Infinera、クラウド・スケール・ネットワークを実現する 新しいDTN

日本時間:2016 年 11 月 18 日発表
<<報道資料>>
Infinera Corporation
Infinera、クラウド・スケール・ネットワークを実現する
新しい DTN-X プラットフォームを発表
カリフォルニア州サニーベル、2016 年 11 月 17 日発表:Intelligent Transport Networks の開
発・販売会社である Infinera 社は本日、クラウド・スケール・ネットワーク向けに設計された
受賞歴のある DTN-X ファミリに多数の新しいプラットフォームを追加したことを発表しまし
た。本日の発表により、Infinera 社は最高のウェブ・スケール技術と最高のキャリア・グレー
ド技術を融合させる次世代 Intelligent Transport Network アーキテクチャを他社に先駆けて市場
に投入することになります。同プラットフォームは、従来のネットワークに比べて総所有コス
ト(TCO)を 50%以上低減することができます。また、同時に、XT-3300 および XT-3600 メ
ッシュポンダという 2 つの新しいプラットフォーム、XTC-4 ならびに XTC-10 P-OTN(Packet
Optical Transport Node)プラットフォームの重要なアップグレード、MTC-6 FlexILS シャー
シ、および最も幅広く導入されているフレキシブル・グリッド・オープン・ライン・システム
の重要な技術である FlexROADM(Flexible Grid Reconfigurable Optical Add-Drop Multiplexer)
の 20 ポート・スーパーチャネルのサポートを発表しています。
モノのインターネット(IoT)、ネットワーク機能仮想化(NFV)、XaaS、ビデオおよび仮想
現実(VR)など、新しいクラウド・ベースのアプリケーションの登場により、サービスプロバ
イダの海中、長距離、メトロ、および DCI(データセンター相互接続)ネットワークでは帯域
幅需要の増加が進んでいます。クラウド・インフラストラクチャの利用が拡大し、ネットワー
クがレイヤーC(クラウド・サービス)とレイヤーT(インテリジェント・トランスポート)を
持つ新しいアーキテクチャに移行するにつれ、サービスプロバイダは自社のレイヤーT ネット
ワークを新しいトラフィック・フローに適合させ、円滑に拡張できる機能を追加する必要があ
ります。このような機能を備えたクラウド・スケール・ネットワークは、ウェブ・スケール・
オペレーターの求める大規模な N x 100 ギガビット・イーサネットのリニア接続要件と、従来
の通信事業者や住宅用顧客が求める様々なメッシュ接続要件の両方に効率的に対応できる能力
をサービスプロバイダに提供します。サービスプロバイダは、以下のようなクラウド・スケー
ル・ネットワークを求めています。


スケーラブルでスライスラブル:ソフトウェア定義ネットワーキング(SDN)コントロ
ールを使用し、各波長を個別にチューン、モジュレート、ルーティングできる、極めて
広いオプティカル・エンジン当たり帯域幅を提供するマルチキャリアのスーパーチャネ
ル技術
インテグレートかつディスアグリゲート:ディスアグリゲート化されたサーバー・ライ
クなプラットフォームとシームレスに機能し、最もコスト効率に優れたネットワークを

実現する、DWDM(高密度波長分割多重)伝送とスイッチングを統合するプラットフォ
ーム
セキュアでオープン:インフライトのライン・レート暗号化およびその他の重要なセキ
ュリティ機能を提供しながら、完全にオープンでプログラム可能なソリューション
今回発表された DTN-X ファミリ・プラットフォームは、Advanced Coherent Toolkit を特徴と
する画期的な Infinite Capacity Engine を統合します。新しいサーバー・ライクな DTN-X XT3300 および XT-3600 は、業界初のメッシュポンダ・プラットフォームで、スライス可能なフ
ォトニック技術とマックスポンダ機能を組み合わせて、光メッシュ・ネットワーク向けの微細
粒度をサポートしながら、2.4 テラビット/秒のハイパー・スケーラビリティを実現します。
web スケール市場での経験に基づいて開発された、占有面積の小さなこのサーバー・ライクな
メッシュポンダ・プラットフォームは、シャーシ・ベースの DTN-X XTC スイッチング・プラ
ットフォームとシームレスに相互運用可能です。
Infinera DTN-X XTC-4 および XTC-10 プラットフォームは、無停止型のインサービス・アップ
グレードを通じて、スロット当たり 1.2 テラビットの高速性能と、2 倍以上のスイッチングお
よびトランスミッション性能をサポートするようアップグレードされました。Infinera Infinite
Capacity Engine を核とする新しい DWDM モジュールは、すでに導入済みのモジュールと共存
可能で、これまでの投資を完全に保護できます。新しい DTN-X XTC は、最大 12 テラビット/
秒のノンブロッキング・スイッチング性能を提供する一方で、他の競合システムとは異なり、
クライアントサイドのトリビュタリ性能とラインサイドの処理性能の両立が可能です。
50 テラビット/秒以上のファイバー伝送容量をサポートする Infinera FlexILS オープン・ライ
ン・システムは、DTN-X プラットフォームからスーパーチャネルを取り出し、フレキシブルな
光メッシュ接続向けに波長を最適な方路にルーティングします。新しい 20 ポート対応のスー
パーチャネル FlexROADM は、波長単位の粒度を持つフレキシブルグリッド・スーパーチャネ
ルと完全な CDC(colorless, directionless, contentionless)機能をサポートする一方で、従来の
ROADM に比べて 6 分の1のファイバーしか必要としません。FlexILS は、新しいコンパクト
な MTC-6 シャーシで提供され、Infinera 社およびサードパーティ製のラインモジュールと相互
運用可能です。
FlexILS および DTN-X ファミリの新しい機能は全て、Infinera の SDN コントローラ Xceed
Software Suite で制御可能で、且つ管理システム Digital Network Administrator(DNA)により
管理されます。この包括的なソフトウェア・ポートフォリオにより、サービスプロバイダは光
レイヤーのトラフィックの保持や、必要に応じたグルーミング、スイッチングの提供等、ネッ
トワークを簡潔かつ容易に最適化することが可能となります。
これらの機能が次世代の統合 Intelligent Transport Network に組み込まれ、クラウド・スケー
ル・ネットワークへの移行がサポートされたことで、サービスプロバイダは機器の数や、消費
電力、占有面積を低減することで、TCO を 50%以上、削減することができます。
Windstream のトランスポート・エンジニアリング担当シニア・バイスプレジデントのバデ
ィ・バイエル(Buddy Bayer)氏は、次のように述べています。「当社は、米国で最も急成長
している、先進ネットワーク通信プロバイダです。米国で自社のファイバー伝送ネットワー
ク・ルートを拡張していくに従い、オープン・ライン・システムと新しい 20 ポート対応
ROADM 機能をアップグレード提供する FlexILS のような、容易にアップグレード可能なネッ
トワーキング・ソリューションに頼るようになってきました。すでに導入済みの DTN-X システ
ムを活用しながら、新しいマルチテラビット Infinite Capacity Engine ベースのモジュールとプ
ラットフォームを使用し、当社のクラウド・スケール・ネットワークを運用できることを大変
楽しみにしています」
Telia Carrier のチーフ・エバンジェリストのマティアス・フリドストーム(Mattias Fridström)
氏は、次のように述べています。「世界 80 カ国の 1,200 の顧客に利用されている当社の長距
離およびメトロ・ネットワークを拡張していくに従い、高度にスケーラブルで柔軟な伝送ネッ
トワークを運用していく上で Infinera 社とのパートナーシップに期待を寄せました。今回発表
された Infinera 社の製品群の数の多さにとても感銘を受けています。ここに当社のインターネ
ット・コンテンツ・プロバイダ顧客の間で急速に高まる 100G サービスの需要に対応できる卓
越したソリューションが存在しています。また、DTN-X XTC プラットフォームをシームレス
にアップグレードし、優れた機能が追加されたことで、当社のネットワークへのこれまでの投
資を保護することができます」
Infinera 社の共同設立者および社長のデイブ・ウェルチ(Dave Welch)は、次のように述べて
います。「当社は、伝送ネットワークをオープンでクラウド・スケールなものへと変容させて
います。共通のオープンなコントロール・レイヤーにより管理される、メッシュポンダ・アー
キテクチャとマルチテラビット・スイッチの統合アーキテクチャにより、サービスプロバイダ
のネットワークで Web スケールの機能が実現します。アップグレードされた DTN-X ファミリ
と新しい CDC FlexROADM は、ネットワーク事業者がコスト効率良くスケーラブルでセキュア
なエンドユーザー・サービスを提供できる新しいアーキテクチャを提供します。このアーキテ
クチャは、次世代のクラウド・スケール・インフラストラクチャを構築できるイノベーション
を提供するという Infinera の取り組みを実証するものです」
ACG Research のインテリジェント・ネットワーキング担当主任アナリストのティム・ドイロ
ン(Tim Doiron)氏は次のように述べています。「Infinera 社は、様々な業界初の機能を提供す
ることで、光ネットワーキングにイノベーションをもたらしています。DTN-X に統合された
Infinite Capacity Engine は、クラウド・スケール・ネットワークの構築に最適な、圧倒的なマ
ルチテラビット性能を業界先進のフットプリントで提供します。完全にチューン可能で、プロ
グラム可能な 100G 帯域幅スライスと SDN コントロールにより、サービスプロバイダは帯域幅
のニーズを満たすようにネットワークを動的かつ即座に変更することができます。また、
Infinite Capacity Engine のマルチテラビット・ワイヤースピード・レイヤー1 暗号化技術は、サ
ービスプロバイダに重要でスケーラブルなネットワーク・セキュリティ・レイヤーを提供しま
す」
MTC-6 FlexILS オープン・ライン・システム・シャーシは現在出荷中です。XT-3300 プラット
フォームは 2017 年第 1 四半期に、またその他のプラットフォームは同年第 2 四半期に出荷開
始予定です。
その他の資料
 これらの新しいソリューションに焦点を当てたライブ・イベント、Insight Infinera 2016
の web キャストへの登録受付は 2016 年 11 月 17 日午前 8 時半(太平洋標準時刻)より
開始します。
 Web サイト:Infinera DTN-X Family
 プレスリリース:Infinera Introduces Next Step Function in Optical Networking with the
Groundbreaking Infinite Capacity Engine
Infinera 社について
Infinera(NASDAQ:INFN)は、通信事業者、クラウド事業者、政府機関、および企業がネッ
トワーク帯域を拡張し、サービス革新を加速し、光ネットワークの運用を簡素化することが可
能な Intelligent Transport Networks を提供しています。当社のエンドツーエンドのパケット光
製品群は、長距離、海底、データセンター相互接続、およびメトロ・アプリケーション用に設
計されています。当社独自の大規模フォトニック集積回路は、最も条件の厳しいネットワーク
環境向けに革新的な光ネットワーク・ソリューションを提供します。Infinera の詳細情報は
www.infinera.com を、Twitter は Twitter @Infinera を、ブログは blog.infinera.com をご覧くださ
い。
Infinera と Infinera ロゴは Infinera 社の登録商標です。
このプレスリリースには、製品に関する前向きの記述に限らず、Infinera の XTM 製品シリーズの技術的および経済
的な利益に関する記述が含まれています。しかし、これらの記述は結果を保証するものではなく、また、今後の活動
や将来の性能を示すものでもありません。様々なリスク要因や不明確要素により、実結果はこれらの期待数値とは異
なるかも知れません。Infinera 社のビジネスに影響する、これらのリスク要因や不明確要素に関する情報は、2016
年 11 月 1 日に SEC に提出した Infinera 社の 2016 年度(9 月 24 日締)、四半期報告書 Form 10-Q のリスク項目に
記載されているか、その後必要に応じて提出しているレポートに記載されています。これらのレポートを入手するに
は Infinera 社のサイト www.infinera.com にアクセスするか、SEC のサイト www.sec.gov にアクセスしてください。
Infinera 社はこれらの前向きの記述に対するいかなる義務も負いません、またその記述を変更するつもりもありませ