【クラレ】2016年版職業調査アンケート 6年間での夢の変化

NEWS RELEASE
2016 年 6 月 28 日
株式会社クラレ
小学 6 年生の「将来就きたい職業」、親の「就かせたい職業」
男の子は“探求型”、女の子は“献身型”
～小学校入学時からの夢の変化を追う～
株式会社クラレ（本社：東京都千代田区、社長：伊藤正明）は、今春小学校を卒業した子どもとその親に
「将来就きたい職業」と「就かせたい職業」のアンケートを実施しました。小学校に入学した年の新小学 1 年生
のアンケート結果と比較して、入学時と卒業時の子どもたちの夢の変化を追いました。
小学 6 年生の「将来就きたい職業」トップ 10
男の子
n=364
職業
％
位
位
女の子
n=398
職業
％
1
スポーツ選手
17.6
1
保育士
6.8
2
研究者
9.1
2
教員
6.5
3
エンジニア
6.3
3
看護師
5.8
ゲームクリエイター
5.8
4
薬剤師
5.0
医師
5.8
5
動物園・遊園地
4.8
教員
4.1
6
デザイナー
4.8
建築家
4.1
7
医師
4.5
会社員
3.0
8
ケーキ屋・パン屋
4.5
宇宙飛行士
2.5
9
漫画家・イラストレーター
3.5
鉄道・運輸関係
2.5
10
マスコミ関係
3.0
4
6
8
9
男の子は探究心を満たす理工学分野に興味
女の子は人とふれあい、支える献身的な仕事に高い関心
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝調査概要＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
〇卒業時の調査結果
［調査対象］ 2016 年 3 月に小学校を卒業した子どもとその親。
［調査方法］当社の国際社会貢献活動「ランドセルは海を越えて」の応募サイトでアンケートを実施。
［サンプル］有効回答（2016 年 3 月末時点）を抽出し、回答内容を集計。
【子ども】男の子 364 名、女の子 398 名
【親】男の子の親 293 名、女の子の親 300 名
〇入学時の調査結果
［調査対象］ 2010 年 4 月に小学校に入学した子どもとその親。
［調査方法］＜クラリーノ＞製ランドセルを購入した方にアンケートはがきを配布。
子どもの「就きたい職業」と親の「就かせたい職業」を各 1 つ記入していただき郵送により回収。
［サンプル］有効回答（2009 年 12 月末時点）を無作為抽出し、回答内容を集計。
【子ども】男の子 2,000 名、女の子 2,000 名
【親】男の子の親 2,000 名、女の子の親 2,000 名
この資料に関するお問い合わせは、下記までお願いします。
株式会社クラレ IR・広報部吉尾電話 03-6701-1082
男の子が「将来就きたい職業」トップ 10
小学校卒業時（2016 年） n=364
位
職業
小学校入学時（2010 年） n=2,000
％
位
職業
％
1
スポーツ選手
17.6
1
スポーツ選手
30.1
2
研究者
9.1
2
消防・レスキュー隊
6.5
3
エンジニア
6.3
3
警察官
6.0
ゲームクリエイター
5.8
4
運転士・運転手
5.6
医師
5.8
5
大工・職人
4.8
教員
4.1
6
ケーキ屋・パン屋
3.9
建築家
4.1
7
研究者
3.6
会社員
3.0
8
TV・アニメキャラクター
3.2
宇宙飛行士
2.5
9
パイロット
3.1
鉄道・運輸関係
2.5
10
医師
3.0
4
6
8
9

1 位は変わらず「スポーツ選手」ですが、入学時（30.1%）に比べて卒業時（17.6%）は割合が大きく下がりました。
内訳は、サッカーと野球が約 7 割を占めるものの、テニスやバスケットボール、卓球、アーチェリーなど様々な
種目が挙がりました。

2 位以下は大きく変わり、「研究者」（7 位 →2 位）、「医師」
（10 位 →4 位）以外は入学時圏外の職業が並んでいます。
小学校生活で知的好奇心や探究心が育まれ、「研究者」
をはじめ、「エンジニア」「ゲームクリエイター」「建築家」など
理工学分野への関心が高まったようです。


「エンジニア」の中では、技術の進歩によって身近な存在に
なってきたロボットの開発が人気でした。
男の子「エンジニア」内訳
（n=23）
ロボット
35%
システム
39%
自動車
電気・機械
9%
9% 8%
エンジニア・技術者
（分野なし）
近年日本人の活躍が目立つ「宇宙飛行士」が 9 位にランク
インしました。
参考男の子の親が「就かせたい職業」トップ 10

位
公務員
13.0
1
公務員
19.0
研究者
13.0
2
スポーツ選手
15.0
3
エンジニア
9.2
3
医師
10.5
4
医師
7.9
4
会社員
6.8
5
会社員
7.2
5
大工・職人
4.5
「スポーツ選手」（2 位 →7 位）は下落。
6
教員
5.1
6
消防・レスキュー隊
4.5
子どもの成長につれて、より現実的な
7
スポーツ選手
4.8
7
研究者
3.8
職業に目が向いたのでしょうか。
8
建築家
4.5
8
パイロット
3.0
9
医療関係
3.8
9
教員
2.7
10
消防・レスキュー隊
2.4
10
建築家
2.3
を求める親心は変わらないようです。
「エンジニア」（15 位 →3 位）は、男の子
と同様に親の方でも人気が急上昇して
います。

位
1
職業
小学校入学時（2010 年） n=2,000
％
「公務員」は入学時も 1 位であり、安定

小学校卒業時（2016 年） n=292
1 位は「公務員」「研究者」となりました。
2
職業
％
女の子が「将来就きたい職業」トップ 10
小学校卒業時（2016 年） n=398
位
位
職業
％
保育士
6.8
1
ケーキ屋・パン屋
29.6
2
教員
6.5
2
花屋
11.5
3
看護師
5.8
3
芸能人・歌手・モデル
10.2
4
薬剤師
5.0
4
教員
6.1
動物園・遊園地
4.8
5
看護師
4.5
デザイナー
4.8
6
保育士
3.3
医師
4.5
7
スポーツ選手
2.9
ケーキ屋・パン屋
4.5
8
美容師
2.7
9
漫画家・イラストレーター
3.5
9
医師
2.7
10
マスコミ関係
3.0
10
アイスクリーム屋
1.6
7

％
1
5

職業
小学校入学時（2010 年） n=2,000
入学時は上位 3 職業に人気が集中していましたが、大きく
なるにつれて興味・関心の幅が広がり人気が分散しました。
その中でも、人とふれあい、支える教育・医療分野が上位
に目立ちました。
1 位は「保育士」。昨今何かと話題の「保育士」ですが、
子どもたちにとっては憧れの存在です。

「動物園・遊園地」は、動物園の飼育員やドッグトレーナー
など動物関係の仕事が 6 割を占めました。

トップ 10 に滑り込んだ「マスコミ関係」のうち、編集者が 4 割、
記者・ライターが 2.5 割でした。デジタルネイティブ世代にも
マスコミの世界は魅力的なようです。
女の子「動物園・遊園地」内訳
（n=19）
16%
テーマパークスタッフ
42%
10%
訓練士・トレーナー
32%
その他（動物関係）
女の子「マスコミ関係」内訳
（n=12）
編集者
25%
42%
8%
25%
その他（マスコミ関係）
女の子の結果と同じく、教育・医療分野
小学校卒業時（2016 年） n=300
の職業が並びました。子どもの成長に

記者・ライター
テレビ局
参考女の子の親が「就かせたい職業」トップ 10

飼育員
つれて将来の話をする機会が増え、
位
自然と親子で同じ方向を見るようになる
1
のかもしれません。
入学時トップ 10 入りしていた「ケーキ
％
位
看護師
13.3
1
看護師
11.9
2
教員
9.7
2
公務員
9.1
3
公務員
8.7
3
ケーキ屋・パン屋
8.4
4
薬剤師
6.0
4
教員
8.2
保育士
5.0
5
薬剤師
6.9
医師
5.0
6
医師
6.3
7
研究者
4.0
7
保育士
5.1
8
医療関係
3.7
8
芸能人・歌手・モデル
4.8
栄養士・調理師
3.0
9
会社員
4.5
アナウンサー・キャスター
3.0
10
医療関係
3.2
屋・パン屋」「芸能人・歌手・モデル」は
圏外に外れましたが、食に関する仕事
の「栄養士・調理師」や、テレビで活躍
する「アナウンサー・キャスター」といった、
5
より現実味のある職業が代わりに登場
しています。
9
職業
小学校入学時（2010 年） n=2,000
3
職業
％

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