都千代田区大手町1-7-2 本郷通り
■会場
当社の経営概況:大八木 代表取締役社長執行役員 CEO
丸の内
オアゾ
東京駅
丸の内北口
当社宛(当社住所は印刷してあります。
)にお送りください。
450名様
(お申込み多数の場合は、勝手ながら抽選とさせていただきます。当選発表につきましては、
当選者の方へのご連絡
(8月10日
(水)
発送予定)
をもって代えさせていただきます。
)
未来スタジオ見学会
■内容
当社「未来スタジオ」の見学と会社説明
■実施日時
2011年9月21日
(水)/ 2011年9月28日
(水)
・午前10時30分~午前11時50分(入場開始時刻:午前10時15分)
・午後1時30分~午後2時50分(入場開始時刻:午後1時15分)
・午後3時30分~午後4時50分(入場開始時刻:午後3時15分)
(参加いただく時間は上記の内1回とし、抽選とさせていただきます。
)
霞が関ナレッジスクエア
東京都千代田区霞が関3-2-1
霞が関コモンゲート ショップ&レストラン西館3階 (東京メトロ銀座線「虎ノ門駅」11番出口より徒歩3分
A13番出口より徒歩6分)
溜池
山王駅
首
都
高
速
東京メトロ丸の内線/千代田線/日比谷線「霞ヶ関駅」
霞ヶ関駅
A13番出口
国会議事堂前駅
(注)上記会場での会社説明後、
「未来スタジオ」への
霞が関
コモンゲート西館
霞が関ナレッジ
スクエア
特許庁
文 部
科学省
霞が関ビル
外堀
通り
ご案内となります。
■対象者
虎ノ門駅
11番出口
虎ノ門駅
至 新橋 →
2011年3月31日時点の単元株(1,000株)以上をご所有の株主様
(株主様ご本人1名様に限らせていただきます。
)
■参加費
無料
■申込要領
本「株主通信」貼付のはがきに、住所、氏名など必要事項をご記入の上、
■締切日
2011年7月25日
(月)
、当日消印有効
■募集人数
霞ヶ関駅
国税庁
桜田通り
(TEL:
(03)3288-1921)
霞が関コモンゲート西館 周辺図
↑ 至 赤坂
■会場
当社宛(当社住所は印刷してあります。
)にお送りください。
上記開催各日90名様(2日間合計:180名様)
(お申込み多数の場合は、勝手ながら抽選とさせていただきます。当選発表につきましては、
当選者の方へのご連絡
(8月10日
(水)
発送予定)
をもって代えさせていただきます。
)
説明会・見学会の
お問い合わせ先
帝人株式会社 広報・IR室 担当 川上
〒100-8585 東京都千代田区霞が関3-2-1 霞が関コモンゲート西館
TEL:
(03)3506-4466 FAX:
(03)3506-4150 E-mail: [email protected]