2008 年 10 月 6 日塗料業界初の製造時排出 CO2 オフセット活動に排出権販売三菱商事はこのたび、大日本塗料株式会社が実施するカーボン・オフセット活動に賛同し、同社へ排出権を販売いたします。このカーボン・オフセット活動は、大日本塗料が 2009 年 1 月以降に販売する遮熱塗料「エコクール」において、製造段階で排出される CO2 をオフセット（相殺）するものです。塗料業界において製造段階の排出をオフセットした製品販売は初の試みとなります。遮熱塗料「エコクール」は屋根、外壁などに塗装することで太陽熱による室内温度の上昇を抑える効果があり、結果として空調に必要な電気消費量を削減する効果があります。今回は更に「エコクール」の製造で消費される電力・燃料から排出される CO2（エコクール一缶 16kg 製造あたり 4kg）を、当社が販売する排出権でオフセットし、環境への貢献を促進するものです。当社が販売する排出権は、国連で承認済みの温室効果ガス削減プロジェクトから生じた排出権であり、最終的には日本政府に譲渡し京都議定書で定められた日本の温室効果ガス削減目標である「６％削減」に貢献します。三菱商事では「市場メカニズムを使った地球環境と経済の共生の必要性」を認識し、早くからプロジェクト開発を通じた排出権創出に取り組んできました。今後は日本の民生部門・業務部門の排出量が増加している現状を踏まえ、カーボン・オフセット活動を通じた温室効果ガスの削減にも積極的に貢献していこうと考えております。以上【参考資料】（１）エコクール紹介と塗装例（２）大日本塗料株式会社概要所在地：大阪市此花区西九条６－１－１２４代表者：山下文隆業務内容：昭和 4 年に鉛粉塗料（株）として発足。重防食塗料、建材塗料分野など社会の基幹産業や住宅産業分野に強味を発揮するとともに、業界に先駆けて四半世紀以上前から環境に配慮した製品を提供しています。近年では、社会問題となっているヒートアイランド対策に対応した太陽光高反射・熱高放射塗料「エコクールシリーズ」を上市、環境対策では業界初の揮発性有機溶剤ゼロを実現したゼロＶＯＣ水系塗料「ノボクリーンシリーズ」を始め、グリーン購入法に適合した商品の提供など、環境に優しい行動をとり続けることを「ノボクリーンマニフェスト」として宣言しています。