vol.1 (2012年7月発行)

fatapo
vol.1 primavera
∼障害者もアクティブに外で遊ぼう!!∼
・海の達人・・・・・・・・・2ページ
・湯の山乗馬クラブ体験・・・4ページ
・スペシャルオリンピック・・6ページ
・三重県下施設紹介・・・・・7ページ
(NPO法人ステップワン)
・かんたんレシピ・・・・・・8ページ
・CORORO?・・・・・・・・9ページ
NPO法人 海の達人
誰もが海の魅力を味わい楽しむことが出来る 「海のバリアフリー化」
NPO法人 海の達人は、小中高大学生や一般市民に対して、海に関する事業を行い、
すべての人が自然に親しみ健やかに暮らせる地域社会作りとスポーツの振興に寄与することを
目的に設立された。
「海のバリアフリーまつり」、「セイラビリティ」の実施
「海のバリアフリーまつり」は海の世界のバリアフリーを紹介しつつ、マリンレジャーを
中心に「元気で楽しむ障害者」たちを紹介することにより、海のフィールドが決して
一部の人の世界ではなく、障害のある人もない人も、格差なく楽しめる場であることを
広く周知することを意図している。2006年から毎年9月に開催されている。
障害の有無、年齢、性別に関係なく多数の方が来場し、小型ヨット(アクセスディンギー)
の操船体験、カヌー操船体験、海の運動会や福祉車両、福祉機器の展示などを
実施されている。
また、2007年に障害者と障害のない者が触れ合いながらともに海で楽しむことを
目的として、「セイラビリティ河芸」を発足させ、4月から11月までの月2回、障碍者を含
む子供から大人までが、小型ヨット(アクセスディンギー)やシーカヤックなどを
楽しんでいる。
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セイラビリティー河芸
セイラビリティ(sailability)の活動は、障害者のためのセーリング支援活動として
イギリスで始まったもの。自分自身でヨットを操作することを通じて、障がい者をはじめ、
子ども、高齢者の自立心と自信を生み出すことができると評価を得てきました。
マリンスポーツを通じて伊勢の海のよさを再認識してもらいたいという思いと
障がい者を含む青少年、子ども、高齢者が楽しく活動できる場を作りたいという思いから
マリンスポーツを愛する仲間たちが集結。2002年にセイラビリティ伊勢、2006年にセイラビリ
ティ津そして2007年には新たにセイラビリティ河芸&AJUが発足。伊勢湾内をフィールドに、
活動の輪を広げています。
会員規約
※家族での入会は、人数に関わらず1家族10,000円/年でご入会できます。
※入会費に保険料は含まれておりません。ご希望の方は「スポーツ安全保険」に
別途ご加入いただけます。
NPO法人 海の達人 事務局
三重県津市河芸町東千里854-3 (株)マリーナ河芸内
TEL:059-245-5001/FAX:059-245-5002
HP:http://www.umi-tatsujin.net/
担当:大野木 博久(理事長)
大野木 博久(おおのき ひろひさ)
1953年三重県鳥羽市生まれ。
三島由紀夫の代表作「潮騒」の舞台としても知られる伊勢湾口
に浮かぶ周囲約4kmの「神島」で中学までの13年間を暮らす。
「海は嫌いだ!」と離島。
1979年マリン機器を取り扱う(株)ダイイチに入社。
そこで海の嫌いな男がレクリエーションとしての海を知る。
自身も釣りを趣味とし、国内外への遠征釣行を楽しんできた。
2006年「小中高大学生一般住民に対して、海に関する
事業を行い、すべての人々が自然に親しみ健やかに
暮らせる地域社会づくりとスポーツの振興に寄与する」ことを
目的に『NPO法人海の達人』を設立、理事長に就任。
同年「海というフィールドが障がい者と健常者の差がなく、
安全に楽しんでもらえる場として広く周知する」ことを目的に
『海のバリアフリーまつり』を開催。2012年、第7回目を
開催した。その他「セイラビリティ活動」、「海の運動会」など
マリーナ河芸を起点に多種多彩な企画をし、「安全で楽しい
かつ健全な海洋レジャのー普及」に取り組んでいる。
2013年にバリリアフリー化の活動が認められ国土交通省
バリアフリー化推進功労者大臣表彰を受賞。
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障害を持っている方と共に20年以上乗馬をしている
湯の山乗馬クラブに乗馬体験に行ってきました!
お馬さんは、ゆっくり、ゆっくり歩いてくれるのですが、それでも、馬上の揺れが怖くて
1週目、2周目は、ホンキで、無理だ・・・っと思った。
体幹機能にも障害があるので、馬上で自分の上半身が支えられるのかそして、馬に跨がれる
ぐらい脚は開くのか未知の世界ではありましたが・・・、
みなさんのおかげで、ほら、このとおり!
どうにかしようと・・・ゆっくり息を吐いたりしていたら、徐々に身体の強張りも解け
ました。この時点で、身体の強張りが抜けなかったら、乗馬は断念していたかもしれませんが
慣れたら、馬上での優しい揺れが心地よくなってきました。個人的には、馬上で身体の余分な
チカラを抜くことができたのが大きな発見でした最後のほうは、片手を離して、ピースしちゃ
いました。
帰宅後も、フツーに、キッチンに立てるぐらいの体力は残っていましたし馬上で、
身体の余分なチカラが抜けたので、疲れるどころか、逆に身体は軽いですょ∼。
質問が多そうなので、触れておきましょう「乗馬するって、どうやって跨ぐん?」
高い位置から、お馬さんの背中に水平移動出来るような馬場も完備されています。
(プールサイドぐらいの高さを想像してもらえたら、イメージしやすいかも。。。)
自力では、足上がらなかったから、お友達に「こっちの足上げて」って、跨がせて
もらいました。
∼きみちゃん体験日記より∼
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湯の山乗馬クラブスタッフの樹神さんのお話。
みなさんに馬に触れて楽しんでもらえてたらいいです。馬は瞬時に人の心を癒して
くれますよ!ここに来てリラックスしてください!
乗馬の特徴
◎ 草食動物ならではの攻撃することなく繊細で穏やかで受け入れる性格。
◎ 触れて感じれば人の心をおだやかにしてくれる。
◎ ただ乗るだけではなく、目を見て撫でて話かけながら馬とコミニケーションを
とって色んな事を感じる。
◎ 馬の振動を感じて馬といっしょになって歩けば身体も心も気持ちよくなる。
会員さんのお話
◎ 夫婦で乗馬を始めたら競うのでなく馬の話が中心になって仲がよくなって
生活の張りもできた。
◎ 体調がすぐれてなかったのに乗馬を始めたら先生も驚くほど元気になった。
◎自閉症の息子がここへくるまでは機嫌が悪くっても馬を見ると穏やかになってる。
この子には合うのだと思う。
◎ 登校拒否の女の子は馬を生まれて見て始めは怖がっていたものの目を見て触れていたら
だんだん表情がやわらくなって涙が溢れてきた。心がほわんとなったらしい。
森林浴をたっぷり浴びて馬に触れて心を癒してくれます。雨の日でも乗馬ができる
屋根付き馬乗馬。転倒時も安心なゴムチップがひきつめられて、障がい持っている方には
サポーターが付いてくれます。環境、スタッフのみなさんの優しさ、馬がくれる安らぎを
体感してみてはいかがでしょうか?
体験乗馬 ご希望の方は電話予約をどうぞ!
湯の山乗馬クラブ YUNOYAMA.HOURSE RIDING CLUB Since 1989
JRAD日本障がい者乗馬協会 三重支部 〒510-1233 三重県三重郡菰野町菰野8349-8
TEL 059-394-3370 FAX 059-394-0469 定休日 火曜日
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★スペシャルオリンピックス日本・三重って知ってますか?
知的障害のある人達に、日常的なスポーツトレーニングとその成果の発表の場である競技会
を年間を通じて提供している国際的なスポーツ組織です。
ここ三重では陸上、サッカー、ボウリング、水泳、スノーシューイング、アルペンスキーの
6競技を行っています。週1回×8週で会員約500名のみなさんと活動しています。
地域大会、国内大会、世界大会にも参加していて、今年1月のピョンヤンで行われた
冬季世界大会には三重から2人のアスリートが参加して 金、銀メダルをとりました。
スペシャルオリンピックスの活動の始まりは 1962年、故ケネディ大統領の妹ユニス・ケネ
ディ・シュライバー夫人が自宅の庭を知的障害のある人たちに開放して開催したデイキャンプ
がはじまり。スポーツを通じて健康、勇気、よろこびを感じ、家族、地域の人たちと共に
才能、技能そして友情を分かち合う事を目的に現在世界175の国、地域が加盟、約310万人の
アスリート(参加する知的障害を持った人)が活躍中です。
ボウリング大会に参加させてもらいました!
たくさんのアスリートとボランてティアの方、家族が集まってみんながボウリングを
楽しんでいました。楽しみ方いろいろ。投げ方もいろいろ。喜びもいろいろ。
プロ並みのスコアを出す人もいれば、ほとんどガーターで1本倒れた事をカラダいっぱいで
喜ぶ人。ガーターレーンが詰まってスタッフが毎回手直しするのは当たり前だったり
ボランティアのお姉さんと仲良くしてトレーナーになりきって「まっすぐ投げたらいいか
ら!」って毎回アドバイスする人もあり。なんだか ほんわかしてて ボーリングを通して
コミュニケーションをとったり、自分を表現して自分らしく楽しんでいました。
スコアの数字だけを競うだけがボーリングじゃない事、格好つける事なくありのままを
表現することを肌で教えてもらえて気持ちよくなる時間がここにありました。
そこで応援している家族、ボランティアの人たちから関わっての話を聞いてみました。
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家族の人から
「小さい頃言葉を失いコミュニケーションが取れなくなった息子が ここに来てから活発に
なって自分なりのコミュニケーションの力を身につけてくれた。それが嬉しい!」
「周りのサポーターの人が子どもを見守って成長させてくれてる。私たち家族だけじゃ
できない事をここで味わえる。それと、応援で一緒に県外の大会に行けて親も旅行気分で
楽しい。家族だけじゃそんな事もできないから…」
ボランティアの方から
「彼たちとふれあう事で 待つ と言うことを知りました。仕事上でもそれが活かされてま
す。学び合える事がいい。」「いつも発見や驚きです。何か成長が見られると嬉しい!」など
愛あふれる声が聞けました。ただ強さ、早さだけを競うのでなく普段どうスポーツに
向き合っているかを大切にしている。こんな今でも世界のどこかでスポーツを楽しむ
アスリートがいる、だれかがだれかといっしょに何かに取り組んでいる。
それがスペシャルオリンピックス。
ここ三重では アスリートたちがボランティアの方々といっしょになってスポーツを通して
自分の可能性を広げています。
興味を持った方は一度のぞいてみてはいかがでしょうか?
スペシャルオリンピックス日本・三重
〒514-0075 三重県四日市市安島1丁目7-12向陽2ビル2F
TEL.FAX:059-356-1776
E-mail:[email protected] HP:http//www.sonmie.org/
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NPO法人 ステップ ワン
ステップワンは、伊勢市で障害のある人の日中活動をサポートしています。
朝9時ごろからぽつらぽつらと、ステップワンに集まってきて、料理教室の材料の買い物や
コミュニティーセンターでやっている中国体操の教室に出かけます。お昼は、2・3人の
メンバーでランチに出かけ、ヒメシャラにも行きました。ステップワンからまちにどんどん
飛び出して、いろいろな人と関わりをもちたいといつも思っています。ステップワンでは、
さをり織りでバッグや人形をつくって、ステップワンのアンテナショップ「新道の店
すてっぷわん」などで販売しています。その他にも、宇治山田商業高校さんと、コラボして
「山商オリジナルペットボトルホルダー」を作りました。
ステップワンが出来て、20年以上になりますが、これまで年に1度は、伊勢市観光文化会館で
コンサートを開いてきました。フライヤー、チケットなどは自分たちでつくり、チケットを
一枚づつ売ることで、ステップワンの活動に充ててきました。今のところ、まだコンサートの
予定は決まっていません。でもぜひ次ぎにやるときはみなさんと一緒につくっていけたらと
思っています。ステップワンをよろしくお願いします。
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Himeshara
レシピ
キャベツとわかめのごま
材料 キャベツ1/4玉 1、キャベツは一口大にちぎり、
サッと湯通しして冷ます。
乾燥わかめ6g
コーン50g
2、わかめは乾燥なら水で戻し、
練りごま50g こちらも一口大にカットします。
お醤油15g 梅酢5g
3、ボールに練りごまとお醤
油、梅酢を入れてよくかき混ぜ
あわせる。
4、3に湯通しキャベツ、わか
め、コーンを加えて全体をよく
混ぜ合わせたら出来上がり
仕上げにお好みですりごまかけ
てどうぞ
レシピ提供 Himesyara(伊勢市小俣町明野336)
営業時間11:00∼18:00 http://r.goope.jp/himesyara
木、金、土は21:00まで
父+三姉妹の畑からキッチンへとつながる小さなお店です。。 ヒ
メシャランチはお電話にてご予約承ります♬ぜひご利用ください
ませ。また、アレルギーなどに対応したおやつやケーキもお作り
いたしますのでお気軽にご相談ください。カワイイ手作り&輸入
雑貨の販売もあります♪ぜひ遊びに来てください☆
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CORORO?
COROROからのごあいさつ!
はじめまして!COROROとは多種多様な職種、趣味、国籍のメンバーがアイデアを
出し合い、様々な壁がないバリアフリーな三重をカタチにしていく事を目指す団体です。
「だれもが心豊かに!」をコンセプトに だれとでも交流でき、楽しみながら学び合える
コミニティー作り、座談会、施設訪問、情報発信、音パフォーマンスグループ活動、
障がい者雇用支援、セールデザイン、CSRコーディネートなどをてがけています。
スタートしたきっかけは 音楽アクティビティを三重県内の施設、イベントで行う中で
障がい持った人たちから 「みんなが安心して行けて色んな人と楽しめる場所が欲しい!」
との声を数多くもらい 施設外で作ろうということがきっかけで たくさんの仲間、
グループの協力の元、 2011年5月 マリーナ河芸で 心とカラダのバリアフリーイベント
「Fata festival vol.1」を開催しました。約250名の参加で障がいの有無、国籍、年齢問わず
様々な人たちが集まり 様々なアクティビティ、ワークショップを通して交わり、
まだ見ていなかった自分のあり方を感じてもらえました。そこに来たみなさんから
声をもらい次のプログラムに活かして毎年5月に開催しています。
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「もっと友だちが欲しいな∼!」「楽しい事ないかな∼!」「私たちが行けるところって
どこにあるのかな?」って思っている人、インターネットじゃなく紙で情報が欲しいと
思っている人が多い事に気づき、今年春から このフリーペーパー「FATA PO」を発行する
事になりました。私たちは あなたの心がわくわくして何かトライしてみよう!という1歩の
お手伝いができたら嬉しいと思っています。
これが第一回目の発行です。テーマはアクティブになれる場所、団体を紹介させてもらい
ました。いかがでしたでしょうか?
読んでもらったあなたのご意見やご感想、リクエストなどを聞かせてもらえたら次回に
つなげていきたいので、お気軽に連絡ください。お待ちしています!
次回発行は夏を予定しています。春、夏、秋、冬の年4回発行です。
COROROは2013年3月1日より NPO法人COROROとなりました。
これからも楽しくやさしい輪が広がる活動をしていきたいと思っていますので
どうぞ 仲良くしてくださいね。
あどりぶ福祉 タクシー
〒514-0838
三重県津市岩田14-16
tel:0120-294-436
090-3307-8008
メッセージ 車椅子やストレッ
チャーに乗ったまま、私たちの
タクシーでいろんなところへで
かけませんか?私たちにおまか
せください!!!
あなたの笑顔を応援します。
この世で最大の不幸は、戦争
や貧困ではありません。
人から見放され、「自分は、
だれからも必要とされていな
い」と感じることなのです。
あなたがあなたらしく過ごせ
るためにナースカンパニーは
働き続けます。
一般社団法人
日本非常食推進機構(JEFO)
四日市市浮橋1丁目4-3
Tel:059-328-5345
Fax:059-351-1917
一家にいつも非常食を!の促進を
しています。いっしょに促進、配
分、箱作り作業をしてくれる方を
募集しています。障がいをお持ち
の方個人、作業所も大歓迎です。
自分の命を守るために....
10
NPO法人 CORORO
〒514-1125 三重県津市久居元町2354-3
E-mail:[email protected]
tel:059-255-5146 (いづみ)