平成19年6月10日発行 昭和27年8月21日第3種郵便物認可〔山形県医師会会報〕 第670号 表 紙 写 真 「最上川のシラサギ」 寒河江市 折 居 和 夫 シラサギの一種、ダイサギのようです。カモもいます。雨降る夕方、家の近くの最上 川にかかる高瀬大橋の上から撮りました。雪融け水で増水した浅瀬で小魚を狙っている のでしょうか。それとも何かの相談でしょうか。 生涯教育のお知らせ 開催日時及び場所 主な演題及び講師 取得単位 会の名称及び主催者又は連絡先 7月6日(金) 「心不全における適応の破綻と 18:45~ その修復を目指す新たな治療法の開発」 山形市 山口大学医学部分子脈管病態学 池田安宏 山形国際ホテル 「循環器内科学の展望」 【参加費 1千円】 国立循環器病センター病院長 友池仁暢 日医生涯教育 更新2単位 アストラゼネカ叙 ☎0222925131 工藤 7月6日(金) 19:00~21:00 山形市 ホ テ ル メ ト ロ ホ ゚ リ タ ン 山形 「内科疾患のリハビリ―常識のウソ―」 東北大学大学院医学系研究科機能医科学講座 主任教授 上月正博 日医生涯教育 第4回山形最先端医学研究会 7月7日(土) 「COPDにおけるLINQによる 13:30~16:30 包括的呼吸ケアの実践」 (仮題) 山形市 日本医科大学呼吸ケアクリニックリサーチナース 山形テルサ 若林律子 【参加費 5百円】 日医生涯教育 7月11日(水) 19:00~20:30 山形市 山形市立病院済生館 日医生涯教育 がん治療症例検討会 樹氷循環器カンファレンス 5単位 認定内科専門医 3単位 ノバルティスファーマ叙 ☎0236312014 倉山 3単位 3単位 7月13日(金) 「心血管疾患予防における 18:30~ 慢性腎臓病(CKD)の重要性について」 寒河江市 山形大学医学部循環・呼吸・腎臓内科学分野 グランデール寒河江 講師 今田恒夫 日医生涯教育 7月14日(土) 「循環器領域における気分、不安障害への治療戦略」 17:30~20:00 大阪大学大学院医学系研究科 酒田市 保健学専攻機能診断学講座准教授 石倉文信 ホテルサンルート酒田 【参加費 1千円】 日医生涯教育 5単位 3単位 第16回山形在宅呼吸療法研究会 帝人在宅医療叙 ☎0236249872 森谷、渡辺 第2回済生館がん治療症例検討会 山形市立病院済生館 ☎0236255555 野村 寒河江市西村山郡医師会学術講演会 寒河江市西村山郡医師会 ☎0237864291 加藤 第25回庄内循環器研究会 アステラス製薬叙 ☎0236152522 稲田 生涯教育のお知らせ 開催日時及び場所 主な演題及び講師 7月18日(水) 18:30~20:30 山形市 ホテルキャッスル 「抹梢動脈に対するステント留置術」 山形県結核成人病予防協会 荒木隆夫 取得単位 日医生涯教育 3単位 7月18日(水) 「人工関節摺動面における問題点と対策」 19:00~20:30 東京医科大学病院整形外科主任教授 山本謙吾 山形市 山形国際ホテル 【参加費 1千円】 日医生涯教育 7月20日(金) 18:30~ 山形市 オーヌマホテル 「糖尿病性神経障害の診断と治療」 名古屋大学大学院医学系研究科 糖尿病・内分泌内科学准教授 中村二郎 日医生涯教育 7月20日(金) 18:30~ 天童市 アンジェリーナ 「日常診療から診る睡眠時無呼吸症候群について」 東北大学大学院情報科学研究科健康情報学講座教授 保健管理センター所長 飛田 渉 日医生涯教育 7月21日(土) 「オフポンプバイパス術を安全に施行するための実際」 15:00~18:00 順天堂大学医学部心臓血管外科学講座 山形市 教授 天野 篤 山形国際ホテル 【参加費 1千円】 日医生涯教育 7月27日(金) 18:45~20:30 山形市 ホ テ ル メ ト ロ ホ ゚ リ タ ン 山形 日医生涯教育 「CKD診療ガイドについて」 山形大学医学部循環・呼吸・腎臓内科学分野講師 今田恒夫 「CKD(慢性腎臓病)としての糖尿病性腎症 ~糖尿病性腎症のRe mi s s i onは可能か?~」 岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 腎・免疫・内分泌代謝内科学教授 槇野博史 会の名称及び主催者又は連絡先 第172回山形循環器懇話会 ノバルティスファーマ叙 ☎0236312014 土谷 第27回山形整形外科セミナー 3単位 エーザイ叙 ☎0236320116 佐藤 3単位 山形県臨床内科医会学術講演会 山形県臨床内科医会 ☎0236314350 鈴木 三郡市医師会合同学術講演会 5単位 北村山地区医師会 ☎0237552810 大貫 3単位 第13回山形心臓外科懇話会 アステラス製薬叙 ☎0236152522 小野寺 CKD(慢性腎臓病)講演会 3単位 日本ベーリンガーインゲルハイム叙 ☎0236317549 津吉 生涯教育のお知らせ 開催日時及び場所 主な演題及び講師 取得単位 7月28日(土) 18:00~20:00 山形市 ホ テ ル メ ト ロ ホ ゚ リ タ ン 山形 「自賠責診療について」 日本臨床整形外科学会副理事長 葉梨之紀 「関節リウマチ治療・・光と影・・」 山形大学医学部リハビリテーション部准教授 高木理彰 日医生涯教育 3単位 会の名称及び主催者又は連絡先 第2回山形県臨床整形外科医会 教育研修会 谷地整形外科クリニック ☎0237711321 冨樫 がんネットTVカンファレンス 開催日時及びテーマ(担当) 会 場 取得単位 7月5日(木) 16:30~18:00 電 子 カ ル テ を 用 い た 新 し い E D C(El ect or i cDat e Capt ur i ng)開発の試み(静岡) 7月12日(木) 16:30~18:00 卵巣明細胞腺癌の現状と問題点(呉・中国) 7月19日(木) 16:30~18:00 DPCのがん診療に対する影響(岩手) 7月26日(木) 16:30~18:00 医療相談支援のあり方と課題(仮題) (四国) 会の名称及び申込先 多地点合同 メディカルカンファレンス 山形県立中央病院 日医生涯教育 第4会議室 (3階) 3単位 県立がん・生活習慣病センター ☎0236852752 安達 産 開催日時及び場所 業 医 研 修 研修会名及び内容 単位取得 7月19日(木) 「アルコールの心身への影響」 山形産業保健推進センター産業保健相談員 藤井 聡 13:00~ 「職場の健康管理について」 (質疑及び討論) 鶴岡市 山形産業保健推進センター副所長 三浦 敏幸 鶴岡地区医師会館 7月26日(木) 「過重労働対策(面接指導の進め方) 」 山形産業保健推進センタ- 産業保健相談員 藤井 聡 18:00~ 「職場の健康管理について」 (質疑応答及び討論) 山形市 山形産業保健推進センタ-副所長 三浦 敏幸 山形産業保健推 進セ ン タ ー 研修室 会 実施主体者及び申込先 山形産業保健推進センター 基礎研修 後期 2単位 又は 鶴岡地区医師会 生涯研修 専門 2単位 ☎0235220136 基礎研修 実地 1. 5単位 後期 0. 5単位 山形産業保健推進センター 又は 山形市医師会 生涯研修 実地 1. 5単位 ☎0236413650 専門 0. 5単位 日本医師会認定健康スポーツ医制度再研修会 開催日時及び場所 主な演題及び講師 7月5日(木) 「野球肩の病態と治療」 医療法人社団日晴会 久恒病院院長 原 正文 18:30~20:30 会津若松市 会津若松 ワシントンホテル 【参加費 2千円】 取得単位 日医認定 会の名称及び主催者又は連絡先 健康スポーツ医学再研修会 健康スポーツ医 1単位 会津若松医師会 ☎0242270528 山形県医師会会報 平成19年6月 第670号 1 目 次 生涯教育のお知らせ がんネットTVカンファレンス 産業医研修会 日本医師会認定健康スポーツ医制度再研修会 お知らせ 第34回山形県医師会親睦ゴルフコンペのご案内 YBCラジオ番組「朝だ!元気だ!6時半!!」放送中 山形県医師修学資金貸与者募集について 山形県国際交流センター外国人相談窓口について 山形県最低賃金について 山形県医師会会員専用ホームページのアカウント及び メールによる周知文書の自動配信・メーリングリストについて 勤務医のページ 長井病院・精神科の近況ご報告 公立置賜長井病院・精神科 佐野 琢也 郡市地区医師会コーナー 私を憂鬱にさせた新聞記事 南陽市東置賜郡医師会 齋藤 潔 寄 稿 バイオ燃料 山形市 武田 和夫 山形市 笠島 武 一病理医の閑談・雑話 9.第九で年越し 山形県の偉人隠「阿部次郎」 山形市 武田 昌孝 黄金の日々-私の映画小史 第5章「また逢う日まで」と「わが一高時代の犯罪」 上山市 渡辺 好博 筆 硯 趣 味 山形県医師会監事 大泉 晴史 県医師会だより 第115回定例代議員会並びに同第94回定例総会 第2回常任理事会 第2回全理事会 産業医委員会 救急・大規模災害等対策委員会 県医日誌 会員異動 医師連盟だより 医師国保だより 医師会協同組合だより 医療機関厚生年金基金だより 編集後記 〔ホームページ〕ht 〔Eメール〕ke t p: / / www. yamagat a. med. or . j p/ ni s hi @yamagat a. med. or . j p 2 2 3 3 3 4 5 7 9 10 12 13 15 18 43 48 56 57 58 60 62 65 67 71 72 2 山形県医師会会報 平成19年6月 第670号 揮寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄机 救 去 第34回山形県医師会親睦ゴルフコンペのご案 第 親睦 睦ゴ コンペ 山形県医 医師会 会親 ゴル ルフコ ペの のご ご案 第3 34回山 内 案内 救 去 揮寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄机 標記ゴルフコンペを下記のとおり開催致し ますので、会員多数ご参加下さるようご案内 申し上げます。 参 加 費 3, 000円 (当日受付にて申し受けます。) (グリーンフィー、キャディフィー は各自負担です。) 記 日 時 平成19年7月8日(日) 午前8時スタート 会 場 ニューブラッサムガーデンクラブ TEL 0237727771 申込方法 ハガキ 電話 0236314350 Eメール ke ni s hi @yamagat a. med. or . j p 等にて山形県医師会事務局へ。 (但し、定員になり次第、締め切 らせていただきます。) 競技方法 18ホール・ストロークプレー (ダブルペリア方式) 揮寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄机 救 去 「朝 ! 」 YBCラジオ番 YBC 6時半 朝だ だ!元 半! ! !」放送中 」放 放送 気だ だ!6 元気 送中 オ番 番組 Cラジオ 組「朝だ!元気だ!6時 救 去 揮寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄机 健康に役立つ楽しい番組ですので、患者さ 山形県医師会では、月曜日から金曜日まで 毎日朝6時30分から15分間、県民向けにYBC んに聴取をお勧め下さい。 ラジオで健康情報番組「朝だ!元気だ!6時 7月の放送予定は下記のとおりです。 半錘」放送中です。 【放送時間:月曜日から金曜日の毎朝6時30分~6時45分】 放送日 テーマ 出演者 医療機関名 7月2日~6日 緩和ケアとホスピス 高橋美香子 鶴 岡 協 7月9日~13日 COPDと気管支喘息 岡田 恒人 岡 7月16日~20日 高次脳機能障害について 鈴木 匡子 山 形 大 学 医 学 部 7月23日~27日 夏季におけるスキンケアについて 鈴木 民夫 山 形 大 学 医 学 部 7月30日~8月3日 未定 佐藤 慎哉 山 形 大 学 医 学 部 田 立 医 病 院 院 山形県医師会会報 平成19年6月 第670号 3 揮寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄机 救 去 山 形 山形県医師修学資金貸与者募集につい 形県医 て 医師 師修学資 募集 集に につ 者募 ついて 資金 金貸 貸与者 救 去 揮寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄机 山形県では、県内の医療機関に勤務する医 師を確保するため、大学において医学を履修 する方に修学資金を貸与します。一定期間、 県内の公立病院等に勤務するなどの条件を満 たせば、貸与した修学資金を返還する必要は ありません。 ◎貸与年額 陰 地域医療従事医師確保修学資金 200万円 隠 特定診療科医師確保集学資金 200万円 韻 山形大学医学部修学資金 100万円 ◎募集人員 陰5名 隠5名 韻10名 ◎募集受付期間 平成19年7月2日から平成19年7月31日 (当日消印有効) 詳 細 に つ い て は 山 形 県 のHP(URL ht t p: / / www. pr ef . yamagat a. j p/ ou/ kenkof ukushi / 090001)をご覧いただくか、下記にお問い合 わせください。 山形県健康福祉部健康福祉企画課医務担当 電話 0236302258 住所 〒9908570 山形市松波281 揮寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄机 救 去 山 山形県国際交流センター外国人相談窓口につい 山形県 県国際 て ー外 外国 談窓口 いて 際交流セ センタ ター 国人 人相談 口に につ つい 救 去 揮寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄机 標記相談窓口が下記の通り開設された旨、山形県国際交流協会から連絡がありましたのでお知 らせいたします。 記 1.開設曜日と開設時間 言語区分 開設曜日 開設時間 英 語 火曜日~土曜日 10:00~17:00 10:00~14:00 10:00~14:00 10:00~14:00 中 国 語 火曜日・金曜日 韓国・朝鮮語 木曜日・土曜日 ポルトガル語 水曜日・金曜日 ※統括相談員は火曜日~土曜日の10: 00~14: 00まで 常駐しています。 2.相談専用電話番号 0236468861 3.場所 〒9908580 山形市城南町1丁目1番1号 霞城セントラル2階 山形県国際交流センター 財団法人山形県国際交流協会 問い合わせ先 担当:岡部 電話 0236472560 FAX 0236468860 インターネットによる情報提供もご利用ください。 ht E:ai t p: / / www2. j an. ne. j p/ ~ ai r y/ mai l r y@j an. ne. j p 揮寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄机 救 去 山形県最低賃金につい 山形 金につ 最低 低賃金 ついて 形県 県最 て 救 去 揮寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄机 山形県最低賃金 平成18年10月1日から 1時間 613円 この最低賃金は、県内で働くすべての労働者に適用されます。 問合せ先 山形労働局労働基準部賃金室又は最寄りの労働基準監督署 4 山形県医師会会報 平成19年6月 第670号 揮寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄机 救 去 山 山形県医師会会員専用ホームページのアカウント及 員専用 用ホ ムペー ージ 山形県医 び ホーム ジのア ント及 医師会会員 アカ カウ ウン 及び 救 去 メ 救 メールによる周知文書の自動配信・メーリングリストについ ーリ リン ング メー ール ルに て 去 る周 周知 の自動配 ・メ メー グリス ついて によ よる 知文書 書の 配信・ スト トに につ 揮寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄机 山形県医師会では、会員専用ホームページ を開設しております。このホームページでは 会員および医療機関の情報、県医師会および 各地区医師会の行事などを公開しております。 会員の先生方の専用ページとなっており、ア クセスするためにはアカウントが必要となり ます。 会員専用ホームページのアカウント ◆ユーザ名: y+日医会員番号(日医刊行物送付番号) ◆パスワード: 生年月日西暦下2桁+月2桁+日2桁 (例):1950年1月2日の方:500102 ※準会員の方は、本会までお申し込みくだ さい。 周知文書の自動配信 周知文書あるいは県医師会からのお知らせ をメールを利用して行っております。希望さ れた会員には、県医師会会員用ホームページ の「医師会ニュース」をメールにて配信いた します。ご希望の会員は、是非お申し込みく ださい。 花笠メーリングリスト 会員専用のメーリングリスト「花笠ML」 (hanagas aml @yamagat a. med. or . j p)を立ち 上げております。 花笠MLは、県医師会会員どうしが情報・意 見交換を行う場を提供します。また、この趣 旨を通じて地域医療の発展、更には医療全体 の向上に寄与することを願うものです。 未加入の会員は、これを機会に是非ご参加 ください。 申し込み先 周知文書の自動配信、メーリングリスト「花 笠ML」への参加を希望される先生は、本会宛 メール(ke ni s hi @yamagat a. med. or . j p)にて お申し込みください。 山形県医師会ホームページ: ht t p: / / www. yamagat a. med. or . j p/ 会員専用ホームページ: ht t ps : / / member . yamagat a. med. or . j p/ メールアドレス: ke ni s hi @yamagat a. med. or . j p 花笠MLアドレス: hanagas aml @yamagat a. med. or . j p ◇花笠メーリングリストでは、現在、下記のようなことについて、意見交換をしております◇ 斬電波利用機器が医療機器へ及ぼす影響 斬感染症情報 斬たけみ敬三メールマガジン 斬医療・介護効率化計画(厚労省) 斬医療安全対策義務化 斬本県における麻しんの発生に ついて 斬済生館でも麻疹でました 斬広告 斬開業医の初診・再診料下げ 斬携帯電話の ペースメーカーに及ぼす影響 斬家族内感染の麻疹 斬麻疹ワクチンの在庫状況について 斬学校での対応 斬局地的麻疹流行のうわさ 斬労働基準管理調査会 斬ワクチン接種につ いて 斬ステロイド点眼について 斬山形でも百日咳? 斬児童・生徒の出席停止について 斬酒田工業高校で麻疹発生? 斬酒田の麻疹 斬ワクチン在庫数ならびに過去の接種率 斬抗体検査のこと 山形県医師会会報 平成19年6月 第670号 5 長井病院・精神科の近況ご報告 公立置賜長井病院・精神科 佐 野 琢 也 新緑の季節を迎え、長井ではツツジからあやめ が、病棟から職場へ出向く外勤就労による社会復 の時期へ移行しようとしております。さて私こと、 帰を続けておいでです。その背景には、 「職親」と 長井病院へ参り、早4年が経過致しました。当時、 いわれる、精神障害にご理解を賜り積極的に障害 当院の置かれた事情も殆ど理解せぬまま着任し、 者を雇用して下さる事業所の存在が大きく、職親 日々、混乱が続きました。現場のスタッフ諸氏か さん方のご協力があればこそ、社会復帰が実現出 ら叱咤激励されながら病院内・外の職務に励み、 来たとも言えるのです。 今に至っております。 長井には以前から「長井市慈愛会」という職親 日頃、医師会の先生方からも患者さんの紹介や さんの組織があり、国内に数ある職親会の中でも 医療連携を通じてご指導、ご助言を頂いており、 歴史は古く、全国で2番目に組織され、まもなく 本当にありがとうございます。 結成40周年を迎えようとしています。 最近の当科、新患さんの内訳は、中高年のうつ 慈愛会の活動は職親さん方のボランティア精神 病等、感情障害が約半数を占め、次いで認知症、 によるところが大で、内容も回復者の就労支援の アルコール依存症、統合失調症と続きます。以前、 みならず、グループホーム「しゃくなげ寮」の運 長井市西置賜郡医師会会報でもご紹介申し上げま 営や地域の皆さんと回復者との交流会も夏、冬に した、3年前に開始した「精神科デイケア」も、 企画しておられます。慈愛会の結成時から、当院 お陰様で少しづつ利用者が増えており、メンバー も初代・精神科科長の宮井理廣先生をはじめ職員 さんの社会性の向上や再発防止のお役に立ってい の協力関係を保ち続けて今日に至っております。 るものと思われます。 特に交流会はその場に居るだけでいろいろ学べる 先日の朝日新聞に当院の記事が掲載されており 事が多く、自己研鑚の場として私自身も参加を楽 ましたが、当院のマンパワー不足は予想以上に深 しみにさせていただいております。 刻で、透析部門をはじめとする常勤医不足はもち 前に国が打ち出した「約7万人の精神科社会的 ろんの事、看護師も不足しており、この5月から 入院者を退院に向ける」との方針を実現していく 夜間の診察受付けが出来ない事態に陥りました。 には、精神障害に関する正確な知識の情報提供と、 地域の皆さんには大変申し訳なく思います。 更に地域の十分な理解、協力が必要不可欠です。 当院では、これまで多くの精神科入院患者さん 障害者を社会で支える欧米の体制と異なり、日本 6 山形県医師会会報 平成19年6月 第670号 では障害者の家族に世話や保護を求める色彩が強 の向上を目指すという長井慈愛会の趣旨にご賛同 く、精神医療の土壌が異なる欧米方式をそのまま いただける医師会の先生方にも、是非、お力添え 日本にあてはめようとしてもなかなか上手くはい を賜りたく、この場をお借りしてご協力をお願い かないものと思われます。例えば、交流会や就労 申し上げる次第です。 を通じて、実際に回復者と一緒に時間をお過ごし また、末筆ではございますが、ご報告の機会を いただくような体験こそが相互の理解には何より 与えていただき、医師会ならびに事務局の皆様に も早道かと思われます。 重ねて感謝を申し上げます。ありがとうございま 時代の流れとともに、慈愛会も職親さん方だけ した。 でなく広く一般のどなたでもご参加いただけるよ うになり、名称も「NPO法人長井慈愛会」と変わ りました。精神障害者の社会復帰と地域精神医療 (長井慈愛会へのお問い合わせは、0238882315 事務局代表 菅原義則氏までお願い致します。 ) 山形県医師会会報 平成19年6月 第670号 7 私を憂鬱にさせた新聞記事 南陽市東置賜郡医師会 齋 藤 潔 私は常識がなく、特に経済に疎いので、同居し 経営を強いられるかもしれない。また、新薬開発 ている父から(世の中のことを知るため)日本経 を急ぐあまり効果の少ない、あるいは副作用のあ 済新聞を読めと説教される。説教されるのはいや る薬が市場に出回る弊害が生じる恐れはないだろ なので時々その新聞に目を通す (ふりをする) 。最 うか。後発品メーカーの支払うパネント代金?が 近、開業医にとっては関心を寄せざるをえない内 新制度後も変わらないとすれば、新制度は先発 容の記事が同新聞に2度にわたって掲載された。 メーカーのプライオリティーを損ねるものである 5月13日付の記事は、政府が後発医薬品の普及 ことは確かである。私は後発品の効果や安定性に を促すため公的医療保険の適用範囲を見直す検討 対し疑念を抱いており、サービスも後発メーカー に入った、とする内容である。新制度では先発薬 は劣るため、殆ど先発品を処方している。そんな と後発薬が併存する場合、後発薬の価格を基準に 私でも新制度が導入され、希望する患者さんが激 保険給付することになる。後発薬を選んだ場合に 増すれば、さすがに後発薬を処方せざるをえなく は従来どおり7割を保険で負担するが、先発薬を なるだろう。実に憂鬱なことである。 希望した場合にも後発薬の7割分しか給付せず超 5月18日付の記事はさらに私を憂鬱にさせた。 える分は自己負担にするというのである。例えば 皆さん御存知のとおり開業医の初診・再診料下げ 先発薬1錠が100円で後発薬が60円とする。現行 に関する記事である。これによると、開業医と勤 では先発品処方の場合、自己負担額は30円(100 務医の報酬格差を是正するため、厚労省は開業医 −100×0. 7)後発薬が18円(60−60×0. 7)であ の収入の柱である初診・再診料と特定疾患療養管 る。新制度では後発薬が18円と変わらないのに先 理料について引き下げを検討することにしたとあ 発薬が58円(100−60×0. 7)となり、負担額は現 る。この記事では開業医の収入面での条件が恵ま 在の2倍、後発薬との差は3倍以上にもなるので れていることのみを強調し、多大(というより莫 ある。 大?)な開業時の借金や苛烈な競争など開業医の 新制度が施行されると、先発メーカーはこれま 追うリスクの主要な部分については全く触れず、 で以上に資本投資して新製品を開発する必要が生 「…建物の維持費・管理費など負担しているものの じ、一方でその体力がないメーカーは後発薬と同 …」と些細なことだけをとりあげている。明らか じレベルまで薬価をさげざるをえなくなり苦しい に、開業医は儲けているというイメージを恣意的 8 山形県医師会会報 平成19年6月 第670号 に作り出そうとしている。 うからである。おそらく、ジャブをいれて医師会 これに対し厚生労働省では開業医の初診・再診 の反応を見ているといったところだろうか。国が 料を引下げる方針を固めたという事実はなく、こ 天文学的な借金を背負い医療財政を引き締めたい の報道が事実に反すると同省が日本経済新聞に抗 のは分かるが汚いやり方だけはして欲しくないも 議したとする旨のファックスが医師会より当院に のである。いまこそ医師会の団結が必要な時期で 送られてきた。 ある。 本当であろうか?私にはできあいのような気が 家で飼っている金魚が卵を産んだ。産んだ本人 してならない。世論を操作するため政府が情報を がそれをパクパク食べているのを見るとますます リークしたのではないかと勘ぐりたくなる。そう 悲観的な気分になってきた。しかし、陸上競技を でないとしても全く安心はできない。開業医の初 している高校生の息子の試合が週末にあり、はつ 診・再診料を引下げる方針を固めたという事実は らつとした高校生の姿をみると間もなく気も晴れ なくても今後検討されることは確かなようだと思 るだろう。 山形県医師会会報 平成19年6月 第670号 9 バ イ オ 燃 料 山形市 武 田 和 夫 今年の冬は暖かかった、雪の多い米沢も、「上 酒、焼酎、ウィスキ−などのアルコ−ルは、主 杉雪灯籠まつり」に使う雪に苦労したようだ。自 に穀物の米、麦、トウモロコシ等から作られる。 宅の雪掻きを嫌ってマンションに疎開していた老 菜種油はディゼル車の燃料にできる、新品は価格 人から、街中に出るのが楽だった、暖かい冬は良 が高すぎるので、天麩羅等で使用した後の廃油を いねという声が聞こえる。 集めて精製して使う。これなら捨てられる物だか 地球が昔より暖かくなっているのは、冬の雪の ら問題が無いが、米やトウモロコシを使うバイオ 量でメリットとして感じているが、大多数の老人 エタノ−ルはどうなのか。戦時中食料確保で酒の は温暖化の被害をまだ感じていない。地球温暖化 製造は制限された。バイオエタノ−ルは主食の穀 の一つの原因に、二酸化炭素の増加が指摘されて 物を使う、ブラジルなどでは国民の主食のトウモ いる。人間が他の動物と違うことは、道具を使う ロコシの価格が2倍にもなり、国民が飢えても良 こと(最近は動物も道具を作って使うことが確か いのかと騒ぎになっている。貧乏人から食料を取 められているが)、特に火を使うことが人間の進 り上げて、アメ車のガソリン大食いスポーツカー 化の要因だといわれている。 で遊びにまわるのは如何かと思う。車社会のアメ しかし青森県の三内丸山遺跡の発掘で、縄文時 リカはバイオエタノ−ル混合を進める前に、V6 代の青森はもっと暖かかったことが分かっている。 エンジンの代わりにガソリン消費に少ない小型車 その当時の縄文人の数は少ないから、火を使って に乗り換えを薦めるべきではないか。 も二酸化炭素の発生は大したことは無かったろう。 蓄電池搭載のハイブリッド車は直接のガソリン でも暖かかった地球も気温変動で次第に寒くなり、 消量量に、電池を作り後で廃棄するエネルギーも お公家様の日記には多分オ−ロラであろうが、京 計算に入れ比較する。電気自動車は電気を作り送 都の北の空に赤い揺らめく幕の様なものが見えた 電するために使うエネルギー、鉄道は鉄のレール と書かれている。 や線路を作るエネルギーを、運行に要するエネル 化石燃料を使う自動車やジェット機が普及して、 ギーに加えて論ずるべきである。 地球の二酸化炭素が増えているのも事実である。 冬も半袖で快適な全館暖房や、夏に冷房の効い そこで植物は成長する際、光合成で二酸化炭素を た部屋での昼寝は快適だが、厚手のシャツで1度 使い酸素を作るから、植物から燃料を作ればそれ 室温を下げたり、打ち水とすだれで夏を少しでも は二酸化炭素を増やさなかったことにしようとい 過ごし易くする昔の人の智慧を使おう。自分の快 う訳である。でも石油スト−ブの代わりに、火鉢 適な生活はそのまま続け、他人の痛みで二酸化炭 に木炭で部屋を温めようというのではない。植物 素を減らそうという考えは間違っている。自分も から作ったアルコ−ルを少し化石燃料に交えて、 少しは我慢をすることが必要なのではないか。 石油の消費を減らそうとするのである。 10 山形県医師会会報 平成19年6月 第670号 一病理医の閑談・雑話 9.第九で年越し 山形市 笠 島 武 大晦日には、第九を聴いて年を越している。 ると、ギネス記録更新のみの興味になってしまい NHKはラジオやテレビで紅白歌合戦と第九が そうだ。第九には他の曲にはない多くの人を動か チャンネルを異にして同時間帯に放送していた時 す力が宿っているかのようである。 代があった。最近はどうなのか。それぞれを楽し 第九の日本での演奏は、第一次大戦中にドイツ む人が異なると判断したのかもしれない。両方を 人捕虜の収容された徳島の板東俘虜収容所で 楽しみたいと思った人はどうしたのだろうか。今 1918年に初めて行われた。これを許した所長の松 は録画出来るのでどちらかを後で楽しむことが出 江豊寿中佐人道的行為が謂われているが、当時の 来る。 日本の国際的配慮が外交上必要であった事情によ 第九というのは言うまでもないが、ベートー ると言う人もいる。最近、この当時の経緯を描い ヴェンの交響曲をいう。第九番は9曲以上交響曲 た映画が公開された。松平 健が所長の役で出演 を作曲した音楽家であれば、そういう番号がある した。 のであるが、私はベートーヴェンを考えてしまう。 年末に第九が演奏されるのは、あながち日本に 交響曲の番号は作った順に作曲家が自分で番号を 特異な行事ではない。大晦日に年越しで行われる 付けたものから、楽譜出版者(社)や後に研究者 ジルヴェスター・コンサートでは第九が良く取り が整理して付けたり変更改定したものがある。 上げられている。ウィーンでは、ウィーン・フィ ベート-ヴェン、ブルックナー、マーラーやショ ルがニューイヤー・コンサートでヨハン・シュト スタコヴィチなどは自分で番号を付けた。ハイド ラウスのワルツやポルカを中心としてムジーク ンは108番まであるが後に番号が付けられたと思 フェラインで元旦を祝うが、その前日の大晦日に われるが、ハイドン研究者のホーボーケンやラン ウィーン交響楽団はコンツェルトハウスで第九を ドン等の間で見解が違う。モーツァルトはその数 演奏している。年の終わりを歓喜で過ごすのに相 は41番までとなっているが20番以前のものの解 応しい音楽であろう。 釈が必ずしも一致していないようで、将来変更さ 神秘的な霧の中から押さえた情熱が高い希望の れるかもしれない。シューベルトやドヴォルザー 予感を呼び起こす。はじめの静かな弦の囁きの様 クは共に9つの交響曲を作った。番号は明確でな な導きから、天上から発せられるような崇高な合 かった様で、以前5番であった“グレート” 、 “新 唱と重厚な管弦楽を添えて、人類の平等と連帯感 世界”の名が付いた有名な交響曲はいずれも9番 を与えたベートーヴェン。その天才が身体と精神 になった。どちらも彼等の最後の交響曲となった。 の苦悩を持ちながら最後には、 “友よ、喝采せよ、 年末になると大都市から地方の町まで、第九の 喜劇は終わった”と言って、電光と雷鳴の中で世 演奏会が頻繁に開かれるようになった。この習慣 を去ったという。 はもう大分長く続いている。日本では1000人の合 ベートーヴェン以後9番目の交響曲を作る(或 唱団で演奏されたという話に驚いたが、イタリア いは第九交響曲とする)ことを躊躇した作曲家に ではムッソリーニの指示で数万人の演奏があった マーラーやブルックナーがいた。いずれも9番や とか。最近、日本で武道館かそのような処で5000 10番は名を変えたか、未完のまま世を去っている。 ショタコビッチは15番まで作った。9番は期待に 人の合唱団を集めて演奏したらしい。ここまでく 山形県医師会会報 平成19年6月 第670号 11 反して短かった。交響曲をさらに多く作った作曲 ちそうだ。 」と。第九については記載を探したが見 家は記録上、ディッタースドルフ( で 17391799) つからない。 聴いていればさぞ興味深い言葉を 122曲を残した。また、セーゲルスタム( 1944-―) が171曲以上の交響曲の作曲を続けている。驚く グモント”に1810年に楽曲を作った。その序曲は 話だがまだ聴いていない。今度はこの人たちの九 しばしば演奏される。 残しただろう。ゲーテが1788年に書いた悲劇“エ 番のCDを探してみようかとも思っている。 2006年の暮れも多くの第九の演奏会があった。 ベートーヴェンの第九の合唱のメロディーは今 テレビでは大晦日久し振りにNHK交響楽団で若 日のEU精神の象徴として「連合の歌」(ヨーロッ 手の上岡敏之氏のきびきびした指揮で楽しんだ。 パ賛歌)として採用され、三通りの編曲がベルリ 同じ時間に紅白歌合戦が放送されていた。テレビ ンフィルに君臨したカラヤンに委嘱された。ベル チャンネルが増えて、今はさらに魅力ある番組が リンの壁が東西分離から解放され壊された1989 沢山同時に放送されている。平和な年の瀬を楽し 年11月9日の1ヶ月後のクリスマスに、壁の両側 むことが、いつまでも続くことを、祈念している。 から演奏家がレナード・バーンスタインの指揮の これからも、私は第九を聴いて新年を迎えたい。 下で、“Fr ” と歌詞を変えて第九 eudeをFr ei hei t を演奏した。 参考図書 2006年はモーツァルトの年であっても、年の瀬 青木やよひ:ゲーテとベートーヴェン、 はベートーヴェンで締めくくられた。モーツァル 平凡社新書、平凡社、2004. トの9番目とされる交響曲は1769年にザルツブ 桜井知子企画・編:第九、歓喜のカンタービレ、 ルグで作られた。ケッヘル番号はK73となってい ネット武蔵野、2006. る。13歳の時の作品である。ベートーヴェンは 石井 清司:変革の魂、ベートーヴェン、 1787年にボンからウィーンを始めて訪れ、おそら ヤマハミュージックメディア、2002. くモーツァルトに会ったであろうという説と、否 古田 求:バルトの楽園、潮出版社、2006. 定的な見方をする人もいる。逸話は沢山あるが真 偽は分からない。ゲーテはベートーヴェンに一度 写真 或いは日をあまり置かず二度会ったともいう。 ウィーン・コンツェルトハウス(ウィーン交響 ゲーテは彼のピアノ演奏を聞いた感想を残した。 楽団本拠地) (左) 、コンツェルトハウスに向かっ しかし、五番「運命」はメンデルスゾーンのピア て座るベートーヴェンの雪の日の銅像(右) (共に ノで聞いて、その強烈さに驚いたという。 「これは 2005年12月30日撮影)。 大変な大作だ。とてつもない。今にも家が崩れ落 12 山形県医師会会報 平成19年6月 第670号 が 『 阿 部 記 念 参 館 考 』 資 と 料 な っ ・・ て 日県 い 本人 る 人文 。 名庫 事目 典 録 三常 省設 堂展 示 二 十 二 人 県 立 図 書 館 化 の 検 討 ・ 究 明 へ 向 け ら れ 、 松 尾 芭 蕉 を は じ め 日 本 の 文 学 ・ 文 化 研 究 に も 努 め た 。 生 家 を 貫 く 基 本 に な っ て い る が 、 初 期 に 見 ら れ た コ ス モ ポ リ タ ン 的 教 養 主 義 は 次 第 に 日 本 文 哲 学 書 も 多 く 、 『 フ ァ ス ト 』 等 の 翻 訳 者 と し て も 知 ら れ る 。 個 人 主 義 的 理 想 主 義 は 生 涯 太 郎 の 日 記 』 は 多 く の 青 年 に 青 春 の 書 と し て 愛 読 さ れ た 。 『 倫 理 学 の 根 本 問 題 』 の ほ か 後 の 夏 目 漱 石 へ の 私 淑 と 重 な っ て 、 い わ ゆ る 教 養 主 義 の 根 底 が 形 成 さ れ る 。 著 書 の 『 三 酒 田 市 山 寺 ( 旧 阿あ べ 部 松 山 町 ) 生 れ 。 東 大 哲 学 科 に 入 学 、 ケ ー ベ ル 博 士 か ら 深 い 影 響 を 受 け 、 ( 一 八 八 三 〜 一 九 五 九 ) 美 学 者 ・ 哲 学 者 ・ 評 論 家 次じ 郎ろ う ( 魚 韻 仄 起 ・ 起 句 踏 み 落 と し ) 自 國 青 夙 己 風 春 重 二 山 形 県 の 偉 人 隠 阿 尊 文 懊 个 嚴 化 惱 一人 部 千 注 道 求 次 二 二 古 心 程 理 郎 譽 志 書 想 一 一 自じ 己こ の 尊そ ん げ 厳 ん 千せ ん 古こ のほ 誉ま れ 国こ く 風ふ う 文ぶ ん 化 か 心し ん 志し を 注そ そ ぎ せ 青い し 春ゅ ん の 懊お う の 悩 う 道ど う 程て い の 書し ょ 夙つ と に 个こ じ 人ん を 重お も ん じ 理り そ 想う を 求も と め 山 形 市 武 田 昌 孝 山形県医師会会報 平成19年6月 第670号 13 黄金の日々−私の映画小史 第5章「また逢う日まで」と「わが一高時代の犯罪」 上山市 渡 辺 好 博 大学生時代には、日本映画にもたくさんの素晴 美子の母親として好演している。切ない娘の心を らしい映画が封切られた。何しろ黒澤明、小津安 理解して応援する儲け役ながら、その演技力がよ 二郎、成瀬巳喜男、今井正…の時代である。この く発揮されていた。岡田英次といえば、私が上京 頃(昭和25年)封切られた「また逢う日まで」 (図 した折に彼が颯爽と着物姿で新宿を歩いていたの 1)には、主演の岡田英次に共感するところ大で、 に出会った。劇団青年俳優クラブを主宰していた。 当時の反戦映画中最高の作品であった。今井正監 台詞回しが独特で、分かりやすいし聞きやすい 督は私にとってベストワン監督となった。これは しゃべりだった。 「双葉十三郎が選ぶ日本映画の男 現在に至るも変わりない。まさに日本映画の黄金 優100人」の中にも入っている。池部良に似てハ 時代の始まりであった。 ンサムだが、よりインテリでしっかりした男のイ メージであった。映画の原作はロマン・ロランの 「また逢う日まで」は、昭和25年キネマ旬報社 「ピエールとリュース」 で水木洋子が脚色した。私 ベスト・テン日本映画第1位になった作品で、監 はその後数回にわたりこの映画を見たが、その度 督は今井正。私が新潟大学へ入学したばかりの年 に感情移入されて切なかった。私の生涯のベスト に見た映画である。純愛映画である。反戦映画と ワン日本映画である。 言ってもいい。戦時中の若い大学生の恋愛が哀切 関川英雄監督の「わが一高時代の犯罪」という 極まりない調子で描かれ、若者の連帯感を呼んだ。 映画も同じような雰囲気を与えられた映画であっ この年には黒澤明の「羅生門」 「醜聞」もベスト・ た。旧制高校の感覚がにじみ出た作品であった。 テンに入っているが、5位と6位であり、今井正 この関川監督は旧制新潟高校出身である。私の19 監督への評価が大変なものであった証拠である。 年先輩ということで特に親近感を抱いた。彼の作 この映画によって、私はすっかり今井正のファン 品では「爆音と大地」(1957)だけがキネマ旬報 になり、その後も彼の作品をたくさん見た。 「青い ベストテン入りしている。 山脈」 (図2)や「ここに泉あり」 (図3)もすば 当時の反戦映画監督では、 山本薩夫 ( 「暴力の街」 らしい作品であった。 「また逢う日まで」で河野秋 (図4) 「箱根風雲録」 「真空地帯」 (図5) ) 、家城 武という俳優が岡田英次扮する主人公に兄として 巳代治( 「異母兄弟」 「雲流るる果てに」 ) 、亀井文 説教する場面が出てくる。その兄は、軍人で軍国 雄(「女の一生」 )、関川秀雄(「きけわだつみの声」 思想の塊(かたまり)のような男で、弟を厳しく 「ひろしま」 ) 、吉村公三郎( 「足摺岬」 ) 、新藤兼人 叱咤激励する。その憎憎しい言い方が、まさに堂 ( 「原爆の子」 (図6) )が大活躍し、日本映画界の に入っており、感心した。杉村春子が恋人役久我 良心作の一角を担うとともに、若者を鼓舞した。 14 山形県医師会会報 平成19年6月 第670号 (図1) 「また逢う日まで」の岡田英次(左)と久我美子(右)。 昭和25年キネマ旬報ベストテン1位に輝く。今井正監 督の最高作品ではないかと思われた。 (図2)「青い山脈」昭和24年キネマ旬報選ベストテン2 位。旧制高校生気質溢れた楽しい明るい映画だった。 写真左から伊豆肇、若山セツ子、杉葉子、池部良、原 節子、龍崎一郎。 (図3)「ここに泉あり」に主演の岡田英次(右)と岸恵 子(左)。群馬交響楽団の成り立ちから維持の苦難の 道を描きながら地方文化の灯火をともし続ける姿を描 いた音楽映画、昭和30年ベストテン5位。 (図4)「暴力の街」池部良(中央)と岸旗江(左)が好 演。町のボスと暴力団の妨害にも屈せず言論の自由を 貫く新聞記者を描く。 (図5)「真空地帯」山本薩夫監督作品。野間宏原作。木 村功(左)主演。軍隊という組織のなかで横行するい じめと無法を徹底的に描いた反戦映画。 (図6)「原爆の子」(新藤兼人監督作品)の滝沢修(左) と乙羽信子(右)。乙羽信子は当時大映映画会社の専 属女優であったが、永田社長と直談判し、会社を辞め て参加した。広島教職員組合の応援を得て作られた、 世界平和と原爆禁止を願う映画であった。 山形県医師会会報 平成19年6月 第670号 15 趣 味 山形県医師会監事 大 泉 晴 史 幼少期の私は、小児喘息で発育が悪く教室の席はいつも前列であった。春や秋の季節の変わ り目になると喘息発作が起こり、遠足等にもあまり参加できず、又体育の時間でも見学するこ とが多かった。 中学になると喘息発作は嘘のように消え、運動も皆と同じく出来るようになり、以後学生時 代を通して剣道、テニス、スキーといろいろなスポーツを楽しんで来た。大学を卒業して山形 県中央病院に勤務してからは、冬期間のスキーが仕事以外の唯一の楽しみであり、よく蔵王に 出掛けた。一人で行く時は、地蔵まで登って滑り降りるパターンで2本滑ったら帰る。友人と 行く時は、いろんな場所で滑りながら、終日スキー場に居るといった具合であった。そのうち、学 校行事やスキースクールで子供を連れて行くようになると、自分の楽しみというよりある種仕 事のようなものであったが、3人とも成人した今ではそれも懐かしい。 平成元年に開業する際、友人から「何かひとつ、これから続けられる趣味を持った方が良い。一 緒にゴルフはどうか」と誘っていただいた。41才の時である。その頃ドライバーはパーシモン の時代であったが、セット一式を購入し、そこのスポーツ店主の奥さん(東北アマチュア女子 チャンピオンに何回もなっておられる方)に教えて頂きながら、友人と一緒に練習したもので あった。デビューはその年の秋、秋保カントリークラブでの市医師会ゴルフコンペであったが、 スコアは136と散々なものだったと記憶している。真直に飛ばないボールを追いかけて走り続 け、ゴルフ場の美しい景色など目に入る余裕も全くなかった。その後、ドライバーもメタルそ してチタンへと進化してきたが、腕前の方は練習もあまりしないため、それ程上達できない。 しかしラウンドの回数を重ねているうちに、次第にゴルフが楽しいものだと実感できるように なった。そして周りのきれいな景色も目に入るようになり、スコアはともかくゴルフ場の芝の 上を歩くだけで嬉しく、心身のリフレッシュができるようになった時、趣味として長く続けら れそうなだと心から思ったものである。 それから20年近く、北海道から九州までいろんなゴルフ場で楽しんで来ることができた。多 忙で回数こそ減っているが、近年では友人御夫妻と小生の家内と4人で年1回は遠征して、マ ナー重視のゴルフをしながら心身の活性化を図っている。 16 山形県医師会会報 平成19年6月 第670号 ゴルフが第一の趣味だとすれば第二のそれはワインでしょうか。学生時代からアルコールは 好きな方で何でもござれだったが、ワインは美味しいと思ったことはなかった。 平成2年、我が家のプライベートな祝い事をあるレストランで催した時、店の社長さんから 「引き出物の代わりに皆さんに美味しいワインをご馳走されたらいかがですか」と薦められた。 1970年ヴィンテージのシャトー・ムートン・ロートシルトだったのだが、これまで経験したこ とのない、すばらしい香りと味に心底感動を覚えた。この時が本当のワインとの出会いであっ た。 すっかり嵌まってしまい、自宅を建て直した際ワインセラーまで造ってしまった。そして、 このように美味しいワインはどんな所でどういう風にして造られるのか、どうしても自分の目 で確かめたくなって、平成17年6月、丁度スペインで世界消化器病学会があったのに合わせて、 ネゴシアンでもある友人とフランスにも出向いた。ポイヤックのシャトー・コルディヤン・バー ジュのレストランホテルに宿泊しながら、毎日レンタカーでボルドー地区のシャトーを巡り歩 いた。 五大シャトーのうち、時間と地理的な関係でシャトー・オーブリオンには行けなかったが、 ムートン・ロートシルト、ラフィット・ロートシルト、ラトゥール、マルゴーではそれぞれ広 大なぶどう畑、地下のワイン庫等ゆっくりと案内して頂いた。 気温35〜36℃ と酷暑の中ぶどうは砂利のような畑の地下8〜10メートルも根を伸ばし水分 や栄養分を吸い上げるという。ぶどう摘みは背負ったはけごへとのイメージでいたが、実際は 多くの人数で一人ひとり1回トレーに8房位をかさならないように摘んで運ぶ作業を繰り返す のだと聞いて驚かされた。収穫作業、選別作業、醸造作業、そしてワインを詰めた後のオーク 樽の管理等々五大シャトーのワインが高価な理由が頷けた。 この他ボルドー地区では、シャトー・ピジョン・コンラス・ラランド、ベシュベール、コス・ デストネール、グランバティユも見学した。ブルゴーニュ地区にも足を伸ばした他、当地で開 催されていたヴィノエクスポ(世界ワイン博)にも行き、30種類のワイン試飲も経験した。ワ インに対する想いが更に深まった旅であったが、いつも有名で高価なワインばかり飲んでいる わけではない。現地では、日本で無名なシャトーでも安価で実に美味しいワインも数多くある ことも実際に体験した。 10年程前、10人のメンバーで安価で美味しいワインを探して味わおうとの目的で、敢えてフ ランスではなくスペインの地方名を採って「リハオの会」と称し、月1回のペースで6〜8種 類のシャンパンやワインを楽しんでいるが、今後も長く続きそうな感じである。 (リオハは、フ ランスが天候不良でほとんどのぶどう畑が全滅の年にリオハのぶどうを運んでワイン造りをし た歴史があることで知られている) そして第三の趣味は小唄である。少し説明が必要でしょうか。江戸の座敷唄の中心で、文化 文政(1804〜1830)の頃流行し、弘化嘉永(1844〜1854)の頃に全盛期を迎えたといわれる 江戸端唄というのがある。長唄などの段物に比べると短くて、しかも江戸の季節や粋な恋愛模 山形県医師会会報 平成19年6月 第670号 17 様を織り交ぜた愛唱歌みたいなもので、武士や町人、一般の江戸庶民に至るまで身近な芸能と して広く親しまれたという。江戸末期にこの端唄から変化した、三味線のつま弾きを伴奏とす る短い歌曲が小唄であり、現代まで連綿と受け継がれてきている。 1950〜1980年代、小唄は大変なブームだったときく。 一般に小唄は「チン、トン、シャン」と三味線を弾いて、それから唄い出す曲が多い。そこ で「チン、トン、シャン」が三味線の代名詞のように用いられた。また教える側の大半が花柳 界の出身者であったから、小唄といえば粋だとか乙だとかいわれたりした由縁である。 小唄が花柳界で行われ出したのは1910年代であるという。遊客が口ずさむ端唄に合わせて芸 者衆が三味線を弾くわけであるから、撥を使って大きな音を出すと隣室の邪魔になるため「爪 弾き」といって、人差指の先端で弾く。もちろん三味線の音は小さくなる。こうした形で発展 してきたため小唄は端唄と同じ曲が多く、一曲の時間は端唄より短いのだそうだ。ただ同じ曲 名でも流派によって唄い方も弾き方も違う場合があるという。今日では流派が百ちかくあるそ うだが、大世帯は蓼(したで)派と春日派であるという。説明が長くなったが、小唄10年選手 である後輩(弁護士)の一人から誘われたのがきっかけで、4人のメンバーで「春日の会」な るものを結成し、月1回一人ひとりマンツーマンで稽古をつけてもらっている。まだ2年も経っ てないし、教わった曲も10曲程度であるが、何とも言えず心ひかれるものがあり、長く続きそ うな気配である。ただ師匠が80才を過ぎていることもあり、最近はできる限り多くの唄をCD に残すべく協力を頂いているところである。 駄文を長々と書いてしまった。 「趣味」を辞書でみてみると、大辞泉では「仕事、職業として ではなく、個人が楽しみとしている事柄」とあり、三省堂必携類語実用辞典では「嗜好、道楽、 暇つぶし」とある。この文章を読まれた方は後者の道楽、暇つぶしとおっしゃるかも知れない。ま たゴルフにせよ、ワインにせよ、小唄にせよ、いずれも極めようとすれば、きりがない程奥深 いものであろうと思われる。しかし、自分としてはこれからの限られた人生の潤いとして、三 つとも浅く、長く楽しんでいきたいと考えているこの頃である。 18 山形県医師会会報 平成19年6月 第670号 県医師会だより 山形県医師会第 115回定例代議員会 並びに同第 94回定例総会について 本会第115回定例代議員会並びに同第94回定例総会は、去る5月19日(土) 午後4時より、県医師会館に おいて開催されました。 報告事項では、第116回日本医師会定例代議員会、平成18年度山形県医師会会務報告をそれぞれ了承。 議事に入り、第1号議案平成18年度山形県医師会会計決算の件が原案どおり可決承認されました。 また、代議員会終了後引続き午後4時15分から開催された第94回定例総会においても、それぞれ原案 のとおり可決承認されました。 以下、当日の審議の概略について報告します。 山形県医師会第 115回定例代議員会 日時 平成19年5月19日(土) 午後4時~ 会場 山形県医師会館 2階大ホール 出 席 者 代議員議席 1 塚本 東明 2 片桐 茂 3 徳永 正靱 4 大内 清則 5 神村 裕子 6 羽根田 敦 7 門馬 孝 8 齋藤 善広 9 大道寺七兵衛 10 中島 久雄 11 瀬尾 伸夫 12 多田 悦巳 13 濱井 保名 14 鈴木 康紀 15 鶴宮 康 16 橘 英郎 17 坂野 信 18 三條 忠夫 19 神村 匡 20 秋葉 太郎 21 髙橋 介 22 和田 潤一 23 武田 雅身 24 片桐 忠 25 原田 正夫 26 佐藤 紀嗣 27 清治 邦夫 28 小室 淳 29 江口 儀太 30 後藤 重雄 31 三條 典男 32 沓沢 茂夫 33 新澤 陽英 34 本間 清和 35 土門 斉 36 加藤久仁彦 37 水戸部勝幸 38 斎藤 一夫 39 佐藤 顕 40 中目 千之 41 土田 兼史 42 竹田 浩洋 43 黒羽根洋司 44 斎藤 慎 45 上野 欣一 46 福原 晶子 47 粕川 俊彦 48 原田 正夫 49 柄澤 勉 50 池田 英之 51 多田 久人 52 髙橋 秀昭 53 仁科 盛之 54 島津 博達 55 島田 耕司 57 河田 純男 58 大谷 浩一 59 冨樫 整 役 員 会 長 有海 躬行 副 会 長 須藤 俊亮、松下鈆三郎、栗谷 義樹 常任理事 佐藤 泰司、三原 一郎、武田 憲夫、板坂 勝良、鈴木 明朗、中條 明夫 理 事 大沼 央、藤山 忠信、山科 昭雄、深尾 彰、齋藤 忠明 監 事 小林 正義、中里 純、大泉 晴史 顧 問 岸 陽一、國井 一彦、大友 尚 山形県医師会会報 平成19年6月 第670号 資格確認 定刻午後4時、氏名点呼の結果、代議員定数61 名中58名の出席代議員を確認、代議員会は適法に 成立。 会長の挨拶 有海躬行会長 本日は先生方にはご多忙のところ をご出席賜りまして厚く御礼 申し上げます。 本会の各事業につきまして は、皆様のご協力により順調 に推移しておりますことをご 報告申し上げます。 いかなる厳しい医療環境に あっても、地域医療を守るこ とが私たちの目標であり、責任でもあります。都 道府県の実情に合った医療福祉に自主的に関与し 実践する必要があります。 日医の新しいグランドデザインには、私たちの 主張が掲げられましたが、広く国民の支持を得る ことが大切であり、医療政策決定のプロセスにお ける政治力を強める必要があります。本年7月に は参議院選挙が予定されておりまして、武見敬三 氏の推薦が決まっております。医療の将来を左右 する分岐点でもあり、私たちは一致団結して進む ことが重要であります。 昨日は九段会館におきまして国民医療を守る全 国大会が開催されました。関係団体が結集しまして、 よりよい医療を求めて決議を行ったところです。 本日は平成18年度本会会務につきご報告申し 上げ、平成18年度山形県医師会会計決算について ご審議いただくことになっております。 なにとぞご精査の上ご承認賜りますようにお願 い申し上げます。 最後になりますが、会員の皆様には執行部に対 して引き続きご指導・ご協力を賜りますようお願 い申し上げます。 議事録署名人選任 15番 鶴宮 康 代議員 33番 新澤陽英 代議員 19 報 告 敢 第116回日本医師会定例代議員会報告 須藤副会長より、平成19年4月1日(日)、日本 医師会館で開催されました第116回日本医師会 定例代議員会の内容について報告。 (詳細につい て は、日 本 医 師 会 雑 誌 第136巻 第2号 別 冊 参 照。 ) 柑 平成18年度山形県医師会会務報告 栗谷副会長より、平成18年度山形県医師会会 務報告について、概略別記のとおり報告。 議 事 第1号議案 平成18年度 山形県医師会会計決算 の件 中條常任理事より別記のとおり説明が行われ、 ついで小林監事より監査の結果、適正妥当であっ た旨報告があり、採決の結果、原案どおり可決承 認されました。 協 議 5番 神村裕子代議員 昨今、マスコミでも、そ れから医師会からのご連絡 の中にも総合医、あるいは総 合科医という言葉を耳にす るようになりました。これに つきまして、医師会の皆様に も理解を深めていただきた い、私もよく知りたいと思い ますので、情報をお教えいた だきたいと思います。 板坂勝良常任理事 いまご質 問のとおり、新聞等で総合医、 または総合科の診察という言 葉が流れてくるようになりま した。まだはっきりしたもの は厚労省から出てきたわけで もありませんが、大体、厚労 省の考え方の報道は、今回標 20 山形県医師会会報 平成19年6月 第670号 榜科を見直して、その中に総合科を入れようとい うことのようです。その意味の第1点は、当面の 対応として現在の在宅医療を行っていく医師が仕 事上、総合的な医療を行う域を増していく方向を 目指すということです。 それから第2点として、患者との間に立って医 療資源を振り分ける機能を発揮できる医師の養成 をすること。第3点は、本当はこれが1番最初に 来るのか、臓器別の専門医でなくて、人間全体を 診る総合的な診療を行える医師を養成するという ことです。最終的には何らかの形の認定制度を設 けたい。これは今の麻酔科と同じように厚労省で 認定する、いわゆる学会の認定制度ではなくて、 そういうものを考えたいのが厚労省の意図であろ うと言われております。 それに対して、県医師会はまだ話し合っており ませんが、日本医師会の考え方は、総合医療医と いうか、総合的に患者を診るという能力を持った 医師を養成することは必要なことである。ただ、 総合科を新設することに関しては、非常に疑問が あるということで、むしろ反対の立場を取ってい るようです。その理由としては、厚労省の言う総 合科をつくることによって、最初に総合科を受診 して、そこからそれぞれの専門の医師に診てもら うという、いわゆるイギリス方式に近い考えが出 てくるのではないかということで、フリーアクセ スが制限される危険性があるということが反対理 由の1つです。 それから総合科医を国が認定することになると、 国の権限を非常に強くするので、あまり好ましい ことではないということ、まだ審議会等で何ら議 論される前に、厚労省の考えとして洩れてきたこ とに非常に問題があるので、今後、審議会等で議 論していく必要があるということです。 それから日医の結論は、在宅主治医制度に結び つけようとする厚労省の意図が見え隠れしている。 総合的な能力を持った医師の必要性は厚労省と意 見は一致しているが、その内容的なものが非常に 違う。総合科を創設する必要はなく、むしろ、総 合的な能力を持った医師をどのように養成するか を主体に考えていくべきであるし、医療費削減の 方向から総合科を新設することは好ましくないと いうのが日本医師会の考え方で、今後の議論に なっていくと思います。 39番 佐藤 顕代議員 健康診断の基準に関する 質問です。 現在、市町村で行われてい る基本健康診査の基準値は、 山形県から県医師会に諮問が あり、その諮問に基づいて作 成された判定基準に従ってい ると聞いております。しかし、 現行の基準値の中には、実際 の臨床的判断基準とかなり乖離しているものも見 受けられます。 例えば、検尿で尿蛋白(+)は「要観察」 、(+ +)は「要指導」 、(+++)になって初めて「要 精査」となることになっております。これらは腎 臓学会のガイドラインとは大きく異なっており、 特に「慢性腎臓病:CKD」に対する関心が高まっ ている現在、放置しておいて良い問題とは思えま せん。またクレアチニン1. 2mg/ dl以下が正常で、 以上で「要精査」という基準になってお 1. 5mg/ dl の受診 ります。しかし、クレアチニン 1. 2mg/ dl 者が体重40kgの70歳女性であったとすると、クレ アチニンから推定されるクレアチニン・クレアラ ンス値は28ml / mi nであり、正常とは程遠い状態で あるのは明らかです。 また、肝機能においても、GPT35以下が正常、 36-45が「要観察」、46以上が「要精査」となっ ておりますが、新しいC型肝炎ガイドラインでは GPT30がカットオフ値になっておりまして、こ れも少し問題があるかと思います。 以上のような状況に関しまして、県医師会とし て基準値の見直しなどを山形県に働きかける必要 があるように思いますが、県医師会のご見解をご 教示いただければ幸いです。 鈴木明朗常任理事 過去を振り返ってみますと、 例えば血糖値の糖尿病の診断 基準、それから脂質関係の診 断基準も数年前に変更になり ましたことは皆様ご存じかと 思います。ただいまは腎機能、 肝機能等に関する貴重な、タ イムリーな有益なご意見、大 変ありがとうございます。質 問の中にありましたように、どういった手順で改 定されるかと言いますと、県医師会の中にありま す検診中央委員会で協議いたしまして、山形県の 山形県医師会会報 平成19年6月 第670号 組織である生活習慣病検診等管理指導協議会とい う会議で決定されるわけですが、今回の事案につ きましても、そのルートで審議いただいて受診者 の利益になるような形で進めさせていただきたい と思います。幸い、6月上旬に関連する循環器検 診中央委員会が開催されますので、早速そこで議 題として取り上げていきたいと思います。 2番 片桐 茂代議員 勤務医の立場から質問さ せていただきます。昨年から 話題になっております勤務 医の過重労働ということに 関しましては、県医師会の方 でも各病院の勤務医との懇 談会というのを開いていた だきまして、勤務医の意見と いうのを取りまとめていた だいたわけですが、非常にありがたい試みだった と感謝しております。それをもとにして、この問 題についての県医師会としての今後の具体的な取 り組み、あるいは考え方というものがどのような ものがおありかどうか、是非教えていただきたい と思います。よろしくお願いいたします。 武田憲夫常任理事 山形県医師会では、一昨年に 勤務医の過重労働の状況を チェックするためアンケー トを取らせていただき、勤務 医の過重労働の現実があか らさまにされたわけです。そ れを踏まえ昨年、有海会長の 肝入りで主な11病院を訪問 させていただき、200数十名 の先生方と膝を交えてお話しました。その結果に ついては、昨年の「勤務医過重労働への対策を考 える」というテーマで行った、医師会活動を考え るシンポジウムで発表し、その後、学術雑誌でも 述べさせていただきました。ともかく今の状態を なんとかしてほしいという、勤務医の先生方の気 持ちが殆ど100%で、そういうお気持を受け止め て参りました。その中で、もちろん基本的には医 師不足や医師の偏在化というものがその原因に なっていますが、県医師会として何ができるかと いうことを有海先生を含めて理事会等で話し合い、 21 昨年から地域医療連携体制検討委員会を立ち上げ ました。その中で、勤務医の先生方の医師会への 大きな希望の1つは救急医療の問題で、特に一次 救急が大きな病院に押し寄せてくるので、なんと かしていただきたいということです。それを踏ま えていま検討を行っております。その結果、今年 は確か2月に開かれたと思いますが、1つは各地 域医師会と主な病院とで、救急医療と医療連携を 含めて話し合っていただこうということ。それか らもう1つは、これはシンポジウムの時にも既に 申し上げたのですが、山形県内にある夜間救急診 療所の実情調査、特に財政面の問題を詳しく教え ていただくため、いま改めてアンケートを作成中 です。 そのことを踏まえて、また地域医療連携体制検 討委員会が開かれることになりますが、今年の11 月の医師会活動を考えるシンポジウムでも、もう 一度医師の過重労働、その中でも医療連携と救急 医療をメインテーマにしようということで決定さ せていただきました。そのシンポジウムに向けて、 話し合いだけではなくて、具体的にどういう形の ことができるか。今年の春から新庄市最上郡医師 会で定点化した夜間診療所が開設されましたが、 理想かどうか分かりませんが、そういうことを1 つの形として頭に入れながら、新たな救急医療体 制を形成して行けたらいいのではないかと考えて おります。 閉会の挨拶 本間議長より、以上をもって本日の山形県医師 会第115回定例代議員会を終了する旨述べられ全 日程を終了しました。 22 山形県医師会会報 平成19年6月 第670号 山形県医師会第94回定例総会 日 時 平成19年5月19日(土) 午後4時15分~ 会 場 山形県医師会館 2階大ホール 柑 山形県医師会第115回定例代議員会議決事項 1.開会の挨拶 2.会長の挨拶 5.議 事 3.議事録署名人選任 第1号議案 平成18年度山形県医師会会計決 算の件 小室 淳 先生 6.協 議 粕川 俊彦 先生 7.閉会の挨拶 4.報 告 敢 平成18年度山形県医師会会務報告 平成18年度会務報告(抜粋) (42. 9%)、B 会 員888名(52. 3%)、C 会 員1名 〔1〕庶務に関する事項 (0. 06%)、準会員80名(4. 7%)となっている。 これを前年度と比較すると、全体で20名減、A Ⅰ.会員数に関する件 会員4名減、B会員17名減、C会員2名減、準会 平成19年3月31日現在における本会会員数は 員3名増となっている。これを郡市地区別に示す 1, 697名 で あ る。そ の 内 訳 は、A 会 員728名 と表1の通りである。 表1 山形県医師会会員数 郡 市 別 山 形 山 大 形 A会員 学 市 天 童 市・東村山郡 寒河江市・西村山郡 上 山 市 北 村 山 地 区 新庄市・最上郡 酒 田 地 区 鶴 岡 地 区 南陽市・東置賜郡 長井市・西置賜郡 米 沢 合 計 市 0 206 55 48 23 48 36 103 92 37 30 50 728 B会員 113 286 32 49 26 25 36 82 96 46 20 77 888 (平成19年3月31日現在) C会員 準会員 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 合 計 5 45 0 26 0 2 0 0 0 0 0 2 80 119 537 87 123 49 75 72 185 188 83 50 129 1, 697 山形県医師会会報 平成19年6月 第670号 Ⅱ.代議員数に関する件 日本医師会 代 議 員 平成18年4月1日~平成20年3月31日までの 日本医師会 予備代議員 23 須藤 俊亮、松下斑三郎、栗谷 義樹 佐藤 泰司 三原 一郎、鈴木 明朗、中條 明夫 任期を有する本会代議員の定数は61名であり、こ 武田 憲夫 れを郡市地区別に示すと表2の通りである。 表2 都市地区別代議員数 山 形 大 学 山 形 市 天 童 市・東村山郡 寒河江市・西村山郡 上 山 市 北 村 山 地 区 新 庄 市 ・ 最 上 郡 酒 田 地 区 鶴 岡 地 区 南 陽 市・東置賜郡 長 井 市・西置賜郡 米 沢 市 合 計 5 17 3 4 2 3 3 7 7 3 2 5 61 Ⅲ.役員及びその他の異動に関する件 敢 平成18年3月31日をもって任期満了となった 会長、副会長、理事、監事、裁定委員、日本医 師会代議員、同予備代議員については、平成18 年2月26日開催の第112回定例代議員会におい て選出された。又、代議員会議長、副議長、日 本医師会代議員、日本医師会予備代議員(欠員) 柑 本年度に逝去された会員は17名で次の会員 である。 ここに謹んで、深甚なる哀悼の意を表する次 第である。 郡市地区医師会 山 形 市 〃 〃 〃 〃 〃 〃 天童市・東村山郡 寒河江市・西村山郡 〃 〃 北 村 山 地 区 新庄市・最上郡 酒 田 地 区 〃 鶴 岡 地 区 米 沢 市 氏 名 斎 藤 徹 白 井 日出雄 寺 嶋 誠 一 庄 司 芳 男 田 中 幹 雄 佐 藤 哲 雄 齋 藤 朗 石 澤 整 佐 藤 洋 一 多 田 清 磨 矢 作 久 也 河 越 龍 方 姉 崎 克 夫 田 中 良 輔 石 黒 昌 一 阿 部 武 笹 生 宗 俊 (敬称略) 年 齢 57 53 74 94 68 68 52 75 56 87 79 78 83 78 79 95 91 Ⅳ.会議に関する件 については、平成18年5月20日開催の第113回 定例代議員会において、下記の通り選任された。 1.山形県医師会第113回定例代議員会 平成18年5月20日(土) 午後4時より山形県医師 会 長 有海 躬行 会館において開催し、任期満了に伴う山形県医師 副 会 長 須藤 俊亮、松下斑三郎、栗谷 義樹 会代議員会議長、副議長の改選並びに日本医師会 理 事 佐藤 泰司、大沼 央、鈴木 明朗 代議員、日本医師会予備代議員の補欠選挙を行い、 中條 明夫、三原 一郎、武田 憲夫 第114回日本医師会定例代議員会報告、平成17年 藤山 忠信、板坂 勝良、山科 昭雄 度山形県医師会会務報告を承認、議案については 深尾 彰、齋藤 忠明、原田 順二 第1号議案を原案通り可決決定した。 監 事 小林 正義、中里 純、大泉 晴史 裁定委員 早坂 清、鈴木 清夫、鈴木 吉蔵 2.山形県医師会第114回定例代議員会 秋葉 知、高野 良介、阿部 貞義 平成19年3月18日(日) 午前9時30分より山形県 広野 典男、斎藤 英男、中村 純 医師会館において開催し、第115回日本医師会臨 大塚 孝元、阿達 敦彦、篠原 守信 時代議員会の報告、山形県医師会諸規程の一部改 代議員会 議 長 正の報告を承認、議案については第1号議案~第 代議員会 副 議 長 5号議案を原案通り可決決定した。 本間 清和 島津 博達 24 山形県医師会会報 平成19年6月 第670号 3.山形県医師会第92回定例総会 平成18年5月20日(土) 午後4時15分より山形県 相談窓口の充実、事務処理体制の改善、会館 管理事業に努めた。 医師会館において開催し、平成17年度山形県医師 尚、理事会終了後直ちに審議内容をまとめ 会会務報告、山形県医師会第113回定例代議員会 会員専用ホームページに公開すると共に本 議決事項を承認、議案については第1号議案を原 会々報に掲載する等、会員への周知を図った。 案通り可決決定した。 6.郡市地区医師会長会議 4.山形県医師会第93回定例総会 平成19年3月18日(土)、山形市・山形グランドホ 平成19年3月18日(日) 午前10時より山形県医師 テルにおいて郡市地区医師会長会議を開催し、1. 会館において開催し、山形県医師会第114回定例 平成19年度本会事業計画 2.平成19年度本会会 代議員会議決事項を承認した。 計予算 3.会館関係情報 4.地域医療連携体 制 5.山形県小児救急電話相談事業 6.郡市 5.常任理事会及び全理事会 地区医師会提出議題等について協議した。 平成18年4月以降、平成19年3月末までに常任 理事会を11回、全理事会を13回開催した。 7.医師連盟執行委員会及び医師連盟常任執行 本年度は、事業計画の重点目標に、1.医療の 委員会 質の向上 2.プロフェツショナルオートノミー 焔平成18年5月17日(水)、山形市・ホテルメトロ の堅持を掲げ、いかに国民に良質な医療を提供す ポリタン山形において医師連盟執行委員会を るかという、医師の本来の使命に努力を続けるこ 開催し、敢山形県医師連盟役員改選 柑平成 ととした。 17年度山形県医師連盟収支決算案 桓平成 18年度山形県医師連盟収支予算案 棺衆議 理事会は月2回のぺースで開催、日本医師会、 東北医師会連合会、郡市地区医師会と連携を図り 院小選挙区担当責任者等について協議した。 ながら、又、国、県等との折衝を行い、会員との 焔平成18年8月3日(木)、山形県医師会館におい 情報交換を密接にして、混乱を続けるあらゆる諸 て医師連盟常任執行委員会を開催し、第21回 問題に適切に対応してきた。 参議院議員通常選挙(比例代表)における候 Ⅰ〕医療の質的向上の事業では、各種の研修会・ 補者の公募について協議した。 講習会による生涯教育の推進、医療情報シス 焔平成19年2月7日(水)、山形県医師会館におい テムの拡充、地域医療・保健・福祉活動の推 て医師連盟常任執行委員会を開催し、敢たけ 進、学校保健、産業保健、高齢者保健、救急 み敬三後援会名簿の獲得 柑政治活動用ポス 医療、感染症対策、広報活動、予防接種の広 ターの掲示等について協議した。 域化や禁煙推進活動を継続し、新たに糖尿病 焔平成19年3月17日(土)、山形市・山形グランド 対策に取組んだ。また、情報化を進め、理事 ホテルにおいて医師連盟執行委員会を開催し、 会資料ペーパーレス化を図った。 敢第21回参議院議員通常選挙におけるたけ 会員の組織強化に努め、特に勤務医の過重 み敬三候補の支援 柑第21回参議院議員通 労働を理解し、支援するために、病院勤務医 常選挙における立候補予定者の推薦 桓統一 との懇談会開催を企画、さらにドクターバン 地方選挙における立候補予定者の推薦等につ クの開設、会費賦課に関する検討に取組んだ。 いて協議した。 Ⅱ〕医業の健全化事業では、医療制度改革や診 療報酬改定等に際しては迅速な情報提供に努 8.各種委員会 め、行政当局と協議しながら社会保険集団的 ① 委員会名及び委員名 個別指導等を実施した。 本年度設置された委員会並びに委員は次の通 Ⅲ〕会員の福祉に関する事業、医事問題対策、 〔略〕 りで、任期は平成20年3月末日までである。 山形県医師会会報 平成19年6月 第670号 ② 委員会開催状況 本年度中に開催した各種委員会は下記のとお 25 (平成19年度改正分) 陰 山形県医師会会費賦課徴収規程・山形県医 りで、審議内容については、その都度会員専用 師会会費算出基準内規 ホームページに公開すると共に、本会会報に掲 隠 山形県医師会給与規程 載し、会員への周知を図った。 韻 山形県医師会母体保護法指定医師の指定基準 5. 焔禁煙推進委員会(H18. 29) 6. 焔会費賦課検討委員会(H18. 26、10. 27) 〔2〕経理に関する事項 7. 4) 焔学術委員会(H18. 7. 5) 焔情報広報委員会(H18. Ⅰ.平成18年度山形県医師会会計に関する決算 7. 焔消化器検診中央委員会(H18. 13) 7. 焔産業医委員会(H18. 14) 平成18年度山形県医師会会計予算は、平成18年 7. 焔呼吸器検診中央委員会(H18. 19) 2月26日開催された第112回定例代議員会におい 焔循環器検診中央委員会(H18. 7. 21) て承認され、更に平成19年3月18日開催の第114 8. 2) 焔救急・大規模災害等対策委員会(H18. 回定例代議員会において補正承認された。この決 9. 6) 焔地域保健医療委員会(H18. 算については、本会顧問村山公認会計士の指導を 焔診療情報提供推進委員会(H18. 10. 20) 受け、平成19年4月25日開催された第1回全理事 焔地域医療連携体制検討委員会 会に付議され、平成19年4月26日小林、中里、大 7、H19. 2. (H18. 11. 23) 泉各監事の監査により夫々その適正妥当なること 1. 焔学校医委員会(H19. 19) が認められ会長に報告された。 1. 焔乳がん検診中央委員会(H19. 26) 2. 2) 焔思春期保健対策委員会(H19. Ⅱ.会費減免関係 2. 6) 焔会館検討委員会(H19. 2. 焔健康スポーツ医学委員会(H19. 16) 平成18年度における会費減免申請は、高齢のた 焔医事紛争処理委員会・医療安全対策委員会・ め142名、病気等によるもの7名であり、これら 自浄作用活性化委員会合同委員会 は夫々理事会に付議代議員会に上程承認された。 3. 2) (H19. 焔介護保険委員会・老人福祉施設等担当医師 Ⅲ.会計監査状況 3. 連絡合同会議(H19. 23) 焔審査委員の選任に係る検討委員会 山形県医師会会費、団体生命保険料等の取り扱 3. (H19. 28) い関係についても、平成19年4月26日小林、中里、 大泉各監事によりその取り扱い状況について監査 Ⅴ.諸規程の一部改正の件 本年度中本会諸規程の一部を改正施行したもの をうけ、適正妥当であることが認められた。 〔3〕事業に関する事項 は次の通りである。 (平成18年度改正分) 平成18年度本会事業計画は、平成18年2月26日 陰 山形県医師会就業規則 開催の第112回定例代議員会において承認された 隠 山形県医師会再雇用規程の新設 もので、この実績については、その都度山形県医 韻 山形県医師会育児休業に関する規則 師会会報誌上等に報告してきたところであるが、 吋 山形県医師会介護休業に関する規則 以下各項に従って主な事項を報告する。 右 山形県医師会給与規程 26 山形県医師会会報 平成19年6月 第670号 的に行われるための支援体制を整備する Ⅰ.医学医術の振興に関する件 ことを目的に発足した。 医学医術の研修とその社会的還元は医師本来の 平成4年度と6年度に制度の改定が行 使命であり、その推進を図ることは学術専門団体 われ、制度の質的向上と充実が図られた である本会の大きな責務である。本会定款第3条 が、平成8年度から、さらに申告しやす には「本会は医道の昂揚、医学医術の発達普及と いよう申告フォームが簡略化された。体 公衆衛生の向上とを図り社会福祉を増進すること 験学習、各種業績については証明を不要 を目的」とすることが示され、その基本的な使命 とし、自宅学習については、単位の申告 を規程している。医学医術の進歩発達はいちじる が不要となった。 しく、その習得研鑽を生涯に亘って続け、社会的 参加証明を取得した単位が年間10単 適用としての近代医学医術を地域社会に還元し、 位以上の申告者には、修了証を交付し、 医療・保健・福祉の向上に努め、医師としての社 また、平成4年度からは、修了証の3年 会的責務の実践に努めた。 連続取得者に対し認定証を交付している。 特に日本医師会では、 会員が医師であるという職 なお、平成8年度からは、申告の簡略 業意識に基づいて、 社会の要請に応えるべく生涯に 化の一環として、医師会が会員に代わっ わたって、学習に励み、新しい知識および技術を身 て申告する一括申告制度が施行され、本 につけなければならないとして、 学術推進会議の答 会では、平成9年度よりこの一括申告制 申をうけて、生涯教育制度化を提唱、昭和61年度 度を採用した。 の試行期間を経て昭和62年度から本制度化された。 現在は、専門医の広告規制緩和、卒後 本会としても日医の生涯教育の制度化に呼応、 会員 臨床研修必修化等も視野に入れ、種々の の自己教育、研修が容易に、しかも幅広く実施でき メディアを活用した生涯教育の推進など、 るように体制整備を図り実施に入った。 日医生涯教育制度の内容面での充実が着 従って、本年度も事業計画の冒頭にこの事業の 実に図られている。 推進を掲げ、昨年度に引き続き会員の学習のため 柑 「日本医師会生涯教育講座」について の体系的整備、医学医術の振興、地域医療福祉の 昭和62年度からの生涯教育の制度化 向上に努めた。 に伴い、従来の「日本医師会医学講座」 を「日本医師会生涯教育講座」と改称し 1.生涯教育の実施推進 本会の生涯教育活動の重要な一環として 本会の学術関係事業については、会長の諮問 推進している。 に応じ、学術委員会で医学講習会・研修会・学 企画・立案・実施にあたっては、 「日本 術講演会等の開催について協議検討を行った。 医師会生涯教育カリキュラム」を参考に している。 焔日医生涯教育制度に関する件 日本医師会では、日医雑誌の臨時増刊 敢 概 要 日本医師会生涯教育制度は、昭和62年 などの「生涯教育シリーズ」および日医 度に医師の生涯教育・研修が幅広く効率 雑誌の特集を同講座のテーマとして推奨 特別事情 修 了 証 日医会員外 日 医 日医会員 講演会等 体験学習 各種業績 は が き インターネット 取得単位 のある不 申 告 率 修 了 証 会 員 数 申告者数 合 計 合 計 合 計 合 計 講座合計 合 計 取得者数 取 得 率 申告者数 参加者数 取得者数 人 人 % 単位 単位 単位 単位 単位 単位 人 % 人 人 人 8 2 6 16 1 54 5 60 21 2 23 山形県医師会 診療所 病 院 843 794 その他 全 体 1, 637 689 477 100 1, 266 81. 7 72. 7 77. 3 38 22 20 31 1 0 0 1 1 1 13 2 0 0 0 0 0 0 0 0 40 23 33 34 540 335 57 932 79. 3 70. 5 60. 6 74. 6 山形県医師会会報 平成19年6月 第670号 しているが、医学的課題のみでなく、医 療的課題も取り上げての講座開催も考慮 している。 桓 平成17年度生涯教育制度申告書集計 結果について 27 7.日医生涯教育協力講座セミナー脳・心血管 疾患講座 平成18年10月28日(土)鶴岡市・東京第一ホテル 鶴岡、平成19年2月10日(土)ホテルメトロポリタ ン山形において開催。 ① 申告書及び申告率 平成17年度の申告者総数は1, 326人、 8.マンモグラフィ読影講習会 申 告 率 は77. 3% で、16年 度 に 比 べ て マンモグラフィ検診精度管理中央委員会教育 3. 8%下がった。平成17年度山形県の集 研修委員会との共催により、平成18年6月17日 計結果は前ページの表の通りである。 (土)、18日 (日) 酒田市・山形県結核成人病予防協 棺 その他 本事業年度において、本会が後援また 会庄内検診センターにおいて、講義、グループ 別読影指導症例検討、読影試験を実施。 は日医生涯教育制度として指定した学術 講演会等は550件である。 9.第18回産業保健セミナー 平成18年9月28日(木)、山形市・山形ビッグウ 2.第60 回東北医師会連合会総会並びに学術大会 イングにおいて開催。 敢 総 会 平成18年9月16日(土)・17日(日)、宮城県 プラザにおいて開催された。日医より唐 10.産業医基本研修会 平成18年10月12日(木)新庄市・新庄市最上郡医 師会館、10月25日(水)ホテルメトロポリタン山形 澤会長ほか役員が臨席された。 において開催。 医師会担当のもと、仙台市・ホテル仙台 尚、平成19年度は青森県医師会の担当 3.第18回東北学校保健・学校医大会 11.産業医リフレッシャー研修会 平成18年11月6日(月)酒田市・酒田地区医師会 館、11月24日(金) 長井市・長井市西置賜郡医師 ・23日(日)ホテル青森にお 平成18年7月22日(土) 会館において開催。 で開催される。 いて、青森県医師会担当にて開催。 4.東北・北海道医師会共同利用施設連絡協議 会技師研修会 平成19年3月3日(土)・4日(日) 宮城県医師会が 12.労災診療費算定実務研修会 平 成18年10月10日(火) 山 形 市・山 形 テ ル サ、 10月18日(水)鶴岡市・鶴岡地域職業訓練センター において開催。 担当し、 仙台市・KKRホテル仙台において開催。 5.東北ブロック認定産業医制度基礎(前期) 研修会 平成18年8月19日(土)青森県医師会館において、 13.労災指定医療機関等のための研修会 平成18年10月12日(木)新庄市民会館、11月7日 (火) 山形市・山形市医師会健診センターにおいて 開催。 青森県医師会担当にて開催。 6.日本医師会生涯教育講座 14.医師会活動を考えるシンポジウム 平成18年11月25日(土)山形市・山形グランドホ 平成18年10月16日(月)鶴岡市・鶴岡地区医師会 テルにおいて開催。 館、11月13日(月) 山形市・ホテルメトロポリタ ン山形において開催。 28 山形県医師会会報 平成19年6月 第670号 15.消化器検診研修会 平成18年12月9日(土)山形市・ホテルメトロポ 23.山形県乳腺疾患研究会と共催による乳がん リタン山形において開催。 平 成18年5月20日(土)、9月9日(土) 山 形 市・ 検診講習会 山形県勤労者福祉センターにおいて開催。 16.消化器読影研修会 平成19年2月24日(土)、鶴岡市・鶴岡地域職業 24.各種学会に対する助成 訓練センターにおいて開催。 医学医術の振興と生涯教育の一環として、本 会会員の参加している学会に対し、補助金等を 17.呼吸器検診研修会並びに肺がん患者の症例 それぞれ交付。 検討会 平成19年3月3日(土)、山形市・オーヌマホテ Ⅱ.社会保険医療改善への推進事業 ルにおいて開催。 社会保険医療改善への推進事業については、国 18.日本医師会初級パソコンセミナー の問題としては日本医師会が厚生労働省或いは政 日本医師会初級パソコンセミナーを、平成19 府等との直接の窓口となって対応し、併せて、中 年3月3日(土)、4日(日)山形県医師会館において 央社会保険医療協議会、診療報酬基本問題小委員 開催。 会、薬価専門部会、保険医療材料専門部会、診療 報酬改定結果検証部会等で継続的に折衝している。 19.循環器検診研修会 平成19年3月5日(月) 鶴岡市・鶴岡地区医師会 平成18年度における保険医療動向の主なものは、 「医療制度改革法案に関連した健保法等の一部改正 館、3月6日(火) 山形市・ホテルメトロポリタン 事項」、「診療報酬改定に関連した事項」であった。 山形において開催。 1.社会保険医療等の指導・懇談 20.主治医研修会 平成18年度における社会保険医療担当者に 主治医意見書は、介護認定審査会における審 対する指導・懇談については、新指導大綱・監 査判定の重要な資料として位置付けられている 査要綱に基づいて実施された。 ため、主治医意見書の記載が適切に行われるよ 平成18年5月22日、山形社会保険事務局・県 う、山形県よりの委託事業として、各郡市地区 長寿社会課・県健康福祉企画課と例年どおり打 医師会へ委託して実施した。 合せを行い、それを受けて同日、郡市地区医師 また、障害者自立支援法の施行にともない医 会保険担当理事の参集を得て、指導懇談、内容 師意見書の記入方法についても説明を行った。 方法並びに対象医療機関数等について協議した。 平成18年度の集団的個別指導は4病院、59診 21.かかりつけ医認知症対応力向上研修会 療所が選定され実施された。個別指導は、33診療 高齢者が日頃から受診する診療所等の主治医 所、新規開業17診療所、1病院、監査1病院対象 (かかりつけ医)が、適切な認知症診断の知識や にそれを本会理事者立会いの下に実施された。 技術、家族からの話や悩みを聞く姿勢を習得す 本年度は厚生労働省並びに山形社会保険事務 ることを目的として、山形県の委託事業として 局及び山形県による特定共同指導が2病院で実 県内4ヶ所で開催。 施された。 また、生活保護法指定医については14病院を 22.緩和ケア研修会 平成19年3月24日(土)、山形市・山形県立中央 対象に指導懇談を実施、我々として誤りなき適 病院において開催。 共実施して行く考えである。 正な保険診療を期す為、不断の指導懇談を今後 山形県医師会会報 平成19年6月 第670号 29 なお、集団的個別指導の対象医療機関につい 増加し多剤耐性結核がまん延する等、再興感染症 ては、平成18年度より、長い間、指導を受けて として猛威をふるい続けるか否なかの分岐点に いない保険医療機関からも選定されている。 立っている。 これらのことから、患者の発生状況等の迅速な 2.第50回社会保険指導者講習会 情報把握のもと、地理的、経時的、特異的発生状 第50回社会保険指導者講習会は平成18年8 況等詳細な解析評価を行い、その情報を各関係機 月23日~24日の2日間、日本医師会館において 関に提供するとともに、積極的疫学調査の実施に 日医・厚生労働省主催で開催され、本会より板 より、有効かつ的確な感染症対策の確立に資する 坂常任理事、森野一真山形県立救命救急セン ことから、本会としても全面的に協力することと ター診療部副部長、石原 良鶴岡市立荘内病院 した。 呼吸器外科主幹兼医長が出席受講した。 また、 「感染症の予防及び感染症の患者に対する なお、同伝達講習会を、平成19年2月21日(金)、 医療に関する法律」等の一部が改正され、平成19 山形市・ホテルメトロポリタン山形、3月1日 年4月1日より施行されることに伴い、対象疾病 (水)、鶴岡市・鶴岡地区医師会館において開催。 の追加等の変更があることから、感染症発生動向 テーマ「実践 救急医療」 調査事業実施要綱の一部が改正され実施されるこ 講 師 板坂常任理事、森野一真山形県立救 とになっている。 命救急センター診療部副部長、石原 良 鶴岡市立荘内病院呼吸器外科主幹兼医長 Ⅲ.地域社会活動の強化事業 2.医政活動の推進 医政活動については、山形県医師連盟が中心と なり、関係方面への要望等に関し、本会と表裏一 1.結核・感染症発生動向調査事業 体となり医政活動を展開してきた。 平成18年12月17日(日)天童市・滝の湯におい 平成11年4月から「感染症の予防及び感染症の て、武見敬三厚生労働副大臣時局講演会を開催し、 患者に対する医療に関する法律 (以下、 「感染症法」 「医療制度改革の光と陰」と題して、医療制度改革 という。)が施行されたが、その大きな柱として、 の問題点を中心にこれからの医療政策について解 感染症発生動向調査が挙げられる。感染症の発生 説して頂いた。 情報の正確な把握と分析、その結果の県民や医療 中央では、平成19年度政府予算編成に向け、陰 関係者への的確な提供・公開は、感染症対策の基 「医療費抑制策の見直しと国民皆保険制度の堅持」 、 本であり、全ての対策の前提となるものである。 隠「経営基盤の安定と医療安全の推進」 、韻「安心 感染症法においては、一類感染症から五類感染 して子どもを産み育てるための環境整備」 、吋「医 症(全数把握対象と定点把握対象)の全てを統一 師及び看護師等の偏在解消と良質な医療を提供す して、週報単位(一部感染症は月単位)で、情報 る体制の確保充実」の4項目を重要政策課題とし 収集、 分析、提供・公開していくこととしている。 ま て要望した。 た、感染症の病原体に関する情報は、患者への良 質かつ適切な医療の提供のために不可欠である。 3.学校保健対策の推進 また、感染症法においては、同法第15条に積極 的疫学調査(感染症の発生の状況、動向及び原因 学校保健活動については、学校医委員会を中心 の調査)の規定を設けており、日常実施していく として学校医、学校保健に関する諸問題の検討及 感染症発生動向調査等の結果に基づいた的確な実 び事業推進にあたった。児童生徒の心電図検査に 施が求められる。 ついては、前年度に引続き各郡市地区医師会毎に さらに、結核の現在の状況は、今後、患者数が 循環器検診委員(12地区162名)を委嘱配置し、 30 山形県医師会会報 平成19年6月 第670号 全県的に検診読影体制を確立実施している。学校 実施している。 保健活動は、健康管理、健康教育、組織活動等広 汎多岐に及び、多忙な日常診療活動の合い間を 斬子どもに対する定期予防接種の広域化について ぬって行われしかも酬われる事の少ない仕事であ 子どもの居住地市町村以外でも定期の予防 りながら極めて重要且つ困難な面がある。 接種が受けられるように、郡市地区医師会予 しかし、学校保健は、単に学校内における児童 防接種担当理事連絡協議会、県関係部局と、 生徒の健康の問題にとどまらず、その背後にある 「いつでも」 「どこでも」 「安全に」広域化の基 地域社会との深いかかわり合いがある地域包括医 本目標に掲げ協議を続けた。 療の中で考えて行くべきものとの認識に立って引 平成18年度から、25市町村と契約を結び、 続き活動の強化に努めている。 226医療機関の協力を得て、三種混合、二種 ① 第28回山形県医師会学校医大会 第28回山形県医師会学校医大会は、平成19 混合、麻しん・風しん混合、麻しん、風しん、 日本脳炎を対象に実施している。 年3月10日(土)山形県医師会館において、学校 医、養護教諭等が参加し開催。また永年にわ 5.地域保健医療事業 たり学校保健活動に貢献した学校医8名が表 彰された。 地域保健医療事業については、各地域において 夫々の独自の事業活動に対し助成金を交付してお 4.予防接種事業 願いしているところである。本事業には歴史があり、 過去に実施した減塩運動などが現在に受け継がれ 斬予防接種法に基づく高齢者のインフルエンザ予 防接種の広域化について ていて、骨粗鬆症予防のための検診事業(米沢市医 師会)、管内小学校における禁煙・防煙活動の導入 各市町村が地元郡市地区医師会又は個々の 事業(寒河江市・西村山郡医師会)は終了して、事 医療機関と委託契約を結んで実施されている 業のまとめとして本会会報に掲載している。 が、他市町村の介護老人保健施設に入所して 本年度で上山市医師会の禁煙推進教育事業(3 いる、あるいは他市町村の医療機関に通って 年継続)は終了して、現在、米沢市医師会の中学・ いるなどにより、委託契約を結んでいない他 高校生の脂質等検査事業(2年目)が3年継続事 市町村の医療機関で接種を受ける場合は、予 業として実施している。 防接種法に基づき市町村が実施する予防接種 本事業は地域に相応しい事業が立案、計画され ではなく、全額本人負担の自由診療となる。 地域の方々に還元されることが望まれる。 本会では、本職と県内各市町村長が委託契 約を結ぶことにより、全ての高齢者が予防接 6.禁煙推進運動 種法に基づくインフルエンザ予防接種をどこ でも受けられるよう、郡市地区医師会予防接 平成14年12月13日、禁煙対策を具体的に実行す 種担当理事連絡協議会、県関係部局と協議を るための方策などを協議検討するため、本会禁煙 続けた。 推進委員会を設置。15年1月16日、第1回委員会 平成14年度からは、他市町村の介護老人保 を開催し、県医師会・各郡市地区医師会敷地内禁 健施設に入所している高齢者についてのみ実 煙を提案することとなり、1月22日開催の第11回 施、平成15年からはこれを更に拡大し、山辺 全理事会において、それぞれ了承された。 町、寒河江市、白鷹町の3市町と契約を結び 各郡市地区・大学医師会長へ医師会館及び関連 実施した。平成16年度は山形市ほか28市町村、 検診施設等の敷地内禁煙の依頼文書を送付すると 平成17年度は38市町村、平成18年度は33市町 ともに、本会館は敷地内完全禁煙となった。 村と契約を結び、634医療機関の協力を得て 平成15年3月23日開催の山形県医師会第106回 山形県医師会会報 平成19年6月 第670号 31 定例代議員会において、禁煙推進に関する山形県 の協議会には本会からも参画し地域におけるメ 医師会宣言を決議し、日本医師会・各都道府県・ ディカルコントロール体制の構築を推進、現在各 各郡市地区・大学医師会長及びマスコミ各位に送 郡市地区医師会の協力を得て、 山形、最上、 酒田、鶴 付した。 岡、置賜の各地にメディカルコントロール協議会 また、平成15年7月25日、山形県医師会・山形 が設置され、医療機関及び消防機関等によるメ 県歯科医師会・山形県薬剤師会・山形県看護協会 ディカルコントロール体制構築の実質的な協議が の4つの医療関係団体で、禁煙推進に関する四師 進められている。 会打合せ会を開催し、タバコの害から県民の健康 と生命を守るため「山形県四師会禁煙推進委員会」 8.生活習慣病対策事業 を組織し活動している。 生活習慣病対策事業については、本年度も昨年 7.救急医療対策 度同様、山形県並びに山形県結核成人病予防協会 等と密接な連携のもとに、引続き生活習慣病検診 本会は従来から地域社会活動の一環として積極 体制の確立に努めた。 的に救急医療体制の整備推進に努めて来た。 現在、本会に設けた消化器検診委員会胃がん部 また、県内の救急医療体制は、各郡市地区医師 会委員は12地区234名、消化器検診委員会大腸が 会の主導の下で夫々の地域特性に応じ、休日診療 ん部会委員は12地区194名、循環器検診委員会委 所或いは休日当番医制、夜間診療所などが設置さ 員は12地区162名、呼吸器検診委員会委員は12地 れており、最近では平成19年3月26日より新庄市 区118名、乳がん検診委員会委員は12地区238名、 に夜間休日診療所が開設され、ほぼ県下全域に 子宮がん検診委員会委員は12地区13名であり(平 亘ってカバーされている。 。 成19年4月1日現在)、これらの検診、治療体制 しかしながら、救急医療は組織体制として、第 に特段の措置を講じている。 1次的に患者を受け入れる施設とこれを第2次、 胃部・胸部等X線フィルムの読影、心電図読影 第3次的に支援する背後病院群の広域的な体系整 等に関する講演会、呼吸器・乳がんに関する研修 備が必要であり、勤務医の過重労働改善策の一環 会等の開催については別掲報告の通り実施し、検 としても今後共検討を続けて行きたい。 診委員の読影技術のレベルアップに努めた。 また、小児の発熱等があった場合に、専門的な 又、本年度における実績は、胃部X線フィルム 知識と経験を踏まえながら看護師又は小児科医か の読影86, 617件、胸部X線フィルムの読影159, 287 ら適切なアドバイスを行うことで、軽症が多いと 件である。 言われる小児初期救急の現場において、必要に応 じて小児の保護者等に安心感を与えるとともに、 9.産業医関係 小児救急患者の医療機関への適切な受診を促すこ とを目的として、山形県小児救急電話相談事業を ① 産業医集団研修会 山形県の委託を受けて平成19年3月より開始した。 産業医学振興財団では、昭和62年度より地 なお、山形県では平成14年7月、救急救命士に 域における産業医活動の充実を図るため、 「産 対する指示体制及び救急隊員に対する指導・助言 業医活動促進対策実施要綱」を定め、産業医 体制の充実、救急活動の医学的観点からの事後検 活動促進のための研鑽活動及び事業場におけ 証体制の充実、救急救命士の研修の充実などのい る実習活動を各都道府県医師会に委託して実 わゆるメディカルコントロール体制を構築し、 施している。本会においても昭和62年度より もって救急隊員の資質の向上並びに地域における 財団の委託を受け、各郡市地区医師会より産 救命効果の更なる向上を図ることを目的として、 業医の推薦をお願いし、産業医集団研修会を 山形県救急業務高度化推進協議会を設置した。こ 平成19年3月9日、県医師会館で開催し、平 32 山形県医師会会報 平成19年6月 第670号 成19年度産業医研修事業について協議した。 ② 山形県産業保健協議会 録業務の委託をうけて実施していたが、平成18年 度より山形県医師会の事業として従来どおり、山 本会では、産業保健活動についても地域医 形大学医学部器官病態統御学講座 循環・呼吸・ 療活動の重要な一環であるとの認識で、昭和 腎臓内科学分野の全面的な協力支援を得て実施し 50年11月本会と労働局及び労働基準協会連 ている。現在14年次を継続中であり、平成5年4 合会の三者で山形県産業保健協議会を結成、 月から平成17年12月までの13年間で登録総数は その後歯科医師会、産業保健推進センターを 5, 853名に達した。各年次のまとめは山形県医師会 加え、五者で産業保健の充実及び産業医体制 会報において毎年公表されている。 の確立を目指し、産業医契約書や産業医報酬 規程の設定を始め、産業医名簿の作成、各地 12.山形県生活習慣病検診従事者指導講習会 区産業保健連絡協議会の設置促進等鋭意努力 してきた。現在各地区にも産業保健連絡協議 国は昭和58年2月より老人保健法の施行に伴 会や地域産業保健センターが設置され、木目 い、ヘルス事業の管理指導の面について「健康診 細かな産業保健活動が展開されている。 査管理指導事業実施要綱」を策定、各都道府県に 今後共産業医研修会の開催、産業医契約の 通知された。山形県では、この実施要綱に基づき、 促進等産業医体制の推進に努めていく所存で 生活習慣病の動向を把握し、また健康診査の実施 ある。 状況や検診実施機関の精度管理の状況を把握・評 価して専門的な見地から適切な指導を行うととも 10.糖尿病対策事業 に、健康診査従事者の資質の向上を図るための指 導講習や、細胞検査士への講習等を行い、もって 日本医師会では、糖尿病対策をより一層推進し、 生活習慣病予防対策と市町村等が行う健康診査が 国民の健康増進と福祉向上を図ることを目的とし より効果的、効率的に実施されることを目的とし て、平成17年2月に日本糖尿病学会、日本糖尿病 て「山形県健康診査管理指導事業実施要綱」に基 協会の三者により「日本糖尿病対策推進会議」を づき「山形県生活習慣病検診従事者指導講習会実 設立し、糖尿病対策に取組んでいる。 施要領」を定めた。 本会としてもこれに呼応して、山形県糖尿病対 この実施要領には、陰胃がん検診読影従事者講 策推進会議を立ち上げるため、学会と協会の協力 習、隠胃がん検診X線撮影従事者講習、韻子宮が を得て、これまで平成18年7月10日(月)、9月26日 ん検診細胞診従事者講習、吋肺がん検診読影従事 (火)の2回の打合せ会を開催し、平成18年12月8日 者講習、右肺がん検診細胞診従事者講習、宇大腸 (金)第1回山形県糖尿病対策推進会議の開催の運び がん検診従事者講習の開催が定められており、本 となった。 会としてもヘルス事業の推進上必要があるとして、 本会議の人選に当たっては、日本医師会同様、 この講習会を県より一括委託をうけて実施するこ 本会と学会・協会が協力体制をとり、それぞれ就 とにした。 任した。 この講習会の実施にあたっては、胃がん検診読 また、平成18年11月5日(日) には、県民を対象 影従事者講習・肺がん検診読影従事者講習・大腸 にした「糖尿病フォーラム」を開催するなど活動 がん検診従事者講習については郡市地区医師会の を始めた。 協力を得て実施、又胃がん検診X線撮影従事者講 習・細胞診従事者講習は山形県放射線技師会、山 11.急性心筋梗塞発症登録評価研究事業 形県細胞診学会の協力を得て実施した。 本事業は今後も健康診査従事者の資質の向上と 山形県急性心筋梗塞発症登録ならびに評価研究 地域医療、 生活習慣病対策推進の上で講習会の内容 事業は平成5年に発足し、本会が山形県よりの登 充実を図りながら実施すべきである。 山形県医師会会報 平成19年6月 第670号 33 13.山形県がん登録事業 期するための体制を整えた。この「診療情報提供 山形県がん登録は、本県の全てのがん患者の疫 学および診療面での実態を調査することにより、 に関する指針」は、平成14年10月22日開催の第 107回日医臨時代議員会において一部改定され、 第二版として平成15年1月1日より施行されて がんに対する医療と行政の指針を樹立することを いる。 目的として、昭和49年に開始した。以後32年間に 平成17年度には、診療情報提供に関するポス わたり各医療機関の協力を得て実施している。 ターを新たに作成、各医療機関に配布した。 各医療機関からの自主的な届け出を中心とした なお、平成18年度中の診療に関する相談申込み 年間届出件数は当初の3, 000件弱から約7, 000件へ 件数は67件であった。 と増加し、平成19年3月末の累積では約175, 000 件となった。 Ⅴ.会員組織の強化 尚一層の登録率向上に会員各位のご支援、ご協 力をお願いしたい。 1.入会促進事業 14.民間保健団体との協力提携 日本医師会では医師会組織率向上の方策の一つ として、勤務医のための医賠責保険の問題を検討 民間保健団体との協力提携による地域医療活動 し、昭和62年1月16日、日医B会員の日医医賠責 は、前年度に引続き生活習慣病関係については山 保険加入への途が答申され、同年4月から加入出 形市医師会健診センター、山形県成人病検査セン 来るようにした。また、平成16年度からの卒後臨 ター、鶴岡地区医師会荘内地区健康管理センター、 床研修必修化に伴い、研修医のための医賠責保険 山形県結核成人病予防協会等と密接な事業の連携 加入についても検討が行われ、平成16年8月29日 及び協力推進の他、民間保健衛生団体を結集した 開催の第111回日本医師会臨時代議員会に「研修 山形県衛生団体連合会を中心として、地域医療と 医のための新たな会員区分A隠会員宮の創設」を 公衆衛生の普及啓発に努力した。 上程、承認され、平成17年4月1日より研修医も 2年間の研修期間に限って低廉な会費で医師会に Ⅳ.診療情報提供の推進 入会し医賠責保険に加入出来るようにした。 日本医師会は、医師が診療情報を積極的に提供 陰ドクターバンクのネットワーク化、隠女性医師 更に平成18年10月17日、医師確保対策として、 することにより、患者が疾病と診療の内容を十分 バンクの創設・実施、韻地域医療のデータベース 理解し、医療の担い手である医師と医療を受ける 化の三点からなる対策を公表した。 患者とが、相互に信頼関係を保ちながら、共同し 本会としても、これらの日本医師会の対策に合 て疾病を克服することを目的として、平成11年4 わせて対応を協議し、C会員の会費を年額6, 000円 月1日開催の第100回日医定例代議員会の承認を と定め、平成17年3月20日開催の山形県医師会第 得て、会員の倫理模範の一つとして「診療情報の 110回定例代議員会に提案。同時に予てから要望 提供に関する指針」を制定、平成12年1月1日よ のあった準会員制度創設についても提案し、併せ り施行した。 て承認された。これらの施策により、検診・読影 これを受けて本会としても平成11年11月8日 のためのマンパワーの確保にも繋がっている。 と12月21日の2回、郡市地区医師会診療情報担当 平成18年度は特に勤務医会費の引き下げにつ 理事連絡協議会を開催、会員への趣旨の周知徹底 いて、会費検討委員会を設置して検討を行い、B を要請すると共に患者向け告知用ポスターの作成、 3及びB4敢の会費を年額50, 000円から45, 000 診療に関する相談窓口の設置、診療情報提供推進 円に減額し、 平成19年度から実施することとした。 委員会の設置など指針の円滑かつ効果的な実施を このほか、本会独自の学術大会、学術講習会、 34 山形県医師会会報 平成19年6月 第670号 医師会活動を考えるシンポジウム、各種研修会の Ⅵ.医業経営の合理化 開催、病院協議会との懇談会、山大医学部との懇 談会、病診連携の推進及び福祉事業の一層の充実 1.医業税制 を図るなど、会員組織率の向上に努めた。 日本医師会では平成19年度の医療に関する税 2.病院勤務医との話し合い 制について、国民の文化的で健康な生活を維持す るためには、医療や介護を担う病院・診療所等が、 勤務医の過重労働問題を始めとする、昨今の病 医業経営の安定化を図り、業務や設備・施設の一 院勤務医が抱える様々な問題点を把握し、その解 層の合理化、近代化を進め、確固とした経営基盤 決に向け少しでも援助、協力したいと考え、県内 を整え、継続できるようにすることが必要であると の主要な11病院に本会役員が赴き、勤務医と直接 して、平成18年7月、21項目について意見を取り 話し合いを行った。 まとめ、政府および関係方面に要望書を提出した。 3.山形県ドクターバンク事業 2.会員の医業資金に関する対策 山形県ドクターバンク事業は、勤務時間に制約 医業経営に関し会員の必要とする設備資金又は のある女性医師、病院等を離退職した医師、本県 運転資金の融資については、昭和35年以来、山形 出身でUターンを希望する医師が勤務条件にあっ 銀行・荘内銀行・殖産銀行の各行及び昭和43年度 た本県の医療機関に円滑に就業できる体制を構築 よりは新たに七十七銀行・山形しあわせ銀行・み することにより、本県における医師確保対策に資 ずほ銀行の各行と契約を行い(貸付の手続、貸付 することを目的として、本会が厚生労働省から事 金利、最高限度額の取決め)会員の需要に応えて 業認可をうけ、平成18年11月より実施した。 いる。又、協力貯蓄制度についても、昭和40年以 この事業の実施にあたっては、山形県より委託 来別途報告の通り実施してきており、会員各位の をうけ、インターネットを利用して県内の病院、 一層の利用を望む次第である。 診療所で勤務を希望する医師の登録を受け付け、 事前に医師の求人登録をしている医療機関に紹 Ⅶ.会員福祉事業 介・斡旋を行っている。 1.団体生命保険等の事業 4.臨床研修医に対するオリエンテーション 会員福祉事業として団体生命保険取扱事業は、 初期研修医に対して医師会をよく理解していた 本年度も引続き運営、会員の福祉向上に資してい だくために、平成17年度から県内の臨床研修病院 る。その取扱手数料は、本会財政上収入の重要な に本会担当理事が直接出かけてオリエンテーショ 部門である。本会としては今後もこの事業を引続 ンを行っているが、平成18年度は4月4日から13 き拡充していく考えである。 日にかけて6病院において実施した。 2.山形県医師会協力貯蓄制度 昭和40年9月殖産銀行との契約により発足以 来、会員各位の協力により実施してきた協力貯蓄 は、昭和45年8月第1回を終了、続いて第2回目 を発足、昭和50年8月終了。 そして、昭和50年9月からは、殖産銀行のほ 山形県医師会会報 平成19年6月 第670号 35 か山形県医師信用組合と提携し、第3回拡大協力 きな役割を果たしている。 貯蓄を実施、以来第8回まで終了し、現在、第9 さて、昨年6月に国民皆保険制度を堅持し、医 回協力貯蓄を平成17年9月に発足、加入者は177 療保険制度の将来にわたる持続的かつ安定的な運 人、974口(平成19年3月末現在)の加入を得て 営をはかるための医療制度改革関連法案が成立し 実施しており、会員の医療設備資金、子弟教育資 金、住宅資金等会員福祉の向上に資している。 た。この改革は、 「医療費適正化の総合的な推進」 、 「新たな高齢者医療制度の創設」 、 「保険者の再編・ 統合」を軸に行われた。 3.医師賠償責任保険 この改正で医師国保組合に関係する事項として は、内臓脂肪型肥満に着目した健診及び保健指導 医事紛争に対処するために、昭和40年2月1日 が医療保険者に義務付けられること及び75歳以 より安田火災海上保険会社(現、損保ジャパン) 上の被保険者が後期高齢者医療制度に移行するこ と医師賠償責任保険(昭和55年2月1日より医師 とがあげられる。 会協同組合扱い)の契約を締結、毎年2月契約更 健診及び保健指導については、実施状況や成果 改し目下772件(病医院及び勤務医、3月末日現 によって後期高齢者支援金の加算・減算が行われ 在)の加入を得て継続実施している。 ることとなる。また、75歳以上の被保険者につい ては、後期高齢者医療制度の被保険者に移行する 4.日医医賠責特約保険 ことになるが、組合員については国民健康保険法 平成13年9月、A会員の管理者責任に十分対応 して組合員資格を保持できることとなった。 でき高額賠償事例にも対処できるようにとの要請 被保険者でない組合員として医師国保組合に残 のもとにA会員が任意に加入できる日医医賠責特 留するか否かは、組合員の判断となるが、組合員 約保険が創設された。 が残留しなければ、75歳未満の家族及び従業員も 第13条の改正により「被保険者でない組合員」と 医師国保組合には、残ることができず市町村国保 特約保険の概要 や社会保険に加入することとなる。 ・現行の日医医賠責保険を基本契約とする上載 市町村国保や社会保険の保険料と医師国保組合 せ保険であり、非A会員が起こした医療事故 の保険料を比べれば、組合員が医師国保組合に残 についての開設者・管理者としての責任賠償 留することは、家族・従業員にとっても大きなメ や法人の責任部分の賠償に備えたいA会員を リットがあるものと考えられる。 加入対象とする。 ・てん補限度額は、 「日医医賠責保険」と合算し 平成18年度の事業状況については、年度末現在 の被保険者数は、第1種組合員851人、その家族 て、1事故(同一医療行為につき)2億円、 1, 571人、第2種組合員535人、その家族67人、合 保険期間中(年間)6億円、免責1事故(同 計3, 024人で前年度末より16人増加している。保 一医療行為につき)100万円である。 険給付費の状況は、平成18年1月診療分までを前 ・加入者:266名(平成19年3月末現在) 年同期と比較した場合、一般分療養諸費計は被保 険者1人当り100, 368円で1. 5%の増加、老人保健 5.山形県医師国民健康保険組合 分医療諸費は昨年度1千万円を超えるレセプトが あったことなどから老健該当者1人当り533, 721 昭和33年4月1日、山形県医師会を母体団体と 円で5. 1%減少となっている。ここ数年の被保険者 して設立発足した医師国保組合は、同種同業の連 増加による医療費の伸び、老人保健拠出金の増加 帯意識に支えられ、本会会員である第1種組合員 によって、財政的には厳しい状況となってきてい とその家族及び第1種組合員の従業員である第2 るため、財政検討委員会において事業の見直しを 種組合員とその家族の健康保持と医療の確保に大 行い19年度から、保険料の引き上げ、給付面での 36 山形県医師会会報 平成19年6月 第670号 引き下げを行うこととしている。 7.山形県医師会協同組合 また、第1種組合員の互助組織として昭和50年 に事業開始した「医師国保共済会」は、各種の附 山形県医師会協同組合は会員の経済的地位及び 加給付事業により、医師国保組合の補完的役割を 福祉の向上を図ると共に医業経営の合理化を目指 果たしている。 し、昭和49年5月18日第47回定時代議員会におい このほか、労働保険事務組合で会員から委託を て設立承認され、昭和49年12月に発足した。発足 受け、労働保険(雇用保険・労災保険)事務手続 以来健全な営業を続け、業務内容も購買(物資) きの代行処理を行っている。 と福祉(各種保険)の両輪からなっており、会員 各位の御理解もあり利用件数も毎年順調に伸びて 6.山形県医師信用組合 いる。しかし、医療経済は先行き不透明感により 本年も引続き、きびしい経済情勢であるが会員各 会員医療融資の円滑化および県、郡市地区医師 位の支援と協力により平成18年度の決算は商品 会とその職員の福祉向上を目指すと共に医療の合 売 上 高113, 359千 円、各 種 保 険 料 の 手 数 料 収 入 理化を図るため、県の認可を経て昭和48年5月10 日参加組合員429名、出資金4, 528万円を基盤とし 19, 253千円となりその他の取扱い手数料収入も 1, 418千円をあげており前年度に引続き黒字を計 て信用組合を設立し営業を開始した。 上した。 以来34年間、堅実な経営努力と会員各位の力強 い支援により、業績も順調に推移し、本年度末 8.山形県医療機関厚生年金基金 (平成19年3月31日現在)には預金59億66百万円、 貸出金11億36百万円、当期利益56百万円、出資金 厚生年金基金は、 「厚生年金保険法」に基づき、 は出資者588名、出資総額6, 772万円となり、会員 厚生労働大臣の認可を得て設立する特別法人で、 の財産形成や医療資金の充足に貢献しており、会 厚生年金の一部(老齢厚生年金)を代行して給付 員福祉の面に積極的な役割を果たしていると思わ するとともに独自の給付を加算することで、厚生 れる。 年金よりも有利な年金を給付し、加入員の老後の 平成18年度のわが国経済は、輸出の増加や売上 生活の安定と福祉の向上を図るものである。 高増加など企業部門の好調さが、雇用・所得環境 本基金は、社団法人山形県医師会を母体に、厚 の改善を通じて家計部門へ波及し、戦後最長で 生年金保険適用の任意の病院・医院・関係団体を あったいわゆる「いざなぎ景気」を超える景気回 設立事業所とし、その事業主と職員(厚生年金保 復局面にあり、引き続き民間需要中心の回復を続 険被保険者)を加入員として、平成4年10月1日 けるものと見込まれている。 に設立された。平成19年3月31日現在の業況は、 金融面を見ると、18年度は日本銀行が7月にゼ 設立事業所数136、加入員6, 041人、年金受給権者 751人、年金資産額は約123億円となっている。 ロ金利政策を解除するという金融政策が大きく転 換され、不良債権処理問題もその改善が進みつつ ある。 当組合におきましても、今後も経営基盤の強化、 内部管理体制の整備、充実により、一層の経営の 健全性の維持、確保に努め、それらの情報を開示 し、組合員皆様の信頼に十分応えられるよう努め たい。 山形県医師会会報 平成19年6月 第670号 37 9.その他親交福祉事業 Ⅸ.広報活動 その他の親交福祉事業として、それぞれ次の通 我が国経済社会の発達に伴う社会構造の変化に り開催、会員親睦の実をあげた。 よる疾病構造の多様化や介護保険の導入など、少 形 第33回県医師会親善ゴルフ大会 子高齢社会到来に向っての医療の高福祉社会が強 日 時 平成18年7月9日(日) く指向されている現在、社会保障の中核的な意味 場 所 ブラッサムガーデンクラブ を持つ医療についての国民の強い関心と社会的要 穴 第22回山形県医家美術展 日 時 平成18年11月1日(火) ~ 11月6日(月)6日間 場 所 山形市「大沼デパート」 警 麻雀大会 ① 庄内地区 請は強い。 医療は医学の社会的適用であり、地域医療の推 進は、その具体的実践活動である。そこで地域住 民の理解協力と合意が絶対に必要であることから 広報活動に力を入れている。特に本事業年度にお いても、新聞による広報活動に加えて、月曜日か 日 時 平成19年2月18日(日) ら金曜日までの毎日朝6時30分から15分間、YBC 場 所 酒田市「ホテルリッチ&ガーデン酒田」 ラジオで「朝だ!元気だ!6時半!!」を放送し、 ② 置賜地区 地域住民に理解を求めた。広報活動については、 日 時 平成18年10月28日(土) ホームページの活用など今後とも強化したい考え 場 所 米沢市医師会館 である。 Ⅷ.医事紛争対策の強化 1.山形県医師会会報の発行充実 山形県医師会会報については昭和26年の創刊以 昭和36年11月、医師会員の医事紛争の処理及び 来毎月発行、本年3月号で第667号である。特に生 それに伴う係争、弁護に要する費用の補償などを 涯教育のお知らせを表紙の次頁に入れたり、お知ら 目的として山形県医師会医事紛争処理会を設置し せのぺージの活字を大きくするなど、目立つように たが、発足して間もなく、多発した医事係争に要 したほか、 「勤務医のぺージ」や、 「山大医学部のぺー する費用がその後の世相を反映して次第に大きな ジ」を設け、病院紹介や勤務医の医師会に対する意 ものとなり、この医事紛争処理会の財政規模では 見を承るなどの趣向を凝らしている。また、号外と 到底まかない切れず、以来、この医事係争に係る して保険部だよりを3回、別冊として学術雑誌を2 費用の補償については医師賠償保険制度(損保 回発行した。本会唯一の機関紙として本会及び諸機 ジャパン)に委ね、次いで昭和48年以降は日本医 関の通知、広報のほか趣味、意見、学術の発表等と 師会の医師賠償責任保険制度が確立されたことに 多角的な機能を果たしている。 伴い、この会の補償としては全く行ってはいない 今後共会員各位のご協力、ご支援により、一層 状況であった。 充実した会報とすべく引続き努力して行きたい。 そこで、昭和56年度をもってこの会を発展的に 解消し、昭和57年より山形県医師会定款第31条に 2.新聞・テレビ・ラジオによる広報活動 基づく委員会規程に拠る医事紛争処理委員会とし 本年度における新聞及びテレビ・ラジオによる て明確に位置付けて医事紛争に対処しており、会 広報活動は次の通りである。 員からの連絡に対し地区医師会、日本医師会、損 斬新聞による広報 3回 保ジャパン等と連携をとりながら、医事紛争の解 斬YBCラジオ番組「朝だ!元気だ!6時半錘」 決に努力している。 (月曜日から金曜日の 毎朝6時30分~6時45分) 38 山形県医師会会報 平成19年6月 第670号 3.山形県医師会ホームページ 式会社医療情報電送センターと契約を締結し、 ファクシミリ機器を設置した。その後、平成 本会では、平成9年度に医療情報システム検討 2年12月20日及び平成6年5月31日には、正 委員会を設置し、医療情報ネットワーク作りに着 副会長、常任理事、理事にファクシミリ機器 手した。 を設置し、情報交換手段の一環として有効に 日本医師会、県医師会、郡市地区医師会相互間 活用している。 の情報ネットワーク構築に向けての第一段階とし 平成16年度より県医師会役員のメーリン て、平成9年7月にインターネット用パソコンを グリストを開設し、頻繁に情報交換している。 購入。引き続いて同年10月には、日本医師会の ディスクトップパソコン3台、 焔平成14年8月、 ホームページを利用し、インターネット上に本会 ノートパソコン5台、計8台購入し、職員1 のホームページを公開した。 ホームページの公開により、従来、新聞・テレ (Loc 人に1台ずつ配布し、事務局内にLAN al Ar eaNet wor k)システムを構築してI T化に取 ビなどに限られていた一般住民に対する本会の広 り組んだ。 報活動がインターネットを通じてスピーディにし 現在、会員管理始め、会員の生涯教育、認 かも幅広く広報出来るようになった。同時に電子 定産業医、認定健康スポーツ医の管理、会計 メールを利用し、双方向の通信が可能となったの 管理、ホームページの更新、収受公文書のデ で、会員各位の活用を期待するものである。 ジタル化、県医師会から発送する文書のデジ 平成10年4月20日より、キャプテン山形(株) タル化、それに県医師会会報、保険部だより、 のwwwサーバーをレンタルし、本会独自のホー 学術雑誌、県医師会理事会議事録(要旨)、各 ムページを開設したが、平成14年度より効果的な 種委員会議事録 (要旨) の会員専用ホームペー 会員情報システムを構築するため、独自インター ジヘの掲載などを行っている。 ネットサーバーを設置し、会員向けWe b情報シス また、本会では、電子メールを利用し、希望 テムサイトを開設した。 する会員に数多くの情報を迅速に送信し、併せ 一般用URL て日本医師会始め各郡市地区医師会、関係官庁 ht t p: / / www. yamagat a. med. or . j p/ と必要なデジタル情報の交換にも活用している。 会員用URL 焔平成17年10月26日開催の第7回全理事会に ht t ps : / / member . yamagat a. med. or . j p/ おいて、理事会資料のペーパーレス化につい メールアドレス て協議決定し、平成18年度から全理事会、常 ke ni s hi @yamagat a. med. or . j p 任理事会はノートパソコンを使用して、ペー パーレスで開催している。 Ⅹ.事務機構の合理化 〔4〕その他の事項 焔日本医師会から、情報収集の迅速性と正確性 を図ることを目的に、全国ファクシミリ機構 本会事業運営に関するその他の事業の詳細につ の設置について要請があり、本会としても慎 いては省略する。 重に協議検討の結果、昭和54年2月17日に株 山形県医師会会報 平成19年6月 第670号 39 第1号議案 平成18年度山形県医師会会計決算の件 平成18年度山形県医師会会計収支計算書 幻験験験験験験験験験験験験験験験験験験験験験験験弦 平成18年4月1日から平成19年3月31日まで 収 入 の 部 1.会 款 費 (単位:円) 項 収 入 1.会 費 収 入 2.会 館 建 設 積 立 金 収 入 2.補 助 金 等 収 入 1.国 庫 補 助 金 収 入 2.地 方 公 共 団 体 補 助 金 収 入 3.民 間 補 助 金 収 入 3.負 担 金 収 入 1.負 担 金 収 入 1.寄 付 金 収 入 4.寄 付 金 収 入 5.事 業 収 入 1.受 託 収 入 2.団 体 保 険 取 扱 事 務 収 入 6.会 館 維 持 管 理 収 入 1.賃 貸 料 収 入 2.会 館 維 持 協 力 収 入 7.雑 収 入 1.諸 2.使 3.受 4.雑 手 数 料 収 用 料 収 取 利 収 入 入 息 入 8.特 定 預 金 取 崩 収 入 1.役員退職慰労積立金取崩収入 2.職 員 転 退 職 死 亡 積 立 金 取 崩 収 入 3.車輌購入準備積立金取崩収入 4.東 北 医 連 学 会 準 備 積 立 金 取 崩 収 入 5.事 務 合 理 化 資 金 積 立 金 取 崩 収 入 6.会館補修工事積立金取崩収入 7.会 史 編 纂 積 立 金 取 崩 収 入 8.災 害 対 策 積 立 金 取 崩 収 入 9.会 館 建 設 積 立 金 取 崩 収 入 10.基 本 財 産 積 立 金 取 崩 収 入 当期収入合計(A) 前期繰越収支差額 収 入 合 計(B) 予 算 額 決 算 額 145, 928, 000 137, 836, 000 8, 092, 000 11, 885, 000 1, 000 2, 850, 000 9, 034, 000 2, 605, 000 2, 605, 000 1, 000 1, 000 32, 047, 000 11, 777, 000 20, 270, 000 5, 116, 000 3, 024, 000 2, 092, 000 2, 447, 000 1, 280, 000 162, 000 5, 000 1, 000, 000 7, 808, 000 4, 800, 000 1, 000 1, 000 1, 000 3, 000, 000 1, 000 1, 000 1, 000 1, 000 1, 000 145, 616, 900 137, 493, 900 8, 123, 000 11, 451, 750 0 2, 385, 000 9, 066, 750 2, 789, 010 2, 789, 010 0 0 32, 664, 054 11, 776, 838 20, 887, 216 5, 115, 600 3, 024, 000 2, 091, 600 2, 367, 154 1, 373, 949 159, 600 23, 000 810, 605 6, 587, 099 4, 800, 000 0 0 0 1, 787, 099 0 0 0 0 0 増 減 (△) 207, 837, 000 27, 536, 000 235, 373, 000 206, 591, 567 1, 245, 433 27, 536, 512 △ 512 234, 128, 079 1, 244, 921 △ △ △ △ △ △ △ △ 311, 100 342, 100 31, 000 433, 250 1, 000 465, 000 32, 750 184, 010 184, 010 1, 000 1, 000 617, 054 162 617, 216 400 0 400 79, 846 93, 949 2, 400 18, 000 189, 395 1, 220, 901 0 1, 000 1, 000 1, 000 1, 212, 901 1, 000 1, 000 1, 000 1, 000 1, 000 40 山形県医師会会報 平成19年6月 第670号 支 出 の 部 1.事 款 業 項 1.医 2.社 3.医 4.産 5.学 6.地 7.介 8.緩 9.診 10.救 11.健 12.病 13.労 14.医 15.医 16.有 17.医 18.生 19.福 20.諸 21.広 22.会 23.調 24.図 25.渉 26.東 27.会 28.郡 29.助 30.ブ 31.委 32.雑 2.管 理 予算額 費 学 向 上 会 保 険 対 策 療 経 済 対 策 業 保 健 対 策 校 保 健 対 策 域 医 療 活 動 護 ・ 在 宅 医 療 対 策 和 ケ ア 従 事 者 研 修 療 情 報 提 供 推 進 急 医 療 体 制 整 備 康スポーツ医学対策 診 連 携 強 化 推 進 災・自賠責保険対策 療 政 策 対 策 療 安 全 対 策 床 診 療 所 対 策 療 情 報 推 進 活 習 慣 病 対 策 祉 親 交 委 員 会 報 活 動 報 等 刊 行 査 書 購 入 外 北 医 連 学 会 史 編 纂 刊 行 市 地 区 医 師 会 連 絡 成 金 支 ロ ッ ク 医 師 会 連 絡 託 費 費 費 費 費 費 費 費 費 費 費 費 費 費 費 費 費 費 費 費 費 費 費 費 費 費 費 費 出 費 費 費 費 1.役 2.給 3.役 4.職 5.福 6.会 7.旅 8.通 9.消 10.印 11.消 12.施 13.修 14.車 15.光 16.賃 員 料 員 員 利 報 手 退 退 厚 議 交 信 費 耗 耗 什 設 職 職 生 通 品 刷 器 管 繕 輌 熱 備 水 借 品 理 酬 当 金 金 費 費 費 費 費 費 費 費 費 費 費 料 64, 974, 000 2, 668, 000 2, 383, 000 200, 000 3, 000, 000 2, 800, 000 2, 100, 000 2, 500, 000 300, 000 300, 000 3, 408, 000 300, 000 2, 346, 000 600, 000 600, 000 500, 000 200, 000 2, 220, 000 7, 260, 000 1, 200, 000 1, 952, 000 2, 300, 000 12, 307, 000 1, 786, 000 702, 000 2, 000, 000 1, 000 1, 000 1, 900, 000 3, 888, 000 1, 352, 000 1, 600, 000 300, 000 125, 192, 000 12, 099, 000 52, 605, 000 4, 800, 000 1, 000 8, 060, 000 14, 689, 000 5, 006, 000 4, 600, 000 2, 490, 000 1, 000, 000 1, 000, 000 1, 964, 000 1, 000, 000 300, 000 2, 800, 000 620, 000 決算額 58, 737, 696 2, 700, 709 2, 155, 194 0 3, 203, 891 3, 106, 137 1, 563, 652 3, 169, 258 310, 888 127, 747 2, 971, 500 85, 200 2, 828, 058 458, 328 344, 080 198, 600 163, 320 1, 718, 850 6, 453, 593 919, 640 2, 012, 335 1, 652, 700 11, 773, 832 1, 386, 000 570, 544 1, 398, 885 0 0 971, 017 3, 494, 548 1, 308, 894 1, 511, 646 178, 650 119, 014, 572 12, 099, 000 51, 659, 050 4, 800, 000 0 7, 945, 444 14, 937, 647 4, 274, 800 3, 825, 866 2, 108, 547 960, 015 23, 940 1, 783, 359 712, 449 220, 701 2, 485, 279 415, 821 増 減(△) △ △ △ △ △ △ △ △ 6, 236, 304 32, 709 227, 806 200, 000 203, 891 306, 137 536, 348 669, 258 10, 888 172, 253 436, 500 214, 800 482, 058 141, 672 255, 920 301, 400 36, 680 501, 150 806, 407 280, 360 60, 335 647, 300 533, 168 400, 000 131, 456 601, 115 1, 000 1, 000 928, 983 393, 452 43, 106 88, 354 121, 350 6, 177, 428 0 945, 950 0 1, 000 114, 556 248, 647 731, 200 774, 134 381, 453 39, 985 976, 060 180, 641 287, 551 79, 299 314, 721 204, 179 山形県医師会会報 平成19年6月 第670号 17.保 18.租 19.負 20.救 21.表 22.雑 険 税 担 彰 料 課 出 費 費 費 公 金 護 弔 支 慰 3.固 定 資 産 購 入 支 出 1.土 地 購 入 支 2.建 物 購 入 支 3.構 築 物 購 入 支 4.什 器 備 品 購 入 支 5.車 輌 購 入 支 出 出 出 出 出 4.特 定 預 金 支 出 1.役 員 退 職 慰 労 積 立 金 支 出 2.職 員 転 退 職 死 亡 積 立 金 支 出 3.車 輌 購 入 準 備 積 立 金 支 出 4.東北医連学会準備積立金支出 5.事 務 合 理 化 資 金 積 立 金 支 出 6.会 館 補 修 工 事 積 立 金 支 出 7.会 史 編 纂 積 立 金 支 出 8.災 害 対 策 積 立 金 支 出 9.会 館 建 設 積 立 金 支 出 10.基 本 財 産 積 立 金 支 出 5.予 備 費 1.予 備 当 期 支 出 合 計( C ) 当 期 収 支 差 額(A-C) 次期繰越収支差額(B-C) 費 41 1, 560, 000 4, 000, 000 4, 333, 000 200, 000 1, 500, 000 565, 000 3, 004, 000 1, 000 1, 000 1, 000 3, 000, 000 1, 000 25, 594, 000 1, 000, 000 6, 000, 000 500, 000 500, 000 1, 000, 000 500, 000 1, 000 1, 000, 000 15, 092, 000 1, 000 16, 609, 000 16, 609, 000 1, 227, 761 332, 239 3, 371, 000 629, 000 4, 148, 700 184, 300 100, 000 100, 000 1, 443, 075 56, 925 472, 118 92, 882 1, 787, 099 1, 216, 901 0 1, 000 0 1, 000 0 1, 000 1, 787, 099 1, 212, 901 0 1, 000 25, 623, 000 △ 29, 000 1, 000, 000 0 6, 000, 000 0 500, 000 0 500, 000 0 1, 000, 000 0 500, 000 0 0 1, 000 1, 000, 000 0 15, 123, 000 △ 31, 000 0 1, 000 0 16, 609, 000 0 16, 609, 000 235, 373, 000 205, 162, 367 30, 210, 633 1, 429, 200 △ 28, 965, 200 28, 965, 712 △ 28, 965, 712 △ 27, 536, 000 0 貸 借 対 照 表 平成19年3月31日現在 科 目 Ⅰ 資産の部 1 流動資産 現 金 預 金 未 収 入 金 仮 払 金 立 替 金 流 動 資 産 合 計 2 固定資産 敢 有形固定資産 土 地 建 物 構 築 物 車 輌 運 搬 具 什 器 備 品 書 画 骨 董 有 形 固 定 資 産 合 計 (単位:円) 金 額 20, 273 63, 940, 345 7, 899, 640 1, 457, 100 623, 640 73, 940, 998 151, 700, 000 63, 743, 906 812, 982 2, 875, 418 7, 083, 353 4, 085, 000 230, 300, 659 42 山形県医師会会報 平成19年6月 第670号 柑 無形固定資産 電 話 加 入 権 無 形 固 定 資 産 合 計 桓 投資その他の固定資産 特定引当繰入資金 役 員 退 職 慰 労 引 当 資 金 職員転退職死亡引当資金 基 本 財 産 積 立 預 金 会 館 改 修 工 事 積 立 預 金 事務合理化導入積立預金 車 輌 購 入 積 立 預 金 東 北 医 連 学 会 積 立 預 金 会 史 編 纂 積 立 預 金 災 害 対 策 積 立 預 金 会 館 建 設 積 立 預 金 リ サ イ ク ル 預 託 金 投資その他の固定資産合計 固 定 資 産 合 計 資 産 合 計 Ⅱ 負債の部 1 流動負債 未 払 金 日医会費預り金 流 動 負 債 合 2 固定負債 役員退職慰労引当金 職員転退職死亡引当金 固 定 負 債 合 負 債 合 Ⅲ 正味財産の部 正 味 財 産 (う ち 前 期 繰 越 正 味 財 産) (うち当期正味財産増加額) 負 債 及 び 正 味 財 産 合 881, 600 881, 600 5, 485, 713 97, 165, 256 237, 610, 570 5, 989, 107 4, 024, 074 5, 378, 776 24, 709, 986 12, 891, 301 8, 011, 625 42, 314, 985 24, 670 443, 606, 063 674, 788, 322 748, 729, 320 3, 322, 786 41, 652, 500 44, 975, 286 計 5, 485, 713 97, 165, 256 計 計 102, 650, 969 147, 626, 255 601, 103, 065 (588, 422, 200) (12, 680, 865) 748, 729, 320 計 監査報告書 平成19年4月26日 監 事 小林 正義 魁 平成18年度山形県医師会会計収支決算並びに 〃 中里 純 魁 山形県医師会会費等の銀行窓口操作取扱い状況等 〃 大泉 晴史 魁 について、慎重に監査したところ適正妥当なもの と認める。 山形県医師会長 有海躬行 殿 山形県医師会会報 平成19年6月 第670号 第 2 回 常 任 理 事 43 会 日 時、平成19年5月9日(水) 午後3時30分~ 会 場、山形県医師会館 出席者 会 長 有海 躬行 副 会 長 須藤 俊亮、松下鈆三郎、栗谷 義樹 常任理事 佐藤 泰司、三原 一郎、武田 憲夫 板坂 勝良、鈴木 明朗、中條 明夫 事 務 局 伊藤事務局長ほか事務局員 〔Ⅰ〕報告事項 1.会員訃報について 会員氏名 市川美佐子 先生(87歳) 【酒田地区医師会】 死亡年月日 4月29日(日) 葬 儀 5月1日(火)(近親者のみで) 喪 主 市川 文隆 様 栗谷副会長より、故人の遺志で近親者のみで葬 儀が執り行われた旨報告。 2.本会会計監査について 4月26日(木) 県医師会館 有海会長ほか役員出席 4.会議・行事等について 敢 山形県医師会協同組合経営改善検討委員会 4月26日(木) 県医師会館 有海会長ほか役員出席 松下副会長より報告。 柑 山形県鍼灸師会平成19年度通常総会懇親会 4月29日(日) ホテルサンルート 有海会長出席報告。 桓 カスミ山形通常総会 5月8日(火) 県医師会館 有海会長、松下副会長、大泉監事出席 松下副会長より報告。 棺 山形県医師信用組合常務会 5月9日(水) 県医師会館 有海会長、須藤副会長出席 須藤副会長より報告。 〔Ⅱ〕通知事項 松下副会長より、平成18年度の会計決算は、単 年度で約140万円の黒字で特に問題はなく、適正 妥当であると認められた旨報告。 1.平成19年度「愛の血液助け合い運動」の実施 について 7月1日(日) から31日(火) 3.本会消化器検診中央委員会について 4月27日(金) 県医師会館 有海会長ほか役員出席 須藤副会長より、県健康福祉部長から、「愛の血 液助け合い運動」の実施について通知がある旨説明。 鈴木常任理事より報告。 (詳細については、本誌 前月号に掲載済み) 44 山形県医師会会報 平成19年6月 第670号 2.診療報酬請求書等の様式の一部改正について 板坂常任理事より、日本医師会常任理事から、 感染症法等の一部改正に伴う診療報酬請求書等の 様式の一部改正について通知がある旨説明があり、 各郡市地区医師会長あて通知することと決定。 3.日本医師会看護職員需給追加調査について 松下副会長より、日本医師会長から、看護職員 需給追加調査について通知がある旨説明。 4.平成19年度特定不妊治療費助成事業の実施に ついて 佐藤常任理事より、日本医師会長から、特定不妊 治療費助成事業の実施について通知がある旨説明。 5.医療機関におけるプリオン病(クロイツフェ ルト・ヤコブ病を含む)感染防止対策の一層の 推進について 佐藤常任理事より、日本医師会感染症危機管理対 策室長から、国内の医療機関において、脳神経外 科手術を受けた患者が、手術後にクロイツフェル ト・ヤコブ病であることが判明した事例が昨年さ らに2例発生しているので、感染防止対策の一層 の推進依頼がある旨説明があり、各郡市地区医師 会長あて通知することと決定。 6.本県における麻しんの発生について 佐藤常任理事より、県保健薬務課長から、本県に おける麻しんの発生事例は2例(20歳代の女性) であり、2次感染の予防等について通知がある旨 説明。 7.厚生労働省通知「がん対策基本法の施行につ いて」の送付について 鈴木常任理事より、日本医師会長から、平成19年 4月1日施行の「がん対策基本法」について通知 がある旨説明があり、各郡市地区医師会長あて通 知することと決定。 8.「平成19年度歯の衛生週間」について 6月4日(月) ~10日(日) 中條常任理事より、日本医師会長から、標記衛生 週間について周知依頼がある旨説明があり、各郡 市地区医師会長あて通知することと決定。 9. 「きれいな空気でおもてなし~受動喫煙防止対 策推進キャンペーン~」事業実施について 中條常任理事より、県健康福祉部長から、標記 キャンペーンについて通知がある旨説明。 〔Ⅲ〕協議事項 1.日医総研創立10周年記念シンポジウム開催案 内ならびに参加者派遣依頼について 5月31日(木) 日本医師会館 須藤副会長より、日本医師会長から、標記シンポ ジウムの開催案内ならびに参加者の派遣依頼があ る旨説明があり、有海会長、須藤副会長、板坂常 任理事出席と決定。 なお、次回全理事会においても出席希望者を募 ることとした。 2.平成19年度社団法人山形県薬剤師会通常総会 開催について 5月27日(日) 山形グランドホテル 須藤副会長より、県薬剤師会会長から、通常総会 への出席案内がある旨説明があり、有海会長出席 と決定。 3.山形県衛生団体連合会理事会並びに総会にお ける決議(案)の送付について 須藤副会長より、県衛生団体連合会会長から、標 記理事会並びに総会における決議(案)が送付さ れている旨説明があり、決議(案)を了承し、関 係方面に送付することと決定。 山形県医師会会報 平成19年6月 第670号 4.須藤俊亮先生の文部科学大臣表彰を祝う会の 開催について 5月24日(木) ニューグランドホテル 須藤副会長より、発起人から、標記表彰を祝う 会への出席案内がある旨説明があり、有海会長出 席と決定。 45 10.平成19年度専門里親認定研修の実施について 8月24日(金) ~26日(日) 東京都内 佐藤常任理事より、県健康福祉部長から、標記 研修の実施について通知がある旨説明があり、各 郡市地区医師会長あて通知することと決定。 11.平成19年度妊婦健康診査委託契約について 5.平成19年度山形県あすをきずく青少年県民会 議総会の開催について 5月30日(水) ホテルキャッスル 須藤副会長より、山形県あすをきずく青少年県 民会議会長から、平成19年度総会への出席案内が ある旨説明があり、欠席と決定。 6.第10回日本医師会主催「指導医のための教育 ワークショップ」の開催についてのご案内 7月7日(水)・8日(日) 晴海グランドホテル 武田常任理事より、日本医師会常任理事から、 標記ワークショップの開催案内がある旨説明があ り、研修病院あて通知することと決定。 敢 飯豊町 佐藤常任理事より、飯豊町長から、平成19 年度妊婦健康診査託契約依頼がある旨説明があ り、契約することと決定。 12.各種検診委員会委員の辞任について 敢 鶴岡地区医師会 辞任 正岡俊明 呼吸器検診委員 〃 遠藤栄一 〃 鈴木常任理事より、鶴岡地区医師会長から、 呼吸器検診委員の解職依頼がある旨説明があり、 了承。 13.「きれいな空気でおもてなし~受動喫煙防止 7.第123回日本産科婦人科学会東北連合地方部 会総会並びに学術講演会のご案内について 6月9日(土) ホテルメトロポリタン山形 武田常任理事より、川越会長から、標記懇親会 への出席案内がある旨説明があり、有海会長出席 と決定。 対策推進キャンペーン~」キャラクター名の募 集について 中條常任理事より、県健康福祉部長から、標記 キャラクター名の募集案内がある旨説明があり、 各郡市地区医師会長あて通知することと決定。 14.全国メディカルコントロール協議会連絡会に 8.CKD講演会への後援依頼について 7月27日(金) ホテルメトロポリタン山形 武田常任理事より、久保田教授から、CKD講 演会への後援依頼がある旨説明があり、後援了承。 ついて 5月18日(金) 神戸国際会議場メインホール 中條常任理事より、日本医師会常任理事から、 標記連絡会への出席案内がある旨説明があり、山 大医学部の川前教授に連絡することと決定。 9.集団的個別指導について 15.「会員の為の日医ITフェア」についてのご 板坂常任理事より、北海道医師会常任理事から、 集団的個別指導の実施方法について照会がある旨 説明があり、回答は板坂常任理事に一任と決定。 案内 三原常任理事より、日本医師会総合政策研究機構 所長から、標記フェアの開催案内がある旨説明があ り、対応については三原常任理事に一任と決定。 46 山形県医師会会報 平成19年6月 第670号 「生命を見つめるフォトコンテスト」及び「心 16. に残る医療」体験記コンクール作品展示会開催 のお願い 三原常任理事より、日本医師会常任理事から、 標記展示会の開催依頼がある旨説明があり、山形 県医家美術展と同時に開催することと決定。 17.平成19年度全国医師会勤務医部会連絡協議会 の開催について 10月13日(土) 沖縄ハーバービューホテル 栗谷副会長より、日本医師会長から、標記協議 会への出席案内がある旨説明があり、有海会長、 須藤・栗谷副会長、武田常任理事出席と決定。 追 加 要 項 〔Ⅰ〕通知事項 1.医師年金の普及推進について 松下副会長より、日本医師会常任理事から、日 医年金の良さ、特徴についてより一層理解してい ただくため、未加入のA①会員の先生方へダイレ クトメールにて普及を図るとの通知がある旨説明 があり、各郡市地区医師会長あて通知することと 決定。 〔Ⅱ〕協議事項 1.東北がん診療連携ネットワーク(仮称)の設 立について 鈴木常任理事より、東北がん診療連携ネットワー ク設立準備室から、標記ネットワークの設立を企画 したので、発起人として賛同、参加いただきたいと の通知がある旨説明があり、趣旨には賛同するが東 北六県医師会が足並みを揃えて参加することとし、 次回全理事会に再提出することと決定。 2.平成19年度山形県がん実態調査業務に係る委 託契約について 鈴木常任理事より、県立がん・生活習慣病セン ター所長から、標記業務に係る委託契約依頼があ る旨説明があり、契約することと決定。 3.山形県医師会後援のご依頼について 6月8日(金) ホテルメトロポリタン山形 武田常任理事より、県脳ドック研究会代表世話 人から、第7回研究会への後援依頼がある旨説明 があり、後援了承。 4. 「山形在宅呼吸療法研究会」ご後援のお願いに ついて 7月7日(土) 山形テルサ 武田常任理事より、山形在宅呼吸療法研究会代 表幹事から、第16回研究会への後援依頼がある旨 説明があり、後援了承。 5.講演会のご案内について 6月2日(土) 寒河江市総合福祉センター 武田常任理事より、県失語症友の会連合会会長 から、講演会の開催案内がある旨説明があり、各 郡市地区医師会長あて通知することと決定。 6.国内旅行傷害保険包括契約満期のご案内につ いて 松下副会長より、カスミ山形から、本会の役員 及び会員が、会議・出張・公務における事故の際 の補償として契約している団体傷害保険が満期を 迎える旨説明があり、契約を更新することと決定。 7.平成19年度社会保険医療(医科)指導打合せ 会議の開催について 5月30日(水) 県医師会館 板坂常任理事より、山形社会保険事務局長から、 標記会議への出席案内がある旨説明があり、保険 部担当理事出席と決定。 山形県医師会会報 平成19年6月 第670号 47 8.第3回男女共同参画フォーラムの開催について 7月28日(土) 神奈川県総合医療会館 桓 たけみ敬三後援会名簿獲得等の継続促進に ついて 須藤副会長より、日本医師会長から、 標記フォー ラムの開催案内がある旨説明があり、各郡市地区 医師会長あて通知することと決定。 須藤副委員長より、日本医師連盟委員長から、 後援会入会名簿の報告と回収の締め切りを延長 し、6月15日(金)を最終締切日としたので、更な る後援会名簿獲得等の継続促進依頼がある旨説 明があり、各郡市地区医師連盟に通知すること と決定。 9. 「地域医療における自殺予防研修会」の開催に ついて 6月23日(土) 日本医師会館 12.その他 須藤副会長より、日本医師会長から、標記研修 会への出席案内がある旨説明があり、板坂常任理 事出席と決定。 10.平成19年度山形県看護協会通常総会並びに研 修会の開催について 6月7日(木) 山形市中央公民館 須藤副会長より、県看護協会会長から、通常総 会並びに研修会への出席案内がある旨説明があり、 欠席・祝電を打電することと決定。 11.医師連盟関係について 敢 「自民党 地域活性化推進会議」開催の御案内 5月20日(日) 寒河江市ホテルサンチェリー 須藤副委員長より、自由民主党政務調査会会 長から、地域活性化推進会議への出席案内があ る旨説明があり、鈴木執行委員出席と決定。 柑 自由民主党山形県第二選挙区支部大会の開 催について 5月20日(日) 寒河江市ホテルサンチェリー 須藤副委員長より、第二選挙区支部長から、 支部大会への出席案内がある旨説明があり、鈴 木執行委員出席と決定。 敢 在宅緩和ケア推進に関するアンケート集計 から 板坂常任理事より、本年1月に在宅緩和ケア に関するアンケート調査を行い、在宅終末期医 療に関する状況がまとまったので、県内病院に 送付したいとの説明があり、了承。 柑 各種表彰調べ 伊藤事務局長より、各種表彰について調査し た旨説明があり、各郡市地区医師会長あて通知 することと決定。 桓 国保審査委員の辞任申し出について 板坂常任理事より、国保審査委員の荒井恵一 先生から辞任の申し出がある旨説明があり、後 任については小児科医会に推薦依頼することと 決定。 48 山形県医師会会報 平成19年6月 第670号 第 2 回 全 理 事 会 日 時、平成19年5月23日(水) 午後3時30分~ 会 場、県医師会館、鶴岡地区医師会館(テレビ会議) 3.診療に関する相談申込状況(4月分)について 出席者 会 長 有海 躬行 板坂常任理事より、4月分の診療に関する相談 副 会 長 須藤 俊亮、松下鈆三郎、栗谷 義樹 は、県医師会での受付2件、郡市地区医師会での 常任理事 佐藤 泰司、三原 一郎、武田 憲夫 受付1件、合わせて3件の診療・病気に対する苦 板坂 勝良、鈴木 明朗、中條 明夫 情・相談であった旨報告。 理 事 大沼 央、山科 昭雄、深尾 彰 4.都道府県医師会医療問題担当理事連絡協議会 原田 順二 監 事 小林 正義、中里 純、大泉 晴史 について 議 長 本間 清和 5月11日(金) 日本医師会館 副 議 長 島津 博達 佐藤・板坂常任理事出席 事 務 局 伊藤事務局長ほか事務局員 佐藤・板坂常任理事より、厚生労働省の報告書 「医療政策の経緯、現状及び今後の課題」に対する 日医の考え方として、 「地域ケア整備計画における 〔Ⅰ〕報告事項 各都道府県医師会の対応(療養病床の再編) 」 、 「医 療提供体制:医師確保、医療機能の分化と連携」 、 1.会員訃報について 会員氏名 山内 頼明 先生(90歳) 【鶴岡地区医師会】 死亡年月日 5月13日(日) 「グランドデザイン2007-国民が安心できる最善 の医療を目指して-総論」について、担当常任理 事から説明が行われた旨報告。 告 別 式 5月17日(木) 午後1時 (鶴岡市) 場 所 「アク・サン」 5.本会産業医委員会について 喪 主 山内 仁紫 様(長男) 5月11日(金) 県医師会館 有海会長ほか役員出席 伊藤事務局長より、山内頼明先生の告別式が執 り行われ、鶴岡地区医師会にお願いした旨報告。 (詳細については本誌別掲) 須藤副会長より報告。 2.第2回常任理事会について 6.本会救急・ 大規模災害等対策委員会について 5月16日(水) 県医師会館 5月9日(水) 県医師会館 有海会長ほか役員出席 須藤副会長より、第2回常任理事会報告は既に メールで報告しているとおり、報告事項4件、通 中條常任理事よりより報告。 (詳細については本 知事項10件、協議事項29件であった旨説明があり、 誌別掲) それぞれ了承された。 山形県医師会会報 平成19年6月 第670号 7.都道府県医師会「公益法人制度改革」担当理 事連絡協議会について 5月17日(木) 日本医師会館 三原常任理事、大泉監事出席 49 11.東北各県医師会医事紛争担当理事連絡協議会 について 5月20日(日) ホテルメトロポリタン仙台 有海会長、須藤副会長出席 三原常任理事より、 「公益法人制度改革」 、 「医師 須藤副会長より、宮城県医師会から「東北各県 会組織に求められる公益法人制度改革への対応」 医師会の医事紛争顧問弁護士・担当理事ネット についての講演、 「公益認定基準と医師会事業につ ワークの設置」 について提案されたが、 ネットワー いて」をテーマとしたパネルディスカッションが クは設置しないことになり、担当理事が集まって 行われ、公益法人制度改革に対する日本医師会の 検討することになった旨報告。 方針が示された旨報告。 12.会議・行事等について 8.国民医療を守る全国大会について 5月18日(金) 東京・九段会館 有海会長、松下副会長、佐藤常任理事 敢 山形県衛生団体連合会理事会並びに総会 5月10日(木) ホテルメトロポリタン山形 有海会長出席報告。 出席 柑 平成19年度救急教育連絡会議 松下副会長より、多くの国会議員も激励に駆け つけて開催され、6項目からなる決議が採択され 5月10日(木) ウェルサンピア山形 中條常任理事出席報告。 た旨報告。 「禁煙推進山 桓 世界禁煙デー i nやまがた2007 9.本会第115回定例代議員会、同第94回定例総 会について 5月19日(土) 県医師会館 形県民大会」 5月12日(土) 霞城セントラル 有海会長、中條常任理事出席 有海会長ほか役員出席 中條常任理事より報告。 有海会長より、平成18年度の決算が承認され、 滞りなく終了した旨報告。 棺 山形県接骨師会通常総会懇親会 5月12日(土) 天童温泉・滝の湯 10.東北各県医師会長会議について 5月20日(日) ホテルメトロポリタン仙台 有海会長出席 有海会長出席報告。 款 山形県小児救急電話相談事業運営委員会 5月16日(水) あこや会館 有海会長より、5つの議題について協議され、 須藤副会長、中條常任理事出席 私から「東北がんネットワーク(仮称)の設立に ついて」ご説明申し上げたが、趣旨には賛同を得 中條常任理事より報告。 たが、具体化するには難しいと感じてきた旨報告。 歓 山形県医師国保組合理事会 5月17日(木) 県医師会館 藤山理事出席 伊藤事務局長より報告。 50 山形県医師会会報 平成19年6月 第670号 汗 上山市医師会総会 月岡ホテル 5月22日(火) 上山市・ 3.訪問看護療養費及び老人訪問看護療養費に係 る届出について 有海会長出席報告。 板坂常任理事より、日本医師会常任理事から、 漢 山形県医師信用組合理事会 医療保険の訪問看護療養費及び老人訪問看護療養 5月23日(水) 県医師会館 費の「訪問看護基本療養費(Ⅱ) 」 「24時間連絡体 有海会長ほか役員出席報告。 制加算」または「重症者管理加算」の算定につい ては、介護保険に関する届出とは別に、地方社会 13.医師連盟関係について 敢 自民党地域活性化推進会議 5月20日(日) 寒河江市・ホテルサンチェリー 保険事務局への届出が必要なことから、その周知 依頼がある旨説明があり、各郡市地区医師会長あ て通知することと決定。 鈴木執行委員出席報告。 4.重度心身障がい(児)者医療給付事業の改正 柑 自由民主党山形県第二選挙区支部大会 5月20日(日) 寒河江市・ホテルサンチェリー に伴う山形県医療給付事業に係る請求事務の取 り扱いについて 鈴木執行委員出席報告。 板坂常任理事より、県国民健康保険団体連合会 〔Ⅱ〕通知事項 事務局長から、標記取り扱いについて通知がある 旨説明。 1.地球温暖化防止の対策(クールビズ)について 5.眼科医療機関に対する個別指導について 須藤副会長より、日本医師会長から、地球温暖 化防止の一環として、平成19年6月1日より9月 板坂常任理事より、宮崎県医師会常任理事から、 末日までの間、日医会館へご来館される場合は、 標記指導について照会があるが締切りが21日ま 常識的な判断による軽装でも可能との通知がある でだったので、医療機関数のみ回答した旨説明が 旨説明があり、各郡市地区医師会長あて通知する あり、了承。 ことと決定。 6.婚姻の解消又は取消し後300日以内に生まれ 2.試行的オンライン請求の取扱いについて た子の出生の届出の取扱いについて 板坂常任理事より、日本医師会長から、標記取 佐藤常任理事より、日本医師会長から、標記取 扱いについて通知があるが、試行的オンライン請 扱いについて通知があるが「懐胎時期に関する証 求を行うことができる保険医療機関または保険薬 明書」の交付についての協力依頼である旨説明が 局、審査支払機関が厚生労働大臣から指定された あり、婦人科部会へ通知することと決定。 との通知である旨説明があり、各郡市地区医師会 長あて通知することと決定。 7.麻しんの流行について 佐藤常任理事より、日本医師会感染症危機管理 対策室長から、麻しんの流行について通知がある 旨説明があり、各郡市地区医師会長あて通知する ことと決定。 山形県医師会会報 平成19年6月 第670号 8. 「保健事業実施要領の一部改正について」等の 通知の送付について 51 5.第39回山形県身体障害者福祉大会の開催につ いて 6月7日(木) 川西町フレンドリープラザ 鈴木常任理事より、日本医師会長から、標記一 部改正についての通知が送付されている旨説明。 須藤副会長より、県身体障害者福祉協会会長か ら、標記大会への出席案内がある旨説明があり、 〔Ⅲ〕協議事項 1.平成19年度「日本医師会医学賞」ならびに「日 本医師会医学研究助成費」候補の推薦について 欠席と決定。 6.山形県高齢者保健福祉推進委員会第1回地域 ケア体制整備計画策定部会の開催について 6月20日(水) あこや会館 須藤副会長より、日本医師会長から、標記候補 の推薦依頼がある旨説明があり、各郡市地区医師 須藤副会長より、県高齢者保健福祉推進委員会 会長あて通知することと決定。 会長から、標記策定部会への出席案内がある旨説 明があり、有海会長出席と決定。 2. 「武見記念賞」並びに「武見奨励賞」受賞候補 者の募集について 7.定例総会及び研修会の開催について 6月10日(日) パラシオもがみ 須藤副会長より、武見記念生存科学研究基金運 営委員長から、標記候補者の募集案内がある旨説 須藤副会長より、やまがた被害者支援センター 明があり、各郡市地区医師会長あて通知すること 理事長から、定例総会及び研修会への出席案内が と決定。 ある旨説明があり、欠席と決定。 3.平成19年度都道府県医師会地域医療担当理事 8. “明るいやまがた”夏の安全県民運動推進会議 連絡協議会の開催について 6月21日(木) 日本医師会館 の開催について 6月6日(水) 県庁 須藤副会長より、日本医師会長から、標記協議 須藤副会長より、県危機管理監から、標記推進 会への出席案内がある旨説明があり、須藤副会長 会議への出席案内がある旨説明があり、事務局職 出席と決定。 員出席と決定。 4. 「山形大学医学部医学講座」開会式等のご出席 9.特定非営利活動法人山形県腎友会第5回定期 について 開 会 式 7月5日(木) 県歯科医師会館 大会開催のご案内 6月24日(日) 山形ビッグウイング 事前打合会 6月14日(木) 千歳館 須藤副会長より、県腎友会会長から、第5回大 須藤副会長より、県歯科医師会長から、標記開 会式等への出席案内がある旨説明があり、事前打 合せ会には欠席、開会式には有海会長出席と決定。 会への出席案内がある旨説明があり、欠席と決定。 52 山形県医師会会報 平成19年6月 第670号 10.世界医師会準会員の更新について 15.各種検診委員会委員の委嘱について 敢 山形市医師会 須藤副会長より、日本医師会長から、世界医師 委嘱 小關 太平 消化器検診委員 会準会員の更新についての依頼がある旨説明があ (胃がん部会・大腸がん部会) 〃 高橋 邦之 〃 り、更新することと決定。 ( 〃 ・ 〃 ) 11.ご後援依頼について 7月6日(金) ホテルメトロポリタン山形 鈴木常任理事より、山形市医師会長から、消 化器検診委員の委嘱依頼がある旨説明があり、 武田常任理事より、山形最先端医学研究会代表 了承。 世話人から、講演会への後援依頼がある旨説明が あり、後援了承。 12.第16回中医協医療経済実態調査協力について 追 加 要 項 〔Ⅰ〕報告事項 のお願い 1.麻しんの予防接種打合せ会について 板坂常任理事より、日本医師会長から、標記調 査への協力依頼がある旨説明があり、協力を了承 5月21日(月) 県医師会館 須藤副会長、佐藤常任理事出席 し、各郡市地区医師会長あて通知することと決定。 佐藤常任理事より、須藤副会長、横山新吉小児 13.平成19年度定例総会及び事務研修会のご案内 6月12日(火) パレスグランデール 科医会会長と一緒に県と情報交換し、厚労省は麻 しんの大流行と捉えているのか、麻しん単独ワク チンの代用としてのMRワクチンの接種に関する 板坂常任理事より、山形地区社会保険委員会山 見解など、県に対して厚労省との連絡を密にして 形支部長から、定例総会及び事務研修会への出席 情報を提供するよう要望した旨報告。 案内がある旨説明があり、事務局職員出席と決定。 2.山形県医師会協同組合第33期通常総代会 14.山形県訪問看護推進協議会委員の委嘱並びに 委員会の開催について 5月19日(土) 県医師会館 有海会長ほか役員出席 5月25日(金) 村山総合支庁 松下副会長より、平成18年度事業並びに決算報 佐藤常任理事より、県健康福祉部長から、私に 告、平成19年度事業計画並びに予算などについて 対して、標記委員の委嘱並びに委員会への出席案 原案どおり承認された旨報告。 内がある旨説明があり、委員就任を受諾、委員会 は欠席と決定。 3.山形県介護支援専門員協会定例理事会 5月19日(土) 山形市総合福祉センター 折居介護保険委員長出席 佐藤常任理事より、折居介護保険委員長から、 理事会の報告が届いている旨説明。 山形県医師会会報 平成19年6月 第670号 〔Ⅱ〕通知事項 53 6.平成19年度山形県「ダメ。ゼッタイ。」普及 運動実施要綱の制定について 6月20日(水) ~7月19日(木) 1.日本経済新聞「開業医の初診料・再診料下げ」 報道のご報告について 須藤副会長より、県健康福祉部長から、標記運 板坂常任理事より、西島英利参議院議員から、5 動への協力依頼がある旨説明があり、協力を了承 月18日付日本経済新聞1面に「開業医の初診料・ し、各郡市地区医師会長あて通知することと決定。 再診料下げ」という記事が掲載されたが、厚生労 働省がこのような方針を固めた事実は全くなく、 事実に反する誤報との通知がある旨説明。 2.日本経済新聞1面記事への対応について 7.院内感染対策のための指針案及びマニュアル 作成のための手引きの送付について 須藤副会長より、日本医師会常任理事から、標 記の手引きが送付されている旨説明があり、各郡 板坂常任理事より、日本医師会常任理事から、 市地区医師会長あて通知することと決定。 (本会会 標記記事への対応について通知があるが、会長専 員用ホームページ「医師会ニュース」に掲載) 決により、各郡市地区医師会長あてに通知した旨 8. 「公費負担医療が行われる療養に係る高額療養 報告。 費の支給について」の一部改正について 3.麻しんワクチン及び麻しん風しん混合ワクチ ンの供給について 板坂常任理事より、日本医師会長から、70歳未 満の者の入院等に係る高額療養費が現物給付化さ 佐藤常任理事より、日本医師会感染症危機管理 れたことに伴う標記の一部改正について通知があ 対策室長から、標記ワクチンの供給について通知 る旨説明があり、各郡市地区医師会長あて通知す があるが、今後の麻しんの流行に対してワクチン ることと決定。 の在庫状況等を踏まえ対応願いたいとの通知であ る旨説明があり、各郡市地区医師会長あて通知す 〔Ⅲ〕協議事項 ることと決定。 1.後援のご依頼について 4.平成19年度「世界禁煙デー」及び「禁煙週間」 7月18日(水) ホテルキャッスル について 5月31日(木) ~6月6日(水) 武田常任理事より、山形循環器懇話会代表世話 人から、第172回懇話会への後援依頼がある旨説 中條常任理事より、日本医師会長から、平成19 明があり、後援了承。 年度「世界禁煙デー」及び「禁煙週間」について 通知がある旨説明。 2.山形県臨床内科医会学術講演会への後援のお 願いについて 7月20日(金) オーヌマホテル 5.会館検討委員会報告書について 須藤副会長より、会館検討委員会委員長から、 武田常任理事より、山形県臨床内科医会長から、 会館検討委員会では、購入する方向で話を進める 学術講演会への後援依頼がある旨説明があり、後 べきであるとの結論に達したとの経過報告がある 援了承。 旨説明があり、検討を続けることとした。 54 山形県医師会会報 平成19年6月 第670号 3.平成19年度山形県学校保健連合会理事会の開 催について 6月5日(火) あこや会館 8.第3回東北ブロック「臨床研修修了後」研修 等に関する合同説明会について 9月2日(日) 情報・産業プラザ 佐藤常任理事より、県学校保健連合会長から、 武田常任理事より、東北厚生局健康福祉部医事 理事会への出席案内がある旨説明があり、有海会 課長から、標記に関する合同説明会を計画してい 長出席と決定。 るので、主催者(事務局)としての参加の承諾依 頼がある旨説明があり、承諾することと決定。 4.平成19年度妊婦健康診査委託契約について 敢 南陽市 柑 米沢市 9. 「子育て応援団 すこやか2007」第3回実行 委員会の開催について 佐藤常任理事より、上記市長から、平成19年度 6月14日(木) 山形メディアタワー 妊婦健康診査委託契約依頼がある旨説明があり、 契約することと決定。 佐藤常任理事より、山形放送取締役営業局長か ら、標記委員会への出席案内がある旨説明があり、 5.夢未来やまがた食育県民運動推進本部への参 欠席と決定。 加依頼に係る事前のお願いについて 第1回本部会議 6月8日(金) ホテルメトロポリタン山形 10.第19回東北学校保健・学校医大会について 敢 参加申込みについて 7月21日(土)、22日(日) 鈴木常任理事より、県農政企画課から、標記へ ホテルメトロポリタン盛岡ニューウイング の参加並びに第1回本部会議への出席案内がある 岩手県医師会館 旨説明があり、本部への参加を承諾、第1回本部 会議は欠席と決定。 佐藤常任理事より、岩手県医師会長から、標記 大会への参加案内がある旨説明があり、有海会長、 6.第20回全国有床診療所連絡協議会総会開催の ご案内 須藤副会長、佐藤・中條常任理事、大泉監事、佐 野隆一先生、佐久間正幸先生出席と決定。 7月28日(土)、29日(日) 城山観光ホテル 柑 代表者会の開催について 須藤副会長より、鹿児島県医師会長から、標記 7月22日(日) 岩手県医師会館 総会の開催案内がある旨説明があり、本会からの 出席者については、総務部に一任と決定。 佐藤常任理事より、岩手県医師会長から、代 表者会への出席案内がある旨説明があり、有海 7.当協会所有不動産の取得要望等について 須藤副会長より、県都市整備協会理事長から、 所有不動産を処分するにあたり、取得要望等に関 する照会がある旨説明。 会長、佐藤常任理事出席と決定。 山形県医師会会報 平成19年6月 第670号 桓 各県医師会学校保健担当理事意見交換会の 開催について 7月21日(土) 55 柑 第21回参議院議員通常選挙「たけみ敬三」 総決起大会の開催について 6月26日(火) ホテルニューオータニ ホテルメトロポリタン盛岡ニューウイング 須藤副委員長より、日本医師連盟委員長から、 佐藤常任理事より、岩手県医師会長から、意 総決起大会への出席案内がある旨説明があり、 見交換会への出席案内がある旨説明があり、佐 有海委員長、佐藤(泰)執行委員出席と決定。 藤常任理事出席と決定。 15.その他 11.平成19年度東北地区「結核予防技術者講習会」 の開催について 敢 東北がん診療連携ネットワーク(仮称)の 設立について 7月11日(水)、12日(木) ホテルキャッスル 深尾理事より、標記ネットワークの設立につ 佐藤常任理事より、県保健薬務課長から、標記 いては、東北の6大学が集まり話し合いを行い、 講習会の開催案内がある旨説明。 山形大学が中心となり進めることなどが決定し たので、山形大学が準備室となり、発起人とし 12.平成19年度日本産科婦人科学会山形県地方部 て賛同・参加の呼びかけを行っている旨説明。 会日本産婦人科医会山形県支部総会に対する賛 助ご協力のお願いについて 柑 日医総研創立10周年記念シンポジウム開 催について 松下副会長より、日本産科婦人科学会山形県地 5月31日(木) 日本医師会館 方部会長、日本産婦人科医会山形県支部長から、 標記総会に対する賛助依頼がある旨説明があり、 須藤副会長より、日本医師会長から、標記シ 支出することと決定。 ンポジウムの開催案内がある旨説明があり、有 海会長、 須藤副会長、 板坂常任理事、 原田理事、 小 13.平成20年4月の診療報酬改定に向けての要望 林監事出席と決定。 事項について (3) 「生命を見つめるフォトコンテスト」及び 板坂常任理事より、青森県医師会副会長から、 標記改定に向けての要望事項の提出依頼がある旨 「心に残る医療」 体験記コンクール作品展示会 について 説明があり、回答は板坂常任理事に一任と決定。 三原常任理事より、標記展示会は、前回の理 14.医師連盟関係について 敢 日本医師連盟「合同会議」の開催について 6月19日(火) 日本医師会館 事会で、本会の医家美術展と同時に開催するこ とが決定されているが、作品が30点もあり同時 開催は無理であること、単独に開催すれば経費 もかかるとの説明があり、開催を見送ることと 須藤副委員長より、日本医師連盟委員長から、 合同会議への出席案内がある旨説明があり、有 海委員長、須藤副委員長出席と決定。 決定。 56 山形県医師会会報 平成19年6月 第670号 産 業 医 委 員 会 本会産業医委員会は、去る5月11日(金)午後3時 30分より県医師会館大ホールにおいて開催された。 初めに有海会長より、 「産業医につきましては産 業保健推進センター、郡市地区医師会、県医師会 の3本柱で研修会、産業保健活動を実施している。 産業医の仕事は働く方々の健康を守ることである。 昨今では過重労働が問題になっている。また職場 におけるメンタルヘルス対策についても産業医に 求められて来ている。 山形県内には大企業が少なく、小規模事業所が 多いことから産業医の選任においては産業保健推 進センターの力量、活動により大きく左右される と思う。雇用状況においては正規職員でない人が 33%となっていて、この方々の健康管理が問われ るところである。」との挨拶があり、高橋委員長の 司会で協議が進められた。 出席者 会 長 有海 躬行 副 会 長 須藤 俊亮 松下鈆三郎 担当理事 齋藤 忠明 委 員 長 高橋 秀昭 副委員長 菅原 保 委 員 深尾 彰 神村 裕子 宮脇 法親 白田 寧 工藤 邦夫 中里 敬 原田 正夫 多田 久人 オブザーバー 山形産業保健推進センター三浦副所長 ○協 議 1.平成19年度産業医研修会の開催について 平成19年度産業医研修会について協議、例年通 り産業医基本研修会及びリフレッシヤー研修会を 県内4ヶ所において開催、特定科目研修会(産業 保健セミナー)は9月4日、山形市、ヒ ゙ ッ ク ゙ ウ イ ン ク ゙ において開催することと決定。 なお、産業医学振興財団主催の産業保健研修会 が(10月21日(日))山形市において開催される。 2.平成19年度各地区医師会主催の産業医研修会 について 産業医集団研修会(リーダー研修会)について は、8郡市地区医師会(山形医、寒・西医、北村 山医、新・最医、酒田医、南・ 東医、長・ 西医、 米 沢医)に委託してそれぞれ開催することと決定。 また開催案内については各メンバーに通知するこ とと経費詳細を明確にしてもらうこととした。 3.平成19年度東北ブロック認定産業医基礎(前 期)研修会について 須藤副会長より、平成19年度東北ブロック認定 産業医基礎(前期)研修会を本会担当で来る8月 18日(土) 山形市・ホテルメトロポリタン山形にて開 催する旨説明。 4.その他 ○報 告 1. 平成18年度産業保健事業について 須藤副会長より、平成18年度本会産業保健事業 について、資料によって報告。 ・平成18年度山形県医師会産業保健事業 ・平成18年度各地区医師会主催の産業医研修会 ・平成18年度産業医研修会(基礎・生涯)に於 ける研修項目 ・山形県に於ける認定産業医数及び産業医嘱託契 約状況について資料にて説明。 ・日本医師会認定産業医制度の平成19年度研修会 指定申請及び認定申請締め切りについて資料に て説明。 ・過重労働における面接指導時間、また産業医報 酬規定、産業医嘱託契約書の見直し等について 意見交換をし、小委員会を設置して検討するこ ととした。 山形県医師会会報 平成19年6月 第670号 57 救急・大規模災害等対策委員会 本会救急・大規模災害等対策委員会は、去る5 月16日(水) 午 後3時30分 よ り 県 医 師 会 館2階 大 ホールにおいて開催された。 初めに有海会長より、 「この委員会は、救急並び に大規模災害に備えるという非常に広範な委員会 である。幸いなことに、山形県は災害が少ないと いわれているが、安心することはできない。備え が大切である。勉強し、 体制を作り、 対策を考え、 ト レーニングしていかなければならないと思う。18 年度の事業について報告をし、19年度の事業につ いてご意見を頂戴したい。 」との挨拶があり、金谷 副委員長の司会で協議が進められた。 主な協議内容は次の通りである。 ○出席者 会 長 有海 躬行 副 会 長 須藤 俊亮、栗谷 義樹 担当理事 板坂 勝良、中條 明夫 副委員長 金谷 透 委 員 太田雄一郎、細矢 貴亮、髙橋 繁夫 白田 寧、関根 智久、神林 隆明 鈴木 俊博、大井 康之、佐藤 光弥 仁科 盛之 オブザーバー 山形県総合防災課、 山形県健康福祉企画課の各係員 山形県緊急対処事態対策本部本部事務局活動マ ニュアルを策定した旨報告。 4.小児救急電話相談事業の経過報告について 県健康福祉企画課より、小児救急電話相談が平 成19年3月1日より開始された旨報告。 5.平成19年度県医師会、各郡市地区医師会の救 護体制について 中條常任理事より、各郡市地区医師会の救護体 制について報告があり、各地区医師会において、 電話連絡網や出動態勢が正確に機能するかどうか の実証実験などを検討してほしい旨説明。 6.AEDの普及率調査について 中條常任理事より、病院・医院における19年5 月現在のAEDの普及率は、29. 5%である旨報告。 7.山形県医師会国民保護業務計画について 中條常任理事より、平成19年1月に山形県医師 会国民保護業務計画を作成し、ホームページに掲 載している旨報告。 ○報 告 1.平成18年度山形県医師会救急・大規模災害等 対策委員会関連各種会議について 8. 「山形県医師会防災医療救護対策本部」及び 「山形県医師会防災医療救護班」 MLによるネッ トワーク試験について 中條常任理事より、平成18年5月18日から平成 19年3月22日まで、当委員会関連会議が8回開催 された旨報告。 中條常任理事より、平成18年12月8日にメーリ ングリストによる試験を行った。今後は携帯電話 のメールにおいても試験を検討したい旨報告。 2.山形県地域防災計画(震災対策編)修正案に ついて ○協 議 1.2005ガイドラインによる県医師会主催BLS 講習会について 県総合防災課より、災害派遣医療チーム(DM AT)の派遣体制の整備が盛り込まれた旨報告。 中條常任理事より、2005ガイドラインによるB LS講習会を開催したい旨説明があり、了承。 3.山形県国民保護対策本部・山形県緊急対処事 態対策本部本部事務局活動マニュアルについて 2.NBC災害に対する講演会の開催について 県総合防災課より、平成17年に県の国民保護計 画が作成され、18年に山形県国民保護対策本部・ 中條常任理事より、日医生涯教育講座として、NBC 災害に関する講演会を開催したい旨説明があり、了承。 58 山形県医師会会報 平成19年6月 第670号 斬5月 8日 会報編集会議を県医師会館ほかで 斬〃 開催。 カスミ山形通常総会が県医師会館 斬〃 事出席。 いて、各郡市地区医師会長宛通知。 第2回常任理事会を県医師会館で の施行について」を各郡市地区医師会長宛送付。 斬〃 開催。 代議員会議案書を各郡市地区医師 会長宛送付。 10日 斬〃 山形県衛生団体連合会理事会並び 長出席。 16日 救急・大規模災害等対策委員会を 県医師会館で開催。 山形県小児救急電話相談事業運営 斬〃 委員会があこや会館で開催され、須藤副会長、 送付。 11日 都道府県医師会医療問題担当理事 連絡協議会が日本医師会館で開催され、 佐藤・ 中條常任理事出席。 斬〃 産業医委員会を県医師会館で開催。 斬〃 「医療安全管理指針のモデル」 改訂 各郡市地区医師会長宛通知。 師会館で開催され、藤山理事出席。 斬〃 平成19年度専門里親認定研修の について、各郡市地区医師会長宛通知。 19日 本会第115回定例代議員会、同第 94回定例総会を県医師会館で開催。 斬〃 山形県医師会協同組合総代会が県 実施について、各郡市地区医師会長宛通知。 「きれいな空気でおもてなし~受 医師会館で開催され、有海会長ほか役員出席。 斬〃 動喫煙防止対策推進キャンペーン~」キャラ クター名の募集について、各郡市地区医師会 長宛通知。 平成19年度本会会員名簿の刊行 斬〃 会長宛通知。 斬〃 国民医療を守る全国大会が東京・ 佐藤常任理事出席。 斬〃 ロイツフェルト・ヤコブ病を含む)感染防止 対策の一層の推進について、各郡市地区医師 18日 九段会館で開催され、有海会長、松下副会長、 郡市地区医師会長宛通知。 医療機関におけるプリオン病(ク 山形県医師国保組合理事会が県医 斬〃 医師年金の普及推進について、各 斬〃 都道府県医師会「公益法人制度改 催され、三原常任理事、大泉監事出席。 版の送付ならびにホームページ掲載について、 斬〃 17日 革」担当理事連絡協議会が日本医師会館で開 板坂常任理事出席。 斬〃 山形県接骨師会通常総会懇親会が 天童温泉・滝の湯で開催され、有海会長出席。 斬〃 「予防接種ガイドライン」 「予防接 、 種と子どもの健康」を各郡市地区医師会長宛 世界禁煙デーi nやまがた2007「禁 で開催され、有海会長、中條常任理事出席。 平成19年度救急教育連絡会議がウ ェ ル サ ン ヒ ゚ ア 山形で開催され、中條常任理事出席。 斬〃 12日 煙推進やまがた県民大会」が霞城セントラル 斬〃 斬〃 斬〃 各種表彰について、各郡市地区医 師会長宛通知。 に総会がホ テ ル メ ト ロ ホ ゚ リ タ ン 山形で開催され、有海会 斬〃 厚生労働省通知「がん対策基本法 斬〃 9日 斬〃 斬〃 「平成19年度歯の衛生週間」につ 斬〃 で開催され、有海会長、松下副会長、大泉監 斬〃 診療報酬請求書等の様式の一部改 正について、各郡市地区医師会長宛通知。 20日 東北各県医師会長会議がホ テ ル メ ト ロ ホ ゚ リ タ ン 仙台で開催され、有海会長出席。 斬〃 東北各県医師会医事紛争担当理事 連絡協議会がホ テ ル メ ト ロ ホ ゚ リ タ ン 仙台で開催され、有 山形県医師会会報 平成19年6月 第670号 海会長、須藤副会長出席。 斬〃 自民党地域活性化推進会議が寒河 斬〃 師会長宛通知。 療養費に係る届出について、各郡市地区医師 大会が寒河江市・ホテルサンチェリーで開催 され、鈴木執行委員出席。 斬〃 22日 会長宛通知。 ついて、各郡市地区医師会長宛通知。 イ。」普及運動実施要綱の制定について、各郡 同第94回定例総会の議決事項について、各郡 市地区医師会長宛通知。 係る高額療養費の支給について」の一部改正 ついて、各郡市地区医師会長宛通知。 斬〃 23日 第2回全理事会を県医師会館ほか について、各郡市地区医師会長宛通知。 マニュアル作成のための手引きについて、各 山形県医師信用組合理事会が県医 師会館で開催され、有海会長ほか役員出席。 会館で開催。 斬〃 斬〃 郡市地区医師会長宛通知。 24日 について、各郡市地区医師会長宛通知。 須藤俊亮新庄市最上郡医師会長の 業の改正に伴う山形県医療給付事業に係る請 文部科学大臣表彰を祝う会が、新庄市・ ニ ュ ー ク ゙ 求事務の取り扱いについて、各郡市地区医師 ラ ン ト ゙ ホ テ ル で開催され、有海会長出席。 会事務局長宛通知。 25日 医師連盟執行委員会を山形国際ホ 斬〃 平成19年度「日本医師会医学賞」 の推薦について、各郡市地区医師会長宛通知。 斬〃 斬〃 地球温暖化防止の対策について、 各郡市地区医師会長宛通知。 斬〃 麻しんの流行について、各郡市地 区医師会長宛通知。 29日 第670回幹事会が支払基金で開催 30日 社保及び生保指導打合会を県医師 会館で開催。 郡市地区医師会保険担当理事連絡 斬〃 協議会を県医師会館で開催。 会長宛通知。 斬〃 山形県薬剤師会通常総会が山形ク ゙ され、有海会長出席。 「武見記念賞」 並びに 「武見奨励賞」 受賞候補者の募集について、各郡市地区医師 27日 ラ ン ト ゙ ホ テ ル で開催され、有海会長出席。 ならびに「日本医師会医学研究助成費」候補 斬〃 重度心身障がい( 児) 者医療給付事 斬〃 テルで開催。 斬〃 第16回中医協経済実態調査協力 斬〃 山形県医師連盟会計監査を県医師 斬〃 院内感染対策のための指針案及び 斬〃 で開催。 斬〃 「公費負担医療が行われる療養に 斬〃 日本経済新聞1面記事への対応に 斬〃 平成19年度山形県「ダメ。ゼッタ 斬〃 本会第115回定例代議員会並びに 市地区医師会長宛通知。 試行的オンライン請求の取扱いに 斬〃 上山市医師会総会が月岡ホテルで 開催され、有海会長出席。 斬〃 訪問看護療養費及び老人訪問看護 斬〃 自由民主党山形県第二選挙区支部 斬〃 麻しんワクチン及び麻しん風しん 混合ワクチンの供給について、各郡市地区医 江市・ホテルサンチェリーで開催され、鈴木 執行委員出席。 59 斬〃 31日 日医総研創立10周年記念シンポ ジウムが日本医師会館で開催され、有海会長、 須藤副会長、板坂常任理事、原田理事、小林 監事出席。 60 山形県医師会会報 平成19年6月 第670号 会 員 異 動 5月31日現在会員数 1, 694名 A会員 730名 B会員 885名 C会員 1名 準会員 78名 ○ 会 員 訃 報 死亡年月日 平成19年5月13日 平成19年5月25日 ○ 入 月 日 4.1 〃 〃 〃 〃 〃 〃 〃 4. 10 4. 20 〃 〃 〃 〃 5.1 〃 〃 5. 17 5. 20 〃 5. 23 郡市地区医師会 鶴 岡 地 区 山 形 市 氏 名 山 内 頼 明 佐 藤 与 一 享 年 90歳 86歳 会 郡市地区医師会 山 形 市 山 形 市 寒河江市西村山郡 寒河江市西村山郡 寒河江市西村山郡 寒河江市西村山郡 寒河江市西村山郡 寒河江市西村山郡 山 形 市 米 沢 市 米 沢 市 米 沢 市 米 沢 市 米 沢 市 山 形 市 鶴 岡 地 区 南陽市東置賜郡 山 形 大 学 米 沢 市 米 沢 市 山 形 大 学 会員区分 B 準 準 準 準 準 準 準 準 B B B B B A B B B B B B 氏 名 大 本 英次郎 椿 野 巧 三 浦 章 秋 葉 次 郎 佐 藤 清 太 田 栄 篠 村 友 紀 佐 藤 誠 木 村 直 子 阿 部 秀 樹 川 島 理 柄 澤 哲 渡 邉 忠 良 髙 木 敏 男 小 關 大 平 吉 田 幸 恵 能 登 貴 史 成 田 亜 矢 長谷川 和 重 飛 澤 哲 也 佐 藤 大 祐 旧勤務地 東置賜郡高畠町 新庄市 山形市 〃 酒田市 青森県 福島県 山形市 大阪府 札幌市 米沢市 山形市 〃 埼玉県 山形市 鶴岡市 兵庫県 米沢市 宮城県 鶴岡市 寒河江市 山形県医師会会報 平成19年6月 第670号 ○ 異 動 月 日 4.1 〃 〃 〃 〃 〃 〃 〃 〃 4. 27 5.1 〃 〃 〃 5.3 郡市地区医師会 山 形 市 山 形 市 山 形 市 山 形 市 山 形 市 山 形 市 山 形 市 天童市東村山郡 鶴 岡 地 区 山 形 市 山 形 市 山 形 市 山 形 市 長井市西置賜郡 酒 田 地 区 会員区分 A A A A A→B 準→B 準→B A A→B A A 準→A B→A A B 氏 名 板 坂 哲 大 畠 信 小 田 聡 二 佐 藤 信 彦 鈴 木 庸 史 井 上 勇 人 柴 智 子 髙 橋 和 晃 諸 橋 政 沢 村 俊 宏 後 藤 裕 松 本 光 生 髙 橋 誠一郎 今 周 二 渡 部 俊 幸 備 考 法人化 〃 〃 〃 会員区分変更 〃 〃 法人化 会員区分変更・施設異動 法人化 〃 新規開業 〃 法人化 現住所変更 会員区分 B A 準 氏 名 岡 本 俊 壺 井 暹 結 城 義 憲 備 考(移転先) ○ 退 会 月 日 4. 25 5.2 5. 31 郡市地区医師会 長井市西置賜郡 南陽市東置賜郡 寒河江市西村山郡 北村山地区 61 62 山形県医師会会報 平成19年6月 第670号 医師連盟だより 山形県医師連盟執行委員会 日 時、平成19年5月25日(金) 午後3時30分~ 場 所、山形市「山形国際ホテル」 出席者 委 員 長 有海 躬行 副委員長 須藤 俊亮、徳永 正靭、清治 邦夫 中目 千之、新野 晃敏 常任執行委員 仁科 盛之、青山 新吾、本間 清和 三條 忠夫、齋藤 忠明 執行委員 佐藤 泰司、板坂 勝良、鈴木 明朗 藤山 忠信、高橋 介、古川 和秀 大泉 晴史、島津 博達、大内 清則 菅原 一布、和田 潤一、鈴木 伸男 柄澤 勉、門馬 孝、青木 真 会計監督者 中里 純 会計責任者 松下斑三郎 1.挨 拶 山形県医師連盟委員長 有海 躬行 お忙しい中ご出席賜りお礼申し上げる。7月に は参議院選挙があり本当にがんばって行かなけれ ばならない。ご存知のとおり、私ども医師連盟は、 たけみ敬三議員の推薦を決定しており、後援会名 簿の獲得についてご尽力を賜っている。これにつ いては、山形県はもう少し集める必要があるとい う感じである。本日は平成18年度収支決算案と19 年度予算案についてご審議を賜りたい。とくに参 議院選挙についてのご議論を充分賜りたいのでよ ろしくお願い申し上げる。 2.協 議 敢 平成18年度山形県医師連盟収支決算案に ついて 松下会計責任者より、平成18年度収支決算案 について説明があり、続いて中里会計監督者よ り監査の結果適正妥当であった旨報告があり、 協議の結果、原案のとおり可決承認された。 柑 平成19年度山形県医師連盟収支予算案に ついて 松下会計責任者より、平成19年度山形県医師 連盟収支予算案について説明があり、協議の結 果、原案のとおり可決承認された。 これに伴い、平成19年度本連盟会費は、月額 2, 500円と決定。 桓 第21回参議院議員通常選挙におけるたけ み敬三候補の支援について 須藤副委員長より、たけみ敬三議員の後援会 名簿の獲得について、4月27日締め切りと各郡 市医師連盟および会員あてに依頼していたが、 更なる名簿獲得のため6月15日まで延長する ことになり、山形県の獲得数は非常に低いので 更に会員へお願いして頂きたい旨説明があった。 また、会員一人当たりの獲得人数の12名につい て少し重い感じがするので、家族だけでもお願 いするような依頼にしてほしいとの意見があり、 協議の結果、名簿獲得について努力していくこ とになった。 山形県医師会会報 平成19年6月 第670号 63 棺 第21回参議院議員通常選挙「たけみ敬三」 総決起大会の開催について( 「医療問題懇談 会」の開催について(ご案内) ) 要とする候補者の報告依頼がある旨説明があり、 協議の結果、篠原みえ子候補予定者の推薦を依 頼することに決定。 伊藤事務局長より、第21回参議院議員通常選 挙「たけみ敬三」総決起大会および医療問題懇 談会が6月26日に東京のホテルニューオータ ニで開催される旨説明があり、有海委員長、佐 藤執行委員が出席することになっているが、更 に出席して頂きたい旨説明。 歓 ご推薦のお願い 伊藤事務局長より、篠原みえ子氏と舟山やす え氏から、山形県医師連盟に推薦依頼が来てい る旨説明があり、協議の結果、篠原みえ子氏を 推薦することに決定。なお、 推薦料等については 委員長に一任された。 款 第21回参議院議員通常選挙における選挙 区候補者の推薦について 汗 その他 伊藤事務局長より、日本医師連盟委員長から、 第21回参議院議員通常選挙における山形県選 挙区候補者について、日本医師連盟の推薦が必 有海委員長より、今後の予定として、たけみ 敬三候補の山形での決起集会を開催したい旨説 明があり、開催することとした。 平成18年度山形県医師連盟収支決算書 収入の部 単位 円 項 目 会 費 寄 付 金 予 算 額 決 算 額 比較増減(△) 000 △ 210, 19, 500, 000 5, 240, 000 19, 290, 000 5, 240, 000 雑 入 330, 000 304, 846 154 △ 25, 過年度収入 繰 越 金 計 2, 000 18, 149, 000 43, 221, 000 2, 500 18, 149, 119 42, 986, 465 500 119 535 △ 234, 備 考 会員638名 0 日本医師連盟より 自民党職域党費配分金、銀行預金利子 その他 平成17年度分会費 前年度決算剰余金 支出の部 項 目 旅 費 通 信 費 事 務 費 会 議 費 関係団体連絡費 印 刷 費 事 業 費 日医連寄付金 雑 費 予 備 費 計 予算額 決算額 3, 500, 000 800, 000 500, 000 1, 500, 000 7, 000, 000 500, 000 100, 000 13, 100, 000 500, 000 15, 721, 000 43, 221, 000 2, 427, 500 610, 875 300, 000 379, 714 4, 555, 650 79, 275 74, 770 19, 650, 000 510, 831 0 28, 588, 615 比較増減(△) 072, 500 △ 1, 125 △ 189, 000 △ 200, 120, 286 △ 1, 444, 350 △ 2, 725 △ 420, 230 △ 25, 6, 550, 000 10, 831 721, 000 △ 15, 632, 385 △ 14, 備 考 諸会議旅費 文書発送料、電話使用料 事務諸費 諸会議食糧費等 関係団体連絡費、セミナー参加費等 封筒印刷代等 時局講演会会場費等 日本医師連盟へ 銀行口座引き去り手数料、その他雑費 986, 465円 - 支出合計 28, 588, 615円 = 当期剰余金(翌年度に繰越)14, 397, 850円 収入合計 42, 64 山形県医師会会報 平成19年6月 第670号 平成19年度山形県医師連盟収入支出予算 収入の部 項 目 会 費 寄 付 金 雑 入 過年度収入 繰 越 金 計 単位 千円 予 算 額 19, 140 5, 136 310 1 14, 397 38, 984 前年度予算額 19, 500 5, 240 330 2 18, 149 43, 221 比較増減(△) △ 360 △ 104 △ 20 △1 752 △ 3, 237 △ 4, 備 考 500円×12)×638名 会員(2, 日本医師連盟より 自民党職域党費配分金、銀行預金利子等 前年度予算額 比較増減(△) 3, 500 800 500 1, 500 7, 000 500 100 13, 100 500 15, 721 43, 221 0 0 0 0 0 0 0 △ 260 0 977 △ 3, 237 △ 4, 備 考 執行委員会等諸会議旅費 文書発送料、電話使用料 事務消耗品、事務諸費 諸会議食糧費 関係団体連絡費 資料等その他諸印刷費 広報活動等諸事業費 日本医師連盟負担金 前年度決算剰余金 支出の部 項 目 旅 費 通 信 費 事 務 費 会 議 費 関係団体連絡費 印 刷 費 事 業 費 日医連寄付金 雑 費 予 備 費 計 予 算 額 3, 500 800 500 1, 500 7, 000 500 100 12, 840 500 11, 744 38, 984 山形県医師会会報 平成19年6月 第670号 65 医師国保だより 平成19年2月分の保険給付費の状況 本組合被保険者にかかる2月分の療養諸費及びその他の諸給付並びに老人保健該当者の医療諸費につ いては、次のとおりです。 1.療養諸費 2月分の療養諸費の状況は、組合負担額で入院5, 866千円、入院外6, 850千円、歯科1, 942千円、診療費 合計で14, 648千円となりました。組合負担額の前年度同期比では入院4. 38%減、入院外3. 27%増、歯科 12. 54%増、診療費計で1. 44%増とほぼ同額で推移しています。 療養諸費 区 分 件数 日数 費 用 額 一 部 負 担 金 他 薬剤一部負担金 負 組合負担額 円 円 第1種 入 院 医 組合員 入院外 第 2 種 入 院 組 合 員 6 77 3, 433, 020 2, 491, 902 185 264 2, 456, 670 18 261 4, 720, 010 科 680 1, 060 889 1, 662 及 び 世 帯 員 入院外 計 歯 科 円 911, 626 - 1, 728, 921 714, 591 0 3, 364, 670 1, 145, 435 - 7, 214, 300 5, 121, 106 1, 861, 787 0 17, 824, 000 12, 706, 599 4, 633, 439 担 法 1件当り 1人当り 額 費 用 額 費 用 額 円 29, 492 円 円 572, 170 5, 265 13, 158 13, 279 3, 768 209, 905 262, 223 2, 392 231, 407 10, 609 3, 657 0 483, 962 20, 049 6, 790 第1種組合員 92 176 773, 910 545, 603 228, 307 0 0 8, 412 1, 187 第 2 種 組 合 員 及 び 世 帯 員 191 378 1, 998, 290 1, 396, 175 576, 254 0 15, 861 10, 410 1, 008 計 283 554 2, 762, 200 1, 941, 778 804, 561 0 15, 861 9, 760 1, 052 400 516 4, 039, 010 2, 848, 490 1, 011, 289 0 179, 231 10, 098 1, 539 ( 24) ( 846) 555, 086 335, 126 182, 520 - 37, 440 23, 129 211 調 剤 入院時食事療養費 訪 円 問 看 護 0 0 0 0 0 - 0 0 0 20 - 108, 788 76, 148 32, 122 - 518 5, 439 41 療 養 費 移 送 費 0 - 0 0 0 - 0 0 0 療 養 諸 費 合 計 1, 592 - 25, 289, 084 17, 908, 141 6, 663, 931 0 717, 012 15, 885 9, 634 本 年 度 累 計 17, 858 - 289, 960, 289 204, 690, 443 76, 613, 175 0 8, 386, 671 16, 237 110, 000 前 年 度 同 期 比 105. 4 100. 2 111. 6 98. 2 101. 3 - 103. 5 - 120. 2 2.その他組合の諸給付 2月分のその他の諸給付は、高額療養費16件932, 775円、出産育児一時金4件1, 400, 000円、葬祭費3 件450, 000円、傷病手当金8件850, 000円を給付しました。 その他組合の諸給付 種 別 件 数 金 額 備 考 円 高 額 療 養 費 16 出産育児一時金 4 葬 費 3 傷 病 手 当 金 8 31 合 祭 計 932, 775 1, 400, 000 第2種組合員3人 第2種組合員の家族1人 450, 000 第1種組合員1人、家族1人 第2種組合員1人 850, 000 第1種組合員4人 3, 632, 775 66 山形県医師会会報 平成19年6月 第670号 3.組合の老人保健該当者の医療諸費 2月分の老人保健該当者の医療諸費費用額は、入院5, 592千円で老健該当者1人当たり前年同期比 57. 71%減、入院外5, 908千円で30. 11%増、歯科283千円で66. 86%減、診療費計11, 783千円で36. 71%減 となりました。2月までの医療諸費合計では老人保健1人当たり費用額で7. 69%の減となりました。 老人保健該当者の医療諸費 区 分 件数 日数 老 人 保 健 負 担 額 費 用 額 円 入 入 院 歯 円 一 部 負 担 金 他 法 1件当り 1人当り 薬剤一部負担金 負 担 額 費 用 額 費 用 額 円 円 円 円 円 院 9 134 5, 592, 470 4, 345, 568 1, 246, 902 - 0 621, 386 15, 578 外 319 561 5, 907, 600 4, 535, 701 1, 365, 669 0 6, 230 18, 519 16, 456 科 40 77 283, 310 194, 812 88, 498 0 0 7, 083 789 368 772 11, 783, 380 9, 076, 081 2, 701, 069 0 6, 230 32, 020 32, 823 計 薬 剤 の 支 給 160 201 2, 433, 230 1, 869, 017 564, 213 0 0 15, 208 6, 778 入院時食事療養費 (9) ( 285) 156, 046 81, 946 74, 100 - 0 17, 338 435 施 設 療 養 費 訪 入 所 0 0 0 0 0 - 0 0 0 通 所 0 0 0 0 0 - 0 0 0 0 0 0 0 0 - 0 0 0 護 1 20 163, 450 114, 415 37, 035 0 12, 000 163, 450 455 0 計 問 看 医 療 費 0 - 0 0 0 0 0 0 移 送 費 0 - 0 0 0 0 0 0 0 医 療 諸 費 計 529 - 14, 536, 106 11, 141, 459 3, 376, 417 0 18, 230 27, 478 40, 491 本 年 度 累 計 6, 480 - 215, 748, 772 174, 191, 827 40, 800, 357 0 756, 588 33, 295 575, 330 4.保険給付費支払額の状況 2月分の保険給付費は21, 541千円で、前年に比 べ1, 875千円増加し、1月までの支払額は前年度 より6, 800千円の増加となっています。 5.共済会の諸給付金の状況 2月分の共済会の諸給付は、傷病見舞金8件 850, 000円、介護手当金1件200, 000円、生存退会 給付金1件300, 000円を給付しました。 平成18年度 保険給付費支払額の状況 平成17年度 平成18年度 17年度実績月平均 18年度当初予算月平均 24,805 22,098 17,407 18,904 21,488 21,547 共済会の諸給付金の状況 種 別 件数 22,031 21,580 21,541 18,625 22,639 20,436 備 考 円 傷 病 見 舞 金 傷 病 給 付 金 20,348 金額 死 亡 弔 慰 金 出 産 給 付 金 介 護 手 当 金 高齢者褒賞給付金 生存退会給付金 合 計 8 0 0 0 1 0 1 10 850, 000 会員4人 0 0 0 200, 000 会員1人 0 300, 000 会員1人 1, 350, 000 山形県医師会会報 平成19年6月 第670号 67 医師会協同組合だより 第 33期 通 常 総 代 会 標記総代会は去る5月19日県医師会館大ホー ルにおいて開催され、提案された全議案について 夫々原案通り承認されましたので次の通りお知ら せします。 と き 平成19年5月19日(土) 午後3時20分 ところ 山形県医師会館大ホール 1.開会の挨拶 鈴木総務部主任より開会宣言 1.理事長の挨拶 有海躬行理事長より挨拶 1.議長選出 三條忠夫総代を議長に選出就任 1.議 事 自 平成1 8年4月 1 日 第1号議案 第33期 至 平成19年3月31日 事業報告、財産目録、貸借対照表、 損益計算書及び利益金処分案の承認 を求むる件 第2号議案 平成19年度事業計画、収支予算案の 承認を求むる件 第3号議案 借入金額の最高限度額の承認を求む る件 ( ) 貸 借 対 照 表 平成19年3月31日 (単位:円) (資 産 の 部) 1.流 動 資 現 預 売 商 仮 貸 倒 流 産 金 金 掛 金 品 払 金 引 当 金 動 資 産 計 2.固 定 資 産 有形固定資産 建 物 車輛運搬具 器具備品 有形固定資産計 無形固定資産 電話加入権 無形固定資産計 その他の固定資産 関係先出資金 有 価 証 券 保 証 金 その他の固定資産計 固 定 資 産 計 資 産 合 計 (負 債 の 部) 95, 118 75, 029, 321 12, 807, 877 2, 020, 119 811, 642 571 △ 148, 90, 615, 506 1.流 動 負 債 買 掛 未 払 前 受 預 り 未 払 消 費 税 未 払 法 人 税 流 動 負 金 金 金 金 等 等 債 計 2.固 定 負 債 退職給与引当金 固 定 負 債 695, 650 39, 39, 695, 650 計 444, 147 367, 377 3.特定引当金 808 945, 教育情報費用繰越金 1, 757, 332 特 定 引 当 金 計 200 291, 17, 061, 929 1, 575, 842 43, 987 9, 054, 863 730, 400 900 953, 29, 420, 921 191 466, 466, 191 582, 762 負 債 合 計 69, 291, 200 (資 本 の 部) 5, 650, 000 1 . 出 資 金 1, 600, 000 2 . 法 定 準 備 金 640 3 . 特 別 積 立 金 48, 7, 298, 640 4 . 剰 余 金 9, 347, 172 車両等購入準備金 99, 962, 678 役員退職給与積立金 前 期 繰 越 金 当期利益剰余金 剰 余 金 計 資 本 合 計 負債及び資本合計 4, 350, 000 4, 710, 000 15, 585, 000 3, 000, 000 593, 000 372, 982 768, 934 1, 5, 734, 916 30, 379, 916 99, 962, 678 68 山形県医師会会報 平成19年6月 第670号 平成19年4月26日 山形県医師会協同組合 利益金処分 当 期 利 益 前期繰越利益金 当期未処分利益金 1, 768, 934円 372, 982円 2, 141, 916円 これを下記の通り処分する。 特 別 積 立 金 役員退職給与積立金 教育情報費用繰越金 出 資 配 当 金 次期繰越利益金 監 事 小 林 正 義 〃 中 里 純 〃 大 泉 晴 史 平成19年度事業計画 250, 000円 200, 000円 500, 000円 431, 976円 759, 940円 以上の通りであります。 平成19年5月19日 山形県医師会協同組合 理 事 長 有 海 躬 行 監査報告書 中小企業等協同組合法第40条第5項により、特 定理事から受領した平成18年度財産目録、貸借対 照表、損益計算書及び剰余金処分案を監査した。 なお、当組合の監事は定款第28条(監事の職務) に定めるところにより、監査の範囲が会計に関す るものに限定されているため、事業報告書を監査 する権限を有していない。 1.監査の方法の概要 決算関係書類の監査のため、会計に関する帳 簿、書類を閲覧し、計算書類について検討を加 え、必要な実査、立会、照合及び報告の聴取そ の他通常とるべき必要な方法を用いて調査した。 2.監査結果の意見 敢 財産目録、貸借対照表、損益計算書は、組 合の財産及び損益の状況の全ての重要な点に おいて適正に表示している。 柑 剰余金処分案は、法令及び定款に適合して いる。 自 平成19年4月1日 至 平成20年3月31日 1.事業方針 本年度は組合経営の多角化として、新規事業 計画の為の先発組合よりの情報収集、購買事業 としてのカタログ通信販売利用の普及拡大、日 医ORCAプロジェクトの普及、福祉保険事業と して全医協連と提携しての新商品の開発、加入 促進、関係保険募集代理店事業の拡充、又、職 員の資質の向上をはかるなど、組合の創立の主 旨である会員の経済的地位及び福祉の向上を目 的として事業を推進する。 2.事業計画 敢 組合組織の強化拡充 斬理事会・運営委員会を定期的に開催し、会 務の円滑な進行をはかる。 斬未加入会員の組合の加入促進をはかる。 斬勤務医会員の組合事業利用の拡大をはかる。 斬県医師会・地区医師会との連絡を密にし、 組合活動の発展をはかる。 柑 購買事業 斬カタログ通信販売利用の普及拡大に努める。 斬日医ORCAプロジェクトの普及に努める。 斬組合員の利益になる優良商品の開発に努める。 斬全医協連のCOOP商品の普及をはかる。 斬各種キャンペーンを行い利用の拡大をはかる。 000, 000円とする。 年間取扱目標売上高 120, 桓 福祉保険事業 斬全医協連と提携し会員の多様化するニーズ に対応して新商品の開発をはかると共に、 加入促進に努める。 斬生命・損害保険募集代理店事業の拡大、推 進をはかる。 斬生命・損害保険販売促進キャンペーンを行 い加入の普及に努める。 年間取扱保険料・掛金目標高 563, 000, 000円とする。 山形県医師会会報 平成19年6月 第670号 棺 集金事務代行業務 斬灯油、重油、ガソリン等燃料斡旋事業利用 の拡大普及をはかる。 斬医療産業廃棄物回収斡旋事業の推進をはか る。 斬県医師会よりの委託事務を行う。 000, 000円とする。 年間取扱集金高 32, 款 教育・情報事業 斬先発組合及び医療関連業界の情報を収集し、 組合員への広報に努力する。 69 斬医療経営改善の研究、会議の開催に努力す る。 斬組合ホームページ運用の充実に努力する。 歓 福利厚生事業 斬県医師会事業ならびに医療関係団体事業へ の協賛を行う。 斬物故組合員への弔慰を行う。 汗 全各号に付帯する事業 斬医療関係優良図書の斡旋を行う。 平成19年度収支予算案 自 平成19年4月1日 至 平成20年3月31日 (単位:円) 収 入 の 部 1.共同購買事業収益 商 品 売 上 高 貸倒引当金戻入 小 計 2.その他事業収益 教育情報費用繰越金戻入 受 取 リ ー ス 料 小 計 3.福利厚生事業収益 受取保険手数料 受取斡旋手数料 受取集金事務手数料 受取事務代行手数料 小 計 4.事業外収益 広報協賛金収入 役員退職積立金戻入 雑 収 入 小 計 合 計 前年度決算額 支 出 の 部 1.共同購買事業 商 品 売 上 原 価 購 買 事 業 費 貸倒引当金繰入 小 計 2.その他事業費 教育情報事業費 福利厚生事業費 支 払 リ ー ス 料 小 計 前年度決算額 113, 307, 685 98, 665 113, 406, 350 予 算 額 120, 000, 000 共同購買売上 150, 000 120, 150, 000 507, 819 21, 941, 135 22, 448, 954 500, 000 22, 000, 000 22, 500, 000 19, 369, 272 173, 961 820, 089 424, 420 20, 787, 742 20, 350, 000 350, 000 800, 000 350, 000 21, 850, 000 566, 548 740, 000 10, 886, 688 12, 193, 236 168, 836, 282 98, 910, 997 514, 775 148, 571 99, 574, 343 504, 819 64, 048 21, 674, 191 22, 243, 058 摘 要 生・損保保険等取扱手数料 図書斡旋手数料等 集金代行6社取扱手数料 県医師会より委託事務手数料 700, 000 営業案内文書広報協賛金 0 10, 900, 000 叙カスミ山形より給料等分担分・全医協連配当等 11, 600, 000 176, 100, 000 予 算 額 摘 要 105, 360, 000 共同購買売上の仕入原価 500, 000 購入物資運送費 150, 000 19年度見込繰入額 106, 010, 000 500, 000 19年度教育情報事業執行予定 100, 000 19年度福利厚生事業見込 21, 740, 000 22, 340, 000 70 山形県医師会会報 平成19年6月 第670号 3.一般管理費 職 員 給 料 手 当 賞 与 退職給与引当金繰入額 法 定 福 利 費 福 利 厚 生 費 教 育 研 究 費 広 告 宣 伝 費 旅 費 交 通 費 交 際 費 会 議 費 総 代 会 費 理 事 会 費 諸 会 議 費 関係団体負担金 通 信 費 水 道 光 熱 費 賃 借 料 支 払 保 険 料 自 動 車 保 険 料 火 災 保 険 料 消 耗 品 費 印 刷 費 修 繕 費 事 務 用 品 費 租 税 公 課 新 聞 図 書 費 支 払 手 数 料 車 輛 費 リ ー ス 料 減 価 償 却 費 雑 費 小 計 4.事業外費用 支 払 利 息 雑 損 失 小 計 5.特別損失 役員退職給与金 小 計 6.予備費 予 備 費 小 計 合 計 18, 432, 732 5, 310, 308 1, 082, 140 3, 172, 699 255, 611 202, 028 356, 648 1, 498, 356 290, 339 19, 940, 000 6, 000, 000 2, 340, 000 3, 200, 000 370, 000 100, 000 560, 000 1, 400, 000 300, 000 979, 524 910, 026 595, 628 272, 300 2, 052, 100 687, 790 1, 488, 000 1, 050, 000 1, 030, 000 600, 000 270, 000 2, 060, 000 690, 000 1, 490, 000 149, 500 17, 400 372, 937 613, 070 60, 600 15, 000 242, 636 40, 788 822, 441 1, 148, 591 1, 169, 886 638, 313 662, 807 43, 510, 465 150, 000 18, 000 360, 000 600, 000 100, 000 20, 000 250, 000 42, 000 550, 000 1, 150, 000 1, 050, 000 600, 000 370, 000 46, 660, 000 0 45, 582 45, 582 1回分旅費諸費 4回分旅費諸費 委員会旅費諸費 全医協連等関係団体負担分 電話料・文書郵送料等 県医師会館費用分担分等 県医師会・庄内営業所家賃 営業車輛3台分 営業所分 コピー用紙等 議案書等 事務用備品 印紙税等 営業車輌燃料代等 コンピューターリース料 19年度見込繰入額 諸雑費 40, 000 運転資金借入金 1, 000万×0. 8%×180日 50, 000 90, 000 740, 000 740, 000 2, 722, 834 2, 722, 834 168, 836, 282 職員5人分給料、諸手当 職員5人分 19年度見込繰入額 社会保険等事業主負担分 役・職員傷害保険料等 職員研修費 県医師会報広告料等 役・職員諸会議出席旅費 得意先お祝い等 0 0 1, 000, 000 19年度剰余見込 1, 000, 000 176, 100, 000 借入金額の最高限度額の承認を求むる件 原 案 最 高 限 度 額 1 千 万 円 山形県医師会会報 平成19年6月 第670号 厚生年金基金だより(No.156) 算定基礎届・賞与支払届提出にご協力 賜りますようお願い申し上げます 71 続いて提出議題の検討に移り、 陰 オルタナティブ資産の活用 隠 第2加算を実施している基金の現状 について、それぞれ既に実施している基金の説明 等をもとに意見交換がなされました。 算定基礎届につきましては、例年、多大なるご 韻 個人情報漏洩対策として保険への加入状況 協力を賜り厚く御礼申し上げます。ご多忙のとこ 吋 厚生年金保険法改正(19年4月1日施行分) ろお手数お掛けいたしますが、本年度もよろしく に伴う規約変更に係る選択肢について、各基金 お願い申し上げます。 の選択内容 昨年度から報酬月額の対象となる月の支払基礎 について、各基金の状況が報告されました。 日数が、17日以上に変更になっておりますのでご 常務理事会後、引き続き理事長・常務理事の合 留意下さい。また、提出期限は7月10日(火)です。 同会議に移り、叙大和ファンド・コンサルティン 当基金事務局では、ご提出いただきました届出 グ代表取締役副社長兼最高執行責任者 飛田 公 書の確認と新標準給与の決定(格付)を7月末ま 治氏から、 「厚生年金基金における資産運用最前 でに終了し、各社会保険事務所へ回送いたします。 線」と題して講演がありました。 その後、8月中に社会保険事務所分の決定通知 講演の内容は次のとおりでした。 書と当基金分の決定通知書との突合を行い、8月 ・近年における資産運用の構造変化 下旬から9月上旬には各事業所様宛に確認通知書 ・年金資産運用管理の潮流 をご送付する予定です。 ・長寿化社会と年金資産運用 また、賞与支払届につきましても毎回お手数を ま と め お掛けしておりますが、賞与支給がありましたら、 全国の病院基金はピーク時以降6基金が解散し、 ご提出下さいますようお願い申し上げます。 また1基金が代行返上し、現在37基金となってい ます。 第36回全国病院厚生年金基金連絡協議会 理事長・常務理事合同会議報告 平 成18年 度 の 病 院 基 金 の 平 均 運 用 利 回 り は 5. 20%(当基金は5. 34%)と4年連続プラスとなり、 各基金の財政はかなり改善されました。 去る5月24日、静岡市において標記会議が開催 当基金でも4年連続プラス利回りを反映し財政 され、全国37の病院・医療機関厚生年金基金から の健全化はさらに進みました。 理事長19名、常務理事35名及び理事等9名、計63 資産の積立比率が安定している時こそ、将来に 名が出席し、当基金からは磯部常務理事が出席し 向けた資産運用をじっくり考える時期であると思 ました。 います。 当日はまず常務理事会議題として、 これからもさらなる年金資産運用の効率化を 陰 平成18年度事業報告及び決算、監査報告 図ってまいります。 隠 平成18年度共同広告事業報告及び決算 韻 平成19年度収入支出予算 吋 平成19年度共同広告事業収入支出予算につ いて審議され、承認されました。 基金についてのお問い合わせ先 〒9900039 山形市香澄町2−9−13 山形市医師会館3階 山形県医療機関厚生年金基金 事務局 ☎ 0236348550 Fax 0236348551 72 山形県医師会会報 平成19年6月 第670号 編 集 後 記 4月に日医で行われた特定健診・特定保健指導 また、特定健診では、健診結果の電子化が義務 の研修会に参加してきました。特定健診・特定保 化され、それらは保険者が収集し、管理すること 健指導については、すでにご存じの方も多いと思 になっています。さらに、23年度にはレセプトオ いますが、来年4月より実施される、全く新しい ンライン化が原則義務化され、医療機関のレセプ コンセプトに基づいた健診です。生活習慣病の元 トデータも保険者に集約されることになります。 凶が内臓脂肪型肥満(メタボリック症候群)であ そうすることで、例えば、高額なレセプトの人の ることに着目し、その予備群には保健師、管理栄 過去の健診結果を調べて、何年前にどのような状 養士などによる生活指導を徹底し、5年後には生 態であったか、適正な予防的介入がなされていた 活習慣病の発症を25%抑制するというものです。 のか、などを解析できるようになり、より精度の この健診で特筆すべきは、その事業主体が医療 高い健診・指導へとフィードバックできるという 保険者(市町村、健保組合など)であり、健診費 のが国の思惑のようです。しかし、われわれ医療 用がおもに医療保険で賄われることです。すなわ 機関側からみると、 “保険”病名の多いレセプト ち、医療保険制度という観点から医療とはみなさ データと健診結果との突合分析なんて、解析以前 れていなかった疾病予防に、医療保険が投入され の問題が多すぎ、絵にかいた餅にしかみえません。 るという意味では画期的なことと思われます。こ かといって、われわれから、レセプトの病名なん の特定健診、医療保険者にとって晴天の霹靂だっ か当てにならない、と公言もできずなかなかに難 たようですが、予防に投資をしても、生活習慣病 しい問題を含んでいます。今後は診療情報の電子 の発症を減少させることができるのであれば、長 化とその統計、解析が進んでいくものと思われま い目でみれば得になるという判断もあったものと すが、それを意味あるものとするには、情報の入 思われます。その意味でも、特定健診は国のみな り口である診療報酬体系を抜本的に見直す時期に らず保険者にとっても、成果(=医療費の減少) きているのかも知れません。 が求められているわけです。 (三原一郎) 発 70号 山 形 県 医 師 会 会 報 第6 〃 ¥ 525 本会会誌の誌代525円は、山形県医師 行 者 有 海 躬 行 平成19年6月5日 印刷 平成19年6月10日 発行 編 集 委 員 栗 谷 義 樹 〃 〃 佐 藤 泰 司 三 原 一 郎 中 條 明 夫 発 行 所 社団法人 会会費賦課微収規程第2条別表に定め る会費の中に含まれる。 山形県医師会 2432 山形市荒楯町一丁目8番9号 〒990TEL023-631-4350 FAX023-631-4352 印 刷 所 ㈱ 誠 文 堂 山形市本町一丁目7番50号 印 刷
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