2016 年速報版 米国における問題点と要望 1 / 11

2016 年速報版 米国における問題点と要望 1 / 11
米国における問題点と要望
区分
1 外資参入規制
意見元
No 問題点
日機輸
(1) 企業買収許認可要 ・全ての投資に義務付けられているわけではないが、万が一、後日安全保障
件の不透明
上の重要投資に該当すると指摘されると、面倒な対応が必要となる為、安全
を見て当社からの投資は殆ど対米投資審査委員会(CFIUS)の承認を取得し
ている。
(変更)
2 国産化要請・現地 日機輸
調達率と恩典
自動部品
9 輸出入規制・関
税・通関規制
時計協
日機輸
日機輸
時計協
時計協
問題点内容
要望
準拠法
・連邦法 Omnibus Trade
and Competitiveness
Act (1988) 5021条
・外国投資・国家安全保障
法
・エクソン・フロリオ条項
(1) バイアメリカン条項 ・鉄道車両の部品を輸出したいが、バイアメリカン条項の存在が取引を萎縮さ ・米国製品を外国製品より優遇する条項は ・各種法令に挿入されてい
による米国製品優 せている。
廃止して欲しい。
るバイアメリカン条項
遇
(変更)
(2009年米国復興・再投
資法、各州の公共事業入
札条項等)
(1) 高輸入関税
・米国の時計の関税は、複雑な関税体系と定額税・従価税の併用により、平均 ・輸入関税の早期撤廃を要望する。
・1930年関税法及び米国
関税を算定することは極めて困難であるが、日本時計協会の推定では約5%
統一関税率表
である。一方日本の時計輸入関税は1983年よりゼロである。
(継続)
・タイヤで4%の関税がかかっており、その削減・撤廃により当社取扱商品の価 ・タイヤに係る関税の削減・撤廃。
格競争力向上を実現したい。
(継続)
・以下の日本製化学品に関税がかかっており、関税のかからない韓国企業製 ・日本製化学品に係る関税の削減・撤廃。 ・米韓FTA
品との競争上の不利を取り除いて頂きたい。
−フェノール:5.5%
−アセトン:5.5%
−BPA:5.5%
(継続)
(2) 輸入関税算定方法 ・時計の輸入関税の算定方法が複雑性である。
・完成品に定率の関税に課する方式に簡 ・1930年関税法及び米国
の複雑性
−時計に関し、関税率はムーブメント、ケース、バンドと部品毎に設定されてい 略化することを要望する。
統一関税率表
る。ムーブメントの関税は定額、その他の部品の関税は定率となっている。
−時計に関し、1999年3月に発表されたITCの関税簡素化のための報告書
には、依然として6桁分類に統一されておらず、8桁分類に依存し、サイズ
分類、価格分類が残存しており、又、ムーブメントに対する定額税の問題
は、簡素化されていない。
(継続)
(対応)
・日本政府は、2002年∼2005年、日米規制改革イニシアチブにおいて、時計についてHS6桁ベースで分類し、当部品毎の関税額を合計して関税額を
設定する方式に改め,完成品に対して一律の関税率を規定することを米国政府に要請した。又、2005年12月、日米貿易フォーラムにおいても要請を
行った。これ等に対し、2004年6月日米規制改革イニシアチブ報告書で、本件について米国政府の問題認識が確認され、議論を継続する旨、明記さ
れた。一方、2008年6月に実施されたWTOのTPR対米審査においても、日本政府は改善を求めたが、「過度に複雑なものとなっているとの指摘には
同意しない」旨回答があった。
その後、2009年10月に行われた日米貿易フォーラム、また、2010年9月30日、10月1日に実施されたWTOにおけるTPR対米審査においても、日本政
・米国の最大の同盟国の一つである日本か
らの投資については完全に対象外と既定
するか、或いは日本からの投資に限り
CFIUS対応が必要な分野を絞って明示し
て頂けると有難い。
貿易・投資円滑化ビジネス協議会
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区分
意見元
No 問題点
9
日鉄連
(3) アンチダンピング
規則のゼロイング
の違法性
日機輸
(4) アンチダンピング
提訴の濫用
日鉄連
問題点内容
要望
準拠法
府は改善を求めたが、未だ改善が見られない状況である。
(報告書原文)
米国政府は、時計の関税率算定方法についての日本国政府の懸案を認識している。米国政府は、米国の関税制度の見直しに関する日本国政府の立
場並びにWTOで行われている議論を充分に考慮した上で、日本国政府との議論を継続する。
(対応記載済み)
・2004年12月、日本政府は米国のダンピング調査において、輸出価格が国内 ・是正措置の徹底。
・WT/DS322/AB/RW
価格よりも高い場合の価格差を「ゼロ」とみなし、全体のダンピングマージンを
ウルグアイ・ラウンド実施
人為的に高くする手法がWTOのADルールに違反しているとして、提訴。
法129条
WTO上級委員会からAD協定違反との裁定が度々出されているが是正措置
・19 U.S. Code § 1673
が不十分。2009年5月20日、日米係争で米国が上訴したが、2009年8月18
日に上級委員会報告書が発出され、日本側の主張が全面的に認められた。
2012年2月6日、米国がゼロイング廃止に向けた日米間の覚書に署名。
2012年2月14日、商務省がAD計算手続見直しを官報告示し、同年6月18
日、ゼロイングを用いない手法で再計算したADマージンを官報告示した。こ
の是正措置によって、日本製ステンレス薄板の一部においてマージンが見直
された。
(継続)
・現在、日本製ラインパイプ用大径溶接鋼管(30.8%)、及び日本製一般配管/ ・鋼管の一部でのアンチ・ダンピング税の撤 ・19 U.S. Code § 1673
圧力配管用 並びにラインパイプ用継目無鋼管(Large Diameter 107.8%、 廃。
Small Diameter 106.7%)に対しアンチ・ダンピング税が課されている。
継目無ラインパイプ鋼管、大径溶接ラインパイプ鋼管については、それぞれ
2012年、2013年にSunset Reviewが実施されるも、アンチ・ダンピング税の
継続が決定している。
この為、当社で取引ができないほか、競争制限により、米国企業にとっても国
際市場価格よりも高い、或いは、品質的に劣る他国製品を購入せざるを得ない
状況が継続・発生しており、米国パイプラインの安全性への影響も懸念される。
特に、アラスカで計画されているアラスカLNGプロジェクト用の鋼管(需要見
込 約600千トン、約700億円)については、需要家(TransCanada,
ExxonMobil, BP, ConocoPhillips, Alaska Gasline Development Coのコ
ンソーシアム)より、日本製の高品質溶接ラインパイプ供給の期待が寄せられ
ているが、アンチ・ダンピング税の解除、乃至は対象明細の適用除外が供給
の条件となっている。
(継続)
・2014年5月2日、ニッケルメッキ鋼板アンチダンピング調査(AD)において、 ・措置撤廃。
ITCが損害ありとする最終決定を下し、AD税の賦課措置が決定。
・日本に対する調査の中止。
2014年8月27日、方向性電磁鋼板アンチダンピング調査(AD)において、
ITCが損害なしとする最終決定を下したが、米国原告の申立により、上級審に
おいて、当該最終決定に関する審議継続中。
2014年11月6日、無方向性電磁鋼板アンチダンピング調査(AD)において、
ITCが損害ありとする最終決定を下し、AD税の賦課措置が決定。
2015年7月28日、日本、中国、韓国、インド、ロシア、英国、オランダ、ブラジ
貿易・投資円滑化ビジネス協議会
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区分
意見元
No 問題点
9
自動部品
日鉄連
(5) アンチダンピング
税の長期継続
問題点内容
ルから輸入される冷延鋼板を対象としたAD/CVD損害調査(CVDは中国、韓
国、インド、ロシア、ブラジルのみ)を開始。
2015年8月10日、日本、韓国、オーストラリア、英国、オランダ、トルコ、ブラジ
ルから輸入される熱延鋼板を対象としたAD/CVD損害調査(CVDは韓国、ト
ルコ、ブラジルのみ)を開始。
(変更、要望追加)
・当社は、日本より、当社北米拠点経由で、北米顧客向けに輸出している品目
がある。この度、アンチダンピング税(例:ベアリング関連)が復活するとの事で
あり、高率の関税により対象ビジネスの収益性が大きな影響を受ける。
(継続)
・1995年2月22日、ステンレス棒鋼へのAD税賦課(日本を含む4カ国)、2006
年12月4日、第2回見直しで課税継続。2012年7月17日、第3回見直しで課税
継続。
・1996年6月18日、クラッド鋼板へのAD税賦課(日本)、2007年2月20日、第2
回見直しで課税継続。2013年1月15日、第3回見直しで課税継続。
・1999年7月7日、ステンレス薄板へのAD税賦課(日本,韓国*,台湾,英国,フラ
ンス*,ドイツ,イタリア*,メキシコ) *はCVDも対象(以下同じ)。2005年6月21
日、課税継続決定。2011年8月11日、第2回見直しで課税継続。
・1998年9月1日、ステンレス線材へのAD税賦課(日本,韓国,台湾,スウェーデ
ン,スペイン,イタリア*)。2004年7月8日、継続決定。
2010年6月17日、第2回見直しで課税継続。
・2000年6月26日、中径継目無鋼管へのAD税賦課(日本、メキシコ)。2006年
4月6日、課税継続決定。2011年10月11日、第2回見直しで課税継続。
・2000年6月26日、小径継目無鋼管へのAD税賦課(日本,ルーマニア,チェコ,
南ア)。2006年4月6日、課税継続決定。2011年10月11日、第2回見直しで課
税継続。
・2000年8月28日、ブリキへのAD税賦課(日本)。2006年6月13日、課税継
続。2012年5月15日、第2回見直しで課税継続。
・2001年12月6日、大径溶接ラインパイプへのAD税賦課(日本、メキシコ)。
2007年10月2日、課税継続。2013年10月29日、第2回見直しで課税継続決
定。
上記に記載の対日鉄鋼製品AD措置は、サンセット見直しにおいて、一部措
置撤廃が進んでいるものの、依然として継続されるケースが多く見られる。
措置が撤廃されるためにはサンセット見直しにおいて、米国の国内産業が関
心を表明しない、または被提訴企業がサンセット見直し調査に参加し、ITC投
票でシロを勝ち取るしか手段がない。
米国のサンセットレビュー手続きの実態は、関連法規ならびに内規、運用等
において、ダンピング防止措置を「原則継続、例外撤廃」するというものであ
り、5年を過ぎてもAD課税措置が失効せず、長期間継続課税されているのが
現状である。
(追加)
要望
準拠法
・各種関税について、前広な情報収集の実
施。
・WTO AD協定の原則に従ったレビューの ・WTO AD協定(第11.3
実施、我が国がWTOルール交渉で提案 条)
している、”AD措置は最初のAD税賦課の ・19 U.S. Code § 1673
日から8年で失効するルール(自動サンセ
ット)”によるサンセット条項の適用。
貿易・投資円滑化ビジネス協議会
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区分
9
意見元
No 問題点
日鉄連
(6) 鉄鋼輸入モニタリ
ング
時計協
時計協
時計協
時計協
建機工
問題点内容
要望
準拠法
・2003年2月1日、セーフガード対象のすべての品目に適用(除外国、除外ア ・手続きの簡素化。
イテムを含む)。03年12月にセーフガード撤廃後も、商務省がこれに代わる
新制度を制定するまで継続。
2005年12月5日、商務省はSIMA(Steel Import Monitoring and
Analysis)のFinal Ruleを発表。主な概要は以下の通り。
−対象:全鉄鋼製品(但し、継ぎ手フランジ、ステンレス継ぎ手フランジ、一部
冷間形鋼・棒鋼、線材二次製品は除く)。
−モニタリング期間:2005年12月5日∼2009年3月21日。
−モニタリング産品分類:HTS code6桁ベース。
−モニタリング対象取引:輸出入のみならず出荷・輸出も含む。
−モニタリング対象外の品種に関しては別途輸入データのみ公表。
(継続)
(7) 原産地表示規則の ・原産地をムーブメント、ケース、バンド毎に表示することが義務づけられてお ・原産地表示は完成品のみに適用し、原産 ・1930年関税法及び米国
厳格・煩雑
り、その表示方法も詳細に規定されており、時計製造業者等に製造管理上の 地表示方法は時計の製造者の判断に任
統一関税率表
過度な負担を強いるものである。
せる。
(継続、要望一部削除)
(対応)
・「米国ITCの関税率表の簡素化(案)に関する日本政府のコメント」を踏襲。時計に関する原産地表示を完成品とみなす。メーカーの裁量によって表示方
法が行われることを要請。
(対応記載済み)
・2008年6月に実施されたWTOのTPR対米審査において、日本政府は改善を求めたが、「過度に複雑なものとなっているとの指摘には同意しない」旨
回答があった。
その後、日本政府は2010年9月30日、10月1日に実施されたWTOのTPR対米審査において時計の原産地表示規則の簡素化につき改善を求めた
が、未だ進展が見られない。
(対応記載済み)
(改善点)
・ウオッチガイド(15 CFR Part245, Guide for the Watch Industry)が廃止され、ウオッチケースの金属組成内容を表示する必要がなくなった。
・原産地表示は関税法に定められる表示方法に統一された。
・輸入時計の原産地表示方法として、不滅インクの使用が正式に認められた。(HR, 435 Miscellaneous Trade and Technical Collection Act of
1999)
(改善記載済み)
(8) C-TPAT
・C-TPATの問題点:
・左記問題点を回避できるよう制度の改善 ・C-TPAT(Customs
Trade Partnership
−情報提供および監査対応に関する工数・費用増。
をお願いしたい。
Against Terrorism)
−セキュリティ要求に対する投資費用増。
建機工
(9) 10+2ルール
日機輸
(10) 貨物セキュリティル ・世界的にセキュリティへの対応と貿易円滑化の両立が求められる中、各国が ・貨物セキュリティルールの統一。
ールの国際的不統 それぞれ独自のルール形成を行っている。各国間で貿易上のセキュリティ関
一
連手続きの統一化を図って頂きたい。
(継続)
・船積み24時間前カーゴマニフェスト提出規制により、出荷から船積みまでのリ ・24時間ルールの緩和。
ードタイムが他国より伸びてしまい、輸出遅延リスク増。
・10+2ルール
貿易・投資円滑化ビジネス協議会
2016 年速報版 米国における問題点と要望 5 / 11
区分
9
意見元
No 問題点
日機輸
(11) 船積前24時間ルー ・米国とEU向け出荷時の船積み前24時間ルール(24-Hour Advance Vessel ・優良企業への優遇策導入。
ル
Manifest Rule)により、出荷時の商品滞留時間が長くなり、企業の負担にな
っている。
<事例>
米国が2001年同時多発テロを契機にモノの輸入に関して以下のリスク把握を
行う体制を導入
1.24時間ルール:外国港での船積み24時間前までに船荷情報の提出を義
務付けるもの
2.コンテナ・セキュリティ・イニシアティブ:職員の常駐により危険度の高いコ
ンテナを識別
日機輸
(12) 各国の通関システ ・各国のシステムが異なることで、各国間の通関システムの連携効果が阻ばま
ムの違い
れている。輸出国において相手国の輸入手続きの詳細が把握できず、手続き
上の貿易障壁的な状況を生んでいる。
(一部削除)
(13) TPP承認の遅れ
・米国によるTPP承認決議の遅れが懸念される。
・早急に批准され実行されること。
自動部品
問題点内容
要望
準拠法
・Advanced Manifest
System
(通称 24時間ルール)
フル工
(14) TPP実施の不透明 ・TPPに関する規制緩和の把握(情報収集含む)が不透明。
−何時から施行されるのか?
−対象国はどこなのか?
−対象品目(空気圧機器・潤滑装置)はいつから対象になるか?
・TPPに関する情報提供。
12 為替管理
日商
(1) 急激な為替の変動 ・為替の急激な変動に日本法人へ報告する際の予算や予測数値に為替の影
響を反映しづらい。
・安定した為替相場の実現(年間の振れ幅 ・年度の為替レート平均を
が数円程度だと好ましい)。
予算や予測値へ反映
14 税制
日商
(1) 移転価格税制のル ・移転価格税制においては、各国間のルールがまちまちで、見解が分かれるこ ・世界標準の移転価格税制(ガイドライン)
ール不統一による とがあり、二重課税リスクを抱える可能性がある。
の法整備。
二重課税リスク
(変更)
・事前確認制度の充実。
(2) 移転価格税制の独 ・従業員の入退社等、通常の営業活動でありながら、例年よりもコスト増となっ
立企業間価格適用 た場合、比較対象企業のレンジに収まるようにするため、親会社との取引価
の厳格性
格を見直す必要が出てくる可能性がある。
親会社においても、他の国内/海外子会社との利益配分の調整を頻繁に行
わなければならないことが考えられる。
・IRC482条
(3) 新日米租税条約発 ・2013年1月に両国政府が新日米租税条約(日米租税条約改定議定書/両国
効の遅れ
間の投資・経済交流を一層促進する等の観点から、利子等の投資所得に対
する源泉地国課税の更なる軽減等が織り込まれている)に署名するも、未だ米
国議会の承認が得られず、発効していない。
(継続)
・米国子会社の資金調達手段として、本邦親会社からの親子ローンを主に利
用しているが、同ローンの利子が源泉税(10%)の対象となっていることから、
収益の圧迫原因となっている。
・日米租税条約
日商
日機輸
日商
・新日米租税条約の早期発効。
・Text of the
Trans-Pacific
Partnership
・日米で署名済である2013年1月「所得に ・日米租税条約第11条
対する租税に関する二重課税の回避及び
脱税の防止のための日本国政府とアメリカ
合衆国との間の条約を改正する議定書」
の発効。
貿易・投資円滑化ビジネス協議会
2016 年速報版 米国における問題点と要望 6 / 11
区分
14
意見元
No 問題点
日機輸
(4) 海外子会社からの ・米国においては、海外子会社からの配当に係る益金不算入制度が制定され
配当に係る益金不 ておらず(日本の場合、通常25%以上の出資先、かつ保有期間が6ヶ月以上
算入制度の未整備 である場合、当該海外投資先からの配当額の95%が益金不算入となる)、米
国からの海外投資・当該投資先からの配当実施の制約となっている。
(継続)
(5) 複雑な州税
・サンフランシスコ の事業税(Gross Receipts Tax) は、グループ合算申告
が要件となっており、金額の割には計算が煩雑である。
(1) ビザ更新の第三国 ・ビザ更新手続きの際に第3国へ出国する必要があり、業務上の問題と子女教
出国手続の煩雑
育の問題が生じる。(問題が生じるのが、出向期間が長い場合のみなので、ク
ローズアップされにくい。)
(継続)
・日本人出向者がビザ更新手続きの際に米国外出張、または帰省をする必要
があり、出張・休暇に一定の規制が掛かり、会社運営に支障をもたらすことが
ある。
(2) ビザ発給枠制限
・H-1B VisaもしくはOPT保有の新卒者を採用しているが、H-1B Visaの年間
発給枠に制限があり、発行・更新を申請しても抽選に漏れるという事態が生じ
ており、安定的な雇用に支障を来たしている。
(一部削除)
・当社は米国合弁のマイノリティーパートナーであるが、その場合駐在員の適
用ビザはH-1Bしかない。H-1Bは発行上限枠が決まっており、その時々の景
況状況による総申込者の数の変化によりビザ取得が左右される。年一回のみ
の申請受付であり、タイムリーな出向人事が困難である。また、郵送によるビ
ザ更新ができなくなり、大使館や領事館での面接が必要となった。
(3) ビザなし渡航に関 ・2016年1月21日、ビザ免除プログラム改定・テロリスト渡航防止法が施行。イラ
する規制強化
ン、イラク、スーダンまたはシリアに渡航または滞在したことがある渡航者はビ
ザ免除プログラム(ESTA)を利用して渡米することができなくなり、商用B
Visaの取得が義務付けられた。日本から子会社への技術支援等の出張が柔
軟に行えない等の影響が見込まれる。
(4) ビザ有効期間の不 ・EビザのI-94の有効期限が2年間と短い。業務上米国から出国する必要がな
足
い駐在員や帯同家族はI-94の更新のために帰国しなければならず、本人、
企業にとって負担が大きい。
・Eビザで入国した場合、2年間の滞在許可が与えられるが、2年以上、米国か
ら出国する必要がないことも多い。その場合、一度出国するか移民局で滞在
延長の申請を行なわなければならず、手間と費用がかかる。
(5) ビザ・グリーンカー ・企業が発給をサポートしているグリーンカード、H-1B Visaに関して設定され
ドへのPrevailing
るPrevailing Wageが人件費増加要因となっている。
Wage要件の設定
(6) SSN取得の困難 ・Web上の情報によると、入国してから1∼2週間を経過しなければ、SSN申請
を受け付けてもらえない。
申請受理後、番号取得まではさらに1∼2週間かかる。
日商
16 雇用
日機輸
日商
自動部品
自動部品
日鉄連
日商
日機輸
自動部品
自動部品
日商
問題点内容
要望
準拠法
・海外配当益金不算入制度の創設。
・従来のPayroll Expense Taxのような簡
潔な税制にして頂きたい。
・第3国に出国しなくても更新できるようにし
て頂きたい。
・米国内でのビザ取得可能制度の導入。
・E-2 VISA
・H-1B Visaの発給枠の拡大をお願いした ・米国移民法
い。
・発行上限枠の拡大、および通年の申請受 ・米国移民法
付。
・US-VISITプログラム
・ビザ更新手続きの簡素化。
・ビジネスでの訪問が明確な場合は例外と ・ビザ免除プログラム
する等、柔軟な適応。
・テロリスト渡航防止法
・I-94の有効期限をEビザと同じ5年に期間
延長してほしい。
・Eビザで滞在できる期間を延ばして欲し
い。
・査証制度の運用
・Prevailing Wageの金額の低減。
・米国移民法
・SSNは、運転免許取得、アパート契約な
ど、アメリカで生活する上で必須のもので
あることから、入国∼申請∼取得までの期
間短縮をお願いしたい。
貿易・投資円滑化ビジネス協議会
2016 年速報版 米国における問題点と要望 7 / 11
区分
16
意見元
No 問題点
日商
(7) 運転免許取得手続 ・運転免許の実技試験に合格し、入国から半年が経過しているにも関わらず、 ・関係部署との連携強化等、免許発行のス
の遅延
合法的な滞在の証明が取れないとし、免許証発行まで2ヶ月ほどかかるケー
ムーズ化が望まれる。
スがある。(必要書類は免許申請時に提出済)
・在サンフランシスコ日本国総領事館の情報によれば、カリフォルニア州法は、 ・カリフォルニア州でも、有効期限までは国
「州内に住居を定めた日から10日以内に州政府の発給した運転免許証を取
際免許の使用を認めるようにして欲しい。
得しなければならない」ことになっているが、生活準備、SSN取得、業務等の
都合により、10日以内の取得は困難である。
・カリフォルニア州では、観光等の短期滞在者を除き、国際免許は使用できな ・カリフォルニア州でも、有効期限までは国
いことになっている。
際免許の使用を認めるようにして欲しい。
日商
日商
日製紙
(8) 定年制の不在
日商
日商
日商
日商
日商
自動部品
17 知的財産制度運 日機輸
用
日機輸
問題点内容
・定年制がないため、労働者構成が年々高年齢化し、将来を担う若手人材の
採用の余地が狭まり、人材の流動性による組織の活性化の機会がなくなり、
組織の硬直化につながる懸念がある。
(継続)
・アメリカでは定年制がないため、若手の採用の余地が減少していく。
要望
準拠法
・定年制の一部導入を可能する対応が図ら ・雇用における年齢差別禁
れることを希望したい。
止法
(9) 高賃金等による人 ・ありとあらゆる物価が高い北カリフォルニアでは、優秀な人材を確保したくても ・異常な不動産価格の高騰を抑える政策を
材確保の困難
人件費が高すぎてできない。
とって頂きたい。
・人材不足。
(10) 業務契約主義の弊 ・契約による雇用のため、業務が硬直的となる。社内の業務が変化していく中、
害
新しい業務は日本人がやらざるを得ず、日本人の負担がどんどん増してい
る。
・契約に定められた業務を行っていれば、雇用は継続されるため、3年ほど経
つと、その後の成長が鈍化する。
(11) ストライキによるポ
ートクローズ
・2014年の結果にも含まれているが、29の西岸港港湾労働者と太平洋海運協
会から成るILWU(国際港湾倉庫労働者組合)と経営者団体との間での労働
契約につき折り合いがつかず、過去数年、全港がILWUストライキなどにより
停止してしまうことがあり、契約交渉の結果が大変懸念される。
(1) 先行技術の開示義 ・特許出願の特許性について重要な情報(先行技術)の誠実の原則に基づく開 ・外国特許庁の引例に関しては、出願人を ・米国連邦規則第37巻規
務の重い負担
示義務に伴う文書提出の負担が出願人にとって非常に大きい。特に対応外
介在せずに特許庁同士で情報交換する
則1.56(a)(1)
国件の特許庁(日本、欧州及びその他の国)において引用された引例に関し
仕組み(ドシエシステム)を利用すること
ては、案件番号だけでなく公報や文献そのもののコピーを提出しなければな で、出願人が重要な情報を開示する際の
らず、必要となる手間、時間、代理人費用等のコストが非常に大きい。
文書の提出を不要として欲しい。
(継続)
(2) 外国出願・審査情 ・各国における特許審査情報の電子化と公衆への提供が進んでいる今日で
・特許審査情報の電子化の進展に鑑み、外
報の開示義務
も、外国出願の事実や審査結果などの審査情報開示を義務付ける国があり、 国出願情報開示義務を緩和・廃止、又は
多数国で知的財産保護を求める必要のある多国籍企業にとって、その対応
義務内容の明確化を推進していただきた
負担は非常に大きい。またその義務の内容が明確でないため、将来的に意
い。
図せず義務違反となるリスクが懸念される。
(継続)
貿易・投資円滑化ビジネス協議会
2016 年速報版 米国における問題点と要望 8 / 11
区分
17
意見元
No 問題点
日機輸
(3) 不明確な第一国出 ・現地開発ニーズが高まる新興国において、当該国における第一国出願義務
願義務の法令規定 が法令で規定されている国が依然として多いが、その法令が明確でないた
め、有効な知的財産権の確保が困難な場合がある。
また、多数国間にまたがる研究開発活動が必要とされる今日、複数国での第
一国出願義務が抵触するリスクが懸念される。
(継続)
(4) アクセスコントロー ・TPP実施に伴うアクセスコントロールを含む技術的手段の回避に対する民事
ルの回避規制
救済・刑事罰の規定を導入することにより、著作権で規定される排他権に係る
行為のみならず、排他権とはされていない著作物の視聴や使用行為に対し
て大きな影響を及ぼすことを強く懸念する。
著作権保護に名を借りたプラットフォーム保護という弊害が生じることが、産業
界及び利用者のみならず著作権法の権威である複数の有識者からも指摘さ
れているところ、コンテンツ保護を実現しつつ、弊害が生じないような規制とな
るよう、お願いしたい。
また、正当な機器、部品、チップ等の製造・販売・サービス提供へのサイドエ
フェクトが生じることのないようにするべく、製品開発や研究開発の萎縮を招
かないよう適切な除外規定を整備されるよう要望する。
なお、衛星放送のデコード規制(知的財産権保護の権利行使)に関しても、同
様に一般の事業者の研究開発等を阻害しないような配慮が望まれる。
(内容、要望ともに変更)
(5) 著作権侵害に対す ・TPP実施に伴う著作権侵害罪の一部非親告罪化により、被害者が被害回復
る刑事罰の非親告 を求める意思がない場合でも当局が職権で刑事手続きを開始できることにな
罪化
ることにより、創作・表現行為について萎縮効果が生ずることを強く懸念する。
いわゆるデッドコピーや、それに準じたものに限定するなど、著作権侵害に該
当するか否かの判断が困難な場合に刑事告訴される可能性が生じないように
されたい。
(内容、要望ともに変更)
(6) 著作権の保護期間 ・TPP実施に伴う保護期間の延長により、作品の利用許諾が今以上に困難とな
り、コンテンツ産業とともに歩む利用側の産業界もその影響を多大に受け、当
該著作物の利用・流通が阻害されることとなることを強く懸念する。
保護期間を延長される際には、問題の拡大が予測される孤児著作物の問題
も含め、著作物等の利用・流通を阻害しないための方策を並行して実施する
など、何らかの対応が必要と考える(例えば、保護期間の延長の利益を得るた
めに登録を要するものとし、それにより権利の所在を明確化し、適正な利用を
促すなど)。
(内容、要望ともに変更)
(7) 業務負担が大きい ・特許法115条では発明者による宣誓を行うこと及び提出することが規定されて
発明者宣誓書及び いるが、発明者個人に宣誓書に対する署名を求める行為は出願人において
譲渡書の提出義務 は多大な労力を要し、業務上の負担となっている。
また、US出願前に職務発明または譲渡が完了し、雇用主に帰属している件
に対しても譲渡書を取得しなければならず、業務上多大な負担となっている。
日機輸
日機輸
日機輸
日機輸
問題点内容
要望
準拠法
・第一国出願義務の緩和撤廃、又は法令条
文の明確な規定をお願いしたい。
・多数国間での取り決めなどにより、国を跨
る研究開発への第一国出願義務の適用
緩和などを推進していただきたい。
・アクセスコントロールの回避規制の弊害が ・Text of the
Trans-Pacific
生じないようにして欲しい。
Partnership, Article
18.68
・非親告罪化の対象を限定して欲しい。
・Text of the
Trans-Pacific
Partnership, Article
18.77
・保護期間延長に伴い、利用・流通を阻害
しないための方策の並行実施。
・Text of the
Trans-Pacific
Partnership, Article
18.63
・このような宣誓書の提出は主要特許庁の ・米国特許法115条
出願においては求められておらず、出願
要件からの除外を希望する。
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2016 年速報版 米国における問題点と要望 9 / 11
区分
19 工業規格、基準
安全認証
意見元
No 問題点
日機輸
自動部品
(1) 高い認証取得費用 ・鉄道車両用の部品について、AAR(Association of American Railroads)認
証というものの取得を求められるが、この認証の取得には多額の費用を要す
る。
(1) EPA/CARB等の ・EPA/CARB等の排ガス規制内容が曖昧で解釈が困難(排出ガス規制の変更
排ガス規制の不明 タイミングなど。米国人でも解釈が難しい)。
確
州ごとに規制にバラつきがあり、解釈や対応が困難。
(継続)
(2) 電池の独自のリサ ・資源の有効利用や廃棄物による環境汚染の防止のため、各国、各地域でリサ
イクルマーク
イクルに伴う法規制が成立している。電池においても同様であり、下記のよう
に様々なマークを電池本体や電池を同梱する製品の取扱説明書への表示が
義務付けられている。電池及び電池使用製品のメーカーにとって、それらを
間違いの無いように管理することが大きな負担になっている。
22 環境問題・廃棄物 建機工
処理問題
日機輸
日機輸
日商
日機輸
問題点内容
要望
準拠法
・自国の業界団体の認証を取得することを ・AAR認証
取引の条件とすることは外国企業にとって
は大きな負担となるのでやめて欲しい。
・規制の簡潔化・明瞭化。
・EPAの規制をクリアすれば、州ごとの規制
も自動的にクリアとなるようにしてほしい。
・各国独自のマークを採用するのではなく、
統一された世界標準を作成する動きをし
て頂きたい。
(継続)
(3) カリフォルニア州グ ・カリフォルニア州グリーンケミストリー規制には、規制対象となる消費者製品お ・対象製品・物質の詳細決定後、あらためて
リーンケミストリー規 よび化学物質の詳細が特定されていないため、貿易上及ぶ障害の程度につ TBT通報していただきたい。
制の内容の未確定 いて十分な評価が困難。
・規制検討においては、科学的根拠に基づ
(継続)
く対象物質の決定、評価に必要な時間の
確保、企業秘密の取り扱いへの配慮をお
願いしたい。
(4) カリフォルニア州に ・カリフォルニア州の独自規制であるProposition 65は、対象化学物質のリスト ・法律の改正。
おける厳格な成分 が頻繁に更新されるが、順守すべき基準は曖昧なままで、環境保護の公益よ
規制
りも経済活動阻害の側面が大きいように思われる。
(変更)
(5) カリフォルニア州 ・米国CA州「プロポジション65」の評価基準値の公表が遅れている。および
・リスト収録する時点でNSRLを必ず公表し
DINP警告表示規 2015年より審議中の改正案での警告表示の対象言語が不明確。
てもらいたい。
制の不透明
2013年12月にDINPという塩ビ樹脂の汎用可塑剤が発がん性としてリストに ・消費者等の暴露可能性を評価する手順を
収録され、2014年12月より、人に危害が懸念されるレベルを超えた含有があ 例示してもらいたい。
る製品には警告表示が課せられた。米国業界ACCが提案したMADSLという ・さもなくば、警告表示が必要となる含有量
閾値にいたる暴露の可能性はないとみており、またACCが当局のリスト収録
を既定すべきである。
を不当として提訴している状況で、施行期限直前に当局が業界提案の20分 ・英語以外での警告表示は、カリフォルニア
の1ほどの小さい閾値を提案したために暴露の可能性判断が難しくなった。
州で英語に次いで多く話されているスペ
現在審議中の改正案において、英語以外の言語での表示が要求されてお
イン語に限定するべき。
り、現状案では、製品について消費者への情報提供に用いられている全ての
言語に対して警告表示を行うことが提案(§25603(d))されているが、対象言
語を明確にすべきである。グローバルに出荷されている製品では、数多くの
・CA州グリーンケミストリー
規制(Safer Consumer
Product Alternatives)
・Proposition 65
・プロポジション65
http://oehha.ca.gov/prop
65/CRNR_notices/list_c
hanges/122013P65list.
html
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2016 年速報版 米国における問題点と要望 10 / 11
区分
意見元
22
日機輸
No 問題点
問題点内容
要望
準拠法
言語で取扱説明などがされており、対象言語を明確にしなければ、カリフォル
ニア州でほとんど使用されていない言語についても警告表示が必要となり表
示のための負担が増大する。
(6) 連邦法と州法との ・例えばカリフォルニア州法と米国連邦法で同様の規制に対して要求事項や ・共通規制にして頂きたい。
規制内容の不一致 対象の定義が異なる場合がある。
・CA州TITLE 20
APPLIANCE
EFFICIENCY
REGULATIONS / DOE
Energy Conservation
Standards for Battery
Chargers (draft)
24 法制度の未整
備、突然の変更
日商
(1) 突然の税制改訂・
輸入規制改正
25 政府調達
日鉄連
(1) バイアメリカン法に
よる政府調達の内
外差別
日機輸
(2) 政府調達における
非指定国排除
日機輸
(3) 国防調達における
外国製品排除
日機輸
・防衛装備品にのみ適用される米国政府規制があるが、こちらは防衛省、経産
省経由、緩和、撤廃を要望していく所存である。
現在政府側は、防衛装備品の移転に適用される規制の撤廃を図るべく、
RDP(Reciprocal Defense Procurement)と呼ばれる政府間協定の締結を
目指している(米国は既に、欧州同盟国を中心に23ケ国と締結)。
(継続)
(4) 防衛装備品調達に ・防衛装備品を取り扱う場合、セキュリティ要求により米国子会社/合弁会社等 ・軍事情報包括保護協定締結した同盟国
おける外国親会社 の出資元の本国親会社の経営関与や技術情報共有が制限される。
に対する法規制の撤廃。
の経営関与・情報
(日本は協定締結の同盟国)
共有制限
日機輸
・中古自動車に関する税制改訂、輸入規制の変更が事前の周知なしで行われ
ている。変更がなされた際の、輸出者側のキャンセル等処理にかかる負担が
大きい。
・2009年2月、米国復興・再投資法における鉄鋼等のバイ・アメリカン条項が成
立。本法に基づいて実施される政府関連公共事業に使用される鉄鋼製品と
一般工業品に米国製品の使用を義務付けされている。対象となる公共事業に
は空港、橋梁、運河、ダム、堤防、パイプライン、鉄道、公共輸送システム、道
路、トンネル、港湾、桟橋等の建設、改築、維持・修復が含まれている。WTO
の政府調達協定(GPA)加盟国は対象とならないため日本鉄鋼業に直接的な
不利益は生じていないが、本制度によって米国市場を締め出された中国等
GPA非加盟国の鋼材が第三国へ迂回輸出されることが想定されるため、米
国以外の市場での健全な貿易環境維持への間接的な悪影響が懸念される。
(継続)
・防衛装備移転三原則の閣議決定もあり米国向け事業を検討中だが、バイアメ
リカンといった政府調達に関する規制が存在しており、今後の事業展開のハ
ードルとなると考えている。
(継続)
・世界最大の兵器市場である米国防調達は米国籍企業に限定され、日本企業
独自装備品の米国輸出の道は閉ざされている。
・事前に情報を通知して欲しい。
・規制変更までの猶予期間(周知期間)が
欲しい。
・WTO政府調達協定に整合的な運用。
・バイアメリカン条項の緩和、撤廃。
・2009年米国復興・再投資
法
・米国製造部品調達義務
・装備品移転2国間協定締結した同盟国に ・Buy-American Act,
Berry Amendment
対する法規制の撤廃。
(日本は協定締結の同盟国)
・Industrial Security
Arrangement
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2016 年速報版 米国における問題点と要望 11 / 11
区分
26 その他
意見元
No 問題点
自動部品
(1) ストライキによる港 ・雇用者(PMA)と港湾労働者(ILWU)の間の紛争に起因するVessel-Port輸 ・混雑の改善を米国政府に要望する。
湾機能停止のリスク 送インフラの信頼性が欠如している。
(継続)
問題点内容
要望
準拠法
貿易・投資円滑化ビジネス協議会