当期純損益は2期連続で赤字だ。

経 営 概 況
「緊急対策と構造改革」が着実に進展し、
フリー・キャッシュ・フロー
(FCF)大幅改善
1 2009年度は、
「黒字化達成」を目指す
2 2010年度は、構造改革を完了し、
3 技術革新を核に「グリーンケミストリー」「ヘルスケア」「融合領域」で持続的成長を実現
経営成績
(億円)
2009年度
2010年度見通し
7,658
134
21
△ 357
8,000
320
260
100
研究開発費
619
363
334
FCF
470
600
350
320
200
売上高
営業利益
経常利益
当期純損益
減価償却費
設備投資
売上高と売上高営業利益率
売上高
売上高営業利益率
15,000
15
(億円)
(%)
10,000
10
5,000
5
0
0
2007年度
2008年度
2009年度
2010年度
見通し
当期純損益と1株当たり当期純損益
当期純損益
1株当たり当期純損益
50
500
(円)
(億円)
財政状態
2009年度末
総資産
有利子負債
自己資本
8,231
3,203
2,713
1株当たり情報
8,100
3,000
2,770
△ 36.26
2.0
2009年度末
自己資本(期末)
276.24
(注)2009年度:2009年4月1日∼2010年3月31日
2010年度:2010年4月1日∼2011年3月31日
1
0
0
△250
△25
△500
2007年度
2008年度
2009年度
2010年度
見通し
△50
経営指標
ROA
(円)
2009年度
年間配当金
25
2010年度末見通し
(注)自己資本=「純資産ー少数株主持分ー新株予約権」
当期純損益
250
(億円)
2010年度見通し
10
4.0
2010年度末見通し
280
ROE
D/Eレシオ
1.5
15
(%)
10
1.0
5
0.5
0
0
△5
△0.5
△10
△1.0
△15
2007年度
2008年度
2009年度
2010年度
見通し
△1.5
(注)ROA=「営業利益÷総資産」 ROE=「当期純利益÷自己資本」 D/Eレシオ=「有利子負債÷自己資本」
株主の皆様へ
株主の皆様には、ますますご清栄のこととお慶び
達成し、
「稼働率70%でも黒字が確保できる事業構
申し上げます。
造」という目標に大きく前進しました。また、これ
2010年3月期の世界経済は、各国の景気刺激策も
あり、緩やかな回復が見られました。中国では内需
らにより、重点課題である「キャッシュ・フローの
確保」についても、大幅な資金収入となりました。
主導の景気回復が進みましたが、欧米・日本とも本
2010年度は「構造改革を完了し、黒字化を実現す
格的な景気回復には至っていません。
る年」と位置付け、「緊急対策と構造改革の効果フ
このような状況のもと、2010年3月期の連結決算
は、売上高は、医薬医療事業が増収となったものの、
合成繊維事業や化成品事業といった素材事業及び、
ル発現」により黒字化の達成を目指します。また、
重点課題としている「キャッシュ・フローの確保」
にも引続き注力します。
流通・リテイル事業が販売減により減収となったこ
帝人グループは、技術革新を核に、高機能素材領
と等で前期比18.8%減少し7,658億円となりました。
域やグリーン・エネルギー領域などの「グリーンケ
営業利益は、素材事業での需要低迷のため、前期比
ミストリー」
、医薬品と在宅医療の「ヘルスケア」
25.2%減少し134億円となりましたが、経常利益は
及び先端医療材料やバイオプラスチックなどの「融
営業外損益の改善により前期27億円の赤字から21億
合領域」の分野でソリューションを提供し持続的成
円と黒字化しました。また、当期純損益は、赤字が
長を実現します。
73億円減少し、357億円の赤字となりました。
当期は2期連続の赤字となりましたが、期末の配
株主の皆様におかれましては、今後ともなお一層の
ご支援、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
当金は、1株当たり2.0円とさせていただきました。
既に中間配当金は見送りとさせていただいておりま
すので、年間の通期配当金は1株当たり2.0円とな
ります。
帝人グループでは、2008年度後半から緊急対策と
事業構造改革を進めてきました。課題事業の構造改
革では、赤字事業を一掃するため、ポリエステル繊
維事業をはじめ、主要な素材事業において、一連の
2010年6月
代表取締役社長執行役員
CEO
構造改革を実行しました。固定費の削減、大型設備
投資の凍結や在庫圧縮といった各重点施策も目標を
2
特 集
世界で40年振りの新薬、
痛 風・高 尿 酸 血 症 治 療 剤
TMX−67の
グローバル展開
帝人は、世界で40年振りとなる痛風・高尿酸血
症治療剤TMX−67を創製し、グローバル展開を進
めています。世界的に「忘れられた疾患」と言わ
れて来た痛風。40年以上も新薬がなかったためか、
医療現場では痛風という疾患に対する認知度が低
TMX−67の特徴は?
TMX−67は、帝人ファーマ(株)において研究
を重ねた結果見出された新規痛風・高尿酸血症治療
剤です。TMX−67のこれまでの臨床試験の成績から、
1日1回の服用で治療目標値である6.0mg/dL以下
まで血清尿酸値を低下させ、維持することを確認し
ています。また、従来の薬剤は、軽度・中等度の腎
機能低下がある場合、細かな用量の調節が必要でし
たが、TMX−67は従来の薬剤とは異なる排泄経路で
あるため用量調節が必要ないので、多くの患者様へ
の使用が可能と期待しています。
く、その結果、多くの患者様が治療を受けていな
い、または従来の薬では十分な治療とはいえない
なぜTMX−67に力を入れているのか?
状況にありました。こうした状況下、新しい薬の
帝人グループの医薬医療事業は、1973年の医薬事
登場によって医療現場での疾患認知度の向上、そ
業、1982年の在宅医療事業開始から順調に拡大を続
れによる患者様の治療機会の拡大が期待されてい
け、現在では、帝人グループの中核事業にまで成長
ます。
しました。そして、事業の更なる発展のため、医薬
米国・欧州で既に上市し、今後、数年内に韓
国・日本・台湾・中国・香港で上市予定の世界戦
略医薬品TMX−67について西川医薬医療事業グ
ループ長に聞きました。
事業、在宅医療事業共に、今後より一層のグローバ
ル展開を目指しています。こうした中、TMX−67は、
優れた有効性と高い安全性を併せ持つ痛風治療薬と
して欧州・米国にて承認を受け上市されており、対
象患者は国内よりもむしろ海外に多いことから、世
界戦略商品と位置付けてグローバル展開を行ってい
ます。
帝人グループ専務執行役員
医薬医療事業グループ長
帝人ファーマ(株)
代表取締役社長 西川 修
3
米国・欧州では既に発売開始とのことだが?
米国では武田ファーマシューティカルズ・ノース
アメリカ社とライセンス契約を結び、FDAから承認
を受けています。昨年3月からULORIC®として販売
が開始され、着実な業績を記録しています。欧州で
はイプセン社(仏)とライセンス契約を結んでいま
すが、昨年更に欧州全域での開業医向けの販売力を
誇るメナリーニ社(伊)とサブライセンス契約を結
び、欧州・ロシア市場の開拓を進めています。既に
今年3月からフランス、イギリス、ドイツ、アイル
ランドなどで販売が開始されており、想定通りの立
ち上がりを見せています。欧州では、今後も順次各
国での販売を開始していく予定です。
東アジア地域においては、昨年6月には韓国の導
出先であるSKケミカルズ社が販売承認を獲得して
おり、発売に向けた準備を進めています。昨年5月
には台湾アステラス社と台湾における独占販売契約
を締結しました。日本国内では昨年12月に製造販売
承認の再申請を行いました。また、本年4月には、
アステラス中国社、香港アステラス社と、それぞれ
中国、香港における独占販売契約を締結しました。
更に、その他のアジア諸国、中南米、中東などにも
痛風の患者は米国で約230∼260万人、欧州で約
240万人いると言われており、ライセンス先の売上
高として米国・欧州で各々400∼600億円、国内外で
のピーク時現地売上高の合計として、世界で1,000
億円以上の売上高を期待しています。
今後の展開策は?
展開を拡大していく計画です。
帝人グループでは、TMX−67の世界展開を通じて、
世界で約1,500万人と言われる痛風・高尿酸血症の改
善に大きく貢献できるものと期待しています。
欧州で販売されているADENURIC®
米国で販売されているULORIC®
4
業 績 概 況
利の支払いが減少したことなどにより営業外損益が
2010年3月期連結業績
損失額減少も2期連続の
当期純損失、経常損益は黒字化
2009年度連結決算は、売上高が7,658億円となり
ました。また、営業利益は134億円、経常利益は21
億円、当期純損益は357億円の損失となりました。
改善し、前期27億円の赤字だった経常損益は、21億
円と黒字化しました。
当期純損益は、生産設備の稼働率低下に伴う異常
操業損失の発生、ポリエステル繊維を中心とした構
造改革に関連した事業構造改善費用の発生などの費
用や、金銭信託の追加拠出による損失の計上等が
売上高については、医薬医療事業が増収となった
あったものの、法人税等の減少もあり前期比で損失
ものの、合成繊維事業や化成品事業といった素材事
は減少しました。
業及び流通・リテイル事業の販売減等で大幅な減収
緊急対策・構造改革の実行
となりました。
営業利益は、素材事業では後半は稼働率が回復傾
構造改革は、
着実な進捗を遂げています。
また、
固定費
向となりましたが、前半の落ち込みが大きく、全社
削減、
大型設備投資の凍結や在庫の圧縮は、
いずれも、
当
で前期比減益となりました。要因別には、2008年度
初の目標を達成しました。
これらにより、
重点課題として
後半からの緊急対策や構造改革の実行などにより
掲げていた
「キャッシュ・フローの確保」
については、
前年
340億円のコスト削減を実現しましたが、素材事業
の759億円の資金支出から470億円の資金収入に1,229億
での販売数量の減少が大きく、通期では45億円の減
円改善するとともに、
目標としていた
「稼働率70%でも黒
益となりました。一方、持分法対象会社の損失や金
字が確保できる事業構造」
に大きく前進しました。
■営業利益(億円)
■フリー・キャッシュ・フロー(億円)
前期比△45億円
1,000
コスト
削減
+340
原燃料
単価差
+420
180
販売
数量減
△370
+1,229億円
500
販売
価格下落
△410
0
その他
△30
△500
134
△1,000
2008
5
470
2009
△759
2004
05
06
07
08
2009
2011年3月期業績見通し
川下分野の拡大を図ります。
サービス事業においては、
増収増益、当期純損益は黒字化
きます。
また、
グループ共通の活動として、
急速な市場の
独自のビジネスモデルの深化を通じて高収益体質を築
2010年度は、
「 構造改革を完了し、
黒字化を実現する
変化に対応して営業力の再強化を図るとともに、
技術
年」
と位置付けています。
力の強化・新規事業の育成と成長分野・成長地域での拡
2008年度後半から行っている素材事業での
「緊急対
策と構造改革の効果フル発現」
と中国、
ASEAN等を中
心とした世界経済の回復による需要回復や、
安定的な
収益構造を持つ医薬医療事業等により
「黒字化の達成」
を目指します。
設備投資の凍結や運転資本の効率化を継続し、
キャッ
シュ・フローの確保に注力します。
以上により、
連結業績見通しは、
売上高は8,000億円、
営業利益は320億円、
経常利益は260億円、
当期純利益に
素材事業においては、
グローバルな視点での最適生
産体制を確立するとともに、
社外との連携も含め川中・
■業績の推移(億円)
売上高
大に注力します。
一方、
財務健全性の改善のため、
大型
ついては100億円を予想しています。
売上高及び営業利
益は、
素材事業を中心に増収、
増益を見込んでいます。
■事業別実績・見通し
営業利益
当期純損益
売上高 ■ 営業利益 ■ 当期純損益
12,000
売上高
1,200
10,366
9,434
7,658
8,000
600
6,000
320
300
3,000
126
180
134
100
2009
2010
見通し
831
1,150
△84
10
1,221
1,000
△67
0
化成品
1,778
2,000
80
140
医薬医療
1,317
1,350
242
230
流通・リテイル
2,053
2,100
34
40
459
400
30
30
─
─
△100
△130
7,658
8,000
134
320
IT・その他
消去又は全社
0
0
2009
ポリエステル繊維
高機能繊維
900
9,000
652
(億円)
営業利益
2010
見通し
合 計
△300
△357
△430
2007
08
09
2010 見通し
△600
6
業 績 概 況
新規事業では、
重点分野として、
「バイオプラスチッ
持続的成長へ向けた取組み
ク」
「
、複合材料」
「
、高機能電子材料」
、
「高熱伝導材料」
帝人グループは技術革新を核に、
高機能素材領域や
及び
「水処理」
を定め、
各分野で、
早期事業化を目指し
グリーン・エネルギー領域などの
「グリーンケミスト
リー」
、
医薬品と在宅医療の
「ヘルスケア」
及び先端医療
材料やバイオプラスチックなどの
「融合領域」
の分野で
ソリューションを提供し持続的成長を実現します。
開発を強化しています。
「バイオプラスチック」
分野では、
高耐熱・成形加
工性を特徴として市場開
既存事業では、
「アラミド繊維のケーブルや石油掘削
拓を行っています。
「複合
用ホース補強」
「
、炭素繊維複合材料の航空機や自動車
材料」
分野では、
炭素繊維
向け部材」
「
、ポリカーボネート樹脂製の自動車窓」
のよ
複合材料を中心として、
うな、
軽量化や省エネに貢献する素材や、
「PETフィル
自動車・航空機等の市場
ムの太陽電池用途」
「
、PET繊維のケミカルリサイクル」
をターゲットに、技術開
のように、
二酸化炭素排出量削減に貢献する素材等、
地
発と用途開発を顧客と一
球環境に配慮した素材を提供します。医薬品では、痛
体となって進めています。
風・高尿酸血症治療剤
「TMX−67」のグローバル展開を
また、
「 高機能電子材料」
推進します。
また、
在宅医療では、
米国やスペインで着
分野では、
リチウムイオ
実な拡大を図ります。
ンバッテリー用の耐熱セ
バイオプラスチックを
使用した着物
パレータ、
「高熱伝導材
料」
分野では、
放熱材料の
開発を加速します。併せ
PETフィルムを使用した
太陽電池パネル
7
て、水処理事業の中国本
格展開を推進します。
炭素繊維複合材料を使用した
電気自動車試作車
Q & A
Q
減収・減益、当期純損益は2期連続で赤字だ。
2010年度の回復の可能性は?
2009年度は、後半需要が回復してきたことに加え、緊
急対策と構造改革の効果が発現しましたが、前半の落ち
込みが大きく、減収・減益、2期連続の赤字となりまし
た。しかし、足元では、素材関連事業で、自動車分野や
電気・電子分野などで需要の回復傾向が続いており、当
社の生産稼働率も着実に向上しています。加えて、医薬
医療事業では、市場が着実に拡大しています。当社は、
緊急対策と構造改革の成果を計画通りに発現させ、増
収・増益と、当期純損益黒字化の達成を目指します。
Q
な一般産業用途は年間20%以上の伸びが想定されていま
す。当社は、需要開拓や拡販、徹底した固定費削減や自
動車などの用途が期待される炭素繊維複合材料事業の拡
大などで早期黒字化と利益拡大を図ります。
Q
医薬医療事業が利益を牽引しているが、
今後の見通しは?
医薬品・在宅医療とも着実な成長を継続しています。
医薬品では、骨粗鬆症治療薬の「ボナロン®※」や「ワン
アルファ®」が順調で、両剤で骨粗鬆症市場におけるトッ
プシェアを維持しています。今後利益の牽引役として期
構造改革はどの程度終わったか?
2009年度に構造改革は大きく進展しました。ポリ
エステル繊維では、国内からタイへの生産移管が予
定通り進展しています。また、2010年4月には、赤
字が続いていたインドネシアの子会社の売却を完了
しました。昨年公表した経営基本方針のなかで考え
ていた施策は既に手をうっており、実行するのみと
なっています。固定費や設備投資の削減、在庫圧縮
も計画通り実行しました。この結果、構造改革の中
心であったポリエステル繊維事業では、営業損益は
2009年度の67億円の赤字から大幅改善し2010年度の
黒字化達成を目指しています。
Q
す。特に、風力発電の羽根の補強用途に代表されるよう
炭素繊維の業績が低迷しているが対策は?
待しているのが、自社で創製した痛風・高尿酸血症治療
剤「TMX−67」です。既に米国のライセンス先が着実
に売上を伸ばしており、欧州でもイタリアのライセンス
先のメナリーニ社が3月より販売を開始しました。将来、
ライセンス先の売上高を含め1,000億円超の売上高を期
待しています。また、在宅医療でも米国やスペインを中
心にグローバル展開を進めています。
※ボナロン /Bonalon はMerck & Co.,Inc.の登録商標です。
Q
2010年度の配当は?
当社は、
「連結業績に連動した配当」を行うことを基本
方針としており、併せて「財務体質の健全性や中長期の
配当の継続性」を勘案して実施することとしています。
2010年度の業績見通しは、売上高8,000億円、営業利
2009年度は需要が大きく減少し、年間を通じて厳しい
益320億円、当期純利益100億円としています。当方針に
環境が継続しました。しかし、軽量化・省エネルギー・
基づき、この業績見通しを前提として、中間配当金2.0円
高機能化の需要は今後大きく増加すると考えられており、
及び期末配当金2.0円の合計で、通期配当金は4.0円とな
今後、需要は年間15%以上の高い成長が期待されていま
る見通しです。
8
トピックス
東邦テナックス
(株)
・帝人化成(株)
帝人
(株)
東邦テナックスのCFRPと帝
人化成のPC樹脂グレージン
グが「レクサスLFA」
に採用
米サンバイオ社と脳卒中治療薬のライセンス
契約締結、
再生医療市場への本格参入へ
東邦テナックスのCFRP
(炭素
繊維複合プラスチック)
が、
トヨタ
自動車
(株)
の
「レクサスLFA」
の主要
「レクサスLFA」
(画像提供:
レクサス)
部材として採用されました。
また、
「レクサスLFA」のリア・クォーターウィンドウ
(後部座席の小窓)には帝人化成のPC樹脂グレージング
(樹脂などにより射出成型されたガラス・金属代替パーツ)
が採用されています。
2009年 10月
11月
12月
帝人テクノプロダクツ(株)
2010年 1月
2月
3月
帝人ファーマ
(株)
消防職員の命を守る!
ナノ構造ファイバーを使用
した消防服素材を開発
帝人ファーマが自社創製し
た新規痛風・高尿酸血症治
療剤が欧州で販売開始
帝人テクノプロダクツは、新
エネルギー・産業技術総合開発
ナノテク消防服
機構(NEDO)のナノテク・先端部材実用化研
究開発事業の一環として、ホソカワミクロン㈱
と共同でナノ構造ファイバーを適用した遮熱性・
快適性に優れた消防服素材を開発しました。こ
の素材を使用することで、消防服の軽量化や、
火傷の進行抑制が可能となります。
ADENURIC
帝人ファーマが自社創製し
た新規痛風・高尿酸血症治療剤「TMX−67」について、
欧州の導出先である仏イプセン社とそのサブライセン
ス先であるイタリアの大手製薬会社メナリーニ社が、
欧州における販売を開始しました。
帝人ファーマでは、今後、他の地域においても海外
企業との連携により、販売地域の拡大を進め、海外で
の事業基盤の強化を図っていきます。
http://www.teijin.co.jp/news/
詳しくは当社ホームページをご覧ください。
9
帝人は、損傷した神経細胞の再生技術を持つ
米国のベンチャー企業サンバイオ社と、画期的
な脳卒中治療薬として期待される「SB623」の
日本における開発・販売に関する独占的なライ
センス契約を締結しました。
また、同時にサンバイオ社に資本参加しました。
今後、同社が海外で実施する前臨床・臨床試験
の結果をふまえて、国内での臨床試験を開始す
る計画です。
®
技術にフォーカス
エレクリア
タッチペン
タッチパネル
タッチパネルのほか、
電子ペーパーや
有機EL照明などにも
利用が見込まれる
透明導電性フィルム
「エレクリア」
アンダー
コート層
透明導電性フィルム
ハード
コート層
ITO 層 *1
ポリマー
フィルム層
(PET/PC)
指や専用ペンなどで画面に触れて操作するタッチ
パネルは、ゲーム機、
PDA
(携帯情報端末)
、コピー機、
など、
業界トップレベルの供給体制を確立しています。
ATMなどの幅広い分野で使用されており、ここ2∼3
年で30%程度の伸びが想定されています。
透明導電性フィルムは、今後もタッチパネル用途
でスマートフォン*4などの需要拡大が見込まれてお
透明導電性フィルムは、
「 薄い」
「 軽い」
「 割れない」
り、さらに電子書籍などで普及が予想される電子
「フレキシブル」
といったガラスにない特徴があり、
そ
れを活用して、
「抵抗膜方式*2」と呼ばれるタッチパネ
ペーパーや、将来的には有機EL照明、太陽電池などの
透明電極材料として利用されることが期待されてい
ルの透明電極基板に主材料として使われています。
ます。
透明導電性フィルムにおける帝人グループの強み
帝人化成では、
今後も
「エレクリア」
の性能向上と用
は、基板材料となるポリエチレンテレフタレート
途開発を進め、
市場の拡大を目指していく予定です。
(PET)フィルムとポリカーボネート(PC)フィルム
の2材料をグループ内に持っており、原料から生産
できる技術と設備を有していることです。特に、高い
透明性を実現するPC製の透明導電性フィルムは、世
界でも帝人化成のみが生産しています。また、抵抗膜
方式以外にも、今後、市場拡大が見込まれる「静電容
量方式*3」での設計にPETとPCで対応することがで
き、多くのタッチパネル方式に使用できます。帝人化
成は、2008年に生産能力を年産120万m2に増強する *1
ITO層:酸化インジウムにスズを添加した化合物でできた層。光を
良く通し電気を通すため、液晶パネル用の電極に使用されている。
*2
抵抗膜方式タッチパネル:タッチペンなどで物理的な圧力をかけ
て操作するタッチパネル。ポータブルゲーム機やスマートフォン
などに採用されている。
*3
静電容量方式タッチパネル:指先で触れることで操作する方式の
タッチパネル。スマートフォンや音楽プレーヤーなどに採用され
ている。
*4
スマートフォン:携帯電話とPDAを融合させた高機能な携帯電話。
10
財 務 情 報
連結貸借対照表(要旨)
(単位:億円)
当連結会計年度末 前連結会計年度末
科 目
当連結会計年度末 前連結会計年度末
2 0 1 0 年
2 0 0 9 年
(3月31日現在
)
(3月31日現在
)
増減金額
科 目
〈資産の部〉
3,327
231
1,590
1,063
470
27
△
3,511
190
1,519
1,351
472
21
△
△ 184
42
70
△ 288
△ 2
△ 6
4,903
3,169
機械装置及び運搬具(純額)
1,630
その他(純額)
1,539
無形固定資産
774
投資その他の資産
960
投資有価証券
584
その他
396
貸倒引当金
20
△
資産合計
8,231
5,230
3,397
1,673
1,724
820
1,014
606
434
26
△
8,742
△
△
△
△
△
△
△
△
流動資産
現金及び預金
受取手形及び売掛金
たな卸資産
その他
貸倒引当金
固定資産
有形固定資産
資産の推移
(単位:億円)
■ 総資産 ■ 自己資本 ● 自己資本比率
(%)
12,000
60
8,000
40
327
228
43
185
45
54
22
38
6
△ 511
1
2
〈負債の部〉
流動負債
支払手形及び買掛金
短期借入金
その他
固定負債
社債・長期借入金
その他
負債合計
〈純資産の部〉
株主資本
資本金
資本剰余金
利益剰余金
自己株式
評価・換算差額等
新株予約権
少数株主持分
純資産合計
負債純資産合計
有利子負債・自己資本の推移
■ 有利子負債 ■ 自己資本 2 0 1 0 年
2 0 0 9 年
(3月31日現在
)
(3月31日現在
)
●
(単位:億円)
D/Eレシオ
(%)
4,000
2.0
3,000
1.5
増減金額
2,938
843
1,295
801
2,339
1,885
455
5,278
3,251
694
1,830
726
2,191
1,771
420
5,442
△ 312
148
△ 535
75
148
114
34
△ 164
2,844
708
1,013
1,130
8
△
△ 130
4
236
2,953
8,231
3,228
708
1,013
1,509
2
△
△ 172
3
241
3,300
8,742
△ 384
ー
0
△ 379
5
△
42
1
5
△
△ 347
△ 511
1 素材事業を中心に削減しました。
2 大型設備投資の凍結と減価償却の進
捗により減少しました。
3 設備投資の抑制や在庫の削減等を通
じて有利子負債を削減しました。
2,000
1.0
1,000
0.5
0
0
4 当期純損失の計上により減少しました。
20
4,000
5 素材事業および流通・リテイル事業の
低迷により大幅な減収となりました。
0
0
2006.3 2007.3 2008.3 2009.3 2010.3
2006.3 2007.3 2008.3 2009.3 2010.3
※自己資本=純資産−少数株主持分−新株予約権
11
6 構造改革の実行により事業構造改善
費用が発生し増加となりました。
3
3
4
連結損益計算書(要旨)
当連結会計年度
科 目
( 2009年4月1日∼
( 2008年4月1日∼
2010年3月31日 )
2009年3月31日 )
売上高
売上原価
売上総利益
販売費及び
一般管理費
9,434
7,248
2,186
△1,776
△1,508
△ 267
1,785
2,007
△ 222
134
27
140
180
34
241
△ 45
7
△
△ 100
27
48
21
333
74
148
営業外収益
営業外費用
経常利益又は
経常損失(△)
21
△
95
482
特別利益
特別損失
税金等調整前
当期純利益又は
税金等調整前
当期純損失(△)
△
366
法人税等
△
少数株主損益
当期純利益又は
当期純損失(△)
当連結会計年度
増減金額
7,658
5,739
1,919
営業利益
△
連 結 キャッシュ・フロー計 算 書 ( 要 旨 )(単位:億円)
(単位:億円)
前連結会計年度
△
339
15
6
△
102
12
△ 118
18
357
△
430
73
売上高の内訳
△
27
(単位:億円)
科 目
5
6
前連結会計年度
( 2009年4月1日∼
( 2008年4月1日∼
2010年3月31日 )
2009年3月31日 )
税金等調整前当期純利益又は税金等調整前当期純損失(△)
減価償却費及びその他の償却費
減損損失
法人税等の支払額
運転資本の増減額(増加:△)
金銭信託の追加拠出額
その他
営業活動によるキャッシュ・フロー
有形固定資産の取得による支出
投資有価証券の取得による支出
連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出
その他
投資活動によるキャッシュ・フロー
有利子負債の純増減額(減少:△)
配当金の支払額
その他
財務活動によるキャッシュ・フロー
現金及び現金同等物に係る換算差額
現金及び現金同等物の増減額(減少:△)
現金及び現金同等物の期首残高
連結の範囲の変更に伴う現金及び現金同等物の増減額(減少:△)
現金及び現金同等物の期末残高
△
△
△
△
△
△
△
△
△
キャッシュ・フロー
366
619
44
40
378
72
241
804
341
12
ー
19
334
414
20
4
429
1
41
188
0
230
△
△
△
△
△
△
△
△
△
△
△
△
339
674
116
113
55
ー
121
404
758
38
245
121
1,163
865
64
9
792
20
13
191
16
188
(単位:億円)
■ 営業活動によるキャッシュ・フロー ● フリー・キャッシュ・フロー 6%
27%
IT・新事業他
合成繊維
459
27%
流通・
リテイル
2,053
17%
2,052
売上高
■ 投資活動によるキャッシュ・フロー
1,200
800
400
7,658
億円
0
23%
医薬医療
化成品
1,317
1,778
△400
△800
△1,200
2006.3
2007.3
2008.3
2009.3
2010.3
12
CSR活動レポート
環境負荷の低減
帝人グループでは、環境負荷低減のため2020年度までの長期目標を設定し、
達成に向けた取組みを行ってきました。
グループ全体の地道な活動により着実な成果が実現しています。
■CO2排出量削減
■化学物質の排出量削減
帝人グループは、従来より省エネルギーを推進し
帝人グループでは、480の化学物質を対象として、
てきました。2005年2月の京都議定書の発効を受け、
国内外のグループ全体の化学物質排出量を2020年
国内グループ会社については、2020年度までに1990
年度比CO2排出量20%削減という目標を設定し、省
度までに1998年度比で80%以上削減の1,800トン以
エネルギーに加え、バイオマス燃料など再生エネル
ギーの採用や、CO2排出比率の小さい燃料への転換
組んでいます。
などを進めてきました。
下にするという目標を設定し、排出量削減に取り
2009年度の化学物質の排出量は、排出量削減対
策に加え、景気後退による生産量の減少により、
2009年度はこれらの取組みに加え、景気後退によ
る生産量の減少により、国内CO2排出量は、1990年
国内1,349トン、海外1,355トンの計2,703トンと昨
度比42%削減の152万トンと、2020年度目標の210万
比70%の削減となっています。
年度対比180トン減少し、グループ全体で1998年度
トンを大きく下回りました。
■国内CO2 排出量の推移
海外グループ会社では、欧
米圏、アジアそれぞれに目標
を定め、欧米圏ではCO2 排出
量 を2010年 度 比、2020年 度 ま
でに10%以上削減、アジアで
万トン
■化学物質排出量の推移
長期目標:1990年度比20%削減
長期目標:1998年度比80%以上削減
トン
10,000
300
■海外 ■国内
長期目標
長期目標
8,000
200
6,000
は排出原単位を2010年度比、
2020年度までに10%以上削減
す る 目 標 を 掲 げ、CO2 排 出 量
4,000
100
2,000
削減に取り組んでいます。
0
13
1990 2001 02 03 04 05 06 07 08 2009
0
1998 2001 02 03 04 05 06 07 08 2009
「株主アンケート」の結果ご報告
第144期中間報告書(株主通信)で第7回目のアンケートを実施し、4,056名の株主様から
貴重なご意見・ご感想をいただきました。厚くお礼申し上げます。
■ご回答いただいた株主様の属性
年齢別では、
50歳以上の方が、
87%と多く、
男女の比率は、
男
性75%、
女性25%となりました。地域別では関東30%、
関西
30%と、
関東・関西が中心となっています。
【年齢別】
【地域別】
20歳代1%
無回答1%
30歳代5%
40歳代7%
70歳代以上
39%
その他40%
50歳代15%
60歳代33%
関東30%
関西30%
■設問「中間配当無配、期末配当予想2円/株とした
ことに対する考え」
「やむを得ない」の比率が61%、
期末配当も
また、
「期末配当も無配にした
無配にした
ほうが良い
ほうが良い」の比率と合わせ
5%
ると66%となり、業績連動配
当による配当政策に一定のご
理解をいただいているものと
考えています。一方、
「 公表以
上に配当すべき」
は34%となりました。
公表以上に
配当すべき
34%
2円/株は
やむを得ない
61%
■設問「当社の経営で不足と思われる点」
(複数回答可)
■設問
「当社株式の保有方針」
「長期保有
(3年以上)
」が
86%と多く、
また、
「中期保有
(1年以上3年未満)
」
分を合
わせると、
中長期的に保有さ
れる意向の株主様が大多数
でした。
短期保有
1%
中期保有
13%
長期保有
86%
■「自由意見欄」
意見・激励・要望等さまざまなご意見をいただきました。
■設問
「当社の株式を買増しする際に考慮する点」
(複数回答可)
「業績の成長が期待できる」
が61%と最も多く、
続いて
「高配
当が期待できる」
及び
「株価上昇が期待できる」
が、
各々42%
でした。
0%
20%
40%
42%
高配当が期待できる
42%
株価上昇が期待できる
明確な戦略がある
60%
61%
業績の成長が期待できる
株主優待制度がある
「収益力拡大」の比率が57%とトップとなりました。次い
で
「新規事業の創出」
「株主への利益還元」
「ブランド力」の
順となっています。構造改革を成果に結びつけ、収益力の
回復、
拡大に努めてまいります。
24%
21%
80%
【ご意見例】
・来期は増収・増益となり増配が可能となるように回
復させて成長へ回帰するように。
(男性60歳代)
・医薬医療事業のますますの発展を期待しています。
成長する中国市場への営業深耕を提案します。
(男性50歳代)
100%
株主の皆様より頂戴した今回の貴重なご意見・ご要望
を可能な限り当社の経営に反映するとともに、全社一
丸となり将来の持続的成長と企業価値向上を目指して
まいります。今後とも、変わらぬご理解とご支援を賜
りますようお願い申し上げます。
14
帝人オンラインショップ「くらし@サイエンス」
株主様限定商品割引のご案内
帝人オンラインショップ
「くらし@サイエンス」
では、
下記の期間、
株主様に限定して、
同封の折り込みに掲載され
た商品を10%割引にてご提供する商品割引サイトをオープンいたします。
インターネットに加えて電話でのお申込
みも受け付けます。
お申込みをお待ちしています。
株主様限定商品割引サイト掲載期間 2010年6月24日
(木)
∼2010年9月30日
(木)
インターネットでのお申込み
1
株主様限定商品割引サイトのURLに
直接アクセスする。
帝人オンラインショップ「くらし
@サイエンス」の株主様限定商
品 割 引 サ イト のURL(http://
www.kurashi-science.com/
shopbrand/014/O/) に 直 接
アクセスしてください。
(通常サ
イトからは、当該株主様限定商
品割引サイトにアクセスできませ
んので、ご注意ください。
)
2
お好きな商品を選び、
「買い物かごへ入れる」
ボタンを押す。
株主様限定商品割引サイトで、
お 好きな商 品を選 び、各 商 品
ページ の
「 買い 物 かご へ 入 れ
る」ボタンを押すと、商品が買
い物かごに入ります。価格は既
に割引価格になっています。
お買い物ポイントプレゼント
(3%)
の特典
インターネットで
「くらし@サイエンス」
の会員登録をしていただけ
れば、
株主様限定商品割引
(10%割引)
とは別に、
ご購入金額
(送料、
消
費税別)
の3%をポイントとしてプレゼントいたします。
ポイントは
「1ポイント=1円」
として、
次回のお買い物よりお使いいただけます。
なお、
ポイントは、
商品出荷時に付与されます。
(ポイントの有効期限は
「最終購入日から1年間」
です。
ただし、
お買
い物をする度に期限が延長されます。
株主様限定商品割引期間とは
関係なく通常サイトでご使用になれます。
)
15
3
送付先の情報入力画面へ移る
「会員ログイン」からお進みいただくと、
10%の価格割引に加え、次回のお買い
物からご使用いただける3%のポイント
もプレゼントします。
4
「注文内容を確定する」
ボタン
を押し、
お買い物を完了する。
最終画面で
「注文内容を確定する」
ボタ
ンを押し完了です。
続いてクレジット
カード決済の方は、
カード情報入力画
面にて決済完了までお手続きください。
電話でのお申込み
お申込み電話番号
(☎
(03)
3506−4475)
にお電話の上、
「 商品名」
「数量」
「お届け先の名前と住所」
「電話番号」
の順でお申込みください。
営業時間:月∼金 9:30−12:00、
13:00−17:30
(土・日・祝日はお休み)
電話でのお申込みには、
お買い物ポイントは付きませんので、
ご了承ください。
配達の時期、
お支払い方法
商品はお申込み後、1週間前後で到着いたします。また、お支払い方法は
クレジットカード払いと代金引換がございます。
(電話によるご注文の場合は、代金引換のみになります。
)
お問い合わせ先
・お申込み方法・ご注文などに関するお問い合わせ
帝人株式会社 広報・IR室 担当 川上
〒100−8585 東京都千代田区霞が関3−2−1 霞が関コモンゲート西館
TEL(03)3506−4466 FAX(03)3506−4150 E-mail: [email protected]
・掲載商品に関するお問い合わせ
電話:0120−396−451(月∼金 9:00∼17:00、土・日・祝日はお休み)
株主の皆様へお知らせ
1 期末配当金について
請求」を希望する株主様は、下記の口座管理機関へお問い
2010年5月10日開催の当社取締役会決議により、第
合わせください。手数料はいずれも無料としております
144期(2009年4月1日から2010年3月31日まで)の期末
ので、
ご利用くださいますようお願い申し上げます。
配当金のお支払いにつきましては、下記の通りとさせて
(1)証券会社等に口座をお持ちの株主様
いただきました。
お取引のある証券会社等
(口座管理機関)へお問
い合わせください。
1. 期末配当金
1株につき 2.0円
2. 支払対象者
2010年3月31日の最終の株主名簿に
記載又は記録された株主又は登録株
式質権者の方
効力発生日
3. および配当
支払開始日
(2)特別口座に記録された株主様
2010年5月31日(月)
2 単元未満株式
(1,000株に満たない株式)をお持ち
ではありませんか?
は、市場での売
単元未満株式(1,000株に満たない株式)
買ができません。当社では、
その株式を買取らせていただく
「買
取請求制度」
と、不足する株式を買増し、単元株式
(1,000株)
とする
「買増請求制度」
を導入しています。
一例
買取請求制度を利用して単元未満株式を現金化
三菱UFJ信託銀行(特別口座管理機関)へお問
い合わせください。
〒137−8081
東京都江東区東砂七丁目10番11号
お問い合わせ先
三菱UFJ信託銀行株式会社 証券代行部
電話
(通話料無料)
0120−232−711
「帝人株式会社経営説明会」及び
「帝人株式会社東京本社・未来スタジオ見学会」
開催のご案内
この度、株主の皆様に帝人株式会社へのご理解を一
層深めていただけるよう、
「帝人株式会社経営説明会」
と
「帝人株式会社東京
本 社・未 来 ス タ ジ オ
見学会」をそれぞれ開
単元未満株式
600株
ご所有
当社に対し
600株を売却
買取代金を受領
催 し ま す。詳 細 は、本
「 株 主 通 信 」に 同 封 の
リーフレットに、また、
当社から
400株購入
単元株式(1,000株)に
(600株+400株)
応 募 に つ い て は、本
「株主通信」 貼付の
はがきをご覧ください。
買増請求制度を利用して単元株式(1,000株)に
「単元未満株式の買取請求」又は「単元未満株式の買増
株主の皆様のご参加
をお待ちしています。
未来スタジオに展示されている
軽量コンセプトカー「PU‒PA EV」
16
会 社 概 要 (2010年6月23日現在)
コーポレート・データ
社
取締役及び監査役
役 名
名 帝人株式会社
(最高経営責任者)
代表取締役社長執行役員 大八木 成 男 CEO
立 1918年(大正7年)6月17日
代表取締役副社長執行役員 片 山
資 本 金 70,816百万円(2010年3月31日現在)
本
社 大阪本社 〒541−8587
大阪市中央区南本町一丁目6番7号
(帝人ビル)
<受付案内 (06)6268−2132>
東京本社 〒100−8585
東京都千代田区霞が関三丁目2番1号
霞が関コモンゲート西館
<受付案内 (03)3506−4529>
80
156
アドバイザリー・ボード・メンバー
島
役職または経歴
徹
17
当社 取締役会長
ジ ョ ン・ W. ハ イ ム ズ
元デュポン社 上席副社長
レ オ ン・ ブ リ タ ン 卿
UBSインベストメントバンク 副会長
兼 UBSリミテッド会長
鈴 木 勝 也
社団法人 日本ブラジル中央協会 理事長
鈴
木
邦
雄
株式会社商船三井 相談役
澤
部
肇
TDK株式会社 代表取締役会長
大 八 木 成 男
亀 井 範 雄 ポリエステル繊維事業グループ長
取締役常務執行役員
(グループ技術責任者)
谷田部 俊 明 CTO
取 締 役 執 行 役 員 福 田 善 夫 経営企画部門長
独 立 社 外 取 締 役 鈴 木 勝 也 社団法人 日本ブラジル中央協会 理事長
独 立 社 外 取 締 役 鈴 木 邦 雄 株式会社商船三井 相談役
独 立 社 外 取 締 役 澤 部 肇 TDK株式会社 代表取締役会長
常 勤 監 査 役 古 川 博
独 立 社 外 監 査 役 林 紀 子 はやし法律事務所 代表 弁護士
国内 海外 計
親会社・連結子会社 42 40 82
持分法適用会社ほか 34
40
74
長
取締役専務執行役員
独 立 社 外 監 査 役 守 屋 俊 晴 法政大学 会計大学院 教授
会 社 数 (2010年3月31日現在)
氏 名
森 田 順 二 CMO(グループマーケティング責任者)
独 立 社 外 監 査 役 林 良 造 東京大学 公共政策大学院 教授
従業員数 前年比
18,778人 △675人
計 76
(グループ財務責任者)
之 CFO
代表取締役専務執行役員
常 勤 監 査 役 佐 野 喜八郎
従業員数 (2010年3月31日現在)
帝人連結
担当または主な職業
取 締 役 会 長 長 島 徹
英 文 名 TEIJIN LIMITED
創
氏 名
当社 代表取締役社長執行役員 CEO
帝人グループ 事業グループ長
担
当
事
業
役 名
氏 名
ア ラ ミ ド 繊 維
事 業 グ ル ー プ
帝 人 グ ル ー プ
常 務 執 行 役 員
炭 素 繊 維 事 業
グ ル ー プ
ポリエステル繊維
事 業 グ ル ー プ
帝
常
帝
専
帝
専
帝
常
帝
専
帝
常
帝
執
帝
常
樹脂事業グループ
フ ィ ル ム 事 業
グ ル ー プ
医 薬 医 療 事 業
グ ル ー プ
流 通・ 製 品 事 業
グ ル ー プ
IT 事 業 グ ル ー プ
新事業開発グループ
人 グ
務 執
人
( 株
務 執
人 グ
務 執
人 グ
務 執
人 グ
務 執
人 グ
務 執
人 グ
行
人 グ
務 執
ル ー
行 役
)取 締
行 役
ル ー
行 役
ル ー
行 役
ル ー
行 役
ル ー
行 役
ル ー
役
ル ー
行 役
プ
員
役
員
プ
員
プ
員
プ
員
プ
員
プ
員
プ
員
アイソ・W.A.アルバー
タ・フォン・エッケンシュ
タイン
三
嶋
孝
司
亀
井
範
雄
酒
井
和
幸
高
橋
卓
西
川
修
北
野
弘
吉
野
隆
久
保
健
二
株 式 状 況 (2010年3月31日現在)
株式数及び株主数
発行可能株式総数
発行済株式総数
株
主
数
大株主の状況(上位10名)
3,000,000,000株
984,758,665株
124,769名
日本マスタートラスト信託銀行(株)
(信託口)
日本トラスティ・サービス信託銀行(株)
(信託口)
株価及び出来高推移
株価月足
600
(円)
500
400
300
200
100
0
4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4
08
09
10
出来高
200,000
配当利回り
4.0
(千株)
(%)
150,000
3.0
100,000
2.0
50,000
1.0
0
09
1株当たり配当金の推移
10
(円)
0.0
4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4
08
上期
10
5.59
5.05
44,033,509
4.48
(株)三菱東京UFJ銀行
34,489,935
3.51
日本トラスティ・サービス信託銀行(株)
(信託口9)
32,246,000
3.28
帝人従業員持株会
15,624,931
1.59
ステート ストリート バンク アンド
トラスト カンパニー 505223
12,915,724
1.31
全国共済農業協同組合連合会
12,875,000
1.31
オーディー05オムニバスチャイナ
トリーティ 808150
12,696,200
1.29
大同生命保険(株)
12,250,000
1.24
%
(注1)持株比率は、自己株式(2,512,843株)を控除して計算しています。
(注2)
「信託口」
:信託銀行等の金融機関が、契約者との信託契約に基づいて
管理をしている口座で金融機関の自己勘定とは区別して管理されています。
株式分布状況
その他の法人
(739名)4.1%
外国法人等
(449名)
23.2%
金融商品取引業者
(81名)
1.4%
所有者別
金融機関
(135名)
39.8%
個人・その他
(123,365名)31.6%
50%
100%
2001年3月末
6.0 6.5 6.5 6.5 6.5 6.5
2004年3月末
5.0
2009年3月末
5
2.0
0
株
49,679,000
日本生命保険(相)
0%
8.0
7.5
54,926,000
株式分布推移
10.0
下期
当社への出資状況
持株数
持株比率
株主名
2010年3月末
金融機関
個人・その他
外国法人等
その他の法人
金融商品取引業者
1999 2000
01
02
03
04
05
06
07
08
09(年度)
18
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株主メモ
●特別口座に記録された株式についてのお手続き用紙のご請求は、次の
●事業年度
4月1日から翌年3月31日まで
●定時株主総会
6月
●基準日
定時株主総会・期末配当金
3月31日
電話(通話料無料)0120−244−479
中間配当金
9月30日
インターネットホームページ
●株主名簿管理人
三菱UFJ信託銀行の電話及びインターネットでも24時間承っております。
●同事務取扱場所
http://www.tr.mufg.jp/daikou/
三菱UFJ信託銀行株式会社
(特別口座の口座管理機関) 東京都千代田区丸の内一丁目4番5号
三菱UFJ信託銀行株式会社 証券代行部
●単 元 株 式 数
●公 告 の 方 法
1,000株
電子公告の方法により行います。
東京都千代田区丸の内一丁目4番5号
ただし、事故その他やむを得ない事由によって電子
<書類送付先及び問合せ先>
公告をすることができない場合は、日本経済新聞に
掲載いたします。
三菱UFJ信託銀行株式会社 証券代行部
〒137−8081
東京都江東区東砂七丁目10番11号
電話(通話料無料)0120−232−711
(当社のホームページ
http://www.teijin.co.jp/japanese/ir/ir21.htmlに掲載しています。
)
●上場証券取引所
東京証券取引所及び大阪証券取引所
(ご注意)
1.株主様の住所変更、買取請求その他各種お手続きにつきましては、原
則、口座を開設されている口座管理機関(証券会社等)で承ることと
なっております。口座を開設されている証券会社等にお問合せくださ
い。株主名簿管理人(三菱UFJ信託銀行)ではお取り扱いできません
のでご注意ください。
2.特別口座に記録された株式に関する各種お手続きにつきましては、
三菱UFJ信託銀行が口座管理機関となっておりますので、上記三菱
UFJ信託銀行 証券代行部にお問合せください。なお、同銀行全国各
支店にてもお取次ぎいたします。
3.未受領の配当金につきましては、三菱UFJ信託銀行本支店でお支払い
いたします。
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をご希望の方は、下記窓口にご請求いただくか、当社ホームページ
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