ザ・ユニフォーム 編 物5 時 間 ︶ 、試験片の調整に手間 ICI 形試験機 第2回 公益財団法人 日本繊維検査協会 試験検査統括部 松﨑 智香 結果の判定は、試験片とピリング 判定標準写真を並べて比較判定しま す。また、毛玉の脱落及び試験片表 面の毛羽乱れの有無について観察 し、毛玉が脱落している場合又は毛 羽乱れが観察された場合は判定結果 にその旨を記載します。 ピルの発生が標準写真の5号程度 のものを5級とし、等級は1級から 5級まであり、最も良いのが5級で す。ピルの発生が標準写真の4号と 5号との中間程度のものは4 5級 つけた試験片を4個1組としてコル ます。一般的なユニフォームの基準 というように各級の間の等級もあり C法は紡績糸又は長繊維糸使いの 織物及び編物に適しています。試験 毎分 回転±2回転の回転速度で織 D法は紡績糸使いの織物及び編物 並びに紡績糸と長繊維糸との交織物 せて摩擦作用を加え、ピルを発生さ 互又はコルク面とランダムに接触さ ピリング判定標準写真 の目安は4級以上です。 時 間 は 極 め て 短 く︵ 約 精度は良いです。作用が単一で実用 に適します。もみ屈曲作用が加わる せます。作用は緩やかで時間をかけ 物は 時間、編物は5時間操作しま ため、メリヤス肌着など洗濯頻度が てゆっくりピルを発生させます。も す。 ︵ 箱 の 回 転 に よ っ て、 試 験 片 相 高いものに適します。試験時間が短 み及び屈曲作用は加わりません。 ︶ とは異なります。 10 60 14 く︵ 分︶ 、試験片の調整が簡便です。 30 8 No.1 2013 繊維製品の試験・検査 す。 ル 形 試 験 機 を 用 い るD 法 が あ り ま 機を用いるC法、ランダム・タンブ ピリング試験︵ JIS L 1076 ︶ ピリング試験とは、商品の毛玉が どの程度発生するかを確認する試験 であり、J ISで試験方法が決めら 最も実用を再現できると言われてい れています。 ピリングとは織物や編物の表面の 繊維が摩擦などによって毛羽立ち、 ます。試験時間が長く︵織物 時間、 A法は紡績糸使いの織物及び編物 に適しています。最も普及しており、 この毛羽がさらに絡みあい、小さな 玉状のかたまり︵ピル、毛玉︶を生 がかかります。 びよこ方向、編物であればウェール 最も普及しているA法は試験した い生地を織物であれば、たて方向及 試験方法はICI形試験機を用い B法は紡績糸使いの織物及び編物 るA法、ТO形試験機を用いるB法、 に 適 し て い ま す。 試 験 時 間 が 短 く 方向及びコース方向に各々2枚採取 アピアランス・リテンション形試験 ︵ 分︶ 、試験片の調整が簡便です。 じる状態を言います。 10 ク・ シ ー ト を 内 張 り し た 箱 に 入 れ、 し、試験片とします。ゴム管に巻き ─ 30 秒︶ 、再現 ゴム管に巻いた試験片 繊維の いろは
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