10月号広報 【PDF形式:2652KB】

主な内容
・平成 27 年度決算報告
・介護予防・日常生活支援総合事業
・高めよう地域の防災力
・菰野スポーツぶんか NETWORK
・郷土史・風俗
・写真で振り返るこもの
菰野町誕生
60
年
三重県三重郡菰野町「広報こもの」平成 28 年(2016 年)10 月号 № 674
菰野町ホームページアドレス(URL)http://www.town.komono.mie.jp/
菰野町電子メールアドレス [email protected]
撮影/石川伸行さん︵町芸術文化協会写真部会会員
福村︶
田光の九品寺にある石造六地蔵は、菰野町の花崗岩で作られており、六角の面に
仏像が刻まれています。このような石造仏は、三重県下特有のもので、伊賀地方に
多く遺されています。
九品寺の石造六地蔵
郷土を訪ねて
7/
*インターネットの菰野町ホームページでは、広報こものを当紙と同じ体裁でご覧いただけます。
* 当紙の内容を当町の許可なく、無断で転載することを禁止します。
*当紙は、再生紙を用いて印刷しています。
平 成 2 7 年 度
決算報告
菰野町の平成 27 年度決算報告が町議会で認定されました。
歳入の
POINT
・歳入全体は前年度と比べ 3.2%増
町債 5.5%
6億 4,860 万円
県支出金 7.2%
8億 5,701 万円
・納税義務者数の増加等で町税は 0.4%増
・地方消費税交付金は 65.0%増
国庫支出金 10.4%
12 億 3,899 万円
平成 27 年度一般会計決算における歳入について、交通安全対策特別交付金 0.1%
依
自
存
主
692 万円
町税全体は前年度に比べ 0.4%の増となり、歳入全体
町税 45.8%
54億 3,468万円
に占める割合では 45.8%となっています。主なもの
財
財
として、町民税は、納税義務者数の増加等により個人
町民税が 2.4%の増、税率引下げ等により法人町民税
源
地方交付税 12.5%
源
が 11.4%の減となりました。また、固定資産税は、
14 億 8,073 万円
44.8%
55.2%
新規設備投資等により 0.7%の増となっています。
地方特例交付金
0.3%
前年度との比較において歳入が増額となった主な要
地方消費税交付金 5.9%
3,170 万円
7億 138 万円
分担金及び負担金 1.7%
因としては、地方消費税率引上げの影響が平年度化し
地方譲与税 1.5%
2億 655 万円
自動車所得税交付金 0.4%
1億 7,521 万円
たこと等で地方消費税交付金が 65.0%の増となった
4,200 万円
使用料及び手数料 1.4%
1億 6,793 万円
諸収入 1.4%
ことによるものです。また、再生可能エネルギー等導
ゴルフ場利用税交付金 0.4%
1億 6,946 万円
4,716 万円
入推進事業費補助金の増加等で県支出金が前年度に比
繰越金 2.8%
株式等譲渡所得割交付金 0.3%
3億 3,444 万円
べ 31.8%の増となったことも要因の一つです。
3,742 万円
歳 入
119 億円
配当割交付金 0.3%
4,112 万円
財産収入 0.2%
利子割交付金 0.1%
2,146 万円
1,207 万円 繰入金 1.7% 寄附金 0.1%
2億 446 万円
594万円
歳出の
POINT
災害復旧費 0.1%
60 万円
・歳出全体は前年度と比べ2.3%増
議会費 1.5%
1億 6,765 万円
公債費 4.3%
4億 8,376 万円
教育費 13.3%
14 億 8,174 万円
消防費 6.5%
7億 2,708 万円
・公債費等の義務的経費は 0.4%減
総務費 12.2%
13 億 5,843 万円
歳 出
112 億円
土木費 10.4%
11 億 5,669 万円
民生費 36.7%
40 億 9,624 万円
農林水産業費 4.6%
5億 1,867 万円
商工費 1.2%
1億 3,916 万円
衛生費 9.2%
10 億 2,076 万円
※義務的経費は支出が義務付けられ任意に削減できない経費を
いい、人件費、扶助費、公債費がこれにあたります。投資的経
費は、支出の効果が資本形成に向けられ、施設などが将来に残
る経費をいい、普通建設事業費や災害復旧事業費などがこれに
あたります。
・事業費の減少で投資的経費は 9.7%減
歳出の性質別分類では、義務的経費 ( 人件費、
扶助費及び公債費 ) が前年度に比べ 0.4%の減と
なりました。減少の要因は、消防救急体制の整備
に伴う消防職員の増加などによる人件費の増加等
があるものの、公債費の減少等によるものです。
ま た、 歳 出 全 体 に 占 め る 義 務 的 経 費 の 割 合 は、
43.2%となっています。
投資的経費は、前年度に比べ 9.7%の減となり
ました。減少の要因は、菰野町、四日市市、桑名
市の3消防本部による新消防指令センターの整
備、庁舎、小学校、B & G 海洋センターにおける
太陽光発電設備及び蓄電池等の設置、小中学校体
育館の非構造部材等の耐震化等を行っているもの
の、前年度の鵜川原幼保園園舎の改築等に係る事
業費が減少したためです。歳出全体に占める投資
的経費の割合は、11.1%となっています。
上記以外のその他の経費 ( 物件費、繰出金等 ) は、
前年度に比べ 8.7%の増となりました。増加の要
因は、マイナンバー制度に関連したシステム改修
の増加等によるものです。歳出全体に占めるその
他の経費の割合は、45.7%となっています。
広報こもの 平成 28 年 10 月号 № 674 (2)
菰野町財政
町民一人あたりの歳出額 前年度比
↑¥4,752
議会
社会福祉
町議会運営
( 1億 6,765 万円 )
一人あたり
―
―
2.2%
―
一人あたり
前年度比
前年度比
↑¥34
↑¥1,731
↑¥927
前年度比
前年度比
前年度比
↑¥132
↓¥1,418
↓¥1,600
一人あたり
早期
健全化基準
13.69%
18.69%
25.0%
350.0%
一人あたり
元金 ・ 利子返済
( 4億 8,376 万円 )
清掃
公債
会計別決算額(特別会計含む)
ごみ ・ し尿 ・ 不燃物処理
( 6億 159 万円 )
※平成 28 年8月末の総人口 41,640 人で算出
財政健全化判断比率
実質赤字比率
連結実質赤字比率
実質公債費比率
将来負担比率
保育園 ・ 母子 ・ 乳幼児
(19 億 8,046 万円 )
前年度比
健康診査 ・ 各種検診 ・ 斎場
( 3億 7,360 万円 )
菰野町
児童福祉
一人あたり
一人あたり
保健衛生
老人 ・ 心身障がい者
(20 億 9,475 万円 )
DATA
財政
再生基準
20.00%
30.00%
35.0%
―
一 般 会 計
国民健康保険
特 土地取得
別 公共下水道
会 農業集落排水事業
計 介護保険
後期高齢者医療
計
歳 入
歳 出
118 億 6,525 万円 111 億 5,077 万円
46 億 8,517 万円 45 億 6,689 万円
76 万円
45 万円
16 億 9,244 万円
15 億 717 万円
1億 9,305 万円
1億 7,364 万円
28 億 7,737 万円 27 億 5,274 万円
7億 4,138 万円
7億 1,623 万円
220 億 5,541 万円 208 億 6,789 万円
差 引
7億 1,448 万円
1億 1,828 万円
31 万円
1億 8,527 万円
1,941 万円
1億 2,463 万円
2,515 万円
●菰野町は実質赤字比率と連結実質赤字比率は黒字のた
め「該当なし ( ー )」になります。また将来負担比率
も基金残高や地方交付税算入額が将来負担より大きい
ため「該当なし ( ー )」になります。
●早期健全化基準のうち実質赤字比率と連結実質赤字比 水道事業
収 入
支 出
差 引
率は地方公共団体の標準財政規模に応じて異なりま
収益的収支
9億 2,782 万円
8億 2,035 万円
1億 747 万円
す。
【用語の説明】
資本的収支
1億 4,839 万円
4億 5,651 万円
ー3億 812 万円
※実質赤字比率は、一般会計及び土地取得特別会計の赤
※水道事業会計は、水道料金を主な収入とし、水道管の修繕費や人件費、
字額が一般会計の標準的な年間収入における割合を示
減価償却費を主な支出とする「収益的収支」と、給水加入金や工事負担金
す指標です。
※連結実質赤字比率は、地方公共団体における全ての会
などを財源に水道管の布設や水源施設の整備を行う「資本的収支」の2本
計の合計赤字額が、一般会計の標準的な年間収入にお
立てとなっています。平成 27 年度決算では、水道事業会計の年間収支で
ける割合を示す指標です。
4,167 万円不足しました。
※実質公債費比率は、地方公共団体の公債費(借入金)
の割合を示す指標です。
※四捨五入の関係で合計額が合わない場合があります。
※将来負担比率は、一般会計の標準的な年間収入におけ
る負債の割合を示す指標です。
※早期健全化基準は、自主的な財政健全化が必要な段階
で、これを超えると財政健全化計画の策定等が求めら
れます。財政再生基準は国などの関与による確実な再
生が必要な段階で、これを超えると国などから厳しい
財政再生を求められます。
(3) 広報こもの 平成 28 年 10 月号 № 674 介護予防
日常生活支援
総合事業
町の高齢化率は約 25%となりました。介護が必要な方や認知症の方、高齢者のみの世帯の増
加がこれからさらに予測され、今まで以上に地域での支え合いや見守り支援が求められます。
そこで、住民の皆さんやNPO、ボランティア、民間事業者などが地域で支える仕組みをつ
くる必要があります。要支援相当者を援助するサービスや高齢者が運動やレクリエーションを
通じて行える介護予防活動など、地域の実情に合わせたサービスを提供するために、10 月か
ら「介護予防・日常生活支援総合事業(新しい総合事業)」がスタートします!
平成 28 年 9 月まで
平成 28 年 10 月から
介護予防給付 訪問看護・福祉用具等
介護予防給付(要支援1・2)(これまで通り)
(要支援1・2)訪問介護・通所介護
新しい総合事業
介護予防事業
介護予防・日常生活支援総合事業
・一次予防事業(一般高齢者)
※介護予防のための運動教室や介護予防講座など
◎介護予防・生活支援サービス事業
・二次予防事業(基本チェックリスト該当者)
※要介護・要支援状態を予防する教室など
◎一般介護予防事業
EW
N
対象
要支援1・2の認定を受けている方
または、基本チェックリストでサービスが必要と判断された方
種類
内容
料金
現行相当サービス
従来の介護事業所による介護ヘルパー資
サービス利用料の1割
(ホームヘルプサービス)格者が家事援助や身体介護を行います。
訪問栄養指導
1 回目 600 円
訪問型
管理栄養士が自宅に訪問し、低栄養状態
2回目以降 400 円
サービス 訪問型
の改善等の指導を行います。
短期集中予防サービス 訪問歯科指導
1回目 600 円
歯科衛生士が自宅に訪問し、口腔ケア等
2回目以降 400 円
の指導を行います。
従来の介護事業所によるサービスです。
現行相当サービス
専門職のスタッフが体操やレクリエー サービス利用料の1割
(デイサービス)
ション・食事を提供します。
通所型
はつらつ体力づくり教室(運動)
サービス
通所型
健康運動指導士により、筋力アップ体操
400 円(送迎あり)
短期集中予防サービス など、短期間(3 ヶ月)の支援プログラ
ムを椅子に座って行います。
介護予防・生活支援サービス事業
EW
N
一般介護予防事業
一定以上の所得がある方は、料金が2倍になります。
対象
65 歳以上の町民の方
種類
きらり体力アップ
教室(運動)
内容
申込
ストレッチ・筋力アップ体操を椅子に座って行います。ノルディッ
要
クウォーキングなども行います。
ストレッチ・筋力アップ体操を椅子に座って行います。また、転
介護予防運動教室
不要
倒予防体操なども行います。
にこにこアップ教室
回想法や調理実習、口腔ケアや認知症予防運動などを行い、認知
要
(認知機能向上)
機能の向上に取り組みます。
いきいき栄養健口教室 参加者と話し合いながら生活習慣を見直し、低栄養改善や調理実
要
(栄養改善・口腔機能向上) 習、口腔ケアの指導などを行います。
介護予防講座
専門職による介護予防や健康寿命の延伸のための講話を行います。 不要
地域で介護予防運動を推進していくボランティアの養成を行いま
お元気サポーター
す。養成後は、コミュニティセンターなどで地域の皆さんと介護 要
養成講座
予防運動を行います。
いきいきサロン
集まった人同士でのおしゃべりや体操、ゲームなど、さまざまな
不要
地域の茶の間
内容で交流しています。
お問い合わせ
健康福祉課 介護高齢福祉係 ℡ 391 1
健康福祉課 介護高齢福祉係 ℡ 391-1125
菰野町地域包括支援センター ℡ 391-2220
広報こもの 平成 28 年 10 月号 № 674 (4)
8 月 28 日 日
町民総ぐるみ
総合防災訓練
町内全域
8月 28 日に、15,079 人が参加して町民総ぐ
1
るみ総合防災訓練が開催されました。今回は大規
模地震災害が発生したことを想定し、各区では、
まず緊急避難所に集まり、その後、初期消火訓練
や応急救護訓練、防災検討会などが行われました。
役場本庁では、災害対策本部が設置され、各区の
避難者数の把握や、他機関との通信訓練、災害対
応訓練、避難所運営図上訓練などを実施しました。
2
5
防災
3
4
34
1
2
消火器の取り扱いを実践する各区での訓練の様子
簡易トイレの設置や浄水装置の取り扱いを実践する区での
6
5
訓練 役場本庁に災害対策本部を設置 役場本庁での訓練
の最後に災害対策本部長の石原町長から講評を受ける様子
7
各地区消防団と消防署が連携し、放水訓練を実施
6
もしものときのために
高めよう
7
地域の防災力
9月1日 木
特別消防訓練 グリーンホテル
9月1日に、グリーンホテルで特別消防訓練が
実施されました。今回は、湯の山温泉協会や近隣
の旅館従業員、消防署、消防団(千種分団、湯の
山分団、菰野分団第1班)から 100 人以上が参
加し、ホテル内で火災が発生したという想定で大
規模な訓練が行われました。逃げ遅れて屋上に取
り残された従業員をはしご車で救出し、消防署と
消防団が連携して消火にあたり、訓練の最後に一
斉放水を行いました。
救助
8
9 10グリーンホテルの
消防署と消防団による一斉放水 屋上に取り残された従業員をはしご車で救助する様子
8
9
(5) 広報こもの 平成 28 年 10 月号 № 674 10
り 、 日 本 の 夏 の 伝 統 行事を楽しみま
を 問 わ ず 多 く の 人 が 踊りの輪に加わ
ま し た 。 盆 踊 り 会 場 では、老若男女
ま れ 、 例 年 以 上 に 多 くの人で賑わい
が 開 催 さ れ ま し た 。 当日は天候に恵
8月 日、福祉公園などを会場に
三 滝 川 燈 火 ま つ り & 町民盆踊り大会
た。加えて、最も感銘を受けた作品
けている陶芸活動について語りまし
ら陶芸を始めました﹂と、現在も続
れ た 半 生 を 振 り 返 り、﹁ 退 職 し て か
歳まで働いて﹂と、仕事に従事さ
という質問に﹁ 歳で仕事を継いで
長の﹁100年間で一番の思い出は﹂
長が訪問し、長寿を祝いました。町
活の中でリハビリなどを頑張る様子
と題して、障がいのある弟が日常生
て い る こ と を 壇 上 で 発 表 し ま し た。
学生が日ごろ感じていることや考え
事前選考で選ばれた
人の県内の中
大 会 ︶ が 町 民 セ ン タ ー で 開 催 さ れ、
8 月 日、 中 学 生 の メ ッ セ ー ジ
2016︵第 回少年の主張三重県
中学生のメッセージ
を開催
き て 楽 し か っ た ﹂ と 答 え、﹁ こ れ か
チームメイトとたくさんの試合がで
れた諸岡 隼さんは﹁僕の大切な弟﹂ ﹁ ベ ス ト 8 の 試 合 が 厳 し か っ た が、
菰野町から発表者の一人として選ば
らも野球を頑張って続けていってく
ら﹁大会はどうでしたか﹂と問われ、
し、優勝報告を行いました。町長か
もに朝上小6年︶が石原町長を訪問
諸岡美音さんと宇佐美葉月さん︵と
で優勝した﹁三重高虎ガールズ﹂の
8月 日、女子小学生全国野球大
会﹁ N P Bガ ー ル ズ ト ー ナ メ ン ト ﹂
女子小学生全国野球
大会で優勝
27
38
ださい﹂と激励されました。
29
町長が敬老訪問
し た 。 ま た 、 三 滝 川 河川敷において
を尋ねられると、﹁四日市萬古の﹃有
を伝え、自身が感じたことを丁寧に
14
25
三滝川燈火まつり&
町民盆踊り大会
今年は 笑
「 ﹂ の 字 を 手作りのランタ
ン で か た ち づ く り 、 来場者は燈火が
節﹄ですね﹂と、陶芸品などの収集
発表していました。
20
8月 日、満100歳を迎えた小
嶋千鶴子さん︵大羽根園︶を石原町
と も る 幻 想 的 な 風 景 の写真を撮るな
についても熱心に話されました。
諸岡美音さん(写真中央)と宇佐美葉月さん(写真右)
ど し て 過 ご し て い ま した。
諸岡 隼さん(八風中学校3年)の発表の様子
60
20
広報こもの 平成 28 年 10 月号 № 674 (6)
協 会 事 務 局 長 の 植 松 隼人さんが手話
た。第2部では、日本ろう者サッカー
方 々 に 表 彰 状 や 感 謝 状が贈られまし
町の社会福祉の発展に寄与された
立 更 生 さ れ た 方 々 や 永年にわたり当
された農産物などが紹介されまし
場では、菰野町の豊かな自然で生産
を超える方の参加がありました。会
など反響は大きく、今年は200人
催となりますが、前売券が完売する
開催されました。今回で4回目の開
ミ ュ ニ テ ィ 活 動 に 助 成 を 行 い、 地
地域づくりやまちづくりなどのコ
会貢献広報事業として要綱に基づき
れました。この事業は、宝くじの社
祭事用衣装及び収納用物置が整備さ
助成対象となり、浴衣や半纏などの
業﹂で大羽根園祭り委員会の申請が
成事業の﹁一般コミュニティ助成事
一般財団法人自治総合センターが
実施する平成 年度コミュニティ助
宝くじ助成金を活用
平成 年
意 さ れ ま し た。 近 藤 さ ん の 任 期 は、
する議案が9月の町議会定例会で同
育委員会委員に近藤保則さんを任命
前教育委員会委員の服部典夫さん
が辞任されたことに伴い、新しい教
教育委員会委員に新任
社会福祉大会を開催
を 交 え な が ら 講 演 し 、ろう者として
た。 ま た、
﹁バーべきゅんプロジェ
域社会の健全な発展と住民福祉の向
菰野まこもナイトを
開催
の 普 段 の 生 活 に お け る苦労や障がい
クト﹂と題して、名古屋外国語大学
上に寄与する趣旨で実施されていま
日までの3年間となります。
31
叙勲の受章
○高齢者叙勲
瑞宝小綬章
福永 進 さん
︵ 歳 大羽根園︶
おめでとうございます
近藤保則さん
(池底)
○死亡叙勲
瑞宝双光章
故 松澤主税 さん
︵大強原︶
元県立盲学校長
88
57
は 、 障 が い や 家 庭 環 境を克服して自
今回整備した祭事用衣装
9月3日、町民センターで社会福
祉大会が開催されました。第1部で
を 持 っ た 人 た ち が ど のようにスポー
の学生有志によるイベント
︵街コン︶
す。
10
9月 日、名古屋市で菰野まこも
ナイト 名古屋テレビ塔2016が
ツ に 取 り 組 ん で い る かなどを軽妙に
もあわせて開催されました。
月1日から平成 年9月
話されました。
28
町職員及び町助役として約 年
間勤められました。
(7) 広報こもの 平成 28 年 10 月号 № 674 30
in 10
28
第6回
土曜コースⅠⅡ部
開催日 土曜日
1 部 10:00 ∼ 11:20
時間
2 部 11:30 ∼ 12:50
場所 大羽根テニスコート
対象 小学4∼6年生
成人初級
開催日 木曜日
時間 10:00 ∼ 11:30
場所 北勢中央公園
選手育成コース
水曜コース
開催日
時間
場所
対象
水曜日
16:00 ∼ 17:00
大羽根テニスコート
小学4∼6年生
成人中級
開催日
時間
場所
対象
月火水木土曜日
18:00 ∼ 21:00
グリーンホテル他
小学4∼高校3年生
成人上級
開催日 火曜日
時間 10:00 ∼ 11:30
場所 北勢中央公園
開催日 水曜日
時間 10:00 ∼ 11:30
場所 北勢中央公園
成人中級
開催日 金曜日
時間 10:00 ∼ 11:30
場所 大羽根テニスコート
詳しくは
元気アップこものスポーツクラブ TEL/FAX 394-5018
広報こもの 平成 28 年 10 月号 № 674 (8)
第 106 回
蔵書から見る菰野町図書館
−長期的総合的視点からの自治体連携−
菰野町図書館の前身である菰野町図書室は、昭和
上げれば、確かにあまり快く思われない町民も存在
54 年に設置され、その間、菰野町の生涯教育の振
するかも知れませんが、裏を返せば、それだけ多く
興に寄与してきました。その後、平成 20 年に現在 の方が足を運んで頂ける魅力ある図書館を運営して
の図書館が整備され、蔵書 69,995 冊でスタート
いるということだと私は感じています(駐車スペー
しました。その蔵書数
(図書以外の雑誌等も含む)は、 スや時間距離も関係する可能性もあります)。菰野
平成 27 年度末において、
139,061 冊
(3.5 冊/人、 町は長らく独立した図書館がなく、その間は、他の
対前年比 7,447 冊増加)となっており、8年間で 市町の図書館に足を運んだ町民も多くいるでしょう
69,066 冊が増加し、ほぼ2倍になりました。
近隣市町の状況を見てみます
※1
と、四日市市は
し、現在も通勤や通学の関係から他の市町の図書館
を利用している方もいるでしょう。菰野町民が他の
435,890 冊(1.4 冊 / 人 )、 桑 名 市 は 339,704 市町の図書館を利用できないなどの片務性が存在す
冊(2.9 冊/人 ※2)
、鈴鹿市は 347,630 冊(1.7
るのであれば、それなりの運営方法を考えなければ
冊/人)、東員町は 108,643 冊(4.3 冊/人)となっ なりませんが、現時点だけでなく、長期的に見た場
ています。図書館は、蔵書や施設などのハードと職
合に、近隣自治体が相互に連携することは、利用者
員配置や使いやすさなどのソフトの双方が相俟って
の選択性の観点から重要なことだと思います。
評価されるものですので、一概には言えませんが、
図書にとって最も基本的な蔵書という観点から見る
と、以上のような結果となります。
次に、平成 27 年度の貸出冊数は、379,120 冊
であり、その内訳を在住者別で調べてみると、菰野
町が 208,617 冊、四日市市が 158,884 冊、それ
以外の市町が、11,619 冊となっており、四日市市
在住者が 40%を超えています。この 40%超とい
う数字は、納税や受益者負担という考え方から申し
※1 比較可能な平成 27 年度末のデータを採用
※2 重複蔵書を考慮し、市立中央図書館の蔵書数と旧桑
名市地域の平成 27 年度末の人口を採用
「民事介入暴力巡回無料
運動期間中、警察は地域住民をはじめ、関係機関、 法律相談」の開催について
全国地域安全運動
団体等と連携を密にして、地域の犯罪情勢に即した効
果的な犯罪抑止対策を推進していきます。
運動期間 10 月 11 日(火)∼ 20 日(木)
運動重点 ∼みんなでつくる安心の街∼
上ねらいの
被害防止
どもと女性の
犯罪被害防止
動車盗難の
被害防止
殊詐欺の
被害防止
暴力追放三重県民センター主催の「民事介入
暴力巡回無料法律相談」が開催されます。暴力
団からの不当な要求や嫌がらせなどにお困りの
方に対し、専門的な相談を取り扱うセンター相
談委員をはじめ、警察官や弁護士が直接皆さん
からの相談をお聞きします。相談は無料で、秘
密は厳守いたします。
○日時 10 月 24 日(月) 13 時∼ 16 時
○場所 四日市市総合会館 7階第2研修室
(四日市市諏訪町2番2号)
暴力団追放
宅対象犯罪の
被害防止
(9) 広報こもの 平成 28 年 10 月号 № 674 問い合わせ
暴力追放三重県民センター
℡ 0120−31−8930
三重県警察本部組織犯罪対策課
℡ 059−222−0110
四日市西警察署 ℡・ 394 ‐ 0110
新着図書から
一般書『となりの生物多様性―医・食・住からベン
チャーまで―』 宮下 直 / 著 工作舎(468/ ミ)
―いざ、読書。―(2016 読書週間標語)
秋の読書週間 10 月 27 日(木)
∼ 11 月9日(水) 生物多様性というと6年前に
名古屋で開催された COP10 な
今年も読書スタンプラリーを開催します!
どの環境活動と捉えられがちで
10 月8日(土)から参加者を募集します。
定 員 は、 小 学 生 の 部 図書館カレンダー すが、本書は微生物の力、ハス
100 名、 大 人 の 部 70
の葉やクモの糸からの技術など、
日 月 火 水 木 金 土
名で、申し込みは図書 日常と深く関わるテーマを取り
1
館窓口までお越しくだ 2 3 4 5 6 7 8
上げて、生物の面白さや奥深さ
さい。なお、完走者に 9 10 11 12 13 14 15
を紹介しています。
はささやかなプレゼン 16 17 18 19 20 21 22
トをご用意しておりま 23 24 25 26 27 28 29
児童書『警察犬になったアンズ―命を救われたトイ
印はお休みです。
すので、ふるってご参 30 31
プードルの物語―』
鈴木博房 / 著 岩崎書店
(317/ ス)
開館/9時 30 分∼ 18 時
加ください。
金曜日は 19 時まで アンズは捨てられて殺処分に
※ 10 月 10 日(月・体育の日)は開館します。 なる直前に警察犬訓練士に引き
図書館フェア
取られたトイプードルです。本
10 月2日(日)
書は、子犬が警察犬のシェパー
雑誌リサイクル等、詳しくは「おしらせ版 10 月前
ドたちの訓練の様子を見て、「私
半号」をご覧ください。
にもやらせて」と自分から訓練
10 月の催事室
を重ねて努力し、茨城県警察本
10 月4日 ( 火 ) ∼ 23 日 ( 日 )
部の嘱託警察犬となるノンフィ
「私のアイディア貯金箱コンクール作品展」
クションです。
10 月のギャラリー
10 月
10 月7日(金)まで(最終日は 17:00 まで)
「東日本大震災・熊本地震で被災した犬猫写真展」
10 月8日(土)∼ 23 日(日)
「鈴鹿山麓かもしかハーフマラソン大会 川柳・ポス
ター展」
10 月のおはなしルーム
10 月 13 日(木)16:00 ∼ 英語のおはなし会
10 月8日・22 日(土)14:30 ∼ 楽しいおはなし会
展示コーナー
10 月 23 日(日)まで 「天国と地獄」に関する展示
臨時休館のおしらせ
10 月 16 日(日)
鈴鹿山麓かもしかハーフマラソン開催のため休館
問い合わせ 図書館 ℡ 391 ‐ 1400 絵本『もりがもえた』きむらゆういち / 作 堀越千
秋 / 絵 架空社(E/ ホ)
みんなにバカにさ
れていたイタチはラ
イオンと仲良くなり
ました。その後、ライ
オンとイタチの奇妙
な関係はいったいど
うなるのでしょうか。ダイナミックなタッチで描か
れた絵と軽快なテンポのストーリーで読者を魅了す
る絵本です。大人の方にもおすすめの一冊です。
394 ‐ 4433 http://www.town.komono.mie.jp/library/
飽食の世をしみじみと終戦日
小森てる美
︻評︼戦時中のことを知っている人
が少なくなりました。孫子の代へ伝
えておくべきです。
日の当る方へ方へと豆筵
金津やよい
十戸村出穂の満ちゆく静けさに
諸岡さとの
先頭の花野の人に追ひ付けず
下平しず子
奥﨑富子
茄子の枝切り詰めて待つ実りかな
朝涼や窓全開の一軒家
進士順子
鈴木秋翆
南川健児
盆来るや妻の遺影にある若さ
頂上に一片の雲夏終る
野仏に一華手向けて地蔵盆
大橋踏青
七岳の主峰御在所夏日落つ
大橋霞丘
広報こもの 平成 28 年 10 月号 № 674 (10)
嘉例踊りの様子
踊りの場を浄め払うためのもので
す。行列は高張提燈を先頭に役人は
紋付羽織袴で威儀を正します。
錠剤の白あり黄色手に取りて
効用の是非気にしつつ飲む
豊田真智子
逝く人の霊を囲んで盆踊り
心も通う供養にくれる
踊り手の衣裳は、風流的な考えか
ら美しく飾り、次第に意匠がこらさ
向かい合うあなたの右の肩だけが
嘉 例 踊 り は 、 行 列 を組み、道楽を
奏 で な が ら 歩 く 道 行 と、要所要所で
踊 る 輪 踊 り の 形 が あ ります。まず大
れてきました。吉沢では頭に三つ巴
市川吉康
太鼓を胸にかけ、それを打ち鳴らし、
少し下がっていることを知る
尾崎久美子
の陣笠をかぶります。これは菰野藩
ほ ら 貝 を 吹 き な が ら 踊り、それに笛
主から頂戴したもので吉沢嘉例踊り
の誇りでありました。紺の法被、股
引き、わらじ履きは農民の労働着姿
そのもので郷土色を失っていないの
が 特 色 で す。 そ し て 歌 あ げ、 笛 方、
現在の菰野町は昭和 年1月に当
時の菰野町と朝明村が合併して誕生
かぶり、派手な色柄の法被や長着を
を楽しませるために、花笠や編笠を
す。そこで、
誕生して
しました。今年度は現在の菰野町が
鉦方などの衣裳は見物する観衆の目
着ています。また、盛夏の盆踊りの
う発展してきたのか、その時々でど
年前から菰野町がど
年の記念の年を迎えま
ときは、ユカタを着流しにして踊り
のような話題があったのかを、当時
日発行︶
﹂
老ネコは敷居まくらにねむりおり
掃除機もちてしばしたたずむ
平林和江
くまぜみのつゆ明けぬのにしきり鳴く
幼き頃を想い出しおり
平井光子
わが脳を虜にしつつナンプレは
淋しさ悲しみ引き受けくるる
花木みち子
※原則として︵ ︶内が補足、それ以外が原文。
※現在では、不適切と思われる表現について
も当時のまま引用しておりますので、ご了承
ください。
備の詳細などを紹介しています。
︶
も の で す。
︵ と、 新 し い 体 育 館 の 設
め、菰野町の新名所というに価する
米の偉容は見る人の目をみはらし
「菰野公民館報(昭和 38 年8月1日発行)」
が 和 し 、 鉦 を た た き 歌と共に囃 子が
入 り 踊 り 全 体 を 盛 り あげます。太鼓
を 激 し く 打 ち 鳴 ら す ことが天に響い
て 雨 神 を よ び 、 ほ ら 貝は海に生まれ
て こ れ を 吹 け ば 水 神 を招くものと信
じ ら れ て き ま し た 。 歌あげの唄うテ
ン ポ は ゆ る や か で 優 雅であり、これ
は 中 世 の 念 仏 踊 り の 影響が感じられ
ます。吉沢嘉例踊りでは竿燈の先に
ます。
﹁菰野公民館報
︵昭和 年 月
デラックスな設備
ま し た。 三 滝 川 畔 に そ そ り 立 つ 一、
月二十六日盛大に落成式を行ない
菰野中学校では昨年十一月十日
着 工 の 体 育 館 が こ の ほ ど 竣 工、 七
菰中の体育館完成
1
三本の幣をつけ、神の依代としてい
32
8
二六四、
一四平方米、最高一二、
五〇
(11) 広報こもの 平成 28 年 10 月号 № 674 60
の広報をもとに紹介していきます。
60
38
ま す 。 踊 り の 補 助 道 具として大ウチ
ワ 、 サ ッ サ イ な ど が あり、これらは
むかしと現在の嘉例踊りの様子
第7回
第 31 回
広報菰野 月号
平成 年
このコーナーでは菰野町が保管する明治から昭和までを
記録した写真で、菰野町の風景を紹介します。先月号に引
き続き昭和 36 年梅雨前線による永井地内における豪雨災
10
28
月1日発行
№674
三重県三重郡菰野町大字潤田1250番地
菰野町役場
059︵391︶1105
▼企画編集
企画情報課
▼印刷
相馬印刷㈱
10
害の写真を紹介します。
社会福祉のために★匿名で5万円★
匿名で 13,000 円★下村の吉田さん
から 10 万円★匿名で 31,377 円★
「大羽根園婦人会」大羽根園いきいき
サロンバザー収益から 9,970 円
第 55 回
平成 28 年熊本地震への
ご支援ありがとうございます
皆 様 か ら 義 援 金 と し て、
975,508 円(9月 23 日現在)の
ご支援をいただいています。この義
援金は日本赤十字社三重県支部を
通じて被災地へ送らせていただき
ます。
問い合わせ
菰野町平成 28 年熊本地震支援本部
℡ 391 ‐ 1102
394 ‐ 3199
8月のデータ
永井地内の撮影場所
(写真左)増水によって橋は流され、対岸に橋の先が見えます。
(写真右)水が引いた後、橋の基礎と欄干の一部だけが残った
様子です。
■火災発生 0件(11)
■救急車出動 144 件 (952)
交通事故 21 件 (99) /急病 91 件
(651) /一般負傷 23 件 (141) /
その他9件 (61)
■救助出動 4件 (22)
■交通事故 128 件 (873)
物損事故 111 件 (784) /人身事故
17 件 (89) うち死者0人 ( 2) /傷
者 23 人 (121)
( ) は1月からの累計
面積/ 107.28 平方㌔㍍
総人口/ 41,640 人 ( +6人、男
20,523 人・女 21,117 人)
世帯数/ 15,921 戸
下水道 接続人口 26,558 人
接続率/総人口に対する割合 63.8%
8月末現在
「広報こもの」は視覚障がいのある方(障害者
手帳をお持ちの方)へ「声の広報」をお届けす
ることができます。ご希望の方は役場企画情報
課(℡ 391-1105・ 391-1188)へお問い
合わせください。
(写真上)朝明川左岸上流から撮影した堤防決壊直後の全景。
点線部分に既存堤防があり、左側の田に水が氾濫している様子
がうかがえます。
(写真下)水が引いた後の朝明川の様子。
広報こもの 平成 28 年 10 月号 № 674 (12)