介護保険卒業ケースの生活機能評価得点差 地域生活応援会議では、生活機能評価を用いて、自立に向けた支援を行っています。生活機能評 価には、日常生活動作(ADL)7項目〔室内歩行・屋外歩行・外出頻度・排せつ・食事・入浴・着 衣〕と、手段的日常生活動作(IADL)10項目〔掃除・洗濯・買い物・調理・ごみ出し・通院・服 薬・金銭管理・電話・社会参加〕があります。 介護サービスのプランを計画しているケアマネジャーによって自立度を見極め、地域生活応援会 議にかけたケースの生活機能が、どのように変化したか評価することで、対象者への効果だけでは なく、地域生活応援会議の効果も確認しています。 各項目の自立度と配点等は下記の表のとおりで、総得点で評価しています。 自立度 自立 一部介助 全介助 困難度と 改善可能性 楽にできる 少し難しい 改善可能性 高い 改善可能性 低い 改善可能性 高い 改善可能性 低い 判定 ○1 ○2 △1 △2 ×1 ×2 配点 6点 5点 4点 3点 2点 1点 平成28年3月31日までに卒業したケースの、地域生活応援会議初回と介護保険卒業時の生活 機能評価の変化は、下記のグラフと表のとおりです。 生活機能 評価 評価 不可 能 ‐15 ~‐ 11 点 ‐10 ~‐6 点 ‐5~ ‐1 点 0点 1~5 点 6~ 10 点 11~ 15 点 16~ 20 点 21~ 25 点 26~ 30 点 31 点 以上 計 3 2 0 1 3 11 11 7 1 2 1 0 42 得点差 ※評価不可能:死亡2名、入院1名を含む 介護保険卒業ケースの 会議1回目と卒業時の生活機能評価得点差 21~25点 4.8% 26~30点 2.4% 評価不可能 7.1% ‐15~‐11 点 4.8% ‐5~‐1点 2.4% 16~20点 2.4% 11~15点 16.7% 6~10点 26.2% 0点 7.1% 1~5点 26.2% N=42 H28.3 月末現在 地域生活応援会議後に介護保険を卒業したケース件数
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