東京藝術大学附属図書館SPレコードコレクションによる蓄音機コンサート第 1 回・第 2 回ロームクラシックスペシャル澤和樹教授が選ぶ蓄音機で聴く S P 時代のヴァイオリン名手たち附属図書館で所蔵している2 万枚に及ぶクリストファ・N・野澤SPレコードコレクションの中で、最も充実しているのはヴァイオリンのSPレコードです。その中から、ヴァイオリニストで音楽学部長の澤和樹教授が学生さんたちにぜひ聴いてほしい曲をセレクトしました。イザイ、ヌヴー、キロガ、コハンスキ、スポルディング、シゲティら、名手たちによる妙技を2週連続でたっぷりとお聴きいただきます。まるで演奏者がすぐそこに立って演奏しているようだと言われる蓄音機の音をお楽しみください。第1回第2回 6月5日（金）18:15開演 6月12日（金）18:15開演 ■曲目 : 裏面をご覧ください ■解説 : 第 1 回― 澤和樹音楽学部教授（ violin ）第 2 回 ―川﨑和憲音楽学部教授（ viola ） ■司会 : 大角欣矢音楽学部教授（楽理科 ) ■会場 : 音楽学部第 6 ホール ■入場 : 無料 ※曲目の変更等、最新の情報は図書館ブログに掲載します http://geidailib.tumblr.com/ ■助成 : ■主催 : 東京藝術大学附属図書館「蓄音機で聴くSP 時代のヴァイオリンの名手たち」＜演奏予定プログラム＞ ★6月5日―演奏 ◆6月12日―演奏 ♪両日演奏 1）ウジェーヌ・イザイ（ 1858 ̶ 1931 ） ♪シャブリエ「スケルツォ・ワルツ」Columbia 36514 1912年録音 ♪ブラームス「ハンガリー舞曲集第5番」Columbia 36524 1912年録音 2）ジネット・ヌヴー（ 1919 ̶ 1949 ） ♪R．シュトラウス「ヴァイオリン・ソナタ第2楽章」HMV DB4664-5 1939年録音 ★ショパン「夜想曲（ノクターン）第20番」日本ビクター JD1342 1938年録音 ◆グルック「メロディ（オルフェオより）」HMV DB4453 1938年録音 3）マヌエル・キロガ（ 1892 ̶ 1961 ） ★クライスラー「ラ・ヒターナ」Pathe X5527 1928∼29年頃録音 ◆アルベニス（クライスラー編曲）「タンゴ」Pathe X9938 1928∼29年頃録音 4）パヴェウ・コハンスキ（ 1887 ̶ 1934 ） ♪ブラームス「ハンガリー舞曲集第1番」Aeolian Vocalion B60010 c1921 ♪ラフ「カヴァティーナ」Aeolian Vocalion A60067 c1921 5）アルバート・スポールディング（ 1888 ̶ 1953 ） ♪シュポア「ヴァイオリン協奏曲第8番」より日本ビクター JD1685 1938年録音 6）ヨーゼフ・シゲティ（ 1892 ̶ 1973 ） ♪シューベルト「ロンド（ピアノ・ソナタより）」Columbia（豪）LOX359 1933年録音 ★スクリャービン（シゲティ編曲）「エチュード Op.8-10」Columbia（英）LX575 1936？年録音 ◆バルトーク（シゲティ編曲）「ハンガリー民謡集」より Columbia（英）LX31 1930年録音 ♪フバイ「ハンガリアン・ラプソディー」より Columbia（豪）LO60 1941年録音＊レコードのコンディション等により曲目を変更する場合があります ―クリストファ・N・野澤SPレコードコレクションについて― SPレコード研究家クリストファ・N・野澤氏が半世紀以上に亘って収集したクラシック音楽の貴重なコレクションは、氏の急逝により2013年に藝大図書館に寄贈されました。 2万枚を超える洋楽SPレコード等から成る本コレクションには、歴史的に貴重な音源が多数含まれており、SPレコードと共に寄贈された氏愛用の蓄音機でその素晴らしい音を聴くことができます。しかし現在こうして利用できるのはコレクションの十分の一以下に過ぎず、大半のSPレコードは未整理のままです。本館ではこのコレクションの一刻も早い全点公開利用のため、公開促進事業を推進しています。 http://www.lib.geidai.ac.jp/nozawa/ お問い合わせ：東京藝術大学附属図書館情報サービス係 TEL:050-5525-2429 (平日9:00-12:30,13:30-17:00)