くちこみのバイラルマーケティング による販売促進効果

くちこみのバイラルマーケティング
による販売促進効果
北海学園大学経営学部3年
FC バルセロナ
松浦卓矢 長谷部翔馬
寺尾円花 室賀千尋
2011.12.22
目次
①研究目的
②事前研究
③仮説設定
④調査方法
⑤調査結果
⑥まとめ
第1章
研究目的
~研究目的~
現在、インターネットやグローバル化によって
消費者を取り巻く環境は変化している
目的
変化した消費者の購買を
促進させる方法を導く!!
第1章
研究目的
~購買意思決定に欠かせないもの~
3つの要因
①信頼・安心
②迅速・簡単
③面白い
→これらをうまくくみ取ることが重要である
第2章
事前研究
~事前研究~
①信頼・安心=くちこみ
②迅速・簡単=ウェブ
③おもしろみ=コンテスト
④大学生の特徴
第2章
事前研究
~信頼・安心=くちこみ~
くちこみと消費者行動モデル~
A
注目
I
興味
S
検索
くちこみ
A
実行
S
共有
情報の中でも
“くちこみ”を重要視する傾向にある
→信頼性・安心感
第2章
事前研究
~くちこみについて~
ポジティブ
ネガティブ
製品・サービス
生活者
第2章
事前研究
~くちこみについて~
くちこみ
ネット
くちこみ
生活者
リアル
第2章
事前研究
~くちこみの特徴~
評判型くちこみ
くちこみの量→安心→買う
評価型くちこみ
有名人・専門家の
くちこみ→信頼→買う
第2章
事前研究
~くちこみの弱点~
①webの必要性
→バイラルマーケティング
②面白さの必要性
→コンテンツ・各種SP
第2章
事前研究
~迅速・簡単=web~
モバイル=24時間、30cm以内に存在
↓
ウェブに接続機会 多
&
SNSの普及⇒情報交換のシステム充実
↓
ウェブ+SNS
↓
意見の受発信+情報の広がりが期待
第2章
事前研究
~おもしろみ=コンテスト~
コンテスト
↓によって…
ポジティブな感情を引き起こす
↓
判断 記憶 期待 行動促進
↓
販売促進!!
第2章
事前研究
~大学生の特徴~
 研究対象である大学生
特
徴
モバイルをかなり高い割合で利用
大学生が一番利用しているSNS
→mixi!!
第2章
事前研究
~大学生に向けくちこみをバイラルに活用するSP~
モバイル
迅速・簡単
クチコミ
信頼
ポジティブ!
コンテスト
面白さ
くちこみコンテスト
第3章
仮説設定
~くちこみコンテスト~
第3章
仮説設定
~検証方法~
①独自で仕入れた認知度の低い外国産のベルギー
ワッフルを生協に陳列し、一定期間管理下のもと
で販売する
②くちこみコンテストをmixi上で実施
第3章
仮説設定
~くちこみコンテストを検証することで
考えられる6つの仮説~
①商品の認知度が上がる
②商品の好意度が上がる
③商品の購入数が上がる
④商品の属性によって効果に差がある
⑤SPに参加していない人の購入数も上がる
⑥顧客のロイヤルティがあがるきっかけになる
第3章
仮説設定
~商品の認知度が上がる~
SP
くちこみコンテスト
商品
認知度↑
認知度↑
第3章 仮説設定
~商品への好意度が上がる~
商品
楽しみ
くちこみコンテスト
同時に
接
触
!
好意度↑
おもしろみ
第3章
仮説設定
~商品の購入数が上がる~
コンテストに参加するため…
コンテストで商品情報取得
↓
↓
実際に商品を購入
実際に店頭で商品を発見
高関与になり… リーセンシー効果
購買数↑
第3章
仮説設定
~商品の属性によって効果に差がある~
商品のジャンル
↓によって…
くちこみでの購買決定の割合が…
異なる!!
第3章
仮説設定
~SPに参加していない人の購入数も上がる~
SNSサイト上での活発な意見交換
↓
商品に対する評判を形成
↓これをROMは…
購買の判断基準へ
↓よって…
購買数↑
第3章
仮説設定
~顧客のロイヤルティがあがるきっかけになる~
オンライン上⇒自己主張しやすい!
↓
ROMからRAMへ移行する人↑
&
モバイルサイト⇒簡単にアクセス可能
↓商品に対して高関与
ロイヤルティを形成するきっかけ!!
第4章
調査方法
~SPの前後でアンケート調査
商品に対する態度変容を明確にする~
第1回
アンケート
SP
第2回
アンケート
第4章
調査方法
~全2回アンケート実施~
<第1回アンケート> 10月下旬~
対象:北海学園大学経営学部2年生(240名)
場所:北海学園経営学部の授業内
<第2回アンケート> 11月下旬~
対象:北海学園大学経営学部2年生(第1回と同じ)
北海学園大学生(110名)
場所:北海学園大学授業内
第4章
調査方法
~第1回アンケートの調査内容~
<くちこみコンテスト前>
①認知度
②購入経験
③好意度
④購入頻度
⑤購入理由
第4章
調査方法
~第2回アンケート~
対象:北海学園大学経営学部2年生
(第1回アンケート回答者)
→回答用紙A
対象:北海学園大学生
(第1回アンケート未回答者)
→回答用紙B
第4章
調査方法
~第2回アンケート回答用紙Aの調査内容~
<くちこみコンテスト後>
①BWの認知度
②BWの購買経験
③BWの好意度
④BWの購入理由
⑤SPの参加率
⑥SPのハマり度
⑦SPに対する好意度
*BW=ベルギーワッフル SP=くちこみコンテスト
第4章
調査方法
~第2回アンケート回答用紙Bの調査内容~
<くちこみコンテスト後>
①SPの認知度
⑤BWの認知度
②SPの参加率
⑥BWの購買経験
③SP参加の理由
⑦BWの好意度
④SPのハマり度
⑧SPに対する好意度
*BW=ベルギーワッフル SP=くちこみコンテスト
第5章
調査結果
~くちこみコンテスト参加者人数~
コミュニティ参加者
→ 32人
第1回くちこみコンテスト参加者
(サンプリングしたアメ)
第2回くちこみコンテスト参加者
(ベルギーワッフル)
→ 10人
参加率伸びず
→ 8人
第5章
調査結果
~BWの認知度の変化~
2回目
1回目
知らない
47%
知らない
21%
知ってる
53%
知ってる
79%
第5章
調査結果
~好意度の変化~
90
80
70
60
50
40
30
20
10
0
1回目
2回目
第5章
調査結果
~T検定によるBWに対する
好意度の平均点の変化~
SP前
3.264点
SP後
→
3.042 点
(-0.222点)
第5章
調査結果
~BWの購買経験の変化~
1回目
買った
ことが
ない
74%
買った
ことが
ある
26%
2回目
買った
ことが
ない
66%
買った
ことが
ある
34%
第5章
調査結果
~ROMかRAMか~
BWを購買した人のSPの参加率
YES
17%
(9人)
NO
83%
(45人)
総数54人
ROM
RAM
くちこみコンテストをきっかけに購入者
第5章
調査結果
~顧客ロイヤルティについて~
「毎日」と答えた4人
SP参加率・SPハマリ度・SP好意度
0%
第5章
調査結果
~調査結果~
 商品の認知度は向上した
 商品の好意度は上がらない
 商品の購買数はやや増加する
 コンテストに参加してない人の購買数が
やや増加する
 顧客ロイヤルティが上がるきっかけには
ならない
第6章
まとめ
結論
「くちこみコンテスト」をすることで
①商品の認知度が上がる
②商品の購買数が上がる
③ROMの購買数が上がる
第6章
まとめ
~仮説の検証~
くちこみコンテストによって‥
①商品の認知度が上がる
→仮説は正しい
②商品の好意度が上がる
→仮説は誤り
③商品の購買数は増加する
→仮説はやや正しい
第6章
まとめ
~仮説の検証~
④商品の属性によって効果に差が出る
→未検証
⑤コンテストに参加しない人の
購買数が上昇する
→仮説はやや正しい
⑥顧客ロイヤルティが上昇するきっかけになる
→仮説は誤り
第6章
まとめ
~なぜ大学生に対しうまくいかなかったのか~
1.方法が容易ではなかった
2.受け入れ難かった
3.結果がすぐに表れなかった
4.面倒だった
5.面白くなかった
6.協調性、協力性に欠けていた
第6章
まとめ
~今後の課題~
 より簡単、迅速に参加でき、結果も出るべきである
 よりおもしろみを持たせたものであるべきである
 参加者間の協調性、協力性を持たせるべきである
 くちこみを自然に発生させるべきである
 2種類のくちこみはそれぞれ別のくみ取り方をすべき
である
 異なる属性の商品を対象にした検証をするべきである