2016 年速報版 ベルギーにおける問題点と要望 1 / 1 貿易・投資円滑化

2016 年速報版 ベルギーにおける問題点と要望 1 / 1
ベルギーにおける問題点と要望
意見元
No 問題点
14 税制
日商
(1) ベルギーに於ける ・当社が直面している問題ではないが、ベルギーでの税優遇制度がEUに於
税優遇制度がEU いて違法と判断された問題で、在ベルギーの日本企業3社が該当企業に含ま
にて違法と判断さ
れており、追徴課税の対象となっている。これはベルギーに限定された問題
れた件
ではないが、国が認めた優遇税制を元に各社は投資判断をしているにも拘ら
ず、途中でEUから本優遇税制を違法とし、追徴課税を請求するようになると
各企業は安心して投資決定が出来なくなることが懸念される。
・税制を各国の判断に委ねるのであれば、
最後までそれを尊重すべきであり、EUが
途中から同税制を覆すような判断を下す
べきではない。EUと各国の規定、権限に
関し、明確なルール制定を期待する。
16 雇用
日機輸
(1) 駐在員IDカードと ・過去より要請していた家族だけでのビザの申請ができるようになったが、海外
帯同家族ビザ取得 勤務者が渡航して6カ月以上時間が経っている場合はベルギー本国政府へ
の長期化
の照会が必要となり、審査に多大な時間を要する。また、海外勤務者のIDカ
ードのコピーの提出がビザ申請の際に必要で、IDカードを取得できていない
とビザ申請ができず帯同時期に制約が発生するケースもある。
(継続)
(2) 有期雇用契約の期 ・現行法では、有期雇用期間が連続して原則2年(条件付で3年)を超えると、
間管理・更新の煩
当該雇用が無期雇用と見做され、無期雇用の契約解消には別途制限
雑さ
(Notice期間、Indemnityなど)が発生する。
一時的な欠員(病欠、産休など)、あるいは業務量の増加などの補完・対応の
ため一時的な雇用(有期雇用)を行う場合がある。
病欠、産休などが度重なる延長などで長引くケースもあり、それに伴い有期雇
用も延長をすることがある。病欠の従業員がいつ復帰できるかなどスケジュー
ルが不確実な状況下、都度被雇用者との有期雇用契約の期間管理・更新を
行うのは煩雑で、また管理に不備があった場合、契約解消の際に思わぬリス
クが伴うことになる。
(継続)
(1) 突然の税制改訂・ ・中古自動車に関する税制改訂、輸入規制の変更が事前の周知なしで行われ
輸入規制改正
ている。変更がなされた際の、輸出者側のキャンセル等処理にかかる負担が
大きい。
・海外勤務者着任後の早期IDカードの発
給、および家族のビザ申請書類の簡素化
と時間短縮をして頂きたい。
区分
日商
24 法制度の未整
備、突然の変更
日商
問題点内容
要望
準拠法
・被雇用者との事前合意を条件に、有期雇 ・雇用契約一般:Loi du 3
用期間の上限の撤廃、或いは2年を5年に juillet 1978(1978年7月
延長するなど、よりフレキシブルな雇用条 3日法)
件を期待する。
・事前に情報を通知して欲しい。
・規制変更までの猶予期間(周知期間)が
欲しい。
貿易・投資円滑化ビジネス協議会