NEWS RELEASE

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No.2001-C-687
R&I及びFITCH
共同格付け
新規予備格付け
資産担保証券
2001年12月13日
ピー・ビー・ファンディング特定目的会社
第一回特定社債
AAA(トリプルA)
格付投資情報センター(R&I)及びフィッチは下記の対象債券につき共同で予備格付けを行いました。
発行者
社債の名称
発行金額
発行日
最終償還期日
償還方法
社債管理会社
裏付資産
バックアップ・サービサー
R&I とフィッチ
共同予備格付け
信用補完等
備考
ピー・ビー・ファンディング特定目的会社
第一回特定社債(責任財産限定特約付・適格機関投資家限定)
180 億円
2001 年 12 月 20 日
2011 年 1 月の計算期日
3 カ月毎のコントロールド・アモチゼーション
(償還方法変更事由あり)
あおぞら銀行
三洋信販から信託譲渡された消費者向け貸付債権
三洋電機クレジット
AAA
超過担保(劣後比率 16.5%)
、超過収益及び現金準備
共同予備格付けは、期日通りの利払いがなされ最終償還期日までに
社債元本の全額が償還される可能性を対象としている。
【発行の概要】
① 三洋信販は 2001 年 12 月 13 日に信託銀行に消費者向け貸付債権を譲渡した。
② 三洋信販は債権譲渡特例法に従い債権の信託譲渡に関する第三者対抗要件を具備する登記申請を行う。
③ 当該債権を裏付けに優先受益権及び劣後受益権(併せてインベスター受益権)が設定される。三洋信販
は劣後受益権を保有し、優先受益権を優先受益権売買契約により、ピー・ビー・ファンディング特定目
的会社(PB)に売却する。
④ PB は優先受益権の購入代金を調達するため、2001 年 12 月 20 日に本件社債を発行する。
⑤ 回収金(対象となる回収期間:前月初より末日まで)は、サービサーである三洋信販から信託銀行に毎
月 12 日に引き渡される三井住友銀行にて管理される。
⑥ 受託者は毎月 12 日に信託の計算をする。貸倒債権元本相当額は超過収益にて元本回収金勘定に補填され
る。追加融資部分は第 1 セラー受益権となる。リボルビング期間中の信託債権の残存元本合計額がイン
ベスター受益権の当初の元本額合計額に不足するときは、元本回収金は当該不足額に満つるまで元本回
収金勘定に留保される。残額は第 1 セラー受益権の償還に充てられ、パススルー償還される。なお、リ
ボルビング期間中は優先受益権の償還は行なわれない。
●お問い合わせ先
格 付 投 資 情 報 セ ン タ ー ス ト ラ ク チ ャ ー ト ゙ フ ァ イ ナ ン ス 部 TEL.03-5644-3454
株式
会社
http://www.r-i.co.jp E-mail [email protected]
フィッチ ストラクチャード・ファイナンス ジャパン TEL.03-3288-2628 http://www.fitchratings.com. www.fitchratings.co.jp
格付けは、債務履行の確実性の度合いを簡単な記号で投資家に投資情報として提供するものであり、債券やコマーシャルペーパー等の売買・保有を推奨するものではありません。格付けは信頼すべき情報に基づいた R&I および
Fitch の意見であり、その正確性及び完全性は必ずしも保証されてはいません。格付けは原則として発行者から対価を受領して行ったものです。
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⑦ 受託者は約 4 年間のリボルビング期間後、優先受益権に対して毎月配当及び元本を支払う。当該資金は
PB が発行する本件社債の利払い及び償還原資となる。2006 年 1 月以降の予定償還期間の元本回収金は、
インベスター受益権と第 1 セラー受益権残高に応じて按分される。優先受益権の償還に充当後にセラー
受益権按分額を上限に第 1 セラー受益権に支払われ、残額は留保される。
⑧ 本件社債はリボルビング期間中は 6 カ月毎に利払いが行なわれ、2006 年 4 月以降、3 カ月毎の利払い及
びコントロールド・アモチゼーションで元本の償還が行なわれる。
⑨ 優先受益権残高が 90 億円を下回った場合は、超過収益は劣後配当されず、信託に留保される。
⑩ バックアップサービサーには三洋電機クレジットが就任しているが、当面は契約上の責務を負っている
に過ぎない。格付け会社 3 社(R&I、フィッチ及び S&P)が三洋信販の長期債に対し付与している格付
けのうち、2 社の格付けが BBB−を下回った場合は即時、稼動可能な体制に移行する。
⑪ 早期償還事由が発生した場合は、直ちに月次のパススルー償還に切り替わる。この際、元本回収金及び
超過収益の全てを優先受益権の元本償還に充当し、本社債も同様にパススルー償還される。
【格付け理由】
① 十分な信用補完・流動性補完措置が講じられている
本件社債の信用補完を裏付ける劣後受益権は約 16.5%。サービサー破綻時に想定されるコミングリン
グロスに対応する信用補完としては、1.5 カ月強の回収金相当額を見積もっている。また、流動性補完と
しての現金準備は、社債利息額 4 カ月分に取立委任手数料を含む期中費用等を加算したものであり、必
要な資金が確保されている。
三洋信販の過去の貸し倒れ等に関する実績データは安定したパフォーマンスを示している。本件の劣
後割合の算定にあたっては、ヒストリカルデータから得られた数値に必要なストレスをかけてキャッシュ
フロー分析を行った。その結果、最悪シナリオに基づく分析において追加的にかかる費用の最大額を仮定
しても、最終償還期日までに社債の元本が全額償還され、期日通りの利払いがなされることを確認してい
る。
② 発行会社のバンクラプシーリモート性は高い
PB は国内に設立された資産流動化法上の特定目的会社である。特定出資者はケイマン諸島に設立され
た SPC で、その議決権付き株式は全て慈善団体の信託財産として保有されている。
発行会社の取締役は三洋信販とは無関係の者で構成されており、発行会社と直接契約を締結する当事
者は、社債の償還後1年と1日を経過するまで発行会社の破産申立等を行わない。定款を含む関連契約に
よる約定等からみて、発行会社に倒産等の事由が発生する可能性は極めて低いものと思われる。
【オリジネーターの概要】
三洋信販は 1959 年に福岡県において消費者金融業として発足した日本を代表する消費者金融専業会
社の一社で、現在は東京と福岡に本社機能を有する。2001 年 3 月末の貸付残高は 2853 億円で業界 8 位。
九州、中国地方を中心に店舗展開してきたが、近年は無人店舗(ポケットバンク)を全国に展開している。
2001 年 4 月にマイカルカードの株式を取得し子会社化した。2001 年 12 月時点で R&I は長期債 A−、
短期債 a−1、フィッチは長期債 BBB+、短期債 F−2 の格付けを付与している。消費者金融会社として
長い業歴を有しており、本件のサービサーとして十分な能力を有しているものと判断している。
(注)共同本格付けへの移行にあたっては、R&I 及びフィッチが最終プールに関する分析を完了すること、R&I
及びフィッチが認める契約書が作成・調印されること、真正売買などに関する法律意見書を受領することを条件
としている。
株式
●お問い合わせ先 格
付 投 資 情 報 セ ン タ ー ス ト ラ ク チ ャ ー ト ゙ フ ァ イ ナ ン ス 部 TEL.03-5644-3454 http://www.r-i.co.jp E-mail [email protected]
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フィッチ ストラクチャード・ファイナンス ジャパン TEL.03-3288-2628 http://www.fitchratings.com. www.fitchratings.co.jp
格付けは、債務履行の確実性の度合いを簡単な記号で投資家に投資情報として提供するものであり、債券やコマーシャルペーパー等の売買・保有を推奨するものではありません。格付けは信頼すべき情報に基づいた R&I および
Fitch の意見であり、その正確性及び完全性は必ずしも保証されてはいません。格付けは原則として発行者から対価を受領して行ったものです。
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【スキーム図】
三洋電機クレジット
原債務者
借入返済
消費者ローン契約
バックアップサービサー契約
債権譲渡
信託銀行
慈善信託
受益権
三洋信販
回収金引渡
優先株出資
普通株出資
ケイマン SPC
売買代金
優先受益権
優先受益権の
配当・元本
あおぞら銀行
特定社債管理委託契約
(特定社債管理会社)
社債の利息・元本
特定出資
ピー・ビー・ファンディング
特定目的会社
発行代り金
特定社債
クレディ スイス ファースト ボストン
社債の利息・元本
証券会社 東京支店
発行代り金
特定社債
投資家
以上
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付 投 資 情 報 セ ン タ ー ス ト ラ ク チ ャ ー ト ゙ フ ァ イ ナ ン ス 部 TEL.03-5644-3454 http://www.r-i.co.jp E-mail [email protected]
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フィッチ ストラクチャード・ファイナンス ジャパン TEL.03-3288-2628 http://www.fitchratings.com. www.fitchratings.co.jp
格付けは、債務履行の確実性の度合いを簡単な記号で投資家に投資情報として提供するものであり、債券やコマーシャルペーパー等の売買・保有を推奨するものではありません。格付けは信頼すべき情報に基づいた R&I および
Fitch の意見であり、その正確性及び完全性は必ずしも保証されてはいません。格付けは原則として発行者から対価を受領して行ったものです。